JP2001110280A - 車両用レバースイッチ - Google Patents

車両用レバースイッチ

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JP2001110280A
JP2001110280A JP28314599A JP28314599A JP2001110280A JP 2001110280 A JP2001110280 A JP 2001110280A JP 28314599 A JP28314599 A JP 28314599A JP 28314599 A JP28314599 A JP 28314599A JP 2001110280 A JP2001110280 A JP 2001110280A
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lever
terminal
knob
switch
terminal block
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JP28314599A
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Takeshi Shibata
毅 柴田
Toshiya Otani
敏也 大谷
Yasuo Miyase
泰夫 宮瀬
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、組付け作業の作業性が良
好な車両用レバースイッチを提供すること。 【解決手段】 車両用レバースイッチは、一端をケース
6内に揺動自在に配置し、他端を該ケース6から突出さ
せて配置したレバー3と、該レバー3の先端部分に設置
したスイッチのノブ15と、を備えている。レバー3
は、係止部3gを一体形成し、他端にターミナルブロッ
ク13をワンタッチで固定している。ターミナルブロッ
ク13は、弾性係止片13bを一体形成すると共に、該
弾性係止片13bを前記係止部3gに係止することで、
前記レバー3に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
ワイパウオッシャスイッチ等のレバーの先端に回動ノブ
を設置した車両用レバースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実用新案登第2566907号公報に開示された技術
がある。該技術は、レバーに2つの回動スイッチのノブ
を配設している。各ノブを回動操作すると、可動接点が
基板に配設した固定接点に接離してスイッチが開閉す
る。2つの基板は、各々のリード線により車体側に配設
した電源に接続されている。先端側の基板は、該基板に
半田付けしたリード線をレバーの先端から挿通して途中
からレバー外に配線している。また基端部側の基板は、
該基板に半田付けしたリード線をカバー内を挿通して電
源等に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術は、先端側の基板に接続するリード線をカバ
ーに内設したレバーを挿通して配線しているので、作業
性が悪く手作業で組付けなければならないという問題点
がある。また、前述した従来のレバー装置は、前記リー
ド線を基板に半田付けしているので組付け作業の作業性
が悪いという問題点がある。また、前述した従来のレバ
ー装置は、操作者からレバーやリード線が見えるので見
栄えが悪いという問題点がある。
【0004】本発明は、前記金属製のパイプでなるレバ
ー、及び該レバーを挿通して配線するリード線が不要
で、組付け作業の作業性が良好な車両用レバースイッチ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、請求
項1の発明は、一端をケース内に揺動自在に配置し、他
端を該ケースから突出させて配置したレバーと、該レバ
ーの先端部分に設置したスイッチのノブと、該スイッチ
に電気的に接続するターミナルブロックを備えた車両用
レバースイッチにおいて、前記レバーが、係止部を一体
形成し、前記ターミナルブロックが、弾性係止片を一体
形成すると共に、該弾性係止片を前記係止部に係止する
ことで、前記レバーに固定されることで成る。
【0006】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ターミナルブロックが、導電体を一体
的に内設すると共に、ケース側に電気接続する端子部
と、前記ノブを操作部とするスイッチ側に接続する端子
部とを突出し、前記端子部が、前記レバーの基端部に設
