JP2001105134A - 溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置 - Google Patents

溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置

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JP2001105134A
JP2001105134A JP28268599A JP28268599A JP2001105134A JP 2001105134 A JP2001105134 A JP 2001105134A JP 28268599 A JP28268599 A JP 28268599A JP 28268599 A JP28268599 A JP 28268599A JP 2001105134 A JP2001105134 A JP 2001105134A
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nozzle
tip
welding torch
chip
unit
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Takashi Uchiumi
孝 内海
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TOYO DENYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接トーチを移動する必要なく、トーチ本体
にねじ締め付けされるガスノズル及びチップの一方また
は双方を適宜に交換することができる。 【解決手段】 溶接トーチ12は一定の作業位置に保持
されており、ノズル交換機構30及びチップ交換機構3
2は、選択的に作業位置に移動し、これらの交換機構3
0又は32は、脱着ユニット64、68の弾性チャック
で把持されたガスノズル22又はチップ24をトーチ本
体20にねじで脱着するように脱着ユニット64又は6
8を正逆方向に可逆回転駆動して交換する。脱着ユニッ
ト64又は68は、スプライン100を介して共通の可
逆駆動源106からクラッチを介して接続したまま溶接
トーチ12の交換位置にそれぞれ進後退する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、産業用ロ
ボットによって溶接トーチを操作しながらガスシールド
溶接作業を行う場合などに用いられて溶接トーチのガス
ノズル及び/またはチップを自動的に交換する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスシールド溶接を行う場合に発生する
スパッタが溶接トーチのノズルの内面やチップの外面に
付着し、シールドガスの流れを乱して溶接を不安定にし
たり、ガスノズルの内面やチップの外面に付着したスパ
ッタがある程度大きくなると、ガスノズルとチップとの
間で短絡が発生してアークの安定性が損なわれる。
【0003】このようなスパッタの付着による不具合を
なくすために、所定時間毎に、古いガスノズルを清掃済
みの新しいガスノズルと交換したり、古いチップを清掃
済みの新しいチップと交換したりしている。また、チッ
プは、長時間使用すると、消耗してやせてくるので、定
期的に新しいチップと交換することが必要となる。
【0004】今まで、溶接トーチを溶接ロボットに取り
付けたまま、またガスノズルやチップをトーチ本体に取
り付けたまま、スパッタ防止剤を塗布したり、微少剛球
を吹き付けたり、ガスノズルとチップとの間に刃物を挿
入し回転したりしてスパッタ対策を講じていた。しか
し、これらの対策は、ガスノズルやチップがトーチ本体
に固定されたままでガスノズルとチップとの間の狭い空
間で行われていたので、スパッタを完全に除去すること
が難しく、特に奥深いスパッタを有効に除去することが
できなかった。
【0005】このため、近年、溶接トーチのノズルやチ
ップを取り外し、清掃済みの新しいノズルやチップを取
り付けたり、チップを清掃したりすることを自動的に行
う種々の技術が開発されている。
【0006】1つの従来技術では、ガスノズルをトーチ
本体に取り付けられた第1のノズルとこの第1のノズル
に軸線方向に差し込んでばね付勢された剛球で抜け止め
したりこのばねに抗して軸線方向に抜き外したりする溶
接トーチと、このような溶接トーチのガスノズルを軸線
方向に抜きノズルを取り外してチップを清掃したりする
作業を自動的に行う装置とが提案されている(特開平5
−77044号公報参照)。
【0007】しかし、これは、トーチ本体に対してノズ
ルが軸線方向に脱着する特殊な形態の溶接トーチを対象
としているので、トーチ本体にノズルをねじ締め付けし
て取り付けられる通常の形態の溶接トーチに適用するこ
とができない。
【0008】また、この装置は、溶接トーチのノズル交
換作業、ワイヤ切断作業及びチップ清掃作業をそれぞれ
異なる位置で行うので、ノズル交換位置で溶接トーチを
チャックによって固定的に保持し、ノズル取り外し作業
終了後、溶接トーチをチャックから解放し、溶接ロボッ
トによって次のワイヤ切断位置に移動し、この位置で溶
接トーチをワイヤ切断位置に設定し、ワイヤ切断作業を
行った後、溶接ロボットによって次のチップ清掃位置に
移動し、このノズル清掃位置で溶接トーチをチャックに
よって固定的に保持し、チップを清掃し、その後、溶接
トーチをチャックから解放し、溶接ロボットによって溶
接トーチを再度ノズル交換位置に移動し、ノズルを取り
付けるので、1つの作業毎に、溶接トーチのチャックの
着脱、移動を行う必要があり、作業性が低い上に、設備
が大掛かりとなって設備費が高価となる欠点があった。
また、このチップ清掃作業は、ノズル着脱装置、ワイヤ
切断装置及びチップ清掃装置の動作に際して溶接ロボッ
トが溶接トーチを各装置の動作位置に移動しながら行う
溶接ロボットとの協働作業であるので、制御系統が複雑
となる欠点があった。
【0009】他の従来技術では、溶接トーチにねじ締め
付けで取り付けられるべきチップにスパナ掛け部を形成
し、ガスノズルをトーチ本体に取り付けたまま、ガスノ
ズルから突出するチップのスパナ掛け部に係合するレン
チを正逆回転してチップのみを交換する装置が提案され
ている(特開平6−262357号公報参照)。
【0010】しかし、この装置は、ガスノズルを取り付
けたままチップのみを交換するので、チップを取り外す
際に、チップをチャックで把持する際の把持面積が小さ
く、従ってスパナ掛け部を形成した特殊な形態のチップ
のみに適用することができるだけであり、またこの装置
は、チップのスパナ掛け部がレンチに嵌合するまでレン
チを微調整しながら溶接トーチを溶接ロボットの操作で
下降する動作が必要であり、溶接ロボットと装置との間
の微妙な協働作業が要求される。
【0011】更に、この装置は、ガスノズルをトーチ本
体に取り付けたままチップのみを交換するので、ガスノ
ズルを交換することはなく、ガスノズルに付着したスパ
ッタを除去することができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、トーチ本体にねじ締め付けされるガ
スノズル及びチップの一方または双方を適宜に交換する
ことができる溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置
を提供することにある。
【0013】本発明が解決しようとする他の課題は、ガ
スノズル、チップを交換する際に、溶接トーチを種々の
作業位置に移動する必要がなく、従って溶接ロボットと
の協働作業を必要とすることな異ので制御系統が簡単と
なる上に設備を簡略化することができる溶接トーチのノ
ズル・チップ自動交換装置を提供することにある。
【0014】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、ガスノズルやチップを交換する際に、ガスノズルや
チップを傷めることなく強力に把持してこれらの部品を
確実に脱着することができる溶接トーチのノズル・チッ
プ自動交換装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の課題解決手段
は、溶接トーチのガスノズルを新しいガスノズルと交換
するノズル交換機構と溶接トーチのチップを新しいチッ
プと交換するチップ交換機構とを備えている溶接トーチ
のノズル・チップ自動交換装置において、溶接トーチ
は、ガスノズル及びチップをトーチ本体にねじ締め付け
によって取り付けられる形式のものであり、ノズル交換
機構及びチップ交換機構を搭載した可動支持フレーム
と、ノズル交換機構をノズル交換位置に移動したりチッ
