JP2001100672A - 導電積層体とそれを用いた表示装置 - Google Patents

導電積層体とそれを用いた表示装置

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JP2001100672A
JP2001100672A JP27851599A JP27851599A JP2001100672A JP 2001100672 A JP2001100672 A JP 2001100672A JP 27851599 A JP27851599 A JP 27851599A JP 27851599 A JP27851599 A JP 27851599A JP 2001100672 A JP2001100672 A JP 2001100672A
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conductive
light source
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laminated
insulating
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Hiroshi Shimizu
廣 清水
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SUBARU ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性線状光源を台座に取り付けることが困
難で組立が容易でなかった。 【解決手段】 光源素子をレイアウトし、その素子を発
光させるために電気接続し通電させる導電部材を有する
積層部材又は配線部材であって、絶縁性シート基材の表
面に金属箔又は導電性ぺースト材を付着させ、少なくと
も1つの小孔又はスリットが加工されている導電部材を
有することを特徴とする導電積層体である。このものは
台座の一部として導電部材を備えた積層部材として使用
できるほか、導電部材を備えた配線部材としても使用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関し、
屋内外の強調表示等に文字や記号及び図形等を立体又は
平面で表示する表示装置に関するものである。より詳し
くは、本発明は表示装置における光源素子を支持し、か
つ配線するための積層部材と配線部材の構造及びその製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線状光源による表示装置にはネオ
ン管や蛍光表示管等が用いられ、文字や記号その他の形
ある物を象り、屋外の広告表示や室内装飾の強調表示等
が行なわれていたが、ネオン管や蛍光表示管等を使用し
た表示装置では、ガラス管が使用されるために任意の形
状に加工することが難しく、特殊な加工装置が必要であ
りまた熟練者による加工が必要であり、加工に費用がか
さむ。また一度象ったネオン管や蛍光表示管を再使用し
て象ることは困難であった。またこの種の表示管は消費
電力が大きい。
【0003】同様な目的の他の表示装置には、豆電球や
LEDの点光源で文字や記号を象ったり、豆電球やLE
Dを発光樹脂や蓄光樹脂よりなる透明チューブに間隔を
置いて挿入し、光源を発光させ透明チューブ全体を恰も
発光させるようにして表示する表示装置等があった。し
かしながら、豆電球やLEDの点光源で文字や記号を象
って表示する表示装置では非常に多くの点光源を必要と
し、そのため高価になり消費電力は多く必要とされてい
た。また、豆電球やLEDに透明チューブを被せて表示
する表示装置では、チューブ外径が大きく容易に文字や
記号を象ることは困難で、連続して一筆画できるような
象りでなければ実施できないという問題があった。
【0004】これらに対して、米国特許出願第08/7
36021号(1996年10月22日出願)又はそれ
に対応する特開平10−172755号(1998年6
月26日発行)は、芯電極と、芯電極を囲む電場発光層
(電場発光性粉末を透明な有機バインダーで結合したも
の)と、その周りを囲む透明又は光の透過を許す構造の
外側電極とを基本要素とする可撓性エレクトロルミネセ
ンス(EL)ファイバーが提案され、市販されている
(Har Hotzvim, Jerusalem, Israel所在のELAM社よ
り商品名LyTecその他の名で市販)。なお、芯電極
