JP2001107536A - 白華を生じないタイル張り工法、防水性下地調整材、張り付けモルタル、目地モルタルおよび構造体 - Google Patents

白華を生じないタイル張り工法、防水性下地調整材、張り付けモルタル、目地モルタルおよび構造体

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JP2001107536A
JP2001107536A JP28624299A JP28624299A JP2001107536A JP 2001107536 A JP2001107536 A JP 2001107536A JP 28624299 A JP28624299 A JP 28624299A JP 28624299 A JP28624299 A JP 28624299A JP 2001107536 A JP2001107536 A JP 2001107536A
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cement
joint
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JP28624299A
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Toshiro Motochigawa
俊郎 本地川
Noburo Tsubouchi
信朗 坪内
Nobunao Murakami
信直 村上
Hajime Okamoto
肇 岡本
Hiroyuki Sakakibara
弘幸 榊原
Akio Sugiura
章雄 杉浦
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白華を生じないタイル張り工法、防水性下地
調整材、張り付けモルタル、目地モルタルおよび構造体
を開発する。 【解決手段】 白華(エフロレッセンス)の原因となる
表面や裏面からの水分の侵入を防ぎ、水分が侵入した場
合に、白華の基となる遊離水酸化カルシウムが少ない、
かつ移動しにくいように硬化後は緻密で水密な構成とな
るような配合のモルタルでタイル張り層を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の外壁または内壁のタイル張り工事における白華を生
じないタイル張り工法、防水性下地調整材、張り付けモ
ルタル、目地モルタルおよび構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント配合物の硬化体の表面に発生す
る白華(エフロレッセンス)は、セメント系材料中の遊
離したカルシウムイオンが、材料中に侵入した水分によ
り表面に移動して、空気中の炭酸ガスと反応し、灰白色
の結晶として析出するもので、コンクリート、モルタ
ル、タイル張りの外壁や床面の外観を損なう。
【0003】叙上の白華現象を防止する手段として特公
平6−74160号公報には、モルタル、コンクリート
の混練時に、水溶性アミノ樹脂若しくは水溶性アミノ樹
脂と、高級脂肪酸金属塩及び非イオン界面活性剤の少な
くとも1種とを配合して、均一混合物を得、硬化させる
ことにより、建物の壁や床面、橋その他のモルタル、コ
ンクリート構造物を製造したり、また、上記均一混合物
を、既に完成しているモルタル、コンクリート構造物の
表面に塗布または吹付けすることによって、白華を防止
又は抑制するとした提案がなされている。
【0004】一方、陶磁器質タイルの無機質系接着剤
(セメント系)施工には、タイルの剥離、剥落を防止す
ることを主眼にした下記の如き諸法がある。 (1)圧着張り工法 (図3) 積上げ張りの白華の発生を改善すると共に施工能率を向
上させるために考案された。下地側に張り付けモルタル
を塗り拡げ、上部より下方に張り進める工法で、タイル
裏面に空隙を生じさせないようにしたものである。 (2)改良圧着張り工法 (図4) 圧着張り工法の接着強さは、張り付けモルタル塗布後の
放置時間の影響を受けやすいという欠点があるが、これ
を改善するために、下地側だけでなく、タイル裏面にも
張り付けモルタルを塗り付け、上部より下方に張り進め
る工法であるが、タイル裏側のモルタルに空隙を生じる
ことがある。 (3)密着張り工法 (図5) 基本的な施工方法は、圧着張り工法と同様であるが、タ
イルを振動工具により圧締し、目地部分にはみ出した張
り付けモルタルを目地ごてで押さえて仕上りとし、目地
詰めを行わない工法である。圧締が不足するとタイル裏
面に空隙が生じることがある (4)モザイクタイル張り工法 (図6) 基本的な施工方法は、圧着張り工法と同様である。 (5)マスク工法(KN工法、KM工法) (図7) モザイクタイル張り工法が下地側に張り付けモルタルを
