JP2001104835A - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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JP2001104835A
JP2001104835A JP28399799A JP28399799A JP2001104835A JP 2001104835 A JP2001104835 A JP 2001104835A JP 28399799 A JP28399799 A JP 28399799A JP 28399799 A JP28399799 A JP 28399799A JP 2001104835 A JP2001104835 A JP 2001104835A
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Hisanobu Ooyama
久延 大山
Mitsutoshi Yotsuyanagi
光敏 四柳
Kazumi Tokunaga
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遠心分離機の使用者を確実且つ容
易に特定すると共に、運転状況を詳細に記録に残すこと
で、運転記録データを遠心分離機の管理者のみでなく共
同利用者全てが利用可能となることから、遠心分離機の
操作性の向上、保守性、管理機能の向上を図ることであ
る。 【解決手段】 遠心分離機の使用者が予め使用者識別コ
ードと使用者名称を遠心分離機に登録することで使用者
の特定をし易くし、使用者識別コードは表示せず、使用
者を推定し得る使用者名称を表示し、特定された使用者
によって運転された状況を詳細な使用実績をデータファ
イル化し、そのデータをPCが検索、編集、演算、プリ
ンタ出力できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心分離機を使用
する使用者を特定できるようにすることで、遠心分離機
の使用者と使用実績を管理する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般の遠心分離機での使用実績管理は、
遠心分離機のロータを回転させる駆動部の寿命管理とし
て駆動部の回転信号を積算した積算回転数を表示してい
る。積算回転数が予め決められた値以上になると、駆動
部は寿命に達したことになり、積算回転数の値は駆動部
を更正する目安となっている。
【0003】次に、毎分4万回転を越える超遠心分離機
機においては、試料を入れて回転させる回転体(以下ロ
ータと称す)には、それ自体に寿命があるのでロータの
使用回数や使用時間をロータログブックに記載し、その
積算値が一定値を越えた時に寿命としている。
【0004】また、自動的にロータの寿命を管理する機
能を持つ遠心分離機においては、ロータに取り付けた磁
気ディスクにそのロータの使用回数や使用時間を記憶さ
せ、遠心分離機はその使用データを読み書きすることで
ロータの寿命を管理している。一方、遠心分離機の使用
者の管理としては、一部の高機能遠心分離機において、
遠心分離機の運転条件(回転数、加速・減速勾配、運転
時間、温度等)を設定する操作パネル上のスイッチから
4桁の数字を入力してから運転可能とすることで使用者
の管理をしている。
【0005】遠心分離機全体の使用実績の管理として
は、特開平9−117695号に記されている遠心分離
機がある。この遠心分離機では、使用者を特定する手段
として、遠心分離機を利用する使用者全員がIDコード
を記憶されたカードを持ち、遠心分離機を使用する際に
はそのカードを遠心分離機に取付られたカードリーダに
差し込むこととしている。IDコードの記憶されたカー
ドには、このカードを識別するデータが書き込まれてい
て、カードが遠心分離機に挿入された時、カードの識別
用データを読みとるようになっている。また、このよう
に使用者を特定した上で遠心分離機の使用実績をカード
のIDコード別に管理している。遠心分離機の使用実績
を把握するデータとして遠心分離機を運転した時間と運
転中にロータを回転させる駆動部モータの回転回数の積
算値である積算回転数を基にしている。このようにして
蓄積された使用実績データはそのデータの蓄積過程にお
いて使用者別に運転時間と積算回転数を累計している。
使用実績データの出力はプリンタによってなされ、必要
に応じて使用者が印字出力し利用している。また、扱っ
ているその他のデータとしてはUSER IDと運転し
た日付がある。更に演算機能として各使用者別の累積し
た積算回転数の該遠心機全体に占める割合の算出ができ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の使用実績の管理
とは、遠心分離機の駆動部や試料を入れて回転させるロ
ータ等の個々の部品の寿命管理である。本発明で目指し
ているのは遠心分離機の総合的な詳細な管理である。そ
の中には勿論、従来の駆動部やロータの寿命管理も含ま
れてくる。よって、遠心分離機の使用状況を把握し管理
するには以下の情報が必要である。
【0007】何時、誰が、どのロータで、何の試料をど
のような溶液、溶媒中で分離するために遠心分離機を使
