JP2001110375A - バッテリーフラップの接着方法 - Google Patents

バッテリーフラップの接着方法

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JP2001110375A
JP2001110375A JP28520099A JP28520099A JP2001110375A JP 2001110375 A JP2001110375 A JP 2001110375A JP 28520099 A JP28520099 A JP 28520099A JP 28520099 A JP28520099 A JP 28520099A JP 2001110375 A JP2001110375 A JP 2001110375A
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battery
flap portion
flap
adhesive
bonding
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Kenichi Kano
賢一 鹿野
Katsumi Takeyama
勝美 武山
Koji Hayasaka
浩二 早坂
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーのフラップ部の折り曲げ接着を行
うのにあたって、その接着を接着不良等が生じることな
く確実に行い得るようにする。 【解決手段】 バッテリー1を所定箇所に位置決めする
位置決め工程と、接着対象となるフラップ部4に対応し
た形状のベースパット11上に接着薄膜層5を形成する
接着膜形成工程(S101)と、形成された接着薄膜層
5を位置決めされたバッテリー1のフラップ部4上に転
写する接着膜転写工程(S102,S103)と、接着
薄膜層5が転写されたフラップ部4を折り曲げる折り曲
げ工程(S104)と、そのフラップ部4をバッテリー
素子2外面に接着する接着工程(S104)とを順に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマーバッテリ
ーの製造工程にて用いられ、ポリマーバッテリーを構成
するシート部材のフラップ部をバッテリー素子に沿うよ
うに折り曲げて接着する、バッテリーフラップの接着方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リチウム電池に代表されるポリ
マーバッテリー(以下、単に「バッテリー」という)
は、バッテリー素子をアルミ箔等のシート部材が密封す
るように構成されている。具体的には、その製造工程に
おいて、例えば筒型袋状のシート部材にバッテリー素子
を内包し、その状態でシート部材内の空気を吸引した
後、そのシート部材の開口部をヒートシール(熱溶着)
等により固着することで、バッテリー素子をシート部材
内にいわゆる真空パックするようになっている。そし
て、このような真空パックを行った後には、バッテリー
素子を密封するシート部材の一部、さらに詳しくはバッ
テリー素子の周辺部分におけるシート部材がフラップ状
(薄板状)となる。これは、ヒートシール等による固着
のためにも、ある一定領域をバッテリー素子の周辺に確
保する必要が生じるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、真空パック
の後は、バッテリー素子およびシート部材からなるバッ
テリーが次工程へ送られて、その次工程でアセンブリ組
立等の所定処理が行われる。ただし、上述したフラップ
状の部分(以下、この部分を「フラップ部」という)
は、薄板状であるが故に、非常に変形し易い。そのた
め、バッテリーを次工程へ送る際の取り扱いによって
は、フラップ部に曲がり等の変形が生じてしまい、結果
としてバッテリーの製造工程における歩留り低下を招い
てしまうおそれがある。
【0004】また、真空パックによるバッテリー素子密
封の信頼性を向上させるには、ヒートシール等による固
着面積を増大させることが最も好適であるが、この場合
はバッテリー素子の周辺に確保すべき領域の大きさ、す
なわちフラップ部の大きさも増大してしまう。よって、
密封信頼性を向上させると、フラップ部がより一層容易
に変形し得るとともに、フラップ部の大型化に伴いバッ
テリー外寸の大型化も招いてしまう。
【0005】こうした難点を回避するためには、バッテ
リーの製造工程において、フラップ部をバッテリー素子
に沿うように折り曲げて、そのフラップ部をシート部材
に密封されたバッテリー素子の外面に接着固定する、と
いった手法を採ることが考えられる。具体的には、例え
ば、折り曲げ対象となるフラップ部上に接着剤を直接に
塗布した後、その接着剤塗布面がシート部材に覆われた
バッテリー素子の外面に接するようにフラップ部を折り
曲げて、これを当該外面に接着する。このようにして接
着を行えば、フラップ部に変形が生じることがなくな
り、しかもバッテリーの大型化を防ぐことも可能にな
