JPH06111712A - 電界放出陰極およびその製法 - Google Patents

電界放出陰極およびその製法

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JPH06111712A
JPH06111712A JP25621792A JP25621792A JPH06111712A JP H06111712 A JPH06111712 A JP H06111712A JP 25621792 A JP25621792 A JP 25621792A JP 25621792 A JP25621792 A JP 25621792A JP H06111712 A JPH06111712 A JP H06111712A
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metal
emitter
mask
field emission
emission cathode
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Munehito Kumagai
宗人 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ真空デバイスなどに用いる電界放出
陰極材料において、金属が使え、特性がよく、信頼性の
高いかつ形状制御の容易な電界放出陰極をうる。 【構成】 基板1上に金属膜を形成し、マスクを使用し
イオンビームエッチングすると共にマスク材の側壁に前
記エッチングされた金属を再付着させて金属薄膜壁を形
成したのちマスク材を除去し、該エミッタ4の周囲基板
上に絶縁層2を介してゲート電極3を形成し、再付着金
属からなる金属薄膜エミッタ先端4bを有する電界放出
電極を形成する。 【効果】 金属で電極ができるため、性能、信頼性が高
く、かつ再付着を利用することで製造コストの安い電界
放出陰極をえることができる。また、大面積化に対して
も有利な構造をとることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ真空デバイス
における電界放出陰極およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】微小な電界放出陰極を利用し、超高速の
真空ICや、高精細のフラットパネルCRTをを形成し
ようという試みがはじまっている。これらの真空デバイ
スは、半導体の微細加工技術を用いて形成され、素子の
高機能化と高集積化を目指すものである。
【0003】電界放出陰極を適用したデバイスとして
は、フラットパネルCRTがある。フラットパネルCR
Tは電界放出陰極の高集積度を最大限に利用しようとす
るものである。
【0004】電界放出陰極はマイクロ真空デバイスの主
要構成要素であり、そのエミッタ形状から錐型とクサビ
型の2種類に分けることができる。錐型の電界放出陰極
は、基板と垂直の方向に電子を放出し、クサビ型は水平
方向に放出する。錐型の電界放出陰極はエミッタ形成方
法により、蒸着型とエッチング型との2種類に分けるこ
とができる。蒸着型はエミッタが金属の蒸着により形成
され、エッチング型はエミッタがシリコンの異方性エッ
チングによって形成される。一方、クサビ型は金属の蒸
着とそのエッチングによって形成される。
【0005】前記電界放出陰極の製法については、従来
数多くの報告がある(ディスプレイス(DISPLAYS)、1987
年1月、37〜40頁、平成3年応用物理学会第52回秋季大
会講演予稿集、503頁、9P−ZC−1など)。
【0006】つぎに従来の錐型電界放出陰極のうちのエ
ッチング型の構造およびその製法の一例について具体的
に説明する。
【0007】図5は、従来の錐型の電界放出陰極の断面
図を示す概念図である。図5において、7は基板、8は
ゲート電極、9は絶縁層、10はエミッタである。
【0008】図5においてシリコン基板7上には円錐状
あるいは角錐上のエミッタ10が形成されており、ゲート
電極8はSiO2の絶縁層9上に形成されている。エミ
