JP2001108940A - 照明装置及びそれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

照明装置及びそれを用いた投写型表示装置

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JP2001108940A
JP2001108940A JP28168799A JP28168799A JP2001108940A JP 2001108940 A JP2001108940 A JP 2001108940A JP 28168799 A JP28168799 A JP 28168799A JP 28168799 A JP28168799 A JP 28168799A JP 2001108940 A JP2001108940 A JP 2001108940A
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rod
polarized light
incident
linearly polarized
light beam
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Shoichi Uchiyama
正一 内山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小型の光学系により、被照射面への入
射光線の平行性を維持しながら、明るく照度比の高い照
明光を得られる照明装置を実現すること。 【解決手段】 光源1からの光束を偏光面が互いに略直
交する第1及び第2の直線偏光光束600a,600b
に分離し、ロッドレンズ5の入射面より入射し内面反射
させて出射面から出射し、前記出射光束を液晶バルブ9
の被照射面に照射する照明装置である。前記第1、第2
の直線偏光光束600aは、前記ロッドレンズ5の中心
軸方向に対して前記第2の直線偏光光束600bの方が
深い角度で交差するように角度をつけて前記ロッドレン
ズ5の入射面より入射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置及びそれ
を用いた投写型表示装置に関し、特に液晶を利用した電
気光学装置の画像を拡大投写する投写型表示装置に好適
なものである。
【0002】
【背景技術】最近、液晶を利用したこの種の投写型表示
装置(液晶プロジェクタ)は、投写画像の明るさとその
均一性を示す照度比の改善に注目が集まっている。これ
らを同時に実現する技術としては、フライアイレンズの
組み合わせにより光束を分割し液晶パネル上で重畳させ
るとともに、その光路上で偏光分離及び偏光変換をす
る、いわゆるインテグレータ偏光変換光学系が主流にな
ってきている。この光学系は明るさと照度比の2つの特
性を両立させる一つの解ではあるが、液晶パネルへの入
射光線の発散角が広がるため、一方では、それを低減さ
せるための照明系も望まれている。
【0003】液晶パネルへの入射光線の発散角を低減し
つつ照度比を改善する技術としては、特開平9−160
034号公報のような棒状の光学部材を用いた照明系が
提案されている。これらは、棒状の光学部材出射端面で
複数の光源像を重畳し、その出射端面の照明情報を液晶
パネル上に結像する光学系であるため、比較的小型の液
晶パネルに対しても入射光線の発散角を低減することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した棒状の光学部
材を用いた照明系は、比較的小型の液晶パネルをターゲ
ットにして入射光線の発散角を低減することを目的とし
た光学系であるが、偏光変換光学系を併用しながら本来
の特徴を維持する照明系は実現されていない。従って、
後述するような例えばマイクロレンズを利用した単板型
の投写型表示装置のように入射光線の平行性が重要視さ
れる光学系では明るさと照度比とがトレードオフの関係
にあった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、比較的小型の光学系により、
被照射面への入射光線の平行性を維持しながら、明るく
照度比の高い照明光を得られる棒状の光学部材を用いた
照明装置を実現することにある。また、その照明装置を
用いることによって、明るく照度比の高い画像投写の可
能な投写型表示装置を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成す
るため、本発明の照明装置は、光源手段からの光束を偏
光面が互いに略直交する第1及び第2の直線偏光光束に
分離し、棒状の光学部材の入射面より入射し内面反射さ
せて出射面から出射し、前記出射光束を被照射面に対し
て照射する照明装置において、前記第1及び第2の直線
偏光光束は、前記第1の直線偏光光束に比べ前記第2の
直線偏光光束が、前記棒状の光学部材の中心軸方向に対
して角度をつけて、前記棒状の光学部材の入射面より入
射され、かつ前記第1及び第2の直線偏光光束は、それ
らの偏光面が、前記棒状の光学部材の反射面と非平行と
なるように、前記棒状の光学部材の入射面より入射され
ることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の照明装置は、棒状の光学
部材と、光源手段からの光束を偏光面が互いに略直交す
る第1及び第2の直線偏光光束に分離し、棒状の光学部
材の入射面より入射する入射光学系と、前記棒状の光学
部材の出射面から出射される出射光束を被照射面に対し
て照射する出射光学系とを含み、前記入射光学系は、前
記第2の直線偏光光束を、前記第1の直線偏光光束に比
べ前記棒状の光学部材の中心軸方向に対して角度をつけ
て、前記棒状の光学部材の入射面より入射させ、かつ前
記第1及び第2の直線偏光光束を、それらの偏光面が前
記棒状の光学部材の反射面と非平行となるように、前記
棒状の光学部材の入射面より入射させることを特徴とす
る。
【0008】本発明者は、棒状の光学部材内を直線偏光
光束が反射を繰り返しながら伝搬する際に、楕円偏光成
分が発生する現象を利用することにより、光の利用効率
を向上させる構成を考案した。
【0009】一般的に、棒状の光学部材内を内面反射す
る際に反射光には楕円偏光が発生するが、本発明によれ
ば、前記第1の直線偏光光束に比べ前記第2の直線偏光
光束が、前記棒状の光学部材の中心軸方向に対して角度
をつけるようにして、前記第1及び第2の直線偏光光束
は、前記棒状の光学部材の入射面より入射される構成を
採用する。これにより、第1の偏光光束に比べ、第2の
偏光光束は、棒状の光学部材反射面への入射角度が小さ
くなるため、第1の偏光光束に比べて第2の偏光光束
は、反射の際に生ずるP−S偏光の位相差が大きい楕円
偏光化の程度が大きくなる。これは言い換えれば、第2
の偏光光束において第1の偏光光束と同等の偏光成分が
