JP2001103216A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001103216A
JP2001103216A JP27737299A JP27737299A JP2001103216A JP 2001103216 A JP2001103216 A JP 2001103216A JP 27737299 A JP27737299 A JP 27737299A JP 27737299 A JP27737299 A JP 27737299A JP 2001103216 A JP2001103216 A JP 2001103216A
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JP27737299A
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English (en)
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Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Katsumi Obana
克己 小花
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドスキャナ装着時及び離脱時の操作性を向
上させる。 【解決手段】スキャナ201は、切りかけ301dを有
するホルダ301に収納される。その脱着時には、上原
稿ガイドを開き、軸止されたホルダを上げた状態とす
る。またスキャナ201を装着した状態では、ホルダ3
01下部の切り欠き301dは、排出口129の上部に
あたり、その下に空間が確保されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ット方式などの記録部を搭載し、本体に着脱可能な画像
読取部を有するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用のファクシミリ装置など
で、画像読取ユニットが本体から着脱可能なものが提案
されている。画像読取ユニットが本体に装着された状態
では、従来通り給紙機構により搬送されてくるシート原
稿を順次読取り、一方、画像読取ユニットが本体から取
り外された状態では、画像読取部を手動で原稿上を走査
させることにより、シート状でない原稿、例えばブック
原稿の読み取りを可能にしている。例えば特開平10−
233898や特開平11−150617などで提案さ
れている、その代表的な構成について説明する。図9は
従来のファクシミリ装置の断面図である。図において、
ハンドスキャナ901は本体に着脱自在に保持されてい
る。ハンドスキャナ901には、画像を読みとるコンタ
クトセンサ902、コンタクトセンサ902で読み取っ
た画像データを変換圧縮処理した後メモリに記憶するた
めの制御基板903、コンタクトセンサ902と制御基
板903に電源を供給するためのバッテリ904などが
上記部品を収納するカバー906に納められ、カバー9
06には、装着状態で本体と接続するためのコネクタ9
05、及び、ハンドスキャナ901を本体から取出すた
めの取手921が取り付けられている。
【0003】一方本体側においては、ハンドスキャナが
装着された状態で原稿の読み取りを行う場合、分離片9
07及び分離ローラ908によってセットされた複数枚
の原稿を分離して搬送し、さらに原稿搬送ローラ対90
9a,909bで、原稿を読み取り位置まで搬送する。
読み取られた原稿は、原稿読取ローラ910a,排出ロ
ーラ910bによって本体の外へ排出される。また、ハ
ンドスキャナ901とは、ハンドスキャナ901のコネ
クタ905と、インターフェイス基板912に実装され
たコネクタ911により接続される。またハンドスキャ
ナ901を本体に収納する際にはハンドスキャナホルダ
923がガイドとして機能する。
【0004】一方、画像を形成するためには、複数枚の
セットされた記録紙を給紙部918により1枚ずつ分離
して搬送し、記録ヘッド914によって記録紙にデータ
を記録する。記録ヘッド914はサーマルヘッドである
ために、インクシートカセット917に巻かれたインク
シート916及び記録紙はプラテンローラ915によっ
て圧接されて搬送される。また、図中、原稿搬送パスを
符号919、記録紙搬送パスを符号920で示す。
