JP2001106161A - 補助動力付き自転車 - Google Patents

補助動力付き自転車

Info

Publication number
JP2001106161A
JP2001106161A JP29128399A JP29128399A JP2001106161A JP 2001106161 A JP2001106161 A JP 2001106161A JP 29128399 A JP29128399 A JP 29128399A JP 29128399 A JP29128399 A JP 29128399A JP 2001106161 A JP2001106161 A JP 2001106161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
bicycle
motor
body frame
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29128399A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Maruyama
智千 丸山
Mitsuru Iseno
満 伊勢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP29128399A priority Critical patent/JP2001106161A/ja
Priority to TW89121291A priority patent/TWI226863B/zh
Priority to CNB001281879A priority patent/CN1156382C/zh
Priority to ES00122474T priority patent/ES2254100T3/es
Priority to DE2000624561 priority patent/DE60024561T2/de
Priority to EP20000122474 priority patent/EP1092623B1/en
Publication of JP2001106161A publication Critical patent/JP2001106161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
    • B62M6/90Batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助動力付き自転車の利用に際して車体フレ
ームを跨ぎやすくして利便性を高めること。 【解決手段】 クランク軸101およびクランク軸10
1の補助動力を発生するモータを含む電動補助ユニット
1を搭載した補助動力付き自転車であり、ヘッドパイプ
21に結合された下凸のU字形車体フレーム2を有す
る。モータはクランク軸101より後方に位置させると
ともに、U字形車体フレーム2の谷部分が、ユニット1
の前方にあって、かつクランク軸101の下方に位置し
ている。U字形車体フレーム2の谷部分つまり最下位部
分を下げることができたので、利用者が乗り降りすると
きの障害物の位置が下がり、跨ぎやすくなって乗り降り
の利便性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は補助動力付き自転車
に関し、特に、利用者が乗り降りしやすいフレーム構造
を有する補助動力付き自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、踏力による駆動系と電動モータ
による駆動系とを併設した補助動力付き自転車の一例を
示す側面図である。同図において、踏力による駆動系を
補助するためのパワーユニット1aは、ペダル12aか
ら入力される人力による駆動力と電動モータmによる駆
動力とを、クランク軸101aを介して後輪WRに伝達
する。モータmおよびパワーユニット1aはクランク軸
101aの前方に配置され、メインチューブつまりダウ
ンパイプ22aに吊り下げられた構造を有している。ダ
ウンパイプ22aにはさらにコントローラCTが吊り下
げられている。このような構造の補助動力付き自転車
は、例えば特開平8−142961号公報に記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自転車で
は、ダウンパイプにパワーユニットを吊り下げ、しかも
モータが前方に突き出しているため、地面からのダウン
パイプの高さが高くならざるをえない。ウンパイプの高
さが高いと、利用者が乗り降りする際に跨ぎにくいし、
重心も高くなる。特に、比較的重量の大きいモータがク
ランク軸よりも上方にあることから重心はさらに高くな
っている。
【0004】本発明の目的は、利用者が乗り降りしやす
く、かつ低重心で安定性に優れた補助動力付き自転車を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ハンドルを支持するヘッドパイプに結合
された下に凸のU字形車体フレームを具備し、電動補助
ユニット用のモータをクランク軸より後方に位置させる
とともに、前記U字形車体フレームの最下方位置が、前
記補助動力ユニットの前方にあって、かつ前記クランク
軸の下方に位置している点に第1の特徴がある。
【0006】第1の特徴によれば、モータをクランク軸
の後方に配置して、補助動力ユニットから前方に突出す
る部分をなくし、U字型フレームの最下部をクランク軸
位置よりも下げる構造としたので、利用者が乗り降りす
るときの障害物の位置が下がるため、跨ぎやすくなって
乗り降りの利便性が向上する。
【0007】また、本発明は、前記モータを、その軸を
前記クランク軸と平行にして配置した点に第2の特徴が
あり、この特徴によれば、クランク軸よりも後方に位置
させたモータが後方へ突出する部分を減少させられるの
で、跨ぎやすさを確保しつつもホイールベースが延長す
るのを抑えることができる。
【0008】また、本発明は、前記U字形車体フレーム
に前記電動補助ユニットを結合するとともに、該結合部
を前記クランク軸の下前方に位置させた点に第3の特徴
がある。この第3の特徴によれば、電動補助ユニットが
車体の下位部分で支持されるので、低重心化が図られる
