JP2001356722A - 表示装置、表示装置用多層構造体および表示装置用発光ダイオード - Google Patents
表示装置、表示装置用多層構造体および表示装置用発光ダイオードInfo
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Abstract
可能な発光ダイオードを具えた表示装置を実現するこ
と。 【解決手段】 本発明の表示装置は、第1と第2と第3
の絶縁性発泡プラスチック層(11、12、13)と、
第1と第2の発泡プラスチック層の間の第1の導電層
(21)と、第2と第3の発泡プラスチック層の間の第
2の導電層(22)とを有する多層構造体(10)を具
え、さらに、多層構造体の表示面における実質的に任意
の位置に差込み可能な複数の発光ダイオード(31)を
具える。第1と第2の導電層は少なくとも繊維を含んで
いる層である。各発光ダイオードは長い端子(42)と
短い端子(43)を有する。長い端子は第1の導電層に
対する絶縁被覆(44)を有する。
Description
の表示面における実質的に任意の位置に複数の発光素子
が取付けられる表示装置、およびそのような表示装置用
の多層構造体および発光素子に関する。
体を有するボードに、短い電極プラグと所要部分を絶縁
した長い電極プラグとを有する発光ダイオードがさされ
た構成の電光板は知られている。
合成樹脂または金属製の2枚の導電性薄板とその間に挟
まれた絶縁性薄板とからなる表示板に、短い電極と絶縁
被覆層を有する長い電極とを有する発光ダイオードが嵌
挿される位置表示装置が知られている。
導電層と軟質合成樹脂の2または3つの絶縁層とからな
る積層シートに、先端部以外が絶縁被覆された長接触針
と短接触針とを有する発光ダイオードを挿入接触させた
表示装置が知られている。
光ダイオードの端子(リード・フレーム)と導電層との
接触が不充分および不安定で、発光ダイオードの中には
その端子との間の充分な電気的接触が得られずに発光し
損なったり、時間経過とともにその接触部分が酸化して
給電できなくなる傾向があった。また、そのような従来
の表示装置では点灯される発光素子の領域を選択できな
い。
における実質的に任意の位置に発光素子を取付けること
ができる表示装置を実現することである。本発明の別の
目的は、表示装置用の多層構造体において差し込まれる
発光素子端子との間に安定性した導電性接触を形成する
導電層を実現することである。本発明のさらに別の目的
は、点灯される発光素子の領域を選択できる表示装置を
実現することである。
示装置(1)は、表示面側からそれぞれ順に配置された
第1と第2と第3の絶縁性層(11、12、13)と、
第1と第2の絶縁性層の間に挟まれた第1の導電性層
(21)と、第2と第3の絶縁性層の間に挟まれた第2
の導電性層(22)とを有する多層構造体(10)と;
多層構造体の表示面に取付けられる複数の発光素子(3
1)と、を具える。第1と第2と第3の絶縁性層は、針
状物によって突き刺して孔を開けることができる素材で
できている。第1と第2の導電性層は、針状物によって
突き刺して孔を開けることができる繊維を含む層であ
る。複数の発光素子の各々は長い導体端子(42)と短
い導体端子(43)とを有する。その両導体端子の対は
多層構造体に表示面側から差込まれる。その両導体端子
の対は多層構造体の表示面における実質的に任意の位置
に差込み可能である。長い導体端子は、多層構造体に表
示面側から差込まれることによって第1と第2の絶縁性
層と第1の導電性層とを貫通して第2の導電性層に接触
する。長い導体端子は、多層構造体における第1の導電
性層の位置に対応する部分に(即ち、多層構造体に差込
まれたときに第1の導電性層と接触する部分に)絶縁被
覆(44)を有していて第1の導電性層から絶縁され
る。短い導体端子は、多層構造体に表示面側から差込ま
れることによって第1の絶縁性層を貫通して第1の導電
性層に接触する。
第3の絶縁性層は絶縁性発泡プラスチックからなる。本
発明のさらに別の特徴によれば、第1と第2の導電性層
のうちの少なくとも一方は、互いに分離された任意の形
状の複数の領域に分割されている。本発明のさらに別の
特徴によれば、発光素子の長い導体端子は、発光素子の
短い導体端子の長さに対応する発光部側の端子部分の少
なくとも所定の一部に絶縁被覆を有する。その絶縁被覆
は、テーパ形状または先細の形状を有する。
成することができる。また、本発明によれば、表示装置
におけるその発光素子の取付けの位置の柔軟性およびそ
の取付けの安定性が得られ、また、芸術性または意匠性
のある点描形態の画像を表示装置上で表現することがで
きる。
第2の導電性層は織布または不織布を含む層からなり、
織布または不織布は発光素子の導体端子との間に安定し
た電気的接触を形成する。
一実施形態である多層構造のサインボード1の外観(斜
視図)を示している。サインボード1は、3つの絶縁層
(即ち絶縁性層)として互いに重ねられた絶縁性の3枚
のボードまたは板11、12および13と、その互いに
隣接するボードの間にそれぞれ挟まれた柔軟な2つの導
電層(即ち導電性層)21および22とを有する多層構
