JP2001098039A - マクロモノマー - Google Patents
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Abstract
基、その酸付加塩及びその第4級アンモニウム塩から選
択される1種以上の窒素含有基と、(ハ)ポリアルキレ
ンオキシド基とを有し、ポリアルキレンオキシド(ハ)
の片末端位にビニル重合性基(イ)を有し、他の片末端
位に窒素含有基(ロ)を有するマクロモノマー;当該マ
クロモノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマ
ー;並びに当該ポリ・マクロモノマーを含有する化粧
料。 【効果】 この化粧料を用いると良好なすべり感が得ら
れ、かつそれが持続する。
Description
の原料として有用なマクロモノマー、そのポリマー及び
そのポリマーを含有する化粧料に関する。
り感を付与する目的で、種々の油剤や高重合ポリシロキ
サン等のポリマー(以下、基剤という)が配合されてい
る。
料の共通の欠点は、効果が不十分であるだけでなく、汗
などの親水性成分や皮脂などの油溶性成分によって容易
に洗い落とされ、効果の持続性に劣る点である。本発明
の課題は十分な効果とその効果の持続性を飛躍的に改善
した化粧料及びこれに用いるポリマーを提供することで
ある。
モノマー、特にポリ(ポリエチレンオキシドマクロモノ
マー)を配合すれば毛髪に好ましいすべり感を付与で
き、かつその持続効果も良好な毛髪化粧料が得られるこ
とを見出し、先に特許出願した(特願平11−2378
79号)。そして、さらに研究を続けた結果、ポリアル
キレンオキシドの両末端にビニル重合性基とアミノ基等
とをそれぞれ有するマクロモノマーの重合体を配合した
化粧料が、皮膚や毛髪に好ましいすべり感を付与し、か
つその効果の持続性がさらに優れていることを見出し
た。
基と、(ロ)アミノ基、その酸付加塩及びその第4級ア
ンモニウム塩から選択される1種以上の窒素含有基と、
(ハ)ポリアルキレンオキシド基とを有し、ポリアルキ
レンオキシド(ハ)の片末端位にビニル重合性基(イ)
を有し、他の片末端位に窒素含有基(ロ)を有するマク
ロモノマーを提供する。さらに本発明は、上記マクロモ
ノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマー及びこ
れを含有する化粧料を提供する。
式(1)で表されるものが好ましい。
−N(R2)R3 で示される基、その酸付加塩又はその
第4級アンモニウム塩を示し(ここで、R2 及びR3 は
同一又は異なって水酸基が置換していてもよい炭素数1
〜36のアルキル基又はアルケニル基を示す);Aは炭
素数2〜4のアルキレン基を示し;nは平均値であって
1〜1,000の数を示し;R1 は炭素数1〜36のア
ルキレン基を示し;aは0又は1の数を示す。〕
性基としては、例えばCH2=CH-C6H4-CmH2m-(ここでmは
1〜18の数を示す)、CH2=CHCO-、CH2=C(CH3)CO-等が
挙げられるが、このうち(メタ)アクリロイル基が好ま
しい。
数1〜36のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル
基、又は炭素数2〜36のアルケニル基が好ましく、特
に炭素数1〜18のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基が好ましい。-N(R2)R3 の酸付加塩を形成する酸とし
ては、硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸や酢酸、乳酸、ク
エン酸等の有機酸が例示される。また第4級アンモニウ
ム塩としては、アルキルハライドもしくはアルケニルハ
ライド、又はジアルキルサルフェートもしくはジアルケ
ニルサルフェート等によりアミノ基が第4級化されたも
のが例示される。ここでアルキル基及びアルケニル基と
しては、前記R2 及びR3 で説明したものが例示され
る。
基が好ましい。またn個のオキシアルキレン基(OA)
は、同一でも異なっていてもよく、異なるオキシアルキ
レン基が存在する場合その結合型はブロック型でもラン
ダム型でもよい。
2〜18のアルキレン基が好ましい。
うち、Xが(メタ)アクリロイル基であり、Aが炭素数
2及び/又は3のアルキレン基であり、nが10〜50
0の数であり、R1 が炭素数2〜3のアルキレン基であ
り、aが0又は1であり、Yがジ(C1−C18アルキ
ル)アミノ基であるマクロモノマーが、これを重合して
得られるポリマーを配合した化粧料に、優れたすべり性
とその持続性を付与する点より特に好ましい。
キルアミノアルコールにアルキレンオキシドを付加した
後、(メタ)アクリル酸クロライド、クロロメチルスチ
レン等の重合性ハライドと反応させることにより製造す
ることができる。反応は、まず、ジアルキルアミノエタ
ノールに、水素化アルカリ金属やナフタレンカリウム
を、そのまま又はTHF等の有機溶剤溶液として加え
る。得られたジアルキルアミノエタノールの金属アルコ
キシドを開始剤として、アルキレンオキシドを−45℃
〜95℃の温度範囲で30分間以上、リビング重合させ
る。
クリル酸クロライド等の重合性ハライドと30分間以
上、攪拌しながら反応させる。反応混合物はアセトン等
の有機溶剤中に入れ、沈殿する塩を濾過により除去す
る。マクロモノマー溶液は、濃縮後、ヘキサン等の炭化
水素系溶媒で再沈精製後、乾燥し、精製する。
