JP2001097958A - トリアジン誘導体、その製造法および用途 - Google Patents
トリアジン誘導体、その製造法および用途Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】優れた除草作用を有する新規トリアジン誘導体
の提供。 【解決手段】式(I) 【化1】 [式中、Q1は置換されていてもい環状基を、Q2は炭素
原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する基
を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン原
子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子もしく
は置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1と
R2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子とともに
置換されていてもよい環を形成してもよい]で表される
化合物またはその塩。本発明の化合物またはその塩は、
低薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に
対して優れた除草作用を有する。しかも、栽培植物、例
えばイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等
に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示す。
また、選択的除草効果は長時間持続する。哺乳動物や魚
介類に対して低毒性で、環境に汚染することもなく、水
田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として極
めて安全に使用することができる。
の提供。 【解決手段】式(I) 【化1】 [式中、Q1は置換されていてもい環状基を、Q2は炭素
原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する基
を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン原
子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子もしく
は置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1と
R2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子とともに
置換されていてもよい環を形成してもよい]で表される
化合物またはその塩。本発明の化合物またはその塩は、
低薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に
対して優れた除草作用を有する。しかも、栽培植物、例
えばイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等
に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示す。
また、選択的除草効果は長時間持続する。哺乳動物や魚
介類に対して低毒性で、環境に汚染することもなく、水
田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として極
めて安全に使用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた選択的除草
活性を示す新規なトリアジン誘導体、その製造法及び該
トリアジン誘導体を含有する農薬に関する。本発明のト
リアジン誘導体は種々の水田雑草、畑地雑草に対して優
れた除草活性を有し、しかもイネ、コムギ、オオムギ、
ダイズ、トウモロコシ等の栽培作物に対して実質的な薬
害はなく、水田や畑地等に対する優れた選択性除草剤と
して用いられる。
活性を示す新規なトリアジン誘導体、その製造法及び該
トリアジン誘導体を含有する農薬に関する。本発明のト
リアジン誘導体は種々の水田雑草、畑地雑草に対して優
れた除草活性を有し、しかもイネ、コムギ、オオムギ、
ダイズ、トウモロコシ等の栽培作物に対して実質的な薬
害はなく、水田や畑地等に対する優れた選択性除草剤と
して用いられる。
【0002】
【従来の技術】トリアジン誘導体としては、例えば (1)特開昭63−241047号にはトリアジン誘導
体を含むゴム組成物について記載されている。また、特
開平9−5962には発色現像液として用いられるトリ
アジン誘導体が記載されている。しかしながら、いずれ
も農薬としての用途については記載されていない。 (2)特開平3−133968号には三置換1,3,5
−トリアジン−2,4,6−トリオンが報告されてい
る。該化合物の殺菌、殺カビ剤としての用途については
記載されているが、除草剤としての用途については開示
されていない。 (3)特開昭49−93539号、特開昭49−475
34号、WO91/01978号公報、米国特許第3,
505,323号、米国特許3,505,057号、特
開昭49−41542号、特開平8−151364号な
どには農薬もしくは除草剤として使用し得る種々のトリ
アジン誘導体が報告されている。 (4)特開平11−5784号には除草剤として使用し
うるトリアジン誘導体について記載されているが、上記
(1)〜(3)を含め、本発明のトリアジン誘導体につ
いては記載されていない。
体を含むゴム組成物について記載されている。また、特
開平9−5962には発色現像液として用いられるトリ
アジン誘導体が記載されている。しかしながら、いずれ
も農薬としての用途については記載されていない。 (2)特開平3−133968号には三置換1,3,5
−トリアジン−2,4,6−トリオンが報告されてい
る。該化合物の殺菌、殺カビ剤としての用途については
記載されているが、除草剤としての用途については開示
されていない。 (3)特開昭49−93539号、特開昭49−475
34号、WO91/01978号公報、米国特許第3,
505,323号、米国特許3,505,057号、特
開昭49−41542号、特開平8−151364号な
どには農薬もしくは除草剤として使用し得る種々のトリ
アジン誘導体が報告されている。 (4)特開平11−5784号には除草剤として使用し
うるトリアジン誘導体について記載されているが、上記
(1)〜(3)を含め、本発明のトリアジン誘導体につ
いては記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの化合物は、雑
草に対する殺草効果、作物に対する薬害、哺乳動物や魚
介類に対する毒性、環境汚染の面などでまだ十分とは言
えず、これらの点につき、さらに改良された選択性除草
剤の開発が切望されている。
草に対する殺草効果、作物に対する薬害、哺乳動物や魚
介類に対する毒性、環境汚染の面などでまだ十分とは言
えず、これらの点につき、さらに改良された選択性除草
剤の開発が切望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた除
草活性を示し、しかも作物に薬害のない、選択性除草剤
の開発をめざし、鋭意研究を重ねた結果、式(I)
草活性を示し、しかも作物に薬害のない、選択性除草剤
の開発をめざし、鋭意研究を重ねた結果、式(I)
【化18】 [式中、Q1は置換されていてもよい環状基を、Q2は炭
素原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する
基を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン
原子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、
R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子も
しくは置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1
とR2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子ととも
に置換されていてもよい環を形成してもよい]で表され
る化合物またはその塩が強力な殺草活性を有し,しかも
イネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等の栽
培作物に対し、薬害が顕著に軽減され、高い選択的除草
作用を示すことを知見し、さらにこれらの知見に基づい
て種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
素原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する
基を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン
原子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、
R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子も
しくは置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1
とR2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子ととも
に置換されていてもよい環を形成してもよい]で表され
る化合物またはその塩が強力な殺草活性を有し,しかも
イネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等の栽
培作物に対し、薬害が顕著に軽減され、高い選択的除草
作用を示すことを知見し、さらにこれらの知見に基づい
て種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、〔1〕式(I)
【化19】 [式中、Q1は置換されていてもい環状基を、Q2は炭素
原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する基
を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン原
子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子もしく
は置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1と
R2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子とともに
置換されていてもよい環を形成してもよい]で表される
化合物(以下、化合物(I)と略称する場合がある)また
はその塩、〔2〕WがOである上記〔1〕項記載の化合
物またはその塩、〔3〕Q1が、それぞれ置換されてい
てもよい(i)C6-14アリール基、(ii)3〜8員複素環
基、(iii)C3-14シクロアルキル基または(iv)C3-14シ
クロアルケニル基である上記〔1〕項記載の化合物また
はその塩、〔4〕Q2が置換されていてもよいC1-6アル
キル基、置換されていてもよいC3-14シクロアルキル
基、置換されていてもよいC2-6アルケニル基、置換さ
れていてもよいC2-6アルキニル基、置換されていても
よいC6-14アリール基、置換されていてもよい3〜8員
複素環基、ヒドロキシル基、置換されていてもよいC
1-6アルコキシ基、置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アルケニ
ルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アルキニルオ
キシ基、置換されていてもよいC7-19アラルキルオキシ
基、置換されていてもよいC6-14アリールオキシ基、置
換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基である上記〔1〕項記載の化合
物またはその塩、〔5〕Q2が(1)ヒドロキシル基、(2)
C1-6アルコキシ基、(3)C2-6アルケニルオキシ基、(4)
C2-6アルキニルオキシ基、(5)C3-6シクロアルキルオ
キシ基、(6)C7-19アラルキルオキシ基、(7)C6-14アリ
ールオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C2-6アル
ケニル基、(iii)C2-6アルキニル基、(iv)C3-6シクロ
アルキル基、(v)置換されていてもよいC6-14アリール
基、(vi)置換されていてもよいピリジル基、(vii)置換
されていてもよいピロリル基、(viii)置換されていても
よいチアゾリル基および(ix)置換されていてもよいチエ
ニル基からなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換さ
れていてもよいアミノ基または(9)ピロリジニル基、ピ
ペリジニル基およびモルホリニル基から選ばれる複素環
基である上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、
〔6〕R1およびR2がそれぞれ独立してニトロ基、アミ
ノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、カルボキシル基およびハロゲンから選ば
れる置換基で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基または水素原子であるか、またはR1およびR2が
隣接する炭素原子とともに置換されていてもよい環を形
成している上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、
〔7〕R3、R4、R5およびR6がそれぞれ独立して(1)
水素原子、(2)ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシル基、
シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、カルボキ
シル基およびハロゲンから選ばれる置換基で1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基または(3)ニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン、C1-4アルキル基お
よびC1-6アルコキシ基から選ばれる置換基で1〜3個
置換されていてもよいC6-14アリール基であるか、また
はR3とR4または/及びR5とR6が隣接する炭素原子と
ともに置換されていてもよい環を形成している上記
〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔8〕Xがヒドロ
キシル基、置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
置換されていてもよいC3-6シクロアルキルオキシ基、
置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、置換
されていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、置換され
ていてもよいC6-14アリールオキシ基、置換されていて
もよいカルバモイルオキシ基、置換されていてもよいア
ミノ基、式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数
を、R7は水素原子、置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、置換されていてもよいC6-14アリール基、置換さ
れていてもよいアミノ基またはC1-20アシル基を示す]
で表される基、C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、
C1-6アルキルスルホニルオキシ基、式−N=CR8R9
[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C
1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表さ
れる基、窒素原子を介して結合する3〜8員複素環基、
または式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキ
シ基を示す]で表される基である上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩、
原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する基
を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン原
子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子もしく
は置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1と
R2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子とともに
置換されていてもよい環を形成してもよい]で表される
化合物(以下、化合物(I)と略称する場合がある)また
はその塩、〔2〕WがOである上記〔1〕項記載の化合
物またはその塩、〔3〕Q1が、それぞれ置換されてい
てもよい(i)C6-14アリール基、(ii)3〜8員複素環
基、(iii)C3-14シクロアルキル基または(iv)C3-14シ
クロアルケニル基である上記〔1〕項記載の化合物また
はその塩、〔4〕Q2が置換されていてもよいC1-6アル
キル基、置換されていてもよいC3-14シクロアルキル
基、置換されていてもよいC2-6アルケニル基、置換さ
れていてもよいC2-6アルキニル基、置換されていても
よいC6-14アリール基、置換されていてもよい3〜8員
複素環基、ヒドロキシル基、置換されていてもよいC
1-6アルコキシ基、置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アルケニ
ルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アルキニルオ
キシ基、置換されていてもよいC7-19アラルキルオキシ
基、置換されていてもよいC6-14アリールオキシ基、置
換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基である上記〔1〕項記載の化合
物またはその塩、〔5〕Q2が(1)ヒドロキシル基、(2)
C1-6アルコキシ基、(3)C2-6アルケニルオキシ基、(4)
C2-6アルキニルオキシ基、(5)C3-6シクロアルキルオ
キシ基、(6)C7-19アラルキルオキシ基、(7)C6-14アリ
ールオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C2-6アル
ケニル基、(iii)C2-6アルキニル基、(iv)C3-6シクロ
アルキル基、(v)置換されていてもよいC6-14アリール
基、(vi)置換されていてもよいピリジル基、(vii)置換
されていてもよいピロリル基、(viii)置換されていても
よいチアゾリル基および(ix)置換されていてもよいチエ
ニル基からなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換さ
れていてもよいアミノ基または(9)ピロリジニル基、ピ
ペリジニル基およびモルホリニル基から選ばれる複素環
基である上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、
〔6〕R1およびR2がそれぞれ独立してニトロ基、アミ
ノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモイル基、
メルカプト基、カルボキシル基およびハロゲンから選ば
れる置換基で1〜3個置換されていてもよいC1-6アル
キル基または水素原子であるか、またはR1およびR2が
隣接する炭素原子とともに置換されていてもよい環を形
成している上記〔1〕項記載の化合物またはその塩、
〔7〕R3、R4、R5およびR6がそれぞれ独立して(1)
水素原子、(2)ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシル基、
シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、カルボキ
シル基およびハロゲンから選ばれる置換基で1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基または(3)ニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン、C1-4アルキル基お
よびC1-6アルコキシ基から選ばれる置換基で1〜3個
置換されていてもよいC6-14アリール基であるか、また
はR3とR4または/及びR5とR6が隣接する炭素原子と
ともに置換されていてもよい環を形成している上記
〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔8〕Xがヒドロ
キシル基、置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、
置換されていてもよいC3-6シクロアルキルオキシ基、
置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、置換
されていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、置換され
ていてもよいC6-14アリールオキシ基、置換されていて
もよいカルバモイルオキシ基、置換されていてもよいア
ミノ基、式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数
を、R7は水素原子、置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基、置換されていてもよいC6-14アリール基、置換さ
れていてもよいアミノ基またはC1-20アシル基を示す]
で表される基、C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、
C1-6アルキルスルホニルオキシ基、式−N=CR8R9
[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C
1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表さ
れる基、窒素原子を介して結合する3〜8員複素環基、
または式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキ
シ基を示す]で表される基である上記〔1〕項記載の化
合物またはその塩、
〔9〕Xが(1)ヒドロキシル基、(2)
(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル基、(iii)シアノ
基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6
アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキルスルホニル基、(v
iii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カルボニル
基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基
およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ば
れるアシル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7アルカ
ノイルオキシ基および(xi)C1-6アルキルイミノ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、(3)(i)ヒドロキシル基、(i
i)カルボキシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)
C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)
C1-6アルキルスルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル
基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,
C7-19アラルキル−カルボニル基およびC7-19アラルキ
ルオキシ−カルボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C
6-14アリール基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および
(xi)C1-6アルキルイミノ基からなる群から選ばれる1
〜3個の置換基で置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、(4)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキ
シル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アル
コキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アル
キルスルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14
アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
ルキル−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−
カルボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリー
ル基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6
アルキルイミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置
換基で置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ
基、(5)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル基、(ii
i)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(v
i)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキルスルホニ
ル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カ
ルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14ア
リールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カル
ボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基
から選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C
1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6アルキルイミ
ノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換さ
れていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、(6)ニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、カルボキシル基、ハロゲン、C
1-4アルキル基またはC1-6アルコキシ基で1〜5個置換
されていてもよいC6-14アリールオキシ基、(7)(i)C
1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C
7-19アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル基、(v)C
6-14アリール−カルボニル基、(vi)C1-6アルコキシ−
カルボニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、(viii)C7-19アラルキル−カルボニル基、(ix)C
1-6アルキルで1または2個置換されていてもよいカル
バモイル基、または(x)C1-6アルキルスルホニル基で1
または2個置換されていてもよいカルバモイルオキシ
基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C7-19アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル
基、(v)C6-14アリール−カルボニル基、(vi)C1-6アル
コキシ−カルボニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、(viii)C7-19アラルキル−カルボニル
基、(ix)C1-6アルキルで1または2個置換されていて
もよいカルバモイル基または(x)C1-6アルキルスルホニ
ル基で1または2個置換されていてもよいアミノ基、
(9)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、
R7は(i)水素原子、(ii)(a)ヒドロキシル基、(b)カルボ
キシル基、(c)シアノ基、(d)ハロゲン、(e)C1-6アルコ
キシ基、(f)C1-6アルキルチオ基、(g)C1-6アルキルス
ルホニル基、(h)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール
−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C
6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル
−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基から選ばれるアシル基、(i)C6-14アリール基、
(j)C1-7アルカノイルオキシ基および(k)C1-6アルキル
イミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置
換されていてもよいC1-6アルキル基、(iii)C6-14アリ
ール基、(iv)(a)C1-6アルキル基、(b)C3-6シクロアル
キル基、(c)C7-19アラルキル基、(d)C1-7アルカノイ
ル基、(e)C6-14アリール−カルボニル基、(f)C1-6ア
ルコキシ−カルボニル基、(g)C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、(h)C7-19アラルキル−カルボニル基、
(i)C1-6アルキルで1または2個置換されていてもよい
カルバモイル基または(j)C1-6アルキルスルホニル基で
1または2個置換されていてもよいアミノ基、または
(v)(a)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-7
アルカノイル基、(b)C6-14アリール−カルボニル基、
(c)C1-6アルコキシ−カルボニル基、(d)C6-14アリー
ルオキシ−カルボニル基、(e)C7-19アラルキル−カル
ボニル基および(f)C7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル基から選ばれるアシル基を示す]で表される基、(10)
C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、(11)C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、(12)式−N=CR8R9[式中、
R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アル
キル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表される
基、(13)窒素原子を介して結合する3〜8員複素環基、
または(14)式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アル
コキシ基を示す]で表される基である上記〔1〕項記載
の化合物またはその塩、〔10〕Q1は、それぞれハロ
ゲンで1〜5個置換されていてもよい(1)C6-14アリー
ル基、(2)ピリジル基、(3)ピロリル基、(4)チアゾリル
基、(5)チエニル基、(6)ピペリジル基、(7)モルホリニ
ル基、(8)イミダゾピリジル基、(9)ピロリジニル基、(1
0)C3-14シクロアルキル基または(11)C3-14シクロアル
ケニル基を、Q2は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコ
キシ基、(3)C7-19アラルキルオキシ基、(4)C6-14アリ
ールオキシ基または(5)式−NR11R12[式中、R11お
よびR12はそれぞれ独立して(i)水素原子、(ii)C1-6ア
ルキル基または(iii)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(c)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキ
シ基、(d)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、(e)ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキルスルホニル基、(f)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィ
ニル基、(g)シアノ基、(h)C3-14シクロアルキル基、
(i)C2-6アルケニル基および(j)C2-6アルキニル基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基でそれぞれ置換さ
れていてもよいC6-14アリール基、ピリジル基、
ピロリル基、チアゾリル基またはチエニル基を示
す]で表わされる基を、R1およびR2はそれぞれ独立し
て水素原子またはC1-3アルキル基を示し、該R1および
R2は隣接する炭素原子とともにC3-7シクロアルカン環
を形成してもよく、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ
独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC6-14アリ
ール基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基で1〜3個置換されてもよいC1 -6アルコキシ基、
(3)C3-6シクロアルキルオキシ基、(4)C2-6アルケニル
オキシ基、(5)C2-6アルキニルオキシ基、(6)C6-14ア
リールオキシ基、(7)C1-6アルキル基で1〜2個置換さ
れたカルバモイルオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(i
i)C1-7アルカノイル基、(iii)C1-6アルキルで1〜2個
置換されていてもよいカルバモイル基または(iv)C1-6
アルキルスルホニル基からなる群から選ばれる置換基で
1〜2個置換されていてもよいアミノ基、(9)式−S
(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、R7は(i)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、(ii)C6-14アリール基、(iii)C1-6アルキル基また
はC1-6アルコキシ−カルボニル基で1〜2個置換され
ていてもよいアミノ基または(iv)C1-6アルコキシ−カ
ルボニル基を示す]で表わされる基、(10)C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ基、(11)C1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基、(12)式−N=CR8R9[式中、R8および
R9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基また
はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基、(13)ピロ
リジニル基、ピペリジニル基およびモルホリニル基から
選ばれる窒素原子を介して結合する複素環基または(14)
式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を
示す]で表される基を、WはOを示す上記〔1〕項記載
の化合物またはその塩、〔11〕Q1はハロゲンで1〜
4個置換されていてもよいC6-14アリール基を、Q2は
(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19
アラルキルオキシ基または(4)式−NR11R12[式中、
R11は水素原子またはC1-6アルキル基を示し、R12は
(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、(iii)ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ
基、(v)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキルスルホニル基、(vi)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、(vii)シ
アノ基、(viii)C3-6シクロアルキル基、(ix)C2-6アル
ケニル基および(x)C2-6アルキニル基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC6-14
アリール基を示す]で表わされる基を、R1およびR2は
それぞれ独立して水素原子またはC1-3アルキル基を、
R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子ま
たはC1-3アルキル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)
C1-6アルコキシ基で1〜3個置換されてもよいC1-6ア
ルコキシ基、(3)C1-6アルキル基で1〜2個置換されて
いてもよいアミノ基、(4)式−S(O)n−R7[式中、
nは0〜2の整数を、R7はハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基を示す]で表わされる
基、(5)式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれ
ぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6ア
ルコキシ基を示す]で表される基、または(6)式−PO
(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表
される基を、WはOを示す上記〔1〕項記載の化合物ま
たはその塩、〔12〕Q1はそれぞれハロゲンで1〜3
個置換されていてもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリ
ジル基、(3)ピロリル基または(4)ピペリジル基を、Q2
は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルキル基、(3)C3-14
シクロアルキル基、(4)C6-14アリール基、(5)C1-6ア
ルコキシ基、(6)C6-14アリールオキシ基、(7)C7-19ア
ラルキルオキシ基、(8)C1-6アルキルチオ基、(9)式−
NR11R12[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して
(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基または(iii)(a)ハロ
ゲン、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(c)C2-6アルケニル基、(d)C2-6アル
キニル基および(e)ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキルチオ基から選ばれる1〜3個の置
換基でそれぞれ置換されていてもよいC6-14アリール
基、ピリジル基またはチアゾリル基を示す。]で表
わされる基または(10)モルホリニル基を、R1およびR2
はそれぞれ独立してC1-3アルキル基を示し、該R1およ
びR2は隣接する炭素原子とともにC3-7シクロアルカン
環を形成してもよく、R3、R4、R5およびR6はそれぞ
れ独立して水素原子またはC1-6アルキル基を、Xは(1)
ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C1-6アル
キル基またはC1-6アルコキシ−カルボニル基で1〜2
個置換されていてもよいアミノ基、(4)式−S(O)n−
R7[式中、nは0〜2の整数を、R7はC1-6アルキル
基を示す。]で表わされる基、(5)式−N=CR8R
9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子ま
たはC1-6アルキル基を示す]で表される基または(6)式
−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示
す。]で表される基を、WはOまたはSを示す上記
〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔13〕式(Ia)
(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル基、(iii)シアノ
基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6
アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキルスルホニル基、(v
iii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カルボニル
基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオ
キシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基
およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ば
れるアシル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7アルカ
ノイルオキシ基および(xi)C1-6アルキルイミノ基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていて
もよいC1-6アルコキシ基、(3)(i)ヒドロキシル基、(i
i)カルボキシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)
C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)
C1-6アルキルスルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル
基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−
カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,
C7-19アラルキル−カルボニル基およびC7-19アラルキ
ルオキシ−カルボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C
6-14アリール基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および
(xi)C1-6アルキルイミノ基からなる群から選ばれる1
〜3個の置換基で置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、(4)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキ
シル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アル
コキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アル
キルスルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14
アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル
基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラ
ルキル−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−
カルボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリー
ル基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6
アルキルイミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置
換基で置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ
基、(5)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル基、(ii
i)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(v
i)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキルスルホニ
ル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カ
ルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14ア
リールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カル
ボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基
から選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C
1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6アルキルイミ
ノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換さ
れていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、(6)ニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、カルボキシル基、ハロゲン、C
1-4アルキル基またはC1-6アルコキシ基で1〜5個置換
されていてもよいC6-14アリールオキシ基、(7)(i)C
1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C
7-19アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル基、(v)C
6-14アリール−カルボニル基、(vi)C1-6アルコキシ−
カルボニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル基、(viii)C7-19アラルキル−カルボニル基、(ix)C
1-6アルキルで1または2個置換されていてもよいカル
バモイル基、または(x)C1-6アルキルスルホニル基で1
または2個置換されていてもよいカルバモイルオキシ
基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル
基、(iii)C7-19アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル
基、(v)C6-14アリール−カルボニル基、(vi)C1-6アル
コキシ−カルボニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、(viii)C7-19アラルキル−カルボニル
基、(ix)C1-6アルキルで1または2個置換されていて
もよいカルバモイル基または(x)C1-6アルキルスルホニ
ル基で1または2個置換されていてもよいアミノ基、
(9)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、
R7は(i)水素原子、(ii)(a)ヒドロキシル基、(b)カルボ
キシル基、(c)シアノ基、(d)ハロゲン、(e)C1-6アルコ
キシ基、(f)C1-6アルキルチオ基、(g)C1-6アルキルス
ルホニル基、(h)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール
−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C
6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル
−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニル基から選ばれるアシル基、(i)C6-14アリール基、
(j)C1-7アルカノイルオキシ基および(k)C1-6アルキル
イミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置
換されていてもよいC1-6アルキル基、(iii)C6-14アリ
ール基、(iv)(a)C1-6アルキル基、(b)C3-6シクロアル
キル基、(c)C7-19アラルキル基、(d)C1-7アルカノイ
ル基、(e)C6-14アリール−カルボニル基、(f)C1-6ア
ルコキシ−カルボニル基、(g)C6-14アリールオキシ−
カルボニル基、(h)C7-19アラルキル−カルボニル基、
(i)C1-6アルキルで1または2個置換されていてもよい
カルバモイル基または(j)C1-6アルキルスルホニル基で
1または2個置換されていてもよいアミノ基、または
(v)(a)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-7
アルカノイル基、(b)C6-14アリール−カルボニル基、
(c)C1-6アルコキシ−カルボニル基、(d)C6-14アリー
ルオキシ−カルボニル基、(e)C7-19アラルキル−カル
ボニル基および(f)C7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル基から選ばれるアシル基を示す]で表される基、(10)
C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、(11)C1-6アルキ
ルスルホニルオキシ基、(12)式−N=CR8R9[式中、
R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アル
キル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表される
基、(13)窒素原子を介して結合する3〜8員複素環基、
または(14)式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アル
コキシ基を示す]で表される基である上記〔1〕項記載
の化合物またはその塩、〔10〕Q1は、それぞれハロ
ゲンで1〜5個置換されていてもよい(1)C6-14アリー
ル基、(2)ピリジル基、(3)ピロリル基、(4)チアゾリル
基、(5)チエニル基、(6)ピペリジル基、(7)モルホリニ
ル基、(8)イミダゾピリジル基、(9)ピロリジニル基、(1
0)C3-14シクロアルキル基または(11)C3-14シクロアル
ケニル基を、Q2は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコ
キシ基、(3)C7-19アラルキルオキシ基、(4)C6-14アリ
ールオキシ基または(5)式−NR11R12[式中、R11お
よびR12はそれぞれ独立して(i)水素原子、(ii)C1-6ア
ルキル基または(iii)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(c)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルコキ
シ基、(d)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基、(e)ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキルスルホニル基、(f)ハロゲンで
1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスルフィ
ニル基、(g)シアノ基、(h)C3-14シクロアルキル基、
(i)C2-6アルケニル基および(j)C2-6アルキニル基から
なる群から選ばれる1〜3個の置換基でそれぞれ置換さ
れていてもよいC6-14アリール基、ピリジル基、
ピロリル基、チアゾリル基またはチエニル基を示
す]で表わされる基を、R1およびR2はそれぞれ独立し
て水素原子またはC1-3アルキル基を示し、該R1および
R2は隣接する炭素原子とともにC3-7シクロアルカン環
を形成してもよく、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ
独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC6-14アリ