と電場発光層との間には誘電層が介在されても良く、電
場発光層と外側電極の間には透明誘電体が介在されても
良く、又一般に透明電極の周りには絶縁性の透明樹脂又
はエラストマーによる保護被覆が設けられる。また外側
電極としては透明電極の代わりにスパイラル電極を透明
な絶縁性樹脂に埋め込んだものとしても良い。この型の
可撓性ELファイバーは低電力で、発光特性が良く、折
り曲げ加工が自由であり、台座に取り付け後にも形状や
長さを自由に変えられるなど、従来の表示装置に比して
融通性が極めて高く、屋外装飾、室内装飾、宣伝媒体等
に広く応用できる利点を有する。可撓性ELファイバー
はファイバーの一端の絶縁被覆を剥いで芯電極と外側電
極を露出させ、それぞれの電極をプリント基板等の台座
に設けた一対の電極にそれぞれ半田付けするか、又は給
電線の端部に接続する必要があり、取り付け能率が悪い
欠点がある。
【0005】これに対して、本発明者は、特願平11−
14442号において、台座の表面に、可撓性ELファ
イバー等の可撓性の線状光源で、文字や図形及び記号等
を立体または平面で容易に象り、ネオンサインのように
点滅表示させることができ、半田付も不要な安全な表示
装置を提供した。同出願に記載された表示装置は、2つ
の電極を有する一本以上の可撓性の線状光源を、台座の
表面に沿って配置し、前記各2つの電極を電源に接続し
て線状光源を発光させるようにした表示装置において、
台座を絶縁部材(発泡スチロール等)と、その表裏両面
側に設けた膜状の導電部材(アルミ箔または銀、カーボ
ンブラックを樹脂に分散したもの等)と、さらにその表
裏に設けた絶縁シート(樹脂シート等)とを含む積層体
として構成し、線状光源の一端部の一方の電極を台座の
表面側から台座に設けた貫通孔又はスリットに挿入貫通
させて裏面の導電部材に接触導通させ、線状光源の該一
端部の他方の電極を台座の表面側の導電部材に接続する
ようにした。電極と導電部材の接続は半田を使用せず、
ワッシャー状の導電性弾性部材を利用することにより、
電気接続を可能にした。線状光源の電極を前記導電部材
に良好に且つ作業性良く接続するためには、前記貫通孔
又はスリットの周りの領域で前記導電部材を部分的に露
出させ、露出部分に接触している導電性弾性部材を介し
て導電部材に電気接続させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は線状光源を使
用した表示装置の改良にかかわる。上記の表示装置では
スリットまたは貫通孔は、線状光源の台座への取付に際
し、線状光源を取り付けるべき台座の位置に事前に決ま
った位置に適当な穿孔をしておかなければならない面倒
がある。本発明の目的は取付に当たって任意に位置決め
と穿孔が容易で、組立が容易で、電気接続が良く、また
絶縁性が容易な表示装置を提供することである。又、線
状光源は直径が細いので希望する広さの面で発光させる
には多数の線状光源を配列しなければならない。本発明
の他の目的は線状光源を使用して面発光効果を得ること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において、表示装
置は台座とそれに取り付けられる少なくとも1本の可撓
性の線状光源とよりなる。台座は、樹脂発泡体等の穿孔
しやすい素材よりなる絶縁部材と、絶縁性シート基材の
上にアルミ箔等の金属箔又は銀やカーボンブラック等の
導電性ペースト材等の導電部材を付着させた積層部材ま
たは細片状の配線部材とよりなる。これらの基本構造は
共通なので以下では場合により積層部材と配線部材を総
称して導電積層体と称する。積層部材の裏面には粘着性
接着剤が施されて絶縁部材に貼着できる。配線部材には
接着剤は施されない。積層部材又は配線部材である導電
積層体は、その導電部材の露出側に絶縁性インク層によ
る保護を有することができるが、それに代わって表示装
置の絶縁パネル等の保護シートを使用できる場合には不
要である。
【0008】より詳しく述べると、本発明の一つの形態
では、ELファイバー等の線状光源をレイアウトしそれ
らの電極端子を電源に接続するための台座の一部を構成
するための上に定義した導電積層体が提供される。すな
わち、導電積層体は、絶縁性シート基材の表面に、金属
箔又は導電性ぺースト層を付着させて導電部材を形成
し、前記導電部材に、少なくとも一つの小孔又はスリッ
トを加工してなることを特徴とする。この導電積層体が
積層部材の場合には、裏面に粘着性接着剤を施して絶縁
部材の片面又は両面に貼着することにより台座を構成す
