JP2001110752A - 基板へのマスク形成方法およびその装置 - Google Patents
基板へのマスク形成方法およびその装置Info
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- JP2001110752A JP2001110752A JP28695199A JP28695199A JP2001110752A JP 2001110752 A JP2001110752 A JP 2001110752A JP 28695199 A JP28695199 A JP 28695199A JP 28695199 A JP28695199 A JP 28695199A JP 2001110752 A JP2001110752 A JP 2001110752A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォトプロセスを要しない手段で、比較的短
時間の処理で、かつ、作業環境を悪化することなく所望
のマスクを基板表面に形成することのできる方法を提供
する。 【解決手段】 予めパターンニングされたシール14を
基板Wの表面に貼付けて基板処理のためのマスクを形成
するものである。支持シート13上にパターンニングさ
れたシール14が形成され、そのシール14の上に離型
シートが貼られたラミネートシールを用い、離型シート
を剥がした後、シール14と支持シート13が一体とな
った状態で基板Wの表面に貼りつけられる。その後、支
持シート13を剥がし取って、基板W表面にシール14
だけを残してマスクを形成する。
時間の処理で、かつ、作業環境を悪化することなく所望
のマスクを基板表面に形成することのできる方法を提供
する。 【解決手段】 予めパターンニングされたシール14を
基板Wの表面に貼付けて基板処理のためのマスクを形成
するものである。支持シート13上にパターンニングさ
れたシール14が形成され、そのシール14の上に離型
シートが貼られたラミネートシールを用い、離型シート
を剥がした後、シール14と支持シート13が一体とな
った状態で基板Wの表面に貼りつけられる。その後、支
持シート13を剥がし取って、基板W表面にシール14
だけを残してマスクを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやプ
リント基板などの各種の基板に、例えばサンドブラス
ト、イオン注入、エッチング、ドーピングなどの各種の
処理を施す際に、基板表面にパターンニングされたマス
クを形成する方法およびその装置に関する。
リント基板などの各種の基板に、例えばサンドブラス
ト、イオン注入、エッチング、ドーピングなどの各種の
処理を施す際に、基板表面にパターンニングされたマス
クを形成する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高耐圧ダイオードの製造におい
ては、半導体基板(シリコンウエハ)上にレジストを塗
布し、露光、現像、等のフォトプロセスによって所定の
画像(レジストパターン)を形成し、これをマスクとし
てサンドブラスト処理を施し、基板に形成された素子群
の境界を摩滅させて、素子を分離することが行われてい
る。
ては、半導体基板(シリコンウエハ)上にレジストを塗
布し、露光、現像、等のフォトプロセスによって所定の
画像(レジストパターン)を形成し、これをマスクとし
てサンドブラスト処理を施し、基板に形成された素子群
の境界を摩滅させて、素子を分離することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レジスト材を
塗布し、通常のフォトプロセスによりマスクを形成する
手段によると、少なくともレジストの塗布、露光、現像
の3工程が必要で、作業工程が多くなってその処理に長
時間を要すものであり、生産性の向上が困難となってい
た。また、現像液などの薬液を使用するために作業環境
を悪化しやすいものとなっていた。
塗布し、通常のフォトプロセスによりマスクを形成する
手段によると、少なくともレジストの塗布、露光、現像
の3工程が必要で、作業工程が多くなってその処理に長
時間を要すものであり、生産性の向上が困難となってい
た。また、現像液などの薬液を使用するために作業環境
を悪化しやすいものとなっていた。
【0004】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたものであって、フォトプロセスを要しない手段で、
比較的短時間の処理で、かつ、作業環境を悪化すること
なく所望のマスクを基板表面に形成することのできる方
法およびその装置を提供することを目的とするものであ
