JP2001104055A - テーブル - Google Patents
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- JP2001104055A JP2001104055A JP29021099A JP29021099A JP2001104055A JP 2001104055 A JP2001104055 A JP 2001104055A JP 29021099 A JP29021099 A JP 29021099A JP 29021099 A JP29021099 A JP 29021099A JP 2001104055 A JP2001104055 A JP 2001104055A
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- JP
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- armrests
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車椅子使用者が天板に安全に接近できて且つ
楽な姿勢で快適に使用することのできるテーブルを提供
する。 【解決手段】 天板1の側辺部1aに上面が天板の上面
と連続し且つ車椅子30の一対のアームレスト31、3
2間に入り込むことができる突出部11を設ける。該突
出部の先端面11aは天板の側辺部と略平行に形成し、
且つ、該突出部の両側面部11b、11cは、該突出部
が車椅子の両アームレスト間の座部中央部近傍まで入り
込んだときに、両アームレストの先端31a、32aに
対し横方向に傾斜角度をなして当接するようにカーブ又
は傾斜させる。
楽な姿勢で快適に使用することのできるテーブルを提供
する。 【解決手段】 天板1の側辺部1aに上面が天板の上面
と連続し且つ車椅子30の一対のアームレスト31、3
2間に入り込むことができる突出部11を設ける。該突
出部の先端面11aは天板の側辺部と略平行に形成し、
且つ、該突出部の両側面部11b、11cは、該突出部
が車椅子の両アームレスト間の座部中央部近傍まで入り
込んだときに、両アームレストの先端31a、32aに
対し横方向に傾斜角度をなして当接するようにカーブ又
は傾斜させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテーブルに関し、更
に詳しくは、車椅子使用者が安全に且つ快適に使用でき
るテーブルに関する。
に詳しくは、車椅子使用者が安全に且つ快適に使用でき
るテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子の使用者が楽な姿勢で食事や手作
業等をすることができるようにテーブルの天板の高さを
調整若しくは設定した場合、テーブルの天板と車椅子の
アームレストとがほぼ同一高さとなる場合がある。一
方、車椅子の使用者がテーブルを使用して楽な姿勢で食
事や手作業等をできるようにするためには、テーブルの
天板の側部を車椅子に着座した使用者の腹部の近傍まで
接近可能とすることが望ましい。しかし、通常、車椅子
におけるアームレストの先端は座部の先端の真上近傍に
あり、一方、座部に着座した使用者の腹部前面は通常座
部の中央付近に位置するので、車椅子のアームレストの
先端がテーブルの天板に当接すると、車椅子使用者の腹
部とテーブルの天板との間に大きな隙間が生じ、車椅子
の使用者が不便を強いられることとなる。
業等をすることができるようにテーブルの天板の高さを
調整若しくは設定した場合、テーブルの天板と車椅子の
アームレストとがほぼ同一高さとなる場合がある。一
方、車椅子の使用者がテーブルを使用して楽な姿勢で食
事や手作業等をできるようにするためには、テーブルの
天板の側部を車椅子に着座した使用者の腹部の近傍まで
接近可能とすることが望ましい。しかし、通常、車椅子
におけるアームレストの先端は座部の先端の真上近傍に
あり、一方、座部に着座した使用者の腹部前面は通常座
部の中央付近に位置するので、車椅子のアームレストの
先端がテーブルの天板に当接すると、車椅子使用者の腹
部とテーブルの天板との間に大きな隙間が生じ、車椅子
の使用者が不便を強いられることとなる。
【0003】従来より、天板の平面形状を、円形、長円
形、楕円形等にデザインしたテーブルが知られている。
この種のテーブルの天板は弧状に膨らんだ側周部を有す
るが、車椅子のアームレストの先端がこの種の天板にお
ける弧状側周部に当接した場合、天板の弧状側周部の膨
らみ度合いはわずかであるため、車椅子使用者の腹部と
テーブルの天板との間の隙間を大幅に縮めることができ
ない。
形、楕円形等にデザインしたテーブルが知られている。
