JP2001108632A - 容器底部の欠陥検査装置 - Google Patents

容器底部の欠陥検査装置

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JP2001108632A
JP2001108632A JP28992099A JP28992099A JP2001108632A JP 2001108632 A JP2001108632 A JP 2001108632A JP 28992099 A JP28992099 A JP 28992099A JP 28992099 A JP28992099 A JP 28992099A JP 2001108632 A JP2001108632 A JP 2001108632A
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Kunio Hiuga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送コンベアの近傍に設置され、ガラス壜等
の容器の底壁、ヒール部等の底部を光学的方法で検査す
る容器底部の欠陥検査装置を提供する。 【解決手段】 間欠回動することによって、搬送コンベ
ア上の容器を収容して、円弧状搬送路に沿って間欠移動
させる容器移動手段36と、前記容器移動手段によって
搬送された容器検査位置の容器Bの側壁と当接し、該容
器を回転駆動する回転ローラ46と、前記容器検査位置
の容器の底壁の一部と当接し、該容器を回転可能に載置
するスライディングプレ−ト59と、前記容器検査位置
で回転する容器底部に向けて光を照射する複数の投光器
60と該投光器の反射光を検知する複数の受光器70と
を備える検査治具ヘッド50と、前記投光器および受光
器の検知データを処理する演算・制御装置とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送コンベアの近
傍に設置され、ガラス壜等の容器の底壁、ヒール部等の
底部を光学的方法で検査する容器底部の欠陥検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】容器を製造する際に、容器の口部にビ
リ、カケ、アワ、異物の混入等の欠陥が生じることがあ
り、この品質不良品を早期に除去するために、製造ライ
ン内の搬送コンベアに欠陥検査装置を設置して、搬送コ
ンベア上を搬送される容器の口部を光学的に検査する方
法が採られている。例えば、製造ラインに設置される容
器口部の欠陥検査装置として、特許公報第275923
1号公報などに記載されている技術がある。この公報に
記載された欠陥検査装置の概略を図8に基づいて説明す
る。
【0003】図に示すように、検査対象であるガラス壜
100をベルトコンベア(図示せず)上から検査装置に
搬送するスターホイール101が設けられている。この
スターホイール101は、それの壜導入部(収容凹部)
101aがターンテーブル102に対応位置する度に間
欠的に駆動が停止されるように構成されている。また、
当該スターホイール101の間欠駆動停止の間に、ター
ンテーブル102をモータ103で回転させることによ
り、前記ガラス壜100を壜中心P1中心として回転さ
せるように構成されている。
【0004】また、図中符号104はガラス壜口部10
0aの欠陥検査装置で、上下方向に位置変更固定自在な
昇降部材106を備えたポスト107を、前記スターホ
イール101による壜搬送経路の外側に立設すると共
に、前記壜搬送経路を横断させる状態で前記昇降部材1
06に水平ガイド108を延設し、かつ、この水平ガイ
ド108に沿って位置変更固定自在にスライドブロック
109を設けると共に、当該スライドブロック109に
それぞれ複数個の投光器110と受光器111を設けて
なる。
【0005】詳しくは、前記スライドブロック109に
対して、一側に、2個または3個の投光器110を取り
付けるための投光器用ブラケット112を、それぞれ所
定角度を隔てて設けると共に、前記定位置で回転するガ
ラス壜100の口部100aの外面に向けて斜め上方か
らと斜め下方向から更に水平方向から、それぞれスリッ
ト光を照射させるように、前記投光器110を各ブラケ
