JP2001105827A - スタビライザ装置 - Google Patents

スタビライザ装置

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JP2001105827A JP28655799A JP28655799A JP2001105827A JP 2001105827 A JP2001105827 A JP 2001105827A JP 28655799 A JP28655799 A JP 28655799A JP 28655799 A JP28655799 A JP 28655799A JP 2001105827 A JP2001105827 A JP 2001105827A
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accumulator
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彰一 庄野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
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    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】路面からの車体に入力される低周波の振動を減
衰して乗心地を向上させる。 【構成】車両の振動を抑制するスタビライザの一端に接
続して、路面からスタビライザに入力される振動を減衰
するダンパとを具備する車両用スタビライザ装置におい
て、車両の略車体共振周波数をダンパが路面外乱入力を
減衰してスタビライザに加わる力を実質的に低減できる
路面外乱入力の周波数の上限である上限周波数fとし
て、下記の式 f=k/2πC(但し、πは円周率) を満たす前記スタビライザのばね力kと、前記ダンパの
減衰力Cとを設定する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のスタビライザに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタビライザの一端部にダンパを
設けて、そのダンパを構成する2つの油室間の油の流れ
を選択的に遮断あるいは連通することにより、スタビラ
イザの剛性を可変とし、車両のロール特性を変更して、
車両の走行安定性を向上させるスタビライザ装置が用い
られている。
【0003】この種のスタビライザ装置は、実開昭60
−155614に開示のように、車両の横加速度及び操
舵角から車両の旋回中か否かを検知し又は車速を検知し
て、旋回中あるいは車速が設定値以上であれば、油室間
の油の流れを遮断してスタビライザの剛性を向上させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスタビライザ装置においては、路面外乱入力に対す
る乗心地に関連したロールレート等のパラメータが効果
的に減少するダンパの減衰力とスタビライザのばね力と
の関係が解かっていなかった。このため、開発者は、路
面外乱入力に対する乗心地に関連したロールレート等の
パラメータが効果的に減少するダンパの減衰力とスタビ
ライザのばね力との関係について研究を行っていた。
【0005】また、このスタビライザ装置のダンパは、
各油室間の油の流れを遮断している時に車体の振動に伴
い微少であるが作動し、一方の油室の圧力が負圧にな
る。このため、スタビライザの振動特性が変り、走行安
定性を向上させることができなかった。
【0006】本発明はこれらの問題点を解決しようとす
るもので、路面外乱入力に対する乗心地に関連したロー
ルレート等のパラメータが効果的に減少するダンパの減
衰力とスタビライザのばね力との関係を解明して、乗心
地を向上させること、及び、ダンパの各油室間の油の流
れを遮断している場合の走行安定性を向上させることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、請求項1の発明では、車両の振動を抑制する
スタビライザと、前記スタビライザの一端に接続されて
路面外乱入力を減衰して前記スタビライザに加わる力を
減衰するダンパとを具備する車両用スタビライザ装置に
おいて、車両の略車体共振周波数を前記ダンパが路面外
乱入力を減衰して前記スタビライザに加わる力を実質的
に低減できる路面外乱入力の周波数の上限である上限周
波数として、前記スタビライザのばね力と前記ダンパの
減衰力とを設定することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、前記略車体共振周波
