JP2001100357A - 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法 - Google Patents

熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法

Info

Publication number
JP2001100357A
JP2001100357A JP27875099A JP27875099A JP2001100357A JP 2001100357 A JP2001100357 A JP 2001100357A JP 27875099 A JP27875099 A JP 27875099A JP 27875099 A JP27875099 A JP 27875099A JP 2001100357 A JP2001100357 A JP 2001100357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive
silver halide
silver
photothermographic material
silver salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27875099A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Goan
一賀 午菴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP27875099A priority Critical patent/JP2001100357A/ja
Publication of JP2001100357A publication Critical patent/JP2001100357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度でかぶりの発生が少なく、良好な銀色
調を有し、かつ、現像温度の変動による感度、かぶりの
変動が改良された熱現像感光材料を提供することにあ
る。 【解決手段】 支持体上に非感光性有機銀塩、感光性ハ
ロゲン化銀粒子および還元剤を含有する感光層を有する
熱現像感光材料の製造方法において、赤外分光増感色素
により分光増感した感光性ハロゲン化銀粒子を非感光性
有機銀塩形成中に混合することを特徴とする熱現像感光
材料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱現像により画像を
形成する熱現像感光材料に関するものであり、高感度で
かぶりの発生が少なく、良好な銀色調を有し、かつ、現
像温度の変動による感度、かぶりの変動が改良された熱
現像感光材料およびこれを製造する方法ならびにこれを
用いた画像記録方法および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療や印刷製版の分野では、画像
形成材料の湿式処理に伴う廃液が、作業性の上で問題と
なっており、近年では、環境保全、省スペースの観点か
らも処理廃液の減量が強く望まれている。
【0003】そこで、レーザー・イメージャーやレーザ
ー・イメージセッターにより効率的な露光が可能で、高
解像度で鮮明な黒色画像を形成することができる写真技
術用途の光熱写真材料に関する技術が必要とされてい
る。
【0004】かかる技術として、例えば、米国特許第
3,152,904号、同第3,487,075号、及
びD.モーガン(Morgan)による「ドライシルバ
ー写真材料(Dry Silver Photogra
phic Materials)」(Handbook
of Imaging Materials,Mar
cel Dekker,Inc.第48頁,1991)
等に記載されている感光材料が知られている。これは、
支持体上に有機銀塩、感光性ハロゲン化銀粒子、及び還
元剤が有機のバインダーマトリクス中に分散或いは溶解
された状態で含有された層を有するもので、通常、80
℃以上の温度で加熱することにより現像が行われるの
で、熱現像感光材料と呼ばれている。
【0005】この様な熱現像感光材料は光触媒であるハ
ロゲン化銀上に露光により形成された潜像を触媒核とし
て酸化剤としての有機銀塩と還元剤が熱により軟化した
バインダー層中において酸化還元反応を起す、層中での
所謂溶解物理現像により銀画像の形成がなされるもので
ある。
【0006】このタイプの熱現像感光材料は、一定時間
加熱することにより現像される。従って、現像温度が環
境条件の変化等の原因により変動することによって、一
定の性能が得られないことがある。
【0007】現像条件については現像機側でも制御する
ことにより、ある程度性能変動を抑えることができる
が、例えば連続して何枚も現像する場合には、加熱部の
温度が下がってしまい一定の濃度の画像が得られない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、高感度でかぶ
りの発生が少なく、良好な銀色調を有し、かつ、現像温
度の変動による感度、かぶりの変動が改良された熱現像
感光材料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の手段によ
り達成される。
【0010】1.支持体上に非感光性有機銀塩、感光性
ハロゲン化銀粒子および還元剤を含有する感光層を有す
る熱現像感光材料の製造方法において、赤外分光増感色
素により分光増感した感光性ハロゲン化銀粒子を非感光
性有機銀塩形成中に混合することを特徴とする熱現像感
光材料の製造方法。
【0011】2.支持体上に非感光性有機銀塩、感光性
ハロゲン化銀粒子および還元剤を含有する感光層を有す
る熱現像感光材料の製造方法において、該非感光性有機
銀塩と該感光性ハロゲン化銀粒子の混合物を水混和性溶
媒を主たる成分とする溶媒中に分散することを特徴とす
る前記1に記載の熱現像感光材料の製造方法。
【0012】3.前記水混和性溶媒がメチルエチルケト
ンであることを特徴とする前記に記載の熱現像感光材料
の製造方法。
【0013】4.前記1〜3に記載の製造方法により得
られた熱現像感光材料に該熱現像感光材料の露光面と走
査レーザー光のなす角度が実質的に垂直になることがな
いレーザー露光機により露光を行うことを特徴とする画
像記録方法。
【0014】5.前記1〜3に記載の製造方法により得
られた熱現像感光材料に走査レーザー光が縦マルチであ
るレーザー光走査露光機により露光を行うことを特徴と
する画像記録方法。
【0015】6.前記1〜3に記載の製造方法により得
られた熱現像感光材料を80℃以上200℃以下の温度
で加熱することにより熱現像することを特徴とする画像
形成方法。
【0016】以下本発明を詳細に説明する。
【0017】熱現像感光材料においては、現像温度が環
境条件により変動する場合があり、それにより特性変動
が起りやすい。現像機側でこれらを制御することにより
ある程度、性能変動を抑えることができるが、例えば連
続して何枚も現像する場合、加熱部の温度が下がってし
まい一定の濃度の画像が得られない等の問題があり熱現
像感光材料側からの温度変動による現像の変動の制御が
必要である。
【0018】熱現像感光材料の現像温度依存性を少なく
しておけば現像温度が様々の理由により変動した場合で
