JP2001098039A - マクロモノマー - Google Patents

マクロモノマー

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JP2001098039A JP27643299A JP27643299A JP2001098039A JP 2001098039 A JP2001098039 A JP 2001098039A JP 27643299 A JP27643299 A JP 27643299A JP 27643299 A JP27643299 A JP 27643299A JP 2001098039 A JP2001098039 A JP 2001098039A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (イ)ビニル重合性基と、(ロ)アミノ
基、その酸付加塩及びその第4級アンモニウム塩から選
択される1種以上の窒素含有基と、(ハ)ポリアルキレ
ンオキシド基とを有し、ポリアルキレンオキシド(ハ)
の片末端位にビニル重合性基(イ)を有し、他の片末端
位に窒素含有基(ロ)を有するマクロモノマー;当該マ
クロモノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマ
ー;並びに当該ポリ・マクロモノマーを含有する化粧
料。 【効果】 この化粧料を用いると良好なすべり感が得ら
れ、かつそれが持続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料等の配合成分
の原料として有用なマクロモノマー、そのポリマー及び
そのポリマーを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料には、皮膚や毛髪に好ましいすべ
り感を付与する目的で、種々の油剤や高重合ポリシロキ
サン等のポリマー(以下、基剤という)が配合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの化粧
料の共通の欠点は、効果が不十分であるだけでなく、汗
などの親水性成分や皮脂などの油溶性成分によって容易
に洗い落とされ、効果の持続性に劣る点である。本発明
の課題は十分な効果とその効果の持続性を飛躍的に改善
した化粧料及びこれに用いるポリマーを提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はポリ・マクロ
モノマー、特にポリ(ポリエチレンオキシドマクロモノ
マー)を配合すれば毛髪に好ましいすべり感を付与で
き、かつその持続効果も良好な毛髪化粧料が得られるこ
とを見出し、先に特許出願した(特願平11−2378
79号)。そして、さらに研究を続けた結果、ポリアル
キレンオキシドの両末端にビニル重合性基とアミノ基等
とをそれぞれ有するマクロモノマーの重合体を配合した
化粧料が、皮膚や毛髪に好ましいすべり感を付与し、か
つその効果の持続性がさらに優れていることを見出し
た。
【0005】すなわち、本発明は、(イ)ビニル重合性
基と、(ロ)アミノ基、その酸付加塩及びその第4級ア
ンモニウム塩から選択される1種以上の窒素含有基と、
(ハ)ポリアルキレンオキシド基とを有し、ポリアルキ
レンオキシド(ハ)の片末端位にビニル重合性基(イ)
を有し、他の片末端位に窒素含有基(ロ)を有するマク
ロモノマーを提供する。さらに本発明は、上記マクロモ
ノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマー及びこ
れを含有する化粧料を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のマクロモノマーは、一般
式(1)で表されるものが好ましい。
【0007】
【化2】 X−(OA)n−(OR1a−Y (1)
【0008】〔式中、Xはビニル重合性基を示し;Yは
−N(R2)R3 で示される基、その酸付加塩又はその
第4級アンモニウム塩を示し(ここで、R2 及びR3
同一又は異なって水酸基が置換していてもよい炭素数1
〜36のアルキル基又はアルケニル基を示す);Aは炭
素数2〜4のアルキレン基を示し;nは平均値であって
1〜1,000の数を示し;R1 は炭素数1〜36のア
ルキレン基を示し;aは0又は1の数を示す。〕
【0009】一般式(1)中、Xで示されるビニル重合
性基としては、例えばCH2=CH-C6H4-CmH2m-(ここでmは
1〜18の数を示す)、CH2=CHCO-、CH2=C(CH3)CO-等が
挙げられるが、このうち(メタ)アクリロイル基が好ま
しい。
【0010】Y基におけるR2 及びR3 としては、炭素
数1〜36のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル
基、又は炭素数2〜36のアルケニル基が好ましく、特
に炭素数1〜18のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基が好ましい。-N(R2)R3 の酸付加塩を形成する酸とし
ては、硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸や酢酸、乳酸、ク