【0005】このようなファクシミリ装置全体は、各部
の動作を制御する制御基板913により制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置には以下のような欠点があった。 1.ハンドスキャナの前面しか本体から出ていないため
取っ手921を付けないとハンドスキャナを取出すこと
ができず、ハンドスキャナを取出して手動読みをすると
きに前記取っ手が邪魔になって持ち難い。 2.記録紙がハンドスキャナの下側から排紙されるた
め、排出口922で記録紙がジャムしたときの処理がや
りにくい。 3.ハンドスキャナの下の空間が狭いため記録紙の積載
枚数を多くできない。 4.ハンドスキャナの下の空間が狭いためカールした記
録紙がひっかかりやすく排出性が悪い。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、以下の各項目を実現したファクシミリ装置を提供す
ることを目的とする。 1.ハンドスキャナを取出しやすいようにすることで取
っ手を廃止し、ハンドスキャナを凹凸の無い持ちやすい
形状にする。 2.記録紙のジャム処理の作業性を向上させる。 3.記録紙の排紙積載枚数を増やす。 4.記録紙の排紙性能を向上させる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出発明は次のような構成からなる。すなわち、本
体部と、前記本体部に対して着脱自在な画像読取部と、
前記本体部に可動に取り付けられ、前記画像読取部を着
脱するための第1の位置と収納された画像読取部を本体
部に装着して画像を読み取るための第2の位置とをとる
ことができ、その下面に切り欠き部を有する、前記画像
読取部を収納するためのホルダ部と、前記ホルダ部が第
2の位置にある場合に、その下部に記録紙を排出するよ
うに排出口が設けられた画像記録部とを備える。
【0009】さらに好ましくは、前記ホルダ部は本体部
に軸止され、その軸の周りに回転し得るように取り付け
られており、前記ホルダ部は、前記画像読取部の離脱状
態では弾性部材によって前記第1の位置に保持され、前
記画像読取装置の収納状態では画像読取部とホルダ部材
の自重により前記第2の位置に保持される。
【0010】さらに好ましくは、前記画像読取部の装着
時には該画像読取部上部に位置して原稿を搬送し、前記
画像読取部の脱着時には、前記第1の位置にあるホルダ
部と干渉しない位置へと移動可能な原稿搬送部をさらに
備える。
【0011】さらに好ましくは、前記原稿搬送部は本体
に軸止され、前記第1の位置にあるホルダ部と干渉しな
い位置へと回転移動可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】図を用いて本発明に係る画像読取
装置を備えたファクシミリ装置の一例について具体的に
説明する。
【0013】<ファクシミリの機構>まず、本ファクシ
ミリ装置の概略構成について説明する。図1において本
装置は上から操作部A、読取り部B、記録部C、電装部
Dの4つの部分からレイアウトされている。
【0014】操作部Aは、本ファクシミリの各機能を操
作するためのキー101とユーザに装置の状態を伝える
LCD102およびLEDの窓が配置されているパネル
カバー103と、パネルカバー103の内側にネジ止め
された、LCDやLEDなど電気部品を実装した操作基
板104と、ゴムキーとからなる。ゴムキーはパネルカ
バー103と操作基板104との間でキー101の下部
に配置され、ユーザがキーを押すことによって操作基板
104のカーボンパターンと該ゴムキーの裏側に印刷さ
れたカーボン接点が接触し基板上のパターンを導通させ
てON/OFFを検知する。また、パネルカバーは後述
する上原稿ガイド105に取り付けられている。
【0015】次に記録部Cの構成について説明する。給
紙トレイに載置された複数枚の記録用紙は、記録給紙装
置106により分離されて搬送される。印字部107は
読取られた情報、又は送信されてきた情報を、搬送され
る記録紙に記録する。印字された記録紙は、排紙ローラ
対108によって本体の外へ排出される。なお、印字部
107は、インクヘッド109に形成された複数のノズ
ルからインクを吐出して記録するインクジェット記録方
式で構成されている。本装置において記録紙の通紙経路
は矢印110で示した通りである。
【0016】電装部Dについて説明する。電装部Dは記
