JP2001104994A - ワイピング液処理方法およびその装置 - Google Patents

ワイピング液処理方法およびその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みのワイピング液を容易に処理できる
と共に、一定特性のワイピング液を容易に製造できるワ
イピング液処理方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 ワイピングローラ100を洗浄したワイ
ピング液1に凝集剤4a,4bおよび濾過助剤4cを添
加してワイピング液1中のインキを凝集させた後に、当
該ワイピング液1を濾過してスラッジ5と濾液6とに分
離し、この濾液6を加熱して蒸留水7と濃縮液8とを生
成させ、蒸留水7をワイピング液1の原料に再利用する
一方、濃縮液8を加熱して蒸気9と固形残留物10とに
分けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキを拭き取っ
たワイピングローラを洗浄するワイピング液の処理方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】凹版印刷機の凹版胴に巻き付けられた凹
版に付着している余剰のインキを拭き取ったワイピング
ローラは、ワイピング槽内のワイピング液内に浸漬さ
れ、拭き取ったインキをワイピング液中に分散させるこ
とにより洗浄され、凹版の余剰インキを再び拭き取るよ
うになっている。このようにしてインキを分散されたワ
イピング液は、そのまま廃棄処理すると環境問題を生じ
てしまう。このため、使用済みのワイピング液を処理し
て再び利用できるようにする各種手段が種々提案されて
いる。
【0003】例えば、特開平10−85789号公報で
は、使用済みのワイピング液を限外濾過膜(UF膜)を
用いて透明溶液と残留溶液とに分け、この透明溶液をワ
イピング溶液の原料に再利用する一方、上記残留溶液に
凝集剤(アルカリ塩)を添加してインキ成分を凝集した
後に再び濾過し、固体分を廃棄物として処理すると共
に、濾液を中和して蒸留することにより蒸留水と濃厚塩
溶液とに分け、蒸留水をワイピング溶液の原料に再利用
する一方、濃厚塩溶液の一部を上記凝集剤として再利用
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−85789号公報に記載された手段においては、
以下のような問題があった。 (1)高濃度のスラリ状となったワイピング液をUF膜
を用いて濾過するため、膜が目詰まりしやすく当該膜を
頻繁に交換しなければならず、非常に手間がかかってし
まう。 (2)UF膜で濾過した透明溶液や蒸留した蒸留水な
ど、処理状態の異なる水をワイピング液の原料に使用す
るため、一定の特性のワイピング液を製造することが難
しい。
【0005】このようなことから、本発明は、使用済み
のワイピング液を容易に処理することができると共に、
一定の特性のワイピング液を製造することができるワイ
ピング液処理方法およびその装置を提供することを目的
とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるワイピング液処理方法は、使用済
みのワイピング液に凝集剤を添加して当該ワイピング液
中のインキを凝集させた後に、当該ワイピング液を濾過
してスラッジと濾液とに分離し、当該濾液を加熱して蒸
留水と濃縮液とを生成させ、当該蒸留水を前記ワイピン
グ液の原料に再利用する一方、当該濃縮液を加熱して蒸
気と固形残留物とに分けるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】また、前述した課題を解決するための、本
発明によるワイピング液処理装置は、使用済みのワイピ
ング液に凝集剤を添加して当該ワイピング液中のインキ
を凝集させるインキ凝集手段と、前記インキ凝集手段で
前記インキを凝集された前記ワイピング液を濾過してス
ラッジと濾液とに分離する固液分離手段と、前記固液分
離手段で分離した前記濾液を加熱して蒸留水と濃縮液と
を生成させる蒸留水生成手段と、前記蒸留水生成手段で
生成した前記蒸留水を前記ワイピング液の原料に再利用
する水分再利用手段と、前記蒸留水生成手段で生成した
前記濃縮液を加熱して蒸気と固形残留物とに分ける後処
