JP2001112698A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2001112698A
JP2001112698A JP29204399A JP29204399A JP2001112698A JP 2001112698 A JP2001112698 A JP 2001112698A JP 29204399 A JP29204399 A JP 29204399A JP 29204399 A JP29204399 A JP 29204399A JP 2001112698 A JP2001112698 A JP 2001112698A
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JP
Japan
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heating element
washing
cleaning
pump
temperature
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Pending
Application number
JP29204399A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inada
剛士 稲田
Kyosuke Kimura
恭介 木村
Masaki Yura
政樹 由良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29204399A priority Critical patent/JP2001112698A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水および空気を発熱体により加熱し、食
器類を洗浄し乾燥する食器洗い乾燥機において、消費電
力を所定量以下に制御し、ブレーカ等の動作により運転
を停止することなく、食器類を確実に洗浄、乾燥できる
ようにする。 【解決手段】 洗浄槽1内の洗浄ノズル6の噴射孔7よ
り洗浄ポンプ5により加圧した洗浄水を噴射させ、制御
装置24により洗浄ポンプ5、洗浄水および空気を直接
加熱する発熱体19、洗浄槽1内の洗浄水を排出する排
水ポンプ9などの動作を制御し洗浄、すすぎ、乾燥の一
連の行程を制御する。発熱体19は、発熱体19の温度
が所定温度以上にならないよう自己制御を行い、制御装
置24は、食器類2を洗浄またはすすぎ各行程の開始時
に発熱体19のみに通電し、発熱体19の消費電力が所
定量以下になった後に洗浄ポンプ5に通電するよう構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水および空気
を発熱体により加熱して、食器類を洗浄し、乾燥させる
食器洗い乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗い乾燥機は図10
に示すように構成していた。以下、その構成について説
明する。
【0003】図10に示すように、洗浄槽1は内部に食
器類2を収納する食器かご3を設けている。また、洗浄
槽1内には、洗浄槽1内の洗浄水を加熱する加熱手段と
して発熱体4を設け、洗浄槽1の下面に洗浄ポンプ5を
設け、洗浄ノズル6の噴射孔7より洗浄水を噴射して食
器かご3に収納した食器類2を洗浄するように構成して
いる。給水弁8は水道水を洗浄槽1に給水するものであ
る。洗浄槽1内の洗浄水は排水ポンプ9により排水す
る。
【0004】フィルタ10は洗浄槽1に設け、洗浄行程
およびすすぎ行程において、残菜(食器類2に汚れとし
て付着していた食品を残菜という)を捕集する。送風フ
ァン11は、乾燥行程で運転して機外より吸気し、吸気
した空気を洗浄槽1内に送風し、排気口12より排気す
ることにより、洗浄槽1内の食器類2を乾燥させる。洗
浄槽1の前面にドア13を開閉自在に設けている。
【0005】第1の温度検知手段14および第2の温度
検知手段15は、それぞれ洗浄水、空気および発熱体4
の温度を検知し、その出力を制御装置16に入力してい
る。制御装置16は、第1の温度検知手段14および第
2の温度検知手段15の出力に基づいて発熱体4を制御
するとともに、洗浄ポンプ5、排水ポンプ9を制御し
て、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を逐次制御するよ
う構成している。
【0006】上記構成において動作を説明すると、利用
者がドア13を前方に開け、食器類2を食器かご3に配
置し、洗浄槽1に収納して洗剤を入れた後、運転を開始
すると、まず排水ポンプ9が動作して、前回の運転等で
洗浄槽1内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を機外へ
排出する。
【0007】そして、給水弁8が動作して洗浄水を洗浄
槽1に供給する。所定の洗浄水が供給されると、洗浄ポ
ンプ5により洗浄水を加圧し、洗剤とともに洗浄ノズル
6に設けた噴射孔7から洗浄水を噴射する。こうして洗
浄行程が行われる。この洗浄行程では洗浄槽1内に設け
た発熱体4に通電して、洗浄水を洗浄行程での所定温度
まで加熱する。
【0008】所定時間の洗浄行程を経ると、次に食器類
2から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ9
により機外へ排出する。引き続いて、新たに洗浄水を供
給して洗浄ノズル6に設けた噴射孔7から再び噴射し
て、洗剤や残菜等で汚れた食器類2をすすぎ行程を実行
する。
【0009】このすすぎ行程を終えると、洗浄水を再び
機外へ排出する。このすすぎ行程は連続して数回繰り返
される。なお、洗浄およびすすぎ行程において、残菜は
洗浄槽1に設けたフィルタ10内に捕集される。所定回
数のすすぎ行程が終了すると乾燥行程が開始する。この
行程では、送風ファン11が動作して機外の空気が洗浄
槽1内へ送り込まれる。送り込まれた空気は発熱体4に
より加熱された後、食器類2を乾燥させて排気口12よ
り機外へ排出される。乾燥行程終了後、運転を終了す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、発熱体4は、洗浄水も空気も直接加熱することが
できたり、洗浄水の中でも使用したりすることができる
シーズヒータで構成されている。そして、発熱体4は、
図11に示すように、発熱体4の温度に対してその抵抗
値はほとんど変化しないので、図12に示すように、発
熱体4を連続通電すると、発熱体4の温度は時間ととも
に上昇し、発熱体4の耐久信頼性を確保できる最高温度
である略450℃をはるかに越えてしまう。
【0011】そのため、図10に示すように、洗浄およ
びすすぎ行程中の洗浄水の温度、乾燥行程中に発熱体4
により加熱された空気の温度および加熱された空気と発
熱体4の温度との相関関係から算出される発熱体4の温
度を検知するための第1の温度検知素子14を備えてい
る。
【0012】この第1の温度検知素子14の出力を制御
装置16に入力し、制御装置16は、図13に示すよう
に、洗浄およびすすぎ行程では洗浄水がそれぞれの行程
での所定温度になるように、乾燥行程では食器類2を乾
燥させる空気の温度が乾燥行程での所定温度になるよう
に、また、発熱体4をシーズヒータで構成する場合は、
乾燥行程において、安全性やシーズヒータの耐久信頼性
等からシーズヒータの温度が最高で略450℃になるよ
