JP2001103101A - 移動情報通信体システムの非接触読取装置 - Google Patents

移動情報通信体システムの非接触読取装置

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JP2001103101A
JP2001103101A JP27411499A JP27411499A JP2001103101A JP 2001103101 A JP2001103101 A JP 2001103101A JP 27411499 A JP27411499 A JP 27411499A JP 27411499 A JP27411499 A JP 27411499A JP 2001103101 A JP2001103101 A JP 2001103101A
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JP27411499A
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Takahiro Watanabe
高洋 渡辺
Manabu Nakamura
学 中村
Keisuke Igarashi
啓介 五十嵐
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード等の移動情報通信体により振幅変
調された無線信号を受信し、受信信号の上側帯波と下側
帯波とによる受信データ成分の消滅を防止して受信信号
の復調を可能とするリーダライタ装置等の非接触読取装
置を提供する。 【解決手段】 例えば非接触ICカードシステムのリー
ダライタ装置では、ループアンテナ4を用いた受信手段
がICカードからの無線信号を受信し、下側帯トラップ
回路5を用いた振幅差生成手段が受信信号の下側帯波の
振幅を減衰させて受信信号の上側帯波の振幅と下側帯波
の振幅との間に差を生じさせ、検波器6等からなる復調
手段が当該差が生じさせられた受信信号を復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード等の移
動情報通信体により振幅変調された無線信号を受信する
リーダライタ装置等の非接触読取装置に関し、特に、受
信信号の上側帯波と下側帯波とによる受信データ成分の
消滅を防止して受信信号の復調を可能とする非接触読取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば非接触ICカードシステムでは、
リーダライタ装置とICカード(非接触ICカード)と
の間で電力やデータを非接触で通信することが行われて
いる。図7には、非接触ICカードシステムに備えられ
たリーダライタ装置31の構成例とICカード32の構
成例を示してある。
【0003】リーダライタ装置31では、スイッチ41
により搬送波(キャリア)を送信データで振幅変調し、
この変調波を電力増幅器(PA)42で増幅し、増幅し
た変調波をインピーダンス変換器43を介してループア
ンテナ44から無線送信することにより、前記送信デー
タをICカード32に対して送信する。なお、ループア
ンテナ44はコイルやコンデンサを用いた共振回路から
構成されている。
【0004】一方、ICカード32では、上記と同様に
共振回路から構成されたループアンテナ51とリーダラ
イタ装置31のループアンテナ44との間の電磁結合に
よりリーダライタ装置31からの変調波を無線受信し、
受信した変調波の搬送波成分から整流器52により電力
を抽出して制御部54へ供給するとともに、受信した変
調波の変調成分から復調器53により前記送信データを
復調して制御部54へ出力する。そして、ICカード3
2では、前記送信データを例えば制御部54により解析
してメモリ55に書き込む等する。なお、復調器53で
は受信信号からクロック(CLK)を再生することも行
われる。
【0005】また、ICカード32では、例えばロード
スイッチ方式により、リーダライタ装置31から無線送
信される搬送波を用いてリーダライタ装置31に対して
送信データを無線送信することが行われる。具体的に
は、ICカード32では、リーダライタ装置31から無
線送信される搬送波によってリーダライタ装置31と電
磁結合しているときに、変調器56が送信データに従っ
てロードスイッチ(この例ではFET)57、58を開
閉させてループアンテナ51から見た負荷(この例では
抵抗)59、60を変動させることにより、当該送信デ
ータをリーダライタ装置31に対して無線送信する。
【0006】すなわち、ICカード32の変調器56が
上記のような負荷変動を生じさせると当該負荷変動に応
じてリーダライタ装置31から無線送信されている搬送
波に振幅変調が施され、この振幅変調による変調波がリ
