JP2001105958A - ダンプトラックのボディ操作装置 - Google Patents

ダンプトラックのボディ操作装置

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JP2001105958A
JP2001105958A JP28762199A JP28762199A JP2001105958A JP 2001105958 A JP2001105958 A JP 2001105958A JP 28762199 A JP28762199 A JP 28762199A JP 28762199 A JP28762199 A JP 28762199A JP 2001105958 A JP2001105958 A JP 2001105958A
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JP
Japan
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pressure
hoist
valve
lowering
hoist valve
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JP28762199A
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Hideo Tamaki
英男 田巻
Seiichi Abe
誠一 阿部
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボディを安全ピンで起立姿勢でロックしてい
る状態でボディが下げ動作しないようにする。 【解決手段】 車体1とボディ3に安全ピン8を挿入し
てボディ3を起立姿勢でロックするダンプトラックにお
いて、ホイストバルブ13を、電気レバー50の操作位
置信号によって電磁比例圧力制御弁30と電磁切換弁4
0をコントローラ48で制御することで保持位置、上げ
位置、浮き位置、下げ位置に切換える。ホイストバルブ
13の出力圧油で伸縮作動するホイストシリンダ5の下
げ圧力が第1設定圧であることを検出する圧力スイッチ
60と、ボディ3の位置を検出するポテンショメータ9
を設け、圧力スイッチ60がONしてからボディ3が設
定降下量だけ降下しない時にはコントローラ48が浮き
位置とする信号を出力してホイストバルブ13を浮き位
置とし、安全ピン8が挿入されている状態ではボディ3
が下げ動作しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンプトラックの
ボディを起立姿勢と倒伏姿勢に亘って上下揺動するボデ
ィ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体にボディを起立姿勢と倒伏姿勢に亘
って上下揺動自在に取付け、その車体とボディに亘って
ホイストシリンダを連結したダンプトラックが知られて
いる。前述のダンプトラックにおいては、油圧ポンプの
吐出圧油をホイストバルブでホイストシリンダに供給し
てホイストシリンダを伸び作動、縮み作動し、それによ
ってボディを上下揺動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のダンプトラック
においては、ボディを起立姿勢とした状態で車体に取付
けた各種機器を点検、整備等することがある。この時に
ホイストバルブを誤って切換え操作するとボディが下方
に揺動するので危険である。このために、車体とボディ
に亘って安全ピンを挿入してボディが起立姿勢から下方
に揺動しないように機械式に安全ピン等でロックしてい
る。
【0004】しかしながら、安全ピンを車体とボディに
亘って挿入している状態で、ホイストバルブを下げ位置
とするとホイストシリンダが縮み作動しようとするの
で、安全ピンや安全ピン挿入部分に無理な力が作用して
損傷する恐れがある。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたダンプトラックのボディ操作装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、車体1にボディ3を起立姿勢と倒伏姿勢に亘って
