JP2001106294A - キャップ供給装置 - Google Patents

キャップ供給装置

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JP2001106294A
JP2001106294A JP28292299A JP28292299A JP2001106294A JP 2001106294 A JP2001106294 A JP 2001106294A JP 28292299 A JP28292299 A JP 28292299A JP 28292299 A JP28292299 A JP 28292299A JP 2001106294 A JP2001106294 A JP 2001106294A
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cap
caps
standby
conveyor
conveyance path
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JP28292299A
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English (en)
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Michio Hotta
三千夫 堀田
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Towa Techno Co Ltd
Original Assignee
Towa Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、キャップ供給装置
は、ストッカ等からキャップを1個ずつキャップ搬送コ
ンベア等に供給するものであるから、効率が悪く、大量
のキャップを迅速に確実に供給するには十分なものでは
ない課題があった。 【解決手段】 多数のキャップCを待機
させるキャップ待機機構10の各列の先頭のキャップ
を、キャップ供給機構30によりキャップ搬送路1に運
ぶキャップ供給装置において、キャップ待機機構10で
少なくとも2番目のキャップのスカート部を押さえるこ
とによって各列の先頭のキャップを供給可能にすること
を特徴とするキャップ供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器等へのキャッ
プ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャップを搬送する装置において
は、ストッカ等からキャップを一つずつ取り出してキャ
ップ搬送コンベア上に一つずつ供給するキャップ供給装
置等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では、ストッ
カ等からキャップを1個ずつキャップ搬送コンベアに供
給するものであるから、効率が悪く、大量のキャップを
迅速に確実に供給するには十分なものではない課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、キャ
ップ搬送路に臨んで一度に搬送すべきキャップの数と同
一の複数列にキャップを待機させるキャップ待機機構
と、キャップ待機機構の各列の先頭のキャップを保持し
てキャップ搬送路に運び供給するキャップ供給機構とか
らなるキャップ供給装置において、キャップが柔軟なス
カート部を具備し、キャップ待機機構において順次に重
ね合わせたときに柔軟なスカート部が外周に占位し、キ
ャップ待機機構において少なくとも2番目のキャップの
スカート部を押さえることによって各列の先頭のキャッ
プを供給可能にすると共に2番目以降のキャップを待機
させることを特徴とするキャップ供給装置を提供するも
のである。
【0005】本発明によれば、キャップ待機機構に、キ
ャップ搬送路に一度に搬送すべきキャップの数と同一の
複数列にキャップを待機させ、キャップ供給機構により
各列の先頭のキャップをそれぞれ保持してキャップ搬送
路に一度に搬送することができるから、キャップを一個
ずつキャップ搬送路に供給するより遙かに高い効率で供
給することができるのみならず、キャップ供給機構によ
