JP2001108571A - 振動台の波形制御装置及びその方法 - Google Patents

振動台の波形制御装置及びその方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】一回の加振で目標波と再現波を一致させること
ができ、いわゆる一発破壊試験など加振中に振動台の特
性が変化する振動試験に適用可能な振動台の波形制御装
置及びその方法を提供する。 【解決手段】加振が行われる前に求められた振動台2の
逆特性と目標波11に基づいてオフライン補償波30を
生成するオフライン補償波生成器3と、加振中に加振波
90及び再現波20のデータに基づいて求められた加振
中の振動台の逆特性40と目標波11に基づいてオンラ
イン補償波70を生成するオンライン補償波生成器7と
を有し、加振中に、加振波90を、オフライン補償波3
0からオンライン補償波70に基づく混合補償波80へ
切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動台と波形制御
装置から構成される振動装置に用いて、一回の加振で目
標波と再現波を一致させることのできる実時間適応型の
波形制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地震時における構造物の挙動
や強度を調べる目的などで各種の振動試験が行われてお
り、そのための装置として振動装置が用いられている。
図12は、振動装置の概略の構成を示した図である。振
動装置は、被試験体である供試体223を載せて振動す
る振動台2と、その振動の波形を制御する波形制御装置
100から構成されている。波形制御装置100から発
せられた加振波90の信号は、振動台制御部21で加振
機221を動作させるサーボ指令に変換され、その信号
を受けた加振機221の動作によってテーブル222及
びその上に載せられた供試体223が振動する。
【0003】ここで、加振波90とは、振動台2へ指示
される振動の波形であり、適正な振動試験を実施するた
めには、供試体223が目標とする波形(目標波)で振
動するような加振波90を振動台2へ指示する必要があ
る。即ち、加振波90を、テーブル222上に設けられ
た加速度センサ224から得られる振動の波形(再現波
20)と目標波が一致するような波形とすることが必要
となる。波形制御装置100は、かかる適正な加振波9
0を生成する目的で設けられた装置である。
【0004】一般に、加振波90と再現波20の関係
は、周波数(ω)領域の表現を用いて下記(1)式で表す
ことができる。 Y(ω)=G(ω)・X(ω) (1) 但し、Y(ω)は再現波20、X(ω)は加振波90、G
(ω)は供試体を含む振動台の特性(以下、振動台の特性
という)を表している。この(1)式を加振波X(ω)を
求めるための表現に変更すると、下記(2)となる。 X(ω)=G-1(ω)・Y(ω) (2) 但し、G-1(ω)は振動台の逆特性である。前記波形制御
装置100では、この(2)式を用いて、再現波Y(ω)
が目標波になるような加振波X(ω)を求める。ここで、
再現波Y(ω)は目標波とするので既知となるため、振動
台の逆特性G-1(ω)が求まれば、適正な加振波X(ω)を
算出することができる。
【0005】この振動台の逆特性G-1(ω)は、振動台の
装置自体、供試体、及び振動の振幅レベルなどで変化す
るため、直接的に求めるのが困難である。従って、通常
は、実際に振動装置を動かした時に得られる加振波90
と再現波20のデータを用いてその推定値
【数1】 を算出する実験的な同定方法が用いられている。従来の
振動装置においては、この振動台の逆特性の同定を、振
動台の加振中ではなく加振後に、オフラインで行ってい
た。言い換えれば、前回の振動試験あるいは予備試験で
得られたデータから振動台の逆特性を推定しておき、そ
の値を次回の試験において固定値として使用する方法が
取られていた。
【0006】図13は、従来の振動装置の構成を波形制
御装置を中心に示した図である。図中、振動台2以外の
部分が図12における波形制御装置100を構成してい
る。また、点線はオフラインでの動作を表している。加
振時には、目標波発生器1から発せられた目標波11が
オフライン補償波生成器3に伝えられ、ここで目標波が
前述の事前に算出された振動台の逆特性によって補償さ
れる。即ち、目標波11と振動台の逆特性から前記
(2)式に基づいて適正な加振波90が生成される。実
際には、(2)式において、振動台の逆特性G-1(ω)に
逆特性の推定値
【数2】 を用いている。なお、正確な表現をすれば、オフライン
補償波生成器3で補償された結果得られる波形は(オフ
ライン)補償波と呼ばれ、ここではその補償波をそのま
ま振動台2へ伝えられる加振波90としているというこ
とである。
【0007】生成された加振波90は、前述のとおり振
動台2へ伝えられ、振動台制御部21の制御で振動台加
振機構部22が振動する。また、加振中の加振波90及
び再現波20のデータが、加振波記録器5及び再現波記
録器6で記録される。加振終了後、この記録されたデー
タに基づき、振動台逆特性算出器4において、前述のと
おりオフラインで振動台の逆特性の推定値40
【数3】 が求められ、その値が次回の加振時などで用いられる。
【0008】なお、オフライン補償波生成器3におい
て、前記(2)式に基づく演算を行うのは演算器32で
あり、その前後に配置されたフーリエ変換器31とフー
リエ逆変換器32は、それぞれ、時間領域の目標波11
を周波数領域へ、周波数領域の補償波(加振波90)を
時間領域へ変換する部分である。
【0009】図14は、図13で示した従来の波形制御
装置を用いた場合のフローチャートであり、振動台の逆
特性の同定から本加振(本試験)までの手順を示したも
のである。まず始めに、微弱ランダム波による加振を行
い、その時の再現波から加振レベル(振動の振幅レベ
ル)が低い場合の振動台の逆特性の推定値
【数4】 を求める(図14のステップS1)。続いて、初期加振
レベルを設定し(図14のステップS2)、求められた
逆特性
【数5】 を用いて生成されたオフライン補償波による加振を行う
(図14のステップS3及びS4)。通常、加振レベル
は低いレベルを設定する。
【0010】次に、その加振の結果から、所定の方法に