もこれによる変動を最小にし、安定した結果をもたらす
事ができる。
【0019】本発明者らはこれらの技術について検討を
行った結果、熱現像感光材料に用いる感光性ハロゲン化
銀の調製時に増感色素を添加し予め分光増感しておき、
これを非感光性有機銀塩中に混合することにより、上記
課題は達成されることを見いだした。
【0020】本発明において、何故にこれらハロゲン化
銀にその非感光性有機銀塩との混合前に、分光増感色素
を吸着させ、分光増感を行うのが有用なのか理由は明ら
かではない。しかしながら、感光性ハロゲン化銀の調製
時に増感色素を添加し予め分光増感しておきハロゲン化
銀粒子表面に分光増感色素が強固に吸着したものを非感
光性有機銀塩と混合することにより、混合以降の有機銀
塩形成工程や以後の工程においてハロゲン化銀表面に吸
着性を有する化合物等と混合された時に分光増感色素が
脱着を起こしたり、これらの化合物により吸着が妨げら
れたりすることによって感度の変動を起こしたり、ま
た、現像条件の変動に対しても不安定になることのない
安定した性能を示すものと推測される。
【0021】これら、ハロゲン化銀に非感光性有機銀塩
との混合前に混合し吸着させ、分光増感を行う増感色素
は、ハロゲン化銀に安定に吸着しハロゲン化銀の特性を
改善できるものであれば基本的には何でもよいが、後に
加えられた赤外分光増感色素による赤外増感領域と同じ
領域に分光増感域があることが感光材料の取り扱い上は
必要であり、通常は後に加える分光増感色素と同じ赤外
に感色性を有しているものが適当である。
【0022】本発明においては、感光性ハロゲン化銀を
赤外分光増感色素により分光増感した後で、非感光性有
機銀塩形成中に混合する。
【0023】本発明に好ましく用いられる赤外分光増感
色素としては、例えば、米国特許第4,536,473
号、同第4,515,888号、同第4,959,29
4号等に開示されている赤外分光増感色素が挙げられ
る。
【0024】上記赤外分光増感色素を添加する工程は、
ハロゲン化銀粒子形成工程のいずれか任意の時期または
過剰塩をとる脱塩工程のいずれか任意の時期で、有機銀
塩形成工程において、ハロゲン化銀を非感光性有機銀塩
と混合する以前の工程でなければならない。特に脱塩工
程終了以前が好ましい。更に好ましくは、ハロゲン化銀
粒子形成工程において、銀イオンの添加量が70%〜1
00%の間の時期、又は脱塩工程時が好ましい。
【0025】又、上記赤外分光増感色素を添加する時の
反応釜中のpHはいくらでもよいが、4〜10の範囲で
あることが好ましい。更に好ましくは、pH6〜9の範
囲がよい。反応釜中のpAgは5〜11であることが好
ましい。
【0026】上記赤外分光増感色素を添加する場合に
は、2種以上を併用してもよい。この場合、2種以上の
増感色素を混合して同時に添加してもよいし、異なる時
期に別々に添加してもよい。増感色素の組み合わせは、
特に強色増感の目的でしばしば用いられる。増感色素と
共に、それ自身増感作用をもたない色素或いは可視光を
実質的に吸収しない物質であって、強色増感を示す物質
を乳剤中に含んでもよい。
【0027】又、有機銀塩を塗布液として調液する際に
も同種もしくは異なる赤外分光増感色素をこれに加える
ことが好ましい。
【0028】又、上記増感色素は1度に添加してもよ
く、分割して添加してもよく、又ハロゲン化銀の粒子成
長の表面積に比例して添加してもよい。
【0029】本発明により製造される熱現像感光材料に
使用される感光性ハロゲン化銀は、シングルジェットも
しくはダブルジェット法などの写真技術の分野で公知の
任意の方法により、例えばアンモニア法乳剤、中性法、
酸性法等のいずれかの方法でも調製できる。この様に予
め調製した後、本発明の他の成分と混合して本発明に用
いる組成物中に導入することが出来る。この場合に感光
性ハロゲン化銀と有機銀塩の接触を充分に行わせるた
め、例えば感光性ハロゲン化銀を調製するときの保護ポ
リマーとして米国特許第3,706,564号、同第
3,706,565号、同第3,713,833号、同
第3,748,143号、英国特許第1,362,97
0号各明細書に記載されたポリビニルアセタール類など
のゼラチン以外のポリマーを用いる手段や、英国特許第
1,354,186号明細書に記載されているような感
光性ハロゲン化銀乳剤のゼラチンを酵素分解する手段、
又は米国特許第4,076,539号明細書に記載され
ているように感光性ハロゲン化銀粒子を界面活性剤の存
在下で調製することによって保護ポリマーの使用を省略
する手段等の各手段を適用することが出来る。
【0030】ハロゲン化銀は、光センサーとして機能す
るものであり、画像形成後の白濁を低く抑える為又、良
好な画質を得るために粒子サイズが小さいものが好まし
い。平均粒子サイズで0.1μm以下、好ましくは0.
01μm〜0.1μm、特に0.02μm〜0.08μ
mが好ましい。又、ハロゲン化銀の形状としては特に制
限はなく、立方体、八面体の謂ゆる正常晶や正常晶でな
い球状、棒状、平板状等の粒子がある。又ハロゲン化銀
組成としても特に制限はなく、塩化銀、塩臭化銀、塩沃
臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、沃化銀のいずれであっても
よい。
【0031】ハロゲン化銀の量はハロゲン化銀及び後述
の有機銀塩の総量に対し50%以下好ましくは25%〜
0.1%、更に好ましくは15%〜0.1%の間であ
る。
【0032】本発明においては、有機銀塩と混合するハ
ロゲン化銀とは別に、ハロゲン化銀を又、英国特許第
1,447,454号明細書に記載されている様に、有
機銀塩を調製する際にハライドイオン等のハロゲン成分
を有機銀塩形成成分と共存させこれに銀イオンを注入す
る事で有機銀塩の生成とほぼ同時に生成させる用いるこ
とが出来る。
【0033】ハロゲン化銀形成成分とは有機銀塩と反応
して感光性ハロゲン化銀を生成しうる化合物であり、ど
のような化合物がこれに該当し有効であるかは次のごと
き簡単な試験で判別する事が出来る。即ち、有機銀塩と
試験されるべき化合物を混入し必要ならば加熱した後に
X線回折法によりハロゲン化銀に特有のピークがあるか
を調べるものである。かかる試験によって有効であるこ
とが確かめられたハロゲン化銀形成成分としては、無機
ハロゲン化物、オニウムハライド類、ハロゲン化炭化水
素類、N−ハロゲン化合物、その他の含ハロゲン化合物
があり、その具体例については米国特許第4,009,
039号、同第3,457,075号、同第4,00
3,749号、英国特許第1,498,956号各明細
書及び特開昭53−27027号、同53−25420
号各公報に詳説される。
【0034】これらのハロゲン化銀形成成分は有機銀塩
に対して化学量論的には少量用いられる。通常、その範
囲は有機銀塩1モルに対し0.001モル乃至0.7モ
ル、好ましくは0.03モル乃至0.5モルである。ハ
ロゲン化銀形成成分は上記の範囲で2種以上併用されて
もよい。上記のハロゲン化銀形成成分を用いて有機銀塩
の一部をハロゲン化銀に変換させる工程の反応温度、反
応時間、反応圧力等の諸条件は作製の目的にあわせ適宜
設定する事が出来るが、通常、反応温度は−20℃乃至
70℃、その反応時間は0.1秒乃至72時間であり、
その反応圧力は大気圧に設定されるのが好ましい。この
反応は又、後述する結合剤として使用されるポリマーの
存在下に行われることが好ましい。この際のポリマーの