造体である多層ボード10を具え;さらに、この多層ボ
ード10の一方の表示面15に取付けられた発光素子ま
たは発光半導体素子としての複数の発光ダイオード31
を具えている。多層構造体およびその表示面の形状は、
図1の実施形態では平坦な(平面状の)長方形状である
が、円形状、楕円形状または星形状等の任意の面形状で
もよく、また、球面状、円筒状または円錐状等の任意の
湾曲面を有するものであってもよい。導電層21または
22の一方を負極とし他方を正極として直流電源16の
給電線にそれぞれ接続する。
および動作の原理を説明するための図である。図3は、
線3−3で切った図2のサインボードの垂直断面図であ
る。図2および図3において、各発光ダイオード31は
発光部41と正極および負極の2本の導体端子42およ
び43からなる1対の端子とを有し、その2本の端子は
それぞれ対応する極性の導電層の表示面からの深さに対
応した異なる長さを有する。その長い方の端子42は、
少なくとも導電層21と接触する端子部分に絶縁被覆4
4が施されており、好ましくはその端子部分を含むその
発光部41側の根本46から中間部47までの範囲の端
子表面に絶縁被覆44が施されている。絶縁被覆が施さ
れるその根本から中間部までの距離は1つの絶縁層11
と1つの導電層21の合計の厚さより幾分長くなるよう
に設定される。なお、各図面において、共通のまたは対
応する構成要素には同じ番号が付されている。
された多層構造体である多層ボード10の2つの導電層
21および22に、必要に応じて可変抵抗28を介して
直流電源(約2V)の負極および正極をそれぞれ接続
し、多層ボードの表示面15に発光ダイオード31を差
込むと、発光ダイオード31の長短2つの端子間に順方
向電流(約20mA)が流れて発光する。長い端子42
の発光部41側から中間部47にわたって施した絶縁被
覆44によって端子42と導電層21の間の導通が阻止
される。
ド11、12、13の構成を説明する。図1〜3におけ
る絶縁性ボード11、12、13は、その材質が或る程
度柔らかく、適度の圧縮硬さを有していて変形しにく
く、針状物を突き刺すことにより容易に孔を形成するこ
とができるものが好ましい。この実施形態では、絶縁性
ボードとして、発泡プラスチック・ボード(例えば厚さ
10mmまたは5mmのボード)を使用する。そのボー
ドの発泡プラスチックとしては、典型的には発泡ポリス
チレン(いわゆる発泡スチロール)を用いるが、その
他、例えば発泡ポリウレタン、ポリエチレン等を用いて
もよい。また、絶縁層として例えば絶縁性の化学繊維の
ような繊維の層を用いてもよい。実施例として、それぞ
れ厚さ10mmまたは5mmの3枚のボードとその間に
挟まれた2つの導電層とからなる、合計の厚さ(T)約
30mm〜約15mm、高さ(H)約75mm〜約90
0mm、幅(W)約75mm〜約600mmの様々な寸
法の多層ボードを試作した。
いて、カーペット固定用ピン(鋲)等の先端の尖った針
をボードに突き刺してガイド用の孔48を先に形成しそ
の孔に発光ダイオードの端子を挿入すると、多層ボード
への端子の差込みが簡単になる(図3)。また、通常の
発光ダイオードにおける剛性を有する端子(リード・フ
レーム)であれば、図5に示されているように、ガイド
孔を形成することなくその端子を直接そのボードに突き
刺すことができる。多層ボードは、端縁部の少なくとも
一部に、例えば四隅に絶縁性の接着テープ25を貼って
固定すればよい(図1)。その代替手段として、多層ボ
ードの周辺部、例えば四隅にボルト貫通孔を形成して絶
縁性プラスチックのボルトとナットによって多層ボード
を固定してもよい。多層ボードの表示面側の表面にパル
プ紙または塗料が載りやすいプラスチック・ペーパを接
着剤で貼り合わせてサインボード表示面を形成すると、
その表示面に色を塗ったり絵を描いたりすることができ
る。
る。導電層21、22は、発光ダイオードの端子を差込
むためのガイド孔が上述のように針を突き刺すことによ
って容易に形成され、即ち穿孔が容易で、導電性が高
く、そのような導電層の孔と発光素子の端子との間に充
分な電気的接触が得られるものが好ましい。その各導電
層は単一層構造でも複数層構造でもよい。その導電層
は、穿孔が容易で柔軟なシート状の導電性材料、例え
ば、導体金属が被覆された導電性の布、目の細かいステ
ンレス網、スチール・ウール、または炭素繊維(カーボ
ンファイバ)の織布または不織布等のシート状繊維の材
料群の中から少なくとも1つ(1枚)、および場合によ
ってはさらにアルミニウム箔、銅箔またはシールド・ペ
ーパ等の材料群の中から1つ(1枚)を選択しまたは任
意の組合わせで複数選択して、単独でまたは積層して形
成する。その金属被覆を有する導電性布として、銅およ
び/またはニッケルが被覆された好ましくは合成繊維、
その他の化学繊維または天然繊維の織布または不織布を
用いればよい。その繊維素材は、例えばポリエステル、
アクリル、ナイロン等である。導電層としては、取扱い
の容易性、裁断成形の容易性および裂けにくさから導電
性の布を用いるのが好ましい。金属被覆を有する導電性
