JP2005118715A - 遠心分離機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、遠心分離機の使用の安全性を確保しながら、機器管理システムを用いて他の機器と一括に管理することができる遠心分離機を提供することを目的とする。
【解決手段】 外部機器との接続端子部3を備えた遠心分離機1であって、外部機器が遠心分離機1の使用を許可する信号を上記接続端子部3に送った場合のみ、上記接続端子部3は、上記使用を許可する信号を遠心分離機1の制御部2に送ることにより、外部機器から遠心分離機1の使用を制限することのできる遠心分離機1。
【選択図】図1
【解決手段】 外部機器との接続端子部3を備えた遠心分離機1であって、外部機器が遠心分離機1の使用を許可する信号を上記接続端子部3に送った場合のみ、上記接続端子部3は、上記使用を許可する信号を遠心分離機1の制御部2に送ることにより、外部機器から遠心分離機1の使用を制限することのできる遠心分離機1。
【選択図】図1
Description
本発明は遠心分離機に関し、特にユーザが持つ機器管理システムなどに容易に接続することができる遠心分離機に関する。
遠心分離機で分離される試料にはワクチン等の人体あるいは環境等に悪影響を与えるものが少なくない。そのため、遠心分離機の使用においては、遠心分離機の使用方法等についての十分な知識と教育を受けた人間のみが操作することができるような高度な管理が必要となる。
従来は、その管理方法として、遠心分離機にパスワード入力機能を持たせ、特定の使用者が遠心分離機の操作パネルからパスワードを入力する方法により、特定の人間以外が遠心分離機を使用できないようにしていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−104835号公報
ところで、近年、機器管理システムが生産現場等で盛んに使用されるようになっている。機器管理システムとは、制御機器を用いてユーザの持つ機器を一括して監視したり制御したりするシステムのことである。機器管理システムの使用に伴い、ユーザの間では、遠心分離機を含め様々な機器を、機器管理システムを用いて一括管理したいという要望がある。
しかし、特開2001−104835号公報は、遠心分離機の個別管理について開示したものであり、機器管理システムを用いて一括管理することはできない。
そこで、本発明は、遠心分離機の使用の安全性を確保しながら、機器管理システムを用いて他の機器と一括に管理することができる遠心分離機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ロータと、前記ロータを回転駆動するためのモータと、前記ロータの回転数を検出するセンサと、前記ロータの運転状態を表示するための表示部と、前記ロータの運転条件を入力する運転条件入力部と、前記ロータの回転及び停止のためのスイッチ部と、前記スイッチ部からの入力及び前記運転条件入力部からの入力に基づいて前記モータを制御し、前記センサの検出結果に基づいて前記ロータの回転数を表示するよう前記表示部を制御する制御部を備えた遠心分離機において、外部機器と接続可能な接続端子部を更に備え、前記信号入力部への入力信号に基づき、前記スイッチ部からの前記ロータの回転を指示する入力を無効とすることを特徴としている。
このような構成によると、外部機器がユーザの遠心分離機の使用を認めた場合、外部機器から接続端子部を介して制御部へ遠心分離機使用の許可信号が送られ、スイッチ部から回転を指示するための入力がされると遠心分離機が回転する。一方、外部機器がユーザの遠心分離機の使用を認めていない場合、外部機器から接続端子部へ遠心分離機使用の許可信号が送られず、接続端子部からも制御部へ遠心分離機使用の許可信号が送られないため、スイッチ部から回転を指示するための入力がされても遠心分離機は回転しない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記外部機器は前記接続端子部との接続のための外部機器用リレー回路を有し、前記接続端子部は、前記外部機器用リレー回路が作動することにより前記信号入力部への信号を変化させるフォトカプラ回路を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、外部機器のリレー回路が作動することにより、接続端子部内のフォトカプラ回路が作動し、制御部へ信号を送ることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記フォトカプラ回路は前記フォトカプラ回路の作動のための電源を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、電源が一定値となるので、フォトカプラ回路のダイオードに流す電流値も一定とすることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明において、前記接続端子部は、外部機器からの入力のための入力用接続部と外部機器への出力のための出力用接続部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、外部機器の入力端子に入力用接続部を、出力端子に出力用端子を接続することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記ロータの運転状態を表す信号を前記出力用接続部から外部機器に出力することを特徴としている。