と共にU字形車体フレームを極力低い位置まで延出させ
ることができ、跨ぎやすさが一層向上する。
【0009】また、本発明は、前記車体フレームが、前
記ヘッドパイプから下後方に延びたダウンパイプと前記
ダウンパイプの下端近傍の、前記クランク軸の前方位置
でダウンパイプ接合し、上後方へ延びたシートポストと
からなる点に第4の特徴がある。この第4の特徴によれ
ば、車体フレームは、2つの部材を接合させて製作でき
るので、2つの部材の角度が急になるところまで2部材
間の接合位置を下げることができる。このために、跨ぎ
やすさを確保できるうえ、ダウンパイプとシートポスト
とを1部材を曲げて製作するよりも生産性が良好であ
る。また、上方へ向かうにつれて拡開しているので、利
用者が車体フレームを跨ぎやすい。
【0010】また、本発明は、前記シートポストの後方
に隣接して、前記電動補助ユニットの電源となるバッテ
リの搭載位置が設定されている点に第5の特徴がある。
この第5の特徴によれば、バッテリが利用者の跨ぎ空間
にないので、跨ぎやすいのはもちろんのこと、バッテリ
を車体フレーム中央付近に設置されるので重心バランス
が良好であるし、電動補助ユニットへの給電のための配
線が容易である。
【0011】さらに、本発明は、前記電動補助ユニット
内において、前記クランク軸の下前方位置に配置した電
動補助ユニット用コントローラを具備した点に第6の特
徴がある。この第6の特徴によれば、コントローラが低
位置に配置されるので、他の構成とあいまって低重心化
が促進されるばかりでなく、ユニットとバッテリとを極
力近付けて低重心化とマスの集中化を図りながらデッド
スペースを有効利用したコントローラの配置を実現する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る補
助動力付き自転車の左側面図、図2は同自転車の要部を
示す右側面図、図3は図1の要部拡大図である。図1に
示されているように、電動補助自転車の車体フレーム2
は、車体前方に位置するヘッドパイプ21と、ヘッドパ
イプ21から下後方に延びたダウンパイプ22と、ダウ
ンパイプ22の終端部近傍から上後方に立上がるシート
ポスト23とを備える。シートポスト23をダウンパイ
プ22と一体に結合することにより、車体フレーム2は
全体として下に凸状のU字形状に形成されている。シー
トポスト23はダウンパイプ22との結合部から上後方
に延び、ダウンパイプ22自体はこの結合部から前上方
に延びているので、両者の間隔は互いがその結合部から
上方に向かうに従って大きく広がっている。したがっ
て、乗り降りの際、利用者はこのU字形状の車体フレー
ム2を跨ぎやすい。
【0013】ダウンパイプ22とシートポスト23との
結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱さ
れる樹脂カバー33により覆われている。ヘッドパイプ
21にはハンドルポスト27Aが回動自在に挿通されて
おり、その上端部にはハンドル27が結合され、下端部
にはフロントフォーク26が結合されている。フロント
フォーク26はハンドルポスト27Aに結合されている
のでハンドル27によって操舵可能である。フロントフ
ォーク26の終端には前輪WFが回転自在に軸支されて
いる。
【0014】車体フレーム2の下部には、踏力アシスト
用の電動モータを含む電動補助ユニット1が設けられて
いる。電動補助ユニット1の電源スイッチ29は電源キ
ーによりオン/オフされるようにダウンパイプ22上の
ヘッドパイプ21の近傍に設けられている。なお、電源
スイッチ29はハンドルポスト27A前方のハンドル2
7上に設けても良い。
【0015】電動補助ユニット1に回転自在に支承され
たクランク軸101の左右両端にはクランク11を介し
てペダル12が軸支されている。電動補助ユニット1か
ら後方側に延出される左右一対のリヤロアアーム25の
後端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支されてい
る。シートポスト23の上部および両リヤロアアーム2
5の終端間には、左右一対のリヤアッパアーム24が設
けられている。シートポスト23には、上端にシート3
0を備えるシートパイプ31が摺動自在に装着されてい
て、シート30の上下位置が調整可能となっている。
【0016】シート30の下方でシートポスト23の後
部には、バッテリ4を収納したバッテリ収納ケース5
(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バ
ッテリ4は、略直方体のバッテリケースに収容された複
数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略
上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置さ
れる。
【0017】バッテリ4の長手方向の端部(図1では上
端)には、車体右側寄りに把持部を位置させた取っ手4
1が設けられている。取っ手41はバッテリ4に対して
回動自在に軸支されていて、常時はバッテリ4のコーナ
部に設けられた凹部へ退避させられている。一般的に、
運転者は車体の左側に立つことが多いので、取っ手41
の把持部を車体右側、その回転軸(図示せず)を車体中
央に配置することにより、取っ手41を立て易くでき
る。また、利用者が乗車している位置から容易にバッテ
リ残量を確認できるよう、シート30から左側に偏倚し
た位置にバッテリ残量計42が設けられている。
【0018】図3において、バッテリ4の後方には、該
バッテリ4を施錠・解錠するための操作レバー45とホ
イールロック装置100が設置されている。操作レバー
45はバッテリ収納ケース5の後側に設けられた、上下
方向に長くかつ断面がほぼ矩形の側室50に挿入されて
いる。側室50の下部には、捩じりバネ51により、右
側視時計方向に付勢された係合フック52が設けられて
いる。この係合フック52は、バッテリ装填時には、バ
ッテリ4の下部に設けられた断面が「く」の字形の凹部
47と係合し、バッテリを収納ケース5に固定する。バ
ッテリ4は係合フック52により下部を固定されるの
で、車体が振動しても上下および左右に移動せず、安定
