JP2001110482A - 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造 - Google Patents

圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造

Info

Publication number
JP2001110482A
JP2001110482A JP28281399A JP28281399A JP2001110482A JP 2001110482 A JP2001110482 A JP 2001110482A JP 28281399 A JP28281399 A JP 28281399A JP 28281399 A JP28281399 A JP 28281399A JP 2001110482 A JP2001110482 A JP 2001110482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
connector
printed circuit
press
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28281399A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Sekiguchi
茂美 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP28281399A priority Critical patent/JP2001110482A/ja
Publication of JP2001110482A publication Critical patent/JP2001110482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部がケースの外部に露出した状態で実装さ
れる部品を、無半田でプリント基板に電気的に接続した
状態を維持する。 【解決手段】 絶縁樹脂材によって形成され、部品嵌合
用の中空孔41と、この中空孔の一方の開口端側の周面
から、この周面と直交する方向に突出して形成したフラ
ンジ部42とを具備して構成される弾性保持具40と、
この弾性保持具に形成された中空孔に嵌合して弾性保持
具と一体化され、弾性保持具のフランジ部が形成されな
い側の開口端面からわずかに突出した複数のコンタクト
31A、31Bを具備した被装着部品30とによって構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の部品をプリ
ント基板に実装する場合に、半田付けをすることなく実
装することができる圧接実装型部品に関し、特に部品の
一部がケースの表面から外部に露出して使用される部品
を無半田でプリント基板へ実装することができる圧接実
装型部品を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】部品の一部が装置のケースに形成された
開口から露出されて使用される部品の一つにコネクタが
存在する。従来のコネクタは端子がプリント基板に半田
付けされ、相手コネクタとの結合部がケースの外側に露
出されて装着される。その実装例の一例を図15を用い
て説明する。図15に示す例では携帯電話器PONに同
軸コネクタ10を装着した例を示す。この同軸コネクタ
10は車載用アダプタ20に形成された凹部23に携帯
電話器PONを落とし込むと同軸コネクタ10が外部ア
ンテナ接続用コネクタ21に嵌合し、携帯電話器PON
の内部アンテナANTに同軸ケーブルVCを通じて外部
アンテナ(特に図示しない)を接続する。
【0003】尚、22は電源供給端子を示し、この電源
供給端子22に携帯電話器PONに設けた給電端子が接
触し、車載用アダプタ20に携帯電話器PONを格納し
ている状態では携帯電話器PONに車輛側から電力を給
電し、携帯電話器PONに内蔵している電池を充電する
構造とされる。図16に同軸コネクタ10の一例を示
す。この例に示す同軸コネクタ10は絶縁材によって一
端側が底面板で塞がれた絶縁ボディ11と、この絶縁ボ
ディ11の底面板からこの絶縁ボディ11と一体に前方
に実出して形成されたコンタクト支持部13と、このコ
ンタクト支持部13に貫通して形成された中心孔14
と、この中心孔14に挿入されて支持された中心導体1
5と、コンタクト支持部13の外周に嵌着された筒状の
外部導体16と、これら中心導体15及び外部導体16
のそれぞれと一体に形成され、絶縁ボディ11の底面板
12の背面側に導出された端子15A、16Aとを具備
して構成される。
【0004】端子15A、16Aは図15に示したプリ
ント基板PWに半田付けされ、絶縁ボディ11の開口面
が携帯電話器PONのケースの開口面に露出されて装着
される。図16に示した同軸コネクタ10は筒状の外部
導体16を具備し、この外部導体16の外周に相手の外
部アンテナ接続用コネクタ21を構成する筒状コンタク
ト24が嵌合し、外部導体16と筒状コンタクト24と
の電気的な接続が維持される。
【0005】従って、嵌合及び離脱する際にコネクタ同
