JP2001101779A - バランス補正装置およびそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

バランス補正装置およびそれを用いた光ディスク装置

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JP2001101779A JP27378699A JP27378699A JP2001101779A JP 2001101779 A JP2001101779 A JP 2001101779A JP 27378699 A JP27378699 A JP 27378699A JP 27378699 A JP27378699 A JP 27378699A JP 2001101779 A JP2001101779 A JP 2001101779A
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Takayuki Kumasaka
登行 熊坂
Koichi Shiraishi
浩一 白石
Hiroaki Kobayashi
広明 小林
Shinichi Kashimura
信一 樫村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクの重量アンバランスによる振動を抑
制するためにバランス補正方法が提案されている。この
一手段として補正球を用いたバランス補正方法がある
が、高速回転時には補正球が悪影響を及ぼすことがあ
り、これを解決する必要があった。 【解決手段】そこで、光ディスク装置に搭載されたスピ
ンドルモータに複数の補正球を収納する環状空洞部を有
するバランス補正機構を設ける方式において、前記補正
球の環状空洞内の移動を転動を主体とするように溝の形
状を改善することによって、広範囲の回転数に対しても
安定にバランス補正できるようにした。これによって、
光ディスク装置を水平置き、垂直置きの両方において振
動の低減が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(PC)等の外部機器に内臓可能な構造の光ディ
スク装置に関する。特に、記録媒体である光ディスクの
アンバランスが原因となる好ましくない振動や騒音を制
御し、安定した記録や再生を可能にする光ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、PC等の外部機器の
周辺機器として利用されており、光ディスク装置の中に
は、PC等に内臓された光ディスク装置も存在する。
【0003】このような光ディスク装置の情報転送速度
は、画像や動画情報を多量に扱うマルチメディア化によ
り高速化が望まれている。光ディスク装置の転送速度
は、ディスクの回転数を高くすることにより高速化する
ことができる。このため近年、光ディスクの回転数の高
速化が進展している。
【0004】回転速度を高速にするために乗り越えなけ
ればならない最も大きな課題の一つは、アンバランス振
動の増加である。CD−ROM等の光ディスク装置で
は、ハードディスク装置(HDD)と異なり、可換媒体
であることが特徴の一つである。大量にプレスされる光
ディスクは厚みばらつきや、クランプ部内径とディスク
外径の同心度のばらつきの大きいものがある。また、光
ディスク上に文字や模様を印刷することにより発生する
重量アンバランス(偏重心)も無視できない。
【0005】このようなアンバランスの大きな系を回転
させると、回転系の重心と回転中心が一致しないことを
原因とするアンバランス振動が発生する。アンバランス
振動を発生させる力Fは重心と回転中心の距離をε、回
転数の質量をm、回転数をωとすると次式で表される。
【0006】 F=m×ε×ω2−−−−−−−−−−(1) 式(1)で示されるようにアンバランス振動は回転数の
二乗に比例するから、高速回転を行なうと急激に大きく
なる。アンバランス振動は光ヘッド系を加振し信号のリ
ード/ライトを阻害するばかりでなく、騒音の発生や装
置が取り付けられているシステム自体を振動させ、シス
テム自体の信頼性を著しく低下させる原因となる。
【0007】したがって、ディスクの高速回転化による
データ転送速度の向上を図るためには、ディスクのアン
バランスによる好ましくない振動を抑制する必要があっ
た。
【0008】従来、かかるディスクのアンバランスよっ
て生じる振動を抑制するディスク装置の一例が特開平1
0−83622号公報に開示されている。
【0009】例えば、中空環状部内に複数個の球もしく
は液体を収納して、バランサーを構成し、このバランサ
ーがディスクと一体的に回転可能に形成して、アンバラ