上下揺動自在に取付け、この車体1とボディ3に亘って
ホイストシリンダ5を連結し、前記ボディ3を起立姿勢
でロックする手段を備えているダンプトラックにおい
て、油圧ポンプ11の吐出圧油をホイストシリンダ5に
供給するホイストバルブ13と、このホイストバルブ1
3を保持位置、上げ位置、浮き位置、下げ位置に切換え
る切換手段と、前記ホイストバルブ13を下げ位置とし
てボディ3を下げ動作する時に、ロック手段でボディ3
がロックされていることを油圧式に検出し、ホイストバ
ルブ13を浮き位置又は保持位置とする手段を設けたこ
とを特徴とするダンプトラックのボディ操作装置であ
る。
【0007】第1の発明によれば、ボディ3を起立姿勢
でロックした状態でホイストバルブ13を下げ位置と
し、ホイストシリンダ5を縮み作動してボディ3を下げ
動作すると、ボディ3がロックされていることが検出さ
れ、それによってホイストバルブ13が浮き位置又は保
持位置となる。
【0008】このようであるから、ボディ3を起立姿勢
でロックしている状態でホイストバルブ13を誤って下
げ位置としても、ボディ3が下げ動作しない。したがっ
て、ロック手段や車体1、ボディ3のロック部分を損傷
することを防止できる。
【0009】第2の発明は、第1の発明において前記手
段は、ホイストシリンダ5のボディ下げ圧力が通常下げ
圧力よりも低圧の第1設定圧となるとONする圧力スイ
ッチ60と、ボディ位置検出手段と、前記圧力スイッチ
60のON信号が入力されて後にボディ3が設定降下量
だけ降下しない時にホイストバルブ13を浮き位置又は
保持位置に切換えるコントローラ48で形成したダンプ
トラックのボディ操作装置である。
【0010】第2の発明によれば、ロック手段でボディ
3を起立姿勢でロックしている状態でホイストバルブ1
3を下げ位置とすると、ホイストシリンダ5のボディ下
げ圧力が上昇して通常ボディ下げ圧力よりも低圧の第1
設定圧となると圧力スイッチ60がONとなる。これと
同時にボディ位置検出手段で検出されたボディ位置でボ
ディ降下量が検出される。前述の圧力スイッチ60のO
N信号が入力された後に設定降下量だけボディ3が降下
しない時にはコントローラ48がホイストバルブ13を
浮き位置又は保持位置に切換える。
【0011】このようであるから、ボディ3を起立姿勢
でロックしている状態でホイストバルブ13を誤って下
げ位置としてもボディ3が下げ動作しない。したがっ
て、ロック手段や車体1とボディ3のロック部分を損傷
することが防止できる。
【0012】第3の発明は、第1の発明において前記手
段は、ホイストシリンダ5のボディ下げ圧力を検出する
圧力センサ61と、この圧力センサ61の検出圧力が通
常下げ圧力よりも高圧の第2設定圧となった時にホイス
トバルブ13を浮き位置又は保持位置とするコントロー
ラ48で形成したダンプトラックのボディ操作装置であ
る。
【0013】第3の発明によれば、ボディ3を起立姿勢
でロックしている状態でホイストバルブ13を下げ位置
とするとホイストバルブ5が縮み作動してボディ3が下
げ動作しようとする。ボディ3がロックされているの
で、ホイストシリンダ13のボディ下げ圧力が通常ボデ
ィ下げ圧力よりも高圧になり、第2設定圧まで上昇する
とコントローラ48でホイストバルブ13が浮き位置又
は保持位置となる。
【0014】このようであるから、ボディ3を起立姿勢
でロックしている状態でホイストバルブ13を誤って下
げ位置としてもボディ3が下げ動作しない。したがっ
て、ロック手段や車体1とボディ3のロック部分を損傷
することが防止できる。
【0015】第4の発明は、車体1にボディ3を起立姿
勢と倒伏姿勢に亘って上下揺動自在に取付け、この車体
1とボディ3に亘ってホイストシリンダ5を連結し、前
記ボディ3を起立姿勢でロックする手段を備えているダ
ンプトラックにおいて、油圧ポンプ11の吐出圧油をホ
イストシリンダ5に供給するホイストバルブ13と、こ
のホイストバルブ13を保持位置、上げ位置、浮き位
