JP2001101731A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP2001101731A
JP2001101731A JP28130399A JP28130399A JP2001101731A JP 2001101731 A JP2001101731 A JP 2001101731A JP 28130399 A JP28130399 A JP 28130399A JP 28130399 A JP28130399 A JP 28130399A JP 2001101731 A JP2001101731 A JP 2001101731A
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JP
Japan
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magnetic tape
gear
reel hub
drive gear
tape
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JP28130399A
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English (en)
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Tetsuro Tanaka
哲朗 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを増加させることなく、テープ引き出
し時にダメージを与える可能性を回避できる磁気テープ
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 磁気テープ6を逆方向に移送する時に所
定の張力を与えるための回転負荷トルクを駆動歯車19
の下面に配した弾性部材27によって発生させ、巻取り
リールハブ25のリールハブギヤ部24の歯先と駆動歯
車19の歯先の位相が一致して当接した状態の場合に
は、弾性部材27が圧縮されることにより駆動歯車19
をテープカセット5の基板1への装着を妨げない位置ま
で移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカセットに
内蔵されたリールハブを歯車で駆動する磁気記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラと一体型のVTRは、ます
ます小型軽量化を要求されていると共に、その価格につ
いても低価格化が進んでおり、部品点数を削減しても性
能/操作性は維持し、特に使用者が独自に記録するテー
プにダメージを与えないことが求められている。
【0003】以下に従来の磁気テープ装置のテープ巻取
り機構について説明する。
【0004】従来、カセットに内蔵されたリールハブを
歯車で巻き取り手段と係合させるタイプの磁気テープ装
置では図9および図10に示すようなものが知られてい
る。図9は従来の磁気テープ装置において逆再生のため
に磁気テープを逆方向に移送する状態を示す要部平面
図、図10は従来の磁気テープ装置において逆再生のた
めに磁気テープを逆方向に移送する状態を示す要部側面
図である。図9において、1は基板である。2は回転ヘ
ッドドラムで、円筒面上を回転する磁気ヘッドを有し、
添接された磁気テープ6に映像及び音声信号を記録再生
にする。3および4はガイドローラーを有するテープ引
き出し手段で、テープカセット5から磁気テープ6を引
きだして回転ヘッドドラム2に添接させて、テープ移送
時には磁気テープ6をガイドローラーで案内する。8は
キャプスタンでピンチローラ10が磁気テープ6を挟ん
で圧接されており、キャプスタンモータ9が回転するこ
とにより磁気テープ6を移送させる。11はキャプスタ
ンプーリで、キャプスタン8と一体的に回転するように
構成されており、ベルト12を介してトルククラッチ1
3に回転を伝達する。14はアイドラアームで、トルク
クラッチ13を回転自在に支持するクラッチ軸15に回
動に支持され、トルククラッチ13の回転方向と同方向
に回動し、図9の時計方向に回動した時はSアイドラギ
ヤ16と中継ギヤ18を噛み合わせ、反時計方向に回動
した時はTアイドラギヤ17と駆動歯車19を噛み合わ
せるように構成されており、キャプスタン8の回転方向
により、その回転をリール台20または駆動歯車19に
選択的に伝達する。22はテープカセット5に内蔵され
た供給リールハブでリール台20とフック部21で係合
しており、キャプスタン8が図9の時計方向に回転した
時には、リール台20と一体的に反時計方向に回転し
て、移送される磁気テープ6を巻き取る。25はテープ