ンスなディスクの高速回転時に発生する振動を抑制する
構成が提案されている。
【0010】また、ディスク装置を垂直置きにしたとき
に、バランサーとしての球が重力により下方に集まり、
低速回転で球が起動せず、球同士の衝突が生じる。この
ためバランサーの球の位置が安定するまでは、騒音の発
生・バランス補正機能の不能という問題が生じる。この
一解決手段が、特開平11−154371号報に開示さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】最近開発されたDVD
(ディジタル・バーサタイル・ディスク)を搭載したP
Cでは、従来のCD−ROMも高速回転で支障なく再生
できる必要がある。また、種々の選択された回転数で再
生する場合がある。さらに、装置面積をコンパクトにす
るために、駆動装置を垂直置き(スピンドルモータの軸
は設置状態で水平)にする場合がある。
【0012】上記のような広範囲な回転数ならびに用途
において、光ディスクのアンバランスを含む回転系のア
ンバランスを容易に補正できる機構が重要になった。
【0013】本発明の目的は、光ディスク装置におい
て、光ディスクのアンバランスを回転系のアンバランス
を補正でき、回転系から生じる振動を小さくすることで
ある。
【0014】さらに他の課題としては、バランサーとし
て球を用いたことによる悪影響を除去することである。
例えば、バランスがくずれた時に、バランサーが逆に振
動を大きくしてしまう場合がある。これは球の不要な動
きが環状溝の構造によることがある。それには、バラン
ス補正した後で、スピンドルモータの回転速度の変更の
時の不要な球の変動が起こらないようにすること、ある
いは、球が移動する時に転がり音や衝突音を低減するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願では以下の手段を用いる。
【0016】光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、
該駆動手段の回転軸に垂直な平面上に、該回転軸を中心
とする環状の軌道を持つ複数の球と、からなる偏心また
は偏重心を補正するバランス補正装置において、前記軌
道は、光ディスクと平行な第1面および第2面と、該第
1面と第2面に挟まれた面のうち、回転軸側の面である
第3面と、前記第1面と第2面に挟まれた面のうち、回
転軸側の反対側の面である第4面とで囲まれており、前
記第1面もしくは第2面と前記第4面とのなす角度θを
90度未満とするように第4面を傾斜させたことを特徴
とするバランス補正装置。
【0017】すなわち、第1面と第4面を軌道面とした
時は第1面を基準として、第4面とのなす角度を90度
未満となるように傾斜させる。あるいは、第2面と第4
面を軌道面とする時は第2面を基準として、第4面との
なす角度を90度未満となるように傾斜させる。
【0018】以上の何れかのバランス補正装置を用いた
光ディスク装置により上述した課題を改善できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
ク装置の概要を図面を用いて説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した光ディスク装置
の主要部(メカユニット)を示す垂直置きの斜視図であ
る。メカユニット1は、シャーシ7にスピンドルモータ
2、スライドモータ3といった駆動部材、光ヘッド4と
いった移動部材を取り付けることで、振動発生源となり
うる部材をメカユニット1に集約された構成とする。な
お、光ヘッド4はスライドモータ3によってメインガイ
ド5aとサブガイド5bに沿って光ディスクの内周ある
いは外周に移動する。これによって、メカユニット1に
対応してのみ振動対策をすればよいようにする。
【0021】本発明を用いる光ディスク装置では、メカ
ユニット1を弾性体(防振脚)6(a、b、c、および
d)を介してフレーム8に取り付ける構成として振動対
策を施している。
【0022】このような構成にすることによって振動対
策を施すために必要なスペースを低減でき、光ディスク
装置の小型化、薄型化を図ることができる。
【0023】次に、光ディスクの偏重心などに対するバ
ランス補正について、本発明で用いる光ディスク装置の
構成について述べる。
【0024】図2は本発明の第一の実施例であるディス
クバランス補正機能をもたせたバランサー付きスピンド
ルモータの断面図である。そして、配置方向は装置が垂
直置き(縦置き)の場合を示し、回転軸が装置の設置様
態で水平になっている。
【0025】図2において、スピンドルモータ2は回転
軸となるシャフト11がメカシャーシ7上に、防振脚6
