JP2001102480A - 半導体パッケージ及びその製造方法 - Google Patents

半導体パッケージ及びその製造方法

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JP2001102480A
JP2001102480A JP27339299A JP27339299A JP2001102480A JP 2001102480 A JP2001102480 A JP 2001102480A JP 27339299 A JP27339299 A JP 27339299A JP 27339299 A JP27339299 A JP 27339299A JP 2001102480 A JP2001102480 A JP 2001102480A
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Shuichi Furuichi
修一 古市
Hideo Nakanishi
秀雄 中西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを削減することができると共に放
熱性が高く、しかも大きな容量で電源をとったりグラン
ドをとったりすることができる半導体パッケージを提供
する。 【解決手段】 放熱用金属板1の表面に絶縁樹脂層2を
設ける。絶縁樹脂層2に底面に放熱用金属板1が露出す
る開口部3とビアホール4をそれぞれ形成すると共に、
開口部3内に半導体搭載用キャビティ5を形成する。絶
縁樹脂層2の表面からビアホール4の内周及びビアホー
ル4の底面に亘る導体層6を設ける。半導体搭載用キャ
ビティ5は絶縁樹脂層2に開口部3等を加工することに
よって形成することができる。また放熱用金属板1はビ
アホール4内の導体層6を介して絶縁樹脂層2の表面の
導体層6に導通接続されており、放熱用金属板1の熱も
絶縁樹脂層2の表面の導体層6に伝熱され易くなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱用金属板を基
板として設けた半導体パッケージ及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの集積度の高度化に伴って発
熱量が増大しており、これに対処するために、半導体I
Cを搭載する半導体パッケージとして、放熱用の金属板
を基板として積層することによって、放熱性を高めるよ
うにしたものが提供されている。このような半導体パッ
ケージは、回路板に放熱用金属板を積層することによっ
て形成されているものであり、その一例を図3に示す。
【0003】放熱用金属板1は表面側の中央部にハーフ
エッチングなどで凹部10が凹設してある。また回路板
11は絶縁板12の中央部に表裏に開口する開口部13
を設けると共に必要に応じて表裏に開口するスルーホー
ル14を設け、表面や裏面に回路6a,6bとなる導体
層6を設けると共にスルーホール14の内周に回路6
a,6bを接続する接続回路6cとなる導体層6を設け
て形成してある。放熱用金属板1と回路板11を積層す
る接着剤15としては、ガラス布等の基材にエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂を含浸すると共に半硬化状態に乾燥
して調製されるプリプレグや、シート状の接着剤など、
シート状物が用いられるものであり、このシート状接着
剤15には上記凹部10と開口部13に対応する個所に
型抜き開口16が設けてある。
【0004】そして放熱用金属板1に回路板11を積層
するにあたっては、図3(a)のように放熱用金属板1
の表面にシート状接着剤15を介して回路板11を重
ね、シート状接着剤の型抜き開口16を介して凹部10
と開口部13を合致させるように放熱用金属板1と回路
板11とを位置合わせし、そして加圧しながら加熱する
ことによってシート状接着剤15を溶融・硬化させるこ
とによって行なうことができるものであり、このシート
状接着剤15による絶縁接着層17で放熱用金属板1に
回路板11を積層一体化した、図3(b)のような半導
体パッケージを作製することができるものである。
【0005】このように作製される半導体パッケージに