いるアルキレンオキシドや開始剤等によって異なるが、
反応温度は−45℃〜95℃が好ましく、より好ましく
は−20℃〜45℃で、反応時間は、30分間以上、よ
り好ましくは1〜60時間である。リビングポリマーと
重合性ハライドの反応温度と時間は、用いる重合性ハラ
イド等により異なるが、反応温度は−45℃〜95℃が
好ましく、より好ましくは、−20℃〜30℃で、反応
時間は30分間以上、より好ましくは、1〜50時間で
ある。
N,N−ジメチルアミノエタノール、N,N−ジエチル
アミノエタノール、N,N−ジ(n−ブチル)アミノエ
タノール等が挙げられる。水素化アルカリ金属として
は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム等が挙げられる。アニオン重合の開始剤としては、水
素化アルカリ金属、ナフタレンカリウム以外にも、ナフ
タレンナトリウム、フルオレニルリチウム、カルバジル
カリウム等を用いてもよい。
キシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシ
ド等が挙げられる。重合性ハライドとしては、(メタ)
アクリル酸クロライド、塩化アリル、臭化アリル、ヨウ
化アリル、クロロ酢酸ビニル、ブロモ酢酸ビニル、ヨウ
化酢酸ビニル、p−ビニルベンジルクロライド、p−ビ
ニルベンジルブロマイド、4−クロロ−α−メチルスチ
レン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、p−(2−ク
ロロエチル)スチレン、p−(2−ブロムエチル)スチ
レン、p−(3−クロロプロピル)スチレン、p−(3
−ブロムプロピル)スチレン、p−(3−クロロプロピ
ル)スチレン、p−(4−ブロムブチル)スチレン、p
−(5−クロロペンチル)スチレン、p−(6−クロロ
ヘキシル)スチレン、p−(7−ブロモヘキシル)スチ
レン、p−(8−ブロモオクチル)スチレン等が挙げら
れる。
用いる有機溶剤としては、目的物であるマクロモノマー
が溶解する有機溶剤であればなにを使用してもよい。例
えば、ケトン系有機溶剤(アセトン、メチルエチルケト
ン等)、アルコール系有機溶剤(メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、1−
ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール等)、ア
セトニトリル等が挙げられる。
は、原料のアルキレンオキシドが溶解し、マクロモノマ
ーが不溶である有機溶剤で有ればよい。このような炭化
水素系溶剤としては、例えば、直鎖又は環状の飽和炭化
水素系溶剤(n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン、シクロヘ
キサン等)、直鎖又は環状の不飽和炭化水素系溶剤(ト
ルエン、キシレン等)、エステル系有機溶剤(酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等)、等が挙げられる。
マクロモノマーを単独重合するか、又はこのマクロモノ
マーと共重合することにより得られる。ここで共重合体
の場合、ポリマー中に本発明のマクロモノマーが0.1
モル%以上存在することが好ましい。共重合様式はブロ
ック状でもランダム状でもよい。本発明ポリ・マクロモ
ノマーの重量平均分子量は、これを配合した化粧料のす
べり感及びその持続性の点から、好ましくは1万以上、
より好ましくは5万〜3000万、特に好ましくは10
万〜2000万である。
カル重合開始剤、酸化還元系触媒の存在下、バルク重
合、溶液重合等により行うことができる。ラジカル重合
開始剤としては、2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル(AIBN)、2,2′−アゾビスイソバレロニトリ
ル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)(AV
A)、等のアゾ系開始剤や、過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウロイル、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、ジ−
t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド
等の過酸化物系開始剤等が挙げられる。
一鉄塩、過硫酸塩−産生亜硫酸ナトリウム、クメンヒド
ロペルオキシド−第一鉄塩、過酸化ベンゾイル−ジメチ
ルアニリン、過酸化水素−トリエチルアルミニウム、ヒ
ドロペルオキシド−トリエチルホウ素、過酸化ベンゾイ
ル−ジエチル亜鉛、酸素−トリエチルアルミニウム等が
挙げられる。開始剤の使用量は0.01%〜10%が好
ましい。
モノマーや重合開始剤の種類にもよるが通常0℃〜18
0℃、好ましくは20℃〜100℃で0.5〜48時間
である。反応後、ポリマーを再沈殿、膜精製等の通常の
方法で精製することができる。
きるものであれば何でも良い。水、ベンゼン、トルエン
等のマクロモノマーの会合を促す溶媒を用いると重合速
度、反応率、生成ポリマクロモノマーの分子量を上げる
ことができるので好ましい。溶媒の使用量は0〜95重
量%(以下、単に%で示す)が好ましい。
配合量は、すべり感及びその持続性の点から0.001
〜20%、さらに0.01〜10%、特に0.05〜3