ール基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基で1〜3個置換されてもよいC1 -6アルコキシ基、
(3)C3-6シクロアルキルオキシ基、(4)C2-6アルケニル
オキシ基、(5)C2-6アルキニルオキシ基、(6)C6-14ア
リールオキシ基、(7)C1-6アルキル基で1〜2個置換さ
れたカルバモイルオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(i
i)C1-7アルカノイル基、(iii)C1-6アルキルで1〜2個
置換されていてもよいカルバモイル基または(iv)C1-6
アルキルスルホニル基からなる群から選ばれる置換基で
1〜2個置換されていてもよいアミノ基、(9)式−S
(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、R7は(i)ハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基、(ii)C6-14アリール基、(iii)C1-6アルキル基また
はC1-6アルコキシ−カルボニル基で1〜2個置換され
ていてもよいアミノ基または(iv)C1-6アルコキシ−カ
ルボニル基を示す]で表わされる基、(10)C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ基、(11)C1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基、(12)式−N=CR8R9[式中、R8および
R9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基また
はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基、(13)ピロ
リジニル基、ピペリジニル基およびモルホリニル基から
選ばれる窒素原子を介して結合する複素環基または(14)
式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を
示す]で表される基を、WはOを示す上記〔1〕項記載
の化合物またはその塩、〔11〕Q1はハロゲンで1〜
4個置換されていてもよいC6-14アリール基を、Q2は
(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19
アラルキルオキシ基または(4)式−NR11R12[式中、
R11は水素原子またはC1-6アルキル基を示し、R12は
(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲンで1〜3個置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、(iii)ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ
基、(v)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキルスルホニル基、(vi)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、(vii)シ
アノ基、(viii)C3-6シクロアルキル基、(ix)C2-6アル
ケニル基および(x)C2-6アルキニル基からなる群から選
ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC6-14
アリール基を示す]で表わされる基を、R1およびR2は
それぞれ独立して水素原子またはC1-3アルキル基を、
R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子ま
たはC1-3アルキル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)
C1-6アルコキシ基で1〜3個置換されてもよいC1-6ア
ルコキシ基、(3)C1-6アルキル基で1〜2個置換されて
いてもよいアミノ基、(4)式−S(O)n−R7[式中、
nは0〜2の整数を、R7はハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基を示す]で表わされる
基、(5)式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれ
ぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6ア
ルコキシ基を示す]で表される基、または(6)式−PO
(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表
される基を、WはOを示す上記〔1〕項記載の化合物ま
たはその塩、〔12〕Q1はそれぞれハロゲンで1〜3
個置換されていてもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリ
ジル基、(3)ピロリル基または(4)ピペリジル基を、Q2
は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルキル基、(3)C3-14
シクロアルキル基、(4)C6-14アリール基、(5)C1-6ア
ルコキシ基、(6)C6-14アリールオキシ基、(7)C7-19ア
ラルキルオキシ基、(8)C1-6アルキルチオ基、(9)式−
NR11R12[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して
(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基または(iii)(a)ハロ
ゲン、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(c)C2-6アルケニル基、(d)C2-6アル
キニル基および(e)ハロゲンで1〜3個置換されていて
もよいC1-6アルキルチオ基から選ばれる1〜3個の置
換基でそれぞれ置換されていてもよいC6-14アリール
基、ピリジル基またはチアゾリル基を示す。]で表
わされる基または(10)モルホリニル基を、R1およびR2
はそれぞれ独立してC1-3アルキル基を示し、該R1およ
びR2は隣接する炭素原子とともにC3-7シクロアルカン
環を形成してもよく、R3、R4、R5およびR6はそれぞ
れ独立して水素原子またはC1-6アルキル基を、Xは(1)
ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C1-6アル
キル基またはC1-6アルコキシ−カルボニル基で1〜2
個置換されていてもよいアミノ基、(4)式−S(O)n−
R7[式中、nは0〜2の整数を、R7はC1-6アルキル
基を示す。]で表わされる基、(5)式−N=CR8R
9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子ま
たはC1-6アルキル基を示す]で表される基または(6)式
−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示
す。]で表される基を、WはOまたはSを示す上記
〔1〕項記載の化合物またはその塩、〔13〕式(Ia)
【化20】 [式中、Q2はヒドロキシル基、エトキシ基、ベンジル
オキシ基または式−NHR12[式中、R12はハロゲン原
子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいメチ
ル基で1〜2個置換されていてもよいフェニル基を示
す]で表わされる基を、Xはヒドロキシル基、メトキシ
基またはエトキシ基を示す]で表わされる上記〔1〕項
記載の化合物またはその塩、〔14〕2',5'−ジクロ
ロ−2−メチル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3
−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1
−イル)プロピオンアニリドまたはその塩、〔15〕2'
−クロロ−5'−フルオロ−2−メチル−2−(5−メト
キシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン−1−イル)プロピオンアニリドま
たはその塩、〔16〕5'−クロロ−2'−フルオロ−2
−メチル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェ
ニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)プロピオンアニリドまたはその塩、〔17〕式(I
I)
オキシ基または式−NHR12[式中、R12はハロゲン原
子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいメチ
ル基で1〜2個置換されていてもよいフェニル基を示
す]で表わされる基を、Xはヒドロキシル基、メトキシ
基またはエトキシ基を示す]で表わされる上記〔1〕項
記載の化合物またはその塩、〔14〕2',5'−ジクロ
ロ−2−メチル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3
−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1
−イル)プロピオンアニリドまたはその塩、〔15〕2'
−クロロ−5'−フルオロ−2−メチル−2−(5−メト
キシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン−1−イル)プロピオンアニリドま
たはその塩、〔16〕5'−クロロ−2'−フルオロ−2
−メチル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェ
ニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)プロピオンアニリドまたはその塩、〔17〕式(I
I)
【化21】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩を閉環反応に付すことを特
徴とする上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造
法、〔18〕(1)式(II)
表される化合物またはその塩を閉環反応に付すことを特
徴とする上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造
法、〔18〕(1)式(II)
【化22】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩と、式(III)
表される化合物またはその塩と、式(III)
【化23】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩と、式(IV)
表される化合物またはその塩と、式(IV)
【化24】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩と、式(V)
表される化合物またはその塩と、式(V)
【化25】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩とを反応させて、式(I)
表される化合物またはその塩とを反応させて、式(I)
【化26】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩を製造するか、(2)式
(II)
表される化合物またはその塩を製造するか、(2)式
(II)
【化27】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩と、式(VI)
表される化合物またはその塩と、式(VI)
【化28】 [式中、L1およびL2はそれぞれ脱離基を、その他の記
号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で表される化
合物またはその塩とを反応させて、式(I)
号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で表される化
合物またはその塩とを反応させて、式(I)
【化29】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩を製造することを特徴とす
る上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造法、
〔19〕式(VII)
表される化合物またはその塩を製造することを特徴とす
る上記〔1〕項記載の化合物またはその塩の製造法、
〔19〕式(VII)
【化30】 [式中、Yは水素原子またはβ位に水素原子を有する炭
化水素基を、他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示
す。]で表される化合物またはその塩のY部分の構造を
変化させることを特徴とする上記〔1〕項記載の化合物
またはその塩の製造法、〔20〕(1)式(VIIa)
化水素基を、他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示
す。]で表される化合物またはその塩のY部分の構造を
変化させることを特徴とする上記〔1〕項記載の化合物
またはその塩の製造法、〔20〕(1)式(VIIa)
【化31】 [式中、Y1はβ位に水素原子を有する炭化水素基を、
他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩を酸化反応に付した後、Y1を
脱離させることにより、式(Ib)
他の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩を酸化反応に付した後、Y1を
脱離させることにより、式(Ib)
【化32】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物をまたはその塩を得、さらに式 L−X
1[式中、Lは脱離基を、X1は炭素原子,イオウ原子ま
たはリン原子を介する基を示す。]で表される化合物を
またはその塩と反応させることにより、式(Ic)
表される化合物をまたはその塩を得、さらに式 L−X
1[式中、Lは脱離基を、X1は炭素原子,イオウ原子ま
たはリン原子を介する基を示す。]で表される化合物を
またはその塩と反応させることにより、式(Ic)
【化33】 [式中、X1は前記と同意義を、他の記号は上記〔1〕
項記載と同意義を示す。]で表される化合物またはその
塩を製造するか、(2)式(VIIc)
項記載と同意義を示す。]で表される化合物またはその
塩を製造するか、(2)式(VIIc)
【化34】 [式中の記号は上記〔1〕項記載と同意義を示す。]で
表される化合物またはその塩と L−X2[式中、Lは
脱離基を、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子
を介する基を示す。]で表される化合物またはその塩と
反応させることにより、式(Id)
表される化合物またはその塩と L−X2[式中、Lは
脱離基を、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子
を介する基を示す。]で表される化合物またはその塩と
反応させることにより、式(Id)
【化35】 [式中、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子を
介する基を、その他の記号は上記〔1〕項記載と同意義
を示す。]で表される化合物またはその塩を製造するこ
とを特徴とする上記〔1〕項記載の化合物またはその塩
の製造法、〔21〕上記〔1〕項記載の化合物またはそ
の塩を含有することを特徴とする農薬、および〔22〕
除草剤である上記〔21〕項記載の農薬に関する。
介する基を、その他の記号は上記〔1〕項記載と同意義
を示す。]で表される化合物またはその塩を製造するこ
とを特徴とする上記〔1〕項記載の化合物またはその塩
の製造法、〔21〕上記〔1〕項記載の化合物またはそ
の塩を含有することを特徴とする農薬、および〔22〕
除草剤である上記〔21〕項記載の農薬に関する。
【0006】Q1の「置換されていてもよい環状基」に
おける「環状基」としては、芳香族炭化水素基、複素環
基および脂環式炭化水素基などが挙げられる。芳香族炭
化水素基としてはフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ルなどのC6-14アリール基などが挙げられる。複素環基
としては、窒素原子(オキシド化されていてもよい),
酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
てもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)またはその
ベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮
合して形成する基を示す。該複素環基としては以下に示
す「炭素原子に結合手を有する3〜8員複素環基」、
「窒素原子に結合手を有する3〜8員複素環基」などが
挙げられる。上記「炭素原子に結合手を有する3〜8員
複素環基」としては、例えば、アジリジニル(例、2−
アジリジニル),アジリニル(例、2−アジリニル),
アゼチル(例、2−または3−アゼチル),アゼチジニ
ル(例、2−または3−アゼチジニル),パーヒドロア
ゼピニル(例、2−,3−または4−パーヒドロアゼピ
ニル),パーヒドロアゾシニル(例、2−,3−,4−
または5−パーヒドロアゾシニル)、チエニル(例、2
−または3−チエニル),フリル(例、2−または3−
フリル),ピロリジニル(例、2−または3−ピロリジ
ニル),ピロリル(例、2−または3−ピロリル),オ
キサゾリル(例、2−,4−または5−オキサゾリ
ル),チアゾリル(例、2−,4−または5−チアゾリ
ル),ピラゾリル(例、3−,4−または5−ピラゾリ
ル),イミダゾリル(例、2−,4−または5−イミダ
ゾリル),イソオキサゾリル(例、3−,4−または5
−イソオキサゾリル),イソチアゾリル(例、3−,4
−または5−イソチアゾリル),オキサジアゾリル
〔例、1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イ
ル,1,3,4−オキサジアゾリル〕,チアジアゾリル
〔1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル,
1,3,4−チアジアゾリル,1,2,3−チアジアゾール
−4−または5−イル,1,2,5−チアジアゾリル〕,
トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾリル,1,2,4
−トリアゾール−3−または5−イル),テトラゾリル
(例、1H−または2H−テトラゾール−5−イル),
ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル),窒素
原子が酸化されたピリジル(例、2−,3−または4−
ピリジル−N−オキシド),ピリミジニル(例、2−,
4−または5−ピリミジニル),窒素原子の一方または
両方が酸化されたピリミジニル(例、2−,4−,5−
または6−ピリミジニル−N−オキシド),チオモルホ
リニル(例、2−または3−チオモルホリニル),モル
ホリニル(例、2−または3−モルホリニル),トリア
ジニル(例、1,2,4−トリアジン−3−,5−また
は6−イル),ピペリジニル(例、2−または3−ピペ
リジニル),ピラニル(例、2−または3−ピラニ
ル),チオピラニル(例、2−または3−チオピラニ
ル),オキサジニル(例、1,4−オキサジン−2−ま
たは3−イル),チアジニル(例、1,4−チアジン−
2−または3−イル,1,3−チアジニル),ピペラジ
ニル(例、2−または3−ピペラジニル),ピリダジニ
ル(例、3−または4−ピリダジニル),ピラジニル,
窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダジニル
(例、3−,4−,5−または6−ピリダジニル−N−
オキシド),ベンゾフリル,ベンゾチアゾリル,ベンゾ
オキサゾリル,テトラゾロ〔1,5−b〕ピリダジニ
ル,トリアゾロ〔4,5−b〕ピリダジニル,イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジニル,ベンゾイミダゾリル,キノ
リル,イソキノリル,シンノリニル,フタラジニル,キ
ナゾリニル,キノキサリニル,インドリジニル,キノリ
ジニル,ナフチリジニル(例、1,8−ナフチリジニ
ル),プリニル,プテリジニル,ジベンゾフラニル,カ
ルバゾリル,アクリジニル,フェナントリジニル,クロ
マニル,ベンゾオキサジニル,フェナジニル,フェノチ
アジニル,フェノキサジニルなどの窒素原子(オキシド
化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまた
はジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を
1ないし4個含み、炭素原子に結合手を有する3〜8員
複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)またはそのベ
ンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮合
して形成する基などが挙げられる。上記「窒素原子に結
合手を有する3〜8員複素環基」としては、例えば、1
−アジリジニル,1−アジリニル,1−アゼチル,1−
アゼチジニル,1−パーヒドロアゼピニル,1−パーヒ
ドロアゾシニル,1−ピロリジニル,1−ピロリニル,
1−ピロリル,1−ピラゾリル,1−イミダゾリル,
1,2,3−トリアゾ−ル−1−または2−イル,1,2,
4−トリアゾ−ル−1−または4−イル,1H−テトラ
ゾ−ル−1−イル,2H−テトラゾ−ル−2−イル,1
−ピペリジニル,4−チオホリニル,4−モルホリニ
ル,1−ジヒドロピリジル,1−テトラヒドロピリジ
ル,2−または4−オキソジヒドロピリジン−1−イ
ル,1−テトラヒドロピリミジル,1−パーヒドロピリ
ミジル,1−ジヒドロトリアジニル、1−テトラヒドロ
トリアジニル、2−オキソジヒドロトリアジン−1−イ
ル,1,4−オキサジン−4−イル,1,4−チアジン−
4−イル,1,3−チアジン−3−イル,1−ピペラジ
ニル,1−パーヒドロピリダジニル,インド−ル−1−
イル,インドリン−1−イル,イソインド−ル−2−イ
ル,イソインドリン−2−イル,1H−インダゾ−ル−
1−イル,2,3−ジヒドロベンゾオキサゾ−ル−3−
イル,2,3−ジヒドロベンゾチアゾ−ル−3−イル,
ベンゾトリアゾール−1−イル,7−プリニル,9−カ
ルバゾリルなどの窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし3個含ん
でいてもよい、窒素原子に結合手を有する3〜8員含窒
素複素環基(好ましくは5〜6員含窒素複素環基)また
はそのベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし
4個含む3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)
とが縮合して形成する基が挙げられる。脂環式炭化水素
基としてはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3-14シ
クロアルキル基(好ましくはC3-6シクロアルキル
基)、2−シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキ
セン−1−イルなどのC3-14シクロアルケニル基(好ま
しくはC3-6シクロアルケニル基)などが挙げられる。
おける「環状基」としては、芳香族炭化水素基、複素環
基および脂環式炭化水素基などが挙げられる。芳香族炭
化水素基としてはフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ルなどのC6-14アリール基などが挙げられる。複素環基
としては、窒素原子(オキシド化されていてもよい),
酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されてい
てもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む3〜8
員複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)またはその
ベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮
合して形成する基を示す。該複素環基としては以下に示
す「炭素原子に結合手を有する3〜8員複素環基」、
「窒素原子に結合手を有する3〜8員複素環基」などが
挙げられる。上記「炭素原子に結合手を有する3〜8員
複素環基」としては、例えば、アジリジニル(例、2−
アジリジニル),アジリニル(例、2−アジリニル),
アゼチル(例、2−または3−アゼチル),アゼチジニ
ル(例、2−または3−アゼチジニル),パーヒドロア
ゼピニル(例、2−,3−または4−パーヒドロアゼピ
ニル),パーヒドロアゾシニル(例、2−,3−,4−
または5−パーヒドロアゾシニル)、チエニル(例、2
−または3−チエニル),フリル(例、2−または3−
フリル),ピロリジニル(例、2−または3−ピロリジ
ニル),ピロリル(例、2−または3−ピロリル),オ
キサゾリル(例、2−,4−または5−オキサゾリ
ル),チアゾリル(例、2−,4−または5−チアゾリ
ル),ピラゾリル(例、3−,4−または5−ピラゾリ
ル),イミダゾリル(例、2−,4−または5−イミダ
ゾリル),イソオキサゾリル(例、3−,4−または5
−イソオキサゾリル),イソチアゾリル(例、3−,4
−または5−イソチアゾリル),オキサジアゾリル
〔例、1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−イ
ル,1,3,4−オキサジアゾリル〕,チアジアゾリル
〔1,2,4−チアジアゾール−3−または5−イル,
1,3,4−チアジアゾリル,1,2,3−チアジアゾール
−4−または5−イル,1,2,5−チアジアゾリル〕,
トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾリル,1,2,4
−トリアゾール−3−または5−イル),テトラゾリル
(例、1H−または2H−テトラゾール−5−イル),
ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル),窒素
原子が酸化されたピリジル(例、2−,3−または4−
ピリジル−N−オキシド),ピリミジニル(例、2−,
4−または5−ピリミジニル),窒素原子の一方または
両方が酸化されたピリミジニル(例、2−,4−,5−
または6−ピリミジニル−N−オキシド),チオモルホ
リニル(例、2−または3−チオモルホリニル),モル
ホリニル(例、2−または3−モルホリニル),トリア
ジニル(例、1,2,4−トリアジン−3−,5−また
は6−イル),ピペリジニル(例、2−または3−ピペ
リジニル),ピラニル(例、2−または3−ピラニ
ル),チオピラニル(例、2−または3−チオピラニ
ル),オキサジニル(例、1,4−オキサジン−2−ま
たは3−イル),チアジニル(例、1,4−チアジン−
2−または3−イル,1,3−チアジニル),ピペラジ
ニル(例、2−または3−ピペラジニル),ピリダジニ
ル(例、3−または4−ピリダジニル),ピラジニル,
窒素原子の一方または両方が酸化されたピリダジニル
(例、3−,4−,5−または6−ピリダジニル−N−
オキシド),ベンゾフリル,ベンゾチアゾリル,ベンゾ
オキサゾリル,テトラゾロ〔1,5−b〕ピリダジニ
ル,トリアゾロ〔4,5−b〕ピリダジニル,イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジニル,ベンゾイミダゾリル,キノ
リル,イソキノリル,シンノリニル,フタラジニル,キ
ナゾリニル,キノキサリニル,インドリジニル,キノリ
ジニル,ナフチリジニル(例、1,8−ナフチリジニ
ル),プリニル,プテリジニル,ジベンゾフラニル,カ
ルバゾリル,アクリジニル,フェナントリジニル,クロ
マニル,ベンゾオキサジニル,フェナジニル,フェノチ
アジニル,フェノキサジニルなどの窒素原子(オキシド
化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまた
はジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を
1ないし4個含み、炭素原子に結合手を有する3〜8員
複素環基(好ましくは5〜6員複素環基)またはそのベ
ンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む
3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)とが縮合
して形成する基などが挙げられる。上記「窒素原子に結
合手を有する3〜8員複素環基」としては、例えば、1
−アジリジニル,1−アジリニル,1−アゼチル,1−
アゼチジニル,1−パーヒドロアゼピニル,1−パーヒ
ドロアゾシニル,1−ピロリジニル,1−ピロリニル,
1−ピロリル,1−ピラゾリル,1−イミダゾリル,
1,2,3−トリアゾ−ル−1−または2−イル,1,2,
4−トリアゾ−ル−1−または4−イル,1H−テトラ
ゾ−ル−1−イル,2H−テトラゾ−ル−2−イル,1
−ピペリジニル,4−チオホリニル,4−モルホリニ
ル,1−ジヒドロピリジル,1−テトラヒドロピリジ
ル,2−または4−オキソジヒドロピリジン−1−イ
ル,1−テトラヒドロピリミジル,1−パーヒドロピリ
ミジル,1−ジヒドロトリアジニル、1−テトラヒドロ
トリアジニル、2−オキソジヒドロトリアジン−1−イ
ル,1,4−オキサジン−4−イル,1,4−チアジン−
4−イル,1,3−チアジン−3−イル,1−ピペラジ
ニル,1−パーヒドロピリダジニル,インド−ル−1−
イル,インドリン−1−イル,イソインド−ル−2−イ
ル,イソインドリン−2−イル,1H−インダゾ−ル−
1−イル,2,3−ジヒドロベンゾオキサゾ−ル−3−
イル,2,3−ジヒドロベンゾチアゾ−ル−3−イル,
ベンゾトリアゾール−1−イル,7−プリニル,9−カ
ルバゾリルなどの窒素原子(オキシド化されていてもよ
い),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化さ
れていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし3個含ん
でいてもよい、窒素原子に結合手を有する3〜8員含窒
素複素環基(好ましくは5〜6員含窒素複素環基)また
はそのベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化されて
いてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキ
シド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし
4個含む3〜8員複素環(好ましくは5〜6員複素環)
とが縮合して形成する基が挙げられる。脂環式炭化水素
基としてはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3-14シ
クロアルキル基(好ましくはC3-6シクロアルキル
基)、2−シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキ
セン−1−イルなどのC3-14シクロアルケニル基(好ま
しくはC3-6シクロアルケニル基)などが挙げられる。
【0007】該環状基の置換基としては、例えば、ニト
ロ基、ヒドロキシル基、オキソ基、チオキソ基、シアノ
基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハロ
ゲン原子(フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原
子)、C1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−プロ
ピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブ
チル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イ
ソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシ
ル等)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプロピ
ル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル等),
C2-6アルケニル基(例、アリル,イソプロペニル,イ
ソブテニル,1−メチルアリル,2−ペンテニル,2−
ヘキセニル等),C2-6アルキニル基(例、プロパルギ
ル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3
−ヘキシニル等)、C3-14シクロアルケニル基(例、シ
クロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン−1−イ
ルなどのC3-6シクロアルケニル等)、C6-14アリール
基(例、フェニル,ナフチル,アンスリル等)、C7-19
アラルキル基(例、ベンジル,フェネチル,フェニルプ
ロピルなどのフェニル−C1-4アルキル,ベンズヒドリ
ル,トリチル等)、C1-6アルコキシ基(例、メトキ
シ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキ
シ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ
等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ,ナフ
チルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)、C6-14ア
リールチオ基(例、フェニルチオ等)、C1-6アルキル
スルフィニル基(例、メチルスルフィニル,エチルスル
フィニル等)、C1-6アルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル,エチルスルホニル等)、アミノ基、C
1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、アセチルアミ
ノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチル
アミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミノ等)、アニリ
ノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ基(例、メチル
イミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルコキシイミノ基
(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキ
シイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒドラゾノ,エチル
ヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ等)、アシル基[例、
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カル
ボニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾ
イル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],3〜8
員複素環基(例として前記Q1の環状基で例示した複素
環基と同様なものが挙げられる)などが挙げられる。置
換基の数は、置換可能な範囲内で1〜5個、好ましくは
1〜3個、より好ましくは1もしくは2個である。これ
らの置換基が、アルキル基,アルケニル基、アルキニル
基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィ
ニル基、アルキルスルホニル基またはモノ−もしくはジ
−アルキルアミノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ
基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,
イソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ
等),ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素),C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,
プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキ
シ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,
C1-6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブ
トキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブ
トキシカルボニル等),モノ又はジ−C1-6アルキルア
ミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,n−プロピ
ルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジ
メチルアミノ,ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシ
イミノ基(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−
プロポキシイミノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6ア
ルキルスルホニル(例、メチルスルホニル,エチルスル
ホニル等)、シアノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセチルオキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリ
ルオキシ等)、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペ
ンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6
アルキル−カルボニル等)およびC1-6アルキルイミノ
基(例、メチルイミノ,エチルイミノ,プロピルイミ
ノ,ブチルイミノ等)などから選ばれる1〜3個の置換
基を有していてもよい。また、これらの置換基が、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、アラ
ルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基または3
〜8員複素環基の場合、さらにC1-6アルキル基(例、
メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチ
ル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペン
チル,sec−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,n
−ヘキシル,イソヘキシル等)、C3-6シクロアルキル
基(例、シクロプロピル、シクロヘキシル等),C2-6
アルケニル基(例、アリル,イソプロペニル,イソブテ
ニル,1−メチルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセ
ニル等),C2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2
−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキ
シニル等),C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エト
キシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブ
トキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル
基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキ
ル−カルボニル等)、C6-14アリール−カルボニル
(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6
アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカ
ルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカ
ルボニル等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル
(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19アラルキル−
カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカル
ボニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオ
キシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなど
のフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)
等],ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アル
キルチオ基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピ
ルチオ,イソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブ
チルチオ等)などから選ばれる1〜5個(好ましくは1
〜3個)の置換基を有していてもよい。Q1としては、
それぞれ置換されていてもよい(i)C6-14アリール基、
(ii)3〜8員複素環基、(iii)C3-14シクロアルキル基
または(iv)C3-14シクロアルケニル基が好ましい。該C
6-14アリール基、3〜8員複素環基、C3-14シクロアル
キル基またはC3-14シクロアルケニル基への置換基とし
ては、上記した環状基への置換基が挙げられ、ハロゲン
が特に好ましい。該置換基の数は1〜5個(好ましくは
1〜3個)である。さらに、Q1としては上記したなか
でも、それぞれハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3
個)置換されていてもよいフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチルなどのC6-14アリール基、ピリジル基(例、
2−,3−または4−ピリジル)、ピロリル基(例、1
−ピロリル)、チアゾリル基(例、2−,4−または5
−チアゾリル)、チエニル基(例、2−または3−チエ
ニル)、ピペリジル基(例、1−ピペリジル)、モルホ
リニル基(例、4−モルホリニル)、イミダゾピリジル
基(例、2−、3−、5−、6−、7−または8−イミ
ダゾピリジル)、ピロリジニル基(例、1−、2−また
は3−ピロリジニル)、C3-14シクロアルキル基(例、
シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロア
ルキル基)、C3-14シクロアルケニル基(例、2−シク
ロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル
などのC3-6シクロアルケニル基)が好ましい。Q1とし
ては、それぞれハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3
個)置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェ
ニル基)、ピペリジル基、ピリジル基、C3-6シクロア
ルキル基(例、シクロヘキシル)が好ましく、特にハロ
ゲンで1〜4個置換されていてもよいC6-14アリール基
(例、フェニル基)が好ましい。
ロ基、ヒドロキシル基、オキソ基、チオキソ基、シアノ
基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハロ
ゲン原子(フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原
子)、C1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−プロ
ピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブ
チル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチル,イ
ソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシ
ル等)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプロピ
ル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル等),
C2-6アルケニル基(例、アリル,イソプロペニル,イ
ソブテニル,1−メチルアリル,2−ペンテニル,2−
ヘキセニル等),C2-6アルキニル基(例、プロパルギ
ル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3
−ヘキシニル等)、C3-14シクロアルケニル基(例、シ
クロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン−1−イ
ルなどのC3-6シクロアルケニル等)、C6-14アリール
基(例、フェニル,ナフチル,アンスリル等)、C7-19
アラルキル基(例、ベンジル,フェネチル,フェニルプ
ロピルなどのフェニル−C1-4アルキル,ベンズヒドリ
ル,トリチル等)、C1-6アルコキシ基(例、メトキ
シ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキ
シ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ
等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ,ナフ
チルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)、C6-14ア
リールチオ基(例、フェニルチオ等)、C1-6アルキル
スルフィニル基(例、メチルスルフィニル,エチルスル
フィニル等)、C1-6アルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル,エチルスルホニル等)、アミノ基、C
1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、アセチルアミ
ノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチル
アミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミノ等)、アニリ
ノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ基(例、メチル
イミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルコキシイミノ基
(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキ
シイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒドラゾノ,エチル
ヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ等)、アシル基[例、
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カル
ボニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾ
イル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],3〜8
員複素環基(例として前記Q1の環状基で例示した複素
環基と同様なものが挙げられる)などが挙げられる。置
換基の数は、置換可能な範囲内で1〜5個、好ましくは
1〜3個、より好ましくは1もしくは2個である。これ
らの置換基が、アルキル基,アルケニル基、アルキニル
基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィ
ニル基、アルキルスルホニル基またはモノ−もしくはジ
−アルキルアミノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ
基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,
イソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ
等),ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素),C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,
プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキ
シ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,
C1-6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブ
トキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブ
トキシカルボニル等),モノ又はジ−C1-6アルキルア
ミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,n−プロピ
ルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジ
メチルアミノ,ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシ
イミノ基(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−
プロポキシイミノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6ア
ルキルスルホニル(例、メチルスルホニル,エチルスル
ホニル等)、シアノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセチルオキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリ
ルオキシ等)、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペ
ンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6
アルキル−カルボニル等)およびC1-6アルキルイミノ
基(例、メチルイミノ,エチルイミノ,プロピルイミ
ノ,ブチルイミノ等)などから選ばれる1〜3個の置換
基を有していてもよい。また、これらの置換基が、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、アラ
ルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基または3
〜8員複素環基の場合、さらにC1-6アルキル基(例、
メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチ
ル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペン
チル,sec−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,n
−ヘキシル,イソヘキシル等)、C3-6シクロアルキル
基(例、シクロプロピル、シクロヘキシル等),C2-6
アルケニル基(例、アリル,イソプロペニル,イソブテ
ニル,1−メチルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセ
ニル等),C2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2
−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキ
シニル等),C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エト
キシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブ
トキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル
基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキ
ル−カルボニル等)、C6-14アリール−カルボニル
(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6
アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカ
ルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカ
ルボニル等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル
(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19アラルキル−
カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカル
ボニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオ
キシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなど
のフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)
等],ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アル
キルチオ基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピ
ルチオ,イソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブ
チルチオ等)などから選ばれる1〜5個(好ましくは1
〜3個)の置換基を有していてもよい。Q1としては、
それぞれ置換されていてもよい(i)C6-14アリール基、
(ii)3〜8員複素環基、(iii)C3-14シクロアルキル基
または(iv)C3-14シクロアルケニル基が好ましい。該C
6-14アリール基、3〜8員複素環基、C3-14シクロアル
キル基またはC3-14シクロアルケニル基への置換基とし
ては、上記した環状基への置換基が挙げられ、ハロゲン
が特に好ましい。該置換基の数は1〜5個(好ましくは
1〜3個)である。さらに、Q1としては上記したなか
でも、それぞれハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3
個)置換されていてもよいフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチルなどのC6-14アリール基、ピリジル基(例、
2−,3−または4−ピリジル)、ピロリル基(例、1
−ピロリル)、チアゾリル基(例、2−,4−または5
−チアゾリル)、チエニル基(例、2−または3−チエ
ニル)、ピペリジル基(例、1−ピペリジル)、モルホ
リニル基(例、4−モルホリニル)、イミダゾピリジル
基(例、2−、3−、5−、6−、7−または8−イミ
ダゾピリジル)、ピロリジニル基(例、1−、2−また
は3−ピロリジニル)、C3-14シクロアルキル基(例、
シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロア
ルキル基)、C3-14シクロアルケニル基(例、2−シク
ロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル
などのC3-6シクロアルケニル基)が好ましい。Q1とし
ては、それぞれハロゲンで1〜5個(好ましくは1〜3
個)置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェ
ニル基)、ピペリジル基、ピリジル基、C3-6シクロア
ルキル基(例、シクロヘキシル)が好ましく、特にハロ
ゲンで1〜4個置換されていてもよいC6-14アリール基
(例、フェニル基)が好ましい。
【0008】Q2における「炭素原子を介する基」は、
炭素原子を介して結合する基であれば特に限定されな
い。例えば、置換されていてもよい炭化水素基、置
換されていてもよいアシル基、シアノ基、置換され
ていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよい
チオカルバモイル基、置換されていてもよいアミジノ
基または置換されていてもよい炭素原子に結合手を有
する複素環基などが用いられる。該「置換されていても
よい炭化水素基」における炭化水素基としては、直鎖,
分枝状,環状の二重結合、三重結合を有することもでき
る脂肪族炭化水素基、アリール基またはアラルキル基な
どが挙げられる。具体的には、アルキル基,シクロアル
キル基、アルケニル基,シクロアルケニル基、アルキニ
ル基,アリール基,アラルキル基などが用いられ、なか
でもC1-19炭化水素基などが好ましい。該アルキル基と
しては、好ましくは炭素数1から6の直鎖もしくは分枝
状アルキル基が挙げられ、例えばメチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,シクロペンチル,n
−ヘキシル,イソヘキシル等が用いられる。該シクロア
ルキル基としては、好ましくは炭素数3から14の環状
アルキル基が挙げられ、例えば,シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル,シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等(好ましくはC3-6シクロアルキル)が用いられ
る。該アルケニル基としては、好ましくは炭素数2から
6の直鎖もしくは分枝状のアルケニル基が挙げられ、例
えばアリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メチ
ルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどが用い
られる。該シクロアルケニル基としては、好ましくは炭
素数3から14の環状のアルケニル基が挙げられ、2−
シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン−1−
イルなどのC3-14シクロアルケニル(好ましくはC3-6
シクロアルケニル)等が用いられる。該アルキニル基と
しては、好ましくは炭素数2から6のアルキニル基が挙
げられ、例えばプロパルギル,2−ブチニル,3−ブチ
ニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等のC2-6アル
キニル基等が用いられる。該アリール基としては、好ま
しくは炭素数6から14のアリール基が挙げられ、例え
ばフェニル,ナフチル,アンスリル等が用いられる。該
アラルキル基としては、好ましくは炭素数7から19の
アラルキル基を示し、例えばベンジル,フェネチル,フ
ェニルプロピルなどのフェニル−C1-4アルキル,ベン
ズヒドリル,トリチル等が用いられる。これらの炭化水
素基への置換基については以下の〔1〕および〔2〕で
示される。 〔1〕Q2における炭化水素基がアルキル基,アルケニ
ル基またはアルキニル基の場合。 該炭化水素基(アルキル基,アルケニル基またはアルキ
ニル基)は、例えば、ニトロ基、ヒドロキシル基、シア
ノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハ
ロゲン原子(例、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨ
ウ素原子)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプロ
ピル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル
等)、C3-14シクロアルケニル基(例、シクロヘキセン
−1−イル,3−シクロヘキセン−1−イルなどのC
3-6シクロアルケニル等)、C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブト
キシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ
等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ,ナフ
チルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)、C6-14ア
リールチオ基(例、フェニルチオ等)、C1-6アルキル
スルフィニル基(例、メチルスルフィニル,エチルスル
フィニル等)、C1-6アルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル,エチルスルホニル等)、アミノ基、C
1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、アセチルアミ
ノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチル
アミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミノ等)、アニリ
ノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ基(例、メチル
イミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルコキシイミノ基
(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキ
シイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒドラゾノ,エチル
ヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ等)、アシル基[例、
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カル
ボニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾ
イル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-フ゛トキシカルホ゛ニル、tert-ブトキシカルボニル等)、C6-14ア
リールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル
等)、C7-19アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカ
ルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピルカ
ルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−カルボニル
等)、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベン
ジルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル
オキシ−カルボニル等)等],3〜8員複素環基(例と
して前記Q1の環状基で例示した3〜8員複素環基と同
様なものが挙げられる)などの置換基を置換可能な範囲
内で1〜5個、好ましくは1〜3個有していてもよい。
上記したQ2における炭化水素基(アルキル基,アルケ
ニル基またはアルキニル基)への置換基が、アルコキシ
基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキ
ルスルホニル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミ
ノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ基(例、メチル
チオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等),ハロゲン
原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),C1-6アル
コキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソ
プロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキ
シ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,C1-6アルコキシ
−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニ
ル等),モノ又はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メ
チルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミノ,イソ
プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,
ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシイミノ基(例、
メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミ
ノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、シ
アノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C1-6アルキル−カ
ルボニルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ等)、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)およびC1-6アルキルイミノ基(例、メチルイ
ミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)などから選ばれる1〜3個の置換基を有していても
よい。また、上記したQ2における炭化水素基(アルキ
ル基,アルケニル基またはアルキニル基)への置換基
が、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
オキシ基、アリールチオ基または3〜8員複素環基の場
合、さらにC1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシル等),C2-6アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニル等),C
2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチニル,
3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等),
C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポ
キシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec
−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル基[例、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイ
ル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],ニトロ
基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アルキルチオ基(例、
メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロ
ピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)など
から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基
を有していてもよい。 〔2〕Q2における炭化水素基がシクロアルキル基、シ
クロアルケニル基、アリール基またはアラルキル基の場
合。 該炭化水素基(シクロアルキル基、シクロアルケニル
基、アリール基またはアラルキル基)は、例えば、ニト
ロ基、ヒドロキシル基、オキソ基、チオキソ基、シアノ
基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハロ
ゲン原子(例、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ
素原子)、C1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル
等),C2-6アルケニル基(例、アリル,イソプロペニ
ル,イソブテニル,1−メチルアリル,2−ペンテニ
ル,2−ヘキセニル等),C2-6アルキニル基(例、プ
ロパルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチ
ニル,3−ヘキシニル等)、C3-14シクロアルケニル基
(例、シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン
−1−イルなどのC3-6シクロアルケニル等)、C6-14
アリール基(例、フェニル,ナフチル,アンスリル
等)、C7-19アラルキル基(例、ベンジル,フェネチ
ル,フェニルプロピルなどのフェニル−C1-4アルキ
ル,ベンズヒドリル,トリチル等)、C1-6アルコキシ
基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポ
キシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert
−ブトキシ等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノ
キシ,ナフチルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イ
ソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ
等)、C6-14アリールチオ基(例、フェニルチオ等)、
C1-6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニ
ル,エチルスルフィニル等)、C1-6アルキルスルホニ
ル基(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、
アミノ基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、
アセチルアミノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−また
はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エ
チルアミノ,n−プロピルアミノ,イソプロピルアミ
ノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミ
ノ等)、アニリノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ
基(例、メチルイミノ,エチルイミノ,プロピルイミ
ノ,ブチルイミノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6ア
ルコキシイミノ基(例、メトキシイミノ,エトキシイミ
ノ,n−プロポキシイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−
またはジ−C1-4アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒ
ドラゾノ,エチルヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ
等)、アシル基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホル
ミル;アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどの
C1-6アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カ
ルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、te
rt-ブトキシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ−
カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19ア
ラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェ
ネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどの
フェニル−C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19ア
ラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカル
ボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボ
ニル等)等],3〜8員複素環基(例として前記Q1の
環状基で例示した3〜8員複素環基と同様なものが挙げ
られる)などの置換基を置換可能な範囲内で1〜5個、
好ましくは1〜3個有していてもよい。上記したQ2に
おける炭化水素基(シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基、アリール基またはアラルキル基)への置換基が、
アルキル基,アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキ
ルスルホニル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミ
ノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ基(例、メチル
チオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等),ハロゲン
原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),C1-6アル
コキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソ
プロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキ
シ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,C1-6アルコキシ
−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニ
ル等),モノ又はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メ
チルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミノ,イソ
プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,
ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシイミノ基(例、
メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミ
ノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、シ
アノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C1-6アルキル−カ
ルボニルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ等)、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)およびC1-6アルキルイミノ基(例、メチルイ
ミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)などから選ばれる1〜3個の置換基を有していても
よい。また、上記したQ2における炭化水素基(シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、アリール基またはア
ラルキル基)への置換基が、シクロアルキル基、シクロ
アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールオ
キシ基、アリールチオ基または3〜8員複素環基の場
合、さらにC1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシル等),C2-6アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニル等),C
2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチニル,
3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等),
C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポ
キシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec
−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル基[例、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイ
ル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],ニトロ
基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アルキルチオ基(例、
メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロ
ピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)など
から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基
を有していてもよい。
炭素原子を介して結合する基であれば特に限定されな
い。例えば、置換されていてもよい炭化水素基、置
換されていてもよいアシル基、シアノ基、置換され
ていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよい
チオカルバモイル基、置換されていてもよいアミジノ
基または置換されていてもよい炭素原子に結合手を有
する複素環基などが用いられる。該「置換されていても
よい炭化水素基」における炭化水素基としては、直鎖,
分枝状,環状の二重結合、三重結合を有することもでき
る脂肪族炭化水素基、アリール基またはアラルキル基な
どが挙げられる。具体的には、アルキル基,シクロアル
キル基、アルケニル基,シクロアルケニル基、アルキニ
ル基,アリール基,アラルキル基などが用いられ、なか
でもC1-19炭化水素基などが好ましい。該アルキル基と
しては、好ましくは炭素数1から6の直鎖もしくは分枝
状アルキル基が挙げられ、例えばメチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,シクロペンチル,n
−ヘキシル,イソヘキシル等が用いられる。該シクロア
ルキル基としては、好ましくは炭素数3から14の環状
アルキル基が挙げられ、例えば,シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル,シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等(好ましくはC3-6シクロアルキル)が用いられ
る。該アルケニル基としては、好ましくは炭素数2から
6の直鎖もしくは分枝状のアルケニル基が挙げられ、例
えばアリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メチ
ルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどが用い
られる。該シクロアルケニル基としては、好ましくは炭
素数3から14の環状のアルケニル基が挙げられ、2−
シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン−1−
イルなどのC3-14シクロアルケニル(好ましくはC3-6
シクロアルケニル)等が用いられる。該アルキニル基と
しては、好ましくは炭素数2から6のアルキニル基が挙
げられ、例えばプロパルギル,2−ブチニル,3−ブチ
ニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等のC2-6アル
キニル基等が用いられる。該アリール基としては、好ま
しくは炭素数6から14のアリール基が挙げられ、例え
ばフェニル,ナフチル,アンスリル等が用いられる。該
アラルキル基としては、好ましくは炭素数7から19の
アラルキル基を示し、例えばベンジル,フェネチル,フ
ェニルプロピルなどのフェニル−C1-4アルキル,ベン
ズヒドリル,トリチル等が用いられる。これらの炭化水
素基への置換基については以下の〔1〕および〔2〕で
示される。 〔1〕Q2における炭化水素基がアルキル基,アルケニ
ル基またはアルキニル基の場合。 該炭化水素基(アルキル基,アルケニル基またはアルキ
ニル基)は、例えば、ニトロ基、ヒドロキシル基、シア
ノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハ
ロゲン原子(例、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨ
ウ素原子)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプロ
ピル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル
等)、C3-14シクロアルケニル基(例、シクロヘキセン
−1−イル,3−シクロヘキセン−1−イルなどのC
3-6シクロアルケニル等)、C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブト
キシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ
等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ,ナフ
チルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メチルチ
オ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)、C6-14ア
リールチオ基(例、フェニルチオ等)、C1-6アルキル
スルフィニル基(例、メチルスルフィニル,エチルスル
フィニル等)、C1-6アルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル,エチルスルホニル等)、アミノ基、C
1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、アセチルアミ
ノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エチルアミノ,
n−プロピルアミノ,イソプロピルアミノ,n−ブチル
アミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミノ等)、アニリ
ノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ基(例、メチル
イミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルコキシイミノ基
(例、メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキ
シイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒドラゾノ,エチル
ヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ等)、アシル基[例、
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カル
ボニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾ
イル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-フ゛トキシカルホ゛ニル、tert-ブトキシカルボニル等)、C6-14ア
リールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル
等)、C7-19アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカ
ルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピルカ
ルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−カルボニル
等)、C7-19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベン
ジルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル
オキシ−カルボニル等)等],3〜8員複素環基(例と
して前記Q1の環状基で例示した3〜8員複素環基と同
様なものが挙げられる)などの置換基を置換可能な範囲
内で1〜5個、好ましくは1〜3個有していてもよい。
上記したQ2における炭化水素基(アルキル基,アルケ
ニル基またはアルキニル基)への置換基が、アルコキシ
基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキ
ルスルホニル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミ
ノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ基(例、メチル
チオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等),ハロゲン
原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),C1-6アル
コキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソ
プロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキ
シ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,C1-6アルコキシ
−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニ
ル等),モノ又はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メ
チルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミノ,イソ
プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,
ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシイミノ基(例、
メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミ
ノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、シ
アノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C1-6アルキル−カ
ルボニルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ等)、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)およびC1-6アルキルイミノ基(例、メチルイ
ミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)などから選ばれる1〜3個の置換基を有していても
よい。また、上記したQ2における炭化水素基(アルキ
ル基,アルケニル基またはアルキニル基)への置換基
が、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール
オキシ基、アリールチオ基または3〜8員複素環基の場
合、さらにC1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシル等),C2-6アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニル等),C
2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチニル,
3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等),
C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポ
キシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec
−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル基[例、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイ
ル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],ニトロ
基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アルキルチオ基(例、
メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロ
ピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)など
から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基
を有していてもよい。 〔2〕Q2における炭化水素基がシクロアルキル基、シ
クロアルケニル基、アリール基またはアラルキル基の場
合。 該炭化水素基(シクロアルキル基、シクロアルケニル
基、アリール基またはアラルキル基)は、例えば、ニト
ロ基、ヒドロキシル基、オキソ基、チオキソ基、シアノ
基、カルバモイル基、カルボキシル基、スルホ基、ハロ
ゲン原子(例、フッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ
素原子)、C1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-14シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル
等),C2-6アルケニル基(例、アリル,イソプロペニ
ル,イソブテニル,1−メチルアリル,2−ペンテニ
ル,2−ヘキセニル等),C2-6アルキニル基(例、プ
ロパルギル,2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチ
ニル,3−ヘキシニル等)、C3-14シクロアルケニル基
(例、シクロヘキセン−1−イル,3−シクロヘキセン
−1−イルなどのC3-6シクロアルケニル等)、C6-14
アリール基(例、フェニル,ナフチル,アンスリル
等)、C7-19アラルキル基(例、ベンジル,フェネチ
ル,フェニルプロピルなどのフェニル−C1-4アルキ
ル,ベンズヒドリル,トリチル等)、C1-6アルコキシ
基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポ
キシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert
−ブトキシ等)、C6-14アリールオキシ基(例、フェノ
キシ,ナフチルオキシ等)、C1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イ
ソプロピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ
等)、C6-14アリールチオ基(例、フェニルチオ等)、
C1-6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニ
ル,エチルスルフィニル等)、C1-6アルキルスルホニ
ル基(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、
アミノ基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基(例、
アセチルアミノ,プロピオニルアミノ等)、モノ−また
はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メチルアミノ,エ
チルアミノ,n−プロピルアミノ,イソプロピルアミ
ノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,ジエチルアミ
ノ等)、アニリノ基、イミノ基、C1-6アルキルイミノ
基(例、メチルイミノ,エチルイミノ,プロピルイミ
ノ,ブチルイミノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6ア
ルコキシイミノ基(例、メトキシイミノ,エトキシイミ
ノ,n−プロポキシイミノ等)、ヒドラゾノ基、モノ−
またはジ−C1-4アルキルヒドラゾノ基(例、メチルヒ
ドラゾノ,エチルヒドラゾノ,ジメチルヒドラゾノ
等)、アシル基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホル
ミル;アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどの
C1-6アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カ
ルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、te
rt-ブトキシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ−
カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19ア
ラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェ
ネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどの
フェニル−C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19ア
ラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカル
ボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボ
ニル等)等],3〜8員複素環基(例として前記Q1の
環状基で例示した3〜8員複素環基と同様なものが挙げ
られる)などの置換基を置換可能な範囲内で1〜5個、
好ましくは1〜3個有していてもよい。上記したQ2に
おける炭化水素基(シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基、アリール基またはアラルキル基)への置換基が、
アルキル基,アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキ
ルスルホニル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミ
ノ基の場合、さらにC1-6アルキルチオ基(例、メチル
チオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチ
オ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等),ハロゲン
原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),C1-6アル
コキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソ
プロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキ
シ,tert−ブトキシ等),ニトロ基,C1-6アルコキシ
−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニ
ル等),モノ又はジ−C1-6アルキルアミノ基(例、メ
チルアミノ,エチルアミノ,n−プロピルアミノ,イソ
プロピルアミノ,n−ブチルアミノ,ジメチルアミノ,
ジエチルアミノ等)、C1-6アルコキシイミノ基(例、
メトキシイミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミ
ノ等)、ヒドロキシイミノ基、C1-6アルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル,エチルスルホニル等)、シ
アノ、カルボキシル、ヒドロキシ、C1-6アルキル−カ
ルボニルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ等)、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)およびC1-6アルキルイミノ基(例、メチルイ
ミノ,エチルイミノ,プロピルイミノ,ブチルイミノ
等)などから選ばれる1〜3個の置換基を有していても
よい。また、上記したQ2における炭化水素基(シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基、アリール基またはア
ラルキル基)への置換基が、シクロアルキル基、シクロ
アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリールオ
キシ基、アリールチオ基または3〜8員複素環基の場
合、さらにC1-6アルキル基(例、メチル,エチル,n−
プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,sec−ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル,n−ヘキシル,イソ
ヘキシル等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロヘキシル等),C2-6アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニル等),C
2-6アルキニル基(例、プロパルギル,2−ブチニル,
3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘキシニル等),
C1-6アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,プロポ
キシ,イソプロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec
−ブトキシ,tert−ブトキシ等),アシル基[例、C
1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイルなどのC1-6アルキル−カルボ
ニル等)、C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイ
ル、ナフタレンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル
等)、C6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノ
キシカルボニル等)、C7-19アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フ
ェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アル
キル−カルボニル等)、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキルオキシ−カルボニル等)等],ニトロ
基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基,スルファモ
イル基、メルカプト基、ハロゲン原子(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)およびC1-6アルキルチオ基(例、
メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチオ,イソプロ
ピルチオ,n−ブチルチオ,tert−ブチルチオ等)など
から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個)の置換基
を有していてもよい。
【0009】該「置換されていてもよいアシル基」にお
けるアシル基としては、有機カルボン酸から誘導される
炭素数1から20のアシル基が挙げられる。例えば、ア
ルカノイル基,好ましくは炭素数1から7のアルカノイ
ル基(例、ホルミル;アセチル,プロピオニル,ブチリ
ル,イソブチリル,ペンタノイル,ヘキサノイル,ヘプ
タノイルなどのC1-6アルキル−カルボニル等),アリ
ールカルボニル基,好ましくは炭素数6から14のアリ
ール−カルボニル基,(例、ベンゾイル,ナフタレンカ
ルボニル等),アルコキシカルボニル基,好ましくは炭
素数1から6のアルコキシカルボニル基(例、メトキシ
カルボニル,エトキシカルボニル,プロポキシカルボニ
ル,イソプロポキシカルボニル,ブトキシカルボニル,
イソブトキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニル,t
ert−ブトキシカルボニル等),アリールオキシカルボ
ニル基,好ましくは炭素数6から14のアリールオキシ
−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル基),アラ
ルキルカルボニル基,好ましくは炭素数7から19のア
ラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル,フ
ェネチルカルボニル,フェニルプロピルカルボニルなど
のフェニル−C1-4アルキルカルボニル,ベンズヒドリ
ルカルボニル,ナフチルエチルカルボニルなどのナフチ
ル−C1-4アルキルカルボニル等),アラルキルオキシ
カルボニル基,好ましくは炭素数7から19のアラルキ
ルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニ
ル、フェネチルオキシカルボニル、フェニルプロピルオ
キシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ
カルボニル),5〜6員複素環カルボニル基(例、2
−,3−または4−ピロリルカルボニルなどのピロリル
カルボニル,3−,4−または5−ピラゾリルカルボニ
ルなどのピラゾリルカルボニル,2−,4−または5−
イミダゾリルカルボニルなどのイミダゾリルカルボニ
ル,1,2,3−トリアゾール−4−イルカルボニル,
1,2,4−トリアゾール−3−イルカルボニルなどの
トリアゾリルカルボニル,1H−または2H−テトラゾ
ール−5−イルカルボニルなどのテトラゾリルカルボニ
ル,2−または3−フリルカルボニルなどのフリルカル
ボニル,2−または3−チエニルカルボニルなどのチエ
ニルカルボニル,2−,4−または5−オキサゾリルカ
ルボニルなどのオキサゾリルカルボニル,3−,4−ま
たは5−イソキサゾリルカルボニルなどのイソキサゾリ
ルカルボニル,1,2,3−オキサジアゾール−4−ま
たは5−イルカルボニル,1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−または5−イルカルボニル,1,2,5−オキ
サジアゾール−3−または−4−イルカルボニル,1,
3,4−オキサジアゾール−2−イルカルボニルなどの
オキサジアゾリルカルボニル,2−,4−または5−チ
アゾリルカルボニルなどのチアゾリルカルボニル,3
−,4−または5−イソチアゾリルカルボニルなどのイ
ソチアゾリルカルボニル,1,2,3−チアジアゾール
−4−または5−イルカルボニル,1,2,4−チアジ
アゾール−3−または5−イルカルボニル,1,2,5
−チアジアゾール−3−または4−イルカルボニル,
1,3,4−チアジアゾール−2−イルカルボニルなど
のチアジアゾリルカルボニル,2−または3−ピロリジ
ニルカルボニルなどのピロリジニルカルボニル,2−,
3−または4−ピリジルカルボニルなどのピリジルカル
ボニル,2−,3−または4−ピリジル−N−オキシド
−カルボニルなどの窒素原子が酸化されたピリジルカル
ボニル,3−または4−ピリダジニルカルボニルなどの
ピリダジニルカルボニル,3−,4−,5−または6−
ピリダジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素原子
の一方または両方が酸化されたピリダジニルカルボニ
ル,2−,4−または5−ピリミジニルカルボニルなど
のピリミジニルカルボニル,2−,4−,5−または6
−ピリミジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素原
子の一方または両方が酸化されたピリミジニルカルボニ
ル,ピラジニルカルボニル,2−,3−または4−ピペ
リジニルカルボニルなどのピペリジニルカルボニル,ピ
ペラジニルカルボニル,3H−インドール−2−または
3−イルカルボニルなどのインドリルカルボニル,2
−,3−または4−ピラニルカルボニルなどのピラニル
カルボニル,2−,3−または4−チオピラニルカルボ
ニルなどのチオピラニルカルボニル,3−,4−,5
−,6−,7−または8−キノリルカルボニルなどのキ
ノリルカルボニル,イソキノリルカルボニル,ピリド
〔2,3−d〕ピリミジニルカルボニル(例、ピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2−イルカルボニル),
1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−ま
たは2,7−ナフチリジニルカルボニルなどのナフチリ
ジニルカルボニル(例、1,5−ナフチリジン−2−ま
たは3−イルカルボニル),チエノ〔2,3−d〕ピリ
ジルカルボニル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イルカルボニル),ピラジノキノリルカルボニル
(例、ピラジノ〔2,3−b〕キノリン−2−イルカル
