JP2001103765A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JP2001103765A JP27541899A JP27541899A JP2001103765A JP 2001103765 A JP2001103765 A JP 2001103765A JP 27541899 A JP27541899 A JP 27541899A JP 27541899 A JP27541899 A JP 27541899A JP 2001103765 A JP2001103765 A JP 2001103765A
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永至 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の発振器を用いること無く所望の周波数
でスイッチング制御可能なスイッチング電源を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明のスイッチング電源は、クロック
周波数が可変可能でこのクロックに従って動作する演算
処理部としてのマイコン1を有し、このマイコン1のク
ロック周波数をスイッチング周波数として動作するよう
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
に関するものであり、特に、周波数制御による負荷電力
や電圧を高周波で制御する場合に特徴を有するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチング電源は、図15に示
すように、周波数制御用マイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略す。)30と、周波数制御用トランジスタ
31,32,33と、周波数可変用コンデンサ34,3
5,36と、発振器37と、インバータ38と、周波数
制御用マイコン30にクロック周波数を供給するクロッ
ク発振器39と、発振器37にそれぞれ接続される発振
用コンデンサ40と発振用抵抗器41とで構成されてい
る。
【0003】このスイッチング電源の動作について説明
する。周波数制御用マイコン30によって、周波数制御
用トランジスタ31,32,33をオンオフ制御するこ
とで、周波数可変用コンデンサ34,35,36を接続
開放し、発振器37の発振周波数を変化させる。そし
て、発振器37からの出力を、スイッチング周波数とし
てインバータ38で電力増幅して負荷42への電力を制
御している。
【0004】また、前述のスイッチング電源とは別の周
波数制御としては、マイコンのソフトによりクロック周
波数の分周比を可変して周波数切替えを行ない、スイッ
チング周波数を制御しているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
イッチング電源では、負荷電力は発振周波数で制御され
るので、所望の電力を安定に得るためには、マイコン用
発振器としてのクロック発振器39と、インバータ用発
振器としての発振器37との二つが必要である。また、
マイコンでソフトによる周波数切替えは、固定されたク
ロック周波数を分周して所望の周波数を出力することと
成り、選べる周波数が限定されること、インバータの周
波数が高い場合は高速制御可能なマイコンを使用しない
と対応できないなどの問題があった。
【0006】本発明は、複数の発振器を用いること無く
所望の周波数でスイッチング制御可能なスイッチング電
源を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源は、クロック周波数が可変可能でこのクロックに従っ
て動作する演算処理部を有し、前記演算処理部のクロッ
ク周波数をスイッチング周波数として動作するよう構成
したものである。本発明によると、単一の発振器のみで
動作可能で所望の周波数でスイッチング制御可能なスイ
ッチング電源を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、クロック周波数が可変可能でこのクロックに従って
動作する演算処理部を有し、前記演算処理部のクロック
周波数をスイッチング周波数として動作するよう構成し
たスイッチング電源としたものであり、単一の発振器の
みで動作可能で所望の周波数でスイッチング制御可能な
スイッチング電源を得ることができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、マイコ
ンを含む制御回路によりスイッチング周波数が制御され
るスイッチング電源において、前記マイコンのクロック
周波数を可変させこのクロック周波数をスイッチング周
波数として動作することを特徴とするスイッチング電源
としたものであり、マイコン用発振器のみで、所望のス
イッチング周波数で制御可能なスイッチング電源を得る
ことができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、マイコ