この種のテーブルの天板は弧状に膨らんだ側周部を有す
るが、車椅子のアームレストの先端がこの種の天板にお
ける弧状側周部に当接した場合、天板の弧状側周部の膨
らみ度合いはわずかであるため、車椅子使用者の腹部と
テーブルの天板との間の隙間を大幅に縮めることができ
ない。
【0004】一方、車椅子使用者対応の天板を備えたテ
ーブルが提案されている(特開平10−085048号
公報参照)。この車椅子使用者対応の天板は、その一側
縁部が車椅子使用者の腹部に接する位置まで接近し得る
ように、該一側縁部の両側に車椅子のアームレスト用の
えぐり部を形成したものとなっており、両えぐり部はそ
れぞれ天板の一側縁部に対し略直角に延びる溝側面と、
天板の一側縁部に対し略平行に延びる溝底面とを有し、
溝側面と溝底面とがカーブした面を介して連続したもの
となっている。そして、車椅子の両アームレストの先端
がえぐり部の溝底面と向かい合って該溝底面に接近する
ときに、天板の一側縁が両アームレストの間に入り込ん
で車椅子使用者の腹部に接する位置まで接近可能となっ
ている。したがって、このテーブルにおいては、天板と
車椅子のアームレストとが床面から同一高さであって
も、左右のえぐり部によって車椅子のアームレストと天
板との干渉を避けることにより、車椅子使用者の腹部が
テーブルの天板の一側辺部と接する位置まで車椅子を天
板に近づけることができるものとなっている。
ーブルが提案されている(特開平10−085048号
公報参照)。この車椅子使用者対応の天板は、その一側
縁部が車椅子使用者の腹部に接する位置まで接近し得る
ように、該一側縁部の両側に車椅子のアームレスト用の
えぐり部を形成したものとなっており、両えぐり部はそ
れぞれ天板の一側縁部に対し略直角に延びる溝側面と、
天板の一側縁部に対し略平行に延びる溝底面とを有し、
溝側面と溝底面とがカーブした面を介して連続したもの
となっている。そして、車椅子の両アームレストの先端
がえぐり部の溝底面と向かい合って該溝底面に接近する
ときに、天板の一側縁が両アームレストの間に入り込ん
で車椅子使用者の腹部に接する位置まで接近可能となっ
ている。したがって、このテーブルにおいては、天板と
車椅子のアームレストとが床面から同一高さであって
も、左右のえぐり部によって車椅子のアームレストと天
板との干渉を避けることにより、車椅子使用者の腹部が
テーブルの天板の一側辺部と接する位置まで車椅子を天
板に近づけることができるものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車椅子使用者対応天板を備えたテーブルにおい
ては、テーブルの一側縁部を車椅子の左右一対のアーム
レスト間に入り込ませたときに、車椅子の両アームレス
トの先端が天板の両えぐり部の溝底部と向かい合って該
溝底部に接近する構成となっているため、天板の一側縁
部からえぐり部の溝底部までの深さが深すぎるときは、
車椅子の両アームレストの先端が天板の両えぐり部の溝
底部に当接する前に天板の一側縁部が車椅子使用者の腹
部に当接し得るため、車椅子を勢いよくテーブルの天板
に近づけたときは車椅子使用者の腹部を天板の一側縁部
で圧迫する虞れがある。一方、天板の一側縁部からえぐ
り部の溝底部までの深さが浅いと、車椅子の両アームレ
ストの先端と天板の両えぐり部の溝底部との間で車椅子
使用者の手指が挟まれることが起こり得る。
た従来の車椅子使用者対応天板を備えたテーブルにおい
ては、テーブルの一側縁部を車椅子の左右一対のアーム
レスト間に入り込ませたときに、車椅子の両アームレス
トの先端が天板の両えぐり部の溝底部と向かい合って該
溝底部に接近する構成となっているため、天板の一側縁
部からえぐり部の溝底部までの深さが深すぎるときは、
車椅子の両アームレストの先端が天板の両えぐり部の溝
底部に当接する前に天板の一側縁部が車椅子使用者の腹
部に当接し得るため、車椅子を勢いよくテーブルの天板
に近づけたときは車椅子使用者の腹部を天板の一側縁部
で圧迫する虞れがある。一方、天板の一側縁部からえぐ
り部の溝底部までの深さが浅いと、車椅子の両アームレ
ストの先端と天板の両えぐり部の溝底部との間で車椅子
使用者の手指が挟まれることが起こり得る。
【0006】したがって、本発明の目的は、車椅子使用
者が天板に安全に接近できて且つ楽な姿勢で快適に使用
することのできるテーブルを提供することにある。
者が天板に安全に接近できて且つ楽な姿勢で快適に使用
することのできるテーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、天板の側辺部に上面が天板の上面と連続
し且つ車椅子の一対のアームレスト間に入り込むことが
できる突出部を備え、該突出部の先端面は天板の側辺部
と略平行に形成され、且つ、該突出部の両側面部は、該