エン酸等の有機酸が例示される。また第4級アンモニウ
ム塩としては、アルキルハライドもしくはアルケニルハ
ライド、又はジアルキルサルフェートもしくはジアルケ
ニルサルフェート等によりアミノ基が第4級化されたも
のが例示される。ここでアルキル基及びアルケニル基と
しては、前記R2 及びR3 で説明したものが例示され
る。
【0011】Aとしては、炭素数2又は3のアルキレン
基が好ましい。またn個のオキシアルキレン基(OA)
は、同一でも異なっていてもよく、異なるオキシアルキ
レン基が存在する場合その結合型はブロック型でもラン
ダム型でもよい。
【0012】R1 としては炭素数1〜36、特に炭素数
2〜18のアルキレン基が好ましい。
【0013】一般式(1)で表されるマクロモノマーの
うち、Xが(メタ)アクリロイル基であり、Aが炭素数
2及び/又は3のアルキレン基であり、nが10〜50
0の数であり、R1 が炭素数2〜3のアルキレン基であ
り、aが0又は1であり、Yがジ(C1−C18アルキ
ル)アミノ基であるマクロモノマーが、これを重合して
得られるポリマーを配合した化粧料に、優れたすべり性
とその持続性を付与する点より特に好ましい。
【0014】本発明マクロモノマーは、例えば、ジアル
キルアミノアルコールにアルキレンオキシドを付加した
後、(メタ)アクリル酸クロライド、クロロメチルスチ
レン等の重合性ハライドと反応させることにより製造す
ることができる。反応は、まず、ジアルキルアミノエタ
ノールに、水素化アルカリ金属やナフタレンカリウム
を、そのまま又はTHF等の有機溶剤溶液として加え
る。得られたジアルキルアミノエタノールの金属アルコ
キシドを開始剤として、アルキレンオキシドを−45℃
〜95℃の温度範囲で30分間以上、リビング重合させ
る。
【0015】得られたリビングポリマーは、(メタ)ア
クリル酸クロライド等の重合性ハライドと30分間以
上、攪拌しながら反応させる。反応混合物はアセトン等
の有機溶剤中に入れ、沈殿する塩を濾過により除去す
る。マクロモノマー溶液は、濃縮後、ヘキサン等の炭化
水素系溶媒で再沈精製後、乾燥し、精製する。
【0016】リビング重合の反応温度と反応時間は、用
いるアルキレンオキシドや開始剤等によって異なるが、
反応温度は−45℃〜95℃が好ましく、より好ましく
は−20℃〜45℃で、反応時間は、30分間以上、よ
り好ましくは1〜60時間である。リビングポリマーと
重合性ハライドの反応温度と時間は、用いる重合性ハラ
イド等により異なるが、反応温度は−45℃〜95℃が
好ましく、より好ましくは、−20℃〜30℃で、反応
時間は30分間以上、より好ましくは、1〜50時間で
ある。
【0017】ジアルキルアミノエタノールとしては、
N,N−ジメチルアミノエタノール、N,N−ジエチル
アミノエタノール、N,N−ジ(n−ブチル)アミノエ
タノール等が挙げられる。水素化アルカリ金属として
は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム等が挙げられる。アニオン重合の開始剤としては、水
素化アルカリ金属、ナフタレンカリウム以外にも、ナフ
タレンナトリウム、フルオレニルリチウム、カルバジル
カリウム等を用いてもよい。
【0018】アルキレンオキシドとしては、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシ
ド等が挙げられる。重合性ハライドとしては、(メタ)
アクリル酸クロライド、塩化アリル、臭化アリル、ヨウ
化アリル、クロロ酢酸ビニル、ブロモ酢酸ビニル、ヨウ
化酢酸ビニル、p−ビニルベンジルクロライド、p−ビ
ニルベンジルブロマイド、4−クロロ−α−メチルスチ
レン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、p−(2−ク
ロロエチル)スチレン、p−(2−ブロムエチル)スチ
レン、p−(3−クロロプロピル)スチレン、p−(3
−ブロムプロピル)スチレン、p−(3−クロロプロピ
ル)スチレン、p−(4−ブロムブチル)スチレン、p
−(5−クロロペンチル)スチレン、p−(6−クロロ
ヘキシル)スチレン、p−(7−ブロモヘキシル)スチ
レン、p−(8−ブロモオクチル)スチレン等が挙げら
れる。
【0019】反応混合物から副生する塩を除去する際に
用いる有機溶剤としては、目的物であるマクロモノマー
が溶解する有機溶剤であればなにを使用してもよい。例
えば、ケトン系有機溶剤(アセトン、メチルエチルケト
ン等)、アルコール系有機溶剤(メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、1−
ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール等)、ア
セトニトリル等が挙げられる。
【0020】再沈精製に用いる炭化水素系溶剤として
は、原料のアルキレンオキシドが溶解し、マクロモノマ
ーが不溶である有機溶剤で有ればよい。このような炭化
水素系溶剤としては、例えば、直鎖又は環状の飽和炭化
水素系溶剤(n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン、シクロヘ
キサン等)、直鎖又は環状の不飽和炭化水素系溶剤(ト
