JP2000189377A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2000189377A
JP2000189377A JP10369196A JP36919698A JP2000189377A JP 2000189377 A JP2000189377 A JP 2000189377A JP 10369196 A JP10369196 A JP 10369196A JP 36919698 A JP36919698 A JP 36919698A JP 2000189377 A JP2000189377 A JP 2000189377A
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JP
Japan
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heating
water
washing
rinsing
rinsing step
Prior art date
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Pending
Application number
JP10369196A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inada
剛士 稲田
Masaki Yura
政樹 由良
Hiroaki Inui
浩章 乾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気口から排出される蒸気の量を低減するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明の食器洗い乾燥機は、運転プログ
ラムが複数回のすすぎ工程及び食器47等を70℃以上
の高温に加熱する加熱すすぎ工程を有し、制御装置53
は最終のすすぎ工程に加熱すすぎ工程を設けないもので
あり、加熱すすぎ工程終了時に高温である洗浄槽40内
は、この工程以降のすすぎ工程によって冷却され、乾燥
工程開始時に排気所定温度以下になる。それゆえ、排出
される空気は従来の食器洗い乾燥機のそれよりも低温で
あるため、多くの蒸気を含むことなく機外へ排出され
る。従って、細菌を死滅させる加熱すすぎ工程を行うこ
とができ、蒸気量を低減して空気を排気口52から機外
へ排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気口から排出され
る蒸気を低減する食器洗い乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗い乾燥機について説
明する。
【0003】従来の食器洗い乾燥機は図13に示すよう
に、食器7等を収納した食器かご8を所定の場所に収納
した後、洗剤を投入して運転を開始するものである。
【0004】運転を開始するとともに、まず給水弁2が
動作して洗浄水3を洗浄槽1に供給する。それから、洗
浄ポンプ4が洗浄水3を加圧し、洗剤と共にノズル5に
備えられた噴射孔6から洗浄水3を噴射する。こうして
洗浄工程が行われる。この洗浄工程では洗浄槽1内に設
けた発熱体9に通電して、洗浄水3を洗浄所定温度まで
加熱する。
【0005】所定時間の洗浄工程を経ると、次に食器7
等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水3を排水ポンプ
10により機外へ排出する。引き続いて、新たに洗浄水
3を供給してノズル5に備えられた噴射孔6から再び噴
射して、洗剤や残菜(食器7等に汚れとして付着してい
た食品のことを残菜と呼ぶ)等で汚れた食器7等をすす
ぐ工程を実行する。このすすぎ工程を終えると、洗浄水
3を再び機外へ排出する。このすすぎ工程は連続して数
回繰り返される。
【0006】なお洗浄及びすすぎ工程において、残菜は
洗浄槽1に設けたフィルタ11内に捕集される。所定回
数のすすぎ工程が終了すると乾燥工程が開始する。この
工程では、送風手段12が動作して機外の空気が洗浄槽
1内へ送り込まれる。送り込まれた空気は食器7等を乾
燥させて排気口13より機外へ排出される。乾燥工程終
了後、食器洗い乾燥機の運転は終了するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成の食器洗い乾燥機では以下の問題を有している。
【0008】従来の食器洗い乾燥機において、図14に
示すように、最終すすぎ工程では、洗浄水3は加熱すす
ぎ所定温度である約70℃の高温になるまで加熱される
加熱すすぎ工程が行われ、その後機外へ排出される。そ
のため、最終すすぎ工程終了時において、約70℃の洗
浄水3が機外へ排出されるので、洗浄水3が排出される
台所のシンクや排水管は高温の洗浄水3に耐えるように
設計される必要があり、低コストな構成にできないとい
う問題がある。また乾燥工程開始時には洗浄槽1内は約
70℃の高温状態であり、洗浄槽1内に存在する空気は
多量の蒸気を含んだ状態になっている。
【0009】それゆえ、乾燥工程開始時に送風手段12
により機外の空気が洗浄槽1内に供給されると多量の蒸
気を含んだ空気が排気口13より機外へ排出されること
になる。従って、乾燥工程開始時は食器洗い乾燥機が設
置されている台所等が高温多湿の状態になったり、食器
洗い乾燥機周辺に結露水が付着したりするという問題も
ある。
【0010】また、加熱すすぎ工程で加熱された高温の
洗浄水3がステンレス等の材質で形成されたシンクに供
給されると、シンクは常温から高温へと急激な温度変化
を受けることになるので、シンクは膨張し歪みが生じ
る。そのため、シンクが膨張する際や、膨張した後元に
戻ろうとして収縮する際にシンクから騒音が生じるとい
う問題もある。
【0011】さらに、近年では、O−157等の細菌を
確実に死滅させて食器7を衛生的に洗浄するため、加熱
すすぎ工程における洗浄水3の温度を70℃よりもより
高温にして食器7等を洗浄してすすぐ食器洗い乾燥機も
提供されている。そのため、洗浄水3が排出されるシン
クや排水管はより高温の洗浄水3に耐えるように設計さ
れる必要があり、また、乾燥工程開始時にはより多くの
蒸気を含んだ空気が食器洗い乾燥機から排出され、台所
等がより高温多湿の状態になったり、より多くの結露水
が付着したりするという問題もある。
【0012】本発明は前記問題点に鑑み、排気口から排
出される蒸気の量を低減して空気を排出することを第一
の目的とする。
【0013】また、加熱すすぎ工程終了後に排出される
洗浄水の温度を低減して洗浄水を排出し、且つ排気口か
ら排出される蒸気の量を低減することを第二の目的とす
る。
【0014】また、より確実に且つ短時間で洗浄水を所
定温度以下にして排出し、且つ排気口から排出される蒸
気の量を低減することを第三の目的とする。
【0015】また、食器洗い乾燥機の運転時間を延長す
ることなく、そして消費される電力量を少なくして、洗
浄水を所定温度以下で排出し且つ排気口から排出される
蒸気の量を低減することをを第四の目的とする。
【0016】また、食器洗い乾燥機の運転時間を短縮
し、且つ消費される電力量をより少なくして、洗浄水を
所定温度以下で排出したり、排気口から排出される蒸気
を低減したりすることをを第五の目的とする。
【0017】また、食器洗い乾燥機の運転時間をより短
縮し、且つ消費される電力量をより一層少なくして、所
定温度以下で洗浄水を排出したり、排気口から排出され
