JP3135131B2 - 電子放出素子 - Google Patents

電子放出素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界放出型電子放出素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子としては熱陰極型電
子放出素子が多く用いられていたが、熱電極を利用した
電子放出は、加熱によるエネルギーロスが大きいこと、
予備加熱が必要であること等の問題点を有していた。
【0003】これらの問題点を解決するため、冷陰極型
の電子放出素子がいくつか提案されており、その中に局
所的に高電界を発生させ、電界放出により電子放出を行
なわせる電界効果型の電子放出素子がある。
【0004】図5は上記の電界放出型の電子放出素子の
一例を示す概略的部分断面図であり、図6(a)〜図6
(d)はその製造方法を説明するための概略的工程図で
ある。
【0005】図5に示すように、Si等の基体701上
にMo(モリブデン)等により形成された点状電子放出
部608を設け、この点状電子放出部608を中心とす
る開口部が設けられたSiO2 等の絶縁層702が形成
され、その上に前記円錐形状の尖頭部の近傍にその端部
が形成された引き出し電極709が設けられている。こ
のような構造の電子放出素子において、基体701と引
き出し電極709との間に電圧を印加すると、電界強度
の強い尖頭部から電子が放出される。
【0006】上記電子放出素子は、次のような工程で製
造することができる。
【0007】まず、図6(a)に示すように、Si等
の基体701の上にSiO2 酸化膜等 の絶縁層70
2を形成する。
【0008】電子ビーム蒸着等によりMo層709を
形成する。
【0009】PMMA(poly-methyl-methacrylate)
等の電子線レジストを、スピンコート法を用いてMo層
709上に塗布する。
【0010】電子ビームムを照射してパターニングを
行なった後、イソプロピルアルコール等で電子線レジス
トを部分的に除去する。
【0011】Mo層709を選択的にエッチングして
第1の開口部603を形成する。
【0012】電子線レジストを完全に除去したのち、
弗化水素酸を用いて絶縁層702をエッチングして第2
の開口部704を形成する。
【0013】次に、図(b)に示すように、回転軸X
を中心として基体701を回転させながら、一定の角度
θ傾斜させてAlをMo層709の上面に蒸着させてA
l層705を形成する。このとき前記Mo層709の側
面部にもAlが蒸着されるので、この蒸着量を制御する
ことにより、第1の開口部703の直径を任意に小さく
することができる。
【0014】次に、図6(c)に示すように、基体70
1に対して垂直にMoを電子ビーム蒸着等によって蒸着
する。このときMoはAl層705上および基体701
上だけでなくAl層705の側面にも堆積されるので、
第1の開口部703の直径はMo層706の積層に伴っ
て徐々に小さくなっていく。この第1の開口部703の
直径の減少に伴って、基体に堆積されていく蒸着物(M
o)の蒸着範囲も小さくなっていくために、基体701
上には略円錐形状の電極708が形成される。最後に、
図6(d)に示すように、堆積したMO層706および
Al層705を除去することにより、電界放出型電子放
出素子が形成される。
【0015】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記従来
例では電界形成空間及び電子放出部を斜め蒸着法等の技
術により作製しているため、電子放出部先端の曲率半径
をさらに小さくすることは困難であった。また、電子放
出部となる金属材料を基板全面に蒸着するため、電子放
出部を形成した後に不要な金属材料のみを選択的に除去
しなくてはならなかった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の電界放出型電子
放出素子は、単結晶シリコンからなる基体と、この基体
の表面に形成された絶縁体層と、この絶縁体層に形成し
た、前記単結晶シリコンが露出する穴と、この穴内に露
出する前記単結晶シリコンの表面に、アルミニウムを構
成元素の1つとする有機アルミニウムガスを用いた化学
的気相成長法により堆積された、先端の尖った単結晶ア
ルミニウム堆積部とを備え、この堆積部をエミッタとし
て用いたことを特徴とする。
【0017】すなわち本発明によれば、単結晶シリコン
上にのみ選択的に単結晶のアルミニウムが堆積可能な技
術を用いることにより、単結晶シリコン基板上に形成し
た絶縁体層に設けた穴を起点として選択的に単結晶アル
ミニウムが成長可能である。したがって、従来例の様に
不必要な場所にアルミニウムが堆積することもなく、工