よって、再現波20が目標波11に一致する方向へ前記
オフライン補償波を修正した繰り返し補償波を生成し
(図14のステップS5)、再度加振(図14のステッ
プS4)を行う。この手順を繰り返し行い、生成される
繰り返し補償波の収束状況を判断する。繰り返し補償波
が発散する傾向にある場合には、その時のデータから再
度逆特性の推定値
【数6】 を算出し(図14のステップS6)、その値を用いたオ
フライン補償波の生成(図14のステップS3)からや
り直す。
【0011】以上の手順を、再現波20と目標波11が
十分に一致するまで繰り返し、その時の繰り返し補償波
を用いて本加振を行う(図14のステップS7)。この
本加振において、加振レベルが所望のレベルに達してい
ない場合には、その時の加振結果に基づいて逆特性の推
定値
【数7】 を算出し直し、加振レベルの設定を上げて(図14のス
テップS8)、オフライン補償波の生成(図14のステ
ップS3)からの手順を繰り返し行う。その結果、所望
のレベルで本加振が行われれば、一連の手順を終了す
る。
【0012】以上説明したように、従来の波形制御装置
においては、徐々に加振レベルを大きくしながら繰り返
し加振を行い、それらの結果を用いて、本加振で必要な
加振レベルにおいて再現波20と目標波11が十分一致
するような逆特性40をオフラインで求めていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
大地震発生時における建物の崩壊などを想定した、いわ
ゆる一発破壊試験を行うための振動装置が望まれるよう
になった。この一発破壊試験は、建物等の大型の供試体
に高い加振レベルの振動を短時間に与え、供試体を破壊
させる試験である。そのため、同一条件で繰り返し試験
を行うことが不可能であり、また、一回の加振中に供試
体の破壊によって随時振動台の特性が変化する。従っ
て、前述した従来の振動装置における波形制御装置のよ
うに、振動台の特性の同定に複数回の加振が必要であ
り、また、事前に求められた振動台の特性を加振中固定
的に用いる波形制御装置では、かかる一発破壊試験に対
応できないという問題があった。
【0014】そこで、本発明の目的は、一回の加振で目
標波と再現波を一致させることができ、いわゆる一発破
壊試験など加振中に振動台の特性が変化する振動試験に
適用可能な振動台の波形制御装置及びその方法を提供す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、加振中に所定のタイミン
グで、加振波をその時点での振動台の逆特性に基づいて
求められる補償波に順次切替えていく、いわゆるオンラ
イン補償を行う振動台の波形制御装置である。従って、
本発明によれば、一回の加振で目標波と再現波を一致さ
せることができ、いわゆる一発破壊試験など加振中に振
動台の特性が変化する振動試験に適用することが可能で
ある。
【0016】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、加振中に振動台において再現される再現波が
目標波と一致するような加振波の信号を前記振動台に与
える振動台の波形制御装置において、加振が行われる前
に求められた前記振動台の逆特性と前記目標波に基づい
て、前記加振波とすべきオフライン補償波を生成するオ
フライン補償波生成器と、加振中に所定時間分の前記加
振波及び前記再現波のデータに基づいて求められた加振
中の前記振動台の逆特性と前記目標波に基づいて、前記
加振波とすべきオンライン補償波を生成するオンライン
補償波生成器とを有し、加振中に、前記振動台へ与える
前記加振波を、前記オフライン補償波から前記オンライ
ン補償波に基づく補償波へ切替えることを特徴とする。
【0017】更に、上記の発明において、その好ましい
態様は、前記オンライン補償波生成器は、前記加振中に
次々と新しい前記オンライン補償波を生成し、前記加振
波のオンライン補償波に基づく補償波への切替が、前記
新しく生成されたオンライン補償波に基づいて次々と行
われることを特徴とする。
【0018】更に、上記の発明において、別の態様は、
前記オフライン補償波と前記オンライン補償波を、周波
数に応じた所定の割合で加算し、低周波数領域において
は前記オフライン補償波となり、高周波数領域において
は前記オンライン補償波となるような混合補償波を生成
する周波数別加算器を有し、前記オンライン補償波に基
づく補償波が、前記混合補償波であることを特徴とす
る。
【0019】更にまた、上記の発明において、別の態様
は、前記加振波の切替時に前記加振波が切替前の波形か
ら切替後の波形へ滑らかに移行するように、切替前に前
記加振波となっていた補償波と切替後に前記加振波とな
る補償波を、切替後の時刻に応じた所定の割合で加算し
て、切替後の前記加振波を生成する補償波切替器を有す
ることを特徴とする。
【0020】更に、上記の発明において、別の態様は、
前記加振波の切替が、前記加振の前に予め設定されたタ
イミングで行われることを特徴とする。
【0021】更にまた、上記の発明において、別の態様
は、前記加振波の切替が、前記加振中、一定時間毎に行
われることを特徴とする。
【0022】更にまた、上記の発明において、別の態様
は、最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時
点で前記加振波となっている補償波の生成に用いられた
前記振動台の逆特性とのゲイン差が所定値を超えた時
に、前記加振波の切替が行われることを特徴とする。
【0023】更にまた、上記の発明において、別の態様
は、最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時
点で前記加振波となっている補償波の生成に用いられた
前記振動台の逆特性のそれぞれから求められる前記振動
台に載せられた供試体のそれぞれの固有値の差が所定値
を超えた時に、前記加振波の切替が行われることを特徴
とする。
【0024】更にまた、上記の発明において、別の態様
は、前記加振中の振動台の逆特性を求めるために用いら
れる前記加振波及び再現波のデータが取得される前記所
定時間が、前記加振中の各時刻毎に、周波数成分の偏り
がないデータを取得できるような時間に、予め設定され
ていることを特徴とする。