録部Cの下方に配置され、本体フレーム111で仕切ら
れることによって、不良によって導電性のある記録部C
のインクがあふれても電装部Dに行かないようになって
いる。電装部は、コピー、ファクシミリ通信、電話など
の各機能の制御をする制御基盤112と、制御基板11
2および各デバイスに電気を供給する電源113と、付
属されるコードレス子機電話を制御するコードレス基板
114と、制御基板112と電源が取りつけられている
板金で形成された底板115で構成されている。
【0017】読取り部Bについて説明する。読取り部B
は、記録部Cの上に配置されているシート搬送部Eと記
録紙の排紙パスの上に配置された画像読み取り部Fから
なり、原稿Sは記録部Cの上を装置後方から手前に向か
って搬送されるように構成されている。
【0018】画像読取部Fは、後述する上原稿ガイド1
05に取り付けられた白基準115とハンドスキャナ2
01とから構成され、ハンドスキャナ201を本体に着
脱可能にすることにより、以下の2つの使用形態を可能
にしている。1つは、ハンドスキャナ201を本体に装
着した状態でシート原稿を読取るという使用形態であ
る。もうひとつは、ハンドスキャナ201を取り外し
て、ユーザ自ら媒体上をなぞることによって、画像を読
み取るハンドスキャナ読取りという使用形態である。シ
ート読取りは複数枚のカット紙原稿の読取りや精度の必
要な読取りのときに有効であり、ハンドスキャナ読取り
は雑誌の読取りなどシート搬送装置で搬送でない媒体を
読み取るのに有効である。
【0019】ハンドスキャナ201は、媒体からの画像
を読み取るためのカラーコンタクトセンサ202と、排
紙コロ203と、カラーコンタクトセンサ202で読み
取った画像データを変換圧縮処理した後メモリに記憶す
るための制御基板204と、カラーコンタクトセンサ2
02と制御基板204に電源を供給するためのバッテリ
ー205と、装着状態で本体と接続するためのコネクタ
206と、排紙コロ203に連結され排紙コロの回転角
からハンドスキャナ201の移動量を検出する図示しな
いアクチュエータとフォトインタラプタからなるエンコ
ーダと、上記部品を収納するカバー207とから構成さ
れている。排紙コロ203は、シート読取りでは後述す
る排紙ローラ116との間に原稿Sを挟持し装置外へ排
紙するように機能する。また、ハンドスキャナ読取りで
は、ハンドスキャナの移動量を前記エンコーダに伝え読
取のタイミングの同期を取るように機能し、またハンド
スキャナの直進性を向上するように機能する。
【0020】シート搬送部Eは、原稿通紙面上に紙幅方
向に移動可能に取り付けられ、任意の紙幅サイズの原稿
のセット位置の規制および斜行の抑制をするためのスラ
イダ117と、媒体の搬送路の上側のガイドを形成し、
また後述する各部材の支持部材になる上原稿ガイド10
5と、上原稿ガイドに取り付けられ、媒体の搬送路の下
側のガイドを形成する下原稿ガイド118と、セットさ
れた媒体を1枚ずつ分離して搬送する分離部119と、
原稿を挟持し読取り位置まで搬送するための搬送ローラ
120,搬送コロ121と、シート媒体を本体外へ排出
するための排紙ローラ116とからなる。分離部119
は上原稿ガイド105に軸受けを介して回動自在に支持
された分離ローラ122と上原稿ガイド105に取り付
けられた分離片ホルダ123と該分離片ホルダに取り付
けられた分離片124とからなり、分離片124は分離
片ホルダ123を介して分離ローラ122にバネ125
により当接するようになっている。搬送コロ121は上
原稿ガイド105に形成されたリブにより上下方向に移
動可能に支持されたシャフトに回転自在に取り付けられ
ている。また、該シャフトは上原稿ガイド105にネジ
止めされたコロ押圧バネ126によりK方向に付勢され
ているため、搬送コロ121は搬送ローラ120に押し
付けられている。搬送ローラ120はフレーム111上
で原稿搬送路外側に取り付けられた図示しない駆動基板
と側版に軸受けを介して取り付けられている。排紙ロー
ラ116はシャフトに通された筒状の排紙ローラ軸受け
を介してコロ押圧バネ126により排紙コロ203に押
し付けられている。また、排紙ローラ軸受けは上原稿ガ
イド105の図示しないリブに挟み込まれることによっ
て上下方向移動可能に支持されている。
【0021】次に上記構成におけるシート読取りの動作
について説明する。まず、原稿幅にセットされたスライ
