JP2001113534A - 未加硫タイヤの保管供給方法および保管供給設備 - Google Patents

未加硫タイヤの保管供給方法および保管供給設備

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JP2001113534A
JP2001113534A JP29780499A JP29780499A JP2001113534A JP 2001113534 A JP2001113534 A JP 2001113534A JP 29780499 A JP29780499 A JP 29780499A JP 29780499 A JP29780499 A JP 29780499A JP 2001113534 A JP2001113534 A JP 2001113534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未加硫タイヤM、パレットPを連続的に入
出庫することで作業能率を向上させる。 【解決手段】 スタッカクレーン15によってラック14
に未加硫タイヤMが載置されたパレットPあるいは空パ
レットPを入出庫するが、該スタッカクレーン15の能力
の関係で空パレットPが出庫できないときには、スタッ
カクレーン15の代わりに空パレット保管装置31から空パ
レットPを載置コンベア23に供給し、一方、スタッカク
レーン15が暇になったとき、該スタッカクレーン15によ
り空パレットPを空パレット保管装置31に補充する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、未加硫タイヤを
自動倉庫により保管しながらタイヤ加硫装置に供給する
未加硫タイヤの保管供給方法および設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車用等の比較的小型の空気入
りタイヤを加硫する場合には、複数台のタイヤ加硫装置
を並べて設置するとともに、これらタイヤ加硫装置によ
って未加硫タイヤを同時に加硫し、生産能率の向上を図
っている。
【0003】ここで、このようなタイヤ加硫装置に対し
て省スペースを図りながら未加硫タイヤを迅速、正確に
供給するため、近年、タイヤ加硫装置に近接して自動倉
庫、例えば、未加硫タイヤが載置されたパレットおよび
空パレット単体を複数個一時保管するラック、並びに、
タイヤ加硫装置のいずれかにおいて加硫が終了したと
き、ラックから未加硫タイヤが載置されたパレットを出
庫し、未加硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に供給すると
ともに、未加硫タイヤが供給されることで空となったパ
レットをラックに入庫して一時保管し、かつ、未加硫タ
イヤが新たに搬入されたとき、ラックに一時保管されて
いる空パレットを出庫し、該空パレット上に搬入された
未加硫タイヤを載置するとともに、未加硫タイヤが載置
されたパレットをラックに入庫する入出庫手段を有する
自動倉庫を設置することが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動倉庫をタイヤ加硫装置に対する未加硫タイヤの
保管供給に用いた場合には、自動倉庫の入出庫能力、即
ち入出庫手段が単位時間当りにパレット(未加硫タイヤ
が載置されていることもある)を入出庫する能力が、タ
イヤ加硫装置をフル稼動させたときにラックから入出庫
されるパレット数より少ないことが多く、この結果、加
硫作業中にタイヤ加硫装置あるいは未加硫タイヤ搬入装
置の一部が稼動を中断し、作業能率を低下させてしまう
という問題点がある。
【0005】この発明は、未加硫タイヤ、パレットを連
続的に入出庫することで作業能率を向上させることがで
きる未加硫タイヤの保管供給方法および設備を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、複数台のタイヤ加硫装置のいずれかにおいて加硫が
終了したとき、入出庫手段によってラックに一時保管さ
れている、未加硫タイヤが載置されたパレットを出庫
し、未加硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に供給する工程
と、未加硫タイヤが供給されることで空となったパレッ
トを入出庫手段によってラックに入庫し一時保管する工
程と、未加硫タイヤが新たに搬入されたとき、入出庫手
段によってラックに一時保管されている空パレットを出
庫し、該空パレット上に搬入された未加硫タイヤを載置
する工程と、未加硫タイヤが載置されたパレットを入出
庫手段によってラックに入庫して一時保管する工程とを