うに、図14に示すように、発熱体4に通電したり非通
電にしたりして温度制御を行っている。
【0013】そのため、第1の温度検知素子14は、乾
燥行程では、常に発熱体4により加熱された空気の温度
および加熱された空気の温度と発熱体4の温度の関係か
ら得られる発熱体4の温度を検知しなければならず、ま
た、制御装置16は洗浄およびすすぎ行程だけでなく、
乾燥行程においても発熱体4の通電を制御しなければな
らないという問題がある。
【0014】その上、発熱体4に通電したり非通電にし
たりするために、図13に示すように、乾燥行程におい
て、発熱体4により加熱される空気は一定温度にはなら
ず、そのため、食器類2が一定の温度で乾燥されないと
いう問題もある。
【0015】さらに、第1の温度検知素子14が故障し
た場合に、発熱体4の温度が異常に高くなることによ
り、発熱体4の耐久信頼性が低下することや洗浄ノズル
6や食器類2が溶損したりすることを防止するために、
図10に示すように、第2の温度検知素子15を備えて
いる。
【0016】この第2の温度検知素子15は、第1の温
度検知素子14が故障したりした場合に、発熱体4の温
度を検知し、その出力に基づいて制御装置16が発熱体
4の通電を制御する。このため、発熱体4を安全に制御
するために、第1の温度検知素子14だけでなく第2の
温度検知素子15も備えなければならず、食器洗い乾燥
機を低コストな構成にできない等の問題もある。
【0017】そこで、乾燥行程における発熱体4の制御
を容易にしたり、信頼性を向上させるために、図15に
示すように、乾燥行程で空気を加熱する第2の発熱体1
7を別途設け、第2の発熱体17をPTCヒータで構成
すれば、PTCヒータは自身が所定温度以上にならない
ように自己制御を行うので、図10に示す第2の温度検
知素子15を不要な構成にすることができる。
【0018】しかしながら、この構成においては、発熱
体4と第2の発熱体17という2つの発熱体構成となる
ので、食器洗い乾燥機を低コストな構成にすることがで
きないという問題がある。
【0019】さらに、図16に示すように、洗浄槽1内
の空気を循環させる循環経路18を設け、循環経路18
内にPTCヒータで構成される第2の発熱体17を備え
ることにより、洗浄およびすすぎ行程において、洗浄槽
1内の空気が循環経路18内へ送風されて第2の発熱体
17により加熱され、加熱された空気が洗浄槽1内に再
び供給されることにより、洗浄槽1内の洗浄水が加熱さ
れる。そのため、発熱体を第2の発熱体17のみで構成
することができる。
【0020】しかしながら、この構成においては、洗浄
水は、第2の発熱体17から直接加熱されず、空気を介
して第2の発熱体17から加熱されるので、効率的に洗
浄水を加熱できないという問題がある。また、第2の発
熱体17には、洗浄およびすすぎ行程で高湿度の空気が
供給されることになるが、第2の発熱体17がPTCヒ
ータで構成される場合は、PTCヒータは水や湿度に対
する信頼性が極めて低いので、第2の発熱体17および
その周辺を安全な構成にすることができないという問題
がある。
【0021】さらに、循環経路18を新たに設けなけれ
ばならないので、食器洗い乾燥機の構成を大きく変更し
なければならないという問題もある。
【0022】そこで、これらの問題を解決するために、
図17に示すように、発熱体19は、洗浄およびすすぎ
行程では洗浄槽1内の洗浄水を直接加熱し、乾燥行程で
は空気を直接加熱するもので、図18に示すように、多
くの食器洗い乾燥機で使用されているシーズヒータと略
同様に、電熱線20、電気絶縁体21、金属保護管22
で構成した食器洗い乾燥機が提案されている。
【0023】さらに、この発熱体19は、電熱線20を
ニッケル−鉄系等の合金で構成しており(シーズヒータ
はニッケルークロム系等の合金で構成)、図19(a)
の特性Aに示すように、発熱体19の温度が上昇すると
ともに発熱体19自身の抵抗値が増加し、連続通電して
もある温度以上にはならないように自己制御を行うこと
ができる。
【0024】そのため、自己制御を行う発熱体19とシ
ーズヒータを比較すると、自己制御を行う発熱体19お
よびシーズヒータを連続通電した場合、シーズヒータの
温度は、図20の特性aに示すように、経過時間ととも
に上昇し、発熱体の所定温度T0よりも極めて高くなっ
てしまう。一方、自己制御を行う発熱体19は、図20
の特性bに示すように、経過時間とともに温度上昇の度
合いが減少し、発熱体の所定温度T0以上にはならな
い。
【0025】そこで、自己制御を行う発熱体19を発熱
体19の所定温度T0(例えば450℃)以上にならな
いように設定することにより、乾燥行程において、発熱
体19を連続通電しても発熱体19の所定温度を越える
ことがない。
【0026】そのため、乾燥行程において、発熱体19
の温度や発熱体19により加熱された空気の温度を検知
する必要がなく、また、発熱体19に通電したり非通電
にしたりして、図13に示すように、発熱体19により
加熱された空気を乾燥行程での所定温度Td以下にする
という制御を行う必要もない。
【0027】また、自己制御を行う発熱体19の温度が
一定になるので、発熱体19により加熱される空気の温
度も常に一定となり、洗浄槽1内の温度も一定となる。
そして、発熱体19が発熱体19の所定温度T0のとき
に、発熱体19により加熱される空気の温度が乾燥行程
での所定温度Tdになるように発熱体19を設定すれ
ば、発熱体19により加熱される空気の温度を乾燥行程
での所定温度Td以下にすることができる。
【0028】したがって、自己制御を行う発熱体19
を、多くの食器洗い乾燥機で使用されているシーズヒー
タと略同様に、洗浄水および空気を加熱することができ
る構成にすることができ、乾燥行程において、図10に
示すような発熱体19の温度や発熱体19により加熱さ
れた空気の温度を検知する第2の温度検知素子15を設
ける必要がなく、発熱体19を制御する必要もないの
で、洗浄水および空気を直接加熱するとともに自己制御
を行う発熱体19を用いても、食器洗い乾燥機の構成を
変更することなく、また、自己制御を行う発熱体19周
辺の構成を簡単でかつ低コストな構成にすることができ
る。
【0029】しかしながら、この構成では、図19
(a)の特性Aに示すように、自己制御を行う発熱体1
9の温度が低い場合は発熱体19の抵抗値は低いことに
なるが、洗浄水および空気を直接加熱する際に、自己制
御を行う発熱体19には所定の電圧(例えば100V)
が与えられるので、発熱体19の抵抗値が低い場合は、
図19(b)の特性Bに示すように、発熱体19は多く
の電力を消費することになる。
【0030】そのため、従来の食器洗い乾燥機と略同等
の仕様および運転時間にするために、洗浄行程におい
て、図19(b)の特性Bに示すように、洗浄行程での
洗浄水の所定温度Twの時の発熱体19の消費電力をW
wに設定した場合、例えば、洗浄行程での洗浄水の所定
温度Twを60℃に設定し、そのときの発熱体19の消
費電力Wwを略1100Wに設定した場合、洗浄水の温
度が60℃よりも低い場合は、図19(a)の特性Aに
示すように、発熱体19の抵抗値Raは洗浄水の温度が
60℃の場合の抵抗値Rwよりも小さくなる。そのた
め、図19(b)の特性Bに示すように、発熱体19の
消費電力Wpは洗浄水の温度が60℃の場合の消費電力
である1100Wよりも大きくなり、洗浄水の温度が低
いほど発熱体19の消費電力は大きくなる。
【0031】例えば、100Vの電圧で、洗浄ポンプ5