カセット5に内蔵された巻取りリールハブで、リールハ
ブギヤ部24が駆動歯車19のギヤ部23と噛合してお
り、キャプスタン8が図9の反時計方向に回転した時に
は、時計方向に回転して、移送される磁気テープ6を巻
き取る。26はブレーキバネで駆動歯車19の円筒面に
所定の荷重で押圧されており、駆動歯車19が回転する
時にブレーキトルクを発生する。
【0005】以上のように構成された従来の磁気テープ
装置について、以下その動作について説明する。
【0006】まず、図9において、磁気テープ6を逆再
生方向(矢印b方向)に移送する場合にキャプスタン8
は時計方向に回転してピンチローラ10との間に挟んだ
磁気テープ6を移送する。キャプスタン8の回転はベル
ト12を介してトルククラッチ13に伝達されてトルク
クラッチ13も時計方向に回転する。トルククラッチ1
3と噛合したSアイドラギヤ16とTアイドラギヤ17
を保持するアイドラアーム14は、Tアイドラギヤ17
に内蔵されたバネ33によって発生するロストルクによ
ってトルククラッチ13が時計方向に回転すると同じ方
向に回動してSアイドラギヤ16と中継ギヤ18が噛合
する。この状態でトルククラッチ13の回転はSアイド
ラギヤ16、中継ギヤ18を介してリール台20に伝達
され、供給リールハブ22が反時計方向に回転すること
によって、矢印b方向に移送される磁気テープをカセッ
ト内に巻き取る。この時、巻取りリールハブ25から送
り出される磁気テープ6が弛まないようにリールハブギ
ヤ部24と噛合している駆動歯車19の外周円筒面にブ
レーキバネ26が所定の荷重で押圧されて所定のロスト
ルクを発生しており、このロストルクが供給リールハブ
22に伝達されて磁気テープ6に所定の張力を与えてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、磁気テープを逆方向に移送する時にテー
プが弛まないように所定の張力を与えるためのブレーキ
を駆動歯車に押し当てているために、駆動歯車を上下に
移動させることができず、カセット内のリールハブのギ
ヤ部の歯先と駆動歯車の歯先の位相が一致して当接した
状態でカセットが装置に装着された場合には、図11に
示すように巻取りリールハブが駆動歯車に乗り上げた状
態でテープの引き出しを開始して磁気テープに若干のダ
メージを与える可能性があった。図11は従来の磁気テ
ープ装置において巻取りリールハブのギヤと駆動歯車の
歯先が重なり当接する位相で装着され、テープカセット
が浮き上がった状態を示す要部側面図である。
【0008】また、磁気テープに若干のダメージを与え
る可能性を回避するためにカセット装着モードではブレ
ーキを解除する機構を設けて、カセット内のリールハブ
のギヤ部の歯先と駆動歯車の歯先の位相が一致して当接
した状態でカセットが装置に装着された場合には駆動歯
車がカセット装着を妨げない位置まで移動する構成を有
するものもあったが、コストが増加するという問題点を
有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、コストを増加させることなく、テープ引き出し時に
ダメージを与える可能性を回避できる磁気テープ装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気テープ装置は、ピンチローラと協働して
磁気テープを移送するキャプスタンと、キャプスタンの
回転を伝達する回転駆動手段と、巻取りリールハブと噛
合して前記回転駆動手段の回転を伝達する駆動歯車と、
磁気テープカセットが装置に装着された時に巻取りリー
ルハブに形成された歯車の歯と駆動歯車の歯が当接する
位相になった場合、駆動歯車が磁気テープカセットの装
置への装着を妨げない位置まで移動可能で、かつ駆動歯
車が回転して巻取りリールハブに形成された歯車と噛合
う位相になった時に所定の噛合位置まで駆動歯車を移動
させる弾性部材とを有する駆動歯車保持手段とを具備
し、磁気テープを巻取りリールハブから供給側リールハ
ブの方向へ移送する時に磁気テープに所定の張力を付与
するために弾性部材によって巻取りリールハブに所定の
回転トルク負荷を与えるための所定の半径を有する当接
部を駆動歯車が有する構成を有している。
【0011】この構成によって、磁気テープカセットが
装置に装着された時に巻取りリールハブに形成された歯
車の歯と駆動歯車の歯が当接する位相になった場合に
も、磁気テープを巻取りリールハブから供給側リールハ
ブの方向へ移送する時に磁気テープに所定の張力を付与
するために弾性部材によって巻取りリールハブに所定の
回転トルク負荷を与えるブレーキ機構を解除することな
く、テープカセットが浮き上がることがないため磁気テ
ープ引き出し時にテープにダメージを与えることがない