備えた未加硫タイヤの保管供給方法であって、空パレッ
トを入出庫手段によって空パレット保管装置に供給し、
該空パレット保管装置において保管する工程と、未加硫
タイヤが新たに搬入されたとき、保管していた空パレッ
トを空パレット保管装置から入出庫手段に受渡す工程と
をさらに備えた未加硫タイヤの保管供給方法により、
【0007】第2に、複数台のタイヤ加硫装置に近接し
て設置され、未加硫タイヤが載置されたパレットおよび
空パレット単体を複数個一時保管するラック、並びに、
タイヤ加硫装置のいずれかにおいて加硫が終了したと
き、ラックから未加硫タイヤが載置されたパレットを出
庫し、未加硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に供給すると
ともに、未加硫タイヤが供給されることで空となったパ
レットをラックに入庫して一時保管し、かつ、未加硫タ
イヤが新たに搬入されたとき、ラックに一時保管されて
いる空パレットを出庫し、該空パレット上に搬入された
未加硫タイヤを載置するとともに、未加硫タイヤが載置
されたパレットをラックに入庫する入出庫手段を有する
自動倉庫と、自動倉庫に隣接して設置され、空パレット
を入出庫手段から受取って保管するとともに、未加硫タ
イヤが新たに搬入されたとき、保管していた空パレット
を入出庫手段に受渡す空パレット保管装置とを備えた未
加硫タイヤの保管供給設備により達成することができ
る。
【0008】いずれかのタイヤ加硫装置における加硫が
終了すると、入出庫手段がラックに一時保管されてい
る、未加硫タイヤが載置されたパレットを該ラックから
出庫し、その後、未加硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に
供給する。このとき、入出庫手段には未加硫タイヤが供
給されることで空となったパレットが残るが、この空パ
レットは、その後、入出庫手段によってラックに入庫し
一時保管する。
【0009】一方、未加硫タイヤが新たに搬入される
と、入出庫手段はラックに一時保管されていた空パレッ
トを出庫し、該空パレット上に搬入された未加硫タイヤ
を載置する。その後、入出庫手段は未加硫タイヤが載置
されたパレットをラックに入庫し一時保管する。
【0010】このような作業の途中で、新たな未加硫タ
イヤが搬入されてくるにも拘らず、入出庫手段の能力不
足で空パレットを準備できないときには、空パレット保
管装置から入出庫手段に保管していた空パレットを受渡
し、該空パレット上に搬入された未加硫タイヤを載置す
るようにする。その後の作動は前述と同様である。ま
た、前述のように空パレット保管装置から入出庫手段に
空パレットを受渡すと、空パレット保管装置に保管され
ているパレット数が減少するため、空パレットを補充す
る必要がある。この場合には、空パレット保管装置が空
パレットを入出庫手段から適宜受取り保管することで対
応する。
【0011】このように空パレット保管装置は入出庫手
段から空パレットを受取って保管するとともに、必要に
応じて入出庫手段に受渡すようにしているので、空パレ
ット保管装置が、空パレットを入庫する作業および未加
硫タイヤを載置する位置まで空パレットを出庫する作業
を、入出庫手段の代りに行うこととなり、この結果、未
加硫タイヤ、パレットが連続的に入出庫され、作業能率
が向上する。
【0012】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、空パレットの取扱が容易となり、作業能率が向上す
る。さらに、請求項4に記載のように構成すれば、空パ
レット保管装置の設置面積を小さくすることができ、ス
ペースの有効利用を図ることができる。また、請求項5
に記載のように構成すれば、簡単な構造で空パレットを
容易に受渡すことができる。さらに、請求項6に記載の
ように構成すれば、空パレットを他の場所まで移動させ
る必要がないので、作業能率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。図1、2、3において、11は
未加硫タイヤMを加硫する複数台のタイヤ加硫装置であ
り、これらの加硫装置11は左右方向に並べられて配置さ
れている。これら加硫装置11の後方には左右方向に延び
る一対のラック14を有する自動倉庫13が近接して設置さ
れ、これらのラック14内は碁盤目状に仕切られるととも
に、仕切られることで構成された複数の区画にはそれぞ
れ空パレットP単体あるいは未加硫タイヤMが載置され
たパレットPを下方から支持する支持片12が設置されて
いる。このようにして複数個の空パレットP単体および
未加硫タイヤMが載置されたパレットPはラック14に一
時保管されている。