る。
れたものであって、フォトプロセスを要しない手段で、
比較的短時間の処理で、かつ、作業環境を悪化すること
なく所望のマスクを基板表面に形成することのできる方
法およびその装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために次のような構成をとる。
達成するために次のような構成をとる。
【0006】すなわち、請求項1に係る基板へのマスク
形成方法は、予めパターンニングされたシールを基板表
面に貼付けて基板処理のためのマスクを形成することを
特徴とする。
形成方法は、予めパターンニングされたシールを基板表
面に貼付けて基板処理のためのマスクを形成することを
特徴とする。
【0007】請求項2に係る基板へのマスク形成方法
は、請求項1に係る発明のマスク形成方法において、支
持シート上にパターンニングされたシールが形成され、
そのシールの上に離型シートが貼られたラミネートシー
ルを用い、離型シートを剥がした後、シールと支持シー
トが一体となった状態で基板表面にシールを貼付けてマ
スクを形成するものである。
は、請求項1に係る発明のマスク形成方法において、支
持シート上にパターンニングされたシールが形成され、
そのシールの上に離型シートが貼られたラミネートシー
ルを用い、離型シートを剥がした後、シールと支持シー
トが一体となった状態で基板表面にシールを貼付けてマ
スクを形成するものである。
【0008】請求項3に係る基板へのマスク形成方法
は、請求項2に係る発明のマスク形成方法において、シ
ールと支持シートが一体となった状態で基板表面にシー
ルを貼付けた後、支持シートだけを剥がし取って、基板
表面にシールだけを残してマスクを形成するものであ
る。
は、請求項2に係る発明のマスク形成方法において、シ
ールと支持シートが一体となった状態で基板表面にシー
ルを貼付けた後、支持シートだけを剥がし取って、基板
表面にシールだけを残してマスクを形成するものであ
る。
【0009】請求項4に係る基板へのマスク形成装置
は、支持シート上にパターンニングされたシールが形成
されるとともに、そのシールの上に離型シートが貼られ
たラミネートシールを用いて基板表面にマスクを形成す
る装置であって、前記ラミネートシールから離型シート
を剥離する離型シート剥離機構と、シールと支持シート
が一体となった状態で基板表面にシールを貼付けるシー
ル貼付け機構とを備えてあることを特徴とする。
は、支持シート上にパターンニングされたシールが形成
されるとともに、そのシールの上に離型シートが貼られ
たラミネートシールを用いて基板表面にマスクを形成す
る装置であって、前記ラミネートシールから離型シート
を剥離する離型シート剥離機構と、シールと支持シート
が一体となった状態で基板表面にシールを貼付けるシー
ル貼付け機構とを備えてあることを特徴とする。
【0010】請求項5に係る基板へのマスク形成装置
は、請求項4に係る発明のマスク形成装置において、基
板に貼付けられたシールから支持シートを剥離する支持
シート剥離機構を備えてある。
は、請求項4に係る発明のマスク形成装置において、基
板に貼付けられたシールから支持シートを剥離する支持
シート剥離機構を備えてある。
【0011】請求項6に係る基板へのマスク形成装置
は、請求項5に係る発明のマスク形成装置において、シ
ールと支持シートとの粘着力を低下させる粘着力低下処
理機構を備えてある。
は、請求項5に係る発明のマスク形成装置において、シ
ールと支持シートとの粘着力を低下させる粘着力低下処
理機構を備えてある。
【0012】請求項7に係る基板へのマスク形成装置
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が冷却機構である。
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が冷却機構である。
【0013】請求項8に係る基板へのマスク形成装置
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が紫外線照射機構である。
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が紫外線照射機構である。
【0014】請求項9に係る基板へのマスク形成装置
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が加湿機構である。
は、請求項6に係る発明のマスク形成装置において、前
記粘着力低下処理機構が加湿機構である。
【0015】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。
