JP2001114063A - インフレータ処理装置 - Google Patents

インフレータ処理装置

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JP2001114063A
JP2001114063A JP29827299A JP29827299A JP2001114063A JP 2001114063 A JP2001114063 A JP 2001114063A JP 29827299 A JP29827299 A JP 29827299A JP 29827299 A JP29827299 A JP 29827299A JP 2001114063 A JP2001114063 A JP 2001114063A
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淳志 小林
Tomoo Yoshitake
智郎 吉武
Yoshiro Tokimura
美郎 時村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレータ(ガス発生器)の爆発によって
各機器が損傷することを防止することができ、毒性を有
する危険物の発生のないインフレータ処理装置を提供す
る。 【解決手段】 パッドモジュール11を加熱して、パッ
ドモジュール11を構成するインフレータ11a内のガ
ス発生剤を燃焼してガス17aを放出するパッドモジュ
ール加熱手段と、加熱後のインフレータ11aを冷却す
るインフレータ冷却手段16を備えたインフレータ処理
装置10において、パッドモジュール加熱手段は、パッ
ドモジュール11を連続的に搬送する加熱用スクリュー
コンベヤ14内に高温ガスを供給可能であり、加熱用ス
クリューコンベヤ14には、パッドモジュール11の搬
送下流側に、放出されたガス17aを通過可能なガス抜
き孔29が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突等の衝撃から
運転手等を保護するエアバッグ装置の一部をなすパッド
モジュールを加熱して、ガス発生器(エアバッグ膨張器
又はインフレータと呼ぶ)の内部のガス発生剤を燃焼さ
せてガスを放出して、金属材料からなるガス発生器を冷
却し連続的に回収するインフレータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転手等を衝突等の衝撃
から保護するために、自動車にはエアバッグ装置が取付
けられている。このエアバッグ装置は、センサ、コント
ロールユニット、及びパッドモジュール等から構成され
ており、パッドモジュールはハンドル及び助手席、側壁
に装着されている。パッドモジュールは、主としてモジ
ュールカバー、エアバッグ本体及びインフレータから構
成されている。自動車を廃車する場合、廃車に装着され
ているエアバッグ装置のパッドモジュールの処理装置と
して、図4に示すように、特開平9−253619号公
報に記載のものが知られている。このパッドモジュール
処理装置70においては、車両から取り外したパッドモ
ジュール71はホッパ72を経由して供給管73に送ら
れ、供給管73の端部に設けられたシリンダからなるア
クチュエータ74によって供給押出棒75を介して加熱
手段76に送られる。加熱手段76はバーナ77を備え
たロータリキルン78からなり、回転胴部79内のパッ
ドモジュール71を加熱するようになっている。パッド
モジュール71の加熱によって発生した回転胴部79内
のガスは、回転胴部79の出口端80と接続する炉体8
1内の上部を経由し、排気管82を通って回収される。
加熱後のパッドモジュールはガス発生器となり、ガス発
生器は炉体81の下部に形成されたガス発生器取出し手
段83によって、炉体81の下方に配置された回収槽8
4に収容された冷却水85内に落下されて冷却された
後、回収槽84内に配置された搬送・集積手段86によ
って水切りされながら搬送され所定の場所に集積され
る。なお図4中、符号87はゲート弁を、符号88はフ
ード体を表している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のパッドモジュール処理装置70においては、未だ解
決すべき以下のような問題があった。パッドモジュール
71を加熱手段76によって300〜500℃に加熱す
る際、ガス発生器が作動して、火薬(ガス発生剤)の爆
発によりガス発生器全体又はガス発生器の破片が飛散す
るので、ロータリキルン78の耐火物、バーナ77又は
供給押出棒75が損傷することが発生していた。また、
ガス発生器は炉体81の下方に配置された回収槽84に
収容された冷却水85内に投入されるので、ガス発生剤
の主成分であるNaN3 (アジ化ナトリウム)が水と激
しく反応して危険物を生じるという問題もあった。さら
に、フード体88とロータリキルン78、またロータリ
キルン78と炉体81との接続部の環状空間部にシール
機構を設けているが、シール機構の損傷等によって燃焼
による発生ガスが外部に漏出して危険となる(火傷、呼
