JP2001105940A - チャイルドシートの取付構造 - Google Patents

チャイルドシートの取付構造

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JP2001105940A
JP2001105940A JP28793799A JP28793799A JP2001105940A JP 2001105940 A JP2001105940 A JP 2001105940A JP 28793799 A JP28793799 A JP 28793799A JP 28793799 A JP28793799 A JP 28793799A JP 2001105940 A JP2001105940 A JP 2001105940A
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seat
striker
cushion
child seat
frame
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Kenichi Aoyanagi
顕一 青柳
Tamotsu Sawada
保 澤田
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバック傾倒時に、チャイルドシートを
固定するストライカの上方への突出を防止することがで
きるチャイルドシートの取付構造を提供する。 【解決手段】 車両用シート1のシートクッション41
内に骨格を形成するクッションフレーム51を設け、シ
ートバック42内に骨格を形成するバックフレーム52
を設ける。クッションフレーム51に、ヒンジ部材55
及び支持ブラケット57を介してシートバック42を傾
動可能に設ける。クッションフレーム51の後縁部53
にブラケット61を設け、ブラケット61にストライカ
16をシートバック42の傾倒方向へ傾倒可能に設け
る。ストライカ16の左脚部64よりバックフレーム5
2へ向けてロッド71を延出し、ロッド71を、バック
フレーム52の下縁部72に固定された係止用ブラケッ
ト73に摺動自在に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャイルドシート
より後方へ延出したフィックスアームが係脱されるスト
ライカを備えたチャイルドシートの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャイルドシートの取付構造とし
ては、図10に示す構造が知られている(特開平7−3
23770号公報参照)。
【0003】すなわち、チャイルドシート201の底面
には、フレーム202が固定されており、該フレーム2
02の前端には、下方へ延出するアンカーロッド203
が設けられている。また、前記フレーム202の後端部
には、後方へ延出する一対のアンカーロッド204,2
04が設けられており、前記各アンカーロッド203,
204,204を、シート205に設けられたアンカー
プレート206,206,207の固定孔208,・・
・に係止することにより、チャイルドシート201をシ
ート205に取り付けられるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のチャイルドシート201の取付構造にあって
は、シートクッション211とシートバック212との
間に設けられたアンカープレート206,206が、シ
ートクッション211より上方へ突出した状態で設けら
れており、チャイルドシート201非固定時において、
シートバック212をほぼ水平に倒してフルフラット状
態とした際に、前記アンカープレート206,206が
シート205上に突出し、シート205としての機能が
損なわれるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、シートバックを後方へ傾倒した際
に、チャイルドシートを固定するストライカの上方へ突
出を防止することができるチャイルドシートの取付構造
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1のチャイルドシートの取付構造にあ
っては、チャイルドシートより後方へ延出した一対のフ
ィックスアームの先端部を、車両用シートのシートクッ
ションと、該シートクッションに傾倒可能に支持された
シートバックとの間に配設されたストライカに係脱して
前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り付ける
チャイルドシートの取付構造であって、前記ストライカ
を、前記シートクッションの骨格を形成するクッション
フレームに前記シートバックの傾倒方向へ傾倒可能に設