このような構成によると、ロータの回転状態を表す信号を接続端子部を介して外部機器に出力することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記接続端子部は前記ロータの運転状態を表す信号を外部機器へ出力するためのリレー回路を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、接続端子部のリレー回路を介して、外部機器にロータの運転状態を出力することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5〜6に記載の発明において、前記ロータの運転状態を表す信号を論理的に反転して外部機器に出力できることを特徴としている。
このような構成によると、ユーザ側が所有する外部機器に仕様に合わせて、ロータが回転中の出力信号をHigh、停止中の出力信号をLowとする場合と、ロータが回転中の出力信号をLow、停止中の出力信号をHighとする場合を選択することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7に記載の発明において、前記接続端子部は、前記外部機器からの入力信号によらず、スイッチ部からの入力を有効とすることができるスイッチを備えたことを特徴としている。
このような構成によると、接続端子部は、外部機器からの信号の有無に関係なく、スイッチ部からの入力を有効とすることができる。
本発明の請求項1記載の遠心分離機によれば、遠心分離機の使用の安全性を確保しながら、機器管理システムを用いて他の機器と一括に管理することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の請求項2記載の遠心分離機によれば、遠心分離機の使用の安全性を確保しながら、機器管理システムを用いて他の機器と一括に管理することができる。
本発明の請求項3記載の遠心分離機によれば、ユーザ側の制御機器の電源電圧に関わらず、前記フォトカプラ回路を作動させることができる。
本発明の請求項4記載の遠心分離機によれば、外部機器の入力端子に入力用接続部を、出力端子に出力用端子を接続することができる。
本発明の請求項5記載の遠心分離機によれば、ユーザ側の機器管理システムにロータの回転状態を表す信号を送ることができる。
本発明の請求項6記載の遠心分離機によれば、ユーザ側が所有する機器管理システムにリレー回路を介して、ロータの運転状態を出力することができる。
本発明の請求項7記載の遠心分離機によれば、ユーザ側が所有する外部機器に仕様に合わせて、ロータが回転中の出力信号をHigh、停止中の出力信号をLowとする場合と、ロータが回転中の出力信号をLow、停止中の出力信号をHighとする場合を選択することができる。
本発明の請求項8記載の遠心分離機によれば、外部機器からの信号の有無に関係なく、スイッチ部からの入力を有効とすることができる。
本発明の第1の実施の形態による遠心分離機について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による遠心分離機1と、当該遠心分離機1に接続された機器管理システム80のブロック図である。遠心分離機1は、制御部2、接続端子部3、ロータ4、モータ5、回転センサ6、蓋7、ロータ室8、チャンバ9、操作パネル10、冷凍機13及び真空ポンプ14を備えている。操作パネル10は、表示部11及びスイッチ部12を備えている。接続端子部3には、制御機器としての後述するプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、「PLC」という)35が接続される。
