JP2001101720A - 光ディスクの製造装置 - Google Patents
光ディスクの製造装置Info
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Abstract
板表面に貼り合わせた光ディスクを製造するに際して、
基板・高分子フィルム間への気泡混入や、高分子フィル
ムのシワを防止する。 【解決手段】 長尺の原粘着シート22を間欠的に走行
させながらセパレートフィルム26と粘着シート23と
に分離し、セパレートフィルムを巻き上げて回収し、粘
着シートは基板搬送機構41で搬送されてきた基板13
の両面に、前段の貼り合わせ機構61と後段のプレス機
構71とにより接着した後、粘着シートを基板の輪郭に
沿って打ち抜いて光ディスク完成品103とするととも
に、打ち抜き後の粘着シート92を粘着シート巻き上げ
機構91で回収するように構成する。さらに、基板搬送
機構は粘着シート巻き上げ機構と連動可能とし、かつ基
板搬送機構の基板搬送速度および、粘着シート巻き上げ
機構の巻き上げ速度(粘着シートの走行速度)を可変と
する。
Description
装置に関し、さらに詳しくは信号ピット、記録膜などが
形成された円盤状プラスチック基板の片面または両面
に、片面に光透過性粘着剤の層を形成した高分子フィル
ムを、上記粘着剤層を介して接着することにより、基板
上に上記高分子フィルムを接着積層してなる光ディスク
を製造する装置に関するものである。
スクとして、DVD(Degital Versatile Disc)−R
(Recordable)、および−RAM(Random Access Memo
ry)が製造あるいは販売されている。しかし、これらの
光ディスクは、レーザ光の再生波長λ=650nm、レ
ンズ開口数=0.6の条件下において、片面最大の記録
容量がそれぞれ3.95GB,2.6GBである。更な
る大容量光ディスクとして、DVD−R(4.7GB)
や、−RW(仮称)が提案され、規格化が検討されてい
るが、その容量は最大で4.7GBである。
り、更なる記録容量の増加が望まれている。あるいは、
望まれるであろう。例えば、CD(Compact Disc)と同
じ形状・サイズ(φ120mm×厚さ1.2mm)で、
片面にNTSC4時間以上記録再生をするのに必要なデ
ジタル記録容量は8GB以上である、とする文献が発表
されている〔山本,「片面12Gbyte の大容量光ディス
ク」,O plus E,20(No.2),p.183−18
6(1998).〕。従って、既に製造販売されている
DVDでは、記録容量不足である。
ような片面タイプの大容量光ディスク101の構成が提
案されている(上記文献を参照)。しかし、この大容量
光ディスクでは、光透過層は厚さが0.1mmと薄いた
め、一般的な手法である熱可塑性樹脂の射出成形あるい
は射出圧縮成形により上記光透過層を形成するのは困難
となる。例えば、φ120mm×厚さ0.1mmの光透
過層を小複屈折、膜厚均一、かつ透明性良好に形成する
のは、従来の技術では不可能に近い。
ィスクの構成が、特開平10−32645号公報や特開
平10−283683号公報に提案されている。しかし
ながら、上記特許公報のいずれにも、上記大容量光ディ
スクの製造装置に関しては開示されていない。特開平1
0−283683号公報に、「大容量光ディスク(図
9)は、円盤状プラスチック基板11の一主面上に紫外
線硬化樹脂35を供給し、これに光透過性シート21を
載置し、これらを面内方向(上記主面に平行な方向)に
回転させて紫外線硬化樹脂35を基板11・光透過性シ
ート21間に行き渡らせた後、紫外線硬化樹脂35に紫
外線を照射し硬化させて、これらを接着することにより
製造する。」と、記されている。
公報および特開平10−283683号公報には、「こ
の光ディスクでは、基板11と紫外線硬化樹脂35の間
に反射層31、保護層32、記録層33および保護層3
4が形成されている。」とも、記されている。しかし、
このような光ディスクを製造するための装置の具体的構
成に関しては開示がなく、特開平10−283683号
公報では、あらかじめ所定サイズに打ち抜かれた粘着シ
ートを用い、このシートを基板に貼り合わせるようにし
ている。
ートの端部にカエリや段差が生じやすく、このカエリや