けるとともに、当該ストライカに、前記シートバックの
骨格を形成するバックフレームへ向けて延出するロッド
を設け、該ロッドを前記バックフレームに摺動自在に係
止した。
【0007】すなわち、チャイルドシート非使用時にシ
ートバックを後方へ傾倒する際には、シートバックの骨
格を形成するバックフレームが後方へ向けて傾倒され
る。このとき、チャイルドシートが固定されるストライ
カは、シートクッションの骨格を形成するクッションフ
レームに傾倒可能に設けられているとともに、当該スト
ライカに設けられたロッドが、前記バックフレームに摺
動自在に係止されており、シートクッションとシートバ
ックとの間に起立されたストライカは、前記シートバッ
クと共に後方へ傾倒される。
【0008】また、請求項2のチャイルドシートの取付
構造においては、チャイルドシートより後方へ延出した
一対のフィックスアームの先端部を、車両用シートのシ
ートクッションと、該シートクッションに傾倒可能に支
持されたシートバックとの間に配設されたストライカに
係脱して前記チャイルドシートを前記車両用シートに取
り付けるチャイルドシートの取付構造であって、前記ス
トライカを、前記シートクッションの骨格を形成するク
ッションフレームにブラケットを介して前記シートバッ
クの傾倒方向へ傾倒可能に設けるとともに、前記車両用
シートの後方へ向けた傾倒方向へバネ部材により付勢す
る一方、前記シートバックの骨格を形成するバックフレ
ームに、前記ストライカに当接して該ストライカの後方
への傾倒を当該バックフレームの傾倒角度に応じて規制
する傾倒規制部を設けた。
【0009】すなわち、チャイルドシート非使用時にシ
ートバックを後方へ傾倒する際には、シートバックの骨
格を形成するバックフレームが後方へ向けて傾倒され
る。このとき、チャイルドシートが固定されるストライ
カは、シートクッションの骨格を形成するクッションフ
レームにブラケットを介して傾倒可能に設けられている
とともに、バネ部材により後方へ向けた傾倒方向に付勢
されている。そして、このストライカは、バックフレー
ムに設けられた傾倒規制部に当接することによって、後
方への傾倒が当該バックフレームの傾倒角度に応じて規
制されており、シートクッションとシートバックとの間
に起立されたストライカは、前記シートバックと共に後
方へ傾倒される。
【0010】さらに、請求項3のチャイルドシートの取
付構造では、前記ブラケットに、前記ストライカに当接
して起立状態にある該ストライカの前方への傾倒を阻止
する傾倒阻止部を設けた。
【0011】すなわち、前記ストライカにチャイルドシ
ートが取り付けられた状態において、チャイルドシート
に前方へ向けた入力が加えられた際には、起立状態にあ
るストライカは、ブラケットに設けられた傾倒阻止部に
当接し、前方への傾倒が阻止される。これにより、前記
入力によるチャイルドシートの前方への変位が防止され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)
【0013】以下、本発明の第1の実施の形態を図に従
って説明する。図1は、本実施の形態にかかるチャイル
ドシートの取付構造を備えた車両用シート1を示す図で
あり、車両用シート1からチャイルドシート2(チャイ
ルド レストレイント シート)が取り外された状態が
示されている。
【0014】この車両用シート1に取り付けられるチャ
イルドシート2は、座面部11と、該座面部11の後端
に立設された背面部12と、前記座面部11及び背面部
12の両端に起立された側壁部13,13とからなり、
前記底面部11の後端には、当該チャイルドシート2よ
り後方へ延出する一対のフィックスアーム14,14が
離間して設けられている。該フィックスアーム14の先
端部には、図2にも示すように、切込部15により二股
に形成されており、後述するストライカ16が挿入可能
に構成されている。
【0015】前記座面部11の前端には、図3にも示す
ように、解除レバー21が設けられており、該解除レバ
ー21には、ベルト22を介して連結部材23に連結さ
れている。該連結部材23の両端には、前記各フィック
スアーム14,14内に延在するロッド24,24が係
止されており、該ロッド24の先端部は、図2に示した
ように、前記フィックスアーム14内に立設された立設
片25に挿通された状態で支持されている。前記ロッド
24の先端には、カム26が係止されており、このカム
26は、該カム26と前記立設片25との間に設けられ
たスプリング27によって、フィックスアーム14先端
側であるロック方向28へ付勢されている。前記フィッ
クスアーム14内には、前記カム26の端面に摺接する
ラッチ29が回動自在に枢支されており、該ラッチ29
の先端部には、前記ストライカ16に係脱する切欠部3