%が好ましい。
化粧水、乳液、クリーム、ジェル、スキンケア製品、フ
ァンデーション、口紅、ポイントメーク製品、ボディシ
ャンプー、液体石けん、サンスクリーン化粧品等のサン
ケア製品、ハンドケア製品、防臭化粧品、浴剤等の皮膚
化粧料や、シャンプー、リンス、コンディショナー、ト
リートメント、ヘアリキッド、ヘアスプレー、ヘアマニ
キュア、セットフォーム、ヘアゲル等の毛髪化粧料が例
示される。
モノマーに加えてさらに油剤、ポリオール類を配合する
のが、毛髪の感触を向上させる点から好ましい。油剤は
化粧料に汎用の油剤であれば特に制約はないが、例えば
特開平8−198732号公報第7頁第13欄32行〜
第8頁第13欄41行に記載の液状ないし固体の各種油
脂、炭化水素類、シリコーン類が挙げられる。
又は不飽和アルコール類;当該アルコール類と多価アル
コールとのエーテル類;当該アルコール類と炭素数1〜
11の脂肪酸とのエステル類;炭素数12〜30の飽和
又は不飽和脂肪酸;当該脂肪酸と一価又は多価アルコー
ルとのエステル類;当該脂肪酸とアミン類とのアミド
類;ステロール類;スクアレン;リン脂質;糖脂質;動
物性油脂;植物性油脂;シリコーン誘導体が挙げられ
る。
リン、流動パラフィン、固形パラフィン等が挙げられ
る。さらにシリコーン誘導体としては、ジメチルポリシ
ロキサン、メチルポリシロキサン、ポリシロキサン、ア
ミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メチル
フェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン
等が挙げられる。
6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有
する高級アルコール類が好ましい。
しても用いることができ、その配合量は毛髪化粧料中に
1〜25%であるのが好ましく、特に3〜20%、さら
に5〜15%配合すると、特に十分な効果が得られ、し
かも感触も良好であり好ましい。
オール類であれば特に制約はないが、例えばグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ポリエチレングリコール、ソルビトール等
が挙げられる。これらのポリオール類は、毛髪化粧料中
に感触向上効果の点から0.1〜25%、さらに0.5
〜20%、特に1〜10%配合するのが好ましい。
効果を損なわない範囲で、必要に応じてヒドロキシエチ
ルセルロース等の増粘剤、アニオン性・両性・カチオン
性・非イオン性界面活性剤、アニオン性・両性・カチオ
ン性・非イオン性重合物、香料、パルー化剤、色素、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等を配合しても良い。
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えば粉体、水溶
性アルコール類、界面活性剤、粘度調整剤、油分、シリ
コーン類、pH調整剤、アミノ酸類、抗炎症剤、一重項酸
素消去剤又は抗酸化剤、紫外線吸収剤、保湿剤、美白
剤、血行促進剤、ビタミン、皮脂抑制剤、制汗剤、収斂
剤、防腐剤、金属キレート剤、香料、色素などを、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜選択して配合すること
ができる。
に用いられるものであれば特に制限されず、例えばケイ
酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリ
ン、マイカ、ベントナイト、チタン被覆雲母、ベンガ
ラ、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カラ
ミン、ゼオライト、カーボンブラック等の無機粉末;ポ
リアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール
樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、メラ
ミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビ
ニルベンゼン・スチレン共重合体等の各種樹脂粉体、あ
るいはこれらの2種以上からなる共重合樹脂粉体;多糖
類、ウール、シルク等の有機粉末;赤色201号、赤色
202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色
203号、橙色204号、黄色204号、黄色401
号、青色404号等の有機顔料粉末;赤色3号、赤色1
04号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、
赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4
号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3
号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニ
ウムレーキなどからなる顔料粉末;ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、パ
ルミチン酸亜鉛等の金属石鹸などを挙げることができ
る。これらの粉体は、メチルハイドロジェンメチルポリ
シロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、メチルポリシ
ロキサン等によるシリコーン処理;パーフルオロアルキ
ルリン酸エステル、パーフルオロアルコール等によるフ
ッ素処理;N−アシルグルタミン酸等によるアミノ酸処
理;レシチン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、アルキ
ルリン酸エステル処理等の表面処理を行ったものを用い
ることもできる。また、これらの粉体を2種以上複合し
たものを用いることもできる。
中に0.01〜95%、特に0.02〜90%配合する
のが好ましい。
−116427号第3欄、第28〜38行記載のものが
挙げられる。これらのうち、特にグリセリン、1,3−
ブチレングリコール、1,3−プロパンジオールが好ま
しい。
合には、全組成中に0.01〜40%、特に0.1〜2
0%配合するのが好ましい。
剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等のいずれ
をも好適に使用することができる。例えば特開平11−
116427号、第3欄、第47行〜第4欄、第25行
の記載のものや石けんが使用できる。
て用いることができ、これらを配合する場合には、全組
成中に0.01〜90%、特に0.01〜30%配合す
るのが好ましい。
ム、カチオン化セルロース、ヒアルロン酸ナトリウム、
アルギン酸キチン、キトサン、カルボキシメチルセルロ
ース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、アイオー
タカラギーナン、ラムダーカラギーナン、プルラン、キ
クラゲ、ガティガム、トレハロース、寒天の他、特開平
11−116427号の第4欄第31〜36行記載のも
のが挙げられる。
全組成中に0.0001〜10%、特に0.001〜3
%配合するのが好ましい。
状パラフィン、ワセリン、クリスタルオイル、セレシ
ン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、スクワ
レン等の炭化水素類;ユーカリ油、硬化パーム油、ココ
ヤシ油、ハッカ油、月見草油、ミツロウ、ツバキ油、ア
ーモンド油、カカオ油、ヒマシ油、ゴマ油、マカデミア
ナッツ油、ヒマワリ油、ピーナッツ油、アボガド油、牛
脂、豚脂、馬脂、卵黄脂、オリーブ油、カルナウバロ
ウ、ラノリン、水添ラノリン、ホホバ油;グリセリンモ
ノステアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エ
ステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、パルミチ
ン酸ミリスチル、パルミチン酸セチルの他、特開平11
−116427号の第4頁第5欄、第2行〜第6欄、第
5行のものが挙げられる。
きる範囲で用いるのが好ましく、全組成中に0.001
〜25%、特に0.005〜10%配合するのが好まし
い。
ルポリシロキサン、テトラデカメチルポリシロキサン、
メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンの他、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン等のメチルポリシクロシロキサン、トリメチルシロキ
シケイ酸、さらには、ポリエーテル変性シリコーン、ポ
リエーテル・アルキル変性シリコーン、オキサゾリル変
性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコ
ーン、特開平6−72851号公報記載の特定の変性オ
ルガノポリシロキサン等の変性シリコーンなどを挙げる
ことができる。
は、通常は全組成中に0.001〜25%、特に0.0
01〜10%配合するのが好ましい。
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の金属水酸化
物、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、尿素、ε−アミノカプロン
酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コハク
酸、酒石酸等の有機酸類、グリシンベタイン、リジンベ
タイン等のベタイン類などが挙げられる。本発明の皮膚
化粧料は、pH2〜11、特にpH4〜8の領域とするのが
好ましい。
リン、シスチン、アラニン、トレオニン、システイン、
バリン、フェニルアラニン、メチオニン、ロイシン、チ
ロシン、プロリン、イソロイシン、トリプトファン、ヒ
ドロキシプロリン等の中性アミノ酸;アスパラギン酸、
アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸等の酸性アミ
ノ酸;アルギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基性アミ
ノ酸の他、特開平11−116427号第6欄第43〜
49行記載のものが挙げられる。
1種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
0.001〜30%、特に0.01〜5%配合するのが
好ましい。
酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、イプシロ
ンアミノカプロン酸及びその塩、アラントイン、塩化リ
