JP2001113519A - ダイヤモンドワイヤソーイング装置及びダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置 - Google Patents

ダイヤモンドワイヤソーイング装置及びダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的狭い切断作業現場であってダイヤモン
ドワイヤソーを切断して長さ調整をすることなく被切断
構造物を切断し得るダイヤモンドワイヤソーイング装置
を提供する。 【解決手段】 固定架台1と、この固定架台1に対して
駆動手段によりガイド6に沿って進退可能に設けられた
移動架台2と、前記固定架台1に移動架台2の移動方向
と交差する方向に設けられた一対の外ガイドプーリー
7, 8及びその外ガイドプーリー7, 8の間に設けられ
た少なくとも一つの中ガイドプーリー9と、前記移動架
台2に設けられたワイヤソー駆動プーリー16及び少なく
とも一つのガイドプーリー17とを備えるとともに、ダイ
ヤモンドワイヤソー3が、固定架台1の中ガイドプーリ
ー9と移動架台2のガイドプーリー17との間で走行可能
に巻き付けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物や石材等の切断に使用されるダイヤモンドワイヤソー
イング装置及びダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイヤモンドワイヤソーを使用し
てコンクリート構造物の切断解体(特開平 9− 41682号
公報、特許第 2595470号公報参照)や採石場での石材の
切り出し(特開平 6−246736号公報参照)などが行われ
ている。
【0003】上記で使用されるダイヤモンドワイヤソー
は、上記公報等にも開示されているように、例えばダイ
ヤモンド砥粒層を有する切削用ダイヤモンドビーズを、
コイルスプリングや樹脂等の中間スペーサを介し又は介
さずにスチールワイヤに適宜の間隔で固定して設けた構
造のものである。
【0004】また、ダイヤモンドワイヤソーイング装置
は、上記ダイヤモンドワイヤソーと、そのダイヤモンド
ワイヤソーの走行駆動装置と、その走行駆動装置を進退
駆動させる進退駆動装置と、ダイヤモンドワイヤソーを
所望状態で走行させるためのガイドプーリーとを備えて
構成されている。また、前記走行駆動装置は、ダイヤモ
ンドワイヤソーを巻き掛けるワイヤソー駆動プーリー
と、このワイヤソー駆動プーリーを回転駆動させる油圧
モータや電動モータ等の原動機で構成されている。また
その進退駆動装置としては、走行駆動装置を設けた架台
に駆動車輪を設けレールに沿って進退移動させる装置、
あるいは駆動ピニオンを設けラックに沿って進退移動さ
せる装置、更には走行駆動装置を設けた架台と固定架台
との間に液圧シリンダを設け軌道あるいはガイドに沿っ
て進退移動させる装置などが適宜使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ダイヤモンドワイヤソーイング装置を用いてコンクリー
ト構造物や石材等(以下、被切断構造物と言う)を切断
する場合、ダイヤモンドワイヤソーの走行駆動装置の進
退にかなりの距離を要することから、一度の後退で被切
断構造物が切断できない場合には、一旦後退させて切断
した後切断作業を中止し、ダイヤモンドワイヤソーを切
断して長さを短縮した後再度後退させて切断するといっ
た一連の作業が繰り返し行われることになる。特に被切
断構造物の切断外周が大きく且つダイヤモンドワイヤソ
ーの走行駆動装置の後退距離が取れない場合には数度の
前記切断作業を要し、切断作業効率が悪い。またその場
合、ダイヤモンドワイヤソーは細切れの長さとなり外径
もまちまちとなるので、再使用が困難となり不経済であ
る。
【0006】また、上記の切断作業は、ダイヤモンドワ
イヤソーをワイヤソー駆動プーリーと被切断構造物との
間で、途中必要により設けられたガイドプーリーに支持
し周回走行して行われるが、ダイヤモンドワイヤソーが
走行中に断面周方向に回転することがないため、被切断
構造物に当たる面側が片減りし寿命となってダイヤモン
