JP2001113929A - 車両用空気調和ユニット - Google Patents

車両用空気調和ユニット

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JP2001113929A
JP2001113929A JP29557699A JP29557699A JP2001113929A JP 2001113929 A JP2001113929 A JP 2001113929A JP 29557699 A JP29557699 A JP 29557699A JP 29557699 A JP29557699 A JP 29557699A JP 2001113929 A JP2001113929 A JP 2001113929A
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JP
Japan
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heat exchanger
air
cooling heat
cooling
unit case
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Pending
Application number
JP29557699A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sano
正宏 佐野
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Publication date
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Priority to DE60024200T priority patent/DE60024200T2/de
Priority to US09/543,012 priority patent/US6431257B1/en
Priority to EP00107301A priority patent/EP1090784B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレン溜りの水が送風により飛沫となって飛
散するのを抑えることができ、その結果、飛沫の一部が
送風と共に車室内まで運ばれる虞や、飛沫の一部が加熱
用熱交換器の熱交換効率を低下させる虞を解消すること
ができる車両用空気調和ユニットを提供する。 【解決手段】 ユニットケース2内の送風路4に、送風
を冷却する冷却用熱交換器5と、この冷却用熱交換器5
によって除湿された水分を溜めるドレン溜り25とを設
ける。ドレン溜り25は、冷却用熱交換器5より下方
で、かつ、冷却用熱交換器5の送風流出面5bを基準に
して冷却用熱交換器5より上流の送風路4a側に設け
る。ユニットケース2内に、冷却用熱交換器5より上流
の送風路4aからドレン溜り25を隔離する仕切板33
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
用いられる車両用空気調和ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来品の一例を示す断面図であ
る。この図に示す車両用空気調和ユニットAは、特開平
11−235921号公報に開示されているものであ
り、ユニットケースB内の送風路Cに、送風を冷却する
冷却用熱交換器Dと、この冷却用熱交換器Dによって除
湿された水分を溜めるドレン溜りEとが設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用空気
調和ユニットAでは、ドレン溜りEは、冷却用熱交換器
Dより下方で、かつ、冷却用熱交換器Dの送風流出面D
1を基準にして冷却用熱交換器Dより下流の送風路C1
側に設けられている。このため、車両用空気調和ユニッ
トAには、ドレン溜りEに水が溜まると、冷却用熱交換
器Dを通過した送風によりドレン溜りEの水が吹き上げ
られ飛沫となって飛散し、飛沫の一部が送風と共に車室
内まで運ばれる虞がある。また、冷却用熱交換器Dの送
風下流側に配設されている加熱用熱交換器Fに飛沫の一
部が付着して加熱用熱交換器Fから気化熱を奪い、加熱
用熱交換器Fの熱交換効率を低下させる虞もある。
【0004】そこで、本発明では、ドレン溜りの水が送
風により飛沫となって飛散するのを抑えることができ、
その結果、飛沫の一部が送風と共に車室内まで運ばれる
虞や、飛沫の一部が加熱用熱交換器の熱交換効率を低下
させる虞を解消することができる車両用空気調和ユニッ
トを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユニ
ットケース内の送風路に、送風を冷却する冷却用熱交換
器と、該冷却用熱交換器によって除湿された水分を溜め
るドレン溜りとが設けられている車両用空気調和ユニッ
トにおいて、前記ドレン溜りは、冷却用熱交換器より下
方で、かつ、冷却用熱交換器の送風流出面を基準にして
冷却用熱交換器より上流の送風路側に設けられ、冷却用
熱交換器より上流の送風路とドレン溜りとは、ユニット
ケース内に設けられた仕切板によって互いに隔離されて
いることを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
空気調和ユニットであって、ユニットケース内に、冷却