0が形成されている。これにより、前記ラッチ29に
は、前記切欠部30を境とした両側に第1及び第2挟持
片29a,29bが形成されている。
【0016】前記ラッチ29の基端部には、前記カム2
6に摺接する半円状の摺接部31が突設されており、該
摺接部31の上部に突設された突出部32には、コイル
スプリング33の一端が係止されている。該コイルスプ
リング33の他端は、前記フィックスアーム14内に突
設された突設片34に係止されており、前記ラッチ29
は、図2中実線で示すように、前記カム26が前記ロッ
ク方向28へ付勢された状態で、前記第1挟持片29a
が前記フィックスアーム14の切込部15を横断し、前
記ストライカ16を切込部15の端部に保持できるよう
に構成されている。また、前記解除レバー21(図3参
照)の操作に伴い、前記ロッド24が、前記ロック方向
28と逆方向である解除方向35へ引張された際には、
図2中一点鎖線で示すように、前記カム26が後退され
ることによって前記ラッチ29が回動し、前記切込部1
5を横断した第1挟持片29aが上方へ移動するととも
に、第2挟持片29bが前記ストライカ16を押し出す
方向へ移動するように構成されている。
【0017】これにより、前記チャイルドシート2を車
両用シート1に取り付ける際には、後方へ延出したフィ
ックスアーム14,14をシートクッション41とシー
トバック42との間に挿入し、両フィックスアーム1
4,14の切込部15内にストライカ16を挿入すると
ともに、フィックスアーム14に枢支されたラッチ29
を回動させ、図2中実線で示すように、ラッチ29の第
1挟持片29aによりストライカ16を切込部15内に
保持した状態で、チャイルドシート2を固定できるよう
に構成されている。また、チャイルドシート2離脱時に
は、解除レバー21を操作してロッド24を解除方向3
5へ引張し、図2中一点鎖線で示したように、前記カム
26を後退させることによってラッチ29を回動させ、
第1挟持片29aによるストライカ16保持状態を解除
するとともに、第2挟持片29bでストライカ16を押
し出すように構成されている。
【0018】前記車両用シート1は、図1に示したよう
に、座面を形成するシートクッション41と、該シート
クッション41の後端部に傾倒可能に支持されたシート
バック42とにより構成されている。前記シートクッシ
ョン41の後端部には、一対のスリット43,43が左
右側部のそれぞれに形成されており、左右側部のスリッ
ト43,43からは、前記ストライカ16(一方のみ図
示)が突設され、該ストライカ16が、前記シートクッ
ション41とシートバック42との間に配置されるよう
に構成されている。
【0019】図4は、車両用シート1の内部を示す透視
図であり、前記シートクッション41の内部には、当該
シートクッション41の骨格を形成するクッションフレ
ーム51が設けられている。また、前記シートバック4
2の内部には、当該シートバック42の骨格を形成する
バックフレーム52が設けられており、前記クッション
フレーム51及びバックフレーム52は、パイプ材が矩
形状に形成されてなる。前記クッションフレーム51の
後縁部53における左右のコーナー部54には(左側部
のみ図示)、図5にも示すように、湾曲形状のヒンジ部
材55が設けられており、該ヒンジ部材55の先端部に
は、前記バックフレーム52の左右側縁部56の下端
(左側部のみ図示)に固定された支持ブラケット57が
軸部58により軸支されている。これにより、前記シー
トバック42は、前記シートクッション41に対して傾
動可能に構成されている。
【0020】前記クッションフレーム51の後縁部53
には、図4に示したように、左右端部の近傍に、ブラケ
ット61が斜め後方へ起立した状態で固定されている。
該ブラケット61には、下方へ開口したコ字状の前記ス
トライカ16が設けられており、該ストライカ16は、
前記ブラケット61の左右側壁62,63に沿って延在
する左右脚部64,65が、ブラケット61の左右側壁
62,63(左側部のみ図示)に貫通した軸支ピン66
により軸支されている。これにより、前記ストライカ1
6は、前記シートバック42の傾倒方向へ傾倒可能に支
持されている。
【0021】そして、前記ストライカ16には、前記左
脚部64より前記バックフレーム52へ向けて延出する
ロッド71が一体形成されており、該ロッド71は、前
記バックフレーム52の下縁部72に固定された係止用
ブラケット73に遊嵌された状態で係止されている。こ
れにより、前記ロッド71が前記バックフレーム52に
摺動自在に移動することにより、図5に示したように、
前記シートバック42が起立された状態では、前記スト
ライカ16が前記シートクッション41とシートバック
42との間にて起立されるとともに、図6に示すよう
