JP2001112372A - 観賞飼育容器の仕切装置 - Google Patents

観賞飼育容器の仕切装置

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JP2001112372A
JP2001112372A JP29549199A JP29549199A JP2001112372A JP 2001112372 A JP2001112372 A JP 2001112372A JP 29549199 A JP29549199 A JP 29549199A JP 29549199 A JP29549199 A JP 29549199A JP 2001112372 A JP2001112372 A JP 2001112372A
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plate
partition
partitioning device
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JP29549199A
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Hikari Nakagawa
光 中川
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TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体側の構成にかかわらず、簡単かつ確
実に仕切板を装着できるとともに、仕切板の取付位置を
容易に変更できて汎用性に優れる観賞飼育容器の仕切装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の仕切装置10は、容器本体1の
内部底面上に適合状態に配置されるベース板20と、容
器本体1の内部を仕切る仕切板30とを備える。ベース
板20の上面にL字型のフック25が設けられ、仕切板
30の下端にフック掛片35が設けられる。仕切板30
がベース板20上に垂直姿勢に配置された状態で、その
仕切板30が垂直方向の中心軸L回りに回転されること
により、フック25がフック掛片35に弾性係合され
て、仕切板30が垂直姿勢に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、観賞魚用水槽の
他、小動物用観賞飼育容器、昆虫用観賞飼育容器等の内
部を仕切るための観賞飼育容器の仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱帯魚等の観賞魚においては、例えば産
卵した際に、その卵や、孵化後まもない稚魚を、成魚や
他の種類の観賞魚が食べてしまうことがあるので、稚魚
等を他の魚と仕切って隔離して飼育する必要がある。
【0003】従来、観賞魚用水槽を仕切るための手段と
しては、水槽容器本体の対応し合う両側壁の内面に、仕
切板挿着溝をそれぞれ形成しておき、両仕切板挿着溝内
に仕切板の両側縁部をそれぞれ挿入することにより、仕
切板を水槽内に固定する手段が最も一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の水槽用仕切手段においては、仕切板の両側縁部を、
水槽容器本体の対応し合う2つの溝に、それぞれ正確に
位置合わせして挿入する必要があるため、その位置合わ
せ作業に手間取り、仕切板の装着作業が困難であるとい
う問題があった。更に従来の水槽用仕切手段において
は、水槽容器自体に形成された仕切板挿着溝に仕切板の
両側縁部を挿入するものであるため、例えば容器本体に
仕切板挿着溝が形成されていない場合には、仕切板を装
着することができないこともあった。
【0005】また、上記従来の仕切手段を採用する場
合、水槽容器自体に仕切板挿着溝を形成する必要がある
ため、例えば容器本体用の金型の設計変更を行ったり、
容器本体用の金型を新たに製作する必要が生じ、コスト
の増大を招くという問題があった。
【0006】更に上記従来の仕切手段においては、仕切
板を、挿着溝の位置以外に取り付けることができないの
で、仕切板の位置を容易に変更することができず、使用
形態が特定されて、汎用性に劣るという問題も抱えてい
る。
【0007】以上は、観賞魚用水槽における仕切構造の
問題について説明したが、観賞魚用水槽以外の容器、例
えばハムスター等の小動物用観賞飼育容器、昆虫用観賞
飼育容器の仕切手段についても、上記と同様に、同様な
問題が発生する。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、容器本体側の構成にかかわらず、簡単かつ確実に仕