は200W、発熱体19は60℃のとき1100W、2
0℃のとき1300Wを消費するような構成の場合、給
水弁8により給水される洗浄水の温度が20℃の場合
は、(洗浄ポンプ5の消費電力)+(発熱体19の消費
電力)=200W+1300W=1500Wになってし
まうので、制御装置16等の消費電力を考慮に入れる
と、消費電力は1500W以上になってしまう。
【0032】さらに、食器洗い乾燥機を冬期に使用する
場合や寒冷地では、洗浄およびすすぎ行程において供給
される洗浄水の温度が略5℃と極めて低い場合もある。
このとき、発熱体19の抵抗値は、20℃の場合の抵抗
値Raよりもさらに低くなるので、発熱体19はより多
くの電力を消費することになる(例えば1400W)。
そのため、洗浄ポンプ5も動作させると、消費電力が1
500Wを確実に越えてしまうことになる。したがっ
て、一般家庭のブレーカが遮断し、運転できないことが
発生するという問題がある。
【0033】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、消費電力を所定量以下に制御し、ブレーカ等の動作
により運転を停止することなく、食器類を確実に洗浄お
よび乾燥できるようにすることを目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、食器類を配置した食器かごを洗浄槽内に収
納し、洗浄槽内に回転自在に配設した洗浄ノズルの噴射
孔より洗浄ポンプにより加圧した洗浄水を噴射させ、制
御装置により洗浄ポンプ、洗浄水および空気を直接加熱
する発熱体、洗浄槽内の洗浄水を排出する排水ポンプな
どの動作を制御し洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を制
御するよう構成し、発熱体は、発熱体の温度が所定温度
以上にならないように自己制御を行い、制御装置は、食
器類を洗浄またはすすぎ各行程の開始時には発熱体のみ
に通電し、発熱体の消費電力が所定量以下になった後に
洗浄ポンプに通電するように構成したものである。
【0035】これにより、使用する消費電力を所定量以
下に制御することができ、ブレーカ等の動作により運転
を停止することなく、食器類を確実に洗浄および乾燥す
ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄槽と、食器類を配置し前記洗浄槽内に収納する
食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポン
プと、前記洗浄槽内に回転自在に配設し洗浄水を噴射す
る噴射孔を有する洗浄ノズルと、洗浄水および空気を直
接加熱する発熱体と、前記洗浄槽内の洗浄水を排出する
排水ポンプと、前記洗浄槽内に空気を送風する送風ファ
ンと、前記洗浄ポンプ、発熱体、排水ポンプなどの動作
を制御し洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を制御する制
御装置を備え、前記発熱体は、発熱体の温度が所定温度
以上にならないように自己制御を行い、前記制御装置
は、食器類を洗浄またはすすぎ各行程の開始時には前記
発熱体のみに通電し、前記発熱体の消費電力が所定量以
下になった後に前記洗浄ポンプに通電するように構成し
たものであり、食器洗い乾燥機の消費電力を所定量以下
に制御することができ、ブレーカ等の動作により食器洗
い乾燥機の運転を停止することなく、食器類を確実に洗
浄および乾燥させることができる。
【0037】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、食器類を洗浄またはすすぎ各行程
が開始される前の行程から発熱体に通電するようにした
ものであり、洗浄水は洗浄またはすすぎ行程の開始前か
ら加熱されるので、洗浄水をはやく加熱することができ
るとともに、洗浄またはすすぎ行程の開始時の洗浄水の
温度をより高くすることができる。したがって、食器洗
い乾燥機の消費電力を所定量以下に制御することができ
るとともに、洗浄またはすすぎ行程において、洗浄水を
加熱する時間を短縮することができたり、発熱体と洗浄
ポンプ同時に動作させるまでの時間を短縮することがで
きるので、運転時間を短縮することができる。
【0038】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、食器類を洗浄またはすす
ぎ行程の開始時に洗浄ポンプのみに通電して動作させ、
その後、前記洗浄ポンプを非通電にして発熱体のみに通
電し、前記発熱体の消費電力が所定量以下になった後に
前記洗浄ポンプに通電するようにしたものであり、洗浄
行程では、洗浄ポンプが非通電の間に、発熱体が加熱す
る洗浄水の量は、食器類に付着した洗浄水の量だけ少な
くなるので、洗浄槽の底部に存在する洗浄水はより一層
はやく加熱され、発熱体と洗浄ポンプを同時に通電して
も、消費電力が所定量を確実に越えない状態により一層
はやくすることができ、発熱体と洗浄ポンプをより一層
はやく同時に通電して動作させることができる。
【0039】また、食器類をすすぎ行程の開始時におい
ても、洗浄行程と同様の動作を行うことにより、洗浄水
と前の行程で加熱された食器類および洗浄糟等とが熱交
換を行うので、洗浄水は、すすぎ行程開始前に供給され
た場合よりも高温になって、発熱体の温度が高くなる時
間がはやくなり、発熱体と洗浄ポンプを同時に通電して
も、消費電力が所定量を確実に越えない状態により一層
はやくすることができる。
【0040】したがって、食器類を洗浄およびすすぎ行
程において、洗浄水をより一層はやく加熱することがで
き、かつ洗浄ポンプと発熱体をより一層はやく同時に通
電することができるので、食器類を洗浄およびすすぎ行
程の時間をより一層短縮することができる。
【0041】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、発熱体と洗浄ポンプを交互に
通電するようにしたものであり、洗浄またはすすぎ行程
において、発熱体と洗浄ポンプを同時に通電しても、消
費電力が所定量を確実に越えない状態になるまで、発熱
体と洗浄ポンプを交互に通電することにより、洗浄また
はすすぎ行程の開始から食器類は洗浄水により洗浄され
ることになり、効率的に食器類を洗浄することができ
る。
【0042】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、制御装置は、洗浄ポンプが消
費する電力を制御するように構成したものであり、制御
装置により、洗浄ポンプに通電する電圧を低くして洗浄
ポンプを動作させることができるので、発熱体と洗浄ポ
ンプを交互に通電するという複雑な制御を行うこともな
く、洗浄またはすすぎ行程の開始時から洗浄水を常に食
器類に供給することができ、よりはやくより効率的に食
器類を洗浄することができる。
【0043】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、制御装置は、発熱体が消費す
る電力を制御するように構成したものであり、制御装置
により発熱体に通電する電圧を制御することにより、食
器を洗浄またはすすぎ行程の開始から洗浄ポンプを常に
所定の電力で動作させることができるとともに、発熱体
も同時に通電することができ、かつ洗浄またはすすぎ行
程の開始時から常に所定の洗浄水を供給することができ
るので、消費電力を所定量以下に制御することができる