増加することを意味する。一方で、第1の偏光光束にお
いても同様な現象で第2の偏光光束と同等な成分が発生
するが、棒状の光学部材反射面への入射角度が大きい、
この成分の発生量は少ない。従って第1、第2の偏光光
束が棒状の光学部材から出射される際には、出射光束全
体で見ると第1の直線偏光光束成分が増加することとな
り、第1の直線偏光光束の光利用効率を高めることがで
きる。
【0010】さらに本発明によれば、第1の直線偏光光
束に比べ第2の直線偏光光束が、棒状の光学部材の中心
軸方向に対して角度をつけるようにして棒状の光学部材
の入射面より入射される構成を採用するため、第1の直
線偏光光束の棒状の光学部材内での内面反射回数に対し
て、第2の直線偏光光束の棒状の光学部材内での内面反
射回数が多くなる。このように、第2の直線偏光光束の
棒状の光学部材内での内面反射回数が多くなる結果、第
2の偏光光束の楕円偏光化の程度がさらに大きくなり、
より効果的に第2の偏光光束において第1の偏光光束と
同等の偏光成分が増加し、出射光束全体で見たとき第1
の直線偏光光束の光利用効率をさらに高めることができ
る。
【0011】このように、本発明によれば、棒状の光学
部材の前段側において光源手段からの光を第1及び第2
の直線偏光光束に分離し、棒状の光学部材に異なる角度
で入射することにより、光の利用効率を向上させる事が
でき、比較的小型の光学系により、被照射面の入射光線
の平行性を維持しながら、明るく照度の高い照明光を得
ることができる棒状の光学部材型の照明装置を実現でき
る。
【0012】(2)また、本発明において、前記第2の
直線偏光光束は、前記棒状の光学部材の中心軸方向に沿
って、前記棒状の光学部材の入射面より入射されるよう
に形成してもよい。
【0013】これにより、第1の直線偏光光束の光利用
効率をさらに高めることができる。
【0014】(3)また、本発明の照明装置は、前記第
1、2の直線偏光光束の棒状の光学部材内での進行方向
をZ軸方向とし、前記第2の直線偏光光束の最初の内面
反射位置で前記Z軸に直交する仮想平面を想定し、前記
仮想平面が反射面と交差する直線方向をX軸方向とし、
前記X軸及びZ軸と直交する方向をY軸方向としたと
き、前記第2の直線偏光光束は、その偏光面が前記仮想
平面内で前記X軸に対し45度×(2N+1)回転した
状態で、棒状の光学部材の反射面と交差するように設定
することが好ましい。ただし、Nは任意の整数とする。
【0015】以上の構成とすることにより、第2の直線
偏光光束は棒状の光学部材内で内面反射を繰り返す度
に、楕円偏光がより効果的に発生し、第1の偏光光束と
同等の偏光成分が増加する。このため、第2の直線偏光
光束が棒状の光学部材から出射した際に、第1の直線偏
光光束と同等の偏光成分がより効果的に生成され、この
結果、さらに光の利用効率の高い、棒状の光学部材型の
照明装置を実現することができる。
【0016】(4)また、本発明において、前記棒状の
光学部材は、内面が金属反射面として形成された中空棒
状の光学部材であることが好ましい。
【0017】このように内面が金属反射面として形成さ
れた中空棒状の光学部材を用いることにより、第2の直
線偏光光束が内面反射を繰り返す度に、前述した楕円偏
光がさらに効果的に発生し、より光の利用効率の高い棒
状の光学部材型の照明装置を実現することができる。
【0018】また、本発明において、棒状の光学部材の
断面形状は、被照射面の形状と相似形とすることが好ま
しく、例えば被照射面が四角形状をしている場合には、
棒状の光学部材は、前記照射面と相似形をした断面四角
形の四角柱型のものを用いることが好ましい。
【0019】(5)また、本発明の照明装置は、前記棒
状の光学部材内を伝搬する前記第1及び第2の直線偏光
光束の進行方向を中心軸として、前記偏光面を時計方向
及び反時計方向の少なくとも一方に角度調整する角度調
整手段を含むことが好ましい。
【0020】ここにおいて、前記角度調整手段は、前記
中心軸を中心として、時計方向及び反時計方向の少なく
とも一方に前記入射光学系と棒状の光学部材との相対角
度を調整するように形成することが好ましい。
【0021】例えば、棒状の光学部材の出射面側にスク
リーンを設け、このスクリーン上に照射される出射光の
輝度をモニタしながら、第1及び第2の直線偏光光束の
直線偏光面を時計方向及び反時計方向の少なくとも一方
に角度調整し、その輝度が最大となる角度位置を見つけ
出し、その角度に第1及び第2の直線偏光光束の偏光面
を固定する。
【0022】このようにすることにより、第1及び第2
の直線偏光光束の棒状の光学部材への入射が、適切な入
射条件を満足するように光学系を調整することができ
る。
【0023】(6)また、本発明の照明装置において、
前記入射光学系は、光源手段と、前記光源手段からの光
束を偏光面が互いに略直交する第1及び第2の直線偏光
光束に分離する偏光分離手段と、前記偏向手段により進
行方向が揃えられた前記第1及び第2の直線偏光光束を
集光し、前記棒状の光学部材入射面より入射する集光手
段と、を含むように形成することが好ましい。
【0024】以上のように、光源手段からの光束を偏光
分離し、その後棒状の光学部材により光束を拡散させず
に出射する構成を採用し、この出射光を被照射面に照射
するので、光束の広がりが少なく小型の照射面に対して
比較的平行性の高い照明を行うことができる。
【0025】さらに、前記入射光学系は、前記第1及び
第2の直線偏光光束を収束させ前記棒状の光学部材の入
射面に一次光源像を結像させ、前記棒状の光学部材は、
入射面に入射される一次光源像からの光束を内面反射に
よって複数の光束に分割して射出し複数の二次光源像を
形成し、前記出射光学系は、前記複数の二次光源像を集
光し被照射面に照射するように形成することが好まし
い。
【0026】このような構成とすることにより、棒状の
光学部材の内面反射を利用したインテグレーションによ
り、光束の広がりが少なく、小型の照射面に対して比較
的平衡性の高い効率のよい照明を行うことができる。
【0027】また、前記偏光分離手段は、前記光源手段
からの光束を前記第1及び第2の直線偏光光束に分離す
る偏光分離膜を斜面に有する直角プリズムを用いて形成
され、前記直角プリズムの一側面側に前記光源手段が配
置され、他の側面側に前記集光手段が配置されるように
形成することが好ましい。
【0028】以上の構成によれば、偏光分離手段から出
射される2つの直線偏光光束を偏光分離手段の同一の面
から出射させることができるため、以後の光束合成が容
易であり、従って偏光変換のための光学系全体が小型化
される。
【0029】(7)また、本発明の投写型表示装置は、
上記の照明装置と、前記照明装置からの光束を複数の色
光に分離する分光手段と、前記分光手段からの光束を変
調する電気光学装置と、前記電気光学装置によって形成
された光を投写する投写手段とを備えることを特徴とす
