JP2001110300A - 電界放出陰極 - Google Patents

電界放出陰極

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JP2001110300A
JP2001110300A JP28862799A JP28862799A JP2001110300A JP 2001110300 A JP2001110300 A JP 2001110300A JP 28862799 A JP28862799 A JP 28862799A JP 28862799 A JP28862799 A JP 28862799A JP 2001110300 A JP2001110300 A JP 2001110300A
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forming
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insulating film
gate electrode
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Kazunori Inoue
和則 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は電界放出陰極に関し、低電界動作
が可能で、電子放出特性の劣化が少ないMIMIV構造
の電界放出陰極を提供すること。 【解決手段】 表面の一部あるいは全面が誘電体膜に覆
われその誘電体膜の所定の位置では導電性を有する基板
と、絶縁膜を介して基板上に所定形状に形成されたゲー
ト電極を有し、前記基板が、前記誘電体膜に覆われた電
子を放出するための突起部を複数個備え、前記突起部
が、先鋭化された少なくともその表面は導電性を有する
下部突起と、前記誘電体膜を介して前記下部突起の上方
に形成された少なくともその表面の一部は導電性を有す
る微小片とから構成されることを特徴とする電界放出陰
極。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電界放出陰極及び
その製造方法に関し、特に、マイクロ真空管、マイクロ
ウェーブ素子、超高速演算素子、放射線環境(宇宙、原
子炉等)や高温環境での表示素子等に応用される微小冷
陰極の一つである電界放出陰極及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電界放出陰極を用いた素子は、半導体素
子と比較し、電子の移動度が大きく、高速、高温動作、
放射損傷に強い。したがって今日、高輝度、低消費電力
が要求される表示素子として利用されつつある。
【0003】図7に、従来から用いられている電界放出
陰極の一部分の構造の斜視図を示す。電界放出陰極は、
先端が尖ったエミッタティップ101と、エミッタティ
ップに負電圧を与えるエミッタ電極102と、電子引出
し用のゲート電極103とから構成される。図7に示す
ように、エミッタティップ101とゲート電極102と
の間に電圧を印加すると、エミッタティップの先端に大
きな電界が加わり、電子放出が起こる。
【0004】図8に、従来の電界放出陰極を用いた表示
装置の概略構成の斜視図を示す。陰極板109では、ガ
ラス基板105上に、ストライプ状のエミッタ電極10
2が形成され、絶縁層104を介して、エミッタ電極1
02と直交する方向に、ゲート電極103が形成され
る。エミッタ電極102とゲート電極103の交差部分
である画素106に、複数の電界放出陰極からなる微小
陰極アレイ(FEA)が形成される。上方の陽極基板1
07の表面に赤(R)、緑(G)、青(B)の3種の蛍
光体108が形成され、電界放出陰極から出た放出電子
が蛍光体108に当たることによって発光を生じる。
【0005】このような電界放出陰極は、大別して2種
類の製造方法が用いられている。1つは、犠牲層を用い
てエミッタ電極材料を蒸着することによりエミッタティ
ップを形成するスピントらが開発した方法である。もう
1つは、シリコン基板上に酸化膜で円形マスクを形成
し、その後エッチングすることによりエミッタティップ
を形成する方法である。
【0006】図9に、スピントらが開発した電界放出陰
極(陰極板)の製造工程の説明図を示す。まず、図9の
1)において、ガラスなどの絶縁性基板116上に、エ
ミッタ給電膜117を成膜し、2)において、パターニ
ングしてエミッタ電極102を形成する。この後、3)