置した極盤に設置した端子に一端を接続したハーネスの
他端の端子に嵌合して接続したことで成る。
【0007】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記ターミナルブロックの端子部が、可動
接点に接触する接点板の端子部に接続したことで成る。
【0008】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記接点板が、導電性板ばねで形成すると
共に、一端部には可動接点に圧接する弾性接点を形成
し、他端部にはインシュレータに形成したカプラに嵌合
する前記端子部を形成したことで成る。
【0009】請求項5の発明は、前記請求項4記載の発
明において、前記インシュレータが、前記カプラに連続
して、前記ターミナルブロックの端子部が挿設される貫
通孔を穿設したことで成る。
【0010】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記ターミナルブロックが、前記固定ノブ
を軸支する中径部と、前記インシュレータ及び前記ノブ
を軸支する軸部と、前記雄端子部を突出した段差面と、
を形成したことで成る。
【0011】請求項7の発明は、前記請求項4記載の発
明において、前記ノブが、前記可動接点を備えた基板を
有し、回動することで、前記可動接点を前記接点板に接
触させることで成る。
【0012】請求項8の発明は、前記請求項7記載の発
明において、前記ノブが、前記基板を保持する係止部、
及び凸部を一体形成したことで成る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図13に基づき本
発明の実施の形態を詳述する。1は、例えば、自動車の
コンビネーションスイッチ装置のワイパウオッシャスイ
ッチ用の操作レバーである。以下、本発明の実施の形態
における操作レバー1をワイパスイッチ用の操作部材と
して詳述する。尚、前記操作レバー1は、ターンシグナ
ルスイッチ、及びディマスイッチ用の操作部材として使
用してもよい。
【0014】前記操作レバー1は、図3に示すように手
で握る部分であるノブ2と、軸棒状のレバー3とで成
る。該操作レバー1は、図3に示すようにレバー3の基
端部3a側の先端に配設し、かつ節度ばね4に付勢され
た節度ピン5がケース6の内壁に形成した節度溝6dに
係合して後述する所望のポジションに支持されている。
【0015】該操作レバー1は、レバー3の基端部3a
の両側面に形成した横軸3bを中心として矢印A,B方
向に揺動可能に軸支されている。該操作レバー1を操作
しないとき、該操作レバー1は、前記ケース6の内壁に
形成した節度溝6dにより矢印B方向に移動したOFF
状態にある。該操作レバー1を矢印A方向に操作する
と、操作レバー1が横軸3bを中心として矢印A方向に
揺動して、押圧部3cが可動接片7が固定接点8に接触
してワイパウオッシャスイッチがONする。
【0016】また、該操作レバー1は、図3に示すよう
に可動盤9の上下面に形成した縦軸9a,9bを中心と
して矢印C,D方向に揺動操作可能に軸支されている。
該操作レバー1は、図1に示す矢印F方向に操作した位
置にあるとき、ワイパスイッチがワイパ停止位置(OF
F)のポジションにある。この位置から該操作レバー1
を矢印G方向に順次操作すると、可動盤9の縦軸9a,
9bを中心として矢印C方向に揺動して、該可動盤9の
下面に配設した可動接片10が各々の固定接点11に順
次に接触してワイパ間欠動作位置(INT)、ワイパ低
速動作位置(LO)、ワイパ高速動作位置(HI)に切
り替わる。
【0017】該操作レバー1全体を操作ノブとするワイ
パウオッシャスイッチは、図3に示すように操作レバー
1と、可動盤9と、節度ばね4と、節度ピン5と、ケー
ス6と、可動接片7,10と、固定接点8,11と、極
盤12と、で構成されたスイッチでなる。
【0018】前記レバー3は、図3に示すように略中央
の左右に、ケース6に軸支する横軸3bを設置してい
る。該レバー3は、ケース6側の基端部3aの先端面に
前記節度ばね4及び節度ピン5を挿設する盲孔3dを穿
設している。該レバー3は、基端部3aの下面に可動接
片7を押圧する押圧部3cを形成している。該レバー3
は、径が太くなっている段差部3fと、爪形状の係止部
3gと、を形成したシャフト部3eを把手側に形成して
いる。
【0019】該シャフト部3eは、図3に示すように先
端をターミナルブロック13に穿設した盲孔状の開口部
13aに嵌挿し、前記段差部3fを該開口部13aの開
口端面に当接し、かつ前記係止部3gを弾性係止片13
