JP2001109161A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2001109161A
JP2001109161A JP28610299A JP28610299A JP2001109161A JP 2001109161 A JP2001109161 A JP 2001109161A JP 28610299 A JP28610299 A JP 28610299A JP 28610299 A JP28610299 A JP 28610299A JP 2001109161 A JP2001109161 A JP 2001109161A
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Nobutaka Fujimori
信孝 藤森
Manabu Toguchi
学 戸口
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマスクを使用する場合でも、線幅差を
発生させずに容易に基板に露光する。 【解決手段】 露光光BによりマスクRのパターンを投
影光学系12を介して基板Pに露光する露光装置9にお
いて、マスクRのパターン線幅を検出する線幅検出装置
と、線幅検出装置の検出結果に基づいて、露光光Bの露
光量を制御する制御装置23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光によりマス
クのパターンを基板に露光する露光装置に関し、特に、
複数のマスクを用いて画面合成を行うときにマスク間の
パターン線幅差を補正する際に用いて好適な露光装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやテレビ等の表示素子と
しては、薄型化を可能とする液晶表示基板が多用される
ようになっている。この種の液晶表示基板は、平面視矩
形状のガラスプレート上に透明薄膜電極をフォトリソグ
ラフィの手法で所望の形状にパターニングすることによ
り製造されている。そして、このフォトリソグラフィの
装置として、マスク上に形成された露光パターンを投影
光学系を介してガラスプレート上のフォトレジスト層に
露光する投影型の露光装置が用いられている。
【0003】図11に、この種の露光装置の一例を示
す。この露光装置1は、レチクルR(例えば、レチクル
RA)上に形成されたパターンをステージ3上に保持さ
れたガラスプレート(以下、単にプレートと称する)4
の所定領域に露光した後、該プレート4を一定距離だけ
ステッピングさせて再びレチクルR(例えば、RB)の
パターンを露光することを繰り返す、いわゆるステップ
アンドリピート方式のものであって、不図示の照明光学
系により照明されたレチクルR上のパターンが投影光学
系5によって、ステージ3上のプレート4上に結像され
る。ステージ3は、X方向の位置を計測するレーザ干渉
計6aとY方向の位置を計測するレーザ干渉計6bによ
って正確に位置座標がモニタされて位置制御される。こ
のステージ3における直交座標系X、Yが露光装置1の
基準座標系となっている。
【0004】ところで、上記の露光装置1では、一定の
厚み(1〜5μm程度)でレジスト層を塗布されたプレ
ート4に、レチクルRに形成されたパターン(光透過部
と遮光部とによる幾何学的な模様)の像を露光するため
に、レチクルRの上方から均一な照度分布でほぼ一定の
光強度の露光光を所定時間だけ照射する照明光学系、あ
るいはパルス発光型のレーザ光源からの露光光(パルス
光)を、所定の光量積分が得られるまで複数パルスを照
射する照明光学系が設けられている。いずれの場合も、
上記露光装置1は、レジスト層に形成されるパターンの
線幅を十分な精度でコントロールするために、レチクル
Rのパターン像をレジスト層に対して最適な露光量、す
なわち最適なエネルギ量で焼き付けるように制御されて
いる。
【0005】そのため、ステージ3には、露光光の照射
量を計測するセンサ(不図示)が設けられており、照明
光学系からレチクルRと投影光学系5を通過してステー
ジ3上に結像する照明光の光量を計測できるようになっ
ている。そして、あらかじめステージ3上の照明光量P
(mW/cm2)を計測しておき、この照明光量Pとレ
ジストやプロセスにより決められる最適な露光エネルギ
量J(mJ/cm2)とからレチクルR上のパターンを
露光する際の露光時間t(msec;t=J/P)を計
算し、実際の露光時には、照明光学系(例えば、シャッ
タ)を制御することにより、露光時間tを調整してい
る。すなわち、このような露光時間の制御を行うことに
より、プレート4へ照射される露光量を制御している。
なお、露光時のフォーカスに関しては、プレート4の高
さ位置を不図示のAFセンサにより計測し、ステージ3
を光軸方向に駆動することで、常にプレート4が投影光
学系5のベストフォーカスになるように制御されてい
る。
【0006】また、露光装置1では、プレート4に対す
る露光光の最適なエネルギ量を見い出すために、プレー
ト4へテスト露光を行った後、プレート4を現像して、
直線状のパターンの線幅を光学顕微鏡や専用の線幅測定
装置で計測し、設計上の線幅値との比較を行うか、ある
いは、ある条件のときに線幅が最も小さくなることを利
用して、最適な露光条件を決定することが行われてい
る。
【0007】例えば、レチクルR上の必要な露光パター
ンの一部である線幅パターンをプレート4上に露光量