切板を装着できるとともに、仕切板の取付位置を簡単に
変更できて汎用性に優れる上更に、製作が容易で、コス
トの削減を図ることができる観賞飼育容器の仕切装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の観賞飼育容器の仕切装置は、上方が開放
される容器本体の内部に適合する態様に、前記容器本体
の底面上に配置されるベース板と、前記容器本体の内部
を仕切るための仕切板とを備え、前記ベース板の上面に
係合手段が設けられるとともに、前記仕切板の下端に、
前記係合手段に対応して被係合手段が設けられ、前記仕
切板が前記ベース板上に垂直に配置された状態で、その
仕切板が垂直軸回りに回転されることにより、前記係合
手段が前記被係合手段に係合されて、前記仕切板が垂直
姿勢に支持されるよう構成されてなるものを要旨として
いる。
【0010】この発明の観賞飼育容器の仕切装置におい
ては、容器本体内に適合状態に配置されるベース板に、
仕切板をその下端を対接させて回転させることにより、
ベース板の係合手段が仕切板の被係合手段に係合して、
仕切板が垂直姿勢に支持されるものであるため、仕切板
をその回転中心の一箇所のみにおいて位置合わせして、
回転操作するだけで、確実に固定することができる。こ
のため例えば、上記従来例のように、仕切板を、その両
側縁部の2箇所において、容器本体の両側壁内面に設け
られた仕切板装着溝に位置合わせする必要はなく、仕切
板を簡単かつ正確に装着することができる。
【0011】また、容器本体内のベース板に仕切板を回
転係合させるものであるため、容器本体の構成にかかわ
らず、仕切板を装着することができる。更にベース板を
容器本体に対して位置をずらせるように移動させるだけ
で、仕切板の位置を自在に変更することができるので、
容器内の状況等に合わせて最適な位置に仕切板を配置す
ることができる。
【0012】また本発明の仕切装置を採用するにあたっ
て、容器本体側の構成を変更する必要はないので、容器
本体として既存のものを問題なく使用することができ
る。このため、例えば容器本体を新たに製作する必要は
なく、容器本体用の金型の設計変更を行ったり、容器本
体用の金型を新たに製作したりする必要もなく、コスト
の削減を図ることができる。
【0013】一方、本発明においては、前記仕切板の下
端中央に、下方に向けて突出する回転軸ピンが設けられ
るとともに、そのピンに対応して、前記ベース板にピン
挿入孔が設けられ、前記ピン挿入孔に回転自在に挿入さ
れた前記回転軸ピンを回転中心として、前記仕切板にお
ける垂直軸回りの回転操作が行われるよう構成されてな
るものを採用するのが好ましい。
【0014】すなわちこの構成を採用する場合、回転軸
ピンをピン挿入孔に挿入するだけで、仕切板の位置決め
を正確に行うことができるとともに、仕切板を回転軸ピ
ンを回転中心としてスムーズに回転操作することができ
る。
【0015】また、本発明においては、前記仕切板の下
端に、水平に延びる安定板が設けられ、前記仕切板が前
記ベース板上に垂直姿勢に配置された状態において、前
記安定板が前記ベース板の上面に対接されるよう構成さ
れてなるものを採用するのが良い。すなわちこの場合、
例えば安定板がベース板に対接ないしは押圧することに
より、仕切板が傾いてしまったりするのを防止でき、仕
切板を垂直姿勢に安定した状態で確実に保持することが
できる。
【0016】更に本発明においては、前記係合手段が、
前記ベース板の上面に立上り状に設けられた立上り片
と、その立上り片の上端から水平方向に延びる水平片と
を有するL字型のフックにより構成される一方、前記被
係合手段が、前記仕切板の下端に水平方向に延びるよう
に設けられ、かつ前記フックの水平片に弾性係合可能な
フック掛片により構成されてなるものを採用するのが望
ましい。すなわちこの場合、係合手段及び被係合手段間
の係合を、より確実に行うことができる。
【0017】また本発明においては、前記係合手段及び
前記被係合手段が、前記仕切板の回転軸心近傍に設けら
れてなる構成を採用するのが、一層好ましい。
【0018】すなわちこの構成のように、係合手段等を
仕切板の回転中心軸近傍に配置する場合、例えば係合手
段等を回転中心軸から径方向に遠ざけて配置するものと
比べ、梃の原理により、仕切板の回転操作時における係
合手段等の回転方向の力(係合方向の力)が強くなると
ともに、仕切板の係合手段に対応する位置での撓み変形
も小さくなるので、小さい操作力であっても、係合手段
を被係合手段に確実に係合させることができる。
【0019】また本発明においては、前記仕切板が透明
な硬質合成樹脂の成形品により構成されてなるもの採用
