JP2001163286A - 電動補助ユニット - Google Patents

電動補助ユニット

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JP2001163286A
JP2001163286A JP35188299A JP35188299A JP2001163286A JP 2001163286 A JP2001163286 A JP 2001163286A JP 35188299 A JP35188299 A JP 35188299A JP 35188299 A JP35188299 A JP 35188299A JP 2001163286 A JP2001163286 A JP 2001163286A
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electric motor
power
electric
shaft
pedaling force
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Masashi Igarashi
政志 五十嵐
Chiaki Kumagai
千昭 熊谷
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の手押し後退が容易であり、かつ回生制
動によるバッテリへの充電を可能にした電動補助ユニッ
トを提供する。 【解決手段】 クランク軸101に入力される踏力に応
答して補助動力を発生する電動モータMを具備し、前記
補助動力および踏力を合成して駆動輪WRへ伝達する電
動補助ユニット1において、駆動輪に連結された出力軸
103と、踏力および補助動力を出力軸103へ伝達す
る動力伝達機構102,104と、電動モータMの回転
軸105と動力伝達機構104との間に連結された遠心
クラッチ70とを含む

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車のペダルに
加えられる踏力を検知して補助動力を電気的に発生する
電動補助ユニットに係り、特に、補助動力を発生する電
動モータが遠心クラッチを介して動力伝達機構に連結さ
れる電動補助ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】踏力による駆動系と電動モータによる駆
動系とを併設した電動補助自転車、いわゆるアシスト自
転車では、ペダルに加えられた踏力や車速に応じた補助
動力が動力伝達機構を介して駆動輪へ伝達される。
【0003】このような電動補助ユニットでは、駆動輪
とチェーンにより連結された出力軸に対して、人力によ
る踏力と電動モータによる補助動力との合力が伝達され
る。このとき、電動モータと駆動輪とが常時連結されて
いると、例えば車両を手押し前進させる際に電動モータ
が駆動負荷となってしまう。このため、例えば特開平8
−175471号公報では、電動モータが発生する駆動
力をワンウエイクラッチを介して動力伝達機構に入力さ
せることで、駆動輪から電動モータへは駆動トルクが伝
達されないように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、車両を手押し前進させる際には駆動輪と電動モータ
との連結がワンウエイクラッチにより解除されるもの
の、車両を手押し後退させる際には駆動輪と電動モータ
とが連結されてしまうという技術課題があった。
【0005】さらに、上記した従来技術では、走行中に
ペダル漕ぎを中断して制動を加えるような場合でも、駆
動輪から電動モータへの動力伝達がワンウエイクラッチ
により遮断されているので回生制動を行うことができ
ず、運動エネルギが機械的な制動により無駄に消費され
てしまうという技術課題があった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の技術
課題を解決し、車両の手押し後退が容易であり、かつ回
生制動によるバッテリへの充電を可能にした電動補助ユ
ニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、クランク軸に入力される踏力に応答
して補助動力を発生する電動モータを具備し、補助動力
および踏力を合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニッ
トにおいて、駆動輪に連結された出力軸と、踏力および
補助動力を出力軸へ伝達する動力伝達機構と、電動モー
タの回転軸と動力伝達機構との間に連結された遠心クラ
ッチとを含むことを特徴とする。
【0008】上記した特徴によれば、電動モータの回転
軸と動力伝達機構とを連結する遠心クラッチは、電動モ
ータの回転軸が所定速度に達するまでは電動モータと動
