JP2001103244A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001103244A
JP2001103244A JP27737199A JP27737199A JP2001103244A JP 2001103244 A JP2001103244 A JP 2001103244A JP 27737199 A JP27737199 A JP 27737199A JP 27737199 A JP27737199 A JP 27737199A JP 2001103244 A JP2001103244 A JP 2001103244A
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JP27737199A
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Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
Katsumi Obana
克己 小花
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドスキャナの本体に対する装着位置を正確
に決める。 【解決手段】ホルダ301はバネ力によって搬送ローラ
120を軸として本体に取り付けられている。この軸に
は半径方向に所定量の遊びが設けられているために、ホ
ルダ301の位置は、本体の面402,403,404
によって決められ、2重の位置決めを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に関
し、特に本体に着脱可能に取付けられた画像読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用のファクシミリ装置など
で、画像読取ユニットが本体から着脱可能なものが提案
されている。画像読取ユニットが本体に装着された状態
では、従来通り給紙機構により搬送されてくるシート原
稿を順次読取り、一方、画像読取ユニットが本体から取
り外された状態では、画像読取部を手動で原稿上を走査
させることにより、シート状でない原稿、例えばブック
原稿の読み取りを可能にしている。例えば特開平10−
233898や特開平11−150617などで提案さ
れている、その代表的な構成について説明する。
【0003】図9は画像読取ユニットが本体から着脱可
能に構成されたファクシミリ装置の斜視図である。本装
置において画像読取ユニット91と本体92はケーブル
93で接続されており、該画像読取ユニット91で読取
られた情報はケーブル93を介して本体内に配置された
制御基板に送られ、画像処理回路を経て送信又は記録さ
れる。画像読取ユニット91は本体の前面下部に形成さ
れた凹部94に収納される。収納は、画像読取ユニット
91の両側面に形成された溝95と、本体に形成された
凹部94に形成された図示されていないレールを係合す
ることで画像読取ユニットを矢印Gの方向にスライドさ
せて所定の位置に係止することで行う。また、画像読取
ユニット91は、その原稿読取り面が上側になるように
収納され、前記レールの方向は、画像読取ユニット91
と本体96が干渉しないように、原稿搬送方向と略平行
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像読
取ユニットと本体をケーブルで接続している場合は、原
稿パスに対してのみ画像読取ユニットを精度よく位置決
めしていれば良かったが、コードレスタイプの画像読取
ユニットの場合、本体との電気的接点となる接合コネク
タに対しても精度よく位置決めする必要があり、従来例
のような着脱方式では原稿通紙面と接合コネクタの両者
に対して精度よく画像読取ユニットの位置を決めること
ができないという欠点があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、その目的は、原稿パスと接合コネクタの両者に対し
て画像読取ユニットを精度よく取付けられる画像読取ユ