を介して固定されるモータ基板15に軸受け14が組み
込まれ、該軸受け14を介してシャフト11を軸に回転
可能に支持されている。シャフト11にはスピンドルモ
ータ2を構成するロータ10がターンテーブル12と共
に取り付けられ、該ロータ10は円筒状に形成された内
面部に多極着磁された駆動磁石17が配置されている。
そして、駆動磁石17はモータ基板15上に軸受け14
と共に固定されたステータ16に対向している。すなわ
ち、スピンドルモータ2はアウターロータ型に構成され
ている。
【0026】ターンテーブル(ディスクテーブル)12
は、スピンドルモータ2のシャフト11に固定され、光
ディスク18を芯出しして保持するためのクランプマグ
ネット19が組み込まれている。これによって、光ディ
スク18をターンテーブル12の中央部に位置決めして
確実に保持される。
【0027】本実施例において、光ディスク18を含む
回転体が持つアンバランスを補正するバランス補正機構
20はスピンドルモータ2のターンテーブル12に備え
ている。
【0028】図3(a)は、本発明に用いる光ディスク
装置のターンテーブル12を含むバランス補正機構部2
0の縦断面図である。図3(b)はバランス補正機構部
20の横断面図を示す。このバランス補正機構20は複
数のバランス補正に用いる球(以下は補正球と呼ぶ)2
2の環状の転動軌道を含む環状空洞部21からなってい
る。該環状空洞部21は回転軸11に垂直な平面上に位
置し、回転軸11をその中心とする。その構成は回転軸
(シャフト)11を中心に固定されたターンテーブル1
2の裏側面、すなわち光ディスクと平行な面(第1面)
211と凹状の環状溝{光ディスク面に平行な溝底面
(第2面)212と光ディスクに垂直な内周面(第3
面)213および光ディスクに垂直な外周面(第4
面)}からなっている。そして、該環状溝の一端はター
ンテーブル12に固定されている。
【0029】ここで、第1の実施形態のバランス補正機
構20の構成材料および製造方法について述べる。
【0030】図3(a)において、ターンテブル12は
真鍮あるいはアルミニュウムを加工したものを用いた。
環状空洞部21は樹脂(例えば、ポリカーボネイト)の
成型品である。そして、環状空洞部21に補正球22を
挿入して、ターンテーブル12に圧入して固定した。
【0031】なお、上記環状空洞部21の外周直径は約
27mmに形成され、直径3mmの非磁性金属(例え
ば、ステンレス)の補正球を10個収納した。この構成
によれば、光ディスクの回転数が7000〜8000r
pm(回転周波数:117から133Hz)で1g−c
mの偏重心を補正可能である。
【0032】このような構成において、シャフト11の
回転中心に対して偏重心光ディスク18を取り付けて回
転すると、光ディスクの面内方向の振動がスピンドルモ
ータ2とシャーシ7に作用し、シャーシ7は防振脚6
(a、b、cおよびd)によりフレーム8に弾性支持さ
れているため、主としてディスク面内方向に回転周波数
で振れ回り振動すると共に、スピンドルモータ系2もシ
ャーシ7と一緒に振動する(図1参照)。
【0033】この振動系は、防振脚6(a、b、cおよ
びd)のバネ定数ならびにシャーシ7とスピンドルモー
タ系2の質量で決まる共振周波数を有している。この振
動のため、回転数が高くなると振れ回り中心とターンテ
ーブル12の間にずれが生じる。重心ずれ方向(アンバ
ランス方向)を基準としたこのずれ方向は回転数の増加
と共に変化し、共振周波数以下の低速回転では重心ずれ
方向に、共振周波数よりも高い回転数では重心ずれ方向
と反対方向にずれる。このため図2および図3のバラン
ス補正装置において補正球22には、回転周波数が共振
周波数より低い場合は重心ずれ方向に向かう力が働き、
回転周波数が共振周波数を越えると重心のずれ方向と反
対方向に向かう力が働く。この力により補正球22は重
心のずれを補正する方向、すなわちバランスを補正する
方向に作用する。(図3(b)の状態)。これがディス
クバランス補正の原理である。
【0034】したがって、前記防振脚の選定には共振周
波数ができる限り使用回転周波数よりも小さく設定する
のが好ましい。一般に、メカユニット1の重量を一定と
すると、共振周波数を小さくするためには防振脚のバネ
定数の小さいものを選定しなければならない。しかし、
あまりバネ定数を小さくすると、外部振動が加わった場
合に大きく変形し、不規則な振動が生じてバランス補正
が困難となる。また、垂直置きにした場合、メカユニッ
ト1を支えられなくなり、防振脚6が変形して目標の共
振周波数の値がかわってしまうことがある。以上のこと
を考慮して、本発明の実施例では共振周波数を30Hz
から60Hzになるように防振脚6を選定した。