り各列の先頭のキャップをそれぞれ保持してキャップ搬
送路に供給するから、個々のキャップを確実に供給する
ことができる。また、本発明によれば、キャップ待機機
構において、キャップを順次に重ね合わせたときに柔軟
なスカート部が外周に占位し、少なくとも2番目のキャ
ップのスカート部を押さえることによって各列の先頭の
キャップを供給可能にすると共に2番目以降のキャップ
を待機させることができ、キャップ待機機構において先
頭のキャップを確実にキャップ供給機構に供給すること
ができる。
【0006】また、本発明は、請求項1に記載の装置に
おいて、キャップ供給機構が、キャップ待機機構とキャ
ップ搬送路との間においてキャップ保持部を往復移動す
る往復移動機構を具備することを特徴とするキャップ供
給装置を提供するものである。本発明のキャップ供給機
構によれば、往復移動機構によりキャップ待機機構とキ
ャップ搬送路との間においてキャップ保持部を往復移動
することができ、キャップを保持して直接的に確実に容
器をキャップ待機機構からキャップ搬送路に供給するこ
とができる。また、本発明は、請求項1又は2に記載の
装置において、キャップ供給機構が、キャップ搬送路の
上方にキャップ放出用のエア噴出機構を具備することを
特徴とするキャップ供給装置を提供するものである。本
発明によれば、キャップ搬送路の上方のエア噴出機構に
より、キャップをキャップ搬送路に迅速、円滑、確実に
放出することができる。
【0007】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の装置において、キャップ搬送路に各キャップ
保持部に対応してキャップ搬送隔壁を有するキャップコ
ンベア機構を設けたことを特徴とするキャップ供給装置
を提供するものである。本発明によれば、キャップ搬送
路のキャップコンベア機構に各キャップ保持部に対応し
て設けたキャップ搬送隔壁により、個々のキャップを所
定の間隔でキャップの向きを変えたり変形させることな
く、想定した速度で確実に搬送することができることと
なる。また、本発明は、請求項1乃至4のいずれかに記
載の装置において、キャップ供給機構がキャップ搬送路
にキャップを供給してから、キャップ待機機構の各列の
先頭のキャップをそれぞれ保持してキャップ搬送路に運
ぶまでに、キャップ搬送路に設けたキャップコンベア機
構がキャップを排除し次に供給されるキャップを確保し
得ることを特徴とするキャップ供給装置を提供するもの
である。
【0008】本発明によれば、キャップ供給機構が、キ
ャップ搬送路にキャップを一度に供給してから、キャッ
プ待機機構の各列の先頭のキャップを保持してキャップ
搬送路に運ぶまでに、キャップコンベア機構が、キャッ
プを排除すると共に、次のキャップを保持する体勢にあ
るから、キャップ供給機構とキャップコンベア機構との
タイミングを合致させて、キャップを確実にキャップコ
ンベア機構に供給することができる。このように、本発
明によれば、容器コンベア機構によりキャップ被冠位置
に一列に整列させて供給する容器に対して、キャップ待
機機構によりシューターに横に重ねて変形しない限度の
シュリンクキャップを待機させ、キャップ供給機構によ
り各列の先頭のシュリンクキャップを保持してキャップ
コンベア機構に一度に供給し、キャップコンベア機構に
よりシューターに投入する間に、キャップ供給機構によ
り次のシュリンクキャップを保持して空所のできたキャ
ップコンベア機構に供給し、これらのタイミングを合わ
せることにより、キャップ待機機構からキャップ供給機
構、キャップコンベア機構、シューターを介して、シュ
ーター下端部から容器に効率的に天板部の有無に拘わら
ずシュリンクキャップ等を被せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示する実施例により、本発
明の実施の形態を説明する。本発明に係るキャップ供給
装置は、基本的には、キャップ搬送路1に臨んで一度に
搬送すべきキャップCの数と同一の複数列にキャップを
待機させるキャップ待機機構10と、キャップ待機機構
10の各列の先頭のキャップCを保持してキャップ搬送
路1に運び供給するキャップ供給機構30とからなる。
まず、キャップ搬送路1に臨んで一度に搬送すべきキャ
ップの数と同一の複数列にキャップCを待機させるキャ