ダ117に沿って、分離ローラ122と分離片124か
ら形成されるくさび部に原稿先端をセットする。また、
原稿セット状態で原稿有無センサ127、原稿幅センサ
がONになり装置は読取り待機状態になる。ユーザの操
作により読取り開始信号が送られると分離ローラ12
2、搬送ローラ120、排紙ローラ116が図示しない
モータによって回転を始める。すると、定型サイズの原
稿の場合は分離部によって1枚ずつ分離され、また、写
真や名刺などの定型サイズ以下の特殊用紙の場合は予備
圧接アームと分離ローラによって搬送され、搬送ローラ
120に送られる。搬送された原稿は搬送ローラ120
の下流に配置された原稿端検知センサをONにする。更
に搬送された原稿は板金と白い紙状部材からなる白基準
115の自重によりコンタクトセンサ202表面に押し
付けられ、画像データを読み取られながら排紙ローラ1
16にまで送られ装置外に排出される。
【0022】<ハンドスキャナの着脱機構>次に図を用
いてハンドスキャナの着脱機構について詳しく説明す
る。図2はハンドスキャナを取り外したときの斜視図、
図3は構成を説明するためにハンドスキャナホルダを取
ったときの斜視図である。また、図2、図3は着脱機構
の構成を分かり易くするために上原稿ガイド105およ
び操作部Aを省略している。上原稿ガイド105および
操作部Aは、図1の軸105aを回転軸として開くこと
ができる。なお、ハンドスキャナ201の着脱時には前
もって上原稿ガイドは開いておく。
【0023】図2及び3において、ハンドスキャナホル
ダ301は、その両側板301bの互いに対向する位置
に設けられた孔301aに搬送ローラ120のシャフト
を通すことで、搬送ローラ120に回動自在に軸止され
ている。なお、ハンドスキャナホルダ301の孔301
aは、軸となる搬送ローラ120に対して一定の遊びを
持って遊嵌されている。本発明では搬送ローラの軸径に
対して、ハンドスキャナホルダの穴301aが直径で
0.8mm大きくなるようになっている。ねじりコイル
バネ302は搬送ローラ120に軸支され、一方の端部
が側板に固定され、他方の端部がハンドスキャナホルダ
の側面に固定されてある。
【0024】また、ハンドスキャナホルダ301を囲っ
ているカバー303のハンドスキャナホルダ301の両
側壁に対向する面303aには突起304が形成されて
いる。突起304は、その先端の面304aをハンドス
キャナホルダの側壁301bと所定の隙間を持つように
形成することで、ハンドスキャナ201幅方向(矢印3
05)における位置をラフに規制している。また、ハン
ドスキャナホルダの側壁に形成されたストッパリブ30
1cと前記突起の側面304bによってハンドスキャナ
ホルダ301が所定の範囲内で回転するように規制され
ている。
【0025】上記構成において、ねじりコイルバネ30
2は、ハンドスキャナホルダ301を矢印306方向に
回転させるようにバネ力が働くように設計されている。
このねじりコイルバネ302のバネ定数は、ハンドスキ
ャナ201を取り外してある状態ではハンドスキャナホ
ルダ301は持ち上がって不図示のストッパに当接して
着脱可能位置に保持され(図2)、また、ハンドスキャ
ナ201を装着した状態ではハンドスキャナホルダ30
1はそれ自身とハンドスキャナ201の重さがバネ30
2の付勢力に勝って下に下がり、ハンドスキャナ201
がシート原稿の読取位置に保持されるように決められて
いる。
【0026】ハンドスキャナホルダ301の両サイドの
側壁内側にはレール307が、また、ハンドスキャナの
両側壁には溝308が形成されている。ハンドスキャナ
201をレールに沿ってハンドスキャナホルダ301に
挿入する場合、最初は上下方向、幅方向ともにレール3
07と溝308の間には遊びがあるが、少なくともコネ
クタ206と後述するコネクタ311との接触後は遊び
がなくなり、コネクタ206とコネクタ311の相対位
置が確実に一致するようにレールと溝の形状が決められ
ている。レール307の方向はコネクタ311,206
の抜き差し方向と同一方向になっており、また、高さは
ハンドスキャナ201の装着状態で搬送ローラ120の
ローラ外周面とハンドスキャナ201に配設されたカラ
ーコンタクトセンサ202のガラス面とが略同一の高さ
になるように調整されている。
【0027】また、本体前方にはガイド面309がカバ
ー303と一体となって形成されている。ガイド面30
9はシート原稿の読み取り時には原稿搬送ガイドとして