る。
【0006】しかしながら、上述した接着方法では、接
着剤の塗布をフラップ部の上面に対し直接行うことか
ら、塗布むら等が発生する可能性が高く、精度良く均一
に接着剤を塗布することが困難である。すなわち、フラ
ップ部の接着不良を招くおそれがある。また、フラップ
部には、その端縁近傍の仕上げ処理等のためにシート部
材の折り返しによる段差が設けられていることがある。
このような場合に、上述した接着方法では、その段差の
部分に対応することができない。すなわち、段差がある
と接着剤が塗布されない部分が生じてしまい、フラップ
部を折り曲げて加圧しても、バッテリー素子外面に接着
されない部分が発生する可能性がある。したがって、こ
の場合には、接着強度の低下を招いてしまい、結果とし
てフラップ部の接着不良に繋がってしまう。
【0007】そこで、本発明は、バッテリーの歩留り低
下や大型化等を防止すべくフラップ部の接着を行うのに
あたって、その接着を接着不良等が生じることなく確実
に行い得るようにするバッテリーフラップの接着方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたバッテリーフラップの接着方法
で、バッテリー素子をシート部材で密封した後に当該シ
ート部材のフラップ部を前記バッテリー素子に沿うよう
に折り曲げて接着する接着方法であって、前記シート部
材およびこれに密封されるバッテリー素子を所定箇所に
位置決めする位置決め工程と、接着対象となるフラップ
部に対応した形状のベースパッド上に熱可塑性接着剤を
帯状に吐出する接着膜形成工程と、前記ベースパッド上
に吐出された熱可塑性接着剤を位置決めされたシート部
材のフラップ部上に転写する接着膜転写工程と、熱可塑
性接着剤が転写されたフラップ部を前記バッテリー素子
に沿うように折り曲げる折り曲げ工程と、折り曲げられ
たフラップ部を前記シート部材に覆われたバッテリー素
子の外面に接着する接着工程とを備えることを特徴とす
る。
【0009】上記手順のバッテリーフラップの接着方法
によれば、熱可塑性接着剤が転写されたフラップ部をバ
ッテリー素子に沿うように折り曲げることで、そのフラ
ップ部をシート部材に覆われたバッテリー素子の外面に
接着する。ただし、このとき、フラップ部上の熱可塑性
接着剤は、一旦ベースパッド上に帯状に吐出された後に
転写される。したがって、熱可塑性接着剤が吐出される
ベースパッド形状の適切化を図ることによって、フラッ
プ部上の熱可塑性接着剤は、例えばその膜厚の均一化が
容易になったり、また段差等の形状にも対応し得るもの
となる。しかも、熱可塑性接着剤が転写されるフラップ
部は所定箇所に位置決めされているため、ベースパッド
上の熱可塑性接着剤をフラップ部上に転写するようにし
ても、その熱可塑性接着剤は、フラップ部上の所望箇所
に精度良く転写されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
バッテリーフラップの接着方法について説明する。先ず
はじめに、本発明に係るバッテリーフラップの接着方法
の概要について説明する。図1は本発明に係るバッテリ
ーフラップの接着方法の一例の概要を示す概念図であ
り、図2はその接着方法によって接着処理されるバッテ
リーの一例を示す斜視図である。
【0011】本実施形態では、図2に示すような接着処
理を行う場合を例に挙げて説明する。すなわち、本実施
形態では、図2(a)に示すようなバッテリー1に対し
て接着処理を行う。このバッテリー1は、略直方体状の
バッテリー素子2を、アルミ箔等のシート部材によっ
て、その一端から電極3が露出する状態で真空パックし
たものである。この真空パックによって、バッテリー素
子2の一面(例えば下面)側には、その外周よりも更に
外側に向けてシート部材がフラップ状(薄板状)のフラ
ップ部4が突出している。そして、接着処理を行うのに
あたっては、図2(b)に示すように、フラップ状に突
出するフラップ部4上のうち、バッテリー素子2の両サ
イド側の部分に、熱可塑性接着剤の膜状の層(以下、単
に「接着薄膜層」という)5をそれぞれ並行するように
形成し、その後図2(c)に示すように、接着薄膜層5
が形成された各フラップ部4をその下方側から上方側に
向けてバッテリー素子2部分の側壁面に沿うように折り
曲げることで、それぞれのフラップ部4を当該側壁面に
接着固定する。
【0012】このような接着処理を、本実施形態では、
図1に示すような手順で行う。すなわち、接着処理を行
うのにあたって、先ず、接着対象となるフラップ部4に
対応した形状のベースパット11上に、熱可塑性接着剤
を帯状に吐出して接着薄膜層5を形成する、接着膜形成
工程を行う(ステップ101、以下ステップを単にSと
略す)。この接着膜形成工程は、後述する理由により、
ベースパット11の位置をそのベースパット11の長手
方向(図中A方向)に移動させつつ、所定位置に固設さ
れた吐出ノズル12から熱可塑性接着剤を吐出すること
で、接着薄膜層5を形成することが好ましい。
【0013】ベースパット11上に接着薄膜層5を形成