プ交換機構をチップ交換位置に移動したりするように可
動支持フレームを駆動するフレーム駆動機構とを更に備
え、ノズル交換機構は、トーチ本体に取り付けられてい
るガスノズル(古いガスノズル)またはトーチ本体に取
り付けられるべきガスノズル(新しいガスノズル)を把
持するノズル脱着ユニットと、古いガスノズルをトーチ
本体からねじ外ししたり新しいガスノズルをトーチ本体
にねじ結合したりするようにノズル脱着ユニットを正逆
方向に可逆回転駆動する可逆駆動手段とから成り、また
チップ交換機構は、トーチ本体に取り付けられているチ
ップ(古いチップ)または前記トーチ本体に取り付けら
れるべきチップ(新しいチップ)を把持するチップ脱着
ユニットと、古いチップをトーチ本体からねじ外しした
り新しいチップをトーチ本体にねじ結合したりするよう
にノズル脱着ユニットを正逆方向に可逆回転駆動する可
逆駆動手段とから成り、ノズル交換機構のノズル脱着ユ
ニット及びチップ交換機構のチップ脱着ユニットは、ガ
スノズルまたはチップを把持する部分をガスノズルまた
はチップに係合した状態でトーチ本体側に向けてばね付
勢していることを特徴とする溶接トーチのノズル・チッ
プ自動交換装置を提供することにある。
【0016】本発明の溶接トーチのノズル・チップ自動
交換装置は、ノズル交換機構のノズル脱着ユニットとチ
ップ交換機構のチップ脱着ユニットとを可逆駆動源に接
続したまま溶接トーチのノズル交換位置及びチップ交換
位置にそれぞれ前進したり後退したりする脱着ユニット
進退機構を更に備えることができる。
【0017】脱着ユニット進退機構は、例えば、ノズル
脱着ユニットを保持する保持桿部分とこの保持桿部分に
接続された直線駆動源とから成り、この保持桿部分は、
可逆駆動源からの従動部分に噛み合うスプラインから成
っている。
【0018】ノズル交換機構の可逆駆動手段とチップ交
換機構の可逆駆動手段とは、共通の可逆駆動源を含むこ
とができ、この共通の可逆駆動源は、ノズル交換機構及
びチップ交換機構の可逆駆動手段の従動側部分に切換接
続手段を介して接続されている。
【0019】本発明の溶接トーチのノズル・チップ自動
交換装置は、溶接トーチを所定の交換位置に固定的に保
持するトーチ保持手段を更に備えることができ、この場
合、フレーム駆動機構は、ノズル交換機構のノズル脱着
ユニットまたはチップ交換機構のチップ脱着ユニットが
この所定の交換位置に移動してノズル脱着ユニットまた
はチップ脱着ユニットがトーチ保持手段に保持された溶
接トーチに整列するように可動支持フレームを駆動す
る。
【0020】可動支持フレームは、共通の可逆駆動源か
らの回転駆動力の軸線を中心に揺動自在に支持された揺
動フレームとすることができ、この場合、フレーム駆動
機構は、この可逆駆動源からの回転駆動力の回転軸線を
中心に揺動フレームを揺動する揺動駆動源を含むのが好
ましい。
【0021】本発明の溶接トーチのノズル・チップ自動
交換装置は、溶接トーチのトーチ本体からガスノズルが
取り外された後であってチップを交換する前に、チップ
から延びているワイヤを切断するように所定の交換位置
に進退するように作動されるワイヤ切断機構を更に備え
ることができる。
【0022】ノズル脱着ユニット及びチップ脱着ユニッ
トは、軸線方向に押圧又は解放されて径方向に収縮膨張
する弾性把持部材を有する弾性チャックを含むのが好ま
しい。
【0023】ノズル交換機構は、ノズル脱着ユニットが
ノズル交換位置以外の位置にあるとき古いノズルをノズ
ル脱着ユニットから取り外したり新しいガスノズルをノ
ズル脱着ユニットに渡したりするノズル受け渡し機構構
を含み、またチップ交換機構は、チップ脱着ユニットが
チップ交換位置以外の位置にあるとき古いチップをチッ
プ脱着ユニットから取り外したり新しいチップをチップ
脱着ユニットに渡したりするチップ受け渡し機構構を含
んでいることができる。
【0024】この場合、ノズル受け渡し機構は、古いノ
ズルを受け取ったり新しいガスノズルを待機しておくノ
ズル受け渡し部と、古いまたは新しいガスノズルを弾性
的に把持したり解放したりする弾性ホルダーと、この弾
性ホルダーをノズル受け渡し部とノズル脱着ユニットと
の間を交互に移動するホルダー移動手段とから成り、チ
ップ受け渡し機構は、古いチップを受け取ったり新しい
チップを待機しておくチップ受け渡し部と、古いまたは
新しいチップを弾性的に把持したり解放したりする弾性
ホルダーと、チップ弾性ホルダーをチップ受け渡し部と
チップ脱着ユニットとの間を交互に移動するホルダー移
動手段とから成っている。
【0025】本発明の溶接トーチのノズル・チップ自動
交換装置は、ガスノズルの交換及びチップの交換を選択
的に行う制御手段を更に備えることができ、この制御手
段は、ガスノズルのみを交換したり、ガスノズルを一時
的に取り外した後、チップを交換し、その後ノズルを再
度取り付けたり、ガスノズル及びチップの両方を交換し
たりするようににノズル交換機構及びチップ交換機構を
駆動する指令を発生する。
【0026】このように、ノズル交換機構及びチップ交
換機構を搭載し、ノズル交換機構をノズル交換位置に移
動したりチップ交換機構をチップ交換位置に移動し、ノ
ズル交換機構は、古いまたは新しいガスノズルを把持
し、古いノズルをトーチ本体からねじ外ししたり新しい
ガスノズルをトーチ本体にねじ結合したりするようにガ
スノズルを正逆方向に可逆回転駆動し、またはチップ交
換機構は、古いまたは新しいチップを把持し、古いチッ
プをトーチ本体からねじ外ししたり新しいチップをトー
チ本体にねじ結合したりするようにチップを正逆方向に
可逆回転駆動するので、トーチ本体にねじ締め付けされ
るガスノズル及びチップの一方または双方を適宜に交換
することができる。
【0027】また、ノズル交換機構のノズル脱着ユニッ
トとチップ交換機構のチップ脱着ユニットとを可逆駆動
源に接続したまま溶接トーチのノズル交換位置及びチッ
プ交換位置にそれぞれ前進したり後退したりすると、溶
接トーチを各作業位置で進退する場合のように溶接トー
チのクランプの着脱の操作が不要となって高い効率で交
換作業を実施することができ、また脱着ユニットの進退
は、例えば、ノズル脱着ユニットを保持する保持桿部分
を可逆駆動源からの従動部分に噛み合うスプラインとす
ることによって容易に達成することができる。
【0028】ノズル交換機構の可逆駆動手段とチップ交
換機構の可逆駆動手段とが共通の可逆駆動源を含んでい
ると、設備を全体的に小型化することができる上に、設
備を安価にすることができる。
【0029】特に、溶接トーチを所定の交換位置に固定
的に保持し、ノズル交換機構のノズル脱着ユニットまた
はチップ交換機構のチップ脱着ユニットをこの所定の交
換位置に移動してノズル脱着ユニットまたはチップ脱着
ユニットがトーチ保持手段に保持された溶接トーチに整
列するようにすると、溶接トーチは作業中全く移動する
必要がなく、溶接ロボット側と交換装置側との連係が不
要となって制御系統が簡単となり、また作業時間を短縮
することができる。
【0030】また、このように溶接トーチを全く移動す
る必要がないと、溶接トーチのトーチ本体からガスノズ
ルが取り外された後であってチップを交換する前に、チ
ップから延びているワイヤを切断する作業を常に一定位
置で行うことができ、これは、溶接ワイヤの先端の膨ら
み部分を除去してチップを取り外すのに有益である。
【0031】更に、ノズル及びチップが軸線方向に進退
して径方向に膨張収縮する弾性把持部材を有する弾性チ
ャックによって把持するようにすると、ガスノズル及び
チップを全く傷めることなく、これらを強力に把持する
ことができ、従ってガスノズル及びチップを確実に着脱
することができる。
【0032】ノズル交換機構またはチップ交換機構の脱
着ユニットが交換位置以外の位置にあるとき古いガスノ
ズルまたはチップを脱着ユニットから取り外したり新し
いガスノズルまたはチップを脱着ユニットに渡したりす
る受け渡し機構構を含んでいると、大掛かりなターンテ
ーブルを用いることなく、新旧の部品の交換を容易に達
成することができる。
【0033】ガスノズルの交換及びチップの交換を選択
的に行う制御手段は、ガスノズルのみを交換したり、ガ
スノズルを一時的に取り外した後、チップを交換し、そ
の後ガスノズルを再度取り付けたり、ガスノズル及びチ
ップの両方を交換したりするようにノズル交換機構及び
チップ交換機構を駆動する指令を発生するので、溶接作
業の状況に応じてガスノズル及び/またはチップの交換
を適宜のペースで行うように容易に設定することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1は本発明に係る溶接トーチの
ノズル・チップ自動交換装置10を示し、図1では、溶