ーダライタ装置31のループアンテナ44に現れてリー
ダライタ装置31により受信される。なお、具体的に
は、リーダライタ装置31の電力増幅器42の出力イン
ピーダンスと当該電力増幅器42から見たリーダライタ
装置31のループアンテナ44の負荷変動(ICカード
32による負荷変動)に応じて当該電力増幅器42の出
力振幅が変化することにより、例えば振幅偏移変調(A
SK変調)によるデータ通信が実現される。
【0007】リーダライタ装置31では、上記のように
してループアンテナ44により受信した変調波を検波器
45で検波し、当該検波結果をバンドパスフィルタ46
を通して増幅器(AMP)47で増幅し、当該増幅結果
をコンパレータ(比較器)48で比較処理することによ
り、ICカード32からの送信データを復調する。な
お、この例では、ICカード32からリーダライタ装置
31に対して上記した送信データ以外にサブキャリアも
送信する方式(サブキャリアデータ伝送方式)を採用し
ており、リーダライタ装置31では判定回路49により
当該サブキャリアから当該送信データを復調することが
行われるが、これについては後述する。
【0008】ところで、現実の無線通信ではリーダライ
タ装置31とICカード32との間の伝送路特性によっ
て、例えばリーダライタ装置31がICカード32から
受信する信号の波形は種々な影響が重畳されたものとな
る。このような影響を与える特性としては、例えばリー
ダライタ装置31のループアンテナ44とICカード3
2のループアンテナ51との間の結合係数や、ICカー
ド32側の負荷や、リーダライタ装置31とICカード
32との間の距離(例えばリーダライタ装置31のサー
ビスエリア)等といったものがあり、これらの条件によ
ってはICカード32により振幅変調された信号成分が
リーダライタ装置31の検波器45の入力で消滅してし
まうことが生じる。そして、このような消滅が生じてし
まうと、リーダライタ装置31ではICカード32から
の送信データを復調することができなくなってしまうと
いった問題があった。
【0009】ここで、上記の問題を具体的に説明する。
例えば図8(a)に示すようなデータ信号に応じてIC
カード32のロードスイッチ57、58が制御される
と、同図(b)に示すような波形の信号がリーダライタ
装置31のループアンテナ44に現れる。同図(b)に
示されるように、この信号は、ロードスイッチ57、5
8により発生させられた波形(ロードスイッチ波形)が
搬送波に載ったものとなる。
【0010】この場合、通常では同図(c)に示すよう
なデータ成分がリーダライタ装置31により検波されて
増幅器47から出力されるが、上述したような条件によ
っては、例えば同図(d)に示すように当該増幅器47
から出力されるデータ成分が消滅してしまう現象や、或
いは、同図(e)に示すように当該増幅器47から出力
されるデータ成分が反転してしまう現象が生じる。この
ような現象が生じてしまうと、リーダライタ装置31で
はICカード32からのデータを復調することができな
くなってしまう。
【0011】また、上記の問題を生じさせるものと考え
られる原因を説明する。まず、一般に、振幅変調による
変調信号f(t)は式1で示される。なお、Aは搬送波
の振幅を示し、ωcは搬送波の周波数を示し、tは時刻
を示し、kは振幅変調に係る所定の係数を示し、ωsは
変調データの周波数を示し、θは変調データの初期位相
を示している。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、上記式1の右辺の第1項は搬送波
に相当し、第2項は上側帯波に相当し、第3項は下側帯
波に相当しており、これらのベクトルの様子を図9
(a)に示してある。同図(a)に示されるように、リ
ーダライタ装置31では、搬送波ベクトルと上側帯波ベ
クトルと下側帯波ベクトルとを合成して得られるベクト
ル(合成ベクトル)を変調信号f(t)として受信し、
当該変調信号f(t)の振幅変化に基づいてICカード
32からのデータを復調する。
【0014】一方、例えばリーダライタ装置31とIC
カード32との間の伝送路特性によっては、ICカード
32のロードスイッチ57、58により発生させられる
変調信号f(t)の搬送波ベクトルと上側帯波ベクトル
と下側帯波ベクトルとを合成したベクトルの振幅変化が
リーダライタ装置31の検波器45にとってゼロ
(“0”)となる現象が生じる。このような現象は、特
に、上記した初期位相の条件に起因して生じるものと考
えられ、その一例を図9(b)に示してある。なお、同
図(b)に示される場合の変調信号f(t)は式2で示
され、上側帯波の初期位相が+πであるとともに下側帯
波の初期位相が0となる条件が満たされている。また、
上側帯波の初期位相が0であるとともに下側帯波の初期