の合成繊維の織布または不織布は、繊維、糸または布に
銅またはニッケルのメッキを施し、またはその銅メッキ
の上にニッケル・メッキを施すことによって得られる。
試作品に用いた金属被覆を有する導電性布の厚さは概ね
約0.1〜0.2mmであるが、この発明による導電層
としてはそれ以上の厚さの布を使用してもよい。その金
属被覆を有する布は1枚でも充分高い導電性が得られる
ことを発明者は確認した。
層して形成した導電層21または22の例を示してい
る。図4(B)は、2枚のアルミニウム箔401とその
間に挟んだシート状のスチールウール402とで形成し
た導電層の例を示している。図4(C)は、2枚のアル
ミニウム箔とその間に挟んだ目の細かいステンレス網4
03とで形成した導電層の例を示している。図4(D)
は、2枚のアルミニウム箔401とその間に挟んだ炭素
繊維不織布または織布400とで形成した導電層の例を
示している。図4には示されていないが、銅および/ま
たはニッケルをコーティングした導電性の布を単独で導
電層を形成してもよい。上述のようなアルミニウム箔や
スチールたわし等の金属材で導電層を形成する場合は、
それに防錆剤(市販の接点復活剤)を塗布しておくと酸
化被覆が形成されにくくなり導電層と端子の間の接触が
良好に維持される。各導電層は、発泡プラスチック・ボ
ードの1つの面の全面または一部に接着剤または両面テ
ープを用いて接着するとずれにくくなる。シート状の複
数の導電性材料を積層して形成した導電層を用いる場合
にはその各シート状材料間を必要に応じて一部または全
面を接着剤または両面テープで互いに接着してもよい。
3における差込まれる発光素子として使用される発光ダ
イオード31は、一般的には市販の発光ダイオードを加
工して形成することができ、典型例としては、或る程度
の剛性を有する細長い針状のほぼ平行な2本の導体端子
(リード・フレーム、足)と、エポキシ樹脂等のプラス
チックに樹脂モールドされたLED素子(ペレット)4
5を含んだ発光部41とを有する発光ダイオードであ
る。そのような発光ダイオードには赤、黄、緑、青等の
相異なる色の種々の発光レベル(例、2V用、4V用)
を有するカラー発光ダイオードがある。発光素子として
は、入手の容易性、素子の寿命、サイズの小ささおよび
電圧バイアス方向による素子の選択性の点で、発光ダイ
オードを使用することが好ましいが、例えば、別の発光
半導体素子である電界発光セル(ELセル)や、ほぼ平
行な2本の針状の端子が例えば半田付けによって固着さ
れた豆電球等を用いることも可能である。
ードの端子の構造を説明すると、発光ダイオード31の
一方の端子(負極)43は、第1の絶縁性ボード11と
第1の導電層21とを貫通して先端が第2の絶縁性ボー
ド12の内部に達するような長さに短く切って長さを調
整する。発光ダイオードの他方の端子(正極)42は、
第1の絶縁性ボード11と第1の導電層21と第2の絶
縁性ボード12と第2の導電層22を貫通して先端が第
3の絶縁性ボード13の内部に達するような長い長さに
する。その他方の端子42における端子の根本46(発
光部41側)から第2の絶縁性ボード12の内部の中間
部47までの範囲の端子部分に絶縁被覆44を施して、
第1の導電層21に対する絶縁を形成する。その絶縁被
覆は、端子根本46側を太く端子先端側を細く例えばテ
ーパ状に形成すると、端子と孔の内壁との間の接触面積
が大きくなり、さらに発泡プラスチック材料の弾力性お
よび静止摩擦力との関係で端子をサインボードに差込ん
だときに発光ダイオードは多層ボードにより強く固定さ
れ、また先にガイド孔を形成しておく場合には大きなガ
イド孔を形成できるので端子の差込みがより容易にな
る。
44の様々な実施例が示されている。図5(A)は、各
絶縁性ボードの厚さが10mmである場合、絶縁被覆
を、発光ダイオードの発光部側の根本から15mmまで
の端子部分の周面に、発光ダイオードの発光部のプラス
チックと同じプラスチック材料でテーパ状(先細)に一
体的に形成した例を示している。図5(B)は、絶縁被
覆を、上述の端子の部分に、発光ダイオードの発光部の
プラスチックと一体的に熱硬化性プラスチック接着剤等
でテーパ状に一体的に形成した例を示している。
い硬質、半硬質または軟質のプラスチックの中空チュー
ブ、またはゴムチューブ、例えば外径約1mmのアルカ
リ樹脂チューブまたはテフロン(登録商標)・チューブ
で上述の端子部分を覆って形成した例を示している。そ
の場合、硬質プラスチック樹脂(例、フッ素樹脂)の中
空チューブを用いてその端部を斜めに切断して先細の形
状に加工しておくと、多層ボード10に端子を直接突き
刺して発光ダイオードを取付けることもできる。この絶
縁被覆は、多層ボード10に針等を突き刺して先にガイ
ド孔を形成し、次いでそのガイド孔にプラスチック・チ
ューブを挿入し、その孔に挿入されたチューブにその端
子を挿入して形成してもよい。その場合、そのプラスチ
ック・チューブがテーパ形状または先細の形状を有する
硬質プラスチック・チューブであれば、別の針等を突き
刺すことなく多層ボード10に先にそのチューブを直接
突き刺し、そのチューブにその端子を挿入してもよい。