数を前記上限波周波数fとして、下記の式 f=k/2πC(但し、πは円周率) を満たす前記スタビライザのばね力kと、前記ダンパの
減衰力Cとを設定することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明では、前記ダンパが、シリ
ンダと、前記シリンダを第1油室及び第2油室との2つ
の油室に区分するピストンを持ち、第1油室及び第2油
室間の油の流れを遮断する遮断手段を備えていることを
特徴とする。
【0010】請求項4の発明では、シリンダと、前記シ
リンダを第1油室及び第2油室との2つの油室に区分す
るピストンと、前記第1油室と前記第2油室との油の流
れを遮断する遮断手段とを備えるダンパを車両の振動を
抑制するスタビライザの一端に備えるスタビライザ装置
において、前記ダンパはアキュムレータを持ち、前記遮
断手段で前記第1油室及び前記第2油室間が遮断状態に
ある時、前記アキュムレータから前記第1油室及び前記
第2油室への油の流れを許容し、前記第1油室及び前記
第2油室から前記アキュムレータへの油の流れを遮断す
る弁手段を前記第1油室及び前記第2油室と前記アキュ
ムレータとの間に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明では、前記弁手段が、前記
第1油室と前記アキュムレータとの間に設けられた第1
弁体と、前記第2油室と前記アキュムレータとの間に設
けられた第2弁体とで構成され、前記第1弁体と前記第
2弁体との作動方向を軸として前記第1弁体と前記第2
弁体とが同軸的に配設されていることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明では、ソレノイドの作動で
第1油室及び第2油室間の油路を遮断あるいは連通する
前記遮断手段は、前記ソレノイドの作動により前記第1
弁体を押圧して前記第1油室と前記アキュムレータ間の
油の流れを連通する第1押圧手段と、前記第1押圧手段
の押圧により前記第1弁が押圧方向に設定量移動した後
に、第2弁を押圧して前記第2油室と前記アキュムレー
タ間の油の流れを連通する第2押圧手段とを備えること
を特徴とする。
【0013】
【発明の作用と効果】(1)請求項1記載の発明の車両
用スタビライザ装置においては、略車体共振周波数をダ
ンパが路面外乱入力を減衰してスタビライザに加わる力
を低下できる路面外乱入力の周波数の実質的な上限であ
る上限周波数として、スタビライザのばね力とダンパの
減衰力とを設定する。これにより、車両のばね上振動あ
るいはロール振動が低減でき、乗心地が向上することが
できる。 (2)請求項2記載の発明の車両用スタビライザ装置に
おいては、上限周波数を略車体共振周波数とし、f=K
/2πCの関数からスタビライザのばね力及びダンパの
減衰力を設定する。
【0014】これにより、(1)と同様の効果が得るこ
とができる。 (3)請求項3記載の発明の車両用スタビライザ装置に
おいては、遮断手段で第1油室及び第2油室間の流れを遮
断することを可能としている。これにより、車体の振動
をスタビライザでのみ受止めたい場合にダンパの作動を
停止させることが可能となる。 (4)請求項4記載の発明の車両用スタビライザ装置に
おいて、遮断手段が作動して第1油室及び第2油室間が遮
断状態にある時、弁手段は、第1油室及び第2油室と、ア
キュムレータとの間に設けられた弁手段は、アキュムレ
ータから第1油室及び第2油室への油の流れを許容し、
第1油室及び第2油室からアキュムレータへの油の流れ
を遮断する。
【0015】これにより、第1油室あるいは第2油室内
の圧力が負圧になることを防止し、各油室内に気泡がで
きることを防止することができ、車両を安定性を向上さ
せることが可能となる。 (5)請求項5記載の発明の車両用スタビライザ装置に
おいては、第1油室とアキュムレータとの間に設けられ
た第1弁体と、第2油室とアキュムレータとの間に設け
られた第2弁体とを第1弁体及び第2弁体の作動方向を
軸として、同軸的に配設した。
【0016】これにより、各弁体の作動方向を軸方向と
し、各弁体の軸方向が並列に構成されている遮断手段に
比べ、小型化することが可能となり、サスペンション周
辺のスペースが少ない車両においてもダンパを配置する
ことが可能となる。 (6)請求項6記載の発明の車両用スタビライザ装置に
おいては、ソレノイドの作動により、第1油室及び第2
油室間の油の流れを連通している場合に、第1押圧手段
は、第1弁体を押圧し、第1弁体の移動に伴い第2押圧
手段が第1弁体の移動方向に移動する。第2押圧手段と
第2弁体は、第1油室及び第2油室間の油の流れが遮断