る蒸気の量を低減したりすることを第六の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗い乾燥機
においては、すすぎ工程の最後に加熱すすぎ工程を設け
ないこととし、この発明によれば、排気口から排出され
る蒸気の量を低減して空気を排出することができるもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄槽と、食器等を収納する食器かごと、前記洗浄
槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射す
る噴射孔を有したノズルと、洗浄水を加熱する発熱体
と、洗浄水の給水量を検知する給水量検知手段と、洗浄
水を排出する排水ポンプと、空気を送風する送風手段
と、洗浄、すすぎ及び乾燥工程を有する運転プログラム
を制御する制御装置を備え、前記運転プログラムのすす
ぎ工程には、複数回のすすぎ工程及び食器等を高温に加
熱する加熱すすぎ工程を有し、前記制御装置は、最終の
すすぎ工程には前記加熱すすぎ工程を設けない構成であ
る。この構成により、使用者が運転開始前または運転中
に温度スイッチを使用すると、すすぎ工程のうち、O−
157等の細菌を死滅させるために洗浄水や食器等を7
0℃以上の高温に加熱する加熱すすぎ工程を、最終のす
すぎ工程以外のすすぎ工程で行うように運転プログラム
が制御装置により制御される。
【0020】そのため、加熱すすぎ工程終了時に70℃
以上の高温である洗浄槽及び食器等は、加熱すすぎ工程
以降に行われるすすぎ工程によって冷却されるので、最
終すすぎ工程終了後または乾燥工程開始時には洗浄槽内
の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以下の状態にな
っている。それゆえ、乾燥工程開始時に排気口から排出
される空気は、従来の食器洗い乾燥機のそれよりも低温
であるため、従来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気
を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0021】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ排気口から排出
される蒸気の量を低減して洗浄槽内の空気を排出するこ
とができるという作用を有する。
【0022】請求項2に記載の発明は、洗浄槽と、食器
等を収納する食器かごと、洗浄槽内の洗浄水を加圧する
洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射孔を有したノズル
と、洗浄水を加熱する発熱体と、洗浄水の給水量を検知
する給水量検知手段と、洗浄水を排出する排水ポンプ
と、空気を送風する送風手段と、洗浄、すすぎ及び乾燥
工程を有する運転プログラムと、運転プログラムを制御
する制御装置を備え、前記制御装置は、加熱すすぎ工程
において、加熱すすぎ所定の温度まで食器等を加熱する
と、発熱体を非通電にして洗浄水が排水所定温度以下に
なるまでその加熱すすぎ工程を継続する構成としたこと
により、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッ
チを使用すると、加熱すすぎ工程において、洗浄水や食
器等は加熱すすぎ所定温度にまで加熱されるが、洗浄水
や食器等が所定の温度にまで加熱されると発熱体は非通
電になり、少なくとも洗浄槽内に存在する洗浄水が排水
所定温度になるまで加熱すすぎ工程が継続して行われ
る。そのため、加熱すすぎ工程が終了すると、洗浄水は
排水所定温度以下になるため、洗浄水が排出される台所
のシンクや排水管にダメージを与えることなく洗浄水を
排出することができる。
【0023】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、加熱すすぎ工程以降のすす
ぎ工程によって洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気
所定温度以下の状態であるため、乾燥工程開始時に排気
口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機のそれよ
りも低温であり、従来の食器洗い乾燥機のように多くの
蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0024】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ食器洗い乾燥機
から排出される洗浄水の温度を低温にして洗浄水を排出
することができるという作用を有する。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に加え、制御装置は、加熱すすぎ工程に
おいて、食器等を所定時間すすぎ、所定の温度まで加熱
すると、洗浄槽内の洗浄水が排水所定温度以下になるま
で新たな洗浄水を給水し、その後洗浄水を排出すること
により、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッ
チを使用すると、加熱すすぎ工程において、洗浄水や食
器等は加熱すすぎ所定温度にまで加熱されるが、洗浄水
や食器等が所定の温度にまで加熱されると発熱体は非通
電になり且つ給水弁が通電される。そして、少なくとも
洗浄槽内に存在する洗浄水が排水所定温度になるまで新
たな洗浄水が供給される。そのため、加熱すすぎ工程が
終了すると洗浄水はより確実に且つ短時間で排水所定温
度以下になるため、洗浄水が排出される台所のシンクや
排水管にダメージを与えることなく洗浄水を排出するこ
とができ、また、シンクや排水管を耐熱性の高い材質を
用いることなく構成することができる。
【0026】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、加熱すすぎ工程以降のすす
ぎ工程によって洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気
所定温度以下の状態であるため、乾燥工程開始時に排気
口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機よりも低
温であり、従来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気を
含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0027】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ加熱すすぎ工程
を行う時間を短くして食器洗い乾燥機から排出される洗
浄水の温度をより確実に且つ低温にして洗浄水を排出す
ることができるので、台所のシンクや排水管に与えるダ
メージをより少なくすることができ、さらに排気口から
排出される蒸気の量を低減して洗浄槽内の空気を排出す
ることができるという作用を有する。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3い
ずれか1項記載の発明に加え、制御装置は、洗浄ポンプ
を制御するポンプ制御手段を設け、且つ給水量検知手段
は複数の給水量を検知し、洗浄、すすぎ及び加熱すすぎ
工程で洗浄水の給水量を変化させることにより、使用者
が運転開始前または運転中に温度スイッチを使用する
