JP2001101107A - 時間認証システム及び方法、サーバ装置及びクライアント装置、並びに記録媒体 - Google Patents

時間認証システム及び方法、サーバ装置及びクライアント装置、並びに記録媒体

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JP2001101107A JP27392999A JP27392999A JP2001101107A JP 2001101107 A JP2001101107 A JP 2001101107A JP 27392999 A JP27392999 A JP 27392999A JP 27392999 A JP27392999 A JP 27392999A JP 2001101107 A JP2001101107 A JP 2001101107A
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    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク配信された情報に対する応答時
間を正確かつ公平に認証する。 【解決手段】 コンテンツ提供部11から提供された情
報が表示部21に表示されると、クライアント装置2の
ユーザは、その情報に対する応答を入力部22から入力
する。操作時間計算部23は、情報の表示から応答の入
力までの時間を求め、クライアント装置2のID等と共
に暗号化部24で暗号化した後、通信スケジュール部2
5に渡す。通信スケジュール部25は、暗号化されたデ
ータのサーバ装置1への送信をスケジューリングする。
サーバ装置1では、この暗号化されたデータを受信する
と、復号化部12にて復号化する。また、プログラム監
査部15は、プログラム提供部16から提供した操作時
間計算部23等を構築するためのプログラムが改竄され
ていないかどうか監査する。操作時間認証部13は、復
号化されたデータ及び監査結果に基づいて、応答時間を
認証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にオンラインで
提供される情報に対する応答時間を認証するのに好適な
時間認証システム及び方法、該システムに適用されるサ
ーバ装置及びクライアント装置、並びにそのためのプロ
グラム等を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの普及に伴って、イ
ンターネットを介して様々な情報が提供されるようにな
っている。このようなインターネットを介した情報の提
供は、従来、サーバ装置からクライアント装置へ片方向
で行われるのが一般的であったが、最近では双方向通信
により提供する情報にユーザを参加させるものが登場し
てきている。このような双方向システムを利用した場
合、ユーザの応答を必要とするもの、例えば、クイズを
情報として提供することができる。
【0003】ここで、さらに一歩進めて、情報を提供し
てから応答があるまでの応答時間を測定することによっ
て、例えば、早押しクイズなども実現することができ
る。このような場合に応答時間を測定する方法として、
従来、サーバ装置からインターネットを介してクライア
ント装置に情報を配信してから、その情報に対してクラ
イアント装置において入力された応答をサーバ装置が受
け取るまでの時間を測定することが考えられてきた。す
なわち、応答時間の測定は、サーバ装置が行うものとし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
装置から情報を配信してからクライアント装置がこれを
実際に受信するまでの時間には、通信路の状況やクライ
アント装置の性能等により、差が生じうる。また、クラ
イアント装置から応答を入力してからサーバ装置がそれ
を実際に受け取るまでの時間にも、同様の問題により差
が生じうる。
【0005】ところが、サーバ装置において、インター
ネットを経由した通信処理に要した時間とクライアント
装置内での処理に要した時間とを切り分けるのは困難で
ある。従って、サーバ装置で測定した応答時間は、ユー
ザが応答を入力するのに必要とされた時間ということが
できず、その測定結果には不公平が生じていた。
【0006】また、上記のような方法で応答時間を測定
しようとする場合に、クライアント装置からの応答が一
度に集中してサーバ装置に達することとなる。このた
め、上記の方法は、通信路やサーバ装置に過大な負荷が
かかり、通信の輻輳が生じたり、サーバ装置がダウンし
てしまうという問題も抱えていた。
【0007】このように、従来は、サーバ装置から配信
された情報に対してクライアント装置からユーザが応答
を入力するまでの時間を正確に測定し、サーバ装置で収
集することができるシステムがなかった。このため、例
えば、制限時間を付してオンラインで試験を行ったり、
時間認証にタイトである商取引をネットワークを介して
行ったりということを実現し得なかった。
【0008】本発明の目的は、ネットワークを介して配
信した情報に対して応答が入力されるまでの時間を、公
平かつ正確に認証することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ネットワークを介し
て配信した情報に対する応答を、ネットワークなどの資
源に過大な負荷をかけずに収集することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる時間認証システムは、
応答を必要とする情報を配信するサーバ装置と、前記サ
ーバ装置にネットワークを介して接続され、配信された
情報に対する応答を入力するクライアント装置とを備
え、前記クライアント装置は、前記サーバ装置から前記
ネットワークを介して配信された情報を受信する情報受
信手段と、前記情報受信手段が受信した情報を出力する
出力手段と、前記出力手段が出力した情報に対する応答
を入力する応答入力手段と、前記出力手段から情報が出
力されてから前記応答入力手段に応答が入力されるまで
の時間を測定する時間測定手段と、前記時間測定手段が
測定した時間を含む時間データを前記ネットワークを介
して前記サーバ装置に送信する時間データ送信手段とを
備え、前記サーバ装置は、前記クライアント装置の情報
受信手段が受信すべき応答を必要とする情報を、前記ネ
ットワークを介して配信する情報配信手段と、前記時間
データ送信手段から前記ネットワークを介して送信され
た時間データを受信する時間データ受信手段と、前記時
間データ受信手段が受信した時間データに基づいて、前
記クライアント装置において情報が出力されてから応答
が入力されるまでの時間を認証する時間認証手段とを備
えることを特徴とする。
【0011】上記時間認証システムでは、情報が出力さ
れてから応答が入力されるまでの時間をサーバ装置にお
いてではなく、クライアント装置において測定し、サー
バ装置は受け取った時間データに基づいて、その時間を
認証する。このため、ネットワークの状況やクライアン
ト装置の性能の違い等によって、サーバ装置から配信さ
れた情報がクライアント装置から出力されるまでの時間
に差が生じたり、クライアント装置からサーバ装置にデ
ータが返されるまでの時間に差が生じても、サーバ装置
は、クライアント装置において情報が出力されてから応
答が入力されるまでの正確な時間を受け取ることがで
き、公平に時間を認証することができる。
【0012】上記時間認証システムにおいて、前記クラ
イアント装置は、前記時間測定手段が測定した時間を含
む時間データを暗号化し、前記時間データ送信手段に渡
す暗号化手段をさらに備え、前記サーバ装置は、前記時
間データ受信手段が受信した暗号化されている時間デー
タを復号化する復号化手段をさらに備えるものとしても
よい。
【0013】このように時間データを暗号化してサーバ
装置に送信することにより、ネットワーク上等で時間デ
ータが改竄されるのを防ぐことができる。これにより、