【0025】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、被試験体である供試体を載せて、前記供試体
を所定の波形で振動させる振動台と、前記振動台の波形
制御装置を有する振動装置において、前記振動台の波形
制御装置が、上記の発明あるいはその態様に記載の振動
台の波形制御装置であることを特徴とする。
【0026】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、加振中に再現波が目標波と一致するような加
振波の信号を受けて振動する振動台の波形制御方法にお
いて、加振が行われる前に求められた前記振動台の逆特
性と前記目標波に基づいて、前記加振波とすべきオフラ
イン補償波を生成し、前記加振波を前記オフライン補償
波とする第一のステップと、加振中に所定時間分の前記
加振波及び前記再現波のデータに基づいて求められた加
振中の前記振動台の逆特性と前記目標波に基づいて、前
記加振波とすべきオンライン補償波を生成し、加振中
に、前記加振波を前記オンライン補償波に基づく補償波
へ切替える第二のステップを有することを特徴とする。
【0027】本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に
説明する発明の実施の形態から明らかになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照
番号又は参照記号を付して説明する。図1は、本発明を
適用した波形制御装置の第一の実施の形態例に係る構成
図である。第一の実施の形態例に係る波形制御装置は、
加振前に予め設定した加振中の各時刻に、その時点での
振動台の逆特性を求め、加振波をその逆特性に基づいて
生成される補償波に切替えていくものである。即ち、加
振中の各設定時刻にオンライン補償を行う装置である。
【0029】図1に示すとおり、第一の実施の形態例に
係る波形制御装置は、図13に基づいて説明した従来装
置に対し、オンライン補償波生成器7、周波数別加算器
8、補償波切替器9、切替時刻設定器10、及び切替器
121、122を追加した構成となっている。
【0030】図2は、図1に示す波形制御装置のフロー
チャートである。以下、図1及び図2に基づいて、第一
の実施の形態例における加振の手順と各部の機能につい
て説明する。
【0031】まず、本加振を行う前に従来技術で説明し
た手順と同様に、微弱ランダム波による加振を行い、そ
の結果から得られる振動台の逆特性の推定値
【数8】 を求めておく(図2のステップS1)。その上で、本加
振を開始し、まず、前記微弱ランダム波から得られた逆
特性を用いてオフライン補償波生成器3でオフライン補
償波30を生成する。本加振の初期段階では、このオフ
ライン補償波30がそのまま振動台2へ伝えられる加振
波90となって、振動台2が振動する(図2のステップ
S2)。ここまでの各部の動作は、従来技術で説明した
内容と同じである。切替時刻設定器10からの切替動作
信号12が発せられるまでは、この状態が継続される。
【0032】切替時刻設定器10は、前述のオンライン
補償を実行し加振波90を切替える旨の切替動作信号1
2を発する部分であり、第一の実施の形態例では、この
切替動作信号12を出力する時刻が、加振前に目標波1
1の振幅レベルから予め設定されている。切替時刻設定
器10から切替動作信号12が発せられると(図2のス
テップS3)、加振波記録器5及び再現波記録器6に記
録されている加振波90と再現波20のデータから、振
動台逆特性算出器4においてその時点の振動台の逆特性
の推定値40が求められる(図2のステップS4)。こ
こで、加振波記録器5及び再現波記録器6は、従来技術
で説明したものと同一であるが、過去所定時間(ΔT)
分の加振波90と再現波20のデータを記憶している。
【0033】また、振動台逆特性算出器4も従来技術で
説明したものと同一であるが、逆特性を求めるために用
いる加振波90と再現波20のデータが前記ΔT内に取
得された短いデータであるため、逆特性を算出するため
のアルゴリズムとして公知手法であるARモデルを利用
している。その手法を下記に示す。
【0034】ARモデルは(3)式で表される。
【0035】
【数9】 ここで一軸振動台の場合、目標波一入力と再現波一出力
の2変数モデルで表すことができるので、X(kT)、A
(m)、U(kT)は下記のようになる。三次元振動台の場合、
目標波、再現波が各軸方向成分をもつため3変数以上と
なるが、以下に述べる手法は同様である。
【0036】
【数10】 なお、x(kT)、y(kT)は、それぞれ加振波、再現波を時間
領域で表現したものである。
【0037】このモデルを用いてAR係数行列を同定す
るが、その次数は赤池のFPE規範と呼ばれる下記
(4)式の最小値を与えるを求めることで決定する。
【0038】
【数11】 ここで、Nは、サンプリングされた加振波及び再現波の
データ点数を表しており、kは、1,2,3,....,Nの値を取
ることになる。
【0039】次に、AR係数行列A(m)のフーリエ変換B
(ω)を算出した後、スペクトル密度行列C(ω)を下記
(5)式によって求める。
【0040】
【数12】 ここで、E{}は期待値演算、tは転置行列、*は共役転置
行列を表すものとする。これより、振動台の逆特性の推
定値
【数13】 は下記(6)式で求められる。
【0041】
【数14】 なお、振動台の逆特性の算出手法として、ARモデル以
外の手法を用いる装置としてもよい。
【0042】以上のように、振動台逆特性算出器4にお
いて逆特性が算出されると、切替時刻設定器10からの
切替動作信号12に応答して、オンライン補償波生成器
7においてその逆特性を用いたオンライン補償波70の
生成がなされる(図2のステップS5)。オンライン補
償波生成器7の構造は、オフライン補償波生成器3と同
一であり、フーリエ変換器71、演算器72、フーリエ
逆変換器73を有し、演算器72での補償波の生成に
は、従来技術で説明した(2)式が用いられる。従っ
て、オンライン補償波生成器7は、補償波生成に用いる
逆特性の推定値が加振中に変化するという点のみがオフ
ライン補償波生成器3と異なる。
【0043】次に、生成されたオンライン補償波70
は、周波数別加算器8へ伝えられ、周波数によるオフラ