とともに、より一層はやくかつより一層効率的に食器類
を洗浄することができる。
【0044】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、発熱体は、洗浄水の水位より
も上部に配置するようにしたものであり、発熱体の温度
を高温にし、その後洗浄ポンプを動作させることによ
り、複雑な制御を行ったり新たな制御手段を設けること
なく、洗浄水の温度が低くても洗浄ポンプを動作させる
ことができ、かつ消費電力を確実に所定量よりも少なく
することができる。
【0045】請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜
7に記載の発明において、発熱体は、第1の発熱体と第
2の発熱体で構成するとともに、食器類を洗浄またはす
すぎ行程の開始時には前記第1の発熱体および前記洗浄
ポンプに通電し、かつ前記第2の発熱体は、前記第1の
発熱体の消費電力が所定量以下になった後に通電するよ
うにしたものであり、食器類を洗浄またはすすぎ行程の
開始時から洗浄水を食器類へ供給させて食器類を洗浄す
ることができ、より効率的に食器類を洗浄することがで
きる。また、第1の発熱体をフィルタの下部に配置し、
第2の発熱体のみを洗浄槽の底部に配置するように構成
し、乾燥行程において、第2の発熱体のみに通電して空
気を加熱することにより、洗浄槽内において高温の第2
の発熱体が存在する領域を従来の発熱体が存在する領域
よりも少なくすることができる。したがって、乾燥行程
において、食器かごから食器類が落下しても食器類が溶
損したりする可能性を少なくすることができ、安全性を
より向上することができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0047】(実施例1)図1に示すように、発熱体1
9は、洗浄またはすすぎ行程では洗浄槽1内の洗浄水を
直接加熱し、乾燥行程では空気を直接加熱するもので、
図18に示すように構成し、電熱線20をニッケルー鉄
系等の合金で構成しており、図19(a)の特性Aに示
すように、発熱体19の温度が上昇するとともに発熱体
19自身の抵抗値が増加し、連続通電してもある温度以
上にはならないように自己制御を行うように構成してい
る。温度検知素子23は、洗浄槽1内の洗浄水の温度を
検知するものである。
【0048】制御装置24は、温度検知素子23の出力
を入力し、洗浄ポンプ5、排水ポンプ9、発熱体19な
どの動作を制御し、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を
制御するとともに、食器類2を洗浄またはすすぎ各行程
の開始時に、温度検知素子23が検知した洗浄水の温度
が低い場合、発熱体19のみに通電し、発熱体19の消
費電力が所定量以下になった後に洗浄ポンプ5に通電す
るように構成している。
【0049】上記構成において動作を説明する。洗浄槽
1内に所定量の洗剤を投入し、食器類2を食器かご3に
配置して洗浄槽1内に収納する。食器類2を収納した
後、運転を開始する。運転が開始すると、まず排水ポン
プ9が動作して洗浄槽1内に残っている残水を機外へ排
出する。そして、給水弁8に通電することで洗浄水が供
給される。所定量の洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ
5が駆動して洗浄水を加圧する。加圧された洗浄水は洗
浄ノズル6に供給され、洗浄ノズル6に設けた噴射孔7
から噴射される。そして、洗浄水は洗浄槽1および食器
類2に供給される。こうして食器類2を洗浄する洗浄行
程が行われる。
【0050】この洗浄行程では、発熱体19に通電し、
洗浄水の温度を温度検知素子23で検知し、この検知し
た温度を制御装置24に入力し、温度制御することによ
り、図2に示すように、洗浄水は洗浄行程での所定温度
Tw(例えば60℃)まで加熱される。所定時間の洗浄
行程を経過すると、排水ポンプ9が動作し、食器類2か
ら洗い落とされた汚物等を含む洗浄水を機外へ排出する
排水行程が行われる。
【0051】そして、新たに洗浄水を供給し、洗浄ノズ
ル6に備えられた噴射孔7から洗浄水を噴射することで
洗剤や残菜等で汚れた食器類2をすすぎ行程を行う。こ
の行程終了後、再び洗浄水を機外へ排出する。そして、
このすすぎ行程は連続して数回繰り返される。最終のす
すぎ行程では、図2に示すように、すすぎ行程での所定
温度Tr(例えば70℃)まで洗浄水は加熱される。残
菜は洗浄槽1に設けたフィルタ10内に捕集される。
【0052】すすぎ行程終了後、乾燥行程に入る。乾燥
行程では、送風ファン11が動作することにより機外の
空気が洗浄槽1内に送り込まれる。洗浄槽1内に送りこ
まれた空気は、図2に示すように、乾燥行程での所定温
度Td(例えば80℃)以下になるように発熱体19に
より加熱され、食器類2に供給されて食器類2を乾燥さ
せる。食器類2を乾燥させた空気は排気口12から機外
へ排出される。所定の乾燥時間終了後、運転を終了す
る。
【0053】ここで、洗浄およびすすぎ行程の開始時
に、温度検知素子23により検知した洗浄水の温度が低
い場合、まず、発熱体19のみに通電して洗浄水を加熱
し、洗浄水の温度および発熱体19の抵抗値が上昇し、
発熱体19の消費電力が、発熱体19と洗浄ポンプ5に
同時に通電しても、消費電力が所定量(1500W)を
確実に越えない領域になった後に、洗浄ポンプ5に通電
して動作させるように、発熱体19および洗浄ポンプ5
を制御する。
【0054】例えば、洗浄水の給水温度が20℃、洗浄
ポンプ5の消費電力が200W、発熱体の消費電力が2
0℃のとき1300W、30℃のとき1250W、60
℃のとき1100Wを消費する場合、洗浄水の温度が3
0℃になるまで発熱体19のみに通電し、洗浄水の温度
が30℃になったときに洗浄ポンプ5と発熱体19の両
方に通電する。このときの消費電力は、(洗浄ポンプ5
の消費電力)+(発熱体19の消費電力)=1250W
+200W=1450Wとなる。
【0055】そうすることにより、食器洗い乾燥機の消
費電力が所定量(1500W)を確実に越えないように
制御することができるので、食器洗い乾燥機の使用中に
ブレーカ等が動作して、食器洗い乾燥機に電力を供給す
るのを停止したり、その結果、食器類2を洗浄すること
ができなくなるという不具合を防ぐことができる。
【0056】したがって、洗浄またはすすぎ行程の開始
時に供給される洗浄水の温度が低く、発熱体19の消費
する電力が大きい場合でも、消費電力を所定量以下に制
御することができ、ブレーカ等の動作により運転を停止
することなく、食器類2を確実に洗浄および乾燥させる
ことができる。
【0057】なお、発熱体19の抵抗値を検知する発熱
体抵抗値検知素子を設ければ、発熱体19の消費電力を
より確実に検知することができ、発熱体19と洗浄ポン
プ5との制御をより正確にかつ精密に制御することがで
きる。
【0058】また、洗浄またはすすぎ行程の開始時、洗
浄ポンプ5が非通電で、発熱体19のみに通電して洗浄
水を加熱する間において、一時的に発熱体19を非通電
にして洗浄ポンプ5のみに通電して、洗浄水を洗浄ポン
プ5によりかき混ぜる行程を設けてもよい。
【0059】また、発熱体19は、洗浄水の温度がいか
なる温度であっても、消費電力が1500Wを越えない
ように構成されていることはいうまでもない。
【0060】(実施例2)図1に示す制御装置24は、
食器類2を洗浄またはすすぎ各行程が開始される前の行
程、すなわち、洗浄水を排出する排水行程の終了後また