より正確かつ公平に、クライアント装置において情報が
出力されてから応答が入力されるまでの時間を認証する
ことができる。
【0014】上記時間認証システムにおいて、前記クラ
イアント装置は、前記時間データ送信手段による時間デ
ータの前記サーバ装置への送信タイミングをスケジュー
リングするスケジューリング手段をさらに備えるものと
してもよい。
【0015】上記時間認証システムは、また、前記サー
バ装置と前記クライアント装置との間のネットワーク上
に存在し、前記クライアント装置から前記サーバ装置へ
の時間データの送信を中継する中継装置をさらに備える
ものとしてもよい。この場合、前記中継装置は、前記時
間データ送信手段から前記ネットワークに送出された時
間データを受信する手段と、該手段が受信した時間デー
タを前記ネットワークから前記サーバ装置に送信する手
段と、該手段による時間データの前記サーバ装置への送
信タイミングをスケジューリングするスケジューリング
手段をさらに備えるものとすることができる。
【0016】このようにクライアント装置または中継装
置にスケジューリング手段を設けることによって、複数
のクライアント装置から時間データを送信する場合に、
サーバ装置の時間データ受信手段が時間データを受信す
る時間帯を分散させることが可能となる。これにより、
ネットワークやサーバ装置に過重な負荷がかかり、ネッ
トワークにおいて輻輳が生じたり、サーバ装置がダウン
してしまうというような事態を防ぐことができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる時間認証方法は、応答を必要とする情報を
配信するサーバ装置と、前記サーバ装置にネットワーク
を介して接続され、配信された情報に対する応答を入力
するクライアント装置とを備えるシステムにおいて、情
報の提供から応答の入力までの時間を認証する時間認証
方法であって、前記サーバ装置から前記ネットワークを
介して前記クライアント装置に情報を配信するステップ
と、配信された情報を前記クライアント装置から出力す
るステップと、出力された情報に対する応答を前記クラ
イアント装置から入力するステップと、情報が出力され
てから応答が入力されるまでの時間を前記クライアント
装置にて測定するステップと、測定した時間を含む時間
データを前記クライアント装置から前記ネットワークを
介して前記サーバ装置に返送するステップと返送された
時間データに基づいて、情報の出力から応答の入力まで
の時間を前記サーバ装置において認証するステップと、
を含むことを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる時間認証方法は、ネットワークを介して端
末装置に配信された情報に対する応答時間を認証する時
間認証方法であって、配信された情報が出力されてから
応答が入力されるまでの時間を前記端末装置において測
定し、測定された時間を前記ネットワークを介して収集
して認証することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかるサーバ装置は、ネットワークを介してクラ
イアント装置に接続されたサーバ装置であって、応答を
必要とする情報を、前記ネットワークを介して前記クラ
イアント装置に配信する情報配信手段と、前記情報配信
手段が配信した情報が前記クライアント装置において出
力されてから応答が入力されるまでの時間を含む時間デ
ータを、前記ネットワークを介して前記クライアント装
置から受信する時間データ受信手段と、前記時間データ
受信手段が受信した時間データに基づいて、前記クライ
アント装置において情報が出力されてから応答が入力さ
れるまでの時間を認証する時間認証手段とを備えること
を特徴とする。
【0020】上記サーバ装置は、前記クライアント装置
において配信された情報が出力されてから応答が入力さ
れるまでの時間を測定する時間測定プログラムを、前記
クライアント装置に配信する第1のプログラム配信手段
をさらに備えるものとしてもよい。
【0021】この場合、前記第1のプログラム配信手段
が配信する時間測定プログラムは、再実行不可プログラ
ムとすることができる。
【0022】上記サーバ装置において、前記クライアン
ト装置から前記ネットワークを介して送信される時間デ
ータは暗号化されたものであってもよい。この場合、上
記サーバ装置は、前記時間データ受信手段が受信した暗
号化されている時間データを復号化する復号化手段をさ
らに備えるものとすることができる。
【0023】上記サーバ装置は、前記クライアント装置
が前記時間データを暗号化するための暗号化プログラム
を、前記クライアント装置に配信する第2のプログラム
配信手段をさらに備えるものとすることもできる。
【0024】上記サーバ装置は、前記クライアント装置
または前記クライアント装置との間のネットワーク上に
存在する中継装置が前記時間データをネットワークを介
して送信するタイミングをスケジューリングするための
スケジューリングプログラムを、前記クライアント装置
または前記中継装置に配信する第3のプログラム配信手
段をさらに備えるものとすることもできる。
【0025】上記サーバ装置は、また、前記時間データ
受信手段が受信した時間データが正当なプログラムで作
成されたかどうかを監査するプログラム監査手段をさら
に備えていてもよい。この場合、前記時間認証手段は、
さらに前記プログラム監査手段による監査結果に基づい
て、前記クライアント装置において情報が出力されてか
ら応答が入力されるまでの時間を認証するものとするこ
とができる。
【0026】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかるクライアント装置は、ネットワークを介し
てサーバ装置と接続されたクライアント装置であって、
前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信され
た、応答を必要とする情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段が受信した情報を出力する出力手段
と、前記出力手段が出力した情報に対する応答を入力す
る応答入力手段と、前記出力手段から情報が出力されて
から前記応答入力手段に応答が入力されるまでの時間を
測定する時間測定手段と、前記時間測定手段が測定した
時間を含む時間データを前記ネットワークを介して前記
サーバ装置に送信する時間データ送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0027】上記クライアント装置において、前記時間
測定手段は、例えば、前記サーバ装置から配信された情
報が前記出力手段から出力されたときに内部タイマが計
時する時間を取得する手段と、前記応答入力手段から応
答が入力されたときに内部タイマが計時する時間を取得
する手段と、取得したこれら2つの時間の差を求める手
段とを備えるものとすることができる。
【0028】上記クライアント装置は、前記時間測定手
段が測定した時間を含む時間データを暗号化し、前記時
間データ送信手段に渡す暗号化手段をさらに備えるもの
とすることができる。
【0029】上記クライアント装置は、前記時間データ
送信手段による時間データの前記サーバ装置への送信タ
イミングをスケジューリングするスケジューリング手段
をさらに備えるものとすることができる。
【0030】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
ネットワークを介して端末装置に接続されたコンピュー
タを、応答を必要とする情報を、前記ネットワークを介
して前記端末装置に配信する情報配信手段、前記情報配
信手段が配信した情報が前記端末装置において出力され
てから応答が入力されるまでの時間を含む時間データ
を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信す
