JP2001096989A - 画 鋲 - Google Patents

画 鋲

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JP2001096989A
JP2001096989A JP27819699A JP27819699A JP2001096989A JP 2001096989 A JP2001096989 A JP 2001096989A JP 27819699 A JP27819699 A JP 27819699A JP 27819699 A JP27819699 A JP 27819699A JP 2001096989 A JP2001096989 A JP 2001096989A
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JP
Japan
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needle
cover member
thumbtack
pressing portion
tip
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JP27819699A
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English (en)
Inventor
Hideo Osato
秀郎 大里
Moichi Tanaka
茂一 田中
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針の先端側にカバー部材を設けて安全性を確
保することができ、且つ、針の抜き取りおよび刺し込み
作業を容易にできるようにすること。 【解決手段】 針12と、この針12の一端側に設けら
れた押圧部13と、この押圧部13に連なって形成され
たカバー部材15とを備えて画鋲10が構成されてい
る。カバー部材15は、押圧部13の下端部における左
右両側から延びて針12の先端部11をカバーするよう
に回るループ状に形成されている。また、カバー部材1
5は、針12を被固定面に刺し込む場合に、弾性変形可
能な樹脂材により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画鋲に係り、更に詳し
くは、安全性を確保するために、針の先端側をカバーす
るカバー部材を設けた画鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、掲示物を壁等の被固定面にあ
てがって、ヘッドをなす押圧部を押圧して針を刺し込む
ことにより掲示物を固定することができる画鋲が広く利
用されている。このような画鋲にあっては、常時は針の
先端が露出した状態となっており、所定の容器から取り
出す際に当該針の先端が不用意に指先に刺さったり、引
っ掛かることにより怪我をしてしまう虞がある。そこ
で、押圧部を備えた本体部と、この本体部に連結された
針と、本体部に設けられた操作部と、本体部内に配置さ
れたばねとを備えたタイプの画鋲が存在する。この画鋲
における針は、常時は本体部の内側に収容されており、
操作部を操作することによりばねが作用して本体部の外
面側へ突出可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイプの画鋲においては、バネの弾性力を利用して
針を突き出す構造となっているため、針が勢いよく突出
してしまい、却って安全性を損なう場合がある。また、
操作部に触れただけで意図することなく針が表出してし
まう虞があり、これがため、針の先端側に触れることに
より怪我をする危険性を回避することが困難であるとい
う不都合を生じる。
【0004】ところで、一般に、画鋲は、掲示物を壁に
確実に固定することを主に考慮して製造されており、抜
き取り作業が困難である場合が多い。これは、押圧部を
指先で掴むことができる領域が極めて小さく設けられて
いることに起因する。従って、抜き取り作業を行う際に
は、専用の工具を用いたり、指が痛くなる程の力が不可
避的に要求されるという不都合も招来する。かかる不都
合は、画鋲の針が経時的に錆びついた時に一層顕出す
る。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、指先等が針の先端
側に不用意に触れることのないようカバー部材を設ける
ことにより、安全性を向上させることができる画鋲を提
供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、掲示物等を確実に固
定することができるとともに、抜き取り作業を容易に行
うことができる画鋲を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、針の一端側に押圧部を備えた画鋲におい
て、前記押圧部に連なって形成されるとともに、前記針
の先端側をカバーするカバー部材を備え、前記カバー部
材は、針の先端を被固定面に向けて押圧部を押圧したと
きに変形して針の貫通を許容する、という構成が採用さ
れている。このような構成によれば、指等が何気なく針
の先端に触れることのないようにカバー部材が設けられ
ているので、当該針の先端に引っ掛かって怪我をする虞
を有効に排除することができる。しかも、押圧部を押圧
するだけでその他の操作を何ら行うことなく針を被固定
面に刺し込むことができ、掲示物等を無理なく固定する
ことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における前記カバー部材
は、押圧部の相対する端部領域から延びて前記針の先端
を回るループ状に形成される、という構成も採用するこ