bに係止させることで、ワンタッチでターミナルブロッ
ク13を取り付けることができる。該レバー3のシャフ
ト部3eには、図5に示すターミナルブロック13、固
定ノブ14、回動ノブ15、キャップ16、基板17、
接点板18が配置されている。
【0020】前記レバー3は、基端部3aを可動盤9に
挿入して横軸3bで軸支して、基端部3aが該可動盤9
内を上下方向に揺動して、ワイパウオッシャ操作できる
ように組付けてある。可動盤9は、下面に形成した縦軸
9aを極盤12に穿設した軸穴12aに回動自在に軸合
し、上面に形成した縦軸9bをケース6の軸穴6aに回
動自在に軸合している。このように、レバー3の基端部
3aは、ケース6と、該ケース6に嵌着した極盤12と
の間に配置される。
【0021】前記極盤12は、図3に示すように前記固
定接点8,11に導通する導電性金属板で成る複数の端
子19を基板20に半田付けし、また複数の端子19を
図2に示すようにコネクタ12c内に突出している。一
端を前記基板20に設置した端子19の一部の端子19
aは、前記極盤12の操作レバー1側の側面に設置した
雄端子19bを他端に形成している。該雄端子19b
は、ターミナルブロック13の導電体13cの雄端子部
13dに接続したハーネス21の雌端子21aに接続し
ている。
【0022】前記ハーネス21は、一端に前記雌端子2
1a、他端に前記雄端子部13dに接続した雌端子21
bを有する。該ハーネス21は、図3に示すようにレバ
ー3の下方に配線すると共にブーツ22に覆われて、外
部からはほとんど見えないようになっている。
【0023】尚、雌端子21a、雌端子21b、雄端子
部13d、及び雄端子19bは、電気的に接続するもの
であればよく、その種類及び形状は特に限定しない。雌
端子21aは、例えば図5に示すようなコネクタであっ
てもよい。
【0024】前記ブーツ22は、ケース6から突出した
レバー3の上側を覆う上ブーツ22aと、該上ブーツ2
2aに合致して筒体を形成する下ブーツ22bとで成
る。該ブーツ22は、上ブーツ22aと、下ブーツ22
bとが合致することで、開口部22cを形成する。該開
口部22cは、図3に示すように固定ノブ14の開口部
14aに略一致する大きさで、該開口部14aに対向
し、かつ近隣に配置している。
【0025】前記上ブーツ22aは、図1に示すように
ケース6に形成した爪で成る係止部6bに係合する穴で
成る係合部22dを形成している。該上ブーツ22a
は、下ブーツ22bに合致させ、係合部22dを係止部
6bに係合することでケース6に固定される。
【0026】前記上ブーツ22aは、図3に示すように
基板20の下側を覆うカバー部22fを一体に形成して
成る。該下ブーツ22bは、図2に示すように前記カバ
ー部22fの周囲に形成した係止部22eを極盤12に
係止すると共に、ネジ23で極盤12に固定される。
【0027】前記ターミナルブロック13は、図5に示
すように鍔部13fから突出した雄端子部13dと、段
差面13hから突出した雄端子部13eと、を一体形成
した導電体13cをインサート成形している。該導電体
13cは、例えば2本でなり、一端の雄端子部13dを
雌端子21bに接続し、他端側の雄端子部13eを接点
板18を介して基板17に接続している。該ターミナル
ブロック13は、極盤12と基板17とを電気的に接続
するための中継部材の役目を備えている。
【0028】該ターミナルブロック13は、ケース6側
の開口部13aには前述したようにレバー3の先端部を
嵌着し、中央には図6に示ように係止溝13iを形成し
て、該係止溝13iを図7に示す固定ノブ14の係止片
14bに係合させることで該固定ノブ14を固定すると
共に、軸部13gの麓にインシュレータ24を嵌着し、
先端部側には輪形溝13jを形成して、該輪形溝13j
に係止片15aを係合させることで、回動ノブ15を回
動自在に軸支している。このように、該ターミナルブロ
ック13は、固定ノブ14及びインシュレータ24を軸
止し、回動ノブ15を回動自在に軸支する軸棒の機能も
兼備している。
【0029】前記固定ノブ14は、図5に示すように前
記開口部14a内に、ターミナルブロック13の鍔部1
3f、弾性係止片13b、及び雄端子部13dを配置す
る空間Eを有する。該空間Eは、開口部14aに対向し
て設置されているブーツ22により、操作者から見えな
くなっている。該固定ノブ14は、図3に示すように一
方のケース6側には近隣にはブーツ22を設置し、他方
の先端側には回動ノブ15を連続して配置しているの
で、操作レバー1全体が略円錐形状になっている。