ルエン、キシレン等)、エステル系有機溶剤(酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等)、等が挙げられる。
【0021】本発明のポリ・マクロモノマーは、前述の
マクロモノマーを単独重合するか、又はこのマクロモノ
マーと共重合することにより得られる。ここで共重合体
の場合、ポリマー中に本発明のマクロモノマーが0.1
モル%以上存在することが好ましい。共重合様式はブロ
ック状でもランダム状でもよい。本発明ポリ・マクロモ
ノマーの重量平均分子量は、これを配合した化粧料のす
べり感及びその持続性の点から、好ましくは1万以上、
より好ましくは5万〜3000万、特に好ましくは10
万〜2000万である。
【0022】本発明マクロモノマーの重合反応は、ラジ
カル重合開始剤、酸化還元系触媒の存在下、バルク重
合、溶液重合等により行うことができる。ラジカル重合
開始剤としては、2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル(AIBN)、2,2′−アゾビスイソバレロニトリ
ル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)(AV
A)、等のアゾ系開始剤や、過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウロイル、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、ジ−
t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド
等の過酸化物系開始剤等が挙げられる。
【0023】酸化還元系触媒としては、過酸化水素−第
一鉄塩、過硫酸塩−産生亜硫酸ナトリウム、クメンヒド
ロペルオキシド−第一鉄塩、過酸化ベンゾイル−ジメチ
ルアニリン、過酸化水素−トリエチルアルミニウム、ヒ
ドロペルオキシド−トリエチルホウ素、過酸化ベンゾイ
ル−ジエチル亜鉛、酸素−トリエチルアルミニウム等が
挙げられる。開始剤の使用量は0.01%〜10%が好
ましい。
【0024】ラジカル重合の温度、時間は用いるマクロ
モノマーや重合開始剤の種類にもよるが通常0℃〜18
0℃、好ましくは20℃〜100℃で0.5〜48時間
である。反応後、ポリマーを再沈殿、膜精製等の通常の
方法で精製することができる。
【0025】溶液重合の溶媒はマクロモノマーを溶解で
きるものであれば何でも良い。水、ベンゼン、トルエン
等のマクロモノマーの会合を促す溶媒を用いると重合速
度、反応率、生成ポリマクロモノマーの分子量を上げる
ことができるので好ましい。溶媒の使用量は0〜95重
量%(以下、単に%で示す)が好ましい。
【0026】本発明化粧料へのポリ・マクロモノマーの
配合量は、すべり感及びその持続性の点から0.001
〜20%、さらに0.01〜10%、特に0.05〜3
%が好ましい。
【0027】本発明の化粧料として、例えば、洗顔料、
化粧水、乳液、クリーム、ジェル、スキンケア製品、フ
ァンデーション、口紅、ポイントメーク製品、ボディシ
ャンプー、液体石けん、サンスクリーン化粧品等のサン
ケア製品、ハンドケア製品、防臭化粧品、浴剤等の皮膚
化粧料や、シャンプー、リンス、コンディショナー、ト
リートメント、ヘアリキッド、ヘアスプレー、ヘアマニ
キュア、セットフォーム、ヘアゲル等の毛髪化粧料が例
示される。
【0028】毛髪化粧料の場合には、上記ポリ・マクロ
モノマーに加えてさらに油剤、ポリオール類を配合する
のが、毛髪の感触を向上させる点から好ましい。油剤は
化粧料に汎用の油剤であれば特に制約はないが、例えば
特開平8−198732号公報第7頁第13欄32行〜
第8頁第13欄41行に記載の液状ないし固体の各種油
脂、炭化水素類、シリコーン類が挙げられる。
【0029】油脂類としては、炭素数12〜30の飽和
又は不飽和アルコール類;当該アルコール類と多価アル
コールとのエーテル類;当該アルコール類と炭素数1〜
11の脂肪酸とのエステル類;炭素数12〜30の飽和
又は不飽和脂肪酸;当該脂肪酸と一価又は多価アルコー
ルとのエステル類;当該脂肪酸とアミン類とのアミド
類;ステロール類;スクアレン;リン脂質;糖脂質;動
物性油脂;植物性油脂;シリコーン誘導体が挙げられ
る。
【0030】一方、炭化水素類の具体例としては、ワセ
リン、流動パラフィン、固形パラフィン等が挙げられ
る。さらにシリコーン誘導体としては、ジメチルポリシ
ロキサン、メチルポリシロキサン、ポリシロキサン、ア
ミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メチル
フェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン
等が挙げられる。
【0031】これらの油剤の中でも特に炭素数12〜2
6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有
する高級アルコール類が好ましい。
【0032】これらの油剤は、単独でも二種以上を混合
しても用いることができ、その配合量は毛髪化粧料中に
1〜25%であるのが好ましく、特に3〜20%、さら
