JP2001106306A - 自動格納設備の出庫装置 - Google Patents

自動格納設備の出庫装置

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JP2001106306A
JP2001106306A JP28417599A JP28417599A JP2001106306A JP 2001106306 A JP2001106306 A JP 2001106306A JP 28417599 A JP28417599 A JP 28417599A JP 28417599 A JP28417599 A JP 28417599A JP 2001106306 A JP2001106306 A JP 2001106306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の格納ユニットのうちのいずれかにおい
て、被格納物の出庫にエラーが生じた場合でも、可及的
に出庫番号順で出庫をすること。 【解決手段】 各格納ユニットに対して与えられる出庫
すべきファイルホルダF及びその出庫番号に関するデー
タを、出庫制御部60にも与える。出庫制御部60で
は、そのデータに基づいて、各格納ユニットから出庫さ
れるファイルホルダFの出庫番号を管理して、それらフ
ァイルホルダFが所定の出庫番号順で出庫されるように
コンベア出庫部20及び搬送コンベア30を制御する。
所定の格納ユニットに対する飛越し指令が与えられる
と、当該格納ユニットから出庫される予定のファイルホ
ルダFのデータを除外して出庫制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファイルホルダ
等の被格納物を格納する格納ユニットを複数備えた自動
格納設備において、被格納物を予め指定した出庫番号順
通りに出庫するようにした出庫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動格納設備として、フ
ァイルホルダを格納するための格納ユニットを複数並列
配置し、その各格納ユニットの一側に、格納ユニットか
ら出庫されたファイルホルダを外部の所定の集積部まで
搬送するためのコンベアを設けたものがある。
【0003】従来、この種の自動格納設備において、複
数のファイルホルダを出庫するに際しては、次の制御が
行われていた。
【0004】即ち、各格納ユニットに対してそれぞれに
格納されたファイルホルダの出庫指令を与えると、各格
納ユニットにおいて当該出庫指令されたファイルホルダ
が取出されてくるので、このファイルホルダをそのまま
直ぐにコンベアに移載して、所定の集積部に搬送し、集
積するようにしていた(到着順出庫)。
【0005】この制御は、各格納ユニットで取出された
ファイルホルダを、そのまま直ぐにコンベア上に移載し
ていくので、多数のファイルホルダをより短時間で効率
よく出庫させることができるという利点がある。
【0006】ところで、上記制御では、出庫指令した順
番を問わず、各格納ユニットからいち早く取出された順
番で出庫しているため、実際に指定した順番と、各格納
ユニットから取出され集積部に集積されたファイルホル
ダの並び順が一致しないことになる。
【0007】しかし、この自動格納設備の使用環境によ
っては、出庫効率よりも、実際に指定した出庫番号の順
番で出庫できる能力が要求される場合がある。
【0008】そこで、かかる出庫番号順出庫を可能とし
た自動格納設備の出庫装置として、例えば、特開平8−
151105号公報に開示のものが挙げられる。
【0009】この自動格納設備では、各格納ユニットと
コンベアとの各間に、格納ユニットの一側部に設けられ
た出庫口部と、出庫口部からコンベアに向けてファイル
ホルダを滑り降ろす滑降部と、その滑降部の下部に設け
られ滑り降りてきたファイルホルダを一時的に受ける受
部とを有するコンベア出庫部が設けられる。
【0010】そして、格納ユニット内の格納部に格納さ
れたファイルホルダが出庫口部に移載されると、その出
庫口部の出庫口部払出し部の払出し動作によりファイル
ホルダが滑降部に放出される。滑降部を滑り降りたファ
イルホルダは受部に至り、そこで一時的に待機保持され
るようになっている。そして、受部で待機状態のファイ
ルホルダが、その受部の払出し部の払出し動作により、
所定のタイミングでコンベア上に放出される構成となっ
ている。
【0011】この自動格納設備の電気的構成を示すと図
17及び図18に示すブロック図のようになる。
【0012】即ち、各格納ユニットは、コンベア出庫部
100の諸制御を行う格納ユニット制御部101(1)〜
101(n)を有し、各格納ユニット制御部101(1)〜1
01(n)は、中央制御部102との間で所定のデータ通
信を行うと共に、各相互間でも所定のデータ通信を可能
に構成されている。
【0013】上記コンベア出庫部100の出庫口部10
4は、その出庫口部104におけるファイルホルダの在
荷有無を検出するための出庫口部在荷検出部107、出
庫口部104に移載されたファイルホルダを滑降部に払
出して放出する出庫口部払出し部106及び払出し部停
止位置検出部105を備えており、また、受部108
は、受部108におけるファイルホルダの在荷有無を検
出するための受部在荷検出部112、受部108下方の
コンベア上におけるファイルホルダの在荷有無を検出す
るための受部下面コンベア在荷検出部111と、受部1
08上のファイルホルダを払出してコンベア上に放出す
る受部払出し部110及び払出し部停止位置検出部10
9を備える。
【0014】また、コンベアの動作の制御を行うコンベ
ア制御部103が設けられており、このコンベア制御部
は、集積部におけるファイルホルダの在荷の有無を検出
する集積部在荷検出部103a、集積部においてファイ
ルホルダが満杯か否かを検出する集積部満杯検出部10
3b及び集積部の落し口におけるファイルホルダの有無
を検出する落し口セフティ検出部103cからの検出信
号に基づいてコンベアの動作制御を行う。
【0015】この自動格納設備におけるファイルホルダ
の出庫制御は次のように行われる。
【0016】まず、複数のファイルホルダを所定の順番
で取出すべき指令を中央制御部102に入力する。する
と、中央制御部102から各格納ユニット制御部101
(1)〜101(n)に出庫指令が与えられる。各格納ユニッ
ト制御部101(1)〜101(n)では、各格納ユニットか
らコンベア上に払出されてそのコンベア上を通過するフ
ァイルホルダの数がカウントされており、そのカウント
数に1加算した値と、これからコンベア上に払出そうと
するファイルホルダの出庫番号とが一致したときに、そ
のファイルホルダをコンベア上に払出すようにしてい
た。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−151105号公報に開示の出庫装置では、コ
ンベア上に払出されてそのコンベア上を通過するファイ
ルホルダのカウント数に1加算した値と、ファイルホル
ダの出庫番号とが一致したときに、ファイルホルダをコ
ンベア上に払出す制御を行っているため、例えば、複数
の格納ユニットのうちのいずれかに出庫エラーが生じた
場合には、ファイルホルダのカウント数に1加算した値
が、他のエラーが生じていない格納ユニットにおいて出
庫待機中のファイルホルダの出庫番号に達しなくなり、
ファイルホルダの払出しのタイミングを図ることができ
なくなる。このため、いずれか1つの格納ユニットにお
いて出庫エラーが生じてそこからファイルホルダが出庫
されなくなるだけであっても、出庫番号順出庫は不可能
となり、その後は、到着順出庫で出庫せざるを得なくな
る。
【0018】そこで、この発明は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、複数の格納ユニットのうち
のいずれかにおいて被格納物の出庫にエラーが生じた場
合でも、可及的に出庫番号順で出庫をすることが可能な
自動格納設備における出庫装置及び出庫方法を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の自動格納設備の出庫装置
によると、被格納物を格納する格納空間を有する複数の
格納ユニットが並列配置されると共に、前記各格納ユニ
ットの一側に、それら各格納ユニットから取出された被
格納物を前記各格納ユニットの配列方向の上流側から下
流側に向けて搬送する搬送コンベアが設けられ、前記各
格納ユニットから取出された被格納物を前記搬送コンベ
アにより搬送して出庫する自動格納設備の出庫装置であ
って、前記各格納ユニット毎に対応して設けられた分割
コンベア部を有し、被格納物を上流側の分割コンベア部
からその下流側の分割コンベア部に順次移し換えて被格
納物を搬送する搬送コンベアと、前記各格納ユニット内
に設けられ、中央制御部から出庫すべき被格納物及びそ
の出庫番号のデータを受信して、その格納ユニット内に
格納された出庫すべき被格納物を出庫番号の小さいもの
から順番に移載する移載装置と、前記各格納ユニットと
前記搬送コンベアとの各間に設けられ、前記移載された
被格納物をその格納ユニットに対応する分割コンベア部
に移し換えるコンベア出庫部と、前記各格納ユニットに
おいて出庫待機中の被格納物の出庫番号に関する出庫待
機データと、前記各コンベア出庫部における被格納物の
出庫番号に関する出庫途中データと、前記各分割コンベ
ア部における被格納物の出庫番号に関するコンベア出庫
中データとを記憶する記憶部を有し、前記出庫待機デー
タ、前記出庫途中データ及び前記コンベア出庫中データ