【0016】請求項1に係る発明のマスク形成方法によ
ると、予めパターンニングされたシールを基板表面に貼
付けることでマスクを形成するので、従来のフォトプロ
セスは全く不要となり、当然ながら、現像液などの薬液
を使用することもない。
ると、予めパターンニングされたシールを基板表面に貼
付けることでマスクを形成するので、従来のフォトプロ
セスは全く不要となり、当然ながら、現像液などの薬液
を使用することもない。
【0017】請求項2に係る発明のマスク形成方法によ
ると、支持シートと離型シートとの間にシールを貼付け
支持したラミネートシールとして取り扱われるので、離
型シートを剥離するまでの間、シールは汚損されること
なく表裏から完全に保護される。
ると、支持シートと離型シートとの間にシールを貼付け
支持したラミネートシールとして取り扱われるので、離
型シートを剥離するまでの間、シールは汚損されること
なく表裏から完全に保護される。
【0018】請求項3に係る発明のマスク形成方法によ
ると、基板表面に支持シートと一体にシールを貼付けた
後、支持シートだけを剥離することで、基板表面にはシ
ールだけがマスクとして残される。
ると、基板表面に支持シートと一体にシールを貼付けた
後、支持シートだけを剥離することで、基板表面にはシ
ールだけがマスクとして残される。
【0019】請求項4に係る発明のマスク形成装置によ
ると、支持シートと離型シートとの間にシールを貼付け
支持したラミネートシールが供給されると、先ず、離型
シート剥離機構によって離型シートが剥離され、支持シ
ート上にシールが露出され、この支持シートを基板表面
にシールとともに貼付けることで、基板表面に支持シー
ト付きのマスクが形成される。
ると、支持シートと離型シートとの間にシールを貼付け
支持したラミネートシールが供給されると、先ず、離型
シート剥離機構によって離型シートが剥離され、支持シ
ート上にシールが露出され、この支持シートを基板表面
にシールとともに貼付けることで、基板表面に支持シー
ト付きのマスクが形成される。
【0020】請求項5に係る発明のマスク形成装置によ
ると、支持シートと一体のシールを基板表面に貼付けた
後、支持シート剥離機構によって支持シートをシールか
ら剥離除去することで、基板表面にシールだけのマスク
が形成される。
ると、支持シートと一体のシールを基板表面に貼付けた
後、支持シート剥離機構によって支持シートをシールか
ら剥離除去することで、基板表面にシールだけのマスク
が形成される。
【0021】請求項6に係る発明のマスク形成装置によ
ると、支持シート剥離機構を機能させる前に、粘着力低
下処理機構によってシールと支持シートとの粘着力を低
下させておくことで、基板上のシールに対して支持シー
トだけを円滑に剥離して除去できる。
ると、支持シート剥離機構を機能させる前に、粘着力低
下処理機構によってシールと支持シートとの粘着力を低
下させておくことで、基板上のシールに対して支持シー
トだけを円滑に剥離して除去できる。
【0022】ここで、シールと支持シートとの粘着力を
低下させる粘着力低下処理機構としては、冷却機構を利
用したり(請求項7)、あるいは、紫外線照射機構を利
用したり(請求項8)、あるいは、加湿機構を利用した
り(請求項9)することが可能である。
低下させる粘着力低下処理機構としては、冷却機構を利
用したり(請求項7)、あるいは、紫外線照射機構を利
用したり(請求項8)、あるいは、加湿機構を利用した
り(請求項9)することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は本発明に係るマスク形成装置
の平面図、図2はその正面図、図3はその右側から見た
側面図である。
実施例を説明する。図1は本発明に係るマスク形成装置
の平面図、図2はその正面図、図3はその右側から見た
側面図である。
【0024】本実施形態のマスク形成装置は、基本的
に、半導体ウエハなどの基板Wを積層収納しているカセ
ットC1 が装填される基板供給部1、進退および旋回作
動するロボットアーム2が装備された搬送機構3、基板
Wを位置合わせするアライメントステージ4、マスク形
成用のシールを表裏から離型ートと支持シートで被覆し
た後述のラミネートシールを積層収容するシール供給部
5、このシール供給部5からラミネートシールを取り出
して搬送する多軸型ロボット6、基板Wを搭載支持する
貼付けテーブル7、取り出したラミネートシートから離
型シートを剥離する離型シート剥離機構8、基板に貼付
けられたラミネートシールから支持シートを剥離する支
持シート剥離機構9、処理済みの基板Wを積層収納する
ためのカセットC2 が装填される基板回収部10、等が
