JP2001112429A - アガリクスエキス顆粒およびその製法 - Google Patents

アガリクスエキス顆粒およびその製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アガリクスエキスおよび/またはアガリクス
乾燥粉末の含量が高く、顆粒が水に溶けにくい、口中で
喉に詰まってむせる、口中でアガリクス特有のまずい味
が直接的に感じられてしまう等の問題点が解決されたア
ガリクスエキス高含有顆粒を提供すること。 【解決手段】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
クス乾燥粉末にでんぷん分解物と結晶セルロースを所定
量添加し、アルコール水溶液を添加して段階的な造粒処
理を施すこと特徴とする顆粒の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアガリクスエキスお
よび/またはアガリクス乾燥粉末を含む組成物、就中そ
の顆粒およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アガリクスは高い抗癌活性や生体調節機
能を有するキノコとして注目されている。特にアガリク
スに含まれる(1-3),(1-6)-β-グルカンに代表される高
分子多糖類や糖蛋白質類が抗癌活性に重要であり、宿主
の免疫系を賦活化することによって抗癌活性があること
が数多く報告されている(THE CHEMICAL TIMES,131,12-
21(1989)、ANTICANCER RESEARCH,17,277-284(1997)、Ca
ncer Immunol Immunother,46,147-159(1998)、Biosci.
Biotechnol. Biochem.,62,434-437(1998))ため、現在
アガリクスエキス含有顆粒、打錠品、液体、アガリクス
乾燥姿品、アガリクス乾燥粉末といった形態で食品や健
康食品素材としての利用が進んでいる(特開平02−2
11848、特開平06−128164、特開平07−
258107、特開平10−182477、特開平11
−32723、特開平11−80014、特開平11−
113531、特開平11−155518)。
【0003】しかしながらこのようなアガリクス製品で
は、いくつかの問題点が残されている。アガリクスエキ
スは非常に吸湿性が強く、かつ味が悪い。よってアガリ
クス顆粒製品では、アガリクスエキスの含有率が低い上
に、アガリクス特有の吸湿性や味を考慮に入れた処理が
施されていなかった。したがって水に溶かして飲むタイ
プのアガリクスエキス含有顆粒では水への溶解性が未だ
不十分である。一方、飲み込むタイプのアガリクスエキ
ス含有顆粒やアガリクス乾燥粉末では、口に入れた時に
アガリクス特有のまずい味が直接的に感じられてしま
う、喉に詰まってむせる、水に溶かして飲むことができ
ないといった問題点がある。また、打錠品ではその高い
吸湿性のため、賦形剤の配合量が必然的に多くなり、有
効量を摂取するためには多くの粒数を飲まなければなら
ない。他方、液体の場合には携帯性が劣り、乾燥姿品は
そのまま利用できず、予め水で煮込む必要がある等の問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アガリクス
エキスおよび/またはアガリクス乾燥粉末を高含有させ
た顆粒が水に溶けにくい、口中で喉に詰まってむせる、
口中でアガリクス特有のまずい味が直接的に感じられて
しまう等の問題点が解決されたアガリクスエキス高含有
顆粒を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの課
題を解決するために、アガリクスエキスおよび/または
アガリクス乾燥粉末にでんぷん分解物と結晶セルロース
を所定量添加し、段階的な造粒処理を施すことが有効で
あることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明