塗布するのに対し、この工法は、マスクを使用して、タ
イル裏面に張り付けモルタルを塗布し、タイルを圧締し
て張り付ける工法である。このため、圧締が不足する
と、タイル裏側モルタルに空隙を生じる。
【0005】叙上諸施工法は、結局図1に示される如
く、コンクリートやセメント成形板1に下地調整モルタ
ル2で下地を作り、張り付けモルタル3でタイル4を張
り、目地モルタル5で目地を詰める結果となる。
【0006】上記の各モルタル2,3,5に求められる
性能は異なるので、配合も下記の如く相違するものであ
る。 下地調整モルタル2:躯体の不陸を調整する。大面積を
鏝塗りするための鏝伸びのよさ、下地との接着性等が求
められる。厚塗りの場合は、粗い粒子のものが、薄塗り
は細かい粒子のものが使われる(図3〜8中のこすり塗
りモルタル,左官モルタル塗り)。 張り付けモルタル3:タイルを接着する。一回で塗る面
積は、下地調整モルタルより少なく、タイルを張ったと
きにだれないようなねばさも必要である。タイルの裏足
に回り込みやすいように、粒子は比較的細かい(図3〜
9中の張り付けモルタル)。 目地モルタル5:張ったタイルの目地を化粧する意味で
使われる。色が付いた形になる。目地詰めしてだれない
程度の粘りけは必要(図3〜9中の目地材)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】タイル張りにあって
は、タイル目地から表面や裏面からの水分によりカルシ
ウムイオンが析出して白華が生じることが美観上問題と
なる。
【0008】そこで、セメント系材料の白華防止策とし
て、既述の特公平6−741605の如く、モルタルに
撥水成分等の白華防止剤を混入して白華防止機能を発揮
させる場合があり、目地モルタル5にこの様な成分を混
入してタイル張り付け面の白華を防止する方法も考えら
れている。しかし、タイル張り面は、目地モルタル5以
外にも、下地調整モルタル2、張り付けモルタル3の白
華の基となる材料があるので、この方法だけでは、タイ
ル張りの白華を防止するには不十分である。以下にその
理由を図1に基づいて示す。 (1)タイル4と目地モルタル5に肌別れが生じた場合 表面からの水分が侵入した場合、その水分により下地調
整モルタル2や張り付けモルタル3からのカルシウムが
析出する可能性がある(軌跡A)。 (2)タイル4裏に空隙が生じやすい改良モザイク張り
工法でタイルを施工した場合 表面からの水分が侵入すると、下地調整モルタル2を伝
って下地調整モルタル2や張り付けモルタル3からのカ
ルシウムが析出する可能性がある(軌跡B)。 (3)下地調整モルタル2が薄くて透水率、吸水率が高
い場合 下地コンクリート側1から水分が侵入した場合に、下地
調整モルタル2や張り付けモルタル3から表面へのカル
シウムの移動を数mm厚の目地モルタル5だけで止める
ことは難しく、白華が発生する可能性がある(軌跡
C)。
【0009】上述の如く、タイル張りにあっては、軌跡
A〜Cなる特有の水分通路が形成されてしまうために、
既述のモルタル層中の水分移動阻止では白華阻止は不可
能である。
【0010】本発明は、叙上の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、上述のタイル張り特有の
軌跡A〜Cの存在にもかかわらず、水分が侵入しても、
白華が発生し難いタイル張り法を提供せんとするもので
ある。
【0011】
【課題を達成するための手段】本発明者は、従来技術に
鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を有するポリ
マーセメントモルタルを防水性下地調整モルタルとして
塗布し、さらに特定の構成を有する張り付けモルタルお
よび目地モルタルを施工する特定の方法により上記目的
が構成できることを見出し、ついに本発明を完成するに
至った。
【0012】すなわち、本発明は、下記の白華を生じな
いタイル張り法に係るものである。 1)特定の構成を有するポリマーセメントモルタルを防
水性下地調整モルタルとして塗布し、さらに特定の構成
を有する張り付けモルタルおよび目地モルタルを施工す
る特定の方法を特徴とする白華を生じないタイル張り
法。 2)特定の構成を有する防水性下地調整モルタルが、セ
メント100重量部に対してセメント混和用ポリマーデ
ィスパージョンおよび再乳化型粉末樹脂の少なくとも1
種類を、固形分として5重量部以上含有するポリマーセ
メントモルタルであることを特徴とする白華を生じない
タイル張り法。 3)特定の構成を有する張り付けモルタルおよび目地モ
ルタルが、1)珪酸質微粉末、2)水溶性アミノ樹脂、
3)セメント混和用ポリマーディスパージョン及び再乳
化型粉末樹脂の少なくとも1種類を含有することを特徴
とする白華を生じないタイル張り法。