置、下げ位置に切換える切換手段と、前記ロック手段で
ボディ3がロックされていることを機械式に検出する手
段と、その検出信号でホイストバルブ13を下げ位置と
することを禁止するコントローラ48を設けたことを特
徴とするダンプトラックのボディ操作装置である。
【0016】第4の発明によれば、ボディ3が起立姿勢
でロックされている時には、そのボディ3がロックされ
ていることが機械式に検出され、その検出信号でホイス
トバルブ13を下げ位置とすることが禁止される。
【0017】このようであるから、ボディ3を起立姿勢
でロックしている状態ではホイストバルブ13が下げ位
置にならないので、ロック手段や車体1とボディ3のロ
ック部分を損傷することが防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に示すように、車体1の前部
寄りに運転室2が取付けてある。前記車体1の後部寄り
に、ボディ(荷台)3の後部寄り底面に固着した第1ブ
ラケット3aが横軸4で連結され、ボディ3は車体1に
上下揺動自在に取付けてある。前記車体1の前後中間部
とボディ3の前後中間部に亘って左右一対のホイストシ
リンダ5が連結してある。このホイストシリンダ5を縮
み作動するとボディ3が下方に揺動して図1に実線で示
した倒伏姿勢(車体1に着座した走行姿勢)となる。前
記ホイストシリンダ5を伸び作動するとボディ3が上方
に揺動して図1に仮想線で示した起立姿勢となる。
【0019】前記車体1の後端部分に第1ピン孔6が形
成され、ボディ3の後端寄り底面に固着した第2ブラケ
ット3bに第2ピン孔7が形成してある。図2に示すよ
うに、ボディ3を起立姿勢とすると第1ピン孔6と第2
ピン孔7が一致し、その第1ピン孔6と第2ピン孔7に
安全ピン8を挿入することでボディ3を起立姿勢でロッ
クする。つまり、第1ピン孔6、第2ピン7と安全ピン
8でロック手段を形成している。前記安全ピン8は作業
者が手で挿入・抜きされるがシリンダとリンクで挿入・
抜き出しても良い。前記第1ブラケット3aにボディ3
の位置を検出する手段、例えば横軸4の回転を検出する
ポテンショメータ9が取付けてある。前記ロック手段
は、車体1とボディ3との間にロッド、ブロック等を介
在してボディ3を起立姿勢でロックする形状でも良い。
【0020】図3に示すように、エンジン10で油圧ポ
ンプ11と補助油圧ポンプ12が駆動される。前記油圧
ポンプ11の吐出路11aにホイストバルブ13が設け
てある。前記ホイストバルブ13は、ポンプポート1
4、タンクポート15、第1アクチュエータポート1
6、第2アクチュエータポート17、バイパス通路18
を備え、保持位置A、上げ位置B、浮き位置C、下げ位
置Dに切換えられる。前記ポンプポート14とバイパス
通路18の入口側に油圧ポンプ11の吐出路11aが連
通し、バイパス通路18の出口側とタンクポート15は
ドレーン路15でタンク20に連通し、第1アクチュエ
ータポート16はホイストシリンダ5の伸び室5aに連
通し、第2アクチュエータポート17はホイストシリン
ダ5の下げ室5bに連通している。
【0021】前記ホイストバルブ13は第1ばね21と
第2ばね22で保持位置Aとなる。ホイストバルブ13
が保持位置Aの時には、ポンプポート14、タンクポー
ト15、第1・第2アクチュエータポート16,17が
それぞれ遮断し、バイパス通路18が連通する。これに
よって、ホイストシリンダ5は停止する。油圧ポンプ1
1の吐出圧油はバイパス通路18を通ってドレーン路1
9からタンク20に流出する。
【0022】前記ホイストバルブ13は第1受圧部23
に供給される圧油の圧力に応じて第1ばね21に抗して
上げ位置Bに向けて移動し、その圧油が第1の設定圧力
となると上げ位置Bとなる。ホイストバルブ13が上げ
位置Bの時には、ポンプポート14と第1アクチュエー
タポート16が連通し、第2アクチュエータポート17
がタンクポート15に連通し、バイパス通路18が閉じ
る。これによって、油圧ポンプ11の吐出圧油がホイス
トシリンダ5の伸び室5aに供給され、縮み室5bの圧
油がタンク20に流出し、ホイストシリンダ5は伸び作