理手段とを備えてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるワイピング液処理方
法およびその装置の実施の形態を図1を用いて説明す
る。なお、図1は、ワイピング液処理装置の概略構成図
である。
【0009】図1に示すように、凹版印刷機の凹版胴1
00に対接しているワイピングローラ11は、ワイピン
グ槽12内のワイピング液1に浸漬している。このワイ
ピング液1は、インキの成分や量に応じて当該インキを
容易に分散させることができるように水酸化ナトリウム
(NaOH)やスルホン化ひまし油(S.C.O.)などをベ
ースに調合された界面活性剤3を水2に添加したもので
ある。
【0010】ワイピング槽12は、調整循環装置13の
取入口に連結されている。調整循環装置13の送出口
は、ワイピング槽12に連結されている。調整循環装置
13の補給口は、水2と界面活性剤3とを所定の割合で
攪拌混合してワイピング液1を製造する製造槽15に送
給ポンプ14を介して連結されている。調整循環装置1
3の排出口は、使用済液槽16に連結されている。
【0011】つまり、調整循環装置13は、ワイピング
槽12内のワイピング液1を取り入れて当該ワイピング
液1の温度を一定に保つ(45〜55℃)と共に、当該
ワイピング液1の量やその洗剤成分およびインキ成分の
濃度を計測し、ワイピング液1の量が不足している場合
には、前記送給ポンプ14を作動させて製造槽15内の
新規のワイピング液1を補給し、ワイピング液1の洗剤
成分が少ない場合やインキ成分が多い場合には、循環中
の使用済みのワイピング液1を使用済液槽16に送り出
すと共に新規のワイピング液1を製造槽15から補充す
るようになっているのである。
【0012】前記使用済液槽16は、塩化カルシウム
(CaCl2 )等の第一凝集剤4aを内部に供給される
第一凝集槽18に送給ポンプ17を介して連結されてい
る。第一凝集槽18は、塩化第二鉄(FeCl3 )等の
第二凝集剤4bを内部に供給される第二凝集槽19に連
結されている。第二凝集槽19は、濾過助剤4cを内部
に供給される第三凝集槽20に連結されている。第三凝
集槽20は、凝集済液槽22に送給ポンプ21を介して
連結されている。このような送給ポンプ17,21、第
一〜三凝集槽18〜20、凝集済液槽22などにより、
本実施の形態ではインキ凝集手段を構成している。
【0013】前記凝集済液槽22は、凝集処理されたワ
イピング液1をスラッジ5と濾液6とに分離する加圧式
や真空式等の脱水濾過器24に送給ポンプ23を介して
連結されている。脱水濾過器24の濾液排出口は、濾液
槽25に連結されている。このような送給ポンプ23、
脱水濾過器24、濾液槽25などにより、本実施の形態
では固液分離手段を構成している。
【0014】前記濾液槽25は、濃縮器(エバポレー
タ)27に送給ポンプ26を介して連結されている。こ
の濃縮器27は、熱媒の流通する熱交換チューブに濾液
槽25からの濾液6をスプレし、当該濾液6を蒸発させ
た後に冷却することにより蒸留水7を生成させる一方、
未蒸発の残留分を熱交換チューブにスプレすることを繰
り返すことにより、濃縮液(塩水)8を生成させるよう
になっている。この濃縮器27の蒸留水送出口は、蒸留
水槽28に連結されている。濃縮器27の濃縮液送出口
は、濃縮液槽29に連結されている。このような送給ポ
ンプ26、濃縮器27、蒸留水槽28、濃縮液槽29な
どにより、本実施の形態では蒸留水生成手段を構成して
いる。
【0015】前記蒸留水槽28は、前記製造槽15に送
給ポンプ30を介して連結されている。一方、前記濃縮
液槽29は、乾燥器(ドラムドライヤ)32に送給ポン
プ31を介して連結されている。この乾燥器32は、ス
チームにより内部から加熱されたドラム32aの表面に
濃縮液槽29からの濃縮液8をスプレ32bで吹き掛け
て液分を蒸発させ、排気ファン32dにより蒸気9を外
部へ放出する一方、ドラム32aの表面に付着残留して
いる固形残留物である固体塩10をスクレーパ32cで
掻き落として回収することができるようになっている。
なお、本実施の形態では、送給ポンプ30などにより水
分再利用手段を構成し、送給ポンプ31、乾燥器32な
どにより後処理手段を構成している。
【0016】このようなワイピング液処理装置を使用す
るワイピング液処理方法を次に説明する。
【0017】凹版胴100の凹版に付着している余分な