ッタ10とアノード(図示していない)間に電圧をかけ、
かつ、エミッタ10とゲート電極8間に電圧を印加するこ
とにより、エミッタ先端から電子が引き出される。先端
の曲率半径は数百Åである。
【0009】図6は錐型電界放出陰極のうちのエッチン
グ型の従来の製法を示す説明図である。図中の符号は図
5のばあいと同じものを表わす。
【0010】基板であるSiウェハー7の(100)面
に、導電性を上げるためリンをドープし、N型Siにし
ておく。その上に、Si34やSiO2のエッチングマ
スク11を所望の大きさ(1〜2μmの円形)に形成する
(図6(a))。つぎに、KOHなどの溶液でSiウェ
ハーを異方性エッチングするとSiウェハーはピラミッ
ド状に加工され、エミッタ10が形成される。このピラミ
ッドの先端曲率半径は1000Å以下である(図6
(b))。陰極の周囲にSiOの絶縁層9(厚さ1〜2
μm)をCVD法、スパッタ法などにより、さらに該絶
縁層9上にW、Mo、Taなどのゲート用の金属膜(厚
さ約0.5μm)をEB蒸着法により成膜し、ゲート電極
8とする(図6(c))。絶縁層9およびゲート用金属
膜を成膜後、エッチングマスク11をフッ化水素酸水溶液
で除去することにより、リフトオフされエミッタ10周囲
のみに絶縁層9およびゲート電極8を形成できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の錐型の電界放出
陰極のうちのエッチング型は、Siウェハーの異方性エ
ッチングを利用して電界放出陰極を形成するので大面積
に歩留まりよく形成することが難しいという問題があ
る。またSiウェハー自体が電極構成材料となるため、
電流密度が小さく、不規則な電流−電圧特性を有すると
いう問題がある。
【0012】本発明は前記のような問題を解決するため
になされたもので、金属材料からなるエミッタを用いか
つ比較的容易な形状制御方法により形成することによ
り、大面積に高い歩留まりで形成でき、電流密度が高
く、また性能、信頼性も高く、製造コストの安い電界放
出陰極およびその製法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による電界放出陰
極は、基板上にエミッタが形成され、該エミッタの少な
くとも周囲にゲート電極が形成されてなる電界放出陰極
であって、前記エミッタが金属材料で形成され、かつそ
の先端が薄膜壁で尖鋭に形成されてなることを特徴とす
る。
【0014】前記エミッタの薄膜壁の先端の形状は、前
記エミッタの薄膜壁で尖鋭に形成された先端の形状が線
状、円状、角状またはそれらを組み合わせた形状である
ことが好ましい。
【0015】また、請求項3記載の電界放出陰極は、基
板上にエミッタが金属材料で円筒状に、かつ、その先端
が尖鋭に形成され、該円筒状のエミッタの中心部および
外周にゲート電極が形成されていることを特徴とする。
【0016】さらに請求項4記載の電界放出陰極の製法
は、基板上に金属膜を形成し、該金属膜上に所望のエミ
ッタ形状のマスクを設け、該マスクを使用してイオンビ
ームにより非マスク部の金属膜を金属薄膜として残存す
る程度にエッチングすると共に、前記マスクの側壁部に
前記エッチングされた金属を再付着させて金属薄膜壁を
形成し、前記マスクを除去して金属膜上に筒状の金属薄
膜壁を残して先端が尖鋭なエミッタを形成し、ついで該
エミッタの周囲基板上に絶縁層を介してゲート電極を形
成してなることを特徴としている。
【0017】さらに請求項5記載の電界放出陰極の製法
は、基板上に第1の金属膜を形成し、第1の金属膜上に
中心部ゲート電極の形状の第1のマスクを設け、第1の
マスクを使用してイオンビームにより非マスク部分の金
属を金属薄膜として残存する程度にエッチングし、つい
で全面に絶縁層および第2の金属膜を設け、第1のマス
クを同心とするエミッタ形成領域の外周に第2のマスク
を設け、イオンビームによりエッチングすると共に、第
2のマスクの側壁にエッチングされた金属を再付着させ
て金属薄膜壁を形成し、第2のマスクを除去することに
より第2の金属膜に連なる筒状の金属薄膜壁からなる先