とに基づいて、被格納物が前記出庫番号順で前記搬送コ
ンベアにより搬送されるように、前記各コンベア出庫部
及び前記各分割コンベア部を制御する出庫制御部を備
え、前記出庫制御部が、いずれかの格納ユニットに対す
る飛越し指令の付与により、その格納ユニットに関する
出庫待機データ及び出庫途中データを除外して、前記各
分割コンベア部を制御するものである。
【0020】この場合、請求項2記載のように、前記出
庫制御部が、前記各コンベア出庫部に対して、前記出庫
待機データと前記出庫途中データと前記コンベア出庫中
データとに基づいて、一のコンベア出庫部における被格
納物の出庫番号が、それよりも上流側の分割コンベア
部、コンベア出庫部及び格納ユニットにおける被格納物
の出庫番号よりも小さいか否かを判定し、小さいと判定
されたときに、そのコンベア出庫部における被格納物を
分割コンベア上に移し換える制御をそれぞれ行うと共
に、前記各分割コンベア部に対し、前記出庫待機データ
と前記出庫途中データと前記コンベア出庫中データとに
基づいて、一の分割コンベア部における被格納物の出庫
番号が、その分割コンベア部に対応する格納ユニットよ
りも一つ下流側の格納ユニット及びその格納ユニットに
対応するコンベア出庫部における被格納物の出庫番号よ
りも小さいか否かを判定し、小さいと判定されたとき
に、その分割コンベア部における被格納物をその下流側
の分割コンベア部に移し換える制御をそれぞれ行う構成
とすることができる。
【0021】そして、同一の出庫番号が、複数の被格納
物に割当てられた場合には、請求項3記載のように、前
記出庫制御部が、一のコンベア出庫部における被格納物
の出庫番号が、それよりも上流側の分割コンベア部、コ
ンベア出庫部及び格納ユニットにおける被格納物の出庫
番号と同じ場合にも、そのコンベア出庫部における被格
納物を分割コンベア上に移し換え、また、一の分割コン
ベア部における被格納物の出庫番号が、その分割コンベ
ア部に対応する格納ユニットよりも一つ下流側の格納ユ
ニット及びその格納ユニットに対応するコンベア出庫部
における被格納物の出庫番号と同じ場合にも、その分割
コンベア部における被格納物をその下流側の分割コンベ
ア部に移し換えるようにするとよい。
【0022】また、請求項4記載のように、前記出庫制
御部が、いずれかの格納ユニットに対する飛越し指令の
付与により、その格納ユニットに関する出庫待機データ
及び出庫途中データを除外して、その飛越し指令が付与
された格納ユニットの1ユニット上流側の格納ユニット
に対応する分割コンベア上の被格納物を、当該飛越し指
令が付与された格納ユニットに対応する分割コンベア上
に移し換えるように、各分割コンベア部を制御する構成
とすることもできる。
【0023】さらに、請求項5記載のように、前記各格
納ユニット毎に対応して設けられた各分割コンベア部
が、その上流側から下流側間でさらに再分割された複数
の再分割コンベア部をそれぞれ有し、前記出庫制御部
が、最下流側の再分割コンベア部に対して、前記出庫待
機データと前記出庫途中データと前記コンベア出庫中デ
ータとに基づいて、一の分割コンベア部における被格納
物の出庫番号が、その分割コンベア部に対応する格納ユ
ニットよりも一つ下流側の格納ユニットにおける被格納
物及びその格納ユニットに対応するコンベア出庫部にお
ける被格納物の出庫番号よりも小さいか否かを判定し、
小さいと判定されたときに、その分割コンベア部におけ
る被格納物をその下流側の分割コンベア部に移し換える
制御をそれぞれ行うと共に、その他の再分割コンベア部
に対して、前記コンベア出庫中データに基づいて、1つ
下流側の再分割コンベア部に被格納物があるか否かを判
定し、無い場合に当該下流側の再分割コンベア部に被格
納物を移し換える制御をそれぞれ行うようにしてもよ
い。
【0024】また、請求項6記載のように、前記搬送コ
ンベアの下流側に、被格納物集積部と補助被格納物集積
部とが設けられると共に、搬送コンベアにより搬送され
た被格納物を前記被格納物集積部と補助被格納物集積部
とに仕分して集積させる仕分部が設けられ、前記出庫制
御部が、前記飛越し指令の撤回後、通常の出庫番号順の
出庫に戻るまでの間に搬送される被格納物を、前記補助
格納物集積部に集積させるように、前記仕分部を切換え
制御する構成としてもよい。
【0025】また、この発明の請求項7記載の自動格納
設備の出庫装置は、被格納物を格納する格納空間を有す
る複数の格納ユニットが並列配置されると共に、前記各
格納ユニットの一側に、それら各格納ユニットから取出
された被格納物を前記各格納ユニットの配列方向の上流
側から下流側に向けて搬送する搬送コンベアが設けら
れ、前記各格納ユニットから取出された被格納物を前記
搬送コンベアにより搬送して出庫する自動格納設備の出
庫装置であって、前記各格納ユニット毎に対応して設け
られた分割コンベア部を有し、被格納物を上流側の分割
コンベア部からその下流側の分割コンベア部に順次移し
換えて被格納物を搬送する搬送コンベアと、前記各格納
ユニット内に設けられ、中央制御部から出庫すべき被格
納物及びその出庫番号のデータを受信して、その格納ユ
ニット内に格納された出庫すべき被格納物を出庫番号の
小さいものから順番に移載し、移載完了により中央制御
部を通じてその移載した被格納物の出庫番号を含む移載
完了データを送信する移載装置と、前記各格納ユニット
と前記搬送コンベアとの各間に設けられ、前記移載され
た被格納物をその格納ユニットに対応する分割コンベア
部に移し換えるコンベア出庫部と、前記各格納ユニット
において出庫待機中の被格納物の出庫番号に関する出庫
待機データと、前記各コンベア出庫部における被格納物
の出庫番号に関する出庫途中データと、前記各分割コン
ベア部における被格納物の出庫番号に関するコンベア出
庫中データとを記憶する記憶部を有し、前記出庫待機デ
ータ、前記出庫途中データ及び前記コンベア出庫中デー
タとに基づいて、被格納物が前記出庫番号順で前記搬送
コンベアにより搬送されるように、前記各コンベア出庫
部及び前記各分割コンベア部を制御する出庫制御部を備
え、前記出庫制御部が、受信した移載完了データに含ま
れる出庫番号により前記出庫途中データを更新するもの
である。
【0026】この場合、請求項8記載のように、前記各
移載装置が、移載完了により中央制御部を通じてその移
載した被格納物の出庫番号を含む移載完了データを送信
する代りに、移載の成功又は失敗を示す移載報告データ
を送信し、前記出庫制御装置が、受信した移載完了デー
タに含まれる出庫番号により前記出庫途中データを更新
する代りに、前記移載装置から受信した移載報告データ
に基づいて、移載成功のデータを受信したときに、前記
格納ユニットから出庫すべき被格納物のうち移載に失敗
した被格納物分の出庫番号を飛ばして次に小さい出庫番
号により、前記出庫途中データを更新するようにしたも
のであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態の自動格納設備における出庫装置について説明する。
【0028】この自動格納設備は、図1に示すように、
複数の格納ユニット1が並列配置されると共に、その各
格納ユニット1の一側に搬送コンベア30が設けられて
なり、各格納ユニット1から取出された被格納物が、搬
送コンベア30の配列方向に沿った搬送方向(図1矢符
A参照)に沿ってその上流側から下流側に搬送されてそ
の最下流側に設けられた被格納物集積部40に集積され
るように構成される。
【0029】ここで、この自動格納設備は、被格納物と
して図2に示すファイルホルダFを想定したものであ
る。このファイルホルダFは、合成樹脂製又は紙製で、
左右一対のカバー表紙F1が底まち部F2を介して閉開
自在に連設されてなり、このカバー表紙F1間に医療カ
ルテ等の書類が挟込まれて収納される構成となってい
る。また、上記両カバー表紙F1のそれぞれの側縁部に
は、合成樹脂等の張出補強体F3が接着剤等により一体
的に固着されており、両張出補強体F3を図示省略の係
合部により互いに係合等させることにより、当該ファイ
ルホルダFが閉じた状態に保持される。
【0030】なお、このファイルホルダFに対しては固
有の識別番号が割当てられている。この識別番号は、例
えば、ファイルホルダFに医療用のカルテを収納する場
合にあっては、患者番号である。
【0031】各格納ユニット1は、図1及び図3に示す
ように、その内部にファイルホルダFを格納する格納空
間を有する格納棚2が一対相対向して設けられると共に
(図3では一方側のみ図示)、その一側に後述する入庫
台車50をセット可能な台車セット部1dと、ファイル
ホルダFが取出される出庫口部10が設けられてなる。
なお、各格納ユニット1の一側には、緊急出庫口1a、
操作盤1b及び表示パネル1cが設けられている。
【0032】各格納棚2は、上下を棚板によって区切ら
れると共に左右を側板によって区切られることによっ
て、ファイルホルダFを並べて格納するためのホルダ格
納区域が上下左右にマトリクス状に配設されてなる。
【0033】それぞれのホルダ格納区域においては、そ
の上側の棚板部の下面側に、その前後方向(棚の手前側
と奥側を結ぶ方向)に延びる吊支レール体が幅方向(棚
の左右方向)に一定間隔で配設されており、ファイルホ
ルダFの張出補強体F3を隣合う一対の吊支レール体間
に挟み入れるようにすれば、当該張出補強体F3が当該
両吊支レール体間に吊懸支持され、こうして当該ファイ
ルホルダFが格納棚2に格納される構成となっている。
【0034】入庫台車50は、格納棚2と同様構成によ
りファイルホルダFを吊懸支持して格納可能に構成され
ると共に、その下部にキャスタが取付けられてフロア上