ゾチーム、グアイアズレン、サリチル酸メチル、γ−オ
リザノール、ビサボロール等が挙げられ、これらのう
ち、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、
イプシロンアミノカプロン酸が好ましい。
種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.
001〜5%、特に0.01〜2%配合するのが好まし
い。
例えばα−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リ
コピン、クリブトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチ
ン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチ
ン、クロセチン等のカロチノイド;1,4−ジアザシク
ロオクタン、2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラ
ン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイ
ソベンゾフラン、α−トコフェロール、β−トコフェロ
ール、γ−トコフェロール、d−トコフェロール、ヒス
チジン、トリプトファン、メチオニン、L−シスチン、
L−システイン、アラニン又はそのアルキルエステル;
ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ール、アスコルビン酸、タンニン酸、エピカテキン、エ
ピカロカテキン、エピカテキンガレート、エピカロカテ
キンガレート等のタンニン類などが挙げられる。これら
のうち、カロチン、トコフェロール、アスコルビン酸、
タンニン酸、エピカテキンガレート、エピカロカテキン
ガレートが好ましい。
クリレート(マクロモノマー(1))の合成 マクロモノマー(1)は、真空条件下で調製した。N,
N−ジメチルアミノエタノール、メタクリル酸クロライ
ド(MAC)は、カルシウムハイドライド存在下で蒸留
して精製した。エチレンオキシド(EO)はカルシウム
ハイドライド存在下で蒸留し、つぎにナトリウム存在下
で蒸留して精製した。ナフタレンカリウムは、5×10
-5Torr.の真空下、6gのカリウムと8gのナフタレン
を475mLのTHFに入れ、合成した(0.11N)。
まず、N,N−ジメチルアミノエタノールを、淡緑色が
消えなくなるまで、ナフタレンカリウムのTHF溶液を
加えた。得られたN,N−ジメチルアミノエタノールの
カリウムアルコキシドを開始剤として、15.8mLのE
Oを40℃で40時間、リビング重合させた。重合開始
から約10分後には、開始剤の白色結晶は消え、EOの
重合が開始されたことが確認できた。得られたリビング
ポリマーは、メタクリル酸クロライド(MAC)のTH
F溶液と0℃、約1時間、マグネティックスターラーで
攪拌しながら反応させた。この反応混合物をアセトン中
に入れ、沈殿した塩化カリウムを濾過により除去した。
マクロモノマーを含む濾液は濃縮後、ヘキサンで再沈精
製後、ベンゼン溶液としてから、48時間凍結乾燥し
た。マクロモノマーの構造は、1N-NMR(Bruker,200MHz)
により確認した。重クロロホルム中では、メタクリレー
トのメチル基プロトンは1.9ppmに、メタクリレート
のビニル基プロトンは5.6ppmと6.2ppmに、PEO
のエチレンプロトンは3.6ppmに、Nについたメチル
基のプロトンは2.9ppmに確認できた。マクロモノマ
ーの分子量及び分子量分布は、ゲル濾過クロマトグラフ
ィー(GPC)で測定した。RI検出器(JASCOR
I980)、カラム(Shodex A−802,A−80
3)。溶離液はTHFで、流速は1mL/min。東ソー
(株)製のPEO標準サンプルで分子量は校正した。合
成条件を表1に、結果を表2に示す。
ロモノマー(1)と開始剤の4,4′−アゾビス(4−
シアノ吉草酸)(AVA)と溶媒のイオン交換水を入
れ、凍結融解を繰り返して脱気する。このガラスチュー
ブを真空下で封印し、60℃のオイルバス中で36時間
重合を行った。未反応のマクロモノマーは、ベンゼン−
ヘキサンの混合溶媒で溶剤分別により、取り除いた。ポ
リマーは凍結乾燥した。1H−NMR、多角度光散乱検
出器付サイズ排除クロマトグラフィー(MALLS−S
EC)により構造確認を行った。例えば、マクロモノマ
ー(1)の場合、重クロロホルム中では、メタクリレー
トのメチル基プロトンは1.7ppmに、PEOのエチレ
ンのプロトンは3.6ppmに、Nについたメチル基のプ
ロトンは2.9ppmに確認できた。また、5.6ppmと
6.2ppm(モノマーのビニル基プロトン)のピークは
全くなく、未反応モノマーが完全に除去されていること
が確認できた。重合条件及び結果を表3に示す。
した。 (重量%) ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン塩 (40%水溶液) 40.0 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム (EO=3) 20.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 グリセリンモノパルミチン酸エステル 1.0 実施例2のポリ・マクロモノマー 1.0 プロピレングリコール 5.0 クエン酸(pH6.5に) 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
