JP2001100709A - 電気光学装置およびその駆動方法 - Google Patents

電気光学装置およびその駆動方法

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JP2001100709A
JP2001100709A JP28082899A JP28082899A JP2001100709A JP 2001100709 A JP2001100709 A JP 2001100709A JP 28082899 A JP28082899 A JP 28082899A JP 28082899 A JP28082899 A JP 28082899A JP 2001100709 A JP2001100709 A JP 2001100709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度な階調表示が可能で、しかも、簡単かつ
安価に構成することができる電気光学装置およびその駆
動方法を提供する。 【解決手段】 画像表示の1フィールドを複数のサブフ
ィールドに分割する。サブフィールドSF7〜SF0は
128:64:32:・・・:1の比率で輝度の重みを
持ち、これらのサブフィールドを組み合わせた電圧パル
ス波を画素に印加することにより、階調を制御する。ま
た、ディジタル制御だけで再現可能な階調のさらに中間
階調を再現するために、サブフィールドSF1およびS
F0にはV0より低い電圧V1またはV2を用いる。ま
た表示装置に使われる材料の物理的な応答特性に考慮に
入れた正確な階調表示とするため、予め実測した結果に
基づいて、各サブフィールドの幅および電位の高さを決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として液晶デ
ィスプレイやプラズマディスプレイ等、マトリクス状に
配列された画素を持ち階調表示を行う電気光学装置およ
びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのディス
プレイ、テレビジョンセット、ディジタル時計、携帯型
通信機器、プロジェクタ等の様々な用途に、装置の小型
化・薄型化が可能な液晶ディスプレイやプラズマディス
プレイなどが用いられてきている。これらの表示装置は
画素をマトリクス状に配列し、各画素に印加される電圧
を制御することによって画像の表示を行う。
【0003】これらの表示装置において中間輝度や中間
色の表示、すなわち階調表示を行うためにいくつかの方
法が考案され実施されている。ひとつの方法は画素への
印加信号のアナログ制御によるものである。これは電圧
の変化に応じて輝度が変化し表示に必要な輝度帯域が得
られる画素に対し、印加する電圧値をアナログ的に制御
することによって階調表示を行うものである。
【0004】他の方法は画素への印加信号のディジタル
制御によるものである。これは1表示サイクル内に印加
する電圧パルスの幅を時間的に制御し画素に印加するこ
とにより階調表示を行うものである。
【0005】また、特開平5−100629号に開示さ
れている方法のように、上記のアナログ表示とディジタ
ル表示を併用することにより、より高い階調度を実現し
ている例もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したアナログ制御
における問題は、表示画面全面にわたって均一で高い階
調度を実現することが困難なことである。たとえば表示
装置に使われる液晶材料においては、印加される電圧の
ダイナミックレンジは5V程度からせいぜい10V程度
しかなく、たとえば256段階の階調を実現しようとす
ると40mV以下のステップで電圧を制御せねばなら
ず、このような高精度の電圧制御を画面全体にわたって
実現することは非常に困難である。
【0007】一方、電圧ではなく時間刻みにより階調信
号を生成するディジタル制御の場合、基準クロックをも
とに階調信号を生成できるのでアナログ制御の場合より
階調制御性が良いが、階調数が増えるにしたがってそれ
も困難になる。たとえば1フレームの表示時間が16ミ
リ秒の間で256段階の階調を実現しようとすると、最
小パルス幅は60マイクロ秒程度となってしまい、たと
えばスメクティック液晶などの高速応答液晶を用いた液
晶表示装置においてもこのような短いパルスには充分反
応できない。
【0008】特開平5−100629号の発明は、これ
らアナログ制御とディジタル制御を併用することによっ
て高階調度を実現しているものの、次に述べるような欠
点がある。まず、この方法では、所望の階調を得るため
に単純に電圧値とパルス幅を決定し、電圧値の時間積分
すなわち実効平均電圧が表示輝度に比例するものとして
画素に印加している。しかし、たとえば液晶の場合、実
際にはその物理的特性により、特にパルス幅の狭い領域
において印加するパルス幅と透過度は比例せず、また電
圧値と透過度の関係も比例するわけではない。よってこ
の方法を単純に適用するだけでは、細かい微妙な階調を
正確に表示することができない。
【0009】また、この特開平5−100629号発明
はその他にも、N進法表現の信号の処理や進法変換の処
理のための回路を組み込む必要があり装置の構成が複雑