を走行自在とされた台車であり、ファイルホルダFを格
納した状態の入庫台車50を上記台車セット部1dにセ
ットすることにより、ファイルホルダFが格納ユニット
1内に入庫可能とされている。
【0035】また、格納ユニット1内の両格納棚2間に
は、上下一対の移動レール3が設けられ、この移動レー
ル3に沿って移載装置4が移動自在に設けられる。
【0036】移載装置4は、移載制御部4a(図8参
照)の制御により、両格納棚2間を図示省略の走行系駆
動部により走行自在とされたコラム5と、そのコラム5
を図示省略の昇降系駆動部により昇降自在とされたピッ
キング部6とを備える。
【0037】上記ピッキング部6は、入庫台車50又は
格納棚2に格納されたファイルホルダFを取込み、取込
んだファイルホルダFを格納棚2又は出庫口部10に移
載可能に構成される。
【0038】移載制御部4aは、ファイルホルダFを入
庫する際に、走行系駆動部及び昇降系駆動部の動作を制
御して、ピッキング部6を台車セット部1dまで移動さ
せてそこで台車セット部1dにセットされた入庫台車5
0からファイルホルダFを取込み、この後、ピッキング
部6を格納棚2の所定の格納位置にまで移動させ、そこ
で当該取込んだファイルホルダFを当該所定の格納位置
に移載する。この際、移載制御部4aでは、その格納し
たファイルホルダFに付与された識別番号とその格納位
置とを関連づけた格納位置情報を自己の記憶部に記憶す
る。
【0039】また、この移載制御部4aは、図8に示す
ように、格納ユニット1に設けられた格納ユニット制御
部8との間で光通信可能に構成され、ファイルホルダF
を出庫する際に、格納ユニット制御部8を介して出庫す
べきファイルホルダFの識別番号を含むデータを受信す
ると、自己の記憶部に記憶した前記格納位置情報の中か
ら当該識別番号を有するファイルホルダFの格納位置を
検索し、走行系駆動部及び昇降系駆動部を動作させてピ
ッキング部6を当該格納位置にまで移動させてそこで当
該格納位置に格納されたファイルホルダFを取込み、こ
の後、ピッキング部6を出庫口部10に移動させてそこ
で当該取込んだファイルホルダFを当該出庫口部10に
移載する構成となっている。
【0040】そして、この出庫の際、指定されたファイ
ルホルダFの移載が完了すると、移載が完了した旨の移
載完了データを格納ユニット制御部8を介して中央制御
部65に送信する。一方、指定されたファイルホルダF
が既に緊急出庫口1aから出庫済みである等の原因で出
庫口部10に移載することができなかった場合には、移
載できなかった旨の移載エラーデータを格納ユニット制
御部8を介して中央制御部65に送信して、これに応答
して送信された他の識別番号のファイルホルダFについ
て上記出庫動作を行う構成となっている。
【0041】また、各格納ユニット1の搬送コンベア3
0側の側部には、図1,図3,図4〜図6及び図8に示
すように、出庫口部10、滑降部21及び受部22を有
し、前記出庫口部10に移載されたファイルホルダFを
滑降部21及び受部22を介して搬送コンベア30上に
移し換えるコンベア出庫部20が設けられる。
【0042】出庫口部10は、図4及び図6に示すよう
に、ファイルホルダFを縦向き姿勢で載置可能な載置部
11aを有する仮載置台11がその軸心周りに回転自在
に取付けられると共に、その仮載置台11が所定のリン
ク機構12を介して電磁ソレノイド等の回転駆動部13
に連結されてなる出庫部払出し部16を備える。そし
て、載置部11aを上向きにした姿勢で仮載置台11上
に移載装置4からファイルホルダFが移載され、その
後、後述する出庫制御部60の制御により回転駆動部1
3を回転駆動させて仮載置台11を矢符P方向に回転さ
せると、その仮載置台11上に載置されたファイルホル
ダFが第1シュータ14上に滑り落ちて格納ユニット1
の一側に形成された出庫開口部10aから放出される。
一方、仮載置台11を矢符Q方向に回転させると、その
仮載置台11上に載置されたファイルホルダFが、第2
シュータ15上に滑り落ちて緊急出庫口1aより放出さ
れるように構成される。
【0043】この出庫口部10には、仮載置台11上に
載置されるファイルホルダFの上方位置近傍に設けら
れ、その仮載置台11上のファイルホルダFの有無を検
出する光センサ等の出庫口部在荷検出部18が設けられ
ると共に、前記リンク機構12の動きに応じて仮載置台
11の回転位置を検出する光センタ等の払出し部停止位
置検出部17が設けられており、これらの検出信号が出
庫制御部60に出力されるように構成される。
【0044】このようにして出庫開口部10aから放出
されたファイルホルダFは、その出庫開口部10aと搬
送コンベア30間に掛渡すように設けられた滑降部21
上を滑り降りて受部22上に受止められる。
【0045】受部22は、図3〜図7に示すように、搬
送コンベア30の上方位置に設けられ、前記滑降部21
から滑り降りてきたファイルホルダFを受取って、これ
を一時的に保持し、所定のタイミングで当該一時的に保
持したファイルホルダFを搬送コンベア30上に放出す
るもので、前記滑降部21の両側部延長上に設けられた
搬送コンベア30の搬送方向A上流側の支持枠23と同
搬送方向A下流側の支持枠24とを備える。両支持枠2
3,24は、断面L字状に形成されており、その水平部
分で滑降部21から滑り降りてきたファイルホルダFの
両側部分下面を支持するものである。
【0046】このうち上流側の支持枠23は搬送コンベ
ア30の両側を跨ぐようにして一定位置に固着されてい
る。また、下流側の支持枠24は、その折曲部分外方へ
延びる延設片24aが搬送コンベア30側に固着された
ブラケット25aに回転自在に取付けられると共に、そ
の鉛直片部分が所定のリンク機構26aを介して搬送コ
ンベア30側に固着された電磁ソレノイド等の回転駆動
部27aに連結され、これにより受部22上に受けたフ
ァイルホルダFをコンベア上に払出す受部払出し部25
が構成される。そして、両支持枠23,24によりファ
イルホルダFを受けた状態で、出庫制御部60に制御に
より回転駆動部27aを回転駆動させて、下流側の支持
枠24を矢符Qに示す下方へ傾動させると(図5の2点
鎖線参照)、ファイルホルダFがその下流側の側片部分
から搬送コンベア30上に移し換えられるように構成さ
れる。
【0047】また、受部22には、支持枠24の所定角
度以上の傾動を検出する光センサ等の払出し部停止位置
検出部26が設けられると共に、支持枠23,24上に
おけるファイルホルダFの有無を検出するための光セン
サ等の受部在荷検出部27及び当該受部22の下方にお
ける搬送コンベア30でのファイルホルダFの有無を検
出するための光センサ等の受部下面コンベア在荷検出部
28が設けられており、これらの検出信号が出庫制御部
60に出力されるように構成される。
【0048】搬送コンベア30は、図1,図3〜図7に
示すように、各格納ユニット1の一側部に設けられたも
ので、各格納ユニット1に対応する分割コンベア部31
が所定の搬送方向Aに沿って連続して設けられてなる。
【0049】各分割コンベア部31は、それぞれ2つの
再分割コンベア部32に再分割されており、それぞれの
再分割コンベア部32は、前記搬送方向Aに沿って所定
間隔をあけて配設された回転駆動ローラ33a及び回転
ローラ33bに無端環状の搬送ベルト33cが巻き掛け
られた構成となっている。そして、各回転駆動ローラ3
3aは出庫制御部60によりその回転駆動が制御され、
所定の再分割コンベア部32上にファイルホルダFが載
置された状態で、その再分割コンベア部32の回転駆動
ローラ33aを回転駆動させることにより、当該所定の
再分割コンベア部32上のファイルホルダFがそれより
も1つ下流側の再分割コンベア部32上に移し換えられ
る。これを繰返していくことにより、ファイルホルダF
が上流側の再分割コンベア部32からその下流側の再分
割コンベア部32に順次移し換えられ、こうして、ファ
イルホルダFが搬送コンベア30の下流側に搬送されて
いる構成となっている。
【0050】なお、かかる搬送コンベア30は、分割コ
ンベア部31単位でみると、ファイルホルダFを上流側
の分割コンベア部31からその下流側の分割コンベア部
31に順次移し換えていく構成のものである。
【0051】この搬送コンベア30により搬送されたフ
ァイルホルダFは、最終的にその最下流側に設けられた
被格納物集積部40に集積される。
【0052】また、この自動格納設備の出庫装置は、図
8のブロック図に示すように、各コンベア出庫部20及
び搬送コンベア30の各再分割コンベア部32を制御す
る出庫制御部60と、各格納ユニット1に設けられた格
納ユニット制御部8及び出庫制御部60との間でデータ
通信可能な中央制御部65とを備える。
【0053】中央制御部65は、CPU、ROMおよび
RAM等を備える一般的なマイクロコンピュータであっ
て、次の演算動作はすべて予め格納されたソフトウェア
プログラムによって実行される。
【0054】即ち、この中央制御部65は、上記移載制
御部4aとのデータ通信により、各ファイルホルダFの
識別番号とそのファイルホルダFの格納位置(どの格納
納ユニット1に格納されたかという情報を含む)とを関
連づけた格納位置情報を記憶する記憶部を有すると共
に、図示省略の端末装置を介して出庫すべきファイルホ
ルダFの識別番号及びその出庫番号を入力可能に構成さ
れる。
【0055】そして、中央制御部65は、出庫したいフ
ァイルホルダFの識別番号とその出庫番号とが入力され
ると、各格納ユニット1から出庫されるファイルホルダ
Fの出庫番号を含む当該複数件分のデータを出庫制御部
60に送信する。