程の簡略化が可能となる。また、基板である単結晶シリ
コンの結晶面方位が(111)である時は、選択的に成
長した単結晶アルミニウムの結晶面方位は常に(10
0)であり、さらに成長を続けると(100)面はなく
なり、先端の尖った形状となる。したがって、電界放出
型電子放出素子のエミッタとしては優れており、且つ、
複数の単結晶アルミニウムを同一基板内に同時に成長し
ても、それぞれの単結晶アルミニウムは均一性が高く、
基板面内のバラツキが著しく少ない。また、絶縁体上に
同様の堆積法を用いてアルミニウムを堆積したい場合
は、絶縁体表面をプラズマ処理することにより、非晶質
のアルミニウムが堆積可能である。
【0018】
【実施例】図1は本発明の特徴を良く表わした、電界放
出型電子放出素子を用いた真空3極管の1断面の概略図
である。図中、101は基板となる単結晶シリコンウエ
ハ、102、103及び105はそれぞれ絶縁膜、10
4は導伝膜である引き出し電極、106は本発明の特徴
である有機アルミニウムを用いたCVD法による非晶質
アルミニウムで形成されたコレクタ、107は本発明の
特徴である有機アルミニウムを用いたCVD法による単
結晶アルミニウムで形成されたエミッタ、108及び1
09はそれぞれ電源、110は電流計である。本真空3
極管の製造方法の1例を図2により述べる。先ず、図2
(a)に示した様に、結晶面方位が(111)で、比抵
抗が約50Ωcmであるn型シリコン基板201上に通常
の真空スパッタ法により酸化シリコン膜202を厚さ
0.5μm堆積した。次に、この酸化シリコン膜に通常
の電子ビームリソグラフィー法とドライエッチング法と
により0.5μm角のエッチング孔203を形成した。
次に図2(b)に示した様に、通常の真空スパッタ法に
より酸化シリコン膜204、タングステン膜205及び
酸化シリコン膜206をそれぞれ厚さ1μm、0.2μ
m及び1μmずつ順次堆積した後、通常の電子ビームリ
ソグラフィー法とドライエッチング法とにより1μm角
のエッチング孔207を形成した。次に図2(c)に示
した様に、本発明の特徴の1つである有機アルミニウム
ガスを用いたCVD法により電子放出を行なうエミッタ
となる部分の原形208を形成した。具体的には、図2
(b)のように加工した試料を前記CVD装置の試料ス
テージに設置し後、到達真空度約1×10-7Torrに
排気し、基板温度を270℃に加熱した。室温で液体で
あるDMAH(ジメチルアルミニウムハイドライド)を
水素ガスでバブリングして水素ガスと共に前記CVD装
置内に導入し、ノズルより前記試料表面に噴射したとこ
ろ、試料表面においてDMAHが基板温度と基板である
単結晶シリコン表面の何等かの影響により分解反応を起
こし、単結晶シリコンが露出した部分にのみ単結晶のア
ルミニウムが堆積し、それ以外の部分には何も堆積しな
かつた。ここで、DMAHを容器に入れ、水素ガスでバ
ブリングすることにより、水素ガス中のDMAH蒸気圧
は7.8×10-3Torrであり、CVD装置の圧力と
してはキャリアガスである水素ガスを含めた全圧として
2Torrとしたところ、堆積速度は約200Å/min
であった。ここで、堆積速度は前記基板温度、DMAH
蒸気圧及び全圧により変化した。堆積時間を設定するこ
とにより、堆積した単結晶アルミニウムの断面形状を図
2(c)に示した208の様にすることが可能であっ
た。これは、結晶面方位が(111)である単結晶シリ
コン基板上に堆積する単結晶アルミニウムの結晶面方位
は(100)であり、この単結晶アルミニウムは(10
0)の面の成長速度が(111)面の成長速度より速い
ために、やがて(100)面は見えなくなり、208の
様に先端の尖った結晶粒が得られる。次に、先程のCV
D装置に高周波を印加することにより水素ガスとDMA
Hガスのプラズマを試料表面付近に形成したところ、先
に形成した単結晶アルミニウム上にはさらに単結晶アル
ミニウムがエピタキシャル成長して208’の様に、プ
ラズマを形成しなかったときには何も堆積しなかった酸
化シリコン膜206上には図2(c)の様に非晶質アル
ミニウム209が堆積した。これは、プラズマによる促
進効果によりDMAHガスが分解反応を起こし易くな
り、270℃に加熱した酸化シリコン表面にもアルミニ
ウムが堆積するようになったものと考えられる。このよ
うにして、図2(d)の様な形状をした真空3極管を容
易に作製した。この真空管を真空度1×10-7Torr
に排気した真空チャンバ内に設置し、図1に示した様
に、単結晶シリコン基板101に電源109により約−
200Vを印加し、単結晶シリコン基板101を引き出
し電極であるタングステン膜104とに電源108によ
り約50Vを印加したところ、単結晶アルミニウム10
7の先端より電子放出が起こり、電流計110は約0.