用したか。
【0008】また、その時の運転条件(回転数、運転時
間、温度、加速勾配、減速勾配等)の情報が必要とな
る。
【0009】ここで、従来の操作パネル上のスイッチか
ら4桁の数字を入力する方式では、ID用の4桁の数字
の登録機能が無いため遠心機を使おうとする者は4桁の
数字を入力さえすれば遠心分離機を使用可能となってし
まっていた。このようにID用に操作パネルから入力さ
れる4桁の数字による識別では遠心分離機の使用者を確
実に特定できない問題があった。
【0010】次にIDカードの方式ではカードを管理す
ることで(カードを持っていれば誰でも使用できてしま
うが)間接的に使用者を特定できるという点で優れてい
る。しかし、それはIDカードを配った遠心分離機の管
理者のみが使用者を判っているのであり、その遠心分離
機を共同で使っている使用者にとっては、例えば今、遠
心分離機が運転されていても誰が使っているか判らない
ことになる。超遠心分離機では長い時間、使用すること
が多いので運転中に使用者が判らないことは不便であ
る。また、カードは物であることに依る使い難さがあ
る。例えば遠心分離機の使用者が増えれば管理者はカー
ドを発行しなければならないし、破損した場合も同様に
再発行等が必要である。
【0011】次にIDカードの方式での運転実績の管理
であるが、まず運転実績の管理をする目的に戻ってみる
と、遠心分離機の利用者をIDカード所有者に限定
し、管理外の人には使用させない。 遠心分離機を複数の使用者や複数の部門で共同使用す
る場合、遠心分離機の管理で発生する保守費用を分割す
るために各使用者の使用状況のデータを残しておく。 遠心分離機が生物、化学物質で汚染された時、どの時
点での遠心分離機の使用から汚染されたか追跡調査でき
るデータを提供する。
【0012】以上が主な理由であるが、IDカード方式
ではの要求は満たせるがについては不十分であ
る。何故ならば、IDカード方式でこの追跡調査のため
に残すデータは日付と使用者のみであるのでデータ不足
である。例えばある使用者は一日のうち何度も遠心分離
機を使用し、且つ複数のロータを使い、複数の試料を処
理してる場合、追跡は不可能となってしまう。また、遠
心分離機の使用実績管理の目的も、 遠心分離機を生産設備として使用していて、稼働状
況、運転条件を記録に残す。 遠心分離機を検査機器として使用していて、検査時の
運転条件を残す。などのように、多目的化してきている
ので、こうした要求に応じていくには遠心分離機の運転
に関わる全てのデータを残しておく必要が出てきてい
る。
【0013】以上の観点から、IDカード方式は間接的
に使用者の特定ができ、確実に使用者別の運転実績デー
タを残せるが、一方で上記の解決すべき課題を残してい
る。
【0014】本発明の目的は、上記問題を解消し、遠心
分離機の使用者を容易に特定することができるようにす
ることで、共同使用者が遠心分離機の使用者を判別し、
使用実績に関わる豊富なデータを複数の遠心分離機から
本体運転記録データとしてPCが受け取り、各遠心分離
機別にデータファイルを作り、そのデータを基にしてP
Cが検索、編集、演算し、その結果を画面表示、プリン
タ出力させるすることで、遠心分離機の管理者が容易に
遠心分離機の使用状態を把握、管理することができるよ
うにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、遠心分離機
の使用者を特定するために遠心分離機を利用する使用者
が予め遠心分離機内部の記憶部に使用者識別コードを登
録するようにする。その際に使用者識別コードと一緒に
使用者名称を登録する。このように遠心分離機を使用す
る者はすべて遠心分離機内部の記憶装置に使用者識別コ
ードと使用者名称を登録するようにする。
【0016】遠心分離機の使用者はそれぞれ使用者識別
コードと使用者名称を持つことになる。
【0017】遠心分離機を使おうとする者は遠心分離機
の操作パネル部にあるキースイッチを押して使用者識別
コードを入力する。使用者識別コードの入力時には遠心
分離機の運転状態を表示する表示部はこの使用者識別コ
ードを表示しない。遠心分離機の制御部は入力された使
用者識別コードを登録済の使用者識別コードと照合す
る。照合の結果、登録済であれば使用者識別コードと対
応した使用者名称を表示する。これで遠心分離機の使用
者が特定されることになる。
【0018】以降の遠心分離機の運転実績のデータは当
使用者のデータとして保持される。運転実績のデータと
は日付(年月日および時刻)、使用者名称、使用ロー
タ、使用ロータの製造番号、回転数、運転時間、積算回
転数、温度、試料、溶液、添加物、使用チューブ、ボト
ル等である。このデータは使用者が遠心機の運転条件を
設定し、スタートスイッチを押して運転を開始し、設定
した運転時間を運転し終えて減速、停止したときに運転
実績のデータとして確定する。同時に遠心機の使用者は
クリヤされる。
【0019】確定した運転実績のデータは遠心機内部に
組み込んだCPUにより使用者名称別や使用ロータ別に
複写、編集される。
【0020】また、使用者はこうして記憶部に保存され
たデータを必要に応じて遠心機と通信回線を通じて接続
したプリンタに出力することができる。またはPC(パ