る時間データ受信手段、及び前記時間データ受信手段が
受信した時間データに基づいて、前記端末装置において
情報が出力されてから応答が入力されるまでの時間を認
証する時間認証手段として機能させるためのプログラム
を記録することを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
ネットワークを介して接続されたコンピュータ装置に一
体となって配信されるべきデータ及びプログラムを記録
するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
記データは、前記コンピュータ装置から出力されるべ
き、所定の応答を必要とする情報を含み、前記プログラ
ムは、出力された情報に対する応答を外部から入力させ
る応答入力機能、前記応答を必要とする情報が出力され
てから前記応答入力機能に従って応答が入力されるまで
の時間を測定する時間測定機能、及び前記時間測定機能
に従って測定した時間を含む時間データを前記ネットワ
ークを介して返送する時間データ送信機能を前記コンピ
ュータ装置上で実現するものであることを特徴とする。
【0032】上記第7の観点にかかる記録媒体が記録す
る前記プログラムは、さらに、前記時間測定機能に従っ
て測定した時間を含む時間データを暗号化し、前記時間
データ送信機能に渡す暗号化機能を前記コンピュータ装
置上で実現するものとしてもよい。
【0033】上記第7の観点にかかる記録媒体が記録す
る前記プログラムは、さらに、前記時間データ送信機能
による時間データの返送のタイミングをスケジューリン
グするスケジューリング機能を前記コンピュータ装置上
で実現するものとしてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0035】図1は、この実施の形態にかかる時間認証
システムの構成を示すブロック図である。図示するよう
に、この時間認証システムは、サーバ装置1と、サーバ
装置1にインターネット3を介して接続された複数のク
ライアント装置2とから構成されている。
【0036】サーバ装置1は、プロセッサ、メモリ及び
通信装置等を備える汎用のコンピュータシステムによっ
て構成され、コンテンツ提供部11、復号化部12、操
作時間認証部13、結果処理部14、プログラム監査部
15、プログラム提供部16、システム調整部17及び
通信処理部18の各機能を備える。
【0037】コンテンツ提供部11は、サーバ装置1に
論理的に接続されたクライアント装置2に対して、固定
ディスク等に予め記憶されたコンテンツを、結果処理部
14からの指示に従って必要な場合には改変を加えて、
提供する。提供するコンテンツは、通信処理部18に渡
され、クライアント装置2に配信される。コンテンツ提
供部11が提供するコンテンツは、後述するようにその
内容に対してクライアント装置2のユーザが応答を入力
する必要のある情報を含んでいる。
【0038】復号化部12は、通信処理部18がクライ
アント装置2から受信した、後述する暗号化カプセルデ
ータを復号化して、操作時間認証部13に渡す。操作時
間認証部13は、復号化されたデータの内容とプログラ
ム監査部15による監査結果とに基づいて、クライアン
ト装置2における操作時間(後述)を認証する。
【0039】結果処理部14は、操作時間認証部13に
よるクライアント装置2における操作時間の認証結果に
従って、コンテンツ提供部11に、コンテンツとして提
供する情報を調整するための指示を与える。
【0040】プログラム監査部15は、通信処理部18
がクライアント装置2から受信した、後述するプログラ
ムカプセルデータを解凍し、これをプログラム提供部1
6が提供したプログラムと比較することにより、提供し
たプログラムが不正に改竄されていないかを監査する。
プログラム監査部15は、その監査結果を操作時間認証
部13に渡す。
【0041】プログラム提供部16は、サーバ装置1に
論理的に接続されたクライアント装置2に対して、操作
時間測定プログラム、暗号化プログラム及びスケジュー
リングプログラム(いずれも後述)を提供する。提供す
るこれらのプログラムは、通信処理部18に渡され、ク
ライアント装置2に配信される。
【0042】システム調整部17は、コンテンツ提供部
11、プログラム監査部15及びプログラム提供部16
の動作を制御する。具体的には、コンテンツ提供部11
がコンテンツとして応答を必要とする情報を提供するの
に先立って、プログラム提供部16に操作時間計算プロ
グラム、暗号化プログラム及びスケジューリングプログ
ラムを提供させる。また、プログラム監査部15がプロ
グラムの正当性を監査する際に、プログラム提供部16
からプログラム監査部15にプログラムを渡させる。
【0043】通信処理部18は、コンテンツ提供部11
が提供するコンテンツ、及びプログラム提供部16が提
供する操作時間計算プログラム、暗号化プログラム及び
スケジューリングプログラムを、インターネット3を介
してクライアント装置2に送信する。通信処理部18
は、また、インターネット3を介してクライアント装置
2から送信されてきた暗号化カプセルデータ及びプログ
ラムカプセルデータ(いずれも後述)を受信し、それぞ
れ復号化部12、プログラム監査部15に渡す。
【0044】クライアント装置2は、プロセッサ、メモ
リ、入力装置、表示装置及び通信装置等を備える端末装
置によって構成され、表示部21、入力部22、操作時
間計算部23、暗号化部24、通信スケジュール部2
5、プログラム管理部26及び通信処理部27の各機能
を備える。
【0045】表示部21は、サーバ装置1のコンテンツ
提供部11から提供されたコンテンツを表示する。表示
部21は、入力部22からの表示切替入力をトリガとし
て、表示するコンテンツの内容を初期ページのそのまま
の情報からユーザが応答を必要とする情報に切り替え
る。
【0046】入力部22は、ユーザの操作によって、表
示部21が表示するコンテンツの内容を切り替えるため
の表示切換入力を入力する。入力部22は、また、ユー
ザの操作によって、コンテンツとして表示された応答を
必要とする情報に対する応答を入力する。
【0047】操作時間計算部23は、プログラム管理部
26が管理する時間計算プログラムによって構築され、
クライアント装置2のユーザが入力部22に開始操作を
してから応答操作をするまでの間の時間(以下、操作時
間という)を、例えば、内部タイマを用いて計算する。
操作時間計算部23は、計算した操作時間を暗号化部2
4に渡す。
【0048】暗号化部24は、プログラム管理部26が
管理する暗号化プログラムによって構築され、操作時間
計算部23から渡された操作時間を、コンテンツの識別
情報及びクライアント装置2或いはそのユーザの識別情
報、さらに必要であれば入力された応答を示す情報と結
合して、これを暗号化する。以下、この暗号化されたデ
ータを暗号化カプセルデータと呼ぶ。暗号化部24は、
生成した暗号化カプセルデータを通信スケジュール部2
5に渡す。
【0049】通信スケジュール部25は、プログラム管
理部26が管理するスケジューリングプログラムによっ
て構築され、暗号化部24から渡された暗号化カプセル
データ及びプログラム管理部26から渡されたプログラ
ムカプセルデータ(後述)のサーバ装置1への送信タイ
ミングをスケジューリングする。
【0050】プログラム管理部26は、サーバ装置1の
プログラム提供部16が提供し、通信処理部27が受信
した操作時間計算プログラム、暗号化プログラム及びス
ケジューリングプログラムを管理し、これらのプログラ
ムを用いて操作時間計算部23、暗号化部24及び通信
スケジュール部25をそれぞれ構築する。プログラム管
理部26は、また、操作時間の計算や暗号化のための処
理が行われたときに、そのプログラムを、コンテンツの
識別情報及びクライアント装置2或いはそのユーザの識
別情報と結合して、これを圧縮する。以下、この圧縮さ
れたプログラムを、プログラムカプセルデータと呼ぶ。