ニットの着脱機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、画像
読取部を本体から脱着可能な画像読取装置であって、本
体に対して所定量の遊びをもって取り付けられた、前記
画像読取部を収納するためのホルダ部材と、画像読取部
が収納された状態で、前記ホルダ部材の回転方向の位置
を決めるための、本体に配設された位置規制部とを備え
る。
【0007】また好ましくは、前記ホルダ部材は、本体
に配置されたシート搬送ローラと共通の軸に、前記シー
ト搬送ローラの軸方向及び半径方向についての遊びをも
って遊嵌されている。
【0008】また好ましくは、前記ホルダ部材は、前記
画像読取部に形成された被ガイド形状と係合するガイド
形状を有する。
【0009】また好ましくは、前記位置規制部は、前記
画像読取部の位置を、前記シート搬送ローラの軸方向を
含み互いに直交する3方向について規制する。
【0010】また好ましくは、前記画像読取部と前記ホ
ルダ部とは、互いに電気的に接続するための、所定量の
位置ずれを許容する接続部をそれぞれ有する。
【0011】
【発明の実施の形態】図を用いて本発明に係る画像読取
装置を備えたファクシミリ装置の一例について具体的に
説明する。
【0012】<ファクシミリの機構>まず、本ファクシ
ミリ装置の概略構成について説明する。図1において本
装置は上から操作部A、読取り部B、記録部C、電装部
Dの4つの部分からレイアウトされている。
【0013】操作部Aは、本ファクシミリの各機能を操
作するためのキー101とユーザに装置の状態を伝える
LCD102およびLEDの窓が配置されているパネル
カバー103と、パネルカバー103の内側にネジ止め
された、LCDやLEDなど電気部品を実装した操作基
板104と、ゴムキーとからなる。ゴムキーはパネルカ
バー103と操作基板104との間でキー101の下部
に配置され、ユーザがキーを押すことによって操作基板
104のカーボンパターンと該ゴムキーの裏側に印刷さ
れたカーボン接点が接触し基板上のパターンを導通させ
てON/OFFを検知する。また、パネルカバーは後述
する上原稿ガイド105に取り付けられている。
【0014】次に記録部Cの構成について説明する。給
紙トレイに載置された複数枚の記録用紙は、記録給紙装
置106により分離されて搬送される。印字部107は
読取られた情報、又は送信されてきた情報を、搬送され
る記録紙に記録する。印字された記録紙は、排紙ローラ
対108によって本体の外へ排出される。なお、印字部
107は、インクヘッド109に形成された複数のノズ
ルからインクを吐出して記録するインクジェット記録方
式で構成されている。本装置において記録紙の通紙経路
は矢印110で示した通りである。
【0015】電装部Dについて説明する。電装部Dは記
録部Cの下方に配置され、本体フレーム111で仕切ら
れることによって、不良によって導電性のある記録部C
のインクがあふれても電装部Dに行かないようになって
いる。電装部は、コピー、ファクシミリ通信、電話など
の各機能の制御をする制御基盤112と、制御基板11
2および各デバイスに電気を供給する電源113と、付
属されるコードレス子機電話を制御するコードレス基板
114と、制御基板112と電源が取りつけられている
板金で形成された底板115で構成されている。
【0016】読取り部Bについて説明する。読取り部B
は、記録部Cの上に配置されているシート搬送部Eと記
録紙の排紙パスの上に配置された画像読み取り部Fから
なり、原稿Sは記録部Cの上を装置後方から手前に向か
って搬送されるように構成されている。
【0017】画像読取部Fは、後述する上原稿ガイド1
05に取り付けられた白基準115とハンドスキャナ2
01とから構成され、ハンドスキャナ201を本体に着
脱可能にすることにより、以下の2つの使用形態を可能
にしている。1つは、ハンドスキャナ201を本体に装
着した状態でシート原稿を読取るという使用形態であ
る。もうひとつは、ハンドスキャナ201を取り外し
て、ユーザ自ら媒体上をなぞることによって、画像を読
み取るハンドスキャナ読取りという使用形態である。シ
ート読取りは複数枚のカット紙原稿の読取りや精度の必