な挿着状態を維持する。
【0019】シートポスト23の上部に設けられている
シート30は、レバー65のロック解除操作によってシ
ート30をバッテリ4の引き出しの邪魔にならない位置
まで回動して前倒しすることができる。但し、シート3
0を前倒ししたとしても、係合フック52が凹部47と
係合している状態においてはバッテリ4を上方に引き出
すことはできない。
【0020】操作レバー45は側室50を形成する壁と
の間に懸架されるスプリング(図示せず)によって常時
上方へ付勢されている。バッテリ4を自転車に装着する
ときは、シート30を前倒しして、充電されたバッテリ
4を上方から収納ケース5に挿入する。バッテリ4のほ
ぼ全体が収納ケース5内に入ると、バッテリ4の下端が
係合フック52の側部に当接し、係合フック52は反時
計方向に押圧される。さらにバッテリ4が収納ケース5
の奥の方へ収納されると、バッテリ4の「く」の字形凹
部47に係合フック52が弾性的に係合し、バッテリ4
は収納ケース5に固定される。これと同時に、バッテリ
4の底部に設けられた+、−の出力端子(放電接点)
と、シートポスト23に溶接等で固着されたバッテリブ
ラケット49にねじで固定された接点ユニット60とが
電気的および機械的に接続される。この接続は、バッテ
リ4の自重と係合フック52による押圧とにより、安定
したものになる。
【0021】バッテリ4を取り外すときには、操作レバ
ー45を下へ押し込み、その先端で係合フック52を押
圧する。係合フック52は操作レバー45の先端で押さ
れるとバネ51に抗して図中反時計方向へ回動される。
そうすると、係合フック52が凹部47から脱出して係
止が解除される。係合フック52と凹部47との係合が
解除されると、バッテリ4を上方へ引き出すことが可能
となる。バッテリ4の引き出しには前記取っ手41を利
用することができる。
【0022】上記バッテリ4の係止手段では、係合フッ
ク52の回動中心がバッテリ4の凹部47より後部上方
に設けられており、係合フック52の回動により係合フ
ック52がバッテリ4を押さえるので、バッテリ4を引
き出す方向の斜め上方からバッテリ4の上方移動を押さ
える働きをする。したがって、係合手段の後方の突出量
を少なくしながら、バッテリ4の引き出し方向への係合
力を有効に作用させることができる。
【0023】バッテリ収納ケース5の上部はリヤアッパ
アーム24に溶接等で固定されたブラケット40にねじ
39により固定され、このブラケット40にはさらにホ
イールロック装置100、リヤフェンダ34もそれぞれ
ねじ44a、44bで固定される。
【0024】シートポスト23にはバッテリブラケット
49の前端が溶接され、かつバッテリブラケット49の
後端にはリヤロアアーム25の前端がハンガー部90に
おいてボルトにより結合されている。電動補助ユニット
1はダウンパイプ22の後端、バッテリブラケット49
の前端近傍およびバッテリブラケット49の後端近傍の
リヤロアアーム25の3か所のハンガー部92、91、
90でボルト止めにより固定、懸架されている。特に、
ハンガー部92は電動補助ユニット1のクランク軸10
1よりも下方部に位置させてあり、U字形状の車体フレ
ーム2の谷部つまり最下端部がクランク軸101より下
方に位置するようにしている。
【0025】こうして、車体フレーム2の谷部の高さを
低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。また、電
動補助ユニット1はダウンパイプ22の下端部に設けた
低位置のハンガー部92で支持できるので、より下方へ
配置でき、低重心化が実現されている。
【0026】電動補助ユニット1内には、クランク軸1
01、第1アイドル軸102、第2アイドル軸103、
および駆動スプロケット13が結合された出力軸10
5、ならびにこれらの軸間で動力を伝達するギヤ11
1、102d,102e,115等が設けられている。
また、前記クランク軸101と平行な軸104を有する
電動モータMが取り付けられている。モータMの軸がク
ランク軸101と平行になるように配置するのは、電動
補助ユニット1から車体後方への突出部を小さくするた
めである。この配置により、クランク軸101と後輪W
Rとの間隔を小さくでき、ホイールベースが長くなるの
を回避することができる。
【0027】クランク軸101から入力された踏力は第
1アイドル軸102に増速伝達され、さらに第1アイド
ル軸102から出力軸105に伝達され駆動スプロケッ
ト13が回転される。駆動スプロケット13の回転はチ
ェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット14
(図1参照)へ伝達される。電動補助ユニット1の構成
および動作はさらに図4〜図6に関して後述する。
【0028】シートポスト23の後方のバッテリブラケ
ット49上に搭載されたバッテリ4はモータMへ給電
し、モータMは第1アイドル軸102上に設けられた後
述する踏力検出機構によって検出された踏力に応じた補
助動力を発生する。モータMの回転は第2アイルド軸1
03に伝達され、第1アイドル軸102で人力(踏力)
と合成されて出力軸105へ伝達される。
【0029】なお、図1および図2に示すように、駆動
スプロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチ
ェーンカバー32で覆われている。この自転車は、クラ
ンク軸101と同心に駆動スプロケットを配しているわ
けではないので、チェーンカバーがクランク軸101を
軸とした円弧部分を有することは必須ではない。しか
し、外観性や足の引っ掛かりの防止や、電動補助ユニッ
ト1を保護する目的、ならびに、長年親しまれている自
転車のイメージを残す観点から、チェーンカバー32を
クランク軸101の周囲まで円筒状に拡張してある。
【0030】次に、車体フレーム2に対するカバー33
の取付け態様を説明する。図7はダウンパイプ22とシ
ートポスト23との結合部(突合せ部)を示す側面図で
あり, カバー33は想像線で示している。図7におい
て、ダウンパイプ22とシートポスト23との突合せ部
は溶接され、この溶接部位にはカバー取付けブラケット
221が溶接されている。さらに、ダウンパイプ22の