において、プラズマCVD等により、絶縁膜118とゲ
ート給電膜119をこの順に成膜する。4)において、
円径のゲート開孔部レジストパターンを用いて、ゲート
給電膜119と絶縁膜118をそれぞれエッチングし
て、口径が約1μmの円筒形のゲート開口部120を形
成する。
【0007】次に、5)において、アルミニウム等の犠
牲層材料を、ゲート開孔部120の中のエミッタ給電膜
117には付着しないように、絶縁性基板116を回転
させながら斜め方向から蒸着し、犠牲層膜121を形成
する。さらに、6)において、モリブデンなどのエミッ
タ用金属材料122を絶縁性基板116に垂直に蒸着す
る。このとき、時間の経過とともに、エミッタ用金属材
料が堆積して、ゲート開口部120を徐々に塞ぐ。完全
に塞がった時には図の6)のようにゲート開口部120
内には円錐状のエミッタティップ101が形成されてい
る。
【0008】次に、7)において、犠牲層膜121を燐
酸水溶液などで選択的に溶解してエミッタティップ10
1以外のエミッタ用金属材料122を除去する。最後
に、8)のように、ゲート給電膜119を、所望の形状
にパターニングすれば微小な電界放出陰極が完成する。
【0009】図10に、シリコン基板のエッチングによ
る電界放出陰極の製造工程の説明図を示す。まず、図1
0の1)において、シリコン基板130の表面に、マス
クのための熱酸化膜131を形成する。次に、2)にお
いて、エミッタティップ101を形成する位置に直径約
1μmの円形のマスクパターン131を形成する。この
パターン131は、まず酸化膜131表面にレジストを
塗布及び露光してレジストのパターニングを行い、その
後現像により露出した部分の酸化膜131をRIEやフ
ッ酸エッチング等の方法により除去し、さらにレジスト
を除去することにより形成する。
【0010】3)において、RIEのようなドライプロ
セス、あるいはKOH水溶液等を用いたエッチングによ
り、シリコン基板130をコーン形状に形成する。4)
において、基板全体の熱酸化を行い、コーン形状となっ
たシリコン基板の先端部を先鋭化する。これによりシリ
コン基板表面に酸化膜132が形成される。5)におい
て、蒸着により絶縁膜133を形成し、さらにその上に
ゲート電極134を形成する。6)において、酸化膜1
31をフッ酸などでエッチングし、エミッタティップ1
01上に堆積した絶縁膜133及びゲート電極134を
リフトオフにより除去する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなマ
イクロ真空管等において電子を放出すると、真空管の内
部で発生する残留ガスのために電子放出特性が劣化し、
真空管の寿命が短くなるという問題点があった。一方、
電子を放出するエミッタ140の構造として、MIMI
V(Metal-Insulator-Metal-Insulator-Vacuum)構造が
提案されている(IDW’97,Proceedings. 723ペー
ジ、R.A.Tuck,W.Taylor,R.V.Latham、1997年、11
月21日)。
【0012】図11に、このMIMIV構造のエミッタ
140の概略構造図を示す。MIMIV構造とは、シリ
コンやガラス等の基板141上に、金属等の導電層14
2を形成し、その上に導体あるいは半導体の微小粉14
4が混じった誘電体層143が塗布された構造である。
【0013】図12に、MIMIV構造のエミッタの電
子放出の過程の説明図を示す。図12(a)において、
エミッタ140と対向するように、アノード電極145
を配置し、アノード電極145に正電位、エミッタの基
板141に負電位を印加する。このとき、誘電体層14
3により微粒子144と基板141との間が絶縁されて
いるため、微粒子144のポテンシャルはアンテナ効果
により微粒子144と基板141との間に、電気的に導
電性のチャネル146が形成されるまで上昇する。
【0014】図12(b)に示すように、上記チャネル
146が形成されると、その瞬間に、微粒子144の上
方先端の電界強度が急激に強くなる。そのため、図12
(c)に示すように微粒子144の先端部の誘電体14
3において分極が起こる。この分極後の残留電荷により
微粒子144の先端に高電界が形成され、その電界によ
って誘電体143と微粒子144との間に第2の導電性
のチャネル147が形成される。すなわち、微粒子14
4の先端に、電子を放出するためのMIV(Metal-Insu
lator-Vacuum)電子放出点が形成される。前記文献によ