に5〜15%配合すると、特に十分な効果が得られ、し
かも感触も良好であり好ましい。
【0033】ポリオール類は、化粧料に汎用されるポリ
オール類であれば特に制約はないが、例えばグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ポリエチレングリコール、ソルビトール等
が挙げられる。これらのポリオール類は、毛髪化粧料中
に感触向上効果の点から0.1〜25%、さらに0.5
〜20%、特に1〜10%配合するのが好ましい。
【0034】さらに、本発明の毛髪化粧料には本発明の
効果を損なわない範囲で、必要に応じてヒドロキシエチ
ルセルロース等の増粘剤、アニオン性・両性・カチオン
性・非イオン性界面活性剤、アニオン性・両性・カチオ
ン性・非イオン性重合物、香料、パルー化剤、色素、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等を配合しても良い。
【0035】本発明の皮膚化粧料には、前記成分のほ
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えば粉体、水溶
性アルコール類、界面活性剤、粘度調整剤、油分、シリ
コーン類、pH調整剤、アミノ酸類、抗炎症剤、一重項酸
素消去剤又は抗酸化剤、紫外線吸収剤、保湿剤、美白
剤、血行促進剤、ビタミン、皮脂抑制剤、制汗剤、収斂
剤、防腐剤、金属キレート剤、香料、色素などを、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜選択して配合すること
ができる。
【0036】具体的には、粉体としては、通常の化粧料
に用いられるものであれば特に制限されず、例えばケイ
酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリ
ン、マイカ、ベントナイト、チタン被覆雲母、ベンガ
ラ、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カラ
ミン、ゼオライト、カーボンブラック等の無機粉末;ポ
リアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール
樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、メラ
ミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビ
ニルベンゼン・スチレン共重合体等の各種樹脂粉体、あ
るいはこれらの2種以上からなる共重合樹脂粉体;多糖
類、ウール、シルク等の有機粉末;赤色201号、赤色
202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色
203号、橙色204号、黄色204号、黄色401
号、青色404号等の有機顔料粉末;赤色3号、赤色1
04号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、
赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4
号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3
号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニ
ウムレーキなどからなる顔料粉末;ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、パ
ルミチン酸亜鉛等の金属石鹸などを挙げることができ
る。これらの粉体は、メチルハイドロジェンメチルポリ
シロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、メチルポリシ
ロキサン等によるシリコーン処理;パーフルオロアルキ
ルリン酸エステル、パーフルオロアルコール等によるフ
ッ素処理;N−アシルグルタミン酸等によるアミノ酸処
理;レシチン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、アルキ
ルリン酸エステル処理等の表面処理を行ったものを用い
ることもできる。また、これらの粉体を2種以上複合し
たものを用いることもできる。
【0037】これらの粉体を配合する場合には、全組成
中に0.01〜95%、特に0.02〜90%配合する
のが好ましい。
【0038】水溶性アルコール類としては、特開平11
−116427号第3欄、第28〜38行記載のものが
挙げられる。これらのうち、特にグリセリン、1,3−
ブチレングリコール、1,3−プロパンジオールが好ま
しい。
【0039】これらの水溶性アルコール類を配合する場
合には、全組成中に0.01〜40%、特に0.1〜2
0%配合するのが好ましい。
【0040】界面活性剤としては、非イオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等のいずれ
をも好適に使用することができる。例えば特開平11−
116427号、第3欄、第47行〜第4欄、第25行
の記載のものや石けんが使用できる。
【0041】これらの界面活性剤は1種以上を組合わせ