するのが、一層望ましい。すなわちこの場合、容器内が
仕切板によって遮蔽されることがなく、容器内全域を無
理なく見渡すことができるので、観賞飼育用として、適
切な環境を得ることができる。
【0020】更に本発明においては、前記仕切板に、そ
の表裏間を連通する多数の貫通孔が形成されてなる構成
を採用するのが、より一層好ましい。すなわちこの場
合、仕切板の表裏両側の雰囲気を均等にすることができ
て、容器内全域の雰囲気を均一に保つことができるの
で、観賞飼育用として、より一層適切な環境を得ること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
仕切装置(10)を示す斜視図、図2はその仕切装置
(10)が適用された観賞魚用水槽を分解して示す斜視
図である。両図に示すように、この仕切装置(10)が
適用される水槽は、透明な硬質合成樹脂の成形品からな
り、かつ上方が開放された直方体形状の容器本体(1)
を具備している。
【0022】仕切装置(10)は、ベース板(20)
と、仕切板(30)(30)とを備えている。
【0023】図2及び図9に示すように、ベース板(2
0)は、透明な硬質合成樹脂の板状成形品からなり、幅
が容器本体(1)の両側壁(2)(2)間の寸法に対応
して形成されるとともに、長さが容器本体(1)の長さ
よりも短く形成されている。そして、このベース板(2
0)は、両側端縁を容器本体(1)の両側壁(2)
(2)間に適合させた状態で、容器本体(1)内におけ
る底面上に載置できるよう構成されている。
【0024】また、ベース板(20)における各仕切板
取付位置の中央には、円形のピン挿入孔(21)がそれ
ぞれ形成されるとともに、ピン挿入孔(21)(21)
の両側には、係合手段としての一対のフック(25)
(25)がベース板(20)に一体的にそれぞれ形成さ
れている。
【0025】フック(25)(25)は、図5に示すよ
うに、ベース板(20)の上面から上方に向けて立ち上
がるように設けられた立上り片(25a)と、その立上
り片(25a)の上端から水平に延びる弾性水平片(2
5b)とを有する側面視L字形に形成されている。この
一対のフック(25)(25)は、互いに相反する向き
に配置されており、すなわち、ピン挿入孔(21)を挟
んで片側のフック(25)は、その水平片(25b)が
ベース板(20)の長さ方向に対し一方側に向かって突
出するように配置されるとともに、反対側のフック(2
5)は、その水平片(25b)がベース板(20)の長
さ方向に対し他方側に向かって突出するように配置され
ている。
【0026】また各フック(25)における水平片(2
5b)先端の下面側には、抜止め凸部(25c)がそれ
ぞれ形成されている。
【0027】一方、図2及び図7に示すように、仕切板
(30)は、透明な硬質合成樹脂の板状成形品からな
り、幅が容器本体(1)の両側壁(2)(2)間の寸法
に対応して形成されるとともに、高さが容器本体両側壁
(2)(2)の高さにほぼ対応して形成されている。
【0028】また図5及び図8に示すように、仕切板
(30)の下端中央には、仕切板(30)の高さ方向に
沿う中心線上に、下方に向けて突出する円柱形の回転軸
ピン(31)が一体に形成されている。更に仕切板(3
0)における下端部には、中心線の両側に、上記一対の
フック(25)(25)に対応して、切欠状のフック挿
通部(32)(32)が形成されるとともに、フック挿
通部(32)の下枠部が、仕切板(30)の幅方向に沿
って水平に配置されて、フック掛片(35)(35)と
して構成されている。
【0029】更に図2及び図7に示すように、仕切板
(30)の下端両側部には、安定板(36)(36)が
一体にそれぞれ形成されている。両安定板(36)(3
6)のうち一方は、仕切板(30)の一面側に、仕切板
(30)に対し直交して水平に配置されるとともに、他
方は、仕切板(30)の他面側に、仕切板(30)に対
し直交して水平に配置されており、互いに相反する方向
に突出している。
【0030】また仕切板(30)の上側部及び下側部に
は、高さ方向に長いスリット状の貫通孔(37)が幅方
向に多数並列状に形成されている。
【0031】以上の構成の仕切装置(10)を水槽に装
着するには、まず、図2に示すように、ベース板(2
0)を容器本体(1)内にその上端開口部から挿入し
て、容器本体(1)の底面に載置する。このとき、ベー
ス板(20)が、容器本体(1)の両側壁(2)(2)
間に適合することにより、ベース板(20)が安定した
状態に載置され、例えばベース板(20)の不本意な位
置ずれ等が防止される。
【0032】続いて、図3及び図5に示すように、仕切
板(30)を、その幅方向を容器本体(1)の長さ方