れば、この電子放出点からは、4V/μmの電圧を印加
するだけで10μAの電子が放出される。
【0015】一般にスピント法により製造された電界放
出陰極は、ゲート口径1μm程度で10μAの電子を放
出するためには、100Vの電圧を印加する必要があ
る。これと比較するとMIMIV構造のエミッタでは、
1μmの間隔でエミッタ・ゲート間の距離を形成できれ
ば、4Vの電圧で同等の電子放出が得られることにな
り、従来よりも低電圧での駆動が期待できる。また、図
11に示すように、エミッタ表面が誘電体層143で覆
われているため、このMIMIV構造は電子放出の際に
真空中の残留ガスの影響を受けにくく電子放出特性の劣
化が少ないと言える。
【0016】しかし、図11に示したMIMIV構造
は、一般に誘電体層143の中に混入される微粒子14
4の大きさは一定でないので、たとえば表示素子として
用いた場合には、その微粒子の存在位置によって表示特
性が変化してしまうという問題点がある。また、表示素
子等として用いるためには、図11のMIMIV構造の
エミッタに加えてゲート電極を形成する必要があるが、
現在まだ、MIMIV構造のエミッタにゲート電極を形
成する製造プロセスは確立されていない。
【0017】この発明は以上のような点を考慮してなさ
れたものであり、電子を放出する微粒子の位置による分
布のばらつきがなく、かつ形状が一定で、ゲート電極を
有したMIMIV構造の電界放出陰極を提供することを
課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、表面の一部
あるいは全面が、誘電体膜に覆われその誘電体膜の所定
の位置では導電性を有する基板と、絶縁膜を介して基板
上に所定形状に形成されたゲート電極を有し、前記基板
が、前記誘電体膜に覆われた電子を放出するための突起
部を複数個備え、前記突起部が、先鋭化された少なくと
もその表面は導電性を有する下部突起と、前記誘電体膜
を介して前記下部突起の上方に形成された少なくともそ
の表面の一部は導電性を有する微小片とから構成される
ことを特徴とする電界放出陰極を提供するものである。
【0019】ここで、電子を放出するための給電を行う
ため、前記下部突起の表面は導電性を持つものであるこ
とが好ましい。また、前記微小片は、下部突起と同じ導
電性を持つ材料を用いてもよいが、より低電圧動作をさ
せるためには別種の導電性の材料を用いることが好まし
い。別種の導電性の材料としては、たとえば、Ni,P
t,Mo,Ti,及びW等が挙げられる。
【0020】前記突起部の構造は、下方から上方にかけ
て、少なくとも表面は、導電性を有する下部突起、誘電
体膜、少なくともその表面の一部は導電性を有する微小
片、誘電体膜がこの順に積層された構成となっており、
いわゆるMIMIV(Metal-Insulator-Metal-Insulato
r-Vacuum)構造を有している。
【0021】また、この発明は、所定の領域において導
電性を有するシリコン基板上の所定の位置に所定の形の
酸化膜を形成する工程と、ドライプロセスにより、露出
したシリコン基板の部分を等方性エッチングして前記酸
化膜の下に柱状の突起部を形成する工程と、異方性エッ
チングにより前記突起部の側壁を削り、突起部をくびれ
を有する立体形状に加工する工程と、前記酸化膜を除去
する工程と、上記構造全体を熱酸化し、前記突起部のく
びれの部分で熱酸化膜によって突起部を下部突起とその
上方の微小片とに分離する工程と、プラズマCVDによ
り上記構造全体を覆うように絶縁膜を形成する工程と、
ゲート電極材料を上記構造の上の所定の位置に蒸着する
工程と、上記構造全体にレジストを塗布した後、所定量
のエッチングにより前記突起部の上方のレジストのみを
除去して開口部を形成する工程と、開口部の中の前記ゲ
ート電極材料及び前記絶縁膜とを除去する工程とを含む
ことを特徴とする電界放出陰極の製造方法を提供するも
のである。前記工程におけるドライプロセスとしては、
たとえば、SF6 ガスを用いたRIEが挙げられる。
【0022】ここで、前記突起部の熱酸化による分離工
程の後であって、プラズマCVDによる絶縁膜の形成工
程の前に、前記突起部の微小片にイオンを注入する工程
と、微小片の結晶性を回復させるためのアニールを行う
工程とを含んでもよい。注入するイオンは、たとえば、
+ (燐)イオンを用いることができる。
【0023】さらにこの発明は、所定の領域に、導電性
を有するシリコン基板上の所定の位置に所定の形の酸化