ボニル),クロメニルカルボニル(例、2H−クロメン
−2−または3−イルカルボニル等)等の窒素原子(オ
キシド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モ
ノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ
原子を1ないし4個含む5〜6員複素環カルボニル基、
もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい),酸
素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5〜6員
複素環とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化され
ていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオ
キシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ない
し4個含む5〜6員複素環とが縮合した複素環カルボニ
ル基),5〜6員複素環アセチル基(例、2−ピロリル
アセチル,3−イミダゾリルアセチル,5−イソオキサ
ゾリルアセチル等の窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む5〜6員複素環アセチル基)等が用いられる。該アシ
ル基がアルカノイル基またはアルコキシ−カルボニル基
の場合、例えば、アルキルチオ基(例、メチルチオ,エ
チルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチオ,イソ
ブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基),ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),アルコキシ基
(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブ
トキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ基),
ニトロ基,アルコキシカルボニル基(例、メトキシカル
ボニル,エトキシカルボニル,n−プロポキシカルボニ
ル,イソプロポキシカルボニル,n−ブトキシカルボニ
ル,イソブトキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニ
ル,tert−ブトキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−
カルボニル基),アルコキシイミノ基(例、メトキシイ
ミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミノ,tert−
ブトキシイミノ,n−ヘキシルオキシ−イミノ等のC1-6
アルコキシイミノ基)およびヒドロキシイミノ基などか
ら選ばれる置換基を1〜3個有していてもよい。該アシ
ル基がアリールカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニ
ル基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカル
ボニル基、5〜6員複素環カルボニル基または5〜6複
素環アセチル基の場合、例えば、アルキル基(例、メチ
ル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,
イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチ
ル,sec−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,n−
ヘキシル,イソヘキシル等のC1-6アルキルやシクロヘ
キシル等のC3-6シクロアルキル),アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC
2-6アルケニル),アルキニル基(例、プロパルギル,
2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘ
キシニル等のC2-6アルキニル基),アルコキシ基
(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブ
トキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ基),
アシル基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペ
ンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6
アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カルボニ
ル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル等)、C
1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブト
キシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブト
キシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19アラルキル
−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカ
ルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19アラルキル
オキシカルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル等の
フェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニルな
ど)],ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)およびアルキルチ
オ基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチ
オ,イソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ等)などか
ら選ばれる置換基を1〜5個(好ましくは1〜3個)有
していてもよい。
けるアシル基としては、有機カルボン酸から誘導される
炭素数1から20のアシル基が挙げられる。例えば、ア
ルカノイル基,好ましくは炭素数1から7のアルカノイ
ル基(例、ホルミル;アセチル,プロピオニル,ブチリ
ル,イソブチリル,ペンタノイル,ヘキサノイル,ヘプ
タノイルなどのC1-6アルキル−カルボニル等),アリ
ールカルボニル基,好ましくは炭素数6から14のアリ
ール−カルボニル基,(例、ベンゾイル,ナフタレンカ
ルボニル等),アルコキシカルボニル基,好ましくは炭
素数1から6のアルコキシカルボニル基(例、メトキシ
カルボニル,エトキシカルボニル,プロポキシカルボニ
ル,イソプロポキシカルボニル,ブトキシカルボニル,
イソブトキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニル,t
ert−ブトキシカルボニル等),アリールオキシカルボ
ニル基,好ましくは炭素数6から14のアリールオキシ
−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル基),アラ
ルキルカルボニル基,好ましくは炭素数7から19のア
ラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル,フ
ェネチルカルボニル,フェニルプロピルカルボニルなど
のフェニル−C1-4アルキルカルボニル,ベンズヒドリ
ルカルボニル,ナフチルエチルカルボニルなどのナフチ
ル−C1-4アルキルカルボニル等),アラルキルオキシ
カルボニル基,好ましくは炭素数7から19のアラルキ
ルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニ
ル、フェネチルオキシカルボニル、フェニルプロピルオ
キシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ
カルボニル),5〜6員複素環カルボニル基(例、2
−,3−または4−ピロリルカルボニルなどのピロリル
カルボニル,3−,4−または5−ピラゾリルカルボニ
ルなどのピラゾリルカルボニル,2−,4−または5−
イミダゾリルカルボニルなどのイミダゾリルカルボニ
ル,1,2,3−トリアゾール−4−イルカルボニル,
1,2,4−トリアゾール−3−イルカルボニルなどの
トリアゾリルカルボニル,1H−または2H−テトラゾ
ール−5−イルカルボニルなどのテトラゾリルカルボニ
ル,2−または3−フリルカルボニルなどのフリルカル
ボニル,2−または3−チエニルカルボニルなどのチエ
ニルカルボニル,2−,4−または5−オキサゾリルカ
ルボニルなどのオキサゾリルカルボニル,3−,4−ま
たは5−イソキサゾリルカルボニルなどのイソキサゾリ
ルカルボニル,1,2,3−オキサジアゾール−4−ま
たは5−イルカルボニル,1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−または5−イルカルボニル,1,2,5−オキ
サジアゾール−3−または−4−イルカルボニル,1,
3,4−オキサジアゾール−2−イルカルボニルなどの
オキサジアゾリルカルボニル,2−,4−または5−チ
アゾリルカルボニルなどのチアゾリルカルボニル,3
−,4−または5−イソチアゾリルカルボニルなどのイ
ソチアゾリルカルボニル,1,2,3−チアジアゾール
−4−または5−イルカルボニル,1,2,4−チアジ
アゾール−3−または5−イルカルボニル,1,2,5
−チアジアゾール−3−または4−イルカルボニル,
1,3,4−チアジアゾール−2−イルカルボニルなど
のチアジアゾリルカルボニル,2−または3−ピロリジ
ニルカルボニルなどのピロリジニルカルボニル,2−,
3−または4−ピリジルカルボニルなどのピリジルカル
ボニル,2−,3−または4−ピリジル−N−オキシド
−カルボニルなどの窒素原子が酸化されたピリジルカル
ボニル,3−または4−ピリダジニルカルボニルなどの
ピリダジニルカルボニル,3−,4−,5−または6−
ピリダジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素原子
の一方または両方が酸化されたピリダジニルカルボニ
ル,2−,4−または5−ピリミジニルカルボニルなど
のピリミジニルカルボニル,2−,4−,5−または6
−ピリミジニル−N−オキシドカルボニルなどの窒素原
子の一方または両方が酸化されたピリミジニルカルボニ
ル,ピラジニルカルボニル,2−,3−または4−ピペ
リジニルカルボニルなどのピペリジニルカルボニル,ピ
ペラジニルカルボニル,3H−インドール−2−または
3−イルカルボニルなどのインドリルカルボニル,2
−,3−または4−ピラニルカルボニルなどのピラニル
カルボニル,2−,3−または4−チオピラニルカルボ
ニルなどのチオピラニルカルボニル,3−,4−,5
−,6−,7−または8−キノリルカルボニルなどのキ
ノリルカルボニル,イソキノリルカルボニル,ピリド
〔2,3−d〕ピリミジニルカルボニル(例、ピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2−イルカルボニル),
1,5−,1,6−,1,7−,1,8−,2,6−ま
たは2,7−ナフチリジニルカルボニルなどのナフチリ
ジニルカルボニル(例、1,5−ナフチリジン−2−ま
たは3−イルカルボニル),チエノ〔2,3−d〕ピリ
ジルカルボニル(例、チエノ〔2,3−d〕ピリジン−
3−イルカルボニル),ピラジノキノリルカルボニル
(例、ピラジノ〔2,3−b〕キノリン−2−イルカル
ボニル),クロメニルカルボニル(例、2H−クロメン
−2−または3−イルカルボニル等)等の窒素原子(オ
キシド化されていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モ
ノまたはジオキシド化されていてもよい)などのヘテロ
原子を1ないし4個含む5〜6員複素環カルボニル基、
もしくは窒素原子(オキシド化されていてもよい),酸
素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化されていて
もよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5〜6員
複素環とベンゼン環もしくは窒素原子(オキシド化され
ていてもよい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオ
キシド化されていてもよい)などのヘテロ原子を1ない
し4個含む5〜6員複素環とが縮合した複素環カルボニ
ル基),5〜6員複素環アセチル基(例、2−ピロリル
アセチル,3−イミダゾリルアセチル,5−イソオキサ
ゾリルアセチル等の窒素原子(オキシド化されていても
よい),酸素原子,硫黄原子(モノまたはジオキシド化
されていてもよい)などのヘテロ原子を1ないし4個含
む5〜6員複素環アセチル基)等が用いられる。該アシ
ル基がアルカノイル基またはアルコキシ−カルボニル基
の場合、例えば、アルキルチオ基(例、メチルチオ,エ
チルチオ,n−プロピルチオ,イソプロピルチオ,イソ
ブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基),ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),アルコキシ基
(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブ
トキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ基),
ニトロ基,アルコキシカルボニル基(例、メトキシカル
ボニル,エトキシカルボニル,n−プロポキシカルボニ
ル,イソプロポキシカルボニル,n−ブトキシカルボニ
ル,イソブトキシカルボニル,sec−ブトキシカルボニ
ル,tert−ブトキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−
カルボニル基),アルコキシイミノ基(例、メトキシイ
ミノ,エトキシイミノ,n−プロポキシイミノ,tert−
ブトキシイミノ,n−ヘキシルオキシ−イミノ等のC1-6
アルコキシイミノ基)およびヒドロキシイミノ基などか
ら選ばれる置換基を1〜3個有していてもよい。該アシ
ル基がアリールカルボニル基,アリ−ルオキシカルボニ
ル基、アラルキルカルボニル基、アラルキルオキシカル
ボニル基、5〜6員複素環カルボニル基または5〜6複
素環アセチル基の場合、例えば、アルキル基(例、メチ
ル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,
イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチ
ル,sec−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,n−
ヘキシル,イソヘキシル等のC1-6アルキルやシクロヘ
キシル等のC3-6シクロアルキル),アルケニル基
(例、アリル,イソプロペニル,イソブテニル,1−メ
チルアリル,2−ペンテニル,2−ヘキセニルなどのC
2-6アルケニル),アルキニル基(例、プロパルギル,
2−ブチニル,3−ブチニル,3−ペンチニル,3−ヘ
キシニル等のC2-6アルキニル基),アルコキシ基
(例、メトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,tert−ブ
トキシ,n−ヘキシルオキシ等のC1-6アルコキシ基),
アシル基[例、C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペ
ンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどのC1-6
アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カルボニ
ル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル等)、C
1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブト
キシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブト
キシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ−カルボニ
ル(例、フェノキシカルボニル等)、C7-19アラルキル
−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカ
ルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル
−C1-4アルキル−カルボニル等)、C7-19アラルキル
オキシカルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル等の
フェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニルな
ど)],ニトロ基,アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ
基,スルファモイル基、メルカプト基、ハロゲン原子
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)およびアルキルチ
オ基(例、メチルチオ,エチルチオ,n−プロピルチ
オ,イソブチルチオ等のC1-6アルキルチオ等)などか
ら選ばれる置換基を1〜5個(好ましくは1〜3個)有
していてもよい。
【0010】該「置換されていてもよいカルバモイル
基」、「置換されていてもよいチオカルバモイル基」お
よび「置換されていてもよいアミジノ基」における「カ
ルバモイル基」、「チオカルバモイル基」および「アミ
ジノ基」への置換基としては、炭化水素基、複素環基ま
たはアシル基が挙げられる。該炭化水素基としては、上
記Q2で示される「置換されていてもよい炭化水素基」
における「炭化水素基」と同様のものが挙げられる。該
複素環基としては、上記Q1で示される環状基で例示し
た「複素環基」と同様のものが挙げられる。該アシル基
としては、上記Q2で示される「置換されていてもよい
アシル基」における「アシル基」と同様のものが挙げら
れる。該「カルバモイル基」、「チオカルバモイル基」
は上記した1または2個の置換基で置換されていてもよ
く、また「アミジノ基」は上記した1〜3個の置換基で
置換されていてもよい。
基」、「置換されていてもよいチオカルバモイル基」お
よび「置換されていてもよいアミジノ基」における「カ
ルバモイル基」、「チオカルバモイル基」および「アミ
ジノ基」への置換基としては、炭化水素基、複素環基ま
たはアシル基が挙げられる。該炭化水素基としては、上
記Q2で示される「置換されていてもよい炭化水素基」
における「炭化水素基」と同様のものが挙げられる。該
複素環基としては、上記Q1で示される環状基で例示し
た「複素環基」と同様のものが挙げられる。該アシル基
としては、上記Q2で示される「置換されていてもよい
アシル基」における「アシル基」と同様のものが挙げら
れる。該「カルバモイル基」、「チオカルバモイル基」
は上記した1または2個の置換基で置換されていてもよ
く、また「アミジノ基」は上記した1〜3個の置換基で
置換されていてもよい。
【0011】該「置換されていてもよい炭素原子に結合
手を有する複素環基」における「炭素原子に結合手を有
する複素環基」としては、前記Q1の環状基としての
「複素環基」において例示した「炭素原子に結合手を有
する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げられる。該
「炭素原子に結合手を有する複素環基」の置換基として
は、前記Q1における環状基への置換基と同様のものが
用いられる。
手を有する複素環基」における「炭素原子に結合手を有
する複素環基」としては、前記Q1の環状基としての
「複素環基」において例示した「炭素原子に結合手を有
する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げられる。該
「炭素原子に結合手を有する複素環基」の置換基として
は、前記Q1における環状基への置換基と同様のものが
用いられる。
【0012】Q2における「窒素原子を介する基」は、
窒素原子を介して結合する基であれば特に限定されな
い。例えば、ニトロ基、−NR20R21〔式中、R20
およびR21はそれぞれ独立して水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基、置換されていてもよいアシル基、
置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていて
もよい複素環基、ヒドロキシル基または−SOpR
22(R22は水素原子または置換されていてもよい炭化水
素基を、pは1〜2の整数を示す)で表される基を示
す〕で表わされる基、置換されていてもよい窒素原子
に結合手を有する複素環基、−N=C(R23)R
24〔式中、R23およびR24はそれぞれ独立して水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよい複素環基、置換されていてもよい炭化水素オキシ
基または−NR25R26(R25およびR26はそれぞれ独立
して水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を
示す)で表わされる基を示す〕で表わされる基、ニト
ロソ基またはイソシアノ基などが挙げられる。R20、
R21、R22、R23、R24、R25またはR26で示される
「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記し
たQ2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R23またはR24で示される「置換されていて
もよい炭化水素オキシ基」に含まれる「置換されていて
もよい炭化水素基」としては、前記したQ2における
「炭素原子を介する基」として例示した「置換されてい
てもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R20
またはR21で示される「置換されていてもよいアシル
基」としては、前記のQ2における「炭素原子を介する
基」として例示した「置換されていてもよいアシル基」
と同様のものが挙げられる。R20またはR21で示される
「置換されていてもよいカルバモイル基」としては前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよいカルバモイル基」と同様なもの
が用いられる。R20、R21、R23またはR24で示される
「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」とし
ては、前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示
した「複素環基」と同様のものが挙げられる。該複素環
基の置換基としては、前記Q1における「環状基」への
置換基と同様のものが挙げられる。該「置換されていて
もよい窒素原子に結合手を有する複素環基」における
「窒素原子に結合手を有する複素環基」としては、前記
Q1の「環状基」の定義のなかで例示した「窒素原子に
結合手を有する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げ
られる。該「窒素原子に結合手を有する複素環基」の置
換基としては、前記Q1における「環状基」への置換基
と同様のものが挙げられる。
窒素原子を介して結合する基であれば特に限定されな
い。例えば、ニトロ基、−NR20R21〔式中、R20
およびR21はそれぞれ独立して水素原子、置換されてい
てもよい炭化水素基、置換されていてもよいアシル基、
置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていて
もよい複素環基、ヒドロキシル基または−SOpR
22(R22は水素原子または置換されていてもよい炭化水
素基を、pは1〜2の整数を示す)で表される基を示
す〕で表わされる基、置換されていてもよい窒素原子
に結合手を有する複素環基、−N=C(R23)R
24〔式中、R23およびR24はそれぞれ独立して水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよい複素環基、置換されていてもよい炭化水素オキシ
基または−NR25R26(R25およびR26はそれぞれ独立
して水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を
示す)で表わされる基を示す〕で表わされる基、ニト
ロソ基またはイソシアノ基などが挙げられる。R20、
R21、R22、R23、R24、R25またはR26で示される
「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記し
たQ2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R23またはR24で示される「置換されていて
もよい炭化水素オキシ基」に含まれる「置換されていて
もよい炭化水素基」としては、前記したQ2における
「炭素原子を介する基」として例示した「置換されてい
てもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R20
またはR21で示される「置換されていてもよいアシル
基」としては、前記のQ2における「炭素原子を介する
基」として例示した「置換されていてもよいアシル基」
と同様のものが挙げられる。R20またはR21で示される
「置換されていてもよいカルバモイル基」としては前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよいカルバモイル基」と同様なもの
が用いられる。R20、R21、R23またはR24で示される
「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」とし
ては、前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示
した「複素環基」と同様のものが挙げられる。該複素環
基の置換基としては、前記Q1における「環状基」への
置換基と同様のものが挙げられる。該「置換されていて
もよい窒素原子に結合手を有する複素環基」における
「窒素原子に結合手を有する複素環基」としては、前記
Q1の「環状基」の定義のなかで例示した「窒素原子に
結合手を有する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げ
られる。該「窒素原子に結合手を有する複素環基」の置
換基としては、前記Q1における「環状基」への置換基
と同様のものが挙げられる。
【0013】Q2における「酸素原子を介する基」とし
ては、酸素原子を介して結合する基であれば特に限定さ
れない。例えば、−OR27〔式中、R27は水素原子、
置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよい複素環基、アシル基、置換されていてもよい
カルバモイル基、式−SiR28 3(式中、R28は置換
されていてもよい炭化水素基を示す)で表わされる基ま
たは式−SOpR22(式中の各記号は前記と同意義を
示す。)で表わされる基を示す。〕で表わされる基など
が挙げられる。R27またはR28で示される「置換されて
いてもよい炭化水素基」としては、前記Q2における
「炭素原子を介する基」として例示した「置換されてい
てもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R27
で示される「置換されていてもよい複素環基」における
「複素環基」としては、前記Q1における「環状基」の
定義のなかで例示した「複素環基」と同様のものが挙げ
られる。該複素環基の置換基としては、前記Q1におけ
る「環状基」への置換基と同様のものが挙げられる。R
27で示されるアシル基としては、前記Q2における「炭
素原子を介する基」として例示した「置換されていても
よいアシル基」における「アシル基」と同様のものが挙
げられる。R27で示される「置換されていてもよいカル
バモイル基」としては、前記Q2における「炭素原子を
介する基」として例示した「置換されていてもよいカル
バモイル基」と同様のものが挙げられる。
ては、酸素原子を介して結合する基であれば特に限定さ
れない。例えば、−OR27〔式中、R27は水素原子、
置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよい複素環基、アシル基、置換されていてもよい
カルバモイル基、式−SiR28 3(式中、R28は置換
されていてもよい炭化水素基を示す)で表わされる基ま
たは式−SOpR22(式中の各記号は前記と同意義を
示す。)で表わされる基を示す。〕で表わされる基など
が挙げられる。R27またはR28で示される「置換されて
いてもよい炭化水素基」としては、前記Q2における
「炭素原子を介する基」として例示した「置換されてい
てもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R27
で示される「置換されていてもよい複素環基」における
「複素環基」としては、前記Q1における「環状基」の
定義のなかで例示した「複素環基」と同様のものが挙げ
られる。該複素環基の置換基としては、前記Q1におけ
る「環状基」への置換基と同様のものが挙げられる。R
27で示されるアシル基としては、前記Q2における「炭
素原子を介する基」として例示した「置換されていても
よいアシル基」における「アシル基」と同様のものが挙
げられる。R27で示される「置換されていてもよいカル
バモイル基」としては、前記Q2における「炭素原子を
介する基」として例示した「置換されていてもよいカル
バモイル基」と同様のものが挙げられる。
【0014】Q2における「硫黄原子を介する基」とし
ては、硫黄原子を介して結合する基であれば特に限定さ
れない。例えば、−S(O)nR29[R29は水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基または置換さ
れていてもよい複素環基を、nは0〜2の整数を示す]
で表わされる基、−SO2NR30R31[R30及びR31は
それぞれ独立して水素原子,置換されていてもよい
炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示
す]で表される基、−SCOOR32〔R32は置換され
ていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい
複素環基を示す〕で表わされる基、−SN(R33)CO
OR34〔R33およびR34はそれぞれ独立して置換され
ていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい
複素環基を示す〕で表わされる基などが挙げられる。R
29、R30、R31、R32、R33またはR34で示される「置
換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Q2に
おける「炭素原子を介する基」として例示した「置換さ
れていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられ
る。R29、R30、R31、R32、R33またはR34で示され
る「置換されていてもよい複素環基」における「複素環
基」としては、前記Q1における「環状基」の定義のな
かで例示した「複素環基」と同様のものが挙げられる。
該複素環基の置換基としては、前記Q1における「環状
基」への置換基と同様のものが挙げられる。
ては、硫黄原子を介して結合する基であれば特に限定さ
れない。例えば、−S(O)nR29[R29は水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基または置換さ
れていてもよい複素環基を、nは0〜2の整数を示す]
で表わされる基、−SO2NR30R31[R30及びR31は
それぞれ独立して水素原子,置換されていてもよい
炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示
す]で表される基、−SCOOR32〔R32は置換され
ていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい
複素環基を示す〕で表わされる基、−SN(R33)CO
OR34〔R33およびR34はそれぞれ独立して置換され
ていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい
複素環基を示す〕で表わされる基などが挙げられる。R
29、R30、R31、R32、R33またはR34で示される「置
換されていてもよい炭化水素基」としては、前記Q2に
おける「炭素原子を介する基」として例示した「置換さ
れていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられ
る。R29、R30、R31、R32、R33またはR34で示され
る「置換されていてもよい複素環基」における「複素環
基」としては、前記Q1における「環状基」の定義のな
かで例示した「複素環基」と同様のものが挙げられる。
該複素環基の置換基としては、前記Q1における「環状
基」への置換基と同様のものが挙げられる。
【0015】Q2としては、置換されていてもよいC1-6
アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert
−ブチル、n−ペンチル等)、置換されていてもよいC
3-14シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、置換され
ていてもよいC2-6アルケニル基(例、アリル、イソプ
ロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペン
テニル、2−ヘキセニル等)、置換されていてもよいC
2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、
3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニル等)、
置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル等)、置換されていて
もよい3〜8員複素環基、ヒドロキシル基、置換されて
いてもよいC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペ
ンチルオキシ、sec−ペンチルオキシ、イソペンチルオ
キシ、ネオペンチルオキシ等)、置換されていてもよい
C3-6シクロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオ
キシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シ
クロヘキシルオキシ等)、置換されていてもよいC2-6
アルケニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニ
ルオキシ、イソブテニルオキシ等)、置換されていても
よいC2-6アルキニルオキシ基(例、プロパルギルオキ
シ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ等)、置
換されていてもよいC7-19アラルキルオキシ基(例、ベ
ンジルオキシ、フェネチルオキシ、フェニルプロピルオ
キシなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ等)、置換
されていてもよいC6-14アリールオキシ基(例、フェノ
キシ、ナフチルオキシ等)、置換されていてもよいアミ
ノ基、置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)が好
ましい。上記Q2のC1-6アルキル基、C3-14シクロアル
キル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C
1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6ア
ルキニルオキシ基、C3-6シクロアルキルオキシ基、C
7-19アラルキルオキシ基またはC1-6アルキルチオ基へ
の置換基としては、ヒドロキシ、カルボキシル、シア
ノ、ハロゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C
1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキ
シ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキ
シ、sec−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオ
ペンチルオキシ等)、C1-6アルキルチオ(例、メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、C1-6アルキル
スルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、プロピルスルホニル等)、C1-20アシル基(例、ホ
ルミルやアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなど
のC1-6アルキル−カルボニルなどのC1-7アルカノイ
ル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニルなどのC6-14ア
リール−カルボニル;メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボ
ニルなどのC1-6アルコキシ−カルボニル;フェノキシ
カルボニルなどのC6-14アリールオキシ−カルボニル;
ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フェニル
プロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−
カルボニルなどのC7-19アラルキル−カルボニル;ベン
ジルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル
−カルボニルなどのC7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル)、C6-14アリール(例、フェニル、ナフチル)、C
1-7アルカノイルオキシ(例、ホルミルオキシやアセチ
ルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソ
ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオ
キシ、ヘプタノイルオキシなどのC1-6アルキル−カル
ボニルオキシ)、C1-6アルキルイミノ(例、メチルイ
ミノ)が好ましい。該置換基の数は1〜3個である。上
記Q2におけるC6-14アリール基、C6-14アリールオキ
シ基または3〜8員複素環基の置換基としては、前記Q
1における環状基の置換基と同様なものが用いられる。
中でも、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルフ
ァモイル、メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フ
ッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C1-6アルキル(例、メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチル)またはC
1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ)が好まし
い。該置換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3個であ
る。上記Q2におけるアミノ基の置換基としては、C1-6
アルキル(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロ
ピル等)、C3-6シクロアルキル(例、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
等)、C7-19アラルキル(例、ベンジルなどのフェニル
−C1-4アルキル等)、C1-7アルカノイル(例、ホルミ
ル;アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどの
C1-6アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カ
ルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t
ert−ブトキシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ
−カルボニル(例、フェノキシカルボニル)、C7-19ア
ラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェ
ネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどの
フェニル−C1-4アルキル−カルボニル等)、C1-6アル
キル(例、メチル、エチル、プロピル等)で1〜2個置
換されていてもよいカルバモイル、C1-6アルキルスル
ホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プ
ロピルスルホニル等)、置換されていてもよいC6-14ア
リール基(例、フェニル、1-または2−ナフチル)、
置換されていてもよいピリジル基(例、2−、3−また
は4−ピリジル)、置換されていてもよいピロリル基
(例、2−または3−ピロリル)、置換されていてもよ
いチアゾリル基(例、2−、4−または5−チアゾリ
ル)、置換されていてもよいチエニル基(例、2−また
は3−チエニル)が好ましい。該置換基の数は1または
2個である。該C6-14アリール基、ピリジル基、ピロリ
ル基、チアゾリル基またはチエニル基への置換基として
はニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイ
ル、メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フッ素,
塩素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキル(例、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert−ブチル等)、ハロゲン
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)で1〜3個置換さ
れたC1-6アルキル基(例、ジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロエチル、トリクロロエチル
等)、C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブ
チニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニ
ル等)、C2-6アルケニル基(例、アリル、イソプロペ
ニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニ
ル、2−ヘキセニル等)、C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メ
チルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、C1-6アル
キルスルホニル基(例、メチルスルホニル等)、C1-6
アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル
等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)が
好ましい。該置換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3
個である。Q2としては、(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)、(3)C2-6
アルケニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニ
ルオキシ等)、(4)C2-6アルキニルオキシ基(例、プロ
パルギルオキシ、2−ブチニルオキシ等)、(5)C3-6シ
クロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオキシ、シ
クロヘキシルオキシ等)、(6)C7-19アラルキルオキシ
基(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシなどのフェ
ニル−C1-4アルキルオキシ等)、(7)C6-14アリールオ
キシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシ)、(8)(i)C
1-6アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等)、
(ii)C2-6アルケニル基(例、アリル、イソプロペニ
ル、イソブテニル等)、(iii)C2-6アルキニル基(例、
プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル等)、(iv)
C3-6シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、(v)置
換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル等)、(vi)置換されていて
もよいピリジル基(例、2−、3−または4−ピリジル
等)、(vii)置換されていてもよいピロリル基(例、2
−または3−ピロリル等)、(viii)置換されていてもよ
いチアゾリル基(例、2−、4−または5−チアゾリル
等)および(ix)置換されていてもよいチエニル基(例、
2−または3−チエニル等)からなる群から選ばれる置
換基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基または
(9)ピロリジニル基、ピペリジニル基およびモルホリニ
ル基から選ばれる複素環基が好ましく、特に、(1)ヒド
ロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エ
トキシ等)、(3)C2-6アルケニルオキシ基(例、アリル
オキシ、イソプロペニルオキシ等)、(4)C2-6アルキニ
ルオキシ基(例、プロパルギルオキシ、2−ブチニルオ
キシ等)、(5)C3-6シクロアルキルオキシ基(例、シク
ロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等)、(6)C
7-19アラルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ、フェネ
チルオキシなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ
等)、(7)C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ、
ナフチルオキシ)、(8)式−NR11R12[式中、R11お
よびR12はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル
基(例、メチル、エチル、プロピル等)、C2-6アルケ
ニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル
等)、C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブ
チニル、3−ブチニル等)、C3-6シクロアルキル基
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)、(i)ハロゲン原子(例、フッ
素,塩素,臭素,ヨウ素)、(ii)ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基(例、ジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ト
リクロロエチル等)、(iii)C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ等)、(iv)C1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、
(v)C1-6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル
等)、(vi)C1-6アルキルスルフィニル基(例、メチル
スルフィニル等)、(vii)シアノ基、(viii)C3-6シクロ
アルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル等)、(ix)C2-6アルケニ
ル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1
−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等)
および(x)C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−
ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシ
ニル等)からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置
換されていてもよい(a)C6-14アリール基(例、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル等)、(b)ピリジル基
(例、2−、3−または4−ピリジル等)、(c)ピロリ
ル基(例、2−または3−ピロリル等)、(d)チアゾリ
ル基(例、2−、4−または5−チアゾリル等)、(e)
チエニル基(例、2−または3−チエニル等)を示す]
で表わされる基、(9)1−ピロリジニル基、1−ピペリ
ジニル基および4−モルホリニル基から選ばれる「窒素
原子を介して結合する5〜6員環複素環基」が好まし
い。上記した中でも、Q2としては、(1)ヒドロキシル
基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラルキルオキ
シ基、(3)C6-14アリールオキシ基、(4)式−NR11R12
[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して水素原子、
C1-6アルキル基、(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(iii)C
1-6アルコキシ基、(iv)C1-6アルキルチオ基、(v)C1-6
アルキルスルホニル基、(vi)C1-6アルキルスルフィニ
ル基、(vii)シアノ基、(viii)C3-6シクロアルキル基、
(ix)C2-6アルケニル基および(x)C2-6アルキニル基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよい(a)C6-14アリール基、(b)ピリジル基、(c)ピ
ロリル基、(d)チアゾリル基または(e)チエニル基を示
す]で表わされる基が好ましい。
アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert
−ブチル、n−ペンチル等)、置換されていてもよいC
3-14シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、置換され
ていてもよいC2-6アルケニル基(例、アリル、イソプ
ロペニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペン
テニル、2−ヘキセニル等)、置換されていてもよいC
2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブチニル、
3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニル等)、
置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル等)、置換されていて
もよい3〜8員複素環基、ヒドロキシル基、置換されて
いてもよいC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペ
ンチルオキシ、sec−ペンチルオキシ、イソペンチルオ
キシ、ネオペンチルオキシ等)、置換されていてもよい
C3-6シクロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオ
キシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シ
クロヘキシルオキシ等)、置換されていてもよいC2-6
アルケニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニ
ルオキシ、イソブテニルオキシ等)、置換されていても
よいC2-6アルキニルオキシ基(例、プロパルギルオキ
シ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ等)、置
換されていてもよいC7-19アラルキルオキシ基(例、ベ
ンジルオキシ、フェネチルオキシ、フェニルプロピルオ
キシなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ等)、置換
されていてもよいC6-14アリールオキシ基(例、フェノ
キシ、ナフチルオキシ等)、置換されていてもよいアミ
ノ基、置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)が好