になる、またアナログ入力信号を構成要件としておりデ
ィジタル画像信号を出力する装置と接続する場合に余分
なD/A変換手段を設けなければならないといった欠点
を持っている。
【0010】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、256階調(8ビット)以上の高度な階調表示
が可能で、しかも簡単な構成により安価で実現可能な電
気光学装置およびその駆動方法を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、基板上に、マトリックス状に配置さ
れた複数の画素電極と、前記基板上において、前記画素
電極間に配置された相交差する複数のデータ線および走
査線と、前記画素電極に対応して設けられ、前記データ
線および走査線に接続された複数のスイッチング手段
と、前記スイッチング手段を介して前記画素電極へ印加
すべき駆動電圧を選択する選択手段とを具備する電気光
学装置において、前記走査線については、予め1フィー
ルドを長さが異なる複数のサブフィールドに分割し、該
サブフィールドの立ち上がり時点において走査を行い、
前記データ線については、表示すべき階調に応じて前記
サブフィールドを組み合わせ、該組み合わせによって得
られた期間に各画素に所定の電界が印加されるように前
記データ線を制御し、前記サブフィールドについては、
1フィールド内において、2つの電位のみ選択可能なデ
ィジタル駆動サブフィールドと、2つ以上の電位が選択
可能なアナログ駆動サブフィールドの、2種類に予め分
けられており、前記選択手段について、ディジタル駆動
サブフィールドについては、最大電圧を印加し、アナロ
グ駆動サブフィールドについては、該最大電圧より低い
電圧を印加するように前記選択手段を制御することを特
徴とする。
【0012】このように、本発明の駆動方法は、ディジ
タル駆動とアナログ駆動を併用している。これにより、
ディジタル駆動の利点である階調の制御を正確にかつ簡
単な構成によってできる利点が得られるだけでなく、さ
らに、走査に要する時間や画素への書き込みに要する時
間などの制約により従来のディジタル駆動のものによっ
ては達成できなかった多くの階調(例えば、256階調
あるいはそれ以上)による画像表示を簡単な回路構成に
よって達成することができる利点が得られる。
【0013】また、上記発明において、各ディジタル駆
動サブフィールドは、各サブフィールドに基づく相対輝
度が1,2,4,8,16,・・・となる長さであり、
前記各アナログ駆動サブフィールドは、長さが相対輝度
1のディジタル駆動サブフィールドの長さであって、駆
動電圧が相対輝度1/2、1/4、1/8、・・・とな
る電圧であることが好ましい。
【0014】このような駆動方法によれば、最小サブフ
ィールドをあまり短くしないでも、非常に制御性が高
い、多階調表示を得ることができる。
【0015】また、上記の発明において、各ディジタル
駆動サブフィールドは、各サブフィールドに基づく相対
輝度が1,2,4,8,16,・・・となる長さであ
り、前記アナログ駆動のサブフィールドは、駆動電圧が
一定電圧であり、長さが相対輝度1/2、1/4、1/
8、・・・となる長さであることが好ましい。
【0016】このような駆動方法によれば、アナログ駆
動用に必要な電位が1種類で済み、回路構成を簡単にで
きる利点が得られる。
【0017】また、この発明は、基板上に、マトリック
ス状に配置された複数の画素電極と、前記基板上におい
て、前記画素電極間に配置された相交差する複数のデー
タ線および走査線と、前記画素電極に対応して設けら
れ、前記データ線および走査線に接続された複数のスイ
ッチング手段と、予め1フィールドを長さが異なる複数
のサブフィールドに分割し、該サブフィールドの立ち上
がり時点において前記走査線を走査する走査線駆動回路
と、表示すべき階調に応じて前記サブフィールドを組み
合わせ、該組み合わせによって得られた期間において、
各画素に所定の電界が印加されるように前記データ線を
制御するデータ線駆動回路と、前記画素電極へ印加すべ
き駆動電圧を選択する選択手段であって、予め決められ
たディジタル駆動サブフィールドについては、最大電圧
を選択し、予め決められたアナログ駆動サブフィールド
については、該最大電圧より低い電圧を選択する選択手
段とを具備することを特徴とする電気光学装置である。
【0018】この電気光学装置によれば、ディジタル駆
動とアナログ駆動を併用しているので、階調の制御を正
確にかつ簡単な構成によってできると共に、さらに、従
来のディジタル駆動のものによっては達成できなかった
多くの階調による画像表示を行うことができる利点が得
られる。
【0019】ここで前記選択手段は、外部から供給され
る複数の電位から一つの電位を選択するスイッチ群によ
り構成されていることを特徴とする電気光学装置であ
る。
【0020】これにより、簡単な回路構成で、しかも高
速動作が可能な、電圧切り替え手段を得ることができ
る。
【0021】また、上記の発明において、各ディジタル
駆動サブフィールドは、各サブフィールドに基づく相対
輝度が1,2,4,8,16,・・・となる長さであ
り、前記各アナログ駆動サブフィールドは、長さが相対