膜を形成する工程と、RIEによる異方性エッチングに
より、前記酸化膜の下部のシリコン基板の部分を先鋭化
された円錐またはピラミッド形状のような突起部となる
ように加工する工程と、突起部先端の酸化膜をドライあ
るいはウエットエッチングにより所定の形状に加工する
工程と、前記酸化膜の上に金属材料を蒸着する工程と、
プラズマCVDにより上記構造全体を覆うように絶縁膜
を形成する工程と、ゲート電極材料を上記構造の上の所
定の位置に蒸着する工程と、上記構造全体にレジストを
塗布した後、所定量のエッチングにより前記突起部の上
方のレジストのみを除去して開口部を形成する工程と、
開口部の中の前記ゲート電極材料及び前記絶縁膜とを除
去する工程とを含むことを特徴とする電界放出陰極の製
造方法を提供するものである。
【0024】ここで、前記酸化膜の下部のシリコン基板
の部分を加工する工程の後であって、金属材料を蒸着す
る工程の前に、前記突起部の先端を先鋭化するように突
起部全体を熱酸化する工程を含んでもよい。
【0025】またこの発明は、基板上に、エミッタ給電
膜を形成する工程と、その構造の上に第1の絶縁膜を介
してゲート電極膜を形成する工程と、等方性エッチング
により所定の位置の第1の絶縁膜及びゲート電極膜を除
去してゲート口を形成する工程と、犠牲層材料を基板を
回転させながらななめ蒸着することにより、前記ゲート
電極膜の上に犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層の上
に、第1の導電材料膜、第2の絶縁膜及び第2の導電材
料膜を順に蒸着して前記ゲート口内部に第1の導電材料
膜、第2の絶縁膜及び第2の導電材料膜からなるコーン
形状のエミッタを形成する工程と、犠牲層をエッチング
して、犠牲層の上に蒸着された構造を除去する工程と、
プラズマCVDによりコーン形状のエミッタ全体を覆う
ように第3の絶縁膜を形成する工程とを含むことを特徴
とする電界放出陰極の製造方法を提供するものである。
この製造方法によれば、ゲート口内部に、第1の導電材
料膜、第2の絶縁膜、第2の導電材料膜及び第3の絶縁
膜がこの順に積層されたMIMIV構造のエミッタが形
成される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発
明が限定されるものではない。
【0027】第1実施例 図1に、この発明のMIMIV構造の電界放出陰極の製
造工程の説明図を示す。
【0028】1.抵抗率0.001Ω・cmのシリコン
基板1表面に熱酸化膜(SiO2 )5000Åが形成さ
れている基板を用い、その表面に酸化膜2の直径1μm
φの円形ドットマスクパターンを形成する。パターンの
形成は、まず、酸化膜2表面にレジストを塗布し露光を
行い、レジストのパターニングをする。続いて、現像に
より露出した部分の酸化膜を除去する。酸化膜2の除去
方法としては、例えば、緩衝フッ酸(H2 O:NH
4 F:HF=28:7:1)に30分浸せきし除去す
る。その後、有機溶剤による超音波洗浄レジストを除去
して完了する。
【0029】2.シリコン基板1を、ガスとしてSF6
(流量:20sccm、ガス圧力:8mTorr、RF
出力:500W)を用いたRIEにより等方性エッチン
グを行い、高さ1.5μmの円柱状構造を形成する。
【0030】3.その後、シリコン基板1をエチレンジ
アミンピロカテコール水溶液に、液温117℃で、浸せ
きし、結晶面の(100)面よりも(111)面あるい
は(311)面のエッチングが遅い異方性エッチングを
行う。この際に、円柱の側壁に中央部に向かう(11
1)面および(311)面が形成され、図1の3に示す
ような逆テーパーを持つ微小な立体構造が形成される。
形状は電子顕微鏡などで確認しながら調整する。
【0031】4.酸化膜2を緩衝フッ酸などにより除去
する。
【0032】5.上記構造全体に対して熱酸化を行い、
表面上に熱酸化膜3を形成する。この際、酸化時間は微
小な立体構造のくびれの径により決定する。例えば、く
びれの径が4000Åの場合、水蒸気酸化雰囲気で10
50℃で100分熱酸化することにより、根元の周辺が
それぞれ2000Å程度酸化される。このとき、図1の
5に示すように、熱酸化膜3内にシリコンの突起部4と
その上に熱酸化膜3によって分離されたシリコンの微小
片5が形成され、MIMIV構造が実現される。
【0033】6.次に上記構造の上に、絶縁膜6とゲー
ト電極7を形成する。絶縁膜を形成する方法としては、
例えば、プラズマCVD(基板温度:300℃、ガス