【0013】
【作用】以上の結果、 防水性下地調整モルタル:透水率、吸水率の低い材料 張り付けモルタル,目地モルタル:予め存在するカルシ
ウムの量が少なく、硬化後は移動の起こりにくい緻密な
組織構成が可能な材料 となり、これらの材料を組み合せて使用する事により、
下地コンクリートからのカルシウムを溶かしたところの
侵入水を阻止しかつ表側の不可避な水分通路に接する層
のカルシウムの量は低減されていることにより、どのよ
うなタイルの張り方を行っても白華を生じ難たいという
タイル張り法を確立する事ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の具体的な実施の内容を以下
に示す。 1.防水性下地調整モルタル 防水性下地調整モルタルは、従来の下地調整モルタルと
しての下地調整性(不陸調整性)を保持し、かつ透水率
及び吸水率の低い性能を有する、特定の構成を有するポ
リマーセメントモルタルを用いる。具体的には、モルタ
ル中のセメント100重量部に対して、セメント混和用
ポリマーディスパージョンおよび再乳化型粉末樹脂(両
者まとめて「セメント混和用ポリマー」ともいう)の少
なくとも1種類を、固形分として5重量部以上含有する
ポリマーセメントモルタルである。実験の結果、セメン
ト100重量部に対して、セメント混和用ポリマーディ
スパージョンおよび再乳化型粉末樹脂の少なくとも1種
類を、固形分として5重量部以上含有すると、セメント
混和用ポリマーを添加しない場合に比較して、吸水率が
65%以下に低減され、軌跡Cのような下地コンクリー
トからの水の侵入防止に効果がある。また、上記固形分
量を有することで、下地コンクリートとの接着性に優
れ、下地コンクリートと下地調整モルタル間での接着不
良による事例が最も多いタイル剥落の防止にも寄与でき
る。
【0015】セメント混和用ポリマーディスパージョン
としては、例えば天然ゴムラテックス、合成ゴムラテッ
クス、ゴムアスファルト系ラテックス等のゴムラテック
ス、エチレン酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ス
チレンアクリル酸エステル、アスファルト、ゴムアスフ
ァルト等の樹脂エマルション等が挙げられる。
【0016】再乳化型粉末樹脂としては、例えばエチレ
ン酢酸ビニル、スチレンアクリル酸エステル、ポリアク
リル酸エステル、酢酸ビニル/ベアバ/アクリル酸エス
テル等の樹脂が挙げられる。
【0017】これらのセメント混和用ポリマーは、JI
S A 6203に例示されるものも使用でき、また市
販品をそのまま使用することができる。また、セメント
混和用ポリマーは、1種又は2種以上で用いることがで
きる。セメント混和用ポリマーは、硬化体の毛細管空隙
中にポリマーフィルムを形成することにより、毛細管空
隙を閉塞する作用を有するので、白華の原因となるカル
シウムイオンの移動を抑制することができる。また同時
に、セメント混和用ポリマーの添加により下地コンクリ
ートとの接着性が向上する。 2.張り付けモルタル及び目地モルタル 本発明に使用する張り付けモルタル及び目地モルタル
は、従来から使用されてきた張り付けモルタル及び目地
モルタルとしての性能を保持し、構成成分として、1)
珪酸質微粉末、2)水溶性アミノ樹脂、3)セメント混
和用ポリマーディスパージョン及び再乳化型粉末樹脂の
少なくとも1種類を含有することを特徴とする。
【0018】珪酸質微粉末としては、基本的に潜在水硬
性を有するものであれば特に限定されず、公知のものも
使用できる。例えば、高炉スラグ、フライアッシュ、シ
リカヒューム等のセメント混和材として通常使用されて
いるものを用いることができる。これらの粉末度は、特
に限定されないが、通常のブレーン粉末度4000cm
/g以上、好ましくは6000cm/g以上のものを用い
る。この範囲内の微粉末を用いることにより、硬化体中
のカルシウムイオンの低減、硬化体組織の緻密化等を促
進することができる。なお、粒度調整は、公知の粉砕法
あるいは風力、遠心力等による分級等を単独で又は組み
合わせて実施することができる。
【0019】珪酸質微粉末の配合割合は、用いるセメン
トの種類等に応じて適宜設定すれば良いが、通常はセメ
ントと珪酸質微粉末との合計に対して40〜80重量%
程度、好ましくは50〜70重量%とすれば良い。
【0020】アミノ樹脂は、尿素(ユリア)、メラミ
ン、グアニン、グアナミン、アニリン等のアミノ基を有
する化合物にホルムアルデヒドを付加縮合反応させて得
られる熱硬化性樹脂であり、例えば尿素樹脂、メラミン
樹脂、尿素メラミン樹脂、グアナミン樹脂、アニリン樹
脂等が挙げられる。本発明では、これらのアミノ樹脂の
うち水溶性のものを用いる。例えば、2量体、3量体等
の初期縮合物を主成分とするものを水溶性アミノ樹脂と