(露光時間)を少しずつ増加させながらステップアンド
リピートで露光した後に現像すると、レチクルR上のパ
ターンに従ったレジスト像が残るが、露光量が少しずつ
異なるためポジ系のレジストの場合、図12に示すよう
に、レジスト像の線幅パターン7が露光量(露光時間)
に対応して細くなる。一般に、露光量とフォーカスに対
する線幅の変化とをプロットすると、露光量の変化が微
小であれば図13に示すようにほぼ線形的に変化する。
そのため、このような関係から、あるパターン、プロセ
スに対して最適な線幅となるような露光量を逆算して、
露光時にこの露光量となるような補正制御を行うことに
より、転写されたパターンの線幅精度を向上させること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の露光装置には、以下のような問題が存在
する。例えば、液晶表示デバイスの大画面化が進むのに
伴って、露光装置で用いられるプレートも大型化の一途
を辿っている。このような大型のプレートに対して露光
する方法として、図11に示したように、分割されたL
CDパターンのそれぞれに対応する複数のレチクルRA
〜RDを用い、一枚のレチクルに対応するガラス基板の
露光領域に該レチクルのパターンを露光した後に、プレ
ートをステップさせるとともにレチクルを別のものに交
換し、このレチクルに対応する露光領域に該レチクルの
パターンを露光することにより、プレートに複数のパタ
ーンが合成されたLCDパターンを形成する、いわゆる
画面合成法が用いられている。
【0009】例えば、図14に示すような分割パターン
A〜Dを継ぎ合わせてそれぞれ構成されるパネルP1、
P2が配置されたプレート4を露光する場合、図11に
示したように各分割パターンA〜Dを有するレチクルR
A〜RDをレチクル交換機構8により交換しながら露光
して、分割パターンA〜Dを継ぎ合わせることで、大型
のパネルP1、P2を形成している。
【0010】一方、近年、上記大画面化とともにパター
ンの微細化も進み、レチクル製造誤差による線幅精度ま
で考慮する必要が生じており、厳しく管理するレイヤー
(ゲート層やドレイン・ソース層)においてはテスト露
光した結果から最適な露光量を求め、露光制御データに
フィードバックしているのが実状である。これは、パタ
ーンの継ぎ目部に線幅差が存在すると、段差が発生して
デバイスの特性が損なわれたり、さらに、画面合成され
た分割パターンを多層に重ね合わせた場合、各層の露光
領域の重ね誤差やパターンの線幅差がパターンの継ぎ目
部分で不連続に変化し、デバイスの品質が低下すること
を回避するためである。
【0011】ところが、上記のように、あるレイヤーを
構成するレチクルが複数ある場合、全てのレチクルに対
してテスト露光を行って最適な露光量を求めると多大な
時間と労力を費やすことになり、生産効率の低下を招く
という問題があった。
【0012】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、複数のレチクル(またはマスク)を使用し
て基板上に露光する場合でも、基板上のパターンに線幅
差を発生させずに容易にプレート等の基板に露光できる
露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図10に対
応付けした以下の構成を採用している。本発明の露光装
置は、露光光(B)によりマスク(R)のパターン(3
8)を投影光学系(12)を介して基板(P)に露光す
る露光装置(9)において、マスク(R)のパターン線
幅(L)を検出する線幅検出装置と、線幅検出装置の検
出結果に基づいて、露光光Bの露光量を制御する制御装
置(23)とを備えることを特徴とするものである。
【0014】従って、本発明の露光装置では、複数のマ
スク(R)を用いた場合でも線幅検出装置により各マス
ク(R)におけるパターン線幅(L)を検出することが
でき、制御装置(23)が検出された線幅(L)から基
板(P)に露光した際のパターン線幅に差が発生しない
ように露光光Bの露光量を制御することができる。した
がって、マスク(R)間にパターン線幅(L)の差が存
在しても、テスト露光を実施することなくパターン線幅
に差が生じない状態で基板(P)に露光できる。また、
基板(P)上に露光されたパターン線幅を絶対値で管理
する場合は、複数のマスク(R)のうち、一つのマスク
(R)に対してテスト露光を行い、マスク(R)上のパ
ターン線幅(L)、露光光(B)の露光量および基板
(P)上に露光されたパターン線幅の相対関係を求め、
他のマスクに関しては上記求められた相対関係と検出さ
れたパターン線幅とから基板(P)上に露光された際の
パターン線幅を求めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の露光装置の実施の
形態を、図1ないし図10を参照して説明する。ここで
は、線幅検出装置としてレチクルのキャリブレーション
に用いるアライメント光学系を使用する場合の例により
説明する。これらの図において、従来例として示した図
11と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0016】図1は、液晶表示デバイス用露光装置9の
概略構成図である。この露光装置9は、レチクル(マス
ク)Rに形成された液晶表示デバイスのパターンを感光
剤(レジスト)が塗布されたプレート(基板)P上に投
影露光するものであって、光源10、照明光学系11、