ンのクロック周波数を分周した周波数を、スイッチング
周波数として動作することを特徴とする請求項2記載の
スイッチング電源としたものであり、マイコンのクロッ
ク周波数より小さいスイッチング周波数でも周波数制御
が可能なスイッチング電源を得ることができる。本発明
の請求項4に記載の発明は、マイコンのクロック発振部
に発振周波数可変のRC発振を用いることを特徴とする
請求項2または請求項3に記載のスイッチング電源とし
たものであり、所望のスイッチング周波数を得る具体的
な構成を実現できる。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、マイコ
ンのクロック発振部に発振周波数可変のLC発振を用い
ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のス
イッチング電源としたものであり、スイッチング周波数
の精度を高めることができ高精度な電力制御を実現でき
る。本発明の請求項6に記載の発明は、発振用抵抗器と
発振用コンデンサとを有するクロック発振部に、スイッ
チング素子に接続されたコンデンサを接続し、前記スイ
ッチング素子をオンオフ制御して前記クロック発振部の
発振周波数を変化させてマイコンのクロック周波数を可
変させることを特徴とする請求項2または請求項3に記
載のスイッチング電源としたものであり、所望のスイッ
チング周波数で電力制御することができる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、発振用
コイルと発振用コンデンサとを有するクロック発振部
に、スイッチング素子に接続されたコンデンサを接続
し、前記スイッチング素子をオンオフ制御して前記クロ
ック発振部の発振周波数を変化させてマイコンのクロッ
ク周波数を可変させることを特徴とする請求項2または
請求項3に記載のスイッチング電源としたものであり、
所望のスイッチング周波数で電力制御することができ
る。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、マイコ
ンの出力ポートに直接に発振用抵抗器とコンデンサとを
接続し、これらの接続開放を制御することでマイコンの
クロック周波数を可変させることを特徴とする請求項2
または請求項3に記載のスイッチング電源としたもので
あり、所望のスイッチング周波数で電力制御することが
できる。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、マイコ
ンの出力ポートに直接に発振用コイルとコンデンサとを
接続し、これらの接続開放を制御することでマイコンの
クロック周波数を可変させることを特徴とする請求項2
または請求項3に記載のスイッチング電源としたもので
ある。本発明の請求項10に記載の発明は、マイコンの
クロック発生回路に接続された発振用コイルの両端にマ
イコンのクロック周波数を可変するためのコンデンサを
接続し、前記コンデンサの容量をクロック発生回路の入
出力で概ねバランスするように接続することを特徴とす
る請求項5記載のスイッチング電源としたものであり、
周波数制御を安定に実現することができる。
【0015】本発明の請求項11に記載の発明は、マイ
コンのクロック発生回路の入出力間に発振用コイルを接
続し、マイコンのクロック発生回路の入力側のみにコン
デンサを接続することを特徴とする請求項5記載のスイ
ッチング電源としたものであり、周波数制御を実現する
ことができる。本発明の請求項12に記載の発明は、マ
イコンのクロック発生回路に接続された発振用コイル
に、直列あるいは並列に抵抗器を接続して発振強度を合
わせ込むことを特徴とする請求項5記載のスイッチング
電源としたものであり、コイル−コンデンサの共振によ
る高圧発生を抑制し、信頼性の高い発振回路を実現でき
る。
【0016】本発明の請求項13に記載の発明は、発振
用抵抗器を、マイコンのクロック周波数微調整用として
の可変抵抗器とした請求項4記載のスイッチング電源と
したものであり、スイッチング周波数の微調整ができ
る。本発明の請求項14に記載の発明は、発振用コイル
を、マイコンのクロック周波数微調整用としての可変イ
ンダクタとした請求項5記載のスイッチング電源とした
ものであり、スイッチング周波数の微調整ができる。
【0017】以下、本発明のスイッチング電源を具体的
な実施の形態に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1に示した本発明の実施の形態1の
スイッチング電源は、クロック周波数が可変可能でこの
クロックに従って動作する演算処理部としてのマイコン
1を有し、このマイコン1のクロック周波数をスイッチ
ング周波数として動作するよう構成したものである。
【0018】具体的には、このスイッチング電源は、マ
イコン1と、電力を供給する直流電源2と、クロック発
振部3と、周波数制御によって電力を制御するインバー
タ出力部4とを有し、負荷装置5に電力を出力するよう
構成されている。なお、制御回路は、インバータ出力部
4を制御するようにマイコン1とクロック発振部3とで