【0014】15はラック14間に設置されたスタッカクレ
ーンであり、このスタッカクレーン15はラック14に一時
保管されている空パレットPあるいは未加硫タイヤMが
載置されたパレットPをいずれかの区画から取り出して
上下および左右方向に搬送し、通常、ラック14の第1、
第2受渡し位置U1、U2にそれぞれ設置された第1、第2
受渡しコンベア16、17のいずれかに受渡す。ここで、こ
れら第1、第2受渡しコンベア16、17は作動したとき、
前後方向に走行する。また、前記スタッカクレーン15は
第1、第2受渡しコンベア16、17から受け取った空パレ
ットPあるいは未加硫タイヤMが載置されたパレットP
を上下および左右方向に搬送し、空の区画のいずれかに
受渡し一時保管させる。
【0015】20は第1受渡し位置U1から加硫装置11に向
かって延びる給排コンベアであり、この給排コンベア20
は作動したとき、前後方向に走行する。そして、この給
排コンベア20は第1受渡しコンベア16から出庫され、未
加硫タイヤMが載置されているパレットPを前方に向か
って加硫装置11の直後まで搬送するとともに、図示して
いない搬送機構によって未加硫タイヤMがパレットPか
ら加硫装置11に供給されると、残った空パレットPを第
1受渡しコンベア16に受渡しラック14に入庫する。
【0016】23は第2受渡し位置U2の直前に設置された
載置コンベアであり、この載置コンベア23は作動したと
き、前後方向に走行する。そして、この載置コンベア23
には空パレットPが主に第2受渡しコンベア17から出庫
される。24は支持フレーム25に支持され左右方向に移動
することができる可動台であり、この可動台24には搬送
台車26によってラック14の直前まで搬送されてきた未加
硫タイヤMを内側から把持することができる把持機構27
が昇降可能に支持されている。そして、この可動台24は
未加硫タイヤMを支持している搬送台車26の直上まで移
動した後、把持機構27を下降させて該把持機構27により
搬送台車26上の未加硫タイヤMを把持し、次に、把持機
構27を上昇させた後、載置コンベア23の直上まで移動
し、その後、把持機構27を下降させて該把持機構27によ
り把持されている未加硫タイヤMを載置コンベア23上の
空パレットPに載置する。
【0017】前述したスタッカクレーン15、第1、第2
受渡しコンベア16、17、給排コンベア20、載置コンベア
23、可動台24、支持フレーム25、把持機構27は全体とし
て、タイヤ加硫装置11のいずれかにおいて加硫が終了し
たとき、ラック14から未加硫タイヤMが載置されたパレ
ットPを出庫し、未加硫タイヤMのみをタイヤ加硫装置
11に供給するとともに、未加硫タイヤMが供給されるこ
とで空となったパレットPをラック14に入庫して一時保
管し、かつ、未加硫タイヤMが新たに搬入されたとき、
ラック14に一時保管されている空パレットPを出庫し、
該空パレットP上に搬入された未加硫タイヤMを載置す
るとともに、未加硫タイヤMが載置されたパレットPを
ラック14に入庫する入出庫手段28を構成する。また、前
記ラック14、入出庫手段28は全体として前述した自動倉
庫13を構成する。
【0018】図1、2、4、5において、31は前記自動
倉庫13、詳しくは前記ラック14の右方に隣接した設置さ
れた空パレット保管装置であり、この空パレット保管装
置31はラック14とほぼ同一高さの上下方向に延びる固定
フレーム32を有し、この固定フレーム32には上下に等距
離離れた複数段の保管棚33が取り付けられている。各保
管棚33は固定フレーム32に固定された水平な固定枠34を
有し、この固定枠34の後端部および前端部にはそれぞれ
左右方向に延びる回転軸35、回転軸36が回転可能に支持
されている。これら回転軸35、回転軸36の両端部にはそ
れぞれスプロケット37、スプロケット38が固定され、対
をなすスプロケット37、38間には前後方向に延びるチェ
ーン39がそれぞれ掛け渡されている。
【0019】モータ42は回転軸36に直結されたモータで
あり、このモータ42は前記固定枠34に取り付けられてい
る。そして、このモータ42が作動して回転軸35、36が回
転すると、チェーン39は同期して前後方向に走行する。
前述した回転軸35、36、スプロケット37、38、チェーン
39、モータ42は全体として、保管棚33に設置され、該保
管棚33と後述する移動台とを結ぶ方向に延びるコンベア
43を構成し、このコンベア43は走行することにより、空
パレットPを移動台との間で受渡す。前述した固定枠3
4、コンベア43は全体として、空パレットPを下方から
支持する前記保管棚33を構成する。
【0020】前記固定フレーム32の下部で第2受渡し位