種:SiH4 およびN2 O、流量:それぞれ、200s
ccmおよび400sccm、ガス圧力:0.67mT
orr、RF出力:50W、成膜時間:8分)を用い、
微小構造を覆うように絶縁膜6SiO2 を7000Å厚
形成する。その後、ゲート電極7としてCrを3000
Åを蒸着する。
【0034】7.上記構造の上に10μm程度の厚さの
レジスト8を塗布後、酸素プラズマ(ガス:大気、出
力:200W)によるレジスト8のアッシングによりエ
ッチバックを行い、立体構造を覆っている上部のレジス
ト8のみを取り除く。この際、上面から見た立体構造の
露出部分の直径は、光学および電子顕微鏡で確認しなが
ら1μφ程度になるようにエッチバックを行う。
【0035】8.上部ゲート電極7のCrを硝酸第二セ
リウムアンモン水溶液(0.25kg/l)に2分間浸
せきすることによりエッチングして除去後、さらに、立
体構造部分に露出した絶縁膜6を緩衝フッ酸により除去
する。以上の製造方法によりゲート電極構造を持つMI
MIV構造の電界放出型陰極が完成する。
【0036】このように、電子を放出するMIMIV構
造の位置を所定の位置に形成することができるので、場
所による電子放出点の分布や形状のばらつきのないゲー
ト電極を有する電界放出陰極を作製することができる。
また、このMIMIV構造の陰極と対向配置したアノー
ド電極とを組み合わせれば、4V/μm程度の低電界を
印加するだけで、立体構造の上方に分離された微小片5
から電子を放出することができる。さらに、電子放出点
である微小片5が誘電体で覆われているため、表示装置
として利用した場合に放電空間中の残留ガスの影響を受
けることがなく電子放出特性の劣化が少なく、安定した
電子放出が可能である。
【0037】第2実施例 作製した個々の突起部からの電子放出特性のばらつきを
さらに抑制するために、次のようなイオン注入工程を実
施してもよい。図2に、この発明の第2実施例の製造工
程の説明図を示す。この第2実施例では、基板1とし
て、比抵抗が0.48ΩcmのN型のシリコン基板を用
いる。この基板1に対して、図1に示した工程1から工
程5のプロセスを実行し、図2の1に示すようなMIM
IV構造の電界放出陰極を形成する。
【0038】次に、図2の2に示すように、この構造全
体に、P+(燐)イオンを70kVで1×10-14 /c
2 だけ注入する。その後、窒素雰囲気中で、750
℃、30分間のアニールを行う(図2の3)。これによ
り微小片5の結晶性を回復させると共に、図中の符号
1’の部分の不純物であるP(燐)を活性化させる。
次に、第1実施例の図1に示した工程6,7及び8を実
施すると、電界放出陰極が完成する。
【0039】この第2実施例によれば、第1実施例と比
較して工程数は増えるが、微小片5にN型不純物P
(燐)をイオン注入することで、微小片5のみをN+
の低抵抗物質にし、下部の立体構造部分の抵抗は高い状
態にできる。このような構造にすることで、下部構造の
高抵抗層で電子放出時の電流制限を行い、各MIMIV
構造からの電子放出のばらつきを抑制することができ
る。
【0040】第3実施例 ここでは、第1実施例の図1で示した工程のうち、工程
1)から5)の代わりに、図3に示す工程1)から4)
を実施する。図3に、この発明の第3実施例の製造工程
の説明図を示す。
【0041】1.シリコン基板1の表面にマスク用のた
めの熱酸化膜2を形成し、マスクパターンを形成する。
パターンの形成は、酸化膜2の表面にレジストを塗布し
露光を行い、レジストのパターニングをする。続いて、
現像により露出した部分の酸化膜を緩衝フッ酸エッチン
グ等の方法により除去する。その後、レジストを除去し
て完了する(図3の工程1)。
【0042】2.シリコンを、ガスとしてSF6 (流
量:40sccm、ガス圧力:9mTorr、RF出
力:250W)を用いたRIEで、サイドエッチングが
生じるようなエッチングを行い、酸化膜のマスクの根元
のSiのくびれが4000Åになるまでエッチングし、
図3の2のような形状を形成する(図3の工程2)。
【0043】3.金属11(たとえばCr,Mo)を5
000Å蒸着し、Metal-Insulator-Metal (MIM)構
造を形成する(図3の工程3)。4.プラズマCVD等
で、MIM構造を覆うように絶縁膜12(SiO2 )を
1000Å形成し、MIMIV構造を形成する(図3の
工程4)。
【0044】この後は、第1実施例の図1に示す工程
6,7及び8を実施すると電界放出陰極が完成する。こ