輝度1のディジタル駆動サブフィールドの長さであっ
て、アナログ駆動電圧が相対輝度1/2、1/4、1/
8、・・・となる電圧であることが望ましい。
【0022】このような電気光学装置によれば、最小サ
ブフィールドをあまり短くしないで、非常に制御性が高
い、多階調表示を得ることができる。
【0023】また、上記発明において、各ディジタル駆
動サブフィールドは、各サブフィールドに基づく相対輝
度が1,2,4,8,16,・・・となる長さであり、
前記アナログ駆動のサブフィールドは、駆動電圧が一定
電圧であり、長さが相対輝度1/2、1/4、1/8、
・・・となる長さであることが望ましい。
【0024】このような電気光学装置によれば、アナロ
グ駆動用に割り当てる電位が1種類で済み、回路構成を
簡単にできる利点が得られる。
【0025】また、この発明は、液晶が挟持された一対
の第1および第2基板と、前記第1基板上に、マトリッ
クス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に
対向配置された共通電極と、前記第1基板の前記画素電
極間に配置された相交差する複数のデータ線および複数
の走査線と、前記画素電極に対応して設けられ、前記デ
ータ線および走査線に接続された複数のスイッチング手
段と、予め1フィールドを長さが異なる複数のサブフィ
ールドに分割し、該サブフィールドの立ち上がり時点に
おいて前記走査線を走査する走査線駆動回路と、表示す
べき階調に応じて前記サブフィールドを組み合わせ、該
組み合わせによって得られた期間において、各画素に所
定の電界が印加されるように前記データ線を制御するデ
ータ線駆動回路と、前記データ線を通じて前記画素電極
へ印加すべき駆動電圧を選択する選択手段であって、予
め決められたディジタル駆動サブフィールドについて
は、最大電圧を選択し、予め決められたアナログ駆動サ
ブフィールドについては、該最大電圧より低い電圧を選
択する選択手段とを具備することを特徴とする電気光学
装置である。
【0026】上述した発明によれば、階調制御が正確
で、しかも多階調表示を行うこができる液晶表示装置を
簡単な構成によって得ることができる効果がある。
【0027】また、上記の発明において、第1基板上に
反射板を形成することにより、反射型表示装置として構
成することが好ましい。
【0028】これにより、多階調表示を行うことができ
る反射型液晶表示装置を簡単な構成によって得ることが
でき、プロジェクタ(投射表示装置)等に用いて好適で
ある。
【0029】また、この発明は、請求項8に記載の電気
光学装置装置を備えた投射型表示装置であって、光源
と、該光源から出射された光を集光しながら前記液晶装
置へ導く集光光学系と、該液晶装置で光変調され反射さ
れた光を投射面に拡大投射する拡大投影光学系とを有す
ることを特徴とする投射型表示装置である。
【0030】このような構成によれば、多階調の投射型
表示装置を簡単かつ安価な構成によって提供することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しこの発明の一
実施形態について説明する。図2(a)は、本発明の一
実施形態によるアクティブマトリクス液晶表示装置の構
成の概要を示す回路図、同じく(b)は画素部分の詳細
図である。図2において、符号1は表示パネル、10は
表示パネル1に配列された画素、11は画素電極、12
は画素電極11への印加電圧のスイッチの役割をするT
FT(薄膜トランジスタ)、13は走査線、14はデー
タ線である。走査線13にかかる電圧が”H”のときの
み、その走査線13に接続された各TFT12がオンと
なり各画素電極11にそれぞれデータ線14により供給
される電圧が印加される。
【0032】15は複数の電位の電圧源に接続された複
数の電圧線であり、本例では、それぞれV0、V1、V
2、COM(共通電圧)の電位となっている。21は表
示データおよびコントロール信号を基に本装置による画
像表示を制御するコントローラ、22は前記の表示デー
タが一時的に蓄えられるフレームメモリ、23はフレー
ムメモリ22に蓄積された表示データを基に各画素10
の階調を制御する信号を出力するデータドライバ、24
は画素10のマトリクスを走査するために順次走査線1
3に”H”電圧を供給する走査ドライバである。コント
ローラ21から走査ドライバ24へは上記の走査のため
のタイミング信号が伝えられる。コントローラ21およ
びデータドライバ24の細部については後述する。
【0033】16は2ビットのドライブ線でありデータ
ドライバ23が出力する信号を伝達する。25はアナロ
グマルチプレクサであり、電圧線15によって供給され
る複数の電圧のうち、ドライブ線16を通して伝達され
た信号によって選択された電圧を、データ線14に出力
する。
【0034】画素10においては、画素電極11と共通
電圧COMの電位を持つ共通電極との間に液晶が挟まれ
ている。ここには、TLAFLC(Thresholdless Anti
ferroelectric Liquid Crystal、しきい値のない反強誘
電性液晶)を用いている。TLAFLCは相転移前駆現
象を示し、飽和電圧より小さい範囲において印加電圧の