位相が+πとなる条件が満たされる場合も同様の現象が
生じる。
【0015】
【数2】
【0016】同図(b)に示されるように、上記した初
期位相の条件が満たされると、リーダライタ装置31の
検波器45では、前記合成ベクトルとして受信される変
調信号f(t)の振幅変化がゼロとなって当該振幅変化
を全く検波することができなくなってしまうため、IC
カード32からのデータを全く復調することができなく
なってしまう。なお、このような初期位相の条件が満た
される場合には、変調信号f(t)の時間的な変化とし
て搬送波の位相が時間的に変化する現象が生じており、
位相変調が発生している。
【0017】次に、上記の問題を解消するために考えら
れる従来の手法を示す。例えば、一の手法として、上述
したループアンテナ44、51間の結合係数やICカー
ド32側の負荷やリーダライタ装置31とICカード3
2との距離等といった条件を設定するに際して、上記の
問題が生じないような設定を行う手法が考えられる。し
かしながら、現実ではこれらの条件の設計仕様が定めら
れてしまっていることを鑑みるとこのような設定を現実
に行うことは非常に難しく、また、たとえこのような設
定を行ったとしても、リーダライタ装置31とICカー
ド32との通信環境等に応じて伝送路特性が変化してし
まうことも考えられる。
【0018】また、他の手法として、例えばISO14
443で提案されているサブキャリアデータ伝送方式を
用いることが考えられ、これについて説明する。サブキ
ャリアデータ伝送方式では、例えば図10(a)に示す
ように、データ成分の値(例えば“1”値と“0”値)
を特定することが可能なサブキャリア成分をデータ成分
に載せてデータ信号を構成することが行われ、当該デー
タ信号に応じてICカード32のロードスイッチ57、
58が制御されると、同図(b)に示すような波形の信
号がリーダライタ装置31のループアンテナ44に現れ
る。
【0019】この場合、通常では同図(c)に示すよう
なデータ成分及びサブキャリア成分がリーダライタ装置
31の増幅器47から出力されるが、上述したような条
件によっては、例えば同図(d)に示すように当該増幅
器47から出力されるデータ成分が消滅してしまう現象
や、或いは、同図(e)に示すように当該増幅器47か
ら出力されるデータ成分が反転してしまう現象が生じ
る。しかし、このような現象が生じても、データ成分の
周波数とサブキャリア成分の周波数とが互いに異なるこ
とからサブキャリア成分は消滅しないため、リーダライ
タ装置31では例えば上記した判定回路49を用いてサ
ブキャリア成分の有無を検出することにより、ICカー
ド32からのデータを復調することができる。
【0020】しかしながら、このようなサブキャリアデ
ータ伝送方式を用いたとしても、例えば本来ではサブキ
ャリア成分の方がデータ成分よりもリーダライタ装置3
1による受信電力が高くなると期待されるところ、実際
にはリーダライタ装置31のループアンテナ44のQ特
性(振動系の鋭さの特性)があるため、サブキャリア成
分の受信電力の方がデータ成分の受信電力と比べて低く
なってしまうといった問題があった。なお、同図(f)
には、横軸を周波数として、ループアンテナ44のQ特
性の一例を示すとともに、リーダライタ装置31により
受信される搬送波成分やデータ成分やサブキャリア成分
の受信電力比の一例を示してある。
【0021】このようなサブキャリアデータ伝送方式の
問題を解消するためには例えばロードスイッチ57、5
8を深くする(すなわち、例えば抵抗59、60の抵抗
値を小さくする)ことが必要となるが、この場合には、
ICカード32における整流後のリプルが非常に大きく
なってしまうといった不具合があった。また、サブキャ
リア成分からデータを復調する構成では、サブキャリア
成分の有無を判定してデータを復調するための回路(例
えば上記した判定回路49)をリーダライタ装置31に
備える必要があるため、リーダライタ装置31の受信回
路が大きくなってしまうといった不具合があった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の非接触ICカードシステムでは、ICカードにより振
幅変調された無線信号をリーダライタ装置が受信するに
際して当該受信信号を復調することができないことが生
じてしまうといった問題があり、この問題を解消する手
法はあったものの、他の良い解消の仕方を考え出すこと
が望まれていた。
【0023】本発明は、このような従来の事情を鑑みて
なされたものであり、ICカード等の移動情報通信体に
より振幅変調された無線信号を受信するに際して、例え
ば従来では受信信号の上側帯波と下側帯波とにより受信
データ成分が消滅してしまって受信信号を復調すること