すると、続いて、本実施形態では、その接着薄膜層5を
接着対象となるフラップ部4上に転写する、接着膜転写
工程を行う。ただし、このときに、接着処理の対象物で
あるバッテリー1は、フラップ部4の被接着面を上方に
向けた状態で、既に所定箇所に位置決めされているもの
とする。すなわち、バッテリー1を所定箇所に位置決め
する位置決め工程は、接着膜形成工程および接着膜転写
工程に先立って、または、これらと同時に行われている
ものとする。
【0014】接着膜転写工程では、詳細を後述するよう
にベースパット11上面と濡れ性の異なる転写パット2
1を用いて、ベースパット11上に形成された接着薄膜
層5を一旦転写パット21に移し取り(S102)、そ
の移し取った接着薄膜層5のフラップ部4上への転写を
行う(S103)。なお、ここでいう濡れ性とは、接着
薄膜層5が表面に付着する度合い、すなわち接着薄膜層
5の付着し易さを意味する。
【0015】この接着膜転写工程によってフラップ部4
の被接着面上に接着薄膜層5が転写されると、その後、
本実施形態では、その接着薄膜層5が転写されたフラッ
プ部4をその下方側から上方側に向けてバッテリー素子
2部分の側壁面に沿うように折り曲げる、折り曲げ工程
を行い、さらに折り曲げられたフラップ部4をその側壁
面に接着する、接着工程を行う(S104)。これらの
工程を順次行うことで、本実施形態では、バッテリー1
に対する接着処理を行うようになっている。
【0016】このような手順による接着処理を、本実施
形態では、以下に述べるような接着処理装置を用いて実
行する。図3は本実施形態で用いられる接着処理装置の
一例を示す概略構成図である。
【0017】図例の如く、この接着処理装置は、大別す
ると、接着膜形成工程を行うための接着膜形成部10、
接着膜転写工程を行うための接着膜転写部20、並び
に、位置決め工程、折り曲げ工程および接着工程を行う
ためのバッテリーセット部30から構成されている。
【0018】ここで、これらの各部10,20,30に
ついて、各工程の処理動作と併せて、順に詳しく説明す
る。
【0019】接着膜形成部10は、熱可塑性接着剤の材
料が投入される溶融タンク13を有しており、この溶融
タンク13に内蔵されたヒータ(ただし不図示)を加熱
することによって、その溶融タンク13内に溶融状態の
熱可塑性接着剤を貯蔵しておくようになっている。溶融
タンク13に内蔵されたヒータは、熱可塑性接着剤の物
性に合わせて、その熱可塑性接着剤が溶融する温度(例
えば110℃〜190℃)で加熱し得るように設定され
ている。なお、図4には、溶融タンク13内に投入され
る熱可塑性接着剤の物性の一例を示す。
【0020】また、接着膜形成部10は、図3に示すよ
うに、溶融タンク13に連通する電磁弁14および圧力
調整レギュレータ15からなる加圧機構と、同じく溶融
タンク13と図示しない接着剤供給回路を経て連通する
二つの吐出ノズル12と、を有している。二つの吐出ノ
ズル12の配置間隔は、フラップ部4上で並行する接着
薄膜層5の間隔に略一致する。そして、加圧機構が溶融
タンク13内に一定圧力で圧縮空気を充填すると、溶融
した状態の熱可塑性接着剤が溶融タンク13内から各吐
出ノズル12に供給され、それぞれの吐出ノズル12か
ら下方に向けて吐出されるようになっている。
【0021】各吐出ノズル12の下方側には、吐出ノズ
ル12の配設間隔と略同一間隔でベースパット11が位
置している。これらのベースパット11は、ベースプレ
ート16上に並設されている。ベースプレート16は、
このベースプレート16に係合する送りネジ17および
この送りネジ17を駆動するパルスモーター18によっ
て、ベースパット11の長手方向に沿って移動し得るよ
うになっている。すなわち、接着膜形成部10では、各
吐出ノズル12からの熱可塑性接着剤の吐出に合わせて
ベースプレート16をピッチ送りして、ベースパット1
1の上面に熱可塑性接着剤を連続吐出する。これによ
り、ベースパット11上には、熱可塑性接着剤が帯状に
吐出されるので、結果として接着薄膜層5が形成される
ことになる。
【0022】このときに、ベースパット11上に形成さ
れる接着薄膜層5は、その膜厚、長さや幅といった属性
が、吐出ノズル12のノズル径、ベースプレート16の
送り速度、吐出ノズル12とベースプレート16との間
のギャップ距離によって決定される。したがって、接着
膜形成部10では、これらのうち少なくとも送り速度お
よびギャップ距離を任意に設定し得るようにすることに
よって、所望の属性を有した接着薄膜層5を形成するこ
とを可能にしている。すなわち、少なくとも送り速度お
よびギャップ距離を調整すれば、所望の属性を有した接
着薄膜層5が容易に得られるようになる。これは、上述
のように、ベースパット11の位置を移動させつつ、所
定位置の吐出ノズル12から熱可塑性接着剤を吐出する
ことで、容易に実現可能となる。
【0023】また、接着薄膜層5が形成されるベースパ
ット11は、接着薄膜層5が付着し易く、かつ、剥離し