基台11の上部に配備され、基台11の手前からカセッ
トの搬入搬出を行うよう構成されている。
に、半導体ウエハなどの基板Wを積層収納しているカセ
ットC1 が装填される基板供給部1、進退および旋回作
動するロボットアーム2が装備された搬送機構3、基板
Wを位置合わせするアライメントステージ4、マスク形
成用のシールを表裏から離型ートと支持シートで被覆し
た後述のラミネートシールを積層収容するシール供給部
5、このシール供給部5からラミネートシールを取り出
して搬送する多軸型ロボット6、基板Wを搭載支持する
貼付けテーブル7、取り出したラミネートシートから離
型シートを剥離する離型シート剥離機構8、基板に貼付
けられたラミネートシールから支持シートを剥離する支
持シート剥離機構9、処理済みの基板Wを積層収納する
ためのカセットC2 が装填される基板回収部10、等が
基台11の上部に配備され、基台11の手前からカセッ
トの搬入搬出を行うよう構成されている。
【0025】前記基板供給部1は、基板Wを表面を上向
きにした水平姿勢でカセットC1 に積層収納するように
なっており、また、基板回収部10は、マスク形成処理
が済んだ基板Wを同様に水平姿勢でカセットC2 に積層
収納するように構成されている。
きにした水平姿勢でカセットC1 に積層収納するように
なっており、また、基板回収部10は、マスク形成処理
が済んだ基板Wを同様に水平姿勢でカセットC2 に積層
収納するように構成されている。
【0026】前記搬送機構3のロボットアーム2は進退
および旋回可能に構成されており、基板供給部1からの
基板Wの取り出し、アライメントステージ4への基板W
の供給、アライメントステージ4から貼付けテーブル7
への基板Wの搬入、剥離テーブル8から処理済み基板W
の搬出、および、処理済み基板Wの基板回収部10への
搬入、等を行う。
および旋回可能に構成されており、基板供給部1からの
基板Wの取り出し、アライメントステージ4への基板W
の供給、アライメントステージ4から貼付けテーブル7
への基板Wの搬入、剥離テーブル8から処理済み基板W
の搬出、および、処理済み基板Wの基板回収部10への
搬入、等を行う。
【0027】前記シール供給部5に積層収容されるラミ
ネートシール12は、図5に示すように、支持シート1
3の上に、予めパターンニングされたシール14が形成
され、粘着面に構成されたシール14の上面に離型シー
ト15が貼られた3層構造となっている。なお、シール
14は例えば粘着性のあるアクリル系の紫外線硬化型の
樹脂材で形成されている。
ネートシール12は、図5に示すように、支持シート1
3の上に、予めパターンニングされたシール14が形成
され、粘着面に構成されたシール14の上面に離型シー
ト15が貼られた3層構造となっている。なお、シール
14は例えば粘着性のあるアクリル系の紫外線硬化型の
樹脂材で形成されている。
【0028】前記多軸型ロボット6は、シール支持プレ
ート16を前後、左右、および、上下に自由に移動させ
ることができるものであり、シール供給部5に積層収容
されるラミネートシール12の最上層のものから順に1
枚づつ吸着保持して搬出するよう構成されている。
ート16を前後、左右、および、上下に自由に移動させ
ることができるものであり、シール供給部5に積層収容
されるラミネートシール12の最上層のものから順に1
枚づつ吸着保持して搬出するよう構成されている。
【0029】前記離型シート剥離機構8は、図3中に示
すように、テープロールR1 から繰り出した粘着テープ
T1 を、前後移動可能な剥離ユニット21に備えた剥離
ローラ22に導いて回収ロール23に巻き取り回収する
よう構成したものであり、多軸型ロボット6のシール支
持プレート16の下側で作動するよう配備されている。
すように、テープロールR1 から繰り出した粘着テープ
T1 を、前後移動可能な剥離ユニット21に備えた剥離
ローラ22に導いて回収ロール23に巻き取り回収する
よう構成したものであり、多軸型ロボット6のシール支
持プレート16の下側で作動するよう配備されている。
【0030】前記支持シート剥離機構9は、図4中に示
すように、テープロールR2 から繰り出した粘着テープ
T2 を、前後移動可能な剥離ユニット24に備えた剥離
ローラ25に導いて回収ロール26に巻き取り回収する
よう構成したものであり、貼付けテーブル7の上側で作
動するよう配備されている。
すように、テープロールR2 から繰り出した粘着テープ
T2 を、前後移動可能な剥離ユニット24に備えた剥離
ローラ25に導いて回収ロール26に巻き取り回収する
よう構成したものであり、貼付けテーブル7の上側で作
動するよう配備されている。