プログラム管理部26は、生成したプログラムカプセル
データを通信スケジュール部25に渡す。
【0051】通信処理部27は、インターネット3を介
してサーバ装置1から送信されてきたコンテンツ及び各
プログラムを受信し、それぞれ表示部21、プログラム
管理部26に渡す。通信処理部27は、また、通信スケ
ジュール部25から渡された暗号化カプセルデータ及び
プログラムカプセルデータをインターネット3を介して
サーバ装置1に送信する。
【0052】以下、この実施の形態にかかる時間認証シ
ステムにおける動作について説明する。最初に、この時
間認証システムを構成するサーバ装置1とクライアント
装置2のそれぞれにおいて、操作時間を認証するために
実行される処理について説明する。
【0053】図2は、図1のサーバ装置1における処理
を示すフローチャートである。コンテンツとしてユーザ
の応答を必要とする情報を接続されているクライアント
装置2に配信する場合には、まず、プログラム提供部1
6は、時間計算プログラム、暗号化プログラム及びスケ
ジューリングプログラムを提供し、通信処理部18に送
信させる(ステップS101)。
【0054】次に、コンテンツ提供部11は、予め作成
され、固定ディスク装置等に格納されているユーザの応
答を必要とする情報を提供し、サーバ装置1に接続され
ているすべてのクライアント装置2を宛先として、通信
処理部18に送信させる(ステップS102)。
【0055】その後、サーバ装置1は、通信処理部18
によるクライアント装置2からの暗号化カプセルデータ
及びプログラムカプセルデータの受信待ち動作に入る。
すなわち、配信したスケジューリングプログラムで設定
している送信スケジュール及びインターネット3上での
通信の遅延時間等を考慮した所定時間だけ、クライアン
ト装置2からの暗号化カプセルデータ及びプログラムカ
プセルデータの受信動作を続ける(ステップS103、
S104)。
【0056】受信待ちの所定時間が経過すると、サーバ
装置1では、受信した暗号化カプセルデータをそれぞれ
復号化部12が復号化して、操作時間認証部13に渡す
(ステップS105)。また、受信したプログラムカプ
セルデータをそれぞれプログラム監査部15が解凍し、
プログラム提供部16が提供したプログラムと比較する
ことで、クライアント装置2において操作時間の測定に
使用したプログラムが正当なものであるかどうかを監査
し、その監査結果を操作時間認証部13に渡す(ステッ
プS106)。
【0057】次に、操作時間認証部13は、復号化され
たカプセルデータとプログラム監査部15における監査
結果とに基づいて、クライアント装置2で測定した操作
時間の認証を行う。具体的には、暗号化カプセルデータ
が正しく復号化でき、監査結果がプログラムの一致を示
しているときは、当該クライアント装置2で測定した操
作時間は正当なものであると認証する(ステップS10
7)。
【0058】次に、結果処理部14は、操作時間認証部
13における操作時間の認証結果を受け取り、それに基
づいて所定の処理を行う(ステップS108)。そし
て、その処理の結果から、コンテンツ提供部11が提供
するコンテンツの内容を更新する必要があるかどうかを
判断する(ステップS109)。
【0059】コンテンツの内容を更新する必要がある場
合には、結果処理部14は、その処理結果をコンテンツ
提供部11に渡し、これに基づいてコンテンツ提供部1
1がコンテンツの内容を更新する(ステップS11
0)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
一方、コンテンツの内容を更新する必要がない場合に
は、そのままこのフローチャートの処理を終了する。
【0060】図3は、図1のクライアント装置2におけ
る処理を示すフローチャートである。まず、通信処理部
27は、ステップS101でサーバ装置1から配信され
た時間計算プログラム、暗号化プログラム及びスケジュ
ーリングプログラムを受信し、これをプログラム管理部
26に渡す(ステップS201)。プログラム管理部2
6は、通信処理部27から時間計算プログラム、暗号化
プログラム及びスケジューリングプログラムを受け取る
と、それぞれのプログラムに基づいて操作時間計算部2
3、暗号化部24及び通信スケジュール部25を構築さ
せる(ステップS202)。
【0061】次に、通信処理部27は、ステップS10
2でサーバ装置1から配信されたコンテンツを受信し、
表示部21に渡す(ステップS203)。表示部21
は、受け取ったコンテンツを表示する。もっとも、受け
取ったコンテンツには、ユーザの応答を必要とする情報
は含まれているものの、この段階ではそのような情報が
表示部21に表示されることはない(ステップS20
4)。
【0062】次に、クライアント装置2のユーザは、入
力部22を操作して、表示切替入力を行う(ステップS
205)。入力部22は、表示切替入力があったかどう
かを判定する(ステップS206)。表示切替入力があ
るまでは、ステップS205、S206の処理を繰り返
す。
【0063】表示切替入力があったと判定すると、入力
部22は、その旨を示す情報を操作時間計算部23と表
示部21とに渡す。これにより、操作時間計算部23
は、内部タイマが計時している現在の時間を取得し(ス
テップS207)、また、表示部21は、表示を切り替
えて、ユーザの応答を必要とする情報を表示する(ステ
ップS208)。
【0064】次に、クライアント装置2のユーザは、表
示されている情報に応じて入力部2を操作して、応答を
入力する(ステップS209)。入力部22は、この応
答が入力されたかどうかを判定する(ステップS21
0)。応答が入力されるまでは、ステップS209、S
210の処理を繰り返す。
【0065】応答が入力されたと判定すると、入力部2
2は、その旨を示す情報を操作時間計算部23に渡す。
これにより、操作時間計算部23は、内部タイマが計時
している現在の時間を取得し(ステップS211)、こ
れとステップS207で取得した時間との差を求めて操
作時間を計算する。そして、計算した操作時間を暗号化
部24に渡す(ステップS212)。
【0066】次に、暗号化部24は、操作時間計算部2
4から受け取った操作時間を、コンテンツの識別情報及
びクライアント装置2或いはそのユーザの識別情報、さ
らに必要であれば、ステップS209で入力部22から
入力された応答を示す情報と結合する。そして、暗号化
部24は、この結合した情報を暗号化して暗号化カプセ
ルデータを生成し、通信スケジュール部25に渡す(ス
テップS213)。
【0067】さらに、プログラム管理部26は、操作時
間計算部23を構築するのに用いた操作時間の計算に実
際に使用したプログラムと、暗号化部24を構築するの
に用いた暗号化カプセルデータの生成に使用したプログ
ラムとのうちで必要なモジュールを取得する。そして、
プログラム管理部26は、取得したモジュールを圧縮し
てプログラムカプセルデータを生成し、通信スケジュー
ル部25に渡す(ステップS214)。
【0068】暗号化部24から暗号化カプセルデータを
受け取り、プログラム管理部26からプログラムカプセ
ルデータを受け取ると、通信スケジュール部25は、ス
ケジューリングプログラムによって設定されている送信
タイミングとなったかどうかを判定する(ステップS2
15)。送信タイミングとなるまでは、このステップS
215の処理を繰り返す。
【0069】送信タイミングになったと判定すると、通
信スケジュール部25は、暗号化部24から受け取った
暗号化カプセルデータとプログラム管理部26から受け
取ったプログラムカプセルデータとを、通信処理部27
からインターネット3を介してサーバ装置1に送信させ
る(ステップS216)。そして、このフローチャート
の処理を終了する。
【0070】以下、この実施の形態にかかる時間認証シ
ステムにおいて、サーバ装置1からクライアント装置2
に情報を配信してから当該情報に対する各クライアント
装置2での操作時間を認証するまでの流れについて、図