イン補償波30との加算がなされる(図2のステップS
6)。
【0044】前述したとおり、オンライン補償波70の
生成に用いられている逆特性40は、短い時間(ΔT)
のデータから求められているため、一回の加振全体のデ
ータから求められたオフラインでの逆特性と比べ、低周
波数領域での精度が低くなっている。そこで、オフライ
ン補償波生成器3からのオフライン補償波30とオンラ
イン補償波生成器7からのオンライン補償波70を、そ
れぞれ、低域通過フィルタ81と高域通過フィルタ82
に通した後に加算する処理を行っている。
【0045】図3は、周波数別加算器8における処理の
一例を示した図である。図に示すとおり、低域通過フィ
ルタ81と高域通過フィルタ82は、周波数毎にオフラ
イン補償波30とオンライン補償波70の加算時の割合
(ゲイン:0〜1)を設定したものである。前述の理由
から、十分に周波数の低い領域ではオフライン補償波3
0のみを、また、十分に周波数の高い領域ではオンライ
ン補償波70のみが利用され、その境界領域では双方が
混ぜられる設定としている。図3の例では、前記境界領
域において、周波数とゲインの関係を線形としたが、周
波数毎に低域通過フィルタ81と高域通過フィルタ82
におけるゲインの和(図中のa+b)が1になるような関
係であれば、線形でなくともよい。
【0046】周波数別加算器8で加算された結果が、前
記切替動作信号12に応答して加振波90として切替え
られるべき混合補償波80であり、切替器122を介し
て補償波切替器9へ伝えられる。切替器122は、前記
切替動作信号12の度に切替わり、周波数別加算器8で
生成された混合補償波80を記憶器94あるいは記憶器
95へ交互に出力する(図2のステップS7)。一方、
切替器121は、オンライン補償波70の使用/不使用
を切替えるスイッチであり、加振開始直後などオンライ
ン補償波70を使用しない場合にはA側、オンライン補
償波70を使用する場合にはB側に設定される。従っ
て、一回目の切替動作信号12が出た時点で、A側から
B側へ切替わる。
【0047】補償波切替器9は、切替時刻設定器10か
らの切替動作信号12に応答して、振動台2へ出力する
加振波90を、オンライン補償がなされ周波数別加算器
8で生成された混合補償波80に切替えるが、その際
に、加振波90が滑らかに新しい混合補償波80へ切替
わるように処理を施している。記憶器94、95にはそ
れぞれ、切替前に加振波90として出力されていた混合
補償波80と、切替動作信号により生成され切替後の加
振波90となる混合補償波80が記録される。加振開始
後、一回目の切替動作信号12が発せられた時点では、
記憶器94に前記オフライン補償波生成器3で生成され
たオフライン補償波30が、記憶器95には周波数別加
算器8で生成された混合補償波80が記憶される。二回
目以降の切替動作信号の際には、前述した切替器122
の動作に基づいて新旧混合補償波80が二つの記憶器に
交互に記憶される。
【0048】記憶された新旧混合補償波80はそれぞ
れ、可変ゲイン91、92で所定のゲイン値を与えられ
た後、加算器93で加算され、振動台2へ出力する新し
い加振波90が生成される(図2のステップS8)。図
4は、可変ゲイン91、92及び加算器93における処
理を説明するための図である。図4の(A)は、新旧混
合補償波80と加算器93から出力される加振波90の
波形を表している。また、(B)は、可変ゲイン91、
92におけるゲインの変化を表している。図からわかる
様に、切替時刻ts(前記切替動作信号が発せられた時
刻)からしばらくの間Δt(所定の時間内)は、ゲイン
の変化に基づいて新旧混合補償波80が混ぜ合わされ、
(A)に示すとおり、出力される加振波90は新旧混合
補償波80の波形を内挿する様に滑らかに変化する。こ
れにより、切替時の断続的な変化による弊害を防止する
ことができる。
【0049】図1にもどり、補償波切替器9から出力さ
れた新しい加振波90は、振動台2へ伝えられ、この加
振波90による振動が、次の切替動作信号12が発せら
れるまで継続される。切替時刻設定器10から切替動作
信号12が発せられる度に、上記の振動台逆特性算出器
4における逆特性把握からの動作(図2のステップS3
〜S8)が行われ、本加振終了まで繰り返される。
【0050】以上、説明したように、第一の実施の形態
例に係る波形制御装置は、事前に設定した各時刻に、そ
の時点での振動台の逆特性を把握し、随時その逆特性に
基づいてオンライン補償された補償波を加振波として使
用していくことにより、一回の加振で目標波と再現波を
一致させることを可能としている。また、オンライン補
償で誤差の大きくなる低周波数領域においてオフライン
補償波を利用すること、補償波の切替時に新旧補償波を
滑らかに切り替えることにより、より適正な振動試験を
可能にしている。
【0051】次に、本発明の第二の実施の形態例につい
て説明する。第二の実施の形態例に係る波形制御装置
は、概ね第一の実施の形態例の装置と同じであるが、常
に振動台の逆特性の把握演算を実施し、逆特性のゲイン
の変化が所定の値より大きくなった時に、オンライン補
償波を生成して補償波を切替えることを特徴としてい
る。
【0052】図5は、第二の実施の形態例に係る波形制
御装置の構成図である。図1に示した第一の実施の形態
例の構成図と比較して、振動台逆特性算出器4と切替時
刻設定器10の間の信号の向きのみが異なっており、ま
た、各部の構成についても、切替時刻設定器10を除い
て同一である。図6は、第二の実施の形態例における切
替時刻設定器10の構成図である。また、図7は、第二
の実施の形態例におけるフローチャートである。図7に
おいて、点線で囲われた部分、言い換えれば振動台逆特
性算出器4における特性把握と切替時刻設定器10にお
ける切替動作信号12の発生に関する部分が、第一の実
施の形態例と相違する部分である。
【0053】以下、図6及び図7に基づいて第一の実施
の形態例との相違内容について説明する。振動台逆特性
算出器4は、第一の実施の形態例の場合のように切替時
刻設定器10からの切替動作信号12によって逆特性の
演算を行うのではなく、加振中常に(又は、所定のサン
プリング時間毎に)逆特性の演算を実施し、その結果を
オンライン補償波生成器7と切替時刻設定器10へ出力