突出部が車椅子の両アームレスト間の座部中央部近傍ま
で入り込んだときに、両アームレストの先端に対し横方
向に傾斜角度をなして当接するようにカーブ又は傾斜し
て延びていることを特徴とするテーブルを提供する。
に、本発明は、天板の側辺部に上面が天板の上面と連続
し且つ車椅子の一対のアームレスト間に入り込むことが
できる突出部を備え、該突出部の先端面は天板の側辺部
と略平行に形成され、且つ、該突出部の両側面部は、該
突出部が車椅子の両アームレスト間の座部中央部近傍ま
で入り込んだときに、両アームレストの先端に対し横方
向に傾斜角度をなして当接するようにカーブ又は傾斜し
て延びていることを特徴とするテーブルを提供する。
【0008】上記構成のテーブルにおいては、天板の側
辺部に車椅子の一対のアームレスト間に入り込む突出部
を設けているので、天板と車椅子のアームレストとを略
同一高さとしたときに、天板の突出部を車椅子の一対の
アームレストの間に入り込ませて車椅子使用者の腹部近
傍まで接近させることができる。また、該突出部の先端
面を天板の側辺部と略平行に形成しているので、両アー
ムレスト間に天板上面と連続する広い載せ置き用スペー
スを確保することができる。したがって、食事用トレイ
等を安定に載せることができる。しかも、突出部の両側
面は、天板の突出部が車椅子の両アームレスト間に入り
込んだときに、車椅子の両アームレストの先端に対し横
方向に傾斜角度をなして当接するように、カーブ又は傾
斜して延びているので、車椅子がテーブルに接近したと
きに車椅子の両アームレストの先端を突出部の傾斜した
両側面に確実に当接させることができる。したがって、
天板の突出部が車椅子の両アームレスト間に深く入り込
み過ぎて突出部の先端が車椅子使用者の腹部を圧迫する
ことを確実に防止することができるとともに、車椅子使
用者がアームレストの先端に手指をかけた状態でテーブ
ルの天板に接近した場合であっても、その手指がアーム
レストの先端と天板との間に挟まれることを回避するこ
とができる。したがって、車椅子使用者は、その腹部が
天板の突出部先端面に接近する位置まで安全に接近する
ことができ、且つ、テーブルの天板を楽な姿勢で快適に
使用することができることとなる。
辺部に車椅子の一対のアームレスト間に入り込む突出部
を設けているので、天板と車椅子のアームレストとを略
同一高さとしたときに、天板の突出部を車椅子の一対の
アームレストの間に入り込ませて車椅子使用者の腹部近
傍まで接近させることができる。また、該突出部の先端
面を天板の側辺部と略平行に形成しているので、両アー
ムレスト間に天板上面と連続する広い載せ置き用スペー
スを確保することができる。したがって、食事用トレイ
等を安定に載せることができる。しかも、突出部の両側
面は、天板の突出部が車椅子の両アームレスト間に入り
込んだときに、車椅子の両アームレストの先端に対し横
方向に傾斜角度をなして当接するように、カーブ又は傾
斜して延びているので、車椅子がテーブルに接近したと
きに車椅子の両アームレストの先端を突出部の傾斜した
両側面に確実に当接させることができる。したがって、
天板の突出部が車椅子の両アームレスト間に深く入り込
み過ぎて突出部の先端が車椅子使用者の腹部を圧迫する
ことを確実に防止することができるとともに、車椅子使
用者がアームレストの先端に手指をかけた状態でテーブ
ルの天板に接近した場合であっても、その手指がアーム
レストの先端と天板との間に挟まれることを回避するこ
とができる。したがって、車椅子使用者は、その腹部が
天板の突出部先端面に接近する位置まで安全に接近する
ことができ、且つ、テーブルの天板を楽な姿勢で快適に
使用することができることとなる。
【0009】好ましくは、前記天板が天板高さ調節用の
アジャスタを備えた脚部により支持される。係る構成に
よれば、天板と車椅子のアームレストとが略同一高さと
なるように脚部のアジャスタで調節することができるの
で、車椅子使用者が最も楽な姿勢でテーブルを使用し食
事やテーブル上での手作業等を行うことができるように
なる。
アジャスタを備えた脚部により支持される。係る構成に
よれば、天板と車椅子のアームレストとが略同一高さと
なるように脚部のアジャスタで調節することができるの
で、車椅子使用者が最も楽な姿勢でテーブルを使用し食
事やテーブル上での手作業等を行うことができるように
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明する。
ましい実施形態を説明する。
【0011】
【実施例】図1から図6までは本発明の一実施例を示し
たものであり、図1はテーブルの平面図、図2はテーブ
ルの正面図、図3は図1のテーブルに使用される脚部の
一部破断縦断面図、図4及び図5はそれぞれ図1のテー