接トーチ12は、適宜の被溶接物14を所定の順序で自
動的に溶接するために溶接ロボット16に搭載されてい
るのが示されている。
【0035】溶接トーチ12は、図2に示すように、溶
接ロボット16の多関節アーム18に保持されているト
ーチ本体20と、このトーチ本体20にねじ締め付けに
よって取り付けられるガスノズル22と、ガスノズル2
2の中でトーチ本体20に同様にねじ締め付けによって
取り付けられているチップ24とから成っている。尚、
図2において符号26はトーチ本体に設けられたシール
ドガス出口を示す。
【0036】溶接トーチ12は、長時間にわたって作業
を継続すると、図3に示すように、ガスノズル22の内
面とチップ24の外面とにスパッタ28が付着する。ガ
スノズル22及びチップ24のスパッタ28の付着によ
る清掃に必要な交換周期及びチップ24の消耗による交
換に必要な周期は、経験的に予め解っているので、後に
述べる制御手段は、これらの周期に相応してガスノズル
22及びチップ24の交換周期が設定されている。
【0037】溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置
(以下単に自動交換装置と称する)10の詳細は、図4
乃至図6に示されており、この自動交換装置10は、溶
接トーチ12のガスノズル22を新しいガスノズルと交
換するノズル交換機構30と、溶接トーチ12のチップ
24を新しいチップと交換するチップ交換機構32とを
備えている(図5参照)。
【0038】自動交換装置10は、ノズル交換機構30
及びチップ交換機構32を搭載した可動支持フレーム3
4と、ノズル交換機構30をノズル交換位置に移動した
りチップ交換機構32をチップ交換位置に移動したりす
るように可動支持フレーム34を駆動するフレーム駆動
機構36(図7参照)とを更に備えている。
【0039】図示の形態では、可動支持フレーム34
は、図4乃至図7に示すように、スタンド38にピボッ
ト軸40によって揺動自在に支持されている略三角形状
の揺動フレーム34Aから成っており、フレーム駆動機
構36は、このピボット軸40を中心に揺動フレーム3
4Aを揺動するエアシリンダ42Aなどの揺動駆動源4
2を含んでいる。ピボット軸40は、後に述べるよう
に、ノズル交換機構30とチップ交換機構32との共通
の可逆駆動源からの回転駆動力の回転軸線に整列して配
置されている。図7に示すように、揺動駆動源42は、
スタンド38に適宜に方法で固定されたブラケット44
に枢軸46によって枢支されている。
【0040】また、図示の形態では、自動交換装置10
は、図4及び図8に示すように、溶接トーチ12を所定
の交換位置に固定的に保持するトーチ保持手段48を更
に備え、このトーチ保持手段48は、スタンド38から
延びる垂直フレーム38V(図4参照)に固定されたブ
ラケット50と、このブラケット50に支持されたトー
チクランプ52とから成っている。
【0041】トーチクランプ52は、図示の形態では、
ブラケット50に固定された固定板54Sに取り付けら
れた固定クランプ部材56Sと、固定板54Sに相対向
して設けられた可動板54Mに取り付けられた可動クラ
ンプ部材56Mと、可動板54Mを保持し、固定板54
Sをガイドベアリング58を介して摺動自在に貫通して
支持された1対のガイドロッド60と、ブラケット50
に保持されガイドロッド60を進退するエアシリンダ6
2Aなどの直線駆動源62とから成っている。固定クラ
ンプ部材56S及び可動クランプ部材56Mは、いずれ
も、ポリテトラフルオロエチレン(商品名テフロン)な
どの弾性材料から成っている。
【0042】従って、図4及び図8(B)に示すよう
に、溶接ロボット16が溶接トーチ12を開放状態にあ
るトーチクランプ52の固定クラン部材56Sに対向す
る位置に移動した後、エアシリンダ62Aを収縮する
と、図4及び図8に示すように、可動クランプ部材56
Mが固定クランプ部材56Sに向けて移動してこれらの
クランプ部材56M、56Sによって溶接トーチ12が
挟持されて溶接トーチ12が所定の交換位置に固定的に
保持される。
【0043】ノズル交換機構30は、図4乃至図6及び
図9に示すように、溶接トーチ12のトーチ本体20に
取り付けられているガスノズル(古いガスノズル)22
Dまたはトーチ本体20に取り付けられるべきガスノズ
ル(新しいガスノズル)22Nを把持するノズル脱着ユ
ニット64と、古いガスノズル22Dをトーチ本体20
からねじ外ししたり新しいガスノズル22Nをトーチ本
体20にねじ結合したりするようにノズル脱着ユニット
64を正逆方向に可逆回転駆動する可逆駆動手段66と
から成っている。
【0044】また、チップ交換機構32は、溶接トーチ
12のトーチ本体20に取り付けられているチップ(古
いチップ)24Dまたはトーチ本体20に取り付けられ
るべきチップ(新しいチップ)24Nを把持するチップ
脱着ユニット68と、古いチップ24Dをトーチ本体2
0からねじ外ししたり新しいチップ24Nをトーチ本体
20にねじ結合したりするようにノズル脱着ユニット6
8を正逆方向に可逆回転駆動する可逆駆動手段70とか
ら成っている。
【0045】ノズル交換機構30のノズル脱着ユニット
64は、図9に示すように、外筒状ハウジング72とこ
のハウジング72内に軸線方向に摺動自在に設けられた
内筒状のプッシュロッド74とハウジング72の先端付
近に配置されハウジング72の内鍔72UFとプッシュ
ロッド74の先端面との間に配置されたスリーブ状の耐
熱性弾性把持部材76とから成る弾性チャック64Cを
含み、プッシュロッド74の下方に一体に設けられた桿
部74Rの下鍔74Fは、エアシリンダ78Aなどの直
線駆動源78のピストン78Pに係合してこの直線駆動
源78によって軸線方向に進退される。
【0046】直線駆動源78は、プッシュロッド74の
桿部74Rを包むようにハウジング72の下方に延びる
管状部72Pの下鍔72LFにスペーサ77を介して固
定されており、またハウジング72の下鍔72LFと内
筒であるプッシュロッド74の下鍔74Fとの間にはば
ね80が設けられており、このばね80は、通常ではプ
ッシュロッド74を内向き(図9(A)の下向きの矢印
方向)に付勢している。
【0047】ノズル脱着ユニット64は、通常では、プ
ッシュロッド74が図9(A)の下向きの矢印方向に付
勢されているので、弾性把持部材76は、図9(A)に
示すように伸長した状態にあり、弾性把持部材76の内
面は広がっていて弾性チャック64Cは、開放状態にあ
る。従って、このノズル脱着ユニット64の全体(ハウ
ジング72とプッシュロッド74とを含む全体)をガス
ノズル22に向けて図9(A)の上向きに移動すると、
同図に示すように、弾性チャック64Cの弾性把持部材
76内にガスノズル22が入り込む。
【0048】この状態で、エアシリンダ78Aを伸長す
ると、その小ピストン78Pがばね80に抗して図9
(A)の上方向に突出し、プッシュロッド74は、その
桿部74Rを介して図9(A)の上向きの矢印方向に押
される。このため、プッシュロッド74の先端面は、弾
性把持部材76を図9(B)に示すようにその内面を窄
めるように収縮し、ガスノズル22は、弾性把持部材7
6によって弾性的に強固に把持される。
【0049】チップ交換機構32のチップ脱着ユニット
68は、図10に示すように、ノズル脱着ユニット64
と全く同じ構造を有するので、その詳細な説明は、省略
するが、ノズル脱着ユニット64と同じ部分は、ノズル
脱着ユニット64の相応する部品の符号に200を付加
した符号を付して示されているが、その弾性チャック
は、符号68Cで示されている。
【0050】チップ脱着ユニット68の動作のみを図1
0を参照して述べると、通常では、プッシュロッド27
4が図10(A)の下向きの矢印方向に付勢されている
ので、弾性把持部材276は、図10(A)に示すよう
に伸長した状態にあり、弾性把持部材276の内面は広
がっている。従って、チップ脱着ユニット68の全体
(ハウジング272とプッシュロッド274とを含む全
体)をチップ24に向けて図10(A)の上向きに移動
すると、同図に示すようにその弾性把持部材276内に
チップ24が入り込む。
【0051】この状態で、エアシリンダ278Aを伸長
すると、そのピストン278Pが図10(A)の上方向
に突出し、プッシュロッド274は、その桿部274R
を介して図10(A)の上向きの矢印方向に押される。
このため、プッシュロッド274の先端面は、弾性把持
部材276を図10(B)に示すようにその内面を窄め
るように収縮し、チップ24は、弾性把持部材276に
よって弾性的に強固に把持される。
【0052】本発明の自動交換装置10は、図11に示
すように、ノズル交換機構30のノズル脱着ユニット6
4及びチップ交換機構32のチップ脱着ユニット68を
