JP2001102868A - 表面実装水晶発振器及びその製造方法 - Google Patents

表面実装水晶発振器及びその製造方法

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JP2001102868A
JP2001102868A JP27517699A JP27517699A JP2001102868A JP 2001102868 A JP2001102868 A JP 2001102868A JP 27517699 A JP27517699 A JP 27517699A JP 27517699 A JP27517699 A JP 27517699A JP 2001102868 A JP2001102868 A JP 2001102868A
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JP27517699A
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Yoshinori Narita
吉則 成田
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表面実装容器の無駄を排除して生産性を高め、
耐衝撃性を良好とした面実装発振器及びその製造方法を
提供する。 【構成】(1)一対の引出電極が一端側に延出した水晶
片の外周部を電気的・機械的に接続して特性検出端子を
有する保持具一体化水晶片と、前記保持具一体化水晶片
を収容する凹部を有して他端側に段部を有する表面実装
用の容器本体とを具備し、前記保持具一体化水晶片の他
端部は前記容器本体の段部に対面した構成とする。
(2)また、保持具一体化水晶片の振動特性を測定した
後、前記保持具一体化水晶片の他端部を前記容器本体の
段部に対面して、前記保持具一体化水晶片を前記容器本
体に収容してカバーを封止する製造方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装水晶発振
器(面実装発振器とする)を産業上の技術分野とし、特
に生産性を良好とした面実装発振器の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)面実装発振器は、例えば
温度補償型として携帯電話等の移動体通信機器に使用さ
れる。通常では、積層セラミック容器(容器本体)に水
晶片とICチップ等の電子部品を一体的に収容する。近
年では、製品不良による無駄の排除及び生産性の観点か
ら、その構造及び製造方法に工夫を凝らした提案がある
(参照:特開平7−106891号、同9−29844
0号、同10−98151号公報)。
【0003】(従来技術の一例)第6図はこの種の一従
来例を説明する面実装発振器の図である。面実装発振器
は、セラミックの積層体からなる表面実装用の容器本体
1に水晶片2及びICチップ3aやコンデンサ3b等の
電子部品3を収容してなる。容器本体1は両主面に枠部
5(ab)による凹部6(ab)を有する。一主面の凹
部6aには水晶片2を、他主面の凹部6bには電子部品
3を収容する。なお、他主面の四隅部底面及び側面には
実装電極4を有する。
【0004】水晶片2は両主面に励振電極7(ab)を
有し、一端部外周の両側に引出電極8(ab)を延出す
る(第7図)。このようなものでは、先ず、引出電極8
(ab)の延出した水晶片2の一端部外周を、一主面側
の凹部6aの底面に導電性接着剤13によって固着す
る。そして、シーム溶接によって、枠部5a上面の金属
リング9に金属カバー10を接合し、水晶片2を密閉封
入する。
【0005】次に、他主面側の凹部6b底面に設けられ
た特性検出端子(未図示)に測定端子を当接して、水晶
振動子の振動特性特に周波数温度特性を測定する。そし
て、良品及び不良品の選別を行う。最後に、選別した良
品のみの水晶振動子の凹部6bの底面に電子部品3を装
着する。
【0006】このような表面実装容器を用いた製造方法
では、水晶振動子の特性を検出した後、電子部品3特に
高価なICチップ3aを搭載する。したがって、水晶片
2及び電子部品3を収容して完成品とした後、良品及び
不良品の選別を行う場合に比較して、無駄を省いて生産
性を高めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 (従来技術の問題
点)しかしながら、このようなものでは、水晶片2を一
主面の凹部6a内に収容して金属カバー10を封止し、
振動特性を検出した後、不良品を排除する。したがっ
て、電子部品3の無駄は排除できるが、これも高価な表
面実装容器(特に容器本体1)を無駄にする。また、振
動特性を良好とするために水晶片2の一端側を保持して
他端を自由端とするので、衝撃時に他端が上下に振動し
例えば凹部底面に衝突して破損する所謂耐衝撃性に問題
があった。