はアガリクスエキスおよび/またはアガリクス乾燥粉
末、でんぷん分解物、結晶セルロースを含むことを特徴
とする組成物、その顆粒、およびアガリクスエキスおよ
び/またはアガリクス乾燥粉末、でんぷん分解物、結晶
セルロースよりなる混合物1質量部に対し、第一工程と
してアルコールを80〜99.5%含むアルコール水溶
液0.05〜0.4質量部を均一に含浸させた後に、第
二工程として再度アルコール水溶液を0.05〜0.4
質量部含浸させて乾燥した後、粒径が1mm以下になる
ように粉砕することを特徴とする顆粒の製造方法であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用するアガリクスエキ
スまたはアガリクス乾燥粉末では、一般にAgaricus bla
zei Murill(カワリハラタケ)の子実体や菌糸体を使用
する。エキスは水あるいはエタノール等の親水性有機溶
媒で抽出することによって、熱水抽出液や含水エタノー
ル抽出エキス等として得られる。エキスは、そのまま液
状で、または、そのまま乾燥させて、または賦形剤を配
合し乾燥させて粉末化して使用される。乾燥粉末は菌糸
体、子実体をそのまま乾燥させ粉砕して使用される。一
例として、低温温風乾燥させた後粉砕することによって
得られる。このようにして得られるアガリクスエキスま
たはアガリクス乾燥粉末には、β−グルカン、α−グル
カン、β−ガラクトグルカン、キシログルカン、ペプチ
ドグルカン及び核酸など主な生理活性有効成分が含まれ
ている。
【0007】本発明では、アガリクスエキスおよび/ま
たはアガリクス乾燥粉末に、でんぷん分解物および結晶
セルロースを含有させることを特徴とする。本発明で使
用するでんぷん分解物とは、一般にトウモロコシやジャ
ガイモ、サツマイモ、タピオカ等の組織中に大量に貯蔵
されているでんぷんを分解したものである。一例を挙げ
ると、でんぷんを加水分解した後、脱色や脱塩、殺菌等
の精製をした後、スプレードライヤーによって粉末化す
ることによって得られる。ただしこれは一例であって、
この製法によりでんぷん分解物が限定されるものではな
い。
【0008】本発明で使用する結晶セルロースとは、製
法例として高純度の天然セルロースを酸加水分解し、非
結晶領域を除去して純粋な結晶部分だけを取り出して精
製、乾燥することによって得られる食品で使用可能なす
べての結晶セルロースのことである。でんぷん分解物が
含有されていない場合、目的とする機能を有する最終顆
粒が成形できない。また結晶セルロースが含有されてい
ない場合、最終顆粒の硬度が極端に高くなり、溶解性が
極めて悪くなる。よって、でんぷん分解物と結晶セルロ
ースは必ず含有させる必要がある。
【0009】本発明ではさらに好ましくは、アガリクス
エキスおよび/またはアガリクス乾燥粉末1質量部に対
して、でんぷん分解物を0.1質量部以上1.5質量部
以下含有させ、さらに結晶セルロースを0.01質量部
以上0.5質量部以下含有させる。ただし、アガリクス
エキスが液体の場合はドライベースとし、また賦形剤等
は計算に含めない。でんぷん分解物が、0.1質量部未
満であれば成形性が悪くなり、逆に1.5質量部を超え
る場合には、顆粒性状に影響が出ると共に、最終顆粒の
硬度が高くなって溶解性が悪くなる。一方、結晶セルロ
ースが0.01質量部未満の場合も同様に、最終顆粒の
硬度が高くなって溶解性が悪くなり、逆に0.5質量部
を超える場合には成形性に影響が出、口に入れた時に喉
に詰まってむせる、水に溶かす際の顆粒の分散性が悪い
といった問題が生じる。よって本発明では、好ましくは
上記の配合割合で混合することが望ましい。
【0010】本発明の顆粒を製造する際には、以下のよ
うに行うことが特徴である。アガリクスエキスおよび/
またはアガリクス乾燥粉末に、でんぷん分解物、結晶セ
ルロース、及び必要に応じて後述の他の賦形剤等を添加
して攪拌混合した後、 まずアルコール水溶液を添加す
る。アルコール水溶液のアルコール濃度は80〜99.
5%であり、添加量は粉末混合物1質量部に対し、0.