使用量は有機銀塩1重量部当たり0.01乃至100重
量部、好ましくは0.1乃至10重量部である。
【0035】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀
は、例えば含硫黄化合物、金化合物、白金化合物、パラ
ジウム化合物、銀化合物、錫化合物、クロム化合物又は
これらの組み合わせによって化学増感する事が出来る。
この化学増感の方法及び手順については、例えば米国特
許第4,036,650号、英国特許第1,518,8
50号各明細書、特開昭51−22430号、同51−
78319号、同51−81124号各公報に記載され
ている。
【0036】又、これらの感光性ハロゲン化銀には、照
度不軌や、階調調整の為に元素周期律表の6族から10
族に属する金属、例えばRh、Ru、Re、Ir、O
s、Fe等のイオン、その錯体又は錯イオンを含有させ
ることが出来る。特に錯イオンとして添加するのが好ま
しく、例えば照度不軌のためにIrCl6 2-等のIr錯
イオンを添加してもよい。
【0037】本発明において有機銀塩は還元可能な銀源
であり、還元可能な銀イオン源を含有する有機酸及びヘ
テロ有機酸の銀塩、特に長鎖(10〜30、好ましくは
15〜25の炭素原子数)の脂肪族カルボン酸及び含窒
素複素環が好ましい。配位子が、4.0〜10.0の銀
イオンに対する総安定定数を有する有機又は無機の銀塩
錯体も有用である。好適な銀塩の例は、Researc
h Disclosure(RD)第17029及び2
9963に記載されており、次のものがある:有機酸の
銀塩(例えば、没食子酸、シュウ酸、ベヘン酸、アラキ
ジン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の
銀塩);銀のカルボキシアルキルチオ尿素塩(例えば、
1−(3−カルボキシプロピル)チオ尿素、1−(3−
カルボキシプロピル)−3,3−ジメチルチオ尿素銀塩
等);アルデヒドとヒドロキシ置換芳香族カルボン酸と
のポリマー反応生成物の銀錯体(例えば、アルデヒド類
(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド等)、ヒドロキシ置換酸類(例えば、サリチル酸、
安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、5,5−チ
オジサリチル酸)のポリマー反応生成物の錯体);チオ
ン類の銀塩又は錯体(例えば、3−(2−カルボキシエ
チル)−4−ヒドロキシメチル−4−チアゾリン−2−
チオン及び3−カルボキシメチル−4−チアゾリン−2
−チオンの銀塩又は銀錯体);イミダゾール、ピラゾー
ル、ウラゾール、1,2,4−チアゾール及び1H−テ
トラゾール、3−アミノ−5−ベンジルチオ−1,2,
4−トリアゾール及びベンゾトリアゾールから選択され
る窒素酸と銀との錯体また塩;サッカリン、5−クロロ
サリチルアルドキシム等の銀塩;及び銀メルカプチド
類。好ましい銀源としてはベヘン酸銀、アラキジン酸銀
および/またはステアリン酸銀である。
【0038】有機銀塩化合物は、水溶性銀化合物と銀塩
或いは錯体を形成する化合物を混合することにより得ら
れるが、正混合法、逆混合法、同時混合法、特開平9−
127643号に記載されている様なコントロールドダ
ブルジェット法等が好ましく用いられる。例えば、有機
酸にアルカリ金属塩(例えば、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなど)を加えて有機酸アルカリ金属塩ソープ
(例えば、ベヘン酸ナトリウム、アラキジン酸ナトリウ
ムなど)を作成した後に、コントロールドダブルジェッ
トにより、前記ソープと硝酸銀など水溶性銀化合物を添
加して有機銀塩の結晶を作成する。本発明においてはそ
の際にハロゲン化銀粒子を混在させる。
【0039】本発明においては有機銀塩は平均粒径が2
μm以下でありかつ単分散であることが好ましい。有機
銀塩の平均粒径とは、有機銀塩の粒子が例えば球状、棒
状、或いは平板状の粒子の場合には、有機銀塩粒子の体
積と同等な球を考えたときの直径をいう。平均粒径は好
ましくは0.05μm〜1.5μm、特に0.05μm
〜1.0μmが好ましい。また単分散とは、ハロゲン化
銀の場合と同義であり、好ましくは下記式で求められる
単分散度が1〜30%である。
【0040】単分散度=(粒径の標準偏差)/(粒径の
平均値)×100 また、本発明においては、有機銀塩は平板状粒子が全有
機銀の60%以上有することが好ましい。本発明におい
て平板状粒子とは平均粒径と厚さの比、いわゆる下記式
で表されるアスペクト比(ARと略す)が3以上のもの
をいう。
【0041】AR=平均粒径(μm)/厚さ(μm) 有機銀をこれらの形状にするためには、前記有機銀結晶
をバインダーや界面活性剤などをボールミルなどで分散
粉砕することで得られる。この範囲にすることで濃度の
高く、かつ画像保存性に優れた感光材料が得られる。
【0042】本発明においては感光材料の失透を防ぐた
めには、ハロゲン化銀及び有機銀塩の総量は、銀量に換
算して1m2当たり0.5g以上2.2g以下であるこ
とが好ましい。この範囲にすることで硬調な画像が得ら
れる。また、銀総量に対するハロゲン化銀の量は重量比
で50%以下、好ましくは25%以下、更に好ましくは
0.1%〜15%の間である。
【0043】本発明でいう水混和性の溶媒とは水の溶解
度が3重量%より上の有機溶媒を指す。具体例として
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキ
ソラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
【0044】本発明においては、有機銀塩をこれらの水
に混和する溶媒を主たる成分とする媒体中に分散するの
が好ましい。これらは適度に疎水性の有機銀塩の疎水性
部分と親和性を有しこれらの分散に有利なほか、ハロゲ
ン化銀乳剤中の構成成分であるハロゲン化銀やゼラチン
等の親水性の成分に対しても親和性が高く有機銀塩とハ
ロゲン化銀粒子の接触を高める上で好ましい。
【0045】本発明の熱現像感光材料に用いられる還元
剤としては、一般に知られているものが挙げられ、例え
ば、フェノール類、2個以上のフェノール基を有するポ
リフェノール類、ナフトール類、ビスナフトール類、2
個以上の水酸基を有するポリヒドロキシベンゼン類、2
個以上の水酸基を有するポリヒドロキシナフタレン類、
アスコルビン酸類、3−ピラゾリドン類、ピラゾリン−
5−オン類、ピラゾリン類、フェニレンジアミン類、ヒ
ドロキシルアミン類、ハイドロキノンモノエーテル類、
ヒドロオキサミン酸類、ヒドラジド類、アミドオキシム
類、N−ヒドロキシ尿素類等があり、さらに詳しくは例
えば、米国特許第3,615,533号、同第3,67
9,426号、同第3,672,904号、同第3,7
51,252号、同第3,782,949号、同第3,
801,321号、同第3,794,488号、同第
3,893,863号、同第3,887,376号、同
第3,770,448号、同第3,819,382号、
同第3,773,512号、同第3,839,048
号、同第3,887,378号、同第4,009,03
9号、同第4,021,240号、英国特許第1,48
6,148号若しくはベルギー特許第786,086号