4のタイミングチャートに基づいて説明する。ここで
は、クライアント装置2としてA〜Dまでの4つがサー
バ装置1に接続されているものとし、時間計算プログラ
ム、暗号化プログラム及びスケジューリングプログラム
は予め配信されて、A〜Dの4つのクライアント装置2
には、操作時間計算部23、暗号化部24及び通信スケ
ジュール部25が構築されているものとする。
【0071】サーバ装置1は、時間0において、接続さ
れている4つのクライアント装置2にコンテンツとして
ユーザの応答を必要とする情報を配信する(図中、○で
示す)。配信した情報は、インターネット3を介して各
クライアント装置2の通信処理部27が受信することと
なるが、インターネット3上の通信経路や、通信処理部
27(より詳細には、これを構成する通信装置)の性能
の違いにより、A〜Dの4つのクライアント装置2が情
報の受信を完了する時間は、それぞれ4t、3t、2
t、2tとなる(図中、●で示す)。
【0072】この段階では、A〜Dの各クライアント装
置2では、応答を必要とする情報が表示部21に表示さ
れておらず、それぞれのユーザが入力部22から表示切
替入力を行う必要がある。ここで、A〜Dの4つのクラ
イアント装置2で表示切替入力がされた時間が、それぞ
れ7t、6t、5t、4tであったとする(図中、◆で
示す)。この時点で初めて、A〜Dの4つのクライアン
ト装置2のそれぞれの表示部21に、応答を必要とする
情報が表示される。
【0073】次に、A〜Dの各クライアント装置2のユ
ーザは、表示部21に表示された情報に基づいて入力部
22を操作して、応答を入力する。ここで、A〜Dの4
つのクライアント装置2で応答が入力された時間が、そ
れぞれ20t、20t、19t、19tであったとする
(図中、◇で示す)。これにより、A〜Dの4つのクラ
イアント装置2の操作時間計算部23は、それぞれ13
t、14t、14t、15tを操作時間として求める。
【0074】次に、A〜Dの4つのクライアント装置2
の暗号化部24は、求めた操作時間を含む暗号化カプセ
ルデータを生成し、通信スケジュール部25に渡す。ま
た、プログラムカプセルデータも通信スケジュール部2
5に渡される。A〜Dの各クライアント装置2の通信ス
ケジュール部25は、送信タイミングをスケジューリン
グし、それぞれ27t、30t、24t、21tで暗号
化カプセルデータとプログラムカプセルデータとをサー
バ装置1に送信する(図中、△で示す)。
【0075】サーバ装置1は、A〜Dの各クライアント
装置2から送信された暗号化カプセルデータとプログラ
ムカプセルデータとを、インターネット3上の通信経路
の長さやその状況の違いにより、それぞれ31t、33
t、26t、23tで受信する(図中、▽で示す)。そ
して、サーバ装置1では、操作時間認証部13が、受信
した暗号化カプセルデータとプログラムカプセルデータ
とに基づいて、A〜Dの4つのクライアント装置2にお
けるそれぞれの操作時間を13t、14t、14t、1
5tと認証する。
【0076】上記の説明から分かるように、各クライア
ント装置2で入力部22から応答が入力された時間的な
順序は、CとD(同時)、AとB(同時)の順になって
いる。サーバ装置1が各クライアント装置2からのデー
タを受信した時間的な順序は、D、C、A、Bの順にな
っている。しかし、サーバ装置1が認証した各クライア
ント装置2における操作時間は、表示切替入力から応答
の入力までの時間に等しく、A、BとC(同時)、Dの
順となっている。
【0077】また、A〜Dの各クライアント装置2で入
力部22から応答が入力された時間は、それぞれ20
t、20t、19t、19tと非常に近いが、通信スケ
ジュール部25によるスケジューリングにより、サーバ
装置1がA〜Dの各クライアント装置2から暗号化カプ
セルデータ及びプログラムカプセルデータを受信する時
間は、それぞれ31t、33t、26t、23tと分散
されていることが分かる。
【0078】以上説明したように、この実施の形態にか
かる時間認証システムによれば、応答を必要とする情報
が表示部21に表示されてからそれに対する応答が入力
部22から入力されるまでの操作時間を、クライアント
装置2内に構築された操作時間計算部23が求めてい
る。このため、インターネット3の通信経路やクライア
ント装置2の通信処理部27等の性能の違いによって、
配信された情報が表示部21に表示されるまでの時間に
遅延が生じたり、データをサーバ装置1に返却するまで
の時間に遅延が生じても、サーバ装置1では、クライア
ント装置2における実際の操作時間のみを認証すること
ができる。このため、操作時間認証部13は、情報が出
力されてから応答が入力されるまでの時間を正確かつ公
平に認証することができる。
【0079】また、サーバ装置1内には、プログラム監
査部15を設け、クライアント装置2において操作時間
を計算したプログラム等が改変されていないかを監査さ
せている。これにより、不正に計算された操作時間を正
当な操作時間として認証しないことができるようになる
ため、操作時間認証部13は、情報が出力されてから応
答が入力されるまでの時間をさらに正確かつ公平に認証
することができる。
【0080】また、サーバ装置1からクライアント装置
2に配信した暗号化プログラムによって暗号化部24を
構築し、操作時間計算部23が計算した操作時間を含む
データを暗号化している。これにより、インターネット
3上で操作時間のデータが改竄されるのを防ぐことがで
き、操作時間認証部13は、情報が出力されてから応答
が入力されるまでの時間をさらに正確かつ公平に認証す
ることができる。
【0081】さらに、この実施の形態にかかる時間認証
システムでは、サーバ装置1からクライアント装置2に
スケジューリングプログラムを配信し、クライアント装
置2内に通信スケジュール部25を構築している。そし
て、構築された通信スケジュール部25がサーバ装置1
への暗号化カプセルデータ及びプログラムカプセルデー
タの送信をスケジューリングしている。このため、サー
バ装置1による暗号化カプセルデータ及びプログラムカ
プセルデータの受信が集中することがなくなるので、サ
ーバ装置1やこれに接続される通信路に過大な負荷がか
かることがなく、システムがダウンしてしまうという事
態を防ぐことができる。
【0082】特に、この実施の形態にかかる時間認証シ
ステムにおいてクライアント装置2からサーバ装置1へ
送信するデータは、時間の測定結果として確定したもの
である点、暗号化した暗号化カプセルデータとしている
点において、その送信タイミングをスケジューリングす
るのに格好のデータである。
【0083】なお、クライアント装置2が有する内部タ
イマが計時している時間は、一致していない場合が多
い。しかし、操作時間計算部23は、表示切替入力がさ
れたときの時間と応答が入力されたときの時間とを内部
タイマから取得し、その差を操作時間として求めている
ので、内部タイマが計時する時間の不一致によって問題
が生じることがない。また、内部タイマは、通常、発振
周期がかなり正確な水晶パルス発振器によって時間を計
時するため、表示切替入力から応答の入力まで程度の時
間では、問題となるような誤差が発生することもない。
【0084】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形が可能である。以下、上記の実施の形態にか
かる時間認証システムの変形例について説明する。
【0085】上記の実施の形態では、操作時間計算部2
3は、入力部22から表示切替入力があったときと、応
答の入力があったときに内部タイマが計時している時間
を取得し、その差を求めることによって操作時間を計算
していた。しかしながら、操作時間を求めるのは、この
方法に限られない。例えば、操作時間計算部23が所定
時間間隔毎にアップカウントまたはダウンカウントする
カウンタを備えるものとしてもよい。単純にこのカウン
タのカウント値を用いても、操作時間の長短を比較する