ドワイヤソーの交換が行われている。従って、高価なダ
イヤモンドワイヤソーの寿命が短く、切断コストが高い
ものとなっている。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なしたものであって、目的の一つは、比較的狭い切断作
業現場であってダイヤモンドワイヤソーを切断して長さ
調整をすることなく被切断構造物を切断し得るダイヤモ
ンドワイヤソーイング装置を提供するものであり、また
他の目的は、ダイヤモンドワイヤソーイング装置によっ
て切断走行中のダイヤモンドワイヤソーを片減りさせる
ことなく均一摩耗させ得るダイヤモンドワイヤソーの均
一摩耗装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的(前者)を達成
するために、本発明に係るダイヤモンドワイヤソーイン
グ装置(請求項1)は、固定架台と、この固定架台に対
して駆動手段によりガイドに沿って進退可能に設けられ
た移動架台と、前記固定架台に移動架台の移動方向と交
差する方向に設けられた一対の外ガイドプーリー及びそ
の外ガイドプーリーの間に設けられた少なくとも1つの
中ガイドプーリーと、前記移動架台に設けられたワイヤ
ソー駆動プーリー及び少なくとも1つのガイドプーリー
とを備えるとともに、ダイヤモンドワイヤソーが、固定
架台の中ガイドプーリーと移動架台のガイドプーリーと
の間で走行可能に巻き付けられてなるものである。
【0009】上記構成では、被切断構造物側に設けられ
る固定架台とワイヤソー駆動プーリーが設けられる移動
架台のそれぞれにガイドプーリーが取付けられるととも
に、ダイヤモンドワイヤソーが、それら固定架台のガイ
ドプーリーと移動架台のガイドプーリーとの間で走行可
能に巻き付けられているので、被切断構造物を切断する
際の移動架台の後退距離が、固定架台の外ガイドプーリ
ーにガイドされて移動架台のワイヤソー駆動プーリーと
の間のみで走行する場合と異なり、短くして被切断構造
物の切断代がかせげ、少ない後退距離で大きな切断がで
き、これにより、比較的狭い切断作業現場であってもダ
イヤモンドワイヤソーを切断して長さ調整をすることな
く被切断構造物を切断することができる。
【0010】また、上記目的(後者)を達成するため
に、本発明に係るダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装
置(請求項4)は、ダイヤモンドワイヤソーイング装置
のダイヤモンドワイヤソーが走行するライン内に設けら
れて使用されるダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置
であって、ダイヤモンドワイヤソーをライン走行方向に
対して交差する方向に引き出す第一ガイドプーリーと、
交差する方向に引き出されたダイヤモンドワイヤソーを
その交差する方向を含み且つライン走行方向と交差する
交差面において輪を描くようにガイドする一つ又は二つ
以上のメインガイドプーリーと、メインガイドプーリー
に角度で 180度〜 270度巻き付いてガイドされた後のダ
イヤモンドワイヤソーを前記 180度〜 270度の角度の所
望角度位置においてメインガイドプーリーの接線方向か
らライン走行方向に戻す第二ガイドプーリーとを備えて
なるものである。
【0011】上記構成では、ダイヤモンドワイヤソーを
第一ガイドプーリー、メインガイドプーリー、第二ガイ
ドプーリーの順に走行ガイドさせることにより、ダイヤ
モンドワイヤソーに走行方向と交差する面(メインガイ
ドプーリーの円盤面に平行する面)で輪を描くもので、
例えば交差する面が走行方向と直交する面の場合には輪
を半円状態(メインガイドプーリーに角度で 180度巻き
付けた状態)描いて走行したダイヤモンドワイヤソーは
上下左右が入れ替わり、ダイヤモンドワイヤソーの断面
において周方向に 180度回転したことになり、またメイ
ンガイドプーリーに角度で 270度巻き付けた場合には、
ダイヤモンドワイヤソーの断面において周方向に 270度
回転(即ち上下位置が左右位置に来る)したことにな
り、切断走行するダイヤモンドワイヤソーをメインガイ
ドプーリーに角度で 180度〜 270度の範囲の所望角度巻