ップ待機機構10につき説明する。実施例の場合、キャ
ップ待機機構10は、図2に記載のように、キャップを
一度に搬送すべきキャップCの数と同一の複数列に、キ
ャップ充填路12が隔壁11によって互いに隣どうし隔
てて設けてあり、キャップ充填路12には多数のキャッ
プCが互いにスカート部18を残して重なり合って供給
されるように構成してある。
【0010】実施例の場合、キャップCは、図8に記載
のように、比較的硬い天板部13を有すると共に胴部が
柔軟なシュリンクキャップからなり、天板部13とほぼ
同径の小径部14、拡張テーパー部15、大径部16及
び段部17を介してやや幅広に設けたスカート部18か
らなり、キャップCを重ね合わせると、図3又は図4に
記載のように、前方のキャップCの小径部14の入口に
後方のキャップCの天板部13が当接して嵌合し、後方
のキャップCのスカート部18が前方のキャップCのス
カート部18の外側に露出する。従って、図3又は図4
において、先頭のキャップCを除いてその後方に重なり
合って供給されるキャップCは、スカート部18だけが
順次に露出することとなる。図8において、19はキャ
ップ装着後に容器から除去するためキャップCに設けた
切り取り取っ手であり、21は切取破線である。
【0011】20は、キャップ充填路12の下面に沿っ
て設けたキャップ推進コンベアで、図示の実施例の場
合、各列のキャップ充填路12の個々にではなく全体に
渡って一つのベルトコンベアで共通に設けてある。29
はベルト送りプーリである。また、各キャップ充填路1
2の先端部には、図3、図4又は図6に記載のように、
先頭のキャップCの天板部13に連なる小径部14を保
持する形で停止させる上下一対の円弧状のキャップ待機
板22が設けてあり、先頭のキャップCを天板部13を
保持して引っ張ると、小径部14に連なる柔軟な拡張テ
ーパー部15、大径部16及び段部17を介してやや幅
広に設けたスカート部18が変形してキャップ待機板2
2の間を擦り抜けて離脱し、2番目のキャップCが先頭
に残されるように構成してある。キャップ待機板22
は、図示の実施例では、図6に記載のように、多数個一
体に装置枠体23に固定して設けてある。また、キャッ
プ待機板22は、キャップを保持し易いように、キャッ
プCとの当接部にゴム等からなる滑り止め部材を設ける
ことも可能である。
【0012】また、図示の実施例の場合、前記キャップ
待機板22の後方には、2番目以降のキャップCのスカ
ート部18に当接して押さえるキャップ押さえ部材24
がエアシリンダ25の作動杆28に一体に設けてあり、
後述するキャップ供給機構30によるキャップ抜き取り
作動に同期して2番目以降のキャップCのスカート部1
8を押さえて、先頭のキャップCのみを抜き取り可能に
すると共に、抜き取り後には、押さえ解除して2番目以
降のキャップCをキャップ推進コンベア20の推進力で
先頭方向に送り込むことができるように構成してある。
従って、キャップ推進コンベア20は、キャップ押さえ
部材24に同期して押さえ解除で回転し、押さえ時には
停止する回転停止を繰り返す構成にすることができると
共に、常時回転させておいて、キャップCを滑り状態で
待機させておき、キャップCの離脱に伴ってキャップ押
さえ部材24の押さえ解除によりキャップ待機板22に
向かって前進させる構成にすることも可能である。
【0013】キャップ押さえ部材24は、図示の実施例
の場合、図7に記載のように、推進方向に2番目以降の
1個又は複数個分のキャップCのスカート部18を押さ
える幅を有し、図7に記載のように、横方向に浅いアー
チ形状をなし、数個分を一体に上下案内部27でガイド
してエアシリンダ25により押さえ駆動するように構成
することも可能である。図7において、エアシリンダ2
5は装置枠体23に一体に取り付けてあり、キャップ押
さえ部材24はガイド軸部材26を介して作動杆28に
より上下動するように構成してある。また、図1におい
て、9はキャップCの両側に当接して隔壁11内でキャ
ップ充填路12に沿ってキャップCを整列させるキャッ
プ整列機構である。
【0014】次いで、キャップ待機機構10の各列の先
頭のキャップCをそれぞれ保持してキャップ搬送路に運
ぶキャップ供給機構30について説明する。本発明のキ
ャップ供給機構30は、キャップ搬送路1に一度の並べ