している(図7のステップS3−1)。なお、逆特性の
演算自体は、加振波記録器5と再現波記録器6からの前
記ΔT分のデータを用いて、第一の実施の形態例と同様
にARモデルを用いて行われる。
【0054】逆特性を受取った切替時刻設定器10は、
現在の加振波に対応する逆特性と、加振中に求めた逆特
性との差が一定以上に大きくなると切替動作信号12を
出力する。より詳細には、現在加振波として使用されて
いる補償波を生成するために使用された逆特性の推定値
【数15】 と、今回送られた逆特性の推定値
【数16】 を、予め設定したK個の周波数値において比較し、その
ゲインの差の絶対値の総和を算出する。そして、算出さ
れた値を予め設定された所定値と比較し(図7のステッ
プS3−2)、算出された値の方が大きい場合には、切
替動作信号12を発生する(図7のステップS4)。
【0055】図8は、前記ゲイン差の絶対値の総和を説
明するための図である。図中、点線が前記現在の加振波
の逆特性の推定値
【数17】 を、太線が前記求められた逆特性の推定値
【数18】 を表している。また、ω12,…ωKが前記K個の周波
数値を、ΔG1,ΔG2,…ΔGKがそれら周波数における
【数19】
【数20】 の差を表している。ここで、前記ゲイン差の絶対値の総
和とは、図中にも記載された下記(7)式で求められる
ΔGの値である。 ΔG=|ΔG1|+|ΔG2|+.........+|ΔGK| (7)
【0056】切替時刻設定器10の内部構成は、図6に
示すとおりであり、振動台逆特性算出器4から送られた
逆特性の推定値
【数21】 は、切替器101を介して記録器102、103のいず
れか一方に記録される。もう一方の記録器には、現在の
補償波の逆特性
【数22】 が記録されている。ゲイン差計算器1041〜104K
では、記録器102、103に記録された
【数23】
【数24】 の前記K個の周波数値におけるゲイン差が計算され、そ
の結果の絶対値が絶対値演算器1051〜105Kで演
算された後に、加算器106で総計される。そのゲイン
差の総和ΔGは、比較器107で所定ゲイン設定器10
8に定められた値Gsと比較され、前述のとおり、ΔG
の方が大きくなれば、切替動作信号12が発生される。
振動台逆特性算出器4から新規の逆特性の推定値40が
送られる度に、切替器101が切替えられ、上記の動作
が繰り返される。
【0057】切替動作信号12が発生された後は、第一
の実施の形態例で説明したとおり、オンライン補償波7
0が生成され、補償波の切替が実行されることとなる。
以上、説明したように、第二の実施の形態例では、第一
の実施の形態例の場合と同様、オンライン補償を行うこ
とにより、一回の加振で目標波と再現波を一致されるこ
とが可能であるが、そのオンライン補償を行うタイミン
グを逆特性のゲインの変化量により決定するところに特
徴がある。より具体的には、変化が大きくなる毎に、新
しい補償波に切替えられる。従って、本実施の形態例に
係る波形制御装置では、本加振前に予め補償波の切替時
刻を設定する必要がなく、事前に切替時刻を予測するこ
とが困難な場合に有効である。また、切替時刻決定が主
にゲインの加減演算のみで行われるため、実現も容易で
ある。
【0058】次に、本発明の第三の実施の形態例につい
て説明する。本実施の形態例は、補償波の切替動作信号
の出力タイミングを、振動台の逆特性から検出される供
試体の固有値(固有振動数)の変化量(Δω)に応じて
決定することを特徴としたものであり、第二の実施の形
態例における装置と比較して、切替時刻設定器10の内
部構成のみが相違している。従って、本実施の形態例に
おける波形制御装置の全体構成図は、図5に示した第二
の実施の形態例の構成図と同一であり、また、全体の処
理フローについても図7に示したフローチャートのステ
ップS3−2において、ΔGをΔωに置き換えたもので
ある。
【0059】図9は、第三の実施の形態例の波形制御装
置における切替時刻設定器10の構成図である。以下、
第三の実施の形態例における特徴部分について説明す
る。本実施の形態例においても、振動台逆特性算出器4
において常に逆特性の推定値40が算出されており、そ
の都度その値が切替時刻設定器10へ送られる。送られ
た逆特性の推定値
【数25】 は、第二の実施の形態例の場合と同様に、切替器101
を介して記録器102、103のいずれかに記録され
る。もう一方の記録器には、現在の補償波の逆特性
【数26】 が記録されている。次に、固有値計算器1011、10
12において、
【数27】
【数28】 からそれぞれの場合の供試体の固有値が算出される。
【0060】図10は、固有値と固有値の差を示した図
である。図中、点線が
【数29】 を、太線が前記
【数30】 を表し、それぞれの固有値(固有振動数)がωNold、ω
Nnowで示されている。次に、計算された二つの固有値の
差の絶対値(図10のΔω)が、減算器1013と絶対
値演算器1014で計算される。その計算式は、図10
にも記載されているとおり、下記(8)式である。 Δω=|ωNnow−ωNold| (8) 計算された固有値の差Δωは、比較器1015において
所定値設定器1016に設定された値ωsと比較され、
設定値ωsより大きい場合には、逆特性の推定値を更新
するための切替動作信号12が出力される。これによ
り、第一及び第二の実施の形態例の場合と同様に、オン
ライン補償波70が生成され、補償波の切替が実行され
る。
【0061】以上、説明したように、第三の実施の形態
例では、加振中に常時振動台の逆特性を把握し、それか
ら検出される供試体の固有値の変化が所定値以上になっ
た場合に、オンライン補償を行うことにより、一回の加
振で目標波と再現波を一致されることを可能としてい
る。また、第二の実施の形態例と同様に、事前に切替時
刻の設定を行う必要がない。さらに、切替時期決定のた
めの逆特性の評価に固有値を用いることで、加振中にお
ける振動台の逆特性の変化を的確に捉えることができ、
単にゲインを比較する第二の実施の形態例と比べ、高精
度な評価が可能である。
【0062】次に、本発明の第四の実施の形態例につい
て説明する。第四の実施の形態例は、加振中、常に一定
時間毎に、オンライン補償波を生成して補償波を切替え
ていくものである。従って、補償波の切替時刻を指示す
る切替時刻設定器10は、不必要となるため、第四の実