磁気テープ装置をコストを増加させることなく実現でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、磁気テープを巻回する供給側リールハブと、装置の
テープ移送手段と歯車で噛合することによって回転しテ
ープを巻き取る巻取りリールハブとを有する磁気テープ
カセットからテープを引き出して、回転ヘッドドラムに
添接移送させることにより情報を記録再生する装置であ
って、ピンチローラと協働して磁気テープを移送するキ
ャプスタンと、キャプスタンの回転を伝達する回転駆動
手段と、巻取りリールハブと噛合して回転駆動手段の回
転を伝達する駆動歯車と、磁気テープカセットが装置に
装着された時に巻取りリールハブに形成された歯車の歯
と駆動歯車の歯が当接する位相になった場合、駆動歯車
が磁気テープカセットの装置への装着を妨げない位置ま
で移動可能で、かつ駆動歯車が回転して巻取りリールハ
ブに形成された歯車と噛合う位相になった時に所定の噛
合位置まで駆動歯車を移動させる弾性部材とを有する駆
動歯車保持手段とを具備し、磁気テープを巻取りリール
ハブから供給側リールハブの方向へ移送する時に磁気テ
ープに所定の張力を付与するために弾性部材によって巻
取りリールハブに所定の回転トルク負荷を与えるための
所定の半径を有する当接部を駆動歯車に構成したことを
特徴としたものであり、磁気テープを逆再生方向に移送
させる時に磁気テープに所定の張力を付与するためのロ
ストルクを巻取りリールハブに与えるためのブレーキを
解除することなく駆動歯車をテープカセットの装着を妨
げない位置まで移動可能とすることにより、テープカセ
ットが浮き上がることがないため磁気テープ引き出し時
にテープにダメージを与えることがない磁気テープ装置
をコストを増加させることなく実現できるという作用を
有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における磁気テープ装置のテープカセット装着時の
状態を示す要部平面図、図2は同実施の形態における磁
気テープ装置の磁気テープへの信号記録再生状態を示す
要部平面図、図3は同実施の形態における磁気テープ装
置の磁気テープへの信号記録再生状態を示す要部側面
図、図4は同実施の形態における磁気テープ装置の逆再
生のために磁気テープを逆方向に移送する状態を示す要
部平面図、図5は同実施の形態における磁気テープ装置
の逆再生のために磁気テープを逆方向に移送する状態を
示す要部側面図である。図1から図5において、1は機
構部品を所定の位置に保持する基板、2は回転ヘッドド
ラムで、円筒面上を回転する磁気ヘッドを有し、添接さ
れた磁気テープ6に映像及び音声信号を記録再生にす
る。3および4はガイドローラーを有するテープ引き出
し手段で、テープカセット5から磁気テープ6を引きだ
して回転ヘッドドラム2に添接させて、テープ移送時に
は磁気テープ6をガイドローラーで案内する。8はキャ
プスタンでピンチローラ10が磁気テープ6を挟んで圧
接されており、キャプスタンモータ9が回転することに
より磁気テープ6を移送させる。11はキャプスタンプ
ーリで、キャプスタン8と一体的に回転するように構成
されており、ベルト12を介してトルククラッチ13に
回転を伝達する。14はアイドラアームで、トルククラ
ッチ13を回転自在に支持するクラッチ軸15に回動に
支持され、トルククラッチ13の回転方向と同方向に回
動し、図2のように時計方向に回動した時はSアイドラ
ギヤ16と中継ギヤ18を噛み合わせ、図4のように反
時計方向に回動した時はTアイドラギヤ17と駆動歯車
19を噛み合わせるように構成されており、キャプスタ
ン8の回転方向により、その回転をリール台20または
駆動歯車19に選択的に伝達する。22はテープカセッ
ト5に内蔵された供給リールハブでリール台20とフッ
ク部21で係合しており、キャプスタン8が図4の時計
方向に回転した時には、リール台20と一体的に反時計
方向に回転して、移送される磁気テープ6を巻き取る。
25はテープカセット5に内蔵された巻取りリールハブ
で、リールハブギヤ部24が駆動歯車19のギヤ部23
と噛合しており、キャプスタン8が図5の反時計方向に
回転した時には、時計方向に回転して、移送される磁気
テープ6を巻き取る。図6は同実施の形態における磁気
テープ装置の巻取りリールハブのギヤと駆動歯車が正規
の位相で装着された状態を示す要部側面図、図7は同実
施の形態における磁気テープ装置の巻取りリールハブの
ギヤと駆動歯車の歯先が重なり当接する位相で装着され
た状態を示す要部側面図である。図6、図7において、
27は弾性部材で、好ましくはバネにより構成される。
バネとしては、例えば圧縮コイルバネ等が使用でき、特
に圧縮コイルバネは荷重が安定しやすく、製造も容易な