要な読取りのときに有効であり、ハンドスキャナ読取り
は雑誌の読取りなどシート搬送装置で搬送でない媒体を
読み取るのに有効である。
【0018】ハンドスキャナ201は、媒体からの画像
を読み取るためのカラーコンタクトセンサ202と、排
紙コロ203と、カラーコンタクトセンサ202で読み
取った画像データを変換圧縮処理した後メモリに記憶す
るための制御基板204と、カラーコンタクトセンサ2
02と制御基板204に電源を供給するためのバッテリ
ー205と、装着状態で本体と接続するためのコネクタ
206と、排紙コロ203に連結され排紙コロの回転角
からハンドスキャナ201の移動量を検出する図示しな
いアクチュエータとフォトインタラプタからなるエンコ
ーダと、上記部品を収納するカバー207とから構成さ
れている。排紙コロ203は、シート読取りでは後述す
る排紙ローラ116との間に原稿Sを挟持し装置外へ排
紙するように機能する。また、ハンドスキャナ読取りで
は、ハンドスキャナの移動量を前記エンコーダに伝え読
取のタイミングの同期を取るように機能し、またハンド
スキャナの直進性を向上するように機能する。
【0019】シート搬送部Eは、原稿通紙面上に紙幅方
向に移動可能に取り付けられ、任意の紙幅サイズの原稿
のセット位置の規制および斜行の抑制をするためのスラ
イダ117と、媒体の搬送路の上側のガイドを形成し、
また後述する各部材の支持部材になる上原稿ガイド10
5と、上原稿ガイドに取り付けられ、媒体の搬送路の下
側のガイドを形成する下原稿ガイド118と、セットさ
れた媒体を1枚ずつ分離して搬送する分離部119と、
原稿を挟持し読取り位置まで搬送するための搬送ローラ
120,搬送コロ121と、シート媒体を本体外へ排出
するための排紙ローラ116とからなる。分離部119
は上原稿ガイド105に軸受けを介して回動自在に支持
された分離ローラ122と上原稿ガイド105に取り付
けられた分離片ホルダ123と該分離片ホルダに取り付
けられた分離片124とからなり、分離片124は分離
片ホルダ123を介して分離ローラ122にバネ125
により当接するようになっている。搬送コロ121は上
原稿ガイド105に形成されたリブにより上下方向に移
動可能に支持されたシャフトに回転自在に取り付けられ
ている。また、該シャフトは上原稿ガイド105にネジ
止めされたコロ押圧バネ126によりK方向に付勢され
ているため、搬送コロ121は搬送ローラ120に押し
付けられている。搬送ローラ120はフレーム111上
で原稿搬送路外側に取り付けられた図示しない駆動基板
と側版に軸受けを介して取り付けられている。排紙ロー
ラ116はシャフトに通された筒状の排紙ローラ軸受け
を介してコロ押圧バネ126により排紙コロ203に押
し付けられている。また、排紙ローラ軸受けは上原稿ガ
イド105の図示しないリブに挟み込まれることによっ
て上下方向移動可能に支持されている。
【0020】次に上記構成におけるシート読取りの動作
について説明する。まず、原稿幅にセットされたスライ
ダ117に沿って、分離ローラ122と分離片124か
ら形成されるくさび部に原稿先端をセットする。また、
原稿セット状態で原稿有無センサ127、原稿幅センサ
がONになり装置は読取り待機状態になる。ユーザの操
作により読取り開始信号が送られると分離ローラ12
2、搬送ローラ120、排紙ローラ116が図示しない
モータによって回転を始める。すると、定型サイズの原
稿の場合は分離部によって1枚ずつ分離され、また、写
真や名刺などの定型サイズ以下の特殊用紙の場合は予備
圧接アームと分離ローラによって搬送され、搬送ローラ
120に送られる。搬送された原稿は搬送ローラ120
の下流に配置された原稿端検知センサをONにする。更
に搬送された原稿は板金と白い紙状部材からなる白基準
115の自重によりコンタクトセンサ202表面に押し
付けられ、画像データを読み取られながら排紙ローラ1
16にまで送られ装置外に排出される。
【0021】<ハンドスキャナの着脱機構>次に図を用
いてハンドスキャナの着脱機構について詳しく説明す
る。図2はハンドスキャナを取り外したときの斜視図、
図3は構成を説明するためにハンドスキャナホルダを取