ブルを4人の車椅子使用者が使用した状態を示す平面透
視図及び側面図、図6は図1に示すテーブルの使用状態
を示す要部平面図である。
たものであり、図1はテーブルの平面図、図2はテーブ
ルの正面図、図3は図1のテーブルに使用される脚部の
一部破断縦断面図、図4及び図5はそれぞれ図1のテー
ブルを4人の車椅子使用者が使用した状態を示す平面透
視図及び側面図、図6は図1に示すテーブルの使用状態
を示す要部平面図である。
【0012】はじめに図1及び図2を参照すると、テー
ブルは天板1とこの天板1を支持するための4本の脚部
2を備えており、4つの脚部2はそれぞれ支持ブラケッ
ト3を介して天板1の4つのコーナー部の下面に取り付
けられている。各脚部2は天板1の高さ調節用のアジャ
スタ4を備えている。
ブルは天板1とこの天板1を支持するための4本の脚部
2を備えており、4つの脚部2はそれぞれ支持ブラケッ
ト3を介して天板1の4つのコーナー部の下面に取り付
けられている。各脚部2は天板1の高さ調節用のアジャ
スタ4を備えている。
【0013】図3を参照すると、各脚部2は、支持ブラ
ケット3に固定された外筒21と、外筒21の下端開口
部より下方に突出し得るように外筒21内に配設された
内筒22とを有し、外筒21に取り付けられたねじピン
23が内筒22に形成された長溝22a内に係合するこ
とにより、内筒22が外筒21の長さ方向すなわち上下
方向に移動可能に、且つ、外筒21に対し回転不可能に
連結されている。また、外筒21の上端部にはねじ軸2
4がベアリング25を介して回転自在に且つ上下方向に
は移動不可能に保持されており、ねじ軸24は内筒22
の上端部に固定されたナット部材26とねじ結合してい
る。また、外筒21の上端部の上側には回転操作用のグ
リップ27がねじ軸24に固定されて設けられている。
このグリップ27を回すことにより、外筒21に対し内
筒22を上下方向にに変位させることができ、外筒の下
端開口部から内筒22が突出する量を調節することがで
きるので、脚部2の全長を調整することができる。した
がって、4本の脚部2により支持される天板1の高さを
調整することができる。
ケット3に固定された外筒21と、外筒21の下端開口
部より下方に突出し得るように外筒21内に配設された
内筒22とを有し、外筒21に取り付けられたねじピン
23が内筒22に形成された長溝22a内に係合するこ
とにより、内筒22が外筒21の長さ方向すなわち上下
方向に移動可能に、且つ、外筒21に対し回転不可能に
連結されている。また、外筒21の上端部にはねじ軸2
4がベアリング25を介して回転自在に且つ上下方向に
は移動不可能に保持されており、ねじ軸24は内筒22
の上端部に固定されたナット部材26とねじ結合してい
る。また、外筒21の上端部の上側には回転操作用のグ
リップ27がねじ軸24に固定されて設けられている。
このグリップ27を回すことにより、外筒21に対し内
筒22を上下方向にに変位させることができ、外筒の下
端開口部から内筒22が突出する量を調節することがで
きるので、脚部2の全長を調整することができる。した
がって、4本の脚部2により支持される天板1の高さを
調整することができる。
【0014】次に、この実施例の天板1は、長辺側の2
つの側辺部1aと、短辺側の2つの側辺部1bとを有
し、全体的に平面視略長方形状をなしている。また、天
板1の4つのコーナー部はそれぞれ平面視円弧形状をな
しており、天板1の全周にわたって天板1の側面部1
a、1bには、例えばゴム若しくは弾性に富む合成樹脂
等からなるエッジ部材5が取り付けられている。
つの側辺部1aと、短辺側の2つの側辺部1bとを有
し、全体的に平面視略長方形状をなしている。また、天
板1の4つのコーナー部はそれぞれ平面視円弧形状をな
しており、天板1の全周にわたって天板1の側面部1
a、1bには、例えばゴム若しくは弾性に富む合成樹脂
等からなるエッジ部材5が取り付けられている。
【0015】図1、図2、図4、図5及び図6を参照す
ると、天板1の長辺側の側辺部1aにはそれぞれ、上面
が天板1の上面と連続し且つ車椅子30の一対のアーム
レスト31、32間に入り込むことができる2つの突出
部11が互いに間隔を開けて設けられている。各突出部
11の先端面11aは天板1の側辺部1aと略平行に形
成されている。また、各突出部11の両側面はそれぞ
れ、該突出部11が車椅子30の両アームレスト31、
32の間の座部32中央部近傍まで入り込んだときに、
両アームレスト31、32の先端31a、32aに対し
突出部11の両側面11b、11cが横方向に傾斜角度
をなして当接するように、カーブして延びている(図
2、図4及び図6参照)。換言すれば、各突出部11
は、その先端面11aから天板1の側面部1aに向かう