機能し、ハンドスキャナ装着時には、着脱可能位置に保
持されたハンドスキャナホルダ301のレール307に
ハンドスキャナ201の溝308を係合するためのガイ
ドになる。ハンドスキャナ201が取り外された状態で
はハンドスキャナホルダ301は着脱可能位置(図2の
状態)にねじりコイルバネ302で保持されているが、
保持力は少ない。このため、レール307に溝308を
合わせる際にホルダ301が下に逃げてしまい、ハンド
スキャナのセットが困難となる。そこでガイド面309
が設けられている。ガイド面309は、ハンドスキャナ
201をガイド面309に載せ、そのままハンドスキャ
ナホルダ301に装着する方向に向けてスライドさせる
だけで溝307とレール308が係合するように位置が
調整されている(図4、図5)。
【0028】また、ハンドスキャナ201の下面201
aが完全にガイド面を超えると(図7)、後述するコネ
クタが接続され、ハンドスキャナ201が完全にハンド
スキャナホルダ301に収納されるように設計されてお
り、不完全な収納では読取位置に下げられないようにな
っている。これにより、ユーザの装着ミスを防止してい
る。また、ガイド面309をハンドスキャナの前に配置
し原稿搬送ガイドと共有することで装置の幅方向の大き
さをコンパクトにしている。
【0029】また、ハンドスキャナホルダの底面中央に
は大きな切り欠き301dが形成されている。これは、
操作者がハンドスキャナ201をつかんで、ハンドスキ
ャナホルダ301に挿入又は離脱させる際に、ハンドス
キャナホルダの底面301fが全面にわたってあると手
がぶつかってしまうからである。また、離脱の際はハン
ドスキャナに隠れてまったく見えないため、必要な部分
を残して特に大きく切り欠いている。
【0030】また、前述したように本装置の記録紙はハ
ンドスキャナに隠れた下の部分から排出される。そのた
め、短い記録紙が排出された場合や、記録紙が紙詰まり
などを生じてその先端がわずかに排紙ローラ108対か
ら出ている場合には、操作部を開け、ハンドスキャナを
外すことによって、記録紙排出口129にアクセスしや
すいようにしてから処理するようになっている。この
時、ハンドスキャナホルダの底面301fが邪魔になら
ないようにするためにも切り欠き301dが設けられて
いる。さらに、切り欠き301dによって、ハンドスキ
ャナホルダ301に収納されたハンドスキャナ201の
下の空間128(図1参照)が広くなり、記録紙の積載
性や記録紙がカールしたときの排紙性も向上できる。
【0031】また、ハンドスキャナホルダ301には、
インターフェイス基板312と、コネクタ206と係合
するコネクタ311とが取り付けられている。ハンドス
キャナ201は、ハンドスキャナホルダ301に収納さ
れた状態ではインターフェイス基板312に取付けられ
た図示していないケーブルを介して本体内の制御基板1
12と接続される。
【0032】インターフェイス基板312は、ハンドス
キャナホルダ301の面であって記録部との境になる面
301eにハンドスキャナ側から取付けてある。また、
面301eのインターフェイス基板312の取付けてい
るところにはケーブルを通すための穴が空いている。こ
の状態で記録部側に対して前記穴のところのみ露出して
いる。また、インターフェイス基板312は片面基盤で
形成されており、ハンドスキャナ102に面する面31
2aがハンダ面に、記録部Cに面する面312bが実装
面になるようにハンドスキャナホルダ301に取付けら
れている。このため、インクジェット記録部から飛んで
くる導電性のインクミストが前記穴の部分から基板31
2に付着しても、実装面でありパターンが無いためパタ
ーンがショートして発煙発火することがない。
【0033】<ハンドスキャナの装着方法>次に、ハン
ドスキャナの装着方法と、本体との位置決めについて説
明する。
【0034】図4〜図8はハンドスキャナの取付けを段
階的に示したときの図であり、機構を分かり易くするた
めに必要な部分のみを示したものである。ハンドスキャ
ナは3段階のステップを踏んで本体に装着、位置決めさ
れるようになっている。
【0035】まず最初に、操作者は上原稿ガイド105
をストッパで固定されるまで開ける。すると、ハンドス
キャナホルダ301は、前述したように着脱可能位置ま
で上がった状態で止まっている(図4)。次にハンドス
キャナ201をガイド面309に載せた状態でホルダの