段差が、貼り合わせの際にシワや気泡の原因になるとい
う問題があった。更に、この光ディスクの光透過層21
は、厚さが例えば、0.1mmと薄いため、光ディスク
製造時にこの光透過層21にシワが発生しやすくなると
いう不具合もあった。すなわち、紫外線硬化樹脂の硬化
時にシワや気泡が混入することが予想される。これらの
シワや気泡は、情報の記録・再生信号を劣化させる原因
となり、光ディスクの信頼性低下に繋がる。
タイプの大容量光ディスクにおける上記シワや気泡を抑
えることができる光ディスク製造装置について検討し、
これについて既に特許出願を行った。しかし、この光デ
ィスク製造装置では、図10に示すような両面タイプの
大容量光ディスク102を製造する場合、装置の設置面
積が大きくなるうえ、製造工程が多くなるなど、改善す
るべき点が少なくないことがわかった。なお、図10に
おいて符号12は基板を示している。
に鑑みなされたもので、その目的は、光透過性粘着剤の
層を形成した高分子フィルムを、上記粘着剤層を介して
基板表面に接着することにより基板上に上記高分子フィ
ルムを接着積層してなる光ディスクを製造するに際し
て、基板・高分子フィルム間への気泡混入や、高分子フ
ィルムのシワを防止することができる装置を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、上記光ディスクを製造
するに際して、その製造条件やタクトを容易に調整でき
るようにすることにある。
スクの製造装置は、高分子フィルム上に光透過性粘着剤
の層と、該粘着剤層上にセパレートフィルムとを積層し
てなるセパレートフィルム付き原粘着シートからセパレ
ートフィルムを分離した後、該セパレートフィルム分離
後の粘着シート(以下、単に粘着シートという)を信号
ピット、記録膜などが形成されたプラスチック基板に前
記粘着剤層を介して接着することにより、基板上に前記
高分子フィルムを接着積層してなる光ディスクを製造す
る装置であって、基板搬送機構と、原粘着シートからセ
パレートフィルムを分離するとともに、分離されたセパ
レートフィルムを巻き上げるセパレートフィルム分離・
巻き上げ機構と、粘着シートを基板表面に仮圧着する貼
り合わせ機構と、該貼り合わせ後の粘着シートを基板に
対し加圧して本圧着(接着)するプレス機構と、本圧着
後の粘着シートを基板の輪郭に沿って打ち抜くカッティ
ング機構と、該打ち抜き後の粘着シートを回収する粘着
シート巻き上げ機構と、前記打ち抜きによる光ディスク
完成品を回収するストック機構とを備えてなり、前記基
板搬送機構は前記粘着シート巻き上げ機構と連動可能で
あり、しかも基板搬送機構では基板搬送速度が、粘着シ
ート巻き上げ機構では粘着シートの巻き上げ速度(走行
速度)がそれぞれ調整自在となっていることを特徴とす
る。
は、請求項1において、前記粘着シート巻き上げ機構
が、可変トルクモータにより駆動されるものであること
を特徴とする。
は、請求項1において、前記貼り合わせ機構が、互いに
対向する一対のローラを備え、これらのローラは回転に
より、粘着シートを走行させながらこれを基板表面に圧
着させるものであることを特徴とする。
は、請求項3において、前記貼り合わせ機構を構成する
一対のローラでは、これらの間のクリアランスが調整自
在であることを特徴とする。
は、請求項3または4において、前記貼り合わせ機構を
構成する一対のローラの少なくとも一方に、発熱体が内
蔵されていることを特徴とする。
は、請求項3または4において、前記貼り合わせ機構を
構成する一対のローラの少なくとも一方の表面層が、発
熱体からなることを特徴とする。
は、請求項6において、前記発熱体からなる表面層の厚
さが100μm以下であることを特徴とする。
は、請求項1において、前記プレス機構が互いに対向す
る上型と下型からなることを特徴とする。
は、請求項8において前記上型、下型の少なくとも一方
の表面温度が調整自在となっていることを特徴とする。
は、請求項8または9において、前記上型、下型の少な
くとも一方に、加圧空気を粘着シート表面に吹きつける
加圧空気供給部が設けられていることを特徴とする。
は、請求項1において、前記カッティング機構が互いに
対向する上型と下型からなることを特徴とする。
は、請求項11において前記上型、下型の一方がパンチ