き付けてライン走行方向に戻すことにより、ダイヤモン
ドワイヤソーを一周する毎に断面周方向に所望量(角度
で30度、45度あるいは90度等)回転させて走行すること
ができ、これによりダイヤモンドワイヤソーを片減りさ
せることなく均一摩耗させながら被切断構造物の切断が
行え、ダイヤモンドワイヤソーの寿命向上と同時に切断
コストの低減が期待できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明(請求項1乃至3)
に係るダイヤモンドワイヤソーイング装置の説明図、図
2は、図1のX矢視図である。図において、ダイヤモン
ドワイヤソーイング装置Aは、固定架台1、移動架台
2、ダイヤモンドワイヤソー3を備えて構成される。
【0013】固定架台1は、基礎台4とその上に取付け
られたフレーム5とスライド支柱6で構成され、基礎台
4は被切断構造物Sなどにアンカー等により固定可能に
構成されている。また、フレーム5にはその長手方向の
外側に一対の外ガイドプーリー7,8と、その外ガイド
プーリー7と8の間に一対の中ガイドプーリー9,10が
それぞれフレーム5の同一側に設けられている。また、
スライド支柱6にはラック11が取付けられ移動架台2が
取付けられたスライダ12が駆動ピニオン13によって進退
可能に構成されている。
【0014】移動架台2は、スライダ12に取付けられた
基礎台14とこの基礎台14に上記フレーム5に対向して取
付けられたフレーム15とで構成され、基礎台14にはダイ
ヤモンドワイヤソーを周回走行させるためのワイヤソー
駆動プーリー16と駆動モータ17が取付けられている。ま
た、フレーム15にはその長手方向に一対のガイドプーリ
ー18, 19がフレーム15の同一側に設けられている。な
お、上記外ガイドプーリー7,8と中ガイドプーリー
9,10及びワイヤソー駆動プーリー16とガイドプーリー
18, 19はプーリーの円盤面が同一面内に位置するように
配設されている。
【0015】ダイヤモンドワイヤソー3は、従来技術の
項で説明したものと同様のもので、詳細を図示省略する
が、例えばダイヤモンド砥粒層を有する切削用ダイヤモ
ンドビーズを、コイルスプリングや樹脂等の中間スペー
サを介し又は介さずにスチールワイヤに適宜の間隔で固
定して設けた構造のものである。
【0016】上記の構成を備えるダイヤモンドワイヤソ
ーイング装置による被切断構造物の切断を、図3を参照
して説明する。
【0017】角柱状の被切断構造物Sの所定切断位置の
側面にダイヤモンドワイヤソーイング装置Aの固定架台
1の基礎台4をアンカーにより固定して取付けるととも
に、ダイヤモンドワイヤソー3を、被切断構造物Sの所
定切断位置の外周に沿わせ、更に外ガイドプーリー7、
ガイドプーリー18、中ガイドプーリー9、ワイヤソー駆
動プーリー16、中ガイドプーリー10、ガイドプーリー1
9、外ガイドプーリー8の順で巻き付ける。このように
巻き付けた後、ワイヤソー駆動プーリー16を駆動すると
同時に駆動ピニオン13を駆動することで、ダイヤモンド
ワイヤソー3が被切断構造物Sの所定切断位置の外周よ
り内側へと研削しながら食い込み切断が行われる。
【0018】上記の切断において、ダイヤモンドワイヤ
ソー3は、固定架台1の中ガイドプーリー9,10と移動
架台2のガイドプーリー18, 19との間で走行可能に巻き
付けられているので、移動架台2の後退距離が、固定架
台1の外ガイドプーリー7,8にガイドされて移動架台
2のワイヤソー駆動プーリー16との間のみで走行する場
合よりも短い後退距離で被切断構造物Sの切断が行え
る。従って、上記の構成のダイヤモンドワイヤソーイン
グ装置Aであれば、比較的狭い切断作業現場であっても
ダイヤモンドワイヤソー3を切断して長さ調整をするこ
となく被切断構造物Sの切断を行うことができる。
【0019】なお、上記の例では、固定架台1の中ガイ
ドプーリー9,10と移動架台2のガイドプーリー18, 19
を二個ずつ設けた例を説明したが、一個ずつであっても
二個ずつよりは後退距離が長くなるが上記の効果を享受
できる。しかし、二個ずつあるいは四個ずつのように偶
数個ずつをワイヤソー駆動プーリー16の後退路に対して
左右対称に配設する方が装置構造のバランスが良く、好