05〜0.4質量部である。アルコール水溶液は後述の
ように乳糖等を溶解したものでもよく、この場合のアル
コール濃度はアルコール溶液全量に対するものである。
この工程が本発明の製法の第一工程である。この後さら
に第二工程として、顆粒が湿潤状態のままアルコール水
溶液を添加して混合する。第一工程を経ることによっ
て、粉末がままこを形成することなく、均一の粒径を持
った湿潤状態の粉末を得ることができる。これにより、
適度な硬度と成形性を持つ顆粒が製造し易くなる。また
好ましくは、第一工程で使用するアルコール濃度は、第
二工程で使用するアルコール濃度よりも高いことが望ま
しい。これは粉末へのアルコール水溶液の均一分散性を
良好にするためである。
【0011】本発明の製造方法においては、好ましく
は、この乾燥顆粒を用いて第三工程に移行する。第三工
程としては、第二工程で得られた顆粒1質量部にアルコ
ール水溶液0.05〜0.4質量部を均一に含浸させて
乾燥した後、粒径が1mm以下になるように粉砕する。
第三工程を行う前に、アガリクスエキスおよび/または
アガリクス乾燥粉末、でんぷん分解物および結晶セルロ
ースを含む顆粒を所定の粒度に整粒しておくと、出来上
がる顆粒の粒度がより均一になる。当該顆粒の粒度とし
ては、平均粒径が1mm以下であることが望ましく、平均
粒径が1mmを超えると、第三工程における含水アルコー
ルの含浸が不均一になり、出来上がる顆粒の粒度分布が
幅広くなるため、本発明の目的を満たすことができなく
なる。
【0012】また、さらに好ましくは第三工程後に第四
工程として、湿潤状態の顆粒を6mm以下のスクリーン
を通過させる破砕造粒または押し出し造粒を行ってから
乾燥することによって、乾燥中に顆粒同士が結合するこ
とを防止することができ、最終顆粒の粒度がより均一な
る。
【0013】本発明では所定濃度のアルコール水溶液所
定量によって、アガリクスエキスおよび/またはアガリ
クス乾燥粉末、でんぷん分解物および結晶セルロースを
含む組成物を段階的に均一に含浸させることがポイント
であり、造粒方法や乾燥方法によって出来上がる顆粒の
物性が左右されることはない。
【0014】必要に応じてアガリクスエキスおよび/ま
たはアガリクス乾燥粉末、でんぷん分解物および結晶セ
ルロースを含む組成物に他の賦形剤を一緒に混合した
り、あるいはアルコール水溶液に例えば乳糖、キシリト
ール、マルチトール、ラクチトール、でんぷん等を溶か
し込んだ溶液を使用することは、最終顆粒の粒径、硬度
および嵩比重等の顆粒の成形性をコントロールする理由
で好ましい。本発明によって造られた顆粒は、アガリク
スエキスの持つ吸湿性と流動性が大幅に改善されたもの
である。従って、使用に関しては顆粒に限ったものでは
なく、打錠品やカプセル等の製造にも適している。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例では攪拌造粒法および熱風棚乾燥法を採用し
た。
【0016】実施例1 次の原料を用意した。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 0.25質量部 結晶セルロース 0.05質量部 上記原料を混合した後、攪拌しながら95%エタノール
を原料混合末1質量部に対して0.15質量部滴下し、
顆粒が湿潤状態のまま92%エタノールを原料混合末1
質量部に対して0.3質量部滴下した。熱風棚乾燥機60
℃にて乾燥減量が10%以下になるように2〜5時間乾
燥した後、粒径が1.0mm以下になるように粉砕して
顆粒を得た。
【0017】実施例2 次の原料を用意した。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 0.25質量部 結晶セルロース 0.05質量部 上記原料を混合した後、攪拌しながら95%エタノール
を原料混合末1質量部に対して0.15質量部滴下し、
顆粒が湿潤状態のまま92%エタノールを原料混合末1
質量部に対して0.3質量部滴下した。熱風棚乾燥機6
0℃にて乾燥減量が10%以下になるように2〜5時間
乾燥した後、粒径が0.5mm以下になるように粉砕し
た。得られた顆粒1質量部に対して、94%エタノール
を0.2質量部均一に含浸させ、熱風棚乾燥機60℃に
て乾燥減量が10%以下になるように2〜5時間乾燥し
た後、粒径が1mm以下になるように粉砕して顆粒を得
た。
【0018】実施例3 次の原料を用意した。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 0.25質量部 結晶セルロース 0.05質量部 上記原料を混合した後、攪拌しながら95%エタノール