(打ち抜き部材)、他方がダイであることを特徴とす
る。
は、請求項12において、前記上型と下型とによるパン
チング(打ち抜き)時における、これら型間のクリアラ
ンスが600μm以下であることを特徴とする。
は、請求項11または12において前記上型または下型
に、粘着シートを基板と同じ大きさの円形に打ち抜くた
めの刃物と、該粘着シートの基板中心穴に対応する部分
を該基板中心穴と同じ大きさの円形に打ち抜くための刃
物とを着脱自在に設けたことを特徴とする。
的に説明する。 実施例1(請求項1,2,3) まず初めに、図2をもとに原粘着シートすなわち、光透
過性粘着剤付きフィルム22(セパレートフィルム分離
前の粘着シート)について説明する。この粘着シート2
2は、高分子フィルム24と、これの片面に形成された
光透過性粘着剤25の層と、この粘着剤層上に積層され
たセパレートフィルム(剥離フィルム)26とから構成
されている。この粘着シート22は、セパレートフィル
ム26を分離(剥離)した後の粘着シート23として用
いられるものである。
400μm以下が好ましい。400μm以下であれば、
一般の射出成形あるいは射出圧縮成形で容易に成形でき
るからである。また、材質としては、記録・再生用の半
導体レーザ波長を透過する熱可塑性樹脂、例えばポリカ
ーボネイト、アクリル樹脂あるいは、ポリオレフィン系
樹脂が挙げられるが、これらに限るものではなく、記録
・再生の半導体レーザ波長を透過するものであれば何ら
問題はない。
て、厚さ100μmのポリカーボネイトフィルムを用い
た。また、粘着剤25としては、常温で圧着して接着で
きる接着剤、例えば天然ゴムやSBR、ポリイソブチレ
ン、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルエーテル、ポ
リビニルイソブチルエーテル等を主成分とし、これにロ
ジン、ロジンエステル、クロマン樹脂、テルペン樹脂、
炭化水素樹脂、油用性フェノール樹脂などの接着付与剤
や老化防止剤、安定化剤が加えられたものが挙げられ
る。しかし、これらに限るものではなく、高分子フィル
ムと同様、記録・再生の半導体レーザ波長を透過するも
のであれば何ら問題はない。本実施例においては、アク
リル系感圧接着剤を使用した。
樹脂が高分子フィルムまたは紙上に塗布された剥離フィ
ルムまたは剥離紙を使用することができる。上記高分子
フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、これらと他の高分子との
共重合物、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、ポリカ
ーボネイト、アクリル樹脂、ポリイミド等のフィルムが
挙げられる。上記フッ素樹脂は、セパレートフィルム2
6を粘着シート23から分離しやすくするためのもの
で、セパレートフィルム26の粘着剤25層と接触する
側の面に塗布されている。なお、分離しやすくする作用
があれば、フッ素樹脂以外の材料を用いても良い。本実
施例では、セパレートフィルム26として、厚さ50μ
mのポリエチレンフィルムにフッ素樹脂を塗布したもの
を使用した。
形成された円盤状プラスチツク基板について説明する。
この基板13(図1参照)の少なくとも一主面には、紫
外線硬化樹脂が塗布・硬化されている。基板13にはポ
リカーボネイト、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂
等のプラスチック基板、またはガラス基板板などが使用
されるが、これらに限るものではなく、例えば、CDや
DVDのように、中心にφ15mmの穴のあいた、φ1
20mm×厚さ1.2mmの円盤状基板であれば何ら問
題はない。
光ディスク製造装置の構成・作用について説明する。こ
の装置は、信号ピットあるいは記録膜などが形成された
基板13と、粘着シート23とを貼り合わせてなる光デ
ィスク(高分子フィルム24を基板13の両面に、それ
ぞれ粘着剤25を介して貼り合わせた形態の光ディス
ク)を製造するためのものである。すなわち、この光デ
ィスク製造装置は基板搬送機構41と、セパレートフィ
ルムの分離・巻き上げ機構51と、貼り合わせ機構61
(仮圧着機構)と、プレス機構71と、カッティング機