されている場合に、設定量離間して配置されている。こ
のため、第2押圧手段は、第1弁体の移動に伴い設定量
移動した後に第2弁体を押圧する。
【0017】これにより、第1油室及び第2油室間の油
の流れが遮断されている場合に、同軸的に配置された第
1弁体と第2弁体とが、アキュムレータから第1油室及
び第2油室への油の流れを許容し、第1油室及び第2油
室からアキュムレータへの油の流れを遮断する弁手段を
構成することが可能となり、(4)及び(5)と同様の
効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について詳しく説明する。
【0019】(第1の実施の形態)第1の実施の形態を図
面を用いて説明する。
【0020】図1には、本発明の一実施例に係る車両用
スタビライザ装置が適用されたサスペンションの全体構
成を示すもので、ここでは、車両の前輪側スタビライザ
に油圧シリンダを適用した実施例を示している。
【0021】このサスペンション1では、左前輪2が左
前輪ショックアブソーバ3及び左前輪サスペンションア
ーム4により車体5に支持されている。また、右前輪6
は、右前輪ショックアブソーバ7及び右前輪サスペンシ
ョンアーム8により車体5に支持されている。
【0022】前輪側スタビライザ9のトーション部は、
車体5にボルト等で固定された軸受10、11により車
体に支持されている。前輪側スタビライザ9の一端部9
aは、リンクロッド12を介して左前輪ショックアブソ
ーバ3のばね下部に結合されている。前輪側スタビライ
ザ9の他端部9bは、所定の減衰力に設定されたダンパ
としてのシリンダユニット13を介して、右前輪ショッ
クアブソーバ7のばね下部に結合されている。
【0023】シリンダユニット13は、図1に示される
ように、シリンダ14が右前輪コイルスプリング7aに
並設された右前輪ショックアブソーバ7のばね下部に装
着され、ロッド15が前輪側スタビライザ9の他端部9
bに結合された構成とされている。
【0024】シリンダユニット13は、図2の概略構成
図に示されるように、シリンダ14のロッド15に一体
的に連結されたピストン16で区分されたロッド15側
の第1油室17と他方の第2油室18とを備えている。
第1油室17と第2油室18は、シリンダ14内に設け
られた第1油路19と第2油路20を介してアキュムレ
ータ21と接続されている。第1油路19と第2油路2
0には、第1油室17及び第2油室18とアキュムレー
タ21との間の油の流れを所定の設定手段で遮断する遮
断手段としてのソレノイドバルブ22が配設されてい
る。
【0025】ソレノイドバルブ22は、車体側の制御装
置23からの信号に基づいて、ソレノイドを消磁あるい
は励磁して第1油路19及び第2油路20の油の流れを
を遮断あるいは連通するように構成されている。また、
ソレノイドバルブ22には、第1油路19及び第2油路
20を通過する油の流量を決定するオリフィス(図示せ
ず)が形成されて、シリンダユニット13の減衰力を発
生させている。
【0026】車体側の制御装置23は、舵角センサやヨ
ーレートセンサを用いて、車両の旋回を検知し、それに
基づいてソレノイドバルブ22を制御する。
【0027】上記構成の前輪側スタビライザ9、リンク
ロッド12及びシリンダユニット13からなるスタビラ
イザ装置のスタビライザ9のばね力k及びシリンダユニ
ット13の減衰力Cの設定について説明する。
【0028】まず、スタビライザ9とシリンダユニット
13とが変位xした場合のスタビ反力Fを求める運動方
程式を考える。スタビライザ9とシリンダユニット13
とは直列に接続されている。このため、スタビライザ9
とシリンダユニット13とが変位xした場合のスタビラ
イザ反力Fを求める運動方程式は、数1となる。ここ
で、sはスタビライザ装置に路面から入力される路面振
動としての路面外乱入力の周波数の周期を示す時間tに
無関係な複素数であり、数2のように角速度ωと虚数単
位jとの積で表される。
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】 この運動方程式の入力である変位xに対する出力として
のスタビライザ反力Fの比を求める。この比は、スタビ
ライザ装置に路面外乱入力があった場合のスタビライザ
装置のスタビライザ反力を決めるゲイン定数Kとなり、
数3で表される。即ち、このゲイン定数Kがスタビライ
ザ装置の伝達関数となる。
【0031】
【数3】 このスタビライザ装置において、高周波の路面外乱入力
があった場合、即ち、周波数の1周期の時間tを0に近
づけることを考える。このとき、時間tのラプラス変換
(数4)から時間tが0に近づく場合に、sは無限大に