【0056】一方、各移載制御部4aに対しては、前記
記憶部に記憶された格納位置情報の中から当該出庫した
い各ファイルホルダFを格納した格納ユニット1の号機
番号が検索される。そして、当該検索されたデータの中
から、それぞれの格納ユニット1において最も小さい出
庫番号のファイルホルダFの識別番号及びその出庫番号
のデータが、各格納ユニット制御部8を通じて各移載装
置4の移載制御部4aに1件分のデータづつ順次送信さ
れる。
【0057】このデータが移載制御部4aで受信される
と、その移載装置4によるファイルホルダFの移載の成
否に応じて、移載完了データ又は移載エラーデータが送
信されるので、これらのデータを受信した中央制御部6
5は、移載完了データを受信した場合には、その移載完
了データに移載されたファイルホルダFの出庫番号の情
報を付加して出庫制御部60に送信すると共に、移載制
御部4aに対して次に出庫すべきファイルホルダFの識
別番号及びその出庫番号のデータを送信する。なお、移
載制御部4aから送信される当初の移載完了データに移
載したファイルホルダFの出庫番号の情報を含める構成
としておけば、この中央制御部65において当該情報を
付加する構成は不要である。
【0058】一方、移載エラーデータを受信した場合に
は、出庫制御部60に対してはデータ送信を行わずに、
移載制御部4aに対して別のファイルホルダFの識別番
号及びその出庫番号のデータを送信する。
【0059】出庫制御部60は、中央制御部65との間
でデータ通信を行って、格納ユニット1から出庫される
ファイルホルダFの出庫番号を含む当該複数件分のデー
タを受信すると共に、中央制御部65を介して各移載制
御部から移載完了データを受信して、各格納ユニット1
内で出庫待機中のファイルホルダF(出庫口部10に移
載されたファイルホルダFを含む)の出庫番号に関する
出庫待機データ(どの格納ユニット1内に出庫番号何番
のファイルホルダが格納されているかを示すデータ)
と、各受部22に在荷中のファイルホルダFの出庫番号
に関する出庫途中データ(どの受部22に出庫番号何番
のファイルホルダFが在荷されているかを示すデータ)
と、各再分割コンベア部32に在荷中のファイルホルダ
Fの出庫番号に関するコンベア出庫中データ(どの再分
割コンベア部32に出庫番号何番のファイルホルダFが
在荷されているかを示すデータ)とを逐次更新し、これ
らのデータに基づいて各格納ユニット1から出庫された
ファイルホルダFが指定された出庫番号の順番で搬送さ
れて被格納物集積部40に集積されるように、各コンベ
ア出庫部20の出庫口部10及び受部22、各再分割コ
ンベア部32を次のように制御すると共に、いずれかの
格納ユニット1に対する飛越し指令の付与により、その
格納ユニット1から取出されるべきファイルホルダFの
出庫待機データ及び出庫途中データを除外して、各各再
分割コンベア部32を制御するように構成される。
【0060】ここで、飛越し指令は、いずれかの格納ユ
ニット1に何らかの原因でトラブルが生じた場合に、当
該格納ユニット1から出庫されるファイルホルダFに関
する出庫待機データ及び出庫途中データは除外してもよ
いという旨の指令であり、例えば、この自動格納設備の
オペレータが本設備の動作状況を監視しており、一の格
納ユニット1の動作が停止してしまったような場合に、
中央制御部65の端末装置或は出庫制御部60に設けら
れた入力手段等を介して与えられる指令である。
【0061】なお、この出庫制御部60は、CPU、R
OMおよびRAM等を備える一般的なマイクロコンピュ
ータであって、その演算動作はすべて予め格納されたソ
フトウェアプログラムによって従って実行されるもので
あり、上記各データは、そのRAM又はハードディスク
装置等の記憶部に記憶されるものである。
【0062】以下、出庫制御部60の制御をより詳細に
説明するが、以下の説明において、便宜上、図9に示す
ように、各格納ユニット1を搬送方向Aの下流側からみ
て順番に、1(1)、1(2)、1(3)・・・、1(n)の符号を
付し、同様に出庫口部10を下流側からみて順番に、1
0(1)、10(2)、10(3)・・・、10(n)の符号を付
し、同様に受部22を下流側からみて順番に、22
(1)、22(2)、22(3)・・・、22(n)の符号を付し、
同様に分割コンベア部31を下流側からみて順番に31
(1)、31(2)、31(3)・・・、31(n)の符号を付し、
また、各分割コンベア部31(1)、31(2)、31(3)・
・・、31(n)において下流側の再分割コンベア部32
に32(1)1、32(2)1、32(3)1・・・、32(n)1の符
号を付し、上流側の再分割コンベア部32に32(1)2、
32(2)2、32(3)2・・・、32(n)2の符号を付するこ
とにする。
【0063】この出庫制御部60は、各格納ユニット1
(1)、1(2)・・・、1(n)に対応する出庫口部10(1)、
10(2)、10(3)・・・、10(n)及び受部22(1)、2
2(2)・・・、22(n)及び各分割コンベア部31(1)、
31(2)、31(3)・・・、31(n)を、その下流側のも
のから順次制御し、また、各分割コンベア部31(1)、
31(2)、・・・、31(n)を再分割した再分割コンベア
部32(1)1、32(1)2、32(2)1、32(2)2、32(3)
1、32(3)2・・・、32(n)1、32(n)2を、その下流
側のものから順次制御していくもので、具体的には、図
10に示すように、制御開始後、再分割コンベア部32
(1)1の動作制御(ステップS1(1))→再分割コンベア
部32(1)2の動作制御(ステップS1(2))→出庫口部
10(1)の動作制御(ステップS1(3))→受部22(1)
の動作制御(ステップS1(4))→・・・→再分割コン
ベア部32(k)1の動作制御(ステップk(1))→再分割
コンベア部32(k)2の動作制御(ステップk(2))→出
庫口部10(k)の動作制御(ステップSk(3))→受部2
2(k)の動作制御(ステップSk(4))→・・・→再分割
コンベア部32(n)1の動作制御(ステップn(1))→再
分割コンベア部32(n)2の動作制御(ステップn(2))
→出庫口部10(n)の動作制御(ステップSn(3))→受
部22(n)の動作制御(ステップSn(4))→再分割コン
ベア部32(1)1の動作制御(ステップS1(1))→・・
・という制御を繰り返し行う。
【0064】このうち、号機番号k(kは1≦k≦nを
満たす整数)の格納ユニット1(k)に着目すると、それ
に対応する再分割コンベア部32(k)1、32(k)2、受部
22(k)、出庫口部10(k)に対して、それぞれ次の各制
御を行う。
【0065】始めに、下流側の再分割コンベア部32
(k)1については、図11のフローチャートに示す制御を
行う。
【0066】まず、ステップT1において、記憶部60
aに記憶されたコンベア出庫中データを参照して、再分
割コンベア部32(k)1におけるファイルホルダFの在荷
の有無が判定される。このステップT1で、ファイルホ
ルダFの在荷無しと判定されると、移し換えるべきファ
イルホルダFが不存在なので再分割コンベア部32(k)
に対する制御は終了するが、在荷有りと判定されると、
ステップT2に進んで、コンベア出庫中データを参照し
て、当該再分割コンベア部32(k)1よりも1つ下流側の
再分割コンベア部32(k-1)2におけるファイルホルダF
の在荷の有無が判定される。ここで、下流側の再分割コ
ンベア部32(k-1)2におけるファイルホルダFの在荷が
有りと判定されると、ファイルホルダFを当該下流側の
再分割コンベア部32(k-1)2に移し換えることができな
いので、再分割コンベア部32(k)1に対する制御は終了
するが、ファイルホルダFの在荷が無しと判定される
と、ステップT3に進む。
【0067】ステップT3では、格納ユニット1(k-1)
に関して飛越し指令が与えられているか否かが判定され
る。ステップT3において、格納ユニット1(k-1)に関
して飛越し指令が与えられていると、以下のステップT
4〜T6を飛越して、即ち、その格納ユニット1(k-1)
から出庫されるファイルホルダFの出庫番号に関する出
庫待機データ及び出庫途中データを除外して、ステップ
T7に進んで、再分割コンベア部32(k)1を動作させ
て、その上のファイルホルダFを1つ下流側の再分割コ
ンベア部32(k-1)2に移し換えて、この再分割コンベア
部32(k)1に対する制御を終了する。
【0068】一方、ステップT3において飛越し指令が
与えられていない場合には、ステップT4に進んで、記
憶部60aに記憶された出庫途中データを参照して1ユ
ニット下流側の受部22(k-1)における在荷の有無が判
定され、在荷が無しと判定されるとステップT5に進ん
で、記憶部60aに記憶された出庫待機データを参照し
て1ユニット下流側の格納ユニット(k-1)における出庫
待機中のファイルホルダFの有無が判定され、このステ
ップT5でも在荷無しと判定されると、ステップT7に
進んで、再分割コンベア部32(k)1を動作させて、その
上のファイルホルダFを1つ下流側の再分割コンベア部
32(k-1)2に移し換えて、この再分割コンベア部32
(k)1に対する制御が終了される。
【0069】一方、上記ステップT4又はステップT5
において在荷が有りと判定されると、ステップT6に進
む。ステップT6では、コンベア出庫中データに基づい
て得られる再分割コンベア部32(k)1上のファイルホル
ダFの出庫番号が、出庫途中データに基づいて得られる
受部22(k-1)上のファイルホルダFの出庫番号又は出
庫待機データに基づいて得られる格納ユニット1(k)中