構81と、粘着シートの巻き上げ機構91と、完成品の
ストック機構111とを備えており、しかも、上記分離
・巻き上げ機構51および巻き上げ機構91は、それぞ
れ一対、かつ上下に相対向して配備されている。
コンベア42からなるものであり、符号43はベルト走
行用ローラを示している。分離・巻き上げ機構51は、
(セパレートフィルム付き)粘着シート22の繰り出し
部52、ガイドローラ53および、図略のモータにより
回転自在の巻き取りローラ54からなる。貼り合わせ機
構61は昇降自在の貼り合わせローラ(仮圧着ローラ)
62からなる。プレス機構71は、上下に互いに対向し
て配備され、かつ昇降自在な一対の型72,72からな
り、カッティング機構81は、上下に互いに対向して配
備され、かつ昇降自在な一対の打ち抜き型82,82か
らなる。巻き上げ機構91は、上下一対の巻き取り用リ
ール93,93等を備えており、これらのリールは図略
のモータにより回転自在となっている。
41が巻き上げ機構91と連動するようになっているう
え、基板搬送機構41に基板搬送速度の調整機構を、巻
き上げ機構91に巻き上げ速度の調整機構をそれぞれ設
けてあり、したがって基板13への粘着シート23貼り
合わせ工程の条件調整およびタクト調整を簡便に行うこ
とができるように構成されている。
り用リール93は、可変トルクモータのモータ軸(図
略)に連結されている。したがって、この実施例には、
粘着シート92(上記カッティング機構81による打ち
抜き後の粘着シート23)を巻き上げる際のトルク変動
に起因する粘着シート23の送りムラが生じなくなると
いう利点がある。
び巻き上げ機構91がそれぞれ一対、かつ上下に相対向
して配備されているのに加えて、貼り合わせ機構61が
一対の円筒状部材、すなわち貼り合わせローラ62,6
2により構成されているので、基板13の両面に信号ピ
ット、あるいは記録膜などが形成された、図10に示す
ような両面タイプの大容量光ディスク102(図1では
符号103で示す。)の製造にも対応可能である。な
お、貼り合わせ機構61は貼り合わせローラ62を3本
以上組み合わせて構成することもでき、上記と同様の利
点が得られる。
る。両面に紫外線硬化型樹脂が塗布(硬化済み)された
基板13を、図略のロボットによりベルトコンベア42
上に整列移載し、貼り合わせ機構61に移送する。ま
た、巻き取りローラ54,54および巻き取り用リール
93,93をそれぞれ間欠的に回転させる。この操作に
より、繰り出し部52,52からの粘着シート22から
セパレートフィルム26が分離され、このセパレートフ
ィルム26は巻き取りローラ54,54に回収される。
これと並行して、粘着シート23,23が間欠的に走行
し、使用後の粘着シート92,92が巻き取り用リール
93,93に回収される。この場合、基板13がベルト
コンベア42側から巻き上げ機構91側に向かって間欠
的に移動し、粘着シート23,23は基板13の直上お
よび直下を、基板13の移動と同期して、かつ基板13
と同じ向きに走行する。
両面に粘着シート23,23が、貼り合わせローラ6
2,62により仮圧着される。貼り合わせローラ62の
材質としては金属、ゴム、プラスチック等が挙げられる
が、特に限定されるものではない。基板13は次にプレ
ス機構71に移動し、ここで基板13の両面に粘着シー
ト23,23が上下一対の型72,72によって加圧さ
れ、本圧着される。この加圧圧着により粘着シート23
の接着強度を高くすることができうえ、圧着時の基板1
3の変形を矯正することが可能となる。
着シート23,23が一対の打ち抜き型82,82によ
り基板13と合同の形に打ち抜かれて完成品103とな
り、この完成品103はストック111機構により回収
される。また、上記打ち抜き後の粘着シート92,92
は、巻き取り用リール93に回収される。なお、仮圧着
工程は基板を移動させ、かつ粘着シートを走行させなが
ら行うのに対し、本圧着工程および打ち抜き工程は、基
板の移動および、粘着シートの走行を停止させて行う。
置は、長尺の原粘着シート22を間欠的に走行させなが
らセパレートフィルム26と粘着シート23とに分離
し、セパレートフィルム26はこれを巻き上げて回収
し、粘着シート23は基板搬送機構41で搬送されてき
た基板13の両面に、前段の仮圧着工程(貼り合わせ機