る。絶縁部材は発泡樹脂のような千枚通等で容易に刺通
できる板材から形成することにより、上記小孔又はスリ
ットを通して表裏間に貫通する穿孔を容易に行うことが
できる。
【0009】この導電積層体が配線部材の場合には、絶
縁性シート基材の表面に、金属箔又は導電性ぺースト層
を付着させて導電部材を形成し、前記導線部材に、少な
くとも一つの小孔又はスリットを加工してなることを特
徴とする。この配線部材は台座に配置される線状光源の
電極端子を電源に接続するためにそのまま配線部材とし
て使用される。
【0010】これらの形態によれば、予め小孔又はスリ
ットが形成されているので、線状光源のレイアウトと取
付に際して穿孔工程を要しないで単に表面側から小孔又
はスリットに線状光源の一方の電極端子を差し込むだけ
で背面側への貫通を行うことが可能となり、或いは発泡
樹脂の絶縁部材を使用する場合には簡単な刺通具で穿孔
できる。
【0011】積層部材は刺通容易な絶縁部材の表裏に貼
着しても良く、その場合には両者の小孔又はスリットを
規則的パターンで形成して置き、両積層部材の小孔を互
いに整列させておくことにより線状光源の電極端子を容
易に台座の表面側から裏面側に貫通させることができ
る。
【0012】好ましい実施の形態においては、導電積層
体では、導電部材の表面に導電膜又は導電性弾性部材イ
ンク層が複数の島状に印刷され、該印刷されている各導
電膜又は導電性弾性インク層の中央付近には小孔又はス
リットが加工され、さらに前記印刷されている中央付近
以外には絶縁性インクでオーバーコートされていること
を特徴とする。導電膜又は導電性弾性インク層は電気接
続を確実にする。オーバーコート層は絶縁性を確保す
る。なお表示装置両側に絶縁性パネル等が使用される場
合にはオーバーコートはなくても良く、導電膜又は導電
性弾性部材インク層の島状の印刷を行う代わりに、全面
を導電膜又は導電性弾性部材インク層出印刷し、導電膜
がカーボンブラック等の練り混みで黒色を呈する場合に
はそれを利用して線状光源の背景を暗くして線状光源の
発光を目立たせることも可能である。
【0013】本発明の他の形態においては、上記の導電
積層体を用いた表示装置が提供される。すなわち、導電
積層体を積層部材として使用する表示装置では、積層部
材は絶縁部材の片面又は両面に貼着されて台座を構成
し、表示側に2つの電極を有する少なくとも1つの線状
光源を配置し、前記積層部材を貼着した絶縁部材の端部
の周囲は枠体で囲まれて、積層部材中の導電部材は接続
端子に電気接続されていることを特徴とする。ここに絶
縁部材はポリスチロール発泡体のような容易に刺通でき
る合成樹脂材料より構成される。
【0014】本発明のさらに他の形態は、前記絶縁部材
の裏側には導電部材やプリント板でパターンが配され、
該パターンの引出端子には鋲が導電性弾性部材を介して
挿入され前記配線部材と電気接続され、さらに前記配線
部材は前記線状光源の電極に前記導電性弾性部材を介し
て挿入され電気接続されていることを特徴とする表示装
置である。
【0015】本発明の他の形態は、前記枠体は3列の溝
を有し、第1列目の溝には保護シートが挿入され第2列
目には前記積層部材が挿入され第3列目には目隠し用の
裏板が挿入されていることを特徴とする表示装置であ
る。
【0016】本発明のさらに他の形態によると、前記枠
体は、一辺に接続端子が取り付けられ、少なくとも一辺
が止めネジやフックで開放自在な構造となっていること
を特徴とする表示装置である。
【0017】絶縁性シート基材の表面に、金属箔又は導
電性ぺースト層を付着させて導電部材を形成し、前記導
線部材に、小孔又はスリットを加工してなることを特徴
とする導電積層体(積層部材又は配線部材)を使用した
表示装置に、ELファイバー等の線状光源をレイアウト
しそれらの電極端子を前記導電部材を介して電源に接続
してなり、前記線状光源により囲まれる所望領域に反射
シートを配置したことを特徴とする。この形態では、線
状光源による発光領域が拡大され、表示効果を向上する
ことができる。
【0018】本発明の更に他の特徴によれば、光源素子
をレイアウトし、その素子を発光させるために電気接続
し通電させる導電部材を有する積層部材又は配線部材で
あって、絶縁性シート基材の表面に金属箔又は導電性ぺ
ースト材を付着させ、前記両層を刺通可能な厚さとした
ことを特徴とする導電積層体が提供される。本発明の他
の特徴によれば、光源素子をレイアウトし、その素子を
発光させるために電気接続し通電させる導電部材を有す