力伝達機構との連結を解除するので、車両を手押しする
際には駆動輪と電動モータとの連結が解除される。ま
た、電動モータから補助動力を発生させながら走行して
いる場合に踏力が喪失されても、車速が低下して電動モ
ータの回転速度が低下するまでは、遠心クラッチによる
電動モータと動力伝達機構との連結が維持されるので、
回生制動によるバッテリの充電が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の電動補助ユニットを適
用した電動補助自転車の左側面図、図2は同自転車の要
部を示す右側面図である。
【0010】図1に示したように、電動補助自転車の車
体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイプ21
と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に延びた
ダウンパイプ(メインフレーム)22と、ダウンパイプ
22の終端部近傍から上後方に立上がるシートポスト2
3とを備える。
【0011】前記シートポスト23はダウンパイプ22
と一体に結合されることにより、全体として車体フレー
ム2は下に凸状のU字形状に形成されている。シートポ
スト23はダウンパイプ22との結合部から上後方に延
び、ダウンパイプ22自体はこの結合部から前上方に延
びているので、両者の間隔は互いがその結合部から上方
に向かうに従って大きく広がっている。したがって、乗
り降りの際、利用者はこのU字形状の車体フレーム2を
跨ぎやすい。
【0012】ダウンパイプ22とシートポスト23との
結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱さ
れる樹脂カバー33により覆われている。ヘッドパイプ
21にはハンドルポスト27Aが回動自在に挿通されて
おり、その上端部にはハンドル27が結合され、下端部
にはフロントフォーク26が結合されている。フロント
フォーク26はハンドルポスト27Aに結合されている
のでハンドル27によって操舵可能である。フロントフ
ォーク26の終端には前輪WFが回転自在に軸支されて
いる。
【0013】車体フレーム2の下部には、踏力アシスト
用の電動モータを含む電動補助ユニット1が設けられて
いる。電動補助ユニット1の電源スイッチ29はダウン
パイプ22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられてい
る。なお、電源スイッチ29は、ハンドルポスト27A
前方のハンドル27に設けても良い。
【0014】電動補助ユニット1に回転自在に支承され
たクランク軸101の左右両端にはクランク11を介し
てペダル12が軸支されている。電動補助ユニット1か
ら後方側に延出される左右一対のリヤロアアーム25の
後端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支されてい
る。シートポスト23の上部および両リヤロアアーム2
5の終端間には、左右一対のリヤアッパアーム24が設
けられている。シートポスト23には、上端にシート3
0を備えるシートパイプ31が摺動自在に装着されてい
て、シート30の上下位置が調整可能となっている。
【0015】シート30の下方でシートポスト23の後
部には、バッテリ4を収納したバッテリ収納ケース5が
取り付けられている。バッテリ4は、略直方体のバッテ
リケースに収容された複数のバッテリセルを含み、該バ
ッテリ4は長手方向が略上下方向となるようにシートポ
スト23に沿って設置される。シート30は、レバー6
5のロック解除操作によってシート30をバッテリ4の
引き出しの邪魔にならない位置まで前倒しに回動可能で
ある。
【0016】バッテリ4の長手方向の端部(図1では上
端)には、車体右側寄りに把持部を位置させた取っ手4
1が設けられている。取っ手41はバッテリ4に対して
回動自在に軸支されていて、常時はバッテリ4のコーナ
部に設けられた凹部へ退避させられている。一般的に、
運転者は車体の左側に立つことが多いので、取っ手41
の把持部を車体右側、その回転軸(図示せず)を車体中
央に配置したことにより、取っ手41を立て易くでき
る。また、利用者が乗車している位置から容易にバッテ
リ残量を確認できるよう、シート30から左側に偏倚し
た位置にバッテリ残量計42が設けられている。バッテ
リ4の後方には、該バッテリ4を施錠・解錠するための
操作レバー45とホイールロック装置100が設置され
ている。
【0017】バッテリ収納ケース5の上部はリヤアッパ
アーム24に溶接等で固定されたブラケット40にねじ
39により固定され、このブラケット40にはさらに、
ホイールロック装置100およびリヤフェンダ34も固
定される。電動補助ユニット1の駆動スプロケット13
はチェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット
14(図1参照)に連結されている。
【0018】なお、図1および図2に示すように、駆動
スプロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチ
ェーンカバー32で覆われている。この自転車は、クラ
ンク軸101と同心に駆動スプロケットを配しているわ
けではないので、チェーンカバーがクランク軸101を
軸とした円弧部分を有することは必須ではない。しかし
ながら、外観性や足の引っ掛かりの防止や、電動補助ユ
ニット1を保護する目的、ならびに、長年親しまれてい
る自転車のイメージを残す観点から、チェーンカバー3
2をクランク軸101を中心とする円周状に周囲まで拡
張してある。
【0019】図3は、前記電動補助ユニット1のクラン
ク軸101、および電動モータMの回転軸105に沿っ
た主要部の断面図であり、前記と同一の符号は同一また
は同等部分を表している。
【0020】電動補助ユニット1のケース10はアルミ
製であり、その左半体(左ケース)10Lおよび右半体
(右ケース)10Rを結合して構成される。ケース10
には、踏力入力軸としてのクランク軸101がベアリン
グ181,182により、それぞれ右ケース10Rおよ
び左ケース10Lに対して回転自在に軸支されている。
クランク軸101には内輪112がスプライン結合さ
れ、内輪112の外周部にはワンウエイクラッチ161
を介して大径の増速ギア111が結合されている。この
ように、本実施形態ではクランク軸101と増速ギア1
11とがワンウエイクラッチ161を介して連結されて
いるので、クランク軸101を逆転させても増速ギア1
11は逆転しない。
【0021】クランク軸101の後方には、クランク軸
101の回転方向と駆動スプロケット13の回転方向と
を一致させるための第1アイドル軸102が、軸受け1
84、185により、それぞれ右ケース10Rおよび左
ケース10Lに対して軸支されている。この第1アイド
ル軸102には、以下に詳述する踏力(トルク)検知機
構が設けられている。
【0022】すなわち、前記第1アイドル軸102は、
左右に2分割されて横方向へ同軸状に配置された中空の
第1および第2ドライブ軸102a,102bと、各ド
ライブ軸102a,102bの内部に挿通されて第1ド
ライブ軸102aとはスプライン結合され、かつ第2ド
ライブ軸102bとはニードルベアリング102eを介
して連結されたトーションバー102cとを主要構成と
する。
【0023】第1ドライブ軸102aの大径部外周部に
は、係合ピン102pが軸方向に沿って立設され、第2
ドライブ軸102bの小径外周部には、前記係合ピン1
02pと係合してカム機構を構成する凹カムリング10
2fが、軸方向への変位を許容してスプライン結合され
ている。
【0024】前記凹カムリング102fには、一端をピ
ン153により揺動自在に支持された変位検知レバー1
52が、ボールカップリング183を介して係合してお
り、変位検知レバー152の他端には、ストロークセン
サ150のストローク検知シャフト151が連結されて
いる。
【0025】第1ドライブ軸102aの小径部外周に
は、当該第1ドライブ軸102aを前記クランク軸10
1の増速ギア111と歯合させる外歯102hが形成さ
れている。第2ドライブ軸102bの小径部には、当該
第2ドライブ軸102bを出力軸103のギア115と
歯合させる外歯102iがスプライン結合により連結さ
れている。
【0026】このような構成の踏力検知機構では、クラ
ンク軸101に入力された踏力に応じて第1アイドル軸
102の第1および第2ドライブ軸102a,102b
間に位相差が生じると、係合ピン102pと凹カムリン
グ102fとのカム機構により、凹カムリング102f
がボールカップリング183と共に軸に沿って車両右方
向へ変位する。ボールカップリング183が変位する
と、これに係合して変位検知レバー152がピン153
を中心を揺動するので、ストロークセンサ150のスト
ローク検知シャフト151が変位して各ドライブ軸10
2a,102b間の位相差すなわち踏力が定量的に検知
される。
【0027】このように、本実施形態では増速ギア11
1により増速される、すなわち踏力が減ぜられてから入
力される第1アイドル軸102上に踏力検知機構を設け
たので、そのトーションバー102cに加わるトルクを
低く抑えることができる。このため、トーションバー1
02cの小型化が可能となり、踏力検知機構全体をコン
パクトにできる。
【0028】一方、電動補助ユニット1の後方には、ブ
ラシレスの直流電動モータMが配置され、その回転軸1
05はベアリング190,191により回転自在に軸支
されている。