端部にはパワーユニット取付けブラケット222が溶接
されている。孔223は前記ハンガ−部92のボルトに
適合する。これらのブラケット221,223によって
ダウンパイプ22とシートポスト23とは一層堅固に結
合されている。
【0031】ブラケット221の上部にはナット224
が溶接されており、上カバー331はこのナット224
と適合する止めネジ225によってブラケット221に
結合されている。このように、カバー33は、上カバー
331をブラケット221に結合し、さらに、この上カ
バー331に下カバー332を組付けることによって車
体フレーム2に取り付けられている。
【0032】なお、上カバー331を車体フレーム2に
固定したが、これとは逆に下カバー332を車体フレー
ム2に固定し、上カバー331を下カバー332に固定
するよう変形してもよい。
【0033】続いて、電動補助ユニット1をさらに詳細
に説明する。図4は、電動補助ユニット1の側面断面図
であり、図5は、図4のA−A線に沿った歯車列を示す
断面図、図6は、図4のB−B線に沿った歯車列を示す
断面図である。
【0034】図4,5において、電動補助ユニット1の
ケース10はアルミ製であり、ケース10の左半体(左
ケース)10Lおよび右半体(右ケース)10Rを複数
のボルト781で結合して構成される。
【0035】ハンガー部92,91,90のボス771
a,771b,771cに左右ケースの割面がないの
で、電動補助ユニット1を車体フレーム2に搭載したま
ま、ボルト781を外すことにより左右ケースを分割す
ることができる。具体的には、左ケース10Lを車体フ
レーム2に残したまま右ケース10Rを取り外すことが
できる。したがって、内蔵のコントロールユニット(コ
ントローラ)8やモータMのメンテナンスが容易にな
る。なお、左ケース10L側でモータおよびその駆動系
をメンテナンスする際は、後述するカバー10Aを外し
てユニット内部を露出させることができる。
【0036】ケース10には、踏力入力軸としてのクラ
ンク軸101がベアリング181,182により回転自
在に軸支されている。クランク軸101には、ワンウェ
イクラッチ161を介して大径の増速ギア111が軸支
されている。したがって、クランク軸101を逆転させ
ても増速ギア111は逆転しない。クランク軸101の
後方下部には、踏力(トルク)検知機構を備えた第1ア
イドル軸102が軸支されている。
【0037】第1アイドル軸102は、左右に2分割さ
れて同軸上で横方向に並べて配置された中空の第1およ
び第2ドライブ軸102a,102bと、各ドライブ軸
102a,102bの内部に挿通され、両端が第1およ
び第2ドライブ軸102a,102bにそれぞれスプラ
イン結合されたトーションバー102cとを主要構成と
している。第1ドライブ軸102aの外周小径部にはギ
ヤ113が形成されており、このギヤ113はクランク
軸101の増速ギヤ111と噛合する。第1および第2
ドライブ軸102a,102bは、それぞれベアリング
183a,183bおよびベアリング184によってケ
ース10に対して回転自在に軸支されている。
【0038】このような構成によれば、クランク軸10
1に入力された踏力は増速ギヤ111により増速され、
そのトルクは減ぜられるため、トーションバー102c
に加わるトルクは低く抑えられる。このため、トーショ
ンバー102cの小型化が可能となり、踏力検知機構全
体をコンパクトにできる。
【0039】第2ドライブ軸102bの外周小径部には
第1ギヤ102dが結着され、外周大径部にはラチェッ
ト162を介して第2ギヤ102eが挿嵌されている。
ラチェット162を設けるのは、第2ギヤ102eは後
述のギヤを介してモータMと連結されているので、モー
タMが停止状態にあって人力で走行しているときには第
1ギヤ102dと第2ギヤ102eとの連結を絶ってモ
ータMに逆回転力が加わらないようにするためである。
【0040】踏力検知のための機構は次のとおりであ
る。なお、第1アイドル軸102上に設けられる踏力検
知機構は、図中軸102の右側には小さい踏力がかかっ
ているときの各構成要素の位置、同左側には大きい踏力
がかかっているときの各構成要素の位置を示している。
【0041】第1ドライブ軸102aの外周大径部に
は、スライダ921がスプライン結合されている。ボー
ルカップ924は、コイルスプリング923によって車
体右方向へ弾発されるコイルスプリング923の座金を
介して第2ドライブ軸102b側へ押し付けられる。さ
らに、スライダ921はボールカップ924によって回
転が吸収された状態で第2ドライブ軸102bへ押し付
けられる。枢軸153で支持された変位検知レバー15
2は、前記コイルスプリング923の座金に対して車体
左側に当接している。
【0042】第2ドライブ軸102bの中間部に設けら
れたフランジの、第1ドライブ軸102a側の端面に
は、その深さが円周方向に沿って連続的に変化している
カム溝922が複数か所(例えば2か所)に形成されて
いる。カム溝922には前記スライダ921の、第2ド
ライブ軸102b側に設けられた凸カム部921aが係
合している。
【0043】トーションバー102cには、クランク軸
101にかかる踏力に応じて回転方向の捩じれが生じ、
その結果、第1ドライブ軸102aおよび第2ドライブ
軸102b間には位相差(回転方向の位置ずれ)が生じ
る。この位相差に応じて凸カム部921aと凹状カム溝
922との当接位置が変化すると、そのカム作用によっ
てスライダ921がコイルスプリング923の弾性力に
抗して軸102a上を車体左側へ摺動し、これに伴って
変位検知レバー152が変位する。
【0044】したがって、変位検知レバー152の軸方
向への変位量はクランク軸101に入力された踏力を代
表することになる。上記した踏力検知機構により、軸方
向への変位量として検知された踏力は、後に詳述するス
トロークセンサ150(図6参照)によって電気信号に
変換されてコントロールユニットへ伝送される。
【0045】前記第1アイドル軸102の後下方には、
第2アイドル軸103がベアリング185,186によ
って回転自在に軸支されている。第2アイドル軸103
の外周部には、前記第2ドライブ軸102bの第2ギヤ
102eと噛合するギヤ114が形成され、端部には第