て用いることができ、これらを配合する場合には、全組
成中に0.01〜90%、特に0.01〜30%配合す
るのが好ましい。
【0042】粘度調整剤としては、例えばキサンタンガ
ム、カチオン化セルロース、ヒアルロン酸ナトリウム、
アルギン酸キチン、キトサン、カルボキシメチルセルロ
ース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、アイオー
タカラギーナン、ラムダーカラギーナン、プルラン、キ
クラゲ、ガティガム、トレハロース、寒天の他、特開平
11−116427号の第4欄第31〜36行記載のも
のが挙げられる。
【0043】これらの粘度調整剤を配合する場合には、
全組成中に0.0001〜10%、特に0.001〜3
%配合するのが好ましい。
【0044】油分としては、例えば固体状若しくは液体
状パラフィン、ワセリン、クリスタルオイル、セレシ
ン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、スクワ
レン等の炭化水素類;ユーカリ油、硬化パーム油、ココ
ヤシ油、ハッカ油、月見草油、ミツロウ、ツバキ油、ア
ーモンド油、カカオ油、ヒマシ油、ゴマ油、マカデミア
ナッツ油、ヒマワリ油、ピーナッツ油、アボガド油、牛
脂、豚脂、馬脂、卵黄脂、オリーブ油、カルナウバロ
ウ、ラノリン、水添ラノリン、ホホバ油;グリセリンモ
ノステアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エ
ステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、パルミチ
ン酸ミリスチル、パルミチン酸セチルの他、特開平11
−116427号の第4頁第5欄、第2行〜第6欄、第
5行のものが挙げられる。
【0045】これら油分を配合する場合には、可溶化で
きる範囲で用いるのが好ましく、全組成中に0.001
〜25%、特に0.005〜10%配合するのが好まし
い。
【0046】シリコーン類としては、例えばオクタメチ
ルポリシロキサン、テトラデカメチルポリシロキサン、
メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンの他、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン等のメチルポリシクロシロキサン、トリメチルシロキ
シケイ酸、さらには、ポリエーテル変性シリコーン、ポ
リエーテル・アルキル変性シリコーン、オキサゾリル変
性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコ
ーン、特開平6−72851号公報記載の特定の変性オ
ルガノポリシロキサン等の変性シリコーンなどを挙げる
ことができる。
【0047】これらのシリコーン類を配合する場合に
は、通常は全組成中に0.001〜25%、特に0.0
01〜10%配合するのが好ましい。
【0048】pH調整剤としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の金属水酸化
物、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、尿素、ε−アミノカプロン
酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コハク
酸、酒石酸等の有機酸類、グリシンベタイン、リジンベ
タイン等のベタイン類などが挙げられる。本発明の皮膚
化粧料は、pH2〜11、特にpH4〜8の領域とするのが
好ましい。
【0049】アミノ酸類としては、例えばグリシン、セ
リン、シスチン、アラニン、トレオニン、システイン、
バリン、フェニルアラニン、メチオニン、ロイシン、チ
ロシン、プロリン、イソロイシン、トリプトファン、ヒ
ドロキシプロリン等の中性アミノ酸;アスパラギン酸、
アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸等の酸性アミ
ノ酸;アルギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基性アミ
ノ酸の他、特開平11−116427号第6欄第43〜
49行記載のものが挙げられる。
【0050】これらのアミノ酸類を配合する場合には、
1種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
0.001〜30%、特に0.01〜5%配合するのが
好ましい。
【0051】抗炎症剤としては、例えばグリチルリチン
酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、イプシロ
ンアミノカプロン酸及びその塩、アラントイン、塩化リ
ゾチーム、グアイアズレン、サリチル酸メチル、γ−オ
リザノール、ビサボロール等が挙げられ、これらのう
ち、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、
イプシロンアミノカプロン酸が好ましい。
【0052】これらの抗炎症剤を配合する場合には、1
種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.