置U2と同一高さ位置には第3受渡し位置U3が設けられ、
この第3受渡し位置U3には前記保管棚33と同一構成の供
給コンベア45が取り付けられている。そして、この供給
コンベア45は保管棚33と同様に作動することで、チェー
ン46が前後方向に走行する。
【0021】図1、2、4、6において、前記固定フレ
ーム32の上部および下部には前方に向かって延びる水平
な支持ビーム49が固定され、これら支持ビーム49の先端
部には上下方向に延びるガイドフレーム50が取り付けら
れている。51は略矩形枠状の昇降枠であり、この昇降枠
51の右端部にはガイドフレーム50に転がり接触する複数
のガイドローラ52が上下に離れて回転可能に支持され、
これにより、昇降枠51はガイドフレーム50に昇降可能に
支持される。前記昇降枠51の後端部および前端部にはそ
れぞれ左右方向に延びる回転軸53および54が回転可能に
支持されている。これら回転軸53、54の両端部にはそれ
ぞれスプロケット55、56が固定され、対をなすスプロケ
ット55、56間には前後方向に延びるチェーン57がそれぞ
れ掛け渡されている。
【0022】60は昇降枠51に取り付けられたモータであ
り、このモータ60の出力軸に固定されたスプロケット62
と前記回転軸54の右端に固定されたスプロケット63との
間にはチェーン64が掛け渡されている。この結果、前記
モータ60が作動して回転軸53、54が回転すると、チェー
ン57は同期して前後方向に走行する。
【0023】前述した回転軸53、54、スプロケット55、
56、チェーン57、モータ60、スプロケット62、63、チェ
ーン64は全体として、昇降枠51に設置され、前記保管棚
33と該昇降枠51とを結ぶ方向に延びるコンベア65を構成
し、このコンベア65は走行することにより、空パレット
Pを保管棚33との間で受渡す。前述した昇降枠51、コン
ベア65は全体として、空パレットPを下方から支持する
とともに、該空パレットPを前記保管棚33との間で受渡
すことができる移動台66を構成する。
【0024】69はガイドフレーム50の上端に固定された
モータであり、このモータ69の出力軸70には軸受71によ
り回転可能に支持された回転軸72が連結され、この回転
軸72にはタイミングプーリ73が固定されている。74は下
側の支持ビーム49に軸受75を介して回転可能に支持され
た回転軸であり、この回転軸74に固定されたタイミング
プーリ76と前記タイミングプーリ73との間には有端のタ
イミングベルト77が掛け渡されている。そして、このタ
イミングベルト77の両端は前記昇降枠51に固定されてい
る。
【0025】この結果、前記モータ69が作動してタイミ
ングベルト77が走行すると、移動台66は保管棚33に沿っ
て昇降し、いずれかの保管棚33の直前あるいは供給コン
ベア45の直前で停止することができる。前述したモータ
69、回転軸72、タイミングプーリ73、回転軸74、タイミ
ングプーリ76、タイミングベルト77は全体として、移動
台66を保管棚33に沿って昇降させる昇降機構78を構成す
る。
【0026】そして、前述のように複数の保管棚33と、
該保管棚33に沿って移動可能で、保管棚33との間で空パ
レットPを受渡すことができる移動台66とを設けるよう
にすれば、空パレットPの取扱が容易となり、作業能率
が向上する。しかも、前記保管棚33を上下に離して複数
段設置するとともに、移動台66をこれに対応して昇降さ
せるようにすれば、空パレット保管装置31の設置面積を
小さくすることができ、スペースの有効利用を図ること
ができる。さらに、各保管棚33、移動台66にそれぞれコ
ンベア43、65を設け、これらコンベア43、65を走行させ
ることにより、保管棚33と移動台65との間で空パレット
Pの受渡しを行うようにすれば、簡単な構造で空パレッ
トPを容易に受渡すことができる。
【0027】前記下側の支持ビーム49には図示していな
いシリンダにより昇降する水平な支持プレート81が支持
され、この支持プレート81上には前後方向に延びる一対
の回転軸82、83が回転可能に支持されている。これら回
転軸82、83の前端部および後端部にはそれぞれスプロケ
ット84、85が固定され、対をなすスプロケット84、85間
には左右方向に延びるチェーン86が掛け渡されている。
87は支持プレート81上に取り付けられたモータであり、
このモータ87の出力軸に固定されたスプロケット88と回
転軸83に固定されたスプロケット89との間にはチェーン
90が掛け渡されている。
【0028】前述した回転軸82、83、スプロケット84、
85、チェーン86、モータ87、スプロケット88、89、チェ