ましい。上記Q2のC1-6アルキル基、C3-14シクロアル
キル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C
1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、C2-6ア
ルキニルオキシ基、C3-6シクロアルキルオキシ基、C
7-19アラルキルオキシ基またはC1-6アルキルチオ基へ
の置換基としては、ヒドロキシ、カルボキシル、シア
ノ、ハロゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C
1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキ
シ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキ
シ、sec−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオ
ペンチルオキシ等)、C1-6アルキルチオ(例、メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、C1-6アルキル
スルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、プロピルスルホニル等)、C1-20アシル基(例、ホ
ルミルやアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなど
のC1-6アルキル−カルボニルなどのC1-7アルカノイ
ル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニルなどのC6-14ア
リール−カルボニル;メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボ
ニルなどのC1-6アルコキシ−カルボニル;フェノキシ
カルボニルなどのC6-14アリールオキシ−カルボニル;
ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル、フェニル
プロピルカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−
カルボニルなどのC7-19アラルキル−カルボニル;ベン
ジルオキシカルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル
−カルボニルなどのC7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル)、C6-14アリール(例、フェニル、ナフチル)、C
1-7アルカノイルオキシ(例、ホルミルオキシやアセチ
ルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソ
ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオ
キシ、ヘプタノイルオキシなどのC1-6アルキル−カル
ボニルオキシ)、C1-6アルキルイミノ(例、メチルイ
ミノ)が好ましい。該置換基の数は1〜3個である。上
記Q2におけるC6-14アリール基、C6-14アリールオキ
シ基または3〜8員複素環基の置換基としては、前記Q
1における環状基の置換基と同様なものが用いられる。
中でも、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルフ
ァモイル、メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フ
ッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C1-6アルキル(例、メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチル)またはC
1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ)が好まし
い。該置換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3個であ
る。上記Q2におけるアミノ基の置換基としては、C1-6
アルキル(例、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロ
ピル等)、C3-6シクロアルキル(例、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
等)、C7-19アラルキル(例、ベンジルなどのフェニル
−C1-4アルキル等)、C1-7アルカノイル(例、ホルミ
ル;アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイルなどの
C1-6アルキル−カルボニル等)、C6-14アリール−カ
ルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
等)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t
ert−ブトキシカルボニル等)、C6-14アリールオキシ
−カルボニル(例、フェノキシカルボニル)、C7-19ア
ラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル、フェ
ネチルカルボニル、フェニルプロピルカルボニルなどの
フェニル−C1-4アルキル−カルボニル等)、C1-6アル
キル(例、メチル、エチル、プロピル等)で1〜2個置
換されていてもよいカルバモイル、C1-6アルキルスル
ホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プ
ロピルスルホニル等)、置換されていてもよいC6-14ア
リール基(例、フェニル、1-または2−ナフチル)、
置換されていてもよいピリジル基(例、2−、3−また
は4−ピリジル)、置換されていてもよいピロリル基
(例、2−または3−ピロリル)、置換されていてもよ
いチアゾリル基(例、2−、4−または5−チアゾリ
ル)、置換されていてもよいチエニル基(例、2−また
は3−チエニル)が好ましい。該置換基の数は1または
2個である。該C6-14アリール基、ピリジル基、ピロリ
ル基、チアゾリル基またはチエニル基への置換基として
はニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイ
ル、メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フッ素,
塩素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキル(例、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert−ブチル等)、ハロゲン
(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)で1〜3個置換さ
れたC1-6アルキル基(例、ジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロエチル、トリクロロエチル
等)、C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブ
チニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニ
ル等)、C2-6アルケニル基(例、アリル、イソプロペ
ニル、イソブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニ
ル、2−ヘキセニル等)、C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ等)、C1-6アルキルチオ基(例、メ
チルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、C1-6アル
キルスルホニル基(例、メチルスルホニル等)、C1-6
アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル
等)、C3-6シクロアルキル基(例、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)が
好ましい。該置換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3
個である。Q2としては、(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)、(3)C2-6
アルケニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニ
ルオキシ等)、(4)C2-6アルキニルオキシ基(例、プロ
パルギルオキシ、2−ブチニルオキシ等)、(5)C3-6シ
クロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオキシ、シ
クロヘキシルオキシ等)、(6)C7-19アラルキルオキシ
基(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシなどのフェ
ニル−C1-4アルキルオキシ等)、(7)C6-14アリールオ
キシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシ)、(8)(i)C
1-6アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等)、
(ii)C2-6アルケニル基(例、アリル、イソプロペニ
ル、イソブテニル等)、(iii)C2-6アルキニル基(例、
プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニル等)、(iv)
C3-6シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)、(v)置
換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル等)、(vi)置換されていて
もよいピリジル基(例、2−、3−または4−ピリジル
等)、(vii)置換されていてもよいピロリル基(例、2
−または3−ピロリル等)、(viii)置換されていてもよ
いチアゾリル基(例、2−、4−または5−チアゾリル
等)および(ix)置換されていてもよいチエニル基(例、
2−または3−チエニル等)からなる群から選ばれる置
換基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基または
(9)ピロリジニル基、ピペリジニル基およびモルホリニ
ル基から選ばれる複素環基が好ましく、特に、(1)ヒド
ロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エ
トキシ等)、(3)C2-6アルケニルオキシ基(例、アリル
オキシ、イソプロペニルオキシ等)、(4)C2-6アルキニ
ルオキシ基(例、プロパルギルオキシ、2−ブチニルオ
キシ等)、(5)C3-6シクロアルキルオキシ基(例、シク
ロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等)、(6)C
7-19アラルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ、フェネ
チルオキシなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ
等)、(7)C6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ、
ナフチルオキシ)、(8)式−NR11R12[式中、R11お
よびR12はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル
基(例、メチル、エチル、プロピル等)、C2-6アルケ
ニル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル
等)、C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−ブ
チニル、3−ブチニル等)、C3-6シクロアルキル基
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)、(i)ハロゲン原子(例、フッ
素,塩素,臭素,ヨウ素)、(ii)ハロゲンで1〜3個置
換されていてもよいC1-6アルキル基(例、ジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ト
リクロロエチル等)、(iii)C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ等)、(iv)C1-6アルキルチオ基
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ等)、
(v)C1-6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル
等)、(vi)C1-6アルキルスルフィニル基(例、メチル
スルフィニル等)、(vii)シアノ基、(viii)C3-6シクロ
アルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル等)、(ix)C2-6アルケニ
ル基(例、アリル、イソプロペニル、イソブテニル、1
−メチルアリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等)
および(x)C2-6アルキニル基(例、プロパルギル、2−
ブチニル、3−ブチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシ
ニル等)からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置
換されていてもよい(a)C6-14アリール基(例、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル等)、(b)ピリジル基
(例、2−、3−または4−ピリジル等)、(c)ピロリ
ル基(例、2−または3−ピロリル等)、(d)チアゾリ
ル基(例、2−、4−または5−チアゾリル等)、(e)
チエニル基(例、2−または3−チエニル等)を示す]
で表わされる基、(9)1−ピロリジニル基、1−ピペリ
ジニル基および4−モルホリニル基から選ばれる「窒素
原子を介して結合する5〜6員環複素環基」が好まし
い。上記した中でも、Q2としては、(1)ヒドロキシル
基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラルキルオキ
シ基、(3)C6-14アリールオキシ基、(4)式−NR11R12
[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して水素原子、
C1-6アルキル基、(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(iii)C
1-6アルコキシ基、(iv)C1-6アルキルチオ基、(v)C1-6
アルキルスルホニル基、(vi)C1-6アルキルスルフィニ
ル基、(vii)シアノ基、(viii)C3-6シクロアルキル基、
(ix)C2-6アルケニル基および(x)C2-6アルキニル基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよい(a)C6-14アリール基、(b)ピリジル基、(c)ピ
ロリル基、(d)チアゾリル基または(e)チエニル基を示
す]で表わされる基が好ましい。
【0016】Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子また
はリン原子を介する基を示す。窒素原子、酸素原子また
はイオウ原子を介する基としては、前記のQ2として例
示された窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する
基と同様なものが挙げられる。Xで示される「リン原子
を介する基」としてはリン原子を介して結合する基であ
れば特に限定されない。例えば式−PO(OR35)
2〔R35は置換されていてもよい炭化水素基または
置換されていてもよい複素環基を示す〕で表わされる基
および式−PO(R36)OR37〔R36およびR37はそれ
ぞれ独立して置換されていてもよい炭化水素基または
置換されていてもよい複素環基を示す。〕で表わされ
る基などが挙げられる。R35、R36またはR37で示され
る「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R35、R36またはR37で示される「置換され
ていてもよい複素環基」における「複素環基」として
は、前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示し
た「複素環基」と同様のものが挙げられる。該複素環基
の置換基としては、前記Q1における「環状基」への置
換基と同様のものが挙げられる。上記した中でも、X
は、(1)ヒドロキシ基、(2)置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、se
c−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、se
c−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチ
ルオキシ等)、(3)置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、(4)置換されていてもよいC2-6アルケ
ニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニルオキ
シ、イソブテニルオキシ等)、(5)置換されていてもよ
いC2-6アルキニルオキシ基(例、プロパルギルオキ
シ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ等)、
(6)置換されていてもよいC6-14アリールオキシ基
(例、フェノキシ、ナフチルオキシ等)、(7)置換され
ていてもよいカルバモイルオキシ基、(8)置換されてい
てもよいアミノ基、(9)式−S(O)n−R7[式中、n
は0〜2の整数を、R7は水素原子、置換されていても
よいC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル等)、置換されてい
てもよいC6-14アリール基(例、フェニル、ナフチル
等)、置換されていてもよいアミノ基、またはC1-20ア
シル基(例、ホルミルやアセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイルなどのC1-6アルキル−カルボニルなどのC
1-7アルカノイル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
などのC6-14アリール−カルボニル;メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブト
キシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブ
トキシカルボニルなどのC1-6アルコキシ−カルボニ
ル;フェノキシカルボニルなどのC6-14アリールオキシ
−カルボニル;ベンジルカルボニル、フェネチルカルボ
ニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキル−カルボニルなどのC7-19アラルキル−カ
ルボニル;ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニルなどのC7-19アラルキルオ
キシ−カルボニル)を示す]で表される基、(10)C1-6
アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ等)、
(11)C1-6アルキルスルホニルオキシ基(例、メチルス
ルホニルオキシ等)、(12)式−N=CR8R9[式中、R
8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキ
ル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル等)またはC1-6アルコキシ基(例、
メトキシ等)を示す]で表される基、(13)窒素原子を介
して結合する3〜8員複素環基(例えば、前記Q1の
「環状基」の定義のなかで例示した「窒素原子に結合手
を有する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げられ
る。)または(14)式−PO(R10)2〔R10はC1-6アル
コキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)を示す〕で表わ
される基が好ましい。上記Xにおけるアルコキシ基、シ
クロアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基またはアル
キニルオキシ基の置換基としては、(i)ヒドロキシル
基、(ii)カルボキシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲ
ン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ
基、(vii)C1-6アルキルスルホニル基、(viii)C1-7ア
ルカノイル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6ア
ルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カル
ボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基およびC
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ばれるアシ
ル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7アルカノイルオ
キシ基、(xi)C1-6アルキルイミノ基などが挙げられ
る。置換基の数は1〜3個である。XにおけるC6-14ア
リールオキシ基の置換基としては、前記Q1における環
状基の置換基と同様なものが用いられる。なかでも、ニ
トロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、
メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキル(例、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec-ブチル、tert−ブチル等)またはC1-6ア
ルコキシ(例、メトキシ、エトキシ等)が好ましい。置
換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3個である。上記
Xにおけるアミノ基またはカルバモイルオキシ基の置換
基としては、C1-6アルキル(例、メチル、エチル、n-
プロピル、イソプロピル等)、C3-6シクロアルキル
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)、C7-19アラルキル(例、ベン
ジルなどのフェニル−C1-4アルキル等)、C1-7アルカ
ノイル(例、ホルミル;アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイルなどのC1-6アルキル−カルボニル等)、C
6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレ
ンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、C6-14
アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニ
ル等)、C7-19アラルキル−カルボニル(例、ベンジル
カルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピル
カルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−カルボニ
ル等)、C1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピ
ル等)で1〜2個置換されていてもよいカルバモイル、
C1-6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル、プロピルスルホニル等)が好ましい。
該置換基の数は1または2個である。R7のC1-6アルキ
ル基への置換基としては、(a)ヒドロキシル基、(b)カル
ボキシル基、(c)シアノ基、(d)ハロゲン(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)、(e)C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ)、(f)C1-6アルキルチオ基(例、メ
チルチオ、エチルチオ)、(g)C1-6アルキルスルホニル
基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、(h)
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニルなどのC1-6アルキル−カルボニル),C6-14ア
リール−カルボニル基(例、ベンゾイル),C1-6アルコ
キシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル),C6-14アリールオキシ−カルボニル基
(例、フェノキシカルボニル),C7-19アラルキル−カ
ルボニル基(例、ベンジルカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニル)およびC7-19アラルキル
オキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル
などのフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル)
から選ばれるアシル基、(i)C6-14アリール基(例、フ
ェニル)、(j)C1-7アルカノイルオキシ基(例、ホルミ
ルオキシ;アセチルオキシ、プロピオニルオキシなどの
C1-6アルキル−カルボニルオキシ)および(k)C1-6ア
ルキルイミノ基(例、メチルイミノ、エチルイミノ)な
どが挙げられる。なかでもハロゲンが好ましい。該置換
基の数は1〜3個である。R7のC6-14アリール基への
置換基としては、C1-6アルキル(例、メチル、エチ
ル)、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ)、
C1-6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ)、
ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロ
キシ、ニトロ、シアノなどが挙げられる。該置換基の数
は1〜3個である。R7のアミノ基への置換基としては
(a)C1-6アルキル基(例、メチル、エチル)、(b)C3-6
シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロヘキシ
ル)、(c)C7-19アラルキル基(例、ベンジルなどのフ
ェニル−C1-4アルキル)、(d)C1-7アルカノイル基
(例、ホルミル;アセチル、プロピオニルなどのC1-6
アルキル−カルボニル)、(e)C6-14アリール−カルボ
ニル基(例、ベンゾイル)、(f)C1-6アルコキシ−カル
ボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル)、(g)C6-14アリールオキシ−カルボニル基(例、
フェノキシカルボニル)、(h)C7-19アラルキル−カル
ボニル基(例、ベンジルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキル−カルボニル)、(i)C1-6アルキル(例、
メチル、エチル)で1または2個置換されていてもよい
カルバモイル基または(j)C1-6アルキルスルホニル基
(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル)などが挙
げられる。該置換基の数は1または2個である。Xは、
特に、(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基で1
〜3個置換されてもよいC1-6アルコキシ基、(3)C3-6
シクロアルキルオキシ基、(4)C2-6アルケニルオキシ
基、(5)C2-6アルキニルオキシ基、(6)C6-14アリール
オキシ基、(7)C1-6アルキル基で1〜2個置換されたカ
ルバモイルオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C1-7
アカノイル基、(iii)C1-6アルキルで1〜2個置換され
ていてもよいカルバモイル基または(iv)C1-6アルキル
スルホニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ
基、(9)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数
を、R7は(i)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
C1-6アルキル基、(ii)C6-14アリール基、(iii)C1-6
アルキル基またはC1-6アルコキシ−カルボニル基で1
〜2個置換されていてもよいアミノ基、または(iv)C
1-6アルコキシ−カルボニル基を示す]で表わされる
基、(10)C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、(11)C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、(12)式−N=CR8R
9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、
C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表
される基、(13)ピロリジニル基、ピペリジニル基または
モルホリニル基、または(14)式−PO(R10)2[式中、
R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基が好まし
い。
はリン原子を介する基を示す。窒素原子、酸素原子また
はイオウ原子を介する基としては、前記のQ2として例
示された窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する
基と同様なものが挙げられる。Xで示される「リン原子
を介する基」としてはリン原子を介して結合する基であ
れば特に限定されない。例えば式−PO(OR35)
2〔R35は置換されていてもよい炭化水素基または
置換されていてもよい複素環基を示す〕で表わされる基
および式−PO(R36)OR37〔R36およびR37はそれ
ぞれ独立して置換されていてもよい炭化水素基または
置換されていてもよい複素環基を示す。〕で表わされ
る基などが挙げられる。R35、R36またはR37で示され
る「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R35、R36またはR37で示される「置換され
ていてもよい複素環基」における「複素環基」として
は、前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示し
た「複素環基」と同様のものが挙げられる。該複素環基
の置換基としては、前記Q1における「環状基」への置
換基と同様のものが挙げられる。上記した中でも、X
は、(1)ヒドロキシ基、(2)置換されていてもよいC1-6
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、se
c−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、se
c−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチ
ルオキシ等)、(3)置換されていてもよいC3-6シクロア
ルキルオキシ基、(4)置換されていてもよいC2-6アルケ
ニルオキシ基(例、アリルオキシ、イソプロペニルオキ
シ、イソブテニルオキシ等)、(5)置換されていてもよ
いC2-6アルキニルオキシ基(例、プロパルギルオキ
シ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ等)、
(6)置換されていてもよいC6-14アリールオキシ基
(例、フェノキシ、ナフチルオキシ等)、(7)置換され
ていてもよいカルバモイルオキシ基、(8)置換されてい
てもよいアミノ基、(9)式−S(O)n−R7[式中、n
は0〜2の整数を、R7は水素原子、置換されていても
よいC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル等)、置換されてい
てもよいC6-14アリール基(例、フェニル、ナフチル
等)、置換されていてもよいアミノ基、またはC1-20ア
シル基(例、ホルミルやアセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイルなどのC1-6アルキル−カルボニルなどのC
1-7アルカノイル;ベンゾイル、ナフタレンカルボニル
などのC6-14アリール−カルボニル;メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブト
キシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブ
トキシカルボニルなどのC1-6アルコキシ−カルボニ
ル;フェノキシカルボニルなどのC6-14アリールオキシ
−カルボニル;ベンジルカルボニル、フェネチルカルボ
ニル、フェニルプロピルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキル−カルボニルなどのC7-19アラルキル−カ
ルボニル;ベンジルオキシカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニルなどのC7-19アラルキルオ
キシ−カルボニル)を示す]で表される基、(10)C1-6
アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ等)、
(11)C1-6アルキルスルホニルオキシ基(例、メチルス
ルホニルオキシ等)、(12)式−N=CR8R9[式中、R
8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキ
ル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル等)またはC1-6アルコキシ基(例、
メトキシ等)を示す]で表される基、(13)窒素原子を介
して結合する3〜8員複素環基(例えば、前記Q1の
「環状基」の定義のなかで例示した「窒素原子に結合手
を有する3〜8員複素環基」と同様のものが挙げられ
る。)または(14)式−PO(R10)2〔R10はC1-6アル
コキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)を示す〕で表わ
される基が好ましい。上記Xにおけるアルコキシ基、シ
クロアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基またはアル
キニルオキシ基の置換基としては、(i)ヒドロキシル
基、(ii)カルボキシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲ
ン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ
基、(vii)C1-6アルキルスルホニル基、(viii)C1-7ア
ルカノイル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6ア
ルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カル
ボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基およびC
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ばれるアシ
ル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7アルカノイルオ
キシ基、(xi)C1-6アルキルイミノ基などが挙げられ
る。置換基の数は1〜3個である。XにおけるC6-14ア
リールオキシ基の置換基としては、前記Q1における環
状基の置換基と同様なものが用いられる。なかでも、ニ
トロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、
メルカプト、カルボキシ、ハロゲン(例、フッ素,塩
素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキル(例、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec-ブチル、tert−ブチル等)またはC1-6ア
ルコキシ(例、メトキシ、エトキシ等)が好ましい。置
換基の数は1〜5個、好ましくは1〜3個である。上記
Xにおけるアミノ基またはカルバモイルオキシ基の置換
基としては、C1-6アルキル(例、メチル、エチル、n-
プロピル、イソプロピル等)、C3-6シクロアルキル
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)、C7-19アラルキル(例、ベン
ジルなどのフェニル−C1-4アルキル等)、C1-7アルカ
ノイル(例、ホルミル;アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイルなどのC1-6アルキル−カルボニル等)、C
6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、ナフタレ
ンカルボニル等)、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等)、C6-14
アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニ
ル等)、C7-19アラルキル−カルボニル(例、ベンジル
カルボニル、フェネチルカルボニル、フェニルプロピル
カルボニルなどのフェニル−C1-4アルキル−カルボニ
ル等)、C1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピ
ル等)で1〜2個置換されていてもよいカルバモイル、
C1-6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル、プロピルスルホニル等)が好ましい。
該置換基の数は1または2個である。R7のC1-6アルキ
ル基への置換基としては、(a)ヒドロキシル基、(b)カル
ボキシル基、(c)シアノ基、(d)ハロゲン(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)、(e)C1-6アルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ)、(f)C1-6アルキルチオ基(例、メ
チルチオ、エチルチオ)、(g)C1-6アルキルスルホニル
基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、(h)
C1-7アルカノイル基(例、ホルミル;アセチル、プロ
ピオニルなどのC1-6アルキル−カルボニル),C6-14ア
リール−カルボニル基(例、ベンゾイル),C1-6アルコ
キシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル),C6-14アリールオキシ−カルボニル基
(例、フェノキシカルボニル),C7-19アラルキル−カ
ルボニル基(例、ベンジルカルボニルなどのフェニル−
C1-4アルキル−カルボニル)およびC7-19アラルキル
オキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル
などのフェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル)
から選ばれるアシル基、(i)C6-14アリール基(例、フ
ェニル)、(j)C1-7アルカノイルオキシ基(例、ホルミ
ルオキシ;アセチルオキシ、プロピオニルオキシなどの
C1-6アルキル−カルボニルオキシ)および(k)C1-6ア
ルキルイミノ基(例、メチルイミノ、エチルイミノ)な
どが挙げられる。なかでもハロゲンが好ましい。該置換
基の数は1〜3個である。R7のC6-14アリール基への
置換基としては、C1-6アルキル(例、メチル、エチ
ル)、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ)、
C1-6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ)、
ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロ
キシ、ニトロ、シアノなどが挙げられる。該置換基の数
は1〜3個である。R7のアミノ基への置換基としては
(a)C1-6アルキル基(例、メチル、エチル)、(b)C3-6
シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロヘキシ
ル)、(c)C7-19アラルキル基(例、ベンジルなどのフ
ェニル−C1-4アルキル)、(d)C1-7アルカノイル基
(例、ホルミル;アセチル、プロピオニルなどのC1-6
アルキル−カルボニル)、(e)C6-14アリール−カルボ
ニル基(例、ベンゾイル)、(f)C1-6アルコキシ−カル
ボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル)、(g)C6-14アリールオキシ−カルボニル基(例、
フェノキシカルボニル)、(h)C7-19アラルキル−カル
ボニル基(例、ベンジルカルボニルなどのフェニル−C
1-4アルキル−カルボニル)、(i)C1-6アルキル(例、
メチル、エチル)で1または2個置換されていてもよい
カルバモイル基または(j)C1-6アルキルスルホニル基
(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル)などが挙
げられる。該置換基の数は1または2個である。Xは、
特に、(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基で1
〜3個置換されてもよいC1-6アルコキシ基、(3)C3-6
シクロアルキルオキシ基、(4)C2-6アルケニルオキシ
基、(5)C2-6アルキニルオキシ基、(6)C6-14アリール
オキシ基、(7)C1-6アルキル基で1〜2個置換されたカ
ルバモイルオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C1-7
アカノイル基、(iii)C1-6アルキルで1〜2個置換され
ていてもよいカルバモイル基または(iv)C1-6アルキル
スルホニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ
基、(9)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数
を、R7は(i)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよい
C1-6アルキル基、(ii)C6-14アリール基、(iii)C1-6
アルキル基またはC1-6アルコキシ−カルボニル基で1
〜2個置換されていてもよいアミノ基、または(iv)C
1-6アルコキシ−カルボニル基を示す]で表わされる
基、(10)C1-6アルキル−カルボニルオキシ基、(11)C
1-6アルキルスルホニルオキシ基、(12)式−N=CR8R
9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子、
C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示す]で表
される基、(13)ピロリジニル基、ピペリジニル基または
モルホリニル基、または(14)式−PO(R10)2[式中、
R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基が好まし
い。
【0017】WはOまたはSを示し、特にOが好まし
い。
い。
【0018】R1、R2、R3、R4、R5およびR6におけ
る「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R1とR2、R3とR4、またはR5とR6が隣接
する炭素原子とともに形成してもよい「置換されていて
もよい環」における「環」としては、炭素数3ないし7
のシクロアルカン環(例、シクロプロパン、シクロブタ
ン,シクロペンタン,シクロヘキサン,シクロヘプタン
等)または炭素数3ないし7のシクロアルケン環(例、
シクロプロペン、シクロブテン,シクロペンテン,シク
ロヘキセン,シクロヘプテン等)等が用いられ、前記Q
2における「炭素原子を介する基」として例示した「置
換されていてもよい炭化水素基」における炭化水素基
(シクロアルキル基)への置換基と同様の置換基で置換
されていてもよい。該置換基の数は1〜5個(好ましく
は1〜3個)である。R1およびR2はそれぞれ独立して
水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル
基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル)が好ましく、特にC1-3アルキ
ル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル)が好ましい。該C1-6アルキル基は1〜3個の置換
基で置換されていてもよく、該置換基としては、ニト
ロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、メ
ルカプト、カルボキシルまたはハロゲン(例、フッ素,
塩素,臭素,ヨウ素)などが挙げられる。特に、R1お
よびR2はともにメチル基などのC1-3アルキル基が好ま
しい。R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して(1)
水素原子、(2)ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、
スルファモイル、メルカプト、カルボキシルおよびハロ
ゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)から選ばれる
置換基で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル等)または(3)ニトロ、アミノ、ヒド
ロキシ、シアノ、スルファモイル、メルカプト、ハロゲ
ン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキ
ル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル等)およびC1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキ
シ)から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
いC6-14アリール(例、フェニル)が好ましい。上記し
たなかでも、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立し
て水素原子またはC1-6アルキル基が好ましく、特に水
素原子またはC1-3アルキル基(例、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル)が好ましい。より好まし
くはR3、R4、R5およびR6はいずれも水素原子であ
る。
る「置換されていてもよい炭化水素基」としては、前記
Q2における「炭素原子を介する基」として例示した
「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙
げられる。R1とR2、R3とR4、またはR5とR6が隣接
する炭素原子とともに形成してもよい「置換されていて
もよい環」における「環」としては、炭素数3ないし7
のシクロアルカン環(例、シクロプロパン、シクロブタ
ン,シクロペンタン,シクロヘキサン,シクロヘプタン
等)または炭素数3ないし7のシクロアルケン環(例、
シクロプロペン、シクロブテン,シクロペンテン,シク
ロヘキセン,シクロヘプテン等)等が用いられ、前記Q
2における「炭素原子を介する基」として例示した「置
換されていてもよい炭化水素基」における炭化水素基
(シクロアルキル基)への置換基と同様の置換基で置換
されていてもよい。該置換基の数は1〜5個(好ましく
は1〜3個)である。R1およびR2はそれぞれ独立して
水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル
基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル)が好ましく、特にC1-3アルキ
ル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル)が好ましい。該C1-6アルキル基は1〜3個の置換
基で置換されていてもよく、該置換基としては、ニト
ロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スルファモイル、メ
ルカプト、カルボキシルまたはハロゲン(例、フッ素,
塩素,臭素,ヨウ素)などが挙げられる。特に、R1お
よびR2はともにメチル基などのC1-3アルキル基が好ま
しい。R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して(1)
水素原子、(2)ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、
スルファモイル、メルカプト、カルボキシルおよびハロ
ゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)から選ばれる
置換基で1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル
基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル等)または(3)ニトロ、アミノ、ヒド
ロキシ、シアノ、スルファモイル、メルカプト、ハロゲ
ン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C1-4アルキ
ル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert−ブチ
ル等)およびC1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキ
シ)から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよ
いC6-14アリール(例、フェニル)が好ましい。上記し
たなかでも、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立し
て水素原子またはC1-6アルキル基が好ましく、特に水
素原子またはC1-3アルキル基(例、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル)が好ましい。より好まし
くはR3、R4、R5およびR6はいずれも水素原子であ
る。
【0019】本発明の化合物(I)は、上記したなかで
も、Q1は、それぞれハロゲンで1〜5個置換されてい
てもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリジル基、(3)ピ
ロリル基、(4)チアゾリル基、(5)チエニル基、(6)ピペ
リジル基、(7)モルホリニル基、(8)イミダゾピリジル
基、(9)ピロリジニル基、(10)C3-14シクロアルキル基
または(11)C3-14シクロアルケニル基を、Q2は(1)ヒド
ロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラル
キルオキシ基、(4)C6-14アリールオキシ基または(5)式
−NR11R12[式中、R11およびR12はそれぞれ独立し
て(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基または(iii)(a)ハ
ロゲン原子、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、(c)ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基、(d)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(e)ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルス
ルホニル基、(f)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルフィニル基、(g)シアノ基、(h)
C3-14シクロアルキル基、(i)C2-6アルケニル基および
(j)C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1〜3個
の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC6-14アリ
ール基、ピリジル基、ピロリル基、チアゾリル基
またはチエニル基を示す]で表わされる基を、R1お
よびR2はそれぞれ独立して水素原子またはC1-3アルキ
ル基を示し、該R1およびR2は隣接する炭素原子ととも
にC3-7シクロアルカン環を形成してもよく、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子、C1-6