る。
【0030】本発明の構成によれば、比較的平行性が高
く照度比の高い照明光を用いることにより、照度比が高
く明るい投写画像を得ることができる。また、照明光に
平行性が要求される例えば単板型の投写型表示装置を高
輝度、高照度比で実現することができる。
【0031】さらに、本発明は、上記本発明の投写型表
示装置において、前記分光手段は、前記照射手段あるい
は前記結像手段と前記電気光学装置との間に配置される
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0033】(照明装置の第1の実施の形態)図1は、
本発明による照明装置の第1の実施の形態を示す図であ
る。
【0034】本実施の形態の照明装置は、光束インテグ
レーション機能である棒状の光学部材として、例えばロ
ッドレンズを用いる。
【0035】そして本実施の形態の照明装置は、ロッド
レンズ5と、前記ロッドレンズ5に直線偏光光束を入射
する入射光学系100と、ロッドレンズから出射される
出射光束を被照射面に対して照射する出射光学系200
とを含む。
【0036】前記ロッドレンズ5は透明な導光材料、例
えばガラス材によって形成された柱状の中実ロッドであ
り、光束が入射する入射端面と、光束を反射させて伝達
する4つの反射面と、伝達された光束が射出される射出
端面と、を有する6面体である。この場合、4つの反射
面では光損失を伴わない全反射を生じ、それを利用して
光の伝達を行うため、中実ロッドを用いたロッドレンズ
では高い光伝達効率を実現できる。なお、前記ロッドレ
ンズ5は光反射性材料、例えば反射ミラー(表面反射ミ
ラーが望ましい)によって形成された筒状の中空ロッド
であっても良い。その場合には、中空ロッドの内側に向
けられた光反射性部材の反射面で光は表面反射され、屈
折率が低い空気中を光は伝達する。そのため、先の中実
ロッドに比べて光伝達効率はやや低下するものの、ロッ
ドレンズの長さ(Z軸方向の寸法)を短くできる特徴が
ある。
【0037】前記入射光学系100は、光源手段1から
の光束を直線偏光面が互いにほぼ直交する第1及び第2
の直線偏光光束600a,600bに分離し、この第1
及び第2の直線偏光光束600a,600bを、前記ロ
ッドレンズ5に入射するように構成されている。
【0038】ロッドレンズ5は、入射面より入射された
光を内面反射させて出射面から出射する。このとき、ロ
ッドレンズ5は、入射された光束を内面反射によって複
数の光束に分割して出射し複数の二次光源像を形成する
光分割手段として機能する。
【0039】前記出射光学系200は、ロッドレンズ5
から出射される光束を集光し被照射面を有する液晶パネ
ル9を照明する。
【0040】本実施の形態では、被照射面を有する電気
光学装置として液晶パネルを例にとり説明する。
【0041】以下に、前記各部材の構成をより詳細に説
明する。
【0042】前記入射光学系100は、光源手段である
ランプ1と、反射手段であるリフレクタ2と、偏光分離
手段である偏光ビームスプリッタ3と、第1の集光手段
である集光レンズ4と、を含む。
【0043】ランプ1から出射された光束は、パラボラ
形状のリフレクタ2によって反射され略平行光束となっ
て偏光ビームスプリッタ3に入射される。
【0044】偏光ビームスプリッタ3は、斜面に偏光分
離膜(偏光分離面)3cが形成された直角プリズム3a
(断面が直角三角形の角柱プリズム)と、断面くさび形
状のくさび形プリズム3bとが偏光分離面3cを介して
接着剤にて接合されてなる。この偏光分離面3cはプリ
ズム3aと3bの接合面のどちらに形成してから接合し
ても構わない。
【0045】従って、偏光ビームスプリッタ3に入射さ
れた平行光束は、偏光分離面3cによって振動方向が互
いに略直交するP偏光光束(紙面と水平方向の偏光面を
有する第2の直線偏光光束600b)とS偏光光束(紙
面と垂直方向の偏光面を有する第1の直線偏光光束60
0a)とに分離され、S偏光光束600aは反射されて
偏光ビームスプリッタ3の出射面から出射される。
【0046】偏光分離面3cを透過したP偏光光束はく
さび形プリズム3bの斜面によって全反射され、くさび
形状の頂角に応じた角度だけS偏光とは異なった方向に
偏光ビームスプリッタ3の出射面から出射される。
【0047】図には光源1からの光の光軸が、偏光分離
面3cで分離されてS偏光光束とP偏光光束で異なる方
向に反射されることが、一点鎖線で図示される。偏光ビ
ームスプリッタ3に入射する光束は、リフレクタ2によ
って平行化された直後の平行性の高い光束であるため、
偏光ビームスプリッタ3による偏光分離の効率を高めら
れる構成となっているが、光源1からの光を平行化する
集光レンズを設けて平行化した光を偏光ビームスプリッ
タ3に入射しても構わない。なお、くさび形プリズム3
bは、プリズムでなくミラー等の反射面を同様の角度で
配置しても構わないし、また、くさび形プリズム3bの
斜面に反射膜を形成して全反射させても構わない。
【0048】集光レンズ4は、互いに異なる方向から入
射するS偏光光束600aとP偏光光束600bとを集
光し、2つの光束をロッドレンズ5に入射するように射
出する。そして、集光レンズ4からその焦点距離隔てた
位置近傍で空間的に異なる位置に、S偏光光束600a
による一次光源像G1aとP偏光光束600bによる一
次光源像G1bとが形成される。
【0049】ロッドレンズ5には、中身が詰まっている
いわゆる中実タイプと、中身が中空タイプの2種類があ
る。中実タイプのロッドレンズは、例えば全体がガラス
製の棒状レンズとして形成されており、ロッドの内面で
光は全反射を繰り返しながら伝搬していく。
【0050】中空タイプのロッドレンズは、中身が中空
な棒状のレンズであり、内面はミラーとして構成されて
いる。例えば、外枠はガラスで中心が空洞をした形状の
ものとして形成することができ、この際ガラス内面は反
射面として機能する。また、中空タイプの内面は、ミラ
ー反射面として形成してもよく、例えば金属反射面とし
て形成してもよい。このようなミラー反射面を有する中
空タイプのロッドレンズは、入射角が全反射角により制
限されないというメリットがある。
【0051】本実施の形態では、後述するように、直線
偏光光束がロッドレンズ5内において内面反射をする際
に発生する楕円偏光を積極的に利用し、光の利用効率を
高めることを特徴としている。このため、内面反射時
に、大きな楕円偏光が発生する、金属反射面を有する中
空ロッドを用いる。なお、必要に応じて他のタイプのロ
ッドレンズを用いてもよい。
【0052】ロッドレンズ5に入射された偏光光束は、
ロッドレンズ5内で内面反射を繰り返し、例えば図3に
示すような、複数の二次光源像G2、G3、…を形成す
る。
【0053】図2(A),(B)は、ロッドレンズ5の
入射面及び出射面である。
【0054】同図に示すロッドレンズ5内において、ロ