は洗浄水を供給する給水行程の開始後に発熱体19に通
電するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じ
である。
【0061】上記構成において動作を説明する。発熱体
19は、洗浄水を排出する排水行程の終了後または洗浄
水を供給する給水行程の開始後に通電すると、洗浄水は
洗浄およびすすぎ行程の開始前から加熱されることにな
る。
【0062】そうすることにより、洗浄およびすすぎ行
程が開始されたとき発熱体19に通電する場合よりも、
はやく洗浄水を加熱することができるとともに、洗浄お
よびすすぎ行程の開始時の洗浄水の温度をより高くする
ことができる。
【0063】そのため、発熱体19の温度も、洗浄およ
びすすぎ行程が開始されたとき発熱体19に通電する場
合よりも高くなり、発熱体19の消費電力をよりはやく
少なくすることができるとともに、洗浄およびすすぎ行
程の開始から発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に通電す
るまでの時間を短縮することができる。
【0064】したがって、消費電力を所定量以下に制御
することができるとともに、洗浄またはすすぎ行程にお
いて、洗浄水を加熱する時間を短縮することができた
り、発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に動作させるまで
の時間を短縮することができるので、運転時間を短縮す
ることができる。
【0065】なお、排水ポンプ9の消費電力は略40
W、給水弁8の消費電力は略10Wであるので、発熱体
19と排水ポンプ9、または発熱体19と給水弁8とを
同時に通電しても1500Wを越えないように、発熱体
19は構成している。
【0066】(実施例3)図1に示す制御装置24は、
洗浄行程の開始時またはすすぎ行程の開始時に、洗浄ポ
ンプ5のみに通電して動作させた後に、洗浄ポンプ5を
非通電にして発熱体19のみに通電し、上記実施例1お
よび実施例2と同様に、発熱体19の消費電力が少なく
なり、発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に通電しても消
費電力が所定量を越えない状態になった後に再び洗浄ポ
ンプ5も通電するようにしている。他の構成は上記実施
例1と同じである。
【0067】上記構成において動作を説明する。運転開
始後、洗浄ポンプ5が初めて動作して洗浄水が噴射孔7
から噴射し、食器類2へ供給されるまでは、食器類2に
は洗浄水が付着していない状態にある。そこで、洗浄行
程の開始時に、発熱体19に通電する前に洗浄ポンプ5
のみを動作させて食器類2に洗浄水を供給する。そうす
ることにより、食器類2には洗浄水が付着することにな
る。
【0068】この状態で、一度洗浄ポンプ5を非通電に
すると、洗浄槽1の底部に存在する洗浄水の量は、洗浄
水が洗浄糟1の側面や天面および食器類2に付着する分
だけ洗浄行程の開始前の供給量よりも少ないことにな
る。
【0069】そのため、この状態で発熱体19に通電す
ると、洗浄槽1の底部に存在する洗浄水は、食器類2や
洗浄糟1等に付着して少なくなった分だけ、より一層は
やく加熱される。それゆえ、発熱体19の温度が高くな
る時間がより一層はやくなるので、発熱体19と洗浄ポ
ンプ5を同時に通電しても、より一層はやく消費電力が
所定量(1500W)を確実に越えない状態にすること
ができ、発熱体19と洗浄ポンプ5をより一層はやく同
時に通電して動作させることができる。
【0070】また、食器類2には、洗浄行程の開始時に
洗浄ポンプ5により、一度洗浄水が供給されるので、洗
浄ポンプ5が非通電状態で発熱体19が洗浄槽1の底部
にある洗浄水を加熱している間に、食器類2に付着して
いる汚物等は、供給された洗浄水に溶けたり膨潤したり
して、食器類2から洗浄されやすい状態になる。そのた
め、食器類2の洗浄性能をより向上させることができ
る。
【0071】したがって、洗浄行程において、発熱体1
9は、洗浄水をより一層はやく加熱することができ、か
つ洗浄ポンプ5と発熱体19をより一層はやく同時に通
電することができるので、洗浄行程の時間をより一層短
縮することができる。
【0072】また、洗浄ポンプ5が非通電状態で発熱体
19が洗浄水を加熱している間にも食器類2に付着した
汚物等を溶かしたり膨潤させたりすることができるの
で、食器類2の洗浄性能をより向上させることができ
る。
【0073】また、複数回行われるすすぎ行程の開始時
において、食器類2および洗浄糟1等は、洗浄行程や前
回のすすぎ行程で加熱された状態にある。そのため、食
器類2や洗浄糟1等は新たに供給される洗浄水よりも温
度が高い状態にある。
【0074】そこで、本実施例の洗浄行程と同様に、す
すぎ行程の開始時においても、初めに洗浄ポンプ5を動
作させ、食器類2および洗浄槽1等に洗浄水を供給する
ことにより、洗浄水と食器類2および洗浄糟1等とが熱
交換を行い、洗浄水は食器類2および洗浄糟1等により
加熱されることになる。
【0075】そのため、洗浄水は、すすぎ行程の開始前
に供給された場合よりも高温になるので、この状態で、
一度洗浄ポンプ5を非通電にし、発熱体19に通電して
洗浄槽1底部に存在する洗浄水を加熱すると、発熱体1
9の温度が高くなる時間がはやくなり、すすぎ行程にお
いても、発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に通電しても
消費電力が所定量(1500W)を確実に越えない状態
により一層はやくすることができる。
【0076】したがって、すすぎ行程においても、洗浄
水をより一層はやく加熱することができ、かつ洗浄ポン
プ5と発熱体19をより一層はやく同時に通電すること
ができるので、すすぎ行程の時間をより一層短縮するこ
とができる。
【0077】(実施例4)図1に示す制御装置24は、
図3に示すように、洗浄またはすすぎ行程で、洗浄ポン
プ5と発熱体19を同時に通電しても、消費電力が所定
量(1500W)を確実に越えない状態(図3の時刻t
1以降)になるまで、発熱体19と洗浄ポンプ5を交互
に通電するようにしている。他の構成は上記実施例1と
同じである。
【0078】上記構成において動作を説明する。洗浄ま
たはすすぎ行程において、発熱体19と洗浄ポンプ5を
同時に通電しても、消費電力が所定量(1500W)を
確実に越えない状態になるまで、図3(a)および図3
(b)に示すように、発熱体19と洗浄ポンプ5を交互
に通電することにより、洗浄またはすすぎ行程の開始時
から食器類2には洗浄水が供給され、洗浄水により洗浄
されることになる。
【0079】したがって、洗浄またはすすぎ行程におい
て、発熱体19と洗浄ポンプ5とを交互に通電する制御
を行うことにより、食器類2は間欠ながらも洗浄または
すすぎ行程の開始時から洗浄水が供給されて洗浄される
ことになるので、効率的に食器類2を洗浄することがで
きる。
【0080】(実施例5)図1に示す制御装置24は、
洗浄ポンプ5が消費する電力を制御するように構成して
いる。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0081】上記構成において動作を説明する。制御装
置24により洗浄ポンプ5が消費する電力を制御するこ
とにより、洗浄またはすすぎ行程において、図4に示す
ように、洗浄ポンプ5が消費する電力を所定の電力Wp
(例えば200W)よりも低くして洗浄ポンプ5を動作