端が尖鋭のエミッタを形成し、ついで該エミッタ先端の
周囲に第2の金属膜上に絶縁層を介して第3の金属膜を
形成し、かつ、第1の金属薄膜と電気的に接続してなる
ことを特徴としている。
【0018】また、前記エッチングは、イオンビームの
入射角が基板面に対して70°〜90°のイオンビームによ
るエッチングであることが好ましい。
【0019】
【作用】本発明は、基板に金属膜を形成し、マスクを使
用しイオンビームエッチングし、マスク材の側壁にエッ
チングされた金属を再付着させたのちマスク材を除去
し、再付着金属で先端が尖鋭なエミッタ先端をうるもの
であって、エミッタが金属なので、高い電流密度をうる
ことができ、また容易に種々の形状のエミッタが形成で
きるため、性能、信頼性が高く、製造コストの安い電界
放出陰極をうることができる。また、大面積に対しても
有利な構造をとることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面にしたがって詳細に説明
する。
【0021】[実施例1]図1は本発明の電界放出陰極
の一実施例を示す斜視断面図である。図1において、1
は基板、2は絶縁層、3はゲート電極、4はエミッタ、
5は金属膜である。
【0022】基板1は、たとえばセラミック基板などを
材料とした厚さ数百μm〜数mm程度のものであり、該基
板上の金属膜5の上に、台状の金属台4aと、該金属台
4aの上縁に沿って設けられた先端が尖鋭な金属薄膜壁
4bとからなるエミッタ4が設けられている。前記金属
台4aは図1におけるごとき円錐台形に限定されるもの
ではなく、円柱状でも、また多角柱、多角錐台状、その
他任意の形をとりうる。台の高さは約1〜2μm、その
底辺の直径は1〜2μm程度が好ましい。また先端の金
属薄膜4bは厚さが約数百〜数千Å、高さが数百〜数千
Å程度、先端の曲率半径が数十〜数百Å程度のものが好
ましい。
【0023】前記エミッタ4の材料としてはW、Mo、
Taなどが好ましい。
【0024】前記、金属台4aと金属薄膜壁4bとから
なるエミッタ4を取り囲み前記基板1上の金属膜5の上
に絶縁層2を介してゲート電極3が設けられている。絶
縁層の厚さは1〜2μm程度、ゲート電極の厚さは数百
〜数千Å程度が好ましい。エミッタ4の薄膜壁4bの先
端より、前記ゲート電極3のほうが数十〜数百Å高いの
が好ましい。
【0025】図2は図1に示す電界放出陰極の製法を示
す説明図である。
【0026】まず、基板1上に金属膜5を形成する(図
2(a))。前記金属膜の厚さは、2〜3μm程度が好
ましい。
【0027】つぎに、フォトレジストを形成し、写真製
版によりイオンビームエッチング用のマスクパターン6
をえる(図2(b))。
【0028】前記マスクパターンの形は任意にとりうる
が、たとえば円形のばあいは直径が1〜2μm、厚さが
2〜3μm程度のものが好ましい。
【0029】つぎに、イオンビームの入射角を基板面に
対して70〜90°になるように設定して、前記金属膜をエ
ッチングして、エッチングされた金属をマスク6の側壁
に金属薄膜壁として再付着させる。
【0030】マスク部分の金属膜はマスクが円形のばあ
いはイオンビームの入射角により円柱状(入射角90°の
あばあい)、または上部の直径が下部の直径より小さい
円錐台状(入射角が70°以上90°未満のとき)となって
残る(4a)。入射角が70°未満ではエッチングされた
金属はマスクの側壁にほとんど再付着しない。
【0031】つぎに、前記マスクを除去すると金属台4
a上にその上縁に沿って筒状の金属薄膜壁4bをうる。
前記再付着部4bの厚さは数百〜数千Åが好ましい。こ
の再付着部が本発明の電界放出陰極のエミッタ先端(4
b)となる。
【0032】前記金属膜5は電圧印加用端子を兼ねるた
めに完全にはエッチングされずに一部が残され、かつ、
電圧印加用の端子のパターンになるようにエッチングさ
れている(図2(c))。
【0033】さらに、絶縁層2を前記金属膜5上に形成
し、その上にゲート電極3を形成する(図2(d))こ
とにより、電界放出陰極(図1)を完成させる。