構61)と後段の本圧着工程(プレス機構71)とによ
り接着した後、粘着シート23を基板13の輪郭に沿っ
て打ち抜いて光ディスク完成品103とする一方、打ち
抜き後の粘着シート92を粘着シート巻き上げ機構91
で回収するように構成し、さらに、基板搬送機構41は
粘着シート巻き上げ機構91と連動可能にするととも
に、基板搬送機構41の基板搬送速度および、粘着シー
ト巻き上げ機構91の巻き上げ速度(粘着シート23の
走行速度)を可変としたものである。
3の両面に高分子フィルム24を貼り合わせた形態の光
ディスクを製造するためのものであるが、この製造装置
により、高分子フィルム24を基板13の片面にのみ貼
り合わせた形態の光ディスク(図9の符号101)を得
ることもできる。この場合には、図1において例えば基
板13の下側の粘着シート23の供給を省略すれば良
い。
わせローラ62,62間の離間間隔(クリアランス)を
調整可能にしたものである。このため、この実施例によ
れば、基板13あるいは粘着シート23の厚さ仕様が変
わっても、的確な貼り合わせを行うことができる。な
お、上記クリアランスを調整するか、あるいは、貼り合
わせローラ62の表層材質の硬さを調整することで、基
板13の変形を矯正することも可能である。
は、図1装置の貼り合わせローラ62,62の少なくと
も一方の内部に発熱体36を配備してある。この発熱体
36には、外部からの通電により発熱するものや、温度
調整された水や油などの液状熱媒体を流過させるものな
どが挙げられるが、本実施例では、市販の円筒状電熱式
ヒータを使用した。しかし、発熱体36はこれらに限定
されるものではなく、ローラ62の表面温度を室温以上
80℃以下の範囲内で制御できるものであれば何ら問題
はない。本実施例では、基板13に粘着シート23を仮
圧着する際に、ローラ62の表面温度を上昇させること
により、接着強度が増すばかりでなく、基板13・粘着
シート23間の気泡や、粘着シート23のシワの発生を
防止することができる。
置において貼り合わせローラ62として、表面に発熱体
層37をコーティングしたものを配備してある。発熱体
層37の厚さは100μm以下が望ましい。また、発熱
体層37の材料としては、タンタル系やニクロム系のセ
ラミックスが挙げられるが、特に限定はなく、貼り合わ
せローラ62の表面を常温以上に昇温させることができ
るものであれば何ら問題はない。また、図4に示すよう
に発熱体層37上に、これを保護するための保護層38
と、その上に耐摩耗層39とを積層することが更に好ま
しい。さらに、発熱体層37の替わりに誘電体層(例え
ば石英、LiNbO3 等の酸化物、ロッシェル塩等の塩
化物、硫酸グリシン等の有機物)を用いることもできる
が、この場合には、上記誘電体層を誘導加熱するための
高周波発振器を外部に設ける必要がある。
窒化タンタル(Ta2 N)からなる発熱体層37と、酸
化シリコン(SiO2 )の保護層38と、酸化タンタル
(Ta2 O5 )の耐摩耗層39をそれぞれ積層した。ま
た、発熱体層37の厚さを100μm以下と薄膜化して
あるため、熱容量が比較的小さく、温度調整に要する時
間が短くてすむという利点がある。
においてプレス機構71を、上下動可能なシリコンゴム
からなる上型73と、上下動可能なステンレス鋼からな
る下型74とで構成したものである。符号14は基板を
示している。上型73、下型74の材質としては金属、
ゴム、プラスチック等が挙げられるが、材質に限定はな
い。本実施例では、上型73と下型74とで粘着シート
23を基板14表面に加圧圧着することにより、基板1
3の変形を矯正しながら、粘着シート23を強固に接着
することができる。なお、上下の型73,74の少なく
とも一方に、温度調整用ヒータ等を設けることにより、
圧着時の基板・粘着シート間の気泡発生や、粘着シート
のシワを抑えることができる。
上型73と下型74でプレスする際、粘着シート23・
基板14間に雰囲気中のゴミや異物が侵入する可能性が
ある。この状態でプレスすると、ゴミや異物の形状が粘
着シート23に転写され、これが光ディスクの記録・再
生信号を劣化させる原因となる。
75(もしくは下型76、または両方)に、空気圧によ
る加圧機構(加圧空気供給部)77を設けたものであ
る。符号15は基板を示している。本実施例では、加圧