ッドレンズ5の中心軸方向がZa軸の正方向、Za軸の
正方向側から見て3時の方向をXa軸の正方向、12時
の方向をYa軸の正方向とする。
【0055】ロッドレンズ5の断面形状はそれぞれ図2
(A)に示すように横a、縦bの大きさの四角形であ
り、ロッドレンズ5の互いに対向する側面の内面は反射
面として機能し、互いに平行である。すなわち、図にお
いて、ロッドレンズの一対の互いに対向する対向反射面
同士は互いに平行である。また、aとbの比は被照射面
である液晶パネル9の画素領域(表示領域)の形状の比
と略等しく、それらは相似形である。
【0056】ロッドレンズ5の長さは、二次光源像G
2、G3、…からの光束の中心光線(一点鎖線で図示さ
れる光軸)がロッドレンズの出射面の中心を通るように
設定されている。この際、この断面形状を、ロッドレン
ズの入射面へ集光レンズ4によって集光される入射光束
がロッドレンズが無い状態の場合に生じ得る光束の広が
りより十分に小さくなるように設定すると、光束の一部
がロッドレンズの内面で反射されて一次光源像の虚像と
なる二次光源像G2、G3、…が複数生成される。各二
次光源像は内面反射によるものである。図示される一次
光源像はG1であり、これはロッドレンズの内面での反
射無しに出射面に出射される光成分の虚像である。この
ように、内面反射回数毎に二次光源像が形成され、複数
の二次光源像からの光束がロッドレンズ5の出射面上で
重畳され、その出射面に対するロッドレンズ内からの光
出射方向も様々な方向からの重畳された光となるため、
その出射面上には明るさのムラが低減され照度比を高め
られた照明情報が形成されることになる。そしてこのロ
ッドレンズ5の出射面に射出された光束は、それぞれ結
像レンズ8によって被照射面である液晶パネル9に照射
される。
【0057】なお、本実施の形態において、液晶パネル
9は電気光学装置の一例であって、ツイステッドネマチ
ック型、強誘電型など偏光板を必要とする液晶を用いた
場合は、図示しない一対の偏光板の間に液晶パネル9を
介在させて構成する。また、高分子分散型などの光散乱
型の液晶の場合は、偏光板を用いずに液晶パネルだけ配
置する。液晶パネル9は、複数の画素がマトリクス状に
配置されており、各画素毎にその画素の表示情報に応じ
た電圧を印加して、各画素毎に出射光量を可変させて入
射光の変調を行う。液晶パネル9が透過型液晶パネルで
ある場合には、入射側と反対側から光出射され、その変
調光により画像表示がなされる。先に述べたように、ロ
ッドレンズの断面形状は液晶パネル9の画素領域に応じ
た相似形状であるため、この出射面での光束の断面形状
も画素領域と相似形状となり、結像レンズ8により照射
された光は液晶パネル9の画像領域とほぼ一致又は包含
するように照射すると、光の利用効率は高くできる。ま
た、ロッドレンズからの出射光束も本来は拡散する光を
ロッドレンズ内面で反射させて重畳して光利用効率を上
げ尚且つ光束の断面において明るさのムラを低減した光
束であるため、液晶パネル9の画像領域には非常に明る
い光照射を行うことができる。
【0058】以上説明したように、ロッドレンズ5の内
面反射を利用することによってインテグレーションをす
るため、光束の広がりが少なく小型の液晶パネル等の電
気光学装置に対しても比較的平行性の高い照明を、高効
率かつ高照度比で行うことができる。
【0059】次に、本実施の形態の特徴的な構成につい
て説明する。
【0060】本実施の形態の特徴は、ロッドレンズ5内
を第1及び第2の直線偏光光束600a,600bが伝
搬する際、内面反射により発生する楕円偏光を積極的に
利用し、第2の偏光光束600bがロッドレンズから出
射する際、その出射光に第1の直線偏光光束600aと
同等の偏光成分を増加させるように構成し、この偏光成
分と前記第1の直線偏光光束とを用いて液晶バルブ9の
被照射面を照明するように構成したことにある。これに
より、ランプ1から供給される光の利用効率を高め、照
度比の高いロッドレンズ型の照明装置を実現できる。
【0061】以下にその詳細を説明する。
【0062】まず、図1に示す光学系において、各直線
偏光光束600a,600bの進行方向をZ軸の正方
向、光の進行方向(Z軸の正方向)から見て3時の方向
をX軸の正方向、12時の方向をY軸の正方向とする。
【0063】本実施の形態において、前記第1及び第2
の直線偏光光束600a,600bは、前記第1の直線
偏光光束600aに比べ前記第2の直線偏光光束600
bが、前記ロッドレンズ5の中心軸Za方向に対して角
度をつけて、ロッドレンズ5の入射面より入射されるこ
とを特徴とする。
【0064】本実施の形態では、偏光ビームスプリッタ
3で偏光分離された第1の直線偏光光束(実施の形態で
はS偏光光束)600aは、ロッドレンズ5の中心軸
(Za軸方向)に対して浅い角度で交差するように、ロ
ッドレンズ5の入射面より入射させる。このとき、第1
の直線偏光光束600aの偏光面610aは、ロッドレ
ンズ5の反射面と非平行となるようにする。
【0065】以上の構成とすることにより、ロッドレン
ズ5に入射された第1の直線偏光光束600aは、ロッ
ドレンズ5で内面反射される際に、反射面に対する入射
角度が大きくなるため、反射の際に生ずる楕円偏光化の
程度が小さくなる。この結果、第1の直線偏光光束60
0aは、入射光とほぼ同じ絶対値、具体的にはほぼ同一
の振幅をもつ直線偏光光束としてロッドレンズ5から出
射されることになる。ここにおいて、第1の直線偏光光
束600aは、できるだけ反射面に対する入射角を大き
く形成することが好ましく、必要に応じ、ロッドレンズ
5の中心軸Za方向に沿って入射するように形成しても
よい。この場合には、偏光面610aがロッドレンズ5
の内面反射面と非平行になるように、第1の直線偏光光
束600aをロッドレンズ5に入射させるように配慮す
る必要がある。
【0066】これに対して、偏光ビームスプリッタ3で
偏光分離される第2の直線偏光光束(本実施の形態では
P偏光光束)600bは、ロッドレンズ5の中心軸に対
して前記第1の直線偏光光束600aに比べ角度をつけ
てロッドレンズ5の入射面より入射される。
【0067】このように、第2の直線偏光光束600b
は、ロッドレンズ5の中心軸に対して角度を付けて入射
されるため、第2の直線偏光光束600bがロッドレン
ズ5内で内面反射をする際に、反射面に対する入射角度
が小さくなる。この結果、第2の直線偏光光束600b
は、入射角の大きい第1の直線偏光光束600aに比
べ、反射の際に生ずるP−S偏光の位相差が大きい楕円
偏光が効果的に発生する。これは、言い換えれば、第2
の直線偏光光束600bにおいて、反射を繰り返すたび
に第1の直線偏光光束600aと同等な偏光成分が増加
することを意味する。
【0068】この結果、ロッドレンズ5内で内面反射を
繰り返してロッドレンズ5の出射面から出射される第2