に従って次第に横幅が増大しており、さらに詳しくは、
この実施例の各突出部11は天板1の側辺部1aと略平
行な先端面11aから平面視外向き円弧状に延びた後、
突出部11の側面部11bの略中央部から平面視内向き
円弧状に延びて天板1の側辺部1aに達する連続したカ
ーブ形状をなしている。なお、突出部11の両側面11
b、11cをこのようなカーブ面とする代わりに直線的
な傾斜面としてもよい。
ると、天板1の長辺側の側辺部1aにはそれぞれ、上面
が天板1の上面と連続し且つ車椅子30の一対のアーム
レスト31、32間に入り込むことができる2つの突出
部11が互いに間隔を開けて設けられている。各突出部
11の先端面11aは天板1の側辺部1aと略平行に形
成されている。また、各突出部11の両側面はそれぞ
れ、該突出部11が車椅子30の両アームレスト31、
32の間の座部32中央部近傍まで入り込んだときに、
両アームレスト31、32の先端31a、32aに対し
突出部11の両側面11b、11cが横方向に傾斜角度
をなして当接するように、カーブして延びている(図
2、図4及び図6参照)。換言すれば、各突出部11
は、その先端面11aから天板1の側面部1aに向かう
に従って次第に横幅が増大しており、さらに詳しくは、
この実施例の各突出部11は天板1の側辺部1aと略平
行な先端面11aから平面視外向き円弧状に延びた後、
突出部11の側面部11bの略中央部から平面視内向き
円弧状に延びて天板1の側辺部1aに達する連続したカ
ーブ形状をなしている。なお、突出部11の両側面11
b、11cをこのようなカーブ面とする代わりに直線的
な傾斜面としてもよい。
【0016】上記天板において、2つの突出部11の間
隔及び長辺側の側辺部1aの長さは、2人の車椅子使用
者40が互いに横に並んで天板1を使用するときに互い
に干渉しないように寸法設定されている。また、天板1
の短辺側の側辺部1bは、2人の車椅子使用者40が互
いに向かい合って2つの側辺部1a上の突出部11を使
用するときに互いに干渉しないように寸法設定されてい
る。
隔及び長辺側の側辺部1aの長さは、2人の車椅子使用
者40が互いに横に並んで天板1を使用するときに互い
に干渉しないように寸法設定されている。また、天板1
の短辺側の側辺部1bは、2人の車椅子使用者40が互
いに向かい合って2つの側辺部1a上の突出部11を使
用するときに互いに干渉しないように寸法設定されてい
る。
【0017】上記構成のテーブルにおいては、天板1の
側辺部1aに車椅子30の一対のアームレスト31、3
2間に入り込む突出部11を設けているので、天板1と
車椅子30のアームレスト31、32とが略同一高さで
あるときに、天板1の突出部11を車椅子30の両アー
ムレストの間に入り込ませて車椅子使用者40の腹部近
傍まで接近させることができる。また、突出部11の先
端面11aを天板1の側辺部1aと略平行に形成してい
るので、両アームレスト31、32間に天板1の上面と
連続する広い載せ置き用スペースを確保することができ
る。したがって、突出部11の上に食事用トレイ13等
を安定に載せることができる。
側辺部1aに車椅子30の一対のアームレスト31、3
2間に入り込む突出部11を設けているので、天板1と
車椅子30のアームレスト31、32とが略同一高さで
あるときに、天板1の突出部11を車椅子30の両アー
ムレストの間に入り込ませて車椅子使用者40の腹部近
傍まで接近させることができる。また、突出部11の先
端面11aを天板1の側辺部1aと略平行に形成してい
るので、両アームレスト31、32間に天板1の上面と
連続する広い載せ置き用スペースを確保することができ
る。したがって、突出部11の上に食事用トレイ13等
を安定に載せることができる。
【0018】しかも、突出部11の両側面11b、11
cは、天板1の突出部11が車椅子30の両アームレス
ト31、32間に入り込んだときに、車椅子30の両ア
ームレスト31、32の先端31a、32aに対し横方
向に傾斜した角度をなして当接するように、カーブさせ
て形成しているので、車椅子がテーブルに接近したとき
に車椅子の両アームレスト31、32の先端31a、3
2aを突出部11の両側面11b、11cに確実に当接
させることができる。したがって、天板1の突出部11
が車椅子30の両アームレスト31、32間に深く入り
込み過ぎて突出部11の先端11aが車椅子使用者40
の腹部を圧迫することを確実に防止することができる。
cは、天板1の突出部11が車椅子30の両アームレス
ト31、32間に入り込んだときに、車椅子30の両ア
ームレスト31、32の先端31a、32aに対し横方
向に傾斜した角度をなして当接するように、カーブさせ
て形成しているので、車椅子がテーブルに接近したとき