の第3実施例によれば、第1実施例と比較し、シリコン
以外の材料を、MIMIV構造における先端部の微小片
の材料として選択できるという利点を有する。
【0045】第4実施例 ここでも、第1実施例の図1で示した工程のうち、工程
1)から5)の代わりに、図4に示す工程1)から5)
を実施する。図4に、この発明の第4実施例の製造工程
の説明図を示す。
【0046】1.シリコン基板1の表面にマスク用のた
めの熱酸化膜2を形成し、マスクパターンを形成する。
パターンの形成は、酸化膜2の表面にレジストを塗布し
露光を行い、レジストのパターニングをする。続いて、
現像により露出した部分の酸化膜を緩衝フッ酸エッチン
グ等の方法により除去する。その後、レジストを除去し
て完了する(図4の工程1)。 2.シリコンSiを、ガスとしてSF6 (流量:40s
ccm,ガス圧力:9mTorr,RF出力:250
W)を用いたRIEで、サイドエッチングが生じるよう
なエッチングを行い、酸化膜のマスクの根元のSiのく
びれが4000Åになるまでエッチングし、図4の2の
ような形状を形成する(図4の工程2)。
【0047】3.次に、1000℃以上で熱酸化を行
う。この際、酸化時間は酸化膜のかさの根元のくびれの
径により決定する。くびれが4000Åの場合、水蒸気
酸化雰囲気で1050℃で100分熱酸化することによ
り根元の周辺が2000Å程度酸化され、内部でシリコ
ン1の下部の突起は先鋭化される(図4の工程3)。 4.金属11(たとえばCr,Mo)を5000Å蒸着
する(図4の工程4)。 5.プラズマCVD等で、絶縁膜12(SiO2 )を1
000Å形成し、MIMIV構造を形成する(図4の工
程5)。
【0048】この後、第1実施例の図1の工程6,7及
び8を実施すると、電界放出陰極が完成する。第1,2
実施例と比較すると、プロセスの工程数は増えるが、下
部のシリコンがより先鋭化されることで、図12に示し
たような導電性チャネル146が低電圧で形成されるの
で、動作電圧の低電圧化が図れるという利点を有する。
【0049】第5実施例 図5に、この発明において、酸化膜2を形成するための
マスクパターンの概略図を示す。第1実施例から第4実
施例において、MIMIV構造の立体形状を形成する際
に用いたマスクパターンは図5(a)に示すような円形
パターン15であった。しかし、図5(b)に示すよう
に、マスクパターンを矩形の形状16にすれば、一方向
に長いウェッジ型のMIMIV構造を形成できる。
【0050】このようなウェッジ型のMIMIV構造に
よれば、電子放出点を増加させることができるという利
点がある。なお、製造工程は、各実施例のマスクパター
ンを矩形16(たとえば1μm×10μmの長方形)と
したものを用いるだけで、他の工程は全く同様でよい。
【0051】第6実施例 ここでは、MIMIV構造を蒸着により形成する製造工
程について説明する。図6に、この発明の第6実施例の
製造工程の説明図を示す。
【0052】1.はじめに青板ガラス基板61上に、エ
ミッタ側の給電ライン62用の金属膜Moを3000Å
蒸着し、エミッタへの給電用となるラインパターンをレ
ジストで形成し、フッ硝酸などのMoエッチャントでエ
ッチングを行い、Moを除去する。その後、レジストを
有機溶剤による超音波洗浄により除去し、給電用ライン
パターンを形成する(図6の工程1)。
【0053】2.プラズマCVDなどの方法で第1の絶
縁膜63(SiO2 )を6000Å程度の厚さに形成
し、その後、ゲート電極膜64(Mo)を3000Å蒸
着する(図6の工程2)。
【0054】3.ゲート電極膜64を蒸着後、1μmφ
のゲート口65のパターンを形成する。ゲート口65の
パターンの形成は、前記基板全体の表面にレジストを塗
布し露光を行い、レジストのパターニングをする。続い
て、現像により露出した部分のゲート電極膜64をまず
フッ硝酸などでエッチングし、その後、第1の絶縁膜6
3であるSiO2 を緩衝フッ酸によるエッチング等で除
去する。その後、有機溶剤による超音波洗浄によりレジ
ストを除去して完了する(図6の工程3)。
【0055】4.犠牲層66として、Alをななめ蒸着
により1000Å形成する(図6の工程4)。
【0056】5.エミッタを形成する第1電極67(M
o)を4000Å、第2の絶縁膜68(SiO)を20
00Å、第2電極69(Ni)を5000Åの蒸着を行
う。この時蒸着が進むに連れて、ゲート口径は徐々に小
さくなり、最終的にコーン形状のMIM構造(Mo,S
iO,Ni)のエミッタが形成される(図6の工程
5)。