る積層部材又は配線部材であって、絶縁性シート基材の
表面に金属箔又は導電性ぺースト材を付着させ、前記両
層を刺通可能な厚さとしたことを特徴とする導電積層体
を、刺通可能な樹脂発泡体の少なくとも一面に接合した
台座が提供される。これらの導電積層体又は台座によれ
ば、自由なレイアウトが可能となる。ただし積層部材を
使用して構成される台座は全体的に容易に刺通できる素
材から選択する必要がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を詳しく説明する。図1は本発明の表示装置の一例を
示す分解斜視図であり、導電積層体が積層部材1として
使用されている例である。図2はこの表示装置に使用さ
れる積層部材1を備えた台座の詳細を示す。積層部材1
は樹脂発泡体製の厚い絶縁部材1eの表面及び裏面に貼
着されて台座を構成しており、積層部材1には多数の十
字形で示した小孔又はスリット1gが形成されており、
積層部材1の表面には複数本の可撓性ELファイバー等
の線状光源2(後述)を折り曲げて文字・記号・意匠等
を表現するようにレイアウトしてあり、各線状光源2の
一方の電極端子は小孔又はスリット1gから絶縁部材1
eを貫通して背面の積層部材の対応する小孔又はスリッ
トに出てそこで台座の背面側の積層部材1中の導電部材
1aに接続されている。他方の電極端子は台座の表面側
の積層部材1中の導電部材1aに接続されている。な
お、台座を枠体5に固定する際に発泡体である絶縁部材
1eの取付強度を確保するために絶縁部材1eを切り欠
いてそこに樹脂製止めモールド1hを埋設してある。
【0020】線状光源を取り付けた台座は透明な樹脂製
の保護シート(又はパネル)3及び裏板4と重畳した状
態で枠体5に取り付けられる。この取付を容易にするた
めに、枠体の内面に沿って3列の溝を形成して置き、こ
れらの溝に保護シート3、台座、及び裏板4をそれぞれ
挿入し、四角形に閉じ、止めモールド1hを利用してネ
ジ7により枠体と各部材とを相互に固定する。表裏の積
層部材1からは接続端子6が引き出される。
【0021】図2は図1で使用された台座と、線状光源
の取付構造を示す。図示のように、台座は発泡スチロー
ルのような厚手の絶縁部材1eの両面に積層部材1を貼
着した構造をしている。各積層部材1は、ポリエステル
フィルムのような絶縁性シート基材1cの上に、アルミ
ニウム箔のような金属箔又は銀やカーボンブラック等の
導電粉末を樹脂バインダーに分散した導電性塗料からの
印刷層のような導電部材1aを積層し、その上に所定の
規則的な間隔で導電性塗料による導電膜1fを島状に印
刷し、さらに導電膜の中央部を除いて導電部材1aの前
面に絶縁性インク層1bを形成して成る。導電膜1fの
中央部には積層部材1の厚さを貫通する小孔又は十字そ
の他のスリット1g(図1)が形成される。積層部材1
の下面には粘着性接着剤層1dが形成され、組み立て前
には剥離シートにより保護されている。接着剤層1dは
絶縁部材1eに接着されており、こうして台座が形成さ
れている。なお、後で説明するように、複数の線状光源
の発光に時間差を必要とする場合には、台座の裏面側の
積層部材1に使用する導電部材1aは分割して相互に絶
縁し、時間スイッチを介して電源に接続する。なお、導
電部材1aの厚さは15ミクロン程度、絶縁性シート基
材1cは75ミクロン程度であり、積層部材は全体的と
して可撓性を有する。
【0022】線状光源2を戻り止め先端を有するフック
部材12やリング部材13に支持させ、該先端を台座の
表面側の選択され定置の小孔又はスリット1gから絶縁
部材1eに差し込むことによりレイアウトし、それら線
状光源2の同心電極の芯電極2aを図2のように選択し
た位置の小孔又はスリット1gから裏面まで差し込み、
導電性弾性部材8を利用して導電膜1fを介して裏面側
の導電部材1aに接続する。絶縁部材1eは適当な刺通
部により容易に穿孔できる。外側電極2bを導電性弾性
部材8を利用して表面側の導電膜1fに接触させること
により、導電部材1aに電気接続する。導電性弾性部材
8を使用すると、半田付けをしなくても表示電圧を印加
するに充分な電気接続が可能となる。
【0023】以下に説明するように、場合により絶縁性
インク層1bは省略して良い場合があり、また島状の導
電膜(導電インキから印刷)1fも省略して良い場合が
あり、また、全面に導電膜を印刷する場合もある。裏面
側の積層部材1は使用しないで、あとで詳しく述べる配
線部材を裏面側の配線に使用しても良い。