投影光学系12、レチクルステージ(マスクステージ)
13およびプレートステージ(基板ステージ)14から
概略構成されている。ここで、投影光学系12の光軸に
平行にZ軸が、光軸に垂直な面内において、図1の紙面
に平行にX軸が、光軸に垂直な面内において図1の紙面
に垂直にY軸がそれぞれ設定されているものとする。
【0017】光源10は、露光光としてのビームBを発
するものであり、超高圧水銀ランプ等で構成されてい
る。光源10から射出されたビームBは、照明光学系1
1に入射する。
【0018】照明光学系11は、ビームBの光路を開閉
するシャッタ15と、反射ミラー16、17と、波長選
択フィルター18と、ビームBを均一化するためのオプ
ティカルインテグレータ(フライアイレンズ等)19
と、可変視野絞り20と、コンデンサ光学系21とから
構成されている。シャッタ15は、シャッタ駆動部22
を介して制御装置23によりビームBの光路を開閉する
ように駆動する。そして、シャッタ15の開動作に応答
して照明光学系11に入射したビームBは、波長選択フ
ィルター18において露光に必要な波長(g線やi線)
が通過し、オプティカルインテグレータ19で照度が均
一化される。照度が均一化されたビームBは、ビームス
プリッタ24を透過した後、コンデンサ光学系21で集
光され、可変視野絞り20の開口によって規定されるレ
チクルR上の照明領域を重畳的に照明する。
【0019】レチクルステージ13は、レチクルRを保
持するものであって、レチクルステージ駆動系25によ
ってXY座標系上で二次元に移動可能になっている。ま
た、レチクルステージ13の上方には、光電センサーで
あるレチクルアライメント系26a、26bが配置され
ている。レチクルアライメント系26a、26bは、光
源10が発するビームBと同じ波長のアライメント光を
照射し、その反射光をCCDカメラ(電荷結合素子)で
受光して画像処理を行うものであり、図2(a)に示す
ように、Cr等で直線状に形成されたレチクルR上のア
ライメントマーク31を検出し、この検出結果に基づい
てレチクルステージ駆動系25を介してレチクルステー
ジ13を駆動することにより、レチクルRをXY座標系
で所定の位置にアライメントするようになっている(な
お、アライメントマークは、一方向に延在するものだけ
を図示しているが、これと同様のものがアライメントマ
ーク31と直交する方向にも形成されている)。
【0020】投影光学系12は、レチクルRの照明領域
に存在するパターンの像をプレートP上に結像させる。
そして、プレートP上に塗布された感光剤が感光するこ
とで、プレートP上にパターン像が転写される。
【0021】プレートステージ14は、プレートPを保
持するものであって、ステージ駆動装置27によってX
Y座標系上を二次元に移動可能に構成されている。この
プレートステージ14上には、移動鏡28が設置されて
いる。そして、プレートステージ14の位置(ひいては
プレートPの位置)は、レーザ干渉計29から出射され
たレーザ光が移動鏡28で反射してレーザ干渉計29に
入射し、その反射光と入射光との干渉に基づいて正確に
計測されるようになっている。このレーザ干渉計29に
よる計測結果は、制御装置23に出力される。なお、説
明の便宜上、図1においてはプレートステージ14のX
方向の位置を計測するための移動鏡28、レーザ干渉計
29のみを示しているが、Y方向の位置を計測するため
の移動鏡、レーザ干渉計がもう一組備えられている。
【0022】投影光学系12とプレートステージ14と
の間には、斜入射型のオートフォーカス系30a、30
bが配置されており、プレートPの表面が常に投影光学
系12の光軸方向の所定位置になるように位置決めされ
る。すなわち、プレートPの被露光面が投影光学系12
の焦点面に一致するように、プレートステージ14をZ
方向に駆動する構成になっている。
【0023】また、プレートステージ14上には、投影
光学系12の光軸方向に関してプレートPの被露光面と
略一致する位置に、円盤状のガラス部材32が配設され
ている。このガラス部材32には、図2(b)に示すよ
うに、矩形状の開口のスリットマーク33が設けられて
いる。(なお、スリットマークは、一方向に延在するも
のだけを図示しているが、これと同様のものがスリット
マーク33と直交する方向にも形成されている)。
【0024】また、プレートステージ14中のガラス部
材32の下方には、ミラー34およびコンデンサレンズ
35が配設され、光ファイバ(照射部)36によって検
出光として伝送されたビームBが、コンデンサレンズ3
5およびミラー34を介して下方からガラス部材32に
照明されるようになっている。
【0025】照明されたガラス部材32上のスリットマ
ーク33の像は、投影光学系12を介してレチクルR上
に逆投影される。そして、レチクルRを透過したビーム
Bは、コンデンサ光学系21、反射ミラー17を介して
ビームスプリッタ24に入射する。ビームスプリッタ2
4に入射したビームBは、ここで反射し、光電センサー
である光量センサー(受光部)37に入射する。光量セ
ンサー37は、入射したビームBの強度に応じた電気信
号を制御装置23に出力する。なお、光量センサー37
は、レチクルRと共役な面に配置されている。
【0026】制御装置23は、光量センサー37から出
力された信号を用い、CPU(演算部)において後述す
る演算処理を実行するようになっている。また、制御装