点から好ましい。弾性部材27によって駆動歯車19は
図6の上方向に付勢されており、駆動歯車19に所定の
回転トルク負荷を与えるための所定の半径を有する当接
部29を駆動歯車19の回転軸30に固定されたスラス
ト受け部材28に押圧している。
【0015】以上のように構成された磁気テープ装置に
ついて、図2を用いてその動作を説明する。まず、図1
のカセット装着状態からテープ引き出し手段3、4及び
引き出しアーム31、32によって磁気テープ6を回転
ヘッドドラム2に添接させて、図2に示すような記録/
再生モードにする。図2においてキャプスタン8が反時
計方向に回転するとピンチローラ10との間に挟まれた
磁気テープ6が矢印a方向へ移送される。また、キャプ
スタン8の回転は、キャプスタンプーリ11、ベルト1
2を介してトルククラッチ13に伝達され、トルククラ
ッチ13は図2の反時計方向に回転する。トルククラッ
チ13と噛合したSアイドラギヤ16とTアイドラギヤ
17を保持するアイドラアーム14は、Tアイドラギヤ
17に内蔵されたバネ33によって発生するロストルク
によってトルククラッチ13が反時計方向に回転すると
同じ方向に回動して、Tアイドラギヤ17と駆動歯車1
9が噛合する。この状態でトルククラッチ13の回転は
Tアイドラギヤ17、駆動歯車19を介して、巻取りリ
ールハブ25が時計方向に回転することによって、矢印
a方向に移送される磁気テープをカセット内に巻き取
る。
【0016】次に図4を用いて磁気テープを逆方向に移
送する場合の動作について説明する。図4においてキャ
プスタン8が時計方向に回転するとピンチローラ10と
の間に挟まれた磁気テープ6が矢印b方向へ移送され
る。また、キャプスタン8の回転は、キャプスタンプー
リ11、ベルト12を介してトルククラッチ13に伝達
され、トルククラッチ13は図4の時計方向に回転す
る。トルククラッチ13と噛合したSアイドラギヤ16
とTアイドラギヤ17を保持するアイドラアーム14
は、図5に示すようにTアイドラギヤ17に内蔵された
バネ33によって発生するロストルクによってトルクク
ラッチ13が時計方向に回転すると同じ方向に回動し
て、Sアイドラギヤ16と中継ギヤ18が噛合する。こ
の状態でトルククラッチ13の回転はSアイドラギヤ1
6、中継ギヤ18を介してリール台20に伝達され、供
給リールハブ22が反時計方向に回転することによっ
て、矢印b方向に移送される磁気テープをカセット内に
巻き取る。巻取りリールハブギヤ部24と噛合している
駆動歯車19は図6に示すように弾性部材27によって
図6の上方向に付勢されており、駆動歯車19に所定の
回転負荷トルクを与えるための所定の半径を有する当接
部29を駆動歯車19の回転軸30に固定されたスラス
ト受け部材28に押圧している。このとき発生する回転
負荷トルクを図8で説明する。図8は同実施の形態にお
ける磁気テープ装置の駆動歯車の構成を示す要部側面図
である。駆動歯車19の当接部29の外周半径をR、内
周半径をr、弾性部材27により駆動歯車19を図8の
上方向に付勢する力をF、駆動歯車19とスラスト受け
部材28の摩擦係数をμとすると、回転負荷トルクT
は、T=Fμ(R+r)/2で表される。この回転負荷
トルクが供給リールハブ22に伝達されて磁気テープ6
に所定の張力を与えて、巻取りリールハブ25から送り
出される磁気テープ6が弛まないようになっている。従
って、弾性部材27により駆動歯車19を図8の上方向
に付勢する力をFは、カセット装着手段(図示せず)に
よってテープカセットを基板1に押圧する荷重より大き
くできないという制限を受けるが、駆動歯車19の当接
部29の外周半径をR、内周半径をrを調整することに
より、所定の回転負荷トルクを安定して発生することが
できる。
【0017】図7においてテープカセット5が基板1の
所定の位置に装着された時に、巻取りリールハブ25の
リールハブギヤ部24の歯先と駆動歯車19の歯先の位
相が一致して当接した状態の場合には、巻取りリールハ
ブのリールハブギヤ部24によって駆動歯車19が図7
の下方向に移動させられることにより、テープカセット
5は浮き上がることなく所定の位置に装着され、磁気テ
ープが図1に示す状態から図2に示す状態まで引き出さ
れる時に、巻取りリールハブ25が回転することによっ
てリールハブギヤ部24と駆動歯車19が正規の噛み合
い位相になり、駆動歯車19が弾性部材27によって図
7の上方向に移動させられて、図6に示すテープ巻き取
り可能状態になる。
【0018】以上のように本実施の形態によれば、磁気
テープ6を逆方向に移送する時に磁気テープ6に所定の
張力を与えるための回転負荷トルクを駆動歯車19の下
面に配した弾性部材27によって発生させており、巻取
りリールハブ25のリールハブギヤ部24の歯先と駆動