近づくことになる。したがって、数3より、高周波のゲ
イン定数Kは、数5のようにスタビライザ9のばね力k
項のみで表される。故に、高周波の路面外乱入力があっ
た場合にスタビライザ装置は、スタビライザ9のばね力
kにより、路面からの入力を吸収していることがわか
る。
【0032】
【数4】
【0033】
【数5】 これに対して、このスタビライザ装置において、低周波
の路面外乱入力がある場合、即ち、周波数の1周期の時
間tを無限大に近づけること考える。このとき、数4か
らsは、0に近づくことになる。しかし、数3のsを0
に近づける場合と、ゲイン定数Kは0になる。これは、
sが0の場合、シリンダユニット13の減衰力が発生し
ていないことに伴うものであり、sを0とした場合に、
運動方程式数1が成り立たないことを示している。この
ため、運動方程式を時間tで微分して、スタビライザ装
置の運動に伴う速度を入力とし、速度に対するスタビラ
イザ反力を出力として、ゲイン定数K'を考えると、数
6となる。
【0034】
【数6】 この数6において、スタビライザ装置に低周波の路面外
乱入力があったと考えて、sを0に近づけると、ゲイン
定数K'は、数7のように減衰力項Cのみで表せる。し
たがって、スタビライザ装置に低周波の路面外乱入力が
あった場合、スタビライザ装置は、その入力をシリンダ
ユニット13の減衰力Cにより吸収していることがわか
る。
【0035】
【数7】 このスタビライザ装置の路面外乱入力に対するスタビラ
イザ反力Fの関係は、数1から算出すると、図3のよう
になる。
【0036】したがって、図3と数5及び数7から所定
の路面外乱入力の周波数より低い周波数では、路面外乱
入力をシリンダユニット13で減衰してスタビライザに
加わる力を低減させていることがわかる。また、所定の
路面外乱入力の周波数より高い周波数では、シリンダユ
ニット13でほとんど減衰することなくスタビライザ9
で路面外乱入力を受けていることがわかる。このことか
ら、スタビライザ9とシリンダユニット13との関係
は、所定の路面外乱入力の周波数を境にして、路面外乱
入力の周波数のハイパスフィルタを構成する関係になっ
ていることがわかる。
【0037】所定の路面外乱入力の周波数は、ダンパが
路面外乱入力を減衰してスタビライザに加わる力を低減
できる路面外乱入力の周波数の実質的な上限の上限周波
数である。この上限周波数より大きい周波数での路面外
乱入力は、シリンダユニット13でほとんど減衰するこ
となくスタビライザ9のばね力kで受け止める。また、
この上限周波数より小さい周波数での路面外乱入力は、
シリンダユニット13で減衰してスタビライザ9に加わ
る力を低減している。。
【0038】したがって、この上限周波数としての所定
の路面外乱入力の周波数は、スタビライザ装置の遮断周
波数fとなる。この遮断周波数fとスタビライザ9のば
ね力k及びシリンダユニット13の減衰力Cとの関係
は、数3をハイパスフィルタの伝達関数と比較して、近
似した時定数T(数8)と、時定数T及び遮断周波数f
との関係の数9とからの、数10のように定めることが
できる。
【0039】
【数8】
【0040】
【数9】
【0041】
【数10】 図4は、路面外乱入力とロールレートとの関係を遮断周
波数fを変化させて比較したグラフである。ここでは、
遮断周波数fを略車体共振周波数としての略ロール共振
周波数と、その略ロール共振周波数より大きい周波数
と、その略ロール共振周波数より小さい周波数との3種
類の周波数に設定した場合の比較をしている。
【0042】尚、ロールレートは、車両の横方向の回動
量や車両の横方向の回動速度等の車両の横方向の運動量
を示している。
【0043】まず、遮断周波数fを車両毎に設定される
略車体共振周波数としての略ロール共振周波数として、
スタビライザ9のばね力k及びシリンダユニット13の
減衰力Cとを設定する。このスタビライザ装置について
シュミレーションした結果、ロールレートは、図4中の
実線41で示されるようになる。次に、遮断周波数fを
略ロール共振周波数より所定量大きい値として、スタビ
ライザ9のばね力k及びシリンダユニット13の減衰力
Cとを設定する。このスタビライザ装置についてもシュ
ミレーションした結果、ロールレートは、図4中の点線
42で示されるようになる。更に、遮断周波数fを略車
体共振周波数より所定量小さい値として、スタビライザ
9のばね力k及びシリンダユニット13の減衰力Cとを
設定する。このスタビライザ装置についてもシュミレー
ションした結果、ロールレートは、図4中の破線43で
示されるようになる。
【0044】上記シュミレーションの結果、図4中の実
線41に示されるように、略ロール共振周波数を遮断周