インキは、ワイピングローラ11により拭き取られてワ
イピング槽12内のワイピング液1中に分散される。イ
ンキを分散されたワイピング槽12内のワイピング液1
は、調整循環装置13内に取り入れられ、液温が一定に
保たれると共に、液量や界面活性剤3およびインキ成分
の濃度が計測される。ワイピング槽12内のワイピング
液1の量が不足している場合には、送給ポンプ14を作
動させて製造槽15内の新規のワイピング液1が補給さ
れる。また、ワイピング槽12内のワイピング液1の界
面活性剤3の濃度が薄い場合やインキ成分が多い場合に
は、ワイピング槽12内のワイピング液1の界面活性剤
3およびインキ成分を所定の範囲の濃度にするように、
ワイピング槽12内のワイピング液1を使用済液槽16
に送り出すと共に製造槽15から新規のワイピング液1
を補充する。
【0018】使用済液槽16に送給されたワイピング液
1は、送給ポンプ17により使用済液槽16から第一凝
集槽18内に送給されて塩化カルシウム(CaCl2
等の第一凝集剤4aを添加された後、第二凝集槽19内
に送給されて塩化第二鉄(FeCl3 )等の第二凝集剤
4bを添加され、続いて、第三凝集槽20内に送給され
て濾過助剤4cを添加され、送給ポンプ23により凝集
済液槽22内に送給されることにより、インキ成分が凝
集される。なお、濾過助剤4cは、上記凝集剤4a,4
bの添加に伴う凝集反応で油状の難濾過性物質を生じる
場合に添加されるものであり、インキの種類に応じて添
加の有無や添加量が選定される。
【0019】凝集処理されたワイピング液1は、凝集済
液槽22から送給ポンプ23により脱水濾過器24内に
送給され、スラッジ5と濾液6とに分離される。このス
ラッジ5は、ドラム缶等に充填されて処分される。一
方、濾液6は、濾液槽25に送給され、送給ポンプ26
により濃縮器27内に送り込まれる。
【0020】濃縮器27に送り込まれた濾液6は、熱媒
の流通する熱交換チューブにスプレされることにより、
蒸発して冷却されることにより蒸留水7となって回収さ
れる(回収率:約80%)。一方、未蒸発の残留分は、
熱交換チューブにスプレされることを繰り返されて濃縮
液(塩水)8となる。
【0021】前記蒸留水7は、蒸留水槽28に一旦貯蔵
され、送給ポンプ30により製造槽15内に必要に応じ
て適宜送給されることにより、水2および界面活性剤3
と共に混合攪拌され、ワイピング液1の原料として再利
用される。一方、濃縮液8は、濃縮液槽29に送給さ
れ、送給ポンプ31により乾燥器32に送り込まれる。
【0022】乾燥器32に送り込まれた濃縮液8は、ス
チームにより内部から加熱されたドラム32aの表面に
スプレ32bで吹き掛けられて液分が蒸発し、蒸気9と
なって排気ファン32dにより外部へ放出される。この
蒸気9は、海水の蒸発システムからの排気と成分が似て
おり、環境に対する悪影響がほとんどない。一方、ドラ
ム32aの表面に付着残留した固体塩10は、スクレー
パ32cで掻き落とされてドラム缶等に回収される。
【0023】つまり、使用済みのワイピング液1は、イ
ンキ成分を先に凝集された後に濾過されると共に、加熱
気化されて生成された蒸留水7のみがワイピング液1の
原料に再利用されているのである。
【0024】このため、脱水濾過器24等で目詰まり等
を起こすがなく、また、製造槽15で製造されるワイピ
ング液1の特性を一定に保つことが容易となる。
【0025】したがって、使用済みのワイピング液1を
容易に処理することができると共に、使用済みのワイピ
ング液1の水分を再利用しても一定の特性のワイピング
液1を製造することが容易にできる。
【0026】
【実施例】本発明によるワイピング液処理方法およびそ
の装置の一実施例を図2を用いて説明する。なお、図2
は、本実施例にかかるワイピング液処理方法のバランス
フロー図である。
【0027】図2に示すように、凹版印刷機を4台使用
すると、2400kg/dayのインキがワイピング液
中に分散される。使用するワイピング液の量を2160
0kg/dayとすれば、ワイピング液中のインキ濃度
を10wt%とすることができ、使用済みワイピング液の
量は、24000kg/dayとなる。
【0028】この使用済みワイピング液に凝集剤を添加
してインキを凝集させた後、濾過してスラッジと濾液と
に分離すると、スラッジ(含水率50%)は4800k
g/day、濾液は19200kg/day(塩濃度2