して用いることができる。水溶性アミノ樹脂としては、
一般的に粉末状のものを使用できる。水溶性アミノ樹脂
を用いることにより、白華を有効に防止することができ
る。特に、水溶性アミノ樹脂は、まず混練水に溶解し、
その後に張り付けモルタル及び目地モルタルが硬化する
段階で重合して水不溶性アミノ樹脂として析出し、これ
によりカルシウムイオンの通過経路である毛細管空隙を
塞ぎ、白華を物理的に抑制する。
【0021】水溶性アミノ樹脂の配合割合は、張り付け
モルタル及び目地モルタルの配合割合、水溶性アミノ樹
脂の種類等に応じて適宜設定できるが、通常はモルタル
中のセメント及び珪酸質微粉末の合計100重量部に対
して0.1〜5重量部程度、好ましくは0.5〜3重量
部とすれば良い。
【0022】セメント混和用ポリマーディスパージョン
としては、例えば天然ゴムラテックス、合成ゴムラテッ
クス、ゴムアスファルト系ラテックス等のゴムラテック
ス、エチレン酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ス
チレンアクリル酸エステル、アスファルト、ゴムアスフ
ァルト等の樹脂エマルション等が挙げられる。
【0023】再乳化型粉末樹脂としては、例えばエチレ
ン酢酸ビニル、スチレンアクリル酸エステル、ポリアク
リル酸エステル、酢酸ビニル/ベアバ/アクリル酸エス
テル等の樹脂が挙げられる。
【0024】これらのセメント混和用ポリマーは、JI
S A 6203に例示されるものも使用でき、また市
販品をそのまま使用することができる。また、セメント
混和用ポリマーは、1種又は2種以上で用いることがで
きる。セメント混和用ポリマーは、硬化体の毛細管空隙
中にポリマーフィルムを形成することにより、毛細管空
隙を閉塞する作用を有するので、白華の原因となるカル
シウムイオンの移動を抑制することができる。また同時
に、セメント混和用ポリマーの添加により防水性下地調
整モルタル及び張り付けモルタルと目地モルタル、タイ
ル面及び側面との接着性が向上する。
【0025】セメント混和用ポリマーの配合割合(固形
分)は使用するセメント混和用ポリマーの種類等に応じ
て適宜定めることができるが、通常はモルタル中のセメ
ント及び珪酸質微粉末の合計100重量部に対して1〜
5重量部程度、好ましくは2〜4重量部とすれば良い。
【0026】この他、本発明の防水性下地調整モルタ
ル、張り付けモルタル及び目地モルタルには、セメント
として、特に限定されず、公知のセメントを用いること
ができる。例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポ
ルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中
庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメ
ント、白色ポルトランドセメント等の各種ポルトランド
セメントのほか、超速硬性セメント、アルミナセメント
等の公知のセメントが使用できる。あるいは、これらの
セメントに高炉スラグ、フライアッシュ、シリカヒュー
ム等のセメントに混合される無機粉体を混合した混合セ
メントも使用できる。さらには、これらの成分のほか、
必要に応じてセメント混和用膨張材、収縮低減剤、増粘
剤等の各種混和剤を配合することもできる。
【0027】タイル張り法においては、モザイクタイル
では両面改良モザイク張り工法、その他のタイルでは、
密着張り工法または改良圧着張り工法で、通常のモルタ
ルを使用しても空隙の少ないタイル張り層が形成され、
下地面からの水分による白華が生じることは少なく、さ
らに目地押さえを行えば、表面の緻密化が図れ、表面か
らの水分による白華の発生が少なくなる。しかし、上記
のような工法や目地押さえは、手間が増えるために常時
行われることは少なく、特に使用例の多いモザイクタイ
ルでは、ほとんど行われない。従って、新たに考案した
上記本発明の仕様を適用する事により、どのようなタイ
ル張り工法でも白華防止効果は発揮できる。
【0028】これらの効果の確認を行うために図2に示
すような試験体を作成し実験した。下地調整モルタル,
張り付けモルタル,目地モルタルの配合例を下記し、実
験結果を表1に示す。 試験材料例 下地モルタル 市販品:タイル下地用プレミックスモルタル 100 水 20 試作品:普通ポルトランドセメント 50 珪砂6号 50 アクリル系ポリマーディスパージョン 16.7 張りモルタル 市販品:タイル下地用プレミックスモルタル 100 水 20 試作品:普通ポルトランドセメント 25 高炉スラグ微粉末 25 珪砂5号 50 再乳化形粉末樹脂 2 水溶性尿素樹脂 1 水 20 目地モルタル 市販品:タイル下地用プレミックスモルタル 100 水 20 試作品:普通ポルトランドセメント 25 高炉スラグ微粉末 25 珪砂7号 50 再乳化形粉末樹脂 2 水溶性尿素樹脂 1 水 20