ったときの斜視図である。また、図2、図3は着脱機構
の構成を分かり易くするために上原稿ガイド105およ
び操作部Aを省略している。上原稿ガイド105および
操作部Aは、図1の軸105aを回転軸として開くこと
ができる。なお、ハンドスキャナ201の着脱時には前
もって上原稿ガイドは開いておく。
【0022】図2及び3において、ハンドスキャナホル
ダ301は、その両側板301bの互いに対向する位置
に設けられた孔301aに搬送ローラ120のシャフト
を通すことで、搬送ローラ120に回動自在に軸止され
ている。なお、ハンドスキャナホルダ301の孔301
aは、軸となる搬送ローラ120に対して一定の遊びを
持って遊嵌されている。本発明では搬送ローラの軸径に
対して、ハンドスキャナホルダの穴301aが直径で
0.8mm大きくなるようになっている。ねじりコイル
バネ302は搬送ローラ120に軸支され、一方の端部
が側板に固定され、他方の端部がハンドスキャナホルダ
の側面に固定されてある。
【0023】また、ハンドスキャナホルダ301を囲っ
ているカバー303のハンドスキャナホルダ301の両
側壁に対向する面303aには突起304が形成されて
いる。突起304は、その先端の面304aをハンドス
キャナホルダの側壁301bと所定の隙間を持つように
形成することで、ハンドスキャナ201幅方向(矢印3
05)における位置をラフに規制している。また、ハン
ドスキャナホルダの側壁に形成されたストッパリブ30
1cと前記突起の側面304bによってハンドスキャナ
ホルダ301が所定の範囲内で回転するように規制され
ている。
【0024】上記構成において、ねじりコイルバネ30
2は、ハンドスキャナホルダ301を矢印306方向に
回転させるようにバネ力が働くように設計されている。
このねじりコイルバネ302のバネ定数は、ハンドスキ
ャナ201を取り外してある状態ではハンドスキャナホ
ルダ301は持ち上がって不図示のストッパに当接して
着脱可能位置に保持され(図2)、また、ハンドスキャ
ナ201を装着した状態ではハンドスキャナホルダ30
1はそれ自身とハンドスキャナ201の重さがバネ30
2の付勢力に勝って下に下がり、ハンドスキャナ201
がシート原稿の読取位置に保持されるように決められて
いる。
【0025】ハンドスキャナホルダ301の両サイドの
側壁内側にはレール307が、また、ハンドスキャナの
両側壁には溝308が形成されている。ハンドスキャナ
201をレールに沿ってハンドスキャナホルダ301に
挿入する場合、最初は上下方向、幅方向ともにレール3
07と溝308の間には遊びがあるが、少なくともコネ
クタ206と後述するコネクタ311との接触後は遊び
がなくなり、コネクタ206とコネクタ311の相対位
置が確実に一致するようにレールと溝の形状が決められ
ている。レール307の方向はコネクタ311,206
の抜き差し方向と同一方向になっており、また、高さは
ハンドスキャナ201の装着状態で搬送ローラ120の
ローラ外周面とハンドスキャナ201に配設されたカラ
ーコンタクトセンサ202のガラス面とが略同一の高さ
になるように調整されている。
【0026】また、本体前方にはガイド面309がカバ
ー303と一体となって形成されている。ガイド面30
9はシート原稿の読み取り時には原稿搬送ガイドとして
機能し、ハンドスキャナ装着時には、着脱可能位置に保
持されたハンドスキャナホルダ301のレール307に
ハンドスキャナ201の溝308を係合するためのガイ
ドになる。ハンドスキャナ201が取り外された状態で
はハンドスキャナホルダ301は着脱可能位置(図2の
状態)にねじりコイルバネ302で保持されているが、
保持力は少ない。このため、レール307に溝308を
合わせる際にホルダ301が下に逃げてしまい、ハンド
スキャナのセットが困難となる。そこでガイド面309
が設けられている。ガイド面309は、ハンドスキャナ
201をガイド面309に載せ、そのままハンドスキャ
ナホルダ301に装着する方向に向けてスライドさせる
だけで溝307とレール308が係合するように位置が
調整されている(図4、図5)。
【0027】また、ハンドスキャナ201の下面201