ーン90は全体として、コンベア65と直交する方向、即ち
左右方向に空パレットPを搬送する直交コンベア91を構
成する。そして、この直交コンベア91は前記シリンダの
作動により支持プレート81が昇降することで、下降限の
コンベア65、即ち供給コンベア45と同一高さまで下降し
たコンベア65より上方に突出したり、あるいは、コンベ
ア65の下方に引っ込んだりする。
【0029】92は載置コンベア23内に設置された直交コ
ンベアであり、この直交コンベア92は前述の直交コンベ
ア91と同様の構成であり、左右方向に空パレットPを搬
送することができる。また、この直交コンベア92も前記
直交コンベア91と同様に、図示していないシリンダの作
動によって載置コンベア23より上方に突出したり、ある
いは、載置コンベア23の下方に引っ込んだりする。
【0030】前述した固定フレーム32、保管棚33、供給
コンベア45、支持ビーム49、ガイドフレーム50、移動台
66、昇降機構78、直交コンベア91、92は全体として、空
パレットPを入出庫手段28から受取って保管するととも
に、未加硫タイヤMが新たに搬入されたとき、保管して
いた空パレットPを入出庫手段28に受渡す前記空パレッ
ト保管装置31を構成する。
【0031】次に、この発明の第1実施形態の作用につ
いて説明する。いずれかの加硫装置11が加硫終了間近に
なると、スタッカクレーン15によって第1受渡し位置U1
に供給されていた、未加硫タイヤMが載置されているパ
レットPが、第1受渡しコンベア16および給排コンベア
20の作動により前方に向かって加硫装置11の直後まで搬
送され出庫される。その後、前記加硫装置11において加
硫が終了すると、該加硫装置11から加硫済みタイヤを搬
出するとともに、未加硫タイヤMのみを図示していない
搬送機構によって空となった加硫装置11に供給する。次
に、加硫装置11において搬入された未加硫タイヤMが加
硫され、一方、第1受渡しコンベア16、給排コンベア20
においては、これらの作動により残った空パレットPが
後方に向かって第1受渡し位置U1まで搬送され入庫され
る。
【0032】前述のような作動と並行して、載置コンベ
ア23においては以下のような作動が行われる。即ち、搬
送台車26がラック14の直前まで搬送されてくると、スタ
ッカクレーン15によって第2受渡し位置U2に供給されて
いた空パレットPが、第2受渡しコンベア17、載置コン
ベア23の作動により第2受渡しコンベア17から載置コン
ベア23に出庫され、載置コンベア23上に載置される。
【0033】このとき、可動台24はラック14の直前に到
達した搬送台車26の直上まで移動した後、把持機構27を
下降させて該把持機構27により搬送台車26上の未加硫タ
イヤMを把持し、次に、把持機構27を上昇させた後、載
置コンベア23の直上まで移動し、その後、把持機構27を
下降させ、該把持機構27により把持されている未加硫タ
イヤMを載置コンベア23上の空パレットPに受渡して載
置する。次に、第2受渡しコンベア17、載置コンベア23
が作動し、未加硫タイヤMが載置されているパレットP
が載置コンベア23から第2受渡しコンベア17に移載され
入庫される。
【0034】そして、加硫装置11による未加硫タイヤM
の加硫に伴って前述のような作動が繰り返し行われる
が、このとき、スタッカクレーン15は、ラック14に一時
保管されている、未加硫タイヤMが載置されたパレット
Pをいずれかの区画から取り出して第1受渡し位置U1の
第1受渡しコンベア16に受渡すとともに、空パレットP
を第1受渡し位置U1の第1受渡しコンベア16から取り出
してラック14のいずれかの区画に受渡し、さらに、ラッ
ク14に一時保管されている空パレットPをいずれかの区
画から取り出して第2受渡し位置U2の第2受渡しコンベ
ア17に受渡すとともに、未加硫タイヤMが載置されたパ
レットPを第2受渡しコンベア17から取り出してラック
14のいずれかの区画に受渡す。
【0035】ここで、自動倉庫13の入出庫能力、即ち入
出庫手段28が単位時間当りにパレットP(未加硫タイヤ
Mが載置されていることもある)をラック14から入出庫
する処理能力が、タイヤ加硫装置11をフル稼動させたと
きにラック14から給排コンベア20および載置コンベア23
に入出庫される単位時間当りのパレットPの数より少な
いときには、加硫装置11への未加硫タイヤM(パレット
P)の供給を優先するため、作業の途中で入出庫手段28
の能力不足により空パレットPが準備できず、この結
果、新たな未加硫タイヤMが搬入されてくるにも拘ら
ず、載置コンベア23に対する空パレットPの供給が不足
してしまうことがある。
【0036】このような場合には、昇降機構78のモータ