易い部材、例えばシリコンゴムによって形成されてい
る。しかも、ベースパット11は、その上面が、接着対
象となるフラップ部4に対応した形状に形成されてい
る。例えばフラップ部4が平面状であれば、ベースパッ
ト11の上面は、平滑面または熱可塑性接着材を溜める
窪みを有した凹面状に形成される。また、例えばフラッ
プ部4が段差を有していれば、ベースパット11の上面
も、その段差に対応してこれと略同一の段差が設けられ
る。
【0024】そして、ベースパット11上に接着薄膜層
5を形成すると、接着膜形成部10は、吐出ノズル12
からの熱可塑性接着剤の吐出を終了して、その吐出ノズ
ル12を退避位置に移動させる。このとき、吐出ノズル
12による吐出位置近傍に配設されたホットブロー部1
9は、熱可塑性接着剤が溶融する温度の空気をベースパ
ット11上に向けて吹き出す。これにより、ベースパッ
ト11上の接着薄膜層5は、熱可塑性接着剤の吐出終了
時に発生する糸状部分がカットされ、吐出終端側のキワ
が良好なものとなる。このようにして、接着膜形成部1
0は、接着膜形成工程を行い、ベースパット11上に接
着薄膜層5を形成する。
【0025】次いで、接着膜転写工程を行うための接着
膜転写部20について説明する。接着膜転写部20は、
下方に向けて転写パット21が突設された転写プレート
22と、この転写プレート22を略垂直方向および略水
平方向に移動させるエアシリンダー23,24を有して
いる。そして、エアシリンダー23,24の駆動によっ
て、転写プレート22を、接着膜形成部10のベースプ
レート16上と、位置決め工程で位置決めされたバッテ
リー1との間にわたって、移動させるようになってい
る。
【0026】ここで、この接着膜転写部20の転写プレ
ート22について詳しく説明する。図5は本実施形態で
用いられる転写プレートの一例を示す概略図である。
【0027】図5(a)のように、転写プレート22
は、その下面に転写パット21が並設されている。転写
パット21は、その配置間隔が接着膜形成部10のベー
スパット11の配置間隔と略一致する。また、転写パッ
ト21は、ベースパット11と同様にシリコンゴム等の
部材によって形成されているが、ベースパット11とは
例えばシリコンの含有量の相違に起因して濡れ性が異な
っており、ベースパット11よりも接着薄膜層5が付着
し易くなっている。さらに、転写パット21は、その縦
断面形状が下方に向けて突出する山型に形成されてお
り、しかもその山型の頂き部分がR(曲面)状となって
いる。
【0028】また、転写プレート22は、その下面の転
写パット21と異なる位置にホールドプレート25が配
されている。このホールドプレート25は、エアシリン
ダー26に連結され、そのエアシリンダー26の駆動に
よって上下動するようになっている。
【0029】このような転写プレート22を有する接着
膜転写部20では、図5(b)のように、接着膜形成工
程にてベースパット11上に接着薄膜層5が形成される
と(S201)、その転写プレート22をベースプレー
ト16の上方から下降させる。これにより、転写プレー
ト22の転写パット21とベースプレート16のベース
パット11とは、接着薄膜層5を介して互いに当接する
こととなる(S202)。そして、その当接の後に、接
着膜転写部20では、転写プレート22を上昇させる
(S203)。
【0030】このとき、転写パット21とベースパット
11とは濡れ性が異なっており、転写パット21の方が
ベースパット11よりも接着薄膜層5が付着し易くなっ
ている。そのため、転写プレート22を上昇させると、
ベースパット11上に形成されていた接着薄膜層5は、
転写パット21に移し取られることになる。
【0031】接着薄膜層5の移し取りを行うと、続い
て、接着膜転写部20では、転写プレート22をベース
プレート16上から位置決め工程で位置決めされたバッ
テリー1上へ移動させた後に、その転写プレート22を
下降させる。これにより、転写プレート22の転写パッ
ト21は、そのバッテリー1のフラップ部4と接着薄膜
層5を介して互いに当接することとなる。そして、その
当接の後に、接着膜転写部20は、転写プレート22を
上昇させる(S204)。
【0032】このとき、転写パット21とフラップ部4
との間に介在していた接着薄膜層5は、転写パット21
とフラップ部4との材質の相違に起因して、転写パット
21からさらにフラップ部4上に移し取られることにな
る。
【0033】しかも、その移し取りに際し、転写パット
21は、その頂き部分がR状となっているため、フラッ
プ部4との当接後そのフラップ部4側に加圧されても、
先ずR状の頂点部分がフラップ部4と線接触し、その後
転写パット21の変形に伴ってフラップ部4との接触面
積が広がっていくこととなる。そのため、フラップ部4
上では、接着薄膜層5との間に空気等が介在してしまう
ことがなく、確実に接着薄膜層5が転写されるようにな
る。
【0034】このように、接着膜転写部20では、ベー
スパット11と濡れ性の異なる転写パット21を用い
て、接着薄膜層5の加圧転写を行うので、その接着薄膜