プーを使用して体を洗い、すすいだ後、水分を十分タオ
ルで拭き取った。その後、皮膚のさっぱり感、すべり感
を評価した。非常にさっぱりし、すべすべした感触であ
ることを確認できた。また、8時間経過後においても効
果は持続していた。
した前腕部に塗布した時の、皮膚のさっぱり感、すべり
感を評価した。非常にさっぱりし、さらさらした感触で
あることを確認できた。また、8時間経過後においても
効果は持続していた。
物) 下記に示した組成の乳液状ファンデーションを常法によ
り製造した。 (重量%) ステアリン酸 2.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 セトステアリルアルコール 0.2 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 9.0 酸化タルク 8.0 タルク 4.0 実施例3のポリ・マクロモノマー 0.2 プロピレングリコール 5.0 ベントナイト 0.5 保存料 適量 着色顔料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
デーション0.1gをスポンジにとり、頬にのばした。
付着性、皮膚のさっぱり感を評価した。付着性がよく、
非常にさっぱりした感触であることを確認できた。ま
た、8時間経過後においても付着性はよく、効果は持続
していた。
すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取った。その後、
ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感を専門パネラ
ーにより評価した。非常に指通しもよく、なめらかな感
触であることを確認できた。また、8時間経過後におい
ても効果は持続していた。
すいだ後、本発明のヘアリンスを均一に塗布して洗髪
し、すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取った。その
後、ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感を専門パ
ネラーにより評価した。非常に指通しもよく、なめらか
な感触であることを確認できた。また、8時間経過後に
おいても効果は持続していた。
造した。 (重量%) 2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウ ムクロリド 1.5 ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 セトステアリルアルコール 3.0 流動パラフィン 1.0 実施例3のポリ・マクロモノマー 1.0 ヒドロキシエチルセルロース (1%水溶液 粘度8000mPa・s) 0.5 ポリオキシエチレン(5)オレイルエーテル 0.5 pH調整剤 適量 保存料 適量 着色料 適量 香料 適量 水 バランス 100.0
すいだ後、本発明のヘアトリートメントを均一に塗布し
て洗髪し、すすいだ後、水分を十分タオルで拭き取っ
た。その後、ドライヤーで十分乾燥し、毛髪のすべり感
を専門パネラーにより評価した。非常に指通しもよく、
なめらかな感触であることを確認できた。また、8時間
経過後においても効果は持続していた。
液は所定の容器に封入後に噴射剤を充填しヘアスプレー
とした。用いた噴射剤はLPG(2.5kg/cm 2)で原
液:噴射剤比は50:50とした。 (重量%) N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチ ルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベ タイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合 体*1 12.0 流動イソパラフィン*2 4.0 スクワラン 0.2 実施例4のポリ・マクロモノマー 0.4 香料 適量 エタノール バランス 100.0 *1)ユカフォーマーM-75(三菱油化製)、 *2)アイソゾール400(日本石油製)。
ーを適量スプレーし官能評価を行ったところ、ヘアスプ
レー本来のセット性が損なわれることなく、且つ、ごわ
つきもなく高いすべり感があることが確認できた。ま
た、8時間経過後においても効果が持続していた。
液は所定の容器に封入後、噴射剤を充填しヘアフォーム
とした。用いた噴射剤はLPG(5.0kg/cm 2)で原
液:噴射剤比は90:10とした。 (重量%) ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノ エチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩*1 3.0 エタノール 10.0 流動イソパラフィン*2 4.0 メチルフェニルポリシロキサン*3 1.2 ポリPEOマクロモノマー(3) 0.4 実施例2のポリ・マクロモノマー 1.0 香料 適量 精製水 バランス 100.0 *1)ガフコートN755(BASF社製)、 *2)アイソゾール400(日本石油製)、 *3)シリコーンSF557(東レ・ダウコーニング製)、 *4)ソフタノール90(日本触媒製)。
ムを塗布し、手櫛でさらにスタイルを整えた後、仕上が
った髪の感触を専門パネラーにより官能評価を行ったと