【0024】図3〜図6は本発明の各種の導電積層体1
の構造を示す。まず図3を参照するに、導電積層体1
は、ポリエステルフィルムのような絶縁性シート基材1
cの上に、アルミニウム箔のような金属箔又は銀カーボ
ンブラック等の導電粉末を樹脂バインダーに分散した導
電性塗料からの印刷層のような導電部材1aを積層し、
裏面に粘着性接着剤層1dを形成して成り、これらの層
を貫通する小孔又はスリット1gが全面に一定間隔で形
成されている。この実施例は図1〜2に関連して説明し
たと同様な仕方で台座を構成できる。この場合に導電部
材1aには図2の積層部材1のものとは異なり、島状の
導電膜1fも絶縁性インク層1bも存在しないが、導電
膜1fの使用は望ましいとはいえ、導電性弾性部材8に
より充分な接続を確保できる場合には使用しなくても良
い。また表面に絶縁性保護シート又はパネルを配置する
場合には絶縁性インク層は印刷しなくて良い。
【0025】図5は図2の例で使用した積層部材1を示
す。積層部材1は、ポリエステルフィルムのような絶縁
性シート基材1cの上に、アルミニウム箔のような金属
箔又は銀やカーボンブラック等の導電粉末を樹脂バイン
ダーに分散した導電性塗料からの印刷層のような導電部
材1aを積層し、その上に所定の規則的な間隔で導電性
塗料による導電膜1fを島状に印刷し、さらに導電膜の
中央部を除いて導電部材1aの前面に絶縁性インク層1
bを形成して成る。導電膜1fの中央部には積層部材1
の厚さを貫通する小孔又は十字その他のスリット1gが
形成される。積層部材1の下面には粘着性接着剤層1d
が形成され、組み立て前には剥離シートにより保護され
ている。島状の導電膜1fを使用すると接続をより確実
にでき、絶縁性インク層1bを使用すると電気絶縁性が
より確実になる。
【0026】図5は導電積層体が配線部材の場合であ
る。配線部材1は、ポリエステルフィルムのような絶縁
性シート基材1cの上に、アルミニウム箔のような金属
箔又は銀やカーボンブラック等の導電粉末を樹脂バイン
ダーに分散した導電性塗料からの印刷層のような導電部
材1aを積層し、これらの層を貫通する小孔又はスリッ
ト1gが全面に一定間隔で形成されている。配線部材1
は細片状に形成される。
【0027】図6はより好ましい配線部材の例を示し、
配線部材1は、ポリエステルフィルムのような絶縁性シ
ート基材1cの上に、アルミニウム箔のような金属箔又
は銀やカーボンブラック等の導電粉末を樹脂バインダー
に分散した導電性塗料からの印刷層のような導電部材1
aを積層し、その上に所定の規則的な間隔で導電性塗料
による導電膜1fを島状に印刷し、さらに導電膜の中央
部を除いて導電部材1aの前面に絶縁性インク層1bを
形成して成る。導電膜1fの中央部には積層部材1の厚
さを貫通する小孔又は十字その他のスリット1gが形成
される。配線部材1は細片状に形成される。島状の導電
膜1fを使用すると接続をより確実にでき、絶縁性イン
ク層1bを使用すると電気絶縁性がより確実になる。
【0028】積層部材と配線部材を一緒に表示装置に使
用する例を図7〜8に関連して説明する。これらの図に
おいて図1と同一の参照符号は共通の部材を示すので、
必要な場合以外は説明を省略する。台座の表面側は図4
に示した積層部材1で構成され、線状光源2−1、2−
2、...がその表面にレイアウトされて所定の表示面
を形成している。その他の構成は図2に関して詳しく説
明した通りであるので詳細はそちらを参照されたい。図
8に示したように、台座の背面側には絶縁部材1eが露
出しており、そこから線状光源の一方の電極端子2−1
a、2−2aが露出し、それらに図5に示した配線部材
9−1、9−2(絶縁シート基材9−1c、9−2cに
導電部材9−1a、9−2aがそれぞれ積層されたも
の)の導電部材9−1a、9−2aの一端部が導電性弾
性部材8を介して折り曲げ止められている。また配線部
材9−1、9−2の他端部は絶縁部材1eの縁部に貼着
されたプリント板11のパターンに鋲10で止められて
いる。これらプリント板11のパターンの他端子は接続
端子6に電気接続され、直接又は時間スイッチを介して
電源に接続されている。配線部材は片面が絶縁されてい
るので、図7のように互いに重畳して使用することがで
きる。なお、図5の例では導電部材1aの幅を絶縁性シ
ート基材1cの幅よりも小さくすることにより絶縁性を
向上して短絡を防ぐことができる。図6の配線部材も同
様に使用することができる。
【0029】図9は、絶縁部材1eの表面に図4に示し