変化に応じて連続的に透過光量が変化し、しかもヒステ
リシスがないという特性を持っている。また印加電圧に
関してほぼ正負対象の透過光量であり、従って交流駆動
が可能である。しかも液晶層の自発分極成分と外部電界
との相互作用により液晶が応答するので、100マイク
ロ秒以下の高速応答が可能である。また、このような構
造において各電極間の液晶はキャパシタンスとして機能
するので、印加された電圧は走査から次の走査までの一
定時間保持される。本装置では,TLAFLCを用いた
画素のこれらの特性を利用して、所望の透過光量が得ら
れるように印加するパルス電圧の波形を制御する。
【0035】図1は、本実施形態における各部の波形図
である。図1において、フィールドタイミング信号のパ
ルスと次のパルスの間が1フィールド(表示サイクル)
であり、1フィールドは本例では8つのサブフィールド
に分割されており、これにより8ビットすなわち0〜2
55の256段階の等幅階調を得るようになっている。
【0036】各画素の階調を指示する表示データは8ビ
ットで構成され、最上位のBit7から最下位のBit
0までが順次128:64:32:16:8:4:2:
1の輝度の重みを持ち、それぞれサブフィールドSF
7,・・・,SF0に対応している。図1に示すよう
に、サブフィールドの幅や電位はすべて同一ではなく、
各ビットの重みによって異なる。
【0037】本例では、上位6ビットすなわちBit7
〜Bit2にディジタル制御を用い、下位2ビットすな
わちBit1,Bit0にアナログ制御を用いている。
つまり、Bit7〜Bit2に対応するサブフィールド
SF7〜SF2はいずれも駆動電圧が最大電圧V0であ
り、パルス幅がそれぞれ異なっている。一方、Bit
1,Bit0に対応するサブフィールドSF1,SF0
は、駆動電圧が電圧V0よりも低い電圧V1あるいはV
2である。
【0038】図1の(a)と(b)は、SF7〜SF2
の部分は同じであるが、このサブフィールドSF1,S
F0の部分で違う波形をとっている。図1(a)の方法
は、サブフィールドSF1,SF0の幅をサブフィール
ドSF2の幅と同じにして、電位の高さを変えることに
よって透過光量がSF2のそれぞれ1/2および1/4
になるように制御する。一方、図1(b)の方法は、サ
ブフィールドSF1,SF0は同じ電位V2であり、パ
ルス幅を変えることによって透過光量がSF2のそれぞ
れ1/2および1/4になるように制御する。
【0039】(a)の方法はサブフィールドSF1,S
F0が短く、(b)に比べて時間をより効率的に使え
る。一方、(b)の方法は電位としてV0とCOMの他
にはV2を用意するだけでよく、(a)に比べて電圧源
部分の回路を簡略化できるというメリットがある。
【0040】階調表示においては、階調データのビット
が”1”の部分について、対応するサブフィールドにお
いて上述した電圧を印加する。図1の(a)および
(b)のそれぞれ最下段に、例として階調データが”1
0010110”の場合のそれぞれのサブフィールド構
成での印加パルス波形例を示す。
【0041】ところで、近似的には印加電圧の時間積分
が実効透過光量に比例するので、図1(a)におけるS
F7,・・・,SF0のパルス幅の理論的比率は32:
16:8:4:2:1:1:1、電圧V0、V1、V
2、COMの理論的比率は4:2:1:0である。図1
(b)では同じく、SF7,・・・,SF0のパルス幅
の理論的比率は32:16:8:4:2:1:2:1、
電圧V0、V2、COMの理論的比率は4:1:0であ
る。
【0042】つまり単純なディジタル駆動を行う際に
は、最小パルスとして1フィールドの256分の1とい
う非常に短いサブフィールドが必要だったのに対し、以
上のような方法によれば、1フィールドの65分の1か
ら66分の1の時間の最小サブフィールド構成で256
階調を得ることができる。このように必要な最小サブフ
ィールドを長くすることは、液晶への電荷の書き込み時
間を確保する上で非常に重要である。
【0043】しかし、実際には液晶の物理的反応特性に
より正確には上記の比例関係は成り立たず、特に短いサ
ブフィールドにおいてはその誤差が大きい。そこで、装
置の構成にあたっては上記の理論的比率をそのまま用い
るのではなく、予め実験等の測定によって、各サブフィ
ールドの透過光量が正しく2のべき乗の比率となるよう
にパルス幅および電位を決定しておき、それを実現する
ような装置とする。
【0044】次に、図2に示す回路の表示動作を、図1
(a)の駆動方法をとる場合を例に説明する。コントロ
ーラ21は、基準クロックに基づいてフィールドタイミ
ング信号(図1(a)参照)、サブフィールドタイミン
グ信号(同図)を生成する。そして、サブフィールドタ
イミング信号を走査ドライバ24へ出力する。走査ドラ
イバ24はサブフィールドタイミング信号を受ける毎
に、一定速度で走査線13を順次走査する。
【0045】また、コントローラ21は、フレームメモ
リ22から表示データ(8ビット/1画素)を読み出
し、サブフィールドタイミングおよび走査線駆動タイミ
ングに合わせてデータドライバ23へ出力する。すなわ
ち、まず、サブフィールドSF0(図1(a)参照)の