と、洗浄工程において、給水量検知手段は従来の食器洗
い乾燥機と略同等の洗浄水が供給されるまで洗浄水を給
水する。また、ポンプ制御手段により洗浄ポンプは従来
の食器洗い乾燥機と略同等の加圧力で洗浄水を加圧する
ことにより、従来と略同等の洗浄性能が得られるように
食器等を洗浄することができる。
【0029】そして、少なくとも加熱すすぎ工程におい
ては、給水量検知手段は従来の食器洗い乾燥機よりも少
ない量の洗浄水を給水し、ポンプ制御手段により洗浄ポ
ンプが従来の食器洗い乾燥機よりも低圧で洗浄水を加圧
することにより、洗浄水の給水量が少なくても洗浄ポン
プに空気が混入して所定の加圧力で洗浄水を加圧できな
い状態(この状態をエアがみという)に陥ることなく洗
浄水を加圧することができる。そのため、加熱すすぎ工
程では、加熱すすぎ所定温度にまで加熱する洗浄水の量
が従来の食器洗い乾燥機の加熱すすぎ工程における洗浄
水よりも少ないため、洗浄水及び食器等を加熱すすぎ所
定温度にまで加熱する時間を従来の食器洗い乾燥機より
も短縮することができる。従って、洗浄水及び食器等を
加熱すすぎ所定温度にまで加熱した後に発熱体を非通電
にして、新たな低温の洗浄水を給水して高温の洗浄水を
冷却する動作を行っても、加熱すすぎ工程の運転時間及
び食器洗い乾燥機の運転時間を延長することなく、高温
状態の洗浄水の温度を低温にして洗浄水を機外へ排出す
ることができる。また、発熱体に通電する時間を短縮す
ることができるので、発熱体により消費される電力量を
低減することもできる。
【0030】以上より、加熱すすぎ工程において、洗浄
水の給水量を洗浄工程よりも少なくし、且つポンプ制御
手段により洗浄ポンプが洗浄水を加圧する加圧力を低圧
にすることにより、加熱すすぎ所定温度にまで洗浄水を
加熱する時間を短縮し、発熱体への通電時間を短くする
ことができるという作用を有する。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4い
ずれか1項に記載の発明に加え、制御装置は、加熱すす
ぎ工程を最初のすすぎ工程で行う運転方法を備えたこと
により、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッ
チを使用すると、加熱すすぎ工程を最初のすすぎ工程で
行うように運転プログラムが制御装置により制御され
る。そのため、加熱すすぎ工程で70℃以上の高温であ
る洗浄槽及び食器等は加熱すすぎ工程以降に行われるす
すぎ工程によって冷却されるので、最終すすぎ工程終了
後または乾燥工程開始時には洗浄槽内の温度は排気所定
温度以下の状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始
時に排気口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機
のそれよりも低温であるため、従来の食器洗い乾燥機の
ように多くの蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出され
る。
【0032】また、最初のすすぎ工程で加熱すすぎ工程
を行うと、加熱すすぎ工程で給水される洗浄水は、発熱
体だけでなく、洗浄工程で加熱された食器及び洗浄槽等
からもエネルギーを得ることができるので、従来の加熱
すすぎ工程よりもより短時間で、且つより少ないエネル
ギーで洗浄水を加熱すすぎ所定温度にまで加熱すること
ができる。
【0033】従って、加熱すすぎ工程を最初のすすぎ工
程で行うことにより、食器洗い乾燥機の運転時間を短縮
し、且つ消費される電力量をより少なくすることがで
き、且つ排気口から排出される蒸気の量を低減して洗浄
槽内の空気を排出することができるという作用を有す
る。
【0034】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか1項に記載の発明に加え、制御装置は、食器等を
高温に加熱する工程を洗浄工程で行う運転方法を備えた
ことにより、食器等の汚れの程度が軽い場合に使用者が
その汚れに対応した運転プログラムを選択すると、制御
装置はその運転プログラムに従って食器等を洗浄するよ
うに食器洗い乾燥機を制御するが、洗浄工程において、
食器等は汚れの程度が軽いため、洗浄水を洗浄所定温度
にまで加熱する間に食器等をほとんど洗浄することがで
きる。また、洗浄水が洗浄所定温度到達後、引き続いて
洗浄水を70℃以上の高温である従来の加熱すすぎ所定
温度にまで加熱することにより、O−157等の細菌を
死滅させることができる。
【0035】さらに、洗浄工程終了後、複数回のすすぎ
工程を行うことにより、洗浄槽及び食器等は冷却される
ので、最終すすぎ工程終了後または乾燥工程開始時には
洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以下の
状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始時に排気口
から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機のそれより
も低温であるため、従来の食器洗い乾燥機のように多く
の蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0036】それから、従来の食器洗い乾燥機で行われ
る加熱すすぎ工程を洗浄工程で行うため、従来の加熱す
すぎ工程を省略することができる。そのため、軽い汚れ
の食器等を洗浄する運転プログラムを短縮することがで
き、且つ発熱体に通電する時間を短縮することができ
る。
【0037】以上より、食器洗い乾燥機の運転時間をよ
り短縮し、且つ消費される電力量を一層少なくことがで
き、排気口から排出される蒸気の量を低減することがで
きるという作用を有する。
【0038】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1において、
40は洗浄槽、41は洗浄水42を洗浄槽40内に供給
する給水弁、43は洗浄ポンプで、洗浄ポンプ43によ
り洗浄水42は加圧される。44はノズル、45はノズ
ル44に備えられた噴射孔で、洗浄水42は洗浄ポンプ
43により加圧されてノズル44に供給され、噴射孔4
5より洗浄槽40内に噴射される。46は食器47等を
洗浄槽40内に収納する食器かご、48は残菜等を捕集
するフィルタ、49は発熱体、50は洗浄水42を機外
へ排出する排水ポンプである。また、51は送風手段、
52は排気口で、送風手段51が動作することにより機
外の空気が洗浄槽40内に送り込まれる。そして、洗浄
槽40内に送り込まれた空気は発熱体49により加熱さ
れ、排気口52より機外へ排出される。53は制御装置
で、所定の運転プログラムに従って食器洗い乾燥機の運
転を制御するものである。54は給水量検知手段で、洗
浄及びすすぎ工程において所定量の洗浄水42が給水さ
れるとその給水量を検知し、制御装置53にその信号を
送るものである。
【0039】また、図2において、60は温度スイッチ
であり、この温度スイッチ60を食器洗い乾燥機の運転
開始前または運転中に使用することにより、食器洗い乾
燥機は図3に示すような運転プログラムに従って食器4
7等を洗浄し、乾燥するものである。
【0040】前記構成において以下にその動作について
説明する。洗浄槽40内に所定量の洗剤を投入し、食器
47等を食器かご46に収納する。そして、食器47等
を収納した後運転を開始する。運転が開始されると、ま