1Aを示した。エミッタ・引き出し電極管に、電源10
8により電圧20V〜80Vを印加することにより電子
放出が起こりコレクタに約0.5A〜0.05Aが流れ
てON状態を示し、電圧100V以上を印加することに
より電子放出は起こらず、コレクタには電流が流れずに
OFF状態を示した。この様に作製した素子は良好なス
イッチング特性を有した。
【0019】図3は、本発明を利用して作製したフラッ
トディスプレイの1部分を、断面図図3(c)と、この
断面図に示した矢印位置における平面図(図3(a)及
び図3(b)とにより、模式的に示したものである。図
中、301はシリコン基板、302、303及び305
はそれぞれ絶縁体層、304は1方向に長い引き出し電
極、306は304と直交する方向に長いゲート、30
7は電界放出型エミッタ、308は隔壁、309はバッ
クメタル、310は蛍光体、311はガラス基板であ
る。引き出し電極304とゲート306との交点にエミ
ッタ307が位置しており、マトリクスを形成してい
る。以下に、本フラットディスプレイの製造方法につい
て述べる。先ず、図3(c)に示した様に、結晶面方位
が(111)で、比抵抗が約50ΩcmであるN型シリコ
ン基板301上に通常の真空スパッタ法により酸化シリ
コン膜302を厚さ0.5μm堆積した。次に、この酸
化シリコン膜に通常の電子ビームリソグラフィー法とド
ライエッチング法とにより0.5μm角のエッチング孔
を形成した。さらに、通常の真空スパッタ法により酸化
シリコン膜303、タングステン膜304及び酸化シリ
コン膜305をそれぞれ厚さ1μm、0.2μm及び
0.6μmずつ順次堆積した後、通常の電子ビームリソ
グラフィー法とドライエッチング法とにより1μm角の
エッチング孔を形成した。次に、本発明の特徴の1つで
ある有機アルミニウムガスを用いたCVD法により電子
放出を行なうエミッタ308となる部分の原形を形成し
た。具体的には、試料を前記CVD装置の試料ステージ
に設置した後、到達真空度約1×10-7Torrに排気
し、基板温度を270℃に加熱した。室温で液体である
DMAH(ジメチルアルミニウムハイドライド)を水素
ガスでバブリングして水素ガスと共に前記CVD装置内
に導入し、ノズルより前記試料表面に噴射したところ、
試料表面においてDMAHが基板温度と基板である単結
晶シリコン表面の何等かの影響により分解反応を起こ
し、単結晶シリコンが露出した部分にのみ単結晶のアル
ミニウムが堆積し、それ以外の部分には何も堆積しなか
った。ここで、DMAHを容器に入れ、水素ガスでバブ
リングすることにより、水素ガス中のDMAH蒸気圧は
7.8×10-3Torrであり、CVD装置の圧力とし
てはキャリアガスである水素ガスを含めた全圧として2
Torrとしたところ、堆積速度は約200Å/min で
あった。ここで、堆積速度は前記基板温度、DMAH蒸
気圧及び全圧により変化した。堆積時間を設定すること
により、堆積した単結晶アルミニウムの断面形状を図示
した様に先端の尖った形とすることが可能であった。こ
れは、結晶面方位が(111)である単結晶シリコン基
板上に堆積する単結晶アルミニウムの結晶面方位は(1
00)であり、この単結晶アルミニウムは(100)面
の成長速度が(111)面の成長速度より速いために、
やがて(100)面は見えなくなり、先端の尖った結晶
粒が得られる。次に、先程のCVD装置に高周波を印加
することにより水素ガスとDMAHガスのプラズマを試
料表面付近に形成したところ、先に形成した単結晶アル
ミニウム上にはさらに単結晶アルミニウムがエピタキシ
ャル成長して、プラズマを形成しなかったときには何も
堆積しなかった酸化シリコン膜305上には非晶質アル
ミニウム306が堆積した。これは、プラズマによる促
進効果によりDMAHガスが分解反応を起こし易くな
り、270℃に加熱した酸化シリコン表面にもアルミニ
ウムが堆積するようになったものと考えられる。さら
に、通常のフォトレジストにより隔壁308の反転パタ
ーンを作製し、全面に酸化シリコンを電子ビーム蒸着
後、前記フォトレジストのリフトオフプロセスにより前
記酸化シリコン膜の隔壁308を形成した。この隔壁3
08としての絶縁膜の絶縁抵抗値や膜質はあまり重要で
はないので、電子ビーム蒸着による酸化シリコン膜を用
いた。この隔壁は隣の素子とのクロストークを防ぐ効果
と、内部が真空である本フラットディスプレイを耐大気
圧構造とするために重要である。このようにして、フラ
ットディスプレイの電子放出側を容易に作製できた。次
に、表示側の作製方法について述べる。ガラス基板31
1上に赤、緑、青の3原色の蛍光体を塗り分けるため