【0057】6.犠牲層66(Al)をリン酸、硝酸の
混合水溶液でエッチングを行い、ゲート電極64上に堆
積したエミッタを形成する構造67,68,69をリフ
トオフにより取り除く。その後、プラズマCVDなどの
方法により第3の絶縁膜70(SiO2 )を1000Å
程度の厚さに形成し、MIMIV構造の電界放出陰極を
実現する(図6の工程5)。
【0058】この実施例によれば、MIMIV構造のエ
ミッタを蒸着によって形成できるので、蒸着可能な材料
を使用することができ、材料選択の余地を広げることが
できる。たとえば、エミッタの蒸着材料として上記に示
したMoの他、Ni、W、Pt、Au等を用いることが
できる。さらに、工程5の蒸着時のパラメータ(たとえ
ば第1電極67を薄くし、第2の絶縁膜68を厚くす
る。)を調節することにより、デバイスの形状を容易に
変更できるという利点を有する。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、電子放出点の場所に
よるばらつきや形状のばらつきがなく、ゲート電極を有
するMIMIV構造の電界放出陰極及びその製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電界放出陰極の第1実施例の製造工
程の説明図である。
【図2】この発明の電界放出陰極の第2実施例の製造工
程の説明図である。
【図3】この発明の電界放出陰極の第3実施例の製造工
程の説明図である。
【図4】この発明の電界放出陰極の第4実施例の製造工
程の説明図である。
【図5】この発明の製造工程において、酸化膜を形成す
るためのマスクパターンの概略図である。
【図6】この発明の電界放出陰極の第6実施例の製造工
程の説明図である。
【図7】従来の電界放出陰極の構造の斜視図である。
【図8】従来の電界放出陰極を用いた表示装置の概略構
成の斜視図である。
【図9】従来の電界放出陰極のスピント法による製造工
程の説明図である。
【図10】従来の電界放出陰極の製造工程の説明図であ
る。
【図11】MIMIV構造のエミッタの概略構成図であ
る。
【図12】MIMIV構造のエミッタの電子放出の過程
の説明図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 酸化膜 3 熱酸化膜 4 突起部 5 微小片 6 絶縁膜 7 ゲート電極 8 レジスト 11 金属 12 絶縁膜 15 マスクパターン(円形) 16 マスクパターン(矩形) 140 エミッタ 141 基板 142 導電層 143 誘電体層 144 微粒子 145 アノード電極 146 導電性のチャネル 147 第2の導電性のチャネル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の一部あるいは全面が誘電体膜に覆
    われその誘電体膜の所定の位置では導電性を有する基板
    と、絶縁膜を介して基板上に所定形状に形成されたゲー
    ト電極を有し、前記基板が、前記誘電体膜に覆われた電
    子を放出するための突起部を複数個備え、前記突起部
    が、先鋭化された少なくともその表面は導電性を有する
    下部突起と、前記誘電体膜を介して前記下部突起の上方
    に形成された少なくともその表面の一部は導電性を有す
    る微小片とから構成されることを特徴とする電界放出陰
    極。
  2. 【請求項2】 前記下部突起が、導電性シリコンである
    ことを特徴とする請求項1記載の電界放出陰極。
  3. 【請求項3】 前記下部突起が、蒸着により形成された
    金属材料であることを特長とする請求項1記載の電界放
    出陰極。
  4. 【請求項4】 前記微小片が、導電性シリコン又は金属
    材料であることを特徴とする請求項2または3記載の電
    界放出陰極。
  5. 【請求項5】 所定の領域に導電性を有するシリコン基
    板上の所定の位置に酸化膜を形成する工程と、ドライプ
    ロセスにより、露出したシリコン基板の部分を等方性エ
    ッチングして前記酸化膜の下に柱状の突起部を形成する
    工程と、異方性エッチングにより前記突起部の側壁を削
    り、突起部をくびれを有する立体形状に加工する工程
    と、前記酸化膜を除去する工程と、上記構造全体を熱酸
    化し、前記突起部のくびれの部分で熱酸化膜によって突
    起部を下部突起とその上方の微小片とに分離する工程
    と、プラズマCVDにより上記構造全体を覆うように絶