あって、放熱用金属板1の凹部10と回路板11の開口
部13によって半導体搭載用キャビティ5が形成される
ものであり、この半導体搭載用キャビティ5にICなど
の半導体チップ18を搭載して半導体チップ18と回路
板11の回路6aの間にワイヤーボンディングすると共
に樹脂封止することによって、半導体装置に仕上げるこ
とができるものである。そしてこのものでは、半導体チ
ップ18から発熱される熱は、半導体搭載用キャビティ
5の底面において放熱用金属板1に伝熱され、放熱用金
属板1から放熱されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように作
製される半導体パッケージは、放熱用金属板1と回路板
11を積層して形成されていると共に半導体搭載用キャ
ビティ5は放熱用金属板1の凹部10と回路板11の開
口部13から形成されている。従って、放熱用金属板1
と回路板11を積層する接着工程が必要となると共に、
この積層にあたって凹部10と開口部13を正確に位置
合わせする必要があって歩留まりが悪く、さらに接着剤
15が放熱用金属板1の凹部10に流れ込んで半導体搭
載用キャビティ5の底面が接着剤15で覆われないよう
に制御することが難しいために歩留まりが一層悪くな
り、製造コストの上で問題があった。
【0007】また、回路板11と放熱用金属板1とを積
層する絶縁接着層17は電気絶縁性を有するために熱の
伝導性も低いものであり、しかも回路板11も絶縁板1
2を基板として形成されており、熱の伝導性も低い。従
って放熱用金属板1の熱は絶縁接着層17や回路板11
の断熱作用で回路板11の表面側へは伝熱され難く、放
熱用金属板1からの放熱はもっぱら回路板11と反対側
の片面からのみ行なわれることになり、放熱性能に限界
があるという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、製造コストを削減することができると共に放熱性
が高く、しかも大きな容量で電源をとったりグランドを
とったりすることができる半導体パッケージ及びその製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体パッ
ケージは、放熱用金属板1の表面に絶縁樹脂層2を設
け、絶縁樹脂層2に底面に放熱用金属板1が露出する開
口部3とビアホール4をそれぞれ形成すると共に、開口
部3内に半導体搭載用キャビティ5を形成し、絶縁樹脂
層2の表面からビアホール4の内周及びビアホール4の
底面に亘る導体層6を設けて成ることを特徴とするもの
である。
【0010】また本発明に係る半導体パッケージの製造
方法は、放熱用金属板1の表面に絶縁樹脂層2を設け、
絶縁樹脂層2に穴明け加工を行なって底面に放熱用金属
板1が露出する開口部3とビアホール4をそれぞれ形成
すると共に、開口部3内に半導体搭載用キャビティ5を
形成し、絶縁樹脂層2の表面からビアホール4の内周及
びビアホール4の底面に亘ってメッキを施すことによっ
て導体層6を設けることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0012】放熱用金属板1は銅やアルミニウムなどの
熱伝導性及び電気伝導性の良好な金属で形成されるもの
であり、この放熱用金属板6の裏面にはNiメッキ21
が施してあると共に、表面(上面)は酸化剤を用いた黒
化処理をして粗面化してある。
【0013】そしてまずこの放熱用金属板1の表面に図
1(a)のように絶縁樹脂層2を設ける。この絶縁樹脂
層2は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を放熱用金属
板1の表面に塗布して硬化させることによって形成する
ことができるが、その他、銅箔等の金属箔の片面に熱硬
化性樹脂を塗布すると共に半硬化させて樹脂層を設ける
ことによって形成した樹脂付金属箔を用い、放熱用金属
板1の表面に樹脂付銅箔を樹脂層の側で重ねて加熱・加
圧成形して、この樹脂層による絶縁樹脂層2を放熱用金
属板1に積層接着し、この後に金属箔をエッチングして
剥離することによって、絶縁樹脂層2を形成するように
してもよい。ここで、絶縁樹脂層2の樹脂は、積層板を
ビルドアップ工法で製造する際に用いるビルドアップ樹