アルキル基またはC6-14アリール基を、Xは(1)ヒドロ
キシル基、(2)C1-6アルコキシ基で1〜3個置換されて
もよいC1-6アルコキシ基、(3)C3-6シクロアルキルオ
キシ基、(4)C2-6アルケニルオキシ基、(5)C2-6アルキ
ニルオキシ基、(6)C6-14アリールオキシ基、(7)C1-6
アルキル基で1〜2個置換されたカルバモイルオキシ
基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C1-7アルカノイル基、
(iii)C1-6アルキルで1〜2個置換されていてもよいカ
ルバモイル基または(iv)C1-6アルキルスルホニル基か
らなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換されていて
もよいアミノ基、(9)式−S(O)n−R7[式中、nは
0〜2の整数を、R7は(i)ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキル基、(ii)C6-14アリール
基、(iii)C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ−カ
ルボニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基ま
たは(iv)C1-6アルコキシ−カルボニル基を示す]で表
わされる基、(10)C1-6アルキル−カルボニルオキシ
基、(11)C1-6アルキルスルホニルオキシ基、(12)式−
N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して
水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を
示す]で表される基、(13)ピロリジニル基、ピペリジニ
ル基およびモルホリニル基から選ばれる窒素原子を介し
て結合する複素環基または(14)式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基を、
WはOを示す化合物またはその塩が好ましい。
も、Q1は、それぞれハロゲンで1〜5個置換されてい
てもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリジル基、(3)ピ
ロリル基、(4)チアゾリル基、(5)チエニル基、(6)ピペ
リジル基、(7)モルホリニル基、(8)イミダゾピリジル
基、(9)ピロリジニル基、(10)C3-14シクロアルキル基
または(11)C3-14シクロアルケニル基を、Q2は(1)ヒド
ロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラル
キルオキシ基、(4)C6-14アリールオキシ基または(5)式
−NR11R12[式中、R11およびR12はそれぞれ独立し
て(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基または(iii)(a)ハ
ロゲン原子、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキル基、(c)ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基、(d)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(e)ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルス
ルホニル基、(f)ハロゲンで1〜3個置換されていても
よいC1-6アルキルスルフィニル基、(g)シアノ基、(h)
C3-14シクロアルキル基、(i)C2-6アルケニル基および
(j)C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1〜3個
の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC6-14アリ
ール基、ピリジル基、ピロリル基、チアゾリル基
またはチエニル基を示す]で表わされる基を、R1お
よびR2はそれぞれ独立して水素原子またはC1-3アルキ
ル基を示し、該R1およびR2は隣接する炭素原子ととも
にC3-7シクロアルカン環を形成してもよく、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子、C1-6
アルキル基またはC6-14アリール基を、Xは(1)ヒドロ
キシル基、(2)C1-6アルコキシ基で1〜3個置換されて
もよいC1-6アルコキシ基、(3)C3-6シクロアルキルオ
キシ基、(4)C2-6アルケニルオキシ基、(5)C2-6アルキ
ニルオキシ基、(6)C6-14アリールオキシ基、(7)C1-6
アルキル基で1〜2個置換されたカルバモイルオキシ
基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C1-7アルカノイル基、
(iii)C1-6アルキルで1〜2個置換されていてもよいカ
ルバモイル基または(iv)C1-6アルキルスルホニル基か
らなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換されていて
もよいアミノ基、(9)式−S(O)n−R7[式中、nは
0〜2の整数を、R7は(i)ハロゲンで1〜3個置換され
ていてもよいC1-6アルキル基、(ii)C6-14アリール
基、(iii)C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ−カ
ルボニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基ま
たは(iv)C1-6アルコキシ−カルボニル基を示す]で表
わされる基、(10)C1-6アルキル−カルボニルオキシ
基、(11)C1-6アルキルスルホニルオキシ基、(12)式−
N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して
水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を
示す]で表される基、(13)ピロリジニル基、ピペリジニ
ル基およびモルホリニル基から選ばれる窒素原子を介し
て結合する複素環基または(14)式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基を、
WはOを示す化合物またはその塩が好ましい。
【0020】さらに、Q1はハロゲンで1〜4個置換さ
れていてもよいC6-14アリール基を、Q2は(1)ヒドロキ
シル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラルキル
オキシ基、または(4)式−NR11R12[式中、R11は水
素原子またはC1-6アルキル基を、R12は(i)ハロゲン原
子、(ii)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(iii)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(v)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
ホニル基、(vi)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルスルフィニル基、(vii)シアノ基、(vii
i)C3-6シクロアルキル基、(ix)C2-6アルケニル基およ
び(x)C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1〜3
個の置換基で置換されていてもよいC6-14アリール基を
示す]で表わされる基を、R1およびR2はそれぞれ独立
して水素原子またはC1-3アルキル基を、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1-3アル
キル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基で1〜3個置換されてもよいC1-6アルコキシ基、
(3)C1-6アルキル基で1〜2個置換されていてもよいア
ミノ基、(4)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の
整数を、R7はハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基を示す]で表わされる基、(5)式−N
=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水
素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示
す]で表される基、または(6)式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基を、
WはOを示す化合物またはその塩が特に好ましい。
れていてもよいC6-14アリール基を、Q2は(1)ヒドロキ
シル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラルキル
オキシ基、または(4)式−NR11R12[式中、R11は水
素原子またはC1-6アルキル基を、R12は(i)ハロゲン原
子、(ii)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(iii)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(v)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
ホニル基、(vi)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルスルフィニル基、(vii)シアノ基、(vii
i)C3-6シクロアルキル基、(ix)C2-6アルケニル基およ
び(x)C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1〜3
個の置換基で置換されていてもよいC6-14アリール基を
示す]で表わされる基を、R1およびR2はそれぞれ独立
して水素原子またはC1-3アルキル基を、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1-3アル
キル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基で1〜3個置換されてもよいC1-6アルコキシ基、
(3)C1-6アルキル基で1〜2個置換されていてもよいア
ミノ基、(4)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の
整数を、R7はハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基を示す]で表わされる基、(5)式−N
=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水
素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示
す]で表される基、または(6)式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基を、
WはOを示す化合物またはその塩が特に好ましい。
【0021】さらに別の態様として、Q1はそれぞれハ
ロゲンで1〜3個置換されていてもよい(1)C6-14アリ
ール基、(2)ピリジル基、(3)ピロリル基または(4)ピペ
リジル基を、Q2は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルキ
ル基、(3)C3-14シクロアルキル基、(4)C6-14アリール
基、(5)C1-6アルコキシ基、(6)C6-14アリールオキシ
基、(7)C7-19アラルキルオキシ基、(8)C1-6アルキル
チオ基、(9)式−NR11R12[式中、R11およびR12は
それぞれ独立して(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基ま
たは(iii)(a)ハロゲン、(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、(c)C2-6アルケニル
基、(d)C2-6アルキニル基および(e)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基から選ば
れる1〜3個の置換基でそれぞれ置換されていてもよい
C6-14アリール基、ピリジル基またはチアゾリル
基を示す。]で表わされる基または(10)モルホリニル基
を、R1およびR2はそれぞれ独立してC1-3アルキル基
を示し、該R1およびR2は隣接する炭素原子とともにC
3-7シクロアルカン環を形成してもよく、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1-6アル
キル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基、(3)C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ−カ
ルボニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基、
(4)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、
R7はC1-6アルキル基を示す。]で表わされる基、(5)
式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立
して水素原子またはC1-6アルキル基を示す]で表され
る基または(6)式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6ア
ルコキシ基を示す。]で表される基を、WはOまたはS
を示す化合物またはその塩が好ましい。
ロゲンで1〜3個置換されていてもよい(1)C6-14アリ
ール基、(2)ピリジル基、(3)ピロリル基または(4)ピペ
リジル基を、Q2は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルキ
ル基、(3)C3-14シクロアルキル基、(4)C6-14アリール
基、(5)C1-6アルコキシ基、(6)C6-14アリールオキシ
基、(7)C7-19アラルキルオキシ基、(8)C1-6アルキル
チオ基、(9)式−NR11R12[式中、R11およびR12は
それぞれ独立して(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基ま
たは(iii)(a)ハロゲン、(b)ハロゲンで1〜3個置換さ
れていてもよいC1-6アルキル基、(c)C2-6アルケニル
基、(d)C2-6アルキニル基および(e)ハロゲンで1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基から選ば
れる1〜3個の置換基でそれぞれ置換されていてもよい
C6-14アリール基、ピリジル基またはチアゾリル
基を示す。]で表わされる基または(10)モルホリニル基
を、R1およびR2はそれぞれ独立してC1-3アルキル基
を示し、該R1およびR2は隣接する炭素原子とともにC
3-7シクロアルカン環を形成してもよく、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1-6アル
キル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基、(3)C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ−カ
ルボニル基で1〜2個置換されていてもよいアミノ基、
(4)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、
R7はC1-6アルキル基を示す。]で表わされる基、(5)
式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立
して水素原子またはC1-6アルキル基を示す]で表され
る基または(6)式−PO(R10)2[式中、R10はC1-6ア
ルコキシ基を示す。]で表される基を、WはOまたはS
を示す化合物またはその塩が好ましい。
【0022】上記した化合物(I)のなかでは特に式(I
a)
a)
【化36】 [式中、Q2はヒドロキシル基、エトキシ基、ベンジル
オキシ基または式−NHR12[式中、R12はハロゲン原
子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいメチ
ル基で1〜2個置換されていてもよいフェニル基を示
す]で表わされる基を、Xはヒドロキシル基、メトキシ
基またはエトキシ基を示す]で表わされる化合物または
その塩が好ましい。
オキシ基または式−NHR12[式中、R12はハロゲン原
子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいメチ
ル基で1〜2個置換されていてもよいフェニル基を示
す]で表わされる基を、Xはヒドロキシル基、メトキシ
基またはエトキシ基を示す]で表わされる化合物または
その塩が好ましい。
【0023】本発明の化合物は、分子中の置換分中のス
ルホ基,カルボキシル基等の酸性基が無機塩基,有機塩
基などと塩基塩を形成することができ、また、分子中の
塩基性の窒素原子および置換分中のアミノ基等の塩基性
基が無機酸,有機酸などと酸付加塩を形成することがで
きる。化合物(I)の無機塩基塩としては、例えば、ア
ルカリ金属(例えばナトリウム,カリウムなど),アル
カリ土類金属(例えばカルシウムなど),アンモニアな
どとの塩が、また化合物(I)の有機塩基塩としては例
えばジメチルアミン,トリエチルアミン,ピペラジン,
ピロリジン,ピペリジン,2−フェニルエチルアミン,
ベンジルアミン,エタノールアミン,ジエタノールアミ
ンなどとの塩などが用いられる。化合物(I)の無機酸
付加塩としては、例えば、塩酸,臭化水素酸,硫酸,硝
酸,リン酸などとの塩が、化合物(I)の有機酸付加塩
としては例えばp−トルエンスルホン酸,メタンスルホ
ン酸,ギ酸,トリフルオロ酢酸などとの塩が用いられ
る。
ルホ基,カルボキシル基等の酸性基が無機塩基,有機塩
基などと塩基塩を形成することができ、また、分子中の
塩基性の窒素原子および置換分中のアミノ基等の塩基性
基が無機酸,有機酸などと酸付加塩を形成することがで
きる。化合物(I)の無機塩基塩としては、例えば、ア
ルカリ金属(例えばナトリウム,カリウムなど),アル
カリ土類金属(例えばカルシウムなど),アンモニアな
どとの塩が、また化合物(I)の有機塩基塩としては例
えばジメチルアミン,トリエチルアミン,ピペラジン,
ピロリジン,ピペリジン,2−フェニルエチルアミン,
ベンジルアミン,エタノールアミン,ジエタノールアミ
ンなどとの塩などが用いられる。化合物(I)の無機酸
付加塩としては、例えば、塩酸,臭化水素酸,硫酸,硝
酸,リン酸などとの塩が、化合物(I)の有機酸付加塩
としては例えばp−トルエンスルホン酸,メタンスルホ
ン酸,ギ酸,トリフルオロ酢酸などとの塩が用いられ
る。
【0024】本発明の化合物またはその塩は、安全性に
優れた農薬、例えば、除草剤として使用することができ
る。例えば、極めて低薬量で広範囲の雑草、例えば、タ
イヌビエ,タマガヤツリ,イヌホタルイ,コナギ,ウリ
カワ,マツバイ,ミズガヤツリ,クログワイ,ヘラオモ
ダカ,オモダカ,タイワンヤマイ,アゼナ,キカシグ
サ,ヒルムシロ,チョウジタデ,ミゾハコベ等の水田雑
草、メヒシバ,エノコログサ,アオビユ,イチビ,アカ
ザ,イヌタデ,スベリヒユ,アメリカキンゴジガ,シロ
バナチョウセンアサガオ,マルバアサガオ,オナモミ,
ヒメイヌビエ,オオクサキビ,セイバンモロコシ,ハマ
スゲ,カラスムギ,ブラックグラス,ウマノチヤヒキ,
コハコベ,カラシナ類,エビスグサ,カミツレ,ツユク
サ等の畑地雑草に対して優れた殺草力を有するのみなら
ず、稲,小麦,大麦,トウモロコシ,大豆等の作物に対
して薬害はほとんどなく、高い安全性を示す。本発明の
化合物またはその塩は、作物と各種雑草との間に優れた
選択的除草効果を示し、哺乳動物や魚介類に対して低毒
性で、環境を汚染することもなく、水田,畑,果樹園あ
るいは非農耕地用の除草剤として極めて安全に使用する
ことができる。
優れた農薬、例えば、除草剤として使用することができ
る。例えば、極めて低薬量で広範囲の雑草、例えば、タ
イヌビエ,タマガヤツリ,イヌホタルイ,コナギ,ウリ
カワ,マツバイ,ミズガヤツリ,クログワイ,ヘラオモ
ダカ,オモダカ,タイワンヤマイ,アゼナ,キカシグ
サ,ヒルムシロ,チョウジタデ,ミゾハコベ等の水田雑
草、メヒシバ,エノコログサ,アオビユ,イチビ,アカ
ザ,イヌタデ,スベリヒユ,アメリカキンゴジガ,シロ
バナチョウセンアサガオ,マルバアサガオ,オナモミ,
ヒメイヌビエ,オオクサキビ,セイバンモロコシ,ハマ
スゲ,カラスムギ,ブラックグラス,ウマノチヤヒキ,
コハコベ,カラシナ類,エビスグサ,カミツレ,ツユク
サ等の畑地雑草に対して優れた殺草力を有するのみなら
ず、稲,小麦,大麦,トウモロコシ,大豆等の作物に対
して薬害はほとんどなく、高い安全性を示す。本発明の
化合物またはその塩は、作物と各種雑草との間に優れた
選択的除草効果を示し、哺乳動物や魚介類に対して低毒
性で、環境を汚染することもなく、水田,畑,果樹園あ
るいは非農耕地用の除草剤として極めて安全に使用する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の化合物またはその塩を農
薬、特に、除草剤として使用するにあたっては、一般の
農薬のとりうる形態、すなわち、化合物(I)またはそ
の塩の1種又は2種以上を使用目的によって適当な液体
担体に溶解するか分散させるか、または適当な固体担体
と混合するか吸着させ、乳剤,油剤,噴霧剤,水和剤,
粉剤,DL(ドリフトレス)型粉剤,粒剤,微粒剤,微
粒剤F,フロアブル剤,ドライフルアブル剤、ジャンボ
粒剤,錠剤などの製剤として使用する。これらの製剤は
必要に応じ、乳化剤,分散剤,展着剤,浸透剤,湿潤
剤,粘漿剤,安定剤などを添加してもよく、自体公知の
方法で調製することができる。使用する液体担体(溶
剤)としては、例えば、水、アルコール類(例、メタノ
ール,エタノール,1−プロパノール,2−プロパノー
ル,エチレングリコール等)、ケトン類(例、アセト
ン,メチルエチルケトン等)、エーテル類(例、ジオキ
サン,テトラヒドロフラン,エチレングリコールモノメ
チルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル,プロピレングリコールモノメチルエーテル等)、脂
肪族炭化水素類(例、ケロシン,灯油,燃料油,機械油
等)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,ソルベントナフサ,メチルナフタレン等)、ハ
ロゲン化炭化水素類(例、ジクロロメタン,クロロホル
ム,四塩化炭素等)、酸アミド類(例、ジメチルホルム
アミド,ジメチルアセトアミド等)、エステル類(例、
酢酸エチルエステル,酢酸ブチルエステル,脂肪酸グリ
セリンエステル等)、ニトリル類(例、アセトニトリ
ル,プロピオニトリル等)などの溶媒が適当であり、こ
れらは1種または2種以上(好ましくは1種以上、3種
以下)を適当な割合で混合して使用する。固体担体(希
釈・増量剤)としては、植物性粉末(例、大豆粉,タバ
コ粉,小麦粉,木粉等)、鉱物性粉末(例、カオリン,
ベントナイト,酸性白土,クレイ等のクレイ類、滑石
粉,ロウ石粉等のタルク類、珪藻土,雲母粉等のシリカ
類等)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭などが適当であ
り、これらは1種または2種以上(好ましくは1種以
上、3種以下)を適当な割合で混合して使用する。該液
体担体または固体担体は、製剤全体に対して通常約1〜
99重量%程度、好ましくは約1〜80重量%程度用い
ることができる。
薬、特に、除草剤として使用するにあたっては、一般の
農薬のとりうる形態、すなわち、化合物(I)またはそ
の塩の1種又は2種以上を使用目的によって適当な液体
担体に溶解するか分散させるか、または適当な固体担体
と混合するか吸着させ、乳剤,油剤,噴霧剤,水和剤,
粉剤,DL(ドリフトレス)型粉剤,粒剤,微粒剤,微
粒剤F,フロアブル剤,ドライフルアブル剤、ジャンボ
粒剤,錠剤などの製剤として使用する。これらの製剤は
必要に応じ、乳化剤,分散剤,展着剤,浸透剤,湿潤
剤,粘漿剤,安定剤などを添加してもよく、自体公知の
方法で調製することができる。使用する液体担体(溶
剤)としては、例えば、水、アルコール類(例、メタノ
ール,エタノール,1−プロパノール,2−プロパノー
ル,エチレングリコール等)、ケトン類(例、アセト
ン,メチルエチルケトン等)、エーテル類(例、ジオキ
サン,テトラヒドロフラン,エチレングリコールモノメ
チルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル,プロピレングリコールモノメチルエーテル等)、脂
肪族炭化水素類(例、ケロシン,灯油,燃料油,機械油
等)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,ソルベントナフサ,メチルナフタレン等)、ハ
ロゲン化炭化水素類(例、ジクロロメタン,クロロホル
ム,四塩化炭素等)、酸アミド類(例、ジメチルホルム
アミド,ジメチルアセトアミド等)、エステル類(例、
酢酸エチルエステル,酢酸ブチルエステル,脂肪酸グリ
セリンエステル等)、ニトリル類(例、アセトニトリ
ル,プロピオニトリル等)などの溶媒が適当であり、こ
れらは1種または2種以上(好ましくは1種以上、3種
以下)を適当な割合で混合して使用する。固体担体(希
釈・増量剤)としては、植物性粉末(例、大豆粉,タバ
コ粉,小麦粉,木粉等)、鉱物性粉末(例、カオリン,
ベントナイト,酸性白土,クレイ等のクレイ類、滑石
粉,ロウ石粉等のタルク類、珪藻土,雲母粉等のシリカ
類等)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭などが適当であ
り、これらは1種または2種以上(好ましくは1種以
上、3種以下)を適当な割合で混合して使用する。該液
体担体または固体担体は、製剤全体に対して通常約1〜
99重量%程度、好ましくは約1〜80重量%程度用い
ることができる。
【0026】乳化剤,展着剤,浸透剤,分散剤等として
使用される界面活性剤としては、必要に応じて石鹸類,
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類(例、
ノイゲンTM、イー・エー142(E・A142TM、TMは登録商
標であることを示す。以下同様);第一工業製薬(株)
製),ポリオキシエチレンアリールエステル類(例、ノ
ナールTM;東邦化学(株)製),アルキル硫酸塩類
(例、エマール10TM,エマール40TM;花王石鹸
(株)製),アルキルスルホン酸塩類(例、ネオゲ
ンTM,ネオゲンTTM;第一工業製薬(株)製,ネオペレ
ックスTM;花王石鹸(株)製),ポリエチレングリコー
ルエーテル類(例、ノニポール85TM,ノニポール10
0TM,ノニポール160TM;三洋化成(株)製),多価
アルコールエステル類(例、トゥイーン20TM,トゥイ
ーン80TM;花王石鹸(株)製)などの非イオン系およ
びアニオン系界面活性剤が用いられる。該界面活性剤
は、製剤全体に対して、通常0.1〜約50%程度、好
ましくは約0.1〜25%程度用いることができる。本
発明の化合物(I)またはその塩の除草剤中の含有割合
は乳剤,水和剤などは1から90重量%程度が適当であ
り、油剤,粉剤,DL(ドリフトレス)型粉剤などとし
ては0.01〜10重量%程度が適当であり、微粒剤
F,粒剤としては0.05〜10重量程度%が適当であ
るが、使用目的によっては、これらの濃度を適宜変更し
てもよい。乳剤,水和剤などは使用に際して、水などで
適宜希釈増量(例えば100〜100,000倍)して
散布する。
使用される界面活性剤としては、必要に応じて石鹸類,
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類(例、
ノイゲンTM、イー・エー142(E・A142TM、TMは登録商
標であることを示す。以下同様);第一工業製薬(株)
製),ポリオキシエチレンアリールエステル類(例、ノ
ナールTM;東邦化学(株)製),アルキル硫酸塩類
(例、エマール10TM,エマール40TM;花王石鹸
(株)製),アルキルスルホン酸塩類(例、ネオゲ
ンTM,ネオゲンTTM;第一工業製薬(株)製,ネオペレ
ックスTM;花王石鹸(株)製),ポリエチレングリコー
ルエーテル類(例、ノニポール85TM,ノニポール10
0TM,ノニポール160TM;三洋化成(株)製),多価
アルコールエステル類(例、トゥイーン20TM,トゥイ
ーン80TM;花王石鹸(株)製)などの非イオン系およ
びアニオン系界面活性剤が用いられる。該界面活性剤
は、製剤全体に対して、通常0.1〜約50%程度、好
ましくは約0.1〜25%程度用いることができる。本
発明の化合物(I)またはその塩の除草剤中の含有割合
は乳剤,水和剤などは1から90重量%程度が適当であ
り、油剤,粉剤,DL(ドリフトレス)型粉剤などとし
ては0.01〜10重量%程度が適当であり、微粒剤
F,粒剤としては0.05〜10重量程度%が適当であ
るが、使用目的によっては、これらの濃度を適宜変更し
てもよい。乳剤,水和剤などは使用に際して、水などで
適宜希釈増量(例えば100〜100,000倍)して
散布する。
【0027】施用方法は通常の農薬の施用方法と同様の
方法を用いることができ、例えば、空中散布、土壌散
布、茎葉散布、育苗箱散布、側条施用、種子処理等があ
げられる。例えば水田に施用する場合には自体公知の方
法(例、手撒き、動力散布等)により施用される。本発
明の化合物(I)またはその塩を除草剤として用いる場
合の使用量は、適用場面,適用時期,施用方法,対象草
種,栽培作物等により差異はあるが、一般に有効成分
(化合物(I)またはその塩)として水田1アール当た
り0.05から50g程度、好ましくは0.1から10g
程度、畑地1アール当たり0.05から50g程度、好
ましくは0.1から10g程度である。本発明の化合物
(I)またはその塩は、水田雑草用としては、発芽前土
壌処理あるいは茎葉兼土壌処理剤として使用するのが適
当である。例えば、本発明の除草剤は、田植直後あるい
は田植2〜3週間後でも薬害を発現することなく安全に
使用でき、長期にわたって効果が持続する。本発明の化
合物(I)またはその塩を含有する農薬は、必要に応じ
て、他の除草剤,植物成長調整剤,殺菌剤(例、有機塩
素系殺菌剤,有機イオウ系殺菌剤,アゾール系殺菌剤,
抗生物質など),殺虫剤(例、ピレスロイド系殺虫剤,
有機リン系殺虫剤,カルバメート系殺虫剤など),その
他殺ダニ剤,殺線虫剤,共力剤,誘引剤,忌避剤,色
素,肥料などを配合し、混合使用することができる。他
の除草剤としては、例えば、(1)スルホニル尿素系除草
剤[ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、
イマゾスルフロン、スルホスルフロン、シノスルフロ
ン、アジムスルフロン、ハロスルフロン、エトキシスル
フロン、シクロスルファムロンなど]、 (2)ピラゾール系
除草剤[ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェ
ナップなど]、 (3)カーバメート系除草剤[ベンチオカー
ブ、モリネート、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、ジ
メピペレート、スエップなど]、 (4)クロロアセトアニリ
ド系除草剤[ブタクロール、プレチラクロール、テニル
クロールなど]、 (5)ジフェニルエーテル系除草剤[クロ
メトキシニル、ビフェノックスなど]、 (6)トリアジン系
除草剤[シメトリン、ジメタメトリンなど]、 (7)フェノ
キシ酸系除草剤[2,4−PA、MCP、MCPB、フ
ェノチオールなど]、 (8)酸アミド系または尿素系除草剤
[メフェナセット、クロメプロップ、ナプロアニリド、
ブロモブチド、ダイムロン、クミルロン、エトベンザニ
ド、オキサジクロメホンなど]、 (10)その他の系統の除
草剤[ベンタゾン、ベンフレセート、オキサジアゾン、
オキサジアルギル、ペントキサゾン、シハロホップブチ
ル、カフェンストロール、ピリミノバックメチル、ビス
ピリバックナトリウム、フェントラザミド、エプロポダ
ン、ACNなど]などが用いられる。なお、本発明の化
合物またはその塩を殺虫剤または殺菌剤として使用する
場合も、上記と同様にして使用することができる。
方法を用いることができ、例えば、空中散布、土壌散
布、茎葉散布、育苗箱散布、側条施用、種子処理等があ
げられる。例えば水田に施用する場合には自体公知の方
法(例、手撒き、動力散布等)により施用される。本発
明の化合物(I)またはその塩を除草剤として用いる場
合の使用量は、適用場面,適用時期,施用方法,対象草
種,栽培作物等により差異はあるが、一般に有効成分
(化合物(I)またはその塩)として水田1アール当た
り0.05から50g程度、好ましくは0.1から10g
程度、畑地1アール当たり0.05から50g程度、好
ましくは0.1から10g程度である。本発明の化合物
(I)またはその塩は、水田雑草用としては、発芽前土
壌処理あるいは茎葉兼土壌処理剤として使用するのが適
当である。例えば、本発明の除草剤は、田植直後あるい
は田植2〜3週間後でも薬害を発現することなく安全に
使用でき、長期にわたって効果が持続する。本発明の化
合物(I)またはその塩を含有する農薬は、必要に応じ
て、他の除草剤,植物成長調整剤,殺菌剤(例、有機塩
素系殺菌剤,有機イオウ系殺菌剤,アゾール系殺菌剤,
抗生物質など),殺虫剤(例、ピレスロイド系殺虫剤,
有機リン系殺虫剤,カルバメート系殺虫剤など),その
他殺ダニ剤,殺線虫剤,共力剤,誘引剤,忌避剤,色
素,肥料などを配合し、混合使用することができる。他
の除草剤としては、例えば、(1)スルホニル尿素系除草
剤[ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、
イマゾスルフロン、スルホスルフロン、シノスルフロ
ン、アジムスルフロン、ハロスルフロン、エトキシスル
フロン、シクロスルファムロンなど]、 (2)ピラゾール系
除草剤[ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェ
ナップなど]、 (3)カーバメート系除草剤[ベンチオカー
ブ、モリネート、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、ジ
メピペレート、スエップなど]、 (4)クロロアセトアニリ
ド系除草剤[ブタクロール、プレチラクロール、テニル
クロールなど]、 (5)ジフェニルエーテル系除草剤[クロ
メトキシニル、ビフェノックスなど]、 (6)トリアジン系
除草剤[シメトリン、ジメタメトリンなど]、 (7)フェノ
キシ酸系除草剤[2,4−PA、MCP、MCPB、フ
ェノチオールなど]、 (8)酸アミド系または尿素系除草剤
[メフェナセット、クロメプロップ、ナプロアニリド、
ブロモブチド、ダイムロン、クミルロン、エトベンザニ
ド、オキサジクロメホンなど]、 (10)その他の系統の除
草剤[ベンタゾン、ベンフレセート、オキサジアゾン、
オキサジアルギル、ペントキサゾン、シハロホップブチ
ル、カフェンストロール、ピリミノバックメチル、ビス
ピリバックナトリウム、フェントラザミド、エプロポダ
ン、ACNなど]などが用いられる。なお、本発明の化
合物またはその塩を殺虫剤または殺菌剤として使用する
場合も、上記と同様にして使用することができる。
【0028】本発明の化合物(I)またはその塩は、式
(II)
(II)
【化37】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合
物またはその塩を閉環反応に付すことにより製造するこ
とができる。さらに詳しくは、次の反応図式1および2
に示す方法またはそれらに準じた方法によって化合物
(I)またはその塩を製造することができる。なお、下
記に示す化合物(II)〜(V)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。
物またはその塩を閉環反応に付すことにより製造するこ
とができる。さらに詳しくは、次の反応図式1および2
に示す方法またはそれらに準じた方法によって化合物
(I)またはその塩を製造することができる。なお、下
記に示す化合物(II)〜(V)の塩としては上記した化合物
(I)の塩と同様のものが用いられる。
【0029】[反応図式1]
【化38】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 本反応は化合物(II)と化合物(III)、化合物(IV)
および化合物(V)との付加および縮合反応である。本
反応においては、通常、化合物(II)に対してほぼ等モ
ル量から大過剰の化合物(III)、化合物(IV)および
化合物(V)またはそれらの塩を用いる。反応は、反応
に悪影響を与えない溶媒中で行なうことがでる。適当な
溶媒としては、例えば、ベンゼン,トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン,クロロホル
ム,四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、エチルエーテル,イソプロピルエーテ
ル,ジオキサン,テトラヒドロフラン(以下、THFと
略称)、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ア
セトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ア
セトン,メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等のケトン類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド、水等またはこれらの
混合溶媒が用いられる。場合によっては相間移動触媒を
用いてもよい。相間移動触媒としては、例えば、臭化テ
トラブチルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアン
モニウムなどの四級アンモニウム塩、塩化テトラブチル
ホスホニウム、臭化ヘキサデシルトリブチルホスホニウ
ムなどの四級ホスホニウム塩、18−クラウン−6など
のクラウンエーテル類、[2.2.2]−クリプテート
などのクリプタンド類などが用いられる。反応温度は通
常約−10〜150℃、好ましくは約10〜100℃で
ある。反応は30分から20時間程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフ
ィーなどで確認しうる。
および化合物(V)との付加および縮合反応である。本
反応においては、通常、化合物(II)に対してほぼ等モ
ル量から大過剰の化合物(III)、化合物(IV)および
化合物(V)またはそれらの塩を用いる。反応は、反応
に悪影響を与えない溶媒中で行なうことがでる。適当な
溶媒としては、例えば、ベンゼン,トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン,クロロホル
ム,四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、エチルエーテル,イソプロピルエーテ
ル,ジオキサン,テトラヒドロフラン(以下、THFと
略称)、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ア
セトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ア
セトン,メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等のケトン類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド、水等またはこれらの
混合溶媒が用いられる。場合によっては相間移動触媒を
用いてもよい。相間移動触媒としては、例えば、臭化テ
トラブチルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアン
モニウムなどの四級アンモニウム塩、塩化テトラブチル
ホスホニウム、臭化ヘキサデシルトリブチルホスホニウ
ムなどの四級ホスホニウム塩、18−クラウン−6など
のクラウンエーテル類、[2.2.2]−クリプテート
などのクリプタンド類などが用いられる。反応温度は通
常約−10〜150℃、好ましくは約10〜100℃で
ある。反応は30分から20時間程度で完結し、その終
了は薄層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフ
ィーなどで確認しうる。
【0030】[反応図式2]
【化39】 [式中、L1およびL2は脱離基を、他の記号は前記と同
意義を示す。] L1およびL2で表される脱離基としては、例えば、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素等)または式 −O−Q0,−S(O)k−Q0または−O−SO2−Q0 〔式中、Q0は炭化水素基、複素環基またはアシル基
(該炭化水素基としては前記Q2における「炭素原子を
介する基」として例示した「置換されていてもよい炭化
水素基」の炭化水素基と同様のものが、該複素環基とし
ては前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示し
た複素環基と同様のものが、該アシル基としては前記Q
2における「炭素原子を介する基」として例示した「置
換されていてもよいアシル基」におけるアシル基と同様
のものが挙げられる。)を、kは0,1または2を示
す〕で表される基(例えば、メトキシ、メチルスルフェ
ニル、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ベン
ゼンスルホニルオキシ等)等が用いられる。なかでも、
ハロゲン原子が好ましく、特に塩素もしくは臭素が好適
である。本反応は化合物(II)と化合物(VI)との縮合
反応である。本反応においては、通常、化合物(II)に
対してほぼ等モルの化合物(VI)またはそれらの塩を用
いる。化合物(VI)の塩としては上記した化合物(I)の塩
と同様のものが挙げられる。反応は、反応に悪影響を与
えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては
[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒が用いられ
る。場合によっては上記したような相間移動触媒を用い
てもよい。本反応は、一般に、塩基の添加により加速さ
れる。このような塩基としては、例えば、トリエチルア
ミン,トリ−n−プロピルアミン,N,N−ジメチルア
ニリン、ピリジン,1,8−ジアザビシクロ[5,4,
0]−7−ウンデセン,1,4−ジアザビシクロ[2,
2,2]オクタン,1,5−ジアザビシクロ[4,3,
0]ノン−5−エン等の有機塩基、水素化ナトリウム,
水酸化カリウム,水酸化ナトリウム,炭酸カリウム,炭
酸ナトリウムなどの無機塩基、nーブチルリチウム、リ
チウムジイソプロピルアミド等が用いられる。塩基は、
化合物(II)1モルに対し通常約0.01モルから5モ
ル用いてもよい。反応温度は通常約−10〜150℃、
好ましくは約10〜100℃である。反応は30分から
20時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。
意義を示す。] L1およびL2で表される脱離基としては、例えば、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素等)または式 −O−Q0,−S(O)k−Q0または−O−SO2−Q0 〔式中、Q0は炭化水素基、複素環基またはアシル基
(該炭化水素基としては前記Q2における「炭素原子を
介する基」として例示した「置換されていてもよい炭化
水素基」の炭化水素基と同様のものが、該複素環基とし
ては前記Q1における「環状基」の定義のなかで例示し
た複素環基と同様のものが、該アシル基としては前記Q
2における「炭素原子を介する基」として例示した「置
換されていてもよいアシル基」におけるアシル基と同様
のものが挙げられる。)を、kは0,1または2を示
す〕で表される基(例えば、メトキシ、メチルスルフェ
ニル、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ベン
ゼンスルホニルオキシ等)等が用いられる。なかでも、
ハロゲン原子が好ましく、特に塩素もしくは臭素が好適
である。本反応は化合物(II)と化合物(VI)との縮合
反応である。本反応においては、通常、化合物(II)に
対してほぼ等モルの化合物(VI)またはそれらの塩を用
いる。化合物(VI)の塩としては上記した化合物(I)の塩
と同様のものが挙げられる。反応は、反応に悪影響を与
えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては
[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒が用いられ
る。場合によっては上記したような相間移動触媒を用い
てもよい。本反応は、一般に、塩基の添加により加速さ
れる。このような塩基としては、例えば、トリエチルア
ミン,トリ−n−プロピルアミン,N,N−ジメチルア
ニリン、ピリジン,1,8−ジアザビシクロ[5,4,
0]−7−ウンデセン,1,4−ジアザビシクロ[2,
2,2]オクタン,1,5−ジアザビシクロ[4,3,
0]ノン−5−エン等の有機塩基、水素化ナトリウム,
水酸化カリウム,水酸化ナトリウム,炭酸カリウム,炭
酸ナトリウムなどの無機塩基、nーブチルリチウム、リ
チウムジイソプロピルアミド等が用いられる。塩基は、
化合物(II)1モルに対し通常約0.01モルから5モ
ル用いてもよい。反応温度は通常約−10〜150℃、
好ましくは約10〜100℃である。反応は30分から
20時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフ
ィー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。
【0031】本発明の化合物(I)またはその塩は、式
(VII)
(VII)
【化40】 [式中、Yは水素原子またはβ位に水素原子を有する炭
化水素基を、他の記号は前記と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩の置換基Y部分の構造を変化さ
せることによって製造することができる。Yの「β位に
水素原子を有する炭化水素基」としてはイソプロピル
基、1−メチルベンジル基などが挙げられる。さらに詳
しくは、次の反応図式3、4および5に示す方法または
それらに準じた方法によって化合物(I)(Ib, Icおよ
びId)またはその塩を製造することができる。なお、化
合物(VII)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様
のものが用いられる。
化水素基を、他の記号は前記と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩の置換基Y部分の構造を変化さ
せることによって製造することができる。Yの「β位に
水素原子を有する炭化水素基」としてはイソプロピル
基、1−メチルベンジル基などが挙げられる。さらに詳
しくは、次の反応図式3、4および5に示す方法または
それらに準じた方法によって化合物(I)(Ib, Icおよ
びId)またはその塩を製造することができる。なお、化
合物(VII)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様
のものが用いられる。
【0032】[反応図式3]
【化41】 [式中、Y1はβ位に水素原子を有する炭化水素基を、
他の記号は前記と同意義を示す。] 本反応は化合物(VIIa)またはその塩の酸化反応(第一
段階)と、それに続く化合物(VIIA)またはその塩のY
1部分の脱離反応(第二段階)である。(VIIa), (VIIA)
および(Ib)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同
様のものが用いられる。アミンオキシドの生成反応であ
る本反応の第一段階においては、通常、化合物(VIIa)
またはその塩に対してほぼ等モル量の酸化剤が用いられ
る。このような酸化剤としては、例えば、過酸化水素、
過酢酸、トリフルオロ過酢酸、m−クロル過安息香酸、t
ert−ブチルヒドロペルオキシドなどが、場合によって
は触媒とともに用いられる。触媒としては、例えば、チ
タンテトライソプロポキシド、二酸化セレン、タングス
テン酸ナトリウム、ジクロロトリス(トリフェニルホス
フィン)ルテニウム、ビス(アセチルアセトナト)オキ
ソバナジウムなどが用いられる。反応は、反応に悪影響
を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒として
は[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒が用いら
れる。場合によっては上記したような相間移動触媒を用
いてもよい。反応温度は通常約−10〜150℃、好ま
しくは約10〜100℃である。反応は30分から20
時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ
ー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。第
一段階の生成物(VIIA)は単離して第二段階に用いるこ
とも、単離することなく第一段階の反応に続けて第二段
階の反応を行うこともできる。第二段階は化合物(VII
A)のβ脱離反応であり、Y1としてはイソプロピル基、
1−メチルベンジル基などのβ位に水素原子を有する炭
化水素基が用いられる。本反応においては、通常、化合
物(VIIA)を適当な溶媒と共に加熱する。反応は、反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒
が用いられる。反応温度は通常約−10〜150℃、好
ましくは約10〜100℃である。反応は30分から2
0時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ
ー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。
他の記号は前記と同意義を示す。] 本反応は化合物(VIIa)またはその塩の酸化反応(第一
段階)と、それに続く化合物(VIIA)またはその塩のY
1部分の脱離反応(第二段階)である。(VIIa), (VIIA)
および(Ib)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同
様のものが用いられる。アミンオキシドの生成反応であ
る本反応の第一段階においては、通常、化合物(VIIa)
またはその塩に対してほぼ等モル量の酸化剤が用いられ
る。このような酸化剤としては、例えば、過酸化水素、
過酢酸、トリフルオロ過酢酸、m−クロル過安息香酸、t
ert−ブチルヒドロペルオキシドなどが、場合によって
は触媒とともに用いられる。触媒としては、例えば、チ
タンテトライソプロポキシド、二酸化セレン、タングス
テン酸ナトリウム、ジクロロトリス(トリフェニルホス
フィン)ルテニウム、ビス(アセチルアセトナト)オキ
ソバナジウムなどが用いられる。反応は、反応に悪影響
を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶媒として
は[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒が用いら
れる。場合によっては上記したような相間移動触媒を用
いてもよい。反応温度は通常約−10〜150℃、好ま
しくは約10〜100℃である。反応は30分から20
時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ
ー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。第
一段階の生成物(VIIA)は単離して第二段階に用いるこ
とも、単離することなく第一段階の反応に続けて第二段
階の反応を行うこともできる。第二段階は化合物(VII
A)のβ脱離反応であり、Y1としてはイソプロピル基、
1−メチルベンジル基などのβ位に水素原子を有する炭
化水素基が用いられる。本反応においては、通常、化合
物(VIIA)を適当な溶媒と共に加熱する。反応は、反応
に悪影響を与えない溶媒中で行うことができ、適当な溶
媒としては[反応図式1]で示される反応と同様の溶媒
が用いられる。反応温度は通常約−10〜150℃、好
ましくは約10〜100℃である。反応は30分から2
0時間程度で完結し、その終了は薄層クロマトグラフィ
ー,高速液体クロマトグラフィーなどで確認しうる。
【0033】反応図式3により得られる化合物(Ib)ま
たはその塩をさらに反応させて、化合物の構造を変化さ
せることができる。すなわち、 [反応図式4]
たはその塩をさらに反応させて、化合物の構造を変化さ
せることができる。すなわち、 [反応図式4]
【化42】 [式中、Lは脱離基を、X1は炭素原子を介する基を、
他の記号は前記と同意義を示す。]により、Xが「酸素
原子を介する基」である本発明化合物を得ることができ
る。Lで示される脱離基としては[反応図式2]のL1
およびL2として例示されたものと同様である。本反応
は化合物(Ib)またはその塩と化合物(VIIIa)または
その塩との縮合反応である。X1の「炭素原子を介する
基」は前記Q2の「炭素原子を介する基」と同様のもの
が挙げられる。本反応においては、通常、化合物(Ib)
またはその塩に対してほぼ等モルの化合物(VIIIa)ま
たはそれらの塩を用いる。化合物(Ib)および化合物(V
IIIa)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のもの
が用いられる。反応は、反応に悪影響を与えない溶媒中
で行なうことができ、適当な溶媒としては[反応図式
1]で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応
は、一般に、塩基の添加により加速される。このような
塩基としては[反応図式2]で示される反応と同様の塩
基が用いられる。塩基は化合物(Ib)に対し通常約0.
