JPH05198150A - ビートキャンセル装置 - Google Patents

ビートキャンセル装置

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JPH05198150A
JPH05198150A JP653292A JP653292A JPH05198150A JP H05198150 A JPH05198150 A JP H05198150A JP 653292 A JP653292 A JP 653292A JP 653292 A JP653292 A JP 653292A JP H05198150 A JPH05198150 A JP H05198150A
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JP
Japan
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section
clock
control microcomputer
tuner
beat
Prior art date
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Pending
Application number
JP653292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamada
茂 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Pending legal-status Critical Current

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】チューナ部を駆動してFM放送またはAM放送
を受信しているときのビート妨害を確実にカットする。 【構成】チューナ部10のコントロールマイコン10M
のほかに、テープデッキ部20,CDプレーヤ部30,
システム部40にもコントロールマイコン20M,30
M,40Mを有する音響機器において、各コントロール
マイコンに付属のクロック部10C,20C,30C,
40Cにそれぞれクロック周波数可変部10F,20
F,30F,40Fを設け、かつ、これらクロック周波
数可変部をオン・オフ制御してクロック周波数を可変す
るためのスイッチSWを設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ・コンポーネ
ントシステムあるいはラジカセやCDラジカセなどの音
響機器におけるビートキャンセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような音響機器においては、チュ
ーナ部のほかにテープデッキ部やCDプレーヤ部や各部
を統括的に制御するシステム部があり、それぞれに専用
のコントロールマイコンを備えている。そして、それぞ
れのコントロールマイコンには、それの基準クロックを
発生するためのクロック部が付属している。
【0003】チューナ部においてFM放送またはAM放
送を受信しているときに、チューナ部のコントロールマ
イコンに付属のクロック部が、テープデッキ部やCDプ
レーヤ部やシステム部の各コントロールマイコンに付属
のクロック部からビート妨害を受けることがあり、ビー
ト妨害を受けるとS/N比が著しく悪化する。ビートは
各クロックを分周した低調波でも起こり得るが、通常は
高調波によってビートが発生する。
【0004】従来、各コントロールマイコンのクロック
によるビート妨害の対策としては、一般に、クロック部
をシールドするとともに、コントロールマイコンの電源
ライン上にコイルやコンデンサを挿入して、高調波成分
の輻射を抑制するという措置がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の対策は高調波成分の輻射レベルを抑制することを
主眼としているもので、高調波成分の輻射を完全にカッ
トすることはできない。
【0006】そのため、FM放送またはAM放送の受信
時にチューナ部のコントロールマイコンに対して外部の
コントロールマイコンのクロックの高調波成分が侵入し
てくることは避けられず、ビート妨害が発生する可能性
が残っていた。また、同じ機種の音響機器でもある音響
機器では対応できるが他の音響機器では対応できないと
いった具合にセット相互間でのバラツキも大きかった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、チューナ部を駆動してFM放送また
はAM放送を受信しているときのビート妨害を確実にカ
ットすることができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビートキャ
ンセル装置は、チューナ部のコントロールマイコンのほ
かにシステム部その他におけるコントロールマイコンを
有する音響機器において、これら複数のコントロールマ
イコンのそれぞれに付属のクロック部にクロック周波数
可変部を設け、かつ、前記各クロック周波数可変部をオ
ン・オフ制御するスイッチを設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】チューナ部を駆動してFM放送またはAM放送
を受信している場合にビートが発生したときは、前記の
スイッチを操作することにより、各コントロールマイコ
ンに設けたクロック周波数可変部の状態をオン・オフ反
転する。これにより、チューナ部の受信周波数に対し
て、チユーナ部コントロールマイコンや、他のコントロ
ールマイコンのクロックの高調波成分がビート妨害を起