構成されている。
【0019】このクロック発振部3は、周波数可変の為
のコンデンサ6,7,8,9と、マイコン1に内蔵され
たクロック発生回路10と、発振用コイル11と、最高
周波数を決定する発振用コンデンサ12,13とでLC
発振するよう構成されている。マイコン1のクロック発
生回路10のクロック入力ポート10aとクロック出力
ポート10bとの間には発振用コイル11が接続され、
発振用コイル11の両端とGNDとの間にはそれぞれ発
振用コンデンサ12,13が接続されている。
【0020】また、発振用コイル11の両端とマイコン
1の出力ポート10c〜10fとの間にはそれぞれのス
イッチング素子14〜17を介して周波数可変の為のコ
ンデンサ6,7,8,9がそれぞれ接続されており、こ
のコンデンサ6〜9の容量をクロック発生回路10の入
出力で概ねバランスするように接続している。ここで、
この実施の形態1のスイッチング電源の動作について説
明する。
【0021】マイコン1は、自己の出力ポート10c〜
10fに接続されているそれぞれのスイッチング素子1
4〜17をオンオフ制御してクロック発振部3のコンデ
ンサ6〜9の接続開放を制御し、クロック発振部3の発
振周波数を可変させ、クロック発生回路10からインバ
ータ出力部4に出力されるクロック周波数を可変させて
いる。なお、このマイコン1は、前記の可変後のクロッ
ク周波数で正常に動作する。
【0022】インバータ出力部4では、前記の可変後の
クロック周波数をスイッチング周波数としてインバータ
制御することになり、負荷装置5に電力を出力してい
る。このように構成したため、従来例のようなマイコン
用発振器とは別のインバータ用発振器を設けることを不
必要とすることができ、この単一のマイコン用発振器と
してのクロック発振部3のみでスイッチング動作させる
ことができ、その構成を簡単な回路構成で実現すること
ができ、クロック発振部3の周波数可変用のコンデンサ
6〜9の接続開放を制御することでスイッチング周波数
を所望の任意の周波数に選択制御することができ、高速
で安定な周波数制御による電力制御を供給可能とするこ
とができる。
【0023】また、マイコン1のクロック発生回路10
に接続された発振用コイル11の両端にこのマイコン1
のクロック周波数を可変するためのコンデンサ6〜9を
接続し、このコンデンサ6〜9の容量をクロック発生回
路10の入出力で概ねバランスするように接続している
ので、周波数制御を安定に実現することができる。この
実施の形態1では、演算処理部をマイコン1としている
が、マイクロプロセッサやCPU(中央演算処理装置)
などであっても、前述と同様の効果を有する。
【0024】この実施の形態1では、マイコン1の出力
ポート10c〜10fにスイッチング素子14〜17を
外部接続しているが、図2に示すように、スイッチング
素子14〜17を内蔵しそれが出力ポート10c〜10
fに接続されたマイコンを用いた場合であっても、前述
と同様の効果を有する。また、ここでは、周波数可変用
のコンデンサ6〜9を4個としているが、周波数可変用
のコンデンサを4個以外の数量としそれに伴ってスイッ
チング素子とマイコンの出力ポートの数量を対応させた
場合であっても、前述と同様の効果を有する。
【0025】この実施の形態1では、マイコン1のクロ
ック発生回路10のクロック入力ポート10aとクロッ
ク出力ポート10bとの間に接続された発振用コイル1
1の両端にこのマイコン1のクロック周波数を可変する
ためのコンデンサ6〜9を接続し、このコンデンサ6〜
9の容量をクロック発生回路10の入出力で概ねバラン
スするように接続しているが、図3に示すように、マイ
コン1のクロック発生回路10の入力側のみにコンデン
サ6,7を接続する場合では、前記のコンデンサ6〜9
の容量をクロック発生回路10の入出力で概ねバランス
するように接続する場合に比べてやや劣るが、実使用上
に問題なく十分に安定した周波数制御を実現することが
できる。
【0026】この実施の形態1では、マイコン1のクロ
ック発生回路10のクロック入力ポート10aとクロッ
ク出力ポート10bとの間に発振用コイル11のみを接
続しているが、図4,図5に示すように、この発振用コ
イル11に直列あるいは並列に抵抗器18を接続して発
振強度を合わせ込むよう構成した場合では、コイル−コ
ンデンサの共振による高圧発生を抑制し、信頼性の高い
クロック発振回路を実現できる。
【0027】(実施の形態2)図6に示した本発明の実
施の形態2のスイッチング電源は、前述の実施の形態1
と同様にマイコン1を含む制御回路によりスイッチング
周波数が制御されるスイッチング電源であって、マイコ
ン1のクロック周波数を分周した周波数を、スイッチン
グ周波数として動作するよう構成した点が前述の実施の
形態1とは異なっている。
【0028】具体的には、前述の実施の形態1のクロッ
ク発生回路10とインバータ出力部4との間に、マイコ
ン1のクロック周波数を分周してインバータ出力部4に
出力する分周器19を設けている。このように構成した
ため、前述の実施の形態1ではクロック発振部3で可変
されたマイコン1のクロック周波数をそのままインバー