この場合、そのチューブおよびそれに挿入される端子の
多層ボードにおける位置が決まった後、端子を多層ボー
ドからいったん抜きそのチューブ内に接着剤を少量注入
してまたは端子の根本に接着剤を少量塗布して再度端子
を挿入すれば、端子がチューブ内に強く固定される。
分に絶縁性のプラスチック接着テープ(いわゆるセロハ
ンテープまたはビニルテープ)を巻いて形成した例を示
している。図5(E)は、2つの電極端子を同心的に形
成し、即ち一方の端子を中心軸に配置された針状電極と
し他方の端子を同心的に配置された管状電極とし、その
両電極間に絶縁性プラスチックを充填して絶縁被覆また
は電極間絶縁層を形成した例を示している。図示してい
ないが、絶縁被覆を、図5(D)と類似した形態で、上
述の端子部分にエナメル被覆または絶縁性接着剤被覆
(例、シンナーを溶剤とし塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体を基材とした接着剤による被覆)をほぼ均一な厚さで
施して形成してもよい。
接着性が良好な場合には、図6に示されているように発
光ダイオードの端子を多層ボードに直接突き刺すことも
できる。端子に対する絶縁被覆の接着性が悪い場合に
は、端子を多層ボードに直接突き刺すと絶縁被覆が剥が
れたり、めくれたり、外れたりすることがあるので、カ
ーペット固定用のピンの針等で多層ボードに図3に示さ
れているようなガイド孔48を予め形成しておいて、そ
の孔に端子を挿入したほうがよい。
に示されているように、先端部の周囲を鋭角に削って尖
らせると、導電層との間に良好な電気的接触が得やす
く、また多層ボードに突き刺しやすくなる。
1、22と直流電源16の給電線との間の結線方法を説
明する。図8(A)に示されているように、電源からの
給電線として細い複数の銅線を含んだ多線ケーブル81
を使用し、ケーブルの一端部において絶縁ビニル被覆を
剥がして複数の銅線を扇状に広げて導電層表面(例え
ば、アルミニウム箔または導電性繊維布の表面)に充分
接触させた状態でスプレー糊等を用いて固定するかまた
はその表面に半田付けすると、導電層との間に良好な接
触が形成される。
1、22と直流電源16の給電線との間の別の結線方法
を説明する。図8(B)に示されているように、給電線
82の一端を銅板の一方の面に半田付けして形成された
半田付け部分88を有する概ね四角(例えば6mm×1
5mm)の小さい給電用銅板84を電極として、導電層
表面(例えば、導電性繊維布の一表面)に接触するよう
に絶縁性ボード間に挿入するか、または絶縁性ボード間
の導電層内に(例えば、2枚の導電性繊維布の間に)挿
入すると、給電線82と導電層の間の接続が簡単に形成
される。図8(C)に示されているように、給電用銅板
84の周縁の少なくとも一部に鋸歯状部または先鋭な複
数の凸部(例えば山−谷間幅約1mm)を形成してその
各歯または各凸部を導電層表面と交差する方向に(図8
(B)では交互に上下に)折り曲げておいて導電層とと
もに絶縁性ボード間に挟むと、銅板84が導電層に強く
固定され、また銅板と導電層の間の接触性が向上する。
続された整流器および平滑キャパシタを含む直流電源で
もよく、各発光ダイオードに約20mAの電流が流れる
ように好ましくは可変抵抗または選択された固定抵抗を
介してその供給電流を調整する。また、抵抗内臓の発光
ダイオード(例えば定格電圧5Vのヒューレットパッカ
ード社製のもの)を使用すると別に抵抗を設ける必要が
なくなる。
の形に成形する必要がなく、上述の発光ダイオードは、
多層ボードの表示面のほぼ任意の位置に、導電層に半田
付けすることなく取付けることができ、またその位置か
ら取外すこともできるので、サインボード上の作品ので
きばえを見ながらその取付け位置を調整することができ
る。従って、芸術性または意匠性を考慮して点描感覚で
その作品を完成させることができる。発光ダイオードの
表示面(より詳しくいえば、下に導電層が存在する有効
表示面)上の配置が最終的に確定した後は発光ダイオー
ドの発光部41の底面や端子の一部に接着剤を塗布して
多層ボードに固着してもよい。
の場合と同様に、直流電源の負極は第1の導電層21に
接続され正極は第2の導電層22に接続されており、発
光ダイオード91は、正極側端子(+)が長く(L)そ
の一部に絶縁被覆が施され、負極側端子(-)が短い
(S)(以下、この型の発光ダイオードをここでは+L
−S型という)。この実施形態においては、さらに、そ
の端子の極性と長さの関係とは逆の関係の、即ち正極側
端子(+)が短く(S)、負極側端子(−)が長くて
(L)一部絶縁被覆された発光ダイオード92(この型
の発光ダイオードを+S−L型という)を併せて用い
る。2つの導電層21、22に接続する直流電源の2つ
の極性をリレー・スイッチを介して切換える。これら2
つの型の発光ダイオード91、92を多層ボードの表示
面に取付けて、リレー・スイッチで切換えると、点灯す
る発光ダイオードを切換え、即ち複数の発光ダイオード
による2つの表示パターンを切換えてサインボードを点
灯させることができる。
形態を説明する。この実施形態では、サインボードの両