士の挿抜力によってプリント基板PWには挿し付ける方
向の力と、剥離方向の力が加えられる。従って、これを
繰り返すことによりプリント基板PWが傷むおそれがあ
る。このため、挿抜力を要しない同軸コネクタも各種考
えられている。例えば特許第2586334号公報、実
開昭60−123666号公報、実開平7−29772
号公報等に記載されるように、突き合わせるだけ(乗せ
るだけ)で電気的な接続状態を維持し、且つ取り上げる
だけで電気的接続状態を切り離すことができる同軸コネ
クタ乃至は同軸型の接触子が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】挿抜力を要しない同軸
コネクタであっても、従来の同軸コネクタはプリント基
板への実装は端子をプリント基板の伝導パターンに半田
付けして実装している。従って同軸コネクタをプリント
基板に実装する手間が多く掛かる欠点がある。また、プ
リント基板上のハンダ付け部分の数に対応して使用する
半田の量が増加するため、極力ハンダ付けする個所の数
を減らすことが要求されている。つまり、携帯電話器等
を廃棄処分した場合に、半田から鉛が溶け出すため環境
に悪い影響を与える。従ってハンダ付け部分の数を減ら
すことが要求されている。
【0007】従って、同軸コネクタ或いはコネクタに限
らず他の部品でも極力無半田で実装できると都合が良
い。この発明の目的は各種の部品、特に装置のケースか
ら一部が露出して使用される部品(ケースによって位置
決めされる部品)を無半田でプリント基板に電気的に接
触状態を維持することができる圧接実装型部品とこの圧
接実装型部品の実装構造を提案しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、絶縁樹脂材によって形成され、部品嵌合用の中空孔
と、この中空孔の一方の開口端側の周面からこの周面と
直交する方向に突出して形成されたフランジ部とを具備
した弾性保持具と、この弾性保持具に形成された中空孔
に嵌合して弾性保持具と一体化され、弾性保持具のフラ
ンジ部が形成されない側の開口端面からわずかに突出し
た複数のコンタクトを具備した被装着部品と、によって
構成した圧接実装型部品を提案する。
【0009】この発明の請求項2では、請求項1記載の
圧接実装型部品において、被装着部品は装置のケースに
形成された開口部分に全面が挿入され、ケースの開口部
分によって位置決めされて使用される部品であることを
特徴とする圧接実装型部品を提案する。この発明の請求
項3では、請求項2記載の圧接実装型部品において、被
装着部品はコネクタであることを特徴とする圧接実装型
部品を提案する。
【0010】この発明の請求項4では、請求項2又は3
記載の圧接実装型部品の何れかにおいて、被装着部品は
インピーダンス整合された同軸コネクタであることを特
徴とする圧接実装型部品。この発明の請求項5では、請
求項2、3、4記載の圧接実装型部品のいずれかにおい
て、被装着部品は相手コネクタとの結合及び切離し時に
挿抜力を発生しないコネクタであることを特徴とする圧
接実装型部品を提案する。
【0011】この説明の請求項6では、請求項1乃至5
記載の圧接実装型部品の何れかにおいて、弾性保持具の
フランジ部に装置のケースの裏面を対接させ、被装着部
品の端子の突出面側にプリント基板を対接させ、ケース
とプリント基板との間に挟着力を与えることによって複
数のコンタクトをプリント基板に形成した配線導体に弾
性的に圧接させる構造とした圧接実装型部品実装構造を
提案する。
【0012】
【作用】この発明による請求項1乃至5で提案した圧接
実装型部品によれば請求項6で提案するように、弾性保
持体の弾性を利用して端子をプリント基板に圧接させる
ことができるから、半田付けすることなく被装着部品の
端子をプリント基板に電気的に接続した状態に維持する
ことができる。
【0013】また、請求項2で提案した圧接実装型部品
によれば、被装置部品はケースに形成した開口部に一部
が係合し、この開口部によって位置決めされるから、プ
リント基板への電気的接触状態を長期に渡って安定に維
持することができる。更に、請求項3で提案した圧接実
装型部品によれば被装着部品がコネクタで、このコネク
タが仮に相手のコネクタと接続し、離脱する際に挿抜力
が発生する構造のコネクタであっても、端子がプリント
基板に半田付けされていないため、この挿抜力によって
配線導体に無理な力が与えられないから、プリント基板
が傷むおそれはない。特に被装着部品が挿抜力を発生し
ないコネクタの場合(請求項5)には被装着部品とプリ
ント基板の間の接続を更に安定した接続状態に維持する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の請求項1で提案
した圧接実装型部品の実施例を示す。図2は図1に示し
た圧接実装型部品に用いられる弾性保持具の一例を説明
するための断面図、図3は図1に示した圧接実装型部品
の実装構造を示す。図1に符号30を付して示す部材は
被装着部品を示す。この被装着部品30は例えば図16
に示した構造のコネクタ、或いはコネクタ以外の各種の
部品、例えばパーソナルコンピュータ更にはその周辺機
器に実装される通信ポート用の発光素子と受光素子を備