2中間ギヤ115が固定されている。
【0046】前記第2アイドル軸103の後下方には電
動モータMが配置され、その回転軸104はベアリング
187,188によって回転自在に軸支され、モータハ
ウジング10Mはボルト782により、左ケース10L
に取り付けられている。モータハウジング10Mと左ケ
ース10Lとの間にはOリング10Sが介装されてい
る。
【0047】回転軸104には、モータコイル130を
含むステータロータ131が固定され、ステータロータ
131の周囲には磁石132が設けられている。回転軸
104の一端には、前記第2アイドル軸103の第2中
間ギヤ115と噛合するギヤ116が固定されている。
第2中間ギヤ115は、高回転するギヤ116との噛合
わせによって発生するギヤ音を抑制するため樹脂で形成
するのが好ましい。各ギヤ115,116の車体左側に
は、好ましくは樹脂材料で形成されたカバー10Aが左
ケース10Lにボルト783により締結されており、さ
らに防音効果を高めている。
【0048】さらに、カバー10Aと左ケース10Lと
の接合面には防水シール10Cが全周に配置されている
とともに、接合面外周には防止リブ10Bが配置され
て、一層の防水性を高めている。これにより、カバー1
0Aが締付け時に変形しても防水性は確保されている。
【0049】前記ケース10内には、図5に示したよう
に、当該電動補助ユニット1を制御するコントロールユ
ニット8がクランク軸101の前方下部に位置して搭載
されている。コントロールユニット8は、樹脂製の皿状
ケース81内に制御回路基板82を収容し、隙間部およ
び基板表面を絶縁樹脂83でモールドして構成される。
制御回路基板82には、各種の制御回路820や複数の
パワートランジスタ(FET)821aやダイオードと
共に回転センサ822が搭載され、発熱を伴うFETや
ダイオードはアルミ製の放熱板829に面接触固定され
ている。さらに、放熱板829は放熱効果を高めるため
アルミ製の右ケース10Rに面接触固定されている。前
記回転センサ822は、制御回路基板82の端部近傍に
おいて、クランク軸101の増速ギヤ111の外周と対
向するように固定されている。したがって、各発熱性素
子821a,821bが発生する熱は右ケース10Rに
放熱され、左ケース10L近傍に配置された回転センサ
に熱的な悪影響が及ぶことがない。
【0050】コントロールユニット8からモータMへ電
力を供給する2本のリード線751は、ケース10内に
次のように配線されている。モータMの外円周をカバー
している左ケース10Lの壁面のうちケース10内側に
位置する部分(内壁部)756の、車体前方側には隔壁
754が設けられている。隔壁754と前記内壁部74
6とで囲繞された空間はコントロールユニット8および
モータMを接続するリード線751を案内するダクトを
形成している。
【0051】リード線751のモータ側端子752はベ
アリング188に隣接する部分において左ケース10L
を貫通している給電部品に固定される。端子752から
延びたリード線751は左ケース10L側からダクト7
53内に導入され、右ケース10R側へ引出される。右
ケース10R側に引出されたリード線751は右ケース
10Rの内面をつたわってコントロールユニット8に至
る経路に布線される。ベアリング184を支持している
ボス749とベアリング185を支持しているボス74
8との間に止め金具755がかけ渡されていて、前記ダ
クト753から引出されたリード線751はこの止め金
具755に規制されることにより右ケース10Rの内面
沿いに確実に案内される。
【0052】こうして、ギヤ115やギヤ111等で塞
がれている左ケース10L側の空間にリード線751を
引き回すことなくモータMとコントローラ8とを接続す
ることができる。また、隔壁754によってリード線7
51が通過する通路とギヤ類が密集するケース10の中
央部とが明確に隔絶される。
【0053】このように、本実施形態では、コントロー
ルユニット8に回転センサ822を設け、クランク軸1
01と同期回転する回転体(大径ギヤ111)の近傍に
回転センサ822が配置されるようにコントロールユニ
ット8を配置したので、回転センサ用の設置スペースを
別途に確保する必要がなく、電動補助システム全体をコ
ンパクトにすることができる。また、回転センサ822
とコントロールユニット8との距離を短くすることがで
きるので、配線コードが不要なうえ、回転センサ822
の出力信号へのノイズの混入を抑えることができる。
【0054】さらに、コントロールユニット8は、電動
補助ユニット1が車体フレーム2に取り付けられた姿勢
においてクランク軸101の前方下部に配置されるよう
にしたので、走行時には高い空冷効果が得られて冷却効
率が向上する。
【0055】一方、回転センサ822の取り付け位置に
対応した皿状ケース81の底部外側には、底面に沿って
平行に延びる位置決めピン811が形成されており、ケ
ース10の対向部分には、前記位置決めピン811を挿
貫される位置決め孔911が形成されている。同様に、
皿状ケース81の側面外側(図4参照)には、側面に沿
って平行に延びる位置決めピン812が形成されてお
り、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン81
2を挿貫される位置決め孔912が形成されている。こ
れにより、コントローラユニット8の2面を位置決めで
き、回転センサ822と大径ギヤ111とのクリアラン
スを規定状態に保持できるようになる。
【0056】コントロールユニット8の皿状ケース81
は、前記各位置決めピン811,812が各位置決め孔
911,912の入口へあてがわれたときは前記回転セ
ンサ822が未だ大径増速ギヤ111とは対向せず、そ
の後、ピン811,812が孔911,912に挿入さ
れはじめた後に、増速ギヤ111と回転センサ822と
の相対的な位置関係(対向関係)が予定の関係となるよ
うに、前記ケース10に対して位置決めされる。
【0057】また、ケース10に対するコントロールユ
ニット8の固定は、図5に示したように、前記回転セン
サ822および位置決めピン811が設けられた端部と
は反対側の端部において、皿状ケース81の両側部をケ
ース10にネジ831(831a,831b:図4参