るべきキャップCの数だけキャップ待機機構10の各列
に並べられたキャップCの先頭のキャップを保持して運
び、キャップ搬送路1に一度に並べる構成のものである
から、キャップ待機機構10とキャップ搬送路1との間
においてキャップ保持部を往復移動する往復移動機構を
設ける構成が好ましい。即ち、キャップ待機機構10に
より次のキャップを先頭に移動し、キャップ搬送路1に
次のキャップを並べる時間間隔において、キャップCを
保持すべきキャップ保持部を往復移動機構によりキャッ
プ待機機構10とキャップ搬送路1との間において往復
移動することにより、本発明に係るキャップ供給機構3
0は一度に効率的に多数のキャップを供給することがで
きる。
【0015】図示の実施例の場合、キャップ供給機構3
0は、前記キャップ待機機構10の各列に並べられたキ
ャップCの先頭のキャップにそれぞれ相対してキャップ
保持部として多数の吸着パッド31を具備している。各
吸着パッド31には真空チューブ32がそれぞれ接続し
てあると共に、図では省略した真空チュ−ブ32の延長
部分は、真空制御装置に接続してあり、真空吸着作用と
吸着解除作用を切換制御できるように構成してある。な
お、キャップ保持部としては、キャップの形状、材質、
天板部の有無等の種々の条件により、磁石式、真空吸引
式、接着式、又は、静電式等の吸着パッド31に代え
て、例えば、3本爪が開閉する把持部材であっても良
い。実施例の場合、キャップ保持部としての吸着パッド
31は往復移動板33に所定間隔で一列に取り付けてあ
り、往復移動板33は往復駆動部材であるエアシリンダ
ー34の作動杆35に一体に取り付けられてキャップ待
機機構10とキャップ搬送路1との間を往復移動するよ
うに構成してある。図1の実施例において、エアシリン
ダー31は装置機体2に設けた支持枠部36に一体に取
り付けられている。また、支持枠部36はガイド孔部3
8により往復移動板33に設けたガイド軸37を摺動自
在に貫通して案内し、往復移動板33を正確且つ確実に
往復移動するように構成してある。また、図5に記載の
実施例の場合は、往復移動板33は2個所に設けたエア
シリンダー31の作動杆35により往復移動する往復作
動枠39に一体に取り付けてある。
【0016】上記実施例の構成において、エアシリンダ
ー34の作動杆35が往復移動板33を伴って前方に進
出して、図3に記載のように、その先端に設けた吸着パ
ッド31によりキャップ待機機構10の先頭のキャップ
Cの天板部13を吸着し、吸着状態を維持したままエア
シリンダー34の作動杆35が後退して吸着パッド31
により、図4に記載のように、先頭のキャップCを保持
して、キャップ待機機構10に対して水平方向に直交し
て設けたキャップ搬送路1の上方に搬送する。ここで、
吸着パッドの真空チューブ32の延長部に設けた真空制
御装置により真空吸引が遮断され、吸着解除されてキャ
ップCはキャップ搬送路1上に落下する。このとき、同
時に、キャップ搬送路1の上方に設けたキャップ放出用
のエア噴出機構3から、噴出された噴気4がキャップC
に当たり、図9に記載のように、吸着パッド31からキ
ャップCをキャップ搬送路1上に放出するのを補助する
ように構成してある。なお、図9において、キャップ推
進コンベア20は、キャップ供給機構30によりキャッ
プ搬送路1上に運ばれてきた各キャップCの高さ位置を
示すために記載したものである。
【0017】なお、上記の構成において、吸着パッド3
1と真空発生及び解除する真空制御装置とをフレキシブ
ルな真空チューブ32により個々に接続することもでき
るが、吸着パッド31を往復移動板33に設けた中空路
で連通して、その中空路と真空制御装置と一本のをフレ
キシブルな真空チューブ32により連通して吸着パッド
32と真空制御装置とを接続する構成にすることもでき
る。キャップ供給機構30からキャップCが落下するキ
ャップ搬送路1には、図9に記載の如く、各キャップ吸
着パッド31に対応してキャップCを同じ姿勢で受け止
めるべく等間隔にキャップ保持隔壁41を有するコンベ
ア機構40が設けてある。図示の実施例の場合、コンベ
ア機構40はベルトプーリ42、43間に無端環状に卷
回された桟付ベルトコンベヤ等からなり、少なくとも、
キャップ供給機構30により一度に供給されるキャップ
Cの幅Dより大きい搬送距離を有するように構成してあ
る。