えた光学部品、マイクロホン等の何れでもよい。
【0015】図1に示す例では被装着部品30は外周が
樹脂材によって形成され、ケースの開口部に面する断面
形状が角形断面形状、或いは丸形断形状のケースに格納
された部品である。被装着部品30の背面例には複数の
端子31A、31Bが突出して配置される。図1に示す
例では一対の端子31A、31Bを突設した場合を示
す。端子31Aと31Bは圧接力に対して弾性変形可能
なようにこの例ではJ形に形成した場合を示す。
【0016】被装着部品30の周面には弾性保持具40
を嵌着する。弾性保持具40は例えばゴムのように比較
的弾性変形が可能な弾性樹脂材によって形成され、図2
に示すように保持すべき被装着部品30の断面形状とほ
ぼ同一の断面形状を有する中空孔41を具備した筒状体
によって構成される。筒状の一方の開口端側に周方向と
直交する方向に突出したフランジ部42を具備する。図
1及び図2に示す例では180゜対向して一対のフラン
ジ部42を形成した場合を示す。フランジ部42には中
空孔41の軸芯と同一方向に孔43を形成し、この孔4
3にケース50(図3参照)の裏面51に突設したピン
52を係合させ、弾性保持具40を介して被装着部品3
0の位置をケース50に固定する。
【0017】被装着部品30と弾性保持具40との間に
係合部60を設け、被装着部品30を抜け止めすると共
に、端子31A、31Bを弾性保持具40の後端44か
らわずかに例えば図1に示すT=1mm程度突出させ
る。係合部60は図1乃至図4に示す例では被装着部品
30の外周に突設した突条32と、弾性保持具40の中
空孔41の周面に形成した凹溝45とによって構成した
場合を示す。突条32と凹溝45はそれぞれ後端側から
形成され、凹溝45の終端46(図2参照)に突条32
の終端33(図1参照)を係合させ、この係合によって
被装着部品30が弾性保持具40から前方に抜け出るこ
とを阻止すると共に、図3及び図4に示す実装時に端子
31に対してプリント基板PWに向かう圧力を発生さ
せ、その圧力を維持するように作用する。図1乃至図4
に示す実施例では被装着部品30の周面に90゜間隔に
4本の突条32を形成し、これに合わせて弾性保持具4
0の内周にも4本の凹溝45を形成した場合を示す。
【0018】図3に示す実装構造はケース50とプリン
ト基板PWとの間に挟着力を与える前の状態を示す。こ
の状態では端子31はプリント基板PWの配線導体Pに
接触しているものの、弾性保持具40の後端44はプリ
ント基板PWの板面からわずかに浮いている状態にあ
る。弾性保持具40の後端44とプリント基板PWの板
面との間隔をGで示す(図3参照)。Gは約1mm程度
あればよい。
【0019】図4はケース50とプリント基板PWとの
間に挟着力を与えた場合を示す挟着力はプリント基板P
Wをネジ等でケース50に向かって締めつけることによ
り発生させることができる。挟着力により、端子31
A、31Bがわずかに弾性変形するが、その量はごくわ
ずかである。これに対し、弾性保持具40は主にフラン
ジ部42と係合部60との間で圧縮変形し、弾性保持具
40の下端側は被装着部品30の周面を滑ってプリント
基板側に移動し、プリント基板PWに接触する。
【0020】弾性保持具40のフランジ部42の近傍
が、厚み方向に圧縮変形することにより、端子31A、
31Bにはプリント基板PWに向かう圧接力が弾性的に
印加される。以上説明したように、この発明の請求項1
又は2で提案した圧接実装型部品によれば端子31A、
31Bとプリント基板PWとの間には弾性保持具40の
弾性変形によって発生する反力によって弾性的な接触圧
が与えられる。然も、被装着部品30はケース50によ
って位置決めされて固定されるため、プリント基板PW
の板面方向に対して移動することはない。従って、長期
に渡って端子31A、31Bと配線導体Pとの接触状態
を維持することができる。
【0021】図5乃至9は請求項3乃至5で提案する圧
接実装型部品の実施例を示す。つまり、この実施例は被
装着部品30がコネクタであること、また、このコネク
タが同軸コネクタであること、更にはこのコネクタが挿
抜力を発生しないコネクタである場合の実施例を示す。
図5乃至図9において、図1乃至図4に示す部分と対応
する部分には同一符号を付して示す。図5に示す断面図
で明らかなように、この実施例では弾性保持具40は後
端44側に底面板47を有し、この底面板47に端子3
1A、31Bを貫通させ、弾性保持具40に外部導体3
4と中心導体35を支持した構造とした場合を示す。
【0022】外部導体34は金属板を円筒状に形成した
構造とされ、この円筒状の外部導体34の外周に弾性保
持具40を嵌着する。更にこの例では外部導体34の周
面に切起し舌片を形成し、この切起し舌片を係合部60
として利用した場合を示す。筒状の外部導体34の中空
部分には絶縁材で形成した絶縁支持体35を装着する。
この絶縁支持体35には外部導体34の軸芯と同一位置
に中心孔35Aが形成され、この中心孔35Aに中心導
体36を嵌着する。中心導体36には後端側に切起36
Aを形成し、この切起36Aによって中心導体36は後
方に抜け出ることを阻止される。