で出庫待機中のファイルホルダFの出庫番号よりも大き
いか否かが判定される。ここで、前者の出庫番号が後者
の出庫番号よりも小さいと判定されると、ステップT7
に進んで、再分割コンベア部32(k)1が動作されて、そ
の上のファイルホルダFが1つ下流側の再分割コンベア
部32(k-1)2に移し換えられ、この後、ステップT8に
進んで、当該出庫番号のファイルホルダFが再分割コン
ベア部32(k)1から再分割コンベア部32(k-1)2に移し
換えられた点について、記憶部60aに記憶されたコン
ベア出庫中データが更新され、この再分割コンベア部3
2(k)1に対する制御が終了する。
【0070】一方、ステップT6において、前者の再分
割コンベア部32(k)側の出庫番号が、後者の出庫番号
よりも大きいと判定されると、当該受部22(k-1)上の
又は格納ユニット1(k-1)内のファイルホルダFを先に
搬送コンベア30上に流す必要があるので、再分割コン
ベア部32(k)を動作させることなく制御を終了する。
【0071】なお、いずれかの格納棚ユニット1(k)に
対して飛越し指令が与えられた後、当該格納棚ユニット
1(k)のエラーが回復して飛越し指令が撤回された場合
には、その格納棚ユニット1(k)から出庫されるファイ
ルホルダFであって当該飛越し指令により飛越されて後
回しにされたファイルホルダFは、その周りのファイル
ホルダFよりも出庫番号が小さいので、図10〜図14
のフローチャートに示す制御により、優先して出庫さ
れ、それらのファイルホルダFが出庫された後は、通常
の出庫番号順の出庫がなされることになる。
【0072】また、k=1の場合、つまり、最下流の再
分割コンベア部32(1)1に対しては、上記ステップT2
〜T6を省略して制御することになる。
【0073】次に、上流側の再分割コンベア部32(k)2
に対しては、図12のフローチャートに示す制御を行
う。
【0074】まず、ステップT10において、コンベア
出庫中データに基づいて再分割コンベア部32(k)2にお
けるファイルホルダFの在荷の有無が判定される。ここ
で、在荷無しと判定された場合は、移し換えるべきファ
イルホルダFが存在しないということなので、当該再分
割コンベア部32(k)2に対する制御は終了する。一方、
在荷有りと判定された場合は、ステップT11に進ん
で、当該再分割コンベア部32(k)2よりも1つ下流側の
再分割コンベア部32(k)1におけるファイルホルダFの
在荷の有無が判定され、在荷有りと判定された場合は、
ファイルホルダFを移し換えることができないので、再
分割コンベア部32(k)2に対する制御は終了する。
【0075】一方、ステップT12において在荷無しと
判定された場合は、ステップT12に進んで再分割コン
ベア部32(k)2を動作させて、その上のファイルホルダ
Fを1つ下流側の再分割コンベア部32(k)1に移し換
え、この後、当該出庫番号のファイルホルダが再分割コ
ンベア部32(k)2から再分割コンベア部32(k)1に移し
換えられた点について、記憶部60aに記憶されたコン
ベア出庫中データが更新され、この再分割コンベア部3
2(k)1に対する制御が終了する。
【0076】また、受部22(k)に対しては、図13の
フローチャートに示す制御を行う。
【0077】まず、ステップT20において、出庫途中
データに基づいて受部22(k)におけるファイルホルダ
Fの在荷の有無が判定され、在荷無しと判定されると、
移し換えるべきファイルホルダFが不存在なので、当該
受部22(k)に対する制御は終了する。一方、在荷有り
と判定されると、ステップT21に進んで、コンベア出
庫中データに基づいてその受部22(k)の移し換え先で
ある再分割コンベア部32(k)2におけるファイルホルダ
Fの在荷の有無が判定され、ここで在荷有りと判定され
ると、ファイルホルダFを移し換えることができないの
で、受部22(k)に対する制御は修了する。
【0078】一方、ステップT21においてファイルホ
ルダF在荷無しと判定されると、ステップT22に進ん
で、出庫途中データ及びコンベア出庫中データに基づい
て、受部22(k)に対応する格納ユニット1(k)よりも上
流側の格納ユニット1(k+a)(aは1≦a≦n-kを満たす
整数)に対応する受部22(k+a)及び再分割コンベア部
32(k+a)1,32(k+a)2におけるファイルホルダFの在
荷の有無が判定される。ここで、在荷無しと判定される
と、ステップT23に進んで、出庫待機データに基づい
て、受部22(k)に対応する格納ユニット1(k)よりも上
流側の格納ユニット1(k+a)内の出庫待機中のファイル
ホルダFの有無が判定される。
【0079】ステップT22又はステップT23におい
てファイルホルダFの在荷有りと判定された場合には、
ステップT24に進んで、コンベア出庫中データ,出庫
途中データ及び出庫待機データに基づいて、受部22
(k)上のファイルホルダFの出庫番号が、受部22(k+a)
及び再分割コンベア部32(k+a)1,32(k+a)2上のファ
イルホルダFの出庫番号又は格納ユニット1(k+a)内の
ファイルホルダFの出庫番号よりも大きいか否かが判定
され、受部22(k)のファイルホルダFの出庫番号が、
後者のいずれかの出庫番号よりも大きいと判定された場
合には、当該出庫番号の大きな上流側のファイルホルダ
を先に搬送コンベア30により搬送させる必要があるの
で、受部22(k)に対する制御を終了する。一方、前者
の受部22(k)の出庫番号が、後者のいずれの出庫番号
よりも小さいと判定された場合には、ステップT25に
進むことになる。
【0080】また、ステップT22及びステップT23
においてファイルホルダFの在荷無しと判定された場合
及びステップT24において、受部22(k)の出庫番号
が、それよりも上流側の受部22(k+a)及び再分割コン
ベア部32(k+a)1,32(k+a)2上のファイルホルダFの
出庫番号又は格納ユニット1(k+a)内のファイルホルダ
Fの出庫番号よりも小さいと判定された場合には、ステ
ップT25に進んで、k+1からnとなるまで(aが1
〜(k-n)となるまで)逐次更新して上記ステップT22
〜T24のフローを繰返す(ステップT25)。つま
り、ステップT22〜T26のフローによって、結果的
に、受部22(k)上のファイルホルダFの出庫番号が、
当該受部22(k)に対応する格納ユニット1(k)よりも上
流側の全ての格納ユニット(k+a)内で出庫待機中のファ
イルホルダFの出庫番号及び当該上流側の全ての格納ユ
ニット(k+a)に対応する受部22(k+a)及び再分割コンベ
ア部32(k+a)1,32(k+a)2のファイルホルダFの出庫
番号よりも小さいか否かが判定される。
【0081】そして、受部22(k)上のファイルホルダ
Fの出庫番号が、上流側のファイルホルダFの出庫番号
よりも小さいと判定されると、ステップT26に進ん
で、受部22(k)を動作させて、その受部22(k)上のフ
ァイルホルダFを再分割コンベア部32(k)2上に移し換
え、その後、受部22(k)上の所定の出庫番号のファイ
ルホルダFを再分割コンベア部32(k)2上に移し換えた
点について、記憶部60aに記憶された出庫途中データ
及びコンベア出庫中データを更新させて、この受部22
(k)に対する制御は終了する。
【0082】また、出庫口部10(k)に対しては、図1
4のフローチャートに示す制御が行われる。
【0083】まず、ステップT30において、格納ユニ
ット1(k)の移載制御部4aから中央制御部65を通じ
て送信された移載完了データに基づき、出庫口部10
(k)におけるファイルホルダFの在荷の有無が判定さ
れ、移載完了データを受信していない場合には、出庫口
部10(k)上にファイルホルダFの在荷が無く、つま
り、移し換えるファイルホルダFが存在しないので出庫
口部10(k)に対する制御は終了する。一方、移載した
ファイルホルダFの出庫番号を含む移載完了データを受
信している場合には、出庫口部10(k)上にファイルホ
ルダの在荷があると判定され、ステップT31に進む。
【0084】ステップT31では、出庫途中データに基
づいて、受部22(k)におけるファイルホルダFの在荷
の有無が判定され、在荷有りの場合にはファイルホルダ
Fを移し換えることができないので出庫口部10(k)に
対する制御は終了するが、在荷無しの場合は、ステップ
T32に進む。
【0085】ステップT32では、出庫口部10(k)を
動作させてその出庫口部10(k)上のファイルホルダF
を受部22(k)上に移し換え、次いで、ステップT33
において、移載完了データに含まれる出庫番号を有する
ファイルホルダFが格納ユニット1(k)から取出されて
受部22(k)上に在荷されて点について、記憶部60a
に記憶された出庫待機中データ及び出庫途中データの更
新を行って、出庫口部10(k)に対する制御は終了す
る。
【0086】なお、上記図11〜図14のフローチャー
トには示していないが、本実施形態では、図11のステ
ップT7や図12のステップT13、図13のステップ
T26、図14のステップT32のように、ファイルホ
ルダFを移し換える際に、各コンベア出庫部20(1)、
20(2)・・・、20(k)における払出し部停止位置検出
部17や出庫口部在荷検出部18、払出し部停止位置検
出部26、受部在荷検出部27、受部下面コンベア在荷
検出部28からの検出信号、及び各再分割コンベア部3
2(1)1、32(1)2、32(2)1、32(2)2・・・、32
(n)1、32(n)2に対応して設けられてそれらの上にファ
イルホルダFが有るか否かを検出するコンベア部在荷検
出部からの検出信号に基づいて、当該移し換えが実際に