させる。
【0082】このため、洗浄ポンプ5が消費する電力が
所定の電力Wpで、かつ発熱体19と洗浄ポンプ5を同
時に通電しても、消費電力が所定量(1500W)を確
実に越えない状態(図8に示す時刻t2)になるよりも
前の状態から洗浄ポンプ5に通電して動作させることが
でき、洗浄またはすすぎ行程の開始時から洗浄水を常に
食器類2に供給することができる。
【0083】したがって、消費電力が所定量(1500
W)を確実に越えない最大の消費電力になるように、制
御装置24により洗浄ポンプ5が消費する電力を制御す
ることにより、消費電力を所定量以下に制御することが
できるとともに、上記実施例4のように、発熱体19と
洗浄ポンプ5を交互に通電するという複雑な制御を行う
こともなく、洗浄またはすすぎ行程の開始時から洗浄水
を常に食器類2に供給することができ、よりはやくかつ
より効率的に食器類2を洗浄することができる。
【0084】(実施例6)図1に示す制御装置24は、
発熱体19が消費する電力を制御するように構成してい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0085】上記構成において動作を説明する。制御装
置24により発熱体19が消費する電力を制御すること
により、洗浄水の温度が低温であっても、発熱体19が
消費する電力を一定量に保つことができる。例えば、洗
浄水の温度が20℃の場合、発熱体19を100Vで通
電すると、発熱体19が1300Wを消費するのを、制
御装置24により1100Wを消費するようにする。
【0086】このため、洗浄またはすすぎ行程の開始か
ら発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に通電しても、消費
電力が所定量(1500W)を確実に越えない状態にす
ることができる。それゆえ、洗浄またはすすぎ行程の開
始時から発熱体19と洗浄ポンプ5を同時に通電して動
作させることができる。
【0087】また、洗浄ポンプ5は、洗浄またはすすぎ
行程の開始時から所定の電力(例えば200W)で常に
運転することができるので、食器類2に洗浄またはすす
ぎ行程の開始時から常に所定量の洗浄水を供給すること
ができる。
【0088】したがって、洗浄またはすすぎ行程の開始
時から洗浄ポンプ5を常に所定の電力(例えば200
W)で動作させることができるとともに、発熱体19も
同時に通電することができ、かつ洗浄またはすすぎ行程
の開始時から常に所定の洗浄水を供給することができる
ので、消費電力を所定量以下に制御することができると
ともに、より一層はやくかつより一層効率的に食器類2
を洗浄することができる。
【0089】(実施例7)図5に示すように、発熱体1
9は、洗浄水の水位Pよりも上部に配置しており、洗浄
またはすすぎ行程の開始時に発熱体19のみに通電し、
図20に示すように、発熱体19の温度が発熱体19の
所定温度T0よりも低い温度Th(例えば発熱体19の
所定温度T0が略450℃、Thが略350℃等)にな
ったとき、洗浄ポンプ5にも通電するように構成してい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0090】上記構成において動作を説明する。図5に
示すように、発熱体19は洗浄水の水位Pよりも上部に
配置しているので、洗浄またはすすぎ行程の開始時に発
熱体19に通電すると、図20に示すように、発熱体1
9の温度は急激に上昇し、発熱体の所定温度T0よりも
低い温度Th(例えば350℃)に到達する。
【0091】発熱体19の温度が高温になると、図19
に示すように、発熱体19の抵抗値は増加し、発熱体1
9の消費電力は少なくなるので、発熱体19の温度がT
hに到達した時に洗浄ポンプ5に通電した場合は、消費
電力を所定量(1500W)よりも十分に少なくするこ
とができる。例えば、発熱体19の温度Thが略350
℃の時、発熱体19の消費電力が略500W消費するも
のとすると、(発熱体19の消費電力)+(洗浄ポンプ
5の消費電力)=500W+200W=700Wとな
る。
【0092】したがって、発熱体19と洗浄ポンプ5を
同時に通電するとき、消費電力を所定量(1500W)
よりも十分に少なくすることができ、確実に発熱体19
と洗浄ポンプ5を同時に動作させることができる。
【0093】また、洗浄ポンプ5が動作すると、洗浄ポ
ンプ5により加圧された洗浄水が洗浄ノズル6および噴
射孔7を介して食器類2、食器かご3および洗浄槽1の
側面や天面等に供給され、その後、発熱体19に供給さ
れることになるが、このとき発熱体19は高温状態であ
り、また発熱体19は洗浄水の水位Pよりも上部に配置
されているので、洗浄槽1の底部に存在する洗浄水とは
接触せず、食器類2、食器かご3および洗浄槽1の壁面
等から滴下してくる洗浄水としか接触しないので、発熱
体19の温度が急激に低下し、洗浄水と略同等の温度に
なることはない。例えば、洗浄水の温度が略20℃に対
して発熱体19の温度略80℃となる。
【0094】したがって、洗浄水の温度が低温の場合で
あっても、発熱体19の温度を低温にすることがないの
で、消費電力が所定量(1500W)を越えることな
く、食器洗い乾燥機を運転することができる。
【0095】このように、発熱体19を洗浄水の水位P
よりも上部に配置して、発熱体19の温度を高温にし、
その後洗浄ポンプ5を動作させることにより、上記実施
例4〜6のような複雑な制御を行ったり、新たな制御手
段を設けることなく、洗浄水の温度が低くても洗浄ポン
プ5を動作させることができ、かつ消費電力を確実に所
定量(1500W)よりも少なくすることができる。
【0096】(実施例8)図6に示すように、発熱体1
9は、第1の発熱体25と第2の発熱体26とで構成し
ており、洗浄またはすすぎ行程の開始時は第1の発熱体
25と洗浄ポンプ5とに通電し、第1の発熱体25の温
度が上昇し、第1の発熱体25の抵抗値が増加して第1
の発熱体25の消費電力が少なくなり、第1の発熱体2
5、第2の発熱体26および洗浄ポンプ5を同時に通電
しても、消費電力が所定量(1500W)を確実に越え
ない状態になった後に、第2の発熱体26に通電するよ
うにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0097】上記構成において動作を説明する。図6に
示すように、発熱体19は第1の発熱体25と第2の発
熱体26とで構成しているので、第1の発熱体25の特
性を、図7の特性Aに示すように、洗浄水の温度が60
℃の時に1000Wを消費するように設定し、第2の発
熱体26の特性を、図7の特性Bに示すように、洗浄水
の温度が60℃の時に100Wを消費するように設定す
る。
【0098】このことにより、洗浄水の温度が低い場
合、例えば図7に示すように、洗浄水の温度が20℃の
とき、第1の発熱体25の消費電力が1200Wの場合
は、第1の発熱体25と洗浄ポンプ5とに通電しても
(第1の発熱体25の消費電力)+(洗浄ポンプ5の消
費電力)=1200W+200W=1400Wであり、
消費電力が所定量(1500W)を越えることがない。
【0099】そのため、洗浄またはすすぎ行程におい
て、各行程の開始時は第1の発熱体25と洗浄ポンプ5
を同時に通電し、洗浄水および第1の発熱体25の温度
が上昇し、第1の発熱体25の抵抗値が増加して消費電
力が少なくなり、第1の発熱体25、第2の発熱体26
および洗浄ポンプ5を同時に通電した場合でも、消費電