奥側に向けて滑らし、そして、レール307に沿ってス
ライドさせハンドスキャナホルダ301に取付ける(図
5〜図7)。前述したようにハンドスキャナ201はレ
ール307と溝308によってハンドスキャナホルダ3
01に位置決めされ、コネクタ206とコネクタ311
とは確実に接続される。
【0036】この状態で、ハンドスキャナ201はハン
ドスキャナホルダ301と一体になって、搬送ローラ1
20の半径方向に一定の遊びをもって図7に示す回転方
向401に自由に動く。次にハンドスキャナホルダ30
1と一体になったハンドスキャナ201を搬送ローラ1
20を中心として回転させ、読取位置まで降ろす(図
8)。ここでハンドスキャナ201は本体フレームに形
成されたリブ402に面201aを当接することで下方
向の位置が決まり、面403とリブ404でハンドスキ
ャナ201を挟み込むことで前後方向の位置が決まる。
面403はハンドスキャナの回転に対して干渉しないよ
うに斜めに形成されている。つまり、ハンドスキャナ2
01を下に降ろしてくると、ハンドスキャナ201は面
403に当接して必然的に位置が決まるようになってい
る。また、ハンドスキャナホルダ301は上方向には回
転移動可能であるが、上原稿ガイド105を閉めること
により排紙ローラ116に付勢されるため完全に位置が
決まる。
【0037】上記構成にすることで、ハンドスキャナ2
01は、その収納時、すなわちシート原稿読み取りの状
態では本体フレームと当接しており、本体フレームに対
して直接的に相対位置が決まる。このため、本体フレー
ム111に取付けられた給紙ローラ120及び原稿端検
知センサ127との位置ずれが最小限にできる。この結
果読取位置や斜行などの画像品質が向上する。また、コ
ネクタ206とコネクタ311とが接続されていなけれ
ばハンドスキャナ201をハンドスキャナホルダ301
に収納できないため、シート原稿読み取り時には、確実
にコネクタ206とコネクタ311とが接続されてい
る。
【0038】また、ハンドスキャナホルダ301と本体
とは一定の遊びをもって軸止されているため、収納され
た状態のハンドスキャナ201の位置は、ハンドスキャ
ナホルダ301の回転軸である搬送ローラの位置に拘束
されることはない。ハンドスキャナ201の位置は、前
後方向についてはハンドスキャナ201と面403,4
04とにより決まり、左右方向についてはハンドスキャ
ナ201とホルダ301の側壁と本体の突起304とに
より決まり、上下方向については、ハンドスキャナのレ
ール307とホルダの溝308と本体の面402と上原
稿ガイド105とにより決まる。すなわち、ハンドスキ
ャナ201は2重に位置決めされることはない。このた
め、コネクタなどに余計な外力が働かないため接点不良
などのトラブルがなくなる。
【0039】<ハンドスキャナの取り外し方法>次にハ
ンドスキャナ201の取出しについて説明する。まず、
上原稿ガイド105をストッパで固定されるまで開け
る。この状態で操作者はハンドスキャナ201を持ち、
ハンドスキャナホルダ301がストッパに引っ掛るまで
持ち上げる。ハンドスキャナホルダ301がストッパに
引っかかった状態ではハンドスキャナホルダ301は図
4に示すように、ハンドスキャナを着脱可能な状態にあ
る。そして、ハンドスキャナ201を持ち上げた状態の
まま手前に引っぱり出す。
【0040】以上説明したように、本実施形態のファク
シミリ装置は、ハンドスキャナの着脱時にその上部にあ
る上原稿ガイドを開くことができ、ハンドスキャナへの
アクセスが容易になった。
【0041】さらに、ハンドスキャナを納めるホルダ部
の底面に切り欠き部を設けることで、容易にハンドスキ
ャナのボディを持つことができ、取出すための取っ手を
排除でき、ハンドスキャナを取り外して使用する場合の
操作性を向上させている。
【0042】また、ハンドスキャナホルダの切り欠き部
が記録紙排出口の上部になるようにハンドスキャナホル
ダ及び記録部排出口を配置したことで、上原稿ガイドを
開いてハンドスキャナを取り外すことで、ハンドスキャ
ナホルダの切り欠き部から記録紙排出口に容易にアクセ
スでき、ジャム処理の作業性が向上した。
【0043】また、ハンドスキャナホルダの底面に切り
欠きを設けたことで、ハンドスキャナを本体に装着した
場合でも、その下の空間(記録紙の排紙スペース)が広
くなるため、記録紙の積載枚数を増加させることができ
る。
【0044】また、ハンドスキャナホルダの底面に切り