ソコン)と接続してPC画面に表示させたり、PCを介
してプリンタに出力して確認することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例になる遠
心分離機の制御装置のブロック図である。遠心分離機の
制御部においてCPU2が操作パネル1のキースイッチ9
からの遠心分離機の運転条件(回転数、運転時間、温
度、加速勾配、減速勾配、ロータ形式・製造番号、使用
者)を受付ると、そのデータはバッテリー5でバックア
ップしたRAM4に記憶され、表示部8に表示する。
【0022】操作パネル1のキースイッチ9によりスター
トスイッチが押され遠心分離機の運転が開始されるとC
PU2はロータ10を設定された回転数まで加速させ、ロ
ータ10を設定された温度になるように温度検出器13でロ
ータの温度を検知しながら制御し始める。ロータ10が駆
動部11により回転をはじめると駆動部11の回転によって
駆動部11の回転検出器12から出力されるパルス信号(以
下、MPG信号と記述する。)を数える。カウントアッ
プされる数値は一時的にRAM4に記憶され更新されて
いく。また、ロータ10の回転開始からの運転時間をRA
M4に記憶させ更新させる。加速途中で1,000min-1付近
で一旦、整定しロータ識別器14によりロータ形式・製造
番号を読み込みRAM4に記憶する。RAM4に記憶させ
た後、読み込んだロータの仕様(最高回転数、回転半径
min、回転半径max)を予めロータカタログとして本遠心
分離機で使用できる全てのロータの仕様を書き込んでお
いたROM6の中のロータ情報記憶領域6aから読み込
み、RAM4に一時的に記憶し制御に利用する。使用ロ
ータが確定した後、再び設定された回転数を目標に加速
する。
【0023】設定回転数に到達し、設定された運転時間
分経過後、CPU2はロータ10を減速、停止させる。ロ
ータ10の停止により一連の遠心分離機の動作が終了した
ことになり、CPU2はこれを遠心分離機の一つの運転
実績データとして、整定回転数、運転時間、整定時のロ
ータ温度、積算回転数(MPG信号のカウント値)と共
に運転開始時または終了時の日時を水晶振動子を内蔵し
た時刻、カレンダー機能を持つモジュール部品であるR
TC(リアルタイムクロック)7より読み込み、この日
時を付け足してバッテリーバックアップの不要で読み書
き可能なメモリ、例えばEEPROM3の中の運転実績
記憶領域3bに書き込む。
【0024】こうしてEEPROM3に保存される遠心
機の使用実績データは通信回線を通じてPC(パソコ
ン)16やプリンタ18等の外部機器と接続することで出力
できる。
【0025】以上が実施例における基本的な動作、遠心
機の使用実績データの流れと各部の機能と全体の構成で
ある。
【0026】次に遠心分離機の使用実績データの中の使
用者の特定の方法について以下に記していく。
【0027】遠心分離機を使用する者は当遠心分離機に
登録する。登録者は遠心分離機の操作パネル1のキース
イッチ9を押すことで当遠心分離機の使用登録者を表示
する図2(a)[ユーザリスト画面]を表示させる。図
2(a)[ユーザリスト画面]で未登録領域21なるNo.
9を選択すると図2(b)に示すように[ユーザリスト
画面]の下段部が切り替わり、1.登録、2.変更、
3.消去を選ぶ操作となる。選択番号の入力領域22に数
字1を入力すると使用者名称の登録画面の図2(c)
[USER NAMEの登録画面]に切り替わる。
【0028】図2(c)[USER NAMEの登録画
面]では登録者の氏名や固有の名称を登録する。登録で
きる文字数は例えば8個以内で、使える文字はアルファ
ベットの大文字、小文字や数字等があり、登録者の氏名
や固有の名称を表し易いようになっていると共に、使用
可能な文字数を増やしたことにより、重複した名称の登
録を起き難くしている。この画面でSETを入力し、登
録を終了すると図2(d)の[ユーザリスト画面]を表
示する。
【0029】図2(d)[ユーザリスト画面]では既に
登録した使用者名称が表示され、使用者識別コードの入
力待ち状態となる。ここで登録しようとしている使用者
名称は「ABC lab.」である。使用者識別コード
は例えば4桁の数字となっていて操作パネルのキースイ
ッチ部のテンキーで入力する。4桁の数字を入力する
際、[ユーザリスト画面]のカーソル点滅部25は入力し
た数字を表示せず、代わりに*印を表示させるものとす
る。このように使用者識別コードは画面表示させない。
使用者識別コードが重複した場合はエラーとして弾くこ
ととし、使用者と使用者識別コードは1体1の対応にな
るようにする。
【0030】4桁の数字を入力して受付られると図2
(e)[ユーザリスト画面]となりID Codeの領
域26には*印が4個並び表示され、登録日の領域27には
例えば西暦の日付が表示される。なお本例では登録日と
して年月日であるが、時刻も合わせて表示可能である。
これで遠心分離機の使用者登録が終了する。CPU2は
4桁数字の使用者識別コードと使用者識別コードに対応
した使用者名称をEEPROM3内、使用者識別コード
記憶領域3aに記憶させる。
【0031】次に、使用者登録が済んで、しかる後、遠
心分離機を運転する場合には、遠心分離機に電源を入れ