001〜5%、特に0.01〜2%配合するのが好まし
い。
【0053】一重項酸素消去剤又は抗酸化剤としては、
例えばα−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リ
コピン、クリブトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチ
ン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチ
ン、クロセチン等のカロチノイド;1,4−ジアザシク
ロオクタン、2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラ
ン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイ
ソベンゾフラン、α−トコフェロール、β−トコフェロ
ール、γ−トコフェロール、d−トコフェロール、ヒス
チジン、トリプトファン、メチオニン、L−シスチン、
L−システイン、アラニン又はそのアルキルエステル;
ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ール、アスコルビン酸、タンニン酸、エピカテキン、エ
ピカロカテキン、エピカテキンガレート、エピカロカテ
キンガレート等のタンニン類などが挙げられる。これら
のうち、カロチン、トコフェロール、アスコルビン酸、
タンニン酸、エピカテキンガレート、エピカロカテキン
ガレートが好ましい。
【0054】
【実施例】実施例1 ω−ジメチルアミノ末端−ポリエチレンオキシド−メタ
クリレート(マクロモノマー(1))の合成 マクロモノマー(1)は、真空条件下で調製した。N,
N−ジメチルアミノエタノール、メタクリル酸クロライ
ド(MAC)は、カルシウムハイドライド存在下で蒸留
して精製した。エチレンオキシド(EO)はカルシウム
ハイドライド存在下で蒸留し、つぎにナトリウム存在下
で蒸留して精製した。ナフタレンカリウムは、5×10
-5Torr.の真空下、6gのカリウムと8gのナフタレン
を475mLのTHFに入れ、合成した(0.11N)。
まず、N,N−ジメチルアミノエタノールを、淡緑色が
消えなくなるまで、ナフタレンカリウムのTHF溶液を
加えた。得られたN,N−ジメチルアミノエタノールの
カリウムアルコキシドを開始剤として、15.8mLのE
Oを40℃で40時間、リビング重合させた。重合開始
から約10分後には、開始剤の白色結晶は消え、EOの
重合が開始されたことが確認できた。得られたリビング
ポリマーは、メタクリル酸クロライド(MAC)のTH
F溶液と0℃、約1時間、マグネティックスターラーで
攪拌しながら反応させた。この反応混合物をアセトン中
に入れ、沈殿した塩化カリウムを濾過により除去した。
マクロモノマーを含む濾液は濃縮後、ヘキサンで再沈精
製後、ベンゼン溶液としてから、48時間凍結乾燥し
た。マクロモノマーの構造は、1N-NMR(Bruker,200MHz)
により確認した。重クロロホルム中では、メタクリレー
トのメチル基プロトンは1.9ppmに、メタクリレート
のビニル基プロトンは5.6ppmと6.2ppmに、PEO
のエチレンプロトンは3.6ppmに、Nについたメチル
基のプロトンは2.9ppmに確認できた。マクロモノマ
ーの分子量及び分子量分布は、ゲル濾過クロマトグラフ
ィー(GPC)で測定した。RI検出器(JASCOR
I980)、カラム(Shodex A−802,A−80
3)。溶離液はTHFで、流速は1mL/min。東ソー
(株)製のPEO標準サンプルで分子量は校正した。合
成条件を表1に、結果を表2に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】実施例2〜4(マクロモノマーの重合) 乾燥アルゴン置換したガラスチューブに、精秤したマク
ロモノマー(1)と開始剤の4,4′−アゾビス(4−
シアノ吉草酸)(AVA)と溶媒のイオン交換水を入
れ、凍結融解を繰り返して脱気する。このガラスチュー
ブを真空下で封印し、60℃のオイルバス中で36時間
重合を行った。未反応のマクロモノマーは、ベンゼン−
ヘキサンの混合溶媒で溶剤分別により、取り除いた。ポ
リマーは凍結乾燥した。1H−NMR、多角度光散乱検
出器付サイズ排除クロマトグラフィー(MALLS−S
EC)により構造確認を行った。例えば、マクロモノマ
ー(1)の場合、重クロロホルム中では、メタクリレー
トのメチル基プロトンは1.7ppmに、PEOのエチレ
ンのプロトンは3.6ppmに、Nについたメチル基のプ
ロトンは2.9ppmに確認できた。また、5.6ppmと
6.2ppm(モノマーのビニル基プロトン)のピークは
全くなく、未反応モノマーが完全に除去されていること
が確認できた。重合条件及び結果を表3に示す。
【0058】
【表3】
【0059】実施例5(ボディシャンプー組成物) 下記に示した組成のボディシャンプーを常法により製造
した。 (重量%) ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン塩 (40%水溶液) 40.0 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム (EO=3) 20.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 グリセリンモノパルミチン酸エステル 1.0 実施例2のポリ・マクロモノマー 1.0 プロピレングリコール 5.0 クエン酸(pH6.5に) 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0060】専門パネラーが、本発明品のボディシャン
プーを使用して体を洗い、すすいだ後、水分を十分タオ
ルで拭き取った。その後、皮膚のさっぱり感、すべり感
を評価した。非常にさっぱりし、すべすべした感触であ