ット112に取り付け、かつ、当該複数個の投光器11
0による照射光を前記口部100aの外面近傍に集光さ
せるようにしてある。
【0006】また、前記スライドブロック109に対し
て、他側に、例えば6個の受光器111を設けている。
この場合、1個または2個の受光器111を取り付ける
ための受光器用ブラケット113をそれぞれ所定角度を
隔てて設けると共に、前記口部100aで反射した斜め
上方への反射光を検知するように、前記受光器111が
各ブラケット113に設けられている。
【0007】そして、口部100aに欠陥が存在すると
当該欠陥部で投光器110からのスリット光が反射し、
この反射光が受光器113で受光され、これを基にして
前記欠陥存否検出手段から欠陥情報が出力される。この
口部100aの欠陥検査は、ガラス壜100の回転に伴
って連続的にかつ多点にわたって行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、容器を製造
あるいはリサイクル(再使用)する際に、容器の口部以
外の、容器の底壁、ヒール部においても、ビリ、カケ、
アワ、異物の混入等の欠陥が生じることがあり、この品
質不良品を早期に除去するために、口部と同様に検査す
る必要がある。この検査検査装置として、前記した口部
の欠陥検査装置と同様な構成を採用することが考えられ
る。しかしながら、前記したように、容器はターンテー
ブルに載置されているため、投光器からのスリット光を
容器の底壁、ヒール部等の底部に照光することができ
ず、また容器底部の欠陥部で反射した光を受光器で受光
することができなかった。即ち、容器の底壁、ヒール部
において、ビリ、カケ、アワ、異物の混入等の欠陥があ
ったとしても、ターンテーブル等が邪魔となり、該欠陥
を検出することができないという技術的課題があった。
【0009】本発明はかかる技術的課題を解決するため
になされたものであり、搬送コンベアの近傍に設置さ
れ、ガラス壜等の容器の底壁、ヒール部等の底部を光学
的方法で検査する容器底部の欠陥検査装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の容器底部の欠陥検査装置は、容器の底壁、
ヒール部を光学的方法で検査する容器底部の欠陥検査装
置において、間欠回動することによって、搬送コンベア
上の容器を収容して、円弧状搬送路に沿って間欠移動さ
せる容器移動手段と、前記容器移動手段によって搬送さ
れた容器検査位置の容器の側壁と当接し、該容器を回転
駆動する回転ローラと、前記容器検査位置の容器の底壁
の一部と当接し、該容器を回転可能に載置するスライデ
ィングプレ−トと、前記容器検査位置で回転する容器底
部に向けて光を照射する複数の投光器と該投光器の反射
光を検知する複数の受光器とを備える検査治具ヘッド
と、前記投光器および受光器の検知データを処理する演
算・制御装置とを備えた容器検査ユニットとにより構成
されることを特徴としている。
【0011】このように、容器の底壁の一部をスライデ
ィングプレ−ト上に、回転可能に載置すると共に、容器
の側壁に回転ローラを当接させ、該容器を回転駆動させ
るように構成しているため、投光器から容器底部に向け
て光を照射することができ、また受光器によって容器底
部からの反射光を検知することができ、容器の底部の欠
陥を検査することができる。
【0012】ここで、前記容器移動手段には、外周面を
複数等分する位置に容器収容凹部が形成されると共に容
器の側壁が接触する空転ローラが設けられ、該容器収容
凹部に収容された容器を検査する容器検査位置を挟ん
で、容器移動手段と反対側に回転ローラが配置され、容
器が前記回転ローラ及び前記空転ローラによって挟持さ
れながら回転することを特徴としている。このように、
容器は回転ローラと前記空転ローラに挟持されながら回
転するため、容器の中心線を中心に滑らかに回転させる
ことができる。
【0013】また、前記投光器、受光器は検査治具ヘッ
ドに取り付けられる先端部と、発光素子、受光素子が収
納される基端部と、前記先端部と基端部とを接続する光
ファイバーから構成されていることが望ましい。このよ
うに、投光器、受光器は、分割された構成を有している
ため、検査治具ヘッドに取り付けられる投光器、受光器