ができなかった場合であっても、受信信号を復調するこ
とができるリーダライタ装置等の非接触読取装置を提供
することを目的とする。更に具体的には、本発明では、
上記従来例で示したサブキャリアデータ伝送方式等の手
法を用いなくとも、受信データ成分の消滅を防止して受
信信号を復調することができる非接触読取装置を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る移動情報通信体システムの非接触読取
装置では、次のようにして、移動情報通信体により振幅
変調された無線信号を受信して復調する。すなわち、受
信手段が移動情報通信体からの無線信号を受信し、振幅
差生成手段が受信信号の上側帯波の振幅と下側帯波の振
幅との間に差を生じさせ、復調手段が当該差が生じさせ
られた受信信号を復調する。
【0025】従って、受信信号の上側帯波の振幅と下側
帯波の振幅との間に差が生じさせられることから、例え
ば従来では上記図9(b)に示したようなデータ成分の
消滅現象が生じてしまう場合であっても、本発明では上
側帯波ベクトルと下側帯波ベクトルとを合成したベクト
ルの振幅変化が非接触読取装置にとってゼロとはならな
いため、このようなデータ成分の消滅現象を防止して受
信信号を復調することができる。
【0026】なお、移動情報通信体としては、必ずしも
ICカードに限られることなく、例えば商品や物品に付
されるIDタグや、人に付されるネームプレートや、家
畜に付される識別用プレートや、宅配便の荷物やコンテ
ナに付される配送先プレート等といったものも包含して
おり、要は、振幅変調された無線信号を非接触読取装置
に対して送信するものであればよい。
【0027】また、非接触読取装置としては、必ずしも
移動情報通信体に対するデータ送信と移動情報通信体か
らのデータ受信との両方を行うリーダライタ装置に限ら
れることなく、例えば移動情報通信体からのデータ受信
(データの読み取り)のみを行うリーダ装置であっても
よい。また、移動情報通信体について上述したのと同様
に、移動情報通信体システムとしても、必ずしも非接触
ICカードシステムに限られることなく、例えば非接触
IDタグシステム等といった種々なシステムであっても
よい。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図面を参照
して説明する。なお、以下の実施例では、本発明に係る
非接触読取装置を非接触ICカードシステムのリーダラ
イタ装置に適用した場合を示す。すなわち、以下の実施
例では、ICカード(非接触ICカード)が本発明に言
う移動情報通信体に相当し、非接触ICカードシステム
が本発明に言う移動情報通信体システムに相当する。
【0029】まず、本発明の第1実施例に係るリーダラ
イタ装置を図面を参照して説明する。図1には、本例の
リーダライタ装置の構成例を示してあり、このリーダラ
イタ装置には、例えば上記図7に示したリーダライタ装
置31に備えられたものと同様なスイッチ1や電力増幅
器2やインピーダンス変換器3やループアンテナ4や検
波器6やバンドパスフィルタ7や増幅器8やコンパレー
タ9が備えられているとともに、本例の特徴点である下
側帯トラップ回路5がループアンテナ4と検波器6との
間に備えられている。
【0030】以下では、主として上記した下側帯トラッ
プ回路5を用いた受信信号復調処理について説明し、例
えば上記図7に示したリーダライタ装置31と同様な構
成や動作(例えばICカードに対する電力やデータの送
信処理)については説明を省略する。なお、ICカード
については図示を省略してあるが、本例のICカードは
例えば上記図7に示したICカード32と同様な構成を
有しており、上記従来例で述べたのと同様なロードスイ
ッチ方式により、本例のリーダライタ装置からの搬送波
を振幅変調することで本例のリーダライタ装置に対して
データを無線送信する。
【0031】下側帯トラップ回路5はループアンテナ4
によりICカードから受信される信号(受信信号)を入
力し、当該受信信号の下側帯波の振幅を減衰させ、当該
減衰後の受信信号を検波器6へ出力する機能を有してい
る。ここで、図2には、横軸を周波数として、例えば上
記従来例で示したようなサブキャリアデータ伝送方式が
用いられた場合に本例の下側帯トラップ回路5から出力
される信号の周波数特性の一例を示してある。同図に示
されるように、下側帯トラップ回路5からはループアン
テナ4のQ特性の影響と下側帯トラップ回路5のトラッ
プ特性の影響を受けた搬送波成分とデータ成分とサブキ
ャリア成分が出力されるところ、データ成分の下側帯波
の振幅は前記トラップ特性により減衰させられて上側帯
波の振幅と比べて小さくなっている。
【0032】このようにデータ成分の下側帯波の振幅を
小さくすると、検波器6では主としてデータ成分の上側