各明細書及び特開昭50−36143号、同50−36
110号、同50−116023号、同50−9971
9号、同50−140113号、同51−51933
号、同51−23721号、同52−84727号若し
くは特公昭51−35851号各公報に具体的に例示さ
れた還元剤があり、本発明においてはこのような公知の
還元剤の中から適宜選択して使用することが出来る。選
択方法としては、実際に熱現像感光材料をつくってみて
その写真性能を評価する事により使用した還元剤の優劣
を調べる方法が最も簡便である。
【0046】上記の還元剤の中で、有機銀塩として脂肪
族カルボン酸銀塩を使用する場合に好ましい還元剤とし
ては、2個以上のフェノール基がアルキレン基又は硫黄
によって連結されたポリフェノール類、特にフェノール
基のヒドロキシル基の置換位置に隣接した位置の少なく
とも一つにアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基等)又はア
シル基(例えばアセチル基、プロピオニル基等)が置換
したフェノール基の2個以上がアルキレン基又は硫黄に
よって連結されたポリフェノール類、例えば1,1−ビ
ス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−
3,5,5−トリメチルヘキサン、1,1−ビス(2−
ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メ
タン、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t
−ブチルフェニル)メタン、(2−ヒドロキシ−3−t
−ブチル−5−メチルフェニル)−(2−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)メタン、6,6′−ベンジリデン
−ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)、6,
6′−ベンジリデン−ビス(2−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール)、6,6′−ベンジリデン−ビス(2,
4−ジメチルフェノール)、1,1−ビス(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルプロパ
ン、1,1,5,5−テトラキス(2−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−2,4−エチルペンタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルフェニル)プロパン等の米国特
許第3,589,903号、同第4,021,249号
若しくは英国特許第1,486,148号各明細書及び
特開昭51−51933号、同50−36110号、同
50−116023号、同52−84727号若しくは
特公昭51−35727号公報に記載されたポリフェノ
ール化合物、米国特許第3,672,904号明細書に
記載されたビスナフトール類、例えば、2,2′−ジヒ
ドロキシ−1,1′−ビナフチル、6,6′−ジブロモ
−2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナフチル、
6,6′−ジニトロ−2,2′−ジヒドロキシ−1,
1′−ビナフチル、ビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)メタン、4,4′−ジメトキシ−1,1′−ジヒド
ロキシ−2,2′−ビナフチル等、更に米国特許第3,
801,321号明細書に記載されているようなスルホ
ンアミドフェノール又はスルホンアミドナフトール類、
例えば、4−ベンゼンスルホンアミドフェノール、2−
ベンゼンスルホンアミドフェノール、2,6−ジクロロ
−4−ベンゼンスルホンアミドフェノール、4−ベンゼ
ンスルホンアミドナフトール等を挙げることが出来る。
【0047】本発明の熱現像感光材料に使用される還元
剤の量は、有機銀塩や還元剤の種類、その他の添加剤に
よって変化するが、一般的には有機銀塩1モル当たり
0.05モル乃至10モル好ましくは0.1モル乃至3
モルが適当である。又この量の範囲内において、上述し
た還元剤は2種以上併用されてもよい。
【0048】本発明の熱現像感光材料において、上述し
た各成分と共に色調剤、色調付与剤若しくは付活剤トー
ナーと称せられる添加剤(以下色調剤と呼ぶ)が使用さ
れる事が望ましい。色調剤は有機銀塩と還元剤の酸化還
元反応に関与して、生ずる銀画像を濃色、特に黒色にす
る機能を有する。本発明に用いられる好適な色調剤の例
はResearch Disclosure第1702
9号に開示されており、次のものがある。
【0049】イミド類(例えば、スクシンイミド、フタ
ルイミド、1−フェニルウラゾール及び2,4−チアゾ
リジンジオン);ピラゾリン−5−オン類及びキナゾリ
ノン(例えば、3−フェニル−2−ピラゾリン−5−オ
ン、キナゾリン);ナフタルイミド類(例えば、N−ヒ
ドロキシ−1,8−ナフタルイミド);コバルト錯体
(例えば、コバルトのヘキサアンミントリフルオロアセ
テート)、メルカプタン類(例えば、3−メルカプト−
1,2,4−トリアゾール);N−(アミノメチル)ア
リールジカルボキシイミド類(例えば、N−(ジメチル
アミノメチル)フタルイミド);ブロックされたピラゾ
ール類(例えば、N,N′−ヘキサメチレンビス(1−
カルバモイル−3,5−ジメチルピラゾール));イソ
チウロニウム(isothiuronium)誘導体及
びある種の光漂白剤の組み合わせ、(例えば、1,8−
(3,6−ジオキサオクタン)ビス(イソチウロニウム
トリフルオロアセテート)及び2−(トリブロモメチル
スルホニル)ベンゾチアゾールの組み合わせ);フタラ
ジノン、フタラジノン誘導体又はこれらの誘導体の金属
塩(例えば、4−(1−ナフチル)フタラジノン、6−
クロロフタラジノン、5,7−ジメチルオキシフタラジ
ノン、及び2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオ
ン);フタラジノンとスルフィン酸誘導体の組み合わせ
(例えば、6−クロロフタラジノンとベンゼンスルフィ
ン酸ナトリウム又は8−メチルフタラジノンとp−トリ
スルホン酸ナトリウム);フタラジンとフタル酸の組み
合わせ;フタラジン(フタラジンの付加物を含む)とマ
レイン酸無水物、及びフタル酸、2,3−ナフタレンジ
カルボン酸又はo−フェニレン酸誘導体及びその無水物
(例えば、フタル酸、4−メチルフタル酸、4−ニトロ
フタル酸及びテトラクロロフタル酸無水物)から選択さ
れる少なくとも1つの化合物との組み合わせ;キナゾリ
ンジオン類、ベンズオキサジン、ナフトキサジン誘導
体;ベンズオキサジン−2,4−ジオン類(例えば、
1,3−ベンズオキサジン−2,4−ジオン);ピリミ
ジン類及び不斉トリアジン類(例えば、2,4−ジヒド
ロキシピリミジン)、及びテトラアザペンタレン誘導体
(例えば、3,6−ジメルカプト−1,4−ジフェニル
−1H,4H−2,3a,5,6a−テトラアザペンタ
レン)。好ましい色調剤としてはフタラジノン又はフタ
ラジンである。
【0050】本発明の熱現像感光材料に好適なバインダ
ーは透明又は半透明で、一般に無色であり、天然ポリマ