施の形態例に係る波形制御装置の構成図は、図1若しく
は図5に示した構成図から切替時刻設定器10を削除し
たものとなる。本実施の形態例の波形制御装置において
は、一定時間毎に、振動台逆特性算出器4、オンライン
補償波生成器7、周波数別加算器8、及び補償波切替器
9が動作して、その都度、生成されたオンライン補償波
70によって補償波の切替が行われる。各部の動作は、
第一の実施の形態例で説明した内容と同一である。ま
た、全体の処理フローも、図2に示した処理フローと同
一であり、切替動作信号12の発生(ステップS3)が
一定時間毎に行われ、その度に図中のステップS4〜S
8が繰り返される。
【0063】第四の実施の形態例に係る波形制御装置に
おいても、常時オンライン補償を行うため、一回の加振
で目標波と再現波を一致させることが可能である。ま
た、比較的短い定間隔で補償波の切替を行うことによ
り、徐々にその特性が変化するような供試体の振動試験
にも適用できる。
【0064】次に、本発明の第五の実施の形態例につい
て説明する。本実施の形態例は、振動台の逆特性把握の
ために用いられる加振波と再現波のデータの取得期間
(前記ΔT)を可変とし、事前に各時刻における取得期
間ΔTを設定しておくものである。本実施の形態例は、
これまでに説明した全ての実施の形態例に適用が可能で
ある。
【0065】図11は、第五の実施の形態例における前
記データの取得期間ΔTについて説明するための図であ
る。(a)は、ΔTを一定とした場合を例示したもので
ある。また、(b)、(c)はそれぞれ、(a)の時刻k、
k'において取得されるデータの周波数分布を示してい
る。図からわかるとおり、時刻kで取得された(区間1
(ΔT1)の)データは、十分な帯域を含んでいるが、
時刻k'で取得された(区間2(ΔT2)の)データは、
高域を含んでいない。そのため、時刻kでは、逆特性を
正しく把握ができるが、時刻k'では、正しく把握されな
い。このように、ΔTを一定とすると、取得されるデー
タに周波数成分の偏りが存在する場合があり、逆特性の
算出上問題となる。
【0066】取得されるデータに十分な帯域を確保する
ためには、ΔTを長くする必要があるが、ΔTを固定と
し、一律に長くすることは、取得されるデータに古いも
のが多く含まれることなり、オンライン補償にとって好
ましくない。従って、必要に応じて適切にΔTを変化さ
せることが望ましい。
【0067】図11の(d)は、第五の実施の形態例を
適用した場合であり、(a)に示した例において、ΔT
を時刻に対して可変とし(ΔT(k))、時刻k'において
も適切なデータが取得できるようにしたところを示して
いる。(e)は、(d)における区間3で取得されたデー
タの周波数分布を表している。ΔT(k')をΔT一定の場
合より長く設定することにより、上記の問題が解決され
ている。また、時刻kにおいては、ΔT(k)を長くする必
要がないので、ΔTのままとされている。
【0068】このように、ΔTを可変とすることが望ま
れるが、加振中にリアルタイムで各時刻における適切な
ΔTを決定することは困難である。そこで、本実施の形
態例では、目標波が既知であることに着目し、加振前
に、目標波の周波数分布を解析し、各時刻における適切
なΔT、即ち逆特性把握に必要なデータを含む最も短い
時間、を設定しておく。具体的には、加振中の時刻tに
よって値が変化する取得期間ΔT(t)を事前に決めてお
く。加振中には、加振波記録器5及び再現波記録器6に
おいて、各時刻t毎にΔT(t)分のデータが取得され、
逆特性把握に使用される。
【0069】以上、説明したように、第五の実施の形態
例では、各時刻において、周波数分布の偏りが少なく、
かつ、短い時間のデータで逆特性の同定が行われるた
め、同定精度を向上させることができる。従って、より
正確な振動試験を実現できる。以上、第一から第五の実
施の形態例を用いて説明したように、本発明を適用した
振動台の波形制御装置は、加振中に適切なオンライン補
償波による切替を実行することにより、一回の加振で目
標波と再現波を一致させることができ、いわゆる一発破
壊試験などに適用が可能である。
【0070】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0071】
【発明の効果】以上、添付図にしたがって説明したよう
に、本発明では以下のような効果を有する。
【0072】第一に、加振中に加振波を、加振前に求め
られた逆特性に基づくオフライン補償波から、加振中に
求められた逆特性に基づくオンライン補償波による補償
波へ切替えることにより、一回の加振で目標波と再現波
を一致させることが可能となり、いわゆる一発破壊試験
など加振中に振動台の特性が変化する振動試験に適用す
ることができるという効果がある。
【0073】第二に、加振中に加振波を、加振中に次々
と生成される新しいオンライン補償波による補償波へ次
々と切替えていくことにより、一回の加振でより正確に
目標波と再現波を一致させることができる。
【0074】第三に、加振波として切替えるオンライン
補償波による補償波を、周波数に応じた割合でオフライ
ン補償波とオンライン補償波を加算した混合補償波とす
ることにより、どの周波数領域においても誤差の小さい
補償波を生成することができる。
【0075】第四に、加振波の切替時に、加振波として
用いられる新旧補償波を滑らかに切り替えることによ
り、より適正な振動試験ができるという効果がある。
【0076】第五に、加振波の切替を、事前に設定した
タイミングで行うことにより、適正な加振波の切替が可
能である。
【0077】第六に、加振波の切替を、加振中、一定時
間毎に行うことにより、徐々にその特性が変化するよう
な供試体の振動試験にも適用できるという効果がある。
【0078】第七に、加振波の切替を、加振中に把握さ
れる逆特性のゲインの変化量が所定の値より大きくなっ
た時に行うことにより、加振前に予め切替タイミングを
設定する必要がなく、事前に切替タイミングを予測する
ことが困難な場合に有効である。
【0079】第八に、加振波の切替を、加振中に検出さ
れる供試体の固有値の変化量が所定の値より大きくなっ
た時に行うことにより、加振前に予め切替タイミングを
設定する必要がない上に、より精度の高い振動試験が可
能となる。