ず制御装置53により給水弁41が通電されることで洗
浄水42が供給される。洗浄水42が所定量に達する
と、給水量検知手段54が所定量の洗浄水42が給水さ
れたことを検知し、その信号を制御装置53に送る。そ
して、制御装置53が給水弁41を非通電にすることに
より洗浄水42の供給が終了する。それから、洗浄ポン
プ43が駆動して洗浄水42を加圧する。加圧された洗
浄水42はノズル44に供給され、ノズル44に備えら
れた噴射孔45から噴射される。
【0041】そして、洗浄水42は洗浄槽40及び食器
47等に供給され、食器47等を洗浄する。こうして洗
浄工程が行われる。この洗浄工程では、発熱体49に通
電することにより洗浄水42は洗浄所定温度まで加熱さ
れる。所定時間の洗浄工程を経ると、排水ポンプ50が
動作し、食器47等から洗い落とされた汚物等を含む洗
浄水42を機外へ排出する排水工程が行われる。そし
て、新たに洗浄水42を供給し、ノズル44に備えられ
た噴射孔45から洗浄水42を噴射することで洗剤や残
菜等で汚れた食器47等をすすぐ工程を行う。このすす
ぎ工程は連続して数分ずつ複数回繰り返される。そして
すすぎ工程のうち、O−157等の細菌を死滅させるた
めに行われる加熱すすぎ工程が行われる。
【0042】加熱すすぎ工程は、洗浄水42や食器47
等が70℃以上の高温になるまで発熱体49により加熱
されるものである。なお、残菜は洗浄槽40に設けたフ
ィルタ48内に捕集される。すすぎ工程終了後、乾燥工
程に入る。乾燥工程では、送風手段51が動作すること
により機外の空気が洗浄槽40内に送り込まれる。洗浄
槽40内に送りこまれた空気は発熱体49により加熱さ
れ、食器47等に供給されて食器47等を乾燥させる。
食器47等を乾燥させた空気は排気口52から機外へ排
出される。所定の乾燥時間終了後、食器洗い乾燥機の運
転を終了する。
【0043】このように構成された本発明の第1の実施
例によれば、使用者が運転開始前または運転中に温度ス
イッチ60を使用することにより、すすぎ工程のうち、
図3に示すように、O−157等の細菌を死滅させるた
めに洗浄水42や食器47等を70℃以上の高温に加熱
する加熱すすぎ工程を、最終のすすぎ工程以外のすすぎ
工程で行うように運転プログラムが制御装置53により
制御される。そのため、加熱すすぎ工程終了時に70℃
以上の高温である洗浄槽40及び食器47等は、加熱す
すぎ工程以降に行われるすすぎ工程によって冷却される
ので、最終すすぎ工程終了後または乾燥工程開始時には
洗浄槽40内の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以
下の状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始時に排
気口52から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機の
それよりも低温であるため、従来の食器洗い乾燥機のよ
うに多くの蒸気を含むことなく洗浄槽40内から排出さ
れる。
【0044】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ排気口52から
排出される蒸気の量を低減して洗浄槽40内の空気を排
出することができる。それゆえ、食器洗い乾燥機が設置
されている台所等を高温多湿の状態にしたり、食器洗い
乾燥機周辺に結露水が付着したりするのを防ぐことがで
きる。
【0045】なお、加熱すすぎ工程が終了した後に行わ
れるすすぎ工程において、発熱体49に通電することな
く、加熱すすぎ工程で食器47及び洗浄槽40等に与え
られた余熱を利用して食器47等をすすぐようにすれ
ば、加熱すすぎ工程終了後のすすぎ工程で、発熱体49
が使用する電力量を削減することができ、且つ洗浄槽4
0内の温度より低温にし、乾燥工程開始時に排出される
蒸気の量をより低減することができるのでより良い。
【0046】また、図3において、すすぎ工程は計4回
行われるように示したが、運転プログラムによっては、
すすぎ工程は何回行われるものであってもよい。
【0047】(実施例2)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、運転開始前ま
たは運転中に温度スイッチ60が使用される場合は、洗
浄水42や食器47等を70℃以上の高温に加熱する加
熱すすぎ工程において、洗浄水42や食器47等が加熱
すすぎ所定温度にまで加熱されると発熱体49は非通電
にされるものである。
【0048】このように構成された本発明の第2の実施
例によれば、使用者が運転開始前または運転中に温度ス
イッチ60を使用すると、加熱すすぎ工程において、洗
浄水42や食器47等は加熱すすぎ所定温度にまで加熱
されるが、洗浄水42や食器47等が所定の温度にまで
加熱されると発熱体49は非通電になり、図4に示すよ
うに、少なくとも洗浄槽40内に存在する洗浄水42が
排水所定温度になるまで加熱すすぎ工程が継続して行わ
れる。そのため、加熱すすぎ工程が終了すると、洗浄水
42は排水所定温度以下になるため、洗浄水42が排出
される台所のシンクや排水管にダメージを与えることな
く洗浄水42を排出することができ、また、シンクや排
水管を耐熱性の高い材質を用いることなく構成すること
ができる。
【0049】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、図4に示すように、洗浄槽
40内の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以下の状
態であるため、乾燥工程開始時に排気口52から排出さ
れる空気は従来の食器洗い乾燥機のそれよりも低温であ
り、従来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気を含むこ
となく洗浄槽40内から排出される。
【0050】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ食器洗い乾燥機
から排出される洗浄水42の温度を低温にして洗浄水4
2を排出することができるので、台所のシンクや排水管
に与えるダメージをより少なくすることができ、さらに
排気口52から排出される蒸気の量を低減して洗浄槽4
0内の空気を排出することができる。
【0051】なお、加熱すすぎ工程において、加熱すす
ぎ所定温度到達後発熱体49を非通電にして洗浄水42
を冷却する工程において、洗浄ポンプ43を動作させて
洗浄水42を食器47等へ供給しながら洗浄水42を冷
却してもよいし、洗浄ポンプ43の動作を停止して洗浄
水42を食器47等へ供給せずに冷却してもよい。
【0052】また、図4において、加熱すすぎ工程は最
終のすすぎ工程以外のすすぎ工程で行われるようにした
が、図5に示すように、最終のすすぎ工程で行われる構
成であってもよい。
【0053】また、排出される洗浄水42の温度や排出
される空気の温度を低減する運転方法を標準の運転プロ
グラムに初めから組み込まれたものであってもよい。
【0054】(実施例3)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、運転開始前ま
たは運転中に温度スイッチ60が使用される場合は、洗
浄水42や食器47等を70℃以上の高温に加熱する加
熱すすぎ工程において、洗浄水42や食器47等が加熱
すすぎ所定温度にまで加熱されると発熱体49は非通電
にされ、給水弁41が通電されて新たに洗浄水42が供
給されるものである。