【0034】前記絶縁層2の形成は前記エミッタ部分を
マスクで覆い、たとえばSiO2、SiO、SiN、A
23などを、CVD法、スパッタ法などにより堆積さ
せる。その厚さは1〜2μmが好ましい。また、ゲート
電極3は、たとえばW、Mo、Taなどの材料を用い
て、EB蒸着法などにより形成され、その厚さは数千Å
が好ましい。
【0035】なお前記態様の説明ではマスクの形状を、
円形のばあいについて説明したが、円形は1つの例にす
ぎずマスクの形状はドーナツ型をはじめ三角、四角、星
形など、線状、円状、角状などを組合わせた、種々の形
状にすることができ、えられるエミッタ先端4bや金属
台4aの形もそれに応じたものとなる。
【0036】また、エッチングに際してのイオンビーム
の入射角が90°でないばあいは金属台は側面が勾配をも
つ。
【0037】本実施例では、イオンビーム用マスク材と
しては、レジストを使用したが、陰極用金属と選択エッ
チングできる材料であればその他の材料でもよく、前記
材料の具体例としては、たとえばSiOx、SiNなど
があげられる。
【0038】[実施例2]図3は、本発明の、他の実施
例における電界放出陰極を示す斜視断面図である。図中
の符号は図1と同じものを表わす。本実施例ではイオン
ビームエッチング用のマスクパターンをドーナツ状にし
て、実施例1と同様にして製造したもので、エミッタは
先端が尖鋭な2重のリング状の金属薄膜壁からなるもの
である。他の構成については実施例1と同じである。
【0039】[実施例3]本発明の、電界放出陰極のさ
らに他の実施例を、その製法にしたがい説明する。 図
4(a)〜(e)は、その製造工程を示す説明図であ
る。
【0040】図4に記載の方法でえられる電界放出陰極
は、エミッタ先端のリング状の尖鋭な金属薄膜壁の内外
にゲート電極を有するものである。
【0041】図4(a)〜(e)において、実施例1と
同様にして基板1上に金属膜を設け、第1のマスク6を
用いて金属台3aと第1の金属薄膜3bとを形成する
(図4(a))。つぎに絶縁層2および第2の金属膜5
aを全面に設ける(図4(b))。そののち金属台3a
を同心とするエミッタ形成の外周に第2のマスク6bを
設け、非マスク部分の金属層および絶縁層をイオンビー
ムエッチングで除去する。この際エッチングされる金属
が第2のマスク6bの側壁に再付着してエミッタ先端部
分となる金属薄膜壁4bが形成される(図4(c))。
第2のマスク6bを除去すると第2の金属膜5aにつら
なる金属の薄膜壁からなるエミッタ先端部分4bが残る
(図4(d))。
【0042】さらに前記薄膜壁および中心の金属台を第
3のマスク6cで遮蔽し、非マスク部分の前記第2の金
属膜5a上にさらに絶縁層2a、およびその上にゲート
電極3を設ける(図4(e))。
【0043】つぎに第1の金属薄膜3bとゲート電極3
とを接続する。
【0044】このようにしてえられた電界放出陰極は、
ゲート電極3のほかにエミッタ先端である金属薄膜壁4
bの内側にある金属台3aもゲート電極として作用する
構造のものである。
【0045】
【発明の効果】本発明は、電界放出陰極において、基板
に金属膜を形成し、マスクを使用してイオンビームエッ
チングし、マスク材の側壁に金属を再付着させたのちマ
スク材を除去し、再付着金属で尖鋭に形成されたエミッ
タ先端をうるのでエミッタを金属で形成でき、高い電流
密度をうることができ、また容易に任意の電極形状にで
きる。さらに、性能、信頼性が高く、製造コストの安い
電界放出陰極をうることができる。また、大面積化に対
しても有利な構造をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電界放出陰極を示す斜視断
面図である。
【図2】本発明の実施例1の電界放出陰極の製法を示す
説明図である。
【図3】本発明の実施例2の電界放出陰極を示す斜視断
面図である。
【図4】本発明の実施例3の電界放出陰極の製法を示す
説明図である。
【図5】従来の電界放出陰極の断面図を示す説明図であ
る。