こすことが根本的に避けられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るビートキャンセル装置の
一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は実施例に係るビートキャンセル装置
を装備したステレオ・コンポーネントシステムの電気的
構成を示すブロック回路図である。
【0012】図において、10はチューナ部、20はテ
ープデッキ部、30はCDプレーヤ部、40はシステム
部、50は切り換えスイッチ部、60はオーディオアン
プ、70L,70Rは左右のスピーカである。システム
部40は、チューナ部10,テープデッキ部20,CD
プレーヤ部30および切り換えスイッチ部50を統括的
に制御するものである。
【0013】チューナ部10,テープデッキ部20,C
Dプレーヤ部30およびシステム部40には、それぞ
れ、コントロールマイコン10M,20M,30M,4
0Mと、クロック部10C,20C,30C,40C
と、クロック周波数可変部10F,20F,30F,4
0Fとが設けられている。
【0014】各クロック部10C,20C,30C,4
0Cは、水晶発振子と共振コンデンサと発振回路(OS
C)とで構成されている。また、各クロック周波数可変
部10F,20F,30F,40Fは、クロック周波数
調整用のコンデンサC10,C20,C30,C40と、NPN
型のスイッチングトランジスタQ10,Q20,Q30,Q40
とで構成されている。
【0015】チューナ部10においてコントロールマイ
コン10MとスイッチングトランジスタQ10のベースと
を接続するラインがコントロール信号ライン80を介し
てテープデッキ部20,CDプレーヤ部30およびシス
テム部40におけるスイッチングトランジスタQ20,Q
30,Q40の各ベースに接続されている。
【0016】また、チューナ部10のコントロールマイ
コン10Mには、各クロック周波数可変部10F,20
F,30F,40Fをオン・オフ制御するためのスイッ
チSWが接続されている。すなわち、このスイッチSW
を押すたびにコントロール信号ライン80が“H”,
“L”を繰り返し、各スイッチングトランジスタQ10
20,Q30,Q40がオン・オフを繰り返すように構成さ
れている。換言すれば、チューナ部10におけるコント
ロールマイコン10Mは、スイッチSWの操作とコント
ロール信号ライン80への出力との関係においてトグル
動作をするように構成されている。
【0017】各クロック周波数可変部10F,20F,
30F,40Fは、それぞれのスイッチングトランジス
タQ10,Q20,Q30,Q40がオン状態となってクロック
周波数調整用のコンデンサC10,C20,C30,C40をク
ロック部10C,20C,30C,40Cに接続したと
きに、それ以前のスイッチングトランジスタQ10
20,Q30,Q40のオフ状態でのクロック部10C,2
0C,30C,40Cのクロック周波数よりも低い周波
数のクロック周波数を出力するように構成されている。
【0018】ただし、そのクロック周波数の変化分は、
各クロック部10C,20C,30C,40Cごとで互
いに相違するように、各コンデンサC10,C20,C30
40の容量が定められている。
【0019】FM放送またはAM放送を受信するとき
は、システム部40での操作によってチューナ部10を
駆動する。チューナ部10での選局により、希望するチ
ャンネルの放送を受信するが、このときの局部発振周波
数またはその高調波成分に対して、各コントロールマイ
コン10M,20M,30M,40Mのクロック部10
C,20C,30C,40Cのクロック周波数がビート
を発生する周波数となっている場合が起こり得る。
【0020】このようなビートが発生したとき、ユーザ
ーはチューナ部10におけるスイッチSWを押し操作す
る。なお、スイッチSWを押し操作する前の状態におい
て、各スイッチングトランジスタQ10,Q20,Q30,Q
40はオン状態となっている場合もあるし、オフ状態とな
っている場合もある。要するに、前の放送局の選局時に
ビート妨害が生じない状態となっているはずである。
【0021】さて、この新たなチャンネルの選局によっ
てビートが発生したためスイッチSWを押し操作したと
すると、チューナ部10におけるコントロールマイコン
10Mからのコントロール信号ライン80に対する出力
が反転する。
【0022】すなわち、それまでの出力状態が“L”レ
ベルのときは“H”レベルに反転して各スイッチングト
ランジスタQ10,Q20,Q30,Q40をオン状態となし、
各クロック部10C,20C,30C,40Cにおける
クロック周波数を低い側へシフトさせる。
【0023】また、それまでの出力状態が“H”レベル
のときは“L”レベルに反転して各スイッチングトラン
ジスタQ10,Q20,Q30,Q40をオフ状態となし、各ク
ロック部10C,20C,30C,40Cにおけるクロ
ック周波数を高い側へシフトさせる。
【0024】いずれにしても、そのクロック周波数のシ
フト量が各クロック部10C,20C,30C,40C
ごとに相違しているので、ビート妨害を確実に回避して
希望チャンネルをきわめてS/N比の高い状態で良好に
受信することができる。
【0025】例えば、チューナ部10のクロック部10
Cとテープデッキ部20のクロック部20Cとの関係で
いうと、チューナ部10のクロック部10Cのクロック
周波数が4MHzのときにスイッチSWの押し操作によ
ってクロック周波数を1KHzをプラス側またはマイナ
ス側にシフトさせたとすると、テープデッキ部20のク
ロック部20Cのクロック周波数についてはFM放送受
信帯域でのクロック高調波成分が約20kHzもプラス