ましい。また、上記の例では、固定架台1を被切断構造
物Sなどに直接アンカー等により固定した例を説明した
が、固定架台1を被切断構造物Sなどとは別の基礎に固
定してもよく、また固定架台1をバックホウ等に取付け
て高所や低所などの被切断構造物Sの切断を行うことが
できる。
【0020】次に、本発明(請求項4乃至6)に係るダ
イヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置の実施形態を図面
に基づいて説明する。図4は、本発明(請求項4乃至
6)に係るダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置の説
明図であって、aは正面図、bは上面図、cはaのY矢
視図である。
【0021】図において、ダイヤモンドワイヤソーの均
一摩耗装置Bは、架台21、第一ガイドプーリー22、二個
のメインガイドプーリー23, 24、第二ガイドプーリー25
を備えて構成され、架台21は、基礎台26とその上に取付
けられたフレーム台27で構成されている。
【0022】第一ガイドプーリー22は、フレーム台27の
上面とプーリー溝が平行になるように取付けられてい
る。従って、第一ガイドプーリー22のプーリー溝に沿わ
せて走行させることでダイヤモンドワイヤソー3は、そ
の平行面内で切断走行ラインLから所望の角度曲げられ
て走行し、この図ではダイヤモンドワイヤソー3aから3b
へと90度曲げられて走行している。
【0023】二個のメインガイドプーリー23, 24は、フ
レーム台27の上面に第一ガイドプーリー22の取付け位置
とほぼ同位置に取付けられた支持アーム28とそれより奥
に取付けられた支持アーム29とに支持され、且つそれぞ
れのプーリー溝が同一面内に位置するとともに回転軸を
45度傾けて取付けられている。また更に、奥に取付けら
れたメインガイドプーリー24は、そのプーリー溝の下端
接線がダイヤモンドワイヤソー3bの走行方向と重なるよ
うに配設され、ダイヤモンドワイヤソー3bを3cへと約 1
60度曲げて走行する。また、手前に取付けられたメイン
ガイドプーリー23は、上記第一ガイドプーリー22のダイ
ヤモンドワイヤソー3b側の外周とぶつからない距離をお
いて配設され、ダイヤモンドワイヤソー3cを3dへと約 1
10度(メインガイドプーリー24の曲げ角度と合わせて 2
70度)曲げて走行する。
【0024】第二ガイドプーリー25は、上記メインガイ
ドプーリー23によってダイヤモンドワイヤソー3dへと曲
げられたダイヤモンドワイヤソー3を切断走行ラインL
へと戻して走行させるプーリーであって、この第二ガイ
ドプーリー25にダイヤモンドワイヤソー3dが巻き付き始
める位置のプーリー溝の接線と上記メインガイドプーリ
ー23のダイヤモンドワイヤソー3dが離れる位置のプーリ
ー溝の接線とが重なるようにフレーム台27に取付けられ
ている。
【0025】上記の如く構成された装置Bにおいて、ダ
イヤモンドワイヤソー3を、第一ガイドプーリー22、メ
インガイドプーリー23, 24、第二ガイドプーリー25の順
に走行ガイドさせることにより、本例ではメインガイド
プーリー23, 24の回転軸をフレーム台27の上面に対して
約45度傾けて取付けているので、図4aにおいて当初ダ
イヤモンドワイヤソー3の断面下に位置していた箇所
は、3a〜3dを走行して切断走行ラインに戻ったときは、
下の位置より紙面手前側に45度上の位置になり、下の位
置より紙面手前側に45度回転した位置となる。従って、
この装置Bを周回する毎にダイヤモンドワイヤソー3は
断面において周方向に45度ずつ回転することになり、ダ
イヤモンドワイヤソー3を均一に摩耗させることができ
る。なお、メインガイドプーリー23, 24の回転軸をフレ
ーム台27の上面に平行に即ちメインガイドプーリー23,
24のプーリー円盤面を垂直に取付けた場合には、図4a
において当初ダイヤモンドワイヤソー3の断面下に位置
していた箇所は、3a〜3dを走行して切断走行ラインに戻
ったときは下の位置より紙面手前側に位置することにな
り、下から手前側へ90度回転した位置となる。
【0026】なお、上記例では、第一ガイドプーリー2