層5をさらに薄くするレベリング転写を行うことがで
き、結果として寸法バラツキのない薄膜接着を実現する
ことが可能となる。
【0035】なお、接着膜転写部20では、転写プレー
ト22の下降時にホールドプレート25をさらに下降さ
せることで、接着対象とならないフラップ部4(電極3
が配された辺側等)を上方から加圧固定する。これによ
り、転写パット21が当接した際におけるバッテリー1
のずれ等を防止して位置精度を向上させ、良好な接着薄
膜層5の転写が実現できるようになる。
【0036】また、フラップ部4が段差を有している場
合には、そのフラップ部4上に転写される接着薄膜層5
も、ベースパット11上に形成された時点で当該段差に
対応した段差を有しているので、それがそのまま転写パ
ット21を介して転写されることになる。つまり、フラ
ップ部4の段差に対応した形状の接着薄膜層5が転写さ
れることになる。
【0037】このようにして、接着膜転写部20は、接
着膜転写工程を行い、接着処理の対象となるバッテリー
1のフラップ部4上に接着薄膜層5を形成する。
【0038】次いで、位置決め工程、折り曲げ工程およ
び接着工程を行うためのバッテリーセット部30につい
て説明する。先ず、ここでは、位置決め工程を行うため
にバッテリーセット部30が有している機能およびその
処理動作について説明する。
【0039】バッテリーセット部30は、図3に示すよ
うに、接着処理の対象となるバッテリー1がセットされ
る多孔プレート31を有している。多孔プレート31
は、これを略水平方向に移動させるエアシリンダー32
の駆動によって、接着薄膜層5の転写位置と、これとは
別の退避位置との間を、移動し得るようになっている。
これは、多孔プレート31を退避位置に移動させること
によって、その多孔プレート31上へのバッテリー1の
載置を容易化するためである。また、多孔プレート31
の周囲には、セットされたバッテリー1をその多孔プレ
ート31上の所定箇所に位置決めするための機構が設け
られている。
【0040】ここで、この位置決め機構について詳しく
説明する。図6は本実施形態で用いられる位置決め機構
の一例を示す概略構成図である。
【0041】図6(a)のように、位置決め機構は、多
孔プレート31上にセットされたバッテリー1を側方か
ら押圧すべく多孔プレート31の周囲四方向に配設され
た位置決めガイド33と、各位置決めガイド33の押圧
面を略水平方向に移動させるための駆動源となるエアシ
リンダー34と、図示しないエア供給吸引機構と、を有
している。
【0042】この位置決め機構では、多孔プレート31
が退避位置に位置している状態でその上にバッテリー1
が載置されると、そのバッテリー1に対して接着膜転写
工程での接着薄膜層5の転写を行うために、図6(b)
のように接着薄膜層5の転写位置への移動(図中B方
向)の後に、そのバッテリー1を多孔プレート31上の
所定箇所に位置決めする。
【0043】ただし、バッテリー1のフラップ部4は、
非常に剛性がなく変形し易い。そのため、位置決めに際
し、例えば単に側方から押圧するといった一般的な位置
決め技術を用いたのでは、フラップ部4に変形を生じさ
せてしまう可能性が高い。
【0044】そこで、この位置決め機構では、バッテリ
ー1を位置決めする際に、先ず、エア供給吸引機構が多
孔プレート31に圧縮空気を供給し、その多孔プレート
31の孔部からバッテリー1に向けて圧縮空気を吹出す
る。これにより、多孔プレート31上のバッテリー1
は、多孔プレート31の孔部から吹出する圧縮空気によ
って約0.1〜1.0mm浮上して、その多孔プレート
31上を微力で移動させ得るようになる。
【0045】この状態で、位置決め機構は、エアシリン
ダー34を動作させてバッテリー1の周囲四方向から各
位置決めガイド33をスライド移動させることで、その
バッテリー1を側方から押圧してセンタリングする。つ
まり、フラップ部4の形状変形に極めて影響の少ない浮
上状態で、バッテリー1のセンタリングを行う。そし
て、センタリングの後に、エア供給吸引機構は、多孔プ
レート31への圧縮空気の供給を停止し、これを多孔プ
レート31の孔部からのバキューム吸引に切り換える。
これにより、バッテリー1は、多孔プレート31上の所
定箇所に吸着固定されるので、結果としてフラップ部4
に変形が生じることなく微力で所定箇所への位置決めが
行われることになる。
【0046】このようにして、バッテリーセット部30
の位置決め機構は、位置決め工程を行い、接着処理の対
象となるバッテリー1を所定箇所に位置決めする。
【0047】続いて、折り曲げ工程および接着工程を行
うためにバッテリーセット部30が有している機能およ
びその処理動作について説明する。図7は本実施形態で
用いられる折り曲げおよび接着機構の一例を示す概略構
成図であり、図8はその折り曲げおよび接着機構におけ
る動作の様子の一例を示す動作概念図である。
【0048】図7(a)のように、折り曲げおよび接着
機構では、接着薄膜層5の転写位置下方に設けられたエ