【0029】モータMの回転軸105には、外周に沿っ
てマグネット131が配置されたロータ132が設けら
れ、ロータ132の周囲には、ステータコイル133を
含むステータ134が左ケース10Lに対して固定され
ている。回転軸105の車両右側端部はモータカバー1
0aにより覆われ、当該モータカバー10aには、回転
軸105の端部に設けられたマクネット141に基づい
てその回転角度を検知する回転センサSが設けられてい
る。
【0030】回転軸105の車両左側端部には遠心クラ
ッチ70が設けられている。前記遠心クラッチ70は、
図4にも示したように、回転軸105の車両左側端部に
固定されて当該回転軸105と同期回転する回転プレー
ト701と、一端が前記回転プレート701に対してピ
ン107により揺動自在に支持されたL形遠心アーム7
02と、L形遠心アーム702の他端側に設けられた遠
心ウエイト703およびクラッチシュー704と、L形
遠心アーム702の他端側を相互に引き寄せるスプリン
グ705と、回転軸105に対して同軸かつ回転自在に
連結された遠心アウタロータ706とを含む。
【0031】本実施形態では、電動モータMをDCブラ
シレスモータとしてブラシの設置スペースを排除し、そ
の軸方向幅を短くしたので、上記したように回転軸10
5の端部に遠心クラッチ70を設けても、軸方向幅の増
加を最小限に押えられるか、あるいは軸方向幅を従来よ
りも減じることができる。
【0032】前記電動モータMの前方には、その駆動ト
ルクを増加させるための第2アイドル軸104が、軸受
け188、189により回転自在に軸支されており、前
記出力軸103のギア115と歯合するギア歯104a
を有する。第2アイドル軸104の車両左側には大径ギ
ア116が結着され、当該大径ギア116は、前記遠心
アウタロータ706の小径部に設けられたベルトドライ
ブギア711とベルト130により連結されている。こ
のように、本実施形態では遠心クラッチ70と動力伝達
機構(第2アイドル軸104)とをベルト130で連結
するようにしたので静音化が達成される。
【0033】前記遠心クラッチ70、出力軸103の大
径ギア116およびベルト13は、左ケースカバー10
bにより覆われている。前記第1および第2アイドル軸
102、104間には、合力軸としての前記出力軸10
3が、軸受け186、187により回転自在に軸支され
ている。本実施形態では、出力軸103に設けた1つの
合力ギア115に踏力および電動モータの補助動力のい
ずれもが入力されるので、出力軸103上に複数のギア
を設ける必要がない。
【0034】前記ケース10の前方空間内では、当該電
動補助ユニット1を制御する平板状のコントロールユニ
ット8が、右ケース10Rの内壁に面接触するように、
ネジ825により放熱板829を介して固定されてい
る。
【0035】このような構成において、人力としての踏
力は、ペダル12およびクランク11を介してクランク
軸101に入力され、さらに増速ギア111を介して第
1アイドル軸102の第1ドライブ軸102aから前記
踏力検知機構のカム機構を介して第2ドライブ軸102
bへ伝達される。第2ドライブ軸102bへ伝達された
踏力は、さらにギア歯102iを介して出力軸103の
合力ギア115へ入力される。
【0036】このとき、上記した踏力検知機構により検
知された踏力は電気信号に変換されてコントロールユニ
ット8へ供給される。コントロールユニット8は、別途
に検知されたクランク軸101の回転速度と前記検知さ
れた踏力とに基づいて最適なアシストトルクを決定し、
前記電動モータMが当該アシストトルクを発生するよう
に、当該電動モータMへ供給する駆動電流を適宜に制御
する。
【0037】前記検知された踏力に応じて電動モータM
が回転すると、遠心クラッチ70では、その遠心ウエイ
ト703の遠心力によりL型遠心アーム702が揺動軸
を支点にして外周方向へ伸び、そのクラッチシュー70
4がアウタロータ706の内周壁に当接される。この結
果、アウタロータ706の内周壁が回転軸105に引き
寄せられるように回転を開始し、やがて、アウタロータ
706は回転軸105と同期回転することになる。
【0038】電動モータMの駆動トルクは、上記した遠
心クラッチ70、ベルト130および大径ギア116を
介して第2アイドル軸104へ伝達され、さらに、第2
アイドル軸104のギア歯104aを介して出力軸10
3の合力ギア115へ入力される。合力ギア115に伝
達された踏力および補助動力は出力軸103において合
成され、駆動スプロケット13およびチェーン6を介し
て後輪WRへ伝達される。
【0039】このように、本実施形態では、電動モータ
Mの回転軸105が遠心クラッチ70を介して伝達機構
系に連結されているので、電動モータMの回転速度が所
定値以下であれば電動モータMと駆動輪WRとの連結状