【0080】第九に、振動台の逆特性把握のために用い
られる加振波と再現波のデータの取得期間を事前に各時
刻毎に適正な長さに設定しておくことにより、加振中の
各時刻において、周波数分布の偏りが少なく、かつ、短
い時間のデータで逆特性の同定が行われ、同定精度が向
上するという効果がある。
【0081】第十に、オンライン補償を行うことのでき
る振動台の波形制御装置を有する振動装置を用いること
により、いわゆる一発破壊試験など加振中に振動台の特
性が変化する振動試験が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した波形制御装置の第一の実施の
形態例に係る構成図である。
【図2】第一の実施の形態例に係るフローチャートであ
る。
【図3】周波数別加算器8における処理の一例を示した
図である。
【図4】可変ゲイン91、92及び加算器93における
処理を説明するための図である。
【図5】第二の実施の形態例に係る波形制御装置の構成
図である。
【図6】第二の実施の形態例における切替時刻設定器1
0の構成図である。
【図7】第二の実施の形態例に係るフローチャートであ
る。
【図8】ゲイン差の絶対値の総和を説明するための図で
ある。
【図9】第三の実施の形態例における切替時刻設定器1
0の構成図である。
【図10】固有値と固有値の差を示した図である。
【図11】データの取得期間ΔTについて説明するため
の図である。
【図12】振動装置の概略の構成を示した図である。
【図13】従来の振動装置の構成を波形制御装置を中心
に示した図である。
【図14】従来の波形制御装置を用いた場合のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 目標波発生器 2 振動台 3 オフライン補償波生成器 4 振動台逆特性算出器 5 加振波記録器 6 再現波記録器 7 オンライン補償波生成器 8 周波数別加算器 9 補償波切替器 10 切替時刻設定器 11 目標波 12 切替動作信号 20 再現波 21 振動台制御部 22 振動台加振機構部 30 オフライン補償波 31 フーリエ変換器 32 演算器 33 フーリエ逆変換器 40 逆特性の推定値 70 オンライン補償波 71 フーリエ変換器 72 演算器 73 フーリエ逆変換器 80 混合補償波 81 低域通過フィルタ 82 高域通過フィルタ 83 加算器 90 加振波 91 可変ゲイン 92 可変ゲイン 93 加算器 94 記録器 95 記録器 100 波形制御装置 101 切替器 102 記録器 103 記録器 106 加算器 107 比較器 108 所定ゲイン設定器 121 切替器 122 切替器 221 加振機 222 テーブル 223 供試体 224 加速度センサ 1011 固有値計算器 1012 固有値計算器 1013 減算器 1014 絶対値演算器 1015 比較器 1016 所定値設定器 1041〜104K ゲイン差計算器 1051〜105K 絶対値演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広江 隆治 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 作野 誠 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内 Fターム(参考) 3J048 AB07 AD01 EA38 5H004 GA14 HA07 HA12 HB07 HB09 JA05 JB30 KA66 KA69 KB22 KB29 KB34 KB38 KC28 KC44 KC45 LA13 LB08 LB09 MA12 MA13 9A001 GG03 HH34 KK53

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振中に振動台において再現される再現波
    が目標波と一致するような加振波の信号を該振動台に与
    える振動台の波形制御装置において、 該加振が行われる前に求められた該振動台の逆特性と該
    目標波に基づいて、該加振波とすべきオフライン補償波
    を生成するオフライン補償波生成器と、 該加振中に所定時間分の該加振波及び該再現波のデータ
    に基づいて求められた該加振中の該振動台の逆特性と該
    目標波に基づいて、該加振波とすべきオンライン補償波
    を生成するオンライン補償波生成器とを有し、 該加振中に、該振動台へ与える該加振波を、該オフライ
    ン補償波から該オンライン補償波に基づく補償波へ切替
    えることを特徴とする振動台の波形制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記オンライン補償波生成器は、前記加振中に次々と新
    しい前記オンライン補償波を生成し、 前記加振波のオンライン補償波に基づく補償波への切替
    が、該新しく生成されたオンライン補償波に基づいて次
    々と行われることを特徴とする振動台の波形制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2において、更
    に、 前記オフライン補償波と前記オンライン補償波を、周波
    数に応じた所定の割合で加算し、低周波数領域において
    は前記オフライン補償波となり、高周波数領域において
    は前記オンライン補償波となるような混合補償波を生成
    する周波数別加算器を有し、 前記オンライン補償波に基づく補償波が、該混合補償波
    であることを特徴とする振動台の波形制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、更に、 前記加振波の切替時に前記加振波が切替前の波形から切
    替後の波形へ滑らかに移行するように、切替前に前記加
    振波となっていた補償波と切替後に前記加振波となる補
    償波を、切替後の時刻に応じた所定の割合で加算して、
    切替後の前記加振波を生成する補償波切替器を有するこ
    とを特徴とする振動台の波形制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、 前記加振波の切替が、前記加振の前に予め設定されたタ