用熱交換器を保持する保持壁が設けられ、仕切板は、該
保持壁とユニットケースの外壁とを連結して該保持壁を
補強する補強板を兼ねていることを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】請求項1の発明では、ドレン溜りは、冷
却用熱交換器より下方で、かつ、冷却用熱交換器の送風
流出面を基準にして冷却用熱交換器より上流の送風路側
に設けられているので、冷却用熱交換器を通過した送風
がドレン溜りの水を吹き上げるのを抑えることができ、
従って、冷却用熱交換器を通過した送風によりドレン溜
りの水が飛沫となって飛散するのを抑えることができ
る。しかも、冷却用熱交換器より上流の送風路とドレン
溜りとは、ユニットケース内に設けられた仕切板によっ
て互いに隔離されているので、冷却用熱交換器より上流
の送風路を流れる送風によりドレン溜りの水が飛沫とな
って飛散するのを防止することもできる。
【0008】従って、ドレン溜りの水が送風により飛沫
となって飛散するのを抑えることができ、その結果、飛
沫の一部が送風と共に車室内まで運ばれる虞や、飛沫の
一部が加熱用熱交換器に付着し加熱用熱交換器から気化
熱を奪って加熱用熱交換器の熱交換効率を低下させる虞
を解消することができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加えて、仕切板は、冷却用熱交換器を保持するユニ
ットケース内の保持壁と、ユニットケースの外壁とを連
結して前記保持壁を補強する補強板を兼ねているので、
前記保持壁の保持強度を高めてユニットケースの信頼性
を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例を示す断面図である。図2は、図1に示すもののユニ
ットケースを示す斜視図である。図3は、図2に示すも
のを分割して示す斜視図である。図1〜図3を使用して
本発明の実施の形態の一例を以下に説明する。
【0011】図1に示す車両用空気調和ユニット1は、
自動車に搭載されるものである。図1〜図3に示すよう
に、車両用空気調和ユニット1のユニットケース2は、
その外壁2aが上壁2b,底壁2c,前壁2d,後壁2
e,左側壁2f,右側壁2gから構成されている。車両
用空気調和ユニット1を自動車に搭載する際には、ユニ
ットケース2の前壁2dは車両前後方向前方に配置さ
れ、後壁2eは車両前後方向後方に配置される。
【0012】ユニットケース2内には、ファンモータ3
に装着されたシロッコファン3aからの送風を導く略U
字状の送風路4が形成されている。シロッコファン3a
は、後壁2e側の送風路4頂部に組み込まれており、シ
ロッコファン3aの周囲の送風路4は、シロッコファン
3aを中心とした渦巻き状に形成されている。
【0013】ユニットケース2の左側壁2f上部には、
シロッコファン3aを送風路4に組み込むための取付口
11が開口している。この取付口11と対抗する位置の
右側壁2gには、ユニットケース2内の送風路4に自動
車外の外気又は車室内の内気を流入させる流入口12が
開口している。
【0014】送風路4の底部には、送風を冷却する冷却
用熱交換器5が後壁2e側に配設され、冷却用熱交換器
5を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器6が前壁2
d側に配設されている。冷却用熱交換器5は、直立状態
から頂部を加熱用熱交換器6側へ適宜傾斜させた状態で
配設されている。加熱用熱交換器6は、冷却用熱交換器
5の横で略水平に冷却用熱交換器5から離間して配設さ
れている。
【0015】冷却用熱交換器5と加熱用熱交換器6との
間には、冷却用熱交換器5を通過した送風が加熱用熱交
換器6を迂回して流れるバイパス通路21が設けられて
いる。冷却用熱交換器5より上流の送風路4aには、冷
却用熱交換器5の送風流入面5aに隣接した位置に、送
風中の塵埃を除去するフィルタ7が冷却用熱交換器5の
送風流入面5a全面を覆って配設されている。
【0016】冷却用熱交換器5より下流の送風路4bに
は、加熱用熱交換器6を通過した送風を冷却用熱交換器
5側へ向かって斜め上方へ導く第1ガイド壁31と、こ
の第1ガイド壁31の上端から前壁2dまで前壁2dへ
向かって斜め上方へ送風を導く第2ガイド壁32とが設
けられている。第1ガイド壁31は、加熱用熱交換器6
を通過した送風が流れる温風通路22を形成している。
【0017】この温風通路22を流れる送風とバイパス
通路21を流れる送風との合流部には、温風通路22を
閉鎖してバイパス通路21を開放する冷風位置と、温風
通路22を開放してバイパス通路21を閉鎖する温風位
置との間を移動し、バイパス通路21を通過する送風と
加熱用熱交換器6を通過する送風とを適宜の比率で配分
する回動式のエアミックスドア41が配設されている。
【0018】エアミックスドア41の下流は、バイパス
通路21を通過した冷風と加熱用熱交換器6を通過した
温風とを混合させるエアミックス室23とされている。
このエアミックス室23を臨む第2ガイド壁32にはフ
ット吹出口13が開口し、ユニットケース2内には、第
1及び第2の両ガイド壁31,32と前壁2dとで囲ま
れたフット通路24が形成されている。
【0019】第2ガイド壁32のフット吹出口13上縁
部には、エアミックス室23の下流側を閉鎖してフット
吹出口13を開放する開放位置と、エアミックス室23
の下流側を開放してフット吹出口13を閉鎖する閉鎖位
置との間を移動する回動式のフットドア42が配設され