動する。
【0023】前記ホイストバルブ13は、第2受圧部2
4に供給される圧油の圧力に応じて第2ばね22に抗し
て浮き位置Cに向けて移動し、その圧油の圧力が第2の
設定圧力となると浮き位置Cとなる。ホイストバルブ1
3が浮き位置Cの時には、ポンプポート14とタンクポ
ート15と第1アクチュエータポート16と第2アクチ
ュエータポート17が連通し、バイパス通路18が連通
する。これによって、ホイストシリンダ5は外力によっ
て自由に伸び、縮み作動する。例えば、ホイストシリン
ダ5に伸び方向の外力が作用した時には、伸び作動す
る。ホイストシリンダ5に縮み方向の外力が作用した時
には、縮み作動する。
【0024】前記ホイストバルブ13が浮き位置Cに移
動すると第3ばね25が機能する。第2受圧部24の圧
油の圧力が、前述の第2の設定圧力よりも所定圧力以上
高圧となると、ホイストバルブ13は第2ばね22と第
3ばね25に抗してその圧力に応じて下げ位置Dに向け
て移動し、第3の設定圧力となると下げ位置Dとなる。
ホイストバルブ13が下げ位置Dの時には、ポンプポー
ト14が第2アクチュエータポート17に連通し、第1
アクチュエータポート16がタンクポート15に連通
し、バイパス通路18が閉じる。これによって、油圧ポ
ンプ11の吐出圧油がホイストシリンダ5の縮み室5b
に供給され、伸び室5aの圧油がタンク20に流出する
ので、ホイストシリンダ5が縮み作動する。
【0025】前述の第1・第2受圧部23,24の圧油
の圧力とホイストバルブ13の位置の関係は図4に示す
ようになる。
【0026】前記補助油圧ポンプ12の吐出路12aに
電磁比例圧力制御弁30が設けてある。この電磁比例圧
力制御弁30は入口ポート31と出口ポート32とタン
クポート33を備え、その出口ポート32の圧力(出力
圧)とばね34で入口ポート31と出口ポート32を遮
断し、かつ出口ポート32とタンクポート33を連通す
る第1の位置に保持される。ソレノイド35の推力で入
口ポート31と出口ポート32を連通し、かつ出口ポー
ト32とタンクポート33を遮断する第2の位置に向け
てある。
【0027】このようであるから、電磁比例圧力制御弁
30は、ソレノイド35の通電量がゼロの時には第1の
位置となり、出口ポート32の圧力はゼロ(タンク圧)
となると共に、入口ポート31の圧力は、補助油圧ポン
プ12の吐出路12aに設けた補助リリーフ弁36のリ
リーフセット圧となる。前記ソレノイド35の通電量に
比例して出口ポート32の圧力が高くなる。
【0028】前記電磁比例圧力制御弁30の出力圧油
は、電磁切換弁40でホイストバルブ13の第1受圧部
23と第2受圧部24の一方に供給される。前記電磁切
換弁40は、出口ポート32に連通した第1ポート4
1、第2受圧部23に連通した第2ポート42、第2受
圧部24に連通した第3ポート43、タンク20に連通
した第4ポート44を有する。前記電磁切換弁40は、
ソレノイド45の推力で第1位置Eに移動し、ばね46
で第2位置Fに移動する。
【0029】電磁切換弁40が第1位置Eの時には第1
ポート41と第2ポート42が連通し、第3ポート43
と第4ポート44が連通する。これによって、ホイスト
バルブ13の第1受圧部23に圧油が供給され、第2受
圧部24の圧油はタンク20に流出する。電磁切換弁4
0が第2位置Fの時には第1ポート41と第3ポート4
3が連通し、第2ポート42と第4ポート44が連通す
る。これによって、ホイストバルブ13の第2受圧部2
4に圧油が供給され、第1受圧部23の圧油はタンクに
流出する。
【0030】前記電磁比例圧力制御弁30のソレノイド
35と電磁切換弁40のソレノイド45は、コントロー
ラ48で通電制御される。このコントローラ48には電
気レバー50から保持信号、上げ信号、浮き信号、下げ
信号の切換信号が入力される。図3において、符号49
は油圧ポンプ11の吐出路11aに設けたリリーフ弁で
ある。
【0031】前記電気レバー50は、矢印a、b方向に
揺動するレバー51と、このレバー51の揺動ストロー
クに比例した電気信号を出力するポテンショメータ52