01モルから3モル用いてもよい。反応温度は通常約−
10〜150℃、好ましくは約10〜100℃である。
反応は30分から20時間程度で完結し、その終了は薄
層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィーな
どで確認しうる。
他の記号は前記と同意義を示す。]により、Xが「酸素
原子を介する基」である本発明化合物を得ることができ
る。Lで示される脱離基としては[反応図式2]のL1
およびL2として例示されたものと同様である。本反応
は化合物(Ib)またはその塩と化合物(VIIIa)または
その塩との縮合反応である。X1の「炭素原子を介する
基」は前記Q2の「炭素原子を介する基」と同様のもの
が挙げられる。本反応においては、通常、化合物(Ib)
またはその塩に対してほぼ等モルの化合物(VIIIa)ま
たはそれらの塩を用いる。化合物(Ib)および化合物(V
IIIa)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のもの
が用いられる。反応は、反応に悪影響を与えない溶媒中
で行なうことができ、適当な溶媒としては[反応図式
1]で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反応
は、一般に、塩基の添加により加速される。このような
塩基としては[反応図式2]で示される反応と同様の塩
基が用いられる。塩基は化合物(Ib)に対し通常約0.
01モルから3モル用いてもよい。反応温度は通常約−
10〜150℃、好ましくは約10〜100℃である。
反応は30分から20時間程度で完結し、その終了は薄
層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィーな
どで確認しうる。
【0034】さらに、下記の反応図式5に示す方法また
はそれらに準じた方法によっても本発明化合物(Id)ま
たはその塩を製造することができる。 [反応図式5]
はそれらに準じた方法によっても本発明化合物(Id)ま
たはその塩を製造することができる。 [反応図式5]
【化43】 [式中、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子を
介する基を、他の記号は前記と同意義を示す。] X2における窒素原子、イオウ原子またはリン原子を介
する基としては上記Xにおける窒素原子、イオウ原子ま
たはリン原子を介する基と同様のものが挙げられる。本
反応は化合物(VIIc)またはその塩と化合物(VIIIb)
またはその塩との縮合反応である。化合物(VIIc), (VII
Ib)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが
挙げられる。本反応においては、通常、化合物(VIIc)
またはその塩に対してほぼ等モルの化合物(VIIIb)ま
たはその塩を用いる。反応は、反応に悪影響を与えない
溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては[反応図
式1]で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反
応は、一般に、塩基の添加により加速される。このよう
な塩基としては[反応図式2]で示される反応と同様の
塩基が用いられる。塩基は化合物(VIIc)に対し通常約
0.01モルから3モル用いてもよい。反応温度は通常
約−10〜150℃、好ましくは約10〜100℃であ
る。反応は30分から20時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィ
ーなどで確認しうる。例えば、本反応をシンセシス19
77年1頁(Synth.,p1(1977))記載の
方法に準じて、化合物(VIIIb)としてO−メシチレン
スルホニルヒドロキシルアミンをアミノ化剤として用い
て行うと、Xがアミノ基である化合物を合成することが
できる。さらにXがアミノ基である化合物を原料とし
て、塩化アセチル、クロロ炭酸メチル、メタンスルホニ
ルクロリド等の酸ハライド、トリフルオロ酢酸無水物等
のカルボン酸無水物、ヨウ化メチル等のハロゲン化アル
キル、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸、アセトアルデ
ヒド、アセトン、オルトぎ酸トリメチル等のカルボニル
化合物またはその等価体と反応させることにより、Xが
窒素原子を介する基である多くの化合物を合成すること
ができる。また、化合物(VIIIb)がパークロロメチル
メルカプタン、メタンスルフェニルクロリド等のスルフ
ェニルハライド、トリフルオロメタンスルフィニルクロ
リド等のスルフィニルハライド、メタンスルホニルクロ
リド等のスルホニルハライド、トリフルオロメタンスル
ホン酸無水物等のスルホン酸無水物などであれば、Xが
イオウ原子を介する基である化合物を合成することがで
き、化合物(VIIIb)がクロロりん酸トリエチル等のリ
ン酸ハライドであれば、Xがリン原子を介する基である
化合物を合成することができる。
介する基を、他の記号は前記と同意義を示す。] X2における窒素原子、イオウ原子またはリン原子を介
する基としては上記Xにおける窒素原子、イオウ原子ま
たはリン原子を介する基と同様のものが挙げられる。本
反応は化合物(VIIc)またはその塩と化合物(VIIIb)
またはその塩との縮合反応である。化合物(VIIc), (VII
Ib)の塩としては上記した化合物(I)の塩と同様のものが
挙げられる。本反応においては、通常、化合物(VIIc)
またはその塩に対してほぼ等モルの化合物(VIIIb)ま
たはその塩を用いる。反応は、反応に悪影響を与えない
溶媒中で行うことができ、適当な溶媒としては[反応図
式1]で示される反応と同様の溶媒が用いられる。本反
応は、一般に、塩基の添加により加速される。このよう
な塩基としては[反応図式2]で示される反応と同様の
塩基が用いられる。塩基は化合物(VIIc)に対し通常約
0.01モルから3モル用いてもよい。反応温度は通常
約−10〜150℃、好ましくは約10〜100℃であ
る。反応は30分から20時間程度で完結し、その終了
は薄層クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィ
ーなどで確認しうる。例えば、本反応をシンセシス19
77年1頁(Synth.,p1(1977))記載の
方法に準じて、化合物(VIIIb)としてO−メシチレン
スルホニルヒドロキシルアミンをアミノ化剤として用い
て行うと、Xがアミノ基である化合物を合成することが
できる。さらにXがアミノ基である化合物を原料とし
て、塩化アセチル、クロロ炭酸メチル、メタンスルホニ
ルクロリド等の酸ハライド、トリフルオロ酢酸無水物等
のカルボン酸無水物、ヨウ化メチル等のハロゲン化アル
キル、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸、アセトアルデ
ヒド、アセトン、オルトぎ酸トリメチル等のカルボニル
化合物またはその等価体と反応させることにより、Xが
窒素原子を介する基である多くの化合物を合成すること
ができる。また、化合物(VIIIb)がパークロロメチル
メルカプタン、メタンスルフェニルクロリド等のスルフ
ェニルハライド、トリフルオロメタンスルフィニルクロ
リド等のスルフィニルハライド、メタンスルホニルクロ
リド等のスルホニルハライド、トリフルオロメタンスル
ホン酸無水物等のスルホン酸無水物などであれば、Xが
イオウ原子を介する基である化合物を合成することがで
き、化合物(VIIIb)がクロロりん酸トリエチル等のリ
ン酸ハライドであれば、Xがリン原子を介する基である
化合物を合成することができる。
【0035】反応図式1〜5により得られる化合物はさ
らに反応させて化合物の構造を変化させることができ
る。例えば、前記Q2がOHである化合物は、塩化チオ
ニル、五塩化リン、四塩化炭素/トリフェニルホスフィ
ン等によりカルボン酸クロリドとするか、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、トリフルオロ酢酸無水物等により
活性エステル体とした後、アルコールまたは(置換)ア
ミンと反応させることにより、Q2がアルコキシ基、
(置換)アミノ基である化合物に変換することができ
る。上記反応により得られる化合物(I)(Ia〜Ibを含
む)および(VIIa)、(VIIA)は、分子中にスルホ基、
カルボキシル基等の酸性基を有する場合、反応において
塩基を用いた場合には塩基との塩として得られることも
ある。このような場合には必要に応じて、酸を添加する
ことにより遊離型に導くことができ、化合物(I)およ
び(VIIa)、(VIIA)が遊離型で得られる場合、塩基を
加えて塩基塩とすることができる。また、化合物(I)
および(VIIa)、(VIIA)が分子中にアミノ基などの塩
基性基を有する場合、反応において酸を用いた場合には
酸との塩として得られることもある。このような場合に
は必要に応じて塩基を加えて遊離型に導くことができ、
化合物(I)および(VIIa)、(VIIA)が遊離型で得ら
れる場合、酸との酸付加塩を形成することができる。こ
こで、酸および塩基としては、上記した化合物(I)と
塩を形成する酸および塩基と同様なものが用いられる。
このようにして得られる化合物(I)またはその塩は、
自体公知の手段、例えば濃縮、減圧濃縮、抽出、転溶、
結晶化、再結晶化、クロマトグラフィーなどにより単離
・精製することができる。
らに反応させて化合物の構造を変化させることができ
る。例えば、前記Q2がOHである化合物は、塩化チオ
ニル、五塩化リン、四塩化炭素/トリフェニルホスフィ
ン等によりカルボン酸クロリドとするか、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、トリフルオロ酢酸無水物等により
活性エステル体とした後、アルコールまたは(置換)ア
ミンと反応させることにより、Q2がアルコキシ基、
(置換)アミノ基である化合物に変換することができ
る。上記反応により得られる化合物(I)(Ia〜Ibを含
む)および(VIIa)、(VIIA)は、分子中にスルホ基、
カルボキシル基等の酸性基を有する場合、反応において
塩基を用いた場合には塩基との塩として得られることも
ある。このような場合には必要に応じて、酸を添加する
ことにより遊離型に導くことができ、化合物(I)およ
び(VIIa)、(VIIA)が遊離型で得られる場合、塩基を
加えて塩基塩とすることができる。また、化合物(I)
および(VIIa)、(VIIA)が分子中にアミノ基などの塩
基性基を有する場合、反応において酸を用いた場合には
酸との塩として得られることもある。このような場合に
は必要に応じて塩基を加えて遊離型に導くことができ、
化合物(I)および(VIIa)、(VIIA)が遊離型で得ら
れる場合、酸との酸付加塩を形成することができる。こ
こで、酸および塩基としては、上記した化合物(I)と
塩を形成する酸および塩基と同様なものが用いられる。
このようにして得られる化合物(I)またはその塩は、
自体公知の手段、例えば濃縮、減圧濃縮、抽出、転溶、
結晶化、再結晶化、クロマトグラフィーなどにより単離
・精製することができる。
【0036】本発明の化合物(I)を製造するために使
用する出発原料化合物は公知であるかあるいは公知の化
合物から以下の方法もしくはそれに準じた方法により容
易に製造できる。化合物(II)またはその塩は、例え
ば、下記の反応図式6および反応図式7に示すアミン化
合物(XおよびXI)とイソシアン酸またはイソチオシア
ン酸誘導体(IXおよびXII)の縮合反応により製造する
ことができる。 [反応図式6]
用する出発原料化合物は公知であるかあるいは公知の化
合物から以下の方法もしくはそれに準じた方法により容
易に製造できる。化合物(II)またはその塩は、例え
ば、下記の反応図式6および反応図式7に示すアミン化
合物(XおよびXI)とイソシアン酸またはイソチオシア
ン酸誘導体(IXおよびXII)の縮合反応により製造する
ことができる。 [反応図式6]
【化44】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] [反応図式7]
【化45】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] 化合物(IX)またはその塩は、例えばイソシアン酸フェ
ニル、イソチオシアン酸シクロヘキシルなどである。化
合物(X)またはその塩は、例えばグリシンエチルエス
テル、2−アミノイソ酪酸ベンジルエステルなどのα−
アミノ酸誘導体などである。化合物(XI)またはその塩
は、例えばアニリン、1−アミノピロールなどであり、
また、化合物(XII)またはその塩は、例えばイソシア
ナート酢酸エチルエステル、2−イソアシアナートプロ
ピオン酸メチルエステルなどである。これらの化合物は
公知の化合物であるか、公知の化合物から容易に製造で
きる。
ニル、イソチオシアン酸シクロヘキシルなどである。化
合物(X)またはその塩は、例えばグリシンエチルエス
テル、2−アミノイソ酪酸ベンジルエステルなどのα−
アミノ酸誘導体などである。化合物(XI)またはその塩
は、例えばアニリン、1−アミノピロールなどであり、
また、化合物(XII)またはその塩は、例えばイソシア
ナート酢酸エチルエステル、2−イソアシアナートプロ
ピオン酸メチルエステルなどである。これらの化合物は
公知の化合物であるか、公知の化合物から容易に製造で
きる。
【0037】化合物(III)および化合物(IV)または
それらの塩は、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、アセトンであり、またはホルムアルデヒドの場合
のパラホルムアルデヒド、ジメトキシエタンの様なカル
ボニル等価体であり、これらは公知の化合物であるか、
公知の化合物から容易に製造できる。化合物(V)また
はその塩は、たとえばO−メチルヒドロキシルアミン、
O−エチルヒドロキシルアミン、N,N−ジメチルヒド
ラジンなどであり、これらは公知の化合物であるか、あ
るいは公知の化合物から容易に製造できる。化合物(V
I)またはその塩は、たとえば1,3−ジクロロ−2−
ニトロ−2−アザプロパンであり、これらは公知の化合
物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造でき
る。
それらの塩は、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、アセトンであり、またはホルムアルデヒドの場合
のパラホルムアルデヒド、ジメトキシエタンの様なカル
ボニル等価体であり、これらは公知の化合物であるか、
公知の化合物から容易に製造できる。化合物(V)また
はその塩は、たとえばO−メチルヒドロキシルアミン、
O−エチルヒドロキシルアミン、N,N−ジメチルヒド
ラジンなどであり、これらは公知の化合物であるか、あ
るいは公知の化合物から容易に製造できる。化合物(V
I)またはその塩は、たとえば1,3−ジクロロ−2−
ニトロ−2−アザプロパンであり、これらは公知の化合
物であるか、あるいは公知の化合物から容易に製造でき
る。
【0038】化合物(VIIa)、(VIIc)またはそれらの
塩は、化合物(I)のXをY1または水素原子に置き換え
た化合物であり、[反応図式1]、[反応図式2]によ
り製造することができる。たとえば、特開平11−57
84号公報に記載の方法に準じて、[反応図式1]によ
りY1がイソプロピル基、1−メチルベンジル基などで
ある化合物(VIIa)を、[反応図式1]によりY1がベ
ンジルオキシカルボニル基である化合物を製造したのち
脱ベンジルオキシカルボニル化を行うことにより化合物
(VIIc)を製造することができる。
塩は、化合物(I)のXをY1または水素原子に置き換え
た化合物であり、[反応図式1]、[反応図式2]によ
り製造することができる。たとえば、特開平11−57
84号公報に記載の方法に準じて、[反応図式1]によ
りY1がイソプロピル基、1−メチルベンジル基などで
ある化合物(VIIa)を、[反応図式1]によりY1がベ
ンジルオキシカルボニル基である化合物を製造したのち
脱ベンジルオキシカルボニル化を行うことにより化合物
(VIIc)を製造することができる。
【0039】化合物(VIIIa)またはその塩は、例えば
ヨウ化メチル、硫酸ジメチル、塩化アセチル、クロロ炭
酸メチル、ジメチルカルバモイルクロリドなどであり、
これらは公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物
から容易に製造できる。化合物(VIIIb)またはその塩
は、例えばパークロロメチルメルカプタン、メタンスル
ホニルクロリド、クロロりん酸トリエチル、O−メシチ
レンスルホニルヒドロキシルアミンなどであり、これら
は公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から容
易に製造できる。
ヨウ化メチル、硫酸ジメチル、塩化アセチル、クロロ炭
酸メチル、ジメチルカルバモイルクロリドなどであり、
これらは公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物
から容易に製造できる。化合物(VIIIb)またはその塩
は、例えばパークロロメチルメルカプタン、メタンスル
ホニルクロリド、クロロりん酸トリエチル、O−メシチ
レンスルホニルヒドロキシルアミンなどであり、これら
は公知の化合物であるか、あるいは公知の化合物から容
易に製造できる。
【0040】
【実施例】以下に、参考例、実施例、製剤例および試験
例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれ
らの例により限定されるべきものではない。実施例中、
室温とは通常約10〜30℃を示す。1H−NMRとは
プロトン核磁気共鳴スペクトルを示し、内部標準として
テトラメチルシランを用いてブルカーAC200P型ス
ペクトロメーター(200MHz)で測定し、ケミカル
シフト(δをppmで示した。またIRとは赤外吸収ス
ペクトルを示し、パーキン・エルマーPARAGON1
000型FT−IRスペクトロメーターで測定し、吸収
帯位置を波数νcm-1)で示した。実施例中のその他の
記号は次のような意味を有するものである。DMSO−
d6:重ジメチルスルホキシド;s:シングレット;b
rs:ブロードシングレット;d:ダブレット;t:ト
リプレット;q:クワルテット;qAB:ABクワルテッ
ト;quint:クインテット;dd:ダブレットダブ
レット;m:マルチプレット;br.:ブロード(幅広
い);J:カップリング定数;mp:融点;%:重量パ
ーセント;v/v:体積対体積比
例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれ
らの例により限定されるべきものではない。実施例中、
室温とは通常約10〜30℃を示す。1H−NMRとは
プロトン核磁気共鳴スペクトルを示し、内部標準として
テトラメチルシランを用いてブルカーAC200P型ス
ペクトロメーター(200MHz)で測定し、ケミカル
シフト(δをppmで示した。またIRとは赤外吸収ス
ペクトルを示し、パーキン・エルマーPARAGON1
000型FT−IRスペクトロメーターで測定し、吸収
帯位置を波数νcm-1)で示した。実施例中のその他の
記号は次のような意味を有するものである。DMSO−
d6:重ジメチルスルホキシド;s:シングレット;b
rs:ブロードシングレット;d:ダブレット;t:ト
リプレット;q:クワルテット;qAB:ABクワルテッ
ト;quint:クインテット;dd:ダブレットダブ
レット;m:マルチプレット;br.:ブロード(幅広
い);J:カップリング定数;mp:融点;%:重量パ
ーセント;v/v:体積対体積比
【0041】
【参考例1】2−(3−フェニルウレイド)−2−メチ
ルプロピオン酸ベンジルエステルの合成 2−アミノイソ酪酸ベンジルエステルのp−トルエンス
ルホン酸塩15.00g(41.05mmol)をアセ
トニトリル50mlに懸濁し、室温でイソシアン酸フェ
ニル4.89g(41.1mmol)のアセトニトリル
20ml溶液を滴下した。反応液を氷冷し、トリエチル
アミン5.69ml(41.1mmol)のアセトニト
リル30ml溶液を滴下した。室温にして2時間反応さ
せた後、溶媒を留去した。残留物に水を加えて結晶を濾
取し、結晶を水、ヘキサンで良く洗い、減圧下乾燥し
た。目的とする 2−(3−フェニルウレイド)−2−
メチルプロピオン酸ベンジルエステル12.84g(4
1.11mmol,収率100%)を乳白色結晶として
得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.44(6H,
s),5.08(2H,s),(6.61(1H,
s),6.87−7.38(10H,m),8.41
(1H,s) IR(nujol)νcm-1:3324,1732,1
634,1595,1558,1504,1455,1
151 mp:156〜157℃
ルプロピオン酸ベンジルエステルの合成 2−アミノイソ酪酸ベンジルエステルのp−トルエンス
ルホン酸塩15.00g(41.05mmol)をアセ
トニトリル50mlに懸濁し、室温でイソシアン酸フェ
ニル4.89g(41.1mmol)のアセトニトリル
20ml溶液を滴下した。反応液を氷冷し、トリエチル
アミン5.69ml(41.1mmol)のアセトニト
リル30ml溶液を滴下した。室温にして2時間反応さ
せた後、溶媒を留去した。残留物に水を加えて結晶を濾
取し、結晶を水、ヘキサンで良く洗い、減圧下乾燥し
た。目的とする 2−(3−フェニルウレイド)−2−
メチルプロピオン酸ベンジルエステル12.84g(4
1.11mmol,収率100%)を乳白色結晶として
得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.44(6H,
s),5.08(2H,s),(6.61(1H,
s),6.87−7.38(10H,m),8.41
(1H,s) IR(nujol)νcm-1:3324,1732,1
634,1595,1558,1504,1455,1
151 mp:156〜157℃
【0042】参考例1と同様にして 2−(3−フェニ
ルウレイド)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル
を合成した。無色結晶、収率95%。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.15(3
H,t,J=7.1Hz),1.41(6H,s),
4.07(2H,q,J=7.1Hz),6.54(1
H,s),6.85−7.37(5H,m),8.41
(1H,s) IR(nujol)νcm-1:3367,3291,1
728,1635,1555,1440,1164,1
156 mp:148〜149℃
ルウレイド)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル
を合成した。無色結晶、収率95%。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.15(3
H,t,J=7.1Hz),1.41(6H,s),
4.07(2H,q,J=7.1Hz),6.54(1
H,s),6.85−7.37(5H,m),8.41
(1H,s) IR(nujol)νcm-1:3367,3291,1
728,1635,1555,1440,1164,1
156 mp:148〜149℃
【0043】
【参考例2】2−(5−イソプロピル−2−オキソ−3
−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1
−イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステルの
合成 五塩化リン18.80g(90.30mmol)の塩化
メチレン100ml懸濁液を加熱還流した中に、1,
3,5−トリイソプロピルヘキサヒドロ−1,3,5−
トリアジン9.63g(45.2mmol)の塩化メチ
レン50ml溶液を滴下した。2.5時間加熱還流した
のち室温まで温度を下げ、2−(3−フェニルウレイ
ド)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル12.
84g(41.05mmol)の塩化メチレン100m
l懸濁液中に氷冷下滴下した。次いでトリエチルアミン
12.5ml(90.3mmol)の塩化メチレン50
ml溶液を滴下した。氷冷下3.5時間撹拌した後、反
応液を10%水酸化ナトリウム水溶液400ml中に滴
下し、分液した。塩化メチレン層を水250mlで3回
洗浄し、無水硫酸マグネシウム乾燥後、溶媒を留去し
た。結晶をヘキサンで洗浄することにより、目的とする
2−(5−イソプロピル−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2
−メチルプロピオン酸ベンジルエステル11.92g
(30.14mmol,収率73%)を淡黄色結晶とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.12(6H,
d,J=6.3Hz),1.53(6H,s),3.2
7(1H,quint,J=6.3Hz),4.52
(2H,s),4.62(2H,s), 5.13(2
H,s),7.13−7.33(10H,m) IR(nujol)νcm-1:1732,1639,1
470,1278,1147,747,701 mp:100〜102℃
−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1
−イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステルの
合成 五塩化リン18.80g(90.30mmol)の塩化
メチレン100ml懸濁液を加熱還流した中に、1,
3,5−トリイソプロピルヘキサヒドロ−1,3,5−
トリアジン9.63g(45.2mmol)の塩化メチ
レン50ml溶液を滴下した。2.5時間加熱還流した
のち室温まで温度を下げ、2−(3−フェニルウレイ
ド)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル12.
84g(41.05mmol)の塩化メチレン100m
l懸濁液中に氷冷下滴下した。次いでトリエチルアミン
12.5ml(90.3mmol)の塩化メチレン50
ml溶液を滴下した。氷冷下3.5時間撹拌した後、反
応液を10%水酸化ナトリウム水溶液400ml中に滴
下し、分液した。塩化メチレン層を水250mlで3回
洗浄し、無水硫酸マグネシウム乾燥後、溶媒を留去し
た。結晶をヘキサンで洗浄することにより、目的とする
2−(5−イソプロピル−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2
−メチルプロピオン酸ベンジルエステル11.92g
(30.14mmol,収率73%)を淡黄色結晶とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.12(6H,
d,J=6.3Hz),1.53(6H,s),3.2
7(1H,quint,J=6.3Hz),4.52
(2H,s),4.62(2H,s), 5.13(2
H,s),7.13−7.33(10H,m) IR(nujol)νcm-1:1732,1639,1
470,1278,1147,747,701 mp:100〜102℃
【0044】参考例2と同様にして2−(5−イソプロ
ピル−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン−1−イル)−2−メチルプロピオ
ン酸エチルエステルを得た。淡黄色油状物、収率70
%。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.18−1.2
8(9H,m),1.51(6H,s),3.36(1
H,7重線,J=6.4Hz),4.16(2H,q,
J=7.1Hz),4.55(2H,s),4.65
(2H,s),7.09−7.35(5H,m) IR(neat)νcm-1:1737,1651,14
68,1442,1280,1147
ピル−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン−1−イル)−2−メチルプロピオ
ン酸エチルエステルを得た。淡黄色油状物、収率70
%。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.18−1.2
8(9H,m),1.51(6H,s),3.36(1
H,7重線,J=6.4Hz),4.16(2H,q,
J=7.1Hz),4.55(2H,s),4.65
(2H,s),7.09−7.35(5H,m) IR(neat)νcm-1:1737,1651,14
68,1442,1280,1147
【0045】
【実施例1】2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−
フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−
イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(化
合物No.5)の合成 2−(5−イソプロピル−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2
−メチルプロピオン酸ベンジルエステル3.92g
(9.91mmol)の1,2-ジクロロエタン150
ml溶液に70%のm-クロル過安息香酸2.44g
(9.91mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌し
た。反応液を飽和重曹水150mlで2回、5%水酸化
ナトリウム水溶液100mlで2回、水150mlで洗
浄し、無水硫酸マグネシウム乾燥した。硫酸マグネシウ
ムをろ過して除いたろ液を3時間加熱還流した。溶媒を
留去し、結晶をイソプロピルエーテルで洗浄することに
より、目的とする2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−
3−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−
1−イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル
2.61g(7.07mmol,収率71%) を無色結
晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.53(6H,
s),1.55(6H,s),4.60(2H,s),
4.57,4.79(2H,qAB,JAB=11.8H
z),5.15(2H,s),6.30(1H,b
r),7.19−7.37(10H,m) IR(nujol)νcm-1:3261,1731,1
620,1494,1454,1298,1221,1
153 mp:118〜120℃
フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−
イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(化
合物No.5)の合成 2−(5−イソプロピル−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2
−メチルプロピオン酸ベンジルエステル3.92g
(9.91mmol)の1,2-ジクロロエタン150
ml溶液に70%のm-クロル過安息香酸2.44g
(9.91mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌し
た。反応液を飽和重曹水150mlで2回、5%水酸化
ナトリウム水溶液100mlで2回、水150mlで洗
浄し、無水硫酸マグネシウム乾燥した。硫酸マグネシウ
ムをろ過して除いたろ液を3時間加熱還流した。溶媒を
留去し、結晶をイソプロピルエーテルで洗浄することに
より、目的とする2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−
3−フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−
1−イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル
2.61g(7.07mmol,収率71%) を無色結
晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.53(6H,
s),1.55(6H,s),4.60(2H,s),
4.57,4.79(2H,qAB,JAB=11.8H
z),5.15(2H,s),6.30(1H,b
r),7.19−7.37(10H,m) IR(nujol)νcm-1:3261,1731,1
620,1494,1454,1298,1221,1
153 mp:118〜120℃
【0046】
【実施例2】2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フ
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(化合
物No.7)の合成 2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキ
サヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2−
メチルプロピオン酸ベンジルエステル0.60g(1.
6mmol)のDMF5ml溶液にジメチル硫酸199
μl(2.10mmol)を加えて撹拌し、60%油性
水素化ナトリウム78mg(2.0mmol)を少しず
つ加えた(発泡, 発熱)。室温で15分間撹拌後、反応
液に酢酸エチル50ml、水100mlを加えて分液し
た。酢酸エチル層を水100mlで2回, 飽和重曹水5
0mlで洗い、無水硫酸マグネシウム乾燥後、 溶媒を
留去した。シリカゲルカラムクロマト(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)で精製し、目的とする2−(5−メトキ
シ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,3,
5−トリアジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸
ベンジルエステル0.35g(0.91mmol,収率
56%)を無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.44(6H,
s),1.55(6H,s),3.59(3H,s),
4.55(2H,s),4.61,4.71(2H,q
AB,JAB=12.4Hz), 5.09,5.17(2
H,qAB,JAB=12.5Hz),7.10−7.38
(10H,m) IR(neat)νcm-1:1738,1652,14
79,1436,1282,1143,750,697
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(化合
物No.7)の合成 2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキ
サヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2−
メチルプロピオン酸ベンジルエステル0.60g(1.