スイッチ部12にはロータ4の運転条件(回転数、運転時間等)を入力するための運転条件入力部と、ロータ4の回転及び停止を指示するためのスタートスイッチ及びストップスイッチが択一的に設けられている。運転条件入力部から遠心分離機1の運転条件が入力され、スタートスイッチが押されると、制御部2はモータ5を制御してロータ4を回転させる。モータ5は、運転条件入力部で設定された回転数までロータ4を加速させる。回転センサ6は、ロータ4の回転数を検出する。表示部11には、回転センサ6からの信号によって求められる回転数、回転中か停止中かを示す運転状態及び運転経過時間等が表示される。ロータ4の回転数が設定されたれた回転数に達し、設定された運転時間が経過した後、制御部2は、ロータ4を減速、停止させる信号をモータ5へ送る。また、制御部2は、冷凍機13及び真空ポンプ14を用いてチャンバ9内を減圧するとともに、チャンバ9内の温度を調節し、ロータ4をスイッチ部12から入力された設定温度となるよう制御する。蓋7及びロータ室8は、ロータ4内の試料の周囲への飛散を防止する。
次に、機器管理システム80の制御機器について説明する。
機器管理システムの制御機器として、PLCを用いた例が図1に示されている。PLCは、FA(ファクトリー・オートメーション)関連の制御機器であり、内部にCPU、リレ-タイプの外部I/Oやアナログ入力端子等を備え、シリアル通信をすることができる。ユーザは目的に合わせてPLCにプログラムを組み込むことができ、PLCに測定器やセンサを接続することにより、ユーザの持つ機器を監視したり制御したりすることができる。例えば、恒温槽の温度を測定し、所望の温度を保つために冷却器あるいはヒータを制御したり、工作機械などの動作状況(停止中か動作中か)をモニタしたりすることができる。
図示した機器管理システム80は、PLC35及びパソコン50を備えており、PLC35には分析機器60及び保冷庫70が接続されている。機器管理システム80により遠心分離機1を管理するには、遠心分離機1の接続端子部3をPLC35に接続する。遠心分離機1に接続された各種機器のデータは、PLC35を介してパソコン50上に記録される。ユーザは、分析機器60や保冷庫70などをPLC35に接続することで、パソコン50上で、分析機器60による分析データの自動記録や保冷庫70の温度管理を行ったり、ドアロック等の開閉の制限をしたりすることもできる。また、遠心分離機1をPLC35に接続することで、予め使用許可された特定人のみが遠心分離機1を使用できるようにすることができる。パソコン50によるデータ記録時に使用日時や使用者などを記録データに付加することもできる。
次に、遠心分離機1を機器管理システム80に接続した場合について説明する。
図2(a)は、接続端子部3とPLC35の構成を示したものである。接続端子部3は、発光ダイオード311とフォトトランジスタ312によって構成されるフォトカプラ31を有する。発光ダイオード311のアノードは抵抗33を介して電源Vcc2に接続されており、カソードは接続部32を介してPLC35に接続されている。フォトトランジスタ312のコレクタは抵抗36を介して電源Vcc1に接続されており、エミッタはアースに接続されている。フォトトランジスタ312のコレクタは接続端子部3の出力端であり、当該出力端から出力される出力信号34は制御部2へ入力される。PLC35はリレー350を有し、当該リレーの端子が接続端子部3の接続部32に接続されている。
図5は、制御部2のブロック図である。制御部2は、CPU21、RAM22、ROM23、駆動回路24及びモータ駆動回路25を備えている。CPU21は、遠心分離機1の制御の中枢であり、各部の動作を制御する。RAM22は、数字やデータを一時的に格納するメモリである。ROM23には、図6及び図7に示したフローチャートに相当するプログラム等が格納されている。駆動回路24は、リレーや強電部品を駆動させるための回路である。モータ駆動回路25は、モータ5のモータを駆動させるための回路である。また、制御部2は、接続端子部3からの信号が入力する信号入力部34を有し、これは、接続端子部3側から見た出力信号34と同一のものである。制御部2は、接続端子部3の出力信号がLowレベルの時は遠心分離機1のスイッチ部12の入力を受け付け、Highレベルの時には受け付けない。本実施形態では、制御部2は上記のように設定されているが、接続端子部3の出力信号がHighレベルの時は遠心分離機1のスイッチ部12の入力を受け付け、Lowレベルの時には受け付けないように設定してもよい。
次に、遠心分離機1と機器管理システム80とを接続した場合の各部の動作について説明する。
ユーザがパソコン50上で遠心分離機1を選択し、IDコードを入力すると、パソコン50のCPUが、IDコードが正しいかどうかを判断する。IDコードが正しい場合には、パソコン50のCPUは、PLC35に遠心分離機1の使用許可の信号を送り、PLC35は接続端子部3に使用許可の信号を送る。PLC35から送られた信号は、接続端子部3から制御部2に入力される。一方、IDコードが正しくない場合には、パソコン1のCPUは、PLC35に遠心分離機1の使用の許可信号を送らない。