ると図3(a)[基本画面]を表示し、その画面のFU
NCTION部に[ID CODE]の領域31があり使
用者識別コードの入力要求ボタンになっている。[ID
CODE]を選択するとFUNCTION部がIDC
ODE部に切り替わり図3(b)の[基本画面]とな
り、ID CODEのカーソル部33がフラッシングし、
IDコード4桁数字の入力待ちとなる。ここで使用者は
登録済みの4桁数字を入力する。ここでも入力受付の表
示は*印となる。CPU2は4桁数字が入力されるとE
EPROM3内、使用者識別コード記憶領域3aを読みに
行き同じ数字が登録済みになっているか検索する。検索
した結果、登録済みであれば4桁数字と同時登録した使
用者名称をUSER NAMEの領域34に表示する。こ
こでは使用者名称として「Suzuki」が表示されて
いる。ここで、未登録の4桁数字が入力された場合の処
置であるが使用者不明であっても運転を許可するか、禁
止とするかは遠心機の利用状況、使われ方によって分か
れるがどちらの処理も実施可能である。
【0032】上記の操作によって使用者識別コードが入
力された以降の遠心機の使用実績は運転開始からロータ
回転停止まで当使用者のデータとして処理され、停止後
EEPROM3の運転実績記憶領域3bと使用者別運転実
績領域3cの2カ所に複写し、記憶、保存させる。そこで
遠心機が運転中でその使用者がその場にいなくても図3
(a)[基本画面]のID CODEの領域31を選択す
れば図3(c)[基本画面]の表示になり使用者34を確
認することができる。
【0033】次に遠心分離機が持つ機能の一つである
「遠心分離機の使用予定」への展開について記述する。
【0034】毎分4万回転を超える超遠心分離機は分離
する試料によって数時間から一昼夜運転することがあ
り、遠心分離機を多人数で共同管理し使用している場合
は運転したい時間帯が重なってしまうことが起こってし
まう。こうした事態に対処するため、高機能遠心分離機
においては例えば4桁の数字を入力して各使用者が遠心
機の使用予定表に予約を入れる機能を持たせている。し
かしながら、この機能は十分には利用されないでいる。
その理由としては、 予約表をみても4桁の数字が表示されるだけで使用者
が誰か判らない。そこで予約の時間に使いたくても交渉
相手が判らない。 使用者の特定が不十分なので遠心分離機の使用を許可
された者のみ遠心分離機を使用でき、許可されていない
者は使用できなくするロックアウトシステムにできな
い。と相反するが誰でも使えてしまう。以上が挙げら
れる。
【0035】本実施例においては、各種機能の選択画面
である図4(a)[メニュー画面]において「遠心分離
機の使用予定」を選択するため、表示領域41に選択番号
1を入力すると、図4(b)[遠心分離機の予約一覧画
面]を表示する。画面中の予約欄の領域42を選択すると
同画面のID入力待ちのカーソル部43が点滅する。先の
使用者識別コードの4桁の数字を入力すると入力の応答
として*印を表示する。4桁の数字が入力されるとCP
U2はその数字が登録済みであるかどうかEEPROM3
の使用者識別コードの記憶領域3aを検索する。検索した
結果、登録済みであれば使用者識別コードと同時に登録
した使用者名称を図4(c)[遠心分離機の予約一覧画
面]の予約の選択行44に表示する。次に予約をするため
に選択領域45に数字の1を入力すると図4(d)[遠心
分離機の予約一覧画面]を表示し、デフォルト値として
現在の時刻が使用者名称の下の領域46に表示される。後
は自分の予約時間になるように時刻の数値を図4(e)
[遠心分離機の予約一覧画面]の表示部47のように訂正
する。このようにして予約を取る操作を完了するが、こ
のようにして使用者を特定し、使用者名称を表示させる
ことで使用予定表の機能を満たす(誰が、何時、遠心機
を使用予定しているかが共同使用者全員に判る)ことが
できる。
【0036】以上のように使用者識別コードと使用者名
称を有効に利用することで本来の遠心機の予定表とする
ことができる。実施に際しては上記の他に以下のような
機能を含めることが可能である。 予約しようとした日時が既に予約済みの場合、予約し
ようとする動作を受け付けないで「既に予約済み」と通
知する機能。 予約しようとした日時が既に予約済みの場合で、予約
しようとする者が予約済みと同じ人(つまり、同一の使
用者識別コード)の場合にはその旨を通知し変更を可能
にする機能。 本人または遠心機の管理者等の特定の使用者識別コー
ドの人のみ予約をキャンセルできる機能。 遠心分離機とPCとの間を通信で繋ぐことで使用予定
表のデータを共有し、PCから遠心機に予約を入れる機
能。 遠心分離機とPCとの間を通信で繋ぐことで使用予定
表のデータを共有し、PC画面によりある一定期間の遠
心機の使用予定表を表示する機能。
【0037】このような機能を付加することで遠心機の
予定表をより充実させることができる。
【0038】また、ロックアウトについては使用者を厳
しく特定できれば実施は可能となる。
【0039】次にロックアウトしていくために上記の使
用者を特定するのをより厳しくするための方策について
記述する。使用者識別コードおよび使用者識別コードに
対応した使用者名称について実施例を示してきたがその
内容において使用者を特定する上で問題になる点があ