2、メインガイドプーリー23, 24、第二ガイドプーリー2
5を略同径のものを用い、メインガイドプーリー23, 24
を二個とした場合を例としたが、第一ガイドプーリー22
を小径としメインガイドプーリー24を大径にして一つの
メインガイドプーリーとしてもよい。また、メインガイ
ドプーリーを小径のものにし、その複数個をプーリー円
盤面が同一面内となるように配設し、ダイヤモンドワイ
ヤソー3がメインガイドプーリー上で多角形の輪を描く
ように走行させてもよい。
【0027】図5は、上述したダイヤモンドワイヤソー
イング装置Aにダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置
Bを組み込んだ例を示す説明図である。
【0028】図5に示すダイヤモンドワイヤソーイング
装置Cは、ダイヤモンドワイヤソーイング装置Aの固定
架台1のフレーム5とダイヤモンドワイヤソーの均一摩
耗装置Bの架台21のフレーム台27とを、外ガイドプーリ
ー7と第二ガイドプーリー25のそれぞれの下端接線が重
なるように位置して固定板30とボルト31とにより連結固
定し、更にフレーム台27の外側(図面に向かって左側)
に外ガイドプーリー32を取付けて構成したものである。
【0029】上記構成のダイヤモンドワイヤソーイング
装置Cでは、上述したダイヤモンドワイヤソーイング装
置Aとダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置Bのそれ
ぞれの作用効果を享受することができる。即ち、比較的
狭い切断作業現場であってもダイヤモンドワイヤソー3
を切断して長さ調整をすることなく被切断構造物Sの切
断を行うことができると同時に、ダイヤモンドワイヤソ
ー3が周回する毎に断面において周方向に45度ずつ回転
するので、ダイヤモンドワイヤソー3を均一に摩耗させ
ることができ、ダイヤモンドワイヤソー3の寿命が長く
できる分、切断作業性の向上が更に図れる。
【0030】なお、上記例では、ダイヤモンドワイヤソ
ーイング装置Aにダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装
置Bを固定板30とボルト31により連結固定する例を説明
したが、別々に取付けてもよいし、あるいはダイヤモン
ドワイヤソーイング装置Aの固定架台1のフレーム5に
取付けスペースを設けそのスペース内に組付けてもよ
く、組付けた場合には外ガイドプーリー7と第二ガイド
プーリー25は一つでよいことになり、装置のコンパクト
化が図れる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダイ
ヤモンドワイヤソーイング装置によれば、ダイヤモンド
ワイヤソーが固定架台の中ガイドプーリーと移動架台の
ガイドプーリーとの間で走行可能に巻き付けられている
ので、移動架台の後退距離が、固定架台の外ガイドプー
リーにガイドされて移動架台のワイヤソー駆動プーリー
との間のみで走行する場合よりも短い後退距離で被切断
構造物の切断が行え、比較的狭い切断作業現場であって
もダイヤモンドワイヤソーを切断して長さ調整をするこ
となく被切断構造物の切断を行うことができる。
【0032】また、本発明に係るダイヤモンドワイヤソ
ーの均一摩耗装置によれば、ダイヤモンドワイヤソー
を、第一ガイドプーリー、メインガイドプーリー、第二
ガイドプーリーの順に走行ガイドして周回させることに
より、、ダイヤモンドワイヤソーを、一周する毎に断面
周方向に所望量(角度で30度、45度あるいは90度等)回
転させて走行させることができ、これによりダイヤモン
ドワイヤソーを片減りさせることなく均一摩耗させなが
ら被切断構造物の切断が行え、ダイヤモンドワイヤソー
の寿命向上と同時に切断コストの低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイヤモンドワイヤソーイング装
置の説明図である。
【図2】図1のX矢視図である。
【図3】本発明に係るダイヤモンドワイヤソーイング装
置による被切断構造物の切断要領説明図であって、aは
切断開始初期、bは切断途中、cは切断完了のそれぞれ
状態を示す。
【図4】本発明に係るダイヤモンドワイヤソーの均一摩