【0023】一方、外部導体34の前端側は内側に折り
返され、その折り返した板を中心孔35Aに向かって絞
り込み、中心孔35Aに向かって漸次後方に近づくテー
パ面TPを形成する。以上説明した外部導体34と中心
導体36及びこの間に介在する絶縁支持体35とによっ
て同軸構造が構成され、外部導体34と中心導体36と
の間のインピーダンスが例えば50Ωの特性インピーダ
ンスに整合される。
【0024】外部導体34の後端側には、この例では図
8に示すように90゜間隔に3個の端子31を突設す
る。外部導体34と中心導体36から突出した端子31
は例えば金メッキされ、弾性保持具40の後端44から
わずかに突出して配置される。図6は平面図、図7は側
面図を示す。図6に示す平面図から明らかなように、こ
の実施例では弾性保持具40は外形が角形の箱状とさ
れ、その上面側から底面板47の間に円形の中空孔を形
成し、この中空孔の内部に外部導体34を嵌合させた場
合を示す。
【0025】図9及び図10に実装構造を示す。図9及
び図10には相手となるコネクタ21を示す。つまり、
この例では図15に示した携帯電話器PONに、図5乃
至図8に示した圧接実装型部品を実装した場合を示す。
従って相手のコネクタ21は図15と同様に、車載用ア
ダプタ20に実装された外部アンテナ接続用コネクタを
示す。従って、外部アンテナ用アダプタ20に実装され
た外部アンテナ接続用コネクタ21が下側に配置され、
携帯電話器PONに実装した被装着部品30が上側に位
置して使用される。
【0026】図9は未接続の状態を示し、図10は接続
時の状態を示す。被装着部品30は弾性保持具40の弾
性によって端子31A、31Bがプリント基板PWの配
線導体Pに圧接され、プリント基板PWに対して電気的
に接触した状態を維持することは図1乃至図4で説明し
た実施例と同じである。外部アンテナ接続用コネクタ2
1も図9に示すように、筒状の外部導体24と棒状の内
部導体25とによって同軸構造とした場合を示す。外部
導体24は第1外部導体24Aと第2外部導体24Bと
によって構成される。第1外部導体24Aは第2外部導
体24Bの内径よりわずかに小さい外径を有し、第2外
部導体24Bの内部で摺動自在に配置される。
【0027】内部導体25も同様に第2内部導体25B
の先端側に中空孔が形成され、この中空孔の内部に第1
内部導体25Aが摺動自在に配置される。これら第1外
部導体24Aと第2外部導体24Bの間及び第1内部導
体25Aと第2内部導体25Bの間にはそれぞれにコイ
ルスプリング26を介挿し、第1外部導体24Aと第1
内部導体25Aを弾性的に突出した状態に維持させる。
【0028】第1外部導体24Aと第1内部導体25A
が弾性的に突出した状態において、携帯電話器に装着さ
れた被装着部品30が上から乗せられると、携帯電話器
の重量により第1外部導体24Aと、第1内部導体25
Aがコイルスプリング26を圧縮変形させ、第1内部導
体25Aは被装着部品30の中心導体36に弾性的に接
触し、また第1外部導体24Aが被装着部品30の外部
導体34に弾性的に接触し、多少の震動に対してもその
接触状態を安定に維持するように動作する。
【0029】図11乃至図13は図5乃至図10で説明
した被装着部品30にスイッチ機能を持たせた実施例を
示すつまり、この実施例では図12に示すように筒状の
外部導体34の一部を切開いてスリットを形成し、この
スリットの部分に接点部材37を装着した場合を示す。
接点部材37は外部導体34とは絶縁して支持されるた
め、相手のコネクタ21が接触することにより外部導体
34と接点部材37との間が相手のコネクタ21の外部
導体、例えば図9、図10に示した第1外部導体24A
によって導通され、接点信号を得ることができる。接点
信号により、例えばリレー或いは半導体スイッチ素子等
をオン、オフ制御し、アンテナ回路の切替等に利用する
ことができる。
【0030】以上説明した実施例では被装着部品として
同軸コネクタを例示したが、同軸コネクタに限らず他の
一般的なコネクタ、例えば電源用コネクタ、音声信号用
コネクタ、パーソナルコンピュータに実装される各種の
コネクタ、等に適用できることは容易に理解できよう。
また、その他の被装着部品としては例えばマイクロホ
ン、受光素子と受光素子を備えたパーソナルコンピュー
タ或いはその周辺機器に実装される光学ポート用素子、
等に用いることもできることは容易に理解できよう。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
被装着部品の端子をプリント基板に半田付けしない構造
にしたから、被装着部品として例えば挿抜力が発生する
コネクタであってもプリント基板PWの配線導体Pに無
理な力が掛かることはない。従ってプリント基板PWを
短期間に破損させてしまう事故を起こす恐れはない。
【0032】また、被装着部品の端子31A、31B、
或いは37Aを弾性支持具40の弾性によってプリント
基板PWに圧接しているから、その接触状態は良好に維
持される。特に端子31A、31B、37Aとその相手
の配線導体Pに金メッキ等を施すことにより、長期にわ
たって電気的な接触状態を良好に保持することができ
る。
【0033】更に、被装着部品30の一部がフランジ部