置23は、上記シャッタ駆動部22、レチクルステージ
駆動系25、ステージ駆動装置27を統括的に制御して
いる。そして、このCPU、光ファイバ36、光量セン
サー37によって本発明の線幅検出装置が構成される。
【0027】上記の構成の露光装置を用いてレチクルR
のパターン線幅を検出するにあたり、まずレチクルRを
アライメントする手順について説明する。レチクルRが
不図示の搬送系によりレチクルステージ13上に搬送さ
れると、レチクルR上の照明領域外に形成されたレチク
ルマーク(不図示)をレチクルアライメント系26a、
26bにより計測し、レチクルステージ駆動系25を介
してレチクルR自体のアライメントを行う。
【0028】次に、オートフォーカス系30a、30b
を用いて、ガラス部材32およびプレートPを投影光学
系12の光軸方向について、レチクルRと共役な位置に
位置合わせする。
【0029】次に、上記光ファイバ36および光量セン
サー37を有するアライメント光学系によりレチクルR
のキャリブレーションを実施する。このキャリブレーシ
ョンを実行するための方法は、特開昭63−5521号
や特開平7−321026号に詳述されているため、こ
こでは簡単に説明する。
【0030】スリットマーク33を、レチクルR上の照
明領域のパターン近傍に形成されたアライメントマーク
31に対して計測方向(マークの長手方向と直交する方
向)に走査すると、スリットマーク33を通過した矩形
のビームBがアライメントマーク31で遮られるため光
量が変化し、レーザ干渉計29で計測されているスリッ
トマーク33の座標に対応して、光量センサー37から
図3に示すようなレベルの信号が出力される。この信号
波形で適当なスライスレベルでの中点を求めることによ
り、走査方向におけるアライメントマーク31の座標位
置を求めることができる。
【0031】そして、上記と同様の手順でパターン近傍
に設けられた複数のアライメントマークの位置を計測す
ることにより、各アライメントマークが設計上あるべき
理想点とのずれ量を求める。求められた位置ずれ量から
最小二乗法等を用いた手法で、レチクルRの回転補正
量、XYシフト補正量、XY倍率オフセット量を算出
し、レチクルRを位置決めするとともに、投影光学系1
2の結像特性を調整する。この計測は、レチクルRのパ
ターン誤差と投影光学系12のディストーションとを含
めて、実際にプレートP上に転写される位置で計測して
補正量を算出するため、これらの誤差を含めて補正する
ことができる。
【0032】続いて、レチクルRのパターン線幅を検出
する手順を説明する。上記アライメント光学系を用い
て、図4に示すように、スリットマーク33よりも大き
な線幅を有するレチクルR上の線幅パターン(パター
ン)38を走査する。具体的には、スリットマーク33
が線幅パターン38を横切るように該線幅パターン38
と直交する方向に走査(相対移動)すると、スリットマ
ーク33を通過した矩形のビームBが線幅パターン38
で遮られるため、スリットマーク33と線幅パターン3
8との相対位置によって光量センサー37で検出する光
量が変化する。
【0033】図5に、スリットマーク33と線幅パター
ン38との位置関係と、このときの光量の変化とを示
す。図5(a)は、スリットマーク33が線幅パターン
38とオーバーラップしていない状態を示しており、こ
のとき光量センサ−37はスリットマーク33の開口面
積に応じた光量を検出する。図5(b)は、スリットマ
ーク33が部分的に線幅パターン38に重なった状態を
示しており、このとき光量センサー37は、スリットマ
ーク33が線幅パターン38に重なるに従って、線幅パ
ターンで遮られて線形的に小さくなるビームBの光量を
検出する。
【0034】図5(c)は、スリットマーク33が線幅
パターン38に完全に重なった状態を示しており、この
とき光量センサー37に入射するビームBの光量は最小
になる。図5(d)、(e)は、図5(b)、(a)と
反対の状態が起こったことを示している。そして、これ
ら一連の走査により、レーザ干渉計29で計測されてい
るスリットマーク33の座標に対応して、光量センサー
37から図6に示すような信号波形が得られる。
【0035】ここで、ガラス部材32上のスリットマー
ク33の線幅をl0、レチクルR上の線幅パターン38
の求めようとするパターン線幅をL、入射光量の最大振
幅(図5(a)の最大光量と図5(c)の最小光量との
差)をS0とし、図6のハッチング部分で表される台形
の面積、すなわち積算された光量をmとすると、 m={(L+l0)+(L−l0)}×S0/2=L×S0
(ただし、L>l0の場合) 故に、 L=m/S0 ……(1) となり、スリットマーク33の線幅l0を計測しなくて
も、上記入射光量の最大振幅S0と積算光量mとを計測
することにより、線幅パターン38の線幅Lを求めるこ
とができる。
【0036】上記は、レチクルR上の線幅パターン38
がスリットマーク33よりも大きい場合(L>l0)で
あるが、図7に示すように、L=l0の場合、光量セン
サー37からは図8に示すような信号波形が得られる。
この場合の積算光量mは、次式で表される。 m=(2×l0)×S0/2=l0×S0=L×S0 したがって、式(1)が成立する。
【0037】また、図9に示すように、レチクルR上の
線幅パターン38がスリットマーク33よりも小さい場
合(L<l0)、光量センサー37からは図10に示す
ような信号波形が得られる。この場合の積算光量mは、