タ出力部4に供給しマイコン1のクロック周波数と同一
周波数であるスイッチング周波数でインバータ出力部4
を動作させているが、本実施の形態2のスイッチング電
源では分周器19を設けているので、マイコン1のクロ
ック周波数より低いスイッチング周波数でも周波数制御
を可能にすることができる。
【0029】この実施の形態2では、マイコン1の出力
ポート10c〜10fにスイッチング素子14〜17を
それぞれ外部接続しているが、図7に示すように、スイ
ッチング素子14〜17を内蔵しそれが出力ポート10
c〜10fに接続されたマイコンを用いた場合であって
も、前述と同様の効果を有する。この実施の形態2で
は、マイコン1のクロック発生回路10のクロック入力
ポート10aとクロック出力ポート10bとの間に接続
された発振用コイル11の両端にマイコン1のクロック
周波数を可変するためのコンデンサ6〜9を接続し、こ
のコンデンサ6〜9の容量をクロック発生回路10の入
出力で概ねバランスするように接続しているが、図8に
示すように、マイコン1のクロック発生回路10の入力
側のみにコンデンサ6,7を接続する場合では、前記の
コンデンサ6〜9の容量をクロック発生回路10の入出
力で概ねバランスするように接続する場合に比べてやや
劣るが、実使用上に問題なく十分に安定した周波数制御
を実現することができる。
【0030】この実施の形態2では、マイコン1のクロ
ック発生回路10のクロック入力ポート10aとクロッ
ク出力ポート10bとの間に発振用コイル11のみを接
続しているが、図9,図10に示すように、この発振用
コイル11に直列あるいは並列に抵抗器18を接続して
発振強度を合わせ込むよう構成した場合では、コイル−
コンデンサの共振による高圧発生を抑制し、信頼性の高
いクロック発振回路を実現できる。
【0031】なお、前述の実施の形態1,2では、固定
の発振用コイル11を用いているが、この発振用コイル
11をマイコン1のクロック周波数微調整用としての可
変インダクタとした場合では、スイッチング周波数の微
調整ができる。 (実施の形態3)図11に示した本発明の実施の形態3
のスイッチング電源は、前述の実施の形態1と同様にマ
イコン1を含む制御回路によりスイッチング周波数が制
御されるスイッチング電源であって、マイコン1のクロ
ック発振部3に発振周波数可変のRC発振を用いるよう
構成した点が前述の実施の形態1とは異なっている。
【0032】具体的には、このクロック発振部3は、マ
イコン1に内蔵されたクロック発生回路10と、発振用
抵抗器20と、最高周波数を決定する発振用コンデンサ
21と、周波数可変の為のコンデンサ25〜27とでR
C発振するよう構成されている。マイコン1のクロック
発生回路10のクロック入力ポート10aと出力ポート
10cとの間には発振用抵抗器20が接続され、マイコ
ン1のクロック発生回路10のクロック出力ポート10
bとGNDとの間には発振用コンデンサ21が接続され
ている。
【0033】また、マイコン1のクロック発生回路10
のクロック出力ポート10bと各出力ポート10d〜1
0fとの間には、それぞれのスイッチング素子22〜2
4を介して、周波数可変の為のコンデンサ25〜27が
それぞれ接続されている。ここで、この実施の形態3の
スイッチング電源の動作について説明する。マイコン1
は、自己の出力ポート10d〜10fに接続されている
スイッチング素子22〜24をオンオフ制御してクロッ
ク発振部3のコンデンサ25〜27の接続開放を制御
し、クロック発振部3の発振周波数を可変させ、クロッ
ク発生回路10からインバータ出力部4に出力されるク
ロック周波数を可変させている。なお、このマイコン1
は、前記の可変後のクロック周波数で正常に動作する。
【0034】インバータ出力部4では、前記の可変後の
クロック周波数をスイッチング周波数としてインバータ
制御することになり、負荷装置5に電力を出力してい
る。このように構成したため、従来例のようなマイコン
用発振器とは別のインバータ用発振器を設けることを不
必要とすることができ、この単一のマイコン用発振器と
してのクロック発振部3のみでスイッチング動作させる
ことができ、その構成を簡単な回路構成で実現すること
ができ、クロック発振部3の周波数可変用のコンデンサ
25〜27の接続開放を制御することでスイッチング周
波数を所望の任意の周波数に選択制御することができ、
さらに、マイコン1のクロック発振部3に発振周波数可
変のRC発振を用いているので、スイッチング周波数の
精度を高めることができ高精度な電力制御を実現でき
る。
【0035】この実施の形態3では、マイコン1の出力
ポート10d〜10fにスイッチング素子22〜24を
それぞれ外部接続しているが、図12に示すように、ス
イッチング素子22〜24を内蔵しそれが出力ポート1
0d〜10fに接続されたマイコンを用いた場合であっ
ても、前述と同様の効果を有する。この実施の形態3で
は、クロック発振部3で可変されたマイコン1のクロッ
ク周波数をそのままインバータ出力部4に供給しマイコ
ン1のクロック周波数と同一周波数であるスイッチング
周波数でインバータ出力部4を動作させているが、図1