【0008】 (発明の目的)本発明は、表面実装容器
(容器本体)の無駄を排除して生産性を高め、耐衝撃性
を良好とした面実装発振器及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 (着目点)水晶振動子
の振動特性特に周波数温度特性は、水晶片2の外周を固
着・保持した際の影響、特に導電牲接着剤の硬化時の収
縮によって水晶片2に応力(歪み)を生じて本来の温度
特性を損う。水晶片2を例えばATカットとした場合に
は、本来三次曲線となるが(第8図の曲線イ)、歪みに
よって規格外の特性となる(同図の曲線ロ)。不良品の
殆どは、この導電性接着剤等による保持に起因し、カバ
ーの封止前後の特性不良は極めて少ないことに着目し
た。
【0010】(解決手段)本発明は、一対の引出電極が
一端側に延出した水晶片の外周部を電気的・機械的に接
続して特性検出端子を有する保持具一体化水晶片と、前
記保持具一体化水晶片を収容する凹部を有して他端側に
段部を有する表面実装用の容器本体とを具備し、前記保
持具一体化水晶片の他端部は前記容器本体の段部に対面
させたことを第1の解決手段とする。さらには、保持具
一体化水晶片の振動特性を検出した後、容器本体に収容
した製造方法を第2の解決手段とする。
【0011】
【作用】本発明では、容器本体とは独立して特性検出端
子を有する保持具一体化水晶片を形成するので、これ自
体の振動特性を検出できる。そして、保持具一体化水晶
片の振動特性を検出した後容器本体に密閉封入するの
で、カバー封止後の不良率を激減する。また、容器本体
の他端部には段部を設けて水晶片の他端部を対面させる
ので破損等を防止する。以下、本発明の一実施例を説明
する。
【0012】
【実施例】第1図及び第2図は本発明の一実施例を説明
する面実装発振器の図で、第1図は一部分解図、第2図
は断面図である。なお、前従来例図と同一部分には同番
号を付与してその説明は簡略する。面実装発振器は、保
持具一体化水晶片11と容器本体1及び電子部品3とか
らなる。保持具一体化水晶片11は水晶片2と保持具1
2とからなる。保持具12は両側を導電体12aとして
中間に絶縁体12bを介在させ、断面をコ字状とした積
層体からなる。そして、引出電極8(ab)の延出した
水晶片2の一端部外周をコ字部に挿入して、図示しない
導電性接着剤により電気的・機械的に接続して保持し、
一体化する。容器本体1は一主面における凹部内の他端
側に段部14を有する。
【0013】このようなものでは、先ず、保持具一体化
水晶片11の振動特性を図示しない計測器により測定す
る。すなわち、保持具12の両側の導電体12aを特牲
検出端子として、周波数温度特性等の振動特性を測定す
る。そして、規格を満足する良品のみを選別する。
【0014】そして、保持具一体化水晶片11を、前述
した容器本体1の一主面の凹部6aに収容する。すなわ
ち、保持具一体化水晶片11の保持具12を凹部6aの
一端側にし、水晶片2の他端部を段部14に対面させて
載置する。但し、凹部6aの底面には図示しない電極パ
ターンが形成され、保持具一体化水晶片11の両側の導
電部12aを前述の導電性接着剤や半田等(図では省
略)により電気的・機械的に接続する。
【0015】次に、カバー10を接合して保持具一体化
水晶片11を凹部6a内に密閉封入する。そして、他主
面の凹部6bにICチップ3等の電子部品を収容する。
あるいは、他主面の凹部6bに電子部品が収容された容
器本体1に保持具一体化水晶片11を収容してカバー1
0を封止する。そして、面実装発振器の特性を測定し、
良品及び不良品の選別を行う。なお、保持具一体化水晶
片11と電子部品とを収容して発振器とした後、水晶片
2の励振電極に質量を付加あるいは減じて発振周波数を
調整した後、カバーを10を封止してもよい。
【0016】このような構成であれば、保持具一体化水
晶片11として、水晶振動子の良否を判定する。すなわ
ち、導電性接着剤による硬化時の影響を受けた水晶振動
子の振動特性を判定して良品のみを選択する。したがっ
て、これらを容器本体1に収容してカバー10を封止し
ても、殆どが良品となる。このことから、従来例のよう
に容器本体1内に水晶片2を収容して封止した後、良否
を判定するものに比較し、特に高価な容器本体1の無駄
を排除できる。
【0017】また、この例では、容器本体1の他端側に
段部14を設けて水晶片2の他端側を載置するので、衝
撃時に水晶片2の他端部の上下方向の振れを抑制するの
で破損等を防止できる。なお、この例では水晶片2の他
端部を段部に載置するとしたが、間隙があってもよく要
は対面して下方向への振れを防止できればよい。
【0018】
【他の事項】上記実施例では、保持具12は両側の導電
体12aと中間の絶縁体12bから形成したが、これら
は例えばセラミックの積層体(3層)から形成し両側の
表面に金属膜を形成してもよい。また、断面をコ字状と