後に詳細に述べる可逆駆動手段66、70に接続したま
ま溶接トーチ12のノズル交換位置(図6(A)の作業
位置)及びチップ交換位置(図6(B)の作業位置)に
それぞれ前進(上昇)したり後退(下降)したりする脱
着ユニット進退機構82とを更に備えている。
【0053】この脱着ユニット進退機構82は、図11
示すように、作業位置にある脱着ユニット、例えば、ノ
ズル脱着ユニット64を保持する保持部材84と、この
保持部材84にばねフローティング手段86を介してに
接続されたエアシリンダ88Aの如き直線駆動源88と
から成っている。図示の形態では、保持部材84は、ノ
ズル脱着ユニット62またはチップ脱着ユニット68の
ハウジング72(または272)の管状部72P(また
は272P)及びエアシリンダ78A(または278
A)が兼ねている。
【0054】図11から解るように、ばねフローティン
グ手段86は、エアシリンダ88Aのピストン88Pに
取り付けられた固定台90と、この固定台90に複数の
ボールベアリング92を介して支持された案内桿94を
有する可動台96と、固定台90と可動台96との間に
配置されたコイルばねの如き適宜のばね部材98とから
成っている。図4及び図5の例では、エアシリンダ88
Aは、ばねフローティング手段86の下方に配置されて
いるが、図11の例では、エアシリンダ88Aは、脱着
ユニット進退機構82全体の高さを縮小するために上下
を逆にしてばねフローティング手段86に平行に並べて
配置されているのが示されており、以下の説明では、図
11の配置例に基づいて説明する。尚、図9及び図10
の脱着ユニット64、68は、この図11の配置の脱着
ユニット進退機構82に相応する構造で示されている。
【0055】可動台96は、その上面にシリンダ78A
(または278A)の下鍔によって形成された被掛け止
め部79が横方向から水平に出入り自在に係入する掛け
止め部96Aを有し、脱着ユニット64(または68)
は、フレーム駆動機構36によって交換作業位置に移動
すると、その被掛け止め部79(または279)が掛け
止め部96Aに係入される。掛け止め部98Aは、ばね
フローティング手段86のストトーク分の高さの縦溝9
6gを有し、脱着ユニット64、68は、この縦溝96
gの高さの範囲でに上下に弾性的に変位することができ
る。また、エアシリンダ88Aは、スタンド38に取り
付けられた水平ブラケット89に支持されている。
【0056】脱着ユニット64、68を作業位置に移動
する際に、脱着ユニット進退機構82は、図11に示す
ように、ばねフローティング手段86の掛け止め部96
Aが可動支持フレームである揺動フレーム34Aに支持
されている脱着ユニット64、68の被掛け止め部79
(または279)が係入することができる位置までエア
シリンダ88Aのピストン88Pを収縮する。このよう
にして、脱着ユニット64、68は、ばねフローティン
グ手段86の掛け止め部96Aに係入して掛け止めされ
るように作業位置に移動することができる。
【0057】脱着ユニット64、68が進退する際に、
これらの脱着ユニット64、68が可逆駆動手段70に
接続されたままとするために、この保持部材84の外
面、即ちノズル脱着ユニット64、68のハウジング7
2(または272)の管状部72P(または272P)
は、後に述べる可逆駆動源からの従動部分に噛み合うス
プライン100を形成している。
【0058】従って、脱着ユニット64(または68)
をノズル交換位置に移動した後、脱着ユニット進退機構
82のエアシリンダ88Aを伸長すると、ばねフローテ
ィング手段86を介して脱着ユニット64(または6
8)が上昇し、脱着ユニット64(または68)の開い
ている弾性チャック64C(または68C)内に交換す
べきガスノズル22D(またはチップ24D)が入り込
む。この状態で、先に述べたように、弾性チャック64
C(または68C)を締め付けてガスノズル22D(ま
たはチップ24D)を把持することができる。
【0059】ばねフローティング手段86は、後に述べ
るように、弾性チャック64C(または68C)によっ
て把持されたガスノズル22(またはチップ24)をね
じ解放方向またはねじ締め付け方向に回転する際にねじ
のピッチに応じて脱着ユニット64(または68)が軸
線方向に変位するのを許しつつ脱着ユニット64(また
は68)をトーチ本体20側に向けてばね付勢してい
る。
【0060】ノズル交換機構30の可逆駆動手段66及
びチップ交換機構32の可逆駆動手段70は、図9及び
図10に示すように、脱着ユニット64、68のスプラ
イン100に噛み合う従動輪102N、102Cと、こ
の従動輪102N、102Cに取り付けられて可逆駆動
源に接続されたプーリ104N、104Cとから成って
いる。
【0061】図示の形態では、ノズル交換機構30の可
逆駆動手段66及びチップ交換機構32の可逆駆動手段
70は、図4に示すように、電動モータ106Mの如き
共通の可逆駆動源106を含んでいる。電動モータ10
6Mは、図4に示すように、スタンド38に固定された
固定台108に搭載されている。
【0062】電動モータ106Mの出力軸は、図12に
示すように、クラッチの如き切換接続手段110を介し
てノズル側の可逆駆動手段66のプーリ104を含むノ
ズル側ベルト・プーリ伝動手段112Nまたはチップ側
の可逆駆動手段70のプーリ104を含むチップ側ベル
ト・プーリ伝動手段112Cに接続されている。
【0063】ノズル側ベルト・プーリ伝動手段112N
は、ノズル側の可逆駆動手段66のプーリ104Nに相
対して設けられたプーリ114Nとこれらのプーリ10
4N、114Nとの間に掛け渡されたベルト116Nと
から成り、またチップ側ベルト・プーリ伝動手段112
Cは、チップ側の可逆駆動手段70のプーリ104Cに
相対して設けられたプーリ114Cとこれらのプーリ1
04、114Cとの間に掛け渡されたベルト116Cと
から成っている。
【0064】従って、作業位置にある脱着ユニット64
または68に古いガスノズル22Dまたはチップ24D
を把持して可逆駆動手段66または70を一方向に駆動
すると、古いガスノズル22Dまたは古いチップ24D
は、脱着ユニット64または68のねじを緩める方向
(取り外し方向)の回転によってトーチ本体20から取
り外され、また新しいガスノズル22Nまたはチップ2
4Nを把持して作業位置に移動した脱着ユニット64ま
たは68を可逆駆動手段66または70によって他方向
に駆動すると、新しいガスノズル22Nまたは新しいチ
ップ24Nがトーチ本体20に締め付けられて取り付け
られる。この場合、脱着ユニット64、68がガスノズ
ル22またはチップ24を脱着する際の軸線方向の変位
は、ばねフローティングン手段86のばね部材98の伸
縮によって吸収される。
【0065】本発明の自動交換装置10は、図4及び図
13に示すように、溶接トーチ12のトーチ本体20か
らガスノズル22が取り外された後であってチップ24
を交換する前に、チップ24から延びているワイヤ25
を切断するために所定の交換位置に進退するように作動
されるワイヤ切断機構120を更に備えている。
【0066】このワイヤ切断機構120は、図4に示す
ように、ブラケット50に取り付けられており、また、
特に、図13に示すように、はさみの形態の1対の交換
可能な切断刃122、122’を有しピボット軸124
で相互に開閉自在に操作部材125に枢支された1対の
アーム126、126’と、これらのアーム126、1
26’を進退しながら開閉するアーム駆動手段128と
から成っている。アーム126、126’は、ばね13
0、130’によって通常では、相互に開くように付勢
されている。
【0067】アーム駆動手段128は、アーム126、
126’の後端に設けられたカム126C、126’C
が係合する1対の平行なカム係合面132a、132’
aを有するカムフォロア132と、操作部材125を進
退してアーム126、126’のカム126C、12
6’Cをカムフォロア132のカム係合面132a、1
32’aに沿って移動するエアシリンダ134Aの如き
直線駆動源134とから成っている。
【0068】従って、エアシリンダ134Aが伸長する
と、図13に示すように、1対のアーム126、12
6’が前進し、そのカム126C、126’Cがカム係
合面132a、132’aに案内されるので、アーム1
26、126’の後端が相互に接近するように動作して
切断刃122、122’を閉じてワイヤ25を切断す
る。
【0069】また、逆に、エアシリンダ134Aが図1
4に示すように収縮すると、1対のアーム126、12
6’が後退し、そのカム126C、126’Cがカム係
合面132a、132’aから離れるので、アーム12