空気の供給により粘着シート23・基板15間へのゴミ
や異物の侵入を防止しながら、粘着シート23を基板1
5表面に押し付けるようにしたので、上記不具合が回避
されるうえ、粘着シート23・基板間の微小気泡や、該
シートのシワ発生を防止することができる。
ティング時の状態を示す示す断面図である。(b)は
(a)のA部拡大図、(c)はカッティング終了直後の
状態を示す断面図である。この実施例はカッティング機
構81を、上下動可能なパンチ83(上型)とダイ84
(下型)とで構成したものである。この場合、下型84
では円筒部の内周面下方部位に基板16(光ディスク完
成品104)の支持用突起84aを突没自在に設けてあ
る。上型83外周面と下型84内周面間のクリアランス
c〔図7(b)〕は、600μm以下とするのが望まし
い。本実施例によれば、粘着シート23の打ち抜きを一
度のパンチング操作で行うことができる。また本実施例
では、打ち抜き後に図7(c)に示すように上記突起8
4aを下型84内に没入させることで、光ディスク完成
品104を自然落下させてストック機構111により回
収することができる。
機構81を構成する上型86の外周部と内周部とに、そ
れぞれ所定直径のリング状刃物88,89を同心状に、
かつ着脱自在に設けたものである。刃物88は粘着シー
ト23を基板17と同一の大きさの円形に打ち抜くため
のもの、刃物89は基板17の中心穴と同一の大きさの
円形に打ち抜くためのものである。なお、上記刃物8
8,89を下型87にのみ設けても良いし、上型86、
下型87の双方に設けても良い。このように、所定直径
の刃物を設けることで、粘着シート23を所望の大きさ
に、確実に切断することが可能となる。
よれば以下の効果が得られる。 (1)請求項1の発明による効果 本発明の光ディスクの製造装置は、長尺の原粘着シート
を間欠的に走行させながらセパレートフィルムと粘着シ
ートとに分離し、セパレートフィルムはこれを巻き上げ
て回収し、粘着シートは、基板搬送機構で搬送されてき
た基板の表面に前段の仮圧着工程と後段の本圧着工程と
により接着した後、粘着シートを基板の輪郭に沿って打
ち抜いて光ディスク完成品とする一方、打ち抜き後の粘
着シートを粘着シート巻き上げ機構で回収するように構
成し、さらに、基板搬送機構は粘着シート巻き上げ機構
と連動可能とするとともに、基板搬送機構の基板搬送速
度および、粘着シート巻き上げ機構の巻き上げ速度(粘
着シートの走行速度)を可変としたものである。
光透過性粘着剤の層を形成した高分子フィルムを、上記
粘着剤層を介して基板表面に貼り合わせることにより、
基板上に上記粘着剤層と高分子フィルムとを積層してな
る光ディスクを製造するに際し、基板・高分子フィルム
間への気泡混入や、高分子フィルムのシワを的確に防止
することができる。そのうえ、基板搬送機構および、上
記粘着シートの走行機構の運転条件を上記のように調整
可能としたので、光ディスクの製造に際し、その製造条
件やタクトを容易に調整することができる。したがっ
て、この製造装置によれば、情報の記録・再生信号の劣
化がない、信頼性の高い片面タイプまたは両面タイプの
大容量光ディスクを、生産性良く製造することができ
る。
駆動されるため、粘着シート巻き上げ時のトルク変動に
起因する送りムラ(ピッチムラ)が生じなくなる。すな
わち、粘着シートを適正に緊張した状態で、間欠的に走
行・停止させて上記仮圧着工程、本圧着工程および打ち
抜き工程を進めることができる。
これらのローラは回転により、粘着シートを走行させな
がらこれを基板表面に圧着させるものであるため、両面
タイプの基板の両面に同時に粘着シートを接着すること
ができる。
スを調整自在としたので、基板あるいは粘着シートの厚
さ仕様が変わっても、的確な貼り合わせを行うことがで
きる。また、上記クリアランスを調整するか、あるいは
貼り合わせローラの表層材質の硬さを調整することで、
基板の変形を矯正することも可能である。
方に発熱体が内蔵されているため、基板に粘着シートを
仮圧着する際に、上記ローラの表面温度を上昇させるこ
とにより、接着強度を高めることができるうえ、粘着シ
ート・基板間の気泡や、粘着シートのシワを防止するこ
とができる。
果 請求項6の発明では、貼り合わせ機構を構成する一対の