の直線偏光光束600bには、第1の直線偏光光束60
0aと同等の偏光成分が高い割合で含まれることにな
る。
【0069】なお、第1の直線偏光光束600aにおい
ても同様な現象で第2の直線偏光光束600bと同等な
成分が発生するが、前述したようにロッドレンズ5の反
射面への入射角度が大きいため、このような成分の発生
量は少ない。
【0070】さらに、本実施の形態では第2の直線偏光
光束600bは、ロッドレンズ5の中心軸に対して角度
をつけて入射されるため、結果として、第2の直線偏光
光束600bのロッドレンズ5内における反射回数は、
第1の直線偏光光束600aよりも多くなる。
【0071】以上の結果、第1、第2の直線偏光光束6
00a、600bがロッドレンズ5から出射される際に
は、出射光束全体で見ると第1の直線偏光光束と同等な
光束成分が増加することになり、第1の直線偏光光束の
光利用効率を高めることができる。
【0072】図2(A)は、本実施の形態におけるロッ
ドレンズ5の入射面側における、第1及び第2の直線偏
光光束600a、600bの偏光面610a、偏光面6
10bとロッドレンズ5の内面反射面との関係を示す。
同図に示すように、第1及び第2の直線偏光光束600
a、600bは、それらの偏光面610a、偏光面61
0bがロッドレンズ5の反射面と45度の角度で交差する
ように、ロッドレンズ5の入射面から入射される。
【0073】図2(B)は、本実施の形態におけるロッ
ドレンズ5の出射面側における、直線偏光光束600に
含まれる第1の直線偏光光束と同等の偏光面610とロ
ッドレンズ5の内面反射面との関係を示す。
【0074】上述したように、本発明によれば、ロッド
レンズから出射される第2の直線偏光光束600bの第
1の直線偏光光束と同等な偏光成分と、同様にロッドレ
ンズ5から出射される第1の直線偏光光束600aと合
成すると、図2(B)に示すように、ロッドレンズ5の
出射面からの出射光に含まれる第1の直線偏光光束(実
施例ではS偏光光束)の振幅は、図2(A)に示す入射
面側の振幅より大きなものとなる。
【0075】従って、この第1の直線偏光光束を、出射
光学系200を用いて液晶バルブ9の被照射面上に照射
することにより、光の利用効率の高い照明装置を実現す
ることができる。なお、本実施の形態では、出射光学系
200内に偏光面回転手段として1/2波長板30を設
け、ロッドレンズ5から出射される出射光のうち、第1
の直線偏光光束600aの偏光面610aと同一偏光面
有する出射光を、液晶バルブ9の入射偏光面と同一方と
なるように偏光面回転する。これにより、ロッドレンズ
5の出射光の偏光面610aと、液晶バルブ9の入射の
位相偏光面が、例えば45°異なるように両者が物理的
に配置されている場合でも、出射光の偏光面を液晶バル
ブ9の入射偏光面に揃え、液晶バルブ9を照射すること
ができる。
【0076】なお、液晶バルブ9の入射偏光面と、ロッ
ドレンズ5の出射光の偏光面と揃っている場合には、こ
のような1/2波長板等のような偏光変換手段は省略す
ることができる。
【0077】図4〜図7には、前述した内面反射時にお
ける楕円偏光の発生原理が示されている。
【0078】図5に示すように、直線偏光光束600
が、ロッドレンズ5の反射面5aで内面反射する場合を
想定する。このとき、直線偏光光束600を基本にし
て、光の座標系を以下のように設定する。
【0079】直線偏光光束600のロッドレンズ5内で
の光進行方向をZ軸、直線偏光光束600の最初の内面
反射位置で前記Z軸に直交する仮想平面を想定し、前記
仮想平面がロッドレンズ5の反射面5aと交差する直線
方向をX軸方向とし、前記X軸及びZ軸と直交する方向
をY軸方向と想定する。
【0080】本実施の形態の特徴は、前記第2の直線偏
光光束600bを、その偏光面600bが前記仮想平面
内で前記X軸に対し45×(2N+1)度回転した状態
(ただし、Nは任意の整数とする)で、ロッドレンズ5
の反射面5aと交差するように設定したことにある。こ
こでは、上記交差角が45度に設定されている。以下に
その理由を説明する。
【0081】入射光線600におけるX,Y、Z軸をX
1、Y1、反射光線におけるX,Y、Z軸をX2、Y
2、Z2軸とする。
【0082】さらに、入射光線600の偏光面610
が、図6に示すようにX1−Y1座標面内において、X
Y軸となす角がθであるとする。
【0083】この入射光束600bが反射面5aで内面
反射されると、楕円偏光が発生し、その偏光状態610
が図7に示すような楕円偏光になる。
【0084】この楕円偏光成分の発生の割合は、入射光
線600の反射面5aに対する入射角が小さい大きな割
合となる。
【0085】図4には、入射光束600のロッドレンズ
5の反射面5aに対する入射角と、楕円偏光の発生の程
度との関係が示されている。横軸は、入射光束600の
反射面5aに対する入射角を表し、縦軸は内面反射によ
る楕円偏光の程度を位相差として表している。
【0086】図中、1000は、本実施の形態で用いら
れる反射面がアルミニウムで構成された中空ロッドレン
ズの特性であり、1100は、ガラスを用いて構成され
た中実ロッドレンズの特性である。同図から、本実施の
形態のように、中空ロッドレンズを用いた場合には、楕
円偏光が効果的に発生することが理解される。
【0087】本実施の形態の特徴は、第1の直線偏光光
束600aに比べて、第2の直線偏光光束600bの、
ロッドレンズ5の反射面5aへの入射角度を深く設定
し、第2の直線偏光光束600bが第1の直線偏光光束
600aに比べて内面反射の際に発生するP−S偏光の
位相差が大きくなるように、すなわち楕円偏光化の程度
が大きくなるように形成したことにある。これは言い換
えれば、第2の直線偏光光束600bにおいて、第1の
直線偏光光束600aと同等の偏光成分が、内面反射を
繰り返すたびに増加することを意味する。
【0088】なお、第1の直線偏光光束600aにおい
ても同様な現象で第2の直線偏光光束600bと同等な
成分が発生するが、ロッドレンズ反射面5aへの入射角
度が浅いため、この成分の発生量が少ない。
【0089】従って、第1、第2の直線偏光光束600
a、600bがロッドレンズ5から出射される際には、
出射光束全体で見ると、図2(B)に示すように第1の
直線偏光光束成分を増加させ、第1の直線偏光光束の光
利用効率を高めることができる。
【0090】内面反射時に発生する楕円偏光成分の大き
さ(振幅)は、Jones Matrix表示で、以下
の式で表される。
【0091】
【数1】 ここでδは反射面におけるP−Sの位相差で、定数とみ
なすことかできる。従って、exp i(δ/2) を
Aとおき、exp−i(δ/2)をBとおいて上式を展
開すると、 sinθ・cosθ(A2+B20.5 が得られ、三角関数の公式からθ=45゜又はその奇数