【0055】このように構成された本発明の第3の実施
例によれば、使用者が運転開始前または運転中に温度ス
イッチ60を使用すると、加熱すすぎ工程において、洗
浄水42や食器47等は加熱すすぎ所定温度にまで加熱
されるが、洗浄水42や食器47等が所定の温度にまで
加熱されると発熱体49は非通電になり且つ給水弁41
が通電される。そして、図6に示すように、少なくとも
洗浄槽40内に存在する洗浄水42が排水所定温度にな
るまで新たな洗浄水42が供給される。そのため、加熱
すすぎ工程が終了すると洗浄水42はより確実に且つ短
時間で排水所定温度以下になるため、洗浄水42が排出
される台所のシンクや排水管にダメージを与えることな
く洗浄水42を排出することができ、また、シンクや排
水管を耐熱性の高い材質を用いることなく構成すること
ができる。
【0056】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、図6に示すように、洗浄槽
40内の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以下の状
態であるため、乾燥工程開始時に排気口52から排出さ
れる空気は従来の食器洗い乾燥機よりも低温であり、従
来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気を含むことなく
洗浄槽40内から排出される。
【0057】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ加熱すすぎ工程
を行う時間を短くして食器洗い乾燥機から排出される洗
浄水42の温度をより確実に且つ低温にして洗浄水42
を排出することができるので、台所のシンクや排水管に
与えるダメージをより少なくすることができ、さらに排
気口52から排出される蒸気の量を低減して洗浄槽40
内の空気を排出することができる。
【0058】なお、実施例2と同様に、加熱すすぎ工程
が最終のすすぎ工程で行われる構成であってもよい。
【0059】(実施例4)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図7、図8に
おいて、55はポンプ制御手段で、洗浄水42を加圧す
る加圧力を変化させるものである。56は第一の給水量
検知素子、57は第二の給水量検知素子で、図8(a)
は洗浄槽40及び給水量検知手段に洗浄水42が存在し
ない場合の第一の給水量検知素子56及び第二の給水量
検知素子57の動作状態を示し、図8(b)は第一の給
水量検知素子56が洗浄水42の給水量を検知した状態
を示す。また、図8(c)は、第二の給水量検知素子5
7が洗浄水42の給水量を検知した状態を示す。それか
ら、第二の給水量検知素子57は従来の食器洗い乾燥機
における給水量と略同等の洗浄水42の給水量を検知す
るものであり、第一の給水量検知素子56は第二の給水
量検知素子57よりも少ない洗浄水42の給水量を検知
するものである。また、食器洗い乾燥機の運転は図9に
示すように、実施例2及び実施例3と同様の運転プログ
ラムで行われるものである。
【0060】このように構成された本発明の第4の実施
例によれば、使用者が運転開始前または運転中に温度ス
イッチ60を使用すると、洗浄工程において、第二の給
水量検知素子57が検知するまで洗浄水42を給水する
ことにより、従来の食器洗い乾燥機と略同等の洗浄水4
2が供給される。また、ポンプ制御手段55により洗浄
ポンプ43が従来の食器洗い乾燥機と略同等の加圧力で
洗浄水42を加圧することにより、従来と略同等の洗浄
性能が得られるように食器47等を洗浄することができ
る。
【0061】そして、少なくとも加熱すすぎ工程におい
ては、第一の給水量検知素子56が検知するまで洗浄水
42を給水し、ポンプ制御手段55により洗浄ポンプ4
3が従来の食器洗い乾燥機よりも低圧で洗浄水42を加
圧することにより、洗浄水42の給水量が少なくても洗
浄ポンプ43に空気が混入して所定の加圧力で洗浄水4
2を加圧できない状態(この状態をエアがみという)に
陥ることなく洗浄水42を加圧することができる。その
ため、加熱すすぎ工程では、加熱すすぎ所定温度にまで
加熱する洗浄水42の量が従来の食器洗い乾燥機の加熱
すすぎ工程における洗浄水42よりも少ないため、洗浄
水42及び食器47等を加熱すすぎ所定温度にまで加熱
する時間を従来の食器洗い乾燥機よりも短縮することが
できる。
【0062】従って、図9に示すように、洗浄水42及
び食器47等を加熱すすぎ所定温度にまで加熱した後に
発熱体49を非通電にして、新たな低温の洗浄水42を
給水して高温の洗浄水42を冷却する動作を行っても、
加熱すすぎ工程の運転時間及び食器洗い乾燥機の運転時
間を延長することなく、高温状態の洗浄水42の温度を
低温にして洗浄水42を機外へ排出することができる。
また、発熱体49に通電する時間を短縮することができ
るので、発熱体49により消費される電力量を低減する
こともできる。
【0063】以上より、加熱すすぎ工程において、洗浄
水42の給水量を洗浄工程よりも少なくし、且つポンプ
制御手段55により洗浄ポンプ43が洗浄水42を加圧
する加圧力を低圧にすることにより、加熱すすぎ所定温
度にまで洗浄水42を加熱する時間を短縮し、発熱体4
9への通電時間を短くすることができる。従って、食器
洗い乾燥機の運転時間を延長することなく、そして消費
される電力量を少なくして、洗浄水42を排水所定温度
以下で排出し且つ排気口52から排出される蒸気の量を
低減することができる。
【0064】なお、実施例2及び実施例3と同様に、加
熱すすぎ工程は最終のすすぎ工程で行われる構成であっ
てもよい。
【0065】また、洗浄水42の給水量を洗浄工程より
も少なくし、且つ洗浄ポンプ43が洗浄水42を加圧す
る加圧力を低圧にして食器47等をすすぐ工程を、加熱
すすぎ工程以外のすすぎ工程でも行い、運転時間及び電
力量をさらに削減すればより良い。
【0066】(実施例5)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図10におい
て、運転開始前または運転中に温度スイッチ60が使用
される場合は、加熱すすぎ工程が最初のすすぎ工程で行
われるように制御装置53が運転プログラムを制御する
ものである。
【0067】このように構成された本発明の第5の実施
例によれば、使用者が運転開始前または運転中に温度ス
イッチ60を使用すると、図10に示すように、すすぎ
工程のうちO−157等の細菌を死滅させるために洗浄
水42や食器47等を70℃以上の高温に加熱する加熱
すすぎ工程を、最初のすすぎ工程で行うように運転プロ
グラムが制御装置53により制御される。そのため、加
熱すすぎ工程で70℃以上の高温である洗浄槽40及び
食器47等は加熱すすぎ工程以降に行われるすすぎ工程
によって冷却されるので、最終すすぎ工程終了後または
乾燥工程開始時には洗浄槽40内の温度は排気所定温度
以下の状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始時に
排気口52から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機
のそれよりも低温であるため、従来の食器洗い乾燥機の
ように多くの蒸気を含むことなく洗浄槽40内から排出
される。
【0068】また、最初のすすぎ工程で加熱すすぎ工程
を行うと、加熱すすぎ工程で給水される洗浄水42は、
発熱体49だけでなく、洗浄工程で加熱された食器47