【図6】従来の電界放出陰極の製法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁層 3 ゲート電極 3a 金属台 3b 第1の金属薄膜 4 エミッタ 4a 金属台 4b エミッタ先端 5 金属膜 5a 第2の金属膜 6 エッチングマスク 6b 第2のマスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にエミッタが形成され、該エミッ
    タの少なくとも周囲にゲート電極が形成されてなる電界
    放出陰極であって、前記エミッタが金属材料で形成さ
    れ、かつその先端が薄膜壁で尖鋭に形成されてなる電界
    放出陰極。
  2. 【請求項2】 前記エミッタの薄膜壁で尖鋭に形成され
    た先端の形状が線状、円状、角状またはそれらを組み合
    わせた形状からなる請求項1記載の電界放出陰極。
  3. 【請求項3】 基板上にエミッタが金属材料で円筒状
    に、かつ、その先端が尖鋭に形成され、該円筒状のエミ
    ッタの中心部および外周にゲート電極が形成されてなる
    電界放出陰極。
  4. 【請求項4】 基板上に金属膜を形成し、該金属膜上に
    所望のエミッタ形状のマスクを設け、該マスクを使用し
    てイオンビームにより非マスク部の金属膜を金属薄膜と
    して残存する程度にエッチングすると共に、前記マスク
    の側壁部に前記エッチングされた金属を再付着させて金
    属薄膜壁を形成し、前記マスクを除去して金属膜上に筒
    状の金属薄膜壁を残して先端が尖鋭なエミッタを形成
    し、ついで該エミッタの周囲基板上に絶縁層を介してゲ
    ート電極を形成してなる電界放出陰極の製法。
  5. 【請求項5】 基板上に第1の金属膜を形成し、第1の
    金属膜上に中心部ゲート電極の形状の第1のマスクを設
    け、第1のマスクを使用してイオンビームにより非マス
    ク部分の金属を金属薄膜として残存する程度にエッチン
    グし、ついで全面に絶縁層および第2の金属膜を設け、
    第1のマスクを同心とするエミッタ形成領域の外周に第
    2のマスクを設け、イオンビームによりエッチングする
    と共に、第2のマスクの側壁にエッチングされた金属を
    再付着させて金属薄膜壁を形成し、第2のマスクを除去
    することにより第2の金属膜に連なる筒状の金属薄膜壁
    からなる先端が尖鋭のエミッタを形成し、ついで該エミ
    ッタ先端の周囲に第2の金属膜上に絶縁層を介して第3
    の金属膜を形成し、かつ、第1の金属薄膜と電気的に接
    続してなる電界放出陰極の製法。
  6. 【請求項6】 前記エッチングが、イオンビームの入射
    角が基板面に対して70°〜90°のイオンビームによるエ
    ッチングであることを特徴とする請求項4または5記載
    の電界放出陰極の製法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4840452A (en) * 1984-11-14 1989-06-20 Felten & Guilleaume Energietechnik Gmbh Light wave conductor-sensor for tension
JPH0831308A (ja) * 1994-07-12 1996-02-02 Nec Corp 電界放出冷陰極の製造方法
JP2005158696A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Samsung Sdi Co Ltd 電界放出表示装置
JP2005340193A (ja) * 2004-05-22 2005-12-08 Samsung Sdi Co Ltd 電界放出表示素子及びその製造方法
KR100705837B1 (ko) * 2005-07-29 2007-04-10 엘지전자 주식회사 전계방출 표시 장치 및 그 제조 방법

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