ー合成樹脂やポリマー及びコポリマー、その他フィルム
を形成する媒体、例えば:ゼラチン、アラビアゴム、ポ
リビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロースアセテート、セルロースアセテートブチレー
ト、ポリビニルピロリドン、カゼイン、デンプン、ポリ
アクリル酸、ポリメチルメタクリル酸、ポリ塩化ビニ
ル、ポリメタクリル酸、コポリ(スチレン−無水マレイ
ン酸)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、コポ
リ(スチレン−ブタジエン)、ポリビニルアセタール類
(例えば、ポリビニルホルマール及びポリビニルブチラ
ール)、ポリエステル類、ポリウレタン類、フェノキシ
樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリエポキシド類、ポリカ
ーボネート類、ポリビニルアセテート、セルロースエス
テル類、ポリアミド類がある。親水性でも疎水性でもよ
いが、本発明においては、熱現像後のカブリを低減させ
るために、疎水性透明バインダーを使用することが好ま
しい。好ましいバインダーとしては、ポリビニルブチラ
ール、セルロースアセテート、セルロースアセテートブ
チレート、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアク
リル酸、ポリウレタンなどがあげられる。その中でもポ
リビニルブチラール、セルロースアセテート、セルロー
スアセテートブチレート、ポリエステルは特に好ましく
用いられる。
【0051】本発明においては、熱現像の速度を速める
ために感光性層のバインダー量が1.5〜10g/m2
であることが好ましい。さらに好ましくは1.7〜8g
/m2である。1.5g/m2未満では未露光部の濃度が
大幅に上昇し、使用に耐えない場合がある。
【0052】また感光材料の表面を保護したり擦り傷を
防止するために、感光性層の外側に保護層を有すること
ができる。これらの保護層に用いられるバインダーは感
光性層に用いられるバインダーと同じ種類でも異なった
種類でもよい。保護層のバインダー量が0.15〜5g
/m2であることが好ましい。さらに好ましくは0.5
〜3g/m2である。
【0053】本発明においては、感光性層側にマット剤
を含有することが好ましく、熱現像後の画像の傷つき防
止のためには、感光材料の表面にマット剤を配すること
が好ましく、そのマット剤を感光層側の全バインダーに
対し、重量比で0.5〜30%含有することが好まし
い。
【0054】また、支持体をはさみ感光層の反対側に非
感光層を設ける場合は、非感光層側の少なくとも1層中
にマット剤を含有することが好ましく、感光材料のすべ
り性や指紋付着防止のためにも感光材料の表面にマット
剤を配することが好ましく、そのマット剤を感光層側の
反対側の層の全バインダーに対し、重量比で0.5〜4
0%含有することが好ましい。
【0055】本発明において用いられるマット剤の材質
は、有機物及び無機物のいずれでもよい。例えば、無機
物としては、スイス特許第330,158号等に記載の
シリカ、仏国特許第1,296,995号等に記載のガ
ラス粉、英国特許第1,173,181号等に記載のア
ルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛等の炭酸塩、等を
マット剤として用いることができる。有機物としては、
米国特許第2,322,037号等に記載の澱粉、ベル
ギー特許第625,451号や英国特許第981,19
8号等に記載された澱粉誘導体、特公昭44−3643
号等に記載のポリビニルアルコール、スイス特許第33
0,158号等に記載のポリスチレン或いはポリメタア
クリレート、米国特許第3,079,257号等に記載
のポリアクリロニトリル、米国特許第3,022,16
9号等に記載されたポリカーボネートの様な有機マット
剤を用いることができる。
【0056】マット剤の形状は、定形、不定形どちらで
も良いが、好ましくは定形で、球形が好ましく用いられ
る。マット剤の大きさはマット剤の体積を球形に換算し
たときの直径で表される。本発明においてマット剤の粒
径とはこの球形換算した直径のことを示すものとする。
【0057】本発明に用いられるマット剤は、平均粒径
が0.5μm〜10μmであることが好ましく、更に好
ましくは1.0μm〜8.0μmである。又、粒子サイ
ズ分布の変動係数としては、50%以下であることが好
ましく、更に、好ましくは40%以下であり、特に好ま
しくは30%以下となるマット剤である。
【0058】ここで、粒子サイズ分布の変動係数は、下
記の式で表される値である。
【0059】 (粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)×100 本発明に係るマット剤は任意の構成層中に含むことがで
きるが、本発明の目的を達成するためには好ましくは感
光性層以外の構成層であり、更に好ましくは支持体から
見て最も外側の層である。
【0060】本発明に係るマット剤の添加方法は、予め
塗布液中に分散させて塗布する方法であってもよいし、
塗布液を塗布した後、乾燥が終了する以前にマット剤を
噴霧する方法を用いてもよい。また複数の種類のマット
剤を添加する場合は、両方の方法を併用してもよい。
【0061】本発明においては、増感色素とともに、そ
れ自身分光増感作用をもたない色素あるいは可視光を実
質的に吸収しない物質であって、強色増感を示す物質を
感光層中に含んでもよい。
【0062】有用な増感色素、強色増感を示す色素の組
合せおよび強色増感を示す物質はRD17643(19
78年12月発行)第23頁1VのJ項、あるいは特公
平9−25500号、特公昭43−4933号、特開昭
59−19032号、同59−192242号、特開平
5−341432号等に記載されている。
【0063】本発明においては、強色増感剤として一般
式〔SA〕で表される複素芳香族メルカプト化合物が好
ましい。
【0064】一般式〔SA〕 Ar−SM 式中、Mは水素原子またはアルカリ金属原子であり、A
rは1個以上の窒素、硫黄、酸素、セレニウム、または
テルリウム原子を有する複素芳香環である。好ましい複
素芳香環はベンズイミダゾール、ナフトイミダゾール、
ベンゾチアゾール、ナフトチアゾール、ベンズオキサゾ
ール、ナフトオキサゾール、ベンゾセレナゾール、ベン
ゾテルラゾール、イミダゾール、オキサゾール、ピラゾ
ール、トリアゾール、トリアジン、ピリミジン、ピリダ
ジン、ピラジン、ピリジン、プリン、キノリン、または
キナゾリンである。しかしながら、他の複素芳香環も含
まれる。
【0065】なお、有機酸銀塩及び/又はハロゲン化銀
粒子乳剤の分散物中に含有させたときに実質的に上記の
メルカプト化合物を生成するジスルフィド化合物も本発
明に含まれる。特に、下記の一般式で表せるジスルフィ
ド化合物が好ましい例として挙げることが出来る。
【0066】一般式〔SB〕 Ar−S−S−Ar 式中のArは上記一般式〔SA〕の場合と同義である。
【0067】上記の複素芳香環は、例えば、ハロゲン原
子(例えば、Cl、Br、I)、ヒドロキシ基、アミノ
基、カルボキシル基、アルキル基(例えば、1個以上の
炭素原子、好ましくは、1〜4個の炭素原子を有するも
の)及びアルコキシ基(例えば、1個以上の炭素原子、