【0031】本発明に係るマスク形成装置は以上のよう
に構成されており、次にそのマスク形成処理工程につい
て説明する。
に構成されており、次にそのマスク形成処理工程につい
て説明する。
【0032】先ず、多軸型ロボット6がシール供給部5
の直上に移動して、シール支持プレート16の下面に1
枚のラミネートシール12を吸着保持する。この際、ラ
ミネートシール12は離型シート15が下面になるよう
に保持される。
の直上に移動して、シール支持プレート16の下面に1
枚のラミネートシール12を吸着保持する。この際、ラ
ミネートシール12は離型シート15が下面になるよう
に保持される。
【0033】次に、ラミネートシール12を吸着保持し
たシール支持プレート16は離型シート剥離機構8の処
理位置P(図1参照)にまで移動するとともに、図6
(a)に示すように、剥離ユニット21が前進して剥離
ローラ22がラミネートシール12の前端部下方位置に
待機される。
たシール支持プレート16は離型シート剥離機構8の処
理位置P(図1参照)にまで移動するとともに、図6
(a)に示すように、剥離ユニット21が前進して剥離
ローラ22がラミネートシール12の前端部下方位置に
待機される。
【0034】次に、図6(b)に示すように、剥離ロー
ラ22が粘着テープT1 を離型シート15の下面に貼付
けながら後退移動するとともに、剥離ローラ22の移動
速度に合わせて粘着テープT1 を繰り出すことで、粘着
テープT1 に貼付けられた離型シート15はシール14
から剥離されてゆく。
ラ22が粘着テープT1 を離型シート15の下面に貼付
けながら後退移動するとともに、剥離ローラ22の移動
速度に合わせて粘着テープT1 を繰り出すことで、粘着
テープT1 に貼付けられた離型シート15はシール14
から剥離されてゆく。
【0035】離型シート15の剥離が終了すると、支持
シート13を介してシール14を保持したシール支持プ
レート16は貼付けテーブル7の上に移動したのち下降
する。ここで、貼付けテーブル7上には、既に、ロボッ
トアーム2によって搬入されてきた基板Wが所定の位置
決め状態で載置され吸着保持されており、この基板Wの
上面(表面)にシール14が支持シート13ごと貼付け
られる。
シート13を介してシール14を保持したシール支持プ
レート16は貼付けテーブル7の上に移動したのち下降
する。ここで、貼付けテーブル7上には、既に、ロボッ
トアーム2によって搬入されてきた基板Wが所定の位置
決め状態で載置され吸着保持されており、この基板Wの
上面(表面)にシール14が支持シート13ごと貼付け
られる。
【0036】基板Wへのシール貼付けが終了すると、シ
ール支持プレート16がテーブル上から後退するととも
に、図7(a)に示すように、基板Wの前端上方箇所に
支持シート剥離機構9の剥離ローラ25が移動してく
る。
ール支持プレート16がテーブル上から後退するととも
に、図7(a)に示すように、基板Wの前端上方箇所に
支持シート剥離機構9の剥離ローラ25が移動してく
る。
【0037】次に、図7(b)に示すように、剥離ロー
ラ25が粘着テープT2 を支持シート13の上面に貼付
けながら後退移動するとともに、剥離ローラ25の移動
速度に合わせて粘着テープT2 を繰り出すことで、粘着
テープT2 に貼付けられた支持シート13はシール14
から剥離されてゆく。
ラ25が粘着テープT2 を支持シート13の上面に貼付
けながら後退移動するとともに、剥離ローラ25の移動
速度に合わせて粘着テープT2 を繰り出すことで、粘着
テープT2 に貼付けられた支持シート13はシール14
から剥離されてゆく。
【0038】以上でシール14の貼付けが終了し、基板
Wの表面には所定のパターンのマスクが形成される。そ
の後、処理済みの基板Wは再びロボットアーム2によっ
て搬出され、基板回収部10に搬送される。
Wの表面には所定のパターンのマスクが形成される。そ
の後、処理済みの基板Wは再びロボットアーム2によっ
て搬出され、基板回収部10に搬送される。
【0039】支持シート13を剥離する手段としては、
上記のように粘着テープT2 を利用する他に以下のよう
な手段を利用することもできる。
上記のように粘着テープT2 を利用する他に以下のよう
な手段を利用することもできる。
【0040】例えば、図8に示すように、支持シート1
3とシール14との粘着力を低下させる粘着力低下処理
機構としての冷却機構31を前記シール支持プレート1
6に装備し、基板Wの表面にシール14を支持シート1
3と共に貼付けた後、図8(a)に示すように、シール
支持プレート16を支持シート13上面に押しつけたま
まで冷却機構31を作動させ、冷却によって支持シート