69を作動してタイミングベルト77を走行させ、移動台66
をガイドフレーム50に沿って空パレットPが載置されて
いるいずれかの保管棚33の直前まで昇降させる。その
後、モータ42、モータ60を作動してチェーン39、57を同
期して前方に走行させ、保管していた空パレットPを保
管棚33から移動台66に受渡す。次に、再びモータ69を作
動して移動台66を載置コンベア23と同一高さの下降限ま
で下降させる。
【0037】次に、直交コンベア91、92をシリンダによ
り上昇させ、これら直交コンベア91、直交コンベア92を
それぞれコンベア65、載置コンベア23より上方に突出さ
せる。この結果、移動台66に下方から支持されていた空
パレットPは直交コンベア91に移載される。次に、直交
コンベア91、92を同期走行させて、前記空パレットPを
直交コンベア91から直交コンベア92に移載させた後、直
交コンベア91、92を下降させ、直交コンベア92上に載置
されていた空パレットPを入出庫手段28の載置コンベア
23に受渡す。
【0038】そして、このように空パレットPを空パレ
ット保管装置31から入出庫手段28に受渡した位置、即
ち、載置コンベア23において、該空パレットP上に前述
と同様にして可動台24、把持機構27により搬入された未
加硫タイヤMを載置する。このようにすれば空パレット
Pを他の場所まで移動させる必要がなく、作業能率が向
上する。なお、その後の作動は前述と同様である。
【0039】また、前述のように空パレット保管装置31
から入出庫手段28に空パレットPを受渡すと、空パレッ
ト保管装置31に保管されている空パレットPの数が減少
するため、空パレットPを補充する必要がある。このよ
うな補充は、スタッカクレーン15に空き時間ができたと
き、該スタッカクレーン15によりラック14に一時保管さ
れている空パレットPをいずれかの区画から取り出して
第3受渡し位置U3の供給コンベア45に供給することで行
う。
【0040】このようにして空パレット保管装置31(供
給コンベア45)が入出庫手段28(スタッカクレーン15)
から空パレットPを受け取ると、供給コンベア45および
下降限に位置しているコンベア65が同期作動し、前記空
パレットPが供給コンベア45からコンベア65(移動台6
6)に移載される。次に、モータ69を作動して移動台66
を空の保管棚33の直前まで上昇させた後、コンベア65、
43を同期走行させて空パレットPを移動台66から保管棚
33に移載する。
【0041】このように空パレット保管装置31は入出庫
手段28から空パレットPを受取って保管するとともに、
必要に応じて入出庫手段28に受渡すようにしているの
で、空パレット保管装置31が、空パレットPを入庫する
作業および未加硫タイヤMを載置する位置まで空パレッ
トPを出庫する作業を、入出庫手段28の代りに行うこと
となり、この結果、未加硫タイヤMおよびパレットPが
連続的に入出庫され、作業能率が向上する。
【0042】図7、8はこの発明の第2実施形態を示す
図である。この実施形態においては、上下方向に延びる
固定フレーム95に互いに平行な回転軸96、97を回転可能
に支持するとともに、これら回転軸96、97にモータ98か
らの回転駆動力をチェーン99、伝達軸 100を介して伝達
し、これら回転軸96、97を同期回転させるようにしてい
る。また、前記回転軸96、97の両端に固定されたスプロ
ケット101、102に上下方向に延びるチェーン103、104を
掛け渡すとともに、これらチェーン103、104に断面L字
形の支持アングル105、支持アングル106を固定し、これ
ら支持アングル105、106によって空パレットPの両側端
部を下方から支持することで該空パレットPを保管する
ようにしている。
【0043】そして、このような空パレット保管装置か
ら空パレットPを入出庫手段に受渡すときには、モータ
98によりチェーン103、104を走行させて最下段の空パレ
ットPを入出庫手段と同一高さまで下降させた後、該空
パレットPを入出庫手段に受渡し、一方、空パレットP
を空パレット保管装置に補充する場合には、前述と同様
にチェーン103、104を走行させて最下段の空パレットP
の直下に位置する空の支持アングル105、106を入出庫手
段と同一高さまで昇降させた後、入出庫手段から該支持
アングル105、106上に空パレットPを供給する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、未加硫タイヤ、パレットを連続的に入出庫すること
ができ、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す全体概略平面図
である。