る。それは使用者識別コードを使用者自身で登録させ、
登録する際に4桁の同じコードは受け付けない点であ
る。なぜなら、受付エラーが発生することで登録済みの
使用者識別コードが1/10000(0000〜999
9)の確率で判ってしまうからである。
【0040】この回避策として、 使用者識別コードを使用者自身で登録させないで遠心
機の管理者自身が登録作業をする。 使用者識別コードの入力誤りを例えば数回しか認めな
い。 使用者の特定を使用者識別コードだけで行うのではな
く、使用者識別コードと使用者名称をペアで決めるよう
にする。
【0041】こうすることで4桁の使用者識別コードが
重複しても受付エラーとしない。使用者名称は本例の場
合8文字であり、登録可能な文字はアルファベット26
文字の大文字、小文字、数字なので偶然の一致の確率は
下げられる。また、登録の順番は現状通り使用者名称か
らにすれば、使用者名称は常に使用実績データに付随し
て表示・印刷させるので登録時点で使用者名称の重複は
受付エラーとすれば良い。登録は以上であるが、こうし
た場合、遠心分離機使用時の使用者の設定の仕方が変わ
ってくる。まず、図3(a)[基本画面]でID CO
DE31を選択すると、図3(b)[基本画面]の画面を
表示するのでなく図2(a)[ユーザリスト]の画面を
表示し、その中から使用者は自分の使用者名称を選択す
る。すると、図3(c)[基本画面]の画面になり、こ
こで4桁の使用者識別コードを入力して遠心分離機使用
時の使用者の設定の完了とさせる。また、入力コード数
を限定しなければ、異なった複数個の使用者識別コード
を入力してそれぞれのコードを個々に識別することで使
用者を限定させることも容易である。以上のような方策
によりロックアウトシステムの構築が実施可能とでき
る。
【0042】次に遠心分離機内部に保存された遠心分離
機の使用実績データの出力について実施例を記してい
く。本実施例になる遠心分離機においては、データの種
類の多さ及びデータ容量の大きさから、顧客の要求の程
度に応じて、必要最小限のデータのみならばプリンタに
直接データを送り、全部のデータが必要ならPC16にそ
のデータを送り、PC16がデータ処理をするようにして
いる。遠心機から送られてきた使用実績データを判読
し、データ処理する機能をPC16に持たせるために例え
ばCD−ROM等にプログラムを納め、当プログラムを
PC16にローディングすることで管理機能をPC16にも
たせている。
【0043】遠心分離機とPCとのデータの受け渡しに
おいてはPC側が主体となって命令を発信し遠心分離機
側は与えられた命令に応じてデータを返信する。遠心分
離機側からの返信データの先頭には必ず返信元の遠心機
の識別コードを付加している。返信データには以下の5
項目がある。 本体運転記録データ; ・西暦年、日付(月日)、時刻、ロータコード、ロータ
製造番号、使用者識別コード、ω2tの設定の有無、時
間管理方法、回転数、運転時間、温度、加速勾配、減速
勾配、ω2t、積算回転数、試料、溶液、使用チュー
ブ、使用ボトル、使用チューブまたは使用ボトルに合致
したアダプタ、使用者特記事項 現在の運転条件; ・使用者識別コード、ω2tの設定の有無、回転数、時
間、温度、加速勾配、減速勾配、時間管理状態、ロータ
コード、ロータ製造番号、ω2tの設定値、遠心加速度
の設定値。 最新の運転結果; ・使用者識別コード、ω2tの設定の有無、回転数(運
転時の最高回転数)、運転時間、温度、加速勾配、減速
勾配、時間管理状態、運転停止条件、ロータコード、ロ
ータ製造番号、ω2tの設定値、遠心加速度の設定値。 ロータの運転実績; ・登録番号、ロータコード、ロータ製造番号、ロータ種
別、ロータの使用回数等の使用量により個々に定められ
た制限量を超えた場合にロータの許容回転数を低減させ
るディレーティングの有無、運転回数、総運転時間。 ユーザリスト; ・ユーザ登録日、使用者識別コード、使用者名称。 プログラム運転情報; ・メモリステップ(1回の運転中に回転数、時間等の設
定値が複数個あり連続して運転する場合、各条件を指定
された領域内の個々のメモリ領域に入れる。ここではそ
の個々のメモリ領域をメモリステップと記す。)毎に回
転数、時間、温度、加速勾配、減速勾配、遠心加速度の
設定値、ω2tの設定値。
【0044】以上のデータを遠心分離機から受け取る際
にまず、データの先頭に付けられた遠心分離機の識別コ
ードを読みとり、その識別コード別にPC内部の記憶装
置にファイリングしてあるデータファイルにデータを記
憶、保存する。
【0045】上記に示したデータの内、運転実績そのも
ののデータは本体運転記録データのみであり、ここに
遠心分離機の運転使用に関する全ての運転条件を含んで
いる。ただし、このデータに入っている使用者は使用者
識別コードのみなので遠心機側からユーザリストを貰
い使用者名称と突き合わせができるようにして使用者を
特定する。
【0046】PC側で機能する遠心分離機用使用実績管
理プログラムにおいては遠心分離機内部でのデータ処理
に比べ、より遠心分離機を管理し易いようにPCのデー
タ処理機能を十分に利用してPCにデータ検索、編集、
演算、転送処理をさせている。
【0047】例えば、遠心分離機側においては使用者名