アシリンダー35の駆動により、これに連結するテーパ
ーカム36が略水平方向に移動すると、そのテーパーカ
ム36に当接するカムフォロア37およびこれに連なる
フラップ曲げベース38が略垂直方向に移動する。
【0049】フラップ曲げベース38は、図7(b)の
ように、多孔プレート31上の所定箇所に位置決めされ
たバッテリー1の接着対象となるフラップ部4の下方に
それぞれ位置するように配されている。また、フラップ
曲げベース38の上端には、接触曲げプレート39が設
けられている。
【0050】したがって、折り曲げおよび接着機構で
は、エアシリンダー35の駆動によりテーパーカム36
が所定方向に移動すると、フラップ曲げベース38およ
びその上端に位置する接触曲げプレート39が上昇す
る。つまり、接触曲げプレート39は、多孔プレート3
1上に位置決めされ接着薄膜層5が転写された後のフラ
ップ部4の下面(非転写面)側に当接し、さらにそのフ
ラップ部4を下面側から上方側に向けて押圧する。これ
により、フラップ部4は、バッテリー素子2部分の側壁
面に沿うように折り曲げられることになる。
【0051】ただし、接触曲げプレート39は、フラッ
プ部4の下方にそれぞれ位置する面、すなわち後述する
ようにフラップ部4の下面と接触することになる面がR
(曲面)状に形成されている。さらに、接触曲げプレー
ト39は、フラップ曲げベース38の上端位置にて、略
水平方向に移動可能に設けられており、かつ、一方の側
に付勢されている。しかも、接触曲げプレート39の一
端には、フラップ曲げベース38に沿うように固設され
た固定テーパーカム40にガイドされるカムフォロア4
1が付設されている。
【0052】そのため、接触曲げプレート39は、フラ
ップ部4を押し上げる際に、固定テーパーカム40およ
びカムフォロア41の作用によって、略水平方向に移動
しながら上昇することになる。具体的には、図8に示す
ように、接触曲げプレート39は、円弧状の軌跡を描い
て上昇しながら、フラップ部4を下面側から上方側に向
けて押圧して、フラップ部4の折り曲げを行う。
【0053】これにより、フラップ部4は、その曲がり
始めから接触曲げプレート39の円弧状軌跡によって脱
空気作用が働き、バッテリー素子2部分の側壁面との間
に隙間や空気層の介在等が生じることなく、その側壁面
に沿うように折り曲げられることになる。
【0054】このようにして、バッテリーセット部30
の折り曲げおよび接着機構は、折り曲げ工程を行い、接
着処理の対象となるバッテリー1のフラップ部4をその
バッテリー素子2部分の側壁面に沿うように折り曲げ
る。
【0055】折り曲げ工程が終了すると、続いて、折り
曲げおよび接着機構は、接着工程を行う。この接着工程
を行うために、折り曲げおよび接着機構は、接触曲げプ
レート39に、接着薄膜層5の溶融温度を発生させるカ
ートリッジヒーターまたはこれを瞬時に発生させる高周
波ヒーター(インパルスヒーター)といった加熱手段
(ただし不図示)を内蔵している。そして、接触曲げプ
レート39の上昇時に、接着薄膜層5を溶融温度で加熱
しながら、フラップ部4の折り曲げを行う。
【0056】これにより、フラップ部4上の接着薄膜層
5は、バッテリー素子2部分の側壁面への当接時には溶
融しているので、その当接と同時にこれらの間を互いに
接着することとなる。すなわち、フラップ部4と側壁面
との間では、バッテリー1のバッテリー特性に影響を与
えることが極めて少ない、瞬時密着溶融により接着する
ことができるようになる。しかも、加熱手段での加熱に
よって、接着工程までの間に接着薄膜層5の温度が低下
した場合であっても、その接着薄膜層5を形成する熱可
塑性接着剤の接着強度を最大限発揮させることができる
ので、フラップ部4をバッテリー素子2部分の側壁面に
確実に接着し得るようになる。
【0057】このようにして、バッテリーセット部30
の折り曲げおよび接着機構は、接着工程を行い、接着処
理の対象となるバッテリー1のフラップ部4をバッテリ
ー素子2部分の側壁面に沿うように接着する。
【0058】その後、バッテリーセット部30は、フラ
ップ部4を折り曲げおよび接着したバッテリー1に対す
る自然冷却または強制冷却を経て、そのバッテリー1が
セットされている多孔プレート31でのバキューム吸引
を停止するとともに、その多孔プレート31を退避位置
に移動させる。これにより、上述した一連の工程が完了
したバッテリー1を、多孔プレート31上から取り出す
ことができるようになる。
【0059】以上のように、本実施形態におけるバッテ
リーフラップの接着方法によれば、バッテリー1のフラ
ップ部4をバッテリー素子2部分の側壁面に沿うように
折り曲げて接着するのにあたって、その接着媒介となる
接着薄膜層5を一旦ベースパット11上に形成した後、
これを転写パット21に移し取り、さらにその後接着対
象となるフラップ部4上に転写するようになっている。
したがって、ベースパット11の形状の適切化を図るこ
とによって、フラップ部4上には、接着薄膜層5を均一
かつ精度良く、しかも段差等の形状にも対応しつつ形成