吸気管傷害)。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、インフレータ(ガス発生器)の爆発によって各
機器が損傷することを防止することができ、毒性を有す
る危険物の発生のないインフレータ処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係るインフレータ処理装置は、パッドモジュールを加熱
して、パッドモジュールを構成するインフレータ内のガ
ス発生剤を燃焼してガスを放出するパッドモジュール加
熱手段と、加熱後のインフレータを冷却するインフレー
タ冷却手段を備えたインフレータ処理装置において、パ
ッドモジュール加熱手段は、パッドモジュールを連続的
に搬送する加熱用スクリューコンベヤ内に高温ガスを供
給可能であり、加熱用スクリューコンベヤには、パッド
モジュールの搬送下流側に、放出されたガスを通過可能
なガス抜き孔が形成されている。従って、パッドモジュ
ールを加熱して発生するガスを搬送下流側に放出して、
加熱用スクリューコンベヤ内に高圧がかかることを防止
できる。ここで、加熱用スクリューコンベヤはスクリュ
ー羽根を内蔵するケーシングを有し、かつガス抜き孔を
スクリュー羽根に形成することもでき、これによって一
般的なスクリューコンベヤを一部改造して使用できる。
【0006】また、加熱用スクリューコンベヤのケーシ
ングはスクリュー羽根を内蔵する内筒と、内筒を内包す
るように配設された外筒から構成され、かつガス抜き孔
を内筒に形成することもでき、これによりガス抜き孔の
断面積を大きくとれる。インフレータ冷却手段はインフ
レータを連続的に搬送する冷却用スクリューコンベヤの
ケーシングの外面を冷却可能とすることによって、イン
フレータを間接的に冷却できる。ここで、インフレータ
冷却手段は、ウォータージャケットを備えることによ
り、確実にインフレータを冷却できる。さらに、加熱用
スクリューコンベヤの上流に、パッドモジュールを連続
的に搬送する供給用スクリューコンベヤを密封状態で接
続すると共に、加熱用スクリューコンベヤの下流に、冷
却用スクリューコンベヤを密封状態で接続することによ
り、パッドモジュールの供給からインフレータの回収ま
で連続的に処理できる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係るインフレータ処理装置の構成図、図2は同イン
フレータ処理装置の加熱用スクリューコンベヤのスクリ
ュー羽根の正面図、図3は同インフレータ処理装置のパ
ッドモジュール加熱手段の変形例の構成図である。
【0008】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係るインフレータ処理装置10は、廃車から取り外さ
れた複数のパッドモジュール11を貯留するホッパ12
と、ホッパ12に貯留されたパッドモジュール11を下
流側に連続的に供給するパッドモジュール供給手段の一
例である供給用スクリューコンベヤ13と、供給用スク
リューコンベヤ13によって供給されたパッドモジュー
ル11を連続的に搬送し、かつ、パッドモジュール加熱
手段を構成する加熱用スクリューコンベヤ14を有して
いる。また、加熱用スクリューコンベヤ14によって搬
送中のパッドモジュール11を加熱してインフレータを
爆発させるパッドモジュール加熱手段を構成し高温ガス
を発生するバーナ15と、加熱用スクリューコンベヤ1
4によって供給されたインフレータを連続的に搬送しな
がら冷却するインフレータ冷却手段16を有している。
さらに、パッドモジュール11を加熱して発生するガス
を回収するガス回収手段17と、インフレータ冷却手段
16によって冷却されたインフレータを外部に取り出す
インフレータ取出手段18とを有している。以下、これ
らについて詳しく説明する。
【0009】ホッパ12は下端部が絞られて、排出口1
9は供給用スクリューコンベヤ13の供給口20に連結
されており、ホッパ12内のパッドモジュール11は連
続して供給用スクリューコンベヤ13の供給口20に供
給される。供給用スクリューコンベヤ13は、円筒状の
ケーシング21内にスクリュー羽根22を備えた回転シ
ャフト23が、図示しない回転駆動源によって駆動され
るようになっている。スクリュー羽根22の大きさ(直
径)やピッチは、搬送されるパッドモジュール11のサ
イズや搬送量、回転シャフト23の回転速度等を考慮し
て決定される。供給用スクリューコンベヤ13の排出口
24に加熱用スクリューコンベヤ14の供給口25が連
結されており、供給用スクリューコンベヤ13から排出
されるパッドモジュール11は加熱用スクリューコンベ
ヤ14の供給口25に落下する。
【0010】加熱用スクリューコンベヤ14は、供給用
スクリューコンベヤ13と同様、固定密封容器の一例で
ある円筒状のケーシング26内にスクリュー羽根27を
備えた回転シャフト28が、図示しない回転駆動源によ
って駆動されるようになっている。スクリュー羽根27
の大きさ(直径)やピッチも、スクリュー羽根22と同