【0030】該固定ノブ14の回動ノブ15側の面に
は、図5、図7、及び図8に示すように節度ばね25及
び節度体26を挿設する盲孔14cと、該盲孔14cの
同心円上に形成し節度溝を有する節度片15bが遊挿さ
れる円弧状溝14mと、インシュレータ24が嵌合し前
記段差面13hと面一の段差面14nと、該段差面14
nに嵌合したインシュレータ24を固定する脱落防止片
14pと、前記インシュレータ24の回転を阻止する凸
部14qと、回動ノブ15の衝当部15cが衝当するこ
とで該回動ノブ15の回動可能範囲を規制するストッパ
14rと、が形成されている。
【0031】該固定ノブ14の軸心部には、ターミナル
ブロック13の中径部13kが回動自在に挿入される貫
通穴14dを穿設し、該貫通穴14dの回動ノブ15側
には前述した段差面14nを連設している。
【0032】前記インシュレータ24は、図5に示すよ
うに前記雄端子部13eを貫通孔24aに挿入し、ター
ミナルブロック13の軸部13gに嵌合することで、該
ターミナルブロック13に固定され、かつ固定ノブ14
の貫通穴14d内に配置される。該インシュレータ24
は、図5及び図11に示すように基板17の可動接点1
7aに接触する接点板18を装着した厚みのある略円盤
状のものでなる。該インシュレータ24は、前記貫通孔
24aに連続して、図12及び図13に示す接点板18
の端子部18aを装着する穴形状のカプラ24bを形成
している。
【0033】前記接点板18は、導線性金属板ばね部材
で形成した固定接点部材である。該接点板18は、中央
部には前記インシュレータ24に形成した突起24cが
圧嵌する係止穴18cを形成し、一端側には固定接点と
成る例えば2枚の弾性接点18bを形成し、他端側には
前記端子部18aを形成している。
【0034】前記端子部18aは、接点板18を雌端子
形状にプレス加工して成り、内側に向けて雄端子部13
eに圧接する圧接部18d、外側に向けてカプラ24b
に隣設した係止部24dに係止する脱落防止舌片18e
を形成している。
【0035】前記インシュレータ24の対向位置には、
例えばワイパスイッチ装置の間欠ワイパボリュムを構成
する抵抗等で成る可動接点17aを有する基板17を配
置している。該基板17は、回動ノブ15の開口部15
d内に形成した段差部15fに嵌合し、前記開口部15
d内から突出形成した爪形状の係止部15eで脱落を防
止される。また該基板17は、回動ノブ15の内壁に形
成したガタ付き防止凸部15gが当接することで緩みな
く回動ノブ15内に嵌合されている。
【0036】該回動ノブ15は、図1に示すようにワイ
パスイッチ装置の間欠ワイパボリュムの操作ノブであ
り、略筒状をしている。該回動ノブ15は、操作レバー
1をワイパ間欠動作位置(INT)に操作したときに該
回動ノブ15を回動操作することで、ワイパの間欠作動
間隔を調整することができる。
【0037】該回動ノブ15は、固定ノブ14側の開口
部15dを該固定ノブ14に回動自在に嵌合し、先端側
の開口部15hをキャップ16で閉塞している。該キャ
ップ16は、前記開口部15hに嵌合すると共に、図9
に示す回動ノブ15の弾性係止片15iの爪を筒部16
aに穿設した穴(図示せず)に嵌合させることで、回動
ノブ15に固定されて共に回転する。
【0038】本発明は、以上のような構成であり、次に
添付図面に基づき組付け手順と共に配線及び操作等を詳
述する。まずレバー3の先端をターミナルブロック13
の開口部13aに挿入する。該レバー3は、係止部3g
が弾性係止片13bに係止することでターミナルブロッ
ク13に固定される。インシュレータ24に接点板18
を押し込んで固定し、該インシュレータ24を軸部13
gの奥まで挿入して、前記接点板18の端子部18aと
雄端子部13eを接続する。するとインシュレータ24
は、係止片14bにより固定ノブ14内に固定される。
【0039】回動ノブ15の開口部15dに基板17を
押し込んで係止部15eで該基板17を回動ノブ15に
固定する。該回動ノブ15を軸部13gに挿入して、輪
形溝13jに係止片15aを係合させて、回動ノブ15
を軸部13gに回動自在に軸支する。回動ノブ15の開
口部15hにキャップ16を装着する。
【0040】レバー3を可動盤9に挿入して横軸3bを
可動盤9に軸支する。ハーネス21の一端の雌端子21
bを、ターミナルブロック13の雄端子部13dに接続
し、他端の雌端子21aを雄端子19bに接続する。レ
バー3の盲孔3dに節度ばね4及び節度ピン5を挿入す
ると共に、前記可動盤9の下側の縦軸9aを極盤12の
軸穴12aに軸装し、上側の縦軸9bをケース6の軸穴