照)によりネジ止めすることにより行われる。
【0058】このように、本実施形態では、コントロー
ルユニット8に位置決め手段としての位置決めピン81
1,812を設け、コントロールユニット8を補助動力
ユニット1内の所定の位置に所定の姿勢で固定できるよ
うにしたので、コントロールユニット8を位置決め固定
するだけで、回転センサ822と回転体(増速ギヤ11
1)との相対的な位置関係を予定の関係に保持すること
ができ、回転数の検出精度を確保することができる。
【0059】しかも、本実施形態では、コントロールユ
ニット8の一側部に設けた位置決め手段によりコントロ
ールユニット8の一側部を電動補助ユニット1に係合さ
せ、他の側部において締結手段により締結されるので、
締結構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0060】一方、図4,6において、第1アイドル軸
102の後上方には、出力軸105がベアリング19
1,192によって回転自在に軸支されている。出力軸
105には、第2ドライブ軸102bの第1ギヤ102
dと噛合する第4ギヤ118が設けられ、ケース10か
ら露出した端部には駆動スプロケット13が固定されて
いる。
【0061】このような構成において、人力としての踏
力は、ペダル12およびクランク11を介してクランク
軸101に入力され、さらに増速ギヤ111を介して第
1アイドル軸102の第1ドライブ軸102aから第2
ドライブ軸102bへ伝達される。一方、電動モータM
の回転トルクは、ギヤ115および第2アイドル軸10
3、ギヤ114、第2ギヤ102eを介して第2ドライ
ブ軸102bに伝達されて前記踏力と合成される。第2
ドライブ軸102b上の合力は、第1ギヤ102dおよ
び第4ギヤ118を介して出力軸105へ伝達され、さ
らに駆動スプロケット13およびチェーン6を介して後
輪WRへ伝達される。
【0062】ここで、第1アイドル軸102のボールカ
ップ924には、図6に示したように、一端をピン15
3によって揺動自在に支持された変位検知レバー152
の略中央部が係合しており、変位検知レバー152の他
端には、右ケース10Rに固定されたストロークセンサ
150のストローク検知シャフト151が連結されてい
る。したがって、クランク軸101に入力された踏力に
応じて第1アイドル軸102の第1および第2ドライブ
軸102a,102b間に位相差が生じ、この位相差に
応じてボールカップ924が軸方向に変位すると、これ
が変位検知レバー152を揺動させ、ストロークセンサ
150に伝達されて検知される。
【0063】検知された踏力は電気信号に変換されてコ
ントロールユニット8へ供給される。コントロールユニ
ット8は、前記回転センサ822により検知されたクラ
ンク軸(増速ギヤ111)の回転速度と前記検知された
踏力とに基づいて最適なアシストトルクを決定し、当該
アシストトルクを電動モータMが発生するように、当該
電動モータMへ供給する駆動電流を前記パワートランジ
スタ821aにより適宜に制御する。
【0064】本実施形態では、クランク軸101に入力
された踏力を機械的変位量に変換する踏力検知機構を当
該クランク軸101に隣接した第1アイドル軸102上
に設けたので、踏力検知機構を別途に設ける際には必要
となるスペースが不要となり、電動補助ユニット1を大
型化することなくコントロールユニット8の設置スペー
スを確保できるようになる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、モータをクランク軸の後方に配置し
て、補助動力ユニットから前方に突出する部分をなく
し、U字形車体フレームの谷部分つまり最下位部分を下
げることができたので、利用者が乗り降りするときの障
害物の位置が下がり、跨ぎやすくなって乗り降りの利便
性が向上する。
【0066】また、請求項2の発明によれば、クランク
軸よりも後方に位置させたモータが後方へ突出する部分
を減少させられるので、跨ぎやすさを確保しつつもホイ
ールベースが延長するのを抑えることができる。
【0067】また、請求項3の発明においても、電動補
助ユニットが車体の下位部分で支持されるので、低重心
化が図られると共にU字形車体フレームを極力低い位置
まで延出させることができ、跨ぎやすさが一層向上す
る。
【0068】また、請求項4の発明によれば、車体フレ
ームは、2つの部材を接合させて製作できるので、2つ
の部材の角度が急になるところまで2部材間の接合位置
を下げることができる。このために、跨ぎやすさを確保
できるうえ、ダウンパイプとシートポストとを1部材を
曲げて製作するよりも生産性が良好である。また、上方
へ向かうにつれて拡開しているので、利用者が車体フレ
ームを跨ぎやすい。
【0069】また、請求項5の発明によれば、バッテリ
が利用者の跨ぎ空間にないので、跨ぎやすいのはもちろ
んのこと、バッテリを車体フレーム中央付近に設置され
るので重心バランスが良好であるし、電動補助ユニット
への給電のための配線が容易である。
【0070】さらに、請求項6の発明によれば、コント
ローラが低位置に配置されるので、他の構成とあいまっ
て低重心化が促進されるばかりでなく、ユニットとバッ
テリとを極力近付けて低重心化とマスの集中化を図りな
がらデッドスペースを有効利用したコントローラの配置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る補助動力付き自転
車の左側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る補助動力付き自転
車の要部右側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る補助動力付き自転
車の要部拡大図である。
【図4】 電動補助ユニットの断面図である。
【図5】 図4のA−A線に沿った断面図である。
【図6】 図4のB−B線に沿った断面図である。
【図7】 車体フレームの要部を示す側面図である。
【図8】 従来の補助動力付き自転車の左側面図であ
る。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、 2…車体フレーム、 4…バ