と、前記レバー51を保持位置に保持する第1・第2ス
プール53,54、第1・第2ばね55,56を備えて
いる。レバー51を保持位置から矢印a方向に揺動する
と浮き位置、下げ位置となり、ポテンショメータ52が
矢印a方向に揺動した信号と揺動ストロークに比例した
信号をコントローラ48に出力する。レバー51を保持
位置から矢印b方向に揺動すると上げ位置となり、ポテ
ンショメータ52が矢印b方向に揺動した信号と揺動ス
トロークに比例した信号をコントローラ48に出力す
る。
【0032】前記レバー51を浮き位置とすると機械式
デテント57で、その位置に保持される。これによっ
て、レバー51から手を離してもレバー51が浮き位置
に保持される。この機械式デテント57の保持力よりも
大きな操作力をレバー51に加えるとレバー51を下げ
位置、保持位置に操作できる。前記機械式デテント57
は第1スプール53に設けた係止溝に本体部に設けたボ
ールをばね力で係合する従来公知の形状である。
【0033】前記レバー51を上げ位置とすると電気式
デテント58で、その位置に保持される。これによっ
て、レバー51から手を離してもレバー51が上げ位置
に保持される。この電気式デテント58の保持力よりも
大きな操作力をレバー51に加えればレバー51を保持
位置に操作できる。
【0034】前記コントローラ48は、レバー操作スト
ロークに比例した電気信号に応じた電気量を電磁圧力制
御弁30のソレノイド35に出力する。レバー51が保
持位置の時にはソレノイド35に通電しない。前記コン
トローラ48は、レバー51を矢印b方向に揺動した信
号によって電磁切換弁40のソレノイド45に通電し、
その他の時にはソレノイド45に通電しない。
【0035】前述のようであるから、電気レバー50の
レバー51が保持位置の時には電磁比例圧力制御弁30
が圧油を出力しないので、ホイストバルブ13は保持位
置Aとなる。レバー51を上げ位置に操作すると電磁比
例圧力比例弁30が圧油を出力し、電磁切換弁40が第
1位置Eとなるので、ホイストバルブ13の第1受圧部
23に圧油が供給されて上げ位置Bとなる。
【0036】前記レバー51を浮き位置に操作すると電
磁比例圧力比例弁30が圧油を出力し、電磁切換弁40
が第2位置Fとなるので、ホイストバルブ13の第2受
圧部24に圧油が供給されて浮き位置Cとなる。前記レ
バー51を下げ位置とすると、電磁比例圧力比例弁30
の出力圧油の圧力がより高圧となり、ホイストバルブ1
3が下げ位置Dとなる。
【0037】図3に示すように、ホイストシリンダ5の
縮み室5bの圧力(ボディ下げ圧力)を検出する手段、
例えば圧力スイッチ60が設けてある。この圧力スイッ
チ60はボディ下げ圧力が第1設定圧となるとONし、
そのON信号をコントローラ48に入力する。前記第1
設定圧とは、通常下げ動作時の通常ボディ下げ圧力より
も低い圧力、つまりボディ下げ動作に必要な最小圧力
で、安全ピン8挿入時でも安全ピン8や挿入部分を損傷
させない圧力である。前記ポテンショメータ9の検出信
号はコントローラ39に入力され、コントローラ9は入
力された信号に基づいてボディ3の位置を判断し、それ
に基づいてボディ3の降下量を検出する。
【0038】ボディ3の下げ動作、つまり起立姿勢から
倒伏姿勢に向けて下方に揺動する動作を説明する。電気
レバー50のレバー51を下げ位置に操作し、コントロ
ーラ48に下げ位置の信号が入力される。コントローラ
48は電磁比例圧力制御弁30のソレノイド35に通電
して出力圧油を高圧とし、かつ電磁切換弁40のソレノ
イド45には通電せずに第2位置Fとする。これによっ
て、ホイストバルブ13の第2受圧部24に高圧の圧油
が供給されて下げ位置Dとなる。ホイストバルブ13が
下げ位置Dとなるとホイストシリンダ5の縮み室5bに
圧油ポンプ11の吐出圧油が供給され、伸び室5aの圧
油がタンク20に流出する。縮み室5bの圧力が第1設
定圧以上となるとホイストシリンダ5が縮み作動し、ボ
ディ3が下げ動作する。
【0039】前述の動作により圧力スイッチ60がON
し、そのON信号がコントローラ48に入力する。ポテ
ンショメータ9の検出信号によってコントローラ48は