称には制限が付いている。使用可能な文字はアルファベ
ット大文字、小文字、数字のみで8文字以内である。一
方、PC側はその豊富な既登録文字から、例えばかな漢
字混じり文で表すことができ、使用者名称を直接的に表
現、登録することができる。そのためにPC側では遠
心分離機側からのユーザリストを基にしてPC側で画面
表示する際の使用者名称をかな漢字混じり文にするよう
に使用者名称を遠心分離機側の使用者識別コードと対応
してPC側で登録できるようにしている。特に、かな漢
字混じり文にする必要が無く、 PC側の登録をしなけ
れば既に遠心分離機側で登録した使用者名称をそのまま
PC側画面に表示する。なお、PC側の登録文字列はそ
のPCにインストールされている言語文字記号が使用さ
れることは衆知である。
【0048】図5に遠心分離機の実績管理の基本となる
本体管理−本体運転記録データのPC側表示画面を示
す。なお、遠心分離機には、使用者識別コードと同じよ
うに本体IDを既に登録しているものとする。PCにお
いては複数台の遠心分離機の使用データを処理できるの
で遠心機識別コード別にファイリングされた実績データ
のファイルの内、本体IDが例えば6文字の99100
0なるコードに対応するファイルからデータを引き出し
ている。また、画面表示に条件として検索期間の設定を
可能にしている。画面表示は検索期間が1999/09
/01から1999/10/01での本体IDが991
000なる遠心分離機が使われた使用実績を日付順で示
している。先に記したようにかな漢字混じりの使用者名
称が必要な人はPC側で使用者名称の登録をしており、
図5中の使用者欄にある「リポタンパク研究室」はその
一例である。「リポタンパク研究室」の遠心機側の使用
者名称は図2(a)[ユーザリスト画面]にあるように
「Lipo.Gr」となっているが、PC側の画面及び
PCによるプリンタ印字出力は「リポタンパク研究室」
となる。メモ欄を選択するとその行の運転条件等のメモ
領域を確保し、PCのキーボードから入力可能となる。
【0049】メモ欄には遠心分離の目的、分離試料
名称、溶媒・溶液名称、添加物名称、その他の特
記事項を記せるようにしている。メモに書かれた内容は
選択した運転実績データに付随した記録事項としてデー
タ検索、処理される。
【0050】次にPCの演算、編集機能の内容を図6ユ
ーザ管理におけるロータ別運転積算集計を用いて説明し
ていく。この画面は本体ID991000なる遠心機の
使用実績データの中から検索期間である1999/09
/01から1999/09/30までのデータを抜き出
し、当遠心分離機を使用した使用者別に使用回数、運転
時間、積算回転数を累積加算した一覧表を示している。
この一覧表を表示するためにPCは本体ID99100
0なる遠心分離機から受け取った本体運転記録データの
データファイルから検索期間である1999/09/0
1から1999/09/30までのデータを検索し抜き
出し、そのデータを基に各使用者毎にデータを分類、編
集し、そして使用回数、運転時間、積算回転数の値を各
使用者別に加算する。加算結果を一覧表の使用回数、運
転時間、積算回転数の欄に表示する。また、検索期間内
の当遠心機の総合使用実績に占める各使用者の実績比率
を算出することができる。実績比率を算出するパラメー
タとして使用回数、運転時間、積算回転数の何れかを選
ぶことができる。このようにPCは遠心機から受け取っ
た本体運転記録データを基にして使用者名称および使用
ロータを共通項目として検索、編集可能となっている。
特に使用者別のデータ処理においては使用回数、運転時
間、積算回転数の値を使用者別に累積加算し、その値の
全使用実績値に対する実績比率を算出でき、最終的には
必要経費額を入力すると各使用者別の分担金額を提示す
ることもできる。この機能は図6の表示領域61に示す経
費管理フォルダ内の「経費分担の計算」のプログラムを
実行することにより作動し、画面表示される。
【0051】次にプリンタ出力について記述する。な
お、「経費分担の計算」で使用する通貨単位は円のみで
無く、例えば米国ドル等各国の通貨単位を入力、計算で
きるものとする。
【0052】PC16は本体運転記録データを基にして検
索、編集、演算した結果をプリンタ17に出力する機能を
持っている。その際にはPC16の表示画面をそのままプ
リンタ17にハードコピーするのでは無く、予め決められ
た多種類の標準フォーマットをPC16内部の記憶装置に
持っていて、その標準フォーマットにPCが数値を入れ
て印刷させる。また、フォーマットは遠心分離機の使用
者または管理者の要求に合わせて編集、改編でき、変更
後のフォーマットを標準フォーマットとしてPC16の記
憶装置に記憶させることもできる。また記憶した変更後
フォーマットは、記憶装置から呼び出し、その後さらに
編集も可能である。
【0053】図7にユーザ別運転実績の標準フォーマッ
トを示す。このようにA4の単票用紙に型にはまった形
で印字することができるので遠心分離機の管理者が記録
として残すことが簡便になる。この発展的な機能として
図7に図6のユーザ別運転実績の演算結果を円グラフに
した例を示す。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、遠心分離機の使用者が