に車椅子の両アームレスト31、32の先端31a、3
2aを突出部11の両側面11b、11cに確実に当接
させることができる。したがって、天板1の突出部11
が車椅子30の両アームレスト31、32間に深く入り
込み過ぎて突出部11の先端11aが車椅子使用者40
の腹部を圧迫することを確実に防止することができる。
【0019】また、車椅子30の両アームレスト31、
32の先端31a、32aは突出部11におけるカーブ
した形状の両側面11b、11cに対し横方向に傾斜し
た角度をなして当接するので、図6からわかるように、
車椅子使用者40がアームレスト31、32の先端に手
指をかけた状態でテーブルの天板1に接近した場合であ
っても、その手指がアームレスト31、32の先端31
a、32aと天板1との間に挟まれることを回避するこ
とができる。したがって、車椅子使用者40は、その腹
部が天板の突出部先端面11aに接近する位置まで安全
に接近することができ、且つ、テーブルの天板1を楽な
姿勢で快適に使用することができるテーブルを提供する
ことができる。
32の先端31a、32aは突出部11におけるカーブ
した形状の両側面11b、11cに対し横方向に傾斜し
た角度をなして当接するので、図6からわかるように、
車椅子使用者40がアームレスト31、32の先端に手
指をかけた状態でテーブルの天板1に接近した場合であ
っても、その手指がアームレスト31、32の先端31
a、32aと天板1との間に挟まれることを回避するこ
とができる。したがって、車椅子使用者40は、その腹
部が天板の突出部先端面11aに接近する位置まで安全
に接近することができ、且つ、テーブルの天板1を楽な
姿勢で快適に使用することができるテーブルを提供する
ことができる。
【0020】また、上記実施例のテーブルにおいては、
天板1が天板高さ調節用のアジャスタ4を備えた脚部2
により支持されているので、天板1と車椅子30のアー
ムレスト31、32とが略同一高さとなるように脚部2
のアジャスタ4で高さを調節することができる。したが
って、車椅子使用者40が最も楽な姿勢でテーブルを使
用し食事や天板1上での手作業等を行うことができるよ
うになる。
天板1が天板高さ調節用のアジャスタ4を備えた脚部2
により支持されているので、天板1と車椅子30のアー
ムレスト31、32とが略同一高さとなるように脚部2
のアジャスタ4で高さを調節することができる。したが
って、車椅子使用者40が最も楽な姿勢でテーブルを使
用し食事や天板1上での手作業等を行うことができるよ
うになる。
【0021】図7は本発明の他の実施例を示したもので
ある。同図において上記実施例と同様の構成要素には同
一の参照符号が付されている。この実施例では、天板1
は4つの側辺部1aを有する略正方形の平面視形状を有
しており、各側辺部1aに上記実施例と同様の構成を有
する突出部11が形成されている。すなわち、各突出部
11の先端面11aは天板1の側辺部1aと略平行に形
成されており、且つ、該突出部11の両側面部11b、
11cは、該突出部11が車椅子の両アームレスト間の
座部中央部近傍まで入り込んだときに、両アームレスト
の先端に対し横方向に傾斜角度をなして当接するように
カーブして延びている。したがって、この実施例におい
ても、上記実施例と同様に、車椅子使用者40は、その
腹部が天板1の突出部先端面11aに接近する位置まで
安全に接近することができ、且つ、テーブルの天板1を
楽な姿勢で快適に使用することができる。
ある。同図において上記実施例と同様の構成要素には同
一の参照符号が付されている。この実施例では、天板1
は4つの側辺部1aを有する略正方形の平面視形状を有
しており、各側辺部1aに上記実施例と同様の構成を有
する突出部11が形成されている。すなわち、各突出部
11の先端面11aは天板1の側辺部1aと略平行に形
成されており、且つ、該突出部11の両側面部11b、
11cは、該突出部11が車椅子の両アームレスト間の
座部中央部近傍まで入り込んだときに、両アームレスト
の先端に対し横方向に傾斜角度をなして当接するように
カーブして延びている。したがって、この実施例におい
ても、上記実施例と同様に、車椅子使用者40は、その
腹部が天板1の突出部先端面11aに接近する位置まで
安全に接近することができ、且つ、テーブルの天板1を
楽な姿勢で快適に使用することができる。
【0022】以上、図示実施例に付き説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
例えば、天板の側辺部に設ける突出部の個数や天板の側
辺部形状等にさらに変更を加えることができる。また、
天板を支持する脚部のアジャスタ機構は脚部の下端部に
設けられていてもよく、さらに、アジャスタを省略した