波数fとして、スタビライザ9のばね力k及びシリンダ
ユニット13の減衰力Cを設定したスタビライザ装置を
備えた車両に1Hzから2Hz付近の路面外乱入力した
場合のロールレートを低減できることがわかる。
【0045】略ロール共振周波数は、車両の重量、サス
ペンション1の特性、各車輪2、6のトレッド等の車両
の諸元により決定される値で、0.5Hz〜2Hz付近
の値である。
【0046】次に、上記構成のスタビライザ装置の作用
について説明する。
【0047】まず、直進走行について説明する。直進走
行では、図2におけるソレノイドバルブ22が連通状態
になっており、第1油室17及び第2油室18とは、第
1油路19及び第2油路20を介して、アキュムレータ
21の油圧を受けている。
【0048】このとき、路面から車輪に1Hzから2H
z付近の路面外乱入力があった場合、スタビライザ装置
のスタビライザ9のばね力kとシリンダユニット13の
減衰力Cとが作動して、その入力を最大限に受け止め
る。スタビライザ装置で受け止められなかった入力は、
車体のロールレートとして、車体の挙動に現れるが、従
来に比べ、ロールレートを低減することができる。
【0049】1Hzから2Hz付近の路面外乱入力によ
るロールレートが遮断周波数fを略車体共振周波数より
大きい値もしくは遮断周波数fを略車体共振周波数より
小さい値としてスタビライザ9のばね力k及びシリンダ
ユニット13の減衰力Cとを設定した場合に比べて低減
できる。
【0050】これに対し、舵角センサやヨーレイトセン
サで車両が旋回を判断した場合、制御装置23は、ソレ
ノイドバルブ22に第1油路19及び第2油路20を遮
断する信号を送信する。この信号を受けたソレノイドバ
ルブ22は、ソレノイドを消磁して、第1油路19及び
第2油路20の各油路を遮断する。
【0051】これにより、シリンダユニット13の第1
油室17及び第2油室18は、油密状態に保たれ、ピス
トン16は、シリンダ14内で固定される。即ち、リン
クロッド12と同様に一種の剛体の動きをすることとな
り、スタビライザ9は、その固有のばね力を発揮して車
両の安定性を確保することができる。
【0052】本実施例では、略ロール共振周波数を遮断
周波数fとして、スタビライザ9のばね力k及びシリン
ダユニット13の減衰力Cを設定したが、遮断周波数f
を略ばね上共振周波数として、ばね上振動の上下方向の
振動の大きさを低減させることも可能で、略ロール共振
周波数を遮断周波数fとした場合と同様の効果が得られ
る。
【0053】尚、略ばね上共振周波数は、略ロール共振
周波数と同様に、車両特有のもので、車両のサスペンシ
ョン特性等の車両諸元に基づいて決定される値で、略ロ
ール共振周波数と同様に0.5Hz〜2Hz付近の値を
である。
【0054】(第2の実施の形態)第2の実施の形態を図
面を用いて説明する。
【0055】本実施の形態は、第1の実施の形態のスタ
ビライザ装置のシリンダユニット13の構成に関するも
のである。
【0056】図5には、本発明の一実施例に係るスタビ
ライザ装置のシリンダユニット13の全体構成図が示さ
れている。また、図6には、シリンダユニット13の油
圧を制御するソレノイドバルブ22の断面図が示されて
いる。尚、上記第1の実施の形態と同じ構成部には同符
号を付すと共に、上記第1の実施の形態と異なる部分の
み説明する。
【0057】ソレノイドバルブ22は、図5に示すよう
に、シリンダ14の下端に配設されていて、シリンダ1
4内の各油室17、18とシリンダ14の外周に設けら
れたアキュムレータ21とで構成されている。
【0058】図6は、ソレノイドバルブ22の長手方向
に向う、中心線の上側と下側で、それぞれ、第1油路1
9及び第2油路20を遮断している状態と、連通してい
る状態を示している。
【0059】ソレノイドバルブ22は、制御装置23か
らの信号を基に励磁するソレノイドを備える作動部31
とソレノイドの励磁により第1油路及19び第2油路2
0の各々を連通する第1弁体としての第1ポペット弁3
3と第2弁体としての第2ポペット弁34を内在させる
弁部32とで構成されている。
【0060】作動部31は、ソレノイドの励磁により、
弁部32方向に作動する第1押圧手段としての第1ロッ
ド35を備えている。
【0061】第1ロッド35は、ソレノイドが消磁して
いる場合に、第1ポペット弁33を押圧しない距離に離
間していて、また、第1ロッド35は、制御装置23か
らの信号を基にソレノイドが励磁された場合に、第1ポ
ペット弁33を押圧して、その押圧方向に第1ポペット
弁33を移動させるように配置されている。
【0062】弁部32を構成するハウジング36の内部
は、各油路19、20を連通あるいは遮断する第1ポペ