6、126’の後端は、ばね130、130’によって
相互に離れるように動作して切断刃122、122’を
開く。この場合、切断刃122、122’は、切断時に
は、ワイヤ25を有する位置まで前進しながら閉じ、逆
に開くときには、ワイヤ25を有する位置から後退しな
がら開くので(図13(A)及び図13(B)参照)、
特別の進退手段を設けることなく、ワイヤ25の切断動
作に連動して進退し、ワイヤ25を確実に切断すること
ができ、また切断後、チップ24の交換にワイヤ切断機
構120が干渉することがない。
【0070】このワイヤ25の切断は、図13に示すよ
うに、ワイヤ25の先端に形成される傾向がある球状部
25aがチップ24の交換を妨げることがないように、
この球状部25aを取り除くために行われる。
【0071】本発明の自動交換装置10は、図5、図
6、図16及び図17に示すように、ノズル交換機構3
0のノズル脱着ユニット64がノズル交換位置以外の位
置にあるとき古いガスノズル22Dをノズル脱着ユニッ
ト64から取り外したり新しいガスノズル22Nをノズ
ル脱着ユニット64に渡したりするノズル受け渡し機構
構136Nを備え、またチップ交換機構32のチップ脱
着ユニット68がチップ交換位置以外の位置にあるとき
古いチップ24Dをチップ脱着ユニット68から取り外
したり新しいチップ24Nをチップ脱着ユニット68に
渡したりするチップ受け渡し機構構136Cを備えてい
る。
【0072】ノズル受け渡し機構136Nは、図14に
示すように、古いガスノズル22Dを受け取ったり新し
いガスノズル22Nを待機しておくノズル受け渡し部1
38と、古いまたは新しいガスノズル22を弾性的に把
持したり解放したりするように操作部材140に取り付
けられた少なくとも2つの弾性ホルダー142、14
2’と、ノズル弾性ホルダー142、142’をノズル
受け渡し部138とノズル脱着ユニット64との間を交
互に移動するホルダー移動手段144とから成ってい
る。
【0073】ノズル受け渡し部138は、図14に示す
ように、古いノズル22Dを受ける受け皿138Dと新
しいノズル22Nを予め用意して蓄えておくストッカー
138Nとから成っている。ストッカー138Nは、固
定台146にガイドロッド148によって摺動自在に支
持されて所定の間隔をあけて一列に並べられて新しいガ
スノズル22Nが差し込まれて保持される複数の差し込
み桿150を有する可動台152から成っている。
【0074】可動台152は、基台146の一端に取り
付けられて滑車154を介して垂れ下げられたワイヤ1
56aの先端に取り付けられたウエイト156によって
常に最前のノズル22Nを渡し位置にするように前進さ
れる。従って、最前の新しいノズル22Nが取り出され
る毎に、次のノズル22Nが渡し位置に前進する。
【0075】弾性ホルダー142、142’は、図15
に示すように、ガスノズル22に嵌入してガスノズル2
2を弾性的に保持するボール・ばねスナップ158Bを
有する保持桿158から成っている。
【0076】古いノズルの取り出し位置で受け皿138
Dに対応してノズル抜取り手段160Nが設けられてい
る。このノズル抜取り手段160Nは、弾性ホルダー1
42’の本体に設けられた縦溝142’aに食い込むば
ね付勢プランジャー162から成っている。このばね付
勢プランジャー162は、図15に示すように、弾性ホ
ルダー142’の下降時にノズル22Dのテーパに沿っ
て引っ込むが、ノズル22Dの下降が終了すると、プラ
ンジャー162は、ばね付勢によって弾性ホルダー14
2’の縦溝142’aに入り込む。その後、弾性ホルダ
ー142’が上昇すると、プランジャー162は、ノズ
ル22Dの上面に契合してもずる22Dの上昇を抑制す
るので、弾性ホルダー142’のみが上昇し、ノズル2
2Dは、弾性ホルダー142’から抜き取られて受け皿
138Dに落下する。
【0077】ホルダー移動手段144は、図16に示す
ように、図示しない適宜のフレームに固定されている昇
降用エアシリンダ164とこのエアシリンダ164のピ
ストン164Pに取り付けられた水平移動用エアシリン
ダ166とから成り、操作部材140は、この水平移動
用エアシリンダ166のピストン166Pに取り付けら
れている。
【0078】水平移動用シリンダ166によって弾性ホ
ルダー142’を脱着ユニット64内の古いガスノズル
22D(図14の中央部分参照)に整列し、昇降用エア
シリンダ164によって下降して脱着ユニット64内に
差し込むと、保持桿158がボール・ばねスナップ15
8Bに抗して弾性的に嵌入されるので、その後昇降用エ
アシリンダ164によって上昇してガスノズル22Dを
拾い上げる。同様にして、エアシリンダ164、166
によって弾性ホルダー142をストッカー138N内の
新しいガスノズル22N(図14の左側部分参照)内に
差し込むと、保持桿158がボール・ばねスナップ15
8Bに抗して弾性的に嵌入されるので、ガスノズル22
Nを拾い上げる。
【0079】このようにして拾い上げられた古いまたは
新しいガスノズル22は、古いガスノズル用の受け皿1
38Dまたは脱着ユニット64の弾性チャック64Cに
整列し、ノズル抜取り手段160N及び脱着ユニット6
4の弾性チャック64Cによってそれぞれ受け皿138
Dまたは脱着ユニット64に移す。
【0080】チップ受け渡し機構136Cは、弾性ホル
ダー142C、142C’が図16に示すように、割入
りの可撓性ばね保持片143を有することを除いて、ノ
ズル受け渡し機構136Nと全く同じであるので、その
詳細な説明を省略する。
【0081】また、古いチップ用の受け皿138Dに対
応してチップ抜取り手段160Cが設けられ、このチッ
プ抜取り手段160Cは、図16に示すように、弾性ホ
ルダー142’の水平移動によってばね保持片143か
ら古いチップ24Dを取り外すようにばね保持片143
に干渉する取り外しブロック162Cから成っている。
【0082】本発明の自動交換装置は、図17に示すよ
うに、ガスノズル22の交換及びチップ24の交換を選
択的に行う制御手段168を更に備えている。この制御
手段168は、ノズル交換機構30及びチップ交換機構
32の駆動系統(各種エアシリンダ、電動モータ106
Mを含む駆動系統)170N及び170Cと、これらの
駆動系統170N及び/または170Cに駆動指令I
n、Icを付与するCPUなど制御指令発生系統172
とから成っている。
【0083】この制御手段168は、ガスノズル22の
みを交換したり、ガスノズル22を一時的に取り外した
後、チップ24を交換し、その後ガスノズル22を再度
取り付けたり、ガスノズル22及びチップ24の両方を
交換したりするようにノズル交換機構30及びチップ交
換機構32を駆動制御する。
【0084】既に述べたように、ガスノズル22及びチ
ップ24の交換周期は、溶接条件などの使用環境によっ
て異なるので、使用環境に応じて適宜設定されるが、例
えば、連続溶接では、ガスノズル22及びチップ24
は、2乃至3時間毎に交換する必要がある。古いガスノ
ズル22D及びチップ24Dは、別途の清掃装置によっ
てスパッタを除去し、新しいガスノズル22N及びチッ
プ24Nとしてストッカー138に入れて次の交換に備
えて待機している。また、チップ24は、所定時間使用
されると、消耗するので、長期間使用された清掃するこ
となく、廃棄することもある。
【0085】本発明の自動交換装置10の動作は、上記
の説明から明らかであるが、ガスノズル22の交換とチ
ップ24の交換とを順次行う典型的な使用例について概
略的に以下に説明する。
【0086】溶接ロボット16が所定時間溶接作業を行
うと、溶接ロボット16から本発明の装置10にガスノ
ズル22及びチップ24の交換指令信号Sbが制御指令
発生系統172に供給されると共に、溶接ロボット16
は、溶接トーチ12を本発明の装置10のトーチ保持手
段48に移動する。本発明の装置10は、この指令Sに
基づいてガスノズル22及びチップ24の交換作業を行
うが、この作業が終了すると、作業終了信号Scを溶接
ロボット16に付与する。このため、溶接ロボット16
は、溶接トーチ12を本発明の装置10から所定の溶接
作業位置へ移行し、通常のように溶接作業を再開する。
【0087】次に、本発明の装置10の制御手段168
(図17参照)が溶接ロボット16から交換指令信号S
bを受けた後の動作を述べると、溶接ロボット16は、
溶接トーチ12を溶接作業位置から交換作業位置(トー
チ保持手段48を有する位置)に移行し、トーチ保持手
段48は、トーチクランプ52を閉じて溶接トーチ12
を所定の交換位置に固定する(図1及び図4参照)。そ
の後、制御手段168は、ノズル交換機構30の駆動系
統170N及びチップ交換機構32の駆動系統170C
に所定の順序で制御信号を送り、これらの機構が以下に