することが可能となる。
【0060】しかも、その際には、接着処理の対象とな
るバッテリー1が多孔プレート31上の所定箇所に位置
決めされているため、転写パット21を介してベースパ
ット11上の接着薄膜層5を転写するようにしても、そ
の転写を高精度に行うことができる。
【0061】したがって、フラップ部4上に接着薄膜層
5を形成した後にそのフラップ部4を折り曲げれば、当
該接着薄膜層5が所望位置に均一かつ精度良く形成され
ていることから、そのフラップ部4は、バッテリー素子
2部分の側壁面に接着不良等が生じることなく確実に接
着されることになる。つまり、接着強度保証、高温、低
温、多湿、環境試験等の条件をすべてクリアし得る、熱
可塑性接着剤を用いた接着処理を、従来よりも確実に行
うことができる。
【0062】特に、例えば図9に示すように、接着対象
となるフラップ部4が段差7を有している場合には、ベ
ースパット11の上面に略同一の段差11aを設けるこ
とによって(S301)、フラップ部4上に転写される
接着薄膜層5も同様の段差5aを有したまま転写パット
21を介して転写されるので(S302〜S304)、
その転写後のフラップ部4を折り曲げ接着すれば(S3
05)、従来のように段差近傍に接着剤が塗布されない
部分が生じるといったことがなく、フラップ部4のバッ
テリー素子2外面への接着を行うことができる。つま
り、フラップ部4が段差を有していても、接着強度の低
下に伴う接着不良を招いてしまうことがなくなる。
【0063】このように、本実施形態のバッテリーフラ
ップの接着方法では、バッテリー1のフラップ部4を接
着不良等を招くことなく確実にバッテリー素子2部分の
側壁面に接着固定できるので、バッテリー1の製造工程
において、フラップ部4に変形が生じることがなくな
り、バッテリー1の小型化も容易になる。さらには、確
実な接着固定によって所望のフラップ部4折り曲げ幅寸
法が得られるとともに、次工程以降に対してその幅寸法
を保証することもできるようになる。
【0064】なお、本実施形態では、図10(a)に示
すようにバッテリー1のフラップ部4をその下方側から
上方側に向けて折り曲げて接着する場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。す
なわち、例えば図10(b)に示すようにバッテリー1
のフラップ部4をその下面側に折り畳むようにして接着
する場合であっても、本発明を同様に適用することが考
えられる。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のバッテ
リーフラップの接着方法は、フラップ部を前記バッテリ
ー素子に沿うように折り曲げて接着するのにあたって、
その接着媒介となる熱可塑性接着剤を一旦ベースパッド
上に吐出した後に、これを接着対象となるフラップ部上
に転写するようになっている。したがって、熱可塑性接
着剤が吐出されるベースパッドの形状の適切化を図るこ
とによって、フラップ部上の熱可塑性接着剤は、例えば
その膜厚の均一化が容易になったり、また段差等の形状
にも対応し得るものとなる。しかも、そのフラップ部は
所定箇所に位置決めされているため、ベースパッド上の
熱可塑性接着剤をフラップ部上に転写するようにして
も、その熱可塑性接着剤は、フラップ部上の所望箇所に
精度良く転写されることになる。したがって、このバッ
テリーフラップの接着方法によれば、フラップ部上に熱
可塑性接着剤を転写した後にそのフラップ部を折り曲げ
れば、当該熱可塑性接着剤が所望位置に均一かつ精度良
く塗布されることから、そのフラップ部は、バッテリー
素子外面に接着不良等が生じることなく確実に接着され
ることになる。また、これにより、バッテリー製造工程
において、フラップ部に変形等が生じることがなくな
り、さらにはバッテリー外寸の小型化も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリーフラップの接着方法の
一例の概要を示す概念図である。
【図2】本発明に係るバッテリーフラップの接着方法に
よって接着処理されるバッテリーの一例を示す斜視図で
あり、(a)は接着処理前の状態を示す図、(b)は接
着処理中の状態を示す図、(c)は接着処理後の状態を
示す図である。
【図3】本発明に係るバッテリーフラップの接着方法を
実行する接着処理装置の一例を示す概略構成図である。
【図4】熱可塑性接着剤の物性の一例を示す説明図であ
る。
【図5】図3の接着処理装置が有する転写プレートの一
例を示す概略図であり、(a)はその概略構成を示す
図、(b)はその動作概要を示す図である。
【図6】図3の接着処理装置が有する位置決め機構の一
例を示す概略図であり、(a)はその要部を示す図、
(b)はその全体を示す図である。
【図7】図3の接着処理装置が有する折り曲げおよび接
着機構の一例を示す概略図であり、(a)はその全体を
示す図、(b)はその要部を示す図である。
【図8】図8の折り曲げおよび接着機構が行う動作の概
要の一例を示す説明図である。