倍で最大の絶対値が得られることがわかる。
【0092】以上の説明から、直線偏光光束600を、
ロッドレンズ5の反射面5aに対して、図6に示すよう
交差角がθ=45゜又はその奇数倍となるように入射さ
せる構成を採用することにより、前記内面反射により、
楕円偏光が効果的に発生することが理解される。
【0093】上記の理由から、本実施の形態では、図2
(A)又は図6に示すように、第2の直線偏光光束(実
施の形態ではP偏光光束)600bのロッドレンズ5内
における内面反射位置で、前記反射面5aと偏光面61
0bとの交差角θが45度又はその奇数倍となるよう
に、前記第2の直線偏光光束600bをロッドレンズ5
の入射面より入射させる構成を採用する。
【0094】これにより、第2の直線偏光光束600b
に含まれる光成分のうち、約6割から7割程度の成分が
偏光面を90゜回転させた第1の直線偏光光束と同等の
偏光面を有する直線偏光成分としてロッドレンズ5から
出射される。従って、この楕円偏光成分と、ロッドレン
ズ5内を伝搬する第1の直線偏光光束600aとを、出
射光学系200で重畳することにより、第1の直線偏光
光束600aのほぼ10割と、第2の直線偏光光束60
0bの成分の6〜7割とを、液晶バルブ9の光源として
使用することができる。
【0095】このように本実施の形態によれば、光の利
用効率が高いロッドレンズ型の照明装置を実現すること
ができる。
【0096】(照明装置の第2の実施の形態)図8は、
本発明による照明装置の第2の実施の形態を示す図であ
る。
【0097】なお、前記各実施の形態と同様の構成要素
については同一符号を付けて説明を省略する。
【0098】本実施の形態の特徴は、前記ロッドレンズ
5と、入射光学系100との相対的な位置関係を制御
し、入射光学系100からロッドレンズ5へ入射する直
線偏光光束の偏光面の角度調整を行う角度調整手段40
0を設けた点にある。
【0099】このため、本実施の形態の入射光学系10
0は、全体として1つの入射光学系ユニット310とし
て形成され、その外周にはリング状の歯車420が設け
られている。
【0100】さらに、ロッドレンズ5の出射側には、1
/2波長板30が回動可能に設けられており、この1/
2波長板30の外周にも同様にリング状の歯車422が
設けられている。
【0101】そして、本実施の形態の角度調整手段40
0は、モータ410を有し、その回転軸に、前記各歯車
420、422とかみ合うように歯車412、414が
設けられている。
【0102】そして、図示しない制御手段により、モー
タ410を駆動することにより、ロッドレンズ5へ入射
する直線偏光光束の振動面(偏光面)の角度を、ロッド
レンズ5内を伝搬する直線偏光光束の光軸を中心軸とし
て、時計方向及び反時計方向に角度調整する。1/2波
長板30と、液晶パネル9との間には偏光板32が設け
られている。
【0103】なお、30a、32a、9aは、それぞれ
1/2波長板30の主断面方向、偏光板32の偏光軸、
液晶パネル9の入射偏光軸をそれぞれ表す。
【0104】図9に示すように、液晶パネル9の入射偏
光軸9aを基準軸とし、入射光学系ユニット100から
ロッドレンズ5に入射される第1の直線偏光光束600
aの直線偏光面610aの前記交差角をθとした場合
に、1/2波長板30の主断面方向30aの角度は、θ
/2となるように各部材の関係が設定されている。そし
て、図示しない制御手段を用いてモータ410を回転駆
動し、液晶パネル9上における輝度(または液晶パネル
9を介してスクリーン上に照射した画像の輝度)が最も
高くなるように、前記角度θを調整する。前記輝度が最
も高くなる位置が、ロッドレンズ5内を伝搬する第2の
直線偏光光束600bの直線偏光面610bが、45゜
の奇数倍の交差角でロッドレンズ5内を内面反射する角
度となる。このようにすることにより、前記交差角θが
最適角となるように、入射光学系100からロッドレン
ズ5へ直線偏光光束600bを確実に入射させることが
できる。
【0105】(投写型表示装置の実施の形態)図10
は、本発明による投写型表示装置の実施の形態の全体の
構成を示す図である。本実施の形態の投写型表示装置
は、図10には一例として第1の実施の形態を用いて示
している。従って、以上の照明装置の実施の形態におい
て説明した事項は、本実施の形態でも同様であるので、
共通する事項についての説明は省略する。
【0106】すでに説明したように、本発明の照明装置
ではロッドレンズ5の出射面上の照明情報(出射面の形
状に沿って出射される光束)が結像レンズ8により相似
拡大されて液晶パネル9を照明することになる。従っ
て、液晶パネル9の大きさにもよるが、結像レンズ8と
液晶パネル9または集光レンズ62(集光レンズ62は
入射光を平行化して液晶パネル9に照射する)との間に
は、拡大率に応じた空間が生じる。当然のことながら、
この距離が大きくなるほど液晶パネル9への入射光線の
平行性は高まることになる。本実施の形態においては、
この空間を利用し分光手段であるダイクロイックミラー
60を配置した。
【0107】ダイクロイックミラー60は、赤色光、緑
色光、青色光を選択的に反射または透過する互いに異な
る波長選択反射膜がそれぞれ形成された3枚のダイクロ
イックミラー60R、60G、60Bを備えている。例
えば、ダイクロイックミラー60Rは、赤色光を反射
し、緑色光、青色光を透過するミラーである。ダイクロ
イックミラー60Gは、ダイクロイックミラー60Rを
透過した緑色光、青色光をさらに分離するミラーであっ
て、緑色光を反射して、青色光を透過する。ダイクロイ
ックミラー60Bは、ダイクロイックミラー60Gを透
過した青色光を反射するミラーである。各ダイクロイッ
クミラー60R、60G、60Bは、互いに所定の角度
を持って配置されており、反射された光はそれぞれ異な
る方向から液晶パネル9に入射する。本実施の形態では
液晶パネル9入射前に集光レンズ62を透過しその屈折
作用を受けるが、光束の分離状態は保たれる。なお、ダ
イクロイックミラー60は3枚のダイクロイックミラー
としているが、光学的に最後のミラー(60B)は全反
射ミラーでもよく、少なくとも2つのダイクロイックミ
ラーを用いれば分光手段は構成できる。また、ダイクロ
イックミラーでなくとも波長選択反射膜が形成されたプ
リズムに置き換えてもよい。また、赤色光、緑色光、青
色光の色光の分光の順序はいずれでも構わない。
【0108】図11は、図10における液晶パネル9の
拡大図である。液晶パネル9は、上記の各光束をそれぞ
れ対応する画素に集光するためのマイクロレンズアレイ
71を備えたアクティブマトリクス液晶パネルであり、
それらの前後には不図示の一対の偏光板が配置される。
液晶パネル9は、2枚の硝子等の透明基板72、73の
間にツイステッドネマチック(TN)液晶74が封入さ
れ、一方の基板74には共通電極75及び不要光を遮光