使用者識別コードと使用者名称を登録することで、遠心
分離機の使用者を容易に特定できるので、共同使用者が
遠心分離機の使用者を判るようになると共に、使用実績
に関わる豊富なデータを複数の遠心分離機から本体運転
記録データとしてPCが受け取り、各遠心分離機別にデ
ータファイルを作り、そのデータを基にしてPCが検
索、編集、演算し、その結果を画面表示、プリンタ出力
させることができるので、遠心分離機の管理者が容易に
遠心分離機の使用状態を把握、管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心分離機の制御装置を示すブ
ロック図である。
【図2】 本発明になる使用者識別コードと使用者名称
の登録画面である。
【図3】 本発明になる遠心分離機運転時の使用者設定
入力画面である。
【図4】 本発明になる遠心分離機の使用予約画面であ
る。
【図5】 本発明になる本体運転記録のPC表示画面で
ある。
【図6】 本発明になるユーザ別運転積算集計のPC表
示画面である。
【図7】 本発明になるユーザ別運転実績のPCによる
プリンタ出力フォーマットである。
【図8】 本発明になるユーザ別運転実績比率のPCに
よるプリンタ出力フォーマットである。
【符号の説明】
1は操作パネル、2はCPU、3はEEPROM、3a
は使用者識別コード記憶領域、3bは運転実績記憶領
域、3cは使用者別運転実績記憶領域、4はRAM、5
はバッテリー、6はROM、6aはロータ情報記憶領
域、7はRTC(リアルタイムクロック)、8は表示
部、9はキースイッチ部、10はロータ、11は駆動
部、12は駆動部の回転検出器、13は温度検出器、1
4はロータ識別器、15は駆動部装置部、16はPC
(パソコン)、17はPCによって駆動されるプリン
タ、18は遠心機によって駆動されるプリンタ、21〜
26、31〜34、41〜47、61は遠心機またはP
Cで表示する各画面における各部表示領域である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四柳 光敏 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 徳永 一美 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 4D057 AC05 AD03 AE11 CA00 CB00 5B049 AA05 CC06 CC34 DD04 EE01 EE05 EE23 EE59 FF02 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源であるモータと、該モータによっ
    て回転される回転体と、該回転体に収容した試料を遠心
    分離するため運転条件を入力する入力装置と、運転状態
    を表示する表示器とを有し、更に制御装置に読み出し専
    用の記憶部と読み書き可能な記憶部とを備えた遠心分離
    機において、使用者を特定する手段は、予め使用者が記
    憶手段になる記憶部に使用者識別コードと使用者識別コ
    ードに対応した使用者名称を登録し、前記遠心分離機を
    使用する時に前記入力装置により使用者識別コードを入
    力し、それを記憶部にある登録済みの使用者識別コード
    と照合することを特徴とした遠心分離機。
  2. 【請求項2】 前記使用者識別コードと使用者名称を記
    憶させる記憶部には、予め遠心分離機の自己認識用コー
    ドが記憶されていることを特徴とした請求項1記載の遠
    心分離機。
  3. 【請求項3】 使用者が前記使用者識別コードをそれぞ
    れ複数個持ち、複数個の使用者識別コードによって遠心
    分離機の使用者を特定する機能を有することを特徴とし
    た請求項1記載の遠心分離機。
  4. 【請求項4】 前記使用者識別コードは、遠心分離機に
    登録する際および遠心分離機を使用する時の入力の際に
    該コードを前記表示器に表示させないことを特徴とした
    請求項1記載の遠心分離機。
  5. 【請求項5】 前記使用者識別コードと対応した使用者
    名称について、使用者識別コードの入力によって識別さ
    れる遠心分離機の使用者および遠心分離機の使用実績情
    報を判別する役割を、表示されない使用者識別コードの
    代わりに前記表示器にその使用者名称を表示することで
    果たすことを特徴とした請求項1記載の遠心分離機。
  6. 【請求項6】 前記使用者名称は使用者が特定または推
    定される言語文字記号或いは数字から成ることを特徴と
    した請求項1記載の遠心分離機。
  7. 【請求項7】 遠心分離機を使用する際に前記使用者識
    別コードを前記入力装置より入力し、使用者識別コード
    が既に登録済みのコードリストに無ければその後の運転
    を中止する機能を有することを特徴とした請求項1記載
    の遠心分離機。
  8. 【請求項8】 前記使用者識別コードと使用者名称を使
    い、遠心分離機の使用を予約する機能を有することを特
    徴とした請求項1記載の遠心分離機。
  9. 【請求項9】 遠心分離機の使用を予約する操作におい