【図2】図1のIーI矢視図である。
【図3】図1のIIーII矢視断面図である。
【図4】図1のIIIーIII矢視図である。
【図5】図4のIVーIV矢視断面図である。
【図6】図4のVーV矢視断面図である。
【図7】この発明の第2実施形態を示す空パレット保管
装置の正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【符号の説明】
11…加硫装置 13…自動倉庫 14…ラック 28…入出庫手段 31…空パレット保管装置 33…保管棚 43…コンベア 65…コンベア 66…移動台 P…パレット M…未加硫タイヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のタイヤ加硫装置のいずれかにおい
    て加硫が終了したとき、入出庫手段によってラックに一
    時保管されている、未加硫タイヤが載置されたパレット
    を出庫し、未加硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に供給す
    る工程と、未加硫タイヤが供給されることで空となった
    パレットを入出庫手段によってラックに入庫し一時保管
    する工程と、未加硫タイヤが新たに搬入されたとき、入
    出庫手段によってラックに一時保管されている空パレッ
    トを出庫し、該空パレット上に搬入された未加硫タイヤ
    を載置する工程と、未加硫タイヤが載置されたパレット
    を入出庫手段によってラックに入庫して一時保管する工
    程とを備えた未加硫タイヤの保管供給方法であって、 空パレットを入出庫手段によって空パレット保管装置に
    供給し、該空パレット保管装置において保管する工程
    と、未加硫タイヤが新たに搬入されたとき、保管してい
    た空パレットを空パレット保管装置から入出庫手段に受
    渡す工程とをさらに備えたことを特徴とする未加硫タイ
    ヤの保管供給方法。
  2. 【請求項2】複数台のタイヤ加硫装置に近接して設置さ
    れ、未加硫タイヤが載置されたパレットおよび空パレッ
    ト単体を複数個一時保管するラック、並びに、タイヤ加
    硫装置のいずれかにおいて加硫が終了したとき、ラック
    から未加硫タイヤが載置されたパレットを出庫し、未加
    硫タイヤのみをタイヤ加硫装置に供給するとともに、未
    加硫タイヤが供給されることで空となったパレットをラ
    ックに入庫して一時保管し、かつ、未加硫タイヤが新た
    に搬入されたとき、ラックに一時保管されている空パレ
    ットを出庫し、該空パレット上に搬入された未加硫タイ
    ヤを載置するとともに、未加硫タイヤが載置されたパレ
    ットをラックに入庫する入出庫手段を有する自動倉庫
    と、 自動倉庫に隣接して設置され、空パレットを入出庫手段
    から受取って保管するとともに、未加硫タイヤが新たに
    搬入されたとき、保管していた空パレットを入出庫手段
    に受渡す空パレット保管装置とを備えたことを特徴とす
    る未加硫タイヤの保管供給設備。
  3. 【請求項3】前記空パレット保管装置は、空パレットを
    下方から支持することができる複数の保管棚と、空パレ
    ットを下方から支持しながら保管棚に沿って移動可能
    で、かつ、保管棚との間で空パレットを受渡すことがで
    きる移動台とを備えた請求項2記載の未加硫タイヤの保
    管供給設備。
  4. 【請求項4】前記保管棚を上下に離して複数段設置する
    とともに、移動台を保管棚に沿って昇降させるようにし
    た請求項3記載の未加硫タイヤの保管供給設備。
  5. 【請求項5】前述の各保管棚および移動台にそれぞれ、
    これら保管棚、移動台を結ぶ方向に延びるコンベアを設
    け、これらコンベアを走行させることにより、保管棚と
    移動台との間で空パレットの受渡すようにした請求項3
    記載の未加硫タイヤの保管供給設備。
  6. 【請求項6】前記空パレット保管装置から入出庫手段に
    空パレットを受渡した位置において、該空パレット上に
    未加硫タイヤを載置するようにした請求項2記載の未加
    硫タイヤの保管供給設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114274439A (zh) * 2022-03-07 2022-04-05 成都航利航空科技有限责任公司 基于智造单元的橡胶产品三维布局生产架构及生产方法

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