の先端部を小さくでき、限られた面積の検査治具ヘッド
に、より多くの投光器、受光器を配置でき、検査精度を
向上、検査能率を向上させることができる。
【0014】更に、検査装置の設置の効率化のため、前
記投光器、受光器の基端部の後端部に設けられたコネク
ターがコネクター板上に取り付けられ、演算・制御装置
側のコネクターと接続されることが望ましい。
【0015】また、前記投光器及び/または受光器の少
なくとも一部が、保持される半球状の保持部材と、前記
保持部材の先端部が挿入されるテーパ面を有する貫通穴
を有するヘッド壁と、前記保持部材の後面に接する押板
と、前記押板をヘッド壁に対して揺動可能に取り付ける
螺子を備え、前記螺子の高さを変えることにより、投光
器及び/または受光器の先端の方向を変えることが望ま
しい。このように、前記螺の高さを変えることにより、
保持部材はヘッド壁の貫通穴のテーパ面に沿って揺動す
るため、投光器及び/または受光器の先端の方向を変え
ることができる。なお、前記螺子の配置として、3つの
螺子を120°間隔に配置したいわゆる3点固定が好ま
しい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1は本発明の容器底部の
欠陥検査装置をコンベアの上流側から見た側面図、図2
は図1の平面図、図3は本発明にかかる欠陥検査装置の
要部を示す一部断面図、図4は本発明にかかる欠陥検査
装置の要部を示す平面図、図5は投光器、受光器のブラ
ケットの取付け状態を示す断面図、図6は投光器、受光
器と制御装置間の概略構成図、図7は投光器、受光器の
概略構成を示す断面図である。
【0017】容器底部の欠陥検査装置Aは、容器導入ユ
ニットA1と容器検査ユニットA2との2つのユニット
により構成されている(図1、図2参照)。搬送コンベ
アCは、図1に示すように、水平方向に伸びるコンベア
フレーム20の下面に適当な間隔で脚部(図示しない)
が垂下され、脚部の下端が床面Gに固定され、コンベア
フレーム20の上層部には長手方向に沿ってローラ(図
示しない)が配列して設けられ、ローラにはコンベアベ
ルト21が走行可能に巻回されている。容器底部の欠陥
検査装置Aは、コンベアフレーム20の脚部に干渉しな
い位置に据え付けられる。
【0018】容器導入ユニットA1の最下部を構成する
架台22の下面にキャスタ23とジャッキ24aが設け
られ、ジャッキ24aの先端を床面Gよりも高くしたと
きには、キャスタ23が床面Gに接触し、容器導入ユニ
ットA1が搬送可能になる。容器導入ユニットA1を設
置位置に位置決めした後に、ジャッキ24aの先端を床
面Gに押しつけると、キャスタ23が床面Gより離れて
容器導入ユニットA1が移動不能になる。
【0019】架台22が設置される位置は、図1に示す
ように、搬送コンベア21の一側(図1において左側)
から搬送コンベア21の下方を占める範囲であり、架台
22の上面には、搬送コンベア21に干渉しない幅を有
するベッド25が固着されている。またこのベッド25
の上面には、コラム26が立設され、コラム26の側面
に支持アーム27の一端がねじ28で締着され、支持ア
ーム25の他端の下面には2条のガイド部材29が垂設
される。このガイド部材29は、搬送コンベア21上を
搬送される容器Bを一列に整列するように搬送案内する
ものである。
【0020】前記ベッド25の上面に立設されたガイド
バー31の上端部には、水平方向に突出する支持腕30
が固着されている。また、前記ガイドバー31に平行な
ねじ軸32は、上端部と下端部に円柱状の軸部を有し、
上端部の軸部および下端部の軸部は支持腕30およびベ
ッド25に回転可能に支承されている。そしてまた、支
持腕30よりも上にあるねじ軸32の上端にハンドル3
3が固着される。
【0021】ガイドバー31に沿って昇降可能な昇降ヘ
ッド34には、ねじ軸32の雄ねじに螺合するナット3
5が設けられる。従って、ハンドル33を回動操作する
と、昇降ヘッド34がガイドバー30に沿って昇降し、
次に述べる容器移動手段36の高さを調整することがで
きる。
【0022】また、昇降ヘッド34に固着されたモータ
37の出力軸には、カプリング38を介して回転検出機
構39が設けられた軸の一端部が接続され、また前記軸
の他端部には、容器移動手段36が着脱自在に装着され