及び洗浄槽40等からもエネルギーを得ることができる
ので、図10に示すように、従来の加熱すすぎ工程より
もより短時間で、且つより少ないエネルギーで洗浄水4
2を加熱すすぎ所定温度にまで加熱することができる。
【0069】従って、加熱すすぎ工程を最初のすすぎ工
程で行うことにより、食器洗い乾燥機の運転時間を短縮
し、且つ消費される電力量をより少なくすることがで
き、且つ排気口52から排出される蒸気の量を低減して
洗浄槽40内の空気を排出することができる。
【0070】なお、本実施例においても、実施例2〜4
と同様に、加熱すすぎ工程において、洗浄水42は、加
熱すすぎ所定温度に到達後排水所定温度以下にまで冷却
されてから排水ポンプ50により排出されてもよい。
【0071】(実施例6)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図11は、汚
れの程度が軽い食器47等を洗浄する運転プログラムを
示すものであり、この運転プログラムにおいて、洗浄工
程では洗浄水42は70℃以上の高温にまで加熱される
ものであり、すすぎ工程は全て食器47等を数分間すす
ぐものである。
【0072】このように構成された本発明の第6の実施
例によれば、食器47等の汚れの程度が軽い場合に使用
者がその汚れに対応した運転プログラムを選択すると、
制御装置53は図11に示すような運転プログラムに従
って食器47等を洗浄するように食器洗い乾燥機を制御
するが、洗浄工程において、食器47等は汚れの程度が
軽いため、洗浄水42を洗浄所定温度にまで加熱する間
に食器47等をほとんど洗浄することができる。また、
洗浄水42が洗浄所定温度到達後、引き続いて洗浄水4
2を70℃以上の高温である従来の加熱すすぎ所定温度
にまで加熱することにより、O−157等の細菌を死滅
させることができる。さらに、洗浄工程終了後、複数回
のすすぎ工程を行うことにより、洗浄槽40及び食器4
7等は冷却されるので、最終すすぎ工程終了後または乾
燥工程開始時には洗浄槽40内の温度は乾燥工程開始時
の排気所定温度以下の状態になっている。それゆえ、乾
燥工程開始時に排気口52から排出される空気は従来の
食器洗い乾燥機のそれよりも低温であるため、従来の食
器洗い乾燥機のように多くの蒸気を含むことなく洗浄槽
40内から排出される。
【0073】それから、図11に示すように、従来の食
器洗い乾燥機で行われる加熱すすぎ工程を洗浄工程で行
うため、従来の加熱すすぎ工程を省略することができ
る。そのため、軽い汚れの食器47等を洗浄する運転プ
ログラムを短縮することができ、且つ発熱体49に通電
する時間を短縮することができる。
【0074】以上より、食器洗い乾燥機の運転時間をよ
り短縮し、且つ消費される電力量を一層少なくことがで
き、排気口52から排出される蒸気の量を低減すること
ができる。
【0075】なお、本実施例においても、実施例2〜5
と同様に、洗浄工程において、洗浄水42が従来の加熱
すすぎ所定温度に到達後、排水所定温度以下にまで冷却
されてから排水ポンプ50により排出されてもよい。
【0076】また、本実施例は食器47の汚れの程度が
軽い場合においての発明内容を記したが、食器47の標
準的な汚れに対する運転プログラムにおいても、図12
に示すように、洗浄水42が洗浄所定温度に到達した
後、発熱体49を非通電にして数分間ないしは数十分間
食器47等を洗浄し、その後再び発熱体49を通電して
洗浄水42を加熱し、70℃以上の高温である従来の加
熱すすぎ所定温度にまで加熱する洗浄工程を有するもの
であってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗浄槽
と、食器等を収納する食器かごと、洗浄槽内の洗浄水を
加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射孔を有し
たノズルと、洗浄水を加熱する発熱体と、洗浄水の給水
量を検知する給水量検知手段と、洗浄水を排出する排水
ポンプと、空気を送風する送風手段と、洗浄、すすぎ及
び乾燥工程を有する運転プログラムを制御する制御装置
を備え、運転プログラムは複数回のすすぎ工程及び食器
等を高温に加熱する加熱すすぎ工程を有し、且つ制御装
置は最終のすすぎ工程以外のすすぎ工程に加熱すすぎ工
程を設けた運転方法を備えた構成としたことにより、使
用者が運転開始前または運転中に温度スイッチを使用す
ると、すすぎ工程のうち、O−157等の細菌を死滅さ
せるために洗浄水や食器等を70℃以上の高温に加熱す
る加熱すすぎ工程を、最終のすすぎ工程以外のすすぎ工
程で行うように運転プログラムが制御装置により制御さ
れる。
【0078】そのため、加熱すすぎ工程終了時に70℃
以上の高温である洗浄槽及び食器等は、加熱すすぎ工程
以降に行われるすすぎ工程によって冷却されるので、最
終すすぎ工程終了後または乾燥工程開始時には洗浄槽内
の温度は乾燥工程開始時の排気所定温度以下の状態にな
っている。それゆえ、乾燥工程開始時に排気口から排出
される空気は、従来の食器洗い乾燥機のそれよりも低温
であるため、従来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気
を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0079】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ排気口から排出
される蒸気の量を低減して洗浄槽内の空気を排出するこ
とができる。それゆえ、食器洗い乾燥機が設置されてい
る台所等を高温多湿の状態にしたり、食器洗い乾燥機周
辺に結露水が付着したりするのを防ぐことができる食器
洗い乾燥機を提供することができる。
【0080】また本発明は、洗浄槽と、食器等を収納す
る食器かごと、洗浄槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプ
と、洗浄水を噴射する噴射孔を有したノズルと、洗浄水
を加熱する発熱体と、洗浄水の給水量を検知する給水量
検知手段と、洗浄水を排出する排水ポンプと、空気を送
風する送風手段と、洗浄、すすぎ及び乾燥工程を有する
運転プログラムと、運転プログラムを制御する制御装置
を備え、制御装置は、加熱すすぎ工程において、加熱す
すぎ所定の温度まで食器等を加熱すると、発熱体を非通
電にして洗浄水が排水所定温度以下になるまで加熱すす
ぎ工程を継続する運転方法を備えた構成としたことによ
り、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッチを
使用すると、加熱すすぎ工程において、洗浄水や食器等
は加熱すすぎ所定温度にまで加熱されるが、洗浄水や食
器等が所定の温度にまで加熱されると発熱体は非通電に
なり、少なくとも洗浄槽内に存在する洗浄水が排水所定
温度になるまで加熱すすぎ工程が継続して行われる。
【0081】そのため、加熱すすぎ工程が終了すると、
洗浄水は排水所定温度以下になるため、洗浄水が排出さ
れる台所のシンクや排水管にダメージを与えることなく
洗浄水を排出することができ、また、シンクや排水管を
耐熱性の高い材質を用いることなく構成することができ
る。
【0082】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、加熱すすぎ工程以降のすす
ぎ工程によって洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気