    イミングで行われることを特徴とする振動台の波形制御
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、 前記加振波の切替が、前記加振中、一定時間毎に行われ
    ることを特徴とする振動台の波形制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、 最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時点で
    前記加振波となっている補償波の生成に用いられた前記
    振動台の逆特性とのゲイン差が所定値を超えた時に、前
    記加振波の切替が行われることを特徴とする振動台の波
    形制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、 最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時点で
    前記加振波となっている補償波の生成に用いられた前記
    振動台の逆特性のそれぞれから求められる前記振動台に
    載せられた供試体のそれぞれの固有値の差が所定値を超
    えた時に、前記加振波の切替が行われることを特徴とす
    る振動台の波形制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8のいずれかにおい
    て、 前記加振中の振動台の逆特性を求めるために用いられる
    前記加振波及び再現波のデータが取得される前記所定時
    間が、 前記加振中の各時刻毎に、周波数成分の偏りがないデー
    タを取得できるような時間に、予め設定されていること
    を特徴とする振動台の波形制御装置。
  10. 【請求項10】被試験体である供試体を載せて、該供試
    体を所定の波形で振動させる振動台と、該振動台の波形
    制御装置を有する振動装置において、 該振動台の波形制御装置が、 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の振動台の波形
    制御装置であることを特徴とする振動装置。
  11. 【請求項11】加振中に再現波が目標波と一致するよう
    な加振波の信号を受けて振動する振動台の波形制御方法
    において、 該加振が行われる前に求められた該振動台の逆特性と該
    目標波に基づいて、該加振波とすべきオフライン補償波
    を生成し、該加振波を該オフライン補償波とする第一の
    ステップと、 該加振中に所定時間分の該加振波及び該再現波のデータ
    に基づいて求められた該加振中の該振動台の逆特性と該
    目標波に基づいて、該加振波とすべきオンライン補償波
    を生成し、該加振中に、該加振波を該オンライン補償波
    に基づく補償波へ切替える第二のステップを有すること
    を特徴とする振動台の波形制御方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、更に、 前記第二のステップが、前記加振中に繰り返し行われる
    ことを特徴とする振動台の波形制御方法。
  13. 【請求項13】請求項11あるいは請求項12におい
    て、 前記第二のステップにおける前記オンライン補償波に基
    づく補償波が、 前記オフライン補償波と前記オンライン補償波を、周波
    数に応じた所定の割合で加算し、低周波数領域において
    は前記オフライン補償波となり、高周波数領域において
    は前記オンライン補償波となるような混合補償波である
    ことを特徴とする振動台の波形制御方法。
  14. 【請求項14】請求項11乃至請求項13のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップにおける切替後の加振波は、 切替前に前記加振波となっていた補償波と切替後に前記
    加振波となる補償波を、切替後の時刻に応じた所定の割
    合で加算することにより生成され、切替前の波形から切
    替後の波形へ滑らかに移行するような波形を有すること
    を特徴とする振動台の波形制御方法。
  15. 【請求項15】請求項11乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップが、前記加振の前に予め設定された
    タイミングで行われることを特徴とする振動台の波形制
    御方法。
  16. 【請求項16】請求項11乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップが、前記加振中、一定時間毎に行わ
    れることを特徴とする振動台の波形制御方法。
  17. 【請求項17】請求項11乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップが、 最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時点で
    前記加振波となっている補償波の生成に用いられた前記
    振動台の逆特性とのゲイン差が所定値を超えた時に行わ
    れることを特徴とする振動台の波形制御方法。
  18. 【請求項18】請求項11乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップが、 最新の前記加振中における振動台の逆特性とその時点で
    前記加振波となっている補償波の生成に用いられた前記
    振動台の逆特性のそれぞれから求められた、前記振動台
    に載せられた供試体のそれぞれの固有値の差が所定値を
    超えた時に行われることを特徴とする振動台の波形制御
    方法。
  19. 【請求項19】請求項11乃至請求項18のいずれかに
    おいて、 前記第二のステップにおける前記加振波及び再現波のデ
    ータが取得される前記所定時間が、 前記加振中の各時刻毎に、周波数成分の偏りがないデー
    タを取得できるような時間に、予め設定されていること
    を特徴とする振動台の波形制御方法。
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