次式で表される。 m={(l0+L)+(l0−L)}×S/2=l0×S ただし、L<l0の場合には、スリットマーク33は線
幅パターン38に完全に遮られることがないので、最小
光量SはS>S0であり、Sは線幅Lに正比例し、且つ
L=l0のときに最小光量になることから S=(L/l0)×S0 の関係が成り立ち、 m=l0×S=L×S0 したがって、式(1)が成立する。
【0038】上記の式(1)を保持している制御装置2
3のCPUは、光量センサー37から出力される信号を
式(1)を用いて演算し、レチクルR上のパターンの線
幅Lを求める。ここで、図11で示したように、複数の
レチクルRA〜RDを用いて大型のパネルP1、P2を
構成する場合は、レチクルRを交換しながらレチクル毎
に順次パターン線幅Lを求める。
【0039】ここで、パネルP1、P2のように画面合
成が行われる場合、各レチクルRA〜RDにおいてパタ
ーン線幅を計測する場所は、パターンの継ぎ部近傍に設
定される。特に、液晶表示素子で画素部を形成するため
のレチクルは、一枚のレチクルで複数の露光領域に同じ
パターンが転写されるため、継ぎ部が複数辺に亙って存
在することがある。この場合は、実際にパターンが継が
れる辺毎に、その近傍のパターン線幅を計測する。
【0040】そして、制御装置23は、パターン線幅の
計測が行われたレチクルを用いて露光処理を行う際に、
図13で示したように、予め求められている線幅と露光
時間との関係から、プレートPに露光したときのパター
ンの線幅差が補正されるようにシャッタ駆動部22を制
御することで、シャッタ15の開放による露光時間、す
なわちビームBの露光量を線形補間等の方法で調整す
る。これにより、プレートP上の継ぎ部におけるパター
ンに線幅差が生じることを防止できる。
【0041】上記の例は、レチクル間に存在するパター
ンの線幅差を、プレートPに露光されたときに補正する
ものであり、換言すれば、プレートP上における相対的
な差を無くすものである。ここで、予めSEM等でレチ
クル上のパターン線幅を、複数の線幅について正確に計
測しておき、このレチクルに対して露光時間を変化させ
て露光した際の線幅変化を計測しておけばよい。これに
より、レチクル間のパターン線幅差を補正するばかりで
なく、実際にプレートP上に形成されるパターン線幅を
絶対値で制御することが可能になる。
【0042】本実施の形態の露光装置では、線幅検出装
置で検出したレチクルRのパターン線幅Lに基づいてビ
ームBの露光時間、すなわち露光量を制御しているの
で、複数のレチクルを用いて露光を行う場合でも、試し
露光を行うことなくプレート上のパターン線幅差を発生
しないように制御でき、生産効率の低下を防止すること
ができる。また、この線幅検出装置も、光ファイバ36
が照射したビームBを光量センサー37で受光し、制御
装置23のCPUで演算するという簡単な構成、具体的
には、ビームBと線幅パターン38とが相対移動を行っ
た際に、ビームBが線幅パターン38で遮られる光量の
変化でパターン線幅Lを求めるものなので、別途、線幅
計測用に顕微鏡を設置するときのように、装置が大型化
したり、コストアップになることがない。そして、これ
らビームBと線幅パターン38との相対移動の方向が線
幅パターン38と略直交する方向、すなわち線幅方向で
あるので、ビームBの光量が線幅Lに対して直接的に変
化することになり、線幅パターン38の線幅Lを容易に
検出することができる。
【0043】さらに、本実施の形態では、線幅検出装置
を構成するこれらの機器が、レチクルRのキャリブレー
ションに用いられるアライメント光学系を利用している
ので、別途費用が発生することなくパターンの線幅計測
を可能にしている。
【0044】また、本実施の形態の露光装置では、複数
のレチクルRA〜RDを用いてパターンを継ぐ場合、継
ぎ部近傍のパターン線幅Lを検出し、実際に露光する際
には、線幅差が補正される(略同一になる)ようにビー
ムBの露光量を調整しているので、プレートPにおいて
継ぎ部に線幅差が生じることで、デバイスの特性が損な
われたり、画面合成されたパターンが不連続に変化して
デバイスの品質が低下してしまうという事態を未然に防
ぐことができる。
【0045】なお、上記実施の形態において、露光量を
制御する手段として、シャッタ15を用いて露光時間を
調整する構成としたが、これに限られるものではなく、
光源10の強度を調整するような構成であってもよい。
また、露光装置9が走査型であれば、露光量を調整する
手段としてシャッタの開放時間の他に、走査露光する際
の走査速度を調整する方法も選択可能である。
【0046】また、上記実施の形態では、ビームBと線
幅パターン38とを相対移動した際のビームBの光量変
化を用いて線幅パターン38の線幅Lを検出する構成と
したが、これに限定されるものではなく、CCDカメラ
等の光電センサーにより直接線幅パターン38を撮像
し、撮像した像を指標を用いて画像処理することで線幅
Lを求めてもよい。この場合、レチクルRのアライメン
トに用いるレチクルアライメント系26a、26bによ
り線幅パターン38を撮像し、この線幅パターン38の
線幅Lを求めるようにすれば、別途CCDカメラ等を設
ける必要がなくなり、装置が大型化したり、コストアッ
プになることがない。さらに、この構成であれば、ビー
ムBと線幅パターン38とを相対移動させる、すなわち
プレートステージ14を駆動する必要がなくなるので、
線幅検出に要する時間が短くなり、生産性の向上に一層