するためのブラックマトリクス76等が形成され、他方
の基板73には画素電極77、スイッチング素子として
の薄膜トランジスタ(TFT)78等が形成され、TF
T78を介して画素電極77に電圧が印加されると共通
電極75との間に挟まれた液晶74が駆動される構成で
ある。なお、他方の基板73には、複数の走査線と複数
のデータ線が交差して配置され、その交差部付近にTF
T78がゲートを走査線、ソースをデータ線、ドレイン
を画素電極77に接続して配置される。そして、走査線
には順次選択電圧が印加され、それに応じてオンした水
平方向の画素のTFT78を介して各画素の駆動電圧が
画素電極77に書き込まれる。TFT78は非選択電圧
の印加によりオフとなり印加された駆動電圧を図示され
ない蓄積容量等に保持する。液晶パネルの開口部(ブラ
ックマトリクス76の開口部)に相当する領域に画素電
極77は配置され、TFT78と画素電極77(必要に
応じて画素電極に接続された蓄積容量)よにより各画素
が構成される。なお、液晶74はTNだけでなく、強誘
電型や反強誘電型、この他水平配向型、垂直配向型など
種々用いることが可能である。なお、共通電極75は各
画素電極77に対して共通の全面電極として形成されて
いる。
【0109】また、エッチング等により硝子板上に形成
されたマイクロレンズアレイ71と一方の基板74と
が、マイクロレンズや一方の基板より低屈折率の樹脂層
71を介して互いに接着されている。マイクロレンズア
レイ71の単位レンズ(レンズの凸部または凹部)は、
液晶パネル9の水平方向(走査線方向)の画素ピッチの
3倍に相当するピッチを有し、ダイクロイックミラー6
0を異なる角度で反射して出射する赤色光、緑色光、青
色光がマイクロレンズアレイ71の各単位レンズに異な
る角度で入射し、この各単位レンズにより赤色光、緑色
光、青色光がそれぞれ水平方向に隣接して単位レンズと
対応する3つの画素の画素電極77付近で集光されるよ
うになる。マイクロレンズアレイ71の各単位レンズ
は、各色光をこのレンズと対応する3つの隣接画素の画
素電極に入射光を集光するような焦点距離を有する。図
においては、液晶パネルに対して略直進して入射される
緑色光Gはマイクロレンズアレイ71の単位レンズによ
り画素電極77Gに集光されてそのまま出射される。一
方、ダイクロイックミラー60Rと60Bが60Gに対
して有する角度に対応した角度で、緑色光Gに対して互
いに対称に入射される赤色光Rと青色光Bは、単位レン
ズにより画素電極77Rと29Bにそれぞれ集光され、
緑色光Gと対称な角度をもって出射される。なお、ダイ
クロイックミラー60での分光の順序が異なれば、それ
に応じて図8に示される液晶パネル9への色光の入射位
置も異なる。
【0110】上記のようにして液晶パネル9の画素電極
77近傍で集光した各光束は、液晶パネル9に印加され
た信号に応じた変調を受けて出射し、投写手段である投
写レンズ21によって前方のスクリーン22上に拡大投
写される。隣接する3つの画素により変調された3つの
色光は、投写レンズ21によりスクリーン22上におい
て同位置に重なるように投写される。なお、本投写型表
示装置は、スクリーン22を背面から投写するリア型で
も、前面から投写するフロント型でも構わない。
【0111】本実施の形態によれば、比較的平行性が高
く照度比の高い照明光を用いることにより、照度比が高
く明るい投写画像を得ることができる。また、本実施の
形態で説明したような、照明光に高い平行性が要求され
る単板型の投写型表示装置を高輝度、高照度比で実現す
ることができる。その際、ダイクロイックミラー60を
結像レンズ8と液晶パネル9との間に配置したので、イ
ンテグレーション(重畳)の終わった照明光に対して原
色光への分離が確実に行われその後の分光の乱れも少な
い。さらに、ダイクロイックミラー60によって光路を
折り曲げるため、図8に示すように光学系を小型化する
ことができる。
【0112】なお、本実施の形態は単板型の投写型表示
装置に限られるものではなく、液晶パネルを3枚用いた
3板式の投写型表示装置に対しても適応可能である。ま
た、液晶パネルは透過型に限定されず反射型の液晶パネ
ルでも構わない。
【0113】(変形形態)以上説明した実施の形態に限
定されることなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で種
々の変形や変更が可能である。
【0114】例えば、画素の配列順序はマイクロレンズ
の中心に緑色光の画素を配置する場合について説明した
が、その中心に赤色光または青色光の画素を配置しても
構わない。
【0115】また、ロッドレンズとして中空タイプのも
を用いる場合を例にとり説明したが、必要に応じて中実
タイプのロッドレンズを用いてもよい。
【0116】なお、本発明におけるロッドレンズは、硝
子や樹脂からなる柱状(棒状)の光伝搬材を指す。
【0117】また、各図で説明したS偏光とP偏光は、
逆であっても構わない。すなわち、前記実施の形態で
は、P偏光光束を第2の直線偏光光束、S偏光光束を第
1の直線偏光光束とする場合を例にとり説明したが、こ
れとは逆に、P偏光光束を第1の直線偏光光束とし、S
偏光光束を第2の直線偏光光束として用いてもよい。
【0118】また、本発明においては、ロッドレンズ5
の前段側に必要に応じてλ/2板を設け、偏光分離素子
により分離された各直線偏光光束をλ/2板により偏光
面を回転させた後、ロッドレンズ5へ入射させるように
構成してもよい。
【0119】以上詳しく説明したように、本発明の照明
装置によれば、比較的小型の光学系により、被照射面へ
の入射光線の平行性を維持しながら、明るく照度比の高
い照明光を得ることができる。また、その照明装置を用
いることによって、明るく照度比の高い画像投写の可能
な投写型表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照明装置の第1の実施の形態を示
す図。
【図2】ロッドレンズの入射面、出射面の説明図。
【図3】本発明による照明装置のロッドレンズによる光
束分割の説明図。
【図4】直線偏光光束の反射面への入射角と楕円偏光と
の関係を示す説明図。
【図5】ロッドレンズ内における内面反射時の説明図。
【図6】反射面への入射光線の偏光面の説明図。
【図7】反射光線の偏光面の説明図。
【図8】本発明による照明装置の第2の実施の形態を示
す図。
【図9】第2の実施の形態の動作説明図。
【図10】本発明による投写型表示装置の実施の形態を
示す図。
【図11】本発明による投写型表示装置の液晶パネルの
説明図。
【符号の説明】