帯波のみが検波されることになるため、上記従来例で示
したように上側帯波の振幅と下側帯波の振幅とが同じ大
きさであることに起因して生じるデータ成分の消滅現象
や反転現象は、本例では生じなくなる。このため、本例
のリーダライタ装置では、例えば前記消滅現象等が生じ
てしまうような条件(例えば上記従来例で示した初期位
相の条件)が満たされる場合であっても、ICカードか
ら受信されるデータを受信信号から復調することができ
る。
【0033】また、例えば上記式2の場合と同じ初期位
相の条件が満たされる場合に、本例の下側帯トラップ回
路5から出力される振幅変調による変調信号f(t)は
式3で示される。なお、上記式1及び上記式2で示した
のと同様に、Aは搬送波の振幅を示し、ωcは搬送波の
周波数を示し、tは時刻を示し、kは振幅変調に係る所
定の係数を示し、ωsは変調データの周波数を示してい
る。また、aは下側帯トラップ回路5による減衰の程度
を示しており、1より小さい値である。
【0034】
【数3】
【0035】ここで、上記式3の右辺の第1項は搬送波
に相当し、第2項は上側帯波に相当し、第3項は下側帯
波に相当しており、これらのベクトルの様子を図3に示
してある。同図に示されるように、本例では下側帯ベク
トルの大きさと上側帯ベクトルの大きさとの間に差が生
じさせられているため、搬送波ベクトルと上側帯波ベク
トルと下側帯波ベクトルとを合成して得られるベクトル
(変調信号f(t))の振幅変化がゼロとはならず、こ
れにより、当該振幅変化に基づいてICカードからのデ
ータを復調することができる。
【0036】また、従来のようにサブキャリア成分を用
いてデータを復調する場合と比べて、本例のようにデー
タ成分を用いてデータを復調する場合の方が受信電力の
点において有利であり、これを具体例により説明する。
なお、本例では、搬送波成分の周波数ωcが13.56
[MHz]であり、データ成分が当該搬送波周波数ωc
と比べて±106[kHz](すなわち、データ送信速
度が211[kbps])の周波数位置にあり、サブキ
ャリア成分が当該搬送波周波数ωcと比べて±847.
5[kHz]の周波数位置にある場合の例を示す。
【0037】例えば図4(a)には、横軸を周波数とし
て、ループアンテナ4のQ特性が20である場合に当該
Q特性を直線で近似したものの一例を示してあり、当該
Q特性によるデータ成分の減衰量は−2.3dBであ
り、当該Q特性によるサブキャリア成分の減衰量は−
8.6dBである。
【0038】また、例えば同図(b)に示されるように
サブキャリア変調されたデジタル信号の波高がBである
とすると、ループアンテナ4のQ特性を考慮しない場合
のベースバンドでの各周波数成分の電力比は同図(c)
に示されるようになり、データ成分(例えば上側帯波)
は−1.9dB(=0.6B)となる一方、サブキャリ
ア成分(例えば上側帯波)は−3dB(=0.5B)と
なって、データ成分とサブキャリア成分との間にはほと
んど差はない。
【0039】しかしながら、ループアンテナ4のQ特性
をも考慮した全体では、データ成分は上側帯波のみを検
波することを考慮して−4.2dB(=−2.3dB−
1.9dB)となる一方、サブキャリア成分は上下の両
周波数成分の和となることを考慮して−8.6dB(=
−8.6dB−3dB+3dB)となって、データ成分
とサブキャリア成分との間には4.4dBも差が生じ
る。このようにループアンテナ4のQ特性の影響は大き
く、データ成分を用いてデータを復調する場合の方がサ
ブキャリア成分を用いてデータを復調する場合と比べて
受信電力が高くて有利である。なお、同図(d)には、
横軸を周波数として、このような場合に本例の下側帯ト
ラップ回路5から出力される信号の周波数特性の一例を
示してある。
【0040】以上のように、本例のリーダライタ装置で
は、受信信号の下側帯波の振幅を減衰させて、上側帯波
の振幅と下側帯波の振幅との間に差を生じさせた後に受
信信号を復調することが行われるため、例えば従来では
上記図9(b)に示したようなデータ成分の消滅現象が
生じてしまう場合であっても、本例ではこのようなデー
タ成分の消滅現象を防止して、サービスエリアに存在す
るICカードから受信されるデータを受信信号から復調
することができる。
【0041】なお、このような本発明の効果は、例えば
上記したサブキャリアデータ伝送方式を用いずにICカ
ードからリーダライタ装置へデータ成分のみを送信する
場合に有効であるばかりでなく、例えば本例のようにサ
ブキャリアデータ伝送方式を用いてICカードからリー
ダライタ装置へデータ成分とサブキャリア成分とを送信
する場合にも有効である。
【0042】具体的には、本例のリーダライタ装置では
データ成分から直接的にデータを復調することができる