立ち上がりにおいて、表示データの第0ビット(LS
B)をデータドライバ23へ出力する。いま、このビッ
トが”0”であるとすると、データドライバ23は”
0”に対応するデータ”00”をアナログマルチプレク
サ25へ出力する。アナログマルチプレクサ25はこの
データ”00”を受け、電圧COMをデータ線14へ出
力する。
【0046】次に、コントローラ21は、サブフィール
ドSF1の立ち上がりにおいて、表示データの第1ビッ
トをデータドライバ23へ出力する。いま、このビット
が”1”であるとすると、データドライバ23は”1”
に対応するデータ”10”をアナログマルチプレクサ2
5へ出力する。アナログマルチプレクサ25はこのデー
タ”10”を受け、それに対応する電圧V1をデータ線
14へ出力する。これにより、該表示データに対応する
画素電極11が電圧V1の書込みを受ける。
【0047】次に、コントローラ21は、サブフィール
ドSF2の立ち上がりにおいて、表示データの第2ビッ
トをデータドライバ23へ出力する。いま、このビット
が”1”であるとすると、データドライバ23は”1”
に対応するデータ”11”をアナログマルチプレクサ2
5へ出力する。アナログマルチプレクサ25はこのデー
タ”11”を受け、電圧V0をデータ線14へ出力す
る。これにより、該表示データに対応する画素電極11
が電圧V0の書込みを受ける。なお、前述したように、
サブフィールドSF2〜SF7はディジタル駆動サブフ
ィールドであり、表示データ”1”にはつねにデータ”
11”が対応している。
【0048】次に、コントローラ21は、サブフィール
ドSF3の立ち上がりにおいて、表示データの第3ビッ
トをデータドライバ23へ出力する。いま、このビット
が”0”であるとすると、データドライバ23は”0”
に対応するデータ”00”をアナログマルチプレクサ2
5へ出力する。アナログマルチプレクサ25はこのデー
タ”00”を受け、電圧COMをデータ線14へ出力す
る。これにより、該画素電極11の電圧がクリアされ
る。以下、同様の過程が繰り返されて画素電極11の電
圧が制御される。
【0049】ここで、アナログマルチプレクサ25は、
外部で形成された複数の電位を単純な切り替えスイッチ
により切り替える構成になっているので、容量を用いて
電位を得る方法等に比べ非常に高速な動作が可能である
とともに、供給する電位を非常に精密に制御できるとい
う利点を持つ。
【0050】なお、TLAFLCは前述のように印加電
圧の正負対象性を持つため、フィールドごとに印加する
極性を逆転させる交流駆動が可能である。これによって
液晶材料の寿命をのばすことができる。この場合、電極
間に印加する電圧も極性を反転させなくてはいけない
が、その方法としては、−V0、−V1、−V2等の負
の電位を設け、アナログマルチプレクサ25によりフィ
ールド毎V0、V1、V2の値を反転させるフィールド
反転駆動を行うことが可能である。
【0051】また、本実施形態では階調データを8ビッ
トとし、上位6ビット分をディジタル制御で、下位2ビ
ット分をアナログ制御で階調を再現しているが、これ以
外のビット数の階調データでも良く、上位ビットと下位
ビットの境界も任意である。また、階調データとして2
進法以外を用いても良いが、2,4,8,16など2の
べき乗を基数とすることが回路構成上は有利である。
【0052】また、サブフィールドの並びは本実施形態
のような順序に限定されず、任意であり、またフィール
ドごとに異なっていても良い。
【0053】また、本実施形態ではTLAFLCを表示
材料としているが、これに限らず、印加電圧の変化に応
じて連続的に変化する輝度を得られるものであれば、他
の材料および発光原理を用いても良い。
【0054】また、本実施形態では単色(1次元)の階
調のみを制御しているが、単純にこれを複数組み合わ
せ、たとえば赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に
ついてそれぞれ階調制御をして、中間色を含んだカラー
表示を行うこともでき、コンピュータディスプレー、テ
レビジョン、時計、通信機器、車載用ナビゲーション装
置、プロジェクタなどさまざまな装置に適用できる。
【0055】また、上記実施形態において、特に短いサ
ブフィールドにおいては、周囲温度によって輝度が影響
を受けてしまう。そこで、温度検出器を設け、周囲温度
が低い時はパルス幅を広く、高い時はパルス幅を狭くす
るよう制御する温度制御回路を設けてもよい。
【0056】次に、上述した液晶表示装置の表示パネル
1の構成例を図3及び図4を参照して説明する。図3は
液晶装置用基板80をその上に形成された各構成要素と
共に対向基板81の側から見た平面図であり、図4は、
対向基板81を含めて示す図4のH−H’線断面図であ
る。
【0057】これらの図において、液晶装置用基板80
の上には、シール材52がその縁に沿って設けられてお
り、その内側に並行して、表示領域周辺の非表示領域を
囲む遮光膜(額縁)として、遮光膜53が設けられてい
る。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路
101及び実装端子102が液晶装置用基板80の一辺
に沿って設けられており、走査ドライバー24を構成す