ット弁33及び第2ポペット弁34が設けられている。
【0063】第1油路19は、ハウジング36とアキュ
ムレータ21を接続する第1出力ポート19aと、ハウ
ジング36と第1油室17を接続する第1入力ポート1
9bとからなる。
【0064】第1出力ポート19aは、アキュムレータ
21からハウジング36に接続し、ハウジング36内の
第1ボペット弁33の第1ロッド35側に挿通してい
る。
【0065】第1入力ポート19bは、第1油室17か
らハウジング36に接続し、ハウジング36内の第1ボ
ペット弁33の第1ロッド35側と反対側に挿通してい
る。
【0066】第2油路20は、ハウジング36とアキュ
ムレータ21をつなぐ第2出力ポート20aと、ハウジ
ング36と第2油室18をつなぐ第2入力ポート20b
とからなる。
【0067】第2出力ポート20aは、アキュムレータ
21からハウジング36に接続し、ハウジング36内の
第2ボペット弁34の第1ロッド35側に挿通してい
る。
【0068】第2入力ポート20bは、第2油室18か
らハウジング36に接続し、ハウジング36内の第2ボ
ペット弁34の第1ロッド35側と反対側に挿通してい
る。
【0069】また、弁部32のハウジング36の内に
は、弁を構成する各部品が作動部31側から順に直列に
並んでいる。
【0070】作動部31側から、第1ポペット弁33が
配設されている。
【0071】第1ポペット弁33は、第1出力ポート1
9aと第1入力ポート19bとの間でハウジング36に
当接して、第1出力ポート19aと第1入力ポート19
bとの間の油の流れを遮断する第1ポペット弁33が配
設されている。
【0072】第1ポペット弁33の一端には、第1ロッ
ド35が配設されていて、第1ポペット弁33の他端に
は、第1ロッド35が第1ポペット弁33を押圧する押
圧方向と反対方向にハウジング36に対して第1ポペッ
ト弁33を付勢する第1付勢手段としての第1スプリン
グ37が配設されている。
【0073】第1ポペット弁33の他端には、第1ポペ
ット弁33と一体的に構成された第2ロッド38が配設
されている。
【0074】第2ロッド38の第1ポペット弁33と反
対側の端部には、第2ポペット弁34が配設されてい
る。第2ロッド38と第2ポペット弁34とは、ソレノ
イドが励磁していない状態で、所定の設定量だけ離間し
て配設されている。これは、後述する、ソレノイドが消
磁していて、第1ポペット弁33及び第2ポペット弁3
4が第1油路17及び第2油路20を遮断している場合
の第1油室17及び第2油室18の内圧の関係によっ
て、アキュムレータ21から第1油室17及び第2油室
18への油の流れを許容するために第1ポペット弁33
及び第2ポペット弁34が微少に作動することに関連す
るものである。即ち、したがって、所定の設定量は、ソ
レノイドの作動により、第2ロッド38が作動する量
と、第1油室17及び第2油室18の内圧の関係によっ
て、第1ポペット弁33が微少に作動する量とで決定さ
れるものである。また、第2ロッド38と第2ポペット
弁34とは、ソレノイドが励磁している状態で、第2ロ
ッド38の移動により、第2ポペット弁34を押圧し
て、第2ポペット弁34を移動させるように配置されて
いる。
【0075】第2ポペット弁34は、第2出力ポート2
0aと第2入力ポート20bとの間でハウジング36と
当接して、第2出力ポート20aと第2入力ポート20
bとの間の油の流れを遮断している。
【0076】第2ポペット弁34の第2ロッド38と反
対側には、ハウジング36に対して第2ポペット弁34
を第2ロッド38方向に付勢する第2付勢手段としての
第2スプリング39が配設されている。
【0077】上記構成のソレノイドバルブ22の作用を
説明する。
【0078】車両が直線を走行している場合、制御装置
23は、ソレノイドバルブ22を連通する信号を発信す
る。この信号に伴ってソレノイドは、励磁されして、第
1ロッド35を弁部32方向に移動させる。第1ロッド
35は、第1ポペット弁33を押圧し、その押圧力によ
り、第1ポペット弁33は、第1スプリング37のばね
力に抗して、押圧方向に移動する。これにより、第1入
力ポート19bと第1出力ポート19aとは、連通す
る。この第1ポペット弁33の移動に連動して、第2ロ
ッド38も移動して、第2ポペット弁34を押圧する。
この第2ロッド38の押圧力により、第2ポペット弁3
4は、第2スプリング39のばね力に抗して、押圧方向
に移動する。これにより、第2入力ポート22bと第2
出力ポート20aとは、連通する。
【0079】次に、車両が旋回中の場合に、制御装置2
3ソレノイドバルブ22を遮断する信号を発信する。こ