述べるように所定の順序で駆動される。
【0088】先ず、ノズル交換機構30側の動作につい
て述べると、フレーム駆動機構36のエアシリンダ42
A(図7参照)を伸長してノズル脱着ユニット64を図
6(A)に示す作業位置(ガスノズル交換位置)に位置
させる。この際、脱着ユニット進退機構82の掛け止め
部96Aがノズル脱着ユニット64の被掛け止め部79
に相応する位置まで脱着ユニット進退機構82のエアシ
リンダ88Aは充分に収縮した状態にある(図11参
照)。その後、脱着ユニット進退機構82のエアシリン
ダ88A(図11参照)を伸長し、ノズル脱着ユニット
64の弾性チャック64Cに溶接トーチ12のガスノズ
ル22が入り込むまでノズル脱着ユニット64を上昇す
る。
【0089】次いで、図9(A)のエアシリンダ78A
を伸長してプッシュロッド74を上昇し弾性チャック6
4Cを図9(B)に示すようにガスノズル22に締め付
けてガスノズル22を把持する。
【0090】切換接続手段110であるクラッチをノズ
ル側の可逆駆動手段66に切り換えて可逆駆動源106
である電動モータ106Mを駆動すると、この電動モー
タの回転駆動力は、クラッチ、ノズル側ベルト・プーリ
伝動手段112N(図12参照)及びスプライン100
を介してノズル脱着ユニット64をねじを緩める方向に
回転する。
【0091】従って、ノズル脱着ユニット64は、弾性
チャック64Cで把持しているガスノズル22をトーチ
本体20からねじ結合を外すように回転し、ガスノズル
22をトーチ本体20から取り外す。この場合、ノズル
脱着ユニット64は、ねじが緩むにつれて軸線方向の下
向きに変位するが、この変位は、ばねフローティング手
段86のばね部材98によって吸収される。
【0092】ガスノズル22がトーチ本体20から取り
外された後、切換接続手段110であるクラッチをニュ
ートラルにして可逆駆動源106からの回転駆動力を遮
断する。
【0093】このようにしてトーチ本体20からガスノ
ズル22を取り外した後、ノズル脱着ユニット64は、
脱着ユニット進退機構82の反対方向の駆動によって下
降し、チップ24及びこのチップ24から導出している
ワイヤ25を露出する。脱着ユニット進退機構82は、
その掛け止め部96Aがチップ脱着ユニット68の被掛
け止め部79が入り込むような位置までエアシリンダ8
8Aを収縮する。
【0094】次に、ワイヤ切断機構120のエアシリン
ダ134Aが伸長して切断刃122、122’を有する
1対のアーム126、126’を前進しながら閉じてチ
ップ24から導出しているワイヤ25をその先端の球状
部25aと共に除去してチップ24の取り外しに備え
る。
【0095】その後、チップ交換機構32の動作に移る
が、これは、先ず、フレーム駆動機構36のエシリンダ
42A(図7参照)を収縮してチップ脱着ユニット68
を図6(B)に示す作業位置(チップ交換位置)に位置
させた後、脱着ユニット進退機構82のエアシリンダ8
8A(図11参照)を伸長し、チップ脱着ユニット68
の弾性チャック68Cに溶接トーチ12のチップ24が
入り込むまでチップ脱着ユニット68を上昇する。
【0096】次いで、図10(A)のエアシリンダ27
8Aを伸長してプッシュロッド274を上昇し弾性チャ
ック68Cを図10(B)に示すようにチップ24に締
め付けてチップ24を把持する。
【0097】切換接続手段110であるクラッチをチッ
プ側の可逆駆動手段70に切り換えると、電動モータ1
06Mの回転駆動力は、クラッチ、ノズル側ベルト・プ
ーリ伝動手段112C(図12参照)及びスプライン1
00を介してチップ脱着ユニット68をねじを緩める方
向に回転する。
【0098】従って、チップ脱着ユニット68は、弾性
チャック68Cで把持しているチップ24をトーチ本体
20からねじ結合を外すように回転し、チップ24をト
ーチ本体20から取り外す。この場合、チップ脱着ユニ
ット68は、ねじが緩むにつれて軸線方向の下向きに変
位するが、この変位も、脱着ユニット進退機構82のば
ねフローティング手段86のばね部材98によって吸収
される。
【0099】このようにしてトーチ本体20からチップ
24を取り外した後、チップ脱着ユニット68は、脱着
ユニット進退機構82の反対方向の駆動によって下降す
る。
【0100】一方、トーチ本体20から取り外された古
いガスノズル22Dを保持しているノズル脱着ユニット
64は、チップ脱着ユニット68が作業位置に移行する
のに伴って、図6(B)に示すように、ノズル受け渡し
機構136Nに位置することになる。
【0101】ノズル受け渡し機構136Nは、図14及
び図15に示すように、エアシリンダ164の収縮によ
って弾性ホルダー142’及び142がそれぞれ下降し
てノズル脱着ユニット64ないの古いガスノズル22D
及びストッカー138N内の新しいガスノズル22Nを
拾い、エアシリンダ164の伸長によって弾性ホルダー
142’及び142がノズル脱着ユニット64及びスト
ッカー138から外れるように上昇する。
【0102】次に、エアシリンダ166の伸長によって
弾性ホルダー142’及び142が古いガスノズル用受
け皿138D及びノズル脱着ユニット64に対応する位
置まで移動し、この位置でエアシリンダ164の伸縮に
よって古いガスノズル22Dを受け皿138Dに移し、
新しいガスノズル22Nをノズル脱着ユニット64に移
す。受け皿138Dに対応するノズル抜取り手段160
Nによって弾性ホルダー142’からガスノズル22D
を抜き取ることができるので、古いノズル22Dは、受
け皿138Dに落下される。ノズル脱着ユニット64
は、弾性チャック64Cによって新しいガスノズル22
Nを受け取る。
【0103】このようにして、ノズル脱着ユニット64
が新しいガスノズル22Nを受け取り、またチップ脱着
ユニット68が古いチップ24Dを受け取った後、フレ
ーム駆動機構36は、チップ脱着ユニット68がチップ
受け渡し機構136Cに位置するまでこれらの脱着ユニ
ット64、68を移動する。
【0104】この位置で、チップ受け渡し機構136C
は、ノズル受け渡し機構136Nと同様の順序で、古い
チップ24Dを古いチップ用受け皿138Dに渡し、新
しいチップ24Nをストッカー138Nから受け取る。
【0105】このようにして新しいガスノズル22Nを
受け取ったノズル脱着ユニット64及び新しいチップ2
4Nを受け取ったチップ脱着ユニット68は、フレーム
駆動機構36によって先ず図6(B)の作業位置に移動
する。この作業位置では、先にチップ24Dを取り外し
たのと同じ手順でチップ脱着ユニット68を上昇し、回
転するが、その回転方向は、可逆駆動源106である電
動モータ106Mを反対方向に駆動してチップ24Dを
取り外すのとは逆となる。
【0106】新しいチップ24Nがトーチ本体20にね
じ込まれた後、弾性チャック68Cを解放してチップ脱
着ユニット68を下降し、次いで、ノズル脱着ユニット
64を図6(A)の作業位置に移動し、同様の方法で新
しいガスノズル22Nをトーチ本体20に取り付け、そ
の後ノズル脱着ユニット64を下降して交換作業を終了
し、制御手段168は、作業終了信号Scを溶接ロボッ
ト16に送る。
【0107】受け皿138D内の古いガスノズル22
D、古いチップ24Dは、適宜の手段で清掃してそれぞ
れのストッカー138Nに入れて新しいガスノズル22
N、新しいチップ24Nとして次の交換に備える。尚、
チップ24は、消耗品であるので、適宜の回数の使用後
は、廃棄される。
【0108】本発明の自動交換装置10の最も大きな特
徴は、溶接トーチ12が所定の位置(トーチ保持手段4
8を有する位置)に固定したまま、本発明の装置側の各
種機構、手段が移動してガスノズルの交換、チップの交
換を行うので、溶接トーチを各作業位置に移動したり、
昇降したりする必要がないことである。これは、溶接ト
ーチの移動毎にトーチクランプを閉じたり開いたりする
必要がないし、特に、溶接トーチを各脱着ユニットに出
し入れするために溶接ロボットを交換装置と協働して作
業する必要がなく、これは、溶接ロボットと交換装置と
の間で交換に必要な制御信号の授受をなくして交換作業
を制御手段168のみで容易に制御する。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、ノズル
交換機構及びチップ交換機構を備え、ノズル交換機構及
びチップ交換機構を所定の作業位置に移動し、ノズル交
換機構は、古いまたは新しいノズルを把持し、古いノズ
ルをトーチ本体からねじ外ししたり新しいノズルをトー
チ本体にねじ結合したりするようにノズルを正逆方向に
可逆回転駆動し、またチップ交換機構は、古いまたは新
しいチップを把持し、古いチップをトーチ本体からねじ
外ししたり新しいチップをトーチ本体にねじ結合したり