に、前記シートバック42が後方へ傾倒された状態で
は、前記ストライカ16が前記シートバック42と共に
後方へ傾倒されるように構成されている。
【0022】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、チャイルドシート2非使用時に、起立されたシート
バック42を後方へ傾倒する際には、図6に示したよう
に、シートバック42の骨格を形成するバックフレーム
52が後方へ向けて傾倒される。このとき、チャイルド
シート2が固定されるストライカ16は、シートクッシ
ョン41の骨格を形成するクッションフレーム51にブ
ラケット61を介して傾倒可能に設けられているととも
に、当該ストライカ16より延出したロッド71が、係
止用ブラケット73によって前記バックフレーム52に
摺動自在に係止されており、シートクッション41とシ
ートバック42との間に起立されたストライカ16は、
前記シートバック42と共に後方へ傾倒される。
【0023】これにより、シートバック42起立時に、
シートクッション41とシートバック42との間に起立
されたストライカ16を、シートバック42の傾動に追
従させて後方へ倒すことができる。よって、シートバッ
ク42がほぼ水平に倒されたフルフラット状態におい
て、前記ストライカ16のシートクッション41上面か
ら上方への突出を防止することができ、車両用シート1
としての機能を通常通り維持することができる。
【0024】さらに、シートバック42を傾倒した際に
は、ストライカ16も傾倒されることから、チャイルド
シート2の取付を不能とすることができる。これによ
り、シートバック42傾倒時でのチャイルドシート2の
不用意な取付を確実に防止することができるので、チャ
イルドシート2の座面部11底面とシートクッション4
1との密着性、及びチャイルドシート2の背面部12後
面とシートバック42との密着性を常時確保することが
でき、取付後のチャイルドシート2のガタツキを未然に
防止することができる。
【0025】そして、チャイルドシート2が取り付けら
れる前記ストライカ16は、前記シートクッション41
の骨格を形成するクッションフレーム51のみならず、
前記シートバック42の骨格を形成するバックフレーム
52にも支持されるので、前面衝突時に、チャイルドシ
ート2よりストライカ16に加わる入力を、車体に固定
されたクッションフレーム51と前記バックフレーム5
2とに分散することができる。これにより、前記入力が
クッションフレーム51のみに加えられる従来と比較し
て、チャイルドシート2の保持能力を高めることができ
る。
【0026】(第2の実施の形態)
【0027】以下、本発明の第2の実施の形態を、第1
の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0028】すなわち、図7に示すように、車両用シー
ト1におけるシートクッション41の骨格を形成するク
ッションフレーム51の後縁部53には、左右端部の近
傍に(左側部のみ図示)、前方へ向けて開口したコ字状
のブラケット101が斜め後方へ起立した状態で固定さ
れている。該ブラケット101には、ストライカ16が
設けられており、該ストライカ16は、前記ブラケット
101の左右側壁102,103に沿って延在する左右
脚部104,105と、両脚部104,105の上端に
架橋するとともに、前記左脚部104より側方へ突出す
る長さを有した横設バー106とにより形成されてい
る。このストライカ16は、ブラケット101の左右側
壁102,103に貫通した軸支ピン107により軸支
されており、前記ストライカ16は、前記シートバック
42の傾倒方向へ傾倒可能に支持されている。前記軸支
ピン107には、バネ部材としてのプリング108が外
嵌されており、前記ストライカ16は、このスプリング
108によって車両用シート1の後方へ向けた傾倒方向
へ付勢されている。
【0029】一方、シートバック42の骨格を形成する
バックフレーム52の下縁部72には、図7中下方へ突
出する傾倒規制部としての板状のフック111が設けら
れている。該フック111は、前記ストライカ16にお
ける横設バー106に当接し、前記スプリング108に
よりストライカ16の後方への傾倒を、前記バックフレ
ーム52の傾倒角度に応じて規制できるように構成され
ている。すなわち、図8に示すように、前記シートバッ
ク42が起立された状態においては、前記ストライカ1
6が前記シートクッション41とシートバック42との
間にて起立されるとともに、図9に示すように、前記シ
ートバック42が後方へ傾倒された状態にあっては、前
記ストライカ16が前記シートバック42と共に後方へ
傾倒されるように構成されている。
【0030】そして、図7に示したように、前記ブラケ