【0035】一方、上記原理を実用化するためには、バ
ランス補正の使用条件による問題点を克服する必要があ
る。例えば、バランスを修正した後に回転数の変化や外
部振動に対して安定に作動する構造にしておく必要があ
る。特に、装置を垂直置きにした時にもバランスの確保
し易い構造にすることが必要である。
【0036】前記問題点を解決するためのバランス修正
機構部の構造について、従来例と比較しながら、以下に
説明する。図4(a),(b)はそれぞれ、従来のバラ
ンス補正機構の垂直置き、水平置きに配置した時の、環
状空洞21内と補正球22の状態を示す。一方、図5
(a),(b)は本発明の一実施形態を示す断面形状で
ある。
【0037】図4の従来例は補正球22の軌道溝が矩形
になっていて、スピンドルモータの回転により補正球2
2は遠心力により外周面(第4面)214の方向に接し
た状態で環状空洞部21を移動する。
【0038】例えば、図4(a)の垂直置きの場合、第
1面と第4面および第2面と第4面との成す角度がそれ
ぞれ、90度になっていると、少しの外部振動によって
補正球22が実線部から点線部に移動が起こりバランス
が崩れ、振動が大きくなる。また、補正球22が第1面
211に接して移動する条件と第2面212に接して移
動する条件が異なり、安定したバランス修正ができなく
なる。
【0039】その結果、フォーカスエラーやトラッキン
グエラーの起こる頻度が増加する。また、補正球22の
衝突音による騒音の原因となる。
【0040】また、例えば、図4(b)の水平置きの場
合でもメカユニット1の振れ回りが大きいと、前記角度
が90度の場合、補正球22は実線の位置から第4面を
競り上がり、第1面に接して点線のように移動すること
がある。この場合、少しの振動の変化によって実線の位
置に戻り、バランス補正が困難になる。
【0041】このような問題を解決するための、本発明
の一実施形態を図5(a)、(b)に示す。図5(a)
に示す第1の実施形態においては、第1面211を基準
として、該第1面211と第4面214とのなす角度θ
1を90度未満にして傾斜させておく。このようにする
と、補正球22は回転による遠心力によって外周面に押
し付けられて環状内を移動する。この時、上記のような
構造にすると、補正球22は第1面211と第4面21
4に接しながら一定の軌道面を移動するようになる。
【0042】また、図5(b)に示す実施形態において
は、第2面212を基準として、該第2面212と第4
面214とのなす角度θ2を90度未満にしておく。こ
のようにすると、補正球22は前記第2面212と第4
面214に接しながら一定の軌道面を移動するようにな
る。
【0043】これによって、一定の条件の軌道面を補正
球が移動できるため、安定にバランス補正ができるよう
になる。
【0044】ここで、基準となる面とは、例えば、軌道
面と補正球との摩擦係数を予め考慮した材料の選定、精
密加工あるいは表面処理を施した面である。
【0045】上記、図5(a),(b)の選択は環状空
洞部において、補正球の軌道をどこに取るかによって決
めることができる。
【0046】なお、上記角度の好適な構成は、図5
(a),(b)において、前記θ1およびθ2が70か
ら88度の範囲である。θ1、θ2は90度よりも数度
小さくするだけで、その効果は非常に大きく、70度以
下にすると摩擦抵抗が増加する方向にあり、あまり好ま
しくない結果が得られた。
【0047】以上に述べた構造によれば、水平置きにし
た場合でも補正球の軌道面は同一にでき、バランス補正
を安定にすることができる。
【0048】次に、第二の実施形態について、図6、図
7によって説明する。図6は本発明の第2の実施形態を
示すバランス補正機構付きスピンドルモータの縦断面図
である。図7はバランス補正機構部20の環状の軌道の
詳細構造を示す拡大断面図である。
【0049】なお、前述の図1に示したディスク駆動装
置、図2のスピンドルモータや、図4および図5に示し
たバランス補正機構部における要素と実質的に同一な要
素には同一符号を記して、その説明は省略する。
【0050】図7はバランス補正機構20がターンテー
ブル12に一体に内臓された構造を示す。ターンテーブ
ル12は真鍮で構成され、環状の軌道の第2面212、
第3面213および第4面214となる溝を機械加工に
よって、ターンテーブル12の内部に形成される。そし
て、複数の補正球22を挿入して、第1面211となる
蓋23(ステンレスあるいは樹脂製板)が配置されて完
成する。
【0051】図7(a),(b)は本実施形態における
環状の軌道部21の詳細構造を示す。図7において、
(a)は垂直置き、(b)は水平置き、そぜぞれの軌道