【0018】そして、キャップ供給機構30がキャップ
搬送路1にキャップCを供給してから、キャップ待機機
構10の各列の先頭のキャップCをそれぞれ保持してキ
ャップ搬送路1に運ぶまでに、キャップ搬送路1に設け
たコンベア機構40がキャップCをキャップ搬送路1上
から排除し、次に供給されるキャップCを保持し得るよ
うに構成してある。また、キャップ搬送路1の前記コン
ベア機構40の上側のキャップCを搬送するコンベアが
通過する部分には、図3に記載のように、コンベアの底
面を支持する支持フレーム5が装置機枠6と一体に設け
てあると共に、キャップCの天板部13側には小径部1
4をガイドする突起7を有するガイド板8が設けてある
と共に、キャップCのスカート部18側には、ガイド板
9が設けてある。前記コンベア機構40は、図1の実施
例の場合、キャップ供給機構30により一度に供給され
るキャップCの幅Dより2倍以上大きい搬送距離を有
し、その途中には、接触子44が当接してキャップCの
向きを適正に修正する修正機構45が設けてある。
【0019】本発明実施例では、コンベア機構40が搬
送したキャップCは、その端部に設けたシューター50
により順次に下方に落下するように構成してある。ま
た、シューター50にはキャップCがコンベア機構40
で運ばれてきた姿勢のまま向きを変えずにそのまま収容
されるように構成してある。更に、シューター50に
は、キャップCの天板部13が向かう前方面側に割溝4
7が設けてあり、キャップCの姿勢を外部から観察し、
滞留状態や姿勢を修正することができるように構成して
ある。シューター50の下端部付近には接触子49が当
接してキャップCの向きを適正に修正する修正機構48
が2段に設けてある。シューター50には、その上部に
キャップ満杯検出装置46が設けてあり、その検出信号
により、キャップ供給機構30及びコンベア機構40が
停止又は運転開始するように構成してある。また、シュ
ーター50の下側には、容器Bを一列に整列させてキャ
ップ被冠位置を通過して搬送する容器コンベア機構60
を設けると共に、シューター50の下端部のキャップ被
冠位置にキャップCを容器Bの頭部に被さるように斜め
にスカート部18を向けて保持するキャップ被冠機構7
0を設けてある。
【0020】容器Bを一列に並べてキャップ被冠位置を
通過するように供給する容器コンベア機構60として
は、予めキャップ被冠位置における容器の通過間隔に合
致したトレイ等に容器を載置して搬送するコンベア装置
でも良いが、トレイ等に容器を載置する手段が必要とな
り、これを不要にするため、図1に示す実施例では、キ
ャップ被冠位置を通って、容器供給側から排出側に渡っ
て連続して設けたベルトコンベア51と、キャップ被冠
位置に併設したスクリュウコンベア52とから構成して
ある。ベルトコンベア51は多数の容器Bをスクリュウ
コンベヤ52に次々と供給し、スクリュウコンベア52
は供給された容器Bを、図12に記載の如く、スクリュ
ウ溝53のピッチ間隔でベルトコンベア51上を搬送し
てキャップ被冠位置に所定の間隔で供給するように構成
してある。図において、54はスクリュウコンベア52
の回転中心軸56の軸受、57は駆動モーター55の駆
動軸、58は回転中心軸56及び駆動軸57に設けたタ
イミングプーリ、59はプーリ58間に設けた駆動伝達
用のタイミングベルトである。
【0021】キャップ被冠位置は、容器頭部にキャップ
Cを被せることができる位置であるから、容器頭部の大
きさとそれに被せるキャップCのスカート部18の大き
さの関係から、位置的にある程度の幅を持たせることが
でき、容器Bがキャップ被冠位置に停止しなくても、通
過するときにタイミング的にキャップを被冠することが
できれば、その被せることができる通過範囲がキャップ
被冠位置となる。また、ベルトコンベア51は、スクリ
ュウコンベヤ52に対し、多数の容器を次々と供給し、
又、排出し得るように、複数の容器Bを一列にガイドす
るガイド部材61を両側に備えていると共に、スクリュ
ウコンベア52は、一側がスクリュウ溝53に嵌合する
容器の他側を案内するガイド部材62を具備している。
また、実施例の場合、ベルトコンベア51はスクリュウ
コンベヤ52より搬送速度を早く設定して、スクリュウ
コンベヤ52に対し、複数の容器を遅れることなく次々
と供給し、又、速やかに排出し得るように構成してあ