とができる。このような構成を採れば、指先が針の先端
に接触してしまう領域をなくせるようになり、極めて簡
易な構造により針による怪我等を回避でき、安全性をよ
り向上させることができる。
【0009】また、前記カバー部材は、弾性変形若しく
は屈曲変形可能な樹脂材により構成するとよい。これに
より、押圧部の押圧操作に何ら支障なくカバー部材が変
形して刺し込み作業をスムースに行うことができる。
【0010】更に、前記カバー部材は、針が被固定面に
刺し込まれたときに、当該針の抜き取り作業を行う操作
部を形成する、という構成も好ましくは採用される。こ
のような構成によれば、抜き取り作業をより一層容易に
行うことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1には、第1の実施例に係る画鋲の概略
斜視図が示され、図2には、その正面図が示されてい
る。これらの図において、画鋲10は、上下方向に延び
るとともに、鋭利に尖った先端部11を備えた針12
と、この針12の一端側に設けられた押圧部13と、こ
の押圧部13に連なって形成されて針12をカバーする
カバー部材15とを備えて構成されている。
【0013】前記押圧部13は、硬質の樹脂材によって
形成されている。この押圧部13は、カバー部材15に
連なるとともに、図中上下方向に延びる筒部17と、こ
の筒部17の上方に連なって形成されるヘッド部18と
を備えて構成されている。ヘッド部18は、図3及び図
4に示されるように、筒部17より大きい径寸法を有す
る円盤状に形成されるとともに、この円盤の周縁が側面
視略半円状となるように設けられている。従って、押圧
部13は全体として丸みを帯びた形状となっており、こ
れにより、指先で押圧或いは把持しやすい形状となって
いる。ここで、筒部17及びヘッド部18の内方には、
カバー部材15の上端部15Aが受容されており、この
上端部15Aに針12の一端側が埋設されるようになっ
ている。
【0014】前記カバー部材15は、意図的な外力を付
与することにより弾性変形可能なシリコーンゴム等の樹
脂材を用いて構成されている。カバー部材15は、筒部
17の図2中下部領域における左右両側から延びて針1
2の先端側を回る略円形のループ構造となっている。ま
た、カバー部材15は、ヘッド部18の径寸法と略同一
の前後幅を有するとともに、押圧部13の押圧操作によ
り無理なく変形可能な程度の肉厚に設定されている。こ
こで、カバー部材15における針12の下方位置には、
図5に示されるように、前記押圧操作により当該針12
を貫通可能な穴19が形成されている。
【0015】次に、本実施例における針12の刺し込み
及び抜き取り作業を図6を参照しながら説明する。
【0016】前記針12の刺し込み作業は、掲示物Pを
被固定面としての壁Wにあてがった後、押圧部13を指
で持ってカバー部材15を掲示物Pに接触させるととも
に、押圧部13を当該掲示物Pに対して押圧すればよ
い。この際、カバー部材15は、その外周面側が掲示物
Pに対して密着するように変形するとともに、上下方向
に押しつぶされて二枚厚に重ねられたような状態とな
る。ここにおいて、カバー部材15の図6中左右両側領
域に、針12を抜き取る際の操作部15Bが形成され
る。
【0017】なお、針12の抜き取り作業は、前記操作
部15Bを指で捲り上げるようにして掴み取ればよい。
この際、針12の刺し込み位置付近が支点となるととも
に、カバー部材15の指で掴まれた位置が力点となって
容易に針12を抜き取ることが可能となる。
【0018】従って、このような第1の実施例によれ
ば、カバー部材15の左右幅が大きくなるように変形す
るから、画鋲10全体の大きさが比較的小さい場合に
も、掲示物Pに対する押え付け面積を広くすることがで
き、しっかりと掲示物Pを固定することができる。ま
た、カバー部材15をループ構造としたので、針12の
存在が外部から見えることとなり、刺し込み位置の決定
を何ら支障なく行うことができるという効果を得る。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を図7ないし
図11を参照しながら説明する。なお、以下の説明にお
いて、前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成部分
については必要に応じて同一符号を用いるものとし、説
明を省略若しくは簡略にする。
【0020】第2の実施例における押圧部13は、正面
視略台形状に形成された板状のヘッド部21と、このヘ
ッド部21の下面側に連なるとともに、下方に向うに従
って縮径する略円筒形状となる針保持部22とを備えて
構成されている。ヘッド部21の下端部領域には、カバ
ー部材15が連なって形成されている。
【0021】前記カバー部材15は、全体として硬質の
樹脂材によって形成され、針12の先端側を回る略菱形
状のループ構造となるよう設けられている。カバー部材
15は、図8に示されるように、針12の先端側となる
中央領域が屈曲した底壁部24と、この底壁部24及び
ヘッド部21の左右両側に肉薄のヒンジ部26,27,
28,29を介して連なる頂壁部31,31と、底壁部
24の左右両側に連なって水平方向に延びる操作部3
3,33とを備えて構成されている。この操作部33は
板状に形成されるとともに、湾曲した端縁形状を備えて
いる。また、底壁部24における針12の下方領域に
は、前記針保持部22より大きい径寸法に設けられた穴
34が形成されている。ここで、ヒンジ部26〜29
は、図8に示される姿勢を保持するよう、すなわち、押
圧部13を押圧した際に反発するようなばね性が付与さ
れており、これにより、針12の先端部11が底壁部2
4の外面からのはみ出しを防止する。
【0022】以上の構成において、第2の実施例におけ