ことは可能である。
【0086】上記の実施の形態では、入力部22からの
表示切替入力をトリガとして、応答を必要とする情報を
表示部21に表示するものとしていた。しかしながら、
応答を必要とする情報の表示を開始させるのは、このよ
うな入力をトリガとする場合に限らない。
【0087】上記の実施の形態では、操作時間の測定に
不正がされていないことを検証するため、サーバ装置1
にプログラム監査部15を設け、クライアント装置2の
操作時間計算部23を構築するのに用いたプログラム等
を監査していた。これに対し、操作時間の測定に不正が
されるのを防止するためには、サーバ装置1のプログラ
ム提供部16は、コンテンツ提供部11が応答を必要と
する情報を提供する直前に、時間測定プログラムを提供
するものとし、しかもこの時間測定プログラムを再実行
不可能なものとすることもできる。
【0088】上記の実施の形態では、プログラム管理部
26は、操作時間計算部23等を構築するのに用いたプ
ログラムのうち必要なモジュールを圧縮して、プログラ
ムカプセルデータを生成するのみで通信スケジュール部
25に渡していた。これに対して、プログラム管理部2
6が生成したプログラムカプセルデータを暗号化部24
にて暗号化してから、通信スケジュール部25に渡すも
のとしてもよい。また、プログラム管理部26は、特に
データ量の少ない場合などには、プログラムカプセルデ
ータを圧縮も暗号化もせずに通信スケジュール部25に
渡すものとしてもよい。
【0089】上記の実施の形態では、サーバ装置1は、
インターネット3を介して論理的にも接続されているす
べてのクライアント装置2に一斉に、応答を必要とする
情報を含むコンテンツを配信することとしていた。しか
しながら、サーバ装置1は、クライアント装置2から要
求があった場合に、応答を必要とする情報を含むコンテ
ンツを配信するものとしてもよい。
【0090】上記の実施の形態では、クライアント装置
2における操作時間計算部23、暗号化部24及び通信
スケジュール部25を構築するためのプログラムは、サ
ーバ装置1からインターネット3を介して配信するもの
としていた。しかしながら、これらのプログラムは、C
D−ROM等の記録媒体に格納して提供してもよい。こ
の場合において、サーバ装置1は、暗号化部24が暗号
化を行う際に使用する暗号鍵と通信スケジュール部25
による送信スケジュールを示す情報をクライアント装置
2に送信するものとすることができる。
【0091】上記の実施の形態では、コンテンツ提供部
11による応答を必要とする情報の提供とプログラム提
供部16による操作時間計算プログラム、暗号化プログ
ラム及びスケジューリングプログラムの提供は、それぞ
れ別個に行われるものとしていた。しかしながら、この
ような情報とプログラムとは、一体のものとしてサーバ
装置1からインターネット3を介してクライアント装置
2に配信されるものとしてもよい。
【0092】例えば、ブラウザソフト上で動作するコン
テンツを応答を必要とする情報と、Java Script等の記
述によるプログラムとの双方を含むものとして構成し、
これをクライアント装置2のブラウザソフトの制御の下
に実行することによって、上記の時間認証システムを実
現することもできる。このコンテンツは、サーバ装置1
の固定ディスクに格納され、ここから読み出されてクラ
イアント装置2に配信される。また、このような場合
も、時間測定に関わる部分のプログラムを、再実行不可
能なものとすることができる。
【0093】上記の実施の形態では、応答を必要とする
情報は1種類で、クライアント装置2のユーザが応答を
入力する回数も1回であることを前提にして、時間認証
システムの説明を行った。しかし、応答を必要とする情
報が複数種類あり、ユーザが複数回応答を入力しなけれ
ばならないようなものも実現可能である。例えば、入力
部22から表示切替入力がされたときに、複数種類の応
答を必要とする情報を順次表示部21に表示させ、各情
報に対する応答をユーザに入力させる。或いは、表示切
替入力がされたときに、応答を必要とする最初の情報を
表示部21に表示させ、入力部22から応答が入力され
る度に、次の情報を表示部21に表示させる。そして、
操作時間計算部23は、すべての応答が入力された段階
で、内部タイマが計時している時間を取得し、これと表
示切替入力がされたときに取得したときの時間との差を
求めて、操作時間を計算してもよい。
【0094】上記の実施の形態では、クライアント装置
2内に通信スケジュール部25を構築し、暗号化カプセ
ルデータ及びプログラムカプセルデータのサーバ装置1
への送信タイミングのスケジューリングをクライアント
装置2にて行っていた。これに対して、図5に示すよう
に、クライアント装置2とサーバ装置1との間の通信路
上に設けられた中継装置4が、暗号化カプセルデータ及
びプログラムカプセルデータの送信タイミングをスケジ
ューリングしてもよい。
【0095】この場合、サーバ装置1は、中継装置4に
スケジューリングプログラムを配信し、中継装置4内に
通信スケジュール部を構築させるものとすることができ
る。そして、中継装置4は、クライアント装置2から送
信された暗号化カプセルデータ及びプログラムカプセル
データを受信し、これの送出タイミングを通信スケジュ
ール部がスケジューリングして、サーバ装置1に送信す
るものとすることができる。
【0096】上記の実施の形態では、本発明をインター
ネット3を介して接続されたクライアント−サーバシス
テムで適用した場合を例として説明した。しかしなが
ら、本発明は、クローズドな商用ネットワークを介して
接続されたクライアント−サーバシステムや、LAN
(Local Area Network)を介して接続されたクライアン
ト−サーバシステムにおいても適用することができる。
さらには、携帯電話網をネットワークとして利用し、携
帯電話をクライアント装置とする場合にも適用すること
ができる。
【0097】また、以上説明した時間認証システムは、
インターネットなどのネットワークを通じてサービスを
提供する様々なネットワークシステムに適用することが
できる。以下、上述した時間認証システムを適用したネ
ットワークシステムの例について説明する。
【0098】第1に、ネットワークシステムを活用した
双方向通信による早押しクイズを実現するために、上記
の時間認証システムを適用することができる。すなわ
ち、サーバ装置から配信したクイズの問題をクライアン
ト装置で表示させ、その表示から解答を入力するまでの
時間を測定し、正解者の中でその時間が最も短い者をク
イズの勝者として認定することができる。
【0099】第2に、制限時間を設けてクイズやテスト
を行う場合に、上記の時間認証システムを適用すること
ができる。すなわち、クライアント装置においてその問
題を提示してから解答が入力されるまでの時間を計測
し、計測した時間が制限時間内であったとサーバ装置に
おいて判定した場合にのみ、その解答を有効とすること
ができる。この場合、問題を複数出題し、それぞれにつ
いての解答を求めるものであってもよい。
【0100】第3に、オークションにおいて、商品の購
入に関して同一価格での入札に競合が生じた場合、落札
者を決定するために、上記の時間認証システムを適用す
ることができる。すなわち、入札の意思を示す情報と共
に新たな提示価格がクライアント装置で表示されてから
入札の意思を示す情報を入力するまでの時間を測定し、
その時間が最も短い者を落札者として決定することがで
きる。また、先着X個限定で商品を販売する場合にも、
同様に適用することができる。
【0101】第4に、操作時間に期限を設けた処理に、
上記の時間認証システムを適用することができる。例え
ば、オンラインショッピングで扱う商品に対して所定時
間以内に購入の意思を指名した場合にのみ当該商品を販
売する場合には、商品の情報をクライアント装置に表示
してから商品の購入の意思を示す情報を入力するまでの
時間を測定し、サーバ装置においてこの時間が所定時間