ため、例えばサブキャリア成分の有無に基づいてデータ
を復調する従来の構成ではサブキャリア成分用のフィル
タやサブキャリア成分をデータへ変換するための変換回
路(例えば上記図7に示した判定回路49)が必要とな
るのと比べて、このような変換回路等を不要とすること
ができる。
【0043】また、上述したようにデータ成分から直接
的にデータを復調する場合の方がサブキャリア成分から
データを復調する場合と比べて受信電力の点で有利であ
るため、本例のリーダライタ装置では、例えばサブキャ
リア成分からデータを復調する場合と比べて、ICカー
ドからのデータを無線受信することが可能なサービスエ
リアの範囲を大きくすることができる。また、本例のリ
ーダライタ装置では、例えば従来と同程度の範囲のサー
ビスエリアを用いる場合には、ICカードのロードスイ
ッチの深さを従来と比べて浅くしても、従来と同程度の
無線通信品質を確保することができる。
【0044】ここで、本例のリーダライタ装置では、I
Cカードにより振幅変調された無線信号をループアンテ
ナ4を用いて当該ICカードから受信する機能により、
本発明に言う受信手段が構成されている。また、本例の
リーダライタ装置では、下側帯トラップ回路5が受信信
号の下側帯波(データ成分)の振幅を減衰させて上側帯
波の振幅と下側帯波の振幅との間に差を生じさせる機能
により、本発明に言う振幅差生成手段が構成されてい
る。また、本例のリーダライタ装置では、上記のように
して差が生じさせられた受信信号から検波器6等がデー
タを復調する機能により、本発明に言う復調手段が構成
されている。
【0045】次に、本発明の第2実施例に係るリーダラ
イタ装置を図5を参照して説明する。同図(a)には、
本例のリーダライタ装置の構成例を示してある。同図
(a)に示される本例のリーダライタ装置の構成は、ル
ープアンテナ4と検波器6との間に本例の特徴点である
上側帯波共振器11が備えられているといった構成部分
を除いては、例えば上記第1実施例の図1に示したリー
ダライタ装置の構成と同様であり、当該リーダライタ装
置と同様な構成部分については同じ符号1〜4、6〜9
を用いて示してある。
【0046】以下では、主として上記した上側帯波共振
器11について説明し、上記第1実施例の場合と同様な
構成や動作については説明を省略する。上側帯波共振器
11はループアンテナ4によりICカードから受信され
る信号(受信信号)を入力し、当該受信信号の上側帯波
の振幅を共振により増幅させ、当該増幅後の受信信号を
検波器6へ出力する機能を有している。
【0047】ここで、図5(b)には、横軸を周波数と
して、例えば上記従来例で示したようなサブキャリアデ
ータ伝送方式が用いられた場合に本例の上側帯波共振器
11から出力される信号の周波数特性の一例を示してあ
る。同図(b)に示されるように、上側帯波共振器11
からはループアンテナ4のQ特性の影響と上側帯波共振
器11の共振特性の影響を受けた搬送波成分とデータ成
分とサブキャリア成分が出力されるところ、データ成分
の上側帯波の振幅は前記共振特性により増幅させられて
下側帯波の振幅と比べて大きくなっている。
【0048】このようにデータ成分の上側帯波の振幅を
大きくすると、上記第1実施例の場合と同様に検波器6
では主としてデータ成分の上側帯波のみが検波されるこ
とになるため、上記従来例で示したようなデータ成分の
消滅現象や反転現象は、本例では生じなくなる。このた
め、本例のリーダライタ装置によっても、上記第1実施
例で示したリーダライタ装置と同様な効果を得ることが
できる。なお、本例のリーダライタ装置では、上側帯波
共振器11が受信信号の上側帯波(データ成分)の振幅
を増幅させて上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に
差を生じさせる機能により、本発明に言う振幅差生成手
段が構成されている。
【0049】次に、本発明の第3実施例に係るリーダラ
イタ装置を図6を参照して説明する。同図(a)には、
本例のリーダライタ装置の構成例を示してある。同図
(a)に示される本例のリーダライタ装置の構成は、ル
ープアンテナ4と検波器6との間に本例の特徴点である
上側帯波共振器21及び下側帯トラップ回路22が備え
られているといった構成部分を除いては、例えば上記第
1実施例の図1に示したリーダライタ装置の構成と同様
であり、当該リーダライタ装置と同様な構成部分につい
ては同じ符号1〜4、6〜9を用いて示してある。
【0050】以下では、主として上記した上側帯波共振
器21及び下側帯トラップ回路22について説明し、上
記第1実施例の場合と同様な構成や動作については説明
を省略する。上側帯波共振器21はループアンテナ4に
よりICカードから受信される信号(受信信号)を入力