42を具備した弾性保持具40であるため、このフラン
ジ部42に形成した孔43をケースの裏側に突設したピ
ン52に嵌合させ、その後はプリント基板PWをケース
50に結合させれば組立が完了するから、組立時に被装
着部品30の装着に要する手間を少なくすることができ
る利点が得られる。
【0034】更に注目すべきことは、プリント基板に用
いられる半田の量を少なくできることから、機器が廃棄
処分された場合でも鉛の流出量を抑えることがきる利点
も得られ、その効果は実用に供して頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1で提案する圧接実装型部品
の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示した実施例に用いる弾性保持具の一実
施例を示す断面図。
【図3】図1に示したこの発明による圧接実装型部品の
実装時の初期状態を説明するための断面図。
【図4】図3に示した初期状態から挟着力を加えた状態
を説明するための断面図。
【図5】この発明による圧接実装型部品の具体的な実施
例としてコネクタを例示して説明する断面図。
【図6】図5の上部方向から見た平面図。
【図7】図6を側方から見た側面図。
【図8】図6の底部側から見た底面図。
【図9】図5乃至図8に示した圧接実装型部品の実用例
を説明するための断面図。
【図10】図9と同様の断面図であり、図9は相手コネ
クタと未接続の状態を示し、図10は接続時の様子を示
す。
【図11】図5に示したこの発明による圧接実装型部品
の具体的実施例の他の例を説明するための断面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】図11の底面図。
【図14】図11乃至図13に示した具体的実施例の電
気的回路構造を説明するための接続図。
【図15】従来の技術を説明するための断面図。
【図16】図15に用いたコネクタの構造を説明するた
めの断面図。
【符号の説明】
30 被装着部品 31A、 31B、 37A 端子 32 突条 40 弾性保持具 41 中空孔 42 フランジ部 43 孔 45 凹溝 50 ケース PW プリント基板 60 係合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A、絶縁樹脂材によって形成され、部品
    嵌合用の中空孔と、この中空孔の一方の開口端側の周面
    からこの周面と直交する方向に突出して形成されたフラ
    ンジ部とを具備して構成された弾性保持具と、 B,この弾性保持具に形成された中空孔に嵌合して弾性
    保持具と一体化され、上記弾性保持具の上記フランジ部
    が形成されない側の開口端面から上記中空孔の軸芯と平
    行する方向にわずかに突出した複数のコンタクトを具備
    した被装着部品と、 によって構成された圧接実装型部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接実装型部品におい
    て、上記被装着部品は上記装置のケースに形成された開
    口部分に前面が挿入され、ケースの開口部分によって位
    置決めされて使用される部品であることを特徴とする圧
    接実装型部品。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧接実装型部品におい
    て、上記被装着部品はコネクタであることを特徴とする
    圧接実装型部品。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の圧接実装型部品の
    何れかにおいて、上記被装着部品はインピーダンス整合
    された同軸コネクタであることを特徴とする圧接実装型
    部品。
  5. 【請求項5】 請求項2、3、4記載の、圧接実装型部
    品のいずれかにおいて、上記被装着部品は相手コネクタ
    との結合及び切離した挿抜力を発生しないコネクタであ
    ることを特徴とする圧接実装型部品。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の圧接実装型部品の
    何れかにおいて、上記弾性保持具のフランジ部に装置の
    ケースの裏面を対接させ、上記被装着部品の端子の突出
    面側にプリント基板を対接させ、上記ケースとプリント
    基板との間に挟着力を与えることによって上記複数のコ
    ンタクトを上記プリント基板に形成した配線導体に弾性
    的に圧接させる構造とした圧接実装型部品実装構造。