ることを確認できた。また、8時間経過後においても効
果は持続していた。
【0061】実施例6(化粧水組成物) 下記に示した組成の化粧水を常法により製造した。 (重量%) ソルビット 2.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 実施例2のポリ・マクロモノマー 0.2 ポリオシキエチレンオレイルエーテル(EO=25) 2.0 エタノール 15.0 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0062】専門パネラーが、本発明品の化粧水を洗浄
した前腕部に塗布した時の、皮膚のさっぱり感、すべり
感を評価した。非常にさっぱりし、さらさらした感触で
あることを確認できた。また、8時間経過後においても
効果は持続していた。
【0063】実施例7(乳液状ファンデーション組成
物) 下記に示した組成の乳液状ファンデーションを常法によ
り製造した。 (重量%) ステアリン酸 2.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 セトステアリルアルコール 0.2 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 9.0 酸化タルク 8.0 タルク 4.0 実施例3のポリ・マクロモノマー 0.2 プロピレングリコール 5.0 ベントナイト 0.5 保存料 適量 着色顔料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0064】専門パネラーが、本発明品の乳液状ファン
デーション0.1gをスポンジにとり、頬にのばした。
付着性、皮膚のさっぱり感を評価した。付着性がよく、
非常にさっぱりした感触であることを確認できた。ま
た、8時間経過後においても付着性はよく、効果は持続
していた。
【0065】実施例8(シャンプー組成物) 下記に示した組成のシャンプーを常法により製造した。 (重量%) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ ウム(EO=3) 15.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピル トリメチルアンモニウムクロリドエーテル(カ チナールLC-100 東邦化学(株)製) 2.0 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒド ドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン ( アンヒトール20Y 花王(株)製) 0.5 実施例2のポリ・マクロモノマー 0.5 pH調整剤 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0066】本発明品のシャンプーを使用して洗髪し、
すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取った。その後、
ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感を専門パネラ
ーにより評価した。非常に指通しもよく、なめらかな感
触であることを確認できた。また、8時間経過後におい
ても効果は持続していた。
【0067】実施例9(ヘアリンス組成物) 下記に示した組成のヘアリンスを常法により製造した。 (重量%) ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.5 セチルアルコール 2.0 プロピレングリコール 3.0 実施例4のポリ・マクロモノマー 1.0 pH調整剤 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0068】プレーンシャンプーを使用して洗髪し、す
すいだ後、本発明のヘアリンスを均一に塗布して洗髪
し、すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取った。その
後、ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感を専門パ
ネラーにより評価した。非常に指通しもよく、なめらか
な感触であることを確認できた。また、8時間経過後に
おいても効果は持続していた。
【0069】実施例10(ヘアトリートメント組成物) 下記に示した組成のヘアトリートメントを常法により製
造した。 (重量%) 2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウ ムクロリド 1.5 ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 セトステアリルアルコール 3.0 流動パラフィン 1.0 実施例3のポリ・マクロモノマー 1.0 ヒドロキシエチルセルロース (1%水溶液 粘度8000mPa・s) 0.5 ポリオキシエチレン(5)オレイルエーテル 0.5 pH調整剤 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
【0070】プレーンシャンプーを使用して洗髪し、す
すいだ後、本発明のヘアトリートメントを均一に塗布し
て洗髪し、すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取っ
た。その後、ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感
を専門パネラーにより評価した。非常に指通しもよく、
なめらかな感触であることを確認できた。また、8時間
経過後においても効果は持続していた。
【0071】実施例11(ヘアスプレー組成物) 下記に示した原料を混合しヘアスプレー原液とした。原