に、フォトレジストにより1色ずつリフトオフ法を繰り
返して作製した。これは、ブラウン管やプラズマディス
プレイパネルの様な通常の蛍光体を用いたカラーディス
プレイの作製方法の1種である。3色の蛍光体310が
塗り終わった後、その表面へ通常の電子ビーム蒸着法に
よりアルミニウムを堆積してバックメタル309とし
た。このバックメタルは、エミッタより放出した電子ビ
ームを蛍光体に衝突させるときの加速電極としての役割
と、蛍光体よりの発光を前面に反射させることによるデ
ィスプレイの輝度アップの役割とがある。この様にして
作製した電子放出側と表示側とを真空封着することによ
り本フラットディスプレイを完成した。本ディスプレイ
の模式的な分解斜視図を図4に示した。本ディスプレイ
は、通常の液晶ディスプレイ等のXYマトリクスを形成
したディスプレイの駆動と同じように、それぞれ直交し
た異なる方向に長い引き出し電極304とゲート306
との交点に位置するエミッタ307から放出した電子ビ
ームのみが蛍光体310を発光させるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明した様に、有機アルミニウムガ
スを用いた化学的気相成長法により、単結晶シリコン基
板が露出した部分にのみアルミニウムが堆積可能であ
り、且つ、そのアルミニウムが単結晶であるため、電界
放出型電子放出素子のエミッタのように先端のとがった
構造が容易に形成可能である。また、不必要な部分には
堆積しないので工程の簡略化が容易である。また、絶縁
体上においても同様の堆積法を用いてアルミニウムを堆
積した場合は、絶縁体表面をプラズマ処理することによ
り、非晶質のアルミニウムが堆積可能である。したがっ
て、電界放出型電子放出部のエミッタ及び引き出し電極
やゲート等を同一のCVD装置内で形成可能であり、プ
ロセスの簡略化に大いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電界放出型電子放出素子によ
る真空3極管の断面図。
【図2】図1に示した真空3極管の製造工程を示した断
面図。
【図3】本発明を実施した電界放出型電子放出素子によ
るフラットディスプレイを示し、(a)、(b)は断面
図、(c)は平面図。
【図4】図3に示したフラットディスプレイの分解斜視
図。
【図5】従来の電界放出型電子放出素子の断面図。
【図6】従来の電界放出型電子放出素子の製造工程を示
した断面図。
【符号の説明】
101 単結晶シリコンウエハ 102,103,105 絶縁膜 104 引き出し電極 106 コレクタ 107 エミッタ 108,109 電源 110 電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/304 H01J 9/02 H01J 29/04 H01J 31/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶シリコンからなる基体と、この基
    体の表面に形成された絶縁体層と、この絶縁体層に形成
    した、前記単結晶シリコンが露出する穴と、この穴内に
    露出する前記単結晶シリコンの表面に、アルミニウムを
    構成元素の1つとする有機アルミニウムガスを用いた化
    学的気相成長法により堆積された、先端の尖った単結晶
    アルミニウム堆積部とを備え、この堆積部をエミッタと
    して用いたことを特徴とする電界放出型電子放出素子。
  2. 【請求項2】 前記有機アルミニウムガスが、ジメチル
    ・アルミニウム・ハイドライド、ジエチル・アルミニウ
    ム・ハイドライド、モノメチル・アルミニウム・ハイド
    ライドあるいはトリメチル・アンモニウム・アルミニウ
    ム・ハイドライドであることを特徴とする請求項1に記
    載の電界放出型電子放出素子。
  3. 【請求項3】 前記有機アルミニウムガスを用いた化学
    的気相成長法により、プラズマ処理を施した前記絶縁体
    上に堆積した非晶質アルミニウムを、前記単結晶アル
    ミニウムのエミッタとの間で高電界を形成して電子をエ
    ミッタ表面より引き出すための引き出し電極として用い
    たことを特徴とする請求項1に記載の電界放出型電子放
    出素子。
  4. 【請求項4】 前記エミッタ及び引き出し電極が同一基
    体に複数個設けられていることを特徴とする請求項
    記載の電界放出型電子放出素子。
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