た積層部材を貼着し、絶縁部材1eの裏面には図3に示
した積層部材を貼着した表示装置を示す。表面側の構造
は図2に関連して説明したとおりであり、詳しくはそち
らを参照されたい。裏面側では、線状光源の一方の電極
端子は絶縁部材1eの裏面に露出され、ワッシャー状の
導電性弾性部材8を利用して電極端子を曲げつけること
により固定かつ電気接続される。この例では導電部材1
eは剥き出しになるが、背板(図1の4)を絶縁板によ
り構成することにより絶縁ペースト層を印刷する必要は
ない。
【0030】図10は図2に示した表示装置の改良例で
ある。この例では図2のように表裏の積層部材を絶縁部
材1eの両面全面に形成する代わりに、裏面側の導電部
材1aを分割して1−1a、1−2aに分割し、それら
を時間スイッチにより時間差駆動するようにしたもので
ある。これにより異なった色の線状光源により表現され
た文字・図形を時間差を持って周期発光させることがで
きる。
【0031】線状光源は発光面積が小さく、それが象る
字画を表示できるに過ぎない。図11に例示した表示装
置は発光面積を拡大することができる例である。すなわ
ち例えば図1に示した表示装置において、各文字の字画
を線状光源により表現しないで、各文字の輪郭を線状光
源2により象り、各文字の線状光源により囲まれる領域
に線状光源の色と同一の色に着色した反射シート20を
貼着し、その裏面には白色シート22を介在させる。反
射シート20としては着色プラスチックシートの裏面に
微細な6角形の突起21を多数密着して配列したものが
適している。このような反射シートは市販されている。
線状光源2から反射シート20に入射した光は突起21
により乱反射されて前方に光を変更する。これにより文
字の字画の全部が光り、実効的な発光面積が拡大する。
【0032】以上の各実施例において、積層部材又は配
線部材が刺通具により簡単に穿孔できる場合には、小孔
またはスリットは省略して良い。この場合に自由なレイ
アウトが可能となる。
【0033】
【発明の効果】上記の表示装置ではスリットまたは貫通
孔は、線状光源の台座への取付に際し、線状光源を取り
付けるべき台座の位置に事前に決まった位置に適当な穿
孔をしておかなければならない面倒があったが、本発明
によると、線状光源の取付に当たって任意に位置決めと
穿孔が容易で、組立が容易で、電気接続が良く、また絶
縁性が容易な表示装置を提供することができる。又、線
状光源は直径が細いので希望する広さの面で発光させる
には多数の線状光源を配列しなければならないが、本発
明では線状光源を使用して面発光効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の表示装置の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す表示装置を組み立てた状態での部分
断面図である。
【図3】本発明に係る積層部材の一例を示す部分断面図
である。
【図4】本発明に係る積層部材の他の一例を示す部分断
面図である。
【図5】本発明に係る配線部材の一例を示す部分断面図
である。
【図6】本発明に係る配線部材の他の一例を示す部分断
面図である。
【図7】本発明に係る第2の実施形態の表示装置の構成
を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示す表示装置を組み立てた状態での部分
断面図である。
【図9】本発明に係る第3の実施形態の表示装置の組み
立てた状態での部分断面図である。
【図10】本発明に係る第4実施形態の表示装置の組み
立てた状態での部分断面図である。
【図11】本発明の第5実施形態の表示装置の正面図で
ある。
【図12】図11のA−A部分断面図である。
【符号の説明】
1 導電積層体(積層部材又は配線部材) 1a 導電部材 1b 絶縁性インク層 1c 絶縁性シート基材 1d 粘着性接着剤層 1e 絶縁部材 1f 導電膜 1g スリット 1h 止めモールド 2 線状光源 2a 芯電極 2b 外側電極 3 保護シート 4 裏板 5 枠体 6 接続端子 7 ネジ 8 導電性弾性部材 9 配線部材 10 鋲 11 プリント板 12 フック部材 13 リング部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源素子をレイアウトし、その素子を発
    光させるために電気接続し通電させる導電部材を有する
    積層部材又は配線部材であって、絶縁性シート基材の表