面を表示面として使用する。上側の第1の表示面におい
ては、最初の実施形態と同様に、正極側端子が長く負極
側端子が短い+L−S型の発光ダイオード101を使用
する。下側の第2の表示面における発光ダイオード10
2は+S−L型である。それぞれの長い端子の根本側の
部分は上述したように絶縁被覆されている。このような
構成において、第1および第2の表示面の発光ダイオー
ドは同時に点灯する。
の実施形態を説明する。この実施形態においては、第1
および第2の表示面のそれぞれに図9の場合のような+
L−S型および+S−L型の発光ダイオードを使用す
る。図9の場合のように2つの導電層21、22に接続
する直流電源の極性をリレー・スイッチを介して切換え
ると、サインボードの両表示面においてそれぞれ発光ダ
イオードの2つの発光パターンを切換えてサインボード
を点灯させることができる。
別の実施形態を説明する。この実施形態のサインボード
は、上側の表示面に長さの異なる2種類の発光ダイオー
ドを使用するもので、4つの絶縁層124〜127とそ
の間に挟まれた3つの導電層121、122、123と
を有する。第1の導電層121と第2の導電層122の
間と第1の導電層121と第3の導電層123の間とに
同じ電圧約2Vの別々の直流電源をそれぞれスイッチを
介して接続して、そのスイッチのオン、オフによって第
1群と第2群の発光ダイオード128、129の両方ま
たは一方の群だけを選択的に点灯させることができる。
また作動電圧の異なる2種類の発光ダイオードを混在さ
せて使用し、例えば第2群の発光ダイオード129とし
て作動電圧4Vの発光ダイオードを使用し、第1の導電
層121と第3の導電層123の間に電圧約4Vの直流
電源を接続することも可能である。このように3層以上
の導電層を設け、さらにそれぞれの電導層の表示面から
の距離に応じた異なる長さの端子を有する発光素子を用
意することにより、相異なる発光素子が、表示面上の任
意の位置で必要な電圧供給を受けられる。
おいて使用し得る発光ダイオードの1対の端子の極性と
長さの関係には表1および図13に示されているように
6種類ある。表1において、+、−は端子の極性を、S
(短)、M(中間)、L(長)は端子の長さを示してい
る。これに作動電圧約2Vおよび約4V用の2種類の発
光ダイオードを使用すると合計12種類の発光ダイオー
ドの選択肢が得られる。さらに、4色の発光ダイオード
を用いると48種類の発光ダイオードの選択肢が得られ
る。図13には約2Vと約4Vの直流電源の種々の形態
も示されている。
として使用し、かつ3つの導電層を用いた場合の発光ダ
イオードの使用形態が示されている。
用いて所定パターンのキャラクタ(文字、数字等)や曲
線等を表現する場合、多層ボードに個々に発光ダイオー
ドを差込むと正確なキャラクタや曲線の形状を表現する
ことが難しいので、図15に示されているように、複数
の発光ダイオードを所定パターンの例えばT字状の絶縁
性の細条板(ストリップ)に差込んでそれに接着して所
定の発光ダイオード配列パターンを形成し、さらにその
所定の発光ダイオード配列パターンを多層ボードに差込
んでもよい。図15(1)は複数の発光ダイオードが差
込まれたT字状絶縁性の細条板151の上側を示す斜視
図である。また、図15(2)はその裏側を示す斜視図
である。図示されていないが、細条板を用いずに複数の
発光ダイオードを所定パターンに配列し、その発光部を
接着剤等で互いに固定させたりその複数の発光部に樹脂
モールドを施して一体化させてもよい。その複数の発光
ダイオードを1つ以上のグループ(群)にまとめ、各グ
ループにおいて同じ導電層に接触する複数の端子を導線
152等を介して共通接続し、その共通接続された端子
の中の少なくとも1つを上述したような構造に形成する
と、実際に多層ボードに差込まれる端子数を減らすこと
ができ、発光ダイオードの取扱いが簡単になる。その
際、共通接続される複数の端子の中の多層ボードに差込
まれない端子153、154は、図15(2)に示され
ているように単に短く切っておくか、または細条板の面
に平行に外向きに折り曲げて短く切る。
体として平坦な(平面状の)面を有する多層ボードを用
いたものであるが、多層構造体は、面が平坦なものに限
らず、球面状、円筒または円錐状等の非平面の湾曲面を
有するものでもよい。
示装置160の実施形態を示している。図16(A)は
表示装置160の外観を示しており、図16(B)は表
示装置160の中心軸Cに沿った垂直断面図である。こ
の多層構造体165は、表示面170側からそれぞれ順
に配置された4つの絶縁性発泡プラスチック層161、
162、163および164と、2つの絶縁性発泡プラ
スチック層161と162の間に挟まれた導電層166
と、2つの絶縁性発泡プラスチック層162と163の
間に挟まれた別の導電層167と、2つの絶縁性発泡プ
ラスチック層163と164の間に挟まれたさらに別の
導電層168とを有する。発泡プラスチック層164の
外側表面から中心軸Cまでの距離(厚さ)は一定ではな
い。多層構造体165には複数の発光ダイオード169
a、169bが差込まれている。3つの導電層は直流電