13とシール14との粘着力を低下させた状態で、吸着
作用を維持したままシール支持プレート16を離反移動
させることで、図8(b)に示すように、支持シート1
3をシール14から剥離することができる。
3とシール14との粘着力を低下させる粘着力低下処理
機構としての冷却機構31を前記シール支持プレート1
6に装備し、基板Wの表面にシール14を支持シート1
3と共に貼付けた後、図8(a)に示すように、シール
支持プレート16を支持シート13上面に押しつけたま
まで冷却機構31を作動させ、冷却によって支持シート
13とシール14との粘着力を低下させた状態で、吸着
作用を維持したままシール支持プレート16を離反移動
させることで、図8(b)に示すように、支持シート1
3をシール14から剥離することができる。
【0041】また、支持シート13とシール14とを粘
着している粘着剤が、紫外線硬化型のものである場合に
は、図9に示すように、支持シート13とシール14と
の粘着力を低下させる粘着力低下処理機構としての紫外
線照射機構32を装備し、基板Wの表面にシール14を
支持シート13と共に貼付けた後、図9(a)に示すよ
うに、紫外線照射を行って支持シート13とシール14
との粘着力を低下させる。そして、再びシール支持プレ
ート16で支持シート13を吸着して離反移動させるこ
とで、図9(b)に示すように、支持シート13をシー
ル14から剥離することができる。なお、紫外線照射機
構32は、貼付けテーブル7上に下降されるフード33
の内部に紫外線ランプ34を装備して構成されている。
着している粘着剤が、紫外線硬化型のものである場合に
は、図9に示すように、支持シート13とシール14と
の粘着力を低下させる粘着力低下処理機構としての紫外
線照射機構32を装備し、基板Wの表面にシール14を
支持シート13と共に貼付けた後、図9(a)に示すよ
うに、紫外線照射を行って支持シート13とシール14
との粘着力を低下させる。そして、再びシール支持プレ
ート16で支持シート13を吸着して離反移動させるこ
とで、図9(b)に示すように、支持シート13をシー
ル14から剥離することができる。なお、紫外線照射機
構32は、貼付けテーブル7上に下降されるフード33
の内部に紫外線ランプ34を装備して構成されている。
【0042】また、支持シート13とシール14とを粘
着している粘着剤が、水分の吸収によって粘着力の低下
するものである場合には、図10に示すように、支持シ
ート13とシール14との粘着力を低下させる粘着力低
下処理機構としての加湿機構35を配備し、基板Wの表
面にシール14を支持シート13と共に貼付けた後、図
10(a)に示すように、加湿処理を行い、この加湿に
よって支持シート13とシール14との粘着力を低下さ
せた状態で、再びシール支持プレート16で支持シート
13を吸着して離反移動させることで、図10(b)に
示すように、支持シート13をシール14から剥離する
こともできる。なお、加湿機構35は、貼付けテーブル
7上に下降されるフード36の内部に水蒸気発生管37
を装備して構成されている。
着している粘着剤が、水分の吸収によって粘着力の低下
するものである場合には、図10に示すように、支持シ
ート13とシール14との粘着力を低下させる粘着力低
下処理機構としての加湿機構35を配備し、基板Wの表
面にシール14を支持シート13と共に貼付けた後、図
10(a)に示すように、加湿処理を行い、この加湿に
よって支持シート13とシール14との粘着力を低下さ
せた状態で、再びシール支持プレート16で支持シート
13を吸着して離反移動させることで、図10(b)に
示すように、支持シート13をシール14から剥離する
こともできる。なお、加湿機構35は、貼付けテーブル
7上に下降されるフード36の内部に水蒸気発生管37
を装備して構成されている。
【0043】なお、本発明は、以下のような形態で実施
することもできる。 上記各例では、ラミネートシール12として枚葉の
ものを使用しているが、連続した支持シート13に所定
ピッチでシール14を形成し、その上から連続した離型
シート15を貼付けた連続ラミネートシール12を利用
することも可能である。
することもできる。 上記各例では、ラミネートシール12として枚葉の
ものを使用しているが、連続した支持シート13に所定
ピッチでシール14を形成し、その上から連続した離型
シート15を貼付けた連続ラミネートシール12を利用
することも可能である。
【0044】 離型シート15を剥離した後、シール
13を支持シート13と共に基板Wに貼付ける手段とし
ては、上記のように多軸型ロボット6のシート支持プレ
ート16で押さえつけて貼付ける他に、貼付けローラな