ローラの少なくとも一方の表面層が発熱体からなってい
る。この発熱体の厚さを、請求項7のように100μm
以下とすることで、その熱容量が小さくなるので、ロー
ラ表面層を短時間に所望温度に昇温させることができ
る。したがって、製造装置の立上げ時間が短縮できるだ
けでなく、ローラ温度の安定化が容易となる。
果 請求項8の発明ではプレス機構を、互いに対向する上型
と下型とで構成し、これらにより基板および粘着シート
を挟圧するようにしたので、基板の変形を矯正しなが
ら、粘着シートを強固に接着することができる。また、
請求項9の発明においては、上型、下型の少なくとも一
方は、表面温度が調整自在となっているので、圧着時の
基板・粘着シート間の気泡発生や、粘着シートのシワを
抑えることができる。
表面に吹きつける加圧空気供給部を設けたので、粘着シ
ート・基板間へのゴミや異物の侵入を防止することがで
きるうえ、粘着シート・基板間の微小気泡や、粘着シー
トのシワを抑えることができる。
る効果 請求項11〜13の発明ではカッティング機構を、互い
に対向する上型と下型で構成したので、粘着シートの打
抜きを、一度の操作で行うことができる。
円形に打ち抜くための刃物と、粘着シートを基板の中心
穴と同一の大きさの円形に打ち抜くための刃物とを着脱
自在に設けたので、粘着シートを所望の大きさに確実に
切断でき、仕様の異なる種々の基板に対応することが可
能となる。
図である。
構成説明図、(b)はセパレートフィルム分離後(剥離
後)の粘着シートの断面図である。
横断面図である。
横断面図である。
である。
である。
を示す断面図である。
断面図である。
面図である。
断面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 高分子フィルム上に光透過性粘着剤の層
と、該粘着剤層上にセパレートフィルムとを積層してな
るセパレートフィルム付き原粘着シートからセパレート
フィルムを分離した後、該フィルム分離後の粘着シート
(以下、粘着シートと略記する)を信号ピット、記録膜
などが形成されたプラスチック基板に前記粘着剤層を介
して接着することにより、基板上に前記高分子フィルム
を接着積層してなる光ディスクを製造する装置であっ
て、基板搬送機構と、原粘着シートからセパレートフィ
ルムを分離するとともに、分離されたセパレートフィル
ムを巻き上げるセパレートフィルム分離・巻き上げ機構
と、粘着シートを基板表面に仮圧着する貼り合わせ機構
と、該貼り合わせ後の粘着シートを基板に対し加圧して
本圧着するプレス機構と、本圧着後の粘着シートを基板
の輪郭に沿って打ち抜くカッティング機構と、該打ち抜
き後の粘着シートを回収する粘着シート巻き上げ機構
と、前記打ち抜きによる光ディスク完成品を回収するス
トック機構とを備えてなり、前記基板搬送機構は前記粘
着シート巻き上げ機構と連動可能であり、しかも基板搬
送機構では基板搬送速度が、粘着シート巻き上げ機構で
は粘着シートの巻き上げ速度がそれぞれ可変となってい
ることを特徴とする光ディスクの製造装置。 - 【請求項2】 前記粘着シート巻き上げ機構は、可変ト
ルクモータにより駆動されるものであることを特徴とす
る請求項1に記載の光ディスクの製造装置。 - 【請求項3】 前記貼り合わせ機構は互いに対向する一
対のローラを備え、これらのローラは回転により、粘着
シートを走行させながらこれを基板表面に圧着させるも
のであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
の製造装置。 - 【請求項4】 前記貼り合わせ機構を構成する一対のロ
ーラは、これらの間のクリアランスが調整自在であるこ
とを特徴とする請求項3に記載の光ディスクの製造装
置。 - 【請求項5】 前記貼り合わせ機構を構成する一対のロ
ーラの少なくとも一方に、発熱体が内蔵されていること
を特徴とする請求項3または4に記載の光ディスクの製
造装置。 - 【請求項6】 前記貼り合わせ機構を構成する一対のロ
ーラの少なくとも一方の表面層が、発熱体からなること
を特徴とする請求項3または4に記載の光ディスクの製
造装置。 - 【請求項7】 前記発熱体からなる表面層の厚さが10
0μm以下であることを特徴とする請求項6に記載の光
ディスクの製造装置。 - 【請求項8】 前記プレス機構は、互いに対向する上型