【0029】
【表1】
【発明の効果】タイル張り工事において、上記の本発明
配合の下地調整モルタル,張り付けモルタル,目地モル
タルを使用する事により、どのような汎用タイルの張り
工法においても白華を生じ難いタイル張り工法を確立す
る事ができ、当該分野における意義は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイル張りの縦断構造説明図である。
【図2】本発明試験品の説明図である。
【図3】タイル張り工法の概要説明図である。
【図4】タイル張り工法の概要説明図である。
【図5】タイル張り工法の概要説明図である。
【図6】タイル張り工法の概要説明図である。
【図7】タイル張り工法の概要説明図である。
【符号の説明】
1 下地コンクリート 2 下地調整モルタル 3 張り付けモルタル 4 タイル 5 目地モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:30 C04B 24:30 D 24:24) 24:24) 111:21 111:21 (72)発明者 坪内 信朗 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 村上 信直 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 岡本 肇 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 榊原 弘幸 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番55 号 住友大阪セメント株式会社セメントコ ンクリート研究所内 (72)発明者 杉浦 章雄 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番55 号 住友大阪セメント株式会社セメントコ ンクリート研究所内 Fターム(参考) 2E110 AA65 AB04 AB22 AB23 BA12 DD12 GB23Z 4G012 PA27 PA28 PA29 PB26 PB30 PB31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリマーセメントモルタルを防水性下地調
    整モルタルとして塗布した後、白華を生じない張り付け
    モルタルおよび目地モルタルを施工することを特徴とす
    る白華を生じないタイル張り法。
  2. 【請求項2】セメント100重量部に対して、セメント
    混和用ポリマーディスパージョンおよび再乳化型粉末樹
    脂の少なくとも1種類を、固形分として5重量部以上含
    有することを特徴とする請求項1記載の防水性下地調整
    モルタル。
  3. 【請求項3】1)珪酸質微粉末、2)水溶性アミノ樹
    脂、3)セメント混和用ポリマーディスパージョン及び
    再乳化型粉末樹脂の少なくとも1種類を含有することを
    特徴とする請求項1記載の張り付けモルタルおよび目地
    モルタル。
  4. 【請求項4】セメント100重量部に対して、セメント
    混和用ポリマーディスパージョン及び再乳化型粉末樹脂
    の少なくとも1種類を、固形分として5重量部以上含有
    することを特徴とする請求項1記載の防水性下地調整モ
    ルタルを塗布した後、1)珪酸質微粉末、2)水溶性ア
    ミノ樹脂、3)セメント混和用ポリマーディスパージョ
    ン及び再乳化型粉末樹脂の少なくとも1種類を含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の張り付けモルタルおよ
    び目地モルタルを施工することによって、得られる白華
    を生じないタイル張り構造体。
JP28624299A 1999-10-07 1999-10-07 白華を生じないタイル張り工法、防水性下地調整材、張り付けモルタル、目地モルタルおよび構造体 Pending JP2001107536A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209594A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Ube Ind Ltd コンクリート構造体およびその施工方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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