側またはマイナス側にシフトすることとなり、FM放送
受信に対するビート妨害をなくすことができる。なお、
コントロールマイコン10M自体のクロック周波数の変
化は4MHzに対して1KHzと1/4000であり、
きわめてわずかな変化であるので、時計動作を除いては
マイコン制御動作には悪影響は生じない。
【0026】AM放送の受信時においても同様のことが
いえる。
【0027】なお、購入等によって新規にステレオ・コ
ンポーネントシステムを設置して、各受信チャンネルご
とにジャストチューニングを行う際、そのチューニング
周波数をプリセットメモリすることができるようになっ
ている機種の場合には、そのジャストチューニングの際
にビート妨害が発生したときスイッチSWを押し操作し
てコントロールマイコン10Mにコントロール信号ライ
ン80への出力を“H”レベルとすべきか“L”レベル
とすべきかを記憶させるようにすることもできる。こう
すれば、そのチャンネルを受信したとき、スイッチSW
をマニュアルで押し操作する必要がなく、コントロール
マイコン10Mが自動的にビート妨害を無くす側にコン
トロール信号ライン80のレベルを制御することとな
る。
【0028】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、スイッチSWは必ずしもチューナ部10
に設ける必要はなく、システム部40その他の部分に設
けてもよい。また、チューナ部10のスイッチングトラ
ンジスタQ10がオンするとき他のスイッチングトランジ
スタQ20,Q30,Q40もすべてオンするようにする必要
はなく、オンとオフのどちらであってもよい。要する
に、ビート妨害を無くすようにクロック周波数をシフト
させればよいのである。さらに、スイッチングトランジ
スタQ10,Q20,Q30,Q40としてはNPN型に代えて
PNP型のものをもちいてもよいし、あるいは、トラン
ジスタ以外のスイッチング素子を用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、FM放
送またはAM放送の受信時にビートが発生したとき、ス
イッチ操作により各コントロールマイコンにおけるクロ
ック周波数可変部の状態をオン・オフ反転すれば、ビー
ト妨害を確実に回避することができる。もちろん、セッ
ト相互間でのバラツキも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るビートキャンセル装置
を装備したステレオ・コンポーネントシステムの電気的
構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
10 チューナ部 20 テープデッキ部 30 CDプレーヤ部 40 システム部 10M,20M,30M,40M コントロールマイ
コン 10C,20C,30C,40C クロック部 10F,20F,30F,40F クロック周波数可
変部 C10,C20,C30,C40 コンデンサ Q10,Q20,Q30,Q40 スイッチングトランジスタ SW スイッチ 50 切り換えスイッチ部 80 コントロール信号ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューナ部のコントロールマイコンのほ
    かにシステム部その他におけるコントロールマイコンを
    有する音響機器において、これら複数のコントロールマ
    イコンのそれぞれに付属のクロック部にクロック周波数
    可変部を設け、かつ、前記各クロック周波数可変部をオ
    ン・オフ制御するスイッチを設けたことを特徴とするビ
    ートキャンセル装置。
JP653292A 1992-01-17 1992-01-17 ビートキャンセル装置 Pending JPH05198150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP653292A JPH05198150A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 ビートキャンセル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP653292A JPH05198150A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 ビートキャンセル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05198150A true JPH05198150A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11640970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP653292A Pending JPH05198150A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 ビートキャンセル装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05198150A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001103765A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001103765A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源

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