ッテリ、 22…ダウンパイプ、 23…シートポス
ト、 32…チェーンカバー、 33…フレームカバ
ー、 90,91,92…ハンガー部、 101…クラ
ンク軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月22日(2000.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】次に、車体フレーム2に対するカバー33
の取付け態様を説明する。図7はダウンパイプ22とシ
ートポスト23との結合部(突合せ部)を示す側面図で
あり、 カバー33は想像線で示している。図7におい
て、ダウンパイプ22とシートポスト23との突合せ部
は溶接され、この溶接部位にはカバー取付けブラケット
221が溶接されている。さらに、ダウンパイプ22の
端部にはパワーユニット取付けブラケット222が溶接
されている。孔223は前記ハンガ−部92のボルトに
適合する。これらのブラケット221,22によって
ダウンパイプ22とシートポスト23とは一層堅固に結
合されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】さらに、カバー10Aと左ケース10Lと
の接合面には防水シール10が全周に配置されている
とともに、接合面外周には防リブ10が配置され
て、一層の防水性を高めている。これにより、カバー1
0Aが締付け時に変形しても防水性は確保されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】前記ケース10内には、図5に示したよう
に、当該電動補助ユニット1を制御するコントロールユ
ニット8がクランク軸101の前方下部に位置して搭載
されている。コントロールユニット8は、樹脂製の皿状
ケース81内に制御回路基板82を収容し、隙間部およ
び基板表面を絶縁樹脂83でモールドして構成される。
制御回路基板82には、各種の制御回路820や複数の
パワートランジスタ(FET)821aやダイオード
21bと共に回転センサ822が搭載され、発熱を伴う
FETやダイオードはアルミ製の放熱板829に面接触
固定されている。さらに、放熱板829は放熱効果を高
めるためアルミ製の右ケース10Rに面接触固定されて
いる。前記回転センサ822は、制御回路基板82の端
部近傍において、クランク軸101の増速ギヤ111の
外周と対向するように固定されている。したがって、各
発熱性素子821a,821bが発生する熱は右ケース
10Rに放熱され、左ケース10L近傍に配置された回
転センサに熱的な悪影響が及ぶことがない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】コントロールユニット8からモータMへ電
力を供給する2本のリード線751は、ケース10内に
次のように配線されている。モータMの外円周をカバー
している左ケース10Lの壁面のうちケース10内側に
位置する部分(内壁部)756の、車体前方側には隔壁
754が設けられている。隔壁754と前記内壁部7
6とで囲繞された空間はコントロールユニット8および
モータMを接続するリード線751を案内するダクトを
形成している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸および該クランク軸に付与す
    る補助動力を発生するモータを含む電動補助ユニットを
    搭載した補助動力付き自転車において、 ハンドルを支持するヘッドパイプに結合された下に凸の
    U字形車体フレームを具備し、 前記モータを前記クランク軸より後方に位置させるとと
    もに、 前記U字形車体フレームの最下方位置が、前記補助動力
    ユニットの前方にあって、かつ前記クランク軸の下方に
    位置していることを特徴とする補助動力付き自転車。
  2. 【請求項2】 前記モータを、その軸を前記クランク軸
    と平行にして配置したことを特徴とする請求項1記載の
    補助動力付き自転車。
  3. 【請求項3】 前記U字形車体フレームに前記電動補助
    ユニットを結合するとともに、該結合部を前記クランク
    軸の下前方に位置させたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の補助動力付き自転車。
  4. 【請求項4】 前記車体フレームが、 前記ヘッドパイプから下後方に延びたダウンパイプと前
    記ダウンパイプの下端近傍の、前記クランク軸の前方位
    置から上後方へ延びたシートポストとを接合してなるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    補助動力付き自転車。
  5. 【請求項5】 前記シートポストの後方に隣接して、前
    記電動補助ユニットの電源となるバッテリの搭載位置が
    設定されていることを特徴とする請求項4記載の補助動
    力付き自転車。
  6. 【請求項6】 前記電動補助ユニット内において、前記
    クランク軸の下前方位置に配置した電動補助ユニット用
    コントローラを具備したことを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれかに記載の補助動力付き自転車。
JP29128399A 1999-10-13 1999-10-13 補助動力付き自転車 Pending JP2001106161A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128399A JP2001106161A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 補助動力付き自転車
TW89121291A TWI226863B (en) 1999-10-13 2000-10-12 Motor-assisted bicycle
CNB001281879A CN1156382C (zh) 1999-10-13 2000-10-13 带有辅助动力的自行车
ES00122474T ES2254100T3 (es) 1999-10-13 2000-10-13 Bicicleta asistida por motor.