6aに軸装して、極盤12にケース6を係合させる。
【0041】次に下ブーツ22bを極盤12に取り付け
て、ハーネス21と基板20を覆う。これにより21と
基板20が外から見えなくなると共に、外力が付加され
ることを防止できる。該下ブーツ22bの切欠部22g
に、上ブーツ22aを合致させてブーツ22を形成する
と共に、係合部22dに係止部6bを係合させて上ブー
ツ22aをケース6に固定する。
【0042】これによりケース6から突出したレバー3
の根元の部分を隠して見えなくすることができる。ま
た、ブーツ22と固定ノブ14は、隣接して設置したの
で、互いに向き合った固定ノブ14の開口部14aとブ
ーツ22の開口部22c、該開口部14a,22cに内
設したレバー3及びハーネス21が操作者からほとんど
見えず、美観がある。操作レバー1とブーツ22は、図
1に示すように略円錐形の状態に配置されるので、見栄
えのよいコンビネーションスイッチを提供することがで
きる。前記ケース6は、コンビネーションスイッチのベ
ースの凹陥に装着することで、着脱片6cが係止してワ
ンタッチで装着される。
【0043】以上でコンビネーションスイッチの組付け
が完了する。また、レバー3のシャフト部3eに設置し
た全部の部品、すなわちターミナルブロック13、ハー
ネス21、固定ノブ14、インシュレータ24、接点板
18、基板17、回動ノブ15、及びキャップ16は、
該シャフト部3eの軸心線方向に押し込むだけで、容易
に組付けることができる。
【0044】また、ケース6や極盤12に挿設するレバ
ー3、節度ばね4、節度ピン5及び雌端子21aは、横
方向から装着するので、組付け作業が容易である。ま
た、該ケース6や極盤12内の他の各部材は、上下方向
に挿入して組付けられる。またスイッチ全体の各部材
は、各係止片や爪による係止手段で組付けられる。これ
により、スイッチ全体を機械で自動組付けすることがで
きる。
【0045】ターミナルブロック13は、導電体13c
をインサート成形して雄端子部13eを接点板18に嵌
合すると共に、雄端子部13dをハーネス21の雌端子
21bに嵌合し、かつ該ハーネス21の雌端子21aを
雄端子19bに嵌合することで電気的に接続しているの
で、配線作業の作業性がよく、半田付け作業が不要であ
る。
【0046】前記操作レバー1は、ワイパスイッチがワ
イパ停止位置(OFF)のポジションにあるとき、矢印
F方向に操作した位置にある。このワイパ停止位置(O
FF)から該操作レバー1を矢印G方向に順次操作する
と、該操作レバー1及び可動盤9が縦軸9a,9bを中
心として矢印C方向に揺動して、該可動盤9の下面に配
設した可動接片10が各々の固定接点11に接触して順
次にワイパ間欠動作位置(INT)、ワイパ低速動作位
置(LO)、ワイパ高速動作位置(HI)に切り替わ
る。
【0047】前記操作レバー1がワイパ間欠動作位置
(INT)にあるとき、回動ノブ15のワイパボリュー
ムを回動操作すると、該回動ノブ15はシャフト部3e
を中心として回転し、抵抗体で成る可動接点17aが接
点板18に接触してワイパ間欠動作の動作間隔を調整で
きる。回動ノブ15の回動操作できる回動範囲は、該回
動ノブ15を矢印H,I方向に回動操作したときに衝当
部15cが固定ノブ14のストッパ14rに衝当する位
置までである。
【0048】前記操作レバー1は、該操作レバー1から
手を離しているとき、ワイパウオッシャスイッチがOF
Fのポジションにある。該操作レバー1を矢印A方向に
引き上げ操作すると、レバー3の押圧部3cが可動接片
7を圧し下げ固定接点8に接触して、ワイパウオッシャ
スイッチがONして、フロントガラスにウオッシャ液が
噴射されると共にワイパが往復作動する。
【0049】該操作レバー1から手を離すと、節度ばね
4に付勢された節度ピン5が節度溝6dの傾斜面を摺動
して、該操作レバー1が元のOFF位置に復帰する。ワ
イパウオッシャ用可動接片7は、板ばねで成るので、レ
バー3と共に元のOFF状態に復帰してOFFする。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、一端
をケース内に揺動自在に配置し、他端を該ケースから突
出させて配置したレバーと、該レバーの先端部分に設置
したスイッチのノブと、該スイッチに電気的に接続する
ターミナルブロックと、を備えた車両用レバースイッチ
において、前記レバーが、係止部を一体形成し、前記タ
ーミナルブロックが、弾性係止片を一体形成すると共
に、該弾性係止片を前記係止部に係止するだけで、ター
ミナルブロックをレバーに挿入し、該ターミナルブロッ