源およびスイッチング制御器171に接続されている。
装置175の実施形態を示している。図17(A)は表
示装置175の外観を示しており、図17(B)は表示
装置175の球の、中心点を通る垂直面17Bで切った
断面図である。その多層構造体は、表示球面側からそれ
ぞれ順に配置された4つの絶縁性発泡プラスチック層1
81〜184と、絶縁性発泡プラスチック層の間に挟ま
れた導電層185〜187とを有し、多数の発光素子が
差込まれている。この表示装置175は、基台178と
その上に球状の多層構造体を支持するロッド176とを
有する。ロッド176内には3本の給電線の束177が
収容されている。基台178内には直流電源およびスイ
ッチング制御器179が設けられている。その3本の給
電線は、直流電源179から多層構造体内のそれぞれの
導電層に接続されている。
ている多層構造体を有する表示装置200の実施形態の
外観(斜視図)を示している。表示装置200の多層構
造体は、第1、第2および第3の絶縁層201、202
および203、および第1と第2の導電層206および
207からなる多層構造体を具えている。
すための分解図である。第1の導電層206は、絶縁間
隙276および277によって複数の領域311、31
2および313に分離されており、その領域311、3
12および313には電極241、242および243
がそれぞれ接続されている。第2の導電層207は、絶
縁間隙276および277に交差するまたは概ね直交す
る方向の絶縁間隙278および279によって複数の領
域351、352および353に分離されており、その
領域351、352および353には電極246、24
7および248がそれぞれ接続されている。その積層構
造体において、第1の導電層206の領域311、31
2および313と第2の導電層207の領域351、3
52および353とは、図19から分かるように表示面
250から見て互いに部分的にオーバラップしている。
電極241、242および243は直流電源装置260
の直流電源261、262および263の一方の極性
(例えば負)の電極に接続されている。電極246、2
47および248はスイッチ装置250を介して直流電
源装置250の直流電源261、262および263の
他方の極性(例えば正)の電極に接続されている。スイ
ッチ装置250はマトリックス状のスイッチ251〜2
59を有する。図18の上側の多層構造体の表示面25
0に境界線または絶縁間隙276、277、278およ
び279を投影した場合の位置が破線271、272、
273および274によって示されている。このように
して、表示面250は、第1と第2の導電層206およ
び207のそれぞれの互いに分離された複数の領域に対
応して、複数の表示領域211、212、213、22
1、222、223、231、232および233に分
割されている。この複数の表示領域によって表示面25
0の発光ダイオードは9つの表示領域にグループ化され
または分割される。
するための1つのスイッチ、例えば251をオン状態に
すると、表示領域211の発光素子だけが選択されて発
光する。さらに、例えばスイッチ251および255を
オン状態にすると、表示領域211および222の発光
素子が選択されて発光する。
多層構造体200の別の構造を示すための分解図であ
る。第1絶縁層201は、第1の導電層206の絶縁間
隙276および277に対応する間隙281および28
2によって複数の領域311、312および313に分
離されている。第3絶縁層203は、第2の導電層20
7の絶縁間隙278および279に対応する間隙283
および284によって複数の部材351、352および
353に分離されている。第1の導電層206の絶縁間
隙276および277に対応する2つの溝285および
286が、第2絶縁層202の上面から内部に向かって
延びている。第2の導電層207の絶縁間隙278およ
び279に対応する2つの溝287および288が、第
2絶縁層202の下面から内部に向かって延びている。
絶縁層のその間隙および溝は、空き空間としてもよく、
または絶縁性のゴムまたはビニルのシートによってその
空間を埋めてもよい。
の上面から間隙281および282の位置に、表示面側
から第2の絶縁層202の内部に達するように切り込み
を入れ、それによって間隙281および282と第1の
導電層206の間隙276および277と第2の絶縁層
202の溝285および286とを形成し、また、積層
ボードにその下面から間隙283および284の位置
に、底面から第2の絶縁層202の内部に達するように
切り込みを入れ、それによって間隙283および284
と第2の導電層207の間隙278および279と第2
の絶縁層202の溝287および288とを形成して得
られる。このようにして、図18および19に示した表
示装置200と基本的に同じ表示装置が簡単な方法で作
成できる。
る多層構造体200の別の構造を示すための分解図であ
る。この図において、第1の導電層206は、表示領域
211〜233に対応して複数の領域371〜379に
分離されている。第1の導電層206の複数の領域37