行われたか否かを確認しつつ、各動作制御を行わせるよ
うにしている。
【0087】また、ファイルホルダFの集積先である被
格納物集積部40には、図8に示すように、当該集積部
40におけるファイルホルダFの在荷の有無を検出する
集積部在荷検出部40a、集積部40に集積されたファ
イルホルダFが当該集積部40における許容集積量を超
したか否かを検出する集積部満杯検出部40b及び集積
部40の落し口においてファイルホルダFの引っ掛かり
の有無を検出する落しセフティ検出部40cが設けられ
ており、出庫制御部60は、集積部在荷検出部40aか
らの検出信号に基づいて、例えば、本設備の動作開始直
後や出庫ファイルホルダFの種類を切換えた場合等にお
いて、前回の出庫動作時に出庫されたファイルホルダF
が集積部40に残留している旨の警告を行い、また、集
積部満杯検出部40bからの検出信号に基づいて、集積
部40に集積されたファイルホルダFが許容集積量を超
えた場合にその警告を行ったり、また、落し口セフティ
検出部からの検出信号に基づいて、集積部40の落し口
にファイルホルダが引っ掛かった場合等にその旨の警告
を行ったり等の制御を行う。
【0088】以上のように構成された自動格納設備にお
ける出庫装置によると、出庫制御部60に、各格納ユニ
ット1内で出庫待機中のファイルホルダFの出庫番号に
関する出庫待機データと、各受部22に在荷中のファイ
ルホルダFの出庫番号に関する出庫途中データと、各再
分割コンベア部32に在荷中のファイルホルダFの出庫
番号に関するコンベア出庫中データとを記憶する記憶部
60aが設けられており、その出庫制御部60が、出庫
待機データと出庫途中データとコンベア出庫中データと
に基づいて、コンベア出庫部20(k)の受部22(k)にお
けるファイルホルダFの出庫番号が、その移し換え先の
再分割コンベア部32(k)2よりも上流側の再分割コンベ
ア部32(k+a)のファイルホルダFの出庫番号、コンベ
ア出庫部20(k+a)のファイルホルダFの出庫番号及び
格納ユニット1(k)内で出庫待機中のファイルホルダF
の出庫番号よりも小さいか否かを判定し、小さいと判定
された場合に、その受部22(k)のファイルホルダFを
再分割コンベア部32(k)2に移し換えるように受部22
(k)を制御すると共に、出庫待機データと出庫途中デー
タとコンベア出庫中データとに基づいて、再分割コンベ
ア部32(k)1におけるファイルホルダFの出庫番号が、
その再分割コンベア部32(k)1よりも1ユニット分下流
側の格納ユニット1(k-1)における出庫待機中のファイ
ルホルダF及びその格納ユニット1(k-1)のコンベア出
庫部20(k-1)におけるファイルホルダFの出庫番号よ
りも小さいか否かを判定し、小さいと判定されたとき
に、その再分割コンベア部(k)1のファイルホルダFを下
流側の再分割コンベア部(k-1)2に移し換えるように、当
該再分割コンベア部(k)1を制御しているので、各格納ユ
ニット1から出庫されたファイルホルダFを予め指定さ
れた出庫番号順で出庫することができる。
【0089】そして、このように構成された出庫装置に
おいて、出庫制御部60に、いずれかの格納ユニット1
に対する飛越し指令の付与が付与されると、図11のス
テップT3からステップT7に進んで、その格納ユニッ
ト1から出庫されるファイルホルダFの出庫待機データ
及び出庫途中データを除外して、ファイルホルダFを移
し換えるようにしているため、複数の格納ユニット1の
いずれかにエラーが生じた場合等でも、当該エラーが生
じた格納ユニット1から出庫されるファイルホルダFを
除くファイルホルダFを可及的に出庫番号順で出庫する
ことが可能となる。
【0090】また、各移載装置4が移載を完了した場合
に、その移載装置4の移載制御部4aが、中央制御部6
5を通じて出庫制御部65に当該移載したファイルホル
ダFの出庫番号を含む移載完了データを送信するように
すると共に、出庫制御部60では、各格納ユニット1に
おける出庫口部10に移載されたファイルホルダFの出
庫番号を更新する際(ステップT33)に、受信した移
載完了データに含まれる出庫番号により更新するように
しているため、例えば緊急出庫されている等の原因で移
載装置4により出庫口部10に移載することができなか
ったファイルホルダFのデータを除外して、その後の各
受部22及び各再分割コンベア部32の制御を行うこと
ができる。従って、移載装置4側でファイルホルダFの
移載に失敗した場合でも、その移載に失敗したファイル
ホルダFを除いて可及的に出庫番号順で出庫することが
できる。
【0091】なお、移載制御部4aから中央制御部65
を通じて移載したファイルホルダFの出庫番号を含む移
載完了データを送信して、出庫制御部60側でこの移載
完了データに含まれる出庫番号を参照して各格納ユニッ
ト1から取出されるファイルホルダFの出庫番号を更新
する代りに、移載制御部4aから中央制御部65を通じ
て移載の成功又は失敗を示す移載報告データを送信し、
出庫制御部60では、中央制御部65を介してこの移載
報告データを受信して、各格納ユニット1における出庫
口部10に移載されたファイルホルダFの出庫番号を更
新する際に、所定回数m回の移載失敗のデータを受信し
た後、移載成功のデータを受信した場合に、所定の格納
ユニット1から出庫すべきファイルホルダFのうち(m
+1)番目に小さな出庫番号により更新を行って、つま
り、その格納ユニット1から出庫されるべきファイルホ
ルダFの出庫番号の中から移載に失敗したファイルホル
ダF分の出庫番号を飛ばして次に小さい出庫番号により
更新を行うようにしても、同様に、移載装置4により出
庫口部10に移載することができなかったファイルホル
ダFのデータを除外して、その後の各受部22及び各再
分割コンベア部32の制御を行うことができる。従っ
て、移載装置4側でファイルホルダFの移載に失敗した
場合でも、その移載に失敗したファイルホルダFを除い
て可及的に出庫番号順で出庫することができる。
【0092】なお、上記実施形態においては、各格納ユ
ニット1に対応して設けられた分割コンベア部31(k)
を、さらに再分割して2つの再分割コンベア部32(k)
1、32(k)2に分割しているが、必ずしも再分割する必
要はない。
【0093】即ち、一の格納ユニット1(k)に対応して
再分割されない一の分割コンベア部31(k)が設けら
れ、各分割コンベア部31(k)の動作によりその上のフ
ァイルホルダFが1ユニット分ずつ搬送されていく構成
であってもよい。この場合、出庫制御部60は、当該各
分割コンベア部31(k)を、上記実施形態における再分
割コンベア部32(k)1、32(k)2とみなして、図11、
図13及び図14のフローチャートに示す制御を行うよ
うにすればよい。
【0094】もっとも、各格納ユニット1(k)に対応し
て設けられた分割コンベア部31(k)が、上記実施形態
のように複数に再分割されている構成の方が、各格納ユ
ニット1(k)から出庫されたファイルホルダFを、その
出庫番号が下流側の格納ユニット1(k-1)におけるファ
イルホルダFの出庫番号よりも大いか小さいかにかかわ
らず、2つ先送りして再分割コンベア32(k)1,2上に貯
留させておくことができるという点で、より迅速な搬送
を行うことができ、出庫能力に優れることになる。
【0095】なお、各分割コンベア部31(k)を、3つ
以上に再分割した場合には、各分割コンベア部31(k)
において最下流の再分割コンベア部に対して図11のフ
ローチャートと同様の制御を行い、その他の再分割コン
ベア部に対しては、図12のフローチャートと同様の制
御を行うようにすればよい。
【0096】また、例えば、図11に示す制御と図12
に示す制御とを同時に行う等、各再分割コンベア部3
2、出庫口部10、受部22に対する制御順は、図10
に示す順に限られるものではないが、下流側のものから
順に制御を行った方が効率のよい制御を行うことができ
る。
【0097】また、上記出庫制御部60の機能を、中央
制御部65や、各格納ユニット制御部8のいずれかに持
たせるようにしてもよい。
【0098】さらに、上記実施形態では、1つの出庫番
号を1つのファイルホルダFに割当てて、その出庫番号
順で出庫する際の制御を前提としてるが、1つの出庫番
号を複数のファイルホルダFに割当てて、同じ出庫番号
が割当てられたファイルホルダFのグループ毎に出庫番
号順で出庫させるようにしてもよい。
【0099】この場合、出庫制御部60が、図11のス
テップT6において出庫番号が同じと判定された場合に
もステップT7に進み、また、図13のステップT24
において出庫番号が同じと判定された場合にもステップ
T25に進むように制御すればよい。
【0100】さらに、図15及び図16に示すように、
搬送コンベア30の最下流部に、集積部40A及び補助
集積部40Bと、搬送コンベア30により搬送されたフ
ァイルホルダFを集積部40Aと補助集積部40Bとに
仕分して集積させる仕分部70を設け、出庫制御部60
が前記飛越し指令の撤回後、通常の出庫番号順の出庫に
戻るまでの間に搬送されるファイルホルダFを、補助集
積部40Bに集積させ、通常の出庫番号順で出庫された
ファイルホルダFを集積部40Aに集積させるように、
仕分部70を切換え制御するようにしてもよい。
【0101】上記仕分部70は、例えば、搬送コンベア
30の下流側延長上に、その搬送方向Aに沿って隣設し
て設けられた仕分コンベア部71A,71Bと、その仕
分コンベア部71A、71Bの下方に設けられた補助仕
分コンベア部72A,72Bを備えた構成とすることが
できる。
【0102】上記仕分コンベア部71A,71Bは、そ