部21内における補正球22の位置関係を示す。
【0052】すなわち、本発明によれば補正球22の軌
道は垂直置き、水平置き共に、第2面212と第4面2
14に接触して一定に移動できるようになる。
【0053】上記のような構造にすれば、ターンテブル
12と一体に加工ができるので、組み立てによる芯ずれ
等の心配がない。また、前記蓋23を透明材料にして、
補正球の挙動がストロボで観察できるようにすれば、品
質管理が容易となる利点がある。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、小型化、薄型化を図っ
た光ディスク装置において、光ディスクのアンバランス
を含む回転系のアンバランスを補正でき回転系から生じ
る振動を小さくできる。これにより、上記アンバランス
振動によるフォーカス、トラッキングエラーを抑制でき
ると共に、装置の水平置き、垂直置きにかかわらず振動
を小さくすることができる。また、本発明によるバラン
ス補正機構を用いた光ディスク装置は信号の高速転送化
に伴なう光ディスクの高速回転化に対応できると共に、
位置決め精度の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明する光ディスク装置
の外観図。
【図2】本発明の第一の実施形態を示す光ディスク装置
のバランス補正機構を備えたスピンドルモータの縦断面
図。
【図3】本発明のバランス補正機構部を説明するための
縦断面図および上面断面図。
【図4】従来のバランス補正機構部の一例を示す拡大断
面図。
【図5】本発明の第一の実施形態を示すバランス補正機
構部の拡大断面図。
【図6】本発明の第二の実施形態を示す光ディスク装置
のバランス補正機構を備えたスピンドルモータの縦断面
図。
【図7】本発明の第二の実施形態を示すバランス補正機
構部の拡大断面図。
【符号の説明】
1・・・メカユニット、2・・・スピンドルモータ、3
・・・スライドモータ、4・・・光ヘッド、5a,b・
・・ガイド、6(a,b,c,d)・・・防振脚、7・
・・シャーシ、8・・・フレーム、10・・・ロータ、
11・・・シャフト、12・・・ターンテーブル、14
・・・軸受、15・・・モータ基板、16・・・ステー
タ、17・・・駆動磁石、18・・・光ディスク、19
・・・クランプマグネット、20・・・バランス補正機
構、21・・・環状空洞部、22・・・補正球。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 広明 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社東海テック内 (72)発明者 樫村 信一 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社東海テック株式会社内 Fターム(参考) 5D109 AA02 DA06 DA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、
    該駆動手段の回転軸に垂直な平面上に、該回転軸を中心
    とする環状の軌道を持つ複数の球と、からなる偏心また
    は偏重心を補正するバランス補正装置において、前記軌
    道は、光ディスクと平行な第1面および第2面と、該第
    1面と第2面に挟まれた面のうち、回転軸側の面である
    第3面と、前記第1面と第2面に挟まれた面のうち、回
    転軸側の反対側の面である第4面とで囲まれており、前
    記第1面と前記第4面とのなす角度θ1を90度未満と
    するように前記第4面を傾斜させたことを特徴とするバ
    ランス補正装置。
  2. 【請求項2】光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、
    該駆動手段の回転軸に垂直な平面上に、該回転軸を中心
    とする環状の軌道を持つ複数の球と、からなる偏心また
    は偏重心を補正するバランス補正装置において、前記軌
    道は、光ディスクと平行な第1面および第2面と、該第
    1面と第2面に挟まれた面のうち、回転軸側の面である
    第3面と、前記第1面と第2面に挟まれた面のうち、回
    転軸側の反対側の面である第4面とで囲まれており、前
    記第2面と前記第4面とのなす角度θ2を90度未満と
    するように前記第4面を傾斜させたことを特徴とするバ
    ランス補正装置。
  3. 【請求項3】請求項1また2に記載のバランス補正装置
    を用いたことを特徴とする光ディスク装置。
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