向、つまりベース板(20)の長さ方向に沿わせた状態
で、容器本体(1)内にその上端開口部から挿入して、
仕切板(30)の回転軸ピン(31)をベース板(2
0)のピン挿入孔(21)内に挿入する。これにより、
仕切板(30)は、一対のフック(25)(25)間に
おいて、ベース板(20)の長さ方向に沿う中心線上に
沿って配置される。
【0033】次に図4及び図6に示すように、仕切板
(30)を、回転軸ピン(31)が回転中心となるよう
に、仕切板(30)の中心線と一致する回転中心軸
(L)の回りに略90°回転させる。これにより仕切板
(30)の両フック挿通部(32)(32)内に、仕切
板(30)の前後両面側から、両フック(25)(2
5)の水平片(25b)(25b)がそれぞれ弾性変形
しながら挿入されて、フック先端の抜止め凸部(25
c)(25c)が仕切板(30)のフック掛片(35)
に弾性係合する。これにより仕切板(30)が、容器本
体(1)の両側壁(2)(2)間に適合して垂直に配置
された状態で支持される。
【0034】また必要に応じて、2枚目の仕切板(3
0)を上記と同様に装着して、容器本体(1)内を仕切
板(30)(30)により仕切る。
【0035】なお、本実施形態において、仕切装置(1
0)を水槽に装着する場合、ベース板(20)に仕切板
(30)(30)を回転係合させて固定した後、容器本
体(1)内に収容するようにしても良い。
【0036】一方、仕切装置(10)を水槽から取り外
す場合には、仕切板(30)を、回転軸ピン(31)を
回転中心として、回転中心軸(L)回りに上記とは逆方
向に略90°回転させて、フック(25)(25)のフ
ック掛片(35)(35)に対する係合を解除する。そ
の後、仕切板(30)を容器本体(1)の上端開口部か
ら取り出して、更にベース板(20)を容器本体(1)
の上端開口部から取り出せば良い。
【0037】なお、仕切装置(10)を水槽から取り外
す場合、仕切装置(10)を容器本体(1)から上端開
口部を介して取り出してから、ベース板(20)から仕
切板(30)を取り外すようにしても良い。
【0038】以上のように、本実施形態の観賞魚用水槽
の仕切装置(10)によれば、容器本体(1)内に適合
状態に配置されるベース板(20)に、仕切板(30)
をその下端を対接させて回転させることにより、ベース
板(20)のフック(25)を仕切板(30)のフック
掛片(35)に係合させて、仕切板(30)を固定する
ものであるため、仕切板(30)をその回転中心の一箇
所のみにおいて位置合わせして、回転操作するだけで、
確実に固定することができ、例えば上記従来例のように
仕切板の両側2箇所において位置合わせする場合と比べ
て、簡単に装着することができる。
【0039】しかも、本実施形態においては、仕切板
(30)の下端における回転中心軸(L)上に回転軸ピ
ン(31)を設けるとともに、そのピン(31)に対応
させて、ベース板(20)にピン挿入孔(21)を形成
するものであるため、回転軸ピン(31)をピン挿入孔
(21)に挿入するだけで簡単に、仕切板(30)をベ
ース板(20)に対し位置決めすることができるととも
に、仕切板(30)を回転軸ピン(31)を回転中心と
して正確に回転操作することができるので、より一層簡
単かつ正確に仕切板(30)を装着することができる。
【0040】また本実施形態の仕切装置(10)は、容
器本体(1)内のベース板(20)に仕切板(30)を
回転係合させるものであるため、容器本体(1)の構成
にかかわらず、確実に仕切板(30)を装着することが
できる。
【0041】更にベース板(20)を容器本体(1)に
対して位置をずらせるように移動させるだけで、仕切板
(30)の位置を自在に変更することができるので、水
槽内の状況に合わせて最適な位置に仕切板(30)を配
置することができ、優れた汎用性を得ることができる。
【0042】また容器本体(1)側の構成を変更する必
要はなく、容器本体(1)として既存のものを使用する
ことができるので、容器本体を新たに製作する必要はな
い。このため例えば容器本体用の金型の設計変更を行っ
たり、容器本体用の金型を新たに製作したりする必要が
なく、コストを削減することができる。
【0043】また本実施形態においては、仕切板(3
0)の下端両側に安定板(36)(36)を形成してい
るため、安定板(36)(36)がベース板(20)に
圧接ないしは対接することにより、仕切板(30)が傾
いたり、位置ずれしたりするのを確実に防止できるの
で、仕切板(30)を垂直姿勢に安定した状態に確実に
保持することができる。
【0044】更に本実施形態においては、仕切板(3
0)を透明な部材により構成しているため、水槽内の一