る走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する2辺に
沿って設けられている。走査線に供給される走査信号遅
延が問題にならないのならば、走査線駆動回路104は
片側だけでも良い。
【0058】データ線駆動回路101はデータドライバ
23及びアナログマルチプレクサ25などから構成され
ている。これらを画面表示領域の辺に沿って両側に配列
してもよい。例えば奇数列のデータ線は画面表示領域の
一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像
信号を供給し、偶数列のデータ線は前記画面表示領域の
反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画
像信号を供給するようにしてもよい。この様にデータ線
を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動回路1
01の占有面積を拡張することができるため、複雑な回
路を構成することが可能となる。
【0059】更に液晶装置用基板80の残る一辺には、
画面表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路104
間をつなぐための複数の配線105が設けられている。
また、対向基板81のコーナー部の少なくとも一箇所に
おいては、液晶装置用基板80と対向基板81との間で
電気的導通をとるための導通材106が設けられてい
る。そして、図4に示すように、シール材52とほぼ同
じ輪郭を持つ対向基板81が当該シール材52により液
晶装置用基板80に固着されている。
【0060】ここで、本例ではデータ線駆動回路、走査
線駆動回路を液晶装置用基板上に形成する場合について
説明したが、これらの回路を別に設け、それを液晶表示
装置用基板にTABなどを用いて実装することも可能で
ある。
【0061】次に、上述した実施形態による液晶装置の
応用例について説明する。図5は、図2に示す実施形態
による液晶装置を反射型液晶装置として構成し、電子機
器に適用した1例であり、反射型液晶装置を光変調装置
として用いたプロジェクタ(投射型表示装置)の要部を
平面的に見た概略構成図である。この図5は、偏光変換
素子130の中心をとおるXZ平面における断面図であ
る。
【0062】本例のプロジェクタは、システム光軸13
1に沿って配置した光源部110、インテグレータレン
ズ120、偏光変換素子130から概略構成される偏光
照明装置100、偏光照明装置100から出射されたS
偏光光束をS偏光光束反射面201により反射される偏
光ビームスプリッタ200、偏光ビームスプリッタ20
0のS偏光反射面201から反射された光のうち、青色
光の成分を分離する。ダイクロイックミラー412、分
離された青色光を変調する反射型液晶光変調装置30
1、青色光が分離された後の光束のうち赤色光の成分を
反射させて分離するダイクロイックミラー413、分離
された赤色光を変調する反射型液晶光変調装置302ダ
イクロイックミラー413を透過する残りの緑色光を変
調する反射型液晶光変調装置303、3つの反射型液晶
光変調装置301、302、303にて変調された光を
ダイクロイックミラー412、413、偏光ビームスプ
リッタ200にて合成し、この合成光をスクリーン60
0に投射する投射レンズからなる投射光学系500から
構成されている。上記3つの反射型液晶光変調装置30
1、302、303には、それぞれ反射型液晶装置が用
いられている。
【0063】上記の構成において、光源部110から出
射されたランダムな偏光光束は、インテグレータレンズ
120により複数の中間光束に分割された後、第2のイ
ンテグレータレンズを光入射側に有する偏光変換素子1
30により偏光方向がほぼ揃った一種類の偏光光束(S
偏光光束)に変換されてから偏光ビームスプリッタ20
0に至るようになっている。偏光変換素子130から出
射されたS偏光光束は、偏光ビームスプリッタ200の
S偏光光束反射面201によって反射され、反射された
光束のうち、青色光の光束がダイクロイックミラー41
2の青色光反射層にて反射され、反射型液晶光変調装置
301によって変調される。
【0064】また、ダイクロイックミラー411の青色
光反射層を透過した光束のうち、赤色光の光束はダイク
ロイックミラー413の赤色光反射層にて反射され、反
射型液晶光変調装置302にて変調される。一方、ダイ
クロイックミラー413の赤色光反射層を透過した緑色
光の光束は反射型液晶光変調装置303によって変調さ
れる。このようにして、それぞれの反射型液晶光変調装
置301、302、303によって色光の変調がなされ
る。
【0065】反射型液晶光変調装置301、302、3
03の画素から反射された色光のうちS偏光成分はS偏
光を反射する偏光ビームスプリッタ200を透過せず一
方、P偏光成分は透過する。この偏光ビームスプリッタ
200を透過した光により画像が形成される。
【0066】反射型液晶装置は、半導体技術を利用して
画素が形成されるので画素数を多く形成でき、かつパネ
ルサイズも小さくできるので、高精細な画像を投射でき