ボディ位置を判断しているので、前述の圧力スイッチ6
0のON信号が入力された後に、そのポテンショメータ
9の検出信号の変化でボディ降下量を検出する。このボ
ディ降下量が設定降下量以下の時には安全ピン8が挿入
されてロック状態であると判断し、コントローラ48は
電磁比例圧力制御弁30のソレノイド35の通電量を小
さくし、その出力圧油を低圧とする。これによって、ホ
イストバルブ13の第2受圧部24に供給される圧油が
低圧となり、ホイストバルブ13が浮き位置Cとなる。
なお、ホイストバルブ13を保持位置としても良い。
【0040】前述のボディ降下量が設定降下量以上の時
には正常であると判断し、ボディ3の下げ動作を継続し
て行う。以上の動作をフローチャートで示すと図5に示
すようになる。
【0041】前述のようであるから、安全ピン8を挿入
してボディ3を起立姿勢でロックしている状態で、誤っ
て電気レバー50のレバー51を下げ位置に操作しても
ボディ3が下げ動作しない。これによって、安全ピン8
や安全ピン挿入部分を損傷することを防止できる。つま
り、圧力スイッチ60とポテンショメータ9とコントロ
ーラ48で安全ピン8が挿入されていることを油圧式に
検出し、ホイストバルブ13を浮き位置又は保持位置と
する手段を形成している。
【0042】本発明の第2の実施の形態を説明する。図
6に示すように、ホイストシリンダ5の縮み室5bの圧
力(ボディ下げ圧力)を検出する圧力センサ61を設
け、この圧力センサ61の検出圧力をコントローラ48
に入力する。コントローラ48は電気レバー50のレバ
ー51を下げ位置に操作したことの信号が入力された
ら、圧力センサ61の検出圧力が第2設定圧以上の時に
安全ピン8が挿入されていると判断して前述と同様にホ
イストバルブ13を浮き位置とする。なお、保持位置と
しても良い。圧力センサ61の検出圧力が第2設定圧以
下の時には正常と判断してボディ下げ動作を継続する。
前記第2設定圧とは、通常下げ動作時の通常ボディ下げ
圧力以上で、安全ピン8やピン挿入部分を破損しない圧
力で、前述の第1設定圧よりも高圧である。
【0043】このようにすれば、前述と同様に安全ピン
8を挿入してボディ3を起立姿勢でロックしている状態
で、誤って電気レバー50のレバー51を下げ位置に操
作してもボディ3が下げ動作しない。したがって、安全
ピン8やピン挿入部分の損傷を防止できる。また、ポテ
ンショメータ9が不要となる。つまり、圧力センサ61
とコントローラ48で安全ピン8が挿入されていること
を油圧式に検出し、ホイストバルブ13を浮き位置又は
保持位置とする手段を形成している。
【0044】本発明の第3の実施の形態を説明する。図
2に仮想線で示すように、安全ピン8が挿入されている
ことを機械的に検出する手段、例えばリミットスイッチ
62を設ける。このリミットスイッチ62の検出信号を
図7に示すようにコントローラ48に入力する。
【0045】コントローラ48はリミットスイッチ62
の検出信号が入力されている状態で電気レバー50のレ
バー51を下げ位置に操作した信号が入力された場合に
は、ホイストバルブ13を下げ位置Dとする信号を出力
せずにホイストバルブ13を浮き位置C又は保持位置A
とする信号を出力する。つまり、ホイストバルブ13を
下げ位置Dとすることを禁止する。
【0046】このようにすれば、安全ピン8を挿入して
ボディ3を起立姿勢でロックしている状態で、誤って電
気レバー50のレバー51を下げ位置に操作してもボデ
ィ3を下げ動作しない。したがって、安全ピン8やピン
挿入部分の損傷を防止できる。また、ポテンショメータ
9や圧力スイッチ60、圧力センサ61が不要である
し、ホイストシリンダ5が全く縮み作動しないので、よ
り安全である。
【0047】以上の実施の形態では、電磁比例圧力制御
弁30の出力圧油を電磁切換弁40でホイストバルブ1
3の第1受圧部23と第2受圧部24に供給したが、図
8に示すように補助油圧ポンプ12の吐出路12aに第
1電磁比例圧力制御弁30−1と第2電磁比例圧力制御
弁30−2設けても良い。前記第1電磁比例圧力制御弁
30−1は第1受圧部23に圧油を供給し、第2電磁比