耗装置の説明図であって、aは正面図、bは上面図、c
はaのY矢視図である。
【図5】本発明に係るダイヤモンドワイヤソーイング装
置の別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
A:ダイヤモンドワイヤソーイング装置 1:固定架台 2:移動架台 3:ダイヤモンドワイヤソー 4:基礎台 5:フレーム 6:スライド支柱 7,8:外ガイドプーリー 9,10:中ガイド
プーリー 11:ラック 12:スライダ 13:駆動ピニオン 14:基礎台 15:フレーム 16:ワイヤソー駆
動プーリー 17:駆動モータ 18, 19:ガイドプ
ーリー S:被切断構造物 B:ダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置 21:架台 22:第一ガイドプ
ーリー 23, 24:メインガイドプーリー 25:第二ガイドプ
ーリー 26:基礎台 27:フレーム台 L:ダイヤモンドワイヤソーの切断走行ライン 3a〜3d:ダイヤモンドワイヤソー 28, 29:支持アー
ム C:ダイヤモンドワイヤソーイング装置 30:固定板 31:ボルト 32:外ガイドプーリー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定架台と、この固定架台に対して駆動
    手段によりガイドに沿って進退可能に設けられた移動架
    台と、前記固定架台に移動架台の移動方向と交差する方
    向に設けられた一対の外ガイドプーリー及びその外ガイ
    ドプーリーの間に設けられた少なくとも1つの中ガイド
    プーリーと、前記移動架台に設けられたワイヤソー駆動
    プーリー及び少なくとも1つのガイドプーリーとを備え
    るとともに、ダイヤモンドワイヤソーが、固定架台の中
    ガイドプーリーと移動架台のガイドプーリーとの間で走
    行可能に巻き付けられてなることを特徴とするダイヤモ
    ンドワイヤソーイング装置。
  2. 【請求項2】 移動架台のガイドプーリーがワイヤソー
    駆動プーリーを挟んで移動方向と直交する方向に対称に
    配設されてなるとともに、固定架台の中ガイドプーリー
    が前記移動架台のガイドプーリーと同数配設されてなる
    請求項1に記載のダイヤモンドワイヤソーイング装置。
  3. 【請求項3】 移動架台のガイドプーリーが2個配設さ
    れてなる請求項2に記載のダイヤモンドワイヤソーイン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 ダイヤモンドワイヤソーイング装置のダ
    イヤモンドワイヤソーが周回走行するライン内に設けら
    れて使用されるダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置
    であって、ダイヤモンドワイヤソーをライン走行方向に
    対して交差する方向に引き出す第一ガイドプーリーと、
    交差する方向に引き出されたダイヤモンドワイヤソーを
    その交差する方向を含み且つライン走行方向と交差する
    交差面において輪を描くようにガイドする一つ又は二つ
    以上のメインガイドプーリーと、メインガイドプーリー
    に角度で 180度〜 270度巻き付いてガイドされた後のダ
    イヤモンドワイヤソーを前記 180度〜 270度の角度の所
    望角度位置においてメインガイドプーリーの接線方向か
    らライン走行方向に戻す第二ガイドプーリーとを備えて
    なることを特徴とするダイヤモンドワイヤソーの均一摩
    耗装置。
  5. 【請求項5】 所望角度位置が 210度、 225度、 270度
    の何れかである請求項4に記載のダイヤモンドワイヤソ
    ーの均一摩耗装置。
  6. 【請求項6】 メインガイドプーリーがその回転軸をラ
    イン走行方向に平行して設けられてなる請求項4又は5
    に記載のダイヤモンドワイヤソーの均一摩耗装置。
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