好ましくは、1〜4個の炭素原子を有するもの)からな
る群から選ばれる置換基を有しうる。
【0068】メルカプト置換複素芳香族を以下に列挙す
る。しかしながら、本発明はこれらに限定されない。
【0069】 M−1 2−メルカプトベンズイミダゾ−ル M−2 2−メルカプトベンズオキサゾール M−3 2−メルカプトベンゾチアゾール M−4 5−メチル−2−メルカプトベンズイミダゾール M−5 6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール M−6 2,2′−ジチオビス(ベンゾチアゾール) M−7 3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール M−8 4,5−ジフェニル−2−イミダゾールチオール M−9 2−メルカプトイミダゾール M−10 1−エチル−2−メルカプトベンズイミダゾール M−11 2−メルカプトキノリン M−12 8−メルカプトプリン M−13 2−メルカプト−4(3H)−キナゾリノン M−14 7−トリフルオロメチル−4−キノリンチオール M−15 2,3,5,6−テトラクロロ−4−ピリジンチオール M−16 4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジンモノヒドレ ート M−17 2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール M−18 3−アミノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾール M−19 4−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジン M−20 2−メルカプトピリミジン M−21 4,6−ジアミノ−メルカプトピリミジン M−22 2−メルカプト−4−メチルピリミジンヒドロクロリド M−23 3−メルカプト−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール M−24 2−メルカプト−4−フェニルオキサゾール 本発明に係る強色増感剤は有機銀塩及びハロゲン化銀粒
子を含む乳剤層中に銀1モル当たり0.001〜1.0
モルの範囲で用いるのが好ましい。特に好ましくは、銀
1モル当たり0.01〜0.5モルの範囲の量が好まし
い。
【0070】本発明の熱現像感光材料は支持体上に少な
くとも1層の感光層を有している。支持体の上に感光層
のみを形成してもよいが、感光層の上に少なくとも一層
の非感光層を形成するのが好ましい。例えば感光層の上
には保護層が、熱現像感光層を保護する目的で、又支持
体の反対の面には感光材料間の、或いは感光材料ロール
においてくっつきを防止する為に、バックコート層が設
けられるのが好ましい。又熱現像感光層を透過する光の
量または波長分布を制御するために感光層と同じ側また
は反対の側にフィルター層を形成してもよいし、感光層
に染料又は顔料を含有させてもよい。染料としては特開
平8−201959号の化合物が好ましい。感光層は複
数層にしてもよく、又階調の調節のために高感度層、低
感度層を設け、これを組み合わせてもよい。各種の添加
剤は感光層や保護層、バックコート層等の非感光層又は
その他の形成層のいずれに添加してもよい。
【0071】これらの素材の他、各種の添加剤が目的に
応じ感光層や保護層、バックコート層等の非感光層、又
はその他の形成層に添加されてもよい。本発明の熱現像
感光材料には例えば、界面活性剤、酸化防止剤、安定化
剤、可塑剤、紫外線吸収剤、被覆助剤等を添加すること
ができる。これらの添加剤及び上述したその他の添加剤
は前記RD17029(1978年6月p.9〜15)
に記載されている化合物を好ましく用いることができ
る。
【0072】熱現像感光材料に用いる支持体の素材とし
ては各種高分子材料、ガラス、ウール布、コットン布、
紙、金属(例えばアルミニウム)等が挙げられるが、情
報記録材料としての取り扱い上は可撓性のあるシート又
はロールに加工できるものが好適である。従って本発明
の熱現像感光材料における支持体としては、プラスチッ
クフィルム(例えばセルロースアセテートフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリアミド
フィルム、ポリイミドフィルム、セルローストリアセテ
ートフィルム又はポリカーボネートフィルム等)が好ま
しく、本発明においては2軸延伸したポリエチレンテレ
フタレートフィルムが特に好ましい。支持体の厚みとし
ては50〜300μm程度、好ましくは70〜180μ
mである。
【0073】本発明においては帯電性を改良するために
金属酸化物および/または導電性ポリマーなどの導電性
化合物を構成層中に含ませることができる。これらはい
ずれの層に含有させてもよいが、好ましくは下引層、バ
ッキング層、感光性層と下引の間の層などに含まれる。
本発明においては米国特許第5,244,773号カラ
ム14〜20に記載された導電性化合物が好ましく用い
られる。
【0074】感光層、保護層及びバックコート層等本発
明の感光材料上に必要な各層を塗設する方法に特に制限
はなく、従来知られている、エアナイフコーティング、
ディップコーティング、バーコーティング、カーテンコ
ーティング、ホッパーコーティングなどの方法を用いる
ことができる。又、これらの層を2層以上同時に塗布し
てもよい。塗布液の溶媒としてはMEK等前記の水混和
性溶媒を用いることが出来るが、その他酢酸エチル、ト
ルエンの様な有機溶媒も好ましく用いられる。
【0075】これらのうちより好ましくはエクストリュ
ージョン塗布法と呼ばれる前計量タイプの塗布方式であ
る。該エクストリュージョン塗布法はスライド塗布方式
のようにスライド面での揮発がないため、精密塗布、有
機溶剤塗布に適している。
【0076】本発明の熱現像感光材料は常温で安定であ
るが、露光後、加熱することで現像される。加熱温度と
しては80℃以上200℃以下であり、さらに好ましい
のは100℃以上150℃以下である。加熱温度が80
℃以下では短時間に十分な画像濃度が得られず、又20
0℃以上ではバインダーが溶融し、ローラーへの転写な
ど、画像そのものだけでなく搬送性や、現像機等へも悪
影響を及ぼす。加熱することで有機銀塩(酸化剤として
機能する)と還元剤との間の酸化還元反応により銀画像
を生成する。この反応過程は、外部からの水等の処理液
の一切の供給なしに進行する。
【0077】本発明の熱現像感光材料の露光は、赤外光
域ならば如何なる光源にも適用可能であるが、レーザー
パワーがハイパワーである事や、感光材料を透明にでき
る等の点から、赤外半導体レーザー(780nm、82
0nm)がより好ましく用いられる。
【0078】本発明において、露光はレーザー走査露光
により行うことが好ましいが、感光材料の露光面と走査
レーザー光のなす角が実質的に垂直になることがないレ
ーザー走査露光機を用いることが好ましい。
【0079】ここで、「実質的に垂直になることがな
い」とはレーザー走査中に最も垂直に近い角度として好
ましくは55度以上88度以下、より好ましくは60度
以上86度以下、更に好ましくは65度以上84度以
下、最も好ましくは70度以上82度以下であることを
いう。
【0080】レーザー光が、感光材料に走査されるとき