    て、予約しようとする使用者或いは既に予約済みの使用
    者に該当する使用者識別コードを入力しなければ、予
    約、変更、取り消しが行えない機能を有することを特徴
    とした請求項8記載の遠心分離機。
  10. 【請求項10】 遠心分離機の内部の前記記憶部に保存
    した予約済みのデータを通信により外部のパーソナルコ
    ンピュータ(以下、PCと記す)に送り、該データを遠
    心機とPCで共有することでPCにおいても遠心分離機
    の使用の予約、予約の変更、取り消しを可能とすること
    を特徴とした請求項8記載の遠心分離機。
  11. 【請求項11】 遠心分離機が使用された運転使用実績
    はその運転状況と使用者名称を含めて使用実績データと
    して前記記憶手段である記憶部に記憶、保存させること
    を特徴とした請求項1記載の遠心分離機。
  12. 【請求項12】 前記使用実績データとは遠心分離機を
    使用した日付、使用ロータの型式、製造番号、回転数、
    温度、運転時間、積算回転数、使用者名称、試料、溶
    媒、溶液、添加物、使用チューブ、使用ボトル、該チュ
    ーブまたは該ボトルに合致したアダプタ、その他の使用
    者特記事項であることを特徴とした請求項11記載の遠
    心分離機。
  13. 【請求項13】 前記使用実績データには日付順のデー
    タファイルの他に使用者名称別にデータを再編する機能
    を有することを特徴とした請求項11記載の遠心分離
    機。
  14. 【請求項14】 前記使用実績データを使用者名称別に
    分類し、各使用者名称毎に積算回転数を加算し、一定期
    間内における遠心分離機の使用実績を積算運転時間の値
    から各使用者名称毎に使用比率を演算する機能を有する
    ことを特徴とした請求項11記載の遠心分離機。
  15. 【請求項15】 前記使用実績データを通信手段を用い
    て送信する際に使用実績データに自己認識用コードを付
    加して送信することを特徴とした請求項11記載の遠心
    分離機。
  16. 【請求項16】 送信する使用実績データとは遠心分離
    機に登録されている使用者識別コードおよび使用者名称
    リスト、日付を含む遠心分離機の使用記録、遠心分離機
    のプログラム運転条件、遠心分離機で使用されたロータ
    の日付を含む使用記録であることを特徴とした請求項1
    5記載の遠心分離機。
  17. 【請求項17】 送信する使用実績データは受信する外
    部機器が誤り無くデータを受け取り、データ削除のコマ
    ンドを遠心機側に送信しない限り、使用実績データは遠
    心分離機内前記記憶部に保持される機能を有することを
    特徴とした請求項15記載の遠心分離機。
  18. 【請求項18】 遠心分離機と通信回線によって接続さ
    れるPCにおいて、使用者名称で分類された遠心分離機
    の使用実績データを受け取り、該使用実績データを格
    納、管理、編集、演算し、その結果を出力する機能をP
    Cに与える遠心分離機用使用実績管理プログラム。
  19. 【請求項19】 遠心分離機の使用実績データの格納に
    おいては該使用実績データに付け足された遠心分離機の
    認識コードを判別し、認識コード別にデータをファイリ
    ングする機能を有することを特徴とした請求項18記載
    の遠心分離機用使用実績管理プログラム。
  20. 【請求項20】 前記使用実績データの管理において
    は、使用者識別コードに対応した使用者名称に対し、使
    用可能な言語文字や文字数の制限を緩くしてPC側で新
    たに使用者名称を割当てることを特徴とした請求項18
    記載の遠心分離機用使用実績管理プログラム。
  21. 【請求項21】 前記使用実績データの編集において
    は、条件として使用者の定めるある一定期間における遠
    心分離機の使用データを処理することを特徴とした請求
    項18記載の遠心分離機用使用実績管理プログラム。
  22. 【請求項22】 前記使用実績データの演算とは、使用
    者別に使用回数、運転時間、積算回転数を集計した値に
    より、一定期間内での遠心分離機全体の使用量に占める
    各使用者の使用量の割合を算出することであることを特
    徴とした請求項18記載の遠心分離機用使用実績管理プ
    ログラム。
  23. 【請求項23】 プリンタへの出力フォーマットを持
    ち、編集した使用実績データや演算結果をプリンタへの
    出力フォーマットへ組み入れてプリンタへ出力する機能
    を有することを特徴とした請求項18記載の遠心分離機
    用使用実績管理プログラム。
  24. 【請求項24】 前記出力フォーマットは、使用者側で
    編集、改編し、PC側記憶装置へ保存および保存したも
    のの呼び出しができる機能を有することを特徴とした請
    求項23記載の遠心分離機用使用実績管理プログラム。
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