例圧力制御弁30−2は第2受圧部24に圧油を供給す
る。すなわち、コントローラ48からの電気信号でホイ
ストバルブ13の第1受圧部23と第2受圧部24に切
換用の圧油を供給する電気式の切換手段を設ければ良
い。
【0048】この場合には前述と同様に図8に示すよう
にポテンショメータ9と圧力スイッチ60を設けるか、
圧力センサ61を設けるか、リミットスイッチ62を設
けることで安全ピン8挿入時のボディ下げ動作を防止す
る。
【0049】また、電磁比例圧力制御弁30や電磁切換
弁40、電気レバー50を用いずに油圧パイロット弁を
用いてホイストバルブ13を切換えるようにしても良
い。図9に示すように、補助油圧ポンプ12の吐出路1
2aに油圧パイロット弁70を設ける。この油圧パイロ
ット弁70は、レバー71と第1・第2減圧部72,7
3を備え、その第1減圧部72の出力側がホイストバル
ブ13の第1受圧部23に連通している。第2減圧部7
3の出力側がホイストバルブ13の第2受圧部24に連
通している。
【0050】レバー71が保持位置の時には第1・第2
減圧部72,73の出力側はタンク20に連通する。レ
バー71が上げ位置の時には第1減圧部72が圧油を出
力する。レバー71が浮き位置の時には第2減圧部73
が圧油を出力し、その圧力は低圧である。レバー71が
下げ位置の時には第2減圧部73が圧油を出力し、その
圧力は高圧である。
【0051】このようであるから、レバー71を操作す
ることで前述と同様にホイストバルブ13が保持位置
A、上げ位置B、浮き位置C、下げ位置Dに切換えられ
る。
【0052】前記第2減圧部73と第2受圧部24を接
続する回路74に電磁弁75が設けてある。この電磁弁
75は、ばね76で連通位置Gに保持されソレノイド7
7に通電されると絞り連通位置Hに切換る。この電磁弁
75のソレノイド77にはコントローラ48から前述と
同様に通電される。
【0053】例えば、圧力スイッチ60とポテンショメ
ータ9の検出信号によってレバー71を下げ位置として
下げ動作する時に、安全ピン8が挿入されていると判断
したらソレノイド77に通電する。電磁弁75が絞り連
通位置Hとなり出力圧が低圧となるので、ホイストシリ
ンダ13の第2受圧部24の圧力が低圧となり、ホイス
トシリンダ13が浮き位置Cとなる。
【0054】また、圧力スイッチ61、リミットスイッ
チ62の信号でコントローラ48がソレノイド77に通
電するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンプトラックの側面図である。
【図2】安全ピン挿入部分の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示すホイストシリ
ンダの圧油供給油圧回路図である。
【図4】ホイストバルブの受圧部圧力と位置の関係を示
す図表である。
【図5】動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すホイストシリ
ンダの圧油供給油圧回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すホイストシリ
ンダの圧油供給油圧回路図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示すホイストシリ
ンダの圧油供給油圧回路図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示すホイストシリ
ンダの圧油供給油圧回路図である。
【符号の説明】
1…車体 3…ボディ 5…ホイストシリンダ 8…安全ピン 9…ポテンショメータ(ボディ位置検出手段) 10…エンジン 11…油圧ポンプ 12…補助油圧ポンプ 13…ホイストバルブ 23…第1受圧部 24…第2受圧部 30…電磁比例圧力制御弁 30−1…第1電磁比例圧力制御弁 30−2…第2電磁比例圧力制御弁 35…ソレノイド 40…電磁切換弁 45…ソレノイド 48…コントローラ 50…電気レバー 51…レバー 60…圧力スイッチ 61…圧力センサ 62…リミットスイッチ 70…油圧パイロット弁 71…レバー 72…第1減圧部 73…第2減圧部 75…電磁弁 77…ソレノイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(1)にボディ(3)を起立姿勢と