脚部を用いた場合であっても本発明の所期目的を達成す
ることができる。
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
例えば、天板の側辺部に設ける突出部の個数や天板の側
辺部形状等にさらに変更を加えることができる。また、
天板を支持する脚部のアジャスタ機構は脚部の下端部に
設けられていてもよく、さらに、アジャスタを省略した
脚部を用いた場合であっても本発明の所期目的を達成す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の構成によれば、車椅子使用者が天板に安全に接近でき
て且つ楽な姿勢で快適に使用することのできるテーブル
を提供することができる。
の構成によれば、車椅子使用者が天板に安全に接近でき
て且つ楽な姿勢で快適に使用することのできるテーブル
を提供することができる。
【図1】図1から図5までは本発明の一実施例を示すテ
ーブルの平面図である。
ーブルの平面図である。
【図2】図2は図1に示すテーブルの正面図である。
【図3】図1のテーブルに使用される脚部の一部破断縦
断面図である。
断面図である。
【図4】図1のテーブルを4人の車椅子使用者が使用し
た状態を示す平面透視図である。
た状態を示す平面透視図である。
【図5】図1のテーブルを4人の車椅子使用者が使用し
た状態を示す平面透視図である。
た状態を示す平面透視図である。
【図6】図1に示すテーブルの使用状態を示す要部平面
図である。
図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すテーブルの平面図で
ある。
ある。
1 天板 1a、1b 側辺部 2 脚部 3 支持ブラケット 4 アジャスタ 11 突出部 11a 先端面 11b、11c 側面 13 トレイ 30 車椅子 31、32 アームレスト 31a、32a 先端 40 車椅子使用者 41 手指
Claims (2)
- 【請求項1】 天板の側辺部に上面が天板の上面と連続
し且つ車椅子の一対のアームレスト間に入り込むことが
できる突出部を備え、該突出部の先端面は天板の側辺部
と略平行に形成され、且つ、該突出部の両側面は、該突
出部が車椅子の両アームレスト間の座部中央部近傍まで
入り込んだときに、両アームレストの先端に対し横方向
に傾斜角度をなして当接するようにカーブ又は傾斜して
延びていることを特徴とするテーブル。 - 【請求項2】 前記天板が天板高さ調節用のアジャスタ
を備えた脚部により支持されていることを特徴とする請
求項1記載のテーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29021099A JP2001104055A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29021099A JP2001104055A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | テーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001104055A true JP2001104055A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17753184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29021099A Pending JP2001104055A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | テーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001104055A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035931A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Kazuo Nagano | 洗面台 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP29021099A patent/JP2001104055A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035931A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Kazuo Nagano | 洗面台 |
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