る針12の刺し込み作業は、図12に示されるように、
底壁部24を掲示物Pにあてがってからヘッド部21を
当該掲示物Pに対して押圧すればよい。この際、頂壁部
31,31の下面が底壁部24の上面に合わさるように
ヒンジ部26〜29が屈曲し、針保持部22の下面によ
り掲示物Pを押圧することとなる。なお、針12の抜き
取り作業は、操作部33,33の上面側を指で押圧して
底壁部24を左右方向に広がるように変形させ、これに
より、ヒンジ部26〜29が作用して押圧部13が上方
へ変位することにより行われる。また、前記抜き取り作
業は、操作部33,33の下面側に指を掛けて引き上げ
てもよい。
【0023】従って、このような第2の実施例よれば、
ばね性を備えたヒンジ部26〜29を設けたから、意図
することなく針12の先端11がカバー部材15の外面
側に表出することはなく、これによって指先等を怪我す
る虞をより一層確実にに排除することができる。また、
底壁部24を屈曲形状としたから、操作部33の下面側
に指先を入れるためのスペースが確保されることとな
り、抜き取り作業をスムースに行うことができる。
【0024】なお、前記第1の実施例では、カバー部材
15に穴19を設けた構成を図示、説明したが、本発明
は、これに限定されるものでなく、穴19を設けること
なく針12がカバー部材15に刺し込まれて貫通する構
成としてもよい。要するに、カバー部材15は、押圧部
13を被固定面に対して押圧した際に、針12の貫通を
許容可能に設けられていれば足りる。
【0025】また、前記カバー部材15は、円形及び菱
形の正面形状となるループ構造に限定されるものでな
く、例えば、正面視方形等のループ形状や球状等として
もよい。但し、押圧部13を押圧した際に、上下方向に
押し潰されるような形状になることを考慮すると、前記
実施例のような形状とすることが好ましい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
針の先端側をカバーするカバー部材が押圧部を押圧した
際に変形して針の貫通を許容可能に設けられているか
ら、不用意に針に触れて怪我をする虞を確実に回避でき
るとともに、針の刺し込み作業を行う際に、何ら支障を
生じることもないという効果を得る。
【0027】また、カバー部材は、針の先端を回るルー
プ構造としたから、指先が針の先端に触れてしまう領域
をなくすことができ、安全性をより一層向上させること
が可能となる。
【0028】更に、カバー部材を弾性変形可能な樹脂材
を用いて構成した場合には、特別に大きな力を付与する
ことなく針の刺し込み及び抜き取り作業をスムースに行
うことができる。
【0029】また、前記カバー部材に針の抜き取り作業
を行う操作部を設けた場合には、指先で容易にこの作業
を行うことができ、ひいては、作業時に痛みを伴った
り、怪我をしたりする虞を有効に排除することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る画鋲の概略斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の縦断面図。
【図5】図1の底面図。
【図6】針が被固定面に刺し込まれた状態を示す概略正
面断面図。
【図7】第2の実施例に係る画鋲の概略斜視図。
【図8】図7の正面図。
【図9】図7の正面断面図。
【図10】図7の平面図。
【図11】図7の底面図。
【図12】第2の実施例の針が被固定面に刺し込まれた
状態を示す概略正面断面図。
【符号の説明】
10 画鋲 12 針 13 押圧部 15 カバー部材 33 操作部 W 壁(被固定面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針の一端側に押圧部を備えた画鋲におい
    て、 前記押圧部に連なって形成されるとともに、前記針の先
    端側をカバーするカバー部材を備え、 前記カバー部材は、針の先端を被固定面に向けて押圧部
    を押圧したときに変形して針の貫通を許容することを特
    徴とする画鋲。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、押圧部の相対する端
    部領域から延びて前記針の先端を回るループ状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の画鋲。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は、弾性変形若しくは屈
    曲変形可能な樹脂材により構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の画鋲。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材は、針が被固定面に刺し
    込まれたときに、当該針の抜き取り作業を行う操作部を
    形成することを特徴とする請求項1,2又は3記載の画
    鋲。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004703B2 (en) 2003-04-14 2006-02-28 Manifold Products, Llc Push pin device
CN103802568A (zh) * 2012-11-10 2014-05-21 蒙林生 带保护功能的图钉
CN112406381A (zh) * 2020-10-16 2021-02-26 扬州远洋针业有限公司 一种可重复使用的大头针

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Effective date: 20040127