クをレバーに容易に組付けることができ、組付け作業が
容易なレバースイッチを提供できる。
【0051】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ターミナルブロックが、導電体を一体
的に内設すると共に、ケース側に電気接続する端子部
と、前記ノブを操作部とするスイッチ側に接続する端子
部とを突出し、前記端子部が、前記レバーの基端部に設
置した極盤の端子に一端を接続したハーネスの他端の端
子に嵌合して接続したことで、レバースイッチのケース
側と、ノブ側をターミナルブロックを介して、半田付け
を使用せずに容易に電気接続することができると共に、
レバー内にリード線を挿通する手作業が不要とすること
ができる。
【0052】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記ターミナルブロックの端子部を、可動
接点に接触する接点板の端子部に嵌合させたことで、タ
ーミナルブロックと、導電体及び接点板とをワンタッチ
で電気的に接続でき、前記ターミナルブロックとリード
線とを接続する半田付け作業が不要となり、組付工数及
びコストを削減することができる。これにより、レバー
の先端部分に設置したスイッチの接点板と、ターミナル
ブロックとの電気接続が簡単になり、機械による自動組
付けが可能となる。
【0053】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記接点板を、導電性板ばねで形成すると
共に、一端部には可動接点に圧接する弾性接点を形成
し、他端部にはインシュレータに形成したカプラに嵌合
する前記端子部を形成したことで、部品点数及び組付工
数を削減してコストを低減することができる。
【0054】請求項5の発明は、前記請求項4記載の発
明において、前記インシュレータが、前記カプラに連続
して、前記ターミナルブロックの端子部が挿設される貫
通孔を穿設したことで、インシュレータのカプラの端子
をターミナルブロックの端子部とすることができ、組付
けが容易である。
【0055】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記ターミナルブロックが、前記固定ノブ
を軸支する中径部と、前記インシュレータ及び前記ノブ
を軸支する軸部と、前記雄端子部を突出した段差面と、
を形成したことで、ターミナルブロックに固定ノブと、
インシュレータと、回動するノブを設置することがで
き、部品点数及び組付工数を削減でき、コストを低減さ
せることができる。
【0056】請求項7の発明は、前記請求項4記載の発
明において、前記ノブが、前記可動接点を備えた基板を
有し、前記可動接点を前記接点板に接触させることで、
基板を電気接続するための半田付けをすることが不要と
なり、部品点数及び組付工数を削減してコストを低減す
ることができる。
【0057】請求項8の発明は、前記請求項7記載の発
明において、前記ノブが、前記基板を保持する係止部、
及び凸部を一体形成したことで、基板をノブにワンタッ
チで組付けることができるので、組付け作業が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図面であり、平面図
である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図面であり、ブーツ
を備えた極盤の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す図面であり、一部断
面を有する正面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す図面であり、ノブの
拡大平面図である。
【図5】図4の矢視X−X線方向断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す図面であり、ターミ
ナルブロックの拡大縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す図面であり、固定ノ
ブの拡大縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す図面であり、固定ノ
ブの拡大側面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す図面であり、回動ノ
ブの拡大縦断面図である。
【図10】本発明の実施の形態を示す図面であり、回動
ノブの拡大側面図である。
【図11】本発明の実施の形態を示す図面であり、イン
シュレータの拡大側面図である。