り、この場合、スクリュウコンベヤ52の手前におい
て、容器Bは起立状態を維持してベルトコンベア51上
で滑りながら移動することとなる。そして、容器Bが、
スクリュウコンベア52による搬送中もベルトコンベア
51上で滑りながら移動し得ることにより、ベルトコン
ベア51を停止若しくは遅くなるように速度制御するこ
となく、スクリュウコンベヤ52の速度をキャップ被冠
位置付近で停止又は遅くなるように構成することも可能
になる。
【0022】シューター50の下端部のキャップ被冠位
置にキャップCを容器Bの頭部に被さるように斜めにス
カート部18を向けて保持するキャップ被冠機構70
は、図10において右側から左側に、図11において裏
側から表側に、水平方向に通過する容器Bの通過方向に
対して、シューター50の下端部63を下流に向かって
湾曲して設けてあり、その先端部にキャップ保持用のバ
ネ弾性を有するキャップ保持枠64を設け、シューター
50を落下してきたキャップCをキャップ保持枠64が
保持するとき、キャップCを容器Bの頭部に被さるよう
にスカート部18を斜めに向けて保持するように構成し
てある。また、図11では省略したが、図10に記載の
ように、キャップ保持枠64の前方に向かってキャップ
Cの天板部13に当接するように、押さえバネ部材65
を設けてあり、図10において右側から左側に容器Bが
通過するときに、その頭部にキャップCが被さるときに
天板部13に押さえバネ部材65が当接して天板部13
までキャップCが完全に被冠するように構成してある。
【0023】66は押さえバネ部材65の基部付近に上
から当接して押さえバネ部材65の押さえ角度と強さを
調整し得るようにした調整板バネで、両側の一対の支軸
67の下端部に設けた支持枠部68にその両端部を取り
付けてある。支軸67はシューター50の先端部両側に
おいて、取付板69の長孔71にダブルナット72によ
り位置調整自在に取り付けてある。取付板69はシュー
ター50の下端部63に立設した支持枠部73の上部に
設けたネジ付支柱74にダブルナット76により角度調
整可能に取り付けた取付板75に固定ボルト77により
一体に固定してある。上記の構成において、本発明は、
キャップ供給機構30が、キャップ待機機構10の各列
の先頭のキャップCを保持してキャップ搬送路1に多数
のキャップを一度に運ぶまでに、キャップコンベア機構
40が、キャップCをキャップ搬送路1から排除しシュ
ーター50に搬送すると共に、シューター50から容器
コンベア機構60のキャップ被冠位置を通過するように
供給される容器Bに、キャップ被冠機構70によりキャ
ップCを順次に被冠する構成であるから、キャップ供給
機構30とキャップ待機機構10とキャップコンベア機
構40と容器コンベア機構60及びキャップ被冠機構7
0のタイミングを合致させて、キャップを迅速且つ確実
に供給することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係るキャップ供給
装置によれば、キャップ搬送路に臨んで一度に搬送すべ
きキャップの数と同一の複数列にキャップを待機させる
キャップ待機機構と、キャップ待機機構の各列の先頭の
キャップを保持してキャップ搬送路に運び供給するキャ
ップ供給機構とからなる構成を有することにより、キャ
ップ待機機構に、キャップ搬送路に一度に搬送すべきキ
ャップの数と同一の複数列にキャップを待機させ、キャ
ップ供給機構により各列の先頭のキャップをそれぞれ保
持してキャップ搬送路に一度に搬送することができるか
ら、キャップを一個ずつキャップ搬送路に供給するより
遙かに高い効率で供給することができるのみならず、キ
ャップ供給機構により各列の先頭のキャップをそれぞれ
保持してキャップ搬送路に供給するから、確実にキャッ
プを供給することができる効果があり、また、キャップ
が柔軟なスカート部を具備し、キャップ待機機構におい
て天板部を先頭方向に順次に重ね合わせたときに柔軟な
スカート部が外周に占位し、キャップ待機機構において
2番目以降のキャップのスカート部を押さえることによ
って各列の先頭のキャップを供給可能にすると共に2番
目以降のキャップを待機させる構成を有することによ
り、キャップ待機機構において、天板部を先頭方向にキ
ャップを順次に重ね合わせたときに柔軟なスカート部が