と下型からなることを特徴とする請求項1に記載の光デ
ィスクの製造装置。 - 【請求項9】 前記上型、下型の少なくとも一方は、表
面温度が調整自在となっていることを特徴とする請求項
8に記載の光ディスクの製造装置。 - 【請求項10】 前記上型、下型の少なくとも一方に、
加圧空気を粘着シート表面に吹きつける加圧空気供給部
が設けられていることを特徴とする請求項8または9に
記載の光ディスクの製造装置。 - 【請求項11】 前記カッティング機構は、互いに対向
する上型と下型からなることを特徴とする請求項1に記
載の光ディスクの製造装置。 - 【請求項12】 前記上型、下型の一方がパンチ、他方
がダイであることを特徴とする請求項11に記載の光デ
ィスクの製造装置。 - 【請求項13】 前記上型と下型とによるパンチング時
における、これら型間のクリアランスが600μm以下
であることを特徴とする請求項12に記載の光ディスク
の製造装置。 - 【請求項14】 前記上型または下型に、粘着シートを
基板と同じ大きさの円形に打ち抜くための刃物と、該粘
着シートの基板中心穴に対応する部分を該基板中心穴と
同じ大きさの円形に打ち抜くための刃物とを着脱自在に
設けたことを特徴とする請求項11または12に記載の
光ディスクの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28111899A JP4033280B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 光ディスクの製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28111899A JP4033280B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 光ディスクの製造装置および製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001101720A true JP2001101720A (ja) | 2001-04-13 |
JP2001101720A5 JP2001101720A5 (ja) | 2005-08-18 |
JP4033280B2 JP4033280B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=17634617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28111899A Expired - Fee Related JP4033280B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 光ディスクの製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4033280B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086652A (ja) * | 2010-01-18 | 2010-04-15 | Tsubaki Seiko:Kk | フィルム貼付装置およびフィルム貼付方法 |
KR100980277B1 (ko) | 2010-05-06 | 2010-09-07 | 주식회사 합동전자 | 모니터용 방열필름과 접착필름을 부착시키는 부착장치 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28111899A patent/JP4033280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100980277B1 (ko) | 2010-05-06 | 2010-09-07 | 주식회사 합동전자 | 모니터용 방열필름과 접착필름을 부착시키는 부착장치 |
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---|---|
JP4033280B2 (ja) | 2008-01-16 |
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