ット101の右側壁103には、右方へ突出する傾倒阻
止部としてのストッパーピン121が設けられている。
該ストッパーピン121は、図8に示したように、起立
状態のストライカ16における右脚部105に当接する
ことによって、当該ストライカ16の更なる前方への傾
倒を阻止できるように構成されている。
【0031】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、チャイルドシート2非使用時に、起立されたシート
バック42を後方へ傾倒する際には、図9に示したよう
に、シートバック42の骨格を形成するバックフレーム
52が後方へ向けて傾倒される。このとき、チャイルド
シート2が固定されるストライカ16は、シートクッシ
ョン41の骨格を形成するクッションフレーム51にブ
ラケット101を介して傾倒可能に設けられているとと
もに、図7に示したように、スプリング108によって
後方へ向けた傾倒方向に付勢されている。そして、この
ストライカ16は、バックフレーム52の下縁部72に
突設されたフック111に当接することによって、後方
への傾倒が当該バックフレーム52の傾倒角度に応じて
規制されており、図8に示したように、シートクッショ
ン41とシートバック42との間に起立されたストライ
カ16は、図9に示したように、前記シートバック42
と共に後方へ傾倒される。
【0032】これにより、シートバック42起立時に、
シートクッション41とシートバック42との間に起立
されたストライカ16を、第1の実施の形態と同様に、
シートバック42の傾動に追従させて後方へ倒すことが
できる。よって、シートバック42がほぼ水平に倒され
たフルフラット状態において、前記ストライカ16の突
出を防止することができ、車両用シート1としての機能
を通常通り維持することができる。また、シートバック
42を傾倒した際には、ストライカ16も傾倒されるこ
とから、チャイルドシート2の取付を不能とすることが
でき、シートバック42傾倒時にチャイルドシート2が
取り付けられた際に生じ得る不具合を未然に防止するこ
とができる。
【0033】そして、前記ストライカ16にチャイルド
シート2のフィックスアーム14が係止され、チャイル
ドシート2が車両用シート1に取り付けられた状態にお
いて、チャイルドシート2に前方へ向けた入力が加えら
れた際には、図8に示すように、起立状態にあるストラ
イカ16は、その右脚部105が前記ブラケット101
に突設されたストッパーピン121に当接することによ
って、当該ストライカ16の更なる前方への傾倒を阻止
することができる。これにより、ストライカ16がブラ
ケット101を介してクッションフレーム51に支持さ
れただけの場合と比較して、チャイルドシート2の前方
への変位をも防止することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
チャイルドシートの取付構造にあっては、シートバック
を後方へ傾倒する際に、シートクッションとシートバッ
クとの間に起立されたストライカを、シートバックの傾
動に追従させて後方へ倒すことができる。このため、シ
ートバックがほぼ水平に倒されたフルフラット状態にお
いて、前記ストライカのシートクッション上面から上方
への突出を防止することができ、車両用シートとしての
機能を通常通り維持することができる。さらに、シート
バックを傾倒した際には、ストライカも傾倒されること
から、チャイルドシートの取付を不能とすることができ
る。これにより、シートバック傾倒時でのチャイルドシ
ートの不用意な取付を確実に防止することができるの
で、チャイルドシート底面とシートクッションとの密着
性、及びチャイルドシート後面とシートバックとの密着
性を常に確保することができ、取付後のチャイルドシー
トのガタツキを未然に防止することができる。
【0035】そして、チャイルドシートが取り付けられ
る前記ストライカは、前記シートクッションの骨格を形
成するクッションフレームのみならず、前記シートバッ
クの骨格を形成するバックフレームにも支持されてい
る。これにより、前面衝突時に、チャイルドシートより
ストライカに加わる入力を、前記クッションフレームと
前記バックフレームとに分散することができる。よっ
て、前記入力がクッションフレームのみに加えられる従
来と比較して、チャイルドシートの保持能力を高めるこ
とができる。
【0036】また、請求項2のチャイルドシートの取付
構造においても、請求項1の場合と同様に、シートクッ
ションとシートバックとの間に起立されたストライカ
を、シートバックの傾動に追従させて後方へ倒すことが
できる。これにより、前記フルフラット状態において、
ストライカの突出を防止することができ、車両用シート
としての機能を通常通り維持することができる。さら