    倒伏姿勢に亘って上下揺動自在に取付け、この車体
    (1)とボディ(3)に亘ってホイストシリンダ(5)
    を連結し、前記ボディ(3)を起立姿勢でロックする手
    段を備えているダンプトラックにおいて、 油圧ポンプ(11)の吐出圧油をホイストシリンダ
    (5)に供給するホイストバルブ(13)と、 このホイストバルブ(13)を保持位置、上げ位置、浮
    き位置、下げ位置に切換える切換手段と、 前記ホイストバルブ(13)を下げ位置としてボディ
    (3)を下げ動作する時に、ロック手段でボディ(3)
    がロックされていることを油圧式に検出し、ホイストバ
    ルブ(13)を浮き位置又は保持位置とする手段を設け
    たことを特徴とするダンプトラックのボディ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記手段は、ホイストシリンダ(5)の
    ボディ下げ圧力が通常下げ圧力よりも低圧の第1設定圧
    となるとONする圧力スイッチ(60)と、ボディ位置
    検出手段と、前記圧力スイッチ(60)のON信号が入
    力されて後にボディ(3)が設定降下量だけ降下しない
    時にホイストバルブ(13)を浮き位置又は保持位置に
    切換えるコントローラ(48)で形成した請求項1記載
    のダンプトラックのボディ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記手段は、ホイストシリンダ(5)の
    ボディ下げ圧力を検出する圧力センサ(61)と、この
    圧力センサ(61)の検出圧力が通常下げ圧力よりも高
    圧の第2設定圧となった時にホイストバルブ(13)を
    浮き位置又は保持位置とするコントローラ(48)で形
    成した請求項1記載のダンプトラックのボディ操作装
    置。
  4. 【請求項4】 車体(1)にボディ(3)を起立姿勢と
    倒伏姿勢に亘って上下揺動自在に取付け、この車体
    (1)とボディ(3)に亘ってホイストシリンダ(5)
    を連結し、前記ボディ(3)を起立姿勢でロックする手
    段を備えているダンプトラックにおいて、 油圧ポンプ(11)の吐出圧油をホイストシリンダ
    (5)に供給するホイストバルブ(13)と、 このホイストバルブ(13)を保持位置、上げ位置、浮
    き位置、下げ位置に切換える切換手段と、 前記ロック手段でボディ(3)がロックされていること
    を機械式に検出する手段と、その検出信号でホイストバ
    ルブ(13)を下げ位置とすることを禁止するコントロ
    ーラ(48)を設けたことを特徴とするダンプトラック
    のボディ操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2550204A (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Caterpillar Sarl Method for operating a dump truck

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2550204A (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Caterpillar Sarl Method for operating a dump truck
GB2550204B (en) * 2016-05-13 2019-09-11 Caterpillar Sarl Method for operating a dump truck

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