するようにチップを正逆方向に可逆回転駆動するので、
トーチ本体にねじ締め付けされるガスノズル及びチップ
の一方または双方を適宜に交換することができる。
【0110】また、ノズル交換機構のノズル脱着ユニッ
トとチップ交換機構のチップ脱着ユニットとを可逆駆動
源に接続したまま溶接トーチのノズル交換位置及びチッ
プ交換位置にそれぞれ前進したり後退したりするので、
溶接トーチを各作業位置で進退する場合のように溶接ト
ーチのクランプの着脱の操作が不要となって高い効率で
交換作業を実施することができ、また脱着ユニットの進
退は、例えば、ノズル脱着ユニットの保持桿部分を可逆
駆動源からの従動部分に噛み合うスプラインとすること
によって容易に達成することができる。
【0111】ノズル交換機構の可逆駆動手段とチップ交
換機構の可逆駆動手段とが共通の可逆駆動源を含んでい
ると、設備を全体的に小型化することができる上に、設
備を安価にすることができる。
【0112】特に、溶接トーチを所定の交換位置に固定
的に保持すると、ノズル交換機構のノズル脱着ユニット
またはチップ交換機構のチップ脱着ユニットをこの所定
の作業位置に移動してノズル脱着ユニットまたはチップ
脱着ユニットがトーチ保持手段に保持された溶接トーチ
に整列するように移動するので、溶接トーチは作業中全
く移動する必要がなく、溶接ロボット側と交換装置側と
の協働が不要となって制御系統が簡略化すり、また作業
時間を短縮することができる。
【0113】また、溶接トーチを全く移動する必要がな
いと、溶接トーチのトーチ本体からガスノズルが取り外
された後であってチップを交換する前に、チップから延
びているワイヤを切断する作業を常に一定位置で行うこ
とができ、これは、溶接ワイヤの先端の膨らみ部分を除
去してチップを取り外すのに有益である。
【0114】更に、ノズル及びチップが軸線方向に進退
して径方向に膨張収縮する弾性把持部材を有する弾性チ
ャックによって把持するようにすると、ガスノズル及び
チップを全く傷めることなく、これらを強力に把持する
ことができ、従ってガスノズル及びチップを確実に着脱
することができる。
【0115】ノズル交換機構またはチップ交換機構の脱
着ユニットが交換位置以外の位置にあるとき古いノズル
またはチップを脱着ユニットから取り外したり新しいノ
ズルまたはチップを脱着ユニットに渡したりする受け渡
し機構構を含んでいるので、大掛かりなターンテーブル
を用いることなく、新旧の部品の交換を容易に達成する
ことができる。
【0116】ノズルの交換及びチップの交換を選択的に
行う制御手段は、ノズルのみを交換したり、ノズルを一
時的に取り外した後、チップを交換し、その後ノズルを
再度取り付けたり、ノズル及びチップの両方を交換した
りするようにノズル交換機構及びチップ交換機構を駆動
する指令を発生するので、溶接作業の状況に応じてガス
ノズル及び/またはチップの交換を適宜のペースで行う
ように容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接トーチのノズル・チップ自動
交換装置(以下単に自動交換装置と称する)を備えた自
動溶接設備の概略図である。
【図2】本発明の自動交換装置によって交換されるべき
ガスノズル及びチップを有する溶接トーチを示し、同図
(A)は、溶接トーチの一部を縦断面で示す側面図、同
図(B)は、ガスノズルの斜視図、同図(C)はチップ
の斜視図である。
【図3】溶接トーチにスパッタが付着した状態を示す拡
大部分断面図である。
【図4】本発明の自動交換装置の側面図である。
【図5】本発明の自動交換装置の正面図である。
【図6】本発明の自動交換装置を上面から見た図であ
り、同図(A)は、ノズル交換機構が作業位置にある状
態の上面図、同図(B)は、チップ交換機構が作業位置
にある状態の上面図である。
【図7】本発明の自動交換装置に用いられるフレーム駆
動機構を示し、同図(A)は、その上面図、同図(B)
は、その正面図である。
【図8】本発明の自動交換装置に用いられるトーチ保持
手段を示し、同図(A)は、その上面図、同図(B)
は、その正面図である。
【図9】本発明の自動交換装置に用いられるノズル脱着
ユニットを示し、同図(A)は、その一部を縦断面にし
て開放状態にあるのを示す拡大正面図、同図(B)は、
把持状態にあるのを示す上部のみの断面図である。
【図10】本発明の自動交換装置に用いられるチップ脱
着ユニットを示し、同図(A)は、その一部を縦断面に
して開放状態にあるのを示す拡大正面図、同図(B)
は、把持状態にあるのを示す上部のみの断面図である。
【図11】本発明の自動交換装置に用いられる脱着ユニ
ット進退機構の拡大正面図である。
【図12】本発明の自動交換装置に用いられる脱着ユニ
ットの可逆駆動手段の一部の拡大正面図である。
【図13】本発明の自動交換装置に用いられるワイヤ切
断機構を示し、同図(A)は、その切断時の状態の拡大
上面図、同図(B)は、その非切断時の状態の拡大上面
図である。
【図14】本発明の自動交換装置に用いられるノズル受
け渡し機構の側面図である。
【図15】図14のホルダー移動手段に用いられる弾性
ホルダーの拡大断面図である。
【図16】本発明の自動交換装置に用いられるチップ受
け渡し機構の側面図である。
【図17】本発明の自動交換装置に用いられる制御手段
の系統図である。
【符号の説明】
10 溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置 12 溶接トーチ 14 被溶接物 16 溶接ロボット 18 多関節アーム 20 トーチ本体 22 ガスノズル 22D 古いガスノズル 22N 新しいガスノズル 24 チップ 24D 古いチップ 24N 新しいチップ 25 ワイヤ 25a 球状部 26 シールドガス出口 28 スパッタ 30 ノズル交換機構 32 チップ交換機構 34 可動支持フレーム 34A 略三角形状の揺動フレーム 36 フレーム駆動機構 38 スタンド 38V 垂直フレーム 40 ピボット軸 42 揺動駆動源 42A エアシリンダ 44 ブラケット 46 枢軸 48 トーチ保持手段 50 ブラケット 52 トーチクランプ 54S 固定板 54M 可動板 56S 固定クランプ部材 56M 可動クランプ部材 58 ガイドベアリング 60 1対のガイドロッド 62 直線駆動源 62A エアシリンダ 64 ノズル脱着ユニット 64C 弾性チャック 66 可逆駆動手段 68 チップ脱着ユニット 68C 弾性チャック 70 可逆駆動手段 72 外筒状のハウジング 72UF 内鍔 72P 管状部 72LF 下鍔 74 内筒状のピストン 74R 桿部 74F 下鍔 76 スリーブ状の耐熱性弾性把持部材 77 スペーサ 78 直線駆動源 78A エアシリンダ 79 被掛け止め部(下鍔) 80 ばね 82 脱着ユニット進退機構 84 保持部材 86 ばねフローティング手段 88 直線駆動源 88A エアシリンダ 88P ピストン 89 水平ブラケット 90 固定台 92 ボールベアリング 94 案内桿 96 可動台 96A 掛け止め部 96g 縦溝 98 ばね部材 100 スプライン 102N ノズル側従動輪 102C チップ側従動輪 104N ノズル側プーリ 104C チップ側プーリ 106 可逆駆動源 106M 電動モータ 108 固定台 110 クラッチの如き切換接続手段 112N ノズル側ベルト・プーリ伝動手段 112C チップ側ベルト・プーリ伝動手段 114N プーリ 114C プーリ 116N ベルト 116C ベルト 120 ワイヤ切断機構 122、122’ 切断刃 124 ピボット軸 125 操作部材 126、126’ 1対のアーム 128 アーム駆動手段 126C、126’C カム 130、130’ ばね 132、132’ カムフォロア 132a、132’a カム係合面 134A エアシリンダ 134 直線駆動源 136N ノズル受け渡し機構構 136C チップ受け渡し機構構 138 受け渡し部 138N ストッカー 138D 受け皿 140 操作部材 142、142’ 弾性ホルダー 144 ホルダー移動手段 146 固定台 148 ガイドロッド 150 差し込み桿 152 可動台 154 滑車 156 ウエイト 158 保持桿 158B ボール・ばねスナップ 160N ノズル抜取り手段 160C チップ抜取り手段 162N ばね付勢プランジャー 162C 取り外しブロック 164 昇降用エアシリンダ 164P ピストン 166 水平移動用エアシリンダ 166P ピストン 168 制御手段 170N、170C ノズル交換機構30及びチップ交
換機構32の駆動系統(各種エアシリンダ、電動モータ