aが完全にガイド面を超えると(図7)、後述するコネ
クタが接続され、ハンドスキャナ201が完全にハンド
スキャナホルダ301に収納されるように設計されてお
り、不完全な収納では読取位置に下げられないようにな
っている。これにより、ユーザの装着ミスを防止してい
る。また、ガイド面309をハンドスキャナの前に配置
し原稿搬送ガイドと共有することで装置の幅方向の大き
さをコンパクトにしている。
【0028】また、ハンドスキャナホルダの底面中央に
は大きな切り欠き301dが形成されている。これは、
操作者がハンドスキャナ201をつかんで、ハンドスキ
ャナホルダ301に挿入又は離脱させる際に、ハンドス
キャナホルダの底面301fが全面にわたってあると手
がぶつかってしまうからである。また、離脱の際はハン
ドスキャナに隠れてまったく見えないため、必要な部分
を残して特に大きく切り欠いている。
【0029】また、前述したように本装置の記録紙はハ
ンドスキャナに隠れた下の部分から排出される。そのた
め、短い記録紙が排出された場合や、記録紙が紙詰まり
などを生じてその先端がわずかに排紙ローラ108対か
ら出ている場合には、操作部を開け、ハンドスキャナを
外すことによって、記録紙排出口129にアクセスしや
すいようにしてから処理するようになっている。この
時、ハンドスキャナホルダの底面301fが邪魔になら
ないようにするためにも切り欠き301dが設けられて
いる。さらに、切り欠き301dによって、ハンドスキ
ャナホルダ301に収納されたハンドスキャナ201の
下の空間128(図1参照)が広くなり、記録紙の積載
性や記録紙がカールしたときの排紙性も向上できる。
【0030】また、ハンドスキャナホルダ301には、
インターフェイス基板312と、コネクタ206と係合
するコネクタ311とが取り付けられている。ハンドス
キャナ201は、ハンドスキャナホルダ301に収納さ
れた状態ではインターフェイス基板312に取付けられ
た図示していないケーブルを介して本体内の制御基板1
12と接続される。
【0031】インターフェイス基板312は、ハンドス
キャナホルダ301の面であって記録部との境になる面
301eにハンドスキャナ側から取付けてある。また、
面301eのインターフェイス基板312の取付けてい
るところにはケーブルを通すための穴が空いている。こ
の状態で記録部側に対して前記穴のところのみ露出して
いる。また、インターフェイス基板312は片面基盤で
形成されており、ハンドスキャナ102に面する面31
2aがハンダ面に、記録部Cに面する面312bが実装
面になるようにハンドスキャナホルダ301に取付けら
れている。このため、インクジェット記録部から飛んで
くる導電性のインクミストが前記穴の部分から基板31
2に付着しても、実装面でありパターンが無いためパタ
ーンがショートして発煙発火することがない。
【0032】<ハンドスキャナの装着方法>次に、ハン
ドスキャナの装着方法と、本体との位置決めについて説
明する。
【0033】図4〜図8はハンドスキャナの取付けを段
階的に示したときの図であり、機構を分かり易くするた
めに必要な部分のみを示したものである。ハンドスキャ
ナは3段階のステップを踏んで本体に装着、位置決めさ
れるようになっている。
【0034】まず最初に、操作者は上原稿ガイド105
をストッパで固定されるまで開ける。すると、ハンドス
キャナホルダ301は、前述したように着脱可能位置ま
で上がった状態で止まっている(図4)。次にハンドス
キャナ201をガイド面309に載せた状態でホルダの
奥側に向けて滑らし、そして、レール307に沿ってス
ライドさせハンドスキャナホルダ301に取付ける(図
5〜図7)。前述したようにハンドスキャナ201はレ
ール307と溝308によってハンドスキャナホルダ3
01に位置決めされ、コネクタ206とコネクタ311
とは確実に接続される。
【0035】この状態で、ハンドスキャナ201はハン
ドスキャナホルダ301と一体になって、搬送ローラ1
20の半径方向に一定の遊びをもって図7に示す回転方
向401に自由に動く。次にハンドスキャナホルダ30
1と一体になったハンドスキャナ201を搬送ローラ1