使用を許可されているユーザが、パソコン50上で遠心分離機1を選択すると、接続部32に接続接続されているPLC35のリレー端子が閉じる。リレー端子が閉じると、フォトカプラ31内の発光ダイオード311に抵抗33を介して電流が流れ発光する。フォトダイオード311が発光すると、フォトトランジスタ312がONし、抵抗36を介してフォトトランジスタ312に電流が流れる。フォトトランジスタ312に電流が流れると、制御部2への出力信号34はHighレベルからLowレベルとなる。制御部2は、出力信号34がLowレベルの時、ユーザがPLC35で遠心分離機1の使用を許可された者であると認識する。そして、ユーザは操作パネル10から運転条件を入力し、スタートスイッチを押下する。これによって遠心分離機1の運転が開始される。
一方、遠心分離機1を選択しない場合には、PLC35のリレー端子は開いたままである。この場合、接続端子部3のフォトカプラ31を構成する発光ダイオード311には電流が流れないため、フォトトランジスタ312もOFFのままである。それ故、制御部2への出力信号34もHighレベルのままである。制御部2は、出力信号34がHighレベルの時、PLC35からの許可はないものとして、ユーザが操作パネル10上で何らかの入力をしても受け付けない。
上記構成において、接続端子部3には電源Vcc1とVcc2が備えられており、自ら電源を供給するようにしているのは、遠心分離機1を接続するPLC35側の電源仕様等を考慮せずに、接続部32とPLC35とを接続できるようにするためである。
図2(c)は、PLC35側から接続端子部3に電源を供給する場合の一実施例を示したものである。一般的に、フォトカプラを作動させるには、フォトカプラ31内の発光ダイオード311に、5mA〜50mAの範囲で電流を流す必要がある。そのため、図2(c)の場合には、PLC35が持つ電源電圧Vcc3に合わせて抵抗33の値を変更する必要がある。
一方、図2(a)に示した構成では、接続端子部3自身の電源電圧は一定なので、オームの法則に従い、発光ダイオード311に5mA〜50mAの範囲で電流を流すように抵抗33の値を設定すれば、PLC35の電源電圧に関わらず、接続端子部3は、常に発光ダイオード311に安定した電流を供給することができる。このような理由から、フォトカプラ31を作動させるための電源は、接続端子部3内に備える方が好ましい。
次に、制御部2の外部信号による動作シーケンスを図4に示したフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU21は、接続端子部3の出力信号34がLowかHighかを判断する(S1)。出力信号34がLowの場合(S1:YES)、CPU21は、スイッチ部12で入力された運転条件を読み込み、RAM22に記憶させる(S2)。CPU21は、S2でRAM22に記憶された運転条件を表示部11に表示させる(S3)。次に、CPU21は、スイッチ部12のスタートスイッチがONかOFFかを判断する(S4)。スタートスイッチがONの場合(S4:YES)、制御部2は、モータ5に電力を供給し、ロータ4を回転させる(S5)。S4でスタートスイッチがOFFの場合(S4:NO)は、CPU21はS1に戻り、引き続き出力信号34を監視する(S1)。
次いで、CPU21は、スイッチ部12のストップスイッチがONかOFFかを判断する(S6)。ストップスイッチがONの場合には(S6:YES)、CPU21は、モータ5の回転を停止させる(S7)。S6でストップスイッチがOFFの場合には(S6:NO)、S6へ戻り、引き続きストップスイッチの監視をする(S6)。
次いで、CPU21は、接続端子部3の出力信号34がLowかHighかを判断する(S9)。出力信号34がLowの場合(S9:YES)、CPU21は、S2へ戻り、スイッチ部12で入力された運転条件を読み込み、RAM22に記憶させる(S2)。出力信号34がHighの場合(S1:NO)、CPU21は、動作を終了し、新たな運転条件が入力されるか、スタートスイッチが入力されるまで、CPU21は待機する(エンド)。
一方、S1で出力信号34がHighの場合(S1:NO)、CPU21は、スイッチ部12で入力されたデータ及びスタートスイッチを無視する(S8)。その後、CPU21はS1に戻り、引き続き出力信号34を監視する(S1)。
以上が、遠心分離機1と機器管理システム80とを接続した場合の第1の実施形態による各部の動作である。上記したように、遠心分離機1にPLC35等と接続できる接続端子部3を設けることで、PLC35と接続可能となり、遠心分離機1の使用者を限定するなどの管理が可能となる。
本発明の第2の実施の形態による遠心分離機1について図2(b)を参照しながら説明する。