%)となる。この濾液を濃縮(1/10)すると、蒸留
水が17280kg/day、濃縮液が1920kg/
day(塩濃度20%)の量でそれぞれ生成する。
【0029】ここで、ワイピング液中の水酸化ナトリウ
ムおよびスルホン化ひまし油の割合をそれぞれ0.8wt
%とし、上記蒸留水をワイピング液の原料に再利用する
と、ワイピング液の製造に使用する水酸化ナトリウム
(30%水溶液)の量は576kg/day、スルホン
化ひまし油(50%水溶液)の量は346kg/da
y、新たに補充する水の量は3398kg/dayとな
る。つまり、80%の回収率で水を再利用することがで
きるのである。
【0030】一方、濃縮液を加熱乾燥させると、蒸気が
1440kg/day、固体塩が480kg/dayの
量でそれぞれ生成する。このため、スラッジと固体塩と
を合わせた廃棄物の量は、5280kg/dayとな
り、廃棄物の量を少なくすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のワイピング液処理方法およびそ
の装置によれば、使用済みのワイピング液のインキ成分
を先に凝集した後に当該ワイピング液を濾過すると共
に、加熱気化して生成した蒸留水のみをワイピング液の
原料に再利用するようにしたので、濾過等の際に目詰ま
り等を起こすがなく、また、新たに製造するワイピング
液の特性を一定に保つことが容易となる。その結果、使
用済みのワイピング液を容易に処理することができると
共に、使用済みのワイピング液の水分を再利用しても一
定の特性のワイピング液を製造することが容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイピング液処理装置の実施の形
態の概略構成図である。
【図2】本発明によるワイピング液処理方法の一実施例
のバランスフロー図である。
【符号の説明】
1 ワイピング液 2 水 3 界面活性剤 4a 第一凝集剤 4b 第二凝集剤 4c 濾過助剤 5 スラッジ 6 濾液 7 蒸留水 8 濃縮液 9 蒸気 10 固体塩 11 ワイピングローラ 12 ワイピング槽 13 調整循環装置 14 送給ポンプ 15 製造槽 16 使用済液槽 17 送給ポンプ 18 第一凝集槽 19 第二凝集槽 20 第三凝集槽 21 送給ポンプ 22 凝集剤液槽 23 送給ポンプ 24 脱水濾過器 25 濾液槽 26 送給ポンプ 27 濃縮器 28 蒸留水槽 29 濃縮液槽 30 送給ポンプ 31 送給ポンプ 32 乾燥器 32a ドラム 32b スプレ 32c スクレーパ 32d 排気ファン 100 凹版胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 504 C02F 9/00 504E B41F 35/04 B41F 35/04 C02F 1/00 C02F 1/00 L 1/04 1/04 Z 1/52 ZAB 1/52 ZABG

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みのワイピング液に凝集剤を添加
    して当該ワイピング液中のインキを凝集させた後に、当
    該ワイピング液を濾過してスラッジと濾液とに分離し、
    当該濾液を加熱して蒸留水と濃縮液とを生成させ、当該
    蒸留水を前記ワイピング液の原料に再利用する一方、当
    該濃縮液を加熱して蒸気と固形残留物とに分けるように
    したことを特徴とするワイピング液処理方法。
  2. 【請求項2】 使用済みのワイピング液に凝集剤を添加
    して当該ワイピング液中のインキを凝集させるインキ凝
    集手段と、 前記インキ凝集手段で前記インキを凝集された前記ワイ
    ピング液を濾過してスラッジと濾液とに分離する固液分
    離手段と、 前記固液分離手段で分離した前記濾液を加熱して蒸留水
    と濃縮液とを生成させる蒸留水生成手段と、 前記蒸留水生成手段で生成した前記蒸留水を前記ワイピ
    ング液の原料に再利用する水分再利用手段と、 前記蒸留水生成手段で生成した前記濃縮液を加熱して蒸
    気と固形残留物とに分ける後処理手段とを備えてなるこ
    とを特徴とするワイピング液処理装置。
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