し、当該受信信号の上側帯波の振幅を共振により増幅さ
せ、当該増幅後の受信信号を下側帯トラップ回路22へ
出力する機能を有している。下側帯トラップ回路22は
上側帯波共振器21から前記増幅後の受信信号を入力
し、当該受信信号の下側帯波の振幅を減衰させ、当該減
衰後の受信信号を検波器6へ出力する機能を有してい
る。
【0051】ここで、図6(b)には、横軸を周波数と
して、例えば上記従来例で示したようなサブキャリアデ
ータ伝送方式が用いられた場合に本例の下側帯トラップ
回路22から出力される信号の周波数特性の一例を示し
てある。同図(b)に示されるように、下側帯トラップ
回路22からはループアンテナ4のQ特性の影響と上側
帯波共振器21の共振特性の影響と下側帯トラップ回路
22のトラップ特性の影響を受けた搬送波成分とデータ
成分とサブキャリア成分が出力されるところ、データ成
分の上側帯波の振幅は前記共振特性により増幅させられ
るとともに、データ成分の下側帯波の振幅は前記トラッ
プ特性により減衰させられている。
【0052】このように共振とトラップとの両方を用い
るとデータ成分の上側帯波の振幅を下側帯波の振幅と比
べて非常に大きくすることができ、これにより、上記第
1実施例の場合と同様に検波器6では主としてデータ成
分の上側帯波のみが検波されることになるため、上記従
来例で示したようなデータ成分の消滅現象や反転現象
は、本例では生じなくなる。このため、本例のリーダラ
イタ装置によっても、上記第1実施例で示したリーダラ
イタ装置と同様な効果を得ることができる。
【0053】なお、本例のリーダライタ装置では、上側
帯波共振器21が受信信号の上側帯波(データ成分)の
振幅を増幅させるとともに下側帯トラップ回路22が当
該受信信号の下側帯波(データ成分)の振幅を減衰させ
て上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に差を生じさ
せる機能により、本発明に言う振幅差生成手段が構成さ
れている。
【0054】ここで、以上の実施例では、上側帯波の振
幅を下側帯波の振幅と比べて大きくしたが、例えば下側
帯波の振幅を上側帯波の振幅と比べて大きくする構成と
してもよい。一例として、実際には、リーダライタ装置
とICカードとの間の電磁結合においてリーダライタ装
置とICカードとの距離が近くなると、リーダライタ装
置の電力増幅器から見たアンテナの共振周波数が若干下
がるため、例えば上記図1に示した下側帯トラップ回路
5の代わりに上側帯トラップ回路を備えて上側帯波の振
幅を下側帯波の振幅と比べて小さくするような構成を用
いれば、更に本発明の効果を大きくすることが可能であ
る。なお、図11には、横軸を周波数として、このよう
な構成を用いた場合に上側帯トラップ回路から出力され
る信号の周波数特性の一例を概略的に示してある。ま
た、上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に生じさせ
る差の大きさとしては、例えば実用上で有効に受信信号
を復調することができる程度であれば任意であるが、通
常は、当該差が大きい方が復調の精度が向上する。
【0055】また、以上の実施例では、トラップ回路や
共振器を用いて上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間
に差を生じさせたが、本発明に言う振幅差生成手段とし
ては、要は、上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に
差を生じさせることができるものであればどのようなも
のであってもよく、例えば一方の側帯波のみを通過させ
るバンドパスフィルタ(BPF)や、一方の側帯波のみ
を除去するバンドエリミネーションフィルタ(BEF)
を用いることもできる。
【0056】また、本発明に係る非接触読取装置の構成
としては、必ずしも以上に示した構成に限られず、種々
な構成が用いられてもよい。一例として、本発明に係る
非接触読取装置は、例えば移動情報通信体からの無線信
号を受信する機能のみを備えたものであってもよく、ま
た、例えば移動情報通信体からの無線信号を受信する機
能と受信したデータを処理する機能とが一体化されたも
のであってもよい。
【0057】また、以上の実施例では、非接触読取装置
(リーダライタ装置)から移動情報通信体(ICカー
ド)に対して電力を無線送信して当該電力により移動情
報通信体を動作させたが、例えば移動情報通信体の内部
に電池やバッテリが備えられる場合には、非接触読取装
置から移動情報通信体への電力供給は行われなくともよ
い。
【0058】また、本発明に係る非接触読取装置により
行われる各処理は、例えばプロセッサやメモリ等を備え
たハードウエア資源においてプロセッサが制御プログラ