る(図2参照)。即ち、容器移動手段36は、モータ3
7によりベルト等を介することなく、いわゆるデイレク
ト駆動されるように構成されている。また前記モ−タ3
7は、回転検出機構39から得られた回転角度デ−タに
よって、サ−ボコントロ−ルされ、所定の角度で回転が
停止するように構成されている。なお、容器移動手段3
6として、いわゆる従来技術において説明したスターホ
イールを用いることができる。また前記回転検出機構3
9として、一般的なロ−タリ−エンコ−ダ等を用いるこ
とができる。
【0023】このように昇降ヘッド34に固着されたモ
ータ37にダイレクト駆動可能に容器移動手段36が取
り付けられているため、昇降ヘッド34を上下動させる
ことにより、容器移動手段36の高さを調整することが
できる。その結果、検査不要な場合には前記容器移動手
段36を上昇させ、容器Bを検査することなく検査装置
を通過させることができる。また、前記容器移動手段3
6を上下動させることによって、容器Bの側壁の最適的
位置に容器移動手段36を当てることができる。更に、
容器Bのサイズ変更に伴う容器移動手段36の変更の際
にも、前記容器移動手段36を上下動させることによっ
て、容器移動手段36の交換作業を容易に行うことがで
きる。
【0024】また、容器移動手段36が、サ−ボコント
ロ−ルされるモ−タによってダイレクトに駆動されるた
め、容器移動手段の回転停止の位置精度の向上が図ら
れ、検査を円滑に行うことができる。また、従来の欠陥
検査装置のような、ベルト、電磁クラッチの機構部材を
設ける必要がないため、欠陥検査装置全体が大型化する
ことなく、また重量が増大することもない。
【0025】容器移動手段36は、図3に示すように2
枚の回転板36aにより構成され、その中心が前記回転
検出機構に39が設けられた軸の一端に固定される。ま
た、回転板36aの外周面には、図2に示すように、外
周を複数等分する位置に、容器Bを収容する容器収容凹
部40が設けられている。
【0026】また、前記容器収容凹部40の内壁面の両
端部に空転ローラ41が設けられ、容器収容凹部40に
収容された容器Bが、図2に示す円弧状搬送路Dに沿っ
て移動し、容器検査位置Pに停止したときに、後述する
容器検査ユニットA2の回転ローラ46と空転ローラ4
1によって回転可能に挟持されて容器検査位置Pに正確
に位置決めされるようになっている。また図2に示すよ
うに、支持アーム27は容器移動手段36の両側に設け
られ、支持アーム27には一対のガイド部材29の位置
及び間隔を微調整する位置調整機構43が設けられる。
【0027】次に、容器検査ユニットA2の構成につい
て説明する。容器検査ユニットA2は、図1に示すよう
に、検査台47の一側部下面にはジャッキ24bが設け
られ、他側部は容器導入ユニットA1の架台22の側端
部に載置するように構成されている。なお、検査台47
の下面の四隅に、容器導入ユニットA1の架台22と同
様のキャスタおよびジャッキを設け、可搬構造とするの
が好ましい。
【0028】また、検査台47には、モータ44によっ
て回転駆動される回転軸45の端部に回転ローラ46が
形成された回転装置が設けられている。なお、前記回転
軸45は検査台47の上面に形成された長孔47aを挿
通している。これは検査対象の容器が変わり、容器の径
が変わった場合にも、回転軸45を長孔47aを移動さ
せることにより、前記回転ローラ46を容器に当てるこ
とができるようにするためである。この回転軸45の移
動は、検査台47の下面に設けられたスライド軸上をモ
−タ44が移動することにより行われる。
【0029】本発明は、このように特に、回転ローラ4
6を容器Bの側壁に当接させ回転可能にしたことに特徴
がある。このように回転ローラ46を容器Bの側壁に当
接させ回転させることにより、従来不可決とされていた
ターンテーブルを設けることなく、容器を回転させるこ
とができる。その結果、容器Bの底壁、ヒール部近傍に
空間が形成され、当該空間に投光器、受光器を配するこ
とができ、また光を容器の底壁、ヒール部に照光でき、
その反射光を受光することができる。
【0030】次に図3乃至図5に基づいて投光器、受光
器が配された検査治具ヘッド50について説明する。こ
の検査治具ヘッド50は検査台47の上面に支持部材5