【図9】フラップ部が段差を有している場合における接
着処理の概要を示す概念図である。
【図10】本発明に係るバッテリーフラップの接着方法
によって接着処理されるバッテリーを示す説明図であ
り、(a)はその一例を示す図、(b)は他の例を示す
図である。
【符号の説明】
1…バッテリー、2…バッテリー素子、4…フラップ
部、5…接着薄膜層、5a,7…段差、10…接着膜形
成部、11…ベースパット、11a…段差、12…吐出
ノズル、20…接着膜転写部、21…転写パット、30
…バッテリーセット部、31…多孔プレート、33…位
置決めガイド、39…接触曲げプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 浩二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA09 CC06 DD06 DD12 DD14 GG08 HH02 JJ12 JJ25 JJ27 JJ29 KK04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー素子をシート部材で密封した
    後に当該シート部材のフラップ部を前記バッテリー素子
    に沿うように折り曲げて接着するバッテリーフラップの
    接着方法であって、 前記シート部材およびこれに密封されるバッテリー素子
    を所定箇所に位置決めする位置決め工程と、 接着対象となるフラップ部に対応した形状のベースパッ
    ド上に熱可塑性接着剤を帯状に吐出する接着膜形成工程
    と、 前記ベースパッド上に吐出された熱可塑性接着剤を位置
    決めされたシート部材のフラップ部上に転写する接着膜
    転写工程と、 熱可塑性接着剤が転写されたフラップ部を前記バッテリ
    ー素子に沿うように折り曲げる折り曲げ工程と、 折り曲げられたフラップ部を前記シート部材に覆われた
    バッテリー素子の外面に接着する接着工程とを備えるこ
    とを特徴とするバッテリーフラップの接着方法。
  2. 【請求項2】 前記位置決め工程は、所定箇所の下方に
    配設された多孔プレートからの空気の吹き出しにより位
    置決めすべきシート部材およびバッテリー素子を浮上さ
    せ、その状態で前記シート部材および前記バッテリー素
    子を側方から押圧してこれらを所定箇所上に位置させ、
    その後前記多孔プレートから空気を吸引して前記シート
    部材および前記バッテリー素子を前記多孔プレート上の
    所定箇所に位置決めすることを特徴とする請求項1記載
    のバッテリーフラップの接着方法。
  3. 【請求項3】 前記接着膜形成工程は、前記ベースパッ
    ドの位置を移動させつつ、所定位置の吐出ノズルから熱
    可塑性接着剤を吐出することで、前記ベースパッド上に
    帯状の熱可塑性接着剤を吐出するとともに、該吐出の際
    に前記ベースパッドと前記吐出ノズルとの間のギャップ
    距離および前記ベースパッドの移動速度を任意に設定し
    得ることを特徴とする請求項1記載のバッテリーフラッ
    プの接着方法。
  4. 【請求項4】 接着対象となるフラップ部が段差を有し
    ている場合に、前記ベースパッド上にも当該段差に対応
    する形状の段差が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のバッテリーフラップの接着方法。
  5. 【請求項5】 前記接着膜転写工程は、前記ベースパッ
    ド上面と濡れ性の異なる表面を有した転写パットを該ベ
    ースパッド上の熱可塑性接着剤に当接させた後に、前記
    転写パットを所定箇所に位置決めされたシート部材のフ
    ラップ部上に移動させて当該熱可塑性接着剤を接着対象
    となるフラップ部上に転写することを特徴とする請求項
    1記載のバッテリーフラップの接着方法。
  6. 【請求項6】 前記折り曲げ工程は、接触面が曲面状で
    ある接触曲げプレートを熱可塑性接着剤が転写されたフ
    ラップ部の非転写面側に当接させた後に、前記接触曲げ
    プレートを円弧状に移動させて前記フラップ部を前記非
    転写面側から押圧することで、前記フラップ部の折り曲
    げを行うことを特徴とする請求項1記載のバッテリーフ
    ラップの接着方法。
  7. 【請求項7】 前記接着工程は、接着対象となるフラッ
    プ部の折り曲げ時に、当該フラップ部の非転写面側を押
    圧する接触曲げプレートに内蔵された加熱手段を加熱し
    て、当該フラップ部に転写された熱可塑性接着剤を溶融
    させて行うことを特徴とする請求項1記載のバッテリー
    フラップの接着方法。
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Cited By (6)

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