JP28281399A 1999-10-04 1999-10-04 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造 Pending JP2001110482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28281399A JP2001110482A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28281399A JP2001110482A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001110482A true JP2001110482A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17657427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28281399A Pending JP2001110482A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001110482A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036908A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Nec Corp 表面実装用接触端子、その端子を用いたプリント基板、および携帯情報端末装置
JP2013191341A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Daiichi Seiko Co Ltd 同軸型電気コネクタ及び同軸型電気コネクタ装置
EP3780294A1 (en) * 2019-08-14 2021-02-17 Tyco Electronics (Shanghai) Co., Ltd. Connector adapter and connector test system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036908A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Nec Corp 表面実装用接触端子、その端子を用いたプリント基板、および携帯情報端末装置
JP4613457B2 (ja) * 2001-07-25 2011-01-19 日本電気株式会社 表面実装用接触端子、その端子を用いたプリント基板、および携帯情報端末装置
JP2013191341A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Daiichi Seiko Co Ltd 同軸型電気コネクタ及び同軸型電気コネクタ装置
EP3780294A1 (en) * 2019-08-14 2021-02-17 Tyco Electronics (Shanghai) Co., Ltd. Connector adapter and connector test system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459846B2 (ja) 携帯用電気機器の接続端子
US5453019A (en) Internal/external antenna switch connector
JP3154149U (ja) Rf同軸コネクタ
US6312274B1 (en) Electrical connector
JPWO2004049511A1 (ja) ガラス面に形成された導体のための電気接続構造
JP3970939B2 (ja) 同軸スイッチコネクタ組立体
WO2005011063A3 (en) Mezzanine-type electrical connector
EP1648045B1 (en) A battery contact system and wireless terminal having the same
JP2010108719A (ja) コネクタ
US5066235A (en) Connector assembly for electronic devices
TWI415335B (zh) 電連接器及電連接器組合體
US20090325406A1 (en) Press-fit contact, connector, and connection structure of press-fit contact
US20030232517A1 (en) Electrical connector assembly
US6224409B1 (en) Audio jack
US6224388B1 (en) In-board connector
JPH11251001A (ja) 同軸コネクタ組立体
JP2001110482A (ja) 圧接実装型部品・圧接実装型部品実装構造
EP1453143B1 (en) Electrical connector having a holddown for ground connection
JP3035544B1 (ja) コネクタタ―ミナル
EP0409640B1 (en) Connector assembly for electronic devices
US6319054B1 (en) Electrical connector
JPH065323A (ja) 給電用バスバーの接続端子構造
JP3090244B2 (ja) 接触型コネクタ
JP4032381B2 (ja) 押し当て式コネクタ
JP3085988B2 (ja) 電気的なコネクタ