1を介して、立設され、前記した回転ローラ46よりも
低い位置に配されている。検査治具ヘッド50は、登録
実用新案公報第3039500号に記載のものと基本的
に同様のものであるが、全体形状は半球状ではなく、略
1/4球面状をなしている(図3、図4参照)。なお、
検査治具ヘッド50は、図3、4に示すように投光器6
0、受光器70が取りつけられる面は平面であり、多面
体に形成されている。このヘッド壁52に設けられた複
数個の投光器60および複数個の受光器70により、従
来の口部と同様な方法により、容器Bの底部の欠陥の検
査が行われる。
【0031】この実施形態にあっては、前記ヘッド壁5
2には、縦方向に4個、横方向に8個の総計32個の投
光器60、受光器70が取り付けられている。この32
個のうち、投光器60は1〜10個程度とされ、残りが
受光器70とされる。なお、投光器60、受光器70
は、特に限定されるものではないが、より数が多い方が
検査精度を向上させることができる。
【0032】次に、投光器60、受光器70の構成につ
いて図7に基づいて説明するが、投光器60、受光器7
0は同様な構成を有しているため、投光器60を基準に
以下説明する。投光器60(受光器70)は、ヘッド壁
52に取り付けられる先端部61(71)と、発光素子
64(受光素子74)が収納された基端部62(72)
と、前記先端部61(71)と基端部62(72)を接
続する光ファイバーからなる接続部73とから構成され
ている。また、前記先端部61(71)には、半球レン
ズ65(75)、凸レンズ66(76)が収納され、基
端部62(72)には前記した発光素子64(受光素子
74)のほか、球レンズ67(77)、凸レンズ68
(78)が収容されている。
【0033】このように、発光素子64(受光素子7
4)自体を、直接ヘッド壁52に取り付けることなく、
前記構成を有する先端部61(71)をヘッド壁52に
取り付けるように構成したため、小型化が図られ、限ら
れた面積のヘッド壁52に数多くの発光素子64(受光
素子74)を配置することができ、検査の精度を向上さ
せることができる。
【0034】また、投光器60(受光器70)の先端部
61(71)のヘッド壁52の取り付けについて図5に
基づいて説明する。前記投光器60(受光器70)の先
端部61(71)は、半球状の保持部材53に形成され
た貫通穴53aに嵌合している。また、前記保持部材5
3の先端部はヘッド壁52に形成されたテーパ面を有す
る貫通穴52aに挿入されている。更に、前記保持部材
53の後面53cは押板54と接し、この押板54が螺
子55によってヘッド壁52に取り付けられている。な
お、前記螺子55は図5においては2つのみ示したが、
実際には3つの螺子55によって押板54はヘッド壁5
2に固定された、いわゆる3点固定になっている。
【0035】したがって、前記したように押板54によ
って、投光器60(受光器70)の先端部61(71)
を保持する保持部材53はヘッド壁52に固定される。
また前記3つの螺子55の高さを変えることにより、保
持部材53は貫通穴52aのテーパ面に沿って揺動する
ため、投光器60(受光器70)の先端部61(71)
の方向を変えることができる。
【0036】また、図1に示すように、支柱48には、
モニタ56と、受光器の信号により容器Bの底部の傷の
有無を判定する演算・制御装置57が固着される。な
お、演算・制御装置57と投光器60(受光器70)の
基端部61、71との接続は、図6に示すように、コネ
クターを介して行われる。即ち、投光器60(受光器7
0)の基端部62、72は予めコネクター板58に取り
付けられており、前記基端部62、72に設けられたコ
ネクター62a、72aと演算・制御装置57側のコネ
クター57aとを接続する。
【0037】また、前記容器検査ユニットには、図1、
図2、図3に示すように、前記円弧状搬送路D及び検査
位置Pに、前記搬送コンベアと略同一平面を構成するス
ライディングプレ−ト59が設けられている。このよう
に、容器の底面をスライディングプレ−ト上を滑り接触
状態にすることによって、容器の移動抵抗が小さく、滑
らかに容器を移動、回転させることができる。特に、前
記スライディングプレ−ト59が検査位置Pに設けられ