を原料混合末1質量部に対して0.15質量部滴下し、
顆粒が湿潤状態のまま92%エタノールを原料混合末1
質量部に対して0.3質量部滴下した。熱風棚乾燥機6
0℃にて乾燥減量が10%以下になるように2〜5時間
乾燥した後、粒径が0.5mm以下になるように粉砕し
た。得られた顆粒1質量部に対して、94%エタノール
を0.2質量部均一に含浸させて練合した湿潤塊を、3
mmのスクリーンからはじき出す破粉造粒を行い、熱風
棚乾燥機60℃にて乾燥減量が10%以下になるように
2〜5時間乾燥した後、粒径が1mm以下になるように
粉砕して顆粒を得た。
【0019】比較例1 次の原料を用いた以外は実施例1と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 1.00質量部 比較例2 次の原料を用いた以外は実施例2と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 1.00質量部 比較例3 次の原料を用いた以外は実施例3と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 でんぷん分解物 1.00質量部
【0020】比較例4 次の原料を用いた以外は実施例1と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 結晶セルロース 0.50質量部 比較例5 次の原料を用いた以外は実施例2と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 結晶セルロース 0.50質量部 比較例6 次の原料を用いた以外は実施例3と同様にして顆粒を得
た。 アガリクスエキス 1.00質量部 結晶セルロース 0.50質量部
【0021】評価例1 実施例1〜3,比較例1〜6の顆粒について以下の試験
を行った。結果を実施例1〜3については表1に、比較
例1〜6については表2に示した。 試験方法 (1)粒度 最終顆粒の粒度を粒度分布計にて測定した。表1,2に
は粒径が0.149〜0.500mmである顆粒の分布
率が50質量%未満であるものに(−)を、50〜70
質量%であるものに(+)を、70質量%を越えるもの
に(++)を表示した。
【0022】(2)飲みやすさ 顆粒を口に含んだ時の口溶け感、喉での詰まり、および
水での流し込み易さを官能検査した。表1、表2には服
用するのに問題のないものに(○)を、口中ですぐに溶
けアガリクス特有のまずい味が直接的に感じられてしま
う、喉に詰まったりして飲みづらいもの等に(×)を表
示した。
【0023】(3)溶解性 顆粒2.5gを100mlの水の入ったビーカーに入れ
てスプーンにて攪拌した時の溶解性を目視検査した。表
1、表2には速やかに完全に溶解するものに(○)を、
1分以上攪拌しても沈殿物が消失しないものに(×)を
表示した。また1分間の攪拌では溶解するものの、顆粒
が水面に浮遊し、攪拌時にビーカーの壁面やスプーンに
付着して攪拌が困難であったものに(△)を表示した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】段階的な造粒工程を経てはいるものの、
結晶セルロースが配合されていない比較例1〜3では、
粒子間の結合力が強すぎるために、乾燥後に粒径が1m
m以下になるように粉砕したところ、最終顆粒の粒度が
不均一であった。その結果アガリクス特有のまずい味は
緩和されているが、硬い顆粒が喉に詰まって飲みにく
く、溶解性も悪いものであった。また同様にして段階的
な造粒工程を経ているものの、でんぷん分解物が配合さ
れていない比較例4〜6では、最終顆粒はすべて微粉末
であるために喉に詰まって飲みづらく、また口中ですぐ
に溶けてアガリクス特有のまずい味が直接的に感じられ
るものであった。さらに溶解性については、顆粒が水面
に浮遊し、攪拌時にビーカーの壁面やスプーンに付着し
て攪拌が困難であった。
【0027】一方これに対し、アガリクスエキスおよび
/またはアガリクス乾燥粉末にでんぷん分解物と結晶セ
ルロースを所定量配合し、段階的な造粒工程を経た実施
例1〜3では、これらの性能がすべて優れている。した
がって本発明よって得られた顆粒は、口に入れた時にア
ガリクスの味が直接的に感じられてしまうことや、喉に
詰まってむせるということはない。また逆に水に溶かし
て飲む場合には、水にスムーズに溶けるといった、相反