に、シートバックを傾倒した際には、ストライカも傾倒
されることから、チャイルドシートの取付を不能とする
ことができ、シートバック傾倒時にチャイルドシートが
取り付けられた際に生じ得る不具合を未然に防止するこ
とができる。
【0037】さらに、請求項3のチャイルドシートの取
付構造では、前記ストライカにチャイルドシートが取り
付けられた状態において、チャイルドシートに前方へ向
けた入力が加えられた際には、起立状態にあるストライ
カがブラケットに設けられた傾倒阻止部に当接すること
により、ストライカの前方への傾倒を阻止することがで
きる。このため、ストライカがブラケットを介してクッ
ションフレームに支持されただけの場合と比較して、チ
ャイルドシートの前方への変位をも防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同実施の形態におけるチャイルドシートのフィ
ックスアームを示す要部の断面図である。
【図3】同実施の形態におけるチャイルドシートの内部
を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態にかかる車両用シートの要部を示
す透視図である。
【図5】同実施の形態にかかる車両用シートのシートバ
ックが起立された状態を示す要部の透視図である。
【図6】同実施の形態にかかる車両用シートのシートバ
ックが後方へ傾倒された状態を示す要部の透視図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す要部の透視斜
視図である。
【図8】同実施の形態にかかる車両用シートのシートバ
ックが起立された状態を示す要部の断面図である。
【図9】同実施の形態にかかる車両用シートのシートバ
ックが後方へ傾倒された状態を示す要部の断面図であ
る。
【図10】従来のチャイルドシートの取付構造を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 チャイルドシート 14 フィックスアーム 16 ストライカ 41 シートクッション 42 シートバック 51 クッションフレーム 52 バックフレーム 71 ロッド 101 ブラケット 111 フック(傾倒規制部) 121 ストッパーピン(傾倒阻止部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャイルドシートより後方へ延出した一
    対のフィックスアームの先端部を、車両用シートのシー
    トクッションと、該シートクッションに傾倒可能に支持
    されたシートバックとの間に配設されたストライカに係
    脱して前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り
    付けるチャイルドシートの取付構造であって、 前記ストライカを、前記シートクッションの骨格を形成
    するクッションフレームに前記シートバックの傾倒方向
    へ傾倒可能に設けるとともに、当該ストライカに、前記
    シートバックの骨格を形成するバックフレームへ向けて
    延出するロッドを設け、該ロッドを前記バックフレーム
    に摺動自在に係止したことを特徴とするチャイルドシー
    トの取付構造。
  2. 【請求項2】 チャイルドシートより後方へ延出した一
    対のフィックスアームの先端部を、車両用シートのシー
    トクッションと、該シートクッションに傾倒可能に支持
    されたシートバックとの間に配設されたストライカに係
    脱して前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り
    付けるチャイルドシートの取付構造であって、 前記ストライカを、前記シートクッションの骨格を形成
    するクッションフレームにブラケットを介して前記シー
    トバックの傾倒方向へ傾倒可能に設けるとともに、前記
    車両用シートの後方へ向けた傾倒方向へバネ部材により
    付勢する一方、 前記シートバックの骨格を形成するバックフレームに、
    前記ストライカに当接して該ストライカの後方への傾倒
    を当該バックフレームの傾倒角度に応じて規制する傾倒
    規制部を設けたことを特徴とするチャイルドシートの取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットに、前記ストライカに当
    接して起立状態にある該ストライカの前方への傾倒を阻
    止する傾倒阻止部を設けたことを特徴とする請求項2記
    載のチャイルドシートの取付構造。
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