ると共に、プロジェクタを小型化することができる。
【0067】また、上記反射型液晶装置は、各画素電極
に印加された電圧が十分に保持されると共に、画素電極
の反射率が非常に高いため鮮明な映像を得ることができ
る。
【0068】図6はそれぞれ上記実施形態の反射型液晶
装置を使った他の電子機器の例を示す外観図である。な
お、これらの電子機器では、偏光ビームスプリッタと共
に用いられる光変調装置としてではなく、直視型の反射
型液晶装置として使用されるため、反射電極は完全な鏡
面である必要はなく、視野角を広げるためには、むしろ
適当な凸凹を付けた方が望ましいが、それ以外の構成要
件は、光変調装置の場合と基本的に同じである。
【0069】図6(a)は携帯電話を示す斜視図であ
る。1000は携帯電話本体を示し、そのうちの100
1は本発明の反射型液晶装置を用いた液晶表示部であ
る。
【0070】図6(b)は、腕時計型電子機器を示す図
である。1100は時計本体を示す斜視図である。11
01は本発明の反射型液晶パネルを用いた液晶表示部で
ある。この液晶パネルは、従来の時計表示部に比べて高
精細の画素を有するので、テレビ画像表示も可能とする
ことができ、腕時計型テレビを実現できる。
【0071】図6(c)は、ワープロ、パソコン等の携
帯型情報処理装置を示す図である。1200は情報処理
装置を示し、1202はキーボード等の入力部、120
6は本発明の反射型液晶装置を用いた表示部、1204
は情報処理装置本体を示す。各々の電子機器は電池によ
り駆動される電子機器であるので、光源ランプを持たな
い反射型液晶パネルを使えば、電池寿命を延ばすことが
出来る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ディジタル駆動とアナログ駆動を併用している。こ
れにより、ディジタル駆動の利点である階調の制御を正
確にかつ簡単な構成によってできる利点が得られるだけ
でなく、さらに、従来のディジタル駆動のものによって
は達成できなかった多くの階調による画像表示を簡単な
構成によって達成することができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による液晶表示装置の
各部の波形を示す波形図である。
【図2】 同実施形態によるアクティブマトリクス液晶
表示装置の構成の概要を示す回路図である。
【図3】 同実施形態による表示パネル部分の構成を示
す平面図である。
【図4】 同実施形態による表示パネル部分の構成を示
す断面図である。
【図5】 同実施形態による液晶表示装置の応用例であ
るプロジェクタの要部概略構成図である。
【図6】 同実施形態による反射型液晶表示装置を使っ
た電子機器の例を示す外観図である。
【符号の説明】
1 表示パネル 10 画素 11 画素電極 12 TFT(薄膜トランジスタ) 13 走査線 14 データ線 15 電圧線 16 ドライブ線 21 コントローラ 22 フレームメモリ 23 データドライバ 24 走査ドライバ 25 アナログマルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA56 NA80 NC13 NC22 NC23 NC29 NC34 ND06 ND49 ND54 NE06 NG02 5C006 AA14 AA22 AF44 AF62 BB16 BC03 BC12 BF02 BF24 BF38 EA01 EC01 EC11 FA41 FA51 FA56 5C080 AA10 BB05 CC03 DD22 DD27 EE29 FF11 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、マトリックス状に配置された
    複数の画素電極と、 前記基板上において、前記画素電極間に配置された相交
    差する複数のデータ線および走査線と、 前記画素電極に対応して設けられ、前記データ線および
    走査線に接続された複数のスイッチング手段と、 前記スイッチング手段を介して前記画素電極へ印加すべ
    き駆動電圧を選択する選択手段と、 を具備する電気光学装置において、 前記走査線については、予め1フィールドを長さが異な
    る複数のサブフィールドに分割し、該サブフィールドの
    立ち上がり時点において走査を行い、 前記データ線については、表示すべき階調に応じて前記
    サブフィールドを組み合わせ、該組み合わせによって得
    られた期間に各画素に所定の電界が印加されるように前
    記データ線を制御し、 前記サブフィールドについては、1フィールド内におい
    て、2つの電位のみ選択可能なディジタル駆動サブフィ
    ールドと、2つ以上の電位が選択可能なアナログ駆動サ
    ブフィールドの、2種類に予め分けられており、 前記選択手段について、ディジタル駆動サブフィールド
    については、最大電圧を印加し、アナログ駆動サブフィ
    ールドについては、該最大電圧より低い電圧を印加する
    ように前記選択手段を制御することを特徴とする電気光
    学装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記各ディジタル駆動サブフィールド