の信号に伴って、ソレノイドの消磁し、第1ロッド35
を元の位置に引戻す。第1ロッド35の移動に伴って、
第1ポペット弁33及び第2ポペット弁34は第1スプ
リング37及び第2スプリング39の付勢によりハウジ
ング36と当接し、各油路19、20を遮断する。
【0080】この場合に、車体が横方向に運動して、シ
リンダユニット13が伸縮しようとすると、ピストン1
6の移動方向に位置する油室の圧力が高くなり、微少で
はあるが、油室内の油が圧縮されて、体積が減少する。
このときピストン16の移動方向と反対方向の油室内の
圧力は負圧となる。例えば、シリンダユニット13が、
縮小しようとした場合に、第2油室18内の油は圧縮さ
れて、体積が減少する。これに伴って、第1油室17内
の圧力は負圧となる。第1油室17内の圧力が負圧にな
ると、ソレノイドバルブ22内の第1ポペット弁33の
前後で大きな圧力差が発生する。第1ポペット弁33の
第1入力ポート19b側の圧力は、負圧となり、第1ポ
ペット弁33を第2ポペット弁34側に引張ろうとする
力が発生している。また、第1ポペット弁33の第1出
力ポート19a側の圧力は、第1出力ポート19aがア
キュムレータ21に接続されているため、所定の正圧と
なり、第1ポペット弁33を第2ポペット弁34側に押
そうとする力が発生している。この第1ポペット弁33
を引張ろうとする力と押そうとする力の合力により、第
1スプリング37を抗し、第1ポペット弁33とハウジ
ング36との間に微少な隙間を開ける。この時、第2ロ
ッド38と第2ポペット弁34とが接触しないように、
第2ロッド38の長さを設定している。これにより、ア
キュムレータ21から第1油室17に油が流れ込み第1
油室17内の油圧が上昇する。即ち、第1ポペット弁3
3は、第1油室17内の圧力のチェック弁としての働き
をするように構成されている。
【0081】これにより、第1油室17内の圧力が負圧
になり油の中の空気が気泡になることを防止することが
できる。したがって、第1油室17内に気泡が発生する
ことによるシリンダユニット13の減衰力の低下を防止
することができ、走行安定性を維持することができる。
【0082】同様に、車両の横方向の運動により、シリ
ンダユニット13が伸びて、第2油室18内の圧力が負
圧になった場合には、第1ポペット弁33と同様の作用
を第2ポペット弁34が作動して、第2油室18内の圧
力を上昇させる。即ち、第2ポペット弁34は、第2油
室18内の圧力のチェック弁としての働きをするように
構成されている。
【0083】これにより、第1油室17同様、第2油室
18内の圧力が負圧になり油の中の空気が気泡になるこ
とを防止することができる。したがって、第2油室18
内に気泡が発生することによるシリンダユニット13の
減衰力の低下を防止することができ、走行安定性を維持
することができる。
【0084】したがって、ソレノイドバルブ22を構成
する部品をハウジング36内に直列で配置したことによ
り、ソレノイドバルブ22をコンパクトに構成すること
ができる。
【0085】また、第2ロッド38と第2ポペット弁3
4との間に所定の設定量の隙間を設けたため、第1ポペ
ット弁33を第1油室17内の圧力のチェック弁として
構成することができ、シリンダユニット13の減衰力の
低下を防止することができる。
【0086】尚、本発明は、上記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に
変更して、次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態において、略車体共振周波数とし
て、略ロール共振周波数あるいは略ばね上共振周波数を
予め算出された車体特有の値を用いたが、リアルタイム
で略車体共振周波数を検出して、スタビライザのばね力
とダンパの減衰力とを可変に制御することも可能であ
る。これにより、乗心地を更に向上させることができ
る。 (2)上記実施の形態において、略車体共振周波数とし
て、略ロール共振周波数あるいは略ばね上共振周波数の
車体特有の値を用いたが、0.5Hz〜2Hz付近の値
を採用し、その値を遮断周波数としてスタビライザのば
ね力とダンパの減衰力とを設定することでも乗心地を向
上させる効果があることが判っている。 (3)上記実施の形態において、ソレノイドバルブの開
閉を制御装置からの信号に基づいて、変更したが、マニ
ュアル操作により適宜、運転者がソレノイドバルブを変
更する変更手段を設けることも可能である。これによ
り、運転者のニーズにあった、車両特性を適宜、変更す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用スタビライザ装置が適用されたサスペン