外周に占位し、2番目以降のキャップのスカート部を押
さえることによって各列の先頭のキャップを供給可能に
すると共に2番目以降のキャップを待機させることがで
き、キャップ待機機構において先頭のキャップのみを確
実にキャップ供給機構に供給することができる効果があ
る。
【0025】また、本発明は、請求項1に記載のキャッ
プ供給装置において、キャップ供給機構が、キャップ待
機機構とキャップ搬送路との間においてキャップ保持部
を往復移動する往復移動機構を具備する構成を有するこ
とにより、往復移動機構によりキャップ待機機構とキャ
ップ搬送路との間においてキャップ保持部を往復移動す
ることができ、キャップを保持して直接的に確実に容器
をキャップ待機機構からキャップ搬送路に供給すること
ができる効果がある。
【0026】また、本発明は、請求項1又は2に記載の
キャップ供給装置において、キャップ供給機構が、キャ
ップ搬送路の上方にキャップ放出用のエア噴出機構を具
備する構成を有することにより、キャップ搬送路の上方
の噴出エアにより、キャップをキャップ搬送路に円滑、
確実に放出することができる効果がある。
【0027】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載のキャップ供給装置において、キャップ搬送路
に各キャップ保持部に対応してキャップ搬送隔壁を有す
るキャップコンベア機構を設けた構成を有することによ
り、各キャップ保持部に対応して設けたキャップ搬送隔
壁により、個々のキャップを所定の間隔でキャップの向
きを変えたり変形させることなく、想定した速度で確実
に搬送することができる効果がある。
【0028】また、本発明は、請求項1乃至4のいずれ
かに記載のキャップ供給装置において、キャップ供給機
構がキャップ搬送路にキャップを供給してから、キャッ
プ待機機構の各列の先頭のキャップをそれぞれ保持して
キャップ搬送路に運ぶまでに、キャップ搬送路に設けた
キャップコンベア機構がキャップを排除し次に供給され
るキャップを保持し得る構成を有することにより、キャ
ップ供給機構が、キャップ搬送路にキャップを一度に供
給してから、キャップ待機機構の各列の先頭のキャップ
を保持してキャップ搬送路に運ぶまでに、キャップコン
ベア機構が、キャップを排除すると共に、次のキャップ
を保持する体勢にあるから、キャップ供給機構とキャッ
プコンベア機構とのタイミングを合致させることによ
り、キャップを確実にキャップコンベア機構に供給する
ことができる効果がある。また、本発明は、上記のキャ
ップ供給装置において、キャップが天板部を有するか否
かに拘わらず、容器コンベア機構によりキャップ被冠位
置に一列に整列させて供給する容器に対して、キャップ
待機機構によりシューターに横に重ねて変形しない限度
の柔軟なシュリンクキャップ等を待機させ、キャップ供
給機構により各列の先頭のキャップを保持してキャップ
コンベア機構に一度に供給し、キャップコンベア機構に
よりシューターに投入する間に、キャップ供給機構によ
り次のキャップを一度に保持して空所のできたキャップ
コンベア機構に供給し、これらのタイミングを合わせる
ことにより、キャップ待機機構からキャップ供給機構、
キャップコンベア機構、シューターを介して、シュータ
ー下端部から容器に効率的に柔軟なキャップを被せるこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例の概略斜面図。
【図2】 その要部の概略平面図。
【図3】 その概略一部縦断側面図。
【図4】 その要部を取り出して示す概略一部縦断側
面図。
【図5】 その他の要部の概略平面図。
【図6】 その要部の概略正面図。
【図7】 その他の要部の一部縦断概略正面図。
【図8】 キャップの一実施例の斜面図。
【図9】 本発明装置の一実施例の要部の概略正面
図。
【図10】 その一実施例の要部の概略側面図。
【図11】 その要部の概略平面図。
【図12】 その他の要部の概略平面図。
【符号の説明】