歯車19の歯先の位相が一致して当接した状態の場合に
は、弾性部材27が圧縮されることにより駆動歯車19
をテープカセット5の基板1への装着を妨げない位置ま
で移動可能とすることにより、テープカセット装着時に
巻き取りリールハブ25のリールハブギヤ部24の歯先
と駆動歯車19の歯先の位相が一致して当接した状態の
場合でも、テープカセットが浮き上がることがないため
磁気テープを傷付けることなくテープカセット外部に引
き出して映像/音声信号の記録再生をコストを増加させ
ることなく実現することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープカセ
ットが装置に装着された時に巻取りリールハブに形成さ
れた歯車の歯と駆動歯車の歯が当接する位相になった場
合にも、磁気テープを巻取りリールハブから供給側リー
ルハブの方向へ移送する時に磁気テープに所定の張力を
付与するために弾性部材によって巻取りリールハブに所
定の回転トルク負荷を与えるブレーキ機構を解除するこ
となく、駆動歯車をカセット装着を妨げない位置まで移
動可能とすることにより、テープカセットが浮き上がる
ことがないため磁気テープ引き出し時にテープにダメー
ジを与えることがない磁気テープ装置をコストを増加さ
せることなく実現できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における磁気テープ装置
のテープカセット装着時の状態を示す要部平面図
【図2】同実施の形態における磁気テープ装置の磁気テ
ープへの信号記録再生状態を示す要部平面図
【図3】同実施の形態における磁気テープ装置の磁気テ
ープへの信号記録再生状態を示す要部側面図
【図4】同実施の形態における磁気テープ装置の逆再生
のために磁気テープを逆方向に移送する状態を示す要部
平面図
【図5】同実施の形態における磁気テープ装置の逆再生
のために磁気テープを逆方向に移送する状態を示す要部
側面図
【図6】同実施の形態における磁気テープ装置の巻取り
リールハブのギヤと駆動歯車が正規の位相で装着された
状態を示す要部側面図
【図7】同実施の形態における磁気テープ装置の巻取り
リールハブのギヤと駆動歯車の歯先が重なり当接する位
相で装着された状態を示す要部側面図
【図8】同実施の形態における磁気テープ装置の駆動歯
車の構成を示す要部側面図
【図9】従来の磁気テープ装置の逆再生のために磁気テ
ープを逆方向に移送する状態を示す要部平面図
【図10】従来の磁気テープ装置の逆再生のために磁気
テープを逆方向に移送する状態を示す要部側面図
【図11】従来の磁気テープ装置の巻取りリールハブの
ギヤと駆動歯車の歯先が重なり当接する位相で装着さ
れ、テープカセットが浮き上がった状態を示す要部側面
【符号の説明】
1 基板 2 回転ヘッドドラム 5 テープカセット 6 磁気テープ 8 キャプスタン 10 ピンチローラ 13 トルククラッチ 14 アイドラアーム 19 駆動歯車 20 リール台 22 供給リールハブ 25 巻取りリールハブ 27 弾性部材 28 スラスト受け部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻回する供給側リールハブ
    と、装置のテープ移送手段と歯車で噛合することによっ
    て回転しテープを巻き取る巻取りリールハブとを有する
    磁気テープカセットからテープを引き出して、回転ヘッ
    ドドラムに添接移送させることにより情報を記録再生す
    る装置であって、ピンチローラと協働して磁気テープを
    移送するキャプスタンと、前記キャプスタンの回転を伝
    達する回転駆動手段と、前記巻取りリールハブと噛合し
    て前記回転駆動手段の回転を伝達する駆動歯車と、磁気
    テープカセットが装置に装着された時に巻取りリールハ
    ブに形成された歯車の歯と前記駆動歯車の歯が当接する
    位相になった場合、前記駆動歯車が前記磁気テープカセ
    ットの装置への装着を妨げない位置まで移動可能で、か
    つ前記駆動歯車が回転して巻取りリールハブに形成され
    た歯車と噛合う位相になった時に所定の噛合位置まで前
    記駆動歯車を移動させる弾性部材とを有する駆動歯車保
    持手段とを具備し、磁気テープを前記巻取りリールハブ
    から前記供給側リールハブの方向へ移送する時に磁気テ
    ープに所定の張力を付与するために前記弾性部材によっ
    て前記巻取りリールハブに所定の回転トルク負荷を与え
    るための所定の半径を有する当接部を前記駆動歯車に構
    成した磁気テープ装置。
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