部が仕切板(30)によって遮蔽されることがなく、水
槽内全域を無理なく十分に見渡すことができるので、観
賞飼育用として、適切な環境を得ることができる。
【0045】また本実施形態においては、仕切板(3
0)に貫通孔(37)を形成しているため、その貫通孔
(37)を通って水槽内の水が行き来することにより、
水槽内全域の雰囲気を均一に保つことができ、観賞飼育
用として、より一層適切な環境を得ることができる。
【0046】また本実施形態においては、フック(2
5)及びフック掛片(35)を、仕切板(30)の回転
中心軸近傍に設けているため、フック(25)をフック
掛片(35)に、より確実に係合することができる。す
なわち本実施形態のように、フック(25)等を回転中
心軸(L)近傍に配置する場合、例えばフック(25)
等を回転中心軸(L)から径方向に遠ざけて配置するも
のと比べて、梃の原理により、仕切板(30)の回転操
作時におけるフック(25)の回転方向の力(係合方向
の力)が強くなるとともに、フック配置位置での仕切板
(30)の撓み変形量も少なくなるので、小さい操作力
であっても、フック(25)をフック掛片(35)に確
実に係合することができ、より一層簡単に仕切板(3
0)を固定することができる。
【0047】なお、上記実施形態においては、本発明の
仕切装置を水槽に適用した場合について説明している
が、それだけに限られず、本発明の仕切装置は、水槽以
外の容器、例えば小動物用観賞飼育容器や、昆虫用観賞
飼育容器等にも上記と同様に適用することができる。
【0048】また言うまでもなく、ベース板及び仕切板
の形状や、仕切板の設置数等は上記のものに限られるこ
とはない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の観賞飼育容器の
仕切装置によれば、容器本体内に適合配置されるベース
板に、仕切板をその下端を対接させて回転係合させるだ
けで、簡単かつ確実に仕切板を装着することができる。
更に容器本体の構成にかかわらず、確実に仕切板を装着
できて、容器本体として既存のものを使用することがで
きるので、例えば容器本体用の金型を新たに製作する必
要がなく、コストを削減することができる。またベース
板を容器本体に対し移動させるだけで、仕切板の位置を
自在に変更することができるので、例えば容器本体内の
状況等に合わせて最適な位置で仕切ることができ、優れ
た汎用性を得ることができるという効果がある。
【0050】本発明において、仕切板に設けた回転軸ピ
ンを、ベース板のピン挿入孔に挿入して、そのピンを回
転中心として仕切板を回転操作するよう構成する場合、
ピンを挿入するだけで簡単に、仕切板の位置決めを図る
ことができるとともに、仕切板を回転軸ピンを回転中心
として正確に回転操作することができるので、一層、簡
単かつ確実に仕切板を装着することができるという利点
がある。
【0051】また本発明において、仕切板の下端に安定
板を設ける場合には、安定板がベース板の上面に対接す
ることにより、仕切板を垂直姿勢に安定した状態で確実
に保持することができるという利点がある。
【0052】更に本発明において、係合手段をフックに
より構成するとともに、被係合手段をフック掛片により
構成する場合、係合手段及び被係合手段間の係合を、確
実に行うことができ、より一層簡単かつ確実に仕切板を
装着することができるという利点がある。
【0053】また本発明において、係合手段及び被係合
手段を、仕切板の回転中心軸近傍に設ける場合、仕切板
の回転操作時における被係合手段の回転方向の力が強く
なるとともに、被係合手段配置位置での仕切板の撓み変
形も小さくなるので、小さい操作力であっても、係合手
段及び被係合手段間の係合を、より確実に行うことがで
き、なお一層簡単に仕切板を固定することができるとい
う利点がある。
【0054】また本発明において、仕切板を透明部材よ
り構成する場合、容器内が仕切板によって遮蔽されるこ
とがなく、容器内全域を無理なく見渡すことができるの
で、観賞飼育用として、適切な環境を得ることができる
という利点がある。
【0055】更に本発明において、仕切板に、多数の貫
通孔を形成する場合、仕切板両側の雰囲気を均等にでき
て、容器内全域の雰囲気を均一に保つことができるの
で、観賞飼育用として、より一層適切な環境を得ること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である観賞魚用水槽の仕切
装置を示す斜視図である。
【図2】実施形態の仕切装置が適用された水槽を分解し
て示す斜視図である。
【図3】実施形態の仕切装置において仕切板を分離した
状態で示す斜視図である。
【図4】実施形態の仕切装置において仕切板を装着した