ている。このフットドア42は、フットモード時には、
エアミックス室23の下流側を閉鎖してエアミックス室
23をフット通路24に連通させ、バイレベルモード時
には半開状態となるように作動制御される。
【0020】エアミックス室23の上方に位置するユニ
ットケース2の上壁2bには、ベント吹出口14が開口
し、このベント吹出口14に隣接する前壁2d上部に
は、デフロスタ吹出口15が開口している。ベント吹出
口14とデフロスタ吹出口15との分岐部には、エアミ
ックス室23を上昇してくる送風のベント吹出口14と
デフロスタ吹出口15とへの配風を切り換える回動式の
切換ドア43が配設されている。
【0021】ところで、送風路4を形成しているユニッ
トケース2の底壁2cは、冷却用熱交換器5側から加熱
用熱交換器6側へ向かって後壁2eから前壁2dまで斜
め上方へ傾斜している。そして、送風路4の底部には、
冷却用熱交換器5によって除湿された水分を溜めるドレ
ン溜り25が設けられている。このドレン溜り25は、
冷却用熱交換器5より下方で、かつ、冷却用熱交換器5
の送風流出面5bを基準にして冷却用熱交換器5より上
流の送風路4a側に設けられ、ドレン溜り25に溜まる
水をユニットケース2外へ排水するユニットケース2の
排水通路26(図2参照)と連通している。
【0022】冷却用熱交換器5より上流の送風路4aと
ドレン溜り25とは、ユニットケース2内に設けられた
仕切板33によって互いに隔離されている。この仕切板
33は、フィルタ7を支持する支持板を兼ねている。ま
た、仕切板33は、冷却用熱交換器5の底部を保持する
ユニットケース2内の保持壁34と、ユニットケース2
の後壁2eとを連結して保持壁34を補強する補強板も
兼ねている。ユニットケース2の底壁2cには、ドレン
溜り25に溜まった水が自動車の急停車時等に底壁2c
上を移動して加熱用熱交換器6を濡らすのを防止する防
水段部2hが設けられている。
【0023】以上説明した車両用空気調和ユニット1で
は、ドレン溜り25は、冷却用熱交換器5より下方で、
かつ、冷却用熱交換器5の送風流出面5bを基準にして
冷却用熱交換器5より上流の送風路4a側に設けられて
いるので、冷却用熱交換器5を通過した送風がドレン溜
り25の水を吹き上げるのを抑えることができ、従っ
て、冷却用熱交換器5を通過した送風によりドレン溜り
25の水が飛沫となって飛散するのを抑えることができ
る。しかも、冷却用熱交換器5より上流の送風路4aと
ドレン溜り25とは、ユニットケース2内に設けられた
仕切板33によって互いに隔離されているので、冷却用
熱交換器5より上流の送風路4aを流れる送風によりド
レン溜り25の水が飛沫となって飛散するのを防止する
こともできる。
【0024】従って、車両用空気調和ユニット1では、
ドレン溜り25の水が送風により飛沫となって飛散する
のを抑えることができ、その結果、飛沫の一部が送風と
共に車室内まで運ばれる虞や、飛沫の一部が加熱用熱交
換器6に付着し加熱用熱交換器6から気化熱を奪って加
熱用熱交換器6の熱交換効率を低下させる虞を解消する
ことができる。
【0025】また、車両用空気調和ユニット1では、仕
切板33は、冷却用熱交換器5の底部を保持するユニッ
トケース2内の保持壁34と、ユニットケース2の外壁
2aを構成する後壁2eとを連結して保持壁34を補強
しているので、保持壁34の保持強度を高めてユニット
ケース2の信頼性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示すもののユニットケースを示す斜視図
である。
【図3】図2に示すものを分割して示す斜視図である。
【図4】従来品の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用空気調和ユニット 2 ユニットケース 2a ユニットケースの外壁 4 送風路 4a 冷却用熱交換器より上流の送風路 5 冷却用熱交換器 5b 冷却用熱交換器の送風流出面 25 ドレン溜り 33 仕切板 34 保持板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケース(2)内の送風路(4)
    に、送風を冷却する冷却用熱交換器(5)と、該冷却用
    熱交換器(5)によって除湿された水分を溜めるドレン
    溜り(25)とが設けられている車両用空気調和ユニッ
    トにおいて、前記ドレン溜り(25)は、冷却用熱交換
    器(5)より下方で、かつ、冷却用熱交換器(5)の送
    風流出面(5b)を基準にして冷却用熱交換器(5)よ
    り上流の送風路(4a)側に設けられ、冷却用熱交換器
    (5)より上流の送風路(4a)とドレン溜り(25)
    とは、ユニットケース(2)内に設けられた仕切板(3
    3)によって互いに隔離されていることを特徴とする車
    両用空気調和ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用空気調和ユニット
    であって、ユニットケース(2)内に、冷却用熱交換器
    (5)を保持する保持壁(34)が設けられ、仕切板
    (33)は、該保持壁(34)とユニットケース(2)
    の外壁(2a)とを連結して該保持壁(34)を補強す
    る補強板を兼ねていることを特徴とする車両用空気調和
    ユニット。
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