以内であると認証できた者のみに対して、商品の販売を
可能とすることができる。
【0102】第5に、期限内であれば特定の操作をキャ
ンセルするという処理に、上記の時間認証システムを適
用することができる。例えば、オンライン証券取引にお
いて、売買すると決定したことに対して所定時間以内に
キャンセルの入力をすれば、その取消を許可するという
ことである。この場合、クライアント装置において売買
の決定を示す情報を入力したときとキャンセルの入力を
したときとに内部タイマが計時する時間を取得し、その
間の時間を測定すればよい。
【0103】第6に、特殊な入力装置を使用して入力部
22を構成することによって、運動能力の判定を判定す
るような場合にも、上記の時間認証システムを適用する
ことができる。例えば、特定の動きの指示を表示してか
らその指示に応じてユーザが入力を完了するまでの時間
を計測し、これをサーバ装置において認証することで、
認証した時間に基づいて運動能力を判定することも可能
となる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報が出力されてから応答が入力されるまでの時間を正
確かつ公平に認証することができるようになる。
【0105】また、測定した時間を含む時間データを暗
号化することによって、この時間データがネットワーク
上等で改竄されるのを防ぐことができる。
【0106】さらに、時間データの送信タイミングをス
ケジューリングすることによって、ネットワーク等の資
源に過重な負荷がかかり、システムがダウンしてしまう
ことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる時間認証システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバ装置が実行する処理を示すフロー
チャートである。
【図3】図1のクライアント装置が実行する処理を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における時間認証の流れを
示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の変形にかかる時間認証シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 クライアント装置 3 インターネット 4 中継装置 11 コンテンツ提供部 12 復号化部 13 操作時間認証部 14 結果処理部 15 プログラム監査部 16 プログラム提供部 17 システム調整部 18 通信処理部 21 表示部 22 入力部 23 操作時間計算部 24 暗号化部 25 通信スケジュール部 26 プログラム管理部 27 通信処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 GB02 JA33 JB07 JB11 KA04 KA17 KB11 KC47 KC58 KH30 LB03 LB14 MC06 ME17 5K030 GA15 HA06 9A001 BB04 CC08 EE02 EE03 EE04 JJ05 JJ38 KK37 KK45 LL03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】応答を必要とする情報を配信するサーバ装
    置と、前記サーバ装置にネットワークを介して接続さ
    れ、配信された情報に対する応答を入力するクライアン
    ト装置とを備え、 前記クライアント装置は、 前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信され
    た情報を受信する情報受信手段と、 前記情報受信手段が受信した情報を出力する出力手段
    と、 前記出力手段が出力した情報に対する応答を入力する応
    答入力手段と、 前記出力手段から情報が出力されてから前記応答入力手
    段に応答が入力されるまでの時間を測定する時間測定手
    段と、 前記時間測定手段が測定した時間を含む時間データを前
    記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する時間
    データ送信手段とを備え、 前記サーバ装置は、 前記クライアント装置の情報受信手段が受信すべき応答
    を必要とする情報を、前記ネットワークを介して配信す
    る情報配信手段と、 前記時間データ送信手段から前記ネットワークを介して
    送信された時間データを受信する時間データ受信手段
    と、 前記時間データ受信手段が受信した時間データに基づい
    て、前記クライアント装置において情報が出力されてか
    ら応答が入力されるまでの時間を認証する時間認証手段
    とを備えることを特徴とする時間認証システム。
  2. 【請求項2】前記クライアント装置は、前記時間測定手
    段が測定した時間を含む時間データを暗号化し、前記時
    間データ送信手段に渡す暗号化手段をさらに備え、 前記サーバ装置は、前記時間データ受信手段が受信した
    暗号化されている時間データを復号化する復号化手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の時間認
    証システム。
  3. 【請求項3】前記クライアント装置は、前記時間データ
    送信手段による時間データの前記サーバ装置への送信タ
    イミングをスケジューリングするスケジューリング手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の時間認証システム。
  4. 【請求項4】前記サーバ装置と前記クライアント装置と
    の間のネットワーク上に存在し、前記クライアント装置
    から前記サーバ装置への時間データの送信を中継する中
    継装置をさらに備え、 前記中継装置は、前記時間データ送信手段から前記ネッ
    トワークに送出された時間データを受信する手段と、該
    手段が受信した時間データを前記ネットワークから前記
    サーバ装置に送信する手段と、該手段による時間データ
    の前記サーバ装置への送信タイミングをスケジューリン
    グするスケジューリング手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1または2に記載の時間認証システム。
  5. 【請求項5】応答を必要とする情報を配信するサーバ装
    置と、前記サーバ装置にネットワークを介して接続さ
    れ、配信された情報に対する応答を入力するクライアン
    ト装置とを備えるシステムにおいて、情報の提供から応
    答の入力までの時間を認証する時間認証方法であって、 前記サーバ装置から前記ネットワークを介して前記クラ
    イアント装置に情報を配信するステップと、 配信された情報を前記クライアント装置から出力するス
    テップと、 出力された情報に対する応答を前記クライアント装置か
    ら入力するステップと、 情報が出力されてから応答が入力されるまでの時間を前
    記クライアント装置にて測定するステップと、 測定した時間を含む時間データを前記クライアント装置
    から前記ネットワークを介して前記サーバ装置に返送す
    るステップと返送された時間データに基づいて、情報の
    出力から応答の入力までの時間を前記サーバ装置におい
    て認証するステップと、 を含むことを特徴とする時間認証方法。
  6. 【請求項6】ネットワークを介して端末装置に配信され
    た情報に対する応答時間を認証する時間認証方法であっ
    て、 配信された情報が出力されてから応答が入力されるまで
    の時間を前記端末装置において測定し、測定された時間
    を前記ネットワークを介して収集して認証することを特
    徴とする時間認証方法。