3,図14に示すようにマイコン1のクロック周波数を
分周して出力する分周器19を設けた場合では、マイコ
ン1のクロック周波数より低いスイッチング周波数でも
周波数制御を可能にすることができる。
【0036】この実施の形態3では、固定の発振用抵抗
器20を用いているが、この発振用抵抗器20をマイコ
ン1のクロック周波数微調整用としての可変抵抗器とし
た場合では、スイッチング周波数の微調整ができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明のスイッチング電源
によれば、クロック周波数が可変可能でこのクロックに
従って動作する演算処理部を有し、前記演算処理部のク
ロック周波数をスイッチング周波数として動作するよう
構成したことにより、単一の発振器のみで動作可能で所
望の周波数でスイッチング制御可能なスイッチング電源
を得ることができる。
【0038】また、前記スイッチング電源において、前
記演算処理部をマイコンとし、前記マイコンのクロック
周波数を可変させこのクロック周波数をスイッチング周
波数として動作するよう構成した場合では、マイコン用
発振器のみで、所望のスイッチング周波数で制御可能な
スイッチング電源を得ることができる。また、前記スイ
ッチング電源において、マイコンのクロック周波数を分
周した周波数を、スイッチング周波数として動作するよ
う構成した場合では、マイコンのクロック周波数より小
さいスイッチング周波数でも周波数制御が可能なスイッ
チング電源を得ることができる。
【0039】また、マイコンのクロック発振部に発振周
波数可変のRC発振を用いた場合では、所望のスイッチ
ング周波数を得る具体的な構成を実現できる。また、前
記クロック発振部に発振周波数可変のLC発振を用いた
場合では、スイッチング周波数の精度を高めることがで
き高精度な電力制御を実現できる。また、発振用抵抗器
または発振用コイルと発振用コンデンサとを有するクロ
ック発振部に、スイッチング素子に接続されたコンデン
サを接続し、前記スイッチング素子をオンオフ制御して
前記クロック発振部の発振周波数を変化させてマイコン
のクロック周波数を可変させるよう構成した場合では、
所望のスイッチング周波数で電力制御することができ
る。
【0040】また、マイコンの出力ポートに直接に発振
用抵抗器または発振用コイルとコンデンサとを接続し、
これらの接続開放を制御することでマイコンのクロック
周波数を可変させるよう構成した場合では、所望のスイ
ッチング周波数で電力制御することができる。また、マ
イコンのクロック発生回路に接続された発振用コイルの
両端にマイコンのクロック周波数を可変するためのコン
デンサを接続し、前記コンデンサの容量をクロック発生
回路の入出力で概ねバランスするように接続するよう構
成した場合では、周波数制御を安定に実現することがで
きる。
【0041】また、マイコンのクロック発生回路の入出
力間に発振用コイルを接続し、マイコンのクロック発生
回路の入力側のみにコンデンサを接続するよう構成した
場合でも周波数制御を実現することができる。また、マ
イコンのクロック発生回路に接続された発振用コイル
に、直列あるいは並列に抵抗器を接続して発振強度を合
わせ込むよう構成した場合では、コイル−コンデンサの
共振による高圧発生を抑制し、信頼性の高い発振回路を
実現できる。
【0042】また、前記発振用抵抗器をマイコンのクロ
ック周波数微調整用としての可変抵抗器とした場合や、
前記発振用コイルをマイコンのクロック周波数微調整用
としての可変インダクタとした場合では、スイッチング
周波数の微調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のスイッチング電源の構
成を示すブロック図
【図2】図1に示したスイッチング素子をマイコンに内
蔵した場合のブロック図
【図3】本発明の実施の形態1とは別のスイッチング電
源の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1とは別のスイッチング電
源の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1とは別のスイッチング電
源の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2のスイッチング電源の構
成を示すブロック図
【図7】図6に示したスイッチング素子をマイコンに内
蔵した場合のブロック図
【図8】本発明の実施の形態2とは別のスイッチング電
源の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2とは別のスイッチング電
源の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態2とは別のスイッチング
電源の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3のスイッチング電源の
構成を示すブロック図
【図12】図11に示したスイッチング素子をマイコン
に内蔵した場合のブロック図