1 ランプ 2 リフレクタ 3 偏光ビームスプリッタ 4 集光レンズ 5、5a、5b ロッドレンズ 7 1/2波長板 8 集光レンズ 9 液晶パネル 10 1/4波長板 11 反射ミラー 12 プリズムアレイ 20 偏光ビームスプリッタ 100 入射光学系 200 出射光学系 400 角度調整手段 600a 第1の直線偏光光束 600b 第2の直線偏光光束 610a,610b 偏光面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を偏光面が互いに略
    直交する第1及び第2の直線偏光光束に分離し、棒状の
    光学部材の入射面より入射し内面反射させて出射面から
    出射し、前記出射光束を被照射面に対して照射する照明
    装置において、 前記第1及び第2の直線偏光光束は、前記第1の直線偏
    光光束に比べ前記第2の直線偏光光束が、前記棒状の光
    学部材の中心軸方向に対して角度をつけて、前記棒状の
    光学部材の入射面より入射され、 かつ前記第1及び第2の直線偏光光束は、それらの偏光
    面が、前記棒状の光学部材の反射面と非平行となるよう
    に、前記棒状の光学部材の入射面より入射されることを
    特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 棒状の光学部材と、 光源手段からの光束を偏光面が互いに略直交する第1及
    び第2の直線偏光光束に分離し、棒状の光学部材の入射
    面より入射する入射光学系と、 前記棒状の光学部材の出射面から出射される出射光束を
    被照射面に対して照射する出射光学系とを含み、 前記入射光学系は、 前記第2の直線偏光光束を、前記第1の直線偏光光束に
    比べ前記棒状の光学部材の中心軸方向に対して角度をつ
    けて、前記棒状の光学部材の入射面より入射させ、 かつ前記第1及び第2の直線偏光光束を、それらの偏光
    面が前記棒状の光学部材の反射面と非平行となるよう
    に、前記棒状の光学部材の入射面より入射させることを
    特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記第2の直線偏光光束は、前記棒状の光学部材の中心
    軸方向に沿って、前記棒状の光学部材の入射面より入射
    されることを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記第1、2の直線偏光光束の棒状の光学部材内での進
    行方向をZ軸方向とし、前記第2の直線偏光光束の最初
    の内面反射位置で前記Z軸に直交する仮想平面を想定
    し、前記仮想平面が反射面と交差する直線方向をX軸方
    向とし、前記X軸及びZ軸と直交する方向をY軸方向と
    したとき、 前記第2の直線偏光光束は、その偏光面が前記仮想平面
    内で前記X軸に対し45×(2N+1)度回転した状態
    (ただし、Nは任意の整数とする)で、棒状の光学部材
    の反射面と交差するように設定されることを特徴とする
    照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記棒状の光学部材は、内面が金属反射面として形成さ
    れた中空棒状の光学部材であることを特徴とする照明装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記棒状の光学部材は、四角柱型の棒状の光学部材であ
    ることを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記棒状の光学部材内を伝搬する前記第1及び第2の直
    線偏光光束の進行方向を中心軸として、前記偏光面を時
    計方向及び反時計方向の少なくとも一方に角度調整する
    角度調整手段を含むことを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記角度調整手段は、 前記中心軸を中心として、時計方向及び反時計方向の少
    なくとも一方に前記入射光学系と棒状の光学部材との相
    対角度を調整することを特徴とする照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8のいずれかにおいて、 前記入射光学系は、 光源手段と、 前記光源手段からの光束を偏光面が互いに略直交する第
    1及び第2の直線偏光光束に分離する偏光分離手段と、 前記偏向手段により進行方向が揃えられた前記第1及び
    第2の直線偏光光束を集光し、前記棒状の光学部材の入
    射面より入射する集光手段と、 を含むことを特徴とする照明装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記入射光学系は、 前記第1及び第2の直線偏光光束を収束させ前記棒状の
    光学部材の入射面に一次光源像を結像させ、 前記棒状の光学部材は、 入射面に入射される一次光源像からの光束を内面反射に
    よって複数の光束に分割して射出し複数の二次光源像を
    形成し、 前記出射光学系は、 前記複数の二次光源像を集光し被照射面に照射すること
    を特徴とする照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項9、10のいずれかにおいて、 前記偏光分離手段は、 前記光源手段からの光束を前記第1及び第2の直線偏光
    光束に分離する偏光分離膜を斜面に有する直角プリズム
    を用いて形成され、前記直角プリズムの一側面側に前記
    光源手段が配置され、他の側面側に前記集光手段が配置
    されることを特徴とする照明装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の照
    明装置と、 前記照明装置からの光束を複数の色光に分離する分光手
    段と、 前記分光手段からの光束を変調する電気光学装置と、 前記電気光学装置によって形成された光を投写する投写
    手段と、 を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の投写型表示装置に
    おいて、 前記分光手段は、 前記結像手段あるいは前記照射手段と前記電気光学装置
    との間に配置されることを特徴とする投写型表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030086696A (ko) * 2002-05-06 2003-11-12 엘지전자 주식회사 액정 프로젝터의 광학엔진시스템
KR100487333B1 (ko) * 2002-11-01 2005-05-03 엘지전자 주식회사 각도 분포형 렌즈를 이용한 조명계
JP2017151449A (ja) * 2017-03-28 2017-08-31 ソニー株式会社 照明光学系および画像表示装置

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