力が所定量(1500W)を確実に越えない状態になっ
たとき、第2の発熱体26に通電する。
【0100】例えば、洗浄水の温度が40℃になったと
き、図7に示すように、第1の発熱体25の消費電力=
1140W、第2の発熱体26の消費電力=150W、
洗浄ポンプ5の消費電力=200Wであるから、(第1
の発熱体の消費電力)+(第2の発熱体の消費電力)+
(洗浄ポンプの消費電力)=1120W+130W+2
00W=1450Wで、所定量(1500W)よりも少
ないので、このときに、第2の発熱体26に通電するよ
う制御する。
【0101】このことにより、洗浄またはすすぎ行程の
開始時において、洗浄水の温度が低い場合でも、第1の
発熱体25および洗浄ポンプ5を同時に動作させて食器
類2を洗浄することができるので、洗浄またはすすぎ行
程の開始時から洗浄水を食器類2へ供給させて食器類2
を洗浄することができ、複雑な制御を行うことなく、よ
り効率的に食器類2を洗浄することができる。
【0102】一方、第1の発熱体25および第2の発熱
体26の特性を、図8の特性Cに示すように、略同等に
設定すると、第1の発熱体25および第2の発熱体26
はそれぞれ消費電力が従来の発熱体19の略半分である
ため、従来の発熱体19の略半分の大きさにすることが
できる。
【0103】そのため、図9に示すように、第1の発熱
体25をフィルタ10の下部や洗浄槽1と洗浄ポンプ5
を接続する経路27などに配置し、第2の発熱体26の
みを洗浄槽1の底部に配置するように構成することがで
きるので、乾燥行程において、第2の発熱体26のみに
通電して空気を加熱することにより、洗浄槽1に対して
高温の第2の発熱体26が存在する領域を従来の発熱体
19が存在する領域の略半分にすることができる。
【0104】したがって、乾燥行程において、食器かご
3から食器類2が落下しても食器類2が溶損したりする
可能性を略半分にすることができ、安全性をより向上さ
せることができる。
【0105】以上より、より効率的に食器類2を洗浄し
たり、安全性をより向上させたりすることができる。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗浄槽と、食器類を配置し前記洗浄槽内
に収納する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧す
る洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に回転自在に配設し洗浄
水を噴射する噴射孔を有する洗浄ノズルと、洗浄水およ
び空気を直接加熱する発熱体と、前記洗浄槽内の洗浄水
を排出する排水ポンプと、前記洗浄槽内に空気を送風す
る送風ファンと、前記洗浄ポンプ、発熱体、排水ポンプ
などの動作を制御し洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を
制御する制御装置を備え、前記発熱体は、発熱体の温度
が所定温度以上にならないように自己制御を行い、前記
制御装置は、食器類を洗浄またはすすぎ各行程の開始時
には前記発熱体のみに通電し、前記発熱体の消費電力が
所定量以下になった後に前記洗浄ポンプに通電するよう
に構成したから、食器洗い乾燥機の消費電力を所定量以
下に制御することができ、ブレーカ等の動作により食器
洗い乾燥機の運転を停止することなく、食器類を確実に
洗浄および乾燥させることができる。
【0107】また、請求項2に記載の発明によれば、食
器類を洗浄またはすすぎ各行程が開始される前の行程か
ら発熱体に通電するようにしたから、洗浄水は洗浄また
はすすぎ行程の開始前から加熱されるので、洗浄水をは
やく加熱することができるとともに、洗浄またはすすぎ
行程の開始時の洗浄水の温度をより高くすることができ
る。したがって、食器洗い乾燥機の消費電力を所定量以
下に制御することができるとともに、洗浄またはすすぎ
行程において、洗浄水を加熱する時間を短縮することが
できたり、発熱体と洗浄ポンプ同時に動作させるまでの
時間を短縮することができるので、運転時間を短縮する
ことができる。
【0108】また、請求項3に記載の発明によれば、食
器類を洗浄またはすすぎ行程の開始時に洗浄ポンプのみ
に通電して動作させ、その後、前記洗浄ポンプを非通電
にして発熱体のみに通電し、前記発熱体の消費電力が所
定量以下になった後に前記洗浄ポンプに通電するように
したから、洗浄行程では、洗浄ポンプが非通電の間に、
発熱体が加熱する洗浄水の量は、食器類に付着した洗浄
水の量だけ少なくなるので、洗浄槽の底部に存在する洗
浄水はより一層はやく加熱され、発熱体と洗浄ポンプを
同時に通電しても、消費電力が所定量を確実に越えない
状態により一層はやくすることができ、発熱体と洗浄ポ
ンプをより一層はやく同時に通電して動作させることが
できる。
【0109】また、食器類をすすぎ行程の開始時におい
ても、洗浄行程と同様の動作を行うことにより、洗浄水
と前の行程で加熱された食器類および洗浄糟等とが熱交
換を行うので、洗浄水は、すすぎ行程開始前に供給され
た場合よりも高温になって、発熱体の温度が高くなる時
間がはやくなり、発熱体と洗浄ポンプを同時に通電して
も、消費電力が所定量を確実に越えない状態により一層
はやくすることができる。
【0110】したがって、食器類を洗浄およびすすぎ行
程において、洗浄水をより一層はやく加熱することがで
き、かつ洗浄ポンプと発熱体をより一層はやく同時に通
電することができるので、食器類を洗浄およびすすぎ行
程の時間をより一層短縮することができる。
【0111】また、請求項4に記載の発明によれば、発
熱体と洗浄ポンプを交互に通電するようにしたから、洗
浄またはすすぎ行程において、発熱体と洗浄ポンプを同
時に通電しても、消費電力が所定量を確実に越えない状
態になるまで、発熱体と洗浄ポンプを交互に通電するこ
とにより、洗浄またはすすぎ行程の開始から食器類は洗
浄水により洗浄されることになり、効率的に食器類を洗
浄することができる。
【0112】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御装置は、洗浄ポンプが消費する電力を制御するように
構成したから、制御装置により、洗浄ポンプに通電する
電圧を低くして洗浄ポンプを動作させることができるの
で、発熱体と洗浄ポンプを交互に通電するという複雑な
制御を行うこともなく、洗浄またはすすぎ行程の開始時
から洗浄水を常に食器類に供給することができ、よりは
やくより効率的に食器類を洗浄することができる。
【0113】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御装置は、発熱体が消費する電力を制御するように構成
したから、制御装置により発熱体に通電する電圧を制御
することにより、食器を洗浄またはすすぎ行程の開始か
ら洗浄ポンプを常に所定の電力で動作させることができ
るとともに、発熱体も同時に通電することができ、かつ
洗浄またはすすぎ行程の開始時から常に所定の洗浄水を
供給することができるので、消費電力を所定量以下に制
御することができるとともに、より一層はやくかつより
一層効率的に食器類を洗浄することができる。
【0114】また、請求項7に記載の発明によれば、発
熱体は、洗浄水の水位よりも上部に配置するようにした
から、発熱体の温度を高温にし、その後洗浄ポンプを動
作させることにより、複雑な制御を行ったり新たな制御
手段を設けることなく、洗浄水の温度が低くても洗浄ポ
ンプを動作させることができ、かつ消費電力を確実に所