所定温度以下の状態であるため、乾燥工程開始時に排気
口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機のそれよ
りも低温であり、従来の食器洗い乾燥機のように多くの
蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0083】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ食器洗い乾燥機
から排出される洗浄水の温度を低温にして洗浄水を排出
することができるので、台所のシンクや排水管に与える
ダメージをより少なくすることができ、さらに排気口か
ら排出される蒸気の量を低減して洗浄槽内の空気を排出
することができる食器洗い乾燥機を提供することができ
る。
【0084】また本発明は、制御装置は、加熱すすぎ工
程において、食器等を加熱すすぎ所定の温度まで加熱す
ると、洗浄槽内の洗浄水が排水所定温度以下になるまで
新たな洗浄水を給水し、その後洗浄水を排出する運転方
法を備えたことにより、使用者が運転開始前または運転
中に温度スイッチを使用すると、加熱すすぎ工程におい
て、洗浄水や食器等は加熱すすぎ所定温度にまで加熱さ
れるが、洗浄水や食器等が所定の温度にまで加熱される
と発熱体は非通電になり且つ給水弁が通電される。そし
て、少なくとも洗浄槽内に存在する洗浄水が排水所定温
度になるまで新たな洗浄水が供給される。そのため、加
熱すすぎ工程が終了すると洗浄水はより確実に且つ短時
間で排水所定温度以下になるため、洗浄水が排出される
台所のシンクや排水管にダメージを与えることなく洗浄
水を排出することができ、また、シンクや排水管を耐熱
性の高い材質を用いることなく構成することができる。
【0085】それから、最終のすすぎ工程終了後、また
は乾燥工程開始時において、加熱すすぎ工程以降のすす
ぎ工程によって洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気
所定温度以下の状態であるため、乾燥工程開始時に排気
口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機よりも低
温であり、従来の食器洗い乾燥機のように多くの蒸気を
含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0086】従って、O−157等の細菌を死滅させる
加熱すすぎ工程を行うことができ、且つ加熱すすぎ工程
を行う時間を短くして食器洗い乾燥機から排出される洗
浄水の温度をより確実に且つ低温にして洗浄水を排出す
ることができるので、台所のシンクや排水管に与えるダ
メージをより少なくすることができ、さらに排気口から
排出される蒸気の量を低減して洗浄槽内の空気を排出す
ることができる食器洗い乾燥機を提供することができ
る。
【0087】また本発明は、制御装置は、洗浄ポンプを
制御するポンプ制御手段を設け、且つ給水量検知手段は
複数の給水量を検知し、洗浄、すすぎ及び加熱すすぎ工
程で洗浄水の給水量を変化させる運転方法を備えたこと
により、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッ
チを使用すると、洗浄工程において、給水量検知手段は
従来の食器洗い乾燥機と略同等の洗浄水が供給されるま
で洗浄水を給水する。また、ポンプ制御手段により洗浄
ポンプは従来の食器洗い乾燥機と略同等の加圧力で洗浄
水を加圧することにより、従来と略同等の洗浄性能が得
られるように食器等を洗浄することができる。
【0088】そして、少なくとも加熱すすぎ工程におい
ては、給水量検知手段は従来の食器洗い乾燥機よりも少
ない量の洗浄水を給水し、ポンプ制御手段により洗浄ポ
ンプが従来の食器洗い乾燥機よりも低圧で洗浄水を加圧
することにより、洗浄水の給水量が少なくても洗浄ポン
プに空気が混入して所定の加圧力で洗浄水を加圧できな
い状態に陥ることなく洗浄水を加圧することができる。
そのため、加熱すすぎ工程では、加熱すすぎ所定温度に
まで加熱する洗浄水の量が従来の食器洗い乾燥機の加熱
すすぎ工程における洗浄水よりも少ないため、洗浄水及
び食器等を加熱すすぎ所定温度にまで加熱する時間を従
来の食器洗い乾燥機よりも短縮することができる。従っ
て、洗浄水及び食器等を加熱すすぎ所定温度にまで加熱
した後に発熱体を非通電にして、新たな低温の洗浄水を
給水して高温の洗浄水を冷却する動作を行っても、加熱
すすぎ工程の運転時間及び食器洗い乾燥機の運転時間を
延長することなく、高温状態の洗浄水の温度を低温にし
て洗浄水を機外へ排出することができる。また、発熱体
に通電する時間を短縮することができるので、発熱体に
より消費される電力量を低減することもできる。
【0089】以上より、加熱すすぎ工程において、洗浄
水の給水量を洗浄工程よりも少なくし、且つポンプ制御
手段により洗浄ポンプが洗浄水を加圧する加圧力を低圧
にすることにより、加熱すすぎ所定温度にまで洗浄水を
加熱する時間を短縮し、発熱体への通電時間を短くする
ことができる。従って、食器洗い乾燥機の運転時間を延
長することなく、そして消費される電力量を少なくし
て、洗浄水を排水所定温度以下で排出し且つ排気口から
排出される蒸気の量を低減することができる食器洗い乾
燥機を提供することができる。
【0090】また本発明は、制御装置は、加熱すすぎ工
程を最初のすすぎ工程で行う運転方法を備えたことによ
り、使用者が運転開始前または運転中に温度スイッチを
使用すると、加熱すすぎ工程を最初のすすぎ工程で行う
ように運転プログラムが制御装置により制御される。そ
のため、加熱すすぎ工程で70℃以上の高温である洗浄
槽及び食器等は加熱すすぎ工程以降に行われるすすぎ工
程によって冷却されるので、最終すすぎ工程終了後また
は乾燥工程開始時には洗浄槽内の温度は排気所定温度以
下の状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始時に排
気口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機のそれ
よりも低温であるため、従来の食器洗い乾燥機のように
多くの蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出される。
【0091】また、最初のすすぎ工程で加熱すすぎ工程
を行うと、加熱すすぎ工程で給水される洗浄水は、発熱
体だけでなく、洗浄工程で加熱された食器及び洗浄槽等
からもエネルギーを得ることができるので、従来の加熱
すすぎ工程よりもより短時間で、且つより少ないエネル
ギーで洗浄水を加熱すすぎ所定温度にまで加熱すること
ができる。
【0092】従って、加熱すすぎ工程を最初のすすぎ工
程で行うことにより、食器洗い乾燥機の運転時間を短縮
し、且つ消費される電力量をより少なくすることがで
き、且つ排気口から排出される蒸気の量を低減して洗浄
槽内の空気を排出することができる食器洗い乾燥機を提
供することができる。
【0093】また本発明は、制御装置は、食器等を高温
に加熱する工程を洗浄工程で行う運転方法を備えたこと
により、食器等の汚れの程度が軽い場合に使用者がその
汚れに対応した運転プログラムを選択すると、制御装置
はその運転プログラムに従って食器等を洗浄するように
食器洗い乾燥機を制御するが、洗浄工程において、食器
等は汚れの程度が軽いため、洗浄水を洗浄所定温度にま
で加熱する間に食器等をほとんど洗浄することができ