ていることが重要である。なお、スライディングプレ−
ト59の具体的なものとして、高硬度樹脂、例えばジュ
ラコン等を挙げることができるが、特に限定されるもの
ではなく、容器の移動抵抗が小さく、滑らかに容器を移
動、回転させることができるものであれば良い。
【0038】また、スライディングプレ−ト59は、図
3に示すように、容器Bの底壁の一部、好ましくは半分
程度を載置できる大きさに形成するのが良い。このよう
に、スライディングプレ−ト59が形成され、しかも回
転ローラ46が容器の側壁と当接し、かつスターホイー
ルに保持されているため、前記したように、滑らかに容
器Bを回転させることができる。
【0039】しかも、容器Bの底壁の一部のみスライデ
ィングプレ−ト59上に載置されていないため、該スラ
イディングプレ−ト59と当接していない容器Bの底壁
に、投光器からの光を照光することができ、容器Bの底
壁からの反射光を受光することができる。
【0040】そして、この欠陥検査装置にあっては、搬
送コンベアCから容器収容凹部40に収容された容器B
は、図2に示す円弧状搬送路Dに沿って移動し、容器検
査位置Pに停止する。このとき、容器Bは容器検査ユニ
ットA2の回転ローラ46によって、空転ローラ41に
押しつけられる。すなわち、容器Bは容器検査ユニット
A2の回転ローラ46と空転ローラ41に回転可能に挟
持されて容器検査位置Pに正確に位置決める。なお、容
器検査位置Pに正確に位置決めされた容器Bの底壁の一
部はスライディングプレ−ト59上に載置されている。
その後、回転ローラ46からの回転力を受けて、容器B
は回転ローラ46と空転ローラ41に挟持されながら、
スライディングプレ−ト59上で容器Bの中心線を中心
として、滑らかに回転する。
【0041】そして、容器Bの底部に欠陥が存在すると
当該欠陥部で投光器60からのスリット光が反射し、こ
の反射光が受光器70で受光され、これを基にして前記
演算・制御装置57から欠陥情報が出力される。この底
部の欠陥検査は、容器の回転に伴って連続的にかつ多点
にわたって行われる。なお、ヘッド壁52に対する投光
器60、受光器70の先端部61、71の取付け方向
は、螺子55の高さを変えることにより、最適な状態に
調整することができる。
【0042】なお、本実施形態では反射光から欠陥部を
検出する方法については、前記した従来技術のほか、あ
るはまた特公昭62−16375号公報に記載された技
術等、公知の技術を用いることができる。また、検査対
象である容器の材質は、特に限定されるものではなく、
ガラス、樹脂、PET、テーブルウエア容器等の検査装
置として用いることができ、広く容器全般に適用するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】本発明にかかる容器底部の欠陥検査装置
によれば、容器の底壁の一部をスライディングプレ−ト
上に、回転可能に載置すると共に、容器の側壁に回転ロ
ーラを当接させ、該容器を回転駆動させるように構成さ
れているため、投光器から容器底部に向けて光を照射す
ることができ、また受光器によって容器底部からの反射
光を検知することができ、容器の底部の欠陥を検査する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の容器底部の欠陥検査装置をコン
ベアの上流側から見た側面図である。
【図2】図2は図1の平面図である。
【図3】図3は本発明にかかる欠陥検査装置の要部を示
す一部断面図である。
【図4】図4は本発明にかかる欠陥検査装置の要部を示
す平面図である。
【図5】図5は投光器、受光器のブラケットの取付け状
態を示す断面図である。
【図6】図6は投光器、受光器と制御装置間の概略構成
図である。
【図7】図7は投光器、受光器の概略構成を示す断面図
である。
【図8】従来の容器口部の欠陥検査装置の要部を示す側
面図である。
【符号の説明】