20を中心として回転させ、読取位置まで降ろす(図
8)。ここでハンドスキャナ201は本体フレームに形
成されたリブ402に面201aを当接することで下方
向の位置が決まり、面403とリブ404でハンドスキ
ャナ201を挟み込むことで前後方向の位置が決まる。
面403はハンドスキャナの回転に対して干渉しないよ
うに斜めに形成されている。つまり、ハンドスキャナ2
01を下に降ろしてくると、ハンドスキャナ201は面
403に当接して必然的に位置が決まるようになってい
る。また、ハンドスキャナホルダ301は上方向には回
転移動可能であるが、上原稿ガイド105を閉めること
により排紙ローラ116に付勢されるため完全に位置が
決まる。
【0036】次にハンドスキャナホルダ301を給紙ロ
ーラ120に対して遊びを持たせて取付けている理由に
ついて説明する。以下の表1,表2はハンドスキャナホ
ルダ301を遊び無しで搬送ローラ120に取付けたと
きの、コネクタ311とコネクタ206の相対位置を決
める要素の寸法公差を順に表したものである。構成要素
間の遊びを考慮に入れないとすると、ハンドスキャナ2
01がハンドスキャナホルダ301に収納されて本体に
装着された状態で、コネクタ311とコネクタ206の
相対位置は、表1と表2とに表した2通りの構成要素の
組合せによって決められる。まず、ハンドスキャナホル
ダ301の取り付け軸である搬送ローラ120を含む要
素の組合せ及び各要素の寸法公差は表1の通りである。
【0037】
【表1】
【0038】表1においては、コネクタ311とコネク
タ206の相対位置はコネクタ311からコネクタ20
6まで8部品を介して決まり、その最大寸法誤差は単純
に加えると±1.2mmになる。
【0039】一方、ハンドスキャナの溝308とハンド
スキャナホルダのレール307のあいだでもコネクタ2
06とコネクタ311の相対位置は決まるのでその寸法
公差を示すと以下のようになる。
【0040】
【表2】
【0041】表2においては、コネクタ311とコネク
タ206の相対位置はコネクタ311からコネクタ20
6まては5部品を介して決まり、その最大寸法誤差は単
純に加えると±0.7mmになる。
【0042】このように、コネクタ311とコネクタ2
06の相対位置は、表1に示した要素間の位置関係と表
2に示した要素間の位置関係の二通りで決められる。こ
こで上記二つの表を比べると、ハンドスキャナホルダ3
01からカバー207まで寸法公差の合計は表1では±
0.7であり、表2では±0.2である。もし、それぞ
れの表においてずれが最大になると、±0.9の差が生
じ、このずれが各部品を変形させる応力になる。つま
り、ハンドスキャナ201とハンドスキャナホルダ30
1との相対位置をコネクタの接続のために遊びなく決
め、さらにハンドスキャナ201と本体との相対位置を
高品位な画像読取のために遊びなく決めると、それぞれ
に寸法公差があるために、コネクタ311とコネクタ2
06の相対位置が二重に決められ、しかも二重に決めら
れる位置が互いに異なるという事態が生じる。このずれ
により生じる応力が部品が変形させる。
【0043】そこで給紙ローラ120とハンドスキャナ
ホルダ301とのあいだに遊びを設けてこの位置ずれを
吸収している。すなわち、コネクタ311とコネクタ2
06の相対位置は表2で示した組合せの構成要素相互の
位置関係によって決まる。表1で示した構成要素相互の
位置関係は、ハンドスキャナホルダ301と搬送ローラ
120との間に遊びが含まれているために、コネクタ3
11とコネクタ206の相対位置を決めることはない。
【0044】この遊びは、搬送ローラ120の半径方向
のみならず、軸の方向についても設けておく。こうする
ことで、ハンドスキャナ201のコネクタ206が本体
のコネクタ311と嵌合した状態において、ハンドスキ
ャナホルダ301の側壁301bと本体フレームの突起
304とによって、ハンドスキャナ201の本体に対す
る位置が図3の矢印305の方向について決められて
も、ホルダ301が搬送ローラ120の軸に沿って移動
できるために、位置の2重決めとなることを防止でき
る。
【0045】本例では半径方向の遊びの設定値を±0.