図2(b)に示した接続端子部3の構成は、制御部2への出力部分にディップスイッチ等の切替えスイッチ37を備えている点のみが図2(a)に示した接続端子部3の構成と異なっている。切り換えスイッチ37は、PLC35からの許可の信号がない場合でも遠心分離機1を動作させることができるような切り換えスイッチである。切り換えスイッチ37が閉じられている場合には、PLC35からの信号の有無に関わらず出力信号34がLowレベルとなる。そのため、パソコン50からのパスワード等の入力がなくても遠心分離機1を直接操作することができる。また、ディップスイッチ等の切替えスイッチ37の代りに接続端子部3のPLC35からの入力部分である接続部32に図2(b)のように短絡用電線38を設けることでも、PLC35からの信号の有無に関わらず、接続端子部3の制御部2への出力信号34は常にLowレベルとなり、上記切り換えスイッチ37を設けた場合と同様の効果が得られる。また、本実施形態においても、制御部2は、接続端子部3の出力信号がHighレベルの時は遠心分離機1のスイッチ部12の入力を受け付け、Lowレベルの時には受け付けないように設定してもよい。
本発明の第3の実施の形態による遠心分離機について図3を参照しながら説明する。
図3に示した構成のうち、遠心分離機1の操作を許可する信号の接続方法は図2(a)に示した構成と同じであるが、これに加え、遠心分離機1の運転状態の信号をPLC35に出力できるようにしてある。即ち、接続端子部3にリレー40を更に備え、制御部2からのリレー信号41により、リレー40がON・OFFするようになっている。リレー40は、COM端子、NC(ノーマル・クローズ)端子、NO(ノーマル・オープン)端子を有しており、COM端子に接続されているワイパー端子の可動接点が選択的にNC端子とNO端子に接続するように構成されている。
次に、制御部2がリレー40へ信号を出力する際の動作について、図6に示したフローチャートに従い説明する。
最初に、制御部2は、遠心分離機1が回転中かどうかを判断する(S1)。遠心分離機1が回転中の場合(S1:YES)、制御部2は、リレー40のON信号を出力する(S2)。一方、遠心分離機1が停止中の場合(S1:NO)、制御部2は、リレー40のOFF信号を出力する(S3)。
図3において、制御部2は、遠心分離機1が停止中にはリレー信号41にHighレベルを出力し、運転中にはLowレベルを出力する。遠心分離機1が停止中、すなわち、リレー信号41がHighレベルの時には、コイル401には電流が流れないため、リレー40はOFF状態となる。この場合、リレー40の接点402はNC端子側にあり、COM端子とNC端子がショートする。一方、遠心分離機1が運転中、すなわち、リレー信号41がLowレベルの時には、コイル401に電流が流れ、リレー40はON状態になる。この場合、リレー接点402はNO端子側にあり、COM端子とNC端子はオープンとなる。また、本実施形態では、制御部2は、リレー信号を上記のように出力しているが、遠心分離機1が停止中にはリレー信号41にLowレベルを出力し、運転中にはHighレベルを出力してもよい。
PLC35はリレー351の接点状態を検知する。これにより、遠心分離機1の運転状態を判断することができ、ユーザサイドの機器管理システム80で遠心分離機1の運転状態を表示することが可能となる。
また、機器管理システム80で上記リレー40の接点状態を監視し、長時間リレー40の接点が閉じている時、すなわち、遠心分離機1が停止中には、自動的にPLC35内のリレー350を開くことにより、フォトカプラ31へ電流を流さないようにして、遠心分離機1の操作をできないようにすることができる。このような構成によれば、遠心分離機1の使用者が、遠心分離機1の使用後にPLC35で遠心分離機1の選択を解除し忘れた場合でも、遠心分離機1は自動的に操作パネル10での操作を受け付けなくなる。従って、機器管理及び使用者を制限する上で、大きな効果が得られる。
また、図3に示した構成で、リレー40の接点402として、NC端子とNO端子両方をリレー40に設けているのは、接続端子部3とPLC35との接続に汎用性を持たせるためである。上記実施の形態では、PLC35をリレー40のNC接点に接続した時の動作を説明したが、リレー40のNO接点に接続しても良い。この場合、PLC35への出力が論理的に反転する。従って、ユーザサイドで所有するPLC35に合わせてNC接点を用いるか、NO接点を用いるかをユーザが自由に選択でき、接続端子部3はPLC35に接続しやすい構成となる。
また、遠心分離機1の運転状態を出力する接続部32の電源は、リレー351のように、ユーザ側から供給可能にしておくことが望ましい。そうすることにより、上記図2で説明したようにユーザ側で持つPLC35に合わせて、ユーザが任意の信号受け回路構成が可能となる。
上記第3の実施形態によるユーザ側から見た機器管理システム80の動作について、図7を用いて説明する。