1 キャップ搬送路 2 装置機体 3 噴気機構 4 噴気 5 支持フレーム 6 装置機枠 7 突起 8 ガイド板 9 ガイド板 1 キャップ搬送路 9 キャップ整列機構 10 キャップ待機機構 11 隔壁 12 キャップ供給路 13 天板部 14 小径部 15 拡張テーパー部 16 大径部 17 段部 18 スカート部 19 切り取り取っ手部 20 キャップ送りコンベア 21 切り取り破線 22 キャップ待機板 23 装置枠体 24 キャップ押さえ部材 25 エアシリンダ 26 ガイド軸 27 上下案内部 28 作動杆 29 ベルト送りプーリ 30 キャップ供給機構 31 吸着パッド 32 真空チューブ 33 往復移動板 34 エアシリンダー 35 作動軸 36 支持枠部 37 ガイド軸 38 ガイド孔 39 往復作動枠 40 コンベア機構 41 キャップ保持隔壁 42、43 ベルトプーリ 40 コンベア機構 41 キャップ保持隔壁 42、43 ベルトプーリ 44 接触子 45 修正機構 46 キャップ満杯検出装置 47 割溝 48 修正機構 49 接触子 50 シューター 51 ベルトコンベア 52 スクリュウコンベア 53 スクリュウ溝 54 軸受 55 駆動モーター 56 回転中心軸 57 駆動軸 58 タイミングプーリ 59 タイミングベルト 60 容器コンベア機構 61 ガイド部材 62 ガイド部材 63 シューター50の下端部 64 キャップ保持枠 65 押さえバネ部材 66 調整板バネ 67 支軸 68 支持枠部 69 取付板 70 キャップ被冠機構 71 長孔 72 ダブルナット 73 支持枠部 74 ネジ付支柱 75 取付板 76 ダブルナット 77 固定ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ搬送路に臨んで一
    度に搬送すべきキャップの数と同一の複数列にキャップ
    を待機させるキャップ待機機構と、キャップ待機機構の
    各列の先頭のキャップを保持してキャップ搬送路に運び
    供給するキャップ供給機構とからなるキャップ供給装置
    において、キャップが柔軟なスカート部を具備し、キャ
    ップ待機機構において順次に重ね合わせたときに柔軟な
    スカート部が外周に占位し、キャップ待機機構において
    少なくとも2番目のキャップのスカート部を押さえるこ
    とによって各列の先頭のキャップを供給可能にすると共
    に2番目以降のキャップを待機させることを特徴とする
    キャップ供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置にお
    いて、キャップ供給機構が、キャップ待機機構とキャッ
    プ搬送路との間においてキャップ保持部を往復移動する
    往復移動機構を具備することを特徴とするキャップ供給
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装
    置において、キャップ供給機構が、キャップ搬送路の上
    方にキャップ放出用のエア噴出機構を具備することを特
    徴とするキャップ供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか
    に記載の装置において、キャップ搬送路に各キャップ保
    持部に対応してキャップ保持隔壁を有するコンベア機構
    を設けたことを特徴とするキャップ供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか
    に記載の装置において、キャップ供給機構がキャップ搬
    送路にキャップを供給してから、キャップ待機機構の各
    列の先頭のキャップをそれぞれ保持してキャップ搬送路
    に運ぶまでに、キャップ搬送路に設けたコンベア機構が
    キャップを排除し次に供給されるキャップを確保し得る
    ことを特徴とするキャップ供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105883702A (zh) * 2016-06-03 2016-08-24 吴江华鹏制罐厂 一种新型封罐机送盖导架探测装置
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CN108688301A (zh) * 2018-07-09 2018-10-23 东莞市宏富自动化科技有限公司 塑料桶转印设备及生产线

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