どの専用の貼付け部材を用いることもできる。
13を支持シート13と共に基板Wに貼付ける手段とし
ては、上記のように多軸型ロボット6のシート支持プレ
ート16で押さえつけて貼付ける他に、貼付けローラな
どの専用の貼付け部材を用いることもできる。
【0045】 基板処理がサンドブラストである場合
や、基板処理に使われる薬液が支持シート13を溶解す
る性質をもつ場合には、支持シート13を剥離しないで
以降の基板処理工程に移行することもできる。このよう
な場合、実施例装置で説明した支持シート剥離機構9を
備える必要はない。
や、基板処理に使われる薬液が支持シート13を溶解す
る性質をもつ場合には、支持シート13を剥離しないで
以降の基板処理工程に移行することもできる。このよう
な場合、実施例装置で説明した支持シート剥離機構9を
備える必要はない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、以下のような効果が期待できる。
明によれば、以下のような効果が期待できる。
【0047】すなわち、請求項1に係る発明のマスク形
成方法によると、従来のレジスト塗布、露光、現像、と
いったフォトプロセスが不要になるので、マスク形成処
理時間を短縮でき、生産性を高めることができる。ま
た、現像液を使用ないので、作業環境を悪化させること
がなく、従って、環境保全のための設備を節減でき、設
備コストの削減に有効となる。
成方法によると、従来のレジスト塗布、露光、現像、と
いったフォトプロセスが不要になるので、マスク形成処
理時間を短縮でき、生産性を高めることができる。ま
た、現像液を使用ないので、作業環境を悪化させること
がなく、従って、環境保全のための設備を節減でき、設
備コストの削減に有効となる。
【0048】請求項2に係る発明のマスク形成方法によ
ると、パターンニングされたマスク用のシールを、ラミ
ネートシールの状態で扱うので、管理中や搬送中のシー
ルの汚損がなく、品質の安定したマスク形成処理を歩留
りよく行うことができる。
ると、パターンニングされたマスク用のシールを、ラミ
ネートシールの状態で扱うので、管理中や搬送中のシー
ルの汚損がなく、品質の安定したマスク形成処理を歩留
りよく行うことができる。
【0049】請求項3に係る発明のマスク形成方法によ
ると、基板表面にシールだけのマスクを形成できるの
で、マスク形成処理の後、直ちに以降の基板処理工程に
移行することができ、基板処理全体の能率向上にも有効
となる。
ると、基板表面にシールだけのマスクを形成できるの
で、マスク形成処理の後、直ちに以降の基板処理工程に
移行することができ、基板処理全体の能率向上にも有効
となる。
【0050】請求項4および5に係る発明のマスク形成
装置によると、請求項1ないし3に係る発明方法を好適
に実施することができる。
装置によると、請求項1ないし3に係る発明方法を好適
に実施することができる。
【0051】請求項6ないし9に係る発明のマスク形成
装置によると、支持シートの剥離が円滑容易となるの
で、剥離速度を高めることが可能となり、その結果、処
理能率が向上して生産性を高めることができる。
装置によると、支持シートの剥離が円滑容易となるの
で、剥離速度を高めることが可能となり、その結果、処
理能率が向上して生産性を高めることができる。
【図1】マスク形成装置の平面図である。
【図2】マスク形成装置の正面図である。
【図3】マスク形成装置の右側から見た側面図である。
【図4】マスク形成装置の右側から見た別の側面図であ
る。
る。
【図5】ラミネートシールの斜視図である。
【図6】離型シートを剥離する工程を示す説明図であ
る。
る。
【図7】支持シートを剥離する工程を示す説明図であ
る。
る。
【図8】別の支持シート剥離手段によるシート剥離工程
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】更に別の支持シート剥離手段によるシート剥離
工程を示す説明図である。
工程を示す説明図である。
【図10】更に別の支持シート剥離手段によるシート剥
離工程を示す説明図である。
離工程を示す説明図である。
12 ラミネートシール 13 支持シート 14 シール 15 離型シート 31 冷却機構 32 紫外線照射機構 35 加湿機構 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 和幸 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 5F046 AA28 JA27
Claims (9)
- 【請求項1】 予めパターンニングされたシールを基板