液は所定の容器に封入後に噴射剤を充填しヘアスプレー
とした。用いた噴射剤はLPG(2.5kg/cm 2)で原
液:噴射剤比は50:50とした。 (重量%) N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチ ルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベ タイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合 体*1 12.0 流動イソパラフィン*2 4.0 スクワラン 0.2 実施例4のポリ・マクロモノマー 0.4 香料 適量 エタノール バランス 100.0 *1)ユカフォーマーM-75(三菱油化製)、 *2)アイソゾール400(日本石油製)。
【0072】スタイルを整えた後に本発明のヘアスプレ
ーを適量スプレーし官能評価を行ったところ、ヘアスプ
レー本来のセット性が損なわれることなく、且つ、ごわ
つきもなく高いすべり感があることが確認できた。ま
た、8時間経過後においても効果が持続していた。
【0073】実施例12(ヘアフォーム組成物) 下記に示した原料を混合しヘアフォーム原液とした。原
液は所定の容器に封入後、噴射剤を充填しヘアフォーム
とした。用いた噴射剤はLPG(5.0kg/cm 2)で原
液:噴射剤比は90:10とした。 (重量%) ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノ エチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩*1 3.0 エタノール 10.0 流動イソパラフィン*2 4.0 メチルフェニルポリシロキサン*3 1.2 ポリPEOマクロモノマー(3) 0.4 実施例2のポリ・マクロモノマー 1.0 香料 適量 精製水 バランス 100.0 *1)ガフコートN755(BASF社製)、 *2)アイソゾール400(日本石油製)、 *3)シリコーンSF557(東レ・ダウコーニング製)、 *4)ソフタノール90(日本触媒製)。
【0074】スタイルを整えた後に本発明のヘアフォー
ムを塗布し、手櫛でさらにスタイルを整えた後、仕上が
った髪の感触を専門パネラーにより官能評価を行ったと
ころ、指通しも良く、なめらかな感触で自然なつや感に
仕上がることが確認できた。また、8時間経過後におい
ても効果は持続していた。
【0075】
【発明の効果】本発明のポリ・マクロモノマーを配合し
た化粧料を用いれば、皮膚や毛髪に対して良好なすべり
感を持続的に付与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 昭裕 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 伊藤 浩一 愛知県豊橋市高師本郷町字北沢34番地の1 (72)発明者 川口 正剛 愛知県豊橋市羽根井町17番地の1 Fターム(参考) 4C083 AB432 AB442 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC182 AC242 AC302 AC352 AC392 AC422 AC521 AC522 AC642 AC691 AC692 AC712 AC782 AD092 AD132 AD152 AD512 CC01 CC04 CC05 CC12 CC23 CC33 CC38 CC39 DD08 DD23 DD31 EE06 EE28 FF01 FF05 4J027 AC02 AC03 AC04 AC06 AC07 AC09 BA13 BA17 CB03 CB04 CB05 CC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)ビニル重合性基と、(ロ)アミノ
    基、その酸付加塩及びその第4級アンモニウム塩から選
    択される1種以上の窒素含有基と、(ハ)ポリアルキレ
    ンオキシド基とを有し、ポリアルキレンオキシド(ハ)
    の片末端位にビニル重合性基(イ)を有し、他の片末端
    位に窒素含有基(ロ)を有するマクロモノマー。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化1】 X−(OA)n−(OR1a−Y (1) 〔式中、Xはビニル重合性基を示し;Yは−N(R2
    3 で示される基、その酸付加塩又はその第4級アンモ
    ニウム塩を示し(ここで、R2 及びR3 は同一又は異な
    って水酸基が置換していてもよい炭素数1〜36のアル
    キル基又はアルケニル基を示す);Aは炭素数2〜4の
    アルキレン基を示し;nは平均値であって1〜1,00
    0の数を示し;R1 は炭素数1〜36のアルキレン基を
    示し;aは0又は1の数を示す。〕で表されるものであ
    る請求項1記載のマクロモノマー。
  3. 【請求項3】 Yが、(メタ)アクリロイル基である請
    求項2記載のマクロモノマー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のマク
    ロモノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のポリ・マクロモノマーを
    含有する化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006520832A (ja) * 2003-03-07 2006-09-14 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 高分子生成物および化粧品におけるその使用

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