4(直径差で0.8)にしているが、それは、実際には
すべての部品がそろって悪い方向に最大にずれることは
ないためである。また、ハンドスキャナ201からハン
ドスキャナホルダ301まで以外の部分の寸法公差に対
しては、コネクタ自身が±0.5mmまでの相対位置の
ずれを許容できるものを使って対応している。
【0046】次にハンドスキャナの取出しについて説明
する。まず、操作パネルをストッパで固定されるまで開
ける。次にハンドスキャナを持ちハンドスキャナホルダ
がストッパに引っ掛るまで持ち上げる。そして、持ち上
げた状態のまま手前にひっぱりだす。
【0047】以上説明したように、本実施形態のファク
シミリ装置は、ハンドスキャナを取り出して使用するこ
とも、ハンドスキャナを本体に装着して使用することも
できる。また、ハンドスキャナホルダ301を搬送ロー
ラ120に軸止したことで、原稿パス対して画像読取ユ
ニットを精度よく取付けられる。また、ハンドスキャナ
201が本体に接し、その当接面によってハンドスキャ
ナ201の本体に対する位置を決めることで、本体とハ
ンドスキャナとの相対位置を高精度に決めることができ
る。
【0048】さらに、搬送ローラ120とハンドスキャ
ナホルダ301との間に±0.4mmの遊びを設けたこ
とで、ハンドスキャナ201の本体に対する位置決めが
2重に行われてしまうことを防止でき、各部品の変形や
破損、あるいは、ハンドスキャナ201が本体に装着で
きないといった事態を防止できる。
【0049】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像読取部は本体に対して直接的に位置決めされるため、
画像読取部を本体に装着した際の通紙パスに対する画像
読取部の位置ずれを最小限にできる。このため、読み取
られた画像品質が向上する。
【0051】また、画像読取部のホルダは画像読取部と
確実に接続することができ、一方、ホルダ部と本体との
間は一定の遊びがあるため2重位置決めにはならず、部
品に余計な外力が働かないため、部品の変形や接点不良
など、部品に生じる応力に起因す障害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るファクシミリ装置を説明
する主断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る着脱機構を説明する斜視
図である。
【図3】本発明の実施例に係る着脱機構を説明する斜視
図である。
【図4】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
120 搬送ローラ 201 ハンドスキャナ 301 ハンドスキャナホルダ 302 ねじりコイルバネ 309 ガイド面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 義章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小花 克己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BA02 BA03 BB02 BC02 BC16 BC20 CA12 CB16 5C072 AA01 BA04 BA13 BA15 NA01 PA02 PA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取部を本体から脱着可能な画像読
    取装置であって、 本体に対して所定量の遊びをもって取り付けられた、前
    記画像読取部を収納するためのホルダ部材と、 画像読取部が収納された状態で、前記ホルダ部材の回転
    方向の位置を決めるための、本体に配設された位置規制
    部とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ部材は、本体に配置されたシ
    ート搬送ローラと共通の軸に、前記シート搬送ローラの
    軸方向及び半径方向についての遊びをもって遊嵌されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ部材は、前記画像読取部に形
    成された被ガイド形状と係合するガイド形状を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記位置規制部は、前記画像読取部の位
    置を、前記シート搬送ローラの軸方向を含み互いに直交
    する3方向について規制することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記画像読取部と前記ホルダ部とは、互
    いに電気的に接続するための、所定量の位置ずれを許容
    する接続部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の画像読取装置。
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