DE2000624561 DE60024561T2 (de) 1999-10-13 2000-10-13 Fahrrad mit Hilfsmotor
EP20000122474 EP1092623B1 (en) 1999-10-13 2000-10-13 Motor-assisted bicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128399A JP2001106161A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 補助動力付き自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001106161A true JP2001106161A (ja) 2001-04-17

Family

ID=17766881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29128399A Pending JP2001106161A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 補助動力付き自転車

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1092623B1 (ja)
JP (1) JP2001106161A (ja)
CN (1) CN1156382C (ja)
DE (1) DE60024561T2 (ja)
ES (1) ES2254100T3 (ja)
TW (1) TWI226863B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062689A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニットおよび電動補助自転車

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013211434B4 (de) * 2013-06-18 2017-09-28 Ovalo Gmbh Antriebsvorrichtung zum Antreiben eines Fahrrades mit einer Elektronik
DE102013211438B4 (de) * 2013-06-18 2016-06-23 Ovalo Gmbh Antriebsvorrichtung zum Antreiben eines Fahrrades und Tretlager für ein Fahrrad sowie ein Fahrrad
JP6404804B2 (ja) * 2015-07-17 2018-10-17 株式会社シマノ 自転車用コンポーネント

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0848278A (ja) * 1994-08-08 1996-02-20 Yamaha Motor Co Ltd 電動二輪車
JPH08175462A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Yamaha Motor Co Ltd 自転車のコントローラ配置構造
JPH1016870A (ja) * 1996-07-04 1998-01-20 Yamaha Motor Co Ltd 電動補助車両
JPH1059259A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自転車
JPH10152090A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Suzuki Motor Corp 駆動補助力付自転車
JPH10230892A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動自転車
JPH10250673A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Moriyama Kogyo Kk 電動自転車用駆動装置
JPH1111375A (ja) * 1997-06-27 1999-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自転車の制御方法
JPH11105777A (ja) * 1997-10-02 1999-04-20 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
JPH11222177A (ja) * 1998-02-09 1999-08-17 Yamaha Motor Co Ltd 電動二輪車
JP2001088769A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3609463B2 (ja) 1994-11-18 2005-01-12 ヤマハ発動機株式会社 動力付き自転車
JPH09277978A (ja) * 1996-04-12 1997-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自転車
DE29904751U1 (de) * 1998-10-20 1999-06-10 Vaterland Werk Friedrich Herfe Fahrrad

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0848278A (ja) * 1994-08-08 1996-02-20 Yamaha Motor Co Ltd 電動二輪車
JPH08175462A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Yamaha Motor Co Ltd 自転車のコントローラ配置構造
JPH1016870A (ja) * 1996-07-04 1998-01-20 Yamaha Motor Co Ltd 電動補助車両
JPH1059259A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自転車
JPH10152090A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Suzuki Motor Corp 駆動補助力付自転車
JPH10230892A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動自転車
JPH10250673A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Moriyama Kogyo Kk 電動自転車用駆動装置
JPH1111375A (ja) * 1997-06-27 1999-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自転車の制御方法
JPH11105777A (ja) * 1997-10-02 1999-04-20 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
JPH11222177A (ja) * 1998-02-09 1999-08-17 Yamaha Motor Co Ltd 電動二輪車
JP2001088769A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062689A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニットおよび電動補助自転車

Also Published As

Publication number Publication date
DE60024561T2 (de) 2006-06-14
CN1156382C (zh) 2004-07-07
EP1092623A2 (en) 2001-04-18
EP1092623A3 (en) 2003-11-05
TWI226863B (en) 2005-01-21
ES2254100T3 (es) 2006-06-16
CN1294073A (zh) 2001-05-09
EP1092623B1 (en) 2005-12-07
DE60024561D1 (de) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3239028B1 (en) Electric-motor-assisted bicycle
US20110303471A1 (en) Bicycle hub with integrated motor
JP4124393B2 (ja) 電動補助自転車用駆動装置
JP5650423B2 (ja) アシストユニットにおけるモータ固定構造
CN112955374B (zh) 电动自行车动力传递单元以及电动自行车
JP3617728B2 (ja) 電動補助車両
JP2001163287A (ja) 電動補助車両の電動補助ユニット
JP2011207362A (ja) アシストユニットにおけるモータ軸支構造
JP2011207361A (ja) アシストユニットにおける磁極センサ構造
JP2001106161A (ja) 補助動力付き自転車
JP7309291B2 (ja) 駆動ユニットおよび電動補助車両
EP1092622B1 (en) Motor-driven assist unit
TWI279354B (en) Motor-assisted bicycle
JP3867836B2 (ja) 電動補助自転車
JP4325820B2 (ja) 電動補助自転車
JP3832705B2 (ja) 電動補助ユニット
JPH1016870A (ja) 電動補助車両
JP2001106160A (ja) 電動補助ユニット
JP2001106145A (ja) 補助動力付き自転車
JP2001106165A (ja) 電動補助ユニット
JP2001097275A (ja) 電動補助自転車のバッテリ取付構造
JP2001106168A (ja) 電動補助ユニット
JP2001106166A (ja) 電動補助ユニット
JP2001213383A (ja) 電動補助自転車
JP2001106167A (ja) 電動補助ユニットの踏力検知機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080709

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080801