1〜379には電極381〜389がそれぞれ接続され
ている。第2の導電層207は電極391に接続されて
いる。電極381〜389はそれぞれ図示されていない
個々のスイッチを介して図示されていない直流電源の一
方の極性の電極に接続されている。電極391は直流電
源の他方の極性の電極に接続されている。この構成によ
って、個々のスイッチをオン状態にすると、対応する個
々の表示領域の発光素子だけが選択されて発光する。
導電層を用い、それぞれ受電する導電層の位置(深さ)
が異なる2つの端子を有する発光素子を用いるので、1
つの導電層位置に2つ以上の所定導体ストリップ・パタ
ーンを形成しなくても、発光素子の各端子に所定電位を
与えることができる。これに対して、プリント基板上に
1つ以上の発光素子を配置する場合には、基板上に少な
くとも2つの電位を与える導体配線パターンを形成する
必要があるであろう。
は次のような用途がある。(1)アート表示装置。発光
素子を有するサインボードは、芸術的表現の媒体として
アート・サインボードに応用できる。また、看板や標識
として使用することもできる。さらに、そのアート・サ
インボードを子供用の玩具として利用することができ
る。図17に示した表示装置は例えば光る球状装飾品と
して使用できる。(2)切換え型サインボード。上述し
たように複数の群の発光ダイオードをスイッチを介して
切換えて発光させることによって、複数の情報を切換え
て表示することができる。例えば、駐車場の満車を示す
「満」と空きスペースの存在を示す「空」をスイッチで
切換えて表示することができる。(3)遊戯用の製品。
例えば、上述のサインボードをすごろくの駒の形状に加
工して使用することができる。(4)大型の地域案内地
図や観光案内地図。大型のサインボードの表示面に地図
を描き、発光ダイオードを取付けることによって名所旧
跡や特定の施設の位置を表示でき、状況の変化に応じて
その発光ダイオードの差込み位置を柔軟に追加または変
更することができる。(5)建材。壁、天井および扉等
の建材として使用すると、意匠性のある建材になる。
(6)工芸品。サインボードを薄い円盤状に形成して電
池内蔵の棒状の手持ち部を付加すると意匠性のある「光
るうちわ」が形成される。その他の工芸品にも応用可能
である。
たに過ぎず、当業者であれば本発明の原理および範囲を
逸脱することなく種々の変形を行えることは明らかであ
る。
を示している。
る。
た垂直断面図である。
ている。
直接突き刺した例を示している。
している。
法を例示している。図8(B)は、導電層と給電ケーブ
ルとの別の接続法を例示している。図8(C)は給電用
銅板の変形例を示している。
法を例示している。
ドにおける同時に点灯する発光ダイオードの配置を示し
ている。
ドにおける選択的に点灯する発光ダイオードの配置を示
している。
イオードを使用したサインボードを示している。
ードにおける種々の発光ダイオードの1対の端子の長さ
を示している。
有するサインボードにおける種々の発光ダイオードを示
している。
して取付けられ差込み端子数を減少させた複数の発光ダ
イオードを示している。
る表示装置の実施形態の外観(側面図)を示している。
図16(B)はこの表示装置の垂直断面図である。
表示装置の実施形態の外観(側面図)を示している。図
17(B)はこの表示装置の垂直断面図である。
いる多層構造体を有する表示装置の実施形態の外観(斜
視図)を示している。
ための図である。
構造を示すための図である。
構造を示すための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 表示面側からそれぞれ順に配置された第
1と第2と第3の絶縁性層と、前記第1と第2の絶縁性
層の間に挟まれた第1の導電性層と、前記第2と第3の
絶縁性層の間に挟まれた第2の導電性層とを有する多層
構造体と、 前記多層構造体の前記表示面に取付けられる複数の発光
素子と、を具える表示装置であって、 前記第1と第2と第3の絶縁性層は、針状物によって突
き刺して孔を開けることができる素材からなるものであ
り、前記第1と第2の導電性層は、針状物によって突き
刺して孔を開けることができる繊維を含む層であり、 前記複数の発光素子の各々は長い導体端子と短い導体端
子とを有し、この両導体端子の対は前記多層構造体に前
記表示面側から差込まれ、前記両導体端子の対は前記多
層構造体の前記表示面における実質的に任意の位置に差
込み可能なものであり、 前記長い導体端子は前記多層構造体に前記表示面側から
差込まれることによって前記第1と第2の絶縁性層と前
記第1の導電性層とを貫通して前記第2の導電性層に接
触し、前記長い導体端子は前記多層構造体における前記
第1の導電性層の位置に対応する部分に絶縁被覆を有し
ていて前記第1の導電性層に対して絶縁され、 前記短い導体端子は前記多層構造体に前記表示面側から
差込まれることによって前記第1の絶縁性層を貫通して
前記第1の導電性層に接触するものである、 表示装置。 - 【請求項2】 表示面側からそれぞれ順に配置された第
1と第2と第3の絶縁性発泡プラスチック層と、前記第