寄与することができる。また、上記実施の形態では、線
幅パターン38に対してスリットマーク33を走査する
構成としたが、これに限られず、レチクルステージ駆動
系25を制御することにより、スリットマーク33に対
して線幅パターン38を走査する構成であってもよい。
【0047】なお、本実施の形態の基板としては、液晶
ディスプレイデバイス用のプレートPのみならず、半導
体デバイス用の半導体ウエハや、薄膜磁気ヘッド用のセ
ラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク
またはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等
が適用される。
【0048】露光装置9としては、レチクルRとプレー
トPとを同期移動してレチクルRのパターンを走査露光
するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置
(スキャニング・ステッパー;USP5,473,410)の他に、
レチクルRとプレートPとを静止した状態でプレートP
のパターンを露光し、プレートPを順次ステップ移動さ
せるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置
(ステッパー)にも適用することができる。
【0049】露光装置9の種類としては、プレートPに
液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置に限
られず、半導体製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、
撮像素子(CCD)あるいはレチクルRなどを製造する
ための露光装置などにも広く適用できる。
【0050】また、光源10として、超高圧水銀ランプ
から発生する輝線(g線(436nm)、h線(40
4.nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレ
ーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)のみならず、X線や電
子線などの荷電粒子線を用いることができる。例えば、
電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型の
ランタンヘキサボライト(LaB6)、タンタル(T
a)を用いることができる。また、YAGレーザや半導
体レーザ等の高周波などを用いてもよい。
【0051】投影光学系12の倍率は、等倍系のみなら
ず縮小系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光
学系12としては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用
いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過
する材料を用い、F2レーザやX線を用いる場合は反射
屈折系または屈折系の光学系にし(レチクルRも反射型
タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には
光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学
系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真
空状態にすることはいうまでもない。また、投影光学系
12を用いることなく、レチクルRとプレートPとを密
接させてレチクルRのパターンを露光するプロキシミテ
ィ露光装置にも適用可能である。
【0052】プレートステージ14やレチクルステージ
13にリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118
参照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮
上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた
磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージ
13、14は、ガイドに沿って移動するタイプでもよ
く、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよ
い。
【0053】各ステージ13、14の駆動機構として
は、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元に
コイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力に
より各ステージ13、14を駆動する平面モータを用い
てもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットと
のいずれか一方をステージ13、14に接続し、磁石ユ
ニットと電機子ユニットとの他方をステージ13、14
の移動面側に設ければよい。
【0054】プレートステージ14の移動により発生す
る反力は、特開平8−166475号公報(USP5,528,1
18)に記載されているように、フレーム部材を用いて機
械的に床(大地)に逃がしてもよい。レチクルステージ
13の移動により発生する反力は、特開平8−3302