して水晶片2の一端を挿入したが、導電体12a及び絶
縁体12bからなる平板材でもよい(第3図)。また、
断面をL字状として位置決めをしてもよい(第4図)。
これらの場合、導電性接着剤でなく例えばバンプ(金
粒)を用いた接続もでき、導電性接着剤の硬化収縮時の
応力を受けず、有利となる。
【0019】また、容器本体1は両主面に凹部6(a
b)を有して水晶片2と電子部品3を別個に収容した
が、一主面にのみ凹部6aを有して水晶片2と電子部品
3とを一体に収容してもよい(第5図)。また、容器本
体1は一主面を凹状として水晶片2を封入したが、容器
本休の一主面は平坦状として水晶片2を搭載し凹状のカ
バ一を被せた場合でも適用できる。また、カバー10は
シーム溶接により接合したたが、ガラス封止や樹脂封止
等であってもよいことは勿論である。
【0020】また、容器本体1には水晶片2と電子部品
3を収容した発振器について説明したが、水晶片2のみ
を収容してカバー10を被せた場合でも適用でき、本発
明はこれを排除するものではない。要するに、本発明
は、保持具一体化水晶片11の段階で振動特牲を検出
し、水晶片の他端部を容器の段部に対面させて収容し、
これによって高価な表面実装容器(容器本体1)を無駄
にすることなく生産性を高めて、しかも耐衝撃性を良好
とすることが趣旨であり、このような趣旨に基づくもの
は自在な変更を含めて本発明の技術的範囲に属する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、一対の引出電極が一端側に延
出した水晶片の外周部を電気的・機械的に接続して特性
検出端子を有する保持具一体化水晶片と、前記保持具一
体化水晶片を収容する凹部を有して他端側に段部を有す
る表面実装用の容器本体とを具備し、前記保持具一体化
水晶片の他端部は前記容器本体の段部に対面させる。そ
して、保持具一体化水晶片の振動特性を検出した後、容
器本体に収容する。したがって、表面実装容器の無駄を
排除して生産性を高め、耐衝撃性を良好とした面実装発
振器及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する面実装発振器の一
部分解図である。
【図2】本発明の一実施例を説明する面実装発振器の断
面図である。
【図3】本発明の一実施例の他の保持具一体化水晶片の
図である。
【図4】本発明の一実施例のさらに他の保持具一体化水
晶片の図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明する面実装発振器の
断面図である。
【図6】従来例を説明する面実装発振器の断面図であ
る。
【図7】従来例を説明する水晶片の平面図である。
【図8】従来例を説明する水晶振動子の周波数温度特性
図である。
【符号の説明】
1 容器本体、2 水晶片、3 電子部品、4 実装電
極、5 枠部、6 凹部、7 励振電極、8 引出電
極、9 金属リング、10 金属カバー、11保持具一
体化水晶片、12 保持具、13 導電性接着剤、14
段部.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の引出電極が一端側に延出した水晶片
    の外周部を電気的・機械的に接続して特性検出端子を有
    する保持具一体化水晶片と、前記保持具一体化水晶片を
    収容する凹部を有して他端側に段部を有する表面実装用
    の容器本体とを具備し、前記保持具一体化水晶片の他端
    部は前記容器本体の段部に対面してなる表面実装水晶発
    振器。
  2. 【請求項2】一対の引出電極が一端側に延出した水晶片
    の外周部を電気的・機械的に接続して特性検出端子を有
    する保持具一体化水晶片と、前記保持具一体化水晶片を
    収容する凹部を有して他端側に段部を有する容器本体と
    を具備し、前記保持具一体化水晶片の振動特性を測定し
    た後、前記保持具一体化水晶片の他端部を前記容器本体
    の段部に対面して、前記保持具一体化水晶片を前記容器
    本体に収容してカバーを封止してなる表面実装水晶発振
    器の製造方法。
JP27517699A 1999-09-28 1999-09-28 表面実装水晶発振器及びその製造方法 Pending JP2001102868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239341A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kyocera Kinseki Corp 圧電デバイス及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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