れぞれ図示省略の跳ね上げ駆動手段により下流側の軸X
を中心に跳ね上げ回動自在に構成され、ファイルホルダ
Fが仕分コンベア部71A上に搬送されたときに、当該
仕分コンベア部71Aを跳ね上げ回動されることによ
り、当該ファイルホルダFが対応する下方の補助仕分コ
ンベア部72A上に移し換えられ、その補助仕分コンベ
ア部72Aにより集積部40Aに集積され、また、ファ
イルホルダFが仕分コンベア部71B上に搬送されたと
きに、当該仕分コンベア部71Bを跳ね上げ回動される
ことにより、当該ファイルホルダFが対応する下方の補
助仕分コンベア部72B上に移し換えられ、その補助仕
分コンベア部72Bにより集積部40Bに集積可能に構
成される。
【0103】そして、上記出庫制御部60では、出庫待
機データと出庫途中データとコンベア出庫中データに基
づいて、当該飛越し指令が与えられた格納ユニット1か
ら出庫されるファイルホルダFであって、飛越し指令に
より飛越されて後回しにされた所定のファイルホルダF
の出庫番号を求めることができるので、当該ファイルホ
ルダFを、補助集積部40Bに集積させるように仕分部
70を制御するのである。
【0104】このようにすると、飛越し指令により無視
されたファイルホルダFについては、補助集積部40B
に集積させることができるので、出庫番号順でなく後出
しされたファイルホルダFの管理を容易に行うことがで
きる。
【0105】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1〜4
記載の自動格納設備の出庫装置によると、出庫制御部に
より、中央制御部から出庫すべき被格納物及びその出庫
番号のデータを受信し、各コンベア出庫部及び前記各分
割コンベア部の動作に応じて、記憶部に記憶された出庫
待機データ、前記途中データ及びコンベア出庫中データ
とを逐次更新し、これらの記憶された出庫待機データ、
出庫途中データ及びコンベア出庫中データとに基づい
て、被格納物が前記出庫番号順で前記搬送コンベアによ
り搬送されるように、各コンベア出庫部及び各分割コン
ベア部を制御しているため、被格納物を所定の出庫番号
順通りに出庫することができる。そして、例えば、各格
納ユニットのいずれかにエラーが生じた場合には、その
格納ユニットに対する飛越し指令を付与することによ
り、その格納ユニットに関する出庫待機データ及び出庫
途中のデータを除外して、各分割コンベア部を制御する
ようにしているため、当該飛越し指令を付与した格納ユ
ニットから出庫されるべき被格納物を除く他の格納ユニ
ットから出庫される被格納物を可及的に出庫番号順で出
庫させることができる。
【0106】また、請求項5記載のように、前記各格納
ユニット毎に対応して設けられた各分割コンベア部が、
その上流側から下流側間でさらに再分割された複数の再
分割コンベア部をそれぞれ有し、前記出庫制御部が、最
下流側の再分割コンベア部に対して、前記出庫待機デー
タと前記出庫途中データと前記コンベア出庫中データと
に基づいて、一の分割コンベア部における被格納物の出
庫番号が、その分割コンベア部に対応する格納ユニット
よりも一つ下流側の格納ユニットにおける被格納物及び
その格納ユニットに対応するコンベア出庫部における被
格納物の出庫番号よりも小さいか否かを判定し、小さい
と判定されたときに、その分割コンベア部における被格
納物をその下流側の分割コンベア部に移し換える制御を
それぞれ行うと共に、その他の再分割コンベア部に対し
て、前記コンベア出庫中データに基づいて、1つ下流側
の再分割コンベア部に被格納物があるか否かを判定し、
無い場合に当該下流側の再分割コンベア部に被格納物を
移し換える制御をそれぞれ行うようにすると、各格納ユ
ニットから取出された被格納物を、その下流側の格納ユ
ニットにおける被格納物との出庫番号の大小にかかわら
ず、先出しして各再分割コンベア上に貯留させておくこ
とができるので、より迅速な出庫を行うことができ、出
庫能力に優れることになる。
【0107】さらに、請求項6記載のように、前記搬送
コンベアの最下流部に、被格納物集積部と補助被格納物
集積部とが設けられると共に、搬送コンベアにより搬送
された被格納物を前記被格納物集積部と補助被格納物集
積部とに仕分して集積させる仕分部が設けられ、前記出
庫制御部が、前記飛越し指令の撤回後、通常の出庫番号
順の出庫に戻るまでの間に搬送される被格納物を、前記
補助格納物集積部に集積させるように、前記仕分部を切
換え制御するようにすると、出庫番号順通りに出庫され
たかった被格納物を他の被格納物と区別して集積させる
ことができ、その後の被格納物の処理を行うのに便利で
ある。
【0108】また、この発明の請求項7記載の自動格納
設備の出庫装置によると、移載装置が移載完了により中
央制御部を通じてその移載した被格納物の出庫番号を含
む移載完了データを送信し、また、出庫制御部が、各格
納ユニットにおける出庫口部に取出された被格納物の出
庫番号を更新する際に、各移載装置から受信した移載完
了データに含まれる出庫番号により前記出庫途中データ
を更新するようにしているため、移載装置側において出
庫口部への移載に失敗した被格納物のデータを除外し
て、被格納物が前記出庫番号順で前記搬送コンベアによ
り搬送されるように、各コンベア出庫部及び各分割コン
ベア部が制御されることになる。従って、移載装置側で
被格納物の移載に失敗した場合でも、その移載に失敗し
た被格納物を除いて可及的に出庫番号順で出庫すること
ができる。
【0109】なお、請求項8記載のように、移載装置
が、移載完了により中央制御部を通じてその移載した被
格納物の出庫番号を含む移載完了データを送信する代り
に、移載の成功又は失敗を示す移載報告データを送信
し、出庫制御装置が、各格納ユニットにおける出庫口部
に取出された被格納物の出庫番号を更新する際に、前記
移載装置から受信した移載完了データに含まれる出庫番
号により前記出庫途中データを更新する代りに、前記移
載装置から受信した移載報告データに基づいて、移載成
功のデータを受信したときに、前記格納ユニットから出
庫すべき被格納物のうち移載に失敗した被格納物分の出
庫番号を飛ばして次に小さい出庫番号により、前記出庫
途中データを更新させるようにしても、移載装置側にお
いて出庫口部への移載に失敗した被格納物のデータを除
外して、被格納物が前記出庫番号順で前記搬送コンベア
により搬送されるように、各コンベア出庫部及び各分割
コンベア部が制御されることになる。従って、移載装置
側で被格納物の移載に失敗した場合でも、その移載に失
敗した被格納物を除いて可及的に出庫番号順で出庫する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の自動格納設備全
体を示す平面図である。
【図2】ファイルホルダを示す斜視図である。
【図3】格納ユニットを示す一部破断斜視図である。
【図4】コンベア出庫部を示す断面図である。
【図5】受部を示す側面図である。
【図6】コンベア出庫部を示す機能ブロック図である。
【図7】搬送コンベアを示す側面図である。
【図8】自動格納設備の出庫装置を示す機能ブロック図
である。
【図9】同上の出庫装置の出庫動作を説明するための図
である。
【図10】同上の出庫装置の出庫動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】下流側の再分割コンベア部の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】上流側の再分割コンベア部の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】受部の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図14】出庫口部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】自動格納設備の出庫装置の変形例を示す平面
図である。
【図16】同上の変形例に係る搬送コンベアの仕分部及
び集積部を示す斜視図である。
【図17】従来の自動格納設備における出庫装置を示す
機能ブロック図である。
【図18】従来のコンベア出庫部の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 格納ユニット 2 格納棚 4 移載装置 5 コラム 6 ピッキング部 8 格納ユニット制御部 10 出庫口部 20 コンベア出庫部 22 受部 30 搬送コンベア 31 分割コンベア部 32 再分割コンベア部 40 集積部 40A 集積部 40B 補助集積部 60 出庫制御部 65 中央制御部 70 仕分部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C017 VA05 VB10 3F022 CC02 FF07 HH11 JJ09 LL02 LL30 LL32 MM08 MM22 MM35 MM61 MM70 NN51 NN55 PP04 PP05 QQ12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被格納物を格納する格納空間を有する複
    数の格納ユニットが並列配置されると共に、前記各格納
    ユニットの一側に、それら各格納ユニットから取出され
    た被格納物を前記各格納ユニットの配列方向の上流側か
    ら下流側に向けて搬送する搬送コンベアが設けられ、前
    記各格納ユニットから取出された被格納物を前記搬送コ
    ンベアにより搬送して予め指定された出庫番号順で出庫