まず、ユーザが、パソコン50上で遠心分離機1を選択し、IDコードを入力すると(S1)、IDコードが正しいかどうかをパソコン50が判断する(S2)。IDコードが正しい場合(S2:YES)、パソコン50は、PLC35に遠心分離機1の使用許可の信号を送る(S3)。
PLC35は、遠心分離機1と接続してあるリレー350をONし、遠心分離機1の制御部2に使用許可の信号を送る(S4)。PLC35は、遠心分離機1が回転中か停止中かの信号を取り込み、パソコン50に信号を送る(S5)。パソコン50は、遠心分離機1が回転中かどうかを判断し(S6)、遠心分離機1が回転中の場合には(S6:YES)、パソコン50は、遠心分離機1の回転中の表示をパソコン50の画面上で行う(S7)。その後、パソコン50は、S6へ戻り、遠心分離機1が回転中かどうかを監視する(S6)。
一方、遠心分離機1が停止中の場合(S6:NO)、パソコン50は、パソコン50から遠心分離機1の使用終了の入力があったかどうかを判断する(S8)。遠心分離機1の使用終了の入力があった場合(S8:YES)、パソコン50は、PLC35に終了の信号を送り、PLC35内のリレー350をOFFする(S9)。その後、パソコン50は動作を終了し、新しくIDが入力されるまで待機する(エンド)。
一方、遠心分離機1の使用終了の入力がなかった場合(S8:NO)、パソコン50は、遠心分離機1が長時間停止中かどうかを判断する(S10)。遠心分離機1が長時間停止中の場合(S10:YES)、パソコン50は、PLC35に終了の信号を送り、PLC35内のリレー350をOFFする(S9)。その後、パソコン50は動作を終了すし、新しくIDが入力されるまで待機する。(エンド)。遠心分離機1が長時間停止中でない場合(S10:NO)、パソコン50はS6へ戻り、遠心分離機1が回転中かどうかを監視する(S6)。
一方、S2で、IDコードが正しくない場合(S2:NO)、パソコン50は、IDコード不一致のため、PLC35に遠心分離機1の使用許可の信号を送らず(S11)、そのまま、動作を終了し、新しくIDが入力されるまで待機する(エンド)。
本発明による遠心分離機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
1 遠心分離機、2 制御部、3 接続端子部、4 ロータ、5 モータ、6 回転センサ、10 操作パネル、11 表示部、12 スイッチ部、31 フォトカプラ、32 接続部、34 出力信号(信号入力部)、37 切り換えスイッチ、38 短絡用電線、40 リレー
Claims (8)
- ロータと、
前記ロータを回転駆動するためのモータと、
前記ロータの回転数を検出するセンサと、
前記ロータの運転状態を表示するための表示部と、
前記ロータの運転条件を入力する運転条件入力部と、
前記ロータの回転及び停止のためのスイッチ部と、
前記スイッチ部からの入力及び前記運転条件入力部からの入力に基づいて前記モータを制御し、前記センサの検出結果に基づいて前記ロータの回転数を表示するよう前記表示部を制御する制御部を備えた遠心分離機において、
外部機器と接続可能な接続端子部を更に備え、
前記制御部は、前記接続端子部からの信号を入力する信号入力部を更に備え、
前記信号入力部への入力信号に基づき、前記スイッチ部からの前記ロータの回転を指示する入力を無効とすることを特徴とする遠心分離機。 - 前記外部機器は前記接続端子部との接続のための外部機器用リレー回路を有し、前記接続端子部は、前記外部機器用リレー回路が作動することにより前記信号入力部への信号を変化させるフォトカプラ回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遠心分離機。
- 前記フォトカプラ回路は前記フォトカプラ回路の作動のための電源を備えていることを特徴とする請求項2に記載の遠心分離機。
- 前記接続端子部は、外部機器からの入力のための入力用接続部と外部機器への出力のための出力用接続部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠心分離機。
- 前記ロータの運転状態を表す信号を前記出力用接続部から外部機器に出力することを特徴とする請求項4に記載の遠心分離機。
- 前記接続端子部は前記ロータの運転状態を表す信号を外部機器へ出力するためのリレー回路を備えていることを特徴とする請求項5に記載の遠心分離機。
- 前記ロータの運転状態を表す信号を論理的に反転して外部機器に出力できることを特徴とする請求項5又は6に記載の遠心分離機。
- 前記接続端子部は、前記外部機器からの入力信号によらず、スイッチ部からの入力を有効とすることができるスイッチを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遠心分離機。
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