6mmol)のDMF5ml溶液にジメチル硫酸199
μl(2.10mmol)を加えて撹拌し、60%油性
水素化ナトリウム78mg(2.0mmol)を少しず
つ加えた(発泡, 発熱)。室温で15分間撹拌後、反応
液に酢酸エチル50ml、水100mlを加えて分液し
た。酢酸エチル層を水100mlで2回, 飽和重曹水5
0mlで洗い、無水硫酸マグネシウム乾燥後、 溶媒を
留去した。シリカゲルカラムクロマト(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)で精製し、目的とする2−(5−メトキ
シ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒドロ−1,3,
5−トリアジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸
ベンジルエステル0.35g(0.91mmol,収率
56%)を無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.44(6H,
s),1.55(6H,s),3.59(3H,s),
4.55(2H,s),4.61,4.71(2H,q
AB,JAB=12.4Hz), 5.09,5.17(2
H,qAB,JAB=12.5Hz),7.10−7.38
(10H,m) IR(neat)νcm-1:1738,1652,14
79,1436,1282,1143,750,697
【0047】
【実施例3】2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フ
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸(化合物No.2)の合
成 2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサ
ヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2−メ
チルプロピオン酸ベンジルエステル0.35g(0.9
1mmol)のエタノール10ml溶液に10%パラジ
ウム炭素35mgを加え, 水素(1atm)下撹拌し
た。水素の消費が止まった(約1時間)ところで反応を
止め、パラジウム炭素をろ過して除いた。溶媒を留去
し, 結晶をイソプロピルエーテルで洗浄することによ
り、目的とする2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−
フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−
イル)−2−メチルプロピオン酸0.23g(0.82
mmol, 収率90%)を無色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.48(6H,
s),1.53(6H,s),3.63(3H,s),
4.58(2H,s),4.63,4.77(2H,q
AB,JAB=12.2Hz), 7.14−7.33(5
H,m) IR(nujol)νcm-1:3100(br),17
31,1614,1590,1286,1226,11
59,841 mp:183〜185℃
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸(化合物No.2)の合
成 2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサ
ヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)−2−メ
チルプロピオン酸ベンジルエステル0.35g(0.9
1mmol)のエタノール10ml溶液に10%パラジ
ウム炭素35mgを加え, 水素(1atm)下撹拌し
た。水素の消費が止まった(約1時間)ところで反応を
止め、パラジウム炭素をろ過して除いた。溶媒を留去
し, 結晶をイソプロピルエーテルで洗浄することによ
り、目的とする2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−
フェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−
イル)−2−メチルプロピオン酸0.23g(0.82
mmol, 収率90%)を無色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.48(6H,
s),1.53(6H,s),3.63(3H,s),
4.58(2H,s),4.63,4.77(2H,q
AB,JAB=12.2Hz), 7.14−7.33(5
H,m) IR(nujol)νcm-1:3100(br),17
31,1614,1590,1286,1226,11
59,841 mp:183〜185℃
【0048】
【実施例4】2',5'−ジクロロ−2−メチル−2−
(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒド
ロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プロピオンア
ニリド(化合物No.42)の合成 2−メチル−2−(3−メトキシ−6−オキソ−5−フ
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)プロピオン酸0.15g(0.53mmol)の
1,2-ジクロロエタン 5ml溶液中にジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)0.12g(0.58mm
ol)、2,5-ジクロロアニリン94mg(0.58
mmol)を加えて室温で15分間、50℃にして1時
間反応させた。さらに50℃で1時間撹拌する間にDC
C33mg(0.15mmol)、2,5-ジクロロア
ニリン25mg(0.15mmol)を3回追加した。
反応液を冷却し, 結晶をろ過して除いた。ろ液にジク
ロロエタンを足して50mlとし、飽和重曹水50ml
で2回、水50mlで1回洗い、無水硫酸マグネシウム
乾燥し、溶媒を減圧下留去した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精
製後、さらにシリカゲルカラム(ヘキサン:アセトン=
3:3)で精製を行い、結晶をイソプロピルエーテルよ
り濾取した。目的とする 2',5'−ジクロロ−2−メ
チル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニル
ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プ
ロピオンアニリド0.13g(0.30mmol,収率
56%) を無色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.58(3H,
s),1.64(3H,s),3.71(3H,s),
4.57,4.84(2H,qAB,JAB=12.5H
z),4.67−4.82(2H,m),6.96(1
H,dd,J=2.5,8.6Hz),7.14−7.
36(6H,m),8.47(1H,d,J=2.5H
z),8.61(1H,brs) IR(nujol)νcm-1:3349,1704,1
641,1463,1406,1266,1142,1
047 mp:163〜164℃
(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒド
ロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プロピオンア
ニリド(化合物No.42)の合成 2−メチル−2−(3−メトキシ−6−オキソ−5−フ
ェニルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イ
ル)プロピオン酸0.15g(0.53mmol)の
1,2-ジクロロエタン 5ml溶液中にジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)0.12g(0.58mm
ol)、2,5-ジクロロアニリン94mg(0.58
mmol)を加えて室温で15分間、50℃にして1時
間反応させた。さらに50℃で1時間撹拌する間にDC
C33mg(0.15mmol)、2,5-ジクロロア
ニリン25mg(0.15mmol)を3回追加した。
反応液を冷却し, 結晶をろ過して除いた。ろ液にジク
ロロエタンを足して50mlとし、飽和重曹水50ml
で2回、水50mlで1回洗い、無水硫酸マグネシウム
乾燥し、溶媒を減圧下留去した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精
製後、さらにシリカゲルカラム(ヘキサン:アセトン=
3:3)で精製を行い、結晶をイソプロピルエーテルよ
り濾取した。目的とする 2',5'−ジクロロ−2−メ
チル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニル
ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プ
ロピオンアニリド0.13g(0.30mmol,収率
56%) を無色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.58(3H,
s),1.64(3H,s),3.71(3H,s),
4.57,4.84(2H,qAB,JAB=12.5H
z),4.67−4.82(2H,m),6.96(1
H,dd,J=2.5,8.6Hz),7.14−7.
36(6H,m),8.47(1H,d,J=2.5H
z),8.61(1H,brs) IR(nujol)νcm-1:3349,1704,1
641,1463,1406,1266,1142,1
047 mp:163〜164℃
【0049】実施例と同様にして得られる化合物を以下
の表に、実施例で得られた化合物と共に示す。
の表に、実施例で得られた化合物と共に示す。
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【製剤例1】 乳剤 化合物I 20重量% キシレン 57重量% ジメチルホルムアミド 18重量% ポリエチレングリコールエーテル(ノニポール85TM) 5重量% を含有する乳剤。(水に適宜希釈して使用)
【0053】
【製剤例2】 水和剤 化合物I 50重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ポリエチレングリコールエーテル(ノニポール85TM) 5重量% クレイ 35重量% ホワイトカーボン 5重量% を混合粉砕してなる水和剤。(水に適宜希釈して使用)
【0054】
【製剤例3】 粒剤 化合物I 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 2重量% ベントナイト 56.5重量% タルク 40重量% の混合物に水を加えて練り合わせ造粒してなる粒剤。
【0055】
【製剤例4】 粒剤 化合物I 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 93.5重量% の混合物に水を加えて練り合わせ造粒してなる粒剤。
【0056】
【製剤例5】 粒剤 化合物I 3.0重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 6.0重量% ベントナイト 91.0重量% の混合物に水を加えて練り合わせ造粒してなる粒剤。
【0057】
【製剤例6】 粒剤 化合物I 1.5重量% リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量% ベントナイト 30.0重量% クレイ 63.5重量% の混合物に水を加えて練り合わせ造粒してなる粒剤。
【0058】
【試験例1】水田出芽後処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌をつ
め、入水、代掻き後、タイヌビエ、タマガヤツリ、イヌ
ホタルイおよびキカシグサの種子をまき、湛水2cmで所
定の期間栽培した。単子葉雑草が1葉期まで、キカシグ
サが2葉期まで生育したとき、湛水を3cmとし、試験化
合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)と
なるようにポットの水面に滴下処理した。なお、薬剤希
釈液は試験化合物(I)3.0mgをTween20を2%
含むアセトン1mlに溶解し、純水で全量を10mlとした
後、これをさらに純水で希釈して所定濃度に調製した。
薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間後に各
雑草に対する除草効果を〔表4〕に示した基準によって
評価した。結果は〔表5〕に示した。
め、入水、代掻き後、タイヌビエ、タマガヤツリ、イヌ
ホタルイおよびキカシグサの種子をまき、湛水2cmで所
定の期間栽培した。単子葉雑草が1葉期まで、キカシグ
サが2葉期まで生育したとき、湛水を3cmとし、試験化
合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬量(g/a)と
なるようにポットの水面に滴下処理した。なお、薬剤希
釈液は試験化合物(I)3.0mgをTween20を2%
含むアセトン1mlに溶解し、純水で全量を10mlとした
後、これをさらに純水で希釈して所定濃度に調製した。
薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間後に各
雑草に対する除草効果を〔表4〕に示した基準によって
評価した。結果は〔表5〕に示した。
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】 〔表5〕より、本発明の化合物は優れた除草作用を有す
ることが分かる。
ることが分かる。
【0061】
【試験例2】水田出芽前処理試験 150cm2の角型プラスチック製ポットに水田土壌をつ
め、入水、代掻き後、タイヌビエおよびイヌホタルイの
種子をまき、さらにイネ稚苗1株を移植した。湛水を3
cmとし、試験化合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬
量(g/a)となるようにポットの水面に滴下処理し
た。なお薬剤希釈液は試験例1と同様の方法により調製
した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間
後に各雑草に対する除草効果および移植イネに対する薬
害を〔表4〕に示した基準によって評価した。結果は
〔表6〕に示した。
め、入水、代掻き後、タイヌビエおよびイヌホタルイの
種子をまき、さらにイネ稚苗1株を移植した。湛水を3
cmとし、試験化合物(I)を含む薬剤希釈液を所定の薬
量(g/a)となるようにポットの水面に滴下処理し
た。なお薬剤希釈液は試験例1と同様の方法により調製
した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理3週間
後に各雑草に対する除草効果および移植イネに対する薬
害を〔表4〕に示した基準によって評価した。結果は
〔表6〕に示した。
【0062】
【表6】 〔表6〕より、本発明の化合物は薬害がなく優れた除草
作用を有することが分かる。
作用を有することが分かる。
【0063】
【発明の効果】本発明の化合物(I)またはその塩は、
低薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に
対して優れた除草作用を有する。しかも、栽培植物、例
えばイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等
に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示す。
また、選択的除草効果は長時間持続する。哺乳動物や魚
介類に対して低毒性で、環境に汚染することもなく、水
田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として極
めて安全に使用することができる。
低薬量で広範囲の雑草、例えば水田雑草、畑地雑草等に
対して優れた除草作用を有する。しかも、栽培植物、例
えばイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ等
に対して薬害が少なく、優れた選択的除草効果を示す。
また、選択的除草効果は長時間持続する。哺乳動物や魚
介類に対して低毒性で、環境に汚染することもなく、水
田、畑、果樹園あるいは非農耕地用等の除草剤として極
めて安全に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/06 C07D 401/06 403/04 403/04 417/06 417/06 (72)発明者 田中 易 茨城県つくば市春日1丁目7番地9 武田 春日ハイツ204号 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB02 BB04 CC43 CC54 CC62 DD04 DD10 DD12 DD43 EE03 4H011 AB01 AB02 BA01 BB09 BC01 BC06 BC07 BC19 BC20 DA02 DA15 DA16 DD01 DF05 DG05 DH03
Claims (22)
- 【請求項1】式(I) 【化1】 [式中、Q1は置換されていてもい環状基を、Q2は炭素
原子、窒素原子、酸素原子またはイオウ原子を介する基
を、Xは窒素原子、酸素原子、イオウ原子またはリン原
子を介する基を、WはOまたはSを、R1、R2、R3、
R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子もしく
は置換されていてもよい炭化水素基を示し、該R1と
R2、R3とR4、R5とR6は隣接する炭素原子とともに
置換されていてもよい環を形成してもよい]で表される
化合物またはその塩。 - 【請求項2】WがOである請求項1記載の化合物または
その塩。 - 【請求項3】Q1が、それぞれ置換されていてもよい(i)
C6-14アリール基、(ii)3〜8員複素環基、(iii)C
3-14シクロアルキル基または(iv)C3-14シクロアルケニ
ル基である請求項1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項4】Q2が置換されていてもよいC1-6アルキル
基、置換されていてもよいC3-14シクロアルキル基、置
換されていてもよいC2-6アルケニル基、置換されてい
てもよいC2-6アルキニル基、置換されていてもよいC
6-14アリール基、置換されていてもよい3〜8員複素環
基、ヒドロキシル基、置換されていてもよいC1-6アル
コキシ基、置換されていてもよいC3-6シクロアルキル
オキシ基、置換されていてもよいC2-6アルケニルオキ
シ基、置換されていてもよいC2-6アルキニルオキシ
基、置換されていてもよいC7-19アラルキルオキシ基、
置換されていてもよいC6-14アリールオキシ基、置換さ
れていてもよいアミノ基または置換されていてもよいC
1-6アルキルチオ基である請求項1記載の化合物または
その塩。 - 【請求項5】Q2が(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコ
キシ基、(3)C2-6アルケニルオキシ基、(4)C2-6アルキ
ニルオキシ基、(5)C3-6シクロアルキルオキシ基、(6)
C7-19アラルキルオキシ基、(7)C6-14アリールオキシ
基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C2-6アルケニル基、
(iii)C2-6アルキニル基、(iv)C3-6シクロアルキル
基、(v)置換されていてもよいC6-14アリール基、(vi)
置換されていてもよいピリジル基、(vii)置換されてい
てもよいピロリル基、(viii)置換されていてもよいチア
ゾリル基および(ix)置換されていてもよいチエニル基か
らなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換されていて
もよいアミノ基または(9)ピロリジニル基、ピペリジニ
ル基およびモルホリニル基から選ばれる複素環基である
請求項1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項6】R1およびR2がそれぞれ独立してニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモ
イル基、メルカプト基、カルボキシル基およびハロゲン
から選ばれる置換基で1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基または水素原子であるか、またはR1およ
びR2が隣接する炭素原子とともに置換されていてもよ
い環を形成している請求項1記載の化合物またはその
塩。 - 【請求項7】R3、R4、R5およびR6がそれぞれ独立し
て(1)水素原子、(2)ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシル
基、シアノ基、スルファモイル基、メルカプト基、カル
ボキシル基およびハロゲンから選ばれる置換基で1〜3
個置換されていてもよいC1-6アルキル基または(3)ニト
ロ基、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファ
モイル基、メルカプト基、ハロゲン、C1-4アルキル基
およびC1-6アルコキシ基から選ばれる置換基で1〜3
個置換されていてもよいC6-14アリール基であるか、ま
たはR3とR4または/及びR5とR6が隣接する炭素原子
とともに置換されていてもよい環を形成している請求項
1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項8】Xがヒドロキシル基、置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基、置換されていてもよいC3-6シク
ロアルキルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アル
ケニルオキシ基、置換されていてもよいC2-6アルキニ
ルオキシ基、置換されていてもよいC6-14アリールオキ
シ基、置換されていてもよいカルバモイルオキシ基、置
換されていてもよいアミノ基、式−S(O)n−R7[式
中、nは0〜2の整数を、R7は水素原子、置換されて
いてもよいC1-6アルキル基、置換されていてもよいC
6-14アリール基、置換されていてもよいアミノ基または
C1-20アシル基を示す]で表される基、C1-6アルキル
−カルボニルオキシ基、C1-6アルキルスルホニルオキ
シ基、式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞ
れ独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アル
コキシ基を示す]で表される基、窒素原子を介して結合
する3〜8員複素環基、または式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基であ
る請求項1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項9】Xが(1)ヒドロキシル基、(2)(i)ヒドロキ
シル基、(ii)カルボキシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハ
ロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチ
オ基、(vii)C1-6アルキルスルホニル基、(viii)C1-7
アルカノイル基,C6-14アリール−カルボニル基,C1-6
アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニル基およびC
7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ばれるアシ
ル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7アルカノイルオ
キシ基および(xi)C1-6アルキルイミノ基からなる群か
ら選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1-6アルコキシ基、(3)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボ
キシル基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6ア
ルコキシ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6ア
ルキルスルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C
6-14アリール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボ
ニル基,C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19
アラルキル−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキ
シ−カルボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C6-14ア
リール基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C
1-6アルキルイミノ基からなる群から選ばれる1〜3個
の置換基で置換されていてもよいC3-6シクロアルキル
オキシ基、(4)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル
基、(iii)シアノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキ
シ基、(vi)C1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキル
スルホニル基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリ
ール−カルボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,
C6-14アリールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキ
ル−カルボニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル基から選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリール
基、(x)C1-7アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6ア
ルキルイミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換
基で置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ基、
(5)(i)ヒドロキシル基、(ii)カルボキシル基、(iii)シ
アノ基、(iv)ハロゲン、(v)C1-6アルコキシ基、(vi)C
1-6アルキルチオ基、(vii)C1-6アルキルスルホニル
基、(viii)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カル
ボニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリ
ールオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボ
ニル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基か
ら選ばれるアシル基、(ix)C6-14アリール基、(x)C1-7
アルカノイルオキシ基および(xi)C1-6アルキルイミノ
基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換され
ていてもよいC2-6アルキニルオキシ基、(6)ニトロ基、
アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルファモイル
基、メルカプト基、カルボキシル基、ハロゲン、C1-4
アルキル基またはC1-6アルコキシ基で1〜5個置換さ
れていてもよいC6-14アリールオキシ基、(7)(i)C1-6
アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(iii)C7-19
アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル基、(v)C6-14ア
リール−カルボニル基、(vi)C1-6アルコキシ−カルボ
ニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−カルボニル基、
(viii)C7-19アラルキル−カルボニル基、(ix)C1-6ア
ルキルで1または2個置換されていてもよいカルバモイ
ル基、または(x)C1-6アルキルスルホニル基で1または
2個置換されていてもよいカルバモイルオキシ基、(8)
(i)C1-6アルキル基、(ii)C3-6シクロアルキル基、(ii
i)C7-19アラルキル基、(iv)C1-7アルカノイル基、(v)
C6-14アリール−カルボニル基、(vi)C1-6アルコキシ
−カルボニル基、(vii)C6-14アリールオキシ−カルボ
ニル基、(viii)C7-19アラルキル−カルボニル基、(ix)
C1-6アルキルで1または2個置換されていてもよいカ
ルバモイル基または(x)C1-6アルキルスルホニル基で1
または2個置換されていてもよいアミノ基、(9)式−S
(O)n−R7[式中、nは0〜2の整数を、R7は(i)水
素原子、(ii)(a)ヒドロキシル基、(b)カルボキシル基、
(c)シアノ基、(d)ハロゲン、(e)C1-6アルコキシ基、
(f)C1-6アルキルチオ基、(g)C1-6アルキルスルホニル
基、(h)C1-7アルカノイル基,C6-14アリール−カルボ
ニル基,C1-6アルコキシ−カルボニル基,C6-14アリー
ルオキシ−カルボニル基,C7-19アラルキル−カルボニ
ル基およびC7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から
選ばれるアシル基、(i)C6-14アリール基、(j)C1-7ア
ルカノイルオキシ基および(k)C1-6アルキルイミノ基か
らなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されてい
てもよいC1-6アルキル基、(iii)C6-14アリール基、(i
v)(a)C1-6アルキル基、(b)C3-6シクロアルキル基、
(c)C7-19アラルキル基、(d)C1-7アルカノイル基、(e)
C6-14アリール−カルボニル基、(f)C1-6アルコキシ−
カルボニル基、(g)C6-14アリールオキシ−カルボニル
基、(h)C7-19アラルキル−カルボニル基、(i)C1-6ア
ルキルで1または2個置換されていてもよいカルバモイ
ル基または(j)C1-6アルキルスルホニル基で1または2
個置換されていてもよいアミノ基、または(v)(a)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-7アルカノイル
基、(b)C6-14アリール−カルボニル基、(c)C1-6アル
コキシ−カルボニル基、(d)C6-14アリールオキシ−カ
ルボニル基、(e)C7-19アラルキル−カルボニル基およ
び(f)C7-19アラルキルオキシ−カルボニル基から選ば
れるアシル基を示す]で表される基、(10)C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ基、(11)C1-6アルキルスルホニ
ルオキシ基、(12)式−N=CR8R9[式中、R8および
R9はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基また
はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基、(13)窒素
原子を介して結合する3〜8員複素環基、または(14)式
−PO(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示
す]で表される基である請求項1記載の化合物またはそ
の塩。 - 【請求項10】Q1は、それぞれハロゲンで1〜5個置
換されていてもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリジル
基、(3)ピロリル基、(4)チアゾリル基、(5)チエニル
基、(6)ピペリジル基、(7)モルホリニル基、(8)イミダ
ゾピリジル基、(9)ピロリジニル基、(10)C3-14シクロ
アルキル基または(11)C3-14シクロアルケニル基を、Q
2は(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C
7-19アラルキルオキシ基、(4)C6-14アリールオキシ基
または(5)式−NR11R12[式中、R11およびR12はそ
れぞれ独立して(i)水素原子、(ii)C1-6アルキル基また
は(iii)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキル基、(c)ハロゲンで1〜
3個置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(d)ハロ
ゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルチ
オ基、(e)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキルスルホニル基、(f)ハロゲンで1〜3個置換
されていてもよいC1-6アルキルスルフィニル基、(g)シ
アノ基、(h)C3-14シクロアルキル基、(i)C2-6アルケ
ニル基および(j)C2-6アルキニル基からなる群から選ば
れる1〜3個の置換基でそれぞれ置換されていてもよい
C6-14アリール基、ピリジル基、ピロリル基、
チアゾリル基またはチエニル基を示す]で表わされる
基を、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子または
C1-3アルキル基を示し、該R1およびR2は隣接する炭
素原子とともにC3-7シクロアルカン環を形成してもよ
く、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原
子、C1-6アルキル基またはC6-14アリール基を、Xは
(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基で1〜3個
置換されてもよいC1-6アルコキシ基、(3)C3-6シクロ
アルキルオキシ基、(4)C2-6アルケニルオキシ基、(5)
C2-6アルキニルオキシ基、(6)C6-14アリールオキシ
基、(7)C1-6アルキル基で1〜2個置換されたカルバモ
イルオキシ基、(8)(i)C1-6アルキル基、(ii)C1-7アルカ
ノイル基、(iii)C1-6アルキルで1〜2個置換されてい
てもよいカルバモイル基または(iv)C1-6アルキルスル
ホニル基からなる群から選ばれる置換基で1〜2個置換
されていてもよいアミノ基、(9)式−S(O)n−R
7[式中、nは0〜2の整数を、R7は(i)ハロゲンで1
〜3個置換されていてもよいC1-6アルキル基、(ii)C
6-14アリール基、(iii)C1-6アルキル基またはC1-6ア
ルコキシ−カルボニル基で1〜2個置換されていてもよ
いアミノ基または(iv)C1-6アルコキシ−カルボニル基
を示す]で表わされる基、(10)C1-6アルキル−カルボ
ニルオキシ基、(11)C1-6アルキルスルホニルオキシ
基、(12)式−N=CR8R9[式中、R8およびR9はそれ
ぞれ独立して水素原子、C1-6アルキル基またはC1-6ア
ルコキシ基を示す]で表される基、(13)ピロリジニル
基、ピペリジニル基およびモルホリニル基から選ばれる
窒素原子を介して結合する複素環基または(14)式−PO
(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表
される基を、WはOを示す請求項1記載の化合物または
その塩。 - 【請求項11】Q1はハロゲンで1〜4個置換されてい
てもよいC6-14アリール基を、Q2は(1)ヒドロキシル
基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C7-19アラルキルオキ
シ基または(4)式−NR11R12[式中、R11は水素原子
またはC1-6アルキル基を示し、R12は(i)ハロゲン原
子、(ii)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC
1-6アルキル基、(iii)ハロゲンで1〜3個置換されてい
てもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲンで1〜3個
置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(v)ハロゲ
ンで1〜3個置換されていてもよいC1-6アルキルスル
ホニル基、(vi)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルスルフィニル基、(vii)シアノ基、(vii
i)C3-6シクロアルキル基、(ix)C2-6アルケニル基およ
び(x)C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1〜3
個の置換基で置換されていてもよいC6-14アリール基を
示す]で表わされる基を、R1およびR2はそれぞれ独立
して水素原子またはC1-3アルキル基を、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1-3アル
キル基を、Xは(1)ヒドロキシル基、(2)C1-6アルコキ
シ基で1〜3個置換されてもよいC1 -6アルコキシ基、
(3)C1-6アルキル基で1〜2個置換されていてもよいア
ミノ基、(4)式−S(O)n−R7[式中、nは0〜2の
整数を、R7はハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキル基を示す]で表わされる基、(5)式−N
=CR8R9[式中、R8およびR9はそれぞれ独立して水
素原子、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を示
す]で表される基、または(6)式−PO(R10)2[式
中、R10はC1-6アルコキシ基を示す]で表される基を、
WはOを示す請求項1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項12】Q1はそれぞれハロゲンで1〜3個置換
されていてもよい(1)C6-14アリール基、(2)ピリジル
基、(3)ピロリル基または(4)ピペリジル基を、Q2は(1)
ヒドロキシル基、(2)C1-6アルキル基、(3)C3-14シク
ロアルキル基、(4)C6-14アリール基、(5)C1-6アルコ
キシ基、(6)C6-14アリールオキシ基、(7)C7-19アラル
キルオキシ基、(8)C1-6アルキルチオ基、(9)式−NR
11R12[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して(i)
水素原子、(ii)C1-6アルキル基または(iii)(a)ハロゲ
ン、(b)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよいC1-6
アルキル基、(c)C2-6アルケニル基、(d)C2-6アルキニ
ル基および(e)ハロゲンで1〜3個置換されていてもよ
いC1-6アルキルチオ基から選ばれる1〜3個の置換基
でそれぞれ置換されていてもよいC6-14アリール基、
ピリジル基またはチアゾリル基を示す。]で表わさ
れる基または(10)モルホリニル基を、R1およびR2はそ
れぞれ独立してC1-3アルキル基を示し、該R1およびR
2は隣接する炭素原子とともにC3-7シクロアルカン環を
形成してもよく、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独
立して水素原子またはC1-6アルキル基を、Xは(1)ヒド
ロキシル基、(2)C1-6アルコキシ基、(3)C1-6アルキル
基またはC1-6アルコキシ−カルボニル基で1〜2個置
換されていてもよいアミノ基、(4)式−S(O)n−R7
[式中、nは0〜2の整数を、R7はC1-6アルキル基を
示す。]で表わされる基、(5)式−N=CR8R9[式
中、R8およびR9はそれぞれ独立して水素原子またはC
1-6アルキル基を示す]で表される基または(6)式−PO
(R10)2[式中、R10はC1-6アルコキシ基を示す。]で
表される基を、WはOまたはSを示す請求項1記載の化
合物またはその塩。 - 【請求項13】式(Ia) 【化2】 [式中、Q2はヒドロキシル基、エトキシ基、ベンジル
オキシ基または式−NHR12[式中、R12はハロゲン原
子またはハロゲンで1〜3個置換されていてもよいメチ
ル基で1〜2個置換されていてもよいフェニル基を示
す]で表わされる基を、Xはヒドロキシル基、メトキシ
基またはエトキシ基を示す]で表わされる請求項1記載
の化合物またはその塩。 - 【請求項14】2',5'−ジクロロ−2−メチル−2−
(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘキサヒド
ロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プロピオンア
ニリドまたはその塩。 - 【請求項15】2'−クロロ−5'−フルオロ−2−メチ
ル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プロ
ピオンアニリドまたはその塩。 - 【請求項16】5'−クロロ−2'−フルオロ−2−メチ
ル−2−(5−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルヘ
キサヒドロ−1,3,5−トリアジン−1−イル)プロ
ピオンアニリドまたはその塩。 - 【請求項17】式(II) 【化3】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩を閉環反応に付すことを特徴と
する請求項1記載の化合物またはその塩の製造法。 - 【請求項18】(1)式(II) 【化4】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩と、式(III) 【化5】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩と、式(IV) 【化6】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩と、式(V) 【化7】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩とを反応させて、式(I) 【化8】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩を製造するか、(2)式(II) 【化9】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩と、式(VI) 【化10】 [式中、L1およびL2はそれぞれ脱離基を、その他の記
号は請求項1記載と同意義を示す。]で表される化合物
またはその塩とを反応させて、式(I) 【化11】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩を製造することを特徴とする請
求項1記載の化合物またはその塩の製造法。 - 【請求項19】式(VII) 【化12】 [式中、Yは水素原子またはβ位に水素原子を有する炭
化水素基を、他の記号は請求項1記載と同意義を示
す。]で表される化合物またはその塩のY部分の構造を
変化させることを特徴とする請求項1記載の化合物また
はその塩の製造法。 - 【請求項20】(1)式(VIIa) 【化13】 [式中、Y1はβ位に水素原子を有する炭化水素基を、
他の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表される
化合物またはその塩を酸化反応に付した後、Y1を脱離
させることにより、式(Ib) 【化14】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物をまたはその塩を得、さらに式 L−X
1[式中、Lは脱離基を、X1は炭素原子,イオウ原子ま
たはリン原子を介する基を示す。]で表される化合物を
またはその塩と反応させることにより、式(Ic) 【化15】 [式中、X1は前記と同意義を、他の記号は請求項1記
載と同意義を示す。]で表される化合物またはその塩を
製造するか、(2)式(VIIc) 【化16】 [式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。]で表さ
れる化合物またはその塩とL−X2[式中、Lは脱離基
を、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子を介す
る基を示す。]で表される化合物またはその塩と反応さ
せることにより、式(Id) 【化17】 [式中、X2は窒素原子、イオウ原子またはリン原子を
介する基を、その他の記号は請求項1記載と同意義を示
す。]で表される化合物またはその塩を製造することを
特徴とする請求項1記載の化合物またはその塩の製造
法。 - 【請求項21】請求項1記載の化合物またはその塩を含
有することを特徴とする農薬。 - 【請求項22】除草剤である請求項21記載の農薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27687899A JP2001097958A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | トリアジン誘導体、その製造法および用途 |
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---|---|---|---|
JP27687899A JP2001097958A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | トリアジン誘導体、その製造法および用途 |
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JP27687899A Pending JP2001097958A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | トリアジン誘導体、その製造法および用途 |
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---|---|
JP (1) | JP2001097958A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015037680A1 (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-19 | 日産化学工業株式会社 | ヘテロ環アミド化合物及び除草剤 |
CN114126749A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-03-01 | 真共生株式会社 | 旋转混合器、气泡剪切过滤器、超细气泡产生装置以及超细气泡流体的制造方法 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27687899A patent/JP2001097958A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015037680A1 (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-19 | 日産化学工業株式会社 | ヘテロ環アミド化合物及び除草剤 |
JPWO2015037680A1 (ja) * | 2013-09-11 | 2017-03-02 | シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー | ヘテロ環アミド化合物及び除草剤 |
US9738634B2 (en) | 2013-09-11 | 2017-08-22 | Syngenta Participations Ag | Heterocyclic amide compound and herbicide |
EA029742B1 (ru) * | 2013-09-11 | 2018-05-31 | Зингента Партисипейшнс Аг | Гетероциклическое амидное соединение и гербицид |
CN114126749A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-03-01 | 真共生株式会社 | 旋转混合器、气泡剪切过滤器、超细气泡产生装置以及超细气泡流体的制造方法 |
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