の感光材料露光面でのビームスポット直径は、好ましく
は200μm以下、より好ましくは100μm以下であ
る。これは、スポット径が小さい方がレーザー入射角度
の垂直からのずらし角度を減らせる点で好ましい。な
お、ビームスポット直径の下限は10μmである。この
ようなレーザー走査露光を行うことにより干渉縞様のム
ラの発生等のような反射光に係る画質劣化を減じること
が出来る。
【0081】また、本発明における露光は縦マルチであ
る走査レーザー光を発するレーザー走査露光機を用いて
行うことも好ましい。縦単一モードの走査レーザー光に
比べて干渉縞様のムラの発生等の画質劣化が減少する。
【0082】縦マルチ化するには、合波による、戻り光
を利用する、高周波重畳をかける、などの方法がよい。
なお、縦マルチとは、露光波長が単一でないことを意味
し、通常露光波長の分布が5nm以上、好ましくは10
nm以上になるとよい。露光波長の分布の上限には特に
制限はないが、通常60nm程度である。
【0083】
【実施例】以下、例を挙げて本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0084】実施例1 〈写真用支持体の作製〉濃度0.170(コニカ(株)
製デンシトメータPDA−65にて測定)に青色着色し
た厚み175μmのPETフィルムの両面に8W/m2
・分のコロナ放電処理を施した。
【0085】 〈感光性ハロゲン化銀の調製〉 A1 フェニルカルバモイルゼラチン 88.3g 化合物(A)(10%メタノール水溶液) 10ml 臭化カリウム 0.32g 水で5429mlに仕上げる B1 0.67N硝酸銀水溶液 2635ml C1 臭化カリウム 51.55g 沃化カリウム 1.47g 水で660mlに仕上げる D1 臭化カリウム 154.9g 沃化カリウム 4.41g 塩化イリジウム 0.93ml 水で1982mlに仕上げる E1 0.4N臭化カリウム水溶液 下記銀電位制御量 F1 水酸化カリウム 0.71g 水で20mlに仕上げる G1 56%酢酸水溶液 18.0ml H1 無水炭酸ナトリウム 1.72g 水で151mlに仕上げる 化合物(A) HO(CH2CH2n−{CH(GH3)CH2O}17−(CH2CH2O)mH (m+n=5〜7) 特公昭58−58288号、同58−58289号に示
される混合撹拌機を用いて溶液(A1)に溶液(B1)
の1/4量および溶液(C1)全量を温度45℃、pA
g8.09に制御しながら、同時混合法により4分45
秒かけて添加し、核形成を行った。1分後、溶液(F
1)の全量を添加した。
【0086】6分間経過後、溶液(B1)の3/4量お
よび溶液(D1)の全量を、温度45℃、pAg8.0
9に制御しながら、同時混合法により14分15秒かけ
て、添加した。(工程1) 5分間撹拌した後、40℃に降温し、溶液(G1)を全
量添加し、ハロゲン化銀乳剤を沈降させた。沈降部分2
000mlを残して上澄み液を取り除き、水を10リッ
トル加え、撹拌後、再度ハロゲン化銀乳剤を沈降させ
た。沈降部分1500mlを残し、上澄み液を取り除
き、更に水を10リットル加え、撹拌後、ハロゲン化銀
乳剤を沈降させた。沈降部分1500mlを残し、上澄
み液を取り除いた後、溶液(H1)を加え、60℃に昇
温し、更に120分撹拌した。最後にpHが5.8にな
るように調整し、銀量1モル当たり1161gになるよ
うに水を添加した。(工程2) 工程1または工程2において、表1に示すように分光増
感色素Dye−1、Dye−2を添加した。いずれのハ
ロゲン化銀乳剤も平均粒子サイズ0.0058μm、粒
子サイズの変動係数12%、〔100〕面比率92%の
立方体沃臭化銀粒子であった。
【0087】
【化1】
【0088】〈粉末有機銀塩の調製〉4720mlの純
水にベヘン酸111.4g、アラキジン酸83.8g、
ステアリン酸54.9gを80℃で溶解した。次に高速
で撹拌しながら1.5Mの水酸化ナトリウム水溶液54
0.2mlを添加し濃硝酸6.9mlを加えた後、55
℃に冷却して有機酸ナトリウム溶液を得た。該有機酸ナ
トリウム溶液の温度を55℃に保ったまま、上記ハロゲ
ン化銀乳剤(銀0.038モルを含む)と純水450m
lを添加し5分間撹拌した。次に1Mの硝酸銀溶液76
0.6mlを2分間かけて添加し、さらに20分撹拌
し、濾過により水溶性塩類を除去した。その後、濾液の
電導度が50μS/cmになるまで脱イオン水による水
洗、濾過を繰り返し、遠心脱水を実施した後、37℃に
て重量減がなくなるまで加温した窒素気流下で乾燥を行
い粉末有機銀塩を得た。
【0089】〈感光性乳剤分散液の調製〉ポリビニルブ
チラール粉末(Monsanto社 Butvar B
−79)14.57gをメチルエチルケトン(MEK)
1457gに溶解し、ディゾルバ型ホモジナイザにて撹
拌しながら粉末有機銀塩500gを徐々に添加して十分
に混合した。その後1mmZrビーズ(東レ製)を80
%充填したメディア型分散機(Gettzmann社
製)にて周速13m、ミル内滞留時間0.5分間にて分
散を行ない感光性乳剤分散液1〜13を調製した。
【0090】《感光材料の作製》以下のように、乾燥層
塗布液、保護膜塗布液、バック層塗布液を調製した。
【0091】〈感光層塗布液の調製〉前記の感光性乳剤
分散液500g及びメチルエチルケトン(MEK)10
0gを撹拌しながら21℃に保温した。
【0092】この分散液に、ピリジニウムヒドロブロミ
ドパーブロミド(PHP:10%メタノール溶液4.5
ml)を加え、1時間撹拌した。更に臭化カルシウム
(10%メタノール溶液3.25ml)を添加して30
分撹拌した。
【0093】次に分光増感色素Dye−1、4−クロロ
−2−ベンゾイル安息香酸及び強色増感剤(5−メチル
−2−メルカプトベンズイミダゾール)の混合溶液(混
合比率1:250:20、分光増感色素の濃度で0.1
%のMEK溶液7ml)を添加して1時間撹拌した後に
温度を13℃まで降温して更に30分撹拌する。
【0094】13℃に保温したまま、ポリビニルブチラ
ール(Monsanto社 Butvar B−79)
48gを添加して充分撹拌してから、以下の化合物を添
加し、感光層塗布液を調製した。
【0095】 還元剤(1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2− メチルプロパン) 15g デスモデュN3300(モーベイ社製、脂肪族イソシアネート) 1.10g フタラジン 1.5g テトラクロロフタル酸 0.5g 4−メチルフタル酸 0.5g かぶり防止剤 1.5g
【0096】
【化2】
【0097】〈表面保護層塗布液の調製〉 (分散液の調製)セルロースアセテートブチレート(E
astman Chemical社製CAB171−1
5)7.5gをメチルエチルケトン42.5gに溶解
し、その中に、炭酸カルシウム(Speciality
Minerals社、Super−Pflex20
0)5gを添加し、ディゾルバ型ホモジナイザにて80
00rpmで30分撹拌し、炭酸カルシウム分散液を調
製した。
【0098】(表面保護層塗布液)メチルエチルケトン
865gに溶解しながら、セルロースアセテートブチレ
ート(Eastman Chemical社製CAB1
71−15)96g、ポリメチルメタクリル酸(ローム
&ハース社、パラロイドA−21)4.5gを添加し溶
解した。この液にビニルスルホン化合物HD−1を1.