態が解除される。したがって、車両を手押しする際は電
動モータMと駆動輪WRとが連結されず、手押しによる
車両移動が容易になる。
【0040】さらに、本実施形態によれば、電動モータ
Mから補助動力を発生させながら走行している場合に踏
力が喪失されても、車速が低下するまでは遠心クラッチ
70が接続状態を維持し、遠心クラッチ70による電動
モータMと動力伝達機構との連結が維持されるので、回
生制動によるバッテリの充電が可能になる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1) 電動モータの回転軸が遠心クラッチを介して駆動輪
の駆動系に連結され、電動モータの回転速度が所定値以
下であれば電動モータと駆動輪との連結状態が解除され
るので、車両を簡単に手押しできるようになる。
【0042】さらに、電動モータから補助動力を発生さ
せながら走行している場合に踏力が喪失されても、車速
が低下して電動モータの回転速度が低下するまでは、遠
心クラッチによる電動モータと動力伝達機構との連結が
維持されるので、回生制動によるバッテリの充電が可能
になる。
【0043】(2) 電動モータをDCブラシレスモータと
し、その軸方向幅を短くしたので、回転軸に遠心クラッ
チを設けても、軸方向幅の増加を最小限に押えられる
か、あるいは軸方向幅を従来よりも減じることができ
る。
【0044】(3) 遠心クラッチを、当該電動補助ユニッ
トを構成する各回転軸の中で最も高速回転する電動モー
タの回転軸に設けたので、遠心クラッチの正確かつ確実
な作動を確保できる。
【0045】(4) 遠心クラッチと動力伝達機構とをベル
トで連結するようにしたので静音化が達成される。
【0046】(5) 電動モータとしてDCブラシレスモー
タを採用することができ、この結果、高トルクの発生が
可能となるので、減速機構の簡素化すなわち減速段数の
削減が可能になる。
【0047】(6) 出力軸に設けた1つの合力ギアに踏力
および電動モータの補助動力のいずれもが入力されるよ
うにしたので、出力軸上に複数のギアを設ける必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助
自転車の側面図である。
【図2】図1に示した自転車の要部を示す右側面図であ
る。
【図3】電動補助ユニットの部分透過側面図である。
【図4】遠心クラッチの主要部の構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、4…バッテリ、5…バッテリ収
容ケース、8…コントロールユニット、10…ケース、
10R…右ケース、10L…左ケース、13…駆動スプ
ロケット、70…遠心クラッチ、102…第1アイドル
軸、103…出力軸、104…第2ドライブ軸、105
…回転軸、111…増速ギア、130…ベルト、150
…ストロークセンサ、152…変位検知レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に入力される踏力に応答して
    補助動力を発生する電動モータを具備し、前記補助動力
    および踏力を合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニッ
    トにおいて、 駆動輪に連結された出力軸と、 前記踏力および補助動力を前記出力軸へ伝達する動力伝
    達機構と、 前記電動モータの回転軸と前記動力伝達機構との間に連
    結された遠心クラッチとを含むことを特徴とする電動補
    助ユニット。
  2. 【請求項2】 前記電動モータはDCブラシレスモータ
    であることを特徴とする請求項1に記載の電動補助ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記遠心クラッチが前記電動モータの回
    転軸に設けられたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の電動補助ユニット。
  4. 【請求項4】 前記遠心クラッチと動力伝達機構とがベ
    ルトで連結されたことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の電動補助ユニット。
  5. 【請求項5】 前記動力伝達機構は、 前記クランク軸と前記出力軸との間に連結され、前記ク
    ランク軸により増速駆動される第1アイドル軸と、 前記電動モータの回転軸と前記出力軸との間に連結され
    た第2アイドル軸とを含み、 前記第1アイドル軸上に踏力検知機構が設けられたこと
    を特徴とする請求項2に記載の電動補助ユニット。
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