定量よりも少なくすることができる。
【0115】また、請求項8に記載の発明によれば、発
熱体は、第1の発熱体と第2の発熱体で構成するととも
に、食器類を洗浄またはすすぎ行程の開始時には前記第
1の発熱体および前記洗浄ポンプに通電し、かつ前記第
2の発熱体は、前記第1の発熱体の消費電力が所定量以
下になった後に通電するようにしたから、食器類を洗浄
またはすすぎ行程の開始時から洗浄水を食器類へ供給さ
せて食器類を洗浄することができ、より効率的に食器類
を洗浄することができる。また、第1の発熱体をフィル
タの下部に配置し、第2の発熱体のみを洗浄槽の底部に
配置するように構成し、乾燥行程において、第2の発熱
体のみに通電して空気を加熱することにより、洗浄槽内
において高温の第2の発熱体が存在する領域を従来の発
熱体が存在する領域よりも少なくすることができる。し
たがって、乾燥行程において、食器かごから食器類が落
下しても食器類が溶損したりする可能性を少なくするこ
とができ、安全性をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い乾燥機の断面
【図2】同食器洗い乾燥機の動作タイムチャート
【図3】(a)本発明の第4の実施例の食器洗い乾燥機
の発熱体の動作タイムチャート (b)同食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの動作タイムチャ
ート
【図4】本発明の第5の実施例の食器洗い乾燥機の洗浄
ポンプの消費電力の変化を示す図
【図5】本発明の第7の実施例の食器洗い乾燥機の断面
【図6】本発明の第8の実施例の食器洗い乾燥機の要部
上面図
【図7】同食器洗い乾燥機の第1の発熱体および第2の
発熱体の温度―消費電力特性図
【図8】同食器洗い乾燥機の他の例の第1の発熱体およ
び第2の発熱体の温度―消費電力特性図
【図9】同食器洗い乾燥機の他の例の断面図
【図10】従来の食器洗い乾燥機の断面図
【図11】同食器洗い乾燥機のシーズヒータの温度―抵
抗値特性図
【図12】同食器洗い乾燥機のシーズヒータの温度変化
を示す図
【図13】同食器洗い乾燥機の動作タイムチャート
【図14】同食器洗い乾燥機の発熱体の動作タイムチャ
ート
【図15】従来の食器洗い乾燥機の他の例の断面図
【図16】従来の食器洗い乾燥機の別の例の断面図
【図17】従来の食器洗い乾燥機の別の例の断面図
【図18】同食器洗い乾燥機の発熱体の一部切欠した拡
大断面図
【図19】(a)同食器洗い乾燥機の発熱体の温度―抵
抗値特性図 (b)同食器洗い乾燥機の発熱体の温度―消費電力特性
【図20】同食器洗い乾燥機の発熱体とシーズヒータの
温度変化を示す図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器類 3 食器かご 5 洗浄ポンプ 6 洗浄ノズル 7 噴射孔 9 排水ポンプ 11 送風ファン 19 発熱体 24 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 由良 政樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BF02 DB01 DC01 DC02 DC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器類を配置し前記洗浄槽内
    に収納する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧す
    る洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に回転自在に配設し洗浄
    水を噴射する噴射孔を有する洗浄ノズルと、洗浄水およ
    び空気を直接加熱する発熱体と、前記洗浄槽内の洗浄水
    を排出する排水ポンプと、前記洗浄槽内に空気を送風す
    る送風ファンと、前記洗浄ポンプ、発熱体、排水ポンプ
    などの動作を制御し洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を
    制御する制御装置を備え、前記発熱体は、発熱体の温度
    が所定温度以上にならないように自己制御を行い、前記
    制御装置は、食器類を洗浄またはすすぎ各行程の開始時
    には前記発熱体のみに通電し、前記発熱体の消費電力が
    所定量以下になった後に前記洗浄ポンプに通電するよう
    に構成した食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 食器類を洗浄またはすすぎ各行程が開始
    される前の行程から発熱体に通電するようにした請求項
    1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 食器類を洗浄またはすすぎ行程の開始時
    に洗浄ポンプのみに通電して動作させ、その後、前記洗
    浄ポンプを非通電にして発熱体のみに通電し、前記発熱
    体の消費電力が所定量以下になった後に前記洗浄ポンプ
    に通電するようにした請求項1または2記載の食器洗い
    乾燥機。
  4. 【請求項4】 発熱体と洗浄ポンプを交互に通電するよ
    うにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い
    乾燥機。
  5. 【請求項5】 制御装置は、洗浄ポンプが消費する電力
    を制御するように構成した請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の食器洗い乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御装置は、発熱体が消費する電力を制
    御するように構成した請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の食器洗い乾燥機。
  7. 【請求項7】 発熱体は、洗浄水の水位よりも上部に配
    置するようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    食器洗い乾燥機。
  8. 【請求項8】 発熱体は、第1の発熱体と第2の発熱体
    で構成するとともに、食器類を洗浄またはすすぎ行程の
    開始時には前記第1の発熱体および前記洗浄ポンプに通
    電し、かつ前記第2の発熱体は、前記第1の発熱体の消
    費電力が所定量以下になった後に通電するようにした請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
JP29204399A 1999-10-14 1999-10-14 食器洗い乾燥機 Pending JP2001112698A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019080604A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

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JP2019080604A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

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