    縁膜を形成する工程と、ゲート電極材料を上記構造の上
    の所定の位置に蒸着する工程と、上記構造全体にレジス
    トを塗布した後、所定量のエッチングにより前記突起部
    の上方のレジストのみを除去して開口部を形成する工程
    と、開口部の中の前記ゲート電極材料及び前記絶縁膜と
    を除去する工程とを含むことを特徴とする電界放出陰極
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記突起部の熱酸化による分離工程の後
    であって、プラズマCVDによる絶縁膜の形成工程の前
    に、前記突起部の微小片にイオンを注入する工程と、微
    小片の結晶性を回復させるためのアニールを行う工程と
    を含むことを特徴とする請求項5記載の電界放出陰極の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 所定の領域に導電性を有するシリコン基
    板上の所定の位置に所定の形の酸化膜を形成する工程
    と、RIEによる異方性エッチングにより、前記酸化膜
    の下部のシリコン基板の部分を先鋭化された円錐または
    ピラミッド形状のような突起部となるように加工する工
    程と、突起部先端の酸化膜をドライあるいはウェットエ
    ッチングにより所定の形状に加工する工程と、前記酸化
    膜の上に金属材料を蒸着する工程と、プラズマCVDに
    より上記構造全体を覆うように絶縁膜を形成する工程
    と、ゲート電極材料を上記構造の上の所定の位置に蒸着
    する工程と、上記構造全体にレジストを塗布した後、所
    定量のエッチングにより前記突起部の上方のレジストの
    みを除去して開口部を形成する工程と、開口部の中の前
    記ゲート電極材料及び前記絶縁膜とを除去する工程とを
    含むことを特徴とする電界放出陰極の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記酸化膜の下部のシリコン基板の部分
    を加工する工程の後であって、金属材料を蒸着する工程
    の前に、前記突起部の先端を先鋭化するように突起部全
    体を熱酸化する工程を含むことを特徴とする請求項7記
    載の電界放出陰極の製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上にエミッタ給電膜を形成する工程
    と、その構造の上に第1の絶縁膜を介してゲート電極膜
    を形成する工程と、等方性エッチングにより所定の位置
    の第1の絶縁膜及びゲート電極膜を除去してゲート口を
    形成する工程と、犠牲層材料を基板を回転させながらな
    なめ蒸着することにより、前記ゲート電極膜の上に犠牲
    層を形成する工程と、前記犠牲層の上に、第1の導電材
    料膜、第2の絶縁膜及び第2の導電材料膜を順に蒸着し
    て前記ゲート口内部に第1の導電材料膜、第2の絶縁膜
    及び第2の導電材料膜からなるコーン形状のエミッタを
    形成する工程と、犠牲層をエッチングして、犠牲層の上
    に蒸着された構造を除去する工程と、プラズマCVDに
    よりコーン形状のエミッタ全体を覆うように第3の絶縁
    膜を形成する工程とを含むことを特徴とする電界放出陰
    極の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記シリコン基板上に形成される酸化
    膜の形状が、円形または矩形であることを特徴とする請
    求項5、6、7または8記載の電界放出陰極の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302964A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-16 Hewlett-Packard Company Field-enhanced MIS/MIM electron emitters
US6822380B2 (en) 2001-10-12 2004-11-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Field-enhanced MIS/MIM electron emitters

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