様、搬送されるパッドモジュール11のサイズや搬送
量、回転シャフト28の回転速度等を考慮して決定され
る。ケーシング26内のスクリュー羽根27によって搬
送されながらバーナ15によってパッドモジュール11
を300〜450℃に加熱して燃焼させ、インフレータ
を爆発させるようになっている。詳しく説明すると、パ
ッドモジュール11に含まれるプラスチック部材、即ち
モジュールカバー、エアバッグなどが燃焼し、焼却さ
れ、その他の金属は溶融することなく、パッドモジュー
ル11に含まれるインフレータにおいて、内部のガス発
生剤が燃焼、爆発し、ガスとなって放出される。
【0011】図1に示すように、バーナ15をケーシン
グ26に取付けた位置より下流側のスクリュー羽根27
においては、図2に示すように、ガス抜き孔29が所要
数形成されており、このガス抜き孔29によって、密封
されたケーシング26内でインフレータの爆発時に発生
するガスを外部に放出させることで、ガス圧の増大によ
るケーシング26やスクリュー羽根27が破損すること
や、破損したインフレータの破片が飛散してケーシング
26、スクリュー羽根27が破損することを防止するこ
とができる。また、ガス抜き孔29を通して、バーナ1
5からの高温ガスをケーシング26の下流端まで送り出
して、ケーシング26内においてすべてのインフレータ
が爆発するようになっている。ケーシング26やスクリ
ュー羽根27を含む加熱用スクリューコンベヤ14にお
いて、加熱による高温(300〜450℃程度)に曝さ
れる部分及び/又はインフレータの爆発によって高圧力
に曝される部分には、耐熱性及び/又は耐力性を有する
鋼材、例えば、一般構造用鋼板(SS)や耐熱鋳鋼等を
使用する。
【0012】ケーシング26の下流側の下端部に形成さ
れた排出口30には、インフレータ冷却手段16の供給
口31が連結されており、加熱用スクリューコンベヤ1
4から排出されるインフレータ11aはインフレータ冷
却手段16の供給口31に落下する。ケーシング26の
下流側の上端部に形成されたガス排出口32には、ガス
回収手段17のガス流入口33が接続されており、加熱
用スクリューコンベヤ14のケーシング26内で、発生
したガス17aをガス回収手段17によって吸引させて
回収している。
【0013】インフレータ冷却手段16は、加熱用スク
リューコンベヤ14から供給口31に落下するインフレ
ータ11aを搬送する搬送機構の一例である冷却用スク
リューコンベヤ34と、冷却用スクリューコンベヤ34
によって下流側に搬送されるインフレータ11aを冷却
するウォータージャケット35を有している。冷却用ス
クリューコンベヤ34は、供給用スクリューコンベヤ1
3と同様、円筒状のケーシング36内にスクリュー羽根
37を備えた回転シャフト38が、図示しない回転駆動
源によって駆動されるようになっている。スクリュー羽
根37の大きさ(直径)やピッチも、スクリュー羽根2
2と同様、搬送されるインフレータ11aのサイズや搬
送量、回転シャフト38の回転速度等を考慮して決定さ
れる。
【0014】ケーシング36やスクリュー羽根37を含
む冷却用スクリューコンベヤ34において、加熱による
高温に曝される部分には、耐熱性を有する鋼材、例え
ば、一般構造用鋼板や耐熱鋳鋼等を使用する。ウォータ
ージャケット35は、図1に示すように、ケーシング3
6の外表面に、その内表面が接するように配置された、
環状の流路39が形成されており、冷却水40が流入す
る流入口41と、流路39を通過中にケーシング36内
のインフレータ11aの放散する熱を吸収して温められ
た温水42を排出する排出口43とが間隔を開けて取付
けられている。ウォータージャケット35によって、イ
ンフレータ11aは500℃程度の高温から100℃に
冷却できるように、ウォータージャケット35のサイズ
や、供給する冷却水40の供給量等を決定している。
【0015】次に、本発明の一実施の形態に係るインフ
レータ処理装置を用いたインフレータ連続処理方法につ
いて、図を参照しながら説明する。廃車となった車両か
ら取り外されたり、又は不良品となったパッドモジュー
ル11は、図示しない集積ピットに集積されており、集
積ピットからクレーン等の搬送手段によってホッパ12
に供給されて、貯留されている。供給用スクリューコン
ベヤ13を駆動して、ホッパ12内のパッドモジュール
11を加熱用スクリューコンベヤ14に連続的に供給
し、加熱用スクリューコンベヤ14で搬送中にパッドモ
ジュール11をバーナ15からの高温ガスによって加熱
して燃焼させ、発生するガス17aはガス回収手段17
によって吸引して回収する。
【0016】パッドモジュール11は高温ガスによって
燃焼してインフレータ11aに変化すると共にし、30
0〜450℃の高温で爆発し、爆発の際、インフレータ
11aから放出されるガスは、加熱用スクリューコンベ
ヤ14の下流側のスクリュー羽根27に形成されたガス
抜き孔29を通して外部に放出させる。従って、ケーシ
ング26内の圧力が増大することがないので、ケーシン
グ26やスクリュー羽根27が破損することや、破損し