    は、各サブフィールドに基づく相対輝度が1,2,4,
    8,16,・・・となる長さであり、前記各アナログ駆
    動サブフィールドは、長さが相対輝度1のディジタル駆
    動サブフィールドの長さであって、駆動電圧が相対輝度
    1/2、1/4、1/8、・・・となる電圧である請求
    項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記各ディジタル駆動サブフィールド
    は、各サブフィールドに基づく相対輝度が1,2,4,
    8,16,・・・となる長さであり、前記アナログ駆動
    のサブフィールドは、駆動電圧が一定電圧であり、長さ
    が相対輝度1/2、1/4、1/8、・・・となる長さ
    である請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 基板上に、マトリックス状に配置された
    複数の画素電極と、 前記基板上において、前記画素電極間に配置された相交
    差する複数のデータ線および走査線と、 前記画素電極に対応して設けられ、前記データ線および
    走査線に接続された複数のスイッチング手段と、 予め1フィールドを長さが異なる複数のサブフィールド
    に分割し、該サブフィールドの立ち上がり時点において
    前記走査線を走査する走査線駆動回路と、 表示すべき階調に応じて前記サブフィールドを組み合わ
    せ、該組み合わせによって得られた期間において、各画
    素に所定の電界が印加されるように前記データ線を制御
    するデータ線駆動回路と、 前記画素電極へ印加すべき駆動電圧を選択する選択手段
    であって、予め決められたディジタル駆動サブフィール
    ドについては、最大電圧を選択し、予め決められたアナ
    ログ駆動サブフィールドについては、該最大電圧より低
    いアナログ電圧を選択する選択手段と、 を具備することを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、外部から供給される複
    数の電位から一つの電位を選択するスイッチ群により構
    成されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記各ディジタル駆動サブフィールド
    は、各サブフィールドに基づく相対輝度が1,2,4,
    8,16,・・・となる長さであり、前記各アナログ駆
    動サブフィールドは、長さが相対輝度1のディジタル駆
    動サブフィールドの長さであって、駆動電圧が相対輝度
    1/2、1/4、1/8、・・・となる電圧である請求
    項4に記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 前記各ディジタル駆動サブフィールド
    は、各サブフィールドに基づく相対輝度が1,2,4,
    8,16,・・・となる長さであり、前記アナログ駆動
    のサブフィールドは、駆動電圧が一定電圧であり、長さ
    が相対輝度1/2、1/4、1/8、・・・となる長さ
    である請求項4に記載の電気光学装置。
  8. 【請求項8】 液晶が挟持された一対の第1および第2
    基板と、 前記第1基板上に、マトリックス状に配置された複数の
    画素電極と、 前記画素電極に対向配置された共通電極と、 前記第1基板の前記画素電極間に配置された相交差する
    複数のデータ線および複数の走査線と、 前記画素電極に対応して設けられ、前記データ線および
    走査線に接続された複数のスイッチング手段と、 予め1フィールドを長さが異なる複数のサブフィールド
    に分割し、該サブフィールドの立ち上がり時点において
    前記走査線を走査する走査線駆動回路と、 表示すべき階調に応じて前記サブフィールドを組み合わ
    せ、該組み合わせによって得られた期間において、各画
    素に所定の電界が印加されるように前記データ線を制御
    するデータ線駆動回路と、 前記データ線を通じて前記画素電極へ印加すべき駆動電
    圧を選択する選択手段であって、予め決められたディジ
    タル駆動サブフィールドについては、最大電圧を選択
    し、予め決められたアナログ駆動サブフィールドについ
    ては、該最大電圧より低い電圧を選択する選択手段と、 を具備することを特徴とする電気光学装置。
  9. 【請求項9】 前記第1基板上に反射板を形成すること
    により、反射型表示装置として構成したことを特徴とす
    る請求項7に記載の電気光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の電気光学装置装置を
    備えた投射型表示装置であって、光源と、該光源から出
    射された光を集光しながら前記液晶装置へ導く集光光学
    系と、該液晶装置で光変調され反射された光を投射面に
    拡大投射する拡大投影光学系とを有することを特徴とす
    る投射型表示装置。
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