  7. 【請求項7】ネットワークを介してクライアント装置に
    接続されたサーバ装置であって、 応答を必要とする情報を、前記ネットワークを介して前
    記クライアント装置に配信する情報配信手段と、 前記情報配信手段が配信した情報が前記クライアント装
    置において出力されてから応答が入力されるまでの時間
    を含む時間データを、前記ネットワークを介して前記ク
    ライアント装置から受信する時間データ受信手段と、 前記時間データ受信手段が受信した時間データに基づい
    て、前記クライアント装置において情報が出力されてか
    ら応答が入力されるまでの時間を認証する時間認証手段
    とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  8. 【請求項8】前記クライアント装置において配信された
    情報が出力されてから応答が入力されるまでの時間を測
    定する時間測定プログラムを、前記クライアント装置に
    配信する第1のプログラム配信手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 【請求項9】前記第1のプログラム配信手段が配信する
    時間測定プログラムは、再実行不可プログラムであるこ
    とを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】前記クライアント装置から前記ネットワ
    ークを介して送信される時間データは暗号化されてお
    り、 前記時間データ受信手段が受信した暗号化されている時
    間データを復号化する復号化手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のサー
    バ装置。
  11. 【請求項11】前記クライアント装置が前記時間データ
    を暗号化するための暗号化プログラムを、前記クライア
    ント装置に配信する第2のプログラム配信手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項10に記載のサーバ装
    置。
  12. 【請求項12】前記クライアント装置または前記クライ
    アント装置との間のネットワーク上に存在する中継装置
    が前記時間データをネットワークを介して送信するタイ
    ミングをスケジューリングするためのスケジューリング
    プログラムを、前記クライアント装置または前記中継装
    置に配信する第3のプログラム配信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記
    載のサーバ装置。
  13. 【請求項13】前記時間データ受信手段が受信した時間
    データが正当なプログラムで作成されたかどうかを監査
    するプログラム監査手段をさらに備え、 前記時間認証手段は、さらに前記プログラム監査手段に
    よる監査結果に基づいて、前記クライアント装置におい
    て情報が出力されてから応答が入力されるまでの時間を
    認証することを特徴とする請求項7乃至12のいずれか
    1項に記載のサーバ装置。
  14. 【請求項14】ネットワークを介してサーバ装置と接続
    されたクライアント装置であって、 前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信され
    た、応答を必要とする情報を受信する情報受信手段と、 前記情報受信手段が受信した情報を出力する出力手段
    と、 前記出力手段が出力した情報に対する応答を入力する応
    答入力手段と、 前記出力手段から情報が出力されてから前記応答入力手
    段に応答が入力されるまでの時間を測定する時間測定手
    段と、 前記時間測定手段が測定した時間を含む時間データを前
    記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する時間
    データ送信手段とを備えることを特徴とするクライアン
    ト装置。
  15. 【請求項15】前記時間測定手段は、前記サーバ装置か
    ら配信された情報が前記出力手段から出力されたときに
    内部タイマが計時する時間を取得する手段と、前記応答
    入力手段から応答が入力されたときに内部タイマが計時
    する時間を取得する手段と、取得したこれら2つの時間
    の差を求める手段とを備えることを特徴とする請求項1
    4に記載のクライアント装置。
  16. 【請求項16】前記時間測定手段が測定した時間を含む
    時間データを暗号化し、前記時間データ送信手段に渡す
    暗号化手段をさらに備えることを特徴とする請求項14
    または15に記載のクライアント装置。
  17. 【請求項17】前記時間データ送信手段による時間デー
    タの前記サーバ装置への送信タイミングをスケジューリ
    ングするスケジューリング手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載のク
    ライアント装置。
  18. 【請求項18】ネットワークを介して端末装置に接続さ
    れたコンピュータを、 応答を必要とする情報を、前記ネットワークを介して前
    記端末装置に配信する情報配信手段、 前記情報配信手段が配信した情報が前記端末装置におい
    て出力されてから応答が入力されるまでの時間を含む時
    間データを、前記ネットワークを介して前記端末装置か
    ら受信する時間データ受信手段、及び前記時間データ受
    信手段が受信した時間データに基づいて、前記端末装置
    において情報が出力されてから応答が入力されるまでの
    時間を認証する時間認証手段として機能させるためのプ
    ログラムを記録することを特徴とするコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】ネットワークを介して接続されたコンピ
    ュータ装置に一体となって配信されるべきデータ及びプ
    ログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 前記データは、 前記コンピュータ装置から出力されるべき、所定の応答
    を必要とする情報を含み、 前記プログラムは、 出力された情報に対する応答を外部から入力させる応答
    入力機能、 前記応答を必要とする情報が出力されてから前記応答入
    力機能に従って応答が入力されるまでの時間を測定する
    時間測定機能、及び前記時間測定機能に従って測定した
    時間を含む時間データを前記ネットワークを介して返送
    する時間データ送信機能を前記コンピュータ装置上で実
    現するものであることを特徴とするコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】前記プログラムは、さらに、前記時間測
    定機能に従って測定した時間を含む時間データを暗号化
    し、前記時間データ送信機能に渡す暗号化機能を前記コ
    ンピュータ装置上で実現するものであることを特徴とす
    る請求項19に記載のコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  21. 【請求項21】前記プログラムは、さらに、前記時間デ
    ータ送信機能による時間データの返送のタイミングをス
    ケジューリングするスケジューリング機能を前記コンピ
    ュータ装置上で実現するものであることを特徴とする請
    求項19または20に記載のコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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