24号公報(US S/N 08/416,558)に記載されているよ
うに、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃が
してもよい。
【0055】複数の光学素子から構成される照明光学系
11および投影光学系12をそれぞれ露光装置本体に組
み込んでその光学調整をするとともに、多数の機械部品
からなるレチクルステージ13やプレートステージ14
を露光装置本体に取り付けて配線や配管を接続し、さら
に総合調整(電気調整、動作確認等)をすることにより
本実施の形態の露光装置9を製造することができる。な
お、露光装置9の製造は、温度およびクリーン度等が管
理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0056】液晶表示素子や半導体デバイス等のデバイ
スは、各デバイスの機能・性能設計を行うステップ、こ
の設計ステップに基づいたレチクルRを製作するステッ
プ、プレートP、ウエハ等を製作するステップ、前述し
た実施の形態の露光装置9によりレチクルRのパターン
をプレートP、ウエハに露光するステップ、各デバイス
を組み立てるステップ(ウエハの場合、ダイシング工
程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査
ステップ等を経て製造される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る露
光装置は、線幅検出装置がマスクのパターン線幅を検出
し、制御装置がこの検出結果に基づいて露光光の露光量
を制御する構成となっている。これにより、この露光装
置では、複数のマスクを用いて露光を行う場合でも、基
板上のパターン線幅差を発生しないように制御できるの
で、試し露光を行う必要がなくなり、生産効率の低下を
防止できるという効果が得られる。
【0058】請求項2に係る露光装置は、線幅検出装置
として光電センサーが用いられる構成となっている。こ
れにより、この露光装置では、別途、線幅計測用に顕微
鏡を設置するときのように、装置が大型化したり、コス
トアップになるということを防止できる。
【0059】請求項3に係る露光装置は、光電センサー
が電荷結合素子である構成となっている。これにより、
この露光装置では、この露光装置では、別途、線幅計測
用に顕微鏡を設置するときのように、装置が大型化した
り、コストアップになるということを防止でき、さらに
マスクをアライメントするアライメント系が電荷結合素
子を有している場合、このアライメント系を利用するこ
とで、より一層の小型化、低コストを実現できるという
効果が得られる。さらに、基板ステージを駆動する必要
がなくなるので、線幅検出に要する時間が短くなり、生
産性の向上に一層寄与できるという効果も得られる。
【0060】請求項4に係る露光装置は、線幅検出装置
が、検出光を照射する照射部と、パターンおよび投影光
学系を介して検出光を受光する受光部と、受光部が受光
した光量に基づいてパターン線幅を演算する演算部とを
備える構成となっている。これにより、この露光装置で
は、簡単な構成でパターン線幅を求めているので、別
途、線幅計測用に顕微鏡を設置するときのように、装置
が大型化したり、コストアップにならないという効果が
得られる。
【0061】請求項5に係る露光装置は、検出光とパタ
ーンとが相対移動を行った際に、検出光が遮られる光量
変化に基づいてパターン線幅を求める構成となってい
る。これにより、この露光装置では、検出光の光量変化
を検出するという簡単な作業で容易にパターン線幅が求
められるという効果が得られる。
【0062】請求項6に係る露光装置は、相対移動の相
対位置と光量変化とに基づいてパターン線幅を求める構
成となっている。これにより、この露光装置では、相対
移動の相対位置と検出光の光量変化とを検出するという
簡単な作業で容易にパターン線幅が求められるという効
果が得られる。
【0063】請求項7に係る露光装置は、相対移動の方
向がパターンと略直交する法である構成となっている。
これにより、この露光装置では、検出光の光量がパター
ン線幅に対して直接的に変化することになり、線幅パタ
ーンの線幅を容易に検出できるという効果が得られる。
【0064】請求項8に係る露光装置は、照射部が基板
ステージに設けられる構成となっている。これにより、
この露光装置では、相対移動の相対位置を、露光時の基
準座標系を構成する基板ステージで検出することが可能
になり、パターン線幅を高精度に検出できるという効果
が得られる。また、線幅検出装置として、マスクのキャ
リブレーションに用いられるアライメント光学系を利用
した場合、別途費用が発生せずコストダウンが実現する
という効果も奏する。
【0065】請求項9に係る露光装置は、基板に複数の
パターンを継ぎ合わせる際に、各パターン線幅の差に基
づいて露光量を制御する構成となっている。これによ
り、この露光装置では、基板において継ぎ部に線幅差が
生じることで、デバイスの特性が損なわれたり、画面合
成されたパターンが不連続に変化してデバイスの品質が
低下してしまうという事態を未然に防ぐことができる。
【0066】請求項10に係る露光装置は、線幅検出装
置が継ぎ部近傍のパターン線幅を検出する構成となって
いる。これにより、この露光装置では、基板上の継ぎ部
における線幅を補正することが可能になり、デバイスの
特性が損なわれたり、画面合成されたパターンが不連続