る。また、洗浄水が洗浄所定温度到達後、引き続いて洗
浄水を70℃以上の高温である従来の加熱すすぎ所定温
度にまで加熱することにより、O−157等の細菌を死
滅させることができる。さらに、洗浄工程終了後、複数
回のすすぎ工程を行うことにより、洗浄槽及び食器等は
冷却されるので、最終すすぎ工程終了後または乾燥工程
開始時には洗浄槽内の温度は乾燥工程開始時の排気所定
温度以下の状態になっている。それゆえ、乾燥工程開始
時に排気口から排出される空気は従来の食器洗い乾燥機
のそれよりも低温であるため、従来の食器洗い乾燥機の
ように多くの蒸気を含むことなく洗浄槽内から排出され
る。
【0094】それから、従来の食器洗い乾燥機で行われ
る加熱すすぎ工程を洗浄工程で行うため、従来の加熱す
すぎ工程を省略することができる。そのため、軽い汚れ
の食器等を洗浄する運転プログラムを短縮することがで
き、且つ発熱体に通電する時間を短縮することができ
る。
【0095】以上より、食器洗い乾燥機の運転時間をよ
り短縮し、且つ消費される電力量を一層少なくことがで
き、排気口から排出される蒸気の量を低減することがで
きる食器洗い乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における食器洗い乾燥機の構
成図
【図2】本発明の実施例1における食器洗い乾燥機の操
作部の要部正面図
【図3】本発明の実施例1における食器洗い乾燥機の運
転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図4】本発明の実施例2における食器洗い乾燥機の運
転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図5】本発明の実施例2における食器洗い乾燥機の加
熱すすぎ工程を最終のすすぎ工程で行う場合の運転プロ
グラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図6】本発明の実施例3における食器洗い乾燥機の運
転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図7】本発明の実施例4における食器洗い乾燥機の構
成図
【図8】本発明の実施例4における食器洗い乾燥機の水
位検知手段の動作を示す図
【図9】本発明の実施例4における食器洗い乾燥機の運
転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図10】本発明の実施例5における食器洗い乾燥機の
運転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図11】本発明の実施例6における食器洗い乾燥機の
運転プログラムと洗浄水の温度変化を表す図
【図12】本発明の実施例6における食器洗い乾燥機の
食器の汚れの程度が標準的な場合における運転プログラ
ムと洗浄水の温度変化を表す図
【図13】従来の食器洗い乾燥機の構成図
【図14】従来の食器洗い乾燥機の運転プログラムと洗
浄水の温度変化を表す図
【符号の説明】
40 洗浄槽 42 洗浄水 43 洗浄ポンプ 44 ノズル 45 噴射孔 46 食器かご 49 発熱体 50 排水ポンプ 51 送風手段 52 排気口 53 制御装置 54 給水量検知手段 55 ポンプ制御手段 56 第一の給水量検知素子 57 第二の給水量検知素子 60 温度スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 浩章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 BD02 DB01 DC02 DC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器等を収納する食器かご
    と、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗
    浄水を噴射する噴射孔を有したノズルと、洗浄水を加熱
    する発熱体と、洗浄水の給水量を検知する給水量検知手
    段と、洗浄水を排出する排水ポンプと、空気を送風する
    送風手段と、洗浄、すすぎ及び乾燥工程を有する運転プ
    ログラムを制御する制御装置を備え、前記運転プログラ
    ムのすすぎ工程には、複数回のすすぎ工程及び食器等を
    高温に加熱する加熱すすぎ工程を有し、前記制御装置
    は、最終のすすぎ工程には前記加熱すすぎ工程を設けな
    い食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 洗浄槽と、食器等を収納する食器かご
    と、洗浄槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水
    を噴射する噴射孔を有したノズルと、洗浄水を加熱する
    発熱体と、洗浄水の給水量を検知する給水量検知手段
    と、洗浄水を排出する排水ポンプと、空気を送風する送
    風手段と、洗浄、すすぎ及び乾燥工程を有する運転プロ
    グラムと、運転プログラムを制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、加熱すすぎ工程において、加熱すすぎ
    所定の温度まで食器等を加熱すると、発熱体を非通電に
    して洗浄水が排水所定温度以下になるまでその加熱すす
    ぎ工程を継続する食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御装置は、加熱すすぎ工程において、
    食器等を所定時間すすぎ、所定の温度まで加熱すると、
    洗浄槽内の洗浄水が排水所定温度以下になるまで新たな
    洗浄水を給水し、その後洗浄水を排出する請求項1また
    は2記載の食器洗い乾燥機。
  4. 【請求項4】 制御装置は、洗浄ポンプを制御するポン
    プ制御手段を設け、且つ給水量検知手段は複数の給水量
    を検知し、洗浄、すすぎ及び加熱すすぎ工程で洗浄水の
    給水量を変化させる請求項1から3いずれか1項記載の
    食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】 制御装置は、加熱すすぎ工程を最初のす
    すぎ工程に設けた1から4いずれか1項記載の食器洗い
    乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御装置は、食器等を高温に加熱する工
    程を洗浄工程で行う請求項1から5いずれか1項記載の
    食器洗い乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161364A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Mitsubishi Electric Corp 食器洗い乾燥機
JP2009066247A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Rinnai Corp 食器洗浄機
JP2011045620A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Panasonic Corp 食器洗い機

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