脂であり、絶縁樹脂層2の厚みは40〜100μm程度
が好ましい。
【0014】次に、半導体搭載用キャビティ5を形成す
る位置において、形成する半導体搭載用キャビティ5と
同じ平面の大きさ・形状で絶縁樹脂層2に孔明けをし、
図1(b)のように絶縁樹脂層2に開口部3を形成す
る。絶縁樹脂層2に形成したこの開口部3の底面には放
熱用金属板1の表面が露出している。この孔明けの加工
は、絶縁樹脂層2を感光性樹脂で形成した場合には、露
光・現像の処理によって行なうことができる。また絶縁
樹脂層2をレーザー加工用の樹脂で形成した場合には、
レーザー照射によって絶縁樹脂層2に孔明けをすること
ができる。
【0015】このように絶縁樹脂層2に孔明けをして開
口部3を形成した後、この開口部3内において放熱用金
属板1の表層部を座ぐって凹部22を加工し、図1
(c)のように、絶縁樹脂層2の開口部3とこの凹部2
2とからなる半導体搭載用キャビティ5を形成する。こ
の凹部22の座ぐり加工は、絶縁樹脂層2の開口部3を
通してエッチング液を放熱用金属板1に作用させてハー
フエッチングすることによって、行なうことができ、絶
縁樹脂層2がマスクとなって、開口部3と同じ形状・大
きさで凹部22を加工することができるものである。こ
こで、レーザー加工で絶縁樹脂層2に開口部3を形成す
る場合、開口部3を形成した後にさらにレーザー照射を
継続することによって、レーザーで放熱用金属板1に凹
部22を座ぐり加工することも可能である。
【0016】尚、放熱用金属板1の表面の絶縁樹脂層2
の厚みを400μm程度以上に厚く形成しておけば、こ
の絶縁樹脂層2に形成する開口部3は所定の深さを有す
るので、開口部3だけで半導体搭載用キャビティ5を形
成することが可能であり、この場合には図1(c)のよ
うな放熱用金属板1の凹部22の加工は不要になる。
【0017】上記のように、半導体搭載用キャビティ5
は、絶縁樹脂層2に開口部3を孔明け加工したり、さら
にこの開口部3の個所において放熱用金属板1に凹部2
2を加工したりすることによって形成することができる
ものであり、従来の図3の場合のように、放熱用金属板
1の凹部10と回路板11の開口部3を正確に位置合わ
せして両者を積層接着するような必要がなくなると共
に、接着剤15が流れ込むのを防止するような必要もな
くなり、製造が容易になって歩留まりを向上させること
ができ、製造コストを低減することが可能になるもので
ある。
【0018】次に、さらに絶縁樹脂層2に孔明け加工を
し、図1(d)のように底面が放熱用金属板1の表面で
形成される有底のビアホール4を形成する。ビアホール
4の加工は、絶縁樹脂層2を感光性樹脂で形成した場合
には、露光・現像の処理によって行なうことができ、ま
た絶縁樹脂層2をレーザー加工用の樹脂で形成した場合
には、レーザー照射によって行なうことができる。
【0019】上記のようにして半導体搭載用キャビティ
5とビアホール4を加工した後、無電解銅メッキなどの
無電解メッキ及び電気銅メッキなどの電気メッキを行な
うことによって、図1(e)のようにメッキ層23を形
成する。このメッキ層23は放熱用金属板1や絶縁樹脂
層2の露出する外面の全面に亘って、すなわち放熱用金
属板1の裏面と側面、絶縁樹脂層2の表面からビアホー
ル4の内周及びビアホール4の底面、半導体搭載用キャ
ビティ5の内周及び底面に形成されるものである。
【0020】この後、ドライフィルムなどのエッチング
レジストによる被覆、露光、現像、エッチングの既知の
各工程を経て、メッキ層23のうち不要な部分を除去す
ると共に必要部分を金属の導体層6,24,25として
残す。また放熱用金属板1の裏面に図1(f)のように
マスク24を施して表面処理をした後に、マスク24を
剥離して、外形加工をすることによって、図1(g)及
び図2に示すような半導体パッケージを得ることができ
るものである。この半導体パッケージにあって、導体層
6は絶縁樹脂層2の表面からビアホール4の内周及びビ
アホール4の底面に亘るように設けられており、導体層
24は絶縁樹脂層2の表面から半導体搭載用キャビティ
5の内周及び半導体搭載用キャビティ5の底面に亘るよ
うに設けられている。また導体層25は絶縁樹脂層2の
表面に設けられている。