ションの全体構成を示す構成図である。
【図2】シリンダユニットを示す概略構成図である。
【図3】路面外乱入力に対するスタビライザ反力を示す
図である。
【図4】遮断周波数に対するロールレートを示すグラフ
である。
【図5】シリンダユニットの全体構成を示す断面図であ
る。
【図6】ソレノイドバルブの断面図である。
【符号の説明】
1・・・サスペンション 2・・・左前輪 3・・・左前輪ショックアブソーバ 4・・・左前輪サスペンションアーム 5・・・車体 6・・・右前輪 7・・・右前輪ショックアブソーバ 8・・・右前輪サスペンションアーム 9・・・前輪側スタビライザ 9a・・・前輪側スタビライザの一端部 9b・・・前輪側スタビライザの他端部 10、11・・・軸受 12・・・リンクロッド 13・・・シリンダユニット 14・・・シリンダ 15・・・ロッド 16・・・ピストン 17・・・第1油室 18・・・第2油室 19・・・第1油路 19a・・・第1出力ポート 19b・・・第1入力ポート 20・・・第2油路 20a・・・第2出力ポート 20b・・・第2入力ポート 21・・・アキュムレータ 22・・・ソレノイドバルブ 23・・・制御装置 31・・・作動部 32・・・弁部 33・・・第1ポペット弁 34・・・第2ポペット弁 35・・・第1ロッド 36・・・ハウジング 37・・・第1スプリング 38・・・第2ロッド 39・・・第2スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の振動を抑制するスタビライザと、前
    記スタビライザの一端に接続されて路面外乱入力を減衰
    して前記スタビライザに加わる力を減衰するダンパとを
    具備する車両用スタビライザ装置において、車両の略車
    体共振周波数を前記ダンパが路面外乱入力を減衰して前
    記スタビライザに加わる力を実質的に低減できる路面外
    乱入力の周波数の上限である上限周波数として、前記ス
    タビライザのばね力と前記ダンパの減衰力とを設定する
    ことを特徴とするスタビライザ装置。
  2. 【請求項2】前記略車体共振周波数を前記上限波周波数
    fとして、下記の式 f=k/2πC(但し、πは円周率) を満たす前記スタビライザのばね力kと、前記ダンパの
    減衰力Cとを設定することを特徴とする請求項1のスタ
    ビライザ装置。
  3. 【請求項3】前記ダンパは、シリンダと、前記シリンダ
    を第1油室及び第2油室との2つの油室に区分するピス
    トンを持ち、第1油室及び第2油室間の油の流れを遮断
    する遮断手段を備えていることを特徴とする請求項1あ
    るいは請求項2のスタビライザ装置。
  4. 【請求項4】シリンダと、前記シリンダを第1油室及び
    第2油室との2つの油室に区分するピストンと、前記第
    1油室と前記第2油室との油の流れを遮断する遮断手段
    とを備えるダンパを車両の振動を抑制するスタビライザ
    の一端に備えるスタビライザ装置において、前記ダンパ
    はアキュムレータを持ち、前記遮断手段で前記第1油室
    及び前記第2油室間が遮断状態にある時、前記アキュム
    レータから前記第1油室及び前記第2油室への油の流れ
    を許容し、前記第1油室及び前記第2油室から前記アキ
    ュムレータへの油の流れを遮断する弁手段を前記第1油
    室及び前記第2油室と前記アキュムレータとの間に設け
    たことを特徴とするスタビライザ装置。
  5. 【請求項5】前記弁手段は、前記第1油室と前記アキュ
    ムレータとの間に設けられた第1弁体と、前記第2油室
    と前記アキュムレータとの間に設けられた第2弁体とで
    構成され、前記第1弁体と前記第2弁体との作動方向を
    軸として前記第1弁体と前記第2弁体とが同軸的に配設
    されていることを特徴とする請求項4のスタビライザ装
    置。
  6. 【請求項6】ソレノイドの作動で第1油室及び第2油室
    間の油路を遮断あるいは連通する前記遮断手段は、前記
    ソレノイドの作動により前記第1弁体を押圧して前記第
    1油室と前記アキュムレータ間の油の流れを連通する第
    1押圧手段と、前記第1押圧手段の押圧により前記第1
    弁が押圧方向に設定量移動した後に、第2弁を押圧して
    前記第2油室と前記アキュムレータ間の油の流れを連通
    する第2押圧手段とを備えることを特徴とする請求項5
    のスタビライザ装置。
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