ころ、指通しも良く、なめらかな感触で自然なつや感に
仕上がることが確認できた。また、8時間経過後におい
ても効果は持続していた。
た化粧料を用いれば、皮膚や毛髪に対して良好なすべり
感を持続的に付与することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (イ)ビニル重合性基と、(ロ)アミノ
基、その酸付加塩及びその第4級アンモニウム塩から選
択される1種以上の窒素含有基と、(ハ)ポリアルキレ
ンオキシド基とを有し、ポリアルキレンオキシド(ハ)
の片末端位にビニル重合性基(イ)を有し、他の片末端
位に窒素含有基(ロ)を有するマクロモノマー。 - 【請求項2】 一般式(1) 【化1】 X−(OA)n−(OR1)a−Y (1) 〔式中、Xはビニル重合性基を示し;Yは−N(R2)
R3 で示される基、その酸付加塩又はその第4級アンモ
ニウム塩を示し(ここで、R2 及びR3 は同一又は異な
って水酸基が置換していてもよい炭素数1〜36のアル
キル基又はアルケニル基を示す);Aは炭素数2〜4の
アルキレン基を示し;nは平均値であって1〜1,00
0の数を示し;R1 は炭素数1〜36のアルキレン基を
示し;aは0又は1の数を示す。〕で表されるものであ
る請求項1記載のマクロモノマー。 - 【請求項3】 Yが、(メタ)アクリロイル基である請
求項2記載のマクロモノマー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のマク
ロモノマーを重合して得られるポリ・マクロモノマー。 - 【請求項5】 請求項4記載のポリ・マクロモノマーを
含有する化粧料。
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---|---|---|---|
JP27643299A JP3996303B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | マクロモノマー |
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JP27643299A JP3996303B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | マクロモノマー |
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JP3996303B2 JP3996303B2 (ja) | 2007-10-24 |
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ID=17569348
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27643299A Expired - Fee Related JP3996303B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | マクロモノマー |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2869902A1 (fr) * | 2004-05-06 | 2005-11-11 | Oreal | Composition, notamment cosmetique, comprenant un ester de ((dialkylamino)alcoxy) ethanol |
JP2006520832A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-09-14 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 高分子生成物および化粧品におけるその使用 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27643299A patent/JP3996303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006520832A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-09-14 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 高分子生成物および化粧品におけるその使用 |
FR2869902A1 (fr) * | 2004-05-06 | 2005-11-11 | Oreal | Composition, notamment cosmetique, comprenant un ester de ((dialkylamino)alcoxy) ethanol |
WO2005121067A1 (fr) * | 2004-05-06 | 2005-12-22 | L'oreal | Composition, notamment cosmetique, comprenant un ester de ((dialkylamino)alcoxy) ethanol |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3996303B2 (ja) | 2007-10-24 |
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