表面に貼付けて基板処理のためのマスクを形成すること
を特徴とする基板へのマスク形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板へのマスク形成方
法において、 支持シート上にパターンニングされたシールが形成さ
れ、そのシールの上に離型シートが貼られたラミネート
シールを用い、 離型シートを剥がした後、シールと支持シートが一体と
なった状態で基板表面にシールを貼付けてマスクを形成
する基板へのマスク形成方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板へのマスク形成方
法において、 シールと支持シートが一体となった状態で基板表面にシ
ールを貼付けた後、支持シートだけを剥がし取って、基
板表面にシールだけを残してマスクを形成する基板への
マスク形成方法。 - 【請求項4】 支持シート上にパターンニングされたシ
ールが形成されるとともに、そのシールの上に離型シー
トが貼られたラミネートシールを用いて基板表面にマス
クを形成する装置であって、 前記ラミネートシールから離型シートを剥離する離型シ
ート剥離機構と、シールと支持シートが一体となった状
態で基板表面にシールを貼付けるシール貼付け機構とを
備えてあることを特徴とする基板へのマスク形成装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の基板へのマスク形成装
置において、 基板に貼付けられたシールから支持シートを剥離する支
持シート剥離機構を備えてある基板へのマスク形成装
置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の基板へのマスク形成装
置において、 シールと支持シートとの粘着力を低下させる粘着力低下
処理機構を備えてある基板へのマスク形成装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の基板へのマスク形成装
置において、 前記粘着力低下処理機構が冷却機構である基板へのマス
ク形成装置。 - 【請求項8】 請求項6に記載の基板へのマスク形成装
置において、 前記粘着力低下処理機構が紫外線照射機構である基板へ
のマスク形成装置。 - 【請求項9】 請求項6に記載の基板へのマスク形成装
置において、 前記粘着力低下処理機構が加湿機構である基板へのマス
ク形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695199A JP2001110752A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 基板へのマスク形成方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695199A JP2001110752A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 基板へのマスク形成方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001110752A true JP2001110752A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17711076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28695199A Pending JP2001110752A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 基板へのマスク形成方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001110752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007534012A (ja) * | 2004-04-10 | 2007-11-22 | イーストマン コダック カンパニー | レリーフ画像の製造方法 |
-
1999
- 1999-10-07 JP JP28695199A patent/JP2001110752A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007534012A (ja) * | 2004-04-10 | 2007-11-22 | イーストマン コダック カンパニー | レリーフ画像の製造方法 |
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