5g、ベンゾトリアゾール1.0g、フッ素系活性剤
(旭硝子社、サーフロンKH40)1.0gを添加し溶
解した。最後に炭酸カルシウム分散液30gを添加し、
表面保護層塗布液を調製した。
【0099】〈バック面塗布液の調製〉メチルエチルケ
トン830gに撹拌しながら、セルロースアセテートブ
チレート(Eastman Chemical社製CA
B381−20)84.2g、ポリエステル樹脂(Bo
stec社、Vitel PE2200B)4.5gを
添加し溶解した。溶解した液に、赤外染料1を0.30
g添加し、更にメタノール43.2gに溶解したフッ素
系活性剤(旭硝子社、サーフロンKH40)を4.5g
とフッ素系活性剤(大日本インキ社、メガファッグF1
20K)2.3gを添加して、溶解するまで充分に撹拌
を行った。最後に、メチルエチルケトンに1wt%の濃
度でディゾルバ型ホモジナイザにて分散したシリカ
(W.R.Grace社、シロイド64X6000)を
75g添加、撹拌しバック層面の塗布液を調製した。
【0100】
【化3】
【0101】バック層面塗布液を、乾燥膜厚が3.5μ
mになる様に押しだしコーターにて前記支持体上に塗布
した後、乾燥温度100℃、露点温度10℃の乾燥風を
用いて5分間かけて乾燥した。
【0102】その後、バック層と反対側の面に感光層塗
布液と以下の組成の表面保護層塗布液を塗布銀量が2.
0g/m2、バインダーとしてのポリビニルブチラール
を8.5g/m2となるように同時重層塗布を行った。
尚、乾燥は各々75℃、5分間で行った。この様にして
表1に示されるようなハロゲン化銀粒子調製時に増感色
素と、その添加時期を変化させた熱現像感光材料の試料
1〜13を作製した。
【0103】《センシトメトリの評価》上記のように作
製した熱現像感光材料試料1〜13を波長810nmの
半導体レーザーを露光源とした露光機によりレーザー走
査による露光を乳剤面側より感光材料に与えた。この際
に、感光材料の露光面と露光レーザー光の角度を75度
として画像を形成した。これら露光済みの試料を120
℃、15秒間熱現像処理し、得られた画像の評価を濃度
計により行った。測定の結果は、Dmin、感度(Dm
inより1.0高い濃度を与える露光量の比の逆数)を
評価し、試料1の感度を100として相対感度を求め
た。
【0104】(尚、当該角度を90度とした場合に比べ
ムラが少なく、かつ予想外に鮮鋭性等が良好な画像が得
られた。) 又、現像温度を116℃、118℃、122℃、124
℃と変化させてセンシトメトリ性能の評価を行った。
【0105】結果を表1に示す。
【0106】
【表1】
【0107】実施例2 実施例1で得られた試料について、乳剤面から、高周波
重畳にて波長800〜820nmの縦マルチモード化さ
れた半導体レーザー露光機によりレーザー走査露光を与
えた。この際に、感光材料の露光面と露光レーザー光の
角度を75度として画像を形成した。(尚、当該角度を
90度とした場合に比べムラが少なく、かつ予想外に鮮
鋭性等が良好な画像が得られた。) 露光した試料を実施例1と同様に現像温度を変化させて
熱現像処理し、センシトメトリを測定した。
【0108】測定の結果は、Dmin、感度(Dmin
より1.0高い濃度を与える露光量の比の逆数)を評価
し、実施例1の試料1の感度を100として相対感度を
求めた。
【0109】結果を表2に示す。
【0110】
【表2】
【0111】本発明の製造方法による感光材料は現像条
件が変わっても感度の変動が少ないことがわかる。
【0112】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、現像温度が
環境条件の変化により変動した場合にも、特性変動の少
ない熱現像感光材料が得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に非感光性有機銀塩、感光性ハ
    ロゲン化銀粒子および還元剤を含有する感光層を有する
    熱現像感光材料の製造方法において、赤外分光増感色素
    により分光増感した感光性ハロゲン化銀粒子を非感光性
    有機銀塩形成中に混合することを特徴とする熱現像感光
    材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に非感光性有機銀塩、感光性ハ
    ロゲン化銀粒子および還元剤を含有する感光層を有する
    熱現像感光材料の製造方法において、該非感光性有機銀
    塩と該感光性ハロゲン化銀粒子の混合物を水混和性溶媒
    を主たる成分とする溶媒中に分散することを特徴とする
    請求項1に記載の熱現像感光材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水混和性溶媒がメチルエチルケトン
    であることを特徴とする請求項2に記載の熱現像感光材
    料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の製造方法により得
    られた熱現像感光材料に該熱現像感光材料の露光面と走
    査レーザー光のなす角度が実質的に垂直になることがな
    いレーザー露光機により露光を行うことを特徴とする画
    像記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3に記載の製造方法により得
    られた熱現像感光材料に走査レーザー光が縦マルチであ
    るレーザー光走査露光機により露光を行うことを特徴と
    する画像記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3に記載の製造方法により得
    られた熱現像感光材料を80℃以上200℃以下の温度
    で加熱することにより熱現像することを特徴とする画像
    形成方法。
JP27875099A 1999-09-30 1999-09-30 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法 Pending JP2001100357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27875099A JP2001100357A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27875099A JP2001100357A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001100357A true JP2001100357A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17601686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27875099A Pending JP2001100357A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001100357A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3915373B2 (ja) 熱現像感光材料及びその画像形成方法
US6468725B2 (en) Photothermographic material
JP4241217B2 (ja) 感光性分散乳剤、該感光性分散乳剤を含有する熱現像感光材料および該熱現像感光材料を用いる画像形成方法
JP2000105440A (ja) 熱現像感光材料
JP2000214554A (ja) 熱現像感光材料及びその製造方法
JP2001100357A (ja) 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法
JP4032164B2 (ja) 熱現像感光材料、画像記録方法及び画像形成方法
JP4103329B2 (ja) 熱現像感光材料及びその画像形成方法
JP4202631B2 (ja) 熱現像感光材料、及び画像形成方法
JP2001312027A (ja) 熱現像感光材料及び画像形成方法
JP4006915B2 (ja) 熱現像感光材料および画像形成方法
JP2000019680A (ja) 熱現像写真感光材料
JP2000356835A (ja) 熱現像感光材料
JP2000131796A (ja) 熱現像感光材料
JP2003156814A (ja) 熱現像感光材料
JP2001281799A (ja) 熱現像感光材料の製造方法及び該製造方法で製造された熱現像感光材料とそれを用いる画像形成方法
JP2001272749A (ja) 熱現像感光材料およびそれを用いた画像形成方法
JP2001264933A (ja) 熱現像感光材料、感光性エマルジョンの製造方法および画像形成方法
JP2002072406A (ja) 熱現像感光材料および画像形成方法
JP2001264921A (ja) 感光性分散乳剤、その製造方法、該乳剤を含有する熱現像感光材料及び該熱現像感光材料を用いる画像形成方法
JP2000086669A (ja) 有機銀塩分散物の調製方法及び熱現像感光材料
JP2000338623A (ja) 熱現像感光材料、それを用いる画像記録方法及び画像形成方法
JP2000112057A (ja) 熱現像感光材料
JP2001228575A (ja) 熱現像感光材料の製造方法、画像記録方法および画像形成方法
JP2002049122A (ja) 熱現像感光材料及びその画像形成方法