106Mを含む駆動系統) 172 制御指令発生系統 272 外筒状のハウジング 272UF 内鍔 272P 管状部 272LF 下鍔 274 内筒状のピストン 274R 桿部 274F 下鍔 276 スリーブ状の耐熱性弾性把持部材 277 スペーサ 278 直線駆動源 278A エアシリンダ 278P 小ピストン 279 被掛け止め部 280 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 9/29 B23K 9/29 N

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチのガスノズルを新しいガスノ
    ズルと交換するノズル交換機構と前記溶接トーチのチッ
    プを新しいチップと交換するチップ交換機構とを備えて
    いる溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置におい
    て、前記溶接トーチは、前記ガスノズル及びチップをト
    ーチ本体にねじ締め付けによって取り付けられる形式の
    ものであり、前記ノズル交換機構及び前記チップ交換機
    構を搭載した可動支持フレームと、前記ノズル交換機構
    をノズル交換位置に移動したり前記チップ交換機構をチ
    ップ交換位置に移動したりするように前記可動支持フレ
    ームを駆動するフレーム駆動機構とを更に備え、前記ノ
    ズル交換機構は、前記トーチ本体に取り付けられている
    ノズル(古いノズル)または前記トーチ本体に取り付け
    られるべきノズル(新しいノズル)を把持して取り外し
    たり締め付けたりするノズル脱着ユニットと、前記古い
    ノズルを前記トーチ本体からねじ外ししたり前記新しい
    ノズルを前記トーチ本体にねじ結合したりするように前
    記ノズル脱着ユニットを正逆方向に可逆回転駆動する可
    逆駆動手段とから成り、前記チップ交換機構は、前記ト
    ーチ本体に取り付けられているチップ(古いチップ)ま
    たは前記トーチ本体に取り付けられるべきチップ(新し
    いチップ)を把持するチップ脱着ユニットと、前記古い
    チップを前記トーチ本体からねじ外ししたり前記新しい
    チップを前記トーチ本体にねじ結合したりするように前
    記チップ脱着ユニットを正逆方向に可逆回転駆動する可
    逆駆動手段とから成り、且つ前記ノズル交換機構のノズ
    ル脱着ユニット及び前記チップ交換機構のチップ脱着ユ
    ニットが前記ノズルまたはチップを把持した状態で前記
    トーチ本体側に向けてばね付勢するばねフローティング
    手段を更に備えていることを特徴とする溶接トーチのノ
    ズル・チップ自動交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の溶接トーチのノズル・
    チップ自動交換装置であって、前記ノズル交換機構のノ
    ズル脱着ユニットと前記チップ交換機構のチップ脱着ユ
    ニットとを前記可逆駆動源に接続したまま前記溶接トー
    チのノズル交換位置及びチップ交換位置にそれぞれ前進
    したり後退したりする脱着ユニット進退機構を更に備え
    ていることを特徴とする溶接トーチのノズル・チップ自
    動交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の溶接トーチのノズル・
    チップ自動交換装置であって、前記脱着ユニット進退機
    構は、前記前記ノズル脱着ユニットを保持する保持桿部
    分と前記保持桿部分に接続された直線駆動源とから成
    り、前記保持桿部分は、前記可逆駆動源からの従動部分
    に噛み合うスプラインから成っていることを特徴とする
    溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前記ノ
    ズル交換機構の可逆駆動手段と前記チップ交換機構の可
    逆駆動手段とは、共通の可逆駆動源を含み、前記共通の
    可逆駆動源は、前記ノズル交換機構及びチップ交換機構
    の可逆駆動手段の従動側部分に切換接続手段を介して接
    続されていることを特徴とする溶接トーチのノズル・チ
    ップ自動交換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前記溶
    接トーチを所定の交換位置に固定的に保持するトーチ保
    持手段を更に備え、前記フレーム駆動機構は、前記ノズ
    ル交換機構のノズル脱着ユニットまたは前記チップ交換
    機構のチップ脱着ユニットが前記所定の交換位置に移動
    して前記ノズル脱着ユニットまたはチップ脱着ユニット
    が前記トーチ保持手段に保持された溶接トーチに整列す
    るように前記可動支持フレームを駆動することを特徴と
    する溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の溶接トーチのノズル・
    チップ自動交換装置であって、前記可動支持フレーム
    は、前記共通の可逆駆動源からの回転駆動力の軸線を中
    心に揺動自在に支持された揺動フレームであり、前記フ
    レーム駆動機構は、前記回転駆動力の回転軸線を中心に
    前記揺動フレームを揺動する揺動駆動源を含むことを特
    徴とする溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前記溶
    接トーチのトーチ本体からノズルが取り外された後であ
    って前記チップを交換する前に、前記チップから延びて
    いるワイヤを切断するように前記所定の交換位置に進退
    して作動するワイヤ切断機構を更に備えていることを特
    徴とする溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前記ノ
    ズル脱着ユニット及びチップ脱着ユニットは、軸線方向
    に押圧又は解放されて径方向に収縮膨張する弾性把持部
    材を有する弾性チャックを含むことを特徴とする溶接ト
    ーチのノズル・チップ自動交換装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前記ノ
    ズル交換機構は、前記ノズル脱着ユニットが前記ノズル
    交換位置以外の位置にあるとき古いノズルを前記ノズル
    脱着ユニットから取り外したり新しいノズルを前記ノズ
    ル脱着ユニットに渡したりするノズル受け渡し機構構を
    含み、またチップ交換機構は、前記チップ脱着ユニット
    が前記チップ交換位置以外の位置にあるとき古いチップ
    を前記チップ脱着ユニットから取り外したり新しいチッ
    プを前記チップ脱着ユニットに渡したりするチップ受け
    渡し機構構を含んでいることを特徴とする溶接トーチの
    ノズル・チップ自動交換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の溶接トーチのノズル
    ・チップ自動交換装置であって、前記ノズル受け渡し機
    構は、古いノズルを受け取ったり新しいノズルを待機し
    ておくノズル受け渡し部と前記古いまたは新しいノズル
    を弾性的に把持したり解放したりする弾性ホルダーと前
    記弾性ホルダーを前記ノズル受け渡し部と前記ノズル脱
    着ユニットとの間を交互に移動するホルダー移動手段と
    から成り、前記チップ受け渡し機構は、古いチップを受
    け取ったり新しいチップを待機しておくチップ受け渡し
    部と前記古いまたは新しいチップを弾性的に把持したり
    解放したりする弾性ホルダーと前記弾性ホルダーを前記
    チップ受け渡し部と前記チップ脱着ユニットとの間を交
    互に移動するホルダー移動手段とから成っていることを
    特徴とする溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    溶接トーチのノズル・チップ自動交換装置であって、前
    記ノズルの交換及びチップの交換を選択的に行う制御手
    段を更に備え、前記制御手段は、ノズルのみを交換した
    り、前記ノズルを一時的に取り外した後前記チップを交
    換し、その後前記ノズルを再度取り付けたり、前記ノズ
    ル及びチップの両方を交換したりするように前記ノズル
    交換機構及びチップ交換機構を駆動する指令を発生する
    ことを特徴とする溶接トーチのノズル・チップ自動交換
    装置。
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