たインフレータ11aの破片が飛散してケーシング2
6、スクリュー羽根27が破損することはない。また、
高温ガスは600℃程度以下としているので、インフレ
ータ11aを構成している金属材料は溶融することはな
い。
【0017】爆発した後の高温のインフレータ11a
は、加熱用スクリューコンベヤ14がスクリュータイプ
のため、内部にインフレータ11aが閉塞することな
く、確実に冷却用スクリューコンベヤ34に搬送され、
冷却用スクリューコンベヤ34で搬送中にウォータージ
ャケット35によって、約500℃から100℃程度に
冷却される。100℃程度に冷却されたインフレータ1
1aは、インフレータ取出手段18を介して外部に取り
出される。インフレータ11aは、従来のような湿式で
はなく、乾式によって冷却されるので、毒性を有する物
質の発生を回避できる。
【0018】図3に、加熱用スクリューコンベヤ14の
変形例である加熱用スクリューコンベヤ44を示す。加
熱用スクリューコンベヤ44は、図に示すように、ケー
シング45は外筒46と、外筒46の内部に同心円状に
配置された内筒47とを有している。内筒47内にスク
リュー羽根27aが取付けられた回転シャフト28aを
備えている。スクリュー羽根27aには、スクリュー羽
根27と異なり、図2に示すようなガス抜き孔29は形
成されていないが、内筒47の下流側には、ガス抜き孔
29に代わってガス抜き孔29aが形成されている。ガ
ス抜き孔29aは、ガス抜き孔29と同様な効果を奏す
ることができる。
【0019】前記実施の形態においては、加熱用スクリ
ューコンベヤのガス抜き孔は、スクリュー羽根又は内筒
に形成したが、これに限定されず、例えば回転シャフト
に形成することもできる。加熱用スクリューコンベヤの
上流に供給用スクリューコンベヤを、また、加熱用スク
リューコンベヤの下流に冷却用スクリューコンベヤを密
封状態で接続したが、状況に応じて、その他の構造の搬
送装置によってパッドモジュール又はインフレータを搬
送することもできる。供給用スクリューコンベヤ、加熱
用スクリューコンベヤ及び冷却用スクリューコンベヤに
は、スクリュー羽根を有する形態のものについて説明し
たが、パドルを備えたパドルコンベヤも含まれる。冷却
用スクリューコンベヤのケーシングの外面の冷却を冷却
水で行うようにしたが、水以外の冷媒を使用することも
可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1〜6記載のインフレータ処理装
置においては、パッドモジュールを加熱して発生するガ
スを搬送下流側に放出して、加熱用スクリューコンベヤ
内に高圧がかかることを防止できると共に、インフレー
タはスクリューコンベヤ羽根間隔を狭めることにより密
封状態にして、爆発しても飛散を抑止できるので、加熱
用スクリューコンベヤやバーナ等の破損や損傷を確実に
防止できる。また、従来のようなロータリキルンを使用
しないので、回転胴部がないため接続部の環状空間部に
シール機構が不要となると共に、フード体も不要とな
る。特に、請求項2記載のインフレータ処理装置におい
ては、ガス抜き孔をスクリュー羽根に形成しているの
で、一般的なスクリューコンベヤを一部改造して使用で
き、この結果、装置を安価に製作できる。請求項3記載
のインフレータ処理装置においては、外筒と内包するよ
うに配設された内筒にガス抜き孔を形成しているので、
ガス抜き孔の断面積を大きくとれ、従って確実にガスを
放散できる。
【0021】請求項4記載のインフレータ処理装置にお
いては、冷却用スクリューコンベヤのケーシングの外面
を冷却することによって、インフレータを間接的に冷却
できるので、インフレータを乾燥状態で回収できる。こ
の結果、従来のように、水切りの必要がなく、かつイン
フレータが水と反応して危険物を発生することがない。
請求項5記載のインフレータ処理装置においては、イン
フレータ冷却手段は、ウォータージャケットを備えてい
るので、安価にかつ確実にインフレータを冷却できる。
請求項6記載のインフレータ処理装置においては、供給
用スクリューコンベヤと冷却用スクリューコンベヤと
を、加熱用スクリューコンベヤの上流及び下流に密封状
態で接続しているので、パッドモジュールの供給からイ
ンフレータの回収まで連続的に処理できる。また、従来
のようなシール弁や供給押出棒が不要となり、装置を簡
略にでき、かつ装置の故障を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインフレータ処理
装置の構成図である。
【図2】同インフレータ処理装置の加熱用スクリューコ
ンベヤのスクリュー羽根の正面図である。
【図3】同インフレータ処理装置のパッドモジュール加
熱手段の変形例の構成図である。
【図4】従来例に係るインフレータ処理装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
10:インフレータ処理装置、11:パッドモジュー
ル、11a:インフレータ、12:ホッパ、13:供給
用スクリューコンベヤ(パッドモジュール供給手段)、