    する自動格納設備の出庫装置であって、 前記各格納ユニット毎に対応して設けられた分割コンベ
    ア部を有し、被格納物を上流側の分割コンベア部からそ
    の下流側の分割コンベア部に順次移し換えて被格納物を
    搬送する搬送コンベアと、 前記各格納ユニット内に設けられ、中央制御部から出庫
    すべき被格納物及びその出庫番号のデータを受信して、
    その格納ユニット内に格納された出庫すべき被格納物を
    出庫番号の小さいものから順番に移載する移載装置と、 前記各格納ユニットと前記搬送コンベアとの各間に設け
    られ、前記移載された被格納物をその格納ユニットに対
    応する分割コンベア部に移し換えるコンベア出庫部と、 前記各格納ユニットにおいて出庫待機中の被格納物の出
    庫番号に関する出庫待機データと、前記各コンベア出庫
    部における被格納物の出庫番号に関する出庫途中データ
    と、前記各分割コンベア部における被格納物の出庫番号
    に関するコンベア出庫中データとを記憶する記憶部を有
    し、前記出庫待機データ、前記出庫途中データ及び前記
    コンベア出庫中データとに基づいて、被格納物が前記出
    庫番号順で前記搬送コンベアにより搬送されるように、
    前記各コンベア出庫部及び前記各分割コンベア部を制御
    する出庫制御部を備え、 前記出庫制御部が、いずれかの格納ユニットに対する飛
    越し指令の付与により、その格納ユニットに関する出庫
    待機データと出庫途中データを除外して、前記各分割コ
    ンベア部を制御する自動格納設備の出庫装置。
  2. 【請求項2】 前記出庫制御部が、 前記各コンベア出庫部に対して、前記出庫待機データと
    前記出庫途中データと前記コンベア出庫中データとに基
    づいて、一のコンベア出庫部における被格納物の出庫番
    号が、それよりも上流側の分割コンベア部、コンベア出
    庫部及び格納ユニットにおける被格納物の出庫番号より
    も小さいか否かを判定し、小さいと判定されたときに、
    そのコンベア出庫部における被格納物を分割コンベア上
    に移し換える制御をそれぞれ行うと共に、 前記各分割コンベア部に対し、前記出庫待機データと前
    記出庫途中データと前記コンベア出庫中データとに基づ
    いて、一の分割コンベア部における被格納物の出庫番号
    が、その分割コンベア部に対応する格納ユニットよりも
    一つ下流側の格納ユニット及びその格納ユニットに対応
    するコンベア出庫部における被格納物の出庫番号よりも
    小さいか否かを判定し、小さいと判定されたときに、そ
    の分割コンベア部における被格納物をその下流側の分割
    コンベア部に移し換える制御をそれぞれ行う請求項1記
    載の自動格納設備の出庫装置。
  3. 【請求項3】 同一の出庫番号が、複数の被格納物に割
    当てられた請求項2記載の自動格納設備の出庫装置であ
    って、 前記出庫制御部が、 一のコンベア出庫部における被格納物の出庫番号が、そ
    れよりも上流側の分割コンベア部、コンベア出庫部及び
    格納ユニットにおける被格納物の出庫番号と同じ場合に
    も、そのコンベア出庫部における被格納物を分割コンベ
    ア上に移し換えるように各コンベア出庫部を制御すると
    共に、 一の分割コンベア部における被格納物の出庫番号が、そ
    の分割コンベア部に対応する格納ユニットよりも一つ下
    流側の格納ユニット及びその格納ユニットに対応するコ
    ンベア出庫部における被格納物の出庫番号と同じ場合に
    も、その分割コンベア部における被格納物をその下流側
    の分割コンベア部に移し換えるように前記各分割コンベ
    ア部を制御する自動格納設備の出庫装置。
  4. 【請求項4】 前記出庫制御部が、いずれかの格納ユニ
    ットに対する飛越し指令の付与により、その格納ユニッ
    トに関する出庫待機データ及び出庫途中データを除外し
    て、その飛越し指令が付与された格納ユニットの1ユニ
    ット上流側の格納ユニットに対応する分割コンベア上の
    被格納物を、当該飛越し指令が付与された格納ユニット
    に対応する分割コンベア上に移し換えるように、各分割
    コンベア部を制御する請求項1〜3のいずれかに記載の
    自動格納設備の出庫装置。
  5. 【請求項5】 前記各格納ユニット毎に対応して設けら
    れた各分割コンベア部が、その上流側から下流側間でさ
    らに再分割された複数の再分割コンベア部をそれぞれ有
    し、 前記出庫制御部が、 前記コンベア出庫中データとして、前記各再分割コンベ
    ア部におけるファイルホルダの出庫番号に関するデータ
    を記憶部に記憶し、 前記各分割コンベア部において最下流側の再分割コンベ
    ア部に対して、前記出庫待機データと前記出庫途中デー
    タと前記コンベア出庫中データとに基づいて、一の分割
    コンベア部における被格納物の出庫番号が、その分割コ
    ンベア部に対応する格納ユニットよりも一つ下流側の格
    納ユニットにおける被格納物及びその格納ユニットに対
    応するコンベア出庫部における被格納物の出庫番号より
    も小さいか否かを判定し、小さいと判定されたときに、
    その分割コンベア部における被格納物をその下流側の分
    割コンベア部に移し換える制御をそれぞれ行うと共に、 前記各分割コンベア部においてその他の再分割コンベア
    部に対して、前記コンベア出庫中データに基づいて、1
    つ下流側の再分割コンベア部に被格納物があるか否かを
    判定し、無い場合に当該下流側の再分割コンベア部に被
    格納物を移し換える制御をそれぞれ行う請求項2又は4
    記載の自動格納設備の出庫装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送コンベアの下流側に、被格納物
    集積部と補助被格納物集積部とが設けられると共に、搬
    送コンベアにより搬送された被格納物を前記被格納物集
    積部と補助被格納物集積部とに仕分して集積させる仕分
    部が設けられ、 前記出庫制御部が、前記飛越し指令の撤回後、通常の出
    庫番号順の出庫に戻るまでの間に搬送される被格納物
    を、前記補助格納物集積部に集積させるように、前記仕
    分部を切換え制御する請求項1〜5のいずれかに記載の
    自動格納設備の出庫装置。
  7. 【請求項7】 被格納物を格納する格納空間を有する複
    数の格納ユニットが並列配置されると共に、前記各格納
    ユニットの一側に、それら各格納ユニットから取出され
    た被格納物を前記各格納ユニットの配列方向の上流側か
    ら下流側に向けて搬送する搬送コンベアが設けられ、前
    記各格納ユニットから取出された被格納物を前記搬送コ
    ンベアにより搬送して予め指定された出庫番号順で出庫
    する自動格納設備の出庫装置であって、 前記各格納ユニット毎に対応して設けられた分割コンベ
    ア部を有し、被格納物を上流側の分割コンベア部からそ
    の下流側の分割コンベア部に順次移し換えて被格納物を
    搬送する搬送コンベアと、 前記各格納ユニット内に設けられ、中央制御部から出庫
    すべき被格納物及びその出庫番号のデータを受信して、
    その格納ユニット内に格納された出庫すべき被格納物を
    出庫番号の小さいものから順番に移載し、移載を完了し
    たときに前記中央制御部を通じてその移載した被格納物
    の出庫番号を含む移載完了データを送信する移載装置
    と、 前記各格納ユニットと前記搬送コンベアとの各間に設け
    られ、前記移載された被格納物をその格納ユニットに対
    応する分割コンベア部に移し換えるコンベア出庫部と、 前記各格納ユニットにおいて出庫待機中の被格納物の出
    庫番号に関する出庫待機データと、前記各コンベア出庫
    部における被格納物の出庫番号に関する出庫途中データ
    と、前記各分割コンベア部における被格納物の出庫番号
    に関するコンベア出庫中データとを記憶する記憶部を有
    し、前記出庫待機データ、前記出庫途中データ及び前記
    コンベア出庫中データとに基づいて、被格納物が前記出
    庫番号順で前記搬送コンベアにより搬送されるように、
    前記各コンベア出庫部及び前記各分割コンベア部を制御
    する出庫制御部を備え、 前記出庫制御部が、受信した移載完了データに含まれる
    出庫番号により前記出庫途中データを更新する自動格納
    設備の出庫装置。
  8. 【請求項8】 前記各移載装置が、 移載完了により前記中央制御部を通じてその移載した被
    格納物の出庫番号を含む移載完了データを送信する代り
    に、移載の成功又は失敗を示す移載報告データを送信
    し、 前記出庫制御装置が、 受信した移載完了データに含まれる出庫番号により前記
    記憶部に記憶された出庫途中データを更新する代りに、 前記移載装置から受信した移載報告データに基づいて、
    移載成功のデータを受信したときに、前記格納ユニット
    から出庫すべき被格納物のうち移載に失敗した被格納物
    分の出庫番号を飛ばして次に小さい出庫番号により、前
    記記憶部に記憶された出庫途中データを更新する請求項
    7記載の自動格納設備の出庫装置。
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