【図12】本発明の実施の形態を示す図面であり、接点
板の拡大正面図である。
【図13】本発明の実施の形態を示す図面であり、接点
板の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 操作レバー 3 レバー 3a 基端部 3g 係止部 6 ケース 12 極盤 13 ターミナルブロック 13b 弾性係止片 13c 導電体 13d,13e 雄端子部 13g 軸部 13h 段差面 13k 中径部 14 固定ノブ 14a,22c 開口部 15 回動ノブ 15e 係止部 15g ガタ付き防止凸部 17 基板 17a 可動接点 18 接点板 18a 端子部 18b 弾性接点 19 端子 21 ハーネス 24 インシュレータ 24a 貫通孔 24b カプラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端をケース(6)内に揺動自在に配
    置し、他端を該ケース(6)から突出させて配置したレ
    バー(3)と、該レバー(3)の先端部分に設置したス
    イッチのノブ(15)と、該スイッチに電気的に接続す
    るターミナルブロック(13)と、を備えた車両用レバ
    ースイッチにおいて、 前記レバー(3)は、係止部(3g)を一体形成し、 前記ターミナルブロック(13)は、弾性係止片(13
    b)を一体形成すると共に、該弾性係止片(13b)を
    前記係止部(3g)に係止することで、前記レバー
    (3)に固定されることを特徴とする車両用レバースイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記ターミナルブロック(13)は、導電体(13c)
    を一体的に内設すると共に、ケース(6)側に電気接続
    する端子部(13d)と、前記ノブ(15)を操作部と
    するスイッチ側に接続する端子部(13e)とを突出
    し、 前記端子部(13d)は、前記レバー(3)の基端部
    (3a)に設置した極盤(12)の端子(19)に一端
    を接続したハーネス(21)の他端の端子(21b)に
    嵌合して接続したことを特徴とする車両用レバースイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の発明において、 前記ターミナルブロック(13)の端子部(13e)
    は、可動接点(17a)に接触する接点板(18)の端
    子部(18a)に接続したことを特徴とする車両用レバ
    ースイッチ。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記接点板(18)は、導電性板ばねで形成すると共
    に、一端部には可動接点(17a)に圧接する弾性接点
    (18b)を形成し、他端部にはインシュレータ(2
    4)に形成したカプラ(24b)に嵌合する前記端子部
    (18a)を形成したことを特徴とする車両用レバース
    イッチ。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載の発明において、 前記インシュレータ(24)は、前記カプラ(24b)
    に連続して、前記ターミナルブロック(13)の端子部
    (13e)が挿設される貫通孔(24a)を穿設したこ
    とを特徴とする車両用レバースイッチ。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載の発明において、 前記ターミナルブロック(13)は、前記ノブ(14)
    を軸支する中径部(13k)と、前記インシュレータ
    (24)及び前記ノブ(15)を軸支する軸部(13
    g)と、前記雄端子部(13e)を突出した段差面(1
    3h)と、を形成したことを特徴とする車両用レバース
    イッチ。
  7. 【請求項7】 前記請求項4記載の発明において、 前記ノブ(15)は、前記可動接点(17a)を備えた
    基板(17)を有し、回動することで、前記可動接点
    (17a)を前記接点板(18)に接触させることを特
    徴とする車両用レバースイッチ。
  8. 【請求項8】 前記請求項7記載の発明において、 前記ノブ(15)は、前記基板(17)を保持する係止
    部(15e)、及び凸部(15g)を一体形成したこと
    を特徴とする車両用レバースイッチ。
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