【0021】そして上記のように作製される半導体パッ
ケージの半導体搭載用キャビティ5に、図1(g)に想
像線で示すようにICなどの半導体チップ18を搭載す
ると共に半導体チップ18を絶縁樹脂層2の表面の導体
層6,24で形成される回路にワイヤーボンディング
し、さらに樹脂封止をすることによって、半導体装置に
仕上げることができるものである。図1において26は
導体6,25で形成される回路に設けた半田ボールであ
り、半導体パッケージをBGAとして形成する場合の端
子となるものである。
【0022】上記のように、半導体チップ18は半導体
搭載用キャビティ5内において放熱用金属板1の表面に
搭載されているので、半導体チップ18から発熱された
熱は放熱用金属板1に伝熱され、放熱用金属板1から放
熱される。ここで、放熱用金属板1はバイヤホール4内
の導体層6を介して絶縁樹脂層2の表面の導体層6に導
通接続されており、さらに放熱用金属板1は半導体搭載
用キャビティ5内の導体層24を介して絶縁樹脂層2の
表面の導体層24に導通接続されている。従って放熱用
金属板1は絶縁樹脂層2の表面の導体層6,24に導通
接続されているものであり、放熱用金属板1の熱もビア
ホール4や半導体搭載用キャビティ5を通して絶縁樹脂
層2の表面の導体層6,24に伝熱され易くなってお
り、放熱用金属板1の熱は、絶縁樹脂層2と反対側の放
熱用金属板1の裏面から放熱される他に、絶縁樹脂層2
の表面からも放熱されるものであり、放熱用金属板1の
放熱性を高めることができるものである。尚、図2のよ
うに、絶縁樹脂層2の表面の導体層24の個所で絶縁樹
脂層2にスルーホール27を設けると共にスルーホール
27にスルーホールメッキを設け、絶縁樹脂層2の表面
の導体層24をスルホール27で放熱用金属板1と導通
接続するようにすることもできる。特に半導体搭載用キ
ャビティ5内に導体層24を設けない場合にも絶縁樹脂
層2の表面の導体層24を放熱用金属板1と導通接続す
ることが可能になる。
【0023】また上記のように、放熱用金属板1はビア
ホール4や半導体搭載用キャビティ5を通して絶縁樹脂
層2の表面の導体層6,24に導通接続されている。従
って放熱用金属板1を電源に接続することによって、放
熱用金属板1から絶縁樹脂層2の表面の導体層6,24
で形成される電源用回路に給電することができるもので
あり、放熱用金属板1を利用して大きな容量で電源をと
ることが可能になるものである。あるいは、放熱用金属
板1をグランドに接続することによって、絶縁樹脂層2
の表面の導体層6,24で形成されるグランド用回路か
ら放熱用金属板1を介してグランドに接地することがで
きるものであり、放熱用金属板16を利用して大きな容
量でグランドをとることが可能になるものである。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明に係る半導体パッケ
ージは、放熱用金属板の表面に絶縁樹脂層を設け、絶縁
樹脂層に底面に放熱用金属板が露出する開口部とビアホ
ールをそれぞれ形成すると共に、開口部内に半導体搭載
用キャビティを形成し、絶縁樹脂層の表面からビアホー
ルの内周及びビアホールの底面に亘る導体層を設けるよ
うにしたので、半導体搭載用キャビティは絶縁樹脂層に
開口部等を加工することによって形成することができ、
従来のように、放熱用金属板の凹部と回路板の開口部を
正確に位置合わせして両者を積層接着するような必要が
なくなると共に、接着剤が流れ込むのを防止するような
必要もなくなり、製造が容易になって歩留まりを向上さ
せることができ、製造コストを低減することが可能にな
るものである。また放熱用金属板はビアホール内の導体
層を介して絶縁樹脂層の表面の導体層に導通接続されて
いるものであり、放熱用金属板を電源に接続することに
よって、放熱用金属板から絶縁樹脂層の表面の導体層に
給電することができ、放熱用金属板を利用して大きな容
量で電源をとることが可能になると共に、あるいは放熱
用金属板をグランドに接続することによって、絶縁樹脂
層の表面の導体層から放熱用金属板を介して接地するこ
とができ、放熱用金属板を利用して大きな容量でグラン
ドをとることが可能になるものである。しかもこのよう
に放熱用金属板はビアホール内の導体層を介して絶縁樹