14:加熱用スクリューコンベヤ、15:バーナ、1
6:インフレータ冷却手段、17:ガス回収手段、17
a:ガス、18:インフレータ取出手段、19:排出
口、20:供給口、21:ケーシング、22:スクリュ
ー羽根、23:回転シャフト、24:排出口、25:供
給口、26:ケーシング、27:スクリュー羽根、27
a:スクリュー羽根、28:回転シャフト28、28
a:回転シャフト、29:ガス抜き孔、29a:ガス抜
き孔、30:排出口、31:供給口、32:ガス排出
口、33:ガス流入口、34:冷却用スクリューコンベ
ヤ、35:ウォータージャケット、36:ケーシング、
37:スクリュー羽根、38:回転シャフト、39:流
路、40:冷却水、41:流入口、42:温水、43:
排出口、44:加熱用スクリューコンベヤ、45:ケー
シング、46:外筒、47:内筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉武 智郎 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社エンジニアリング事業本 部内 (72)発明者 時村 美郎 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 DD33 DD34 DD40 FF20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドモジュールを加熱して、該パッド
    モジュールを構成するインフレータ内のガス発生剤を燃
    焼してガスを放出するパッドモジュール加熱手段と、前
    記加熱後のインフレータを冷却するインフレータ冷却手
    段を備えたインフレータ処理装置において、前記パッド
    モジュール加熱手段は、前記パッドモジュールを連続的
    に搬送する加熱用スクリューコンベヤ内に高温ガスを供
    給可能であり、前記加熱用スクリューコンベヤには、前
    記パッドモジュールの搬送下流側に、前記放出されたガ
    スを通過可能なガス抜き孔が形成されていることを特徴
    とするインフレータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインフレータ処理装置に
    おいて、前記加熱用スクリューコンベヤはスクリュー羽
    根を内蔵するケーシングを有し、かつ前記ガス抜き孔は
    前記スクリュー羽根に形成されていることを特徴とする
    インフレータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインフレータ処理装置に
    おいて、前記加熱用スクリューコンベヤのケーシングは
    スクリュー羽根を内蔵する内筒と、該内筒を内包するよ
    うに配設された外筒から構成され、かつ前記ガス抜き孔
    は前記内筒に形成されていることを特徴とするインフレ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のイ
    ンフレータ処理装置において、前記インフレータ冷却手
    段は前記インフレータを連続的に搬送する冷却用スクリ
    ューコンベヤのケーシングの外面を冷却可能としたこと
    を特徴とするインフレータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインフレータ処理装置に
    おいて、前記インフレータ冷却手段は、ウォータージャ
    ケットを備えたことを特徴とするインフレータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のインフレータ処理
    装置において、前記加熱用スクリューコンベヤの上流
    に、前記パッドモジュールを連続的に搬送する供給用ス
    クリューコンベヤを密封状態で接続すると共に、前記加
    熱用スクリューコンベヤの下流に、前記冷却用スクリュ
    ーコンベヤを密封状態で接続したことを特徴とするイン
    フレータ処理装置。
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Cited By (3)

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WO2004058544A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Daicel Chemical Industries, Ltd. インフレータの高温処理法
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WO2018038139A1 (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 日曹金属化学株式会社 インフレ-タの処理方法および処理装置

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