した特徴も兼ね備えており、このことは服用者にとって
継続性に優れた顆粒であると言える。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月4日(2000.8.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
クス乾燥粉末1質量部に対し、でんぷん分解物を0.1
〜1.5質量部、および結晶セルロースを0.01〜
0.5質量部含むことを特徴とする顆粒。
【請求項】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
クス乾燥粉末、でんぷん分解物、結晶セルロースよりな
る混合物1質量部に対し、第一工程としてアルコールを
80〜99.5質量%含むアルコール水溶液0.05〜
0.4質量部を均一に含浸させた後に、第二工程として
さらに第一工程で使用したものよりも低い濃度のアルコ
ール水溶液を0.05〜0.4質量部含浸させて乾燥し
た後、粒径が1mm以下になるように粉砕することを特
徴とする顆粒の製造方法。
【請求項】 請求項記載の製法によって造った顆粒
1質量部に対し、第三工程としてアルコール水溶液0.
05〜0.4質量部を均一に含浸させて乾燥した後、粒
径が1mm以下になるように粉砕することを特徴とする
顆粒の製造方法。
【請求項】 請求項記載の製法によって造った顆粒
1質量部に対し、第三工程としてアルコール水溶液0.
05〜0.4質量部を均一に含浸させて練合した湿潤塊
を6mm以下のスクリーンを通過させる破砕造粒または
押し出し造粒を行ってから乾燥し、粒径が1mm以下に
なるように粉砕することを特徴とする顆粒の製造方法。
フロントページの続き (72)発明者 小野 雅昭 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 石渡 健一 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 Fターム(参考) 4B016 LC02 LE02 LG14 LK03 LK09 LP01 LP13 4B036 LC01 LC06 LE01 LH06 LH11 LH12 LH21 LP05 LP11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
    クス乾燥粉末、でんぷん分解物および結晶セルロースを
    含む組成物。
  2. 【請求項2】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
    クス乾燥粉末、でんぷん分解物および結晶セルロースを
    含む顆粒。
  3. 【請求項3】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
    クス乾燥粉末1質量部に対し、でんぷん分解物を0.1
    〜1.5質量部、および結晶セルロースを0.01〜
    0.5質量部含むことを特徴とする顆粒。
  4. 【請求項4】 アガリクスエキスおよび/またはアガリ
    クス乾燥粉末、でんぷん分解物、結晶セルロースよりな
    る混合物1質量部に対し、第一工程としてアルコールを
    80〜99.5質量%含むアルコール水溶液0.05〜
    0.4質量部を均一に含浸させた後に、第二工程として
    さらにアルコール水溶液を0.05〜0.4質量部含浸
    させて乾燥した後、粒径が1mm以下になるように粉砕
    することを特徴とする顆粒の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の製法によって造った顆粒
    1質量部に対し、第三工程としてアルコール水溶液0.
    05〜0.4質量部を均一に含浸させて乾燥した後、粒
    径が1mm以下になるように粉砕することを特徴とする
    顆粒の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の製法によって造った顆粒
    1質量部に対し、第三工程としてアルコール水溶液0.
    05〜0.4質量部を均一に含浸させて練合した湿潤塊
    を6mm以下のスクリーンを通過させる破砕造粒または
    押し出し造粒を行ってから乾燥し、粒径が1mm以下に
    なるように粉砕することを特徴とする顆粒の製造方法。
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