脂層の表面の導体層に導通接続されている結果、放熱用
金属板の熱もビアホールの導体層を通して絶縁樹脂層の
表面の導体層に伝熱され易くなっており、放熱用金属板
の熱を、絶縁樹脂層と反対側の裏面から放熱させる他
に、絶縁樹脂層の表面の導体層に伝熱して絶縁樹脂層の
表面からも放熱させることができ、放熱用金属板の放熱
性を高めることができるものである。
【0025】また本発明に係る半導体パッケージの製造
方法は、放熱用金属板の表面に絶縁樹脂層を設け、絶縁
樹脂層に穴明け加工を行なって底面に放熱用金属板が露
出する開口部とビアホールをそれぞれ形成すると共に、
開口部内に半導体搭載用キャビティを形成し、絶縁樹脂
層の表面からビアホールの内周及びビアホールの底面に
亘ってメッキを施すことによって導体層を設けるように
したので、絶縁樹脂層に開口部等を加工することによっ
て半導体搭載用キャビティを形成することができ、従来
のように、放熱用金属板の凹部と回路板の開口部を正確
に位置合わせして両者を積層接着するような必要がなく
なると共に、接着剤が流れ込むのを防止するような必要
もなくなり、製造が容易になって歩留まりを向上させる
ことができ、製造コストを低減することが可能になるも
のである。またビアホール内の導体層を介して放熱用金
属板を絶縁樹脂層の表面の導体層に導通接続させること
ができるものであり、放熱用金属板を電源に接続するこ
とによって、放熱用金属板から絶縁樹脂層の表面の導体
層に給電することができ、放熱用金属板を利用して大き
な容量で電源をとることが可能になると共に、あるいは
放熱用金属板をグランドに接続することによって、絶縁
樹脂層の表面の導体層から放熱用金属板を介して接地す
ることができ、放熱用金属板を利用して大きな容量でグ
ランドをとることが可能になるものである。しかもこの
ようにビアホール内の導体層を介して放熱用金属板を絶
縁樹脂層の表面の導体層に導通接続させることができる
結果、放熱用金属板の熱もビアホールの導体層を通して
絶縁樹脂層の表面の導体層に伝熱され易くすることがで
きるものであり、放熱用金属板の熱を、絶縁樹脂層と反
対側の裏面から放熱させる他に、絶縁樹脂層の表面の導
体層に伝熱して絶縁樹脂層の表面からも放熱させること
ができ、放熱用金属板の放熱性を高めることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)乃至(g)はそれぞれ断面図である。
【図2】同上の半導体パッケージの斜視図である。
【図3】従来例を示すものであり、(a),(b)はそ
れぞれ断面図である。
【符号の説明】
1 放熱用金属板 2 絶縁樹脂層 3 開口部 4 ビアホール 5 半導体搭載用キャビティ 6 導体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱用金属板の表面に絶縁樹脂層を設
    け、絶縁樹脂層に底面に放熱用金属板が露出する開口部
    とビアホールをそれぞれ形成すると共に、開口部内に半
    導体搭載用キャビティを形成し、絶縁樹脂層の表面から
    ビアホールの内周及びビアホールの底面に亘る導体層を
    設けて成ることを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 【請求項2】 放熱用金属板の表面に絶縁樹脂層を設
    け、絶縁樹脂層に穴明け加工を行なって底面に放熱用金
    属板が露出する開口部とビアホールをそれぞれ形成する
    と共に、開口部内に半導体搭載用キャビティを形成し、
    絶縁樹脂層の表面からビアホールの内周及びビアホール
    の底面に亘ってメッキを施すことによって導体層を設け
    ることを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100986230B1 (ko) 2008-07-22 2010-10-07 삼성탈레스 주식회사 다층구조 패키지 및 이를 이용한 위상배열 레이다송수신모듈 패키지

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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