1と第2の絶縁性発泡プラスチック層の間に挟まれた第
1の導電性層と、前記第2と第3の絶縁性発泡プラスチ
ック層の間に挟まれた第2の導電性層とを有する多層構
造体と、 前記多層構造体の前記表示面に取付けられる複数の発光
半導体素子と、 を具える表示装置であって、 前記第1と第2と第3の絶縁性発泡プラスチック層は針
状物によって突き刺して孔を開けることができるもので
あり、前記第1と第2の導電性層は針状物によって突き
刺して孔を開けることができる繊維を含む層であり、 前記複数の発光半導体素子の各々は第1と第2の導体端
子を有し、この両導体端子の対は前記多層構造体に前記
表示面側から差込まれ、前記両導体端子の対は前記多層
構造体の表示面における実質的に任意の位置に差込み可
能なものであり、 前記第1の導体端子は前記多層構造体に前記表示面側か
ら差込まれることによって前記第1と第2の絶縁性発泡
プラスチック層と前記第1の導電性層とを貫通して前記
第2の導電性層に接触し、前記第1の導体端子は前記多
層構造体における前記第1の導電性層の位置に対応する
部分に絶縁被覆を有していて前記第1の導電性層に対し
て絶縁され、 前記第2の導体端子は前記多層構造体に前記表示面側か
ら差込まれることによって前記第1の絶縁性発泡プラス
チック層を貫通して前記第1の導電性層に接触するもの
である、 表示装置。 - 【請求項3】 表示面側からそれぞれ順に配置された第
1と第2と第3の絶縁性層と、前記第1と第2の絶縁性
層の間に挟まれた第1の導電性層と、前記第2と第3の
絶縁性層の間に挟まれた第2の導電性層とを有する多層
構造体と、 前記多層構造体の前記表示面に取付けられる複数の発光
素子と、を具える表示装置であって、 前記第1と第2と第3の絶縁性層と前記第1と第2の導
電性層とは、針状物によって突き刺して孔を開けること
ができる素材からなるものであり、 前記第1と第2の導電性層のうちの少なくとも一方は、
互いに分離された任意の形状の複数の領域に分割されて
おり、 前記複数の発光素子の各々は長い導体端子と短い導体端
子とを有し、この両導体端子の対は前記多層構造体に差
込まれ、前記両導体端子の対は前記多層構造体の前記表
示面における実質的に任意の位置に差込み可能なもので
あり、 前記長い導体端子は前記多層構造体に差込まれることに
よって前記第1と第2の絶縁性層と前記第1の導電性層
とを貫通して前記第2の導電性層に接触し、前記長い導
体端子は前記多層構造体における前記第1の導電性層の
位置に対応する部分に絶縁被覆を有していて前記第1の
導電性層に対して絶縁され、 前記短い導体端子は前記多層構造体に差込まれることに
よって前記第1の絶縁性層を貫通して前記第1の導電性
層に接触するものである、 表示装置。 - 【請求項4】 表示面側から順に配置された第1と第2
と第3の絶縁性発泡プラスチック層と、 前記第1と第2の絶縁性発泡プラスチック層の間に挟ま
れた第1の導電性層と、 前記第2と第3の絶縁性発泡プラスチック層の間に挟ま
れた第2の導電性層と、を有し、 前記第1と第2と第3の絶縁性発泡プラスチック層は針
状物によって突き刺して孔を開けることができるもので
あり、前記第1と第2の導電性層は針状物によって突き
刺して孔を開けることができる繊維を含む層であり、 前記表示面における実質的に任意の位置に発光素子の導
体端子を差込み可能な、表示装置用多層構造体。 - 【請求項5】 発光部と、 互いにほぼ平行な長い導体端子と短い導体端子と、を有
し、 前記長い導体端子は、前記短い導体端子の長さに対応す
る前記発光部側の端子部分の少なくとも所定の一部に絶
縁被覆を有するものであり、 前記絶縁被覆はテーパ形状または先細の形状を有するも
のである、 表示装置用発光ダイオード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000378592A JP4647091B2 (ja) | 1999-12-13 | 2000-12-13 | 表示装置、表示装置用多層構造体および表示装置用発光ダイオード |
Applications Claiming Priority (5)
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JP11-353193 | 1999-12-13 | ||
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JP2000-111176 | 2000-04-12 | ||
JP2000378592A JP4647091B2 (ja) | 1999-12-13 | 2000-12-13 | 表示装置、表示装置用多層構造体および表示装置用発光ダイオード |
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- 2000-12-13 JP JP2000378592A patent/JP4647091B2/ja not_active Expired - Lifetime
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