状態で示す斜視図である。
【図5】実施形態の仕切装置において仕切板を分離した
状態で示す要部拡大斜視図である。
【図6】実施形態の仕切装置において仕切板を装着した
状態で示す要部拡大斜視図である。
【図7】実施形態の仕切装置における仕切板を示す図で
あって、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】実施形態の仕切装置におけるベース板を示す図
であって、同図(a)は平面図、同図(b)は側面断面
図である。
【符号の説明】
1…容器本体 10…仕切装置 20…ベース板 21…ピン挿入孔 25…フック(係合手段) 25a…立上り片 25b…水平片 30…仕切板 31…回転軸ピン 35…フック掛片(被係合手段) 36…安定板 37…貫通孔 L…回転中心軸(垂直軸)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放される容器本体の内部に適合
    する態様に、前記容器本体の底面上に配置されるベース
    板と、 前記容器本体の内部を仕切るための仕切板とを備え、 前記ベース板の上面に係合手段が設けられるとともに、 前記仕切板の下端に、前記係合手段に対応して被係合手
    段が設けられ、 前記仕切板が前記ベース板上に垂直に配置された状態
    で、その仕切板が垂直軸回りに回転されることにより、
    前記係合手段が前記被係合手段に係合されて、前記仕切
    板が垂直姿勢に支持されるよう構成されてなる観賞飼育
    容器の仕切装置。
  2. 【請求項2】 前記仕切板の下端中央に、下方に向けて
    突出する回転軸ピンが設けられるとともに、そのピンに
    対応して、前記ベース板にピン挿入孔が設けられ、 前記ピン挿入孔に回転自在に挿入された前記回転軸ピン
    を回転中心として、前記仕切板における垂直軸回りの回
    転操作が行われるよう構成されてなる請求項1記載の観
    賞飼育容器の仕切装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切板の下端に、水平に延びる安定
    板が設けられ、 前記仕切板が前記ベース板上に垂直姿勢に配置された状
    態において、前記安定板が前記ベース板の上面に対接さ
    れるよう構成されてなる請求項1又は2記載の観賞飼育
    容器の仕切装置。
  4. 【請求項4】 前記係合手段が、前記ベース板の上面に
    立上り状に設けられた立上り片と、その立上り片の上端
    から水平方向に延びる水平片とを有するL字型のフック
    により構成される一方、 前記被係合手段が、前記仕切板の下端に水平方向に延び
    るように設けられ、かつ前記フックの水平片に弾性係合
    可能なフック掛片により構成されてなる請求項1ないし
    3のいずれかに記載の観賞飼育容器の仕切装置。
  5. 【請求項5】 前記係合手段及び前記被係合手段が、前
    記仕切板の回転中心軸近傍に設けられてなる請求項1な
    いし4のいずれかに記載の観賞飼育容器の仕切装置。
  6. 【請求項6】 前記仕切板が透明な硬質合成樹脂の成形
    品により構成されてなる請求項1ないし5のいずれかに
    記載の観賞飼育容器の仕切装置。
  7. 【請求項7】 前記仕切板に、その表裏間を連通する多
    数の貫通孔が形成されてなる請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の観賞飼育容器の仕切装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072122A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Haruo Arai 地上に設置されるマグロの養殖池
DE102009024823B3 (de) * 2009-06-13 2010-09-30 Jelonnek, Helmut, Dr.-Ing. Vorrichtung zur Teilung eines Aquariums mit weitgehend gleichmäßiger Beleuchtung in einen abgeschatteten und einen hellen Bereich
KR101372289B1 (ko) 2012-09-25 2014-03-11 김경순 다용도 분리판
KR20200001359U (ko) * 2018-12-14 2020-06-24 정계환 수조겸용 테이블

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