に変化してデバイスの品質が低下してしまうという事態
を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、線幅
検出装置を備えた露光装置の概略構成図である。
【図2】 (a)はアライメントマーク、(b)はスリ
ットマークのそれぞれ平面図である。
【図3】 アライメントマークに対してスリットマーク
を相対移動させた際のビームの光量変化を示す図であ
る。
【図4】 スリットマークと、このスリットマークより
大きい線幅を有する線幅パターンのそれぞれ平面図であ
る。
【図5】 本実施の形態を示す図であって、スリットマ
ークと線幅パターンとの相対位置と光量との関係を示す
関係図である。
【図6】 スリットマークと線幅パターンとの相対位置
と光量との関係を示す関係図である。
【図7】 等しい幅に設定されたスリットマークと線幅
パターンのそれぞれ平面図である。
【図8】 図7に示すスリットマークと線幅パターンと
の相対位置と光量との関係を示す関係図である。
【図9】 スリットマークと、このスリットマークより
小さい線幅を有する線幅パターンのそれぞれ平面図であ
る。
【図10】 図9に示すスリットマークと線幅パターン
との相対位置と光量との関係を示す関係図である。
【図11】 従来技術による露光装置の一例を示す概略
構成図である。
【図12】 露光時間の変化により、異なる線幅に露光
された線幅パターンの図である。
【図13】 露光時間と線幅との関係を示す関係図であ
る。
【図14】 パターンを継ぎ合わせてそれぞれ構成され
るパネルが配置されたプレートの平面図である。
【符号の説明】
B ビーム(露光光) L パターン線幅 P プレート(基板) R レチクル(マスク) 9 露光装置 12 投影光学系 14 プレートステージ(基板ステージ) 23 制御装置 26a、26b レチクルアライメント系(光電センサ
ー、電荷結合素子) 36 光ファイバ(照射部) 37 光量センサー(受光部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 AA20 AB09 BB01 DA08 GB01 JA00 KA03 KA20 LA10 LA12 5F046 BA03 CB17 DA02 DA03 DB01 DC04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光によりマスクのパターンを投影光
    学系を介して基板に露光する露光装置において、 前記マスクのパターン線幅を検出する線幅検出装置と、 該線幅検出装置の検出結果に基づいて、前記露光光の露
    光量を制御する制御装置とを備えることを特徴とする露
    光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光装置において、 前記線幅検出装置として、光電センサーが用いられるこ
    とを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の露光装置において、 前記光電センサーは、電荷結合素子であることを特徴と
    する露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の露光装置において、 前記線幅検出装置は、前記マスクのパターンへ向けて検
    出光を照射する照射部と、 前記パターンおよび前記投影光学系を介して前記検出光
    を受光する受光部と、 該受光部が受光した検出光の光量に基づいて前記パター
    ン線幅を演算する演算部とを備えることを特徴とする露
    光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の露光装置において、 前記検出光と前記パターンとが相対移動を行った際に、
    前記検出光が前記パターンによって遮られる光量の変化
    に基づいて前記パターン線幅を求めることを特徴とする
    露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の露光装置において、 前記相対移動における相対位置と前記光量の変化に基づ
    いて前記パターン線幅を求めることを特徴とする露光装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の露光装置におい
    て、 前記相対移動の方向は、前記パターンと略直交する方向
    であることを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれかに記載の露光
    装置において、 前記基板を保持して移動する基板ステージを備え、前記
    照射部を前記基板ステージに設けたことを特徴とする露
    光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の露光
    装置において、 前記制御装置は、前記基板に複数の前記パターンを継ぎ
    合わせる際に、各パターン線幅の差に基づいて前記露光
    量を制御することを特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の露光装置において、 前記線幅検出装置は、継ぎ部近傍のパターン線幅を検出
    することを特徴とする露光装置。
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