【図13】図11に示したスイッチング電源に分周器を
設けた場合のブロック図
【図14】図12に示したスイッチング電源に分周器を
設けた場合のブロック図
【図15】従来のスイッチング電源の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 マイコン 2 直流電源 3 クロック発振部 4 インバータ出力部 6〜9 コンデンサ 10 クロック発生回路 10a クロック入力ポート 10b クロック出力ポート 10c〜10f 出力ポート 11 発振用コイル 12,13 発振用コンデンサ 14〜17 スイッチング素子 18 抵抗器 19 分周器 20 発振用抵抗器 21 発振用コンデンサ 22〜24 スイッチング素子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック周波数が可変可能でこのクロック
    に従って動作する演算処理部を有し、前記演算処理部の
    クロック周波数をスイッチング周波数として動作するよ
    う構成したスイッチング電源。
  2. 【請求項2】マイコンを含む制御回路によりスイッチン
    グ周波数が制御されるスイッチング電源において、前記
    マイコンのクロック周波数を可変させこのクロック周波
    数をスイッチング周波数として動作することを特徴とす
    るスイッチング電源。
  3. 【請求項3】マイコンのクロック周波数を分周した周波
    数を、スイッチング周波数として動作することを特徴と
    する請求項2記載のスイッチング電源。
  4. 【請求項4】マイコンのクロック発振部に発振周波数可
    変のRC発振を用いることを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載のスイッチング電源。
  5. 【請求項5】マイコンのクロック発振部に発振周波数可
    変のLC発振を用いることを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載のスイッチング電源。
  6. 【請求項6】発振用抵抗器と発振用コンデンサとを有す
    るクロック発振部に、スイッチング素子に接続されたコ
    ンデンサを接続し、前記スイッチング素子をオンオフ制
    御して前記クロック発振部の発振周波数を変化させてマ
    イコンのクロック周波数を可変させることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載のスイッチング電源。
  7. 【請求項7】発振用コイルと発振用コンデンサとを有す
    るクロック発振部に、スイッチング素子に接続されたコ
    ンデンサを接続し、前記スイッチング素子をオンオフ制
    御して前記クロック発振部の発振周波数を変化させてマ
    イコンのクロック周波数を可変させることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載のスイッチング電源。
  8. 【請求項8】マイコンの出力ポートに直接に発振用抵抗
    器とコンデンサとを接続し、これらの接続開放を制御す
    ることでマイコンのクロック周波数を可変させることを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載のスイッチン
    グ電源。
  9. 【請求項9】マイコンの出力ポートに直接に発振用コイ
    ルとコンデンサとを接続し、これらの接続開放を制御す
    ることでマイコンのクロック周波数を可変させることを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載のスイッチン
    グ電源。
  10. 【請求項10】マイコンのクロック発生回路に接続され
    た発振用コイルの両端にマイコンのクロック周波数を可
    変するためのコンデンサを接続し、前記コンデンサの容
    量をクロック発生回路の入出力で概ねバランスするよう
    に接続することを特徴とする請求項5記載のスイッチン
    グ電源。
  11. 【請求項11】マイコンのクロック発生回路の入出力間
    に発振用コイルを接続し、マイコンのクロック発生回路
    の入力側のみにコンデンサを接続することを特徴とする
    請求項5記載のスイッチング電源。
  12. 【請求項12】マイコンのクロック発生回路に接続され
    た発振用コイルに、直列あるいは並列に抵抗器を接続し
    て発振強度を合わせ込むことを特徴とする請求項5記載
    のスイッチング電源。
  13. 【請求項13】発振用抵抗器を、マイコンのクロック周
    波数微調整用としての可変抵抗器とした請求項4記載の
    スイッチング電源。
  14. 【請求項14】発振用コイルを、マイコンのクロック周
    波数微調整用としての可変インダクタとした請求項5記
    載のスイッチング電源。
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