    面に金属箔又は導電性ぺースト材を付着させ、少なくと
    も1つの小孔又はスリットが加工されていることを特徴
    とする導電積層体。
  2. 【請求項2】 前記導電積層体は積層部材であり、前記
    導電部材の表面に導電膜又は導電性弾性部材インクが印
    刷されて、該印刷されている中央付近には小孔又はスリ
    ットが加工され、前記印刷されている中央付近以外には
    絶縁性インクでオーバーコートされて、前記基材の裏面
    には粘着性接着剤を付着させて絶縁部材の両面又は片面
    に貼付けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    導電積層体。
  3. 【請求項3】 前記導電積層体は配線部材であり、前記
    導電部材の表面に導電膜又は導電性弾性部材インクが印
    刷されて、該印刷されている中央付近には小孔又はスリ
    ットが加工され、前記印刷されている中央付近以外には
    絶縁性インクでオーバーコートされていることを特徴と
    する請求項1に記載の導電積層体。
  4. 【請求項4】 請求項1から3に記載の導電部材を有す
    る積層部材と導電部材を有する配線部材のいずれかを用
    いた表示装置であって、前記積層部材の表示側に2つの
    電極を有する少なくとも1つの線状光源を配置し、前記
    積層部材の端部の周囲は枠体で囲まれて、前記導電部材
    は接続端子に電気接続されていることを特徴とする表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁部材の裏側には前記導電部材や
    プリント板でパターンが配され、該パターンの引出端子
    には鋲が導電性弾性部材を介して挿入され前記配線部材
    と電気接続され、さらに前記配線部材は前記電極に前記
    導電性弾性部材を介して挿入され電気接続されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記枠体は3列の溝を有し、第1列目の
    溝には保護シートが挿入され第2列目には前記積層部材
    が挿入され第3列目には目隠し用の裏板が挿入されてい
    ることを特徴とする請求項4及び5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記枠体は、一辺に接続端子が取り付け
    られ、少なくとも一辺が止めネジやフックで開放自在な
    構造となっていることを特徴とする請求項6に記載の表
    示装置。
  8. 【請求項8】 前記線状光源はエレクトロルミネセンス
    ファイバーであることを特徴とする請求項4に記載の表
    示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から3に記載の導電部材を有す
    る積層部材と導電部材を有する配線部材のいずれかを用
    いた表示装置であって、前記積層部材の表示側に2つの
    電極を有する少なくとも1つの線状光源を配置し、前記
    積層部材の端部の周囲は枠体で囲まれて、前記導電部材
    は接続端子に電気接続され、前記線状光源により囲まれ
    る領域に反射シートが配置されていることを特徴とする
    表示装置。
  10. 【請求項10】 台座の表示側に2つの電極を有する少
    なくとも1つの線状光源を配置し、前記線状光源により
    囲まれる領域に反射シートを配置したことを特徴とする
    表示装置。
  11. 【請求項11】 光源素子をレイアウトし、その素子を
    発光させるために電気接続し通電させる導電部材を有す
    る積層部材又は配線部材であって、絶縁性シート基材の
    表面に金属箔又は導電性ぺースト材を付着させ、前記両
    層を刺通可能な厚さとしたことを特徴とする導電積層
    体。
  12. 【請求項12】 光源素子をレイアウトし、その素子を
    発光させるために電気接続し通電させる導電部材を有す
    る積層部材又は配線部材であって、絶縁性シート基材の
    表面に金属箔又は導電性ぺースト材を付着させ、前記両
    層を刺通可能な厚さとしたことを特徴とする導電積層体
    を、刺通可能な樹脂発泡体の少なくとも一面に接合した
    台座。
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