欠きを設けたことで、ハンドスキャナの下の空間(記録
紙の排紙スペース)が広くなるため、記録紙の排紙性が
向上した。
【0045】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像読取部の着脱時にその上部にある上原稿ガイドを開く
ことができ、画像読取部へのアクセスが容易になった。
【0047】さらに、画像読取部を納めるホルダ部の底
面に切り欠き部を設けることで、容易に画像読取部を持
つことができ、取出すための取っ手を排除でき、画像読
取部を取り外して使用する場合の操作性を向上させてい
る。
【0048】また、画像読取部のホルダ部の切り欠き部
が記録紙排出口の上部になるように前記ホルダ部及び記
録部排出口を配置したことで、上原稿ガイドを開いて画
像読取部を取り外すことで、前記ホルダ部の切り欠き部
から記録紙排出口に容易にアクセスでき、ジャム処理の
作業性が向上した。
【0049】また、前記ホルダ部の底面に切り欠きを設
けたことで、画像読取部を本体に装着した場合でも、そ
の下の空間が広くなるため、記録紙の積載枚数を増加さ
せることができる。
【0050】また、前記ホルダ部の底面に切り欠きを設
けたことで、画像読取部の下の空間が広くなるため、記
録紙の排紙性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るファクシミリ装置を説明
する主断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る着脱機構を説明する斜視
図である。
【図3】本発明の実施例に係る着脱機構を説明する斜視
図である。
【図4】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る着脱機構の着脱および位
置決めを説明する断面図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
120 搬送ローラ 201 ハンドスキャナ 301 ハンドスキャナホルダ 302 ねじりコイルバネ 309 ガイド面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 義章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB17 AB22 AD03 AD05 BA00 5C072 AA05 BA02 NA01 PA08 PA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、 前記本体部に対して着脱自在な画像読取部と、 前記本体部に可動に取り付けられ、前記画像読取部を着
    脱するための第1の位置と収納された画像読取部を本体
    部に装着して画像を読み取るための第2の位置とをとる
    ことができ、その下面に切り欠き部を有する、前記画像
    読取部を収納するためのホルダ部と、 前記ホルダ部が第2の位置にある場合に、その下部に記
    録紙を排出するように排出口が設けられた画像記録部と
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ部は本体部に軸止され、その
    軸の周りに回転し得るように取り付けられており、前記
    ホルダ部は、前記画像読取部の離脱状態では弾性部材に
    よって前記第1の位置に保持され、前記画像読取装置の
    収納状態では画像読取部とホルダ部材の自重により前記
    第2の位置に保持されることを特徴とする請求項1に記
    載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記画像読取部の装着時には該画像読取
    部上部に位置して原稿を搬送し、前記画像読取部の脱着
    時には、前記第1の位置にあるホルダ部と干渉しない位
    置へと移動可能な原稿搬送部をさらに備えることを特徴
    とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿搬送部は本体に軸止され、前記
    第1の位置にあるホルダ部と干渉しない位置へと回転移
    動可能であることを特徴とする請求項3に記載のファク
    シミリ装置。
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