A 容器底部の欠陥検査装置 A1 容器導入ユニット A2 容器検査ユニット C 搬送コンベア P 容器検査位置 P1 容器(壜)の中心線 21 コンベアベルト 22 架台 23 キャスタ 24 ジャッキ 25 ベッド 26 コラム 27 支持アーム 29 ガイド部材 31 ガイドバー 32 ねじ軸 33 ハンドル 34 昇降ヘッド 36 容器移動手段 39 間欠回転機構 40 容器収容凹部 41 空転ローラ 43 位置調整機構 46 回転ローラ 47 検査台 48 支柱 49 支持部材 50 検査治具ヘッド 51 支持部材 52 ヘッド壁 53 保持部材 54 押板 55 螺子 57 演算・制御装置 57a コネクター 58 コネクター板 59 スライディングプレ−ト 60 投光器 61 先端部 62 基端部 62a コネクター 63 接続部 64 発光素子 70 受光器 71 先端部 72 基端部 72a コネクター 73 接続部 74 受光素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の底壁、ヒール部を光学的方法で検
    査する容器底部の欠陥検査装置において、 間欠回動することによって、搬送コンベア上の容器を収
    容して、円弧状搬送路に沿って間欠移動させる容器移動
    手段と、前記容器移動手段によって搬送された容器検査
    位置の容器の側壁と当接し、該容器を回転駆動する回転
    ローラと、前記容器検査位置の容器の底壁の一部と当接
    し、該容器を回転可能に載置するスライディングプレ−
    トと、前記容器検査位置で回転する容器底部に向けて光
    を照射する複数の投光器と該投光器の反射光を検知する
    複数の受光器とを備える検査治具ヘッドと、前記投光器
    および受光器の検知データを処理する演算・制御装置と
    を備えた容器検査ユニットとにより構成されることを特
    徴とする容器底部の欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記容器移動手段には、外周面を複数等
    分する位置に容器収容凹部が形成されると共に容器の側
    壁が接触する空転ローラが設けられ、該容器収容凹部に
    収容された容器を検査する容器検査位置を挟んで、容器
    移動手段と反対側に回転ローラが配置され、容器が前記
    回転ローラ及び前記空転ローラによって挟持されながら
    回転することを特徴とする請求項1に記載の容器底部の
    欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 前記投光器、受光器は、検査治具ヘッド
    に取り付けられる先端部と、発光素子、受光素子が収納
    される基端部と、前記先端部と基端部とを接続する光フ
    ァイバーから構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の容器底部の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 前記投光器、受光器の基端部の後端部に
    設けられたコネクターがコネクター板上に取り付けら
    れ、演算・制御装置側のコネクターと接続されることを
    特徴とする請求項3に記載の容器底部の欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 前記投光器及び/または受光器の少なく
    とも一部が、保持される半球状の保持部材と、前記保持
    部材の先端部が挿入されるテーパ面を有する貫通穴を有
    するヘッド壁と、前記保持部材の後面に接する押板と、
    前記押板をヘッド壁に対して揺動可能に取り付ける螺子
    を備え、前記螺子の高さを変えることにより、投光器及
    び/または受光器の先端の方向を変えることを特徴とす
    る請求項1に記載の容器底部の欠陥検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101825582A (zh) * 2010-05-19 2010-09-08 山东明佳包装检测科技有限公司 一种检测圆柱体透明瓶壁的方法和装置
KR102673266B1 (ko) 2021-10-07 2024-06-11 (주)한화 분체용기용 파손 검사장치, 이를 포함하는 분체용기의 분류 시스템 및 분체용기의 분류 방법

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