ムを実行することにより制御されてもよく、また、例え
ば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハー
ドウエア回路として構成されてもよい。また、本発明は
上記の制御プログラムを格納したフロッピーディスクや
CD−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記
録媒体として把握することもでき、当該制御プログラム
を記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実
行させることにより、本発明に係る処理を遂行させるこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
情報通信体システムの非接触読取装置によると、移動情
報通信体により振幅変調された無線信号を受信し、当該
受信信号の上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に差
を生じさせ、当該差が生じさせられた受信信号を復調す
るようにしたため、例えば従来では上記図9(b)に示
したようなデータ成分の消滅現象が生じてしまう場合で
あっても、このようなデータ成分の消滅現象を防止して
受信信号を復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリーダライタ装置の
構成例を示す図である。
【図2】トラップ後の受信信号の周波数特性の一例を示
す図である。
【図3】変調信号の振幅変化がゼロとはならないことを
説明するための図である。
【図4】データ成分とサブキャリア成分との電力比較を
説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るリーダライタ装置を
説明するための図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るリーダライタ装置を
説明するための図である。
【図7】従来例に係るリーダライタ装置を備えた非接触
ICカードシステムの一例を示す図である。
【図8】ICカードにより振幅変調された信号成分の消
滅及び反転を説明するための図である。
【図9】変調信号の振幅変化がゼロとなる場合を説明す
るための図である。
【図10】サブキャリアデータ伝送方式を説明するため
の図である。
【図11】トラップ後の受信信号の周波数特性の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1・・スイッチ、 2・・電力増幅器、 3・・インピ
ーダンス変換器、4・・ループアンテナ、 5、22・
・下側帯トラップ回路、 6・・検波器、7・・バンド
パスフィルタ、 8・・増幅器、 9・・コンパレー
タ、11、21・・上側帯波共振器、
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 啓介 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA11 BB09 CA23 5B058 CA17 KA40 5B072 CC08 DD10 FF00 5K004 AA03 DA14 DF01 5K012 AB02 AB12 AC11 AD05 AE10 BA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動情報通信体により振幅変調された無
    線信号を受信して復調する移動情報通信体システムの非
    接触読取装置において、 移動情報通信体からの無線信号を受信する受信手段と、 受信信号の上側帯波の振幅と下側帯波の振幅との間に差
    を生じさせる振幅差生成手段と、 当該差が生じさせられた受信信号を復調する復調手段
    と、 を備えたことを特徴とする移動情報通信体システムの非
    接触読取装置。
JP27411499A 1999-09-28 1999-09-28 移動情報通信体システムの非接触読取装置 Pending JP2001103101A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002366907A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Yoshikawa Rf System Kk